JP6428563B2 - 電源制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載主機となる回転電機とインバータを介して電力の授受を行う第1電源と、前記回転電機以外の電気機器に電力を供給する第2電源と、を備える車両に適用される電源制御装置に関する。
従来、下記特許文献1に見られるように、第1電源と、第1電源よりも容量が大きくてかつ出力が小さい第2電源と、第1電源及び第2電源の間で電力伝達を可能とする電力変換器とを備える車両に適用される電源制御装置が知られている。下記特許文献1では、第1電源としてキャパシタが用いられており、第2電源として電池が用いられている。
特許第5580914号公報
電源制御装置としては、第1電源及び電力変換器の間を導通状態及び遮断状態のいずれかに切り替え可能な第1遮断部と、第2電源及び電力変換器の間を導通状態及び遮断状態のいずれかに切り替え可能な第2遮断部とを備える車両に適用されるものもある。この制御装置は、第1電源及び第2電源のうちいずれかに異常が生じたか否かを判定する機能を有している。電源制御装置は、第1遮断部及び第2遮断部のうち、異常が生じたと判定した電源に対応する遮断部である対象遮断部を導通状態から遮断状態に切り替える。これにより、車両安全の確保を図っている。
ここで、対象遮断部が遮断状態に切り替えられると、第1電源及び第2電源のうち対象遮断部に対応する電源に、電力変換器からの電力を蓄積できなくなる。このため、対象遮断部に対応する電源に接続された車載電気機器の入力電圧の変動が大きくなる懸念がある。この場合、電気機器の入力電圧が過度に高くなる又は過度に低くなることにより、電気機器の信頼性が低下する懸念がある。
本発明は、第1遮断部及び第2遮断部のうち、異常が生じたと判定された電源に対応する遮断部である対象遮断部が導通状態から遮断状態に切り替えられた場合であっても、対象遮断部に対応する電源に接続された車載電気機器の信頼性の低下を回避できる電源制御装置を提供することを主たる目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、車載主機となる回転電機(61)とインバータ(63)を介して電力の授受を行う第1電源(10)と、前記第1電源とは異なる第2電源(20)と、前記第2電源から電力が供給されて、かつ、前記回転電機以外の電気機器である第2電源側機器(50)と、前記第1電源及び前記インバータのそれぞれと、前記第2電源及び前記第2電源側機器のそれぞれとの間を双方向に電力伝達可能に接続する電力変換器(30)と、前記電力変換器及び前記インバータのそれぞれと前記第1電源との間を導通状態及び遮断状態のいずれかに切り替え可能な第1遮断部(68)と、前記電力変換器及び前記第2電源側機器のそれぞれと前記第2電源との間を導通状態及び遮断状態のいずれかに切り替え可能な第2遮断部(51)と、を備える車両に適用され、前記第1電源及び前記第2電源のうちいずれか一方から他方へと供給される電力を目標電力に制御する電力制御を行うために前記電力変換器を操作する通常時操作部(80)と、前記第1電源及び前記第2電源のうちいずれかに異常が生じたか否かを判定する異常判定部(80)と、前記第1遮断部及び前記第2遮断部のうち、前記異常判定部により異常が生じたと判定された電源に対応する遮断部である対象遮断部を導通状態から遮断状態に切り替える切替部(80)と、前記異常判定部により異常が生じたと判定された場合、前記電力制御に代えて、前記第1電源及び前記第2電源のうち、前記異常判定部により異常が生じたと判定されてない方から異常が生じたと判定された方へと印加される電圧を目標電圧に制御する電圧制御を行うために前記電力変換器を操作する異常時操作部(80)と、を備える。
上記発明は、通常時操作部を備えている。通常時操作部により、第1電源及び第2電源のうちいずれか一方から他方へと供給される電力を目標電力に制御する電力制御を行うために電力変換器が操作される。ここで上記発明は、異常判定部及び異常時操作部をさらに備えている。異常判定部により異常が生じたと判定された場合、電力制御に代えて、第1電源及び第2電源のうち、異常判定部により異常が生じたと判定されてない方から異常が生じたと判定された方へと印加される電圧を目標電圧に制御する電圧制御を行うために、異常時操作部により電力変換器が操作される。
このように上記発明では、異常判定部により異常が生じたと判定された場合、制御量を電力から電圧に変更する。これにより、電力変換器のうち異常が生じたと判定された電源側に接続された車載電気機器の入力電圧の変動を抑制でき、車載電気機器の信頼性の低下を回避することができる。具体的には例えば、第1電源に異常が生じたと判定された場合、異常時操作部により電力変換器が操作されることで、インバータの入力電圧の変動を抑制でき、インバータの信頼性の低下を回避できる。また例えば、第2電源に異常が生じたと判定された場合、異常時操作部により電力変換器が操作されることで、第2電源側機器の入力電圧の変動を抑制でき、第2電源側機器の信頼性の低下を回避できる。
車載電源システムの全体構成図。 高圧電源異常時におけるフェールセーフ処理の手順を示すフローチャート。 低圧電源異常時におけるフェールセーフ処理の手順を示すフローチャート。
以下、本発明に係る電源制御装置を車両に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る車両は、走行動力源として、回転電機及びエンジンが搭載されたハイブリッド車両である。
図1に示すように、車両は、第1電源としての高圧電源10と、第2電源としての中圧電源20とを有している。本実施形態では、高圧電源10として出力型電源を用い、中圧電源20として容量型電源を用いている。容量型電源は、出力型電源よりもエネルギ密度が大きく、電池容量、すなわち蓄積可能な最大電力量が大きいものである。出力型電源は、容量型電源よりも出力密度が大きく、容量型電源よりも最大出力が大きいものである。
高圧電源10の出力電圧V1は、中圧電源20の出力電圧V2よりも高い。具体的には、高圧電源10の出力電圧は、例えば100Vを超える電圧であり、中圧電源20の出力電圧は、例えば48V程度の電圧である。なお、高圧電源10としては、例えばリチウムイオンキャパシタ(LiC)を用いることができ、中圧電源20としては、例えばリチウムイオン2次電池(LiB)を用いることができる。
車両は、高圧電源10と中圧電源20との間で直流電力の授受を行うために、高圧電源10と中圧電源20との間を変圧可能に接続する電力変換器30を備えている。本実施形態では、電力変換器30として、高圧電源10と中圧電源20との間を電気的に絶縁しつつ、高圧電源10と中圧電源20との間を変圧可能に接続する双方向絶縁型DCDCコンバータを用いている。詳しくは、電力変換器30は、中圧部31、高圧部32、及び中圧部31と高圧部32との間を電気的に絶縁しつつ中圧部31と高圧部32との間で電力伝達を行う変圧器33を備えている。中圧部31及び高圧部32は、スイッチング素子を備えている。なお、双方向絶縁型DCDCコンバータは周知であるため、その詳細な説明は省略する。
電力変換器30は、上記スイッチング素子の操作によって中圧電源20の出力電圧を昇圧して高圧電源10に印加することにより、中圧電源20から高圧電源10へと電力を供給する昇圧動作を行う。電力変換器30は、上記スイッチング素子の操作によって高圧電源10の出力電圧を降圧して中圧電源20に印加することにより、高圧電源10から中圧電源20へと電力を供給する降圧動作を行う。
車両は、中圧電源20の出力電圧を降圧して補機負荷40及び低圧電源41に印加するチョッパ方式の降圧コンバータ50を備えている。補機負荷40及び低圧電源41には、例えば14V程度の電圧が印加される。本実施形態において、補機負荷40には、電動パワーステアリング装置、パワーウインドウ装置、ブロワ、及びファン等が含まれる。低圧電源41は、その出力電圧V3が中圧電源20の出力電圧V2よりも低いものであり、例えば鉛蓄電池を用いることができる。低圧電源41は、補機負荷40の電力供給源となり得る。
車両は、高圧負荷として、第1モータジェネレータ60、第2モータジェネレータ61、第1インバータ62、及び第2インバータ63を備えている。本実施形態において、第1インバータ62及び第2インバータ63は、3相インバータである。また本実施形態において、第1モータジェネレータ60及び第2モータジェネレータ61は、3相のものであり、例えば同期機である。
第1モータジェネレータ60は、第1インバータ62に電気的に接続されている。第1モータジェネレータ60は、車載エンジン64のクランク軸に初期回転を付与してクランキングを行うスタータ等の役割を果たす。一方、第2モータジェネレータ61は、第2インバータ63に電気的に接続され、車載主機等の役割を果たす。エンジン64のクランク軸及び第2モータジェネレータ61は、動力分割機構65を介して車両の駆動輪66と動力伝達可能とされている。なお、第1インバータ62及び第2インバータ63と、高圧電源10との間に昇圧コンバータが設けられていてもよい。
第1モータジェネレータ60の力行運転時においては、第1モータジェネレータ60には、第1インバータ62から交流電圧が印加される。第1モータジェネレータ60の回生運転時においては、第1モータジェネレータ60により回生発電された電力が、第1インバータ62を介して高圧電源10に供給されたり、さらに電力変換器30を介して中圧電源20に供給されたりする。
車両は、第1電源側機器として、車室内空調用の電動コンプレッサ67を備えている。電動コンプレッサ67は、電力変換器30及び高圧電源10の少なくとも一方を電力供給源として、冷凍サイクル内の冷媒を圧送する。これにより、車室内を冷房するための冷熱を生成する。本実施形態において、電動コンプレッサ67は、冷媒を圧送するためのモータと、このモータを駆動するインバータとを備えている。なお、第1電源側機器には、電動コンプレッサ67に加え、他の電気機器が含まれていてもよい。
第1インバータ62の高圧部32側には、平滑コンデンサ62aが設けられており、第2インバータ63の高圧部32側にも、第1インバータ62と同様に、平滑コンデンサが設けられている。また、降圧コンバータ50の入力側である中圧部31側にも、平滑コンデンサが設けられている。
第1インバータ62、第2インバータ63、電動コンプレッサ67のインバータ、及び電力変換器30は、第1遮断部としての高圧側リレー68を介して、高圧電源10と電力の授受を行う。詳しくは、高圧側リレー68が導通状態とされる場合、第1インバータ62、第2インバータ63、電動コンプレッサ67のインバータ、及び電力変換器30の高圧部32のそれぞれは、高圧電源10と電気的に接続される。一方、高圧側リレー68が遮断状態とされる場合、第1インバータ62、第2インバータ63、電動コンプレッサ67のインバータ、及び電力変換器30の高圧部32のそれぞれは、高圧電源10と電気的に遮断される。
降圧コンバータ50及び電力変換器30は、第2遮断部としての低圧側リレー51を介して、中圧電源20と電力の授受を行う。詳しくは、低圧側リレー51が導通状態とされる場合、降圧コンバータ50、及び電力変換器30の中圧部31側のそれぞれは、中圧電源20と電気的に接続される。一方、低圧側リレー51が遮断状態とされる場合、降圧コンバータ50、及び電力変換器30の中圧部31側のそれぞれは、中圧電源20と電気的に遮断される。
なお、高圧電源10、中圧電源20及び電力変換器30を備える電源システムは、蓄積可能な最大電力量が大きい方の電源である中圧電源20を高圧負荷及び補機負荷40のメイン電源とするために構成されている。この構成によれば、中圧電源20が備えられる中圧システムとは電気的に絶縁された高圧システムに備えられる高圧負荷及び第1電源側機器に対しては、必要に応じて中圧電源20から電力が供給される。また、低圧システムに備えられる補機負荷40及び低圧電源41に対しても、必要に応じて、中圧電源20から降圧コンバータ50を介して電力が供給される。
車両は、摩擦ブレーキにより車輪に制動力を付与するブレーキ装置70を備えている。本実施形態では、ブレーキ装置70として、油圧式のものを用いている。
車両は、高圧部32の出力電圧を検出可能な高圧電圧検出部71と、中圧部31の出力電圧を検出可能な中圧電圧検出部72とを備えている。車両は、高圧部32の出力電流及び高圧電源10に流れる電流を検出可能な高圧電流検出部73、及び中圧部31の出力電流及び中圧電源20に流れる電流を検出可能な中圧電流検出部74を備えている。各検出部の検出値は、車載制御装置80に入力される。
制御装置80は、電力変換器30、降圧コンバータ50、第1インバータ62、第2インバータ63、及びエンジン64等を制御する。具体的には例えば、制御装置80は、第2モータジェネレータ61のトルクを目標トルクに制御すべく、第2インバータ63を操作する。
なお、実際には、電力変換器30、第1インバータ62、第2インバータ63、及びエンジン64等のそれぞれに対応して個別に制御装置が設けられる。本実施形態では、制御装置が個別設けられる点が要部ではないため、便宜上、これら制御装置を単一の制御装置80として図示した。
制御装置80は、回生協調ブレーキ制御を行う回生制御部80aを備えている。回生制御部80aは、車両の車輪に付与する要求制動トルクを算出する要求制動トルク算出部と、第2モータジェネレータ61の回生発電により生成される回生制動トルクと、ブレーキ装置70の制動トルクとの合計値が要求制動トルクとなるように、第2インバータ63及びブレーキ装置70を操作するブレーキ操作部とを含む。なお、要求制動トルクは、図示しないブレーキペダルの踏み込み量に基づいて算出されればよい。
制御装置80は、低圧側リレー51及び高圧側リレー68のそれぞれを導通状態及び遮断状態のうちいずれかに操作する。制御装置80は、低圧側リレー51及び高圧側リレー68のそれぞれを導通状態としつつ、中圧電源20を電力供給源として高圧電源10側へと電力を供給する制御を行う。この制御は、高圧部32の出力電力を目標電力にフィードバック制御すべく電力変換器30のスイッチング素子を操作する電力制御となる。なお、高圧部32の出力電力は、高圧電圧検出部71により検出された電圧である第1電圧VHrと、高圧電流検出部73により検出された電流である第1電流IHrとに基づいて算出されればよい。
一方、制御装置80は、低圧側リレー51及び高圧側リレー68のそれぞれを導通状態としつつ、高圧電源10と第2モータジェネレータ61の回生発電電力とのうち少なくとも一方を電力供給源として中圧電源20側へと電力を供給する制御を行う。この制御は、中圧部31の出力電力を目標電力にフィードバック制御すべく電力変換器30のスイッチング素子を操作する電力制御となる。なお、中圧部31の出力電力は、中圧電圧検出部72により検出された電圧である第2電圧VMrと、中圧電流検出部74により検出された電流である第2電流IMrとに基づいて算出されればよい。
ところで、高圧電源10及び中圧電源20のうちいずれかに異常が生じた場合、車両安全を確保する観点から、異常が生じた電源に対応するリレーを導通状態から遮断状態に切り替える必要がある。そして、異常が生じていない電源を第2モータジェネレータ61の電力供給源として車両を退避走行させる。しかしながら、リレーを遮断状態に切り替えると、以下に説明する不都合が生じ得る。
高圧電源10に異常が生じた場合に高圧側リレー68が遮断状態に切り替えられると、高圧電源10が、高圧部32の出力電力及び第2モータジェネレータ61の回生発電電力の受け皿として機能しなくなる。この場合、高圧部32の出力電力及び第2モータジェネレータ61の回生発電電力の受け皿が、第1インバータ62及び第2インバータ63の平滑コンデンサ等のみとなり、回生発電電力の受け皿が減ることとなる。その結果、第2インバータ63の入力電圧が変動しやすくなり、第2インバータ63の入力電圧の変動幅が大きくなる。これにより、第2モータジェネレータ61のトルク変動が大きくなり、ドライバビリティが低下する懸念がある。また、高圧側リレー68を遮断状態に切り替えると、第1インバータ62、第2インバータ63及び電動コンプレッサ67の入力電圧の変動幅が大きくなり、第1インバータ62、第2インバータ63及び電動コンプレッサ67の入力電圧が過度に高くなる又は過度に低くなる。これにより、第1インバータ62、第2インバータ63及び電動コンプレッサ67の信頼性が低下する懸念がある。
一方、中圧電源20に異常が生じた場合に低圧側リレー51が遮断状態に切り替えられると、中圧電源20が、中圧部31の出力電力の受け皿として機能しなくなる。この場合、中圧部31の出力電力の受け皿が、降圧コンバータ50の平滑コンデンサ等のみとなる。その結果、降圧コンバータ50の入力電圧の変動幅が大きくなり、降圧コンバータ50の信頼性が低下する懸念がある。なお、実際には、降圧コンバータ50の入力電圧の変動幅が大きくなる場合、降圧コンバータ50の保護機能により、降圧コンバータ50が異常停止される。
上述した問題を解決すべく、本実施形態では、高圧電源10及び中圧電源20のいずれかに異常が生じた場合、制御装置80は、図2及び図3に示すフェールセーフ処理を行う。
まず、図2を用いて、高圧電源10に異常が生じた場合のフェールセーフ処理について説明する。
この一連の処理では、まずステップS10において、高圧電源10に異常が生じているか否かを判定する。本実施形態では、高圧電源10に異常が生じているか否かを、高圧電圧検出部71により検出された電圧である第1電圧VHrに基づいて判定する。具体的には例えば、第1電圧VHrがその制御範囲からはずれた場合に高圧電源10に異常が生じている旨判定すればよい。なお本実施形態において、ステップS10の処理が異常判定部に相当する。
ステップS10において肯定判定した場合には、ステップS11に進み、電力変換器30の電力制御において電力変換器30の高圧部32側から出力する目標電力を第2インバータ63の入力電力と等しくする処理、電動コンプレッサ67の動作を停止させる処理、及び回生協調ブレーキ制御を禁止する処理を行う。本実施形態において、ステップS11の処理が第1電源側操作部及び停止部を含む。
まず、目標電力を第2インバータ63の入力電力と等しくする処理について説明する。この処理は、高圧側リレー68に流れる電流を0に近づけた状態で高圧側リレー68を遮断状態に切り替え、高圧側リレー68の溶着の発生を回避するための処理である。
つまり、高圧側リレー68に流れる電流を0に近づけるには、第2インバータ63の動作を停止させることも考えられる。しかしながらこの場合、第2モータジェネレータ61による力行運転を行うことができず、ドライバビリティが低下する懸念がある。そこで、第2インバータ63の動作を停止させずに高圧側リレー68に流れる電流を0に近づけるために、電力変換器30から出力する目標電力を第2インバータ63の入力電力と等しくする処理を行う。特に本実施形態では、電動コンプレッサ67の動作を停止させる処理を行うことにより、高圧側リレー68に流れる電流を0に確実に0近づける。これにより、高圧側リレー68が遮断状態に切り替えられた場合における高圧側リレー68の溶着の発生を回避する。なお、第2インバータ63に電力が入力されることから、第2モータジェネレータ61の駆動トルクにより車両の走行がアシストされる。
ちなみに、高圧側リレー68が遮断状態に切り替えられた場合における第2インバータ63の電力供給源は、中圧電源20となる。このため、第2インバータ63の入力電力が、中圧電源20の許容出力電力以下となるように第2インバータ63の入力電力にガードをかける処理を行うのが望ましい。
続いて、回生協調ブレーキ制御を禁止する処理について説明する。この処理は、ドライバビリティの低下を回避するための処理である。つまり、高圧電源10に異常が生じて高圧側リレー68が遮断状態に切り替えられると、第2モータジェネレータ61の回生発電電力が第2インバータ63を介して高圧電源10に蓄積することができなくなり、電源システムの受け入れ可能な回生発電電力の最大値が減少する。この場合、減少した回生発電電力に対応する回生制動トルクを、ブレーキ装置70の制動トルクによって補完する必要がある。しかしながら、ブレーキ装置70の応答性が低いことに起因して、要求制動トルクに対して実際の制動トルクが一時的に不足し、ドライバビリティが低下する懸念がある。
そこで、高圧電源10に異常が生じたと判定した場合、第2モータジェネレータ61の回生発電を禁止し、ブレーキ装置70の制動トルクが要求制動トルクとなるように、ブレーキ装置70を操作する。これにより、要求制動トルクに対して実際の制動トルクが一時的に不足することを抑制し、ドライバビリティの低下を回避する。
続くステップS12では、第1電流IHrが高圧側閾値IHth以下になったとの第1条件、及びステップS12の処理が開始されてからの経過時間THrが高圧側閾値時間THth経過したとの第2条件の論理和が真であるか否かを判定する。第1条件は、高圧側リレー68に流れる電流が0に近づいたか否かを判定するための条件である。なお、第2条件は、ドライバの要求する走行動力源の出力パワーに対して実際の出力パワーが不足する状態が継続されるのを回避するための条件である。つまり、ステップS12の処理が開始されてから、第1電流IHrが高圧側閾値IHth以下になるまでの時間が長くなると、実際の出力パワーが不足する状態が長くなり、ドライバビリティが低下し得る。このため、第2条件を設けることにより、その後ステップS18においてエンジン64の始動処理が実行されるまでの時間が長くなることを抑制し、ドライバビリティの低下を回避する。
ステップS12において肯定判定した場合には、ステップS13に進み、高圧側リレー68を導通状態から遮断状態に切り替える。なお本実施形態において、ステップS13の処理が切替部に相当する。
続くステップS14では、第1電圧VHrが所定範囲から外れたとの第3条件、及びステップS14の処理が開始されてからの経過時間TH1が第1所定時間Tα1以上になったとの第4条件の論理和が真であるか否かを判定する。ここで、第3条件は、高圧部32の出力電圧が不安定になったことを捉え、電力制御から電圧制御に切り替えるタイミングであるか否かを判定するための条件である。なお、第4条件は、上記第2条件と同様の趣旨で設けられる条件である。
続くステップS15では、電力制御から電圧制御に切り替える。この処理は、電力変換器30の制御量を出力電力から出力電圧に変更することにより、第2インバータ63等の入力電圧の変動を抑制するための処理である。電圧制御は、第1電圧VHrをその目標電圧VHtgtにフィードバック制御すべく、電力変換器30のスイッチング素子を操作する制御である。なお本実施形態では、電圧制御に切り替えられた場合であっても、電力変換器30の昇圧動作及び降圧動作の双方が制限されることはない。ちなみに本実施形態において、ステップS15の処理が異常時操作部に相当する。
続くステップS16では、第1電圧VHrが目標電圧VHtgtに収束したとの第5条件、及びステップS16の処理が開始されてからの経過時間TH2が第2所定時間Tα2以上になったとの第6条件の論理和が真であるか否かを判定する。なお、第6条件は、上記第2条件と同様の趣旨で設けられる条件である。
続くステップS17では、エンジン64が停止しているか否かを判定する。ステップS17において肯定判定した場合には、ステップS18,S19において、第1モータジェネレータ60によりクランキングを行う処理と、エンジン64の燃焼制御処理とにより、エンジン64に初爆を発生させてエンジン64を始動させる。なお本実施形態において、ステップS17〜S19の処理がエンジン始動部に相当する。
ステップS19において肯定判定した場合、又はステップS17において否定判定した場合には、ステップS20に進む。ステップS20では、電動コンプレッサ67を含む第1電源側機器の動作を復帰させる。電動コンプレッサ67の動作の再開により、車室内の冷房に必要な冷熱の生成を再開させることができる。なお本実施形態において、ステップS20の処理が復帰部に相当する。
次に、図3を用いて、中圧電源20に異常が生じた場合のフェールセーフ処理について説明する。
この一連の処理では、まずステップS30において、中圧電源20に異常が生じているか否かを判定する。本実施形態では、中圧電源20に異常が生じているか否かを、第2電圧VMrに基づいて判定する。具体的には例えば、第2電圧VMrがその制御範囲からはずれた場合に中圧電源20に異常が生じている旨判定すればよい。なお本実施形態において、ステップS30の処理が異常判定部に相当する。
ステップS30において肯定判定した場合には、ステップS31に進み、電力変換器30及び降圧コンバータ50の動作を停止させる。この処理は、低圧側リレー51に流れる電流を0にした状態又は0に近づけた状態で低圧側リレー51を遮断状態に切り替え、低圧側リレー51の溶着の発生を回避するための処理である。本実施形態において、ステップS31の処理が第2電源側操作部及び停止部を含む。
続くステップS32では、エンジン64が停止しているか否かを判定する。ステップS32において肯定判定した場合には、ステップS33,S34において、第1モータジェネレータ60によりクランキングを行う処理と、エンジン64の燃焼制御処理とにより、エンジン64に初爆を発生させてエンジン64を始動させる。
ステップS34において肯定判定した場合、又はステップS32において否定判定した場合には、ステップS35に進む。ステップS35では、第2電流IMrが低圧側閾値IMth以下になったとの第7条件、及びステップS35の処理が開始されてからの経過時間TMrが低圧側閾値時間TMth経過したとの第8条件の論理和が真であるか否かを判定する。第7条件は、低圧側リレー51に流れる電流が0になったか否か又は0に近づいたか否かを判定するための条件である。
ステップS35において肯定判定した場合には、ステップS36に進み、低圧側リレー51を導通状態から遮断状態に切り替える。なお本実施形態において、ステップS36の処理が切替部に相当する。
続くステップS37では、ステップS37の処理が開始されてからの経過時間TM1が第3所定時間Tα3以上になったとの条件が成立しているか否かを判定する。
ステップS37で肯定判定した場合には、ステップS38に進み、電力制御から電圧制御に切り替える。電圧制御は、第2電圧VMrをその目標電圧VMtgtにフィードバック制御すべく、電力変換器30のスイッチング素子を操作する制御である。本実施形態では、電圧制御において、電力変換器30の降圧動作のみ許容し、昇圧動作を禁止する。ちなみに本実施形態において、ステップS38の処理が異常時操作部に相当する。
続くステップS39では、第2電圧VMrが目標電圧VMtgtに収束したとの条件、及びステップS39の処理が開始されてからの経過時間TM2が第4所定時間Tα4以上になったとの条件の論理和が真であるか否かを判定する。
ステップS39において肯定判定した場合には、ステップS40に進み、降圧コンバータ50の動作を復帰させる。なお本実施形態において、ステップS40の処理が復帰部に相当する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
高圧電源10に異常が生じたと判定した場合、高圧部32側からの出力電力を目標電力に制御する電力制御に代えて、第1電圧VHrを目標電圧VHtgtに制御する電圧制御に切り替えた。このため、第2モータジェネレータ61のトルク変動を抑制してドライバビリティの低下を回避したり、第2インバータ63等の信頼性の低下を回避したりすることができる。
また、中圧電源20に異常が生じたと判定した場合、中圧部31側からの出力電力を目標電力に制御する電力制御に代えて、第2電圧VMrを目標電圧VMtgtに制御する電圧制御に切り替えた。このため、降圧コンバータ50の入力電圧の変動を抑制し、降圧コンバータ50の信頼性の低下を回避できる。
高圧電源10に異常が生じたと判定した場合、高圧電源10の入出力電力を0に近づけるように電力変換器30及び第2インバータ63を操作した。そして、高圧電源10の入出力電力が0に近づけられた状態で高圧側リレー68を遮断状態に切り替えた。これにより、高圧側リレー68の溶着の発生を回避することができる。
高圧電源10に異常が生じたと判定した場合、電動コンプレッサ67を含む第1電源側機器の動作を停止させた。車両の走行に関与しない電気機器の動作を停止させることにより、高圧電源10の入出力電力をより0に近づけることができる。
高圧電源10に異常が生じたと判定した場合、回生協調ブレーキ制御を禁止し、ブレーキ装置70の制動トルクが要求制動トルクとなるようにブレーキ装置70を操作した。これにより、要求制動トルクに対して実際の制動トルクが一時的に不足することを抑制でき、ドライバビリティの低下を回避することができる。
高圧電源10に異常が生じたと判定した場合にエンジン64が停止されているとき、エンジン64を始動させた。高圧側リレー68が遮断状態に切り替えられると、第2モータジェネレータ61の電力供給源が中圧電源20のみとなるため、第2モータジェネレータ61に要求される電力が不足し、第2モータジェネレータ61の出力パワーが不足する懸念がある。特に高圧電源10が高出力型電源であるため、加速要求にこたえることができず、ドライバビリティが低下する懸念がある。この点本実施形態では、第2モータジェネレータ61の出力パワーの不足をエンジン64によってカバーできる。このため、ドライバビリティの低下を回避でき、車両の退避走行を適正に行うことができる。
特に本実施形態では、高圧電源10に異常が生じたと判定した場合にエンジン64が停止されているとき、電動コンプレッサ67を含む第1電源側機器の動作を停止させた状態でエンジン64を始動させた。このため、第1モータジェネレータ60によるクランキングに要する電力が不足する事態を回避でき、エンジン64を的確に始動させることができる。
高圧電源10に異常が生じたと判定した場合、第1電圧VHrが目標電圧VHtgtに収束した状態で、第1モータジェネレータ60によりクランキングを行った。このため、第1モータジェネレータ60の動作が不安定となることを回避でき、エンジン64を的確に始動させることができる。
高圧電源10に異常が生じたと判定した場合、電動コンプレッサ67を含む第1電源側機器の動作を停止させ、エンジン64の始動後に第1電源側機器の動作を復帰させた。このため、車両の退避走行時における車室内の快適性を極力維持することができる。
中圧電源20に異常が生じたと判定した場合、電力変換器30及び降圧コンバータ50の動作を停止させた状態で低圧側リレー51を遮断状態に切り替えた。これにより、低圧側リレー51の溶着の発生を回避することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施形態において、クランキングを行う電動機としては、第1モータジェネレータ60に限らない。例えば、クランキングを行う電動機として、第1モータジェネレータ60及び第1インバータ62が備えられない車両において、低圧電源41を電力供給源とする補機負荷40であるスタータを用いてもよい。
・上記実施形態では、中圧電源20の異常時に降圧コンバータ50の動作を停止させたがこれに限らない。例えば、中圧部31側からの出力電力と、降圧コンバータ50を介して補機負荷40側へと持ち出される電力とを等しくするように電力変換器30及び降圧コンバータ50を操作することにより、低圧側リレー51に流れる電流を0に近づけてもよい。
・第2電源側機器には、降圧コンバータ50以外の電気機器が含まれていてもよい。
・上記実施形態において、高圧電源を容量型電源とし、中圧電源を出力型電源としてもよい。
・遮断部としては、リレーに限らず、リレーと同様の機能を持つものであれば他の遮断部であってもよい。
・上記実施形態では、電源システムに備えられる2つの電源である高圧電源10及び中圧電源20の出力電圧が異なっていたがこれに限らず、同等であってもよい。この場合、電力変換器として、2つの電源の間を電気的に絶縁しない非絶縁型DCDCコンバータを用いてもよい。
・車両としては、ハイブリッド車両に限らず、燃料電池を有する車両等、他の発電源を持つ車両であってもよい。なお車両としては、走行動力源としてモータジェネレータのみを備える車両であってもよい。
10…高圧電源、20…中圧電源、30…電力変換器、40…補機負荷、51…低圧側リレー、61…第2モータジェネレータ、63…第2インバータ、68…高圧側リレー、80…制御装置。

Claims (12)

  1. 車載主機となる回転電機(61)とインバータ(63)を介して電力の授受を行う第1電源(10)と、
    前記第1電源とは異なる第2電源(20)と、
    前記第2電源から電力が供給されて、かつ、前記回転電機以外の電気機器である第2電源側機器(50)と、
    前記第1電源及び前記インバータのそれぞれと、前記第2電源及び前記第2電源側機器のそれぞれとの間を双方向に電力伝達可能に接続する電力変換器(30)と、
    前記電力変換器及び前記インバータのそれぞれと前記第1電源との間を導通状態及び遮断状態のいずれかに切り替え可能な第1遮断部(68)と、
    前記電力変換器及び前記第2電源側機器のそれぞれと前記第2電源との間を導通状態及び遮断状態のいずれかに切り替え可能な第2遮断部(51)と、を備える車両に適用され、
    前記第1電源及び前記第2電源のうちいずれか一方から他方へと供給される電力を目標電力に制御する電力制御を行うために前記電力変換器を操作する通常時操作部(80)と、
    前記第1電源及び前記第2電源のうちいずれかに異常が生じたか否かを判定する異常判定部(80)と、
    前記第1遮断部及び前記第2遮断部のうち、前記異常判定部により異常が生じたと判定された電源に対応する遮断部である対象遮断部を導通状態から遮断状態に切り替える切替部(80)と、
    前記異常判定部により異常が生じたと判定された場合、前記電力制御に代えて、前記第1電源及び前記第2電源のうち、前記異常判定部により異常が生じたと判定されてない方から異常が生じたと判定された方へと印加される電圧を目標電圧に制御する電圧制御を行うために前記電力変換器を操作する異常時操作部(80)と、を備える電源制御装置。
  2. 前記異常判定部により前記第1電源に異常が生じたと判定された場合、前記電力変換器から前記第1電源側への出力電力と前記インバータの入力電力とを等しくすることで前記第1電源の入出力電力を0に近づけるように、前記電力変換器及び前記インバータを操作する第1電源側操作部(80)を備え、
    前記切替部は、前記第1電源側操作部により前記第1電源の入出力電力が0に近づけられた状態で前記第1遮断部を遮断状態に切り替え、
    前記異常時操作部は、前記第1遮断部が遮断状態に切り替えられた状態で、前記電圧制御を行うために前記電力変換器を操作する請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記車両には、前記電力変換器及び前記インバータ以外の電気機器であって、かつ、前記電力変換器の前記第1電源側に電気的に接続された第1電源側機器(67)が備えられ、
    前記異常判定部により前記第1電源に異常が生じたと判定された場合、前記第1電源側機器の動作を停止させる停止部を備える請求項2に記載の電源制御装置。
  4. 前記車両には、車輪に制動力を付与する摩擦ブレーキ装置(70)が備えられ、
    前記回転電機の回生発電により前記車輪に付与される回生制動トルクと、前記摩擦ブレーキ装置の制動トルクとによって前記車輪に付与すべき要求制動トルクを実現するように、前記インバータ及び前記摩擦ブレーキ装置を操作するブレーキ操作部(80)を備え、
    前記ブレーキ操作部は、前記異常判定部により前記第1電源に異常が生じたと判定された場合、前記回転電機の回生発電を禁止し、前記摩擦ブレーキ装置の制動トルクが前記要求制動トルクとなるように前記摩擦ブレーキ装置を操作する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源制御装置。
  5. 前記車両には、車載主機となるエンジン(64)が備えられ、
    前記異常判定部により前記第1電源に異常が生じたと判定された場合に前記エンジンが停止されているとき、前記エンジンを始動させるエンジン始動部(80)を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の電源制御装置。
  6. 前記車両には、前記電力変換器の前記第1電源側に電気的に接続されてかつ前記エンジンのクランキングを行う電動機(62)が備えられ、
    前記エンジン始動部は、前記電力変換器から前記電動機へと印加される電圧が前記目標電圧に収束した状態で、前記電動機により前記クランキングを行うことで前記エンジンを始動させる請求項5に記載の電源制御装置。
  7. 前記車両には、前記電力変換器及び前記インバータ以外の電気機器であって、かつ、前記電力変換器の前記第1電源側に電気的に接続された第1電源側機器(67)が備えられ、
    前記異常判定部により前記第1電源に異常が生じたと判定された場合、前記第1電源側機器の動作を停止させる停止部と、
    前記エンジン始動部による前記エンジンの始動後に前記第1電源側機器の動作を復帰させる復帰部(80)と、を備える請求項5又は6に記載の電源制御装置。
  8. 前記異常判定部により前記第2電源に異常が生じたと判定された場合、前記第2電源の入出力電力を0に近づけるように前記電力変換器及び前記第2電源側機器を操作する第2電源側操作部(80)を備え、
    前記切替部は、前記第2電源側操作部により前記第2電源の入出力電力が0に近づけられた状態で前記第2遮断部を遮断状態に切り替え、
    前記異常時操作部は、前記第2遮断部が遮断状態に切り替えられた状態で、前記電圧制御を行うために前記電力変換器を操作する請求項1〜7のいずれか1項に記載の電源制御装置。
  9. 前記第2電源側機器には、前記第2電源の出力電圧を降圧して出力する降圧コンバータ(50)が含まれ、
    前記第2電源側操作部は、前記電力変換器及び前記降圧コンバータのそれぞれの動作を停止させることにより前記第2電源の入出力電力を0にし、
    前記切替部は、前記第2電源側操作部により前記第2電源の入出力電力が0にされた状態で前記第2遮断部を遮断状態に切り替える請求項8に記載の電源制御装置。
  10. 前記第2電源は、前記第1電源よりも出力電圧が低いものであり、
    前記電力変換器は、前記第1電源及び前記インバータのそれぞれと、前記第2電源及び前記第2電源側機器のそれぞれとの間を双方向に変圧可能に接続するものである請求項1〜9のいずれか1項に記載の電源制御装置。
  11. 前記電力変換器は、前記第1電源及び前記インバータのそれぞれと、前記第2電源及び前記第2電源側機器のそれぞれとの間を電気的に絶縁しつつ、前記第1電源及び前記インバータのそれぞれと、前記第2電源及び前記第2電源側機器のそれぞれとの間を双方向に変圧可能に接続する請求項10に記載の電源制御装置。
  12. 前記第1電源は、出力型電源であり、
    前記第2電源は、前記出力型電源よりも蓄積可能な電力量が大きくて、かつ、前記出力型電源よりも出力が小さい容量型電源である請求項1〜11のいずれか1項に記載の電源制御装置。
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