JP5896124B2 - ヒートシンク - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートシンクに関し、詳しくは、板金加工により形成される放熱効率の優れたヒートシンクに関する。
ヒートシンクは、発熱する電子部品の温度上昇を抑えるものであって、電子部品の熱が効率良く伝わるように取り付けられ、電子部品が発熱した熱量を放熱するように構成されている。
ヒートシンクの主な製造法として、金型による押し出し成形、ダイカスト鋳造、板金加工などがあり、熱伝導性の高い材料が用いられる。
ところで、近年の電子機器の小型化、高速化、高機能化などに伴い、機器に搭載される電子部品の発熱量は増加し、多くの電子部品に対して放熱効率の高い放熱構造が求められている。
放熱構造を必要とする多種多様な電子部品について、限られたスペースで最適な効率で放熱させるためには、個々の電子部品、または複数の電子部品に合わせた放熱構造が必要であり、また機器の内部構造に合わせた最適な放熱構造も必要となっている。
そこで、ヒートシンクは、最適な放熱構造とするために、電子部品ごと、または電子機器ごとに特化された専用品として開発される場合が多い。
図6は、従来のヒートシンクの一例を示す構成説明図である。図6において、プリント配線板10には、高さの異なる複数の電子部品11〜18が実装されている。
ヒートシンク20は熱伝導率の良い金属材料、たとえばアルミニウムが押し出し成形部材として一体化されたものであって、上面には複数のフィン21が等間隔で平行に形成され、下面にはプリント配線板10に実装されている電子部品11〜18の1個または隣接する複数個と熱的に接触して放熱するようにそれぞれの大きさおよび高さに合わせた複数の段差部22〜27が形成されている。具体的には、電子部品11〜13は段差部22〜24に対応し、電子部品14と15は段差部25に対応し、電子部品16は段差部26に対応し、電子部品17と18は段差部27に対応するように切削加工により形成されている。
図7は従来のヒートシンクの他の例を示す構成説明図であり、図6と共通する部分には同一の符号を付けている。図7において、プリント配線板10には図6と同様に高さの異なる複数の電子部品11〜18が実装されている。
ヒートシンク30〜70はそれぞれ熱伝導率の良い金属板、たとえばアルミニウム板が有底角筒状に折り曲げ加工されたものである。具体的には、ヒートシンク30はその底面が電子部品11の上面と熱的に接触し、ヒートシンク40はその底面が高さの等しい電子部品12と13の上面と熱的に接触し、ヒートシンク50はその底面が高さの等しい電子部品14と15の上面と熱的に接触し、ヒートシンク60はその底面が電子部品16の上面と熱的に接触し、ヒートシンク70はその底面が高さの等しい電子部品17と18の上面と熱的に接触するように折り曲げ加工されている。
なお、図6および図7において、プリント配線板10に実装されている電子部品11〜18と各ヒートシンク20〜70との熱的接触面には、熱伝達効率を向上させるために、たとえば熱伝導用シリコングリ−スなどを塗布したり、熱伝導シートを配置することも行われる。
図8も従来のヒートシンクの他の例を示す構成説明図であり、特許文献1に記載されている放熱構造を示している。図8において、基板81上のIC82からの熱を放散させるための放熱板金83と、IC82および放熱板金83間に介在する放熱シート84を備えている。
図9は、図8の組立図である。図9において、基板81上のIC82と放熱板金83との間に放熱シート84を配置して基板81と放熱板金83を対向させ、基板81と放熱板金83を所定の距離まで近接させてこの位置関係を固定することにより、図8の状態が形成される。
放熱板金83の突出部83aは、図8の位置関係において、放熱シート84の厚さのばらつきにも拘らず、放熱板金83と放熱シート84間の接触を確保するとともに、IC82に対する所定以上の圧迫を生じないような形状、大きさ、数および配置を有する。図8では、突出部83aとして、球面の一部を平面で切り取ったような形状あるいはドーム形状であって適当な大きさのもの2つを、適当な2箇所に配置している。
特開2010−129954号公報
しかし、図6の構成は、プリント配線板10やプリント配線板10が組み込まれる電子機器の内部構造によっては、ヒートシンク20の下面の形状を複雑に切削追加工しなければならない場合もあり、高価になってしまう。
また、大量生産品であれば、押し出し成形やダイカスト鋳造を行うための専用金型を用いて最適設計された専用のヒートシンクを製作することも可能であり、金型への投資を考慮しても十分安価となるが、少量生産品の場合には金型への投資回収が困難となる。
一方、図7の構成によれば、電子部品11〜18の高さが異なる場合には、高さに応じた複数のヒートシンク30〜70を設けなければならない。
また、実装スペースの問題から、曲げ構造により電子部品11〜18とヒートシンク30〜70との接触面積を増やすことにも限界があり、十分な放熱効率を得られない場合が多い。
さらに、図8の構成によれば、IC82の熱を放熱シート84を介して放熱板金83に効率よく伝えるために放熱板金83に突出部83aを設け、突出部83aを放熱シート84に接触させたものであり、本発明のように放熱板金83に伝わった熱を効率よく放熱するための具体的な構成については示していない。
本発明は、これらの課題を解決するものであり、その目的は、個々の電子部品または個々の電子機器に合わせた放熱効率の良いヒートシンクを板金構造により安価に提供することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
プリント配線板に実装された発熱電子部品の上面と熱的に接触するように取り付けられる金属放熱板を用いたヒートシンクにおいて、
前記発熱電子部品領域を除く領域には前記発熱電子部品の上面との接触面から他方の面に円錐台状の頂面が突出するように絞り加工され前記頂面のほぼ中央にはネジの挿入穴が設けられた同一形状の複数の第1の突起部が形成された第1の金属放熱板と、
これら第1の突起部の頂面と当接するように積層され、前記第1の突起部の挿入穴から挿入されるネジと螺合する複数の第1のネジ穴が設けられるとともに、前記第1の突起部と重ならない領域に前記第1の突起部と同一形状の複数の第2の突起部が前記第1の突起部と同一方向に形成された第2の金属放熱板、
を含むことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のヒートシンクにおいて、
前記第1の金属放熱板と第2の金属放熱板は、1枚の金属板から所定の形状に切り出され折り曲げられて形成されることを特徴する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のヒートシンクにおいて、
前記発熱電子部品の上面と前記第1の金属放熱板との間には放熱シートを介在させるとともに、前記第1の金属放熱板の前記発熱電子部品の上面との接触領域には複数の貫通穴が設けられていることを特徴する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のヒートシンクにおいて、
前記放熱シートの厚さは、放熱シートを含む高さが等しくなるように前記発熱電子部品の高さに応じて選択することを特徴する。
これらにより、従来の板金構造のヒートシンクに比べてスペース当たりの表面積を大きくでき、放熱面への空気の流れの遮断も軽減できるので放熱効率の向上が図れる。
本発明に基づくヒートシンクの具体例を示す構成説明図である。 図1の組み立て図である。 本発明を構成する第1の金属放熱板210の構成説明図 本発明の他の実施例を示す構成説明図である。 図4の製造工程説明図である。 従来のヒートシンクの一例を示す構成説明図である。 従来のヒートシンクの他の例を示す構成説明図である。 従来のヒートシンクの他の例を示す構成説明図である。 図8の組立図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に基づくヒートシンクの具体例を示す構成説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。図2は図1の組み立て図である。
図1および図2において、プリント配線板100には、たとえばICなどの発熱電子部品101が実装されている。発熱電子部品101の上面には、所定の形状に形成されて順次積層されネジ止めされてヒートシンクとして一体化された3枚の金属放熱板210、220、230が、放熱シート300を介して発熱電子部品101の上面と熱的に接触するように取り付けられている。
ヒートシンクを構成するこれら3枚の金属放熱板210、220、230には、板金加工により、それぞれの積層位置に応じて、貫通穴や絞り加工による突起部やネジ穴や通気穴などが設けられている。
図3は積層されるヒートシンクの最下層に位置する第1の金属放熱板210の構成説明図であり、(a)は側面図、(b)は下面図である。図3において、金属放熱板210のほぼ中央部は、プリント配線板100に実装されている発熱電子部品101の上面と対向する電子部品領域211である。この電子部品領域211には、複数の貫通穴212(本実施例では5個)が設けられている。
これらの貫通穴212は、積層されたヒートシンクをプリント配線板100に取り付けるのにあたり、発熱電子部品101の上面と金属放熱板210との間に放熱シート300を介在させる場合に、プリント配線板100に過度の押付力が負荷としてかからないように適切に吸収分散させて緩和調整する機能を有するものである。
発熱電子部品101の上面と金属放熱板210との間に放熱シート300を介在させて積層されたヒートシンクをプリント配線板100に取り付けるのにあたっては、放熱シート300を厚み方向に圧縮することにより確実な接触を保ち、放熱シート300の熱抵抗を下げている。
しかし、放熱シート300を厚み方向に圧縮する際の押付力が強すぎると、プリント配線板100に過度の負荷がかかることになり、プリント配線板100が変形して実装されている電子部品の接続ハンダがはがれてしまったり、プリント配線板100が割れてしまう恐れがある。
ところが、電子部品領域211に貫通穴212を設けておくと、放熱シート300を厚み方向に圧縮する際の押付け力に応じて放熱シート300の一部は貫通穴212に押し出されることになり、プリント配線板100にかかる負荷の一部を実質的に吸収分散させることができる。
したがって、放熱シート300としてプリント配線板100への押付力が多少強めになる厚みのものを選定し、貫通穴212の面積を適切に調整設定することにより、プリント配線板100に対する適切な押付力と、確実な熱的接触と、放熱シート300の熱抵抗の低減を実現できる。
なお、これら貫通穴212の面積は、貫通穴212と金属放熱板210の板厚の関係から穴の口径が小さいほど表面積が増すことになるため、貫通穴212は面積の小さな穴を複数個設けることが効果的である。
また、本発明に基づく1つのヒートシンクで、図6や図7に示したような高さの異なる複数の発熱電子部品を冷却する場合も考えられる。このとき、発熱電子部品ごとに高さを合わせた所定の厚みの放熱シート300を選択することも不可能ではないが、市販されている入手可能な放熱シート300の厚みは一般的に0.5mmごとであるため、プリント配線板100に対する負荷を放熱シート300の厚みの選択のみにより調整することは現実的には困難である。
この場合にも、発熱電子部品ごとに放熱シート300としてプリント配線板100への押付力が強めになる厚みのものを選択し、貫通穴212により押付力を軽減する方向に調整することができる。
電子部品領域211の上下左右の近傍には、発熱電子部品の上面との接触面から他方の面に円錐台状の頂面が突出するように絞り加工された同一形状の複数の突起部213(本実施例では4個)が形成され、これら突起部213の頂面のほぼ中央にはネジの挿入穴214が設けられている。
さらに、これら上下左右の突起部213の中心を通る仮想平行線の交点位置には複数の通気穴215(本実施例では4個)が形成されている。なお、これらの通気穴215の穴径は、第2の金属放熱板220に第3の金属放熱板230を積層してネジ止め固着するための固定用ネジの頭部が通り抜けできる大きさに形成されている。
再び図1および図2において、第1の金属放熱板210に設けられた突起部213の頂面と当接するように積層される第2の金属放熱板220には、突起部213の挿入穴214から挿入されるネジと螺合する4個のネジ穴221が設けられるとともに、第1の金属放熱板210に設けられた突起部213と重ならない電子部品領域211および通気穴215の領域にこれら突起部213と同一形状の複数の突起部222(本実施例では5個)が突起部213と同一方向に形成され、これら突起部222の頂面のほぼ中央にはネジの挿入穴223が設けられている。
第1の金属放熱板210に設けられた突起部213の頂面と当接するように第2の金属放熱板220を積層した状態で、第1の金属放熱板210のプリント配線板100と対向する面から突起部213の挿入穴214にネジ216を挿入し、第2の金属放熱板220に設けられているネジ穴221と螺合させる。これにより、第2の金属放熱板220は第1の金属放熱板210に積層固着される。
第1の金属放熱板210に積層固着された第2の金属放熱板220に設けられた突起部222の頂面と当接するように積層される第3の金属放熱板230には、突起部222の挿入穴223から挿入されるネジと螺合する5個のネジ穴231が設けられるとともに、第2の金属放熱板220に設けられた突起部222と重ならない領域すなわち第1の金属放熱板210と同様の領域にこれら突起部222と同一形状の複数の突起部232(本実施例では4個)が突起部222と同一方向に形成され、これら突起部232の頂面のほぼ中央にはネジの挿入穴233が設けられている。
第2の金属放熱板220に設けられた突起部222の頂面と当接するように第3の金属放熱板230を積層した状態で、第2の金属放熱板220のプリント配線板100と対向する面から、第1の金属放熱板210に設けられた通気穴215を通り抜けるようにして突起部223の挿入穴224にネジ225を挿入し、第3の金属放熱板230に設けられているネジ穴231と螺合させる。これにより、第3の金属放熱板230は第2の金属放熱板220に積層固着されることになる。
このように3枚の金属放熱板210、220、230が積層固着されて図1に示すようにヒートシンクとして一体化され、ヒートシンクに設けられている図示しない取付穴に図示しない取付ネジを挿入してプリント配線板100に実装されている発熱電子部品101の上面と熱的に接触するように放熱シート300を介して取り付けられる。
本発明に基づくヒートシンクによれば、各金属放熱板210、220、230に円錐台状に絞り加工された複数の突起部213、222、232を設けているので、図7や図8に示すような従来の板金構造のヒートシンクに比べスペース当たりの表面積を大きくすることができ、また放熱面への空気の流れを遮ることも少なく、放熱効率が向上する。
また、図6のような切削加工を必要としない板金構造であり、製造工程の大半が絞りや抜き加工などのNCタレットパンチプレスにより形成可能であることから、少量生産であっても製造コストを比較的安価に抑制できる。
さらに、絞り加工に用いる金型は、電子機器の筐体カバーなどでネジの頭部を没頭させるために用いる皿打ち出し金型などを転用できることから、初期投資も抑えることが可能である。
また、上記実施例では、3枚の金属放熱板210、220、230を積層固着してヒートシンクとして一体化する例を説明したが、積層固着する金属放熱板は3枚に限るものではなく、4枚以上を積層固着してもよいし、少なくとも2枚の金属放熱板210、220を積層固着することにより図8に示した1枚だけの構造に比べてより高い放熱効率が得られる。
また、発熱電子部品101の上面とヒートシンクとの間に放熱シート300を設けない場合には、第1の金属放熱板210の電子部品領域211における複数の貫通穴212を省略してもよいが、これらの貫通穴212を設けておくと貫通穴212の内壁部分による放熱効果も期待できる。
図4は本発明の他の実施例を示す構成説明図であり、図5は図4のヒートシンクを1枚の金属板からNCタレットパンチプレスにより所定の形状に切り抜き加工して折り曲げ加工することにより製造する工程説明図であって、図1および図2と共通する部分には同一の符号を付けている。
図4および図5に示すように、所定の形状に切り抜き加工された1枚の金属板200を順次所定の方向に折り曲げ加工することにより、図1および図2と同様に3枚の金属放熱板210、220、230が順次積層固着されたほぼ直方体状のヒートシンクが実現できる。
図5(a)は、1枚の金属板200の板取り形状を示している。大きくは、中央部の第1の金属放熱板210と、第1の金属放熱板210の左側の第2の金属放熱板220と、第1の金属放熱板210の右側の第3の金属放熱板230よりなる3つの領域が切り抜きされていて、それぞれの金属放熱板210、220、230には図1および図2と同様な貫通穴や絞り加工による突起部やネジ穴や通気穴などが設けられているが、それらの具体的な説明は省略する。
また、それぞれの金属放熱板210、220、230には、図4に示すように、それぞれの主平面に対して積層方向に沿ってほぼ直角に折り曲げられる折り曲げ辺217、225、226、234、235の領域も設けられている。これらの折り曲げ辺217、225、226、234、235は、ヒートシンクとしての放熱面積を拡大するために設けられるものである。これらの折り曲げ辺217、225、226、234、235には、必要に応じてさらに放熱面積を拡大するためにたとえば折り曲げ辺217に示すように多数の貫通穴が設けられる。
図5(b)は、第1の金属放熱板210の部分を、折り曲げ辺217の高さ分を残してほぼ直角に折り曲げた状態を示している。
図5(c)は、第2の金属放熱板220の部分を、折り曲げ辺225、226の高さ分を残して第1の金属放熱板210の部分と同じ方向にほぼ直角に折り曲げた状態を示している。
図5(d)は、第3の金属放熱板230の部分を、折り曲げ辺234、235の高さ分を残して第1の金属放熱板210の部分および第2の金属放熱板220の部分と同じ方向にほぼ直角に折り曲げた状態を示している。
図5(e)は、第2の金属放熱板220の部分を、折り曲げ辺217に対して反時計方向にほぼ直角に折り曲げた状態を示している。この状態では、第1の金属放熱板210の部分に第2の金属放熱板220の部分が積層されることになる。
図5(f)は、第3の金属放熱板230の部分を、折り曲げ辺217に対して時計方向にほぼ直角に折り曲げた状態を示している。
これにより、第2の金属放熱板220の部分に第3の金属放熱板230の部分が積層されることになり、図4に示すような3枚の金属放熱板210、220、230が順次積層固着されたほぼ直方体状のヒートシンクが実現できる。
なお、図4および図5の例では、第3の金属放熱板230の主平面は平坦のままで穴あけ加工を施しているが、第1の金属放熱板210や第2の金属放熱板220と同様な絞り加工による突起部を設けてもよいし、複数の切り溝やスリットなどを設けて放熱面積を拡大させてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、少量であっても、個々の電子部品または個々の電子機器に合わせた放熱効率の優れた板金構造のヒートシンクを安価に提供することができる。
100 プリント配線板
101 発熱電子部品
200 金属板
210 第1の金属放熱板
211 電子部品領域
212 貫通穴
213 突起部(絞り加工)
214 ネジ挿入穴
215 通気穴
216 ネジ
217 折り曲げ辺
220 第2の金属放熱板
221 ネジ穴
222 突起部(絞り加工)
223 ネジ挿入穴
224 ネジ
225、226 折り曲げ辺
230 第3の金属放熱板
231 ネジ穴
232 突起部(絞り加工)
233 ネジ挿入穴
234、235 折り曲げ辺
300 放熱シート

Claims (4)

  1. プリント配線板に実装された発熱電子部品の上面と熱的に接触するように取り付けられる金属放熱板を用いたヒートシンクにおいて、
    前記発熱電子部品領域を除く領域には前記発熱電子部品の上面との接触面から他方の面に円錐台状の頂面が突出するように絞り加工され前記頂面のほぼ中央にはネジの挿入穴が設けられた同一形状の複数の第1の突起部が形成された第1の金属放熱板と、
    これら第1の突起部の頂面と当接するように積層され、前記第1の突起部の挿入穴から挿入されるネジと螺合する複数の第1のネジ穴が設けられるとともに、前記第1の突起部と重ならない領域に前記第1の突起部と同一形状の複数の第2の突起部が前記第1の突起部と同一方向に形成された第2の金属放熱板、
    を含むことを特徴とするヒートシンク。
  2. 前記第1の金属放熱板と第2の金属放熱板は、1枚の金属板から所定の形状に切り出され折り曲げられて形成されることを特徴する請求項1記載のヒートシンク。
  3. 前記発熱電子部品の上面と前記第1の金属放熱板との間には放熱シートを介在させるとともに、前記第1の金属放熱板の前記発熱電子部品の上面との接触領域には複数の貫通穴が設けられていることを特徴する請求項1または請求項2に記載のヒートシンク。
  4. 前記放熱シートの厚さは、放熱シートを含む高さが等しくなるように前記発熱電子部品の高さに応じて選択することを特徴する請求項3に記載のヒートシンク。
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