JP6434409B2 - バチルス属細菌を利用する農作物の栽培方法 - Google Patents

バチルス属細菌を利用する農作物の栽培方法 Download PDF

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Description

本発明は、バチルス(Bacillus)属細菌、特にバチルス・ズブチルス(Bacillus subtilis;「バチルス・ズブチリス」と呼称されることもある)、を用いて農作物を栽培する方法に関する。
農作物の生産性向上や病害虫に対する防除などを目的として化学肥料や農薬が多用されてきたが、近年は、有機農法に対する関心が高まっている。そのような要望と相まって、農業分野での微生物の利用が注目されている。特に植物に共生する微生物であるエンドファイトのなかには、病害虫防除に有効なエンドファイト、植物の生育および収量を増加させるのに有効なエンドファイトなどが知られている(特許文献1〜3)。また、エンドファイトではないが、土壌中で植物病原菌に拮抗する土壌病害防除能を有する、或いは植物成長促進作用を有するバチルス属細菌などの微生物も知られている(特許文献4〜9)。
また、収量増加については、植物1本当たりの収量を増やすことのみを目的とした場合、栄養成分などの品質が下がることが懸念される。そのため、単に収量を増やすだけではなく、品質を維持した上で収量を増加させることが必要である。
上記の微生物の多くは特定の菌株である。農業上有用性の高い微生物を選抜するには、多くの労力と時間を要するし、また、微生物が実際に農業用として使用されうるか否かの見極めも必要である。
特開2013-042695号公報 特開2011-051902号公報 特開2009-232721号公報 特開2013-66467号公報 特表2012-526073号公報 特開2006-16386号公報 特開2004-215567号公報 国際公開WO 00/42169 特開平10-276579号公報
本発明は、バチルス・ズブチルスを用いて農作物を栽培する方法を提供し、それによって農作物の生育促進や収量増加を達成することを目的とする。
本発明は、以下の特徴を包含する。
(1) 農作物の生育を促進し、および/または、収量を増加する能力を有するバチルス・ズブチルス(Bacillus subtilis)C-3102株(FERM BP-1096)、またはそれと同等の能力を有するその変異株を有効成分として含有することを特徴とする、農業用の微生物資材。
(2) バチルス・ズブチルスC-3102株またはその変異株が、担体に固定化されていることを特徴とする、(1)に記載の微生物資材。
(3) バチルス・ズブチルスC-3102株またはその変異株が、農作物の節間長を短縮する能力をさらに有することを特徴とする、(1)または(2)に記載の微生物資材。
(4) バチルス・ズブチルスC-3102株またはその変異株が、農作物の開花を促進するまたは開花率を高める能力をさらに有することを特徴とする、(1)〜(3)のいずれかに記載の微生物資材。
(5) バチルス・ズブチルスC-3102株またはその変異株が、農作物の実の成熟を促進する能力をさらに有することを特徴とする、(1)〜(4)のいずれかに記載の微生物資材。
(6) バチルス・ズブチルスC-3102株またはその変異株が、農作物の実の品質を維持する能力をさらに有することを特徴とする、(1)〜(5)のいずれかに記載の微生物資材。
(7) (1)〜(6)のいずれかに記載の微生物資材を含有する土壌または培地を用いて農作物を栽培することを含むことを特徴とする、農作物の栽培方法。
(8) 栽培が屋内栽培またはハウス栽培であることを特徴とする、(7)に記載の方法。
(9) 栽培がポットを用いて行われることを特徴とする、(7)または(8)に記載の方法。
(10) 栽培により農作物の生育の促進、収量の増加、節間長の短縮、開花の促進、開花率の向上、実の成熟の促進または実の品質の維持が生じることを特徴とする、(7)〜(9)のいずれかに記載の方法。
(11)農作物が、ナス科植物およびウリ科植物から選択される作物である、(7)〜(10)のいずれかに記載の方法。
(12) 農作物がトマトである、(7)〜(11)のいずれかに記載の方法。
(13) バチルス・ズブチルスC-3102株またはその変異株の農業用微生物資材への使用。
本発明の微生物資材を、農作物の栽培に使用した場合、農作物の品質を損なうことなく、節間短縮および開花率向上による農作物の収量の増加、実の成熟促進、作業性の向上などが達成される。特にトマトなどについて顕著な効果が得られた。節間短縮は、同じく節間を有する農作物であるウリ科植物などにおいて有効であると考えられる。また、開花率向上や実の成熟促進は果菜類、果実といった開花後に実の形成・成熟を伴う農作物において同様の効果が期待される。
本明細書は本願の優先権の基礎である日本国特許出願2013-166933号及び日本国特許出願2013-256473号の明細書および/または図面に記載される内容を包含する。
この図は、実施例1にて、トマト苗を定植し、点滴潅水システムに移した段階で、子葉と第一節の間の節間長を測定した結果を示す。結果は、各区画262株ずつの節間長平均である。バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)を土壌に対し、1%(w/v)添加した試験区A、0.1%(w/v)添加した試験区B、およびバチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)を添加しない対照区とした。 この図は、実施例2にて、1週から10週までに収穫されたトマトの累積収穫量(kg)を、試験区について、対照区と対比して示したグラフである。
1. バチルス・ズブチルスC-3102株
本発明において使用される細菌は、農作物の生育を促進し、かつ、収量を増加する能力を有するバチルス・ズブチルス(Bacillus subtilis)C-3102株、またはそれと同等の能力を有するその変異株(以下、「C-3102株等」と称することもある)である。
C-3102株等は、上記の能力の他に、農作物の節間長を短縮する能力、農作物の開花を促進するまたは開花率を高める能力、農作物の実の成熟を促進する能力ならびに/あるいは、農作物の実の品質を維持する能力をさらに有することを特徴とする。
本明細書において、「節間長」とは、植物において子葉から茎の第1節までの長さを指す。節間長が短いほど、トマトなどの実がつく節が多くなり、それによって収穫量の増加につながる。また、植物の背丈が低くなり、それによって作業性が向上する。
バチルス・ズブチルスC-3102株は、本出願人により独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センター(旧 通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所)(〒305-8566 日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1 中央第6)に昭和60年(1985年)12月25日付で寄託番号FERM BP-1096として寄託された。その受託証では、微生物の表示が「バチルス・ズブチリス (Bacillus subtilis) c-3102」となっているが、本明細書中で記載される「バチルス・ズブチルス(Bacillus subtilis)C-3102株(FERM BP-1096)」、「バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)」、「バチルス・ズブチルスC-3102株」、「C-3102株」などはいずれも「バチルス・ズブチリス (Bacillus subtilis) c-3102」と同じものである。現在、この寄託菌株は、独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センター(郵便番号292-0818 日本国千葉県木更津市かずさ鎌足2-5-8 122号室)で保管・管理されている。
C-3102株の変異株は、人工的な突然変異誘発処理、すなわち、C-3102株に対し任意の適当な変異原を用いて突然変異を行うことによって得ることができる。変異原としては、変異原作用を有する薬剤、高エネルギー線照射などを含むものとする。変異原の例として、エチルメタンスルホネート、N−メチル−N'−ニトロ−N−ニトロソグアニジン、UV照射、重イオンビーム照射、X線照射、ガンマ線照射などが挙げられる。
バチルス・ズブチルスC-3102株は、微生物の培養に通常用いられる培地を使用して、適当な条件下で培養することにより調製することができる。培養に用いる培地は、炭素源、窒素源、無機塩類等を含有し、バチルス・ズブチルスの培養を効率的に行うことができる培地であれば、天然培地または合成培地、液体培地または固体培地のいずれを用いてもよく、当業者であれば使用する菌株に適切な公知の培地を適宜選ぶことができる。炭素源としてはラクトース、グルコース、スクロース、フラクトース、ガラクトース、廃糖蜜などを使用することができ、窒素源としてはペプトン、カゼインの加水分解物、ホエータンパク質加水分解物、大豆タンパク質加水分解物等の有機窒素含有物を使用することができる。また無機塩類としては、リン酸塩、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、微量元素などの塩類を用いることができる。その他、必要であればアミノ酸類、ビタミン類、界面活性剤などを培地に添加することができる。バチルス・ズブチルスの培養に適した固体培地としては、例えばTS(トリプトケースソイ)寒天培地、HI(ハートインヒュージョン)寒天培地などが挙げられる。
また、バチルス・ズブチルスの培養は、20℃〜50℃、好ましくは30℃〜45℃で、好気条件下で行う。温度条件は、恒温槽、マントルヒーター、ジャケットなどにより調整することができる。培養の形式は、静置培養、振とう培養、タンク培養などである。また、培養時間は12時間〜7日、好ましくは2日〜3日とすることができる。培養開始時の培地のpHは5〜9、好ましくは6〜8に維持することが好ましい。
本発明において、C-3102株等について、その培養液をそのまま使用してもよいし、あるいは、細菌培養液を遠心分離、濾過分離、膜分離等の分離手段により分離して得られる細菌濃縮物の形態で使用してもよい。あるいは、C-3102株等を乾燥(例えば、凍結乾燥)させたものを使用してもよいし、または、担体に固定化してもよい。
2.微生物資材
本発明は、農作物の生育を促進し、かつ、収量を増加する能力を有するバチルス・ズブチルス(Bacillus subtilis)C-3102株(FERM BP-1096)、またはそれと同等の能力を有するその変異株、を有効成分として含有することを特徴とする、農業用の微生物資材を提供する。
微生物資材は、C-3102株等の、細菌培養液、細菌濃縮物、細菌乾燥物、細菌固定化物などを包含するが、これらに限定されないものとする。また、C-3102株等の濃度は、最終的に土壌中の濃度が以下に限定されないが1×103〜1×108個/g、好ましくは1×105〜1×108個/g、さらに好ましくは1×107〜1×108個/g程度となる場合、どのような濃度でも利用されうる。
細菌培養液は、上で例示したような、バチルス・ズブチルスで慣用的に使用される培地や培養条件で培養することによって得ることができる。
細菌濃縮物は、例えば、細菌を死滅させない温度で培養液を減圧下で脱水処理することにより、あるいは、クロスフローフィルターを使用する培養液の濾過により、培養液を濃縮することによって得ることができる。
細菌乾燥物は、例えば、培養液を凍結乾燥することによって得ることができる。
細菌固定化物は、細菌の培養液を炭酸カルシウム、米糠、活性炭、珪藻土、タルク、ゼオライト、バーミュキュライト、ピートモス、パーライト、ベントナイト、モンモリナイト等の1種もしくは複数の担体、好ましくは多孔性担体、に吸着させ乾燥することによって得ることができる。このとき、乾燥は、例えば凍結乾燥、減圧乾燥でよい。乾燥物はさらに、細菌を破壊しない程度に粉砕されてもよい。
微生物資材は、有効成分であるC-3102株等と、農業上許容されうる任意成分とを組み合わせて、種々の形態に微生物資材として利用することによって得てもよい。そのような形態には、例えば、粉剤、水和剤、粒剤、液剤、懸濁液などが含まれるが、これらに限定されないものとする。
任意成分には、例えば、希釈剤、賦形剤、結合剤、分散剤、増量剤などが包含される。
また、使用時の土壌中の微生物の濃度が、以下に限定されないが1×103〜1×108個/g、好ましくは1×105〜1×108個/g、さらに好ましくは1×107〜1×108個/g程度となるように微生物資材として利用されうる。微生物の濃度は、実施例に記載のように1×108個より多くてもよく、例えば1×108〜1.5×108個、または1×108〜2×108個であっても同様の効果をもたらすことができる。
3.農作物の栽培方法
本発明はさらに、上記の微生物資材を含有する土壌または培地を用いて農作物を栽培することを含むことを特徴とする、農作物の栽培方法を提供する。
栽培としては、屋外栽培、屋内栽培のどちらも考えられる。例えば、土耕栽培、ハウス栽培、水耕栽培、養液栽培などが挙げられる。本発明の微生物資材は、作物の節間長を短縮し、かつ、背丈を低下し、作業性を向上させることができるため、ハウス栽培に適している。それぞれの栽培法について慣用の手法が使用されうる。
屋内栽培としては、ハウス栽培や植物工場などがある。屋内栽培は、文字通り屋内での栽培であり、屋内には灌水設備、温度/湿度/光等の管理設備、養液補給設備などを備えていてもよい。
栽培をポットを使用して行う場合、播種から生産まで一貫して同じポット内で栽培を行うことができる。あるいは、播種に代えて、苗をポットに移植して栽培してもよい。
土壌、セルロース繊維などの支持ベースに本発明の微生物資材を添加し、均一に混ぜたのち、適宜、これに無機養液および/または有機養液を添加する。農作物の成長に応じて定期的に水と養液を補給する。
土耕栽培、養液栽培、水耕栽培などで使用する土壌、培地等に含有させる、或いは、施用する肥料は、土耕栽培と、養液栽培および水耕栽培では幾分異なる組成が通常使用される。例えば、土耕栽培では、窒素、リン、カリウムの三要素と、カルシウム、マグネシウム等を肥料として施用されるのに対し、養液栽培や水耕栽培では、植物が根から吸収する必須元素として窒素、リン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、硫黄、ホウ素、鉄、マンガン、亜鉛、モリブデン等を含有する培養液が使用される。好適な培地の成分については、作物の種類によって異なるし、品種、栽培時期、生育段階、温度、光条件などによって変わるが、実際には、厳密なコントロールができないため、同じ組成の培養液(培地)を用いて、生育段階や栽培時期で濃度を調整する方法をとることが一般的である。
本発明の栽培法により、農作物の生育の促進、収量の増加、節間長の短縮、開花の促進、開花率の向上、実の成熟ならびに/あるいは、実の品質の維持が生じる。ここで言う品質の維持とは、収量の増加に伴い農作物の重量、糖度および酸度を損なわないことを意味する。
農作物としては、以下のものに限定されないが、例えばナス科植物、ウリ科植物、アブラナ科植物、キク科植物、マメ科植物、ユリ科植物、セリ科植物などが挙げられる。
ナス科植物としては、例えばトマト、ナス、ピーマン、シシトウ、トウガラシ、ジャガイモ、クコ、パプリカ、ハラペーニョ、ハバネロなどが挙げられる。
ウリ科植物としては、例えばキュウリ、カボチャ、スイカ、ニガウリなどが挙げられる。
アブラナ科植物としては、例えばアブラナ、カブ、チンゲンサイ、ノザワナ、カラシナ、タカナ、コブタカナ、水菜、コールラビー、ルッコラ、クレソン、タアサイ、カリフラワー、キャベツ、ケール、ハクサイ、コマツナ、ダイコン、ハツカダイコン、ブロッコリー、メキャベツが挙げられる。
キク科植物としては、例えばレタス、サニーレタス、シュンギク、キクなどが挙げられる。
マメ科植物としては、例えばダイズ、アズキ、ラッカセイ、インゲンマメ、エンドウマメ、ハナマメ、ソラマメ、ササゲ、ヒヨコマメ、リョクトウ、レンズマメ、ライマメ、バンバラマメが挙げられる。
ユリ科植物としては、例えばタマネギ、ネギ、ラッキョウ、ニンニク、ニラ、アサツキ、ユリ、アスパラガス、エシャロットなどが挙げられる。
セリ科植物としては、ニンジン、ミツバ、パセリ、セロリ、セリ、スープセロリ、チャーベル、フェンネルなどが挙げられる。
節間長を短縮することにより作業性の向上および/または屋内栽培での収量増加が期待できる農作物として、基本、果菜類であれば効果が期待できるが、好ましい例として、ナス科植物、例えばトマト、ウリ科植物、例えばカボチャ、メロンなどが挙げられる。
また、開花率の増加および/または実の成熟促進をすることで収量増加が期待できる農作物としては、基本、果菜類、果実であれば効果が期待できるが、好ましい例として、果菜類ではトマト、スイカ、メロン、イチゴ、果実ではリンゴ、ミカン、ブドウ、モモなどが挙げられる。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の技術的範囲は、それらの実施例によって制限されないものとする。
〔実施例1〕
<土壌への菌体の混合>
バチルス・ズブチルス C-3102株(FERM BP-1096)(1×1010 cfu/g)をトマト栽培用育苗培土に対し、1%(w/v)または0.1%(w/v)となるように添加し、十分に混合した。バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)を土壌に対し、1%(w/v)添加した試験区A、0.1%(w/v)添加した試験区Bおよびバチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)を添加しない対照区の3区画を設け、試験を実施した。混合後のバチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)の菌数は、表1に示したとおりであった。
Figure 0006434409
<トマトの栽培>
トマトの種を各区画262粒ずつプラグポットに播種し、約2週間栽培した。その後、上記で作製した土壌を用いてポット(90 mm)にて栽培した。播種後、約1ヶ月で点滴潅水システムへ移行した。
<節間の測定>
上記の方法で苗を定植し、点滴潅水システムに移した段階で、子葉と第一節の間の節間長を測定した。その結果を表2および図1に示す。各区画262株ずつの節間長平均は、試験区Aで27.1 mm、試験区Bで30.0 mm、対照区では35.0 mmであり、バチルス・ズブチルス C-3102株(FERM BP-1096)の添加濃度に依存して節間が有意に短縮されることが確認された(P<0.01)。
Figure 0006434409
〔実施例2〕
<土壌への菌体の混合>
バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)(1×1010 cfu/g)をトマト栽培用育苗培土に対し、0.1%(w/v)となるように添加し、十分に混合した。バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)を土壌に対し、0.1%(w/v)添加した試験区およびバチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)を添加しない対照区の2区画を設け、試験を実施した。混合後のバチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)の菌数は、表3に示したとおりであった。
Figure 0006434409
<トマトの栽培>
実施例1と同様の方法で点滴潅水システムに移し、水と液肥を供給しながら栽培を実施した。実が成熟した時点で収穫を開始し、72日間収穫した時点で栽培を終了した。栽培は全てハウス内で実施し、土壌へのバチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)の添加以外の条件は、各区画で一定にした。試験区は240株、対照区は246株を用いて栽培を行った。
<収穫時期の段数測定>
収穫時期(一段目の実が成熟した時点)に、試験区および対照区において、トマトの背丈および花のついた段数の測定を行った。背丈を比較すると、対照区では収穫が困難な2 m以上の位置まで植物体が伸長していたのに対し、試験区では、2 m付近まで適度に伸長していた。また、各区画に対し、2 mの位置までに花のついた段数を測定すると、試験区では平均5.03段、対照区では平均4.87段となり、試験区においては収穫可能な高さ(2 m)までにより多くの段数が存在していた。このことから、バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)を添加することにより、収穫時期においても節間短縮効果が維持されることが確認された。
Figure 0006434409
<収穫時期初期の実の色づき度合>
上記の方法で栽培を実施し、収穫開始時期(播種後約5ヵ月)に試験区および対照区にて赤く色づき、収穫が可能な状態にある実の数を計測した。その結果を表5に示した。試験区においては、対照区の2倍以上の数の実が赤くなり、収穫が可能となっていた。このことより、バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)の添加が、実の成熟を早期化することが確認された。
Figure 0006434409
<収量の測定>
試験区および対照区において、栽培期間中に収穫したトマトの収穫重量、個数を測定した結果を表6に示した。また、収穫開始後、1週間ごとの収穫重量を累積した結果を図2に示した。収穫期間全体で、収穫重量は試験区では162.1 kg、対照区では142.1 kgであり、収穫個数は、試験区で1643個、対照区で1462個であった。このことから、バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)の添加により、1株あたりの収穫重量は16.9%、収穫個数は15.3%増加することが確認された。また、トマト1個あたりの重量を比較したところ、試験区では98.7 g、対照区では97.2 gであり、実の大きさを損なうことなく、収量が増加していることが確認された。
Figure 0006434409
また、収穫されたトマトの品質を確認する目的で、収穫初期(収穫開始時)、中期(収穫開始1ヵ月後)、後期(収穫開始2ヵ月後)に試験区または対照区で収穫したトマトをそれぞれ15個ずつ用いて、糖度および酸度の測定を行った。トマトのヘタを除去した後、チャック付きポリ袋に入れ、バッグミキサーにて30秒間破砕した。その後、破砕物をさらしで濾し出し、その搾り汁を用いて糖度と酸度の測定を実施した。糖度については屈折計を用いてBrixを測定、酸度については酸度計を用いて測定し、クエン酸濃度に換算した。その結果を表7に示す。試験区と対照区では、糖度および酸度に顕著な差は見られなかったことから、バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)の添加により、品質(糖度、酸度)を損なうことなく収量を増加させることができるということが示唆された。
Figure 0006434409
[実施例3]
<土壌への菌体の混合>
バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)(1×1010 cfu/g)をトマト栽培用育苗培土に対し、0.1%(w/v)となるように添加し、十分に混合した。バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)を土壌に対し、0.1%(w/v)添加した試験区およびバチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)を添加しない対照区の2区画を設け、試験を実施した。混合後のバチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)の菌数は、表8に示したとおりであった。
Figure 0006434409
<トマトの栽培>
トマトの種を播種し、約2週間栽培した。その後、上記で作製した土壌を用いてポット(90 mm)にて栽培し、試験区は246株、対照区は240株の苗を作製した。
<苗の開花数測定>
上記の方法で育苗と定植を行い、点滴潅水システムに移行した段階で、試験区および対照区の苗の開花率を測定した。その結果、表9に示したように、対照区では49.2%であったのに対し、試験区では95.8%とほとんどの苗で開花が起こっており、バチルス・ズブチルスC-3102株(FERM BP-1096)の添加により、苗の開花が促進されることが確認された。
Figure 0006434409
本発明は、バチルス・ズブチルスを、例えばナス科植物等の農作物の栽培に利用することにより、農作物の生育を促進し、収量を増加させることができるため、農業上有用である。
微生物の寄託
バチルス・ズブチルスC-3102株は、本出願人により独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センター(旧 通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所)(〒305-8566 日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1 中央第6)に昭和60年(1985年)12月25日付で寄託番号FERM BP-1096として寄託された。現在、この寄託菌株は、独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センター(郵便番号292-0818 日本国千葉県木更津市かずさ鎌足2-5-8 122号室)で保管・管理されている。
本明細書で引用した全ての刊行物、特許および特許出願をそのまま参考として本明細書にとり入れるものとする。

Claims (12)

  1. 農作物の生育を促進し、および/または、収量を増加する能力、ならびに農作物の開花を促進するまたは開花率を高める能力を有するバチルス・ズブチルス(Bacillus subtilis)C−3102株(FERM BP−1096)、またはそれと同等の能力を有するその変異株を有効成分として含有することを特徴とする、農作物栽培用の微生物資材。
  2. バチルス・ズブチルスC−3102株またはその変異株が、担体に固定化されていることを特徴とする、請求項1に記載の微生物資材。
  3. バチルス・ズブチルスC−3102株またはその変異株が、農作物の節間長を短縮する能力をさらに有することを特徴とする、請求項1または2に記載の微生物資材。
  4. バチルス・ズブチルスC−3102株またはその変異株が、農作物の実の成熟を促進する能力をさらに有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の微生物資材。
  5. バチルス・ズブチルスC−3102株またはその変異株が、農作物の実の品質を維持する能力をさらに有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の微生物資材。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の微生物資材を含有する土壌または培地を用いて農作物を栽培することを含むことを特徴とする、農作物の栽培方法。
  7. 栽培が屋内栽培またはハウス栽培であることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  8. 栽培がポットを用いて行われることを特徴とする、請求項またはに記載の方法。
  9. 栽培により農作物の生育の促進、収量の増加、節間長の短縮、開花の促進、開花率の向上、実の成熟の促進または実の品質の維持が生じることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 農作物が、ナス科植物およびウリ科植物から選択される作物である、請求項6〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 農作物がトマトである、請求項6〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 農作物の生育を促進し、および/または、収量を増加する能力、ならびに農作物の開花を促進するまたは開花率を高める能力を有するバチルス・ズブチルスC−3102株(FERM BP−1096)またはそれと同等の能力を有するその変異株の農作物栽培用微生物資材への使用。
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