JP6468135B2 - 情報処理装置、プリントシステムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、プリントシステム、プログラムに関する。
端末装置から画像形成装置に対して印刷を行う際には、画像形成装置の動作を制御するソフトウェアとしてプリンタドライバを用いるのが一般的である。このプリンタドライバは、例えば、画像形成装置の機種毎に用意され、アプリケーションプログラムは、このプリンタドライバを使用することで種々の画像形成装置30に対し印刷を行うことができる。
特許文献1には、ユーザー情報をユーザー権限とは異なる権限を使って取得できないように管理し、システム権限で印刷処理を制御する制御手段の権限を、システム権限から印刷処理を指示したユーザーのユーザー権限に変更することでユーザー情報を取得する情報処理装置が開示されている。
特開2014−109854号公報
プリンタドライバとアプリケーションプログラムとが、印刷設定等をプリントチケット等の印刷設定情報を使用して交換することがある。またこの印刷設定情報にユーザに関する情報が格納されることがある。そして印刷設定情報がアプリケーションプログラムが扱う文書ファイル等に保存されることがある。
しかしながらこの文書ファイル等が、これを作成したユーザ以外の他のユーザに渡った場合、ユーザに関する情報が流用されるおそれがある。またプリントチケットは、解析可能であることや、後述するフィルタ類から参照可能であるため、ユーザに関する情報が漏洩するおそれもある。例えば、ユーザに関する情報としてプリントチケットにパスワードが含まれる場合、このパスワードが他のユーザにより使用されるおそれがある。
本発明は、印刷設定情報に含まれるユーザに関する情報が流用されたり漏洩するおそれが、より小さくなる情報処理装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基本ソフトウェアからユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、記録材に画像を形成する画像形成装置で印刷を行うための印刷設定情報を、ユーザ識別情報を含めて作成する設定情報作成部と、前記印刷設定情報を含む印刷情報を作成する応用ソフトウェアに、当該印刷設定情報を受け渡す設定情報受渡部と、前記応用ソフトウェアから前記印刷情報を受け取る情報受取部と、前記印刷情報からユーザ識別情報を取り出し、取り出したユーザ識別情報が前記ユーザ識別情報取得部が取得したユーザ識別情報と一致したときに印刷を行うことを決定する決定部と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記設定情報作成部は、前記ユーザ識別情報の他に、印刷の種別に応じて、当該印刷の種別および前記ユーザ識別情報以外のユーザに関する情報を加えて印刷設定情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記設定情報作成部は、前記ユーザ識別情報を暗号化することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記設定情報作成部は、前記ユーザ識別情報を暗号化するときに、復号を行う際のキーとして当該ユーザ識別情報を設定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記ユーザ識別情報を暗号化する暗号化部を、前記設定情報作成部とは別モジュールで備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、基本ソフトウェアからユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、予め定められた機器に関する設定情報を、ユーザ識別情報を含めて作成する設定情報作成部と、前記設定情報を含む送信情報を作成する応用ソフトウェアに、当該設定情報を受け渡す設定情報受渡部と、前記応用ソフトウェアから前記送信情報を受け取る情報受取部と、前記送信情報からユーザ識別情報を取り出し、取り出したユーザ識別情報が前記ユーザ識別情報取得部が取得したユーザ識別情報と一致したときに当該送信情報を前記機器に送信することを決定する決定部と、を備えることを特徴とする情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置で印刷を行うためのプリントジョブを作成する端末装置と、を備え、前記端末装置は、基本ソフトウェアからユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、前記画像形成装置で印刷を行うための印刷設定情報を、ユーザ識別情報を含めて作成する設定情報作成部と、前記印刷設定情報を含む印刷情報を作成する応用ソフトウェアに、当該印刷設定情報を受け渡す設定情報受渡部と、前記応用ソフトウェアから前記印刷情報を受け取る情報受取部と、前記印刷情報からユーザ識別情報を取り出し、取り出したユーザ識別情報が前記ユーザ識別情報取得部が取得したユーザ識別情報と一致したときに印刷を行うことを決定する決定部と、前記決定部が印刷を行うと決定したときに前記プリントジョブを前記画像形成装置に送信するプリントジョブ送信部と、を備えることを特徴とするプリントシステムである。
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、基本ソフトウェアからユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得機能と、記録材に画像を形成する画像形成装置で印刷を行うための印刷設定情報を、ユーザ識別情報を含めて作成する設定情報作成機能と、前記印刷設定情報を含む印刷情報を作成する応用ソフトウェアに、当該印刷設定情報を受け渡す設定情報受渡機能と、前記応用ソフトウェアから前記印刷情報を受け取る情報受取機能と、前記印刷情報からユーザ識別情報を取り出し、取り出したユーザ識別情報が前記ユーザ識別情報取得機能において取得したユーザ識別情報と一致したときに印刷を行うことを決定する決定機能と、を実現させるプログラムである。
請求項9に記載の発明は、前記設定情報作成機能は、難読化の処理を行った上で実装されることを特徴とする請求項8に記載のプログラムである。
請求項1の発明によれば、ユーザ識別情報が一致したときに印刷を行うことをしない場合に比較して、印刷設定情報に含まれるユーザに関する情報が流用されたり漏洩するおそれが、より小さくなる情報処理装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、印刷の種別により必要なユーザに関する情報についても印刷設定情報に組み込むことができる。
請求項3の発明によれば、印刷設定情報に含まれるユーザに関する情報が流用されたり漏洩するおそれが、さらに小さくなる。
請求項4の発明によれば、キーの設定がより容易になる。
請求項5の発明によれば、暗号化したユーザ識別情報の解読がより困難になる。
請求項6の発明によれば、ユーザ識別情報が一致したときに送信情報を機器に送信することをしない場合に比較して、設定情報に含まれるユーザに関する情報が流用されたり漏洩するおそれが、より小さくなる。
請求項7の発明によれば、よりセキュアなプリントシステムを提供することができる。
請求項8の発明によれば、ユーザ識別情報が一致したときに印刷を行うことをしない場合に比較して、印刷設定情報に含まれるユーザに関する情報が流用されたり漏洩するおそれが、より小さくなる機能をコンピュータにより実現できる。
請求項9の発明によれば、暗号化したユーザ識別情報の解読がより困難になる。
本実施の形態が適用されるプリントシステムの全体構成例を示したものである。 端末装置のハードウェア構成例を示した図である。 画像形成装置のハードウェア構成例を示した図である。 本実施の形態のプリンタドライバの機能構成例を示したブロック図である。 端末装置の動作の第1の実施形態について示したフローチャートである。 端末装置の動作の第1の実施形態について示したフローチャートである。 端末装置の動作の第1の実施形態について示したフローチャートである。 端末装置の動作の第1の実施形態について示したシーケンス図である。 (a)〜(c)は、このとき端末装置の表示機構に表示される画面を示した図である。 端末装置の動作の第2の実施形態について示したフローチャートである。 端末装置の動作の第2の実施形態について示したフローチャートである。 端末装置の動作の第2の実施形態について示したフローチャートである。 端末装置の動作の第2の実施形態について示したシーケンス図である。 端末装置の動作の第3の実施形態について示したフローチャートである。 端末装置の動作の第3の実施形態について示したフローチャートである。 端末装置の動作の第3の実施形態について示したフローチャートである。 端末装置の動作の第3の実施形態について示したシーケンス図である。
<プリントシステムの全体構成の説明>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用されるプリントシステムの全体構成例を示したものである。
図示するプリントシステムは、端末装置10と、画像形成装置30a、30b、30cとがネットワーク90に接続されることにより構成されている。また、ネットワーク90は、例えば、図示しないゲイトウェイサーバを介して、ネットワーク70に接続されており、ネットワーク70には、プリントサーバ50および画像形成装置30dが接続されている。なおこのプリントシステムは、クラウドプリントシステムと呼ばれることもある。
尚、図では、画像形成装置30a、30b、30c、30dを示したが、これらを区別する必要がない場合は、画像形成装置30と称する。また、図には、4つの画像形成装置30しか示していないが、5つ以上の画像形成装置30を設けてもよい。
端末装置10は、画像形成装置30で印刷を行うためのプリントジョブを生成するコンピュータ装置である。そして端末装置10は、プリントサーバ50を介して、または画像形成装置30に直接プリントジョブを送信し、画像形成装置30で印刷を行う。ここで、端末装置10としては、PC(Personal Computer)、携帯端末、携帯電話等を用いるとよい。
画像形成装置30は、記録媒体(記録材、用紙)に画像を形成し、印刷媒体として出力する装置である。ここで、画像形成装置30としては、プリンタ機能のみを備えた装置を用いてもよいし、これに加えてスキャナ機能、ファクシミリ機能等の他の画像処理機能を備えた装置を用いてもよい。
プリントサーバ50は、端末装置10として様々なデバイスを用い、自宅、オフィス、公共の場所等に設置された画像形成装置30で文書を印刷できるようにするサービスを提供するサーバコンピュータである。具体的には、プリントジョブを画像形成装置30からプリントジョブの存在の問い合わせがあるまで蓄積しておき、問い合わせがあると、プリントジョブをその画像形成装置30で処理可能な形式に変換して提供する。
なおここではプリントサーバ50は、ネットワーク70に接続されているが、ネットワーク90に接続されるタイプのものであってもよい。
ネットワーク70は、端末装置10とプリントサーバ50との間の情報通信や、画像形成装置30とプリントサーバ50との間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、インターネットである。
ネットワーク90は、端末装置10と画像形成装置30との間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、LAN(Local Area Network)である。
次に、端末装置10のハードウェア構成について説明する。
図2は、端末装置10のハードウェア構成例を示した図である。
図示するように、端末装置10は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)11と、記憶手段であるメインメモリ12及びHDD(Hard Disk Drive)13とを備える。ここで、CPU11は、OS(Operating System、基本ソフトウェア)やアプリケーションプログラム(応用ソフトウェア)等の各種ソフトウェアを実行する。また、メインメモリ12は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、HDD13は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
更に、端末装置10は、外部との通信を行うための通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)14と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構15と、キーボードやマウス等の入力デバイス16とを備える。
なお図2は、プリントサーバ50のハードウェア構成例を示した図として捉えることもできる。
図3は、画像形成装置30のハードウェア構成例を示した図である。
図示するように、画像形成装置30は、CPU31と、RAM(Random Access Memory)32と、ROM(Read Only Memory)33と、操作パネル35と、画像読取部36と、画像形成部37と、通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)38とを備える。
CPU31は、ROM33等に記憶された各種プログラムをRAM32にロードして実行することにより、後述する各機能を実現する。
RAM32は、CPU31の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM33は、CPU31が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
操作パネル35は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行う例えばタッチパネルである。
画像読取部36は、紙等の記録媒体に記録された画像を読み取る。ここで、画像読取部36は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いるとよい。
画像形成部37は、記録媒体に画像を形成する。ここで、画像形成部37は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを記録媒体に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録媒体上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。本実施の形態では、印刷データに基づき印刷を行なう印刷機構の一例として、画像形成部37を設けている。
通信I/F38は、ネットワークを介して他の装置との間で各種情報の送受信を行う。
<プリンタドライバの説明>
Microsoft Corporation(マイクロソフト社)が提供するOSとして、Microsoft Windows(登録商標)がある。このうちWindows8以降のバージョンでは、プリンタドライバを提供する際のアーキテクチャがv4と呼ばれるものが追加されている。ところがこのアーキテクチャに従い開発されたプリンタドライバ(以下、「v4プリンタドライバ」と言うことがある)を使用した場合、以下に説明する問題が生ずることがある。
v4プリンタドライバは、印刷設定を行うのに、詳しくは後述するデバイスアプリを使用する。デバイスアプリは、v4プリンタドライバ内部に組み込まれるものではあるが、v4プリンタドライバとは別モジュールで提供される。そのためv4プリンタドライバとアプリケーションプログラムとは、印刷設定をプリントチケットを使用して交換する。このプリントチケットは、後述する印刷設定情報の一例であり、ユーザに関する情報なども含まれる。ユーザに関する情報としては、例えば、セキュリティプリントで使用されるユーザIDやパスワード、あるいは親展ボックスプリントで使用される蓄積用ユーザIDや暗証番号などがある。
プリントチケットは、アプリケーションプログラムが扱う文書ファイル等に保存されることがある。このように、文書ファイル等に過去に印刷した際に使用したv4プリンタドライバへの印刷設定値を保管しておくことで、再び同じ文書ファイル等を印刷する際に、過去の印刷設定値をv4プリンタドライバへの設定に反映することができ、操作性が向上する。
しかしこの文書ファイル等がこれを作成したユーザ以外の他のユーザに渡った場合、ユーザに関する情報が流用されるおそれがある。またプリントチケットは、解析可能であることや、後述するフィルタ類から参照可能であるため、ユーザに関する情報が漏洩するおそれもある。
ユーザに関する情報の流用や漏洩が生じた場合、例えば、詳しくは後述するセキュリティプリントを行うときに、セキュリティプリントを行うのに必要なパスワードがわかってしまうため、セキュリティプリントを行うユーザ以外のユーザが印刷できてしまう。またユーザに関する情報は、課金処理や印刷機能の制限に使われるケースもあるため、ユーザに関する情報の流用や漏洩は問題である。
この問題を抑制するための従来技術では、例えば、ユーザに関する情報の管理手順は、OSによるフィルタパイプラインマネージャの動作権限の制御(システム権限からユーザ権限への移行と逆方向への移行)を行うことが前提となっている。さらに従来技術では、これに加え、フィルタパイプラインマネージャによるフィルタ類からプロパティバッグ内にあるユーザに関する情報へのアクセスサービスの提供を行うことが前提になっている。 しかし、これらの処理をシステムに実装することができるのはOSベンダ(Microsoft Windowsの場合にはマイクロソフト社)だけであり、プリンタメーカー等のISV(Independent Software Vendor)が、これらの処理をOS上に実現することは困難である。
以下、本実施の形態のプリンタドライバについて説明を行う。なお以後は、説明を簡単にするため、プリントサーバ50を介さず、画像形成装置30に直接プリントジョブを送信して印刷を行う場合を例に採り説明を行う。
図4は、本実施の形態のプリンタドライバの機能構成例を示したブロック図である。
なお図4では、プリンタドライバ100を構成するものではないが、アプリケーションプログラム200を図示している。また同様にプリンタドライバ100を構成するものではないが、スプーラ210と、ポートモニタ220と、OS230とを図示し、さらにプリントジョブの送信先である画像形成装置30を図示している。
プリンタドライバ100は、情報処理装置の一例であり、上述したv4プリンタドライバである。プリンタドライバ100は、プリントダイアログ110と、デバイスアプリ120と、コンフィグモジュール130と、プリントフィルタパイプライン140とを備える。
プリントダイアログ110は、画像形成装置30に関する情報をユーザに対し表示するモジュールである。表示は、表示機構15を使用して行われる。ユーザは、プリントダイアログ110により表示された画面から印刷を行う画像形成装置30を選択する。またユーザは、プリントダイアログ110により表示された画面を見ながら画像形成装置30で印刷を行うための印刷設定を行う。そしてプリントダイアログ110は、これを基にプリントチケットを作成する。なお本実施の形態では、プリントチケットに、ユーザ識別情報としてユーザIDが含まれる。そしてプリントダイアログ110は、プリントチケットをアプリケーションプログラム200に送る。
よってプリントダイアログ110は、画像形成装置30で印刷を行うためのプリントチケット(印刷設定情報)を、ユーザIDを含めて作成する設定情報作成部の一例である。またプリントダイアログ110は、プリントチケットを、アプリケーションプログラムに受け渡す設定情報受渡部の一例である。
デバイスアプリ120は、OS230からユーザIDを取得するユーザ識別情報取得部の一例である。デバイスアプリ120は、標準のユーザインタフェースであるプリントダイアログ110で提供されない設定項目を提供する。つまり後述するフィルタ類の実行有無や実行形態を指定する設定項目は、OS230が提供するプリントダイアログ110により表示を行うことができる。しかしその他の設定項目は、デバイスアプリ120により提供される。この設定項目は、例えば、その画像形成装置30に特有な機能に関するものである。デバイスアプリ120は、プリンタメーカーにより作成され、プリンタドライバ100に組み込まれる。また本実施の形態では、デバイスアプリ120は、OS230からユーザIDを取得し、プリントダイアログ110に送る。
コンフィグモジュール130は、画像形成装置30の能力とデフォルトのプリントチケットをプリントダイアログ110に渡す。またコンフィグモジュール130は、プリントチケットの印刷設定値の検証を行う。即ち、コンフィグモジュール130は、プリントチケットに含まれる印刷設定に含まれる機能上の矛盾を解消する処理を行う。例えば、画像形成装置30が両面印刷機能を備えていたとしても、用紙として封筒用紙サイズが指定されている場合には、両面印刷ができないといった場合が存在する。この場合、コンフィグモジュール130は、印刷設定を片面印刷に変更する処理を行う。
ユーザから印刷指示があると、描画データ等がXPS(XML Paper Specification)形式で作成され、これがXPSスプールファイルとして、アプリケーションプログラム200からプリンタドライバ100へ送られる。XPSスプールファイルは、アプリケーションプログラム200により作成された印刷情報の一例であり、プリントチケットを含む。
プリンタドライバ100では、レイアウトやレンダリングに関わる処理を行う複数のフィルタ処理を経ることでXPS形式のデータを出力先の画像形成装置30が解釈可能なPDL(Page Description Language:ページ記述言語)やPJL(Printer Job Language:プリンタジョブ言語)へ翻訳し、プリントジョブを生成する。このフィルタ処理により画像形成装置30で行う両面印刷、N−up印刷、カラー制御、パンチ処理、ステイプル処理等の処理を行うことができるようになる。
プリントジョブは、スプーラ210とポートモニタ220とを経由して画像形成装置30へ送られ、画像形成装置30内で、ラスタライズ処理やスクリーン処理などの画像処理を経て印刷が行われる。このスプーラ210およびポートモニタ220は、プリントジョブを画像形成装置30に送信するプリントジョブ送信部の一例である。
プリントフィルタパイプライン140は、フィルタ処理を行う機能部であり、前述したフィルタ類として、設定フィルタ141と、レイアウトフィルタ142と、レンダラフィルタ143とを備える。プリントフィルタパイプライン140では、XPSスプールファイルをこれらのフィルタにより順次加工する処理が行われる。
設定フィルタ141は、アプリケーションプログラム200からXPSスプールファイルを受け取る情報受取部の一例である。また設定フィルタ141は、プリントチケットを読み込んで、印刷に必要なデータをプリントチケットに書き込む。
また本実施の形態の設定フィルタ141は、XPSスプールファイルからユーザIDを取り出し、取り出したユーザIDがデバイスアプリ120が取得したユーザIDと一致したときに印刷を行うことを決定する決定部の一例である。つまり設定フィルタ141は、OS230からユーザIDを取得し、プリントチケットに含まれるユーザIDと比較を行う。そして双方のユーザIDが一致する場合、印刷を行う旨の決定をし、一致しない場合、印刷を行わない旨の決定をして印刷を中止する。
レイアウトフィルタ142は、倍率の変更や製本の面付けレイアウトやスタンプなどレイアウトに関する処理を行う。
レンダラフィルタ143は、XPSスプールファイルをレンダリングしてPDLに変換する。またレンダラフィルタ143は、プリントチケットの印刷設定のデータを、PJLに変換する。
<端末装置10の動作の説明>
次に端末装置10の動作の説明を行う。
ここでは、まず端末装置10の動作の第1の実施形態について説明を行う。
[第1の実施形態]
図5−1〜図5−3は、端末装置10の動作の第1の実施形態について示したフローチャートである。また図6は、端末装置10の動作の第1の実施形態について示したシーケンス図である。さらに図7(a)〜(c)は、このとき端末装置10の表示機構15に表示される画面を示した図である。
まずユーザが、図7(a)に示したスタート画面に表示されたアプリケーションプログラムのタイル151をタップする(ステップ101)。タイル151がタップされた場合、OS230のシェルは、タップされたタイル151に対応するアプリケーションプログラム200を起動する(ステップ102)。
ユーザは、アプリケーションプログラム200で印刷したい文書を表示機構15に表示する(ステップ103)。そしてユーザは、システムメニュー152を開き、デバイス153をタップする(ステップ104)。この操作を受けて、OS230のシェルは、アプリケーションプログラム200に描画データを要求する(ステップ105)。アプリケーションプログラム200が、描画データをOS230に渡すと、OS230のプリントダイアログ110が起動される(ステップ106)。プリントダイアログ110は、OS230に登録されている印刷可能な画像形成装置30を列挙して表示する(ステップ107)。
ユーザは列挙されている画像形成装置30から、印刷に使用する画像形成装置30のアイコンをタップして選択する(ステップ108)。プリントダイアログ110は、選択された画像形成装置30の能力とデフォルトのプリントチケットを、プリンタドライバ100のコンフィグモジュール130に要求する(ステップ109)。
プリンタドライバ100のコンフィグモジュール130は、選択された画像形成装置30の能力とデフォルトのプリントチケットをプリントダイアログ110に返す(ステップ110)。
プリントダイアログ110は、プリントチケットをアプリケーションプログラム200に渡し、描画データのプレビュー画像の作成を要求する(ステップ111)。アプリケーションプログラム200は、渡されたプリントチケットを読み込んで設定値を理解し、設定値に合わせたプレビュー画像を生成し、プリントダイアログ110に返す(ステップ112)。
このとき図7(b)に示した画面が表示機構15に表示される(ステップ113)。図7(b)の画面は、印刷設定のうち標準領域の設定項目について選択するものである。このうち画面左側には、アプリケーションプログラム200で印刷したい文書154が表示されている。また画面右側には、プリントダイアログ110が表示する画面が表示されている。この画面右側には、プレビュー画面155とともに、ユーザが印刷設定を行う画面であるコントロール156が表示される。ユーザは、入力デバイス16を使用し、コントロール156から、印刷設定の入力を行う。具体的には、例えばユーザは、プルダウンメニューの中から項目を選択することで印刷の向きの入力を行ない、数字の入力を行なうことで印刷部数の入力を行う。
この状態からユーザが、「その他の設定」をタップすると、プリントダイアログ110は、プリンタドライバ100のデバイスアプリ120を起動する(ステップ114)。
デバイスアプリ120は、「その他の設定」に対応する画像形成装置30の能力とプリントチケットを、コンフィグモジュール130に要求する(ステップ115)。コンフィグモジュール130は、「その他の設定」に対応する画像形成装置30の能力とプリントチケットをデバイスアプリ120に返す(ステップ116)。
このとき図7(c)の画面が表示機構15に表示される(ステップ117)。図7(c)の画面は、印刷設定として標準領域の設定項目に加え拡張領域の設定項目について選択するものである。
アプリケーションプログラム200の印刷する文書154は、図7(b)と同じ位置である画面左側にそのまま表示される。一方、画面右側には、デバイスアプリ120が表示する画面が表示されている。この画面右側には、ユーザが印刷設定を行う画面であるコントロール157が表示される。コントロール157では、画像形成装置30の能力に応じて、標準領域と拡張領域の印刷設定を変更できる。例えば、選択された画像形成装置30がセキュリティプリントに対応している場合、セキュリティプリントに関するコントロール157が表示される。
ユーザは、図7(c)の画面から、印刷設定を入力し、入力が完了した場合、戻るボタン158をタップして印刷設定の終了をデバイスアプリ120に通知する(ステップ118)。なおこれにより図7(b)の画面に戻る。
次にデバイスアプリ120は、現在デバイスアプリ120を操作しているユーザIDをOS230から取得する(ステップ119)。そしてデバイスアプリ120は、印刷設定やユーザIDをプリントチケットに格納する(ステップ120)。
印刷設定が完了したアプリケーションデータは、続けて印刷処理が行われる場合もあるが、いったんアプリケーションデータとして外部記憶装置に格納された上で印刷される場合もある。このとき印刷設定を行ったユーザと同じユーザにより印刷を行う場合もあるが、異なるユーザである場合もある。本実施の形態では、何れの場合も、プリントチケットに格納されているデータが印刷時の設定として用いられる。
続いて、印刷指示を行ってから印刷に至るまでのプロセスを説明する。
ユーザは、印刷の開始を指示する(ステップ121)。具体的には、ユーザは、ステップ120に続けて印刷を行う場合には、図7(b)の画面の印刷ボタン159をタップして、印刷の開始を指示する。また保管してあるアプリケーションデータを印刷する場合には、ユーザは、アプリケーションプログラム200を起動し、印刷データを選択した後、画像形成装置30を選択して図7(b)の画面を表示させる。そしてユーザは、印刷ボタン159をタップして、印刷の開始を指示する。
ユーザにより印刷指示がされると、OS230またはアプリケーションプログラム200がXPSスプールファイルを作成し、プリントフィルタパイプライン140の設定フィルタ141に渡す(ステップ122)。
設定フィルタ141は、まずXPSスプールファイル内のプリントチケットに格納されているユーザIDを取り出す(ステップ123)。
次に設定フィルタ141は、ユーザIDをOS230から取得する(ステップ124)。そしてプリントチケットから取り出したユーザIDとOS230から取得したユーザIDとを比較し、一致するか否かを判断する(ステップ125)。
その結果、両者が一致した場合(ステップ125でYes)、印刷処理を継続する(ステップ126)。対して両者が不一致の場合(ステップ125でNo)、印刷処理を中止する(ステップ127)。
ステップ126の後は、レイアウトフィルタ142が、レイアウトに関する処理を行う(ステップ128)。さらにレンダラフィルタ143が、XPSスプールファイルをレンダリングしてPDLに変換するとともに、プリントチケットの印刷設定のデータを、PJLに変換する(ステップ129)。
これによりプリントジョブが生成され、プリントジョブは、スプーラ210とポートモニタ220とを経由して画像形成装置30に送られる(ステップ130)。
本実施の形態では、印刷設定を行う際に、ユーザIDをプリントチケットに格納する。そしてステップ125においてプリントチケットに格納されたユーザIDと印刷を行う際のユーザIDとの比較を行う。そしてユーザIDが一致したときは、印刷設定を行ったユーザと同じユーザにより印刷を行うときであり、この場合、印刷が行われる。対してユーザIDが一致しないときは、印刷設定を行ったユーザと異なるユーザにより印刷を行うときであり、この場合、印刷が中止される。これによりプリントチケットに含まれるユーザに関する情報が流用されるおそれが、より小さくなる。またユーザに関する情報が漏洩するおそれも、より小さくなる。その結果、ユーザに関する情報を保護することができる。
またユーザIDをOS230から取得し、プリントチケットに格納するのは、プリンタメーカー等のISVが提供するデバイスアプリ120である。そしてユーザIDをプリントチケットから取り出し、OS230からユーザIDを取得して、両者を比較するのは、ISVが提供する設定フィルタ141である。つまりこれらの処理は、ISVがプリンタドライバ100に実装でき、OSベンダである必要はない。
[第2の実施形態]
次に端末装置10の動作の第2の実施形態について説明を行う。
図8−1〜図8−3は、端末装置10の動作の第2の実施形態について示したフローチャートである。また図9は、端末装置10の動作の第2の実施形態について示したシーケンス図である。
第2の実施形態では、デバイスアプリ120は、印刷の種別に応じて、印刷の種別およびユーザID以外のユーザに関する情報を加えてプリントチケットを作成する。そして設定フィルタ141では、第1の実施形態と同様にユーザIDの比較を行う。さらに印刷を行う場合は、印刷の種別やユーザに関する情報についてもプリンタジョブに組み込まれ、画像形成装置30に送られる。
印刷の種別は、例えば、セキュリティプリントや親展ボックスプリントである。
セキュリティプリントは、画像形成装置30でユーザがユーザIDとパスワードを入力し、予め送られたユーザIDおよびパスワードと一致した場合は、印刷を行ない、一致しない場合は、印刷を行わない機能である。この場合、端末装置10側から、ユーザに関する情報としてユーザIDの他にパスワードをプリントジョブに組み込んで画像形成装置30に送る必要がある。
また親展ボックスプリントは、画像形成装置30に各ユーザに対応した親展ボックスが設けられ、画像形成装置30でユーザが親展ボックスを選択した後、暗証番号を入力し、予め送られた蓄積用ユーザIDおよび暗証番号が一致した場合は、親展ボックス内に保存されているプリントジョブを実行する機能である。この場合、端末装置10側から、ユーザに関する情報としてユーザIDの他に蓄積用ユーザIDと暗証番号をプリントジョブに組み込んで画像形成装置30に送る必要がある。なおユーザIDと蓄積用ユーザIDとは、同じものであっても、異なるものであってもよい。
第2の実施形態において、ステップ201〜ステップ217は、ステップ101〜ステップ117と同様であるので説明を省略する。
第2の実施形態では、次のステップ218において図7(c)の画面から、パスワードなどのユーザに関する情報を入力する。
そしてステップ118〜ステップ119と同様のステップ219〜ステップ220の後、デバイスアプリ120は、印刷の種別、ユーザID等のユーザに関する情報、および印刷設定をプリントチケットに格納する(ステップ221)。
そしてステップ121〜ステップ122と同様のステップ222〜ステップ223の後、設定フィルタ141は、XPSスプールファイル内のプリントチケットに格納されている印刷の種別、およびユーザID等のユーザに関する情報を取り出す(ステップ224)。
またステップ225〜ステップ231は、ステップ124〜ステップ130と同様である。これにより印刷の種別、およびユーザに関する情報としてユーザIDやパスワードなどがプリントジョブに組み込まれ、画像形成装置30に送られる。
本実施の形態では、印刷の種別により必要なユーザに関する情報をプリントチケットに組み込むことができる。
[第3の実施形態]
次に端末装置10の動作の第3の実施形態について説明を行う。
図10−1〜図10−3は、端末装置10の動作の第3の実施形態について示したフローチャートである。また図11は、端末装置10の動作の第3の実施形態について示したシーケンス図である。
第3の実施形態では、第2の実施形態と比較して、デバイスアプリ120は、ユーザID等のユーザに関する情報について暗号化を行う。また設定フィルタ141では、暗号の復号を行った上で、ユーザIDの比較を行う。
第3の実施形態において、ステップ301〜ステップ318は、ステップ201〜ステップ218と同様であるので説明を省略する。
第3の実施形態では、次にユーザID等のユーザに関する情報について暗号化を行う(ステップ319)。
そしてステップ219〜ステップ220と同様のステップ320〜ステップ321の後、デバイスアプリ120は、印刷の種別、暗号化後のユーザID等のユーザに関する情報、および印刷設定をプリントチケットに格納する(ステップ322)。
そしてステップ222〜ステップ223と同様のステップ323〜ステップ324の後、設定フィルタ141は、ユーザID等のユーザに関する情報について復号する(ステップ325)。
またステップ326〜ステップ333は、ステップ224〜ステップ231と同様である。
本実施の形態では、ユーザIDやパスワードなどのユーザに関する情報を暗号化することで、よりセキュアとなる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、第3の実施形態と比較して、デバイスアプリ120は、ユーザID等のユーザに関する情報について暗号化するときに、復号を行う際のキーとしてユーザIDを設定する。
[第5の実施形態]
第5の実施形態では、デバイスアプリ120が、Java(登録商標)等のスクリプト言語で記述されている場合、暗号化アルゴリズムがリバースエンジニアリングされ、暗号化したユーザIDが解読されることを抑制するため、デバイスアプリ120として難読化されたソフトウェアを使用する。つまりこの場合、デバイスアプリ120は、難読化の処理を行った上で実装される。
Javaスクリプトを難読化する手法としては、Android SDKで使用されるProGuardや、Pre Emptive Solutions社から提供されるDashOなどのツールが知られる。これらのツールでは、Javaスクリプト中で使用される変数や関数の名称の変更、制御フローの変更、文字列の暗号化などの処理を組み合わせて、コードの解析を困難にする。
[第6の実施形態]
第6の実施形態では、第5の実施形態と同様に、暗号化したユーザIDが解読されることを抑制するため、ユーザIDを暗号化する暗号化部を、デバイスアプリ120とは別モジュールで備える。この暗号化部は、解析(リバースエンジニアリング)が困難な言語により作成することが好ましい。解析困難な言語としては、C++等が挙げられる。
JavaスクリプトからC++で作成されたソフトウェアモジュールを呼び出す方法としては、JNA(Java Native Access)、swing、JNI(Java Native Interface)等の手法が知られている。これらの手法では、Javaスクリプトで作成されたソフトウェアモジュールと、異なる言語で作成されたソフトウェアモジュールとの間でのインタフェースを可能にする手段を提供する。
なお上述した例では、プリントチケットは、画像形成装置30で印刷を行うための印刷設定情報として使用したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成装置がファクシミリ機能を有するときに、プリントチケットを予め定められた機器に関する設定情報として利用することが考えられる。この場合、プリントチケットは、ファクシミリを送信するための設定情報であり、上述した場合と同様にユーザIDが格納され、アプリケーションプログラム200に渡される。そしてアプリケーションプログラム200からファクシミリを行う際には、XPSスプールファイルが、プリントフィルタパイプライン140の設定フィルタ141に渡される。さらに設定フィルタ141では、上述した場合と同様にユーザIDの比較が行われ、一致したときにファクシミリを行うための送信情報を送信することが決定される。そしてファクシミリを行う場合には、この送信情報が画像形成装置30に送られる。なお一致しないときは、設定フィルタ141は、送信情報を送信しないことを決定する。
<プログラムの説明>
なおプリンタドライバ100が行う処理は、上述したように端末装置10のCPU11が各種ソフトウェアを実行することで実現される。よってプリンタドライバ100は、コンピュータに、OS230からユーザIDを取得するユーザ識別情報取得機能と、記録材に画像を形成する画像形成装置30で印刷を行うためのプリントチケットを、ユーザIDを含めて作成する設定情報作成機能と、プリントチケットを含むXPSスプールファイルを作成するアプリケーションプログラム200に、プリントチケットを受け渡す設定情報受渡機能と、アプリケーションプログラム200からXPSスプールファイルを受け取る情報受取機能と、XPSスプールファイルからユーザIDを取り出し、取り出したユーザIDがユーザ識別情報取得機能において取得したユーザIDと一致したときに印刷を行うことを決定する決定機能と、を実現させるプログラムとして捉えることもできる。
10…端末装置、30…画像形成装置、50…プリントサーバ、100…プリンタドライバ、110…プリントダイアログ、120…デバイスアプリ、130…コンフィグモジュール、140…プリントフィルタパイプライン、200…アプリケーションプログラム、210…スプーラ、220…ポートモニタ、230…OS

Claims (9)

  1. 基本ソフトウェアからユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、
    記録材に画像を形成する画像形成装置で印刷を行うための印刷設定情報を、ユーザ識別情報を含めて作成する設定情報作成部と、
    前記印刷設定情報を含む印刷情報を作成する応用ソフトウェアに、当該印刷設定情報を受け渡す設定情報受渡部と、
    前記応用ソフトウェアから前記印刷情報を受け取る情報受取部と、
    前記印刷情報からユーザ識別情報を取り出し、取り出したユーザ識別情報が前記ユーザ識別情報取得部が取得したユーザ識別情報と一致したときに印刷を行うことを決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記設定情報作成部は、前記ユーザ識別情報の他に、印刷の種別に応じて、当該印刷の種別および前記ユーザ識別情報以外のユーザに関する情報を加えて印刷設定情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記設定情報作成部は、前記ユーザ識別情報を暗号化することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記設定情報作成部は、前記ユーザ識別情報を暗号化するときに、復号を行う際のキーとして当該ユーザ識別情報を設定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記ユーザ識別情報を暗号化する暗号化部を、前記設定情報作成部とは別モジュールで備えることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  6. 基本ソフトウェアからユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、
    予め定められた機器に関する設定情報を、ユーザ識別情報を含めて作成する設定情報作成部と、
    前記設定情報を含む送信情報を作成する応用ソフトウェアに、当該設定情報を受け渡す設定情報受渡部と、
    前記応用ソフトウェアから前記送信情報を受け取る情報受取部と、
    前記送信情報からユーザ識別情報を取り出し、取り出したユーザ識別情報が前記ユーザ識別情報取得部が取得したユーザ識別情報と一致したときに当該送信情報を前記機器に送信することを決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. 記録材に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置で印刷を行うためのプリントジョブを作成する端末装置と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    基本ソフトウェアからユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部と、
    前記画像形成装置で印刷を行うための印刷設定情報を、ユーザ識別情報を含めて作成する設定情報作成部と、
    前記印刷設定情報を含む印刷情報を作成する応用ソフトウェアに、当該印刷設定情報を受け渡す設定情報受渡部と、
    前記応用ソフトウェアから前記印刷情報を受け取る情報受取部と、
    前記印刷情報からユーザ識別情報を取り出し、取り出したユーザ識別情報が前記ユーザ識別情報取得部が取得したユーザ識別情報と一致したときに印刷を行うことを決定する決定部と、
    前記決定部が印刷を行うと決定したときに前記プリントジョブを前記画像形成装置に送信するプリントジョブ送信部と、
    を備えることを特徴とするプリントシステム。
  8. コンピュータに、
    基本ソフトウェアからユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得機能と、
    記録材に画像を形成する画像形成装置で印刷を行うための印刷設定情報を、ユーザ識別情報を含めて作成する設定情報作成機能と、
    前記印刷設定情報を含む印刷情報を作成する応用ソフトウェアに、当該印刷設定情報を受け渡す設定情報受渡機能と、
    前記応用ソフトウェアから前記印刷情報を受け取る情報受取機能と、
    前記印刷情報からユーザ識別情報を取り出し、取り出したユーザ識別情報が前記ユーザ識別情報取得機能において取得したユーザ識別情報と一致したときに印刷を行うことを決定する決定機能と、
    を実現させるプログラム。
  9. 前記設定情報作成機能は、難読化の処理を行った上で実装されることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
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