JP6427447B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

本発明はカラオケ装置に関する。
通信カラオケシステムにおいて、カラオケ歌唱の採点機能を備えるカラオケ装置が普及している。カラオケ歌唱の採点は、歌唱者のカラオケ歌唱を数値化してリファレンスデータの数値と比較することにより行う。採点結果は、歌詞や背景映像を表示するモニタを利用して、楽曲演奏中に歌唱区間毎に表示されたり、楽曲演奏終了後に総合得点として表示される。
更に、点数評価だけでなく評価コメントを提示する技術も知られている。たとえば特許文献1には、楽曲演奏中に歌唱をリアルタイムに評価し、その評価結果を音声によって再生することが可能なカラオケ装置が開示されている。評価コメントは、歌手の声、アニメキャラクタの声、或いは大阪弁など、予めハードディスクに記憶された様々な声質の音声で再生することができる(特許文献1の明細書段落[0093])。
特開2000−122674号公報
ところで、歌唱評価に応じたメッセージ(評価コメント)を音声として再生する場合、歌唱者等が聴き取り易い状況で放音されることが望ましい。一方、カラオケ歌唱中はカラオケ演奏(伴奏)が流れているため、当該演奏が邪魔になってメッセージが聴き取り難くなる場合がある。
特許文献1には、カラオケ演奏データに含まれるコメント再生指示データに従ったタイミングで評価コメントを再生することが記載されている。つまり、各コメント再生指示データで区切られた区間毎に歌唱評価の実行が指示され、歌唱評価結果の音声出力が指示される。コメント再生指示データは、たとえば、楽曲中の各フレーズや各コーラスが切り変わる位置に配置される(特許文献1の明細書段落[0027])。
しかし、この場合には、膨大な数のカラオケ演奏データそれぞれに対し、メッセージの聴き取り易い位置に予め複数のコメント再生指示データを設定しなければならず煩雑である。
また、特許文献1には、ユーザがリモコンなどで所定の操作を行う毎に歌唱評価の実行及び評価コメントの再生を指示することも記載されている(特許文献1の明細書段落[0086])。
しかし、この場合、歌唱者は歌唱中に評価の実行や評価コメントの再生指示の操作が必要となるため歌唱に集中できない。また、通常、歌唱者は楽曲中においてメッセージが聴き取り易い位置を把握していないため、カラオケ演奏の状況を考慮して評価コメントの再生指示等を行うことは困難である。
更に、特許文献1には、評価コメントが再生される際にカラオケ演奏の音量を自動的に小さくする構成の記載がある(特許文献1の明細書段落[0095])。この場合、大音量でカラオケ演奏がなされている場合であっても評価コメントを聴き逃すことがない。
しかし、評価コメントを聴くことを優先してカラオケ演奏全体の音量を下げるということは本末転倒であり、カラオケ歌唱の興趣を削いでしまうという問題がある。
本発明の目的は、歌唱評価に応じたメッセージを音声出力する場合に、歌唱者が当該メッセージの内容を容易に把握できるカラオケ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係るカラオケ装置は、カラオケ演奏に合わせて楽曲の歌唱を行うことにより得られる歌唱音声信号の採点結果に応じたメッセージを音声出力するカラオケ装置であって、前記カラオケ演奏を行うための複数の楽器の楽音信号を生成する音源部と、複数の採点結果それぞれに対して、異なるメッセージを対応付けて記憶するメッセージ記憶部と、複数の歌唱区間を有する楽曲について、歌唱区間毎に前記採点結果を算出する採点部と、前記メッセージ記憶部に記憶されたメッセージの中から、算出された前記採点結果に応じた所定のメッセージを選択するメッセージ選択部と、前記採点結果を算出した歌唱区間に対応した所定のタイミングで、選択された前記所定のメッセージの音声出力を行うメッセージ出力部と、前記所定のメッセージの音声出力が行われている間、前記複数の楽器のうち一部の楽器の楽音信号を生成しないよう、前記音源部を制御する音源制御部と、を有する。
このようなカラオケ装置によれば、歌唱評価に応じたメッセージを音声出力する場合に、歌唱者が当該メッセージの内容を容易に把握できる。
また、上記課題を解決するために、請求項2に係るカラオケ装置は、請求項1記載のカラオケ装置であって、前記メッセージ記憶部は、各メッセージについて、前記メッセージの再生開始から終了までに要する時間である再生時間を対応付けて記憶し、前記音源制御部は、前記所定のメッセージに対応付けられた再生時間の間、前記一部の楽器の楽音信号を生成しないよう、前記音源部を制御する。
この場合、メッセージの再生時間に応じて当該メッセージの内容を把握し易くできる。
また、上記課題を解決するために、請求項3に係るカラオケ装置は、請求項1または2記載のカラオケ装置であって、前記音源制御部は、前記複数の楽器の楽音信号のうち、少なくともドラムセットに含まれるシンバル及びハイハットに対応する楽音信号を生成しないよう、前記音源部を制御する。
また、上記課題を解決するために、請求項4に係るカラオケ装置は、請求項1または2記載のカラオケ装置であって、前記音源制御部は、前記複数の楽器の楽音信号のうち、低音楽器の楽音信号のみを生成するよう、前記音源部を制御する。
これらの場合、歌唱者はメッセージの内容をより把握し易くなる。
また、上記課題を解決するために、請求項5に係るカラオケ装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載のカラオケ装置であって、前記メッセージ記憶部に記憶されるメッセージそれぞれは、複数の部分から構成されており、前記メッセージ出力部は、選択された前記メッセージを構成する部分それぞれを前記カラオケ演奏における拍のタイミングと同期させて音声出力を行う。
この場合、メッセージを再生する際に新たな楽しみ方を提供することができる。
本発明によれば、歌唱者が聴き取りやすい状況で歌唱評価に応じたメッセージを音声出力することができる。よって、歌唱者はメッセージの内容を容易に把握できる。
第1実施形態に係るカラオケ装置の概略を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ本体のハードウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係る記憶部に記憶されるテーブルデータを示す図である。 第1実施形態に係る記憶部に記憶される音声データの例を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ本体のソフトウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 第1実施形態において参照する楽曲の楽譜を示す図である。 第2実施形態に係る記憶部に記憶される音声データの例を示す図である。
<第1実施形態>
図1〜図7を参照して、第1実施形態に係るカラオケ装置1について説明する。
==カラオケ装置==
(ハードウェア構成)
カラオケ装置1は、カラオケ演奏及び歌唱者が歌唱を行うための装置である。図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30(表示部)、マイク40、及びリモコン装置50を備える。カラオケ装置1は、通信回線を介してサーバ(図示なし)と通信可能に接続される。
スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は歌唱者の音声をアナログの音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。歌唱者はリモコン装置50を用いてカラオケ装置1の起動、楽曲の予約等を行うことができる。
カラオケ本体10は、選択されたカラオケ楽曲の演奏制御、歌詞および背景映像の表示制御、マイク40を通じて入力された音声信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。図2はカラオケ本体10のハードウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音源部14、音響処理部15、表示処理部16及び操作部17を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
制御部11は、CPU11aおよびメモリ11bを備える。CPU11aは、メモリ11bに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリ11bは、CPU11aに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインタフェースを提供する。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。本実施形態において、記憶部13は、楽曲データ記憶部13a、メッセージ記憶部13b、映像データ記憶部13c、音声データ記憶部13dを含む。
楽曲データ記憶部13aは、複数の楽曲データを記憶する。楽曲データは、カラオケ装置1によりカラオケ演奏等を行う場合に用いるデータである。カラオケ装置1が楽曲データに基づいて楽曲を演奏することにより、歌唱者はカラオケの歌唱が可能となる。楽曲データは、MIDIデータ、歌詞データ、リファレンスデータ等が含まれる。なお、それぞれの楽曲には、歌唱者が歌唱を行うための歌詞が設定されている区間である「歌唱区間」が存在する。
MIDIデータは、電子楽器の音源(音源部14)を自動演奏させるための演奏データであり、時系列のノート情報(ノートオン情報、ノートオフ情報)によって構成される。ノート情報は、たとえば発音や消音のタイミング、キーの押圧力、音の高さ、再生ピッチ等を制御する各種の命令によって構成される。また、ノート情報は、楽曲に含まれる楽器のパート毎(たとえば、ドラムセット、ギター、ベースギター)のチャンネルに設定される。ここで、ドラムセットのように複数の楽器が一体となっている楽器のパートは、一つのチャンネルの異なるノートナンバーに各インストゥルメント(バスドラム、シンバル、ハイハット等、及びその奏法バリエーション)がマッピングされており、対応する音高のノートオン情報によって楽音信号が生成される。
歌詞データは、カラオケ楽曲における歌詞テロップを表示装置30に表示させるための文字列データである。歌詞データは、楽曲毎に予め設定されている。リファレンスデータは、利用者によるカラオケ歌唱を採点する際の基準となるデータであり、ヴォーカルの音高を表す時系列の音高情報によって構成されている。リファレンスデータは歌唱区間毎に設定されている。
なお、本実施形態に係るカラオケ装置1において使用される楽曲データは、楽曲データ記憶部13aに記憶されているものではなく、サーバ(図示なし)から直接取得したデータであってもよい。
メッセージ記憶部13bは、複数の採点結果それぞれに対して異なるメッセージを対応付けて記憶する。図3は、複数の採点結果とメッセージ(メッセージID)とを対応付けたテーブルデータの例を示す。この例では、メッセージ毎に再生時間が対応付けられている。「再生時間」は、メッセージの再生開始から終了までに要する時間である。
映像データ記憶部13cは、カラオケ演奏時に表示装置30に表示される背景画像やキャラクタ等の映像データを記憶する領域である。
音声データ記憶部13dは、メッセージ記憶部13bに記憶されているメッセージの内容を音声で表した音声データを記憶する。たとえば、音声データ記憶部13dはメッセージIDとメッセージの音声データとを関連付けて記憶している(図4参照)。なお、メッセージ記憶部13bに記憶されたメッセージと音声データ記憶部13dに記憶された音声データとは、同じメッセージIDを付与することにより関連付けることができる。また、本実施形態のメッセージは、後述する「キャラクタ採点モード」で用いても違和感がないよう、各キャラクタのイメージに合わせた言葉遣いとなっている。
音源部14は、制御部11の制御に基づき、カラオケ演奏を行うための複数の楽器の楽音信号を生成し、音響処理部15に出力することにより、自動演奏を行う。音源部14は、たとえばMIDI音源である。MIDI音源は、楽曲データ(MIDIデータのノート情報)に基づいて楽音信号を生成する。また、本実施形態に係る音源部14は、音源制御部400(後述)の制御に基づいて、複数の楽器のノートオン情報のうち、一部の楽器に対応するノートオン情報をフィルタリングする(詳細は後述)。
音響処理部15は、制御部11の制御に基づき、カラオケ楽曲に対する演奏の制御およびマイク40を通じて入力された音声信号の処理を行う。音響処理部15は、ミキサ、アンプ(いずれも図示無し)を含む。ミキサは、音源部14で生成された楽音信号およびマイク40から出力される音声信号を適当な比率でミキシングしてアンプに出力する。アンプは、ミキサからのミキシング信号を増幅し、放音信号としてスピーカ20へ出力する。これにより、スピーカ20からは放音信号に基づくカラオケ演奏音およびマイク40からの歌唱音声が放音される。また、本実施形態にかかる音響処理部15は、音声出力制御部300(後述)の制御に基づいて所定のメッセージを放音させる。
表示処理部16は、制御部11の制御に基づき、表示装置30における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部16は、カラオケ演奏時における背景映像に歌詞テロップが重ねられた映像を表示装置30に表示させる制御を行う。
操作部17は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、歌唱者によるカラオケ装置1のパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて予約信号、中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部17からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
(ソフトウェア構成)
図5はカラオケ本体10のソフトウェア構成例を示す図である。カラオケ本体10は、採点部100と、メッセージ選択部200と、音声出力制御部300と、音源制御部400とを備える。
採点部100、メッセージ選択部200、音声出力制御部300及び音源制御部400は、制御部11のCPU11aがメモリ11bに記憶されている動作プログラムを実行することにより実現される。
採点部100は、複数の歌唱区間を有する楽曲について、歌唱区間毎に採点結果を算出する。採点結果の算出は公知の手法を用いることができる。たとえば、採点部100は、歌唱者がある歌唱区間に歌唱を行った場合、当該歌唱に基づく歌唱音声信号を取得する。そして、採点部100は、楽曲データ記憶部13aから当該歌唱区間に対応するリファレンスデータを読み出し、取得した歌唱音声信号とリファレンスデータとを比較することにより、音高に基づく採点結果を算出する。採点結果は、たとえば、0〜100点の範囲の得点情報として算出される。なお、採点部100は、音高に基づく採点結果だけでなく、歌唱の音量やタイミング(リズム)、さらには歌唱技法の評価結果等を組み合わせた総合評価を採点結果として算出してもよい。
メッセージ選択部200は、採点部100で算出された採点結果に応じた所定のメッセージを選択する。具体的には、メッセージ選択部200は、メッセージ記憶部13bのテーブルデータを参照し、採点部100の採点結果に対応するメッセージを所定のメッセージとして読み出す。
音声出力制御部300は、採点結果を算出した歌唱区間に対応した所定のタイミングで、選択された所定のメッセージの音声出力を行うよう、音響処理部15を制御する。
具体的には、音声出力制御部300は、音声データ記憶部13dから所定のメッセ―ジIDに対応する音声データを読み出して、音響処理部15に送信する。音響処理部15は、音声出力制御部300の制御に基づいて、所定のタイミングでスピーカ20から音声データに対応するメッセージを放音させる。
所定のタイミングは、所定の歌唱区間の採点終了後であれば任意に設定することができる。たとえば、ある歌唱区間の一部の歌唱に対して採点が行われた場合、音響処理部15は、音声出力制御部300の制御に基づいて、採点を行った区間の次の拍からメッセージを放音させることができる。或いは、ある歌唱区間の歌唱が終了した後に採点が行われた場合、音響処理部15は、音声出力制御部300の制御に基づいて、採点を行った歌唱区間の次の歌唱区間からメッセージを放音させることができる。
このように、「音声出力制御部300」、「音響処理部15」、「スピーカ20」は、所定のタイミングで所定のメッセージの音声出力を行う「メッセージ出力部」を構成する。なお、音声出力を行う場合に、予め録音された音声データを用いる代わりに、テキストデータを用いることも可能である。この場合、音声データ記憶部13dは、テキストデータとメッセージIDとを関連付けて記憶している。そして、音響処理部15は所定のメッセージに対応するテキストデータに基づいて音声合成を行い、所定のメッセージ内容を放音する。
音源制御部400は、所定のメッセージの音声出力が行われている間、複数の楽器のうち一部の楽器の楽音信号を生成しないよう、音源部14を制御する。
所定のメッセージを聴き易くするためには、カラオケ演奏が邪魔になる。ここで、カラオケ演奏において、シンバル、ハイハット等の演奏音は、全周波数帯域に渡って影響し、且つ発音時間も持続するため、音声メッセージがマスクされ易い。すなわち、シンバルやハイハット等の演奏音が存在すると、より音声メッセージの聴き取りが困難となる。そこで、音源制御部400は、メッセージの音声出力が行われている間は、これらの楽器の演奏音が放音されないように音源部14を制御する。
具体的には、音源制御部400は、所定のメッセージの音声出力を行うタイミングを検出し、当該メッセージに対応付けられた再生時間の間、複数の楽器の楽音信号のうち一部の楽器(シンバルやハイハット)の楽音信号の生成を中断するよう、音源部14に指示を行う。音源部14は当該指示に基づき、対応する楽器のノートオン情報をフィルタリングし、楽音信号の生成を中断する。一方、音源部14は、音源制御部400によって楽音信号の生成中断の指示がなされた楽器以外の楽器(たとえば、ドラムセットのバスドラム、ギター、ベースギター)については、ノートオン情報に基づいて楽音信号を生成する。生成された楽音信号は、音響処理部15に送信される。音響処理部15は、当該楽音信号に基づくカラオケ演奏音(元々の楽曲には存在する一部の楽器の音が無い演奏音)を放音する。
なお、音源制御部400は、音声データ記憶部13dから所定のメッセ―ジに対応する音声データを読み出している間、複数の楽器のうち一部の楽器の楽音信号を生成しないよう、音源部14を制御することでもよい。このような構成を採用することにより、メッセージ記憶部13bにおいて各メッセージに再生時間を対応付けて記憶する必要がない。よって、メッセージ記憶部13bに記憶されるデータの簡素化を図ることができる。
或いは、音源制御部400は、複数の楽器の楽音信号のうち、低音楽器の楽音信号のみを生成するよう、音源部14を制御してもよい。
低音楽器は、ドラムセットのバスドラムやベースギター等、主に楽曲のリズムを低音で奏でる楽器である。低音楽器の音は一般的な楽曲全てに含まれており、且つ低音であるためメッセージの邪魔になり難い。よって、低音楽器のみの楽音信号に基づくカラオケ演奏音(中高域の楽音信号を除いたカラオケ演奏音)を放音することにより、メッセージをより聴き取り易くできる。また、コンサート等において、楽曲中に歌手がメンバー紹介や挨拶等を行う場合(所謂MC)、低音楽器のみの演奏に合わせて行うケースが多い。すなわち、上記のように低音楽器の楽音信号のみを生成する構成を採用することにより、コンサート等におけるMCの雰囲気を再現することができる。
具体的には、音源制御部400は、所定のメッセージの音声出力を行うタイミングを検出し、当該メッセージに対応付けられた再生時間の間、低音楽器(バスドラムやベースギター)の楽音信号のみを生成するよう、音源部14に指示を行う。音源部14は当該指示に基づき、低音楽器以外のノートオン情報をフィルタリングし、楽音信号の生成を中断する。一方、音源部14は、低音楽器(バスドラム、ベースギター)のノートオン情報に基づいて楽音信号を生成する。低音楽器が複数ある場合、音源制御部400は、少なくとも一つの楽音信号のみ(たとえば、バスドラムのみ)を生成するよう、音源部14を制御してもよい。
なお、複数ある楽器の楽音信号のうち、どの楽器の楽音信号の生成を中断させるか、或いは、どの楽器の楽音信号を生成するかは、リモコン装置50等を介して、予め設定することができる。
==カラオケ装置1の動作について==
次に、図6及び図7を参照して本実施形態に係るカラオケ装置1の動作の具体例について述べる。図6は、カラオケ装置1の動作例を示すフローチャートである。図7は、文部省唱歌である童謡「ふじの山」(作詞:巌谷 小波)の一部を示す楽譜である。以下の例では、シンバル及びハイハットの楽音信号の生成を中断する例について述べる。
歌唱者は、リモコン装置50を介し、「ふじの山」の楽曲を選択し、歌唱を行う(楽曲の選択・歌唱。ステップ10)。
採点部100は、最初の歌唱区間として、出だしの8小節の歌唱「あたまを くもの うえにだ し しほうの やーまを みおろーしー て」の87.5%、すなわち、7小節目の「みおろーしー」の歌唱が終了した時点で、当該歌唱区間の採点結果として85点を算出する(採点結果の算出。ステップ11)。採点は、この例のように、ある歌唱区間において、ある程度(たとえば80%〜90%程度)の歌唱が終了した時点で行ってもよいし、ある歌唱区間における全ての歌唱が終了した時点で行ってもよい。なお、本発明における「歌唱区間毎に採点結果を算出する」には、ある歌唱区間における一部の歌唱に基づいて採点結果を得る場合も含まれる。
メッセージ選択部200は、メッセージ記憶部13bに記憶されたテーブルデータ(図3参照)を参照し、85点の採点結果に対応するメッセージM03を選択する(メッセージの選択。ステップ12)。
ここで、メッセージM03の再生時間は2,100msecである。また、図8の楽譜に示した通り、本楽曲のBPMは80であり、1拍の長さは750msecとなる。従って、メッセージM03の再生に要する拍数は3拍である。よって、音声出力制御部300は、最初の歌唱区間のうち、最後の3拍(8小節目の2拍目〜4拍目)でメッセージM03を音声出力するよう音響処理部15を制御する。すなわち、音声出力制御部300は、8小節目の2拍目を所定のタイミングとしてメッセージM03の音声出力を開始するよう音響処理部15を制御する(所定のタイミングの決定。ステップ13)。
音源部14は、音源制御部400の制御に基づき、ステップ13で決定されたタイミングからメッセージM03の音声出力が終了するまでの間(所定のメッセージの音声出力が行われている間)、カラオケ演奏を行うための複数の楽器の楽音信号のうち、シンバル及びハイハットの楽音信号の生成を中断する(一部の楽器の楽音信号生成を中断。ステップ14)。また、この間、音源部14は、音源制御部400の制御に基づき、シンバル及びハイハット以外の楽器の楽音信号を生成して、音響処理部15に出力する。
音響処理部15は、音声出力制御部300の制御に基づき、ステップ13で決定された所定のタイミングでスピーカ20を介してメッセージM03の音声出力を行う。また、音響処理部15は、メッセージM03の音声出力の間、シンバル及びハイハット以外の楽器の楽音信号に基づきカラオケ演奏音をスピーカ20から放音させる(メッセージ及びカラオケ演奏音の放音。ステップ15)。
なお、この例では7小節目に歌唱の採点が終了している。従って、ステップ13におけるメッセージM03を音声出力するタイミングは、8小節目の1拍目からとしてもよい。この場合、音声出力制御部300は、メッセージの再生速度を調整し、メッセージM03の再生が1小節(4拍)で行われるよう、音響処理部15を制御することが可能である。
このように、本実施形態に係るカラオケ装置1によれば、所定のメッセージの音声出力が行われている間、一部の楽器の楽音信号の生成を中断することにより、歌唱者が聴き取りやすい状況で歌唱評価に応じたメッセージを音声出力することができる。よって、歌唱者はメッセージの内容を容易に把握できる。
なお、上記例では歌唱区間にメッセージの音声出力を行う例について述べたがこれに限られない。楽曲には、歌唱区間と、歌詞が設定されていない区間である「非歌唱区間」とが存在する。非歌唱区間は、ある歌唱区間の終了から次の歌唱区間の開始までの間隔に相当する。ここで、所定のタイミングとして採点を行った歌唱区間と次の歌唱区間までの間にある非歌唱区間を設定することもできる。この場合、メッセージ出力部は、非歌唱区間にメッセージの音声出力を行う。すなわち、歌唱者による歌唱とメッセージとが重なることがないため、よりメッセージが聴き取り易くなる。
また、歌唱者が歌唱する際に「キャラクタ採点モード」を利用することも可能である。キャラクタ採点モードはカラオケ装置1が有するモードである。キャラクタ採点モードが選択された場合、表示処理部16(制御部11)は、歌唱時に表示装置30に背景画像及び歌詞と共にキャラクタを表示させ、楽曲の進行に合わせてキャラクタの表示態様を変化させる。このようなモードを搭載することにより、カラオケ装置1は歌唱者に対してより高い趣向性を与えることができる。
このようなモードにおいて、表示処理部16(制御部11)は、メッセージの音声出力のタイミングに合わせてキャラクタの表示態様を変化させる制御を行うこともできる。たとえば、メッセージの内容が「賞賛」の場合、表示処理部16は、キャラクタが喜んでいるようなアニメーションを表示させる。また、メッセージの放音に合わせてキャラクタの表情を変化させることにより、あたかもキャラクタのセリフとしてメッセージが放音されているような視覚的効果を与えることもできる。このような場合、歌唱者は視覚的にメッセージの概要を把握できる。
<第2実施形態>
図8を参照して、第2実施形態に係るカラオケ装置1について説明を行う。本実施形態では、選択されたメッセージを音声出力するタイミングに関する例について述べる。第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
図8は、音声データ記憶部13dに記憶される音声データの例を示す。本実施形態において、一つのメッセージ(音声データ)は、複数の部分から構成されている。「部分」とは、メッセージの内容を語句単位で区切った領域である。
本実施形態において、音声出力制御部300は、選択されたメッセージを構成する部分それぞれをカラオケ演奏における拍のタイミングと同期させて音声出力を行う。
たとえば、上記図6の例で選択されたメッセージM03は、本実施形態においてメッセージM03−01〜メッセージM03−03の3つの部分からなる。この場合、音声出力制御部300は、メッセージM03−01の音声出力を8小節目の2拍目のタイミングで行い、メッセージM03−02の音声出力を8小節目の3拍目のタイミングで行い、メッセージM03−03の音声出力を8小節目の4拍目のタイミングで行うよう、音響処理部15を制御する。音響処理部15は、音声出力制御部300の制御に基づき、8小節目の2拍目でスピーカ20を介してメッセージM03−01の音声出力を行い、8小節目の3拍目でスピーカ20を介してメッセージM03−02の音声出力を行い、8小節目の4拍目でスピーカ20を介してメッセージM03−03の音声出力を行う。
このように、カラオケ演奏における拍のタイミングに同期させてメッセージを構成する部分を順次、音声出力することにより、メッセージがラップ風に再生される。つまり、メッセージを再生する場合に新たな楽しみ方を提供することができる。
なお、部分の数は、楽曲の1小節以内で再生が完了するように決められていることが望ましい(上記例であれば、1小節4拍なので4つ以下)。また、各部分の長さは、標準的なテンポ(BPM=120)の1拍の長さである500msec以内に再生できる長さであることが望ましい。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。また、上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。それらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケ装置
10 カラオケ本体
11 制御部
13 記憶部
13a 楽曲データ記憶部
13b メッセ―ジ記憶部
14 音源部
15 音響処理部
20 スピーカ
100 採点部
200 メッセージ選択部
300 音声出力制御部
400 音源制御部

Claims (5)

  1. カラオケ演奏に合わせて楽曲の歌唱を行うことにより得られる歌唱音声信号の採点結果に応じたメッセージを音声出力するカラオケ装置であって、
    前記カラオケ演奏を行うための複数の楽器の楽音信号を生成する音源部と、
    複数の採点結果それぞれに対して、異なるメッセージを対応付けて記憶するメッセージ記憶部と、
    複数の歌唱区間を有する楽曲について、歌唱区間毎に前記採点結果を算出する採点部と、
    前記メッセージ記憶部に記憶されたメッセージの中から、算出された前記採点結果に応じた所定のメッセージを選択するメッセージ選択部と、
    前記採点結果を算出した歌唱区間に対応した所定のタイミングで、選択された前記所定のメッセージの音声出力を行うメッセージ出力部と、
    前記所定のメッセージの音声出力が行われている間、前記複数の楽器のうち一部の楽器の楽音信号を生成しないよう、前記音源部を制御する音源制御部と、
    を有することを特徴とするカラオケ装置。
  2. 前記メッセージ記憶部は、各メッセージについて、前記メッセージの再生開始から終了までに要する時間である再生時間を対応付けて記憶し、
    前記音源制御部は、前記所定のメッセージに対応付けられた再生時間の間、前記一部の楽器の楽音信号を生成しないよう、前記音源部を制御することを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 前記音源制御部は、前記複数の楽器の楽音信号のうち、少なくともドラムセットに含まれるシンバル及びハイハットに対応する楽音信号を生成しないよう、前記音源部を制御することを特徴とする請求項1または2記載のカラオケ装置。
  4. 前記音源制御部は、前記複数の楽器の楽音信号のうち、低音楽器の楽音信号のみを生成するよう、前記音源部を制御することを特徴とする請求項1または2記載のカラオケ装置。
  5. 前記メッセージ記憶部に記憶されるメッセージそれぞれは、複数の部分から構成されており、
    前記メッセージ出力部は、選択された前記メッセージを構成する部分それぞれを前記カラオケ演奏における拍のタイミングと同期させて音声出力を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のカラオケ装置。
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