JP6406230B2 - スタビライザブッシュ、スタビライザバー取付装置 - Google Patents

スタビライザブッシュ、スタビライザバー取付装置 Download PDF

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Description

本発明は、スタビライザバーを車体に取り付ける場合に用いられるスタビライザブッシュ、そのスタビライザブッシュを含むスタビライザバー取付装置に関するものである。
特許文献1には、2つの部分から構成されたスタビライザブッシュ(以下、単にブッシュと略称する)が記載されている。このブッシュに保持されたスタビライザバーは、法線が車両の上下方向に伸びた車体側部材の被取付面にブラケットにより取り付けられる。また、2つの部分は、内周側から外周側に向かって斜め上方に傾斜する傾斜面において当接する状態で取り付けられる。
特許文献2〜5には、軸方向の全長に亘って形成された分離面としての切割面を有するブッシュが記載されている。ブッシュは切割面から両側に広げられて、スタビライザバーに取り付けられる。
特許文献2には、切割面が、端部がブッシュの外側面の車体側部材に対向する部分に設けられ、かつ、軸方向に対して凸となる形状を成して形成されたブッシュが記載されている。特許文献3,4には、切割面が、前後方向に伸びて形成されたブッシュが記載されている。特許文献5には、切割面が、保持穴から外側面に向かって斜め上方に傾斜して形成されたブッシュが記載されている。
特開2007−127239号公報 特開2005−193901号公報 特開2006−273181号公報 特開2008−49813号公報 特開平8−24431号公報
本発明の課題は、少なくとも1つの分離面を有するスタビライザブッシュ、そのスタビライザブッシュを備えたスタビライザバー取付装置の改良であり、スタビライザブッシュの耐久性の低下を抑制することである。
課題を解決するための手段および効果
本発明に係るスタビライザブッシュは、法線が車両の上下方向に対して交差する方向に伸びた車体側部材の被取付面に取り付けられるものであって、少なくとも1つの分離面を有するものである。少なくとも1つの分離面は、当該スタビライザブッシュが前記車体側部材に取り付けられた状態において、一端部が保持穴に対向する内周面に位置し、他端部が外側面の車体側部材に対向する剛体対向部を除く部分に位置する状態で形成される。
スタビライザブッシュには、少なくとも1つの分離面が形成される。分離面が1つの場合には、その分離面においてスタビライザブッシュが拡開可能とされる。分離面が複数ある場合には、スタビライザブッシュは複数の部分ブッシュに分けられる。このように、分離面が1つであっても複数であっても、スタビライザブッシュのスタビライザバーの外周面への取付けを容易にすることができる。なお、複数の部分ブッシュ各々の形状は分離面によって決まるが、スタビライザブッシュを分離面によって切断することによって複数の部分ブッシュが製造されるとは限らない。
また、少なくとも1つの分離面が、それの他端部が剛体対向部を除く部分に位置する状態で形成される。そのため、スタビライザバーをブッシュを介してブラケットによって車体側部材に取り付ける場合に、剛体対向部が車体側部材から受ける力により少なくとも1つの分離面の他端部等において口開きが生じることを良好に回避することができるのであり、分離面を形成したことに起因するブッシュの耐久性の低下を抑制することができる。
特許請求可能な発明
(1)軸方向に伸びた保持穴を含み、その保持穴においてスタビライザバーを保持するとともに、車体側部材の被取付面に取り付けられるスタビライザブッシュであって、
前記被取付面は、自身の法線が、車両の上下方向に対して交差する方向に伸びたものであり、
当該スタビライザブッシュが、前記車体側部材に取り付けられた状態において、前記保持穴の中央を通って前記軸方向に伸びた中央軸線を含み、かつ、前記上下方向に伸びた面である上下中央面に基づいて決まる上下力受け部を除く部分に形成された少なくとも1つの分離面を含むことを特徴とするスタビライザブッシュ。
上下力受け部は、上下中央面からの距離が設定距離以下の部分をいう、例えば、スタビライザバーの捩れに起因して設定値(例えば、分離面が変形する可能性がある大きさ)以上の上下方向の力が加えられる部分とすることができる。
保持穴が概して円形を成し、保持穴の中心がスタビライザバーの中心に対応する場合には、中央軸線は保持穴の中心軸線に対応し、上下中央面を上下中心面と称することができる。それに対して、保持穴が概して円形を成さない場合、保持穴の中心がスタビライザバーの中心に対応しない場合等には、保持穴に保持されたスタビライザバーの中心に対応する保持穴内の点を通って軸方向に伸びる線を中央軸線と称する。
(2)前記少なくとも1つの分離面の各々が、一端部が前記保持穴に対向する内周面のうち前記上下中央面に基づいて決まる内側上下力受け部を除く部分に位置し、かつ、前記軸方向の全長に亘って形成された(1)項に記載のスタビライザブッシュ。
スタビライザブッシュ(以下、単にブッシュと略称する)の分離面は、当該ブッシュの保持穴を形成する内周面と当該ブッシュの外側面とに達し、軸方向の全長に亘って形成される。
ブッシュの保持穴にスタビライザバーが保持された状態において、内側上下力受け部には、スタビライザバーの捩れにより、スタビライザバーからブッシュに大きな力が加えられる。そのため、分離面を、一端部が、内側上下力受け部を除く部分、換言すれば、上下中央面から設定距離以上離れた部分に位置した状態で形成することが望ましい。なお、内側上下力受け部は、上下力受け部に含まれる部分とすることができる。
(3)前記少なくとも1つの分離面が、それぞれ、他端部が、前記外側面の、前記上下中央面に基づいて決まる外側上下力受け部を除く部分に位置した状態で形成された(2)項に
記載のスタビライザブッシュ。
外側上下力受け部においては、スタビライザバーの捩れに起因して、ブラケットからブッシュに大きな上下方向の反力が加えられる。そのため、分離面が、他端部が外側上下力受け部を除く部分に位置する状態で形成されることが望ましい。外側上下力受け部は、上下力受け部に含まれる部分とすることができる。
(4)前記少なくとも1つの分離面の各々が、他端部が外側面の、前記車体側部材に対向する剛体対向部を除く部分に位置する状態で形成された(2)項または(3)項に記載のスタビライザブッシュ。
ブッシュは、ブラケット、車体側部材等によって主として被取付面の法線方向に圧縮させられた状態で取り付けられる。ブッシュの車体側部材と対向する部分には、車体側部材から大きな力が加えられる。仮に、他端部が剛体対向部に位置した状態で分離面が形成されると、分離面において口開きが生じるおそれがある。それに対して、他端部が、ブッシュの外側面の剛体対向部を除く部分に位置する状態で分離面が形成されるようにすれば、分離面における口開きを抑制し、ブッシュの耐久性の低下を抑制することができる。
また、車体側部材とブッシュとの間に台座等の剛体(ブッシュより剛性が高い部材をいう)が介在させられる場合には、その台座に対向する部分が剛体対向部となる。
(5)前記少なくとも1つの分離面のうちの1つが、前記上下方向に直交して伸びて形成された(1)項ないし(4)項のいずれか1つに記載のスタビライザブッシュ。
上下方向に直交、すなわち、前後方向に伸びた分離面は、上下方向の力によって変形させられ難い。
(6)前記少なくとも1つの分離面のうちの1つが、前記軸方向に対して、前記保持穴から離間する向きに凸となる形状を成す(1)項ないし(5)項のいずれか1つに記載のスタビライザブッシュ。
分離面が軸方向に対して保持穴(上下中央面)から離間する向きに凸となる部分を有する形状を成すものとすれば、その分、上下力受け部から離すことが可能となり、分離面に大きな上下方向の力が作用し難くすることができる。
(7)当該スタビライザブッシュが、前記車体側部材に剛体を介して取り付けられ、
前記剛体が、前記軸方向の中間部に形成された凹部を含み、
当該スタビライザブッシュが、前記剛体の前記凹部に対応し、前記保持穴から離間する向きに突出するブッシュ凸部を含み、
前記少なくとも1つの分離面のうちの1つが、前記ブッシュ凸部に対応する部分において凸となる状態で形成された(1)項ないし(6)項のいずれか1つに記載のスタビライザブッシュ。
ブッシュの凸部と剛体の凹部とが対向して取り付けられるため、これらブッシュと剛体との軸方向の相対移動が防止される。また、ブッシュ凸部に沿って、分離面が保持穴から離れる向きに凸状に曲げられれば、その分、分離面をスタビライザバーから離すことができ、スタビライザバーの捩れに起因する上下方向の力を受け難くすることができる。
(8)当該スタビライザブッシュが、外側面の、前記車体側部材に対向する側の部分に形成された一対の傾斜面部を含み、前記少なくとも1つの分離面の各々が、前記他端部が、前記一対の傾斜面部を除く部分に位置した状態で形成された(1)項ないし(7)項のいずれか1つに記載のスタビライザブッシュ。
(9)当該スタビライザブッシュが、ブラケットの凹部に収容された状態で、前記車体側部材に取り付けられるものであり、
前記ブラケットの凹部の開口側の部分に絞り部が設けられ、
前記一対の傾斜面部が、前記絞り部に対応する形状を成す(8)項に記載のスタビライザ
ブッシュ。
(10)前記分離面が当該スタビライザブッシュに2つ以上形成され、当該スタビライザブッシュが、前記2つ以上の分離面により規定された2つ以上の部分ブッシュを含む(1)
項ないし(9)項のいずれか1つに記載のスタビライザブッシュ。
スタビライザブッシュは2つ以上の部分ブッシュを含む。部分ブッシュは、分離面において対向した状態で取り付けられる。その意味において、分離面は当接面、対向面と称することができる。
(11)前記2つ以上の分離面のうちの2つの分離面が、互いに90°より大きく180°以下の角度で交差する状態で形成された(10)項に記載のスタビライザブッシュ。
スタビライザバーの外周面が複数の部分ブッシュによって覆われる。そのため、部分ブッシュの各々の大きさは、ブッシュのスタビライザバーへの取付性、部分ブッシュの成形容易性等を考慮して決めることができる。
(12)軸方向に伸びた保持穴を含み、その保持穴においてスタビライザバーを保持するとともに、車体側部材に取り付けられるスタビライザブッシュであって、
当該スタビライザブッシュが、前記軸方向と交差する方向に伸びた基準面に対して対称な形状を成すとともに、少なくとも2つの分離面において当接可能な少なくとも2つの部分ブッシュを含み、
前記少なくとも2つの分離面が、前記基準面に対して非対称な部分に設けられたことを特徴とするブッシュ。
本項に記載のブッシュは、(1)項ないし(11)項のいずれか1つに記載の技術的特徴を採
用することができる。
(13)軸方向に伸びた保持穴を含み、その保持穴においてスタビライザバーを保持するとともに、車体側部材の被取付面に取り付けられるスタビライザブッシュであって、
前記被取付面は、自身の法線が、車両の上下方向に対して交差する方向に伸びたものであり、
当該スタビライザブッシュが、前記車体側部材に取り付けられた状態において、一端部が、前記保持穴に対向する内周面に位置し、他端部が、外側面の、前記車体側部材に対向する部分である剛体対向部を除く部分に位置する状態で形成された少なくとも1つの分離面を含み、
かつ、前記少なくとも1つの分離面が、前記保持穴の中心軸線を通り、かつ、前記剛体対向部と平行に伸びた面より前記剛体対向部側の部分に形成された第1分離面を含むことを特徴とするスタビライザブッシュ。
本項に記載のブッシュは、(1)項ないし(12)項のいずれか1つに記載の技術的特徴を採用することができる。
(14) 前記第1分離面が、自身の延長面が、前記中心軸線から離れた状態で形成された(13)項に記載のスタビライザブッシュ。
第1分離面の延長面が中心軸線から外れて通るため、第1分離面がスタビライザバーから大きな力を受け難くすることができる。
(15)(1)項ないし(14)項のいずれかに記載のスタビライザブッシュと、
そのスタビライザブッシュを収容可能な凹部と、前記車体側部材への取付部とを有するブラケットと
を含むスタビライザバー取付装置。
(16)前記ブラケットの前記凹部が、前記軸方向と直交する方向において対向する一対の対向部を備え、それら一対の対向部の中間部同士の間の距離より、前記取付部に近い側の部分の間の距離の方が小さくされた(15)項に記載のスタビライザバー取付装置。
(17)前記ブラケットが、前記中間部と前記取付部に近い側の部分との間に、前記一対の対向部の間の距離が変化する一対の段面部を有し、
前記スタビライザブッシュが、前記ブラケットの前記凹部に収容された状態において、外側面の、前記ブラケットの前記一対の段面部に対応する部分に設けられた一対の傾斜面部を含み、
前記少なくとも1つの分離面が、端部が、前記外側面の前記一対の傾斜面部を除く部分に位置する状態で形成された(16)項に記載のスタビライザバー取付装置。
ブラケットの中間部より取付部に近い部分に絞り部が設けられ、その絞り部により、ブッシュがブラケットから外れ難くすることができる。
また、ブラケットの絞り部にブッシュの傾斜面部が対向する状態で、ブッシュが取り付けられるため、ブッシュの外側面の一対の傾斜面部を除く部分に他端部が位置する状態で分離面が形成されることが望ましい。
本発明の実施例1に係るバー取付装置によってスタビライザバーが車体側部材に取り付けられた状態を示す斜視図である。本バー取付装置には、本発明の実施例1に係るブッシュが含まれる。 上記バー取付装置の分解斜視図である。 上記バー取付装置の断面図である。 図3のバー取付装置のA矢視図である。 上記ブッシュを概念的に示す図である。 本発明の実施例2に係るバー取付装置の断面図である。本バー取付装置には、本発明の実施例2に係るブッシュが含まれる。 (a)〜(c)本発明のその他の実施例に係るブッシュを概念的に示す図である。(d)本発明のその他の実施例に係るバー取付装置を概念的に示す図である。本バー取付装置には本発明のその他の実施例に係るブッシュが含まれる。
発明の実施形態
以下、本発明の一実施形態であるスタビライザバー取付装置について図面に基づいて詳細に説明する。スタビライザバー取付装置(以下、単に、バー取付装置と略称する)1は、図1に示すように、スタビライザバー2を、トーションバー部において車体側部材(例えば、サスペンションメンバー)4に取り付けるものであり、ブラケット6と、本発明の一実施形態であるスタビライザブッシュ(以下、単にブッシュと称する)8と、ブッシュ8と車体側部材4との間に介在された台座10とを含む。
図1において、スタビライザバー2のトーションバー部の軸線pと平行な方向をX方向とし、車体側部材4の被取付面4fの法線nと平行な方向をY方向とし、X方向、Y方向に直交する方向をZ方向とする。X方向は、車両の幅方向であるが、Y,Z方向は、車体側部材4の被取付面4fの法線nの向きで決まる。本実施形態においては、被取付面4fの法線nの方向が車両の前後方向、Z方向が上下方向とされる。
ブラケット6は、図2,3に示すように、ブッシュ8が収容される凹部20と、凹部20の両側の取付部としての一対のフランジ部22a,bとを含む。フランジ部22a,bの各々には取付け穴24a,bが形成され、それぞれ、締結装置25a,bにより、車体側部材4に取り付けられる。具体的には、ボルト26a,bが取り付け穴24a,bを貫通した状態で、ナット27a,bを利用してブラケット6が車体側部材4に取り付けられる。
凹部20は、一対の対向部28a、bを有する。対向部28a、bは、これらの間の間隔(Z方向の距離)が、頂部からフランジ部22に向かって、漸増した後一定に保たれ、その後、減少し一定に保たれた形状を成す。換言すれば、一対の対向部28a、bは、これら一対の対向部28a、bの間の間隔が広い広幅面部30a、bと、間隔が狭い狭幅面部32a、bと、これらの間の段面部34a、bとを含む。広幅面部30a、bが中間部に対応する。段面部34a、bの周辺により絞り部が構成されると考えることもできる。
ブッシュ8は、図2,3に示すように、ゴム等の弾性部材で製造され、軸線pと平行な方向に伸びて設けられた保持穴38を有する筒状部材である。本実施例において、保持穴38の軸線(ブッシュ8の軸線でもある)とスタビライザバー2の軸線pとは一致する。ブッシュ8の軸線pと直交する方向の断面は、外側面39が概してU字形を成し、かつ、保持穴38の中心を通る中心軸線Oを含んで頂部Tを通る面である基準面mに対して対称な形状を成す。また、ブッシュ8の頂部Tとは反対側の端部付近には一対の傾斜面部40a、bが形成され、基準面mに直交する方向の幅が、傾斜面部40a、bより頂部側の部分(Lw)より、頂部Tとは反対側の部分(Ls)において狭くされている(Ls<Lw)。傾斜面部40a、bは、ブッシュ8がブラケット6の凹部20に収容された状態で、ブラケット6の段面部34a、bに対向する。
ブッシュ8は、分離面α、βで切断された形状を成す2つの部分ブッシュ42,44を含む。分離面α、βの各々は、一端部gα、gβ(図5参照)がスタビライザバー2が保持される保持穴38の内周面38iに位置し、他端部hα、hβが外側面39に位置し、かつ、軸方向の全長に亘って伸びた面であり、軸方向の両端面に達する。
以下、分離面α、βについて図5(a),(b)に基づいて説明する。
[1]分離面α、βは、図5(a)に示すブッシュ8の部分Bを除く部分に形成される。
部分Bは、保持穴38の中心軸線Oを含み、かつ、上下方向に伸びた面である上下中心面kからの距離が設定距離d0以下の部分であり、スタビライザバー2の捩れにより大きな上下方向の力を受ける部分(以下、上下力受け部と称する)である。仮に、上下力受け部Bに分離面が形成されると、分離面が変形(例えば、一端部g、他端部h等における口開き等が該当する)し、ブッシュ8のばね定数等の基本的な特性が損なわれる可能性がある。それに対して、上下力受け部Bを除く部分に形成された場合には、分離面を形成したことに起因してブッシュ8の基本的な特性が損なわれ難くすることができ、スタビライザバー2の機能が良好に発揮され得る。また、ブッシュ8の耐久性の低下を抑制することができる。
上下力受け部Bは、図5(a)に示すように、保持穴38の上方の部分B−1と下方の部分B−2とを含む部分である。
[2]一端部gが、図5(b)に示す部分Sを除く部分に位置して形成される。
部分Sは、ブッシュ8の保持穴38の内周面38iのうち、上下中心面kからの距離が設定距離d0以下の部分(以下、内側上下力受け部と称する)である。この部分は、保持穴38にスタビライザバー2が保持された状態でスタビライザバー2が捩られた場合に、スタビライザバー2から大きな力が加えられる部分である。
内側上下力受け部Sは、保持穴38の上方の部分S−1と下方の部分S−2とを含む。
[3]他端部hが、図5(b)に示す部分R1〜R3を除く部分に位置して形成される。
[3-1]部分R1は、外側面39の台座10に対向する剛体対向部である。
ブッシュ8は、ブラケット6によって車体側部材4に台座10を介して取り付けられるが、ブッシュ8はY方向に締め代を有しているのが普通である。そのため、ブッシュ8の台座10に対向する部分R1は、台座10、ブラケット6等によってY方向に圧縮させられる。
仮に、他端部hが部分R1に位置して設けられると、台座10から大きな力が加えられるため、口開き(分離面の変形の一態様)が生じるおそれがある。それに対して、外側面39の剛体対向部R1を除く部分に位置する状態で形成されれば、Y方向の圧縮力に起因する口開きを防止し、ブッシュ8の耐久性の低下を抑制することができる。
[3-2]部分R2は、ブラケット6の段部34a、bに対向する絞り対向部(一対の傾斜面40a、b)である。
ブッシュ8が、スタビライザバー2に接着され、ブラケット6の凹部20に収容された状態で搬送される場合があるが、その場合に、ブラケット6の一対の段面部34a、bはブッシュ8の抜け止めの機能をはたす。仮に、他端部hが、一対の段面部34a、bに対向する傾斜面部40a、b(部分R2に対応)に位置して分離面が形成されると、抜け止めの機能を充分に発揮させることが困難となる。また、一対の傾斜面部40a、bの間(部分R2−1と部分R2−2との間)の部分(剛体対向部R1に対応する)に位置した状態で設けられると、分離面において、2つの部分ブッシュ42,44が互いにずれ易くなる。
それに対して、他端部hが、外側面39の絞り対向部R2および剛体対向部R1を除く部分に位置して分離面が形成されるようにすれば、部分ブッシュ42,44のずれが生じ難くすることができる。
絞り対向部R2は、一対の傾斜面部40a、bに対応して、部分R2−1と部分R2−2とを含む部分とされる。
[3-3]部分R3は、上下中心面kからの距離が設定距離d0以下の外側上下力受け部である。
外側上下力受け部R3には、スタビライザバー2の捩れに起因する上下方向の力のブラケット8からの反力が加えられる。そのため、他端部hが外側上下力受け部R3に位置しない状態で分離面が形成されることが望ましい。
外側上下力受け部R3は、外側面39の上部R3−1と下部R3−2とを含む部分である。
[4]分離面βは、上下中心面kの剛体対向部側の部分に設けられる。
分離面αが上下中心面kの頂部T側に設けられるのに対して、分離面βは上下中心面kの分離面αとは反対側に設けられる。その結果、スタビライザバー2への取付けを容易にすることができる。
[5]分離面βの延長面βsは、保持穴38の中心軸線Oから離れて通る。
分離面βは、保持穴38の半径方向に対して傾斜して形成されるのであり、それにより、スタビライザバー2から大きな力を受け難くすることができる。
本実施例においては、以上の[1],[2],[3]の条件を満たす分離面α、[1],[2],[3],[4],[5]の条件を満たす分離面βが形成される。分離面αは、基準面mに沿って(前後方向Yに伸びて)形成される。一端部gαが保持穴38の内周面38iの上下中心面kから距離d0以上隔たった部分に位置し、他端部hαが外側面39の頂部Tに位置する状態とされる。
分離面βは、上下方向Z、前後方向Yに対して傾斜して伸びて形成される。一端部gβが保持穴38の内周面38iの内側上下力受け部Sより剛体対向部R1側に位置し、他端部hβが一端部gβより剛体対向部R1側に位置する状態とされる。本実施例において、分離面α、βは、基準面mに対して互いに非対称な位置に設けられる。なお、分離面αが基準面m上に位置する場合も、「2つの分離面が基準面mに対して非対称な位置に設けられる」と考える。
このように、分離面α、βによって分割された形状を成す2つの部分ブッシュ42,44は、大きさも形状も互いに異なるものであり、本実施例においては、部分ブッシュ42に剛体対向部R1および絞り対向部R2が含まれる。
また、部分ブッシュ42,44は、それぞれ、スタビライザバー2の外周面に取り付けられるが、ロボット等の作動状態に基づいて決まる形状、大きさとしたり、成形が容易な形状としたりすること等ができる。
なお、部分ブッシュ42,44は、分離面α、βにおいて、互いに対向した状態で組み付けられるため、分離面α、βは、2つの部分ブッシュ42,44が当接する当接面α、βと称することもできる。
台座10は、樹脂製、あるいは、金属製の剛体であり、ブッシュ8と車体側部材4との間に設けられる。台座10を設けることにより、スタビライザバー2を車体側部材4から離して設けることができ、かつ、ブッシュ8のボリュームが大きくなり過ぎないようにすることにより、スタビライザバー2の支持剛性を高くすることができる。また、スタビライザバー2を車体側部材4から離れた位置に取り付けることが可能となる。
台座10の軸方向の中央部には、車体側部材4に向かって凹んだ凹部50が形成される。その凹部50には、図4に示すように、ブッシュ8の軸線pと平行な方向の中央部に形成された凸部52が嵌合させられる。それにより、ブッシュ8と台座10との軸線pと平行な方向の相対移動が抑制される。
そして、ブッシュ8の凸部52に対応して、分離面βの軸方向の中間部が保持穴38から離間する向きに凸54となるように曲げられる。その結果、分離面βの中間部を端部より保持穴38から離す、換言すれば、保持穴38の中心軸線Oと分離面βの中間部との間の距離Dmを、分離面βの端部との間の距離Deより大きく(Dm>De)することが可能となり、分離面βがスタビライザバー2の捩れにより生じる上下方向の力をより一層受け難くすることができる。
次に、スタビライザバー2が車体側部材4に取り付けられる場合について説明する。
予めスタビライザバー2に部分ブッシュ42,44が接着により取り付けられ、ブラケット6の凹部20に収容される。ブッシュ8が複数の部分ブッシュ42,44を含むものであるため、スタビライザバー2へのブッシュ8の取付けを容易にすることができる。また、ブラケット6の凹部20にブッシュ8が収容された状態で搬送される場合があるが、ブッシュ8の凹部20の開口部、すなわち、段面部34a、bおよび一対の段面部34a、bの間には、部分ブッシュ44が配設され、分離面α、βの他端部hα、hβが位置することはない。その結果、搬送において、凹部20からブッシュ8が外れ難くすることができる。また、分離面における2つの部分ブッシュ42,44の間のずれが生じ難くすることができる。
ブッシュ8と車体側部材4との間に台座10が介在させられ、ブラケット6によって法線nの方向からブッシュ8が圧縮させられて車体側部材4に取り付けられる。この場合、分離面α、βの他端部hα、hβが剛体対向部R1に位置することがないため、分離面の口開きが防止され、ブッシュ8の耐久性の低下を抑制することができる。
この状態で、スタビライザバー2が捩られると、上下方向の力がブッシュ8に加えられるが、ブッシュ8の分離面α、βが上下力受け部Bに設けられていないため、分離面α、βにスタビライザバー2の捩れに起因して大きな上下方向力が作用し難くすることができ、分離面α、βの変形が良好に抑制される。その結果、分離面α、βが形成されても、ブッシュ8の基本的な特性が損なわれ難くすることができ、スタビライザバー2が充分な機能を発揮することが可能となる。
なお、特許文献3,4に記載のブッシュが、法線nが前後方向に伸びた車体側部材の被取付面に取り付けられる場合には、分離面が上下力受け部Bに位置することになり、望ましくない。また、特許文献2に記載のブッシュに形成された分離面は、他端部hが剛体対向部R1に位置する状態で設けられる。その結果、分離面が変形し、ブッシュの基本的な特性が損なわれる等の問題が生じる。さらに、特許文献1〜5のいずれにも、ブッシュが、法線nが上下方向に対して傾斜した車体側部材の被取付面に取り付けられる場合に、分離面の形成位置を教示する記載はない。したがって、本願発明は、特許文献1〜5に記載の発明との関係で、新規性、進歩性を有するものである。
本実施例においては、分離面αが第2分離面に対応し、分離面βが第1分離面に対応する。
なお、台座10を設けることは不可欠ではない。台座10が設けられていない場合には、ブッシュ8の車体側部材4に対向する部分が剛体対向部R1に対応する。台座の形状も問わない。例えば、軸方向の中央部に凹部50を形成することは不可欠ではない。
また、ブラケット6に絞り部を設けることは不可欠ではない。例えば、ブッシュ8がブラケット6の凹部20に収容された状態で搬送されない場合等には、絞り部を設ける必要性は低い。
さらに、ブッシュ8は、3つ以上の部分ブッシュを含むものとしたり、1つの分離面を含むものとしたりすること等もできる。
また、2つの部分ブッシュ40,42をスタビライザバー2に接着することは不可欠ではなく、接着しない状態でスタビライザバー2を車体側部材4に取り付けることも可能である。
実施例2に係るバー取付装置59の一例を図6に示す。バー取付装置59においては、図6に示すように、車体側部材60の、法線nが前後方向および上下方向に対して傾斜して伸びた被取付面60fに、スタビライザバー2がブッシュ62を介して取り付けられる。ブッシュ62は、2つの分離面α′、β′により分割された形状を成す2つの部分ブッシュ64,66を含む。分離面α′は、前後方向Yに伸びた面であり、分離面β′は、上下方向Z、前後方向Yに対して傾斜した面であり、これら分離面α′、β′は、基準面mに対して非対称な位置に設けられる。分離面α′は、[1]、[2]、[3]の条件を満たすものであり、分離面β´は、[1],[2],[3],[4]の条件を満たすものである。
このように、第2分離面としての分離面β´は[5]の条件を満たさないものであってもよいのである。
その他の実施例
ブッシュにおいて、分離面が形成される位置は実施例1,2における位置に限らない。例えば、他端部hが部分R2に位置した状態で形成されるようにしてもよい。また、分離面は上下方向と平行に設けることもできる。さらに、2つの分離面は、基準面mに対して対称な位置に設けることもできるのであり、分離面の種々の態様を、図7(a)〜(d)に示す。
図7(a)には、分離面α1、β2によって分割された形状を成す2つの部分ブッシュ70a、bを含むブッシュ72を示す。分離面α1は、実施例1の分離面αと同様に、前後方向に伸びた面であり、分離面β1は、一端部gβ1が内側上下力受け部Sから外れた位置にあり、他端部hβ1が外側面39の剛体対向部R1を除く位置にあり、かつ、上下方向に伸びた面である。
図7(b)には、分離面α2、β2によって分割された形状を成す2つの部分ブッシュ74a、bを含むブッシュ76を示す。分離面α2、分離面β2は、保持穴38の中心軸線Oを通り、直径方向に伸びた同一平面Cに沿って形成されたものである。分離面α2、β2の一端部gα2、gβ2は互いに保持穴38の直径方向において対向する位置にある。分離面β2の他端部hβ2は、外側面39の剛体対向部R1を除く位置にある。
図7(c)には、分離面α3、β3によって分割された形状を成す2つの部分ブッシュ78a、bを含むブッシュ80を示す。分離面α3、β3は、それぞれ、上下方向に平行に延びた面であり、分離面α3の一端部gα3は、内周面38iの内側上下力受け部Sより頂部T側の部分に位置し、分離面β3の一端部gβ3は、内周面38iの内側上下力受け部Sより剛体対向部側に位置し、他端部hβ3は、外側面39の剛体対向部R1を除く部分に位置にする。
図7(d)には、バー取付装置89によってスタビライザバーが、法線nが上下方向Zに伸びた車体側部材90の被取付面90fに取り付けられた状態を示す。ブッシュ92は、分離面α4、β4によって分割された形状を成す部分ブッシュ92a、bを含む。
本実施例においては、外側上下力受け部R3の一部が剛体対向部R1に含まれる。分離面α4、β4は、上下力受け部Bを除く部分に設けられるのであり、一端部gα4、gβ4が、内側上下力受け部Sを除く部分に位置し、他端部hα4、hβ4が剛体対向部R1、絞り対向部R2を除く部分に位置する状態で、かつ、基準面mに対して非対称な位置に設けられる。分離面α4は、前後方向Yに沿って形成され、分離面β4は、上下方向Zに対しても前後方向Yに対しても傾斜して形成される。
特許文献5に記載のバー取付装置において、2つの分離面は、ブッシュの基準面に対して対称な部分に設けられ、本実施例における分離面α4、β4と異なる。
以上、本発明を複数の実施例に基づいて説明したが、上記実施例に限らず、当業者の知識に基づき、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
2:スタビライザバー 4:車体側部材 6:ブラケット 8,66,72,76,80,84,92:ブッシュ 10:台座 20:凹部 34a、b:段面部 38:保持穴 39:外側面 40a、b:傾斜面部 42,44、70a、b、74a、b、78a、b、82a、b、92a、b:部分ブッシュ

Claims (11)

  1. 軸方向に伸びた保持穴を含み、その保持穴においてスタビライザバーを保持するとともに、車体側部材の被取付面に取り付けられるスタビライザブッシュであって、
    前記被取付面は、自身の法線が、車両の上下方向に対して交差する方向に伸びたものであり、
    当該スタビライザブッシュが、2つ以上の部分ブッシュと、前記車体側部材に取り付けられた状態において、前記2つ以上の部分ブッシュが互いに当接させられることによって形成された2つ以上の分離面とを含み、
    前記2つ以上の分離面が、前記車体側部材に取り付けられた状態において、それぞれ、一端部が、前記保持穴に対向する内周面に位置し、他端部が、外側面の、前記車体側部材に対向する部分である剛体対向部を除く部分に位置する状態で形成され、かつ、前記保持穴の中心軸線を通り、かつ、前記被取付面と平行に伸びた面である平行面より前記剛体対向部側の部分に形成された第1分離面と、前記平行面に対して前記第1分離面とは反対側の部分に形成された第2分離面とを含むことを特徴とするスタビライザブッシュ。
  2. 前記第1分離面が、自身の延長面が、前記中心軸線から離れた状態で形成された請求項1に記載のスタビライザブッシュ。
  3. 前記第2分離面が、前記上下方向に直交して伸びて形成された請求項1または2に記載のスタビライザブッシュ。
  4. 当該スタビライザブッシュが、前記車体側部材に剛体を介して取り付けられ、
    前記剛体が、前記軸方向の中間部に形成された凹部を含み、
    当該スタビライザブッシュが、前記剛体の前記凹部に対応し、前記保持穴から離間する向きに突出するブッシュ凸部を含み、
    前記第1分離面が、前記ブッシュ凸部に対応する部分において凸となる状態で形成された請求項1ないし3のいずれか1つに記載のスタビライザブッシュ。
  5. 当該スタビライザブッシュが、前記軸方向と交差する方向に伸びた基準面に対して対称な形状を成し、
    前記第1分離面と前記第2分離面とが、前記基準面に対して非対称な部分に、かつ、前記第1分離面の前記一端部および前記他端部と、前記第2分離面の前記一端部および前記他端部とが、前記基準面に対して互いに反対側に位置する状態で形成された請求項1ないしのいずれか1つに記載のスタビライザブッシュ。
  6. 前記第2分離面が、前記基準面に沿って形成された請求項に記載のスタビライザブッシュ。
  7. 前記第1分離面の前記一端部と前記他端部とが、前記平行面より前記剛体対向部側の部分に位置し、前記第2分離面の前記一端部と前記他端部とが、前記平行面に対して前記剛体対向部とは反対側の部分に位置する請求項1ないしのいずれか1つに記載のスタビライザブッシュ。
  8. 前記第1分離面と前記第2分離面とが、互いに90°より大きく180°以下の角度で交差する状態で形成された請求項1ないし7のいずれか1つに記載のスタビライザブッシュ。
  9. 軸方向に伸びた保持穴を含み、その保持穴においてスタビライザバーを保持するとともに、車体側部材の被取付面に取り付けられるスタビライザブッシュであって、
    前記被取付面は、自身の法線が、車両の上下方向に対して交差する方向に伸びたものであり、
    当該スタビライザブッシュが、前記車体側部材に取り付けられた状態において、それぞれ、一端部が、前記保持穴に対向する内周面に位置し、他端部が、外側面の、前記車体側部材に対向する部分である剛体対向部を除く部分に位置する状態で形成された2つ以上の分離面を含み、かつ、前記2つ以上の分離面が、前記保持穴の中心軸線を通り、かつ、前記被取付面と平行に伸びた面である平行面より前記剛体対向部側の部分に形成された第1分離面と、前記平行面に対して前記第1分離面とは反対側の部分に形成された第2分離面とを含み、
    前記第1分離面の前記一端部と前記他端部とが前記平行面より剛体対向部側の部分に位置し、前記第2分離面の前記一端部と前記他端部とが前記平行面より前記剛体対向部側とは反対側の部分に位置することを特徴とするスタビライザブッシュ。
  10. 請求項1ないしのいずれかに記載の前記スタビライザブッシュと、
    そのスタビライザブッシュを収容可能な凹部と、前記車体側部材への取付部とを有するブラケットと
    を含むスタビライザバー取付装置であって、
    前記ブラケットの前記凹部が、前記軸方向と直交する方向において対向する一対の対向部を含み、それら一対の対向部の中間部同士の間の距離より、前記取付部に近い側の部分の間の距離の方が小さくされたことを特徴とするスタビライザバー取付装置。
  11. 前記ブラケットが、前記中間部と前記取付部に近い側の部分との間に、前記一対の対向部の間の距離が変化する一対の段面部を有し、
    前記スタビライザブッシュが、前記ブラケットの前記凹部に収容された状態において、外側面の、前記ブラケットの前記一対の段面部に対応する部分に設けられた一対の傾斜面部を含み、
    前記第1分離面が、前記他端部が、前記外側面の前記一対の傾斜面部を除く部分に位置する状態で形成された請求項10に記載のスタビライザバー取付装置。
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