JP2011056887A - プリンターおよびプリンターのエラー対応動作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ロール紙を単票紙の搬送路に誤装填した場合であっても、ロール紙を不必要に引き出してしまうことを防止することができるプリンターおよびプリンターのエラー対応動作方法を提供すること。
【解決手段】 プリンター1は、印刷用紙としてロール紙RPおよび単票紙SPを装填可能であり、単票紙SPが装填される単票紙装填部である用紙ガイド6に単票紙SPが存在するか否かを検出する単票紙検出センサー19と、ロール紙RPが巻回されるロール体RTの回転を検出するロール体回転センサーであるロータリーエンコーダー23とを備え、単票紙検出センサー19により単票紙SPの存在が検出され、かつ、ロール体回転センサーとしてのロータリーエンコーダー23によりロール体RTの回転が検出された場合には、所定のエラー対応動作を行う構成となっている。
【選択図】 図2
【解決手段】 プリンター1は、印刷用紙としてロール紙RPおよび単票紙SPを装填可能であり、単票紙SPが装填される単票紙装填部である用紙ガイド6に単票紙SPが存在するか否かを検出する単票紙検出センサー19と、ロール紙RPが巻回されるロール体RTの回転を検出するロール体回転センサーであるロータリーエンコーダー23とを備え、単票紙検出センサー19により単票紙SPの存在が検出され、かつ、ロール体回転センサーとしてのロータリーエンコーダー23によりロール体RTの回転が検出された場合には、所定のエラー対応動作を行う構成となっている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、プリンターおよびプリンターのエラー対応動作方法に関する。
プリンターの中には、特許文献1に開示されるように、印刷用紙として、ロール紙および単票紙に対して印刷を行える構成を備えるものがある。
しかしながら、ユーザーが、単票紙の搬送経路にロール紙を装填してしまう誤装填をしてしまう場合がある。単票紙については、搬送路上に備えられる紙端検出センサーにより、搬送される単票紙の端部を検出することで、印刷動作および搬送動作の制御を行っている。そのため、単票紙の搬送路に、ロール紙が装填された場合には、印刷用紙の後端部の検出ができないまま、ロール紙が不必要に引き出されてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、ロール紙を単票紙の搬送路に誤装填した場合であっても、ロール紙を不必要に引き出してしまうことを防止することができるプリンターおよびプリンターのエラー対応動作方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、印刷用紙としてロール紙および単票紙を装填可能とされるプリンターにおいて、単票紙が装填される単票紙装填部に単票紙が存在するか否かを検出する単票紙検出センサーと、ロール紙が巻回されるロール体の回転を検出するロール体回転センサーとを備え、単票紙検出センサーにより単票紙の存在が検出され、かつ、ロール体回転センサーによりロール体の回転が検出された場合には所定のエラー対応動作を行うこととする。
上記発明に加えて、所定のエラー対応動作は、搬送の停止動作、およびロール紙の装填状態が異常であることの通知動作であることとしてもよい。
上記発明に加えて、所定のエラー対応動作は、ロール体をロール紙の搬送方向への回転方向とは逆方向に回転させ、少なくとも前記単票紙検出センサーから前記単票紙の存在を検出する信号が検出されなくなるまで前記ロール紙をロール体に巻き取る巻き取り動作であることとしてもよい。
上記発明に加えて、所定のエラー対応動作は、通知動作および巻き取り動作であることとしてもよい。
上述の課題を解決するため、印刷用紙としてロール紙および単票紙を装填可能とされるプリンターのエラー対応動作方法において、単票紙が装填される単票紙装填部に単票紙が存在するか否かの検出およびロール紙が巻回されるロール体の回転の検出を行い、単票紙の存在が検出され、かつ、ロール体の回転が検出された場合に所定のエラー対応動作を行うこととする。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図1から図4を参照しながら説明をする。なお、プリンター1のエラー対応動作方法については、プリンター1の動作に併せて説明する。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図4を参照しながら説明をする。なお、プリンター1のエラー対応動作方法については、プリンター1の動作に併せて説明する。
(プリンター1の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係るプリンター1の外観を示す斜視図である。図2は、プリンター1の概略の内部構成を示す図である。図3は、ロール体RTおよび単票紙SPが装填される印刷用紙装填部2の概略の構成を示す斜視図である。図4は、プリンター1の電気的な構成を示すブロック図である。なお、以下の説明において、矢印X方向を前方(前側)とし、その反対方向を後方(後側)とし、矢印Y方向を下方(下側)とし、その反対方向を上方(上側)とする。また、前方から後方に向かって右手側を右方(右側)、左手側を左方(左側)とする。図2は、プリンター1を右側から見た構成図となっている。また、図3は、プリンター1を右斜め上方から見た構成図となっている。
図1は、本発明の実施の形態に係るプリンター1の外観を示す斜視図である。図2は、プリンター1の概略の内部構成を示す図である。図3は、ロール体RTおよび単票紙SPが装填される印刷用紙装填部2の概略の構成を示す斜視図である。図4は、プリンター1の電気的な構成を示すブロック図である。なお、以下の説明において、矢印X方向を前方(前側)とし、その反対方向を後方(後側)とし、矢印Y方向を下方(下側)とし、その反対方向を上方(上側)とする。また、前方から後方に向かって右手側を右方(右側)、左手側を左方(左側)とする。図2は、プリンター1を右側から見た構成図となっている。また、図3は、プリンター1を右斜め上方から見た構成図となっている。
プリンター1は、印刷用紙としての帯状のロール紙RPおよび印刷用紙としての単票紙SPを装填することができ、印刷動作に際しては、ロール紙RPあるいは単票紙SPのいずれか一方を搬送し印刷することができる構成となっている。プリンター1は、外装筐体3の下部に脚部4が備えられ、この脚部4により床面等に設置された状態で使用される。そして、プリンター1は、ロール体収容部5および用紙ガイド6等から構成される印刷用紙装填部2(図2参照)と、給紙機構7と、給紙機構8と、ガイド板9(図2参照)と、搬送機構10と、印刷機構11と、プラテン12(図2参照)と、排紙機構13と、表示部14と、プリンター1の諸動作を制御する制御部15(図4参照)等を有する。上述の各機構部は、外装筐体3の内部に収容されている。
ロール体収容部5には、ロール紙RPがロール状に巻かれたロール体RTが収容される。ロール紙RPは、ロール体収容部5から引き出され、ロール紙挿入口16(図3参照)を通され、給紙機構7の側に引き込まれる。給紙機構7とロール紙挿入口16との間には、ロール体収容部5から引き出されたロール紙RPがロール紙挿入口16内に挿入されているか否かを検出するロール紙検出センサー17が備えられている。
用紙ガイド6には、単票紙SPが装填される。用紙ガイド6は、単票紙装填部として機能する。用紙ガイド6は、単票紙SPの左右方向について位置決めを行うと共に、単票紙SPの後面を支持することができるように構成されている。用紙ガイド6に装填された単票紙SPは、単票紙挿入口18(図3参照)を通され、給紙機構8の側に引き込まれる。用紙ガイド6には、用紙ガイド6に単票紙SPが装填されているかどうかの検出を行う単票紙検出センサー19が備えられている。
給紙機構7は、給紙ローラー20と給紙従動ローラー21等を有し、ロール体収容部5に収容されたロール体RTからロール紙RPを下方に引き出し、搬送機構10側に搬送することができるように構成されている。ロール体収容部5には、ロール体RTを回転させるロール体モーター22とロール体モーター22の回転をロール体RTに伝えるギア列22G等が備えられている。プリンター1は、ロール体モーター22等を備えることによって、給紙機構7によりロール紙RPが引き出される方向にロール体RTの回転を行い、ロール紙RPの引き出し動作をアシストすることができるように構成されている。また、ロール体RTの回転軸には、ロール体RTの回転を検出し、ロール体RTの回転量・回転速度の検出を行うロール体回転センサーとしてのロータリーエンコーダー23が備えられている。
給紙機構8は、給紙ローラー24と給紙従動ローラー25等を有し、用紙ガイド6に装填された単票紙SPを下方に引き出し、搬送機構10側に搬送することができるように構成されている。
ガイド板9は、ロール紙挿入口16と搬送機構10との間を搬送されるロール紙RPの後側を支持することができるように構成されている。また、ガイド板9は、用紙ガイド6と搬送機構10との間を搬送される単票紙SPの後側を支持することができるようにも構成されている。
搬送機構10は、搬送ローラー26および搬送側従動ローラー27等を有し、給紙機構7から送られてきたロール紙RPあるいは給紙機構8から送られてきた単票紙SPを、印刷ヘッド28に対して所定の位置に搬送することができるように構成されている。搬送機構10と印刷機構11との間には、搬送されるロール紙RPおよび単票紙SPについて、その先端部および後端部を検出する紙端検出センサー29が備えられている。
印刷機構11は、キャリッジ30および印刷ヘッド28等を有し、キャリッジ30を左右に移動させながら印刷ヘッド28からインクを噴射させて、ロール紙RPおよび単票紙SPに画像を形成することができるように構成されている。キャリッジ30は、ガイド軸31によって案内され、キャリッジモーター32(図4参照)の駆動力により左右方向に移動することができる。プラテン12は、印刷ヘッド28に対してロール紙RPあるいは単票紙SPを挟んだ位置に配置され、ロール紙RPあるいは単票紙SPの印刷される部分の後側を支持することができるように構成されている。
排紙機構13は、排紙ローラー33および排紙従動ローラー34等を有し、印刷されたロール紙RPあるいは単票紙SPをプリンター1の外部に排紙することができるように構成されている。表示部14は、たとえば、プリンター1の前面部に備えられ、プリンター1の動作状態やユーザーへの操作指示等、プリンター1に関する各種の情報が表示されるように構成されている。
図4を参照しながら図1および図2に示すプリンター1の電気的な構成の概略を説明する。
図4において、プリンター1は、ホストコンピューターHCから入力された画像データ等を受け取るインターフェイス35と、制御部15と、給紙ローラー20を回転する給紙モーター36および給紙モーター36を駆動する給紙モータードライバー36Dと、給紙ローラー24を回転する給紙モーター37および給紙モーター37を駆動する給紙モータードライバー37Dと、搬送ローラー26を回転する搬送モーター38および搬送モーター38を駆動する搬送モータードライバー38Dと、印刷ヘッド28および印刷ヘッド28を駆動する印刷ヘッドドライバー28Dと、キャリッジ30を移動するキャリッジモーター32およびキャリッジモーター32を駆動するキャリッジモータードライバー32Dと、ロール体モーター22およびロール体モーター22を駆動するロール体モータードライバー22Dを有する。さらに、プリンター1は、ロータリーエンコーダー23と、単票紙検出センサー19と、ロール紙検出センサー17と、紙端検出センサー29等を有する。
制御部15は、記録開始信号や、画像データー等に基づいて印刷ヘッド28の記録制御やロール体モーター22、給紙モーター36、給紙モーター37等の駆動制御の他、プリンター1の様々な動作制御を司る機能を有し、CPU(Central Processing Unit)39あるいはマイクロコンピュータ等により構成される。また、制御部15には、プリンター1の各種動作に係る処理プログラム等が記憶されているPROM(Programmable Read−Only Memory)40と、ホストコンピューターHCからインターフェイス35を介して入力される画像データ等を格納・記憶したり、作業用のメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)41と、プリンター1に関する諸情報を記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)42等を備える。
ロール紙RPあるいは単票紙SPのうちいずれの印刷用紙に印刷を行うかは、たとえば、操作部43を介して、ユーザーによりプリンター1に対して指示される。すなわち、プリンター1は、ユーザーによって、単票紙SPへの印刷を行う単票紙印刷モードと、ロール紙RPへの印刷を行うロール紙印刷モードの選択が可能な構成とされている。この指示(印刷モードの選択)に併せてユーザーから印刷動作の指示がプリンター1に出されると、制御部15は、ロール紙RPあるいは単票紙SPのうち、ユーザーの指示に対応した印刷用紙に対して印刷動作を行う。
(ロール紙RPに対する印刷動作等)
次に、ロール紙RPに対して印刷を行うための構成と動作について説明する。ロール体収容部5は、プリンター1の上部に配置され、その下方には、ガイド板9、給紙機構7、搬送機構10、および印刷機構11が配置されている。プリンター1の上部には、外装筐体3の一部を構成するフード部44が備えられている。フード部44は、軸部45を中心に前後方向に回転することができ、ロール体収容部5を開閉することができる。ロール体RTを、ロール体収容部5に装填したり、あるいはロール体収容部5から取り外す際には、フード部44を後方に回転し、ロール体収容部5を開放した状態で行う。
次に、ロール紙RPに対して印刷を行うための構成と動作について説明する。ロール体収容部5は、プリンター1の上部に配置され、その下方には、ガイド板9、給紙機構7、搬送機構10、および印刷機構11が配置されている。プリンター1の上部には、外装筐体3の一部を構成するフード部44が備えられている。フード部44は、軸部45を中心に前後方向に回転することができ、ロール体収容部5を開閉することができる。ロール体RTを、ロール体収容部5に装填したり、あるいはロール体収容部5から取り外す際には、フード部44を後方に回転し、ロール体収容部5を開放した状態で行う。
ロール紙RPへの印刷に当たって、先ず、ユーザーは、フード部44を後方に回転しロール体収容部5を開放した状態で、ロール体RTに巻かれたロール紙RPを引き出す。そして、引き出したロール紙RPをロール紙挿入口16に通し、さらに、ロール紙RPの先端部を給紙ローラー20と給紙従動ローラー21との間に挟み込む。そうして、フード部44を前方に回転し、ロール体収容部5を閉じる。
ロール体RTから引き出したロール紙RPが給紙ローラー20と給紙従動ローラー21との間に挟み込まれると共にフード部44が閉じられている状態で、ロール紙RPのプリンター1への装填が完了する。ロール紙RPのプリンター1への装填が完了している状態で、ユーザーが、プリンター1に対して、操作部43からロール紙RPを対象とした印刷動作を指示すると、制御部15の制御に基づき、ロール紙RPを下方に向けて搬送する搬送動作と、ロール紙に対して印刷を行う印刷動作が開始される。
ところが、ユーザーは、ロール紙挿入口16にロール紙RPが挿入されていないにも係わらず、プリンター1に対して印刷動作を指示してしまうことがある。ロール紙挿入口16にロール紙RPが挿入されていないときは、ロール紙検出センサー17から出力される信号は、ロール紙RPがロール紙挿入口16に挿入されていないことを示すものである。制御部15は、ロール紙検出センサー17から出力される信号が、ロール紙挿入口16にロール紙RPが挿入されていないことを示すものであるときに、ユーザーが印刷動作の指示を行った場合には、表示部14に、所定の表示を行う。つまり、所定の表示として、ロール紙RPがロール紙挿入口16に挿入されていないため、印刷動作を実行することができない旨の表示をする。
かかる表示により、ユーザーは、ロール紙RPの装填が不完全であることを認識でき、ユーザーに対して、ロール紙RPをロール紙挿入口16に挿入し、ロール紙RPの装填を完了させることを促すことができる。なお、ロール紙検出センサー17としては、たとえば、ロール紙RPを挟んで前後に配置される投光部と受光部とを有するいわゆるフォトインターラプターあるいは反射式の光学センサーを使用することができる。
ロール紙RPのプリンター1への装填が完了した状態で、ユーザーがプリンター1に対して印刷動作を指示すると、給紙モーター36(図4参照)の駆動により給紙ローラー20が回転する。給紙ローラー20と給紙従動ローラー21との間に挟み込まれたロール紙RPは、給紙ローラー20の回転を受けて下方に向けて搬送される。つまり、ロール紙RPは、給紙機構7によりロール体収容部5から引き出され、そして印刷機構11側に引き込まれる。
ロール体モーター22は、給紙モーター36と同期して回転し、ギア列22Gを介してロール体RTを、ロール紙RPが引き出される方向に回転させる。ロール体RTがロール体モーター22により回転されることで、ロール紙RPの引き出しがアシストされる。つまり、ロール紙RPの引き出しがアシストされることで、ロール体RTとロール体RTから引き出されたロール紙RPとの間に過大の張力が懸かることを防ぐことができ、ロール紙RPが過大の張力で破断してしまうことを防止することができる。
ロール体RTの回転軸には、ロール体RTの回転量・回転速度を検出するためのロータリーエンコーダー23が備えられている。このロータリーエンコーダー23を用いてロール体RTの回転量と回転速度の検出を行うことで、制御部15は、ロール紙RPが給紙機構7により引き出される速度を演算する。そして、制御部15は、この演算された給紙機構7の引き出し速度に合わせて、ロール紙RPの引き出しをアシストすることができるようにロール体モーター22の回転を制御する。
ロール紙RPは、給紙機構7によって、ロール体収容部5から引き出され搬送機構10に向けて搬送される。搬送機構10に搬送されたロール紙RPは、搬送ローラー26と搬送側従動ローラー27との間に挟まれ、搬送モーター38(図4参照)により回転される搬送ローラー26の回転により、さらに下方に向けて搬送される。搬送機構10の下方には紙端検出センサー29が配置され、ロール紙RPの先端部が光センサーの位置に到達すると紙端検出センサー29から検出信号が出力される。制御部15は、この検出信号に基づいて、ロール紙RPが所定の位置に搬送されたことを判断する。そして、制御部15は、この所定の位置を基準にして、搬送ローラー26の回転(回転量・回転速度)を制御し、ロール紙RPの搬送制御を行う。
制御部15は、ロール紙RPが印刷ヘッド28と対向する位置まで搬送されると、印刷機構11に対して印刷動作を行わせる。印刷動作では、搬送機構10によりロール紙RPの搬送が行われると共に、キャリッジ30が左右に移動し、ロール紙RPの搬送とキャリッジ30の移動に併せて印刷ヘッド28からインクが噴射され、ロール紙RPに画像が形成される。ロール紙RPは、印刷機構11により印刷されながら下方に向けて搬送される。先端部が排紙機構13に到達すると、ロール紙RPは、排紙ローラー33と排紙従動ローラー34との間に挟み込まれる。
ロール紙RPが、排紙ローラー33と排紙従動ローラー34との間に挟み込まれた状態では、ロール紙RPは、排紙ローラー33に加えて、搬送ローラー26および給紙ローラー20によっても搬送される。そして、ホストコンピューターHCから送られた画像情報に基づく印刷が完了した後、ロール紙RPは、たとえば、排紙ローラー33の上方に備えられる図示を省略するカッタ機構により、所定位置において切断される。そして、該切断部よりも下方(排紙機構13側)のロール紙RPは、排紙機構13によって下方に搬送され、図示を省略する排出口からプリンター1の外部に排出される。
(単票紙SPに対する印刷動作等)
次に、単票紙SPに対して印刷を行うための構成と動作について説明する。単票紙SPは、プリンター1の用紙ガイド6に装填される。用紙ガイド6は、プリンター1の上部であって、ロール体収容部5の前方に配置される。用紙ガイド6の下方には、給紙機構8、ガイド板9、搬送機構10、および印刷機構11が配置されている。
次に、単票紙SPに対して印刷を行うための構成と動作について説明する。単票紙SPは、プリンター1の用紙ガイド6に装填される。用紙ガイド6は、プリンター1の上部であって、ロール体収容部5の前方に配置される。用紙ガイド6の下方には、給紙機構8、ガイド板9、搬送機構10、および印刷機構11が配置されている。
単票紙SPへの印刷に当たって、先ず、ユーザーは、単票紙SPの先端部を単票紙挿入口18に通す。そして、単票紙SPの先端部を給紙ローラー24と給紙従動ローラー25との間に挟み込ませた状態で、単票紙SPを用紙ガイド6に装填する。単票紙SPの先端部が給紙ローラー24と給紙従動ローラー25との間に挟み込まれた状態で、単票紙SPが用紙ガイド6に装填されている状態は、単票紙SPのプリンター1への装填が完了した状態である。単票紙SPのプリンター1への装填が完了した状態で、ユーザーが、プリンター1に対して、操作部43から単票紙SPを対象とする印刷動作を指示すると、制御部15の制御に基づき、単票紙SPを下方に向けて搬送する搬送動作と、単票紙SPに対して印刷を行う印刷動作が開始される。
ところが、ユーザーは、単票紙SPが用紙ガイド6に装填されていないにも係わらず、プリンター1に対して印刷動作を指示してしまうことがある。単票紙SPが用紙ガイド6に装填されていないときは、単票紙検出センサー19から出力される信号は、単票紙SPが用紙ガイド6に装填されていないことを示すものである。制御部15は、単票紙検出センサー19から出力される信号が、用紙ガイド6に単票紙SPが装填されていないことを示すものであるときに、ユーザーが印刷動作の指示を行った場合には、表示部14に、所定の表示を行う。つまり、所定の表示として、用紙ガイド6に単票紙SPの装填が無いため、印刷動作を実行することができない旨を表示する。
かかる表示により、ユーザーは、単票紙SPの装填が不完全であることを認識でき、ユーザーに対して、単票紙SPを用紙ガイド6に装填させ、単票紙SPの装填を完了させることを促すことができる。なお、単票紙検出センサー19としては、たとえば、単票紙SPの用紙ガイド6への装填の有無により変位するレバーの変位位置を光センサーにより検出する構成のもの、あるいは反射式の光学センサーを使用することができる。
単票紙SPのプリンター1への装填が完了した状態で、ユーザーがプリンター1に対して印刷動作を指示すると、給紙モーター37の駆動により給紙ローラー24が回転する。給紙ローラー24と給紙従動ローラー25との間に挟み込まれた単票紙SPは、給紙ローラー24の回転を受けて下方に向けて搬送される。つまり、単票紙SPは、給紙機構8により用紙ガイド6から引き出され、そして印刷機構11側に引き込まれる。
単票紙SPは、給紙機構8によって、用紙ガイド6から引き出され搬送機構10に向けて搬送される。搬送機構10に搬送された単票紙SPは、搬送ローラー26と搬送側従動ローラー27との間に挟まれ、搬送モーター38(図4参照)により回転される搬送ローラー26の回転により、さらに下方に向けて搬送される。搬送機構10の下方には紙端検出センサー29が配置され、単票紙SPの先端部が光センサーの位置に到達すると紙端検出センサー29から検出信号が出力される。制御部15は、この検出信号に基づいて、単票紙SPが所定の位置に搬送されたことを判断する。そして、制御部15は、この所定の位置を基準にして、搬送ローラー26の回転(回転量・回転速度)を制御し、単票紙SPの搬送制御を行う。
制御部15は、単票紙SPが印刷ヘッド28と対向する位置まで搬送されると、印刷機構11に対して印刷動作を行わせる。印刷動作では、搬送機構10により単票紙SPの搬送が行われると共に、キャリッジ30が左右に移動し、単票紙SPの搬送とキャリッジ30の移動に併せて印刷ヘッド28からインクが噴射され、単票紙SPに画像が形成される。単票紙SPは、印刷機構11により印刷されながら下方に向けて搬送される。先端部が排紙機構13に到達すると、単票紙SPは、排紙ローラー33と排紙従動ローラー34との間に挟み込まれる。
単票紙SPが、排紙ローラー33と排紙従動ローラー34との間に挟み込まれた状態では、単票紙SPは、排紙ローラー33に加えて、搬送ローラー26および給紙ローラー20によっても搬送される。そして、単票紙SPの後端部が紙端検出センサー29の位置に到達すると、紙端検出センサー29から後端部の検出信号が出力される。制御部15は、この検出信号に基づいて、後端部の位置を演算し、単票紙SPが、図示を省略する排出口からプリンター1の外部に排出されるように排紙ローラー33の回転を制御する。
(ロール紙RPの誤装填)
ところで、ユーザーが、ロール紙RPの装填に際して、本来、ロール紙挿入口16にロール紙RPを通す必要があるにも関わらず、間違えて、単票紙挿入口18にロール紙RPを通した状態の装填を行ってしまう誤装填を行ってしまうことがある。特に、ロール紙挿入口16と単票紙挿入口18とが近接して配置されている場合には、かかる誤装着を誘発し易い。かかる誤装填が行われた場合には、用紙ガイド6に装填されたロール紙RPが単票紙検出センサー19により検出され、制御部15は、用紙ガイド6に単票紙SPが装填されたと判断してしまう。そして、ユーザーがこの状態で、プリンター1に対して印刷動作を指示すると、用紙ガイド6に装填されたロール紙RPに対して搬送動作および印刷動作が行われてしまう。
ところで、ユーザーが、ロール紙RPの装填に際して、本来、ロール紙挿入口16にロール紙RPを通す必要があるにも関わらず、間違えて、単票紙挿入口18にロール紙RPを通した状態の装填を行ってしまう誤装填を行ってしまうことがある。特に、ロール紙挿入口16と単票紙挿入口18とが近接して配置されている場合には、かかる誤装着を誘発し易い。かかる誤装填が行われた場合には、用紙ガイド6に装填されたロール紙RPが単票紙検出センサー19により検出され、制御部15は、用紙ガイド6に単票紙SPが装填されたと判断してしまう。そして、ユーザーがこの状態で、プリンター1に対して印刷動作を指示すると、用紙ガイド6に装填されたロール紙RPに対して搬送動作および印刷動作が行われてしまう。
この場合、ロール紙RPの搬送に従って、ロール紙RPは、ロール体RTから順次引き出されるため、後端部の検出が行われず、ロール紙RPがロール体RTから不必要に引き出されてしまう虞がある。単票紙挿入口18にロール紙RPを挿入した状態のときには、用紙ガイド6の上端縁にロール紙RPが擦れたり、また、ロール紙RPは、単票紙SPが用紙ガイド6に装填されたときとは異なる経路で単票紙挿入口18に引き込まれる。そのため、ロール紙RPの搬送に要する搬送力は、用紙ガイド6に装填された単票紙SPを搬送するときの搬送力と異なることがあり、所定の搬送精度で搬送できない虞もある。
そこで、プリンター1の制御部15は、以下に記載する制御を行うことができるように構成されている。ロール紙RPが用紙ガイド6に装填された状態では、単票紙検出センサー19からは、用紙ガイド6に単票紙SPが装填されている信号が出力される。そして、この状態で印字動作が開始されると、ロール紙RPの搬送が行われ、この搬送に連れてロール体RTが回転する。ロール体RTが回転すると、ロータリーエンコーダー23からロール体RTの回転を検出する信号が出力される。したがって、単票紙検出センサー19により、用紙ガイド6への単票紙SPの装填が検出され、かつ、ロータリーエンコーダー23によりロール体RTの検出がされる場合には、ロール紙挿入口16と間違えて単票紙挿入口18に挿入したと判断できる。
そこで、制御部15は、単票紙検出センサー19により、用紙ガイド6への単票紙SPの装填が検出され、かつ、ロータリーエンコーダー23によりロール体RTの回転が検出される場合には、所定のエラー対応動作として、ロール紙RPの搬送動作を停止すると共に、ロール紙RPの装填状態が異常であることの通知動作として、たとえば、表示部14に印刷用紙の挿入口が間違っている旨を表示する。通知動作は、音声による通知であってもよい。また、表示内容は、エラーコードの表示であってもよい。
かかるエラー対応動作では、ロール紙RPの搬送動作が停止されるため、停止ロール紙RPが不必要に引き出されてしまう量を少なくすることができる。また、表示部14に、印刷用紙の挿入口が間違っている旨が表示されるため、ユーザーに対して、ロール紙RPをロール紙RPの所定の挿入口であるロール紙挿入口16に装填することを促すことができる。エラー対応動作としては、表示部14への表示を行わずに、ロール紙RPの搬送動作の停止のみでもよい。ロール紙RPの搬送動作を停止することで、ロール紙RPが不必要に引き出されてしまうことを防止できる。
また、エラー対応動作としては、制御部15は、ロール体RTを逆回転させ、ロール紙RPを巻き戻すようにしてもよい。巻き戻し量は、たとえば、ロール紙RPの先端部が、用紙ガイド6の上端縁6Tより更にロール体RT側に巻き戻されるようにすることが好ましい。巻き戻し量をこのようにすることで、ユーザーは、用紙ガイド6からロール紙RPが無くなることを視認することができる。このため、ユーザーに対してロール紙RPの装填が異常であることをより確実に認識させることができる。加えて、ロール紙RPは、単票紙挿入口18から上方に引き出されているため、ロール紙RPの装填にあたり、ロール紙RPを単票紙挿入口18から引き出す処理を行う必要がないため、ロール紙RPのロール紙挿入口16への装填をスムーズに行うことができる。
巻き戻し量は、少なくとも単票紙検出センサー19から単票紙SPの存在を検出する信号が検出されなくなるまでロール紙RPをロール体RTに巻き取る。単票紙検出センサー19から単票紙SPの存在を検出する信号が検出されなくなることで、用紙ガイド6に単票紙SPが装填されていない、いわゆる紙無し状態となる。そのため、プリンター1は、印刷動作を実行できない状態となり、ロール紙RPを不必要に引き出してしまうことを防止できる。
また、上述の巻き戻し動作に併せて、表示部14に、ロール紙RPの挿入口が間違っている旨の通知を表示することで、ユーザーは、より一層確実に、ロール紙RPの装填状態が異常であることを認識することができる。
なお、上述の実施の形態に示すプリンター1においては、ロール紙RPと単票紙SPにそれぞれ対応して給紙機構7と給紙機構8を備えている。そして、プリンター1は、ロール紙印刷モードと単票紙印刷モードを選択可能に構成されている。したがって、ロール紙RPと単票紙SPがそれぞれ正常に装填されている場合には、各印刷モードに対応して、給紙機構7あるいは給紙機構8のいずれか一方が動作し、印刷用紙(単票紙SPまたはロール紙RP)に対して搬送動作および印刷動作が開始される。
(変形例)
一方、給紙機構8を備えることなく、単票紙SPについては、その先端部を搬送機構10の搬送ローラー26と搬送従動ローラー27との間に挟み込んで装填するように、プリンター1を構成とすることもできる。かかる構成とした場合には、単票紙SPとロール紙RPの装填の形態として、たとえば、図5の上段(A)および下段(B)に示す形態が考えられる。なお、図5は、プリンター1を、単票紙SPについては、図2に示す給紙機構8に対応する給紙機構を備えず、ロール紙RPについてのみ給紙機構7を備える構成とした場合の記録用紙の搬送経路を概略的に示したものである。上述の図1から図4示す構成部分と同様の機能を有する構成部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
一方、給紙機構8を備えることなく、単票紙SPについては、その先端部を搬送機構10の搬送ローラー26と搬送従動ローラー27との間に挟み込んで装填するように、プリンター1を構成とすることもできる。かかる構成とした場合には、単票紙SPとロール紙RPの装填の形態として、たとえば、図5の上段(A)および下段(B)に示す形態が考えられる。なお、図5は、プリンター1を、単票紙SPについては、図2に示す給紙機構8に対応する給紙機構を備えず、ロール紙RPについてのみ給紙機構7を備える構成とした場合の記録用紙の搬送経路を概略的に示したものである。上述の図1から図4示す構成部分と同様の機能を有する構成部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5(A)は、正常に装填されたロール紙RPが、搬送機構10まで搬送されている状態で、単票紙SPを、用紙ガイド6に装填しようとする状態を示している。この場合、用紙ガイド6に単票紙SPが装填されると、単票紙検出センサー19からは単票紙SPの装填を検出する信号が出力される。この信号が出力されている状態で、ロール紙RPの搬送が行われると、ロータリーエンコーダー23からはロール体RTの回転を検出する信号が出力される。そのため、ロール紙RPは正常に装填されているにも関わらず、制御部15は、ロール紙RPが誤装着されていると判断してしまい、プリンター1に対してエラー対応動作を実行してしまう。
図5(A)に示す印刷用紙の装填状態の場合、単票紙SPを用紙ガイド6に装填すると、ロール紙検出センサー17がロール紙RPの装填を検出している状態で、単票紙検出センサー19が、単票紙SPの装填を検出することになる。このように、ロール紙検出センサー17がロール紙RPの装填を検出している状態で、単票紙検出センサー19が単票紙SPの装填を検出した場合には、制御部15は、表示部14に、たとえば、単票紙SPの装填を禁止する通知を表示する。この通知により、ユーザーは、プリンター1にロール紙RPが装填されていることを認識でき、ロール紙RPに重ねて単票紙SPを搬送機構10に挿入してしまうことを防止できる。
また、ロール紙RPが搬送機構10により搬送されている間に、単票紙SPを用紙ガイド6に装填した場合には、ロール紙RPの搬送動作と記録動作を中断し、上記通知を表示部14に表示するようにしてもよい。プリンター1をこのように構成することで、ロール紙RPが正常に装填されているにも関わらず、単票紙検出センサー19により単票紙SPの装填が検出され、かつ、ロータリーエンコーダー23からロール体RTの回転を検出する信号が出力されてしまうことを防止することができる。つまり、ロール紙RPが正常に装填されているにも関わらず、エラー対応動作が実行されてしまうことを防止できる。
図5(B)は、単票紙SPおよびロール紙RPがプリンター1に正常に装填されている状態を示している。この状態で、ロール紙印刷モードが選択され、印刷動作が指示され、ロール紙RPの搬送が開始されると、単票紙検出センサー19からは単票紙SPの装填を検出する信号が出力され、かつ、ロータリーエンコーダー23からはロール体RTの回転を検出する信号が出力される。そのため、ロール紙RPは正常に装填されているにも関わらず、制御部15は、ロール紙RPが誤装填されていると判断してしまい、プリンター1に対してエラー対応動作を実行してしまう。
そこで、図5(A)に示すように、単票紙SPおよびロール紙RPがプリンター1に正常に装填されている状態のときに、ロール紙印刷モードが選択され、印刷動作が指示された場合には、制御部15は、表示部14に、たとえば、単票紙SPを取り除く旨をユーザーに指示する通知を表示する。この通知により、ユーザーは、プリンター1が、ロール紙印刷モードであるにも関わらず、印刷用紙の装填状態がロール紙RPに印刷することができる状態になっていないことを認識することができる。また、プリンター1をこのように構成することで、ロール紙RPが正常に装填されているにも関わらず、単票紙検出センサー19により単票紙SPの装填が検出され、かつ、ロータリーエンコーダー23からロール体RTの回転を検出する信号が出力されてしまうことを防止することができる。つまり、ロール紙RPが正常に装填されているにも関わらず、エラー対応動作が実行されてしまうことを防止できる。
なお、プリンター1を、印刷モード(単票紙印刷モード、ロール紙印刷モード)の選択ができない構成とすることもできる。この場合、単票紙検出センサー19により単票紙SPの装填が検出され、かつ、ロール紙検出センサー17から、印刷用紙の検出信号が出力された場合には、制御部15は、表示部14に、たとえば、ロール紙RPあるいは単票紙SPのいずれか一方の印刷用紙を取り除く旨をユーザーに指示する通知を表示するように構成してもよい。かかる表示により、ユーザーは、ロール紙RPに対して印刷を実行したい場合には、単票紙SPを取り除くことで、正常に装填されているロール紙RPに対してロール紙RPの巻き戻し等のエラー対応動作が実行されてしまうことを防止できる。
上述のように本実施の形態のプリンター1は、印刷用紙としてロール紙RPおよび単票紙SPを装填可能であり、単票紙SPが装填される単票紙装填部である用紙ガイド6に単票紙SPが存在するか否かを検出する単票紙検出センサー19と、ロール紙RPが巻回されるロール体RTの回転を検出するロール体回転センサーであるロータリーエンコーダー23とを備え、単票紙検出センサー19により単票紙SPの存在が検出され、かつ、ロール体回転センサーとしてのロータリーエンコーダー23によりロール体RTの回転が検出された場合には、所定のエラー対応動作を行う構成となっている。
プリンター1をこのように構成することで、ロール紙RPを単票紙SPの搬送路に誤装填した場合に、所定のエラー対応動作として、たとえば、ロール体RTの搬送を停止することで、ロール紙RPを不必要に引き出してしまうことを防止することができる。
また、プリンター1は、所定のエラー対応動作としては、搬送の停止動作、およびロール紙RPの装填状態が異常であることの通知動作が実行される構成となっている。
プリンター1をこのように構成することで、ロール体RTの搬送が停止されるためロール紙RPを不必要に引き出してしまうことを防止することができ、さらに、通知動作によりロール紙RPの装填状態が異常であることがユーザーに通知されるため、ユーザーにロール紙RPの装填を正常なものにすることを促すことができる。
また、プリンター1は、所定のエラー対応動作としては、ロール体RTをロール紙RPの搬送方向への回転方向とは逆方向に回転させ、少なくとも単票紙検出センサー19から単票紙SPの存在を検出する信号が検出されなくなるまでロール紙RPをロール体RTに巻き取る巻き取り動作を行う構成としてもよい。
プリンター1をこのように構成することで、用紙ガイド6に単票紙SPが装填されていない、いわゆる紙無し状態となる。そのため、プリンター1は、印刷動作を実行できない状態となり、ロール紙RPを不必要に引き出してしまうことを防止できる。
また、プリンター1は、所定のエラー対応動作として、ロール紙RPの装填状態が異常であることの通知動作およびロール紙RPの巻き取り動作を行う構成としてもよい。
プリンター1をこのように構成することで、通知動作によりロール紙RPの装填状態が異常であることがユーザーに通知されるため、ユーザーにロール紙RPの装填を正常なものにすることを促すことができ、さらに、ロール紙RPを不必要に引き出してしまうことを防止できる。
上述のように本実施の形態のプリンター1のエラー対応動作方法は、単票紙SPが装填される用紙ガイド6に単票紙SPが存在するか否かの検出およびロール紙RPが巻回されるロール体の回転の検出を行い、単票紙SPの存在が検出され、かつ、ロール体RTの回転が検出された場合に所定のエラー対応動作を行うようになっている。
プリンター1をエラー対応動作をこのような方法とすることで、ロール紙RPを単票紙SPの搬送路に誤装填した場合に、所定のエラー対応動作として、たとえば、ロール体RTの搬送を停止するようにすることで、ロール紙RPを不必要に引き出してしまうことを防止することができる。
ロール紙RPを単票紙SPの搬送路に誤装填した場合に、エラー対応動作として、たとえば、紙ジャムのエラーとして対応することもできる。しかしながら、本実施のプリンター1は、上述したように、ロール紙RPの誤装填に対して、ロール紙RPが誤装填である旨の通知や、ロール紙RPをロール体RTに巻き取る等、ロール紙RPの誤装填に個別に対応した所定のエラー対応動作を行うことができる。したがって、ロール紙RPの誤装填に対してスムーズな対応が可能となる。
1 ・・・ プリンター 6 ・・・ 用紙ガイド部(単票紙装填部) 19 ・・・ 単票紙検出センサー 23 ・・・ ロータリーエンコーダー(ロール体回転センサー) RP ・・・ ロール紙(印刷用紙) RT ・・・ ロール体 SP ・・・ 単票紙(印刷用紙)
Claims (5)
- 印刷用紙としてロール紙および単票紙を装填可能とされるプリンターにおいて、
上記単票紙が装填される単票紙装填部に上記単票紙が存在するか否かを検出する単票紙検出センサーと、
上記ロール紙が巻回されるロール体の回転を検出するロール体回転センサーと、
を備え、
上記単票紙検出センサーにより上記単票紙の存在が検出され、かつ、上記ロール体回転センサーにより上記ロール体の回転が検出された場合には、
所定のエラー対応動作を行うこと、
を特徴とするプリンター。 - 請求項1に記載のプリンターにおいて、
前記所定のエラー対応動作は、搬送の停止動作、および前記ロール紙の装填状態が異常であることの通知動作であること、
を特徴とするプリンター。 - 請求項1に記載のプリンターにおいて、
前記所定のエラー対応動作は、前記ロール体を前記ロール紙の搬送方向への回転方向とは逆方向に回転させ、少なくとも前記単票紙検出センサーから前記単票紙の存在を検出する信号が検出されなくなるまで前記ロール紙を前記ロール体に巻き取る巻き取り動作であること、
を特徴とするプリンター。 - 請求項1に記載のプリンターにおいて、
前記所定のエラー対応動作は、前記通知動作および前記巻き取り動作であること、
を特徴とするプリンター。 - 印刷用紙としてロール紙および単票紙を装填可能とされるプリンターのエラー対応動作方法において、
上記単票紙が装填される単票紙装填部に上記単票紙が存在するか否かの検出および上記ロール紙が巻回されるロール体の回転の検出を行い、
上記単票紙の存在が検出され、かつ、上記ロール体の回転が検出された場合に所定のエラー対応動作を行うこと、
を特徴とするプリンターのエラー対応動作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009211372A JP2011056887A (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | プリンターおよびプリンターのエラー対応動作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=43945096
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JP2009211372A Withdrawn JP2011056887A (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | プリンターおよびプリンターのエラー対応動作方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2011056887A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013216474A (ja) * | 2012-04-11 | 2013-10-24 | Seiko Epson Corp | 媒体装填装置及び記録装置 |
JP2016036975A (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-22 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
US11660889B2 (en) | 2020-02-21 | 2023-05-30 | Seiko Epson Corporation | Printing apparatus |
-
2009
- 2009-09-14 JP JP2009211372A patent/JP2011056887A/ja not_active Withdrawn
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