JP6407120B2 - 印刷装置および印刷装置の制御プログラム - Google Patents

印刷装置および印刷装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、印刷装置および印刷装置の制御プログラムに関する。
自動取引装置などに用いられる印刷装置としての通帳プリンタは、通帳に情報を印刷する機能とステートメント用紙に情報を印刷する機能とを有する。従来、通帳プリンタは、ステートメント用紙への印刷機能に不具合が生じた場合、動作を停止する。このため、自動取引装置は、通帳プリンタにおいてステートメント用紙のジャムが発生すると、ジャムが解除されるまで通帳を用いた取引などもできなくなる。
特開平6−115761号公報。
本発明が解決しようとする課題は、一部の処理機能に不具合が生じても実行可能な処理を継続できる印刷装置および印刷装置の制御プログラムを提供することにある。
実施形態によれば、印刷装置は、冊子処理部と、用紙処理部と、第1の検知部と、第2の検知部と、制御部とを有する。冊子処理部は、冊子を処理する。用紙処理部は、冊子の挿入および放出口となる開口部に接続する第1の搬送路を備え、前記第1の搬送路を搬送する冊子を処理する。用紙処理部は、前記第1の搬送路から分岐する第2の搬送路を備え、前記第2の搬送路を搬送するロール用紙を印字及び切断処理し、前記印字及び切断処理した用紙を前記第2の搬送路から前記第1の搬送路を通って前記開口部から放出させる。第1の検知部は、第1の搬送路における異常を検知する。第2の検知部は、第2の搬送路から前記第1の搬送路に合流する合流部の手前を検知位置とし、前記用紙が通過したはずの時間帯で、前記用紙があることを検知することにより前記第2の搬送路上の検知位置の異常を検知するとともに、前記用紙が搬送されているべき時間帯で、前記用紙が無いことを検知することにより前記検知位置の手前での異常を検知する。制御部は、第2の検知部が前記第2の搬送路における異常を検知し、かつ、第1の検知部が異常を検知していない場合、用紙処理部の動作を停止して冊子処理部を動作させる冊子専用モードを設定する。
図1は、実施形態に係る印刷装置の構成例を概略的に示す図である。 図2は、実施形態に係る印刷装置における用紙処理部の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る印刷装置の搬送路における検知センサの配置例を示す図である。 図4は、実施形態に係る印刷装置における制御系の構成を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係る印刷装置において異常が発生した場合の第1の処理例を説明するためのフローチャートである。 図6は、実施形態に係る印刷装置において異常が発生した場合の第2の処理例を説明するためのフローチャートである。 図7は、実施形態に係る印刷装置におけるマニュアル操作での通帳専用モードを設定処理の例を説明するためのフローチャートである。
以下、実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る印刷装置1の構成を概略的に示す図である。
実施形態に係る印刷装置1は、例えば、自動取引装置(ATM:auto teller machine)に用いられる。印刷装置1は、通帳などの冊子を処理する機能(冊子処理部)と、ステートメント用紙などの用紙を処理する機能(用紙処理部)とを有する。以下、本実施形態では、印刷装置1は、上位装置としての自動取引装置にセットした運用を想定する。また、印刷装置1は、冊子として通帳を処理し、用紙としてステートメント用紙を処理することを想定して説明する。
図1に示す構成例において、印刷装置1は、本体の前面部側にフェイシア部2を有する。フェイシア部2は、通帳の挿入口、通帳の放出口、および、ステートメント用紙の放出口である。すなわち、フェイシア部2は、通帳の出入口とステートメント用紙の出口とを兼用する。フェイシア部2は、本体内の搬送路3に接続する。搬送路3は、本体内で搬送路4に接続する。搬送路3は、通帳とステートメント用紙とを搬送する。搬送路4は、ステートメント用紙を搬送する。
搬送路3は、通帳を本体内に取り込む場合、フェイシア部2から本体内に通帳を搬送する。また、搬送路3は、本体内から通帳を放出する場合、通帳を本体内からフェイシア部2へ搬送する。搬送路4は、ステートメント用紙を搬送する。搬送路4は、ステートメント用紙を搬送路3へ送り出す。搬送路3は、搬送路4から供給されるステートメント用紙をフェイシア部2へ搬送する。すなわち、搬送路3は、通帳を搬送する搬送路であるとともに、ステートメント用紙を搬送する搬送路でもある。
搬送路3は、第1の駆動モータ5および複数のローラなどにより構成する。第1の駆動モータ5は、搬送路3を構成する各ローラを回転させる。第1の駆動モータ5は、各ローラを第1の方向に回転させる機能と、第1の方向とは逆の第2の方向に回転させる機能とを有する。第1の方向に回転する搬送路3の各ローラは、フェイシア部2から本体内に向かう方向(挿入方向)へ通帳を搬送する。また、第2の方向に回転する搬送路3の各ローラは、本体内からフェイシア部2へ向かう方向(放出方向)へ通帳又はステートメント用紙を搬送する。
搬送路4は、第2の駆動モータ6および複数のローラなどにより構成する。第2の駆動モータ6は、搬送路4を構成する各ローラを回転させる。第2の駆動モータ6により回転する各ローラは、発行したステートメント用紙を搬送路3へ搬送する。
また、印刷装置1は、表示パネル7を有する。表示パネル7は、印刷装置1を自動取引装置に組み込んだ状態で、操作員が確認できる位置に設ける。例えば、表示パネル7は、フェイシア部2とは反対側となる本体の背面部側に設ける。表示パネル7は、表示器7aと操作部7bとを有する。表示器7aは、印刷装置1の状態を示す情報を表示する。例えば、表示器7aは、エラーが発生した場合に、エラーの内容を示すエラーコードを表示する。操作部7bは、複数のボタンにより構成する。操作部7bの各ボタンは、所定の手順で押される。例えば、操作員は、操作部7bの各ボタンを所定の手順で押すことにより、設定指示などを入力する。
印刷装置1は、通帳処理機能としての通帳処理部8と用紙処理機能としての用紙処理部9とを有する。
通帳処理部8は、通帳を処理するものである。通帳処理部8は、例えば、通帳の利用者による取引内容を通帳の頁に印字する。通帳処理部8は、搬送路3に沿って配置した各部により構成する。図1に示す構成例において、印刷装置1は、通帳処理部8として、搬送路3、整位部(Auto Alignment)11、磁気処理部(MS Reader/Writer)12、印字読取部(LLF CCD)13、通帳印字部(Print Head)14、頁捲り部(Auto page Turn)15および収納部(Retract BIN)16などを有する。
整位部11は、フェイシア部2から搬送路3に取り込んだ通帳を正位する。磁気処理部12は、搬送路3を搬送される通帳に設けられた磁気記録層(磁気ストライプ)に対する処理を行う。磁気処理部12は、通帳の磁気記録層から磁気情報を読み取る機能と磁気ストライプに磁気情報を書込む機能とを有する。印字読取部13は、搬送路3上にある通帳の画像を読み取る。印字読取部13は、CCDセンサなどの光電変換部により構成する。例えば、印字読取部13は、通帳の頁において情報が印字されている最終行を検出するための画像を読み取る。
通帳印字部14は、通帳に情報を印字する。通帳印字部14は、例えば、シリアルヘッドとしてのドットヘッドにより構成する。通帳印字部14は、搬送路3により搬送される通帳の頁に情報を印字する。頁捲り部15は、通帳の頁をめくる。頁捲り部15は、搬送路3上の通帳の頁を捲り、通帳の頁を捲った状態で再び搬送路3を搬送させる。収納部16は、通帳を収納する。
用紙処理部9は、用紙を処理するものである。用紙処理部9は、例えば、利用者の取引履歴などの情報を印字したステートメント用紙を発行する。用紙処理部9は、搬送路4に沿って配置した各部により構成する。図1に示す構成例において、印刷装置1は、用紙処理部9として、用紙装填部17、用紙印字部18、切断部19、および合流機構20を有する。
用紙装填部17は、ステートメント用紙として用いる用紙がセットされる。例えば、用紙装填部17は、ステートメント用紙となる用紙をロール状で保持する。搬送路4は、用紙装填部17からロール状の用紙を引き出して搬送する。
用紙印字部18は、搬送路4を搬送される用紙に情報を印字する。例えば、用紙印字部18は、搬送路4を搬送される用紙の第1面及び第2面に情報を印字する。切断部19は、搬送路4上の用紙を切断する。例えば、切断部19は、用紙印字部18が情報を印字した搬送路4上の用紙を所定のサイズで切断することにより、ステートメント用紙を形成する。合流機構20は、切断部19が所定のサイズで切断したステートメント用紙を搬送路4から搬送路3へ送り出す。
図2は、印刷装置1における用紙処理部9の構成例を示す図である。
図2に示す構成例において、用紙印字部18はサーマル方式により用紙に情報を印字するものとする。また、ステートメント用紙としてはサーマル用紙を用いるものとする。ただし、用紙印字部18の印刷方式はサーマル方式に限定されるものではない。また、ステートメント用紙として用いる用紙は、用紙印字部18の印刷方式に適合した用紙であれば良く、サーマル用紙に限定されるものではない。
用紙装填部17は、ステートメント用紙として用いるサーマル用紙を保持する。図2に示す構成例において、用紙装填部17は、ロール状のサーマル用紙を保持するホッパを有する。用紙装填部17のホッパが保持するロール状のサーマル用紙は、ローラ及びガイド板などで構成する搬送路4により引き出される。搬送路4は、用紙装填部17から引き出したサーマル用紙を搬送する。
また、用紙装填部17は、サーマル用紙の有無を検知する検知器21を有する。検知器21は、用紙装填部17のホッパが保持するサーマル用紙が無くなった場合、用紙無を示す検知信号を出力する。ただし、サーマル用紙の有無を検知する検知器21は、搬送路4上に設ければ良く、用紙装填部17に設けることに限定されない。
用紙印字部18は、第1のサーマルヘッド(印字ヘッド)22a、第2のサーマルヘッド(印字ヘッド)22b、第1のプラテンローラ23a、及び第2のプラテンローラ23bを有する。第1のサーマルヘッド22a及び第2のサーマルヘッド22bは、搬送路4によるサーマル用紙の搬送方向に沿って、所定間隔で配置される。第1のサーマルヘッド22a及び第2のサーマルヘッド22bは、ラインヘッドである。第1のプラテンローラ23aは、第1のサーマルヘッド22aに対向する位置にある。第2のプラテンローラ23bは、第2のサーマルヘッド22bに対向する位置にある。第1のプラテンローラ23a及び第2のプラテンローラ23bは、サーマル用紙を搬送する搬送路4を構成する。
第1のサーマルヘッド22aと第1のプラテンローラ23aとは、サーマル用紙を挟持する。第1のプラテンローラ23aは、第1のサーマルヘッド22aとの間にあるサーマル用紙を搬送する。第1のサーマルヘッド22aは、第1のプラテンローラ23aに対向する位置において、搬送される用紙の第1面に情報を印字する。第2のサーマルヘッド22bと第2のプラテンローラ23bとは、サーマル用紙を挟持する。第2のプラテンローラ23bは、第2のサーマルヘッド22bとの間にサーマル用紙を搬送する。第2のサーマルヘッド22bは、第2のプラテンローラ23bに対向する位置において、搬送される用紙の第2面に情報を印字する。
切断部19は、ロータリーカッタなどのカッタ24を有する。ロータリーカッタとしてのカッタ24は、回転することにより搬送路4上のサーマル用紙を切断する。例えば、ロータリーカッタとしてのカッタ24は、サーマル用紙が所定の長さ分送り出されたタイミングで回転することによりサーマル用紙を所定の長さで切断する。所定の長さで切断したサーマル用紙がステートメント用紙となる。
合流機構20は、フィードローラ対25、およびゲート26などを有する。フィードローラ対25は、切断部19で所定の長さに切断された用紙(ステートメント用紙)を送り出す。ゲート26は、フィードローラ対25により送り出される用紙によって可動する。ゲート26は、フィードローラ対25により送り出される用紙(ステートメント用紙)を搬送路3へ導く。
搬送路4には、用紙を検知するセンサが配置される。少なくてもフィードローラ対25或いはゲート26の近傍には、搬送路4上における用紙の有無を検知するセンサSP21がある。センサSP21は、用紙が搬送路4から搬送路3へ正常に送りだされたかを検知するためのセンサである。例えば、センサSP21は、ステートメント用紙が通過した後の時間帯で、用紙があることを検知することにより、ジャムなどの搬送不良を検知する。また、センサSP21は、用紙が搬送されているべき時間帯で、用紙が無い事を検知することにより、センサの検知位置の手前でのジャムなどの搬送不良を検知する。
次に、印刷装置1内の搬送路3および搬送路4における各種のセンサの配置例について説明する。
図3は、搬送路3及び4において通帳又は用紙を検知するための複数のセンサの配置例を示す図である。図3は、搬送路3及び4を上方から見た状態を示す。このため、図3では、搬送路3上の各センサと搬送路4上のセンサとを同一の面上で図示している。
図3に示す構成例において、センサSP(SP1〜SP12、SP21)は、通帳又はステートメント用紙の有無を検知するセンサである。センサSPは、反射型のセンサであっても良いし、フォトインタラプタであって良い。センサSP21以外の各センサ(SP1〜SP12)は、搬送路3上の通帳又はステートメント用紙を検知するセンサである。搬送路3における通帳又はステートメント用紙の搬送状態は、各センサ(SP1〜SP12)の検知信号により判定される。
また、センサSP21は、搬送路4上のステートメント用紙を検知するセンサである。図3に示す構成例では、センサSP21は、搬送路4における、搬送路3に合流する手前の位置を検知位置とする。センサSP21は、搬送路4上の検知位置における用紙の有無を示す検知信号を出力する。
図3に示す構成によれば、印刷装置1は、搬送路3上に発生したジャムなどの不具合と搬送路4上に発生した不具合とをそれぞれ検知できる。例えば、印刷装置1は、搬送路4上のセンサ(例えば、センサSP21)だけが不具合を検知した場合、搬送路3には不具合が無く、搬送路4に不具合がある事を判断できる。印刷装置1は、搬送路3と搬送路4とを別々の駆動モータにより駆動する。このため、印刷装置1は、搬送路4上のセンサSP21だけが不具合を検知した場合、搬送路4を停止させた状態で、搬送路3を駆動させることができる。
次に、本実施形態に係る印刷装置1における制御系の構成例について説明する。
図4は、本実施形態に係る印刷装置1の制御系の構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、印刷装置1は、各部を制御する制御部30を有する。制御部30には、第1の駆動モータ5、第2の駆動モータ6、表示器7a、操作部7b、磁気処理部12、印字読取部13、通帳印字部14、通帳捲り部15、用紙印字部18、切断部19、検知器21、搬送路3上の各センサSP1〜SP12、及び、搬送路4上のセンサSP21が接続される。
制御部30は、第1の駆動モータ5を駆動させつつ、磁気処理部12、印字読取部13、通帳印字部14、通帳捲り部15を制御することにより通帳処理部8を動作させる。制御部30は、各センサSP1〜SP12からの検知信号に基づいて各部の動作タイミングなどを制御する。制御部30は、各センサSP1〜SP12の検知信号に基づいて搬送路3上におけるジャムなどの不具合の有無を監視する。
また、制御部30は、第2の駆動モータ6を駆動させつつ、用紙印字部18、切断部19を制御することにより用紙処理部9を動作させる。制御部30は、センサSP21などの搬送路4上に設けたセンサからの検知信号を受けて各部の動作タイミングなどを制御する。また、制御部30は、センサSP21などの搬送路4上に設けたセンサの検知信号に基づいて搬送路4上におけるジャムなどの異常の有無を判断する。また、制御部30は、検知器21の検知信号に基づいてステートメント用紙とするサーマル用紙の用紙切れなどを検知する。
図4に示すように、制御部30は、プロセッサ31、メモリ32およびインターフェース33などを有する。プロセッサ31は、メモリ32に記憶したプログラムを実行することにより種々の処理機能を実現する。例えば、プロセッサ31は、各種のプログラムを実行することにより、各部の動作制御、装置内の異常検知、上位装置との通信、および、動作モードの設定などを実行する。
メモリ32は、RAM、ROMおよび書換え可能な不揮発性メモリなどである。例えば、メモリ32は、ROM又は不揮発性メモリにプログラムを記憶する。また、メモリ32は、動作モードの設定情報を記憶する。インターフェース33は、上位装置40に通信するためのインターフェースである。当該印刷装置1が自動取引装置に接続される場合、インターフェース33は、上位装置としての自動取引装置の制御部と通信する。
次に、印刷装置1における通帳処理部8の動作と用紙処理部9の動作とについて概略的に説明する。
まず、制御部30が制御する通帳処理部8の動作例として通帳に情報を印字する処理の動作について説明する。
制御部30は、フェイシア部2の近傍にあるセンサの検知信号により通帳がフェイシア部2に挿入されたことを検知する。通帳が挿入されたことを検知すると、制御部30は、第1の駆動モータ5により搬送路3上の各ローラを第1の方向に回転させる。搬送路3上の各ローラは、第1の方向に回転することにより通帳を挿入方向に搬送する。磁気処理部12は、磁気読取位置において、搬送路3上を搬送される通帳の磁気ストライプから情報を読み取る。
印字読取部13は、搬送路3上の印字読取位置において、搬送される通帳の印字面の画像を読み取る。制御部30は、印字読取部13が読み取った画像から通帳の現在に頁における印字の最終行を特定する。制御部30は、現在の最終行の次の行から情報を印字するように通帳印字部14を制御する。通帳印字部14は、制御部30の制御に基づいて現在の最終行の次の行が印字位置に搬送されたタイミングで情報の印字を開始する。
また、制御部30は、印字位置が次の頁になると判断した場合、通帳を頁捲り部15へ搬送する。頁捲り部15は、制御部30からの指示に従って通帳の頁を捲る。制御部30は、通帳捲り部15により頁を捲った通帳を再び通帳印字部14の印字位置へ搬送する。これにより、通帳印字部14は、通帳捲り部15が捲った頁への印字を行う。
通帳への印字が終了すると、制御部30は、第1の駆動モータ5により搬送路4上の各ローラを第1の方向とは逆方向となる第2の方向に回転させる。搬送路3上の各ローラは、第2の方向に回転することにより搬送路3上の通帳を放出方向に搬送する。搬送路3を放出方向に搬送される通帳は、フェイシア部2から印刷装置1の本体外へ放出される。
次に、制御部30が制御する用紙処理部9の動作例としてステートメント用紙を発行する処理の動作について説明する。
第1のプラテンローラ23aと第1のサーマルヘッド22a、及び、第2のプラテンローラ23bと第2のサーマルヘッド22bは、サーマル用紙の先端部側を挟持する。制御部30は、ステートメント用紙を発行する場合、第2の駆動モータ6により第1のプラテンローラ23a及び第2のプラテンローラ23bを回転させる。第1及び第2のプラテンローラ23a、23bは、回転によりサーマル用紙を用紙装填部17から引き出しつつ搬送路4上を搬送させる。制御部30は、サーマル用紙の搬送タイミングに応じて、第1のサーマルヘッド22a及び第2のサーマルヘッド22bによりサーマル用紙の表面及び裏面に情報を印字する。
第1及び第2のプラテンローラ23a、23bは、情報が印字されたサーマル用紙を切断部19に後段にあるフィードローラ対25へ搬送する。すなわち、印字位置を通過したサーマル用紙は、切断部19を通ってフィードローラ対25へ搬送される。フィードローラ対25は、サーマル用紙をさらに搬送し、ゲート26へ送り出す。ゲート26は、フィードローラ対25が搬送する用紙を搬送路3へ導く。
制御部30は、サーマル用紙を所定の長さ分搬送したタイミングで、カッタ24によりサーマル用紙を切断する。例えば、制御部30は、サーマル用紙の先端部が所定の位置で検知されたタイミングで、ロータリーカッタとしてのカッタ24を回転させてサーマル用紙を所定寸法に切断する。これにより、所定寸法に切断されたステートメント用紙Sが形成される。
所定の寸法に切り出されたサーマル用紙(ステートメント用紙)は、フィードローラ対25により搬送路4からゲート26を介して搬送路3へ送り出される。制御部30は、ステートメント用紙の発行処理を行っている間、第1の駆動モータ5により搬送路3上の各ローラを第2の方向に回転させる。これにより、搬送路3の各ローラは、搬送路4から供給されるステートメント用紙を放出方向へ搬送する。搬送路3を放出方向に搬送されるステートメント用紙は、フェイシア部2から印刷装置1の本体外へ放出される。
次に、本実施形態に係る印刷装置1における動作モードについて説明する。
本実施形態に係る印刷装置1は、制御部30のプロセッサ31が設定可能な動作モードとして、少なくとも通常モードと通帳専用モードとがある。通常モードは、通帳処理部8と用紙処理部9とを共に動作させる動作モードである。通帳専用モードとは、用紙処理部9の動作を停止させた状態で通帳処理部8を動作させる動作モードである。
通帳専用モードでは、ステートメント用紙を発行するための用紙の搬送に係るタイミング制御等の制御が不要となる。このため、通帳専用モードで動作する印刷装置1は、通常モードよりも、通帳処理に要する処理時間を高速化できる。
制御部30は、本体内の状態、上位装置からの設定指示、又は、操作員によるマニュアル設定に応じて、通常モード又は通帳専用モードの何れかを設定する。例えば、制御部30は、用紙処理部9内で異常(搬送路4上の不具合)が発生し、かつ、通帳処理部8が正常である場合、動作モードを通帳専用モードとして良い。また、制御部30は、上位装置からの通帳専用モードを設定する旨の指示に応じて、動作モードを通帳専用モードとして良い。また、制御部30は、操作員による操作部7bでのマニュアル操作によって通帳専用モードの設定が指示された場合、動作モードを通帳専用モードとして良い。
次に、印刷装置1において異常が発生した場合の処理について説明する。
図5は、実施形態に係る印刷装置1において異常が発生した場合の第1の処理例を説明するためのフローチャートである。
制御部30は、各センサの検知信号或いは各部からの信号などにより印刷装置1内における異常の有無を監視する(ACT11)。例えば、制御部30は、センサの検知信号により用紙又は通帳が所庭のタイミングで搬送路3及び搬送路4を搬送されているかを監視する。制御部30は、通帳又は用紙が通過するタイミング以外で通帳又は用紙を検知した場合、当該検知位置において通帳又は用紙のジャムが発生したものと判断する。また、制御部30は、通帳又は用紙が通過すべきタイミングで通帳又は用紙を検知できない場合、当該検知位置の手前で搬送異常が発生したものと判断する。
制御部30は、異常を検知した場合(ACT11、YES)、印刷装置1の動作(駆動)を停止する(ACT12)。制御部30は、動作を停止した後、検知した異常内容を解析する(ACT13)。例えば、制御部30は、あるセンサが通帳又は用紙の通過タイミングを経過した後も通帳又は用紙が有る事を検知した場合、当該センサの検知位置でジャムが発生したものと判断する。また、制御部30は、通帳又は用紙が通過すべきタイミングになってもセンサが通帳又は用紙を検知できない場合、当該センサの検知位置の手前でジャムが発生したものと判断する。
また、制御部30は、検知器21が用紙無を検知した場合(検知器21が用紙を検知できない場合)、用紙装填部17にセットした用紙が無くなったものと判断する。また、制御部30は、各部から動作異常を示す信号において各部で動作異常が発生したことを判断する。例えば、制御部30は、用紙印字部18から動作異常を示す信号を受けた場合、印字エラーなどの動作異常が用紙印字部18に発生したものと判断する。
制御部30は、異常内容を解析した後、解析結果に応じてエラーコードを判断する。制御部30は、エラーコードを表示パネル7の表示器7aにエラーコードを表示させる(ACT14)。
制御部30は、異常内容を解析した後、解析結果に基づいて用紙処理部9内で異常が発生したか否かを判断する(ACT15)。制御部30は、発生した異常が用紙処理部9内の異常ではないと判断した場合(ACT15、NO)、異常内容を示す情報を含むエラー通知を上位装置40へ送信する(ACT21)。この場合、制御部30は、上位装置40へエラー通知を送信した後、当該印刷装置1を停止状態としたまま処理を終了する。
制御部30は、用紙処理部9内で異常が発生したと判断した場合(ACT15、YES)、通帳処理部8が正常な動作が可能かを判断する(ACT16)。例えば、制御部30は、搬送路3上にある全センサが正常な検知信号を出力している場合、通帳処理部8が正常な動作が可能であると判断する。
ここで、制御部30は、通帳処理部8が正常動作可能な状態でないと判断した場合(ACT16、YES)、異常内容を示す情報を含むエラー通知を上位装置40へ送信する(ACT21)。制御部30は、上位装置40へエラー通知を送信した後、当該印刷装置1を停止状態としたまま処理を終了する。
制御部30は、通帳処理部8が正常動作可能と判断した場合(ACT16、YES)、発生した異常内容を示す情報と共に、通帳専用モードでの動作が可能である旨を上位装置40へ通知する(ACT17)。制御部30は、通帳専用モードでの動作が可能である旨を通知した後、上位装置40からの指示待ちとなる。例えば、上位装置40は、利用者の指示または事前に設定した設定内容に基づいて印刷装置1を通帳専用モードで動作させるか否かを決定する。上位装置40は、通帳専用モードで動作させると決定した場合には、印刷装置1へ通帳専用モードの動作を指示する。また、上位装置は、動作停止する(通帳専用モードで動作させない)と決定した場合には印刷装置1へ動作停止を指示する。
制御部30は、上位装置40から通帳専用モードでの動作指示を受けた場合(ACT18、YES)、通帳専用モードでの動作設定を実行する(ACT19)。制御部30は、通帳専用モードの設定が完了した後、印刷装置1の動作を再開させる(ACT20)。また、制御部30は、上位装置40から通帳専用モードへの移行指示がない場合(ACT18、NO)、当該印刷装置1を停止状態としたまま処理を終了する。
上記第1の処理例では、印刷装置は、用紙処理部内の異常が発生した場合、通帳処理部が正常動作可能であれば、上位装置へ通帳専用モードで動作が可能である事を通知する。印刷装置は、通帳専用モードが可能である事を通知した後、上位装置からの通帳専用モードでの動作指示を受け付ける。印刷装置は、上位装置からの指示に応じて通帳専用モードを設定し、動作を再開する。これにより、印刷装置は、用紙処理部内で用紙のジャムなどが発生した場合或いは用紙切れが発生した場合であっても、通帳処理を継続して実施することができる。
図6は、実施形態に係る印刷装置1において異常が発生した場合の第2の処理例を説明するためのフローチャートである。
制御部30は、各センサの検知信号或いは各部からの信号などにより印刷装置1内における異常の有無を監視する。制御部30は、異常を検知した場合(ACT31、YES)、印刷装置1全体の動作(駆動)を停止する(ACT32)。制御部30は、動作を停止した後、検知した異常内容を解析する(ACT33)。制御部30は、異常内容の解析結果に応じたエラーコードを表示器7aに表示させる(ACT34)。
また、制御部30は、異常内容の解析結果に基づいて用紙処理部9内で異常が発生したか否かを判断する(ACT35)。制御部30は、発生した異常が用紙処理部9内の異常ではないと判断した場合(ACT35、NO)、異常内容を示す情報を含むエラー通知を上位装置40へ送信し(ACT41)、処理を終了する。
制御部30は、用紙処理部9内で異常が発生したと判断した場合(ACT35、YES)、通帳処理部8が正常な動作が可能かを判断する(ACT36)。制御部30は、通帳処理部8が正常動作可能な状態でないと判断した場合(ACT36、YES)、異常内容を示す情報を含むエラー通知を上位装置40へ送信し(ACT41)、処理を終了する。
制御部30は、通帳処理部8が正常動作可能と判断した場合(ACT36、YES)、通帳専用モードへ切換えることが設定されているかを判断する(ACT37)。例えば、制御部30のメモリ32には、用紙処理部9で異常が発生した場合に印刷装置1を通帳専用モードへ自動的に切換えるか否かを示す設定情報を保存できる。この場合、制御部30は、メモリ32が記憶する設定情報に基づいて、印刷装置1を通帳専用モードへ切換えるか否かを判断する。
制御部30は、印刷装置を通帳専用モードへ切換えると判断した場合(ACT37、YES)、当該印刷装置1の動作モードを通帳専用モードに設定する(ACT38)。制御部30は、通帳専用モードの設定が完了した後、印刷装置1の動作を再開させる(ACT39)。また、制御部30は、通帳専用モードへの切換えが設定されていないと判断した場合(ACT37、NO)、異常内容を示す情報を含むエラー通知を上位装置40へ送信し(ACT41)、処理を終了する。
制御部30は、通帳専用モードを設定する場合、通帳専用モードで動作を継続する旨を上位装置40へ通知する(ACT40)。上位装置40は、通帳専用モードでの動作通知により印刷装置が通帳専用モードで動作継続中であることを認識できる。これにより、上位装置40は、通帳専用モードで動作中である事、又は、ステートメント用紙の発行が不可である事などを利用者に報知することが可能となる。
上記第2の処理例では、印刷装置は、用紙処理部内の異常が発生した場合、通帳処理部が正常動作可能であれば、通帳専用モードへの切換が設定されている否かを判断する。印刷装置は、通帳専用モードへの切換が設定されている場合、用紙処理部9を停止した状態で通帳処理部8での処理を実行する通帳専用モードを設定し、動作を再開する。これにより、印刷装置は、用紙処理部内で用紙のジャムなどが発生した場合或いは用紙切れが発生した場合であっても、通帳処理を自動的に継続して実施することができる。
次に、印刷装置1においてマニュアル操作で通帳専用モードを設定する処理について説明する。
制御部30は、表示パネル7の操作部7bへの入力によるマニュアル設定モードへの移行指示を受け付ける(ACT51)。マニュアル設定モードは、操作員が操作部7bにより各種の設定をマニュアルで指定できるモードであるものとする。
制御部30は、マニュアル設定モードへの移行指示を任意のタイミングで受け付けるようにしても良いし、電源投入時などの所定のタイミングで受け付けるようにして良い。また、操作部7bの各ボタンにはマニュアル操作を行うための入力手順を予め割り当てておくものとする。例えば、制御部30は、あるボタンが所定時間以上長く押されると、マニュアル設定モードに移行するようにしても良い。
制御部30は、マニュアル操作モードへの移行が指示された場合(ACT51、YES)、マニュアル設定モードへ移行する(ACT52)。制御部30は、マニュアル設定モードに移行した後、操作部7bによる各種の設定指示を受け付ける。マニュアル設定モードにおいて通帳専用モードの設定が入力された場合(ACT53、YES)、制御部30は、印刷装置1の動作モードを通帳専用モードに設定する(ACT54)。制御部30は、動作モードを通帳専用モードに設定した後、印刷装置1の動作モードが通帳専用モードとなったことを上位装置40へ通知する(ACT55)。
また、マニュアル設定モードにおいて通帳専用モード以外の設定が入力された場合(ACT53、NO)、制御部30は、入力内容に応じて設定処理を実行する(ACT58)。マニュアル設定モードの終了が指示された場合、制御部30は、設定された動作モードで動作を再開する(ACT57)。例えば、マニュアル設定モードで通帳専用モードが設定された場合、制御部30は、通帳専用モードで印刷装置1を動作させる。
上記マニュアル設定の処理によれば、印刷装置は、操作員による操作部への指示に応じて通帳専用モードを設定する。これにより、印刷装置は、実際に用紙処理部内で用紙のジャムなどが発生していなくても、操作部への指示により通帳専用モードでの運用を行える。また、印刷装置は、上位装置からの通帳専用モードへの切換の指示が無くても、操作部への指示により通帳専用モードで運用することが可能となる。
上述した実施形態の印刷装置の制御部で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供される。また、実施形態の印刷装置の制御部で実行されるプログラムは、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布しても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲の記載を付記する。
[1]
冊子を処理する冊子処理部と、
用紙を処理する用紙処理部と、
前記冊子処理部内の異常を検知する第1の検知部と、
前記用紙処理部内の異常を検知する第2の検知部と、
前記第2の検知部が前記用紙処理部内の異常を検知し、かつ、前記第1の検知部が前記冊子処理部内の異常を検知していない場合、前記用紙処理部の動作を停止して前記冊子処理部を動作させる冊子専用モードを設定する制御部と、
を有する印刷装置。
[2]
前記冊子処理部は、第1の搬送路を備え、
前記用紙処理部は、前記第1の搬送路から分岐する第2の搬送路を備え、
前記第2の検知部は、前記第2の搬送路における用紙のジャムを前記用紙処理部内の異常として検知する、
[1]に記載の印刷装置。
[3]
前記用紙処理部は、ステートメント用紙を発行するものであり、前記ステートメント用紙として発行される用紙を保持する用紙装填部を有し、
前記第2の検知部は、前記用紙装填部に用紙が無いことを前記用紙処理部内の異常として検知する、
[1]又は[2]の何れかに記載の印刷装置。
[4]
上位装置と通信するインターフェースを有し、
前記制御部は、前記インターフェースを介して前記上位装置から冊子専用モードの設定指示を受信した場合に冊子専用モードを設定する、
[1]乃至[3]の何れかに記載の印刷装置。
[5]
操作指示を入力するための操作部を有し、
前記制御部は、前記操作部による冊子専用モードの設定指示に応じて冊子専用モードに設定する、
[1]乃至[3]の何れかに記載の印刷装置。
[6]
印刷装置を制御するプロセッサに、
冊子を処理する冊子処理部内の異常の有無を判断させ、
用紙を処理する用紙処理部内の異常の有無を判断させ、
前記用紙処理部内の異常があることを判断し、かつ、前記冊子処理部の異常がないことを判断した場合、前記用紙処理部の動作を停止して前記冊子処理部を動作させる冊子専用モードを設定させる、
印刷装置の制御プログラム。
1…印刷装置、3…搬送路、4…搬送路、5…第1の駆動モータ、6…第2の駆動モータ、7b…操作部、8…通帳処理部(冊子処理部)、9…用紙処理部、21…検知器(第2の検知部)、30…制御部、31…プロセッサ、32…メモリ、33…インターフェース、40…上位装置、SP1−12…センサ(第1の検知部)、SP21…センサ(第2の検知部)。

Claims (4)

  1. 冊子の挿入および放出口となる開口部に接続する第1の搬送路を備え、前記第1の搬送路を搬送する冊子を処理する冊子処理部と、
    前記第1の搬送路から分岐する第2の搬送路を備え、前記第2の搬送路を搬送するロール用紙を印字及び切断処理し、前記印字及び切断処理した用紙を前記第2の搬送路から前記第1の搬送路を通って前記開口部から放出させる用紙処理部と、
    前記第1の搬送路における異常を検知する第1の検知部と、
    前記第2の搬送路から前記第1の搬送路に合流する合流部の手前を検知位置とし、前記用紙が通過したはずの時間帯で、前記用紙があることを検知することにより前記第2の搬送路上の検知位置の異常を検知するとともに、前記用紙が搬送されているべき時間帯で、前記用紙が無いことを検知することにより前記検知位置の手前での異常を検知する第2の検知部と、
    前記第2の検知部が前記第2の搬送路における異常を検知し、かつ、前記第1の検知部が異常を検知していない場合、前記用紙処理部の動作を停止して前記冊子処理部を動作させる冊子専用モードを設定する制御部と、
    を有する印刷装置。
  2. 上位装置と通信するインターフェースを有し、
    前記制御部は、前記インターフェースを介して前記上位装置から冊子専用モードの設定指示を受信した場合に冊子専用モードを設定する、
    請求項に記載の印刷装置。
  3. 操作指示を入力するための操作部を有し、
    前記制御部は、前記操作部による冊子専用モードの設定指示に応じて冊子専用モードに設定する、
    請求項に記載の印刷装置。
  4. 印刷装置を制御するプロセッサに、
    冊子の挿入および放出口となる開口部に接続する第1の搬送路を搬送する冊子を処理する冊子処理を実行させ、
    前記第1の搬送路から分岐する第2の搬送路を搬送するロール用紙を印字及び切断処理し、前記印字及び切断処理した用紙を前記第2の搬送路から前記第1の搬送路を通って前記開口部から放出する用紙処理を実行させ、
    前記第1の搬送路における異常の有無を判断させ、
    前記第2の搬送路から前記第1の搬送路に合流する合流部の手前を検知位置とし、前記用紙が通過したはずの時間帯で、前記用紙があることを検知することにより前記第2の搬送路上の検知位置の異常を検知するとともに、前記用紙が搬送されているべき時間帯で、前記用紙が無いことを検知することにより前記検知位置の手前での異常の有無を判断させ、
    前記第2の搬送路に異常があることを判断し、かつ、前記第1の搬送路に異常がないことを判断した場合、前記用紙処理を停止して前記冊子処理を動作させる冊子専用モードを設定させる、
    印刷装置の制御プログラム。
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