JP6402982B2 - 記録装置、制御システム、及び、記録装置の情報処理方法 - Google Patents

記録装置、制御システム、及び、記録装置の情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、記録装置、制御システム、及び、記録装置の情報処理方法に関する。

特許文献1では、電子機器に、デバイスを接続する技術について開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、POS端末等の制御装置と、記録装置とを接続し、制御装置の制御で記録装置がレシートを発行するPOSシステムが知られている。POSシステムでは、記録装置に、特許文献1に記載された技術のようにデバイスとしてのバーコードリーダー等の読取装置を接続し、読取装置による読取結果を記録装置が制御装置に送信し、制御装置が読取結果に基づく処理を行うシステムがある。
特開2011−59987号公報
上述したシステムのように、記録装置が、自身に接続されたデバイスから入力されたデータを、制御装置等の外部装置に送信し、外部装置がデータに基づく処理を実行するシステムでは、外部装置がデバイスの種類に対応した処理を実行できるように、外部装置に、データの出力元のデバイスの種類を認識させる必要がある。そして、外部装置に、データの出力元のデバイスの種類を認識させる際に、できるだけユーザーが行う作業を減らしたいとするニーズがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、デバイスから入力されたデータを外部装置に送信する記録装置について、ユーザーが行う作業を低減しつつ、外部装置にデータの出力元のデバイスの種類を認識させることができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、デバイスが接続された場合、前記デバイスの接続情報を取得し、取得した前記接続情報に基づいて、前記デバイスの種類を判別し、判別した前記デバイスの種類に応じた識別情報を付与して前記接続情報と対応付けて登録し、前記デバイスから入力されたデータに、登録した前記識別情報を付加して外部装置に送信する制御部を有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、ユーザーが行う作業を低減しつつ、外部装置にデータの出力元のデバイスの種類を認識させることができる。
また、本発明の記録装置は、前記制御部は、前記デバイスが接続された場合、前記デバイスの種類に応じた制御プログラムを判別し、判別した前記制御プログラムを示す情報と、前記識別情報とを対応付けて登録することを特徴とする。
本発明の構成によれば、ユーザーの作業を低減しつつ、デバイスが接続された場合に、接続されたデバイスの識別情報と、当該デバイスの種類に応じた制御プログラムを示す情報とを対応付けて登録できる。
また、本発明の記録装置は、前記制御部は、同一種類の前記デバイスが、複数、接続された場合、所定のルールに従って前記識別情報の値を変更して、各前記デバイスに前記識別情報を付与することを特徴とする。
本発明の構成によれば、同一種類のデバイスが、複数、記録装置に接続された場合であっても、各デバイスに、デバイスの種類に対応し、かつ、ルールに従った値のデバイス識別情報を付与できる。
また、本発明の記録装置は、前記制御部は、前記デバイスの接続が解除された場合、前記識別情報と前記接続情報との登録を削除することを特徴とする。
本発明の構成によれば、実際に記録装置に接続された状態にあるデバイスについて、識別情報と接続情報とが登録された状態を維持できる。
また、本発明の記録装置は、前記制御部は、複数の前記デバイスが接続された場合、複数の前記デバイスについて、前記識別情報と前記接続情報とを対応付けて登録することを特徴とする。
本発明の構成によれば、登録された情報に基づいて、複数のデバイスを管理できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の制御システムは、デバイスが接続された場合、前記デバイスの接続情報を取得し、取得した前記接続情報に基づいて、前記デバイスの種類を判別し、判別した前記デバイスの種類に応じた識別情報を付与して前記接続情報と対応付けて登録し、前記デバイスから入力されたデータに、登録した前記識別情報を付加して送信する制御部を有する記録装置と、前記記録装置から、前記識別情報が付加された前記データを受信し、前記識別情報が示す前記デバイスの種類に基づいて、前記データを処理する制御装置制御部を有する制御装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、ユーザーが行う作業を低減しつつ、外部装置にデータの出力元のデバイスの種類を認識させることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の情報処理方法は、デバイスが接続された場合、前記デバイスの接続情報を取得し、取得した前記接続情報に基づいて、前記デバイスの種類を判別し、判別した前記デバイスの種類に応じた識別情報を付与して前記接続情報と対応付けて登録し、前記デバイスから入力されたデータに、登録した前記識別情報を付加して外部装置に送信することを特徴とする。
本発明の構成によれば、ユーザーが行う作業を低減しつつ、外部装置にデータの出力元のデバイスの種類を認識させることができる。
本実施形態に係るPOSシステムを示す図。 POSシステムを構成する各装置の機能的構成を示すブロック図。 記録装置、タブレット端末の要部の機能ブロック図。 記録装置の動作を示すフローチャート。 接続デバイスリストに登録される情報を示す図。 記録装置の動作を示すフローチャート。 専用ユーザーインターフェースを示す図。 POSシステムを構成する各装置の動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るPOS(Point of Sales)システム1(制御システム)を示す図である。
POSシステム1は、ショッピングセンターや、百貨店、コンビニエンスストア等の小売店や、レストランや、喫茶店、居酒屋等の飲食店等の店舗に適用されるシステムである。
POSシステム1は、店舗における商品の販売状況、商品の在庫の状況、売上の状況等を管理する機能や、店舗に設けられたレジカウンターLにおいて、顧客が購入した商品に応じた会計を行う機能、会計に応じてレシートを発行する機能等を備える。
POSシステム1が適用される店舗には、顧客が会計を行なうレジカウンターLが設けられる。1つのレジカウンターLには、1台の記録装置11と、当該1台の記録装置11と無線通信可能に接続された1台のタブレット端末10(制御装置)とが設けられる。
タブレット端末10は、タブレット型(板状)のコンピューターである。タブレット端末10は、図7に示すように、前面にタッチパネル28が設けられ、タッチパネル28に対するタッチ操作によって各種入力が可能である。
タブレット端末10は、レジカウンターLにおいて、会計を担当するレジ担当者が使用する端末である。タブレット端末10は、後述するように、レジカウンターLにおける会計に際し、レジ担当者に所定のユーザーインターフェースを提供する。レジ担当者は、ユーザーインターフェースに、会計に対応する入力を行い、また、ユーザーインターフェースに表示された会計に関する情報を参照する。タブレット端末10は、レジカウンターLで行われる会計に応じて、記録装置11を制御して、レシートを発行させる。記録装置11により発行されたレシートは、顧客に引き渡される。
図2は、POSシステム1を構成するタブレット端末10、記録装置11、及び、POSサーバー17の機能的構成を示すブロック図である。
記録装置11は、サーマルヘッドによって感熱紙にドットを形成して画像を記録するサーマルプリンターである。
図2に示すように記録装置11は、制御部20と、プリンターユニット21と、記憶部22と、通信部23と、デバイス通信部24と、を備える。
制御部20は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、記録装置11の各部を制御する。
プリンターユニット21は、記録装置11の筐体に収容されたロール紙を搬送する搬送機構や、サーマルヘッドによってロール紙にドットを形成して画像を記録する記録機構、ロール紙を所定の位置で切断する切断機構等のロール紙への記録に関する各種機構を備える。プリンターユニット21は、制御部20の制御で、搬送機構によりロール紙を搬送しつつ、記録機構によりロール紙にレシートに係る画像を記録し、切断機構により所定の位置でロール紙を切断して、レシートを発行する。
プリンターユニット21には、キャッシュドロワー14が、所定のシリアル通信の規格に従って信号線を介して接続される。プリンターユニット21は、制御部20の制御で、キャッシュドロワー14に信号を出力し、キャッシュドロワー14に設けられた引き出しを開状態とする。
記憶部22は、EPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。
通信部23は、制御部20の制御で、所定の無線通信の規格に従って、タブレット端末10と無線通信する。
デバイス通信部24は、USBの規格に従ったポートを有するインターフェースボード等を備え、バーコードスキャナー12(デバイス)、及び、カードリーダー13(デバイス)との間でUSBのプロトコルに従って通信する。
バーコードスキャナー12は、商品や、商品の包装等に付されたバーコードを読み取り、読取結果を示すデータをデバイス通信部24に出力する。デバイス通信部24は、バーコードスキャナー12から入力されたデータを、制御部20に出力する。
カードリーダー13は、磁気カードに記録された磁気情報を読み取り、読取結果を示すデータをデバイス通信部24に出力する。デバイス通信部24は、カードリーダー13から入力されたデータを、制御部20に出力する。
図2に示すように、タブレット端末10は、端末制御部26(制御装置制御部)と、端末通信部27と、タッチパネル28と、端末記憶部29と、を備える。
端末制御部26は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、タブレット端末10の各部を制御する。タブレット端末10には、ウェブブラウザーがインストールされる。端末制御部26は、ウェブブラウザーを読み出して実行することにより、ブラウザー実行部261として機能する。
端末通信部27は、端末制御部26の制御で、所定の無線通信の規格に従って、記録装置11、及び、POSサーバー17と通信する。
タッチパネル28は、液晶表示パネル等の表示パネルと、液晶表示パネルに重ねて設けられたタッチセンサーとを備える。表示パネルは、端末制御部26の制御で、各種画像を表示する。タッチセンサーは、タッチ操作を検出し、端末制御部26に出力する。
端末記憶部29は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。
図2に示すように、POSサーバー17は、サーバー制御部30と、サーバー記憶部31と、サーバー通信部32と、を備える。
サーバー制御部30は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、POSサーバー17を制御する。POSサーバー17には、POSアプリケーションがインストールされる。サーバー制御部30は、POSアプリケーションを読み出して実行することにより、アプリケーション実行部301として機能する。
サーバー記憶部31は、ハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。サーバー記憶部31は、商品に関する情報を格納したデータベース、売り上げを管理するデータベース、在庫を管理するデータベース等を記憶する。サーバー制御部30は、サーバー記憶部31が記憶する各種データベースを利用して、POSシステム1を管理する。
サーバー通信部32は、サーバー制御部30の制御で、所定の無線通信規格に従って、タブレット端末10と通信する。
図3は、記録装置11、及び、タブレット端末10の要部のより詳細な機能ブロック図である。
図3に示すように、記録装置11の制御部20は、機能ブロックとして、通信制御部201と、デバイス制御部202と、プリンターユニット制御部203とを備える。デバイス制御部202は、機能ブロックとして、バーコードスキャナー制御部2021と、カードリーダー制御部2022と、を備える。各機能ブロックの処理については後述する。
ところで、記録装置11には、デバイスとして、少なくとも、バーコードスキャナー12、及び、カードリーダー13が接続可能である。後述するように、これらデバイスにより読み取りが行われると、デバイスは、読取結果を示すデータ(以下、「読取結果データ」という。)を記録装置11に出力する。記録装置11は、デバイスから入力された読取結果データを、タブレット端末10に送信する。タブレット端末10は、受信した読取結果データに基づいて、読取結果データの出力元のデバイスの種類に応じた処理を実行する。
ここで、タブレット端末10が、読取結果データの出力元のデバイスの種類に応じた処理を実行するためには、タブレット端末10が、読取結果データの出力元のデバイスの種類を認識する必要がある。これを踏まえ、POSシステム1を構成する各装置は、以下の処理を実行する。
なお、以下の説明において、記録装置11が備える通信制御部201、デバイス制御部202、プリンターユニット制御部203の各機能ブロックの機能は、例えば、以下のようにして実現される。
例えば、これら機能ブロックは、オブジェクトである。オブジェクトとは、オブジェクト指向プログラミングで生成されるインスタンス、すなわち、データ、及び、メソッドの集合として定義された機能ブロックである。そして、これら機能ブロックの機能は、オブジェクトに実装されたメソッドが呼び出されることによって実現される。
また例えば、これら機能ブロックの機能は、アプリケーションがCPU等のハードウェアによって読み出され実行されることによって実現される。1つのアプリケーションにより1つの機能ブロックの機能が実現される構成であってもよい。また、1つのアプリケーションにより複数の機能ブロックの機能が実現される構成であってもよい。また、複数のアプリケーションにより1つの機能ブロックの機能が実現される構成であってもよい。
すなわち、各機能ブロックは、機能をブロックとして便宜的に表現したものであり、特定のアプリケーションや、ハードウェア等を意味するものではない。
図4は、記録装置11にデバイス(本実施形態では、バーコードスキャナー12、又は、カードリーダー13)が物理的に接続されたときの、記録装置11の動作を示すフローチャートである。
図4に示すように、記録装置11の制御部20のデバイス制御部202は、記録装置11にデバイスが新たに接続されたか否かを監視する(ステップSA1)。本実施形態では、デバイス通信部24は、デバイスが新たに接続された場合、USBの規格に従ってそのことを検出し、デバイスが新たに接続された旨と共にデバイスが接続されたポートのポート番号を示すデータをデバイス制御部202に出力する。デバイス制御部202は、当該データがデバイス通信部24から入力された場合、記録装置11に新たにデバイスが接続されたと判別する。
以下の説明では、記録装置11に新たに接続されたデバイスを、「新デバイス」と表現する。
記録装置11に新デバイスが接続された場合(ステップSA1:YES)、デバイス制御部202は、新デバイスと通信し、新デバイスの接続情報を取得する(ステップSA2)。本実施形態では、接続情報は、USB機器に付与されるベンダーIDと、プロダクトIDとの組み合わせである。
次いで、デバイス制御部202は、ステップSA2で取得した接続情報に基づいて、新デバイスが、記録装置11がサポートするデバイスであるか否かを判別する(ステップSA3)。記録装置11がサポートするデバイスとは、対応するデバイスドライバーがインストールされており、デバイスドライバーの機能によって正常に制御可能なデバイスのことである。記憶部22には、サポートするデバイスの接続情報を示す情報が記憶されており、デバイス制御部202は、当該情報に基づいて、新デバイスが、記録装置11がサポートするデバイスであるか否かを判別する。
新デバイスが、記録装置11がサポートしないデバイスの場合(ステップSA3:NO)、デバイス制御部202は、処理を終了する。その際、新デバイスが、記録装置11がサポートしないデバイスであることに対応する処理を実行してもよい。例えば、デバイス制御部202は、タブレット端末10にその旨のデータを送信し、タブレット端末10で、接続されたデバイスがサポートされない旨の情報をタッチパネル28に表示して、ユーザーにその旨表示する等の処理を行ってもよい。
新デバイスが、記録装置11がサポートするデバイスの場合(ステップSA3:YES)、デバイス制御部202は、新デバイスのデバイス種類を判別し、取得する(ステップSA4)。デバイス種類とは、デバイスの種類であり、本実施形態で例示する「バーコードスキャナー」や、「カードリーダー」のほか、例えば、「キーボード」や、「カスタマーディスプレー」等がある。記憶部22には、接続情報と、デバイス種類との関係を示す情報が記憶されており、デバイス制御部202は、当該情報に基づいて、新デバイスのデバイス種類を判別し、取得する。
次いで、デバイス制御部202は、記憶部22が記憶する接続デバイスリストLSを参照し、ステップSA4で取得したデバイス種類と同一のデバイス種類のデバイスに関する情報が既に登録された状態にあるか否かを判別する。さらに、デバイス制御部202は、ステップSA4で判別したデバイス種類と同一のデバイス種類のデバイスに関する情報が既に登録された状態にある場合は、登録された情報の個数を判別する(ステップSA5)。
図5は、接続デバイスリストLSに登録される情報を模式的に示す図である。接続デバイスリストLSは、記録装置11に接続中のデバイスについて、接続情報と、デバイス種類と、デバイス識別情報(識別情報)と、デバイスドライバー名とを対応付けた情報(以下、「接続デバイス情報」という。)が登録されたリストである。デバイス識別情報、及び、デバイスドライバー名については後述する。
ステップSA5において、デバイス制御部202は、接続デバイスリストLSを参照し、当該リストに、ステップSA4で取得したデバイス種類と同一のデバイス種類を有する接続デバイス情報(以下、「対応接続デバイス情報」という。)が登録された状態にあるか否かを判別する。対応接続デバイス情報が接続デバイスリストLSに登録された状態にあるということは、新デバイスの接続時に、既に、新デバイスのデバイス種類と同一のデバイス種類のデバイスが記録装置11に接続された状態にあるということである。
対応接続デバイス情報が登録された状態にある場合、デバイス制御部202は、登録された状態にある対応接続デバイス情報の個数を判別する。ここで判別した対応接続デバイス情報の個数は、新デバイスの接続時に既に記録装置11に接続された状態にある、新デバイスのデバイス種類と同一のデバイス種類のデバイスの個数である。
ステップSA5の処理後、デバイス制御部202は、ステップSA5の判別結果に基づいて、デバイス識別情報を新デバイスに付与する(ステップSA6)。
デバイス識別情報とは、1台の記録装置11に接続されたデバイスを識別する識別情報である。従って、1台の記録装置11に複数のデバイスが接続された状態にある場合、各デバイスには、異なる値のデバイス識別情報が付与される。
また、後に明らかとなる通り、デバイス識別情報の値は、当該情報に基づいてタブレット端末10が、対応するデバイス種類を特定(認識)できる値とされる。タブレット端末10は、デバイス識別情報に基づいて、デバイス種類を特定し、デバイス種類に応じた処理を実行する。
また、後に明らかとなる通り、同じ店舗に設けられた1の記録装置11と、他の記録装置11のそれぞれに、1のデバイス種類のデバイスを接続した場合、当該1の記録装置11によって付与されるデバイス識別情報の値と、当該他の記録装置11によって付与されるデバイス識別情報の値とは、同一となる。さらに、この状態で、当該1のデバイス種類のデバイスを当該1の記録装置11に2台目のデバイスとして接続し、当該1のデバイス種類のデバイスを当該他の記録装置11に2台目のデバイスとして接続した場合、各記録装置11に接続された2台目のデバイスに、各記録装置11によって付与されるデバイス識別情報の値も同一となる。
以下、ステップSA6の処理について、ステップSA5において対応接続デバイス情報が登録された状態にないと判別した場合と、当該情報が登録された状態にあると判別した場合とに場合分けして詳細に説明する。
<対応接続デバイス情報が登録された状態にないと判別した場合のステップSA6の処理>
ステップSA5で対応接続デバイス情報が登録された状態にないと判別した場合、デバイス制御部202は、以下のようにしてデバイス識別情報を付与する。
すなわち、記憶部22には、デバイス種類ごとに、デバイス種類と、デバイス識別情報とを対応付けたテーブル(以下、「識別情報テーブル」という。)が記憶される。例えば、識別情報テーブルでは、デバイス種類「バーコードスキャナー」と、デバイス識別情報「local_scanner」とが対応付けられる。また例えば、識別情報テーブルでは、デバイス種類「カードリーダー」と、デバイス識別情報「local_cardreader」とが対応付けられる。
ステップSA6で、デバイス制御部202は、識別情報テーブルを参照し、当該テーブルにおいてステップSA4で取得したデバイス種類と対応付けられたデバイス識別情報を取得する。そして、デバイス制御部202は、取得したデバイス識別情報を、新デバイスに付与する。
なお、同一の店舗に設けられた記録装置11が記憶する識別情報テーブルにおけるデバイス種類ごとの、デバイス識別情報の値は同一とされる。例えば、1の記録装置11で、識別情報テーブルにおいて、デバイス種類「バーコードスキャナー」とデバイス識別情報「local_scanner」とが対応付けられた状態にある場合、同一の店舗に設けられた他の記録装置11の識別情報テーブルにおいてもデバイス種類「バーコードスキャナー」とデバイス識別情報「local_scanner」とが対応付けられる。このことによるメリットについては後述する。
<対応接続デバイス情報が登録された状態にあると判別した場合のステップSA6の処理>
ステップSA5で対応接続デバイス情報が登録された状態にあると判別した場合、デバイス制御部202は、以下のようにしてデバイス識別情報を付与する。
デバイス制御部202は、上述した識別情報テーブルを参照し、当該テーブルにおいてステップSA4で取得したデバイス種類と対応付けられたデバイス識別情報を取得する。
次いで、デバイス制御部202は、取得したデバイス識別情報の値を、既に登録された状態にある対応接続デバイス情報の個数(=既に記録装置11に接続された状態にある新デバイスのデバイス種類と同一のデバイス種類のデバイスの個数)に応じて、所定のルールに従って、変更する。
具体的には、デバイス制御部202は、付与するデバイス識別情報の値を、「(識別情報テーブルに基づいて取得したデバイス識別情報の値)_(n+1)」とする(ただし、nは、登録されている対応接続デバイス情報の個数を示す正の整数)。例えば、識別情報テーブルに基づいて取得したデバイス識別情報の値が「local_scanner」であり、登録された状態にある対応接続デバイス情報の個数が「1」である場合、デバイス制御部202は、デバイス識別情報の値を「local_scanner_2」とする。また例えば、識別情報テーブルに基づいて取得したデバイス識別情報の値が「local_scanner」であり、登録された状態にある対応接続デバイス情報の個数が「3」である場合、デバイス制御部202は、デバイス識別情報の値を「local_scanner_4」とし、当該値のデバイス識別情報を新デバイスに付与する。
なお、デバイス制御部202は、デバイス識別情報の値を生成する際、上述したルールで生成される値のデバイス識別情報を有する対応接続デバイス情報が既に登録されている場合、既に存在する対応接続デバイス情報のデバイス識別情報の値と、生成するデバイス識別情報の値が異なるように、生成するデバイス識別情報の値を調整する。調整に際し、デバイス制御部20は、デバイス識別情報の値を、上述したルールに従って生成される値であって、既に生成された登録されたデバイス識別情報の値と重複せず、最も小さい値とする。
例えば、上述したルールで生成されるデバイス識別情報の値が、「local_scanner_3」である場合であって、「local_scanner_3」のデバイス識別情報を有する対応接続デバイス情報が既に登録されているとする。この場合において、「local_scanner_2」のデバイス識別情報を有する対応接続デバイス情報が登録されており、「local_scanner」のデバイス識別情報を有する対応接続デバイス情報が登録されていない場合、デバイス制御部202は、デバイス識別情報の値を、「local_scanner」とする。
このように、デバイス制御部202により、デバイス識別情報の値が調整されることにより、重複した値のデバイス識別情報を有する接続デバイス情報が登録されることが防止される。
次いで、デバイス制御部202は、ステップSA2で取得した接続情報に基づいて、新デバイスを制御するデバイスドライバー(制御プログラム)を判別し、判別したデバイスドライバーのデバイスドライバー名(制御プログラムを示す情報)を取得する(ステップSA7)。デバイスドライバーのデバイスドライバー名は、デバイスドライバーのプログラムファイルのファイル名であり、特に、デバイスドライバーがスクリプトである場合スクリプトのファイル名である。
記憶部22には、接続情報と、デバイスドライバーのデバイスドライバー名との関係を示す情報が記憶されており、デバイス制御部202は、当該情報に基づいて、デバイスドライバー名を取得する。ここで取得したデバイスドライバー名のデバイスドライバーは、デバイスの種類に応じた制御プログラムである。
ここで、図3に示すように、デバイス制御部202は、バーコードスキャナー制御部2021と、カードリーダー制御部2022と、を備える。これら機能ブロックは、それぞれ、新デバイスとして接続されたデバイスを制御するデバイスドライバーの機能により実現される機能ブロックである。
次いで、デバイス制御部202は、接続デバイスリストLSに新デバイスの接続デバイス情報を登録する(ステップSA8)。詳述すると、デバイス制御部202は、ステップSA2で取得した接続情報と、ステップSA4で取得したデバイス種類と、ステップSA6で付与したデバイス識別情報と、ステップSA7で取得したデバイスドライバー名とを対応付ける接続デバイス情報を、接続デバイスリストLSに登録する。
新デバイスの接続デバイス情報の接続デバイスリストLSへの登録後、新デバイスは、接続デバイスリストLSに基づいて制御される。
すなわち、新デバイスとの間の通信は、新デバイスの接続デバイス情報が有するデバイスドライバー名のデバイスドライバーの機能により実現される機能ブロックが実行する。
例えば、新デバイスが図3のバーコードスキャナー12であり、機能ブロックが図3のバーコードスキャナー制御部2021である場合、バーコードスキャナー制御部2021は、以下の処理を行う。バーコードスキャナー制御部2021は、バーコードスキャナー12が接続されたポートのポート番号を管理し、当該ポートを介してバーコードスキャナー12と通信する。例えば、バーコードスキャナー12が接続されたポートから入力されたデータは、バーコードスキャナー制御部2021に出力され、バーコードスキャナー制御部2021が処理する。
また、バーコードスキャナー制御部2021は、バーコードスキャナー12からデータが入力された場合、データの出力元のデバイス(本例では、バーコードスキャナー12)の接続情報を取得する。ここで、記憶部22が記憶する所定のテーブルで、各ポートについて、ポート番号と、ポートに接続されたデバイスの接続情報とが対応付けて管理される。デバイス制御部202は、当該所定のテーブルに基づいて、データの出力元のデバイスの接続情報を取得する。そして、バーコードスキャナー制御部2021は、接続デバイスリストLSにおいて、取得した接続情報と対応付けられたデバイス識別情報を、データの出力元のデバイスのデバイス識別情報として取得する。
このように、本実施形態では、新デバイスが接続されたときに、記録装置11の制御部20は、自動で、新デバイスの接続デバイス情報を、接続デバイスリストLSに登録する。ここで、従来は、接続デバイスリストLSへの接続デバイス情報の登録は以下のようにして行われていた。すなわち、ユーザーは、新デバイスを記録装置11に接続したときに、専用のソフトウェアルールがインストールされた専用の端末を記録装置11に接続する。ユーザーは、ソフトウェアツールの機能により提供されるユーザーインターフェースに、接続した新デバイスの接続情報、デバイス種類、デバイス識別情報、及び、デバイスドライバー名を入力する。専用の端末は、ソフトウェアツールの機能により、入力された各情報を記録装置11に送信する。記録装置11の制御部20は、受信した情報に基づいて、接続デバイスリストLSに接続デバイス情報を登録する。一方で、本実施形態によれば、接続デバイス情報の接続デバイスリストLSへの登録に際し、上述したユーザーの作業が必要ないため、ユーザーが行う作業が低減する。
次に、記録装置11に接続されたデバイスについて、接続が解除された場合の記録装置11の動作について説明する。
図6は、デバイスの接続が解除された場合の記録装置11の動作を示すフローチャートである。
図6に示すように、記録装置11の制御部20のデバイス制御部202は、記録装置11に接続されたデバイスについて、接続が解除されたか否かを監視する(ステップSB1)。本実施形態では、デバイス通信部24は、デバイスの接続が解除された場合、USBの規格に従ってそのことを検出し、接続が解除された旨と共に接続が解除されたポートのポート番号を示すデータをデバイス制御部202に出力する。デバイス制御部202は、当該データがデバイス通信部24から入力された場合、デバイスの接続が解除されたと判別する。
デバイスの接続が解除されたことを検出した場合(ステップSB1:YES)、デバイス制御部202は、接続デバイスリストLSを参照し、接続が解除されたデバイスの接続デバイス情報が、接続デバイスリストLSに登録された状態にあるか否かを判別する(ステップSB2)。ステップSB2で、デバイス制御部202は、ポート番号と、デバイスの接続情報とが対応付けられた所定のテーブルに基づいて、接続が解除されたデバイスの接続情報を取得する。そして、デバイス制御部202は、取得した接続情報を有する接続デバイス情報が、接続デバイスリストLSに登録された状態にあるか否かを判別する。
接続が解除されたデバイスの接続デバイス情報が、接続デバイスリストLSに登録された状態にない場合(ステップSB2:NO)、デバイス制御部202は、処理を終了する。例えば、デバイスの接続が正常に行われていなかった場合や、デバイスがサポート外であった場合、接続デバイスリストLSに登録された状態にない場合があり得る。
接続が解除されたデバイスの接続デバイス情報が、接続デバイスリストLSに登録された状態にある場合(ステップSB2:YES)、デバイス制御部202は、接続デバイスリストLSから、当該接続デバイス情報を削除する(ステップSB3)。
ステップSB3の処理により、接続が解除されたデバイスの接続デバイス情報を削除した後の接続デバイスリストLSには、実際に接続された状態にあるデバイスの接続デバイス情報だけが登録された状態を維持できる。これにより、デバイス制御部202により、新デバイスが接続されたときに、新デバイスのデバイス種類と同一のデバイス種類のデバイスが既に接続された状態であると判別されることが防止され、新デバイスに適切な値のデバイス識別情報が付与される。
次に、レジカウンターLで行われる会計時のPOSシステム1の各装置の動作について説明する。
ここで、会計が行われる前に、タブレット端末10は、以下の処理を実行する。
すなわち、レジの担当者は、タブレット端末10のブラウザーを立ち上げ、タッチパネル28への専用ユーザーインターフェースUIの表示を指示する。当該指示に応じて、端末制御部26のブラウザー実行部261は、POSサーバー17の所定のアドレスにアクセスし、HTMLファイル等の描画ファイルを取得し、当該描画ファイルに基づいて専用ユーザーインターフェースUIを表示する。POSサーバー17において、描画ファイルの生成、送信は、アプリケーション実行部301が実行する。描画ファイルには、POSサーバー17のアプリケーション実行部301と協働して会計に係る各種処理を実行する機能を有するスクリプトが、所定のスクリプト言語によって実装される。
図7は、タッチパネル28に表示された専用ユーザーインターフェースUIの一例を示す図である。
図7の専用ユーザーインターフェースUIにおいて、左上部には、顧客が購入した商品の名称、商品の単価、及び、商品の数量が一覧表示される一覧表示エリア39が設けられる。一覧表示エリア39の右方には、顧客が購入した商品の合計金額、会計に際して顧客から預かった金銭の金額、及び、顧客に渡すべきお釣りの金額が表示される金額表示エリア40が設けられる。
一覧表示エリア39の下方には、バーコードスキャナー12によって読み取られたバーコードの情報(以下、「バーコード情報」という。)が表示されるバーコード情報表示エリア41が設けられる。バーコード情報は、基本的には、商品に割り当てられた商品コードである。
バーコード情報表示エリア41の下方には、カードリーダー13によって顧客の会員カードが読み取られた場合に、当該読み取りによって取得される会員番号が表示される会員番号表示エリア42が設けられる。
バーコード情報表示エリア41、及び、会員番号表示エリア42の右方には、ソフトウェアテンキー43が設けられる。
図8は、会計時のPOSシステム1の各装置の動作を示すフローチャートである。特に、図8では、顧客がある1つの商品を購入する場合のPOSシステム1の各装置の動作を示す。(A)は記録装置11の動作を示し、(B)はタブレット端末10の動作を示し、(C)はPOSサーバー17の動作を示す。
なお、図8のフローチャートの開始時点では、図4のフローチャートが示す処理が記録装置11により実行され、接続されたバーコードスキャナー12の接続デバイス情報が、接続デバイスリストLSに登録された状態である。また、バーコードスキャナー制御部2021は、バーコードスキャナー12を制御するデバイスドライバーの機能により実現される機能ブロックである。
図8(A)に示すように、レジカウンターLで、レジの担当者は、バーコードスキャナー12によって、顧客が購入する1の商品又は商品の包装に付されたバーコードを読み取る(ステップSX1)。
バーコードスキャナー12は、読取結果に基づく読取結果データを、バーコードスキャナー12が接続されたポートを介して、記録装置11に出力する。
図8(A)に示すように、記録装置11の制御部20のデバイス制御部202のバーコードスキャナー制御部2021は、バーコードスキャナー12が出力した読取結果データを取得する(ステップSC1)。
次いで、バーコードスキャナー制御部2021は、ポート番号と、デバイスの接続情報とが対応付けられた所定のテーブルに基づいて、バーコードスキャナー12の接続情報を取得する(ステップSC2)。
次いで、バーコードスキャナー制御部2021は、接続デバイスリストLSを参照し(ステップSC3)、接続デバイスリストLSにおいて、ステップSC2で取得した接続情報と対応付けられたデバイス識別情報を取得する(ステップSC4)。
次いで、バーコードスキャナー制御部2021は、ステップSC1で取得した読取結果データに、ステップSC4で取得したデバイス識別情報を付加する(ステップSC5)。ここで、読取結果データはヘッダーを有し、ヘッダーには、制御情報を格納可能なエリアを有する。ステップSC5で、バーコードスキャナー制御部2021は、ヘッダーの適切なエリアに、デバイス識別情報を書き込むことにより、読取結果データにデバイス識別情報を付加する。
次いで、バーコードスキャナー制御部2021は、デバイス識別情報が付加された読取結果データを、通信制御部201に出力する(ステップSC6)。
通信制御部201は、通信部23を制御して、デバイス識別情報が付加された読取結果データを、タブレット端末10に送信する(ステップSC7)。ここで、通信制御部201は、対応するタブレット端末10(記録装置11と同じレジカウンターLに設けられたタブレット端末10)のアドレスや、対応可能な通信規格等、タブレット端末10と通信するために必要な情報を管理する。ステップSC7で、通信制御部201は、管理する情報に基づいて、タブレット端末10と所定の通信規格に従ったコネクションを確立し、確立したコネクションで、デバイス識別情報が付加された読取結果データを送信する。
図8(B)に示すように、タブレット端末10の端末制御部26のブラウザー実行部261は、端末通信部27を制御して、デバイス識別情報が付加された読取結果データを受信し、取得する(ステップSD1)。
次いで、ブラウザー実行部261は、デバイス識別情報が付加された読取結果データから、デバイス識別情報を取得する(ステップSD2)。
次いで、ブラウザー実行部261は、ステップSD2で取得したデバイス識別情報に基づいて、読取結果データの出力元のデバイス(本例では、バーコードスキャナー12)のデバイス種類を取得する(ステップSD3)。
詳述すると、ブラウザー実行部261は、デバイス識別情報、及び、記録装置11に同一のデバイス種類のデバイスを複数接続する場合に付与されるデバイス識別情報の変化のルールと、デバイス種類との対応関係を管理する。ここで、上述したように、記録装置11に接続されたデバイスには、デバイス種類に対応するデバイス識別情報が付与される。特に、同一の店舗に設けられた各記録装置11は、1のデバイス種類のデバイスが接続された場合、1台目の場合は同一の値のデバイス識別情報を付与し、2台目以降の場合は同一のルールの従って値を変化させたデバイス識別情報を付与する。従って、ブラウザー実行部261は、デバイス識別情報、及び、同一のデバイス種類のデバイスが複数接続されるときのデバイス識別情報の値の変化のルールと、デバイス種類との対応関係を管理することにより、ステップSD2で取得したデバイス識別情報に基づいて、データの出力元のデバイスのデバイス種類を取得できる。
ここで、本実施形態では、同一の店舗内に設けられた各記録装置11は、同一のデバイス種類のデバイスに対して、同一の値の、又は、同一のルールに従って変化させた値のデバイス識別情報を付与する。このため、同一の店舗内に設けられるタブレット端末10のそれぞれは、デバイス識別情報とデバイス種類との対応関係に関し、同一の内容の情報を管理すればよい。すなわち、タブレット端末10は、自身に対応する記録装置11(同一のレジカウンターLに設けられた記録装置11)に応じて、デバイス識別情報とデバイス種類との対応関係の内容を変化させる必要がない。
なお、異なる店舗に設けられる記録装置11について、同一のデバイス種類のデバイスに付与するデバイス識別情報を同一とし、また、同一のルールで値を変化させる構成としてもよいことは勿論である。
データの出力元のデバイスのデバイス種類を取得した後、ブラウザー実行部261は、取得したデバイス種類に応じて、読取結果データに基づく処理を実行する(ステップSD4、ステップSD5、ステップSD6)。本例では、ステップSD3で取得されるデバイス種類は、「バーコードスキャナー」であるため、ステップSD4〜ステップSD6で、ブラウザー実行部261は、デバイス種類「バーコードスキャナー」に応じた処理を実行する。以下詳述する。
ブラウザー実行部261は、読取結果データの出力元のデバイスのデバイス種類が「バーコードスキャナー」であるので、読取結果データが示す情報が、バーコード情報(本例では、商品コード)であることを認識する。当該認識に基づいて、ブラウザー実行部261は、読取結果データに基づいて商品コードを取得する。次いで、ブラウザー実行部261は、専用ユーザーインターフェースUIのバーコード情報表示エリア41に、取得した商品コードを表示する(ステップSD4)。
次いで、ブラウザー実行部261は、POSサーバー17のサーバー制御部30のアプリケーション実行部301と通信し、商品コードに対応する商品の名称、商品の単価を問い合わせる(ステップSD5)。アプリケーション実行部301は、問い合わせに応じて、適切なデータベースから適切な情報を取得し、商品の名称、及び、商品の単価を応答する(ステップSE1)。
ブラウザー実行部261は、応答された商品の名称、及び、商品の単価を取得し、商品の名称、商品の単価、及び、商品の数量を一覧表示エリア39に表示する。さらに、ブラウザー実行部261は、金額表示エリア40の所定の欄に、顧客が購入した商品の合計金額を表示する(ステップSD6)。
次いで、レジの担当者によって、ソフトウェアテンキー43を介して、会計すべき商品を確定する旨の操作が行われると、レジ担当者によって、顧客からの代金の預かり、及び、お釣りの返却が行われる。ブラウザー実行部261は、適宜、アプリケーション実行部301と通信し、これら作業に応じて、金額表示エリア40の適切な欄に適切な情報を表示する(ステップSD7)。
次いで、ブラウザー実行部261は、プリンターユニット21に発行させるレシートに関する情報が含まれた記録データを生成する(ステップSD8)。本実施形態では、記録データは、XMLドキュメントであり、記録データには、XMLに係るフォーマットに従って、レシートに記録すべき文字や画像の情報等、レシートを発行するのに必要な情報が含まれる。
次いで、ブラウザー実行部261は、端末通信部27を制御して、生成した記録データを、記録装置11に送信する(ステップSD9)。
図8(A)に示すように、ブラウザー実行部261による記録データの送信に応じて、記録装置11の通信制御部201は、通信部23を制御して、記録データを受信する(ステップSC8)
次いで、通信制御部201は、受信した記録データを、プリンターユニット制御部203に出力する(ステップSC9)。
プリンターユニット制御部203は、入力された記録データに基づいて、プリンターユニット21のコマンド体系に従った制御コマンドであって、プリンターユニット21にレシートの発行に係る各種処理を行わせる制御コマンドを生成し、プリンターユニット21に出力する(ステップSC10)。
プリンターユニット21の制御回路は、制御コマンドに基づいて、各種機構を制御し、レシートを発行する(ステップSC11)。
なお、図8のフローチャートを用いた説明では、主に、バーコードスキャナー12の読み取りが行われた場合のブラウザー実行部261の処理を説明したが、カードリーダー13による読み取りが行われた場合も、同様の処理が行われる。すなわち、ブラウザー実行部261は、受信した読取結果データに付加されたデバイス識別情報に基づいて、データの出力元のデバイスのデバイス種類が「カードリーダー」であることを認識する。そいて、ブラウザー実行部261は、当該認識に基づいて、デバイス種類「カードリーダー」に基づく処理を実行する。例えば、ブラウザー実行部261は、読取結果データに基づいて会員番号を取得し、専用ユーザーインターフェースUIの会員番号表示エリア42に表示する。
以上説明したように、本実施形態に係る記録装置11の制御部20は、デバイスが接続された場合、デバイスの接続情報を取得し、取得した接続情報に基づいて、デバイスの種類を判別し、判別したデバイスの種類に応じたデバイス識別情報(識別情報)を付与して接続情報と対応付けて登録し、デバイスから入力されたデータに、登録した識別情報を付加してタブレット端末10(外部装置)に送信する。
この構成によれば、ユーザーが、記録装置11にデバイスを接続するときに、接続情報や、デバイス識別情報を入力する作業を行うことなく、自動で、デバイスの種類に対応する識別情報と接続情報とが対応付けて記憶される。そして、デバイスから入力されたデータを外部装置としてのタブレット端末10に送信する際は、データに、デバイスの種類に対応するデバイス識別情報が付加される。このため、ユーザーが行う作業を低減しつつ、外部装置にデータの出力元のデバイスの種類を認識させることができる。
また、本実施形態では、制御部20は、デバイスが接続された場合、デバイスの種類に応じたデバイスドライバー(制御プログラム)を判別し、判別したデバイスドライバーのデバイスドライバー名(制御プログラムを示す情報)と、デバイス識別情報とを対応付けて登録する。
この構成によれば、ユーザーの作業を伴うことなく、デバイスが接続された場合に、接続されたデバイスのデバイス識別情報と、当該デバイスを制御するデバイスドライバーのデバイスドライバー名とを対応付けて登録できる。
また、本実施形態では、制御部20は、同一種類のデバイスが、複数、接続された場合、所定のルールに従ってデバイス識別情報の値を変更して、各デバイスにデバイス識別情報を付与する。
この構成によれば、同一種類のデバイスが、複数、記録装置11に接続された場合であっても、各デバイスに、デバイス種類に対応し、かつ、ルールに従った値のデバイス識別情報を付与できる。このため、タブレット端末10で、デバイス識別情報と、デバイス種類との対応関係を管理するときに、管理しやすい。
また、本実施形態では、制御部20は、デバイスの接続が解除された場合、接続デバイス情報の登録を削除する。
この構成によれば、接続デバイスリストLSに、実際に接続された状態にあるデバイスの接続デバイス情報が登録された状態を維持できる。これにより、デバイス制御部202により、新デバイスが接続されたときに、新デバイスのデバイス種類と同一のデバイス種類のデバイスが既に接続された状態であると判別されることが防止され、新デバイスに適切な値のデバイス識別情報が付与される。
また、本実施形態では、制御部20は、複数のデバイスが接続された場合、複数のデバイスについて、接続デバイスリストLSに接続デバイス情報を登録できる。
この構成によれば、複数のデバイスが接続された場合、複数のデバイスについて、1の接続デバイスリストLSに基づいて管理できる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
本実施形態では、記録装置11に接続されるデバイスとして、バーコードスキャナー12、及び、カードリーダー13を例示したが、デバイスは例示したものに限られない。
また、上述した実施形態では、記録装置11のプリント方式は、サーマル方式であった。しかしながら、プリント方式は、サーマル方式に限定されない。
また、図2、3に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
1…POSシステム(制御システム)、10…タブレット端末(制御装置、外部装置)、11…記録装置、12…バーコードスキャナー(デバイス)、13…カードリーダー(デバイス)、20…制御部、26…端末制御部(制御装置制御部)。

Claims (7)

  1. デバイスが接続されると、前記デバイスに付与されている接続情報を取得するデバイス通信部と、
    デバイスの種類に応じた制御プログラムがインストールされており、前記接続情報と前記デバイスの種類、制御プログラムを示す情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記接続情報に基づき前記記憶部を参照して前記デバイスの種類を取得し、取得した前記デバイスの種類に応じた識別情報を生成し前記接続情報と対応付けて前記記憶部に記憶させ、前記接続情報に基づき前記記憶部を参照して前記制御プログラムを示す情報を取得し、取得した前記制御プログラムを示す情報に対応する前記制御プログラムに基づき前記デバイス通信部により前記デバイスからデータを受信すると、前記記憶部を参照し前記接続情報に対応する前記識別情報を取得して前記データに付加する制御部と、
    外部装置と通信可能であって、前記識別情報が付加された前記データを前記外部装置に送信する通信部と、
    前記外部装置が前記識別情報と前記データに基づき生成し送信した記録データを前記通信部により受信し、受信した前記記録データに基づき紙に画像を記録する記録機構を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記制御部は、
    前記デバイス通信部に前記デバイスが接続された場合であって、同一種類の前記デバイスが前記記憶部に記憶されていた場合、同一の値の、又は、同一のルールに従って前記識別情報の値を変更して、前記識別情報を付与し前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御部は、
    前記デバイス通信部に前記デバイスが接続された場合であって、同一種類の前記デバイスが前記記憶部に記憶されていた場合、所定のルールに従って前記識別情報の値を変更して、前記識別情報を付与し前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記制御部は、
    前記デバイス通信部から前記デバイスの接続が解除された場合、解除された前記デバイスに係る前記識別情報を前記記憶部から削除することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記制御部は、
    前記デバイス通信部に複数の前記デバイスが接続された場合、複数の前記デバイスについて、前記識別情報と前記接続情報とを対応付けて前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 記録機構と、デバイスの種類に応じた制御プログラムがインストールされており、デバイスに付与されている接続情報と前記デバイスの種類、制御プログラムを示す情報とを対応付けて記憶する記憶部と、前記デバイスが接続された場合、前記接続情報を取得し、取得した前記接続情報に対応する前記デバイスの種類を判別し、判別した前記デバイスの種類に応じた識別情報を生成して前記接続情報と対応付けて前記記憶部に登録し、取得した前記接続情報に対応する前記制御プログラムを示す情報を取得し、取得した前記制御プログラムを示す情報に対応する前記制御プログラムに基づき前記デバイスからデータを受信すると、前記接続情報に対応する前記識別情報を付加して送信する制御をする制御部を有する記録装置と、
    前記記録装置から、前記識別情報が付加された前記データを受信し、前記識別情報が示す前記デバイスの種類に基づいて、前記データを処理して記録データを生成し、前記記録装置に送信して紙に画像を記録させる制御をする制御装置制御部を有する制御装置と、
    を備えることを特徴とする制御システム。
  7. デバイスと外部装置に通信可能であり、デバイスの種類に応じた制御プログラムがインストールされており、前記デバイスに付与されている接続情報と前記デバイスの種類、制御プログラムを示す情報とを対応付けて記憶する記録装置の情報処理方法であって、
    前記記録装置は、前記デバイスが接続された場合、前記デバイスに付与されている前記接続情報を取得し、取得した前記接続情報に対応する前記デバイスの種類を判別し、判別した前記デバイスの種類に応じた識別情報を生成して前記接続情報と対応付けて登録し、取得した前記接続情報に対応する前記制御プログラムを示す情報を取得し、取得した前記制御プログラムを示す情報に対応する前記制御プログラムに基づき前記デバイスからデータを受信すると、前記接続情報と対応する前記識別情報を付加して前記外部装置に送信し、前記外部装置が前記識別情報と前記データに基づき生成し送信した記録データを信し、受信した前記記録データに基づき紙に画像を記録することを特徴とする記録装置の情報処理方法。
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