JP6469524B2 - ヒートシンク及び基地局用筐体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のフィンを備えたヒートシンク及び基地局用筐体に関する。
なお本明細書及び特許請求の範囲では、アルミニウムの語は、特に明示する場合を除き、純アルミニウムとアルミニウム合金との双方を含む意味で用いられる。
発熱体の熱を放散するヒートシンクは、一般に、板状ベース部と複数の放熱用フィンとを備えている。発熱体は、ベース部の一方の片面(例えばベース部の裏面)に熱的に接触して配置される。複数のフィンは、ベース部の他方の片面(例えばベース部の表面)にベース部に対して突出状に且つ互いに並列状に配設されている。
このようなヒートシンクは、発熱体として例えば半導体デバイスの熱を放散するために用いられている(例えば特許文献1〜3)。
特開2006−303065号公報 特表2002−500827号公報 国際公開第2013/118473号パンフレット
ところで、ヒートシンクのベース部を例えば基地局(携帯通信機の中継基地局等)の筐体の一部として用いる場合、発熱体としての、基地局用電子部品(例:半導体デバイス)は、筐体内においてヒートシンクのベース部の裏面に熱的に接触して配置される。複数のフィンはベース部の表面に突出状に且つ互いに並列状に設けられる。
このような基地局を支柱や壁などに設けられた固定体(例:固定板)に取り付ける場合には、筐体内の電子部品へのメンテナンス作業をその作業者が容易に行えるようにするため、電子部品が作業者側に向く態様にして換言するとヒートシンクのフィンが固定体側に向く態様にして、基地局を固定板に取り付けることが望ましい。
しかし、ヒートシンクのフィンは一般に薄いため、フィンを固定体に取り付けることは困難であった。そこで、フィンよりも一般に厚肉に形成されているベース部を固定体に取り付けることが考えられる。しかしこの場合、固定体とベース部との間にフィンが介在した状態でベース部が固定体に取り付けられることになるので、ベース部の固定体への固着部材として、フィンの突出長さよりも長い固定ねじや固定ボルト等を用いる必要がある。
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、ベース部に対してフィンの突出側に配置された固定体に容易に取り付けることができるヒートシンク、及び、前記ヒートシンクを備えた基地局用筐体を提供することにある。
本発明は以下の手段を提供する。
[1] 発熱体と熱的に接触する接触部を有するベース部と、前記ベース部における前記接触部以外の部分に前記ベース部に対して突出状に設けられた複数のフィンと、を備えたヒートシンクであって、
前記複数のフィンは、前記ベース部に対して前記複数のフィンの突出側に配置された固定体にヒートシンクを取り付けるための取付け部を有する第1フィンと、前記取付け部を有しない第2フィンと、を含み、
前記取付け部は、前記第1フィンの突出方向の少なくとも一部が前記第2フィンよりも厚肉に形成された厚肉部からなるヒートシンク。
[2] 前記取付け部は前記第1フィンの先端部に局部的に設けられている前項1記載のヒートシンク。
[3] 前記固定体は前記複数のフィンの先端側に配置されるものであり、
前記第1フィンの先端部は前記第2フィンの先端部の位置よりも突出方向側に配置されており、
前記取付け部は前記第1フィンの先端部に設けられている前項1又は2記載のヒートシンク。
[4] 前記複数のフィンは並列状に配設されており、
前記第1フィンは前記複数のフィンの並列方向の両端の少なくとも一端に配置されたものであり、
前記取付け部は前記第1フィンの突出方向の中間部に設けられている前項1記載のヒートシンク。
[5] アルミニウム押出形材製である前項1〜4のいずれかに記載のヒートシンク。
[6] 少なくとも一部が前項1〜5のいずれかに記載のヒートシンクのベース部で形成されている基地局用筐体。
本発明は以下の効果を奏する。
前項[1]のヒートシンクでは、取付け部が、第1フィンの突出方向の少なくとも一部が第2フィンよりも厚肉に形成された厚肉部からなることにより、固定体がベース部に対して複数のフィンの突出側に配置されている場合でも、固定体にヒートシンクを容易に取り付けることができる。さらに、ヒートシンクの固定体への取付けの際にフィンの突出長さよりも長い固着部材を必ずしも用いることを要しない。
前項[2]では、取付け部が第1フィンの先端部に局部的に設けられていることにより、ヒートシンクの固定体への取付けを容易に行うことができる。さらに、互いに隣り合う第1フィンと第2フィンとおいて第1フィンの基端部と第2フィンの基端部との間の隙間をなるべく大きく確保することができ、これによりヒートシンクの放熱性能を向上させることができる。しかも、取付け部が第1フィンに局部的に設けられることにより、ヒートシンクの重量の増加を抑制することができる。
前項[3]では、固定体は複数のフィンの先端側に配置されるものであり、第1フィンの先端部は第2フィンの先端部の位置よりも突出方向側に配置されており、取付け部は第1フィンの先端部に設けられているので、固定体に第1フィンの取付け部を固着した状態において固定体と第2フィンの先端との間に空気が流れうる空間が形成される。これにより、ヒートシンクの放熱性能を向上させることができる。
特に、取付け部が第1フィンの先端部に局部的に設けられている場合(即ち前項[2]を引用する場合)には、第1フィンの取付け部がその隣りの第2フィンに干渉するのを抑制することができる。これにより、ベース部に形成可能なフィンの合計枚数を増加させることができ、その結果、ヒートシンクの放熱性能の更なる向上を図ることができる。
前項[4]では、第1フィンは、複数のフィンの並列方向の両端の少なくとも一端に配置されたものであり、取付け部が第1フィンの突出方向の中間部に設けられている。したがって、固定体が複数のフィンの先端側ではなく複数のフィンの外側に配置されている場合でも、固定体に第1フィンの取付け部を固着することができ、これにより固定体にヒートシンクを取り付けることができる。
前項[5]では、ヒートシンクがアルミニウム押出形材製であることにより、ヒートシンクの軽量化を図ることができるし、第1フィンに厚肉部からなる取付け部を容易に形成することができる。
前項[6]の基地局用筐体は、基地局を固定体に取り付ける場合において前項[1]〜[5]の効果を奏し得る。
図1は、本発明の第1実施形態に係るヒートシンクを備えた基地局が固定板(固定体)に取り付けられた状態を示す概略平面図である。 図2は、同ヒートシンクの固定板への取付け構造を示す断面図である。 図3は、本発明の第2実施形態に係るヒートシンクの固定板への取付け構造を示す断面図である。 図4は、本発明の第3実施形態に係るヒートシンクの固定板への取付け構造を示す断面図である。 図5Aは、本発明の第4実施形態に係るヒートシンクの第1フィンの取付け部の形状を示す正面図である。 図5Bは、本発明の第5実施形態に係るヒートシンクの第1フィンの取付け部の形状を示す正面図である。 図5Cは、本発明の第6実施形態に係るヒートシンクの第1フィンの取付け部の形状を示す正面図である。 図5Dは、本発明の第7実施形態に係るヒートシンクの第1フィンの取付け部の形状を示す正面図である。 図6は、本発明の第8実施形態に係るヒートシンクの固定板への取付け構造を示す断面図である。 図7は、本発明の第9実施形態に係るヒートシンクの固定板への取付け構造を示す断面図である。 図8は、本発明の第10実施形態に係るヒートシンクの固定板への取付け構造を示す断面図である。 図9は、本発明の第11実施形態に係るヒートシンクの固定板への取付け構造を示す断面図である。
次に、本発明の幾つかの実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図1中の「1A」は、本発明の第1実施形態に係るヒートシンクである。ヒートシンク1Aはアルミニウム押出形材製のものであり、ベース部2、複数の放熱用フィン3などを備えている。押出形材はフィン3が延びる方向を押出方向とするものである。本第1実施形態では、ベース部2の形状は板状であり詳述すると略方形平板状である。
「6」は、携帯通信機の中継基地局等の基地局である。基地局6は、略直方体形状の筐体7、発熱体としての基地局用電子部品8などを具備している。電子部品8は筐体7内に配置されている。
「11」は、基地局6を所定高さ位置に支持する断面略円形状の支柱である。支柱11の所定高さ位置には、固定体としての固定板9がU字状金属締結バンド部材10により固定状態に取り付けられている。固定板9の形状は平板状である。
基地局6の筐体7は、略方形平板状の基板部7bと、基板部7bの外周縁部に着脱可能に取り付けられる筐体本体7aとを備えている。そして、基板部7bがヒートシンク1Aのベース部2で構成されている。
ここで本実施形態では、説明の便宜上、ヒートシンク1Aのベース部2の厚さ方向両面のうち筐体7の内側に向いた面をベース部2の裏面(内面)2b、その反対側の面をベース部2の表面(外面)2aと呼ぶ。
ベース部2の裏面(内面)2bの略中央部には電子部品8が直接的に接触して又は熱伝導層(図示せず)を介して固着されている。したがって、本第1実施形態では、ベース部2の裏面2bが発熱体(電子部品8)と熱的に接触する接触部に相当している。
複数のフィン3は、ベース部2の表面(外面)2aに当該表面2aに対して互いに同一方向に突出した状態に且つ互いに所定間隔をおいて並列状に一体に形成されている。
そして、ヒートシンク1Aは、複数のフィン3の先端側に固定板9が配置される態様にして、固定板9に固着部材としての複数の固定ねじ5により固定状態に且つ取外し可能に取り付けられている。この取付け状態において、ヒートシンク1Aは、各フィン3が上下方向に延びる態様にして配置されている。これにより、各フィン3間において温度差による空気の自然対流が円滑に発生するようになり、その結果、ヒートシンク1Aの放熱性能が向上する。
次に、ヒートシンク1Aの固定板9への取付け構造について図2を参照して以下に説明する。なお図2には基地局6の筐体本体7a及び電子部品(発熱体)8等は図示されていない。
図2に示すように、ヒートシンク1Aにおいて、複数のフィン3は、固定板9にヒートシンク1A(基地局6)を取り付けるための取付け部4を有する第1フィン3aと、その他のフィンとして、取付け部4を有しない第2フィン3bと、を含んでいる。第1フィン3aの枚数は一つ又は複数であり、本第1実施形態では二つである。第2フィン3bの枚数は複数であり、第2フィン3bは互いに同一形状及び同一寸法である。
各第1フィン3aは、複数のフィン3のうち複数のフィン3の並列方向Aの中間位置における一端寄り及び他端寄りの位置にそれぞれ配置されたものである。一方の第1フィン3aと他方の第1フィン3aとは互いに離間して配置されている。
ベース部2の表面2aからの第1フィン3aの突出長さは、ベース部2の表面2aからの第2フィン3bの突出長さよりも長く設定されている。したがって、第1フィン3aの先端部は、第2フィン3bの先端部の位置よりも第2フィン3bの突出方向側に配置されている。
取付け部4は、第1フィン3aの突出方向の少なくとも一部が第2フィン3bよりも厚肉に形成された厚肉部からなるものである。詳述すると本第1実施形態では、取付け部4は、第1フィン3aの突出方向の少なくとも一部としての先端部だけが局部的に且つ第2フィン3bよりも厚肉に形成された厚肉部からなるものである。したがって、第1フィン3aの取付け部4の肉厚Tは、第1フィン3aの他の部分の肉厚よりも大きくなっており且つ第2フィン3bの先端部の肉厚tよりも大きくなっている(即ちT>t)。
取付け部4の肉厚Tは限定されるものではないが、特に5〜15mmに設定されるのが望ましい。さらに本第1実施形態では、取付け部4は、第1フィン3aの厚さ方向の片側だけに膨出した形状になっている。一方、第2フィン3bの肉厚は第2フィン3bの突出方向において一定に設定されている。
第1フィン3aの厚さ方向における取付け部4の膨出量は、当該第1フィン3aと当該第1フィン3aに対して取付け部4膨出側の隣りに配置されたフィン3(本第1実施形態では第2フィン3b)との間の隙間よりも大きく設定されている。
なお本発明では、取付け部4は第1フィン3aの厚さ方向の片側だけに膨出した形状のものであることに限定されるものではなく、その他に例えば第1フィン3aの厚さ方向の両側にそれぞれ膨出した形状のものであっても良い(図5A参照)。
第1フィン3aの取付け部4における固定板9への取付け面4aは、第1フィン3aの先端面からなる。一方、固定板9の厚さ方向の両面のうちヒートシンク1Aの複数のフィン3側に向いた面が固定板9の固定面9aに相当している。
各取付け部4の取付け面4a(即ち第1フィン3aの先端面)には、固着部材取付け孔としてのねじ孔4bが第1フィン3aの突出方向と略平行に延びて穿設されている。そして、固定板9の固定面9aに両取付け部4、4の取付け面4a、4aが面接触した状態にして、固定板9に両取付け部4、4がそれぞれ固着部材としての固定ねじ5により固着されており、これにより固定板9にヒートシンク1A(基地局6)が両取付け部4、4で固定状態に取り付けられている。
すなわち、固定ねじ5は、固定板9に穿設された固着部材挿通孔としての固定ねじ挿通孔9bに固定板9における複数のフィン3側(即ち固定面9a側)とは反対の面側から挿通されて、対応する取付け部4のねじ孔4bに螺合しており、これにより両取付け部4、4が固定板9に固着されている。その結果、ヒートシンク1Aが両取付け部4、4で固定板9に固定ねじ5により固定状態に取り付けられている。したがって、図1に示すように基地局6はヒートシンク1Aの複数のフィン3を介して固定板9に固定状態に取り付けられている。
なお、各固定ねじ5をねじ孔4bから外すことにより、ヒートシンク1A(基地局6)の固定板9への固定が解除されてヒートシンク1Aを固定板9から取り外すことができる。
本第1実施形態のヒートシンク1Aによれば、第1フィン3aの取付け部4が、第1フィン3aの突出方向の少なくとも一部が第2フィン3bよりも厚肉に形成された厚肉部からなるので、固定板9がベース部2に対して複数のフィン3の突出側に配置されている場合でも、固定板9にヒートシンク1Aを容易に取り付けることができる。さらに、ヒートシンク1Aの固定板9への取付けの際にフィン3の突出長さよりも長い固着部材を必ずしも用いることを要しない。
さらに、第1フィン3aの枚数が複数(具体的には二つ)であるから、ヒートシンク1Aを固定板9に安定良く取り付けることができる。
さらに、取付け部4が第1フィン3aの先端部に局部的に設けられているので、ヒートシンク1Aの固定板9への取付けを容易に行うことができる。さらに、互いに隣り合う第1フィン3aと第2フィン3bとおいて第1フィン3aの基端部と第2フィン3bの基端部との間の隙間をなるべく大きく確保することができ、これによりヒートシンク1Aの放熱性能を向上させることができる。
しかも、取付け部4が第1フィン3aに局部的に設けられているので、ヒートシンク1Aの重量の増加を抑制することができる。
さらに、固定板9は複数のフィン3の先端側に配置されており、第1フィン3aの先端部は第2フィン3bの先端部の位置よりもフィン3の突出方向側に配置されており、取付け部4は第1フィン3aの先端部に設けられている。したがって、図2に示すように、固定板9に第1フィン3aの取付け部4を固着した状態において固定板9と第2フィン3bの先端との間に空気が流れうる空間15が形成される。これにより、ヒートシンク1Aの放熱性能を向上させることができる。
さらに、取付け部4は、第2フィン3bの先端部の位置よりもフィン3の突出方向側に配置された、第1フィン3aの先端部に局部的に設けられているので、第1フィン3aの厚さ方向における取付け部4の膨出量が当該第1フィン3aと当該第1フィン3aに対して取付け部4膨出側の隣りに配置されたフィン3(本第1実施形態では第2フィン3b)との間の隙間よりも大きく設定されている場合でも、第1フィン3aの取付け部4が隣りのフィン3(第2フィン3b)に干渉するのを防止することができる。これにより、ベース部2に形成可能なフィン3の合計枚数を増加させることができ、その結果、ヒートシンク1Aの放熱性能の更なる向上を図ることができる。
さらに、ヒートシンク1Aがアルミニウム押出形材製であるから、ヒートシンク1Aの軽量化を図ることができるし、第1フィン3aに厚肉部からなる取付け部4を容易に形成することができる。
なお、本第1実施形態のヒートシンク1Aでは、第1フィン3aの取付け部4は、上述したように第1フィン3aの突出方向の一部としての先端部が局部的に厚肉に形成された厚肉部からなるものである。さらに、第1フィン3aの突出方向の先端部(即ち取付け部4)以外の部分の肉厚は第2フィン3bの肉厚と略同寸に設定されている。しかるに本発明では、第1フィン3aの突出方向の先端部(取付け部4)以外の部分の肉厚は、本第1実施形態のように第2フィン3bの肉厚と同寸に設定されていることに限定されるものではなく、その他に例えば第2フィン3bの肉厚よりも大寸に設定されていても良い。
また、本第1実施形態のヒートシンク1Aでは、第1フィン3aの取付け部4には固着部材取付け孔としてねじ孔4bが穿設されている。しかるに本発明では、ねじ孔4bは、その他に例えば、ヘリサート(商品名)等の埋込みナット部材(図示せず)が取付け部4に埋設されることで取付け部4に設けられたものであっても良い。
図3は、本発明の第2実施形態に係るヒートシンク1Bの固定板9への取付け構造を示す断面図である。
本第2実施形態のヒートシンク1Bでは、取付け部4を有する第1フィン3aは、複数のフィン3のうち複数のフィン3の並列方向Aの両端にそれぞれ配置されたものである。
本第2実施形態のヒートシンク1Bの固定板9への取付け構造におけるその他の構成は、上記第1実施形態と同じである。
図4は、本発明の第3実施形態に係るヒートシンク1Cの固定板9への取付け構造を示す断面図である。
本第3実施形態のヒートシンク1Cでは、取付け部4を有する第1フィン3aは、複数のフィン3のうち複数のフィン3の並列方向Aの略中間位置と並列方向Aの一端とにそれぞれ配置されたものである。
本第3実施形態のヒートシンク1Cの固定板9への取付け構造におけるその他の構成は、上記第1実施形態と同じである。
本発明では、第1フィン3aの取付け部4の形状は上記第1〜3実施形態に示した形状に限定されるものではなく、様々な形状を採用することができ、例えば図5A〜5D(本発明の第4〜7実施形態)に示した形状を採用することができ、更にその他の形状を採用しても良い。
なお、図5Dに示した取付け部4は、互いに隣り合う二つの第1フィン3a、3aにおいて一方の第1フィン3aの先端部と他方の第1フィン3aの先端部とが互いに一体に繋がるように形成されたものである。
図6は、本発明の第8実施形態に係るヒートシンク1Dの固定板9への取付け構造を示す断面図である。
本第8実施形態のヒートシンク1Dでは、取付け部4を有する第1フィン3aは、図2に示した上記第1実施形態と同じく、複数のフィン3のうち複数のフィン3の並列方向Aの中間位置における一端寄り及び他端寄りの位置にそれぞれ配置されたものである。
各取付け部4は、第1フィン3aの突出方向の少なくとも先端部が第2フィン3bよりも厚肉に形成された厚肉部からなるものであり、すなわち各取付け部4は第1フィン3aの先端部に設けられている。本第8実施形態では、第1フィン3aの突出方向の全部が取付け部4と同寸の厚肉に形成されている。
第1フィン3aの取付け部4における固定板9への取付け面4aは、第1フィン3aの先端面からなる。
各取付け部4の取付け面4aにはねじ孔4b(固着部材取付け孔)が穿設されている。そして、固定板9の固定面9aに両取付け部4、4の取付け面4a、4aが面接触した状態にして、固定板9に両取付け部4、4がそれぞれ固定ねじ(固着部材)5により固着されている。これにより、ヒートシンク1D(基地局)が両取付け部4、4で固定板9に固定状態に取り付けられている。
図7は、本発明の第9実施形態に係るヒートシンク1Eの固定板9への取付け構造を示す断面図である。
本第9実施形態のヒートシンク1Eでは、取付け部4を有する第1フィン3aは、図3に示した上記第2実施形態と同じく、複数のフィン3のうち複数のフィン3の並列方向Aの両端にそれぞれ配置されたものである。
各取付け部4は、図6に示した上記第8実施形態と同じく、第1フィン3aの突出方向の少なくとも先端部が第2フィン3bよりも厚肉に形成された厚肉部からなるものであり、すなわち各取付け部4は第1フィン3aの先端部に設けられている。本第9実施形態では、第1フィン3aの突出方向の全部が取付け部4と同寸の厚肉に形成されている。
第1フィン3aの取付け部4における固定板9への取付け面4aは、第1フィン3aの先端面からなる。
本第9実施形態のヒートシンク1Eの固定板9への取付け構造におけるその他の構成は、上記第8実施形態と同じである。
図8は、本発明の第10実施形態に係るヒートシンク1Fの固定板9への取付け構造を示す断面図である。
本第10実施形態のヒートシンク1Fでは、取付け部4を有する第1フィン3aは、複数のフィン3のうち複数のフィン3の並列方向Aの両端にそれぞれ配置されたものである。
各取付け部4は、第1フィン3aの突出方向の少なくとも中間部が第2フィン3bよりも厚肉に形成された厚肉部からなるものであり、すなわち各取付け部4は第1フィン3aの突出方向の中間部に設けられている。本第10実施形態では、第1フィン3aの突出方向の全部が取付け部4と同寸の厚肉に形成されている。
第1フィン3aの取付け部4における固定板9への取付け面4aは、第1フィン3aの取付け部4(即ち、第1フィン3aの突出方向の中間部)の外側面からなる。
また、ベース部2の表面2aからの第1フィン3aの突出長さは、ベース部2の表面2aからの第2フィン3bの突出長さと略等しく設定されている。
なお本発明では、第1フィン3aの突出長さは第2フィン3bの突出長さと等しく設定されることに限定されるものではなく、例えば、第2フィン3bの突出長さよりも長く設定されることを排除するものではないし短く設定されることを排除するものでもない。
固定板9は、ヒートシンク1Fのベース部2に対して複数のフィン3の突出側で且つ各第1フィン3aの外側に配置されている。各固定板9には第1フィン3a側に突出した断面略コ字状の固定枠部9cが一体に形成されている。
取付け部4の取付け面4aにはねじ孔4bが第1フィン3aの肉厚方向と略平行に延びて穿設されている。そして、各固定板9の固定枠部9cの固定面9aに対応する取付け部4の取付け面4aが面接触した状態にして、各固定枠部9cに取付け部4が固定ねじ5(固着部材)により固着されており、これにより両固定板9、9にヒートシンク1G(基地局)が両取付け部4、4で固定状態に取り付けられている。
すなわち、各固定ねじ5は、固定板9の固定枠部9cに穿設された固定ねじ挿通孔9b(固着部材挿通孔)に挿通されて取付け部4のねじ孔4bに螺合しており、これにより各固定枠部9cに取付け部4が固着されている。その結果、ヒートシンク1Fが両取付け部4、4で両固定板9、9に固定ねじ5、5により固定状態に取り付けられている。
本第10実施形態のヒートシンク1Fによれば、第1フィン3aは、複数のフィン3のうち複数のフィン3の並列方向Aの両端にそれぞれ配置されたものであり、各取付け部4は第1フィン3aの突出方向の中間部に設けられている。したがって、固定板9が複数のフィン3の先端側に配置されないで複数のフィン3の並列方向Aの外側に配置されている場合でも、固定板9に第1フィン3aの取付け部4を固着することができ、すなわち固定板9にヒートシンク1Fを取り付けることができる。
図9は、本発明の第11実施形態に係るヒートシンク1Gの固定板9への取付け構造を示す断面図である。
本第11実施形態のヒートシンク1Gでは、取付け部4を有する第1フィン3aは、図8に示した上記第10実施形態と同じく、複数のフィン3のうち複数のフィン3の並列方向Aの両端にそれぞれ配置されたものである。
各取付け部4は、第1フィン3aの突出方向の中間部だけが局部的に且つ第2フィン3bよりも厚肉に形成された厚肉部からなるものである。さらに、各取付け部4は、第1フィン3aの厚さ方向の片側だけに膨出した形状になっており、詳述すると第1フィン3aの固定板9側だけに膨出した形状になっている。
なお本発明では、取付け部4は第1フィン3aの固定板9側だけに膨出した形状のものであることに限定されるものではなく、その他に例えば、第1フィン3aの固定板9とは反対側だけに膨出した形状であっても良いし、第1フィン3aの厚さ方向の両側にそれぞれ膨出した形状のものであっても良い。
本第11実施形態のヒートシンク1Gの固定板9への取付け構造におけるその他の構成は、上記第10実施形態と同じである。
以上で本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々に変更可能である。
上記実施形態では、固着部材としていずれも固定ねじ5が用いられているが、本発明では固着部材として固定ねじ5が用いられることに限定されるものではなく、その他に例えば固定ボルト−ナットが用いられていても良い。この場合、取付け部4には固着部材取付け孔として固定ボルト挿通孔等が設けられる。
また、上記実施形態では固定体は固定板9であり即ち板状のものであるが、本発明では固定体は板状のものであることに限定されるものではない。
また、上記実施形態のヒートシンクではいずれもベース部2は平板状のものであるが、本発明ではその他に例えば、断面略く字状や断面略円弧状に屈曲したものであっても良いし、ベース部2の表面2aや裏面2bに段差が生じているものであっても良い。
また、本発明に係るヒートシンクは、第1フィン3aの取付け部4と固定板9等の固定体との間に断熱部材を介在させた状態で固定体に取り付けられるものであっても良い。
さらに、本発明に係るヒートシンクは、上記第1〜11実施形態で開示された技術的特徴を二つ以上組み合わせて構成されたものであっても良い。
本発明は、複数のフィンを備えたヒートシンク及び基地局用筐体に利用可能である。
1A〜1G:ヒートシンク
2:ベース部
3:フィン
3a:第1フィン
3b:第2フィン
4:取付け部
4b:ねじ孔(固着部材取付け孔)
5:固定ねじ(固着部材)
6:基地局
7:筐体
8:電子部品(発熱体)
9:固定板(固定体)

Claims (4)

  1. 発熱体と熱的に接触する接触部を有するベース部と、前記ベース部における前記接触部以外の部分に前記ベース部に対して突出状に設けられ且つ並列状に配設された複数のフィンと、を備えたヒートシンクであって、
    前記複数のフィンは、前記ベース部に対して前記複数のフィンの先端側に配置された固定体にヒートシンクを取り付けるための取付け部を有する第1フィンと、前記取付け部を有しない第2フィンと、を含み、
    前記第1フィンの先端部は前記第2フィンの先端部の位置よりも前記複数のフィンの突出方向側に配置されており、
    前記取付け部は、前記第1フィンの先端部が前記第2フィンよりも局部的に厚肉に形成された厚肉部からなり、更に、前記第1フィンの厚さ方向の両側のうち少なくとも片側に膨出した形状になっており、
    前記第1フィンの厚さ方向における前記取付け部の膨出量が、前記第1フィンと前記第1フィンに対して前記取付け部膨出側の隣りに配置された前記第2フィンとの間の隙間よりも大きく設定されている、アルミニウム押出形材製ヒートシンク。
  2. 発熱体と熱的に接触する接触部を有するベース部と、前記ベース部における前記接触部以外の部分に前記ベース部に対して突出状に設けられ且つ並列状に配設された複数のフィンと、を備えたヒートシンクであって、
    前記複数のフィンは、前記ベース部に対して前記複数のフィンの突出側に配置された固定体にヒートシンクを取り付けるための取付け部を有する互いに隣り合う二つの第1フィンと、前記取付け部を有しない第2フィンと、を含み、
    前記両第1フィンにおける一方の第1フィンの先端部と他方の第1フィンの先端部とが、互いに相手側に向かって局部的に膨出するように一体に繋がっており、
    前記取付け部は、前記両第1フィンの先端部同士が繋がった部分からなる、アルミニウム押出形材製ヒートシンク。
  3. 前記両第1フィンの先端部は前記第2フィンの先端部の位置よりも前記複数のフィンの突出方向側に配置されている請求項2記載のヒートシンク。
  4. 少なくとも一部が請求項1〜3のいずれかに記載のヒートシンクのベース部で形成されている基地局用筐体。
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