JP6048611B2 - Posシステム及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1〜3には、レシートのヘッダ部分或いはフッタ部分に印刷するメッセージを予め記憶しておくPOSレジスタが記載されている。
また、本発明は、上記のPOSシステムにおいて、前記記憶手段は、前記レシートに固定で印字する少なくとも店名や住所等の個別印字情報と、変更する個別印字情報として前記値引または割引等のサービス情報とを区別して記憶し、前記レシート発行手段は、前記区別された個別印字情報を前記レシートの所定領域部分に印字することを特徴とする。
また、本発明は、上記のPOSシステムにおいて、前記レシート発行手段が前記個別印字情報を印字するレシートの所定領域部分は、単数領域あるいは複数領域であることを特徴とする。
また、本発明は、顧客が購入する商品に付されたコード情報に基づいて、前記商品を登録する商品登録手段と、前記商品登録手段により登録された商品の買上金額を精算する会計手段とを備えるPOSシステムであって、前記会計手段は、印刷媒体の所定領域部分に印刷するための複数の個別印刷情報を、印刷する内容それぞれに対応付けて記憶する記憶手段と、前記商品登録手段により登録された商品を特定するための取引データに基づいて、印刷する内容を決定し、当該決定した内容に対応する個別印刷情報を前記記憶手段から読み出し選択する選択手段と、前記決定された内容を印刷媒体に印刷する際に、前記選択手段により選択された個別印刷情報を当該印刷媒体の所定領域部分に印刷する印刷手段と、を備えることを特徴とするPOSシステムである。
図2は、一実施形態における、POSシステムの構成図である。図2に示すように、POSシステムは、ストアコントローラ10と、N台(Nは1以上の整数)の印刷用POSレジスタ20と、M台(Mは1以上の整数)の会計用POSレジスタ30とを含んで構成される。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、印刷用POSレジスタ20の動作を制御する。
RAM203は、随時読み出し書き込みメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、スキャナ部204によって読み取られたバーコードに基づく商品情報などを記憶する。また、例えば、RAM203は、操作ボタンが操作された履歴を記憶してもよい。
ブザー208は、店員が操作を確認することが必要な場合などに、ブザー音を発生させる。
ハードディスク210は、精算用コードが精算用レシート40に印刷された場合、RAM203が一時的に記憶する顧客の買上内容及び順番情報を記憶する。
買い上げ明細情報は、登録された商品を、会計用POSレジスタ30において一取引として精算させるための情報である。図示するように、買い上げ明細情報は、分割識別子と、JANコードと、商品名称と、個数と、値段と、付加情報との各項目を有している。分割識別子は、数字や記号等からなり、分割されたグループ毎にレシートを発行させるための分割発行情報である。ここで、同一のグループに含まれる商品は同一の分割識別子を有する。すなわち、1つのレシートに印刷される商品の分割識別子は同一に設定される。本図に示す例では、分割識別子「空白(スペース)」である「キャベツ」と「にんじん」とが1つのグループであり、その買い上げ明細が1枚のレシートに印刷される。また、分割識別子「1」である「レタス」と「トマト」と「チョコレート」とが1つのグループであり、その買い上げ明細が1枚のレシートに印刷される。すなわち、本図に示す例では、「キャベツ」と「にんじん」との買い上げ明細が印刷されたレシートと、「レタス」と「トマト」と「チョコレート」との買い上げ明細が印刷されたレシートとの2枚の会計済みレシートが発行される。JANコードは、商品識別情報である。商品名称は、商品の名称である。個数は、商品の買上個数である。値段は、商品の販売価格である。付加情報は、商品の付加情報である。
会計用POSレジスタ30は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、スキャナ部304と、表示部305と、操作部306と、通信部307と、ブザー308と、印刷部309と、決済端末310〜312と、サインポール313とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
なお、会計用POSレジスタ30は、電源投入後の起動時に、バスを介してスキャナ部304、決済端末310〜312等が動作可能であるかを確認するための通信を各装置と行ない、動作可能であるか否かの情報をRAM303に記憶する。例えば、メモリ内の接続装置動作可否エリア(例えば、端末識別情報=決済端末310 動作可否フラグ=0(0:動作可、1:動作不能))に記憶させ、各報知手段の動作可能の報知を行なう際に前記RAM303の接続装置動作可否エリアに記憶する情報に基づき報知を行なうようにしてもよい。
CPU301は、中央演算処理装置であり、ROM302に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、会計用POSレジスタ30の動作を制御する。
印刷部309は、会計(商品の買上金額の精算)が終了した場合、顧客が持ち帰る会計済みレシートを印刷して発行する。また、印刷部(出力手段)309は、1日の売上や在高を示すレジ日計レポートを印刷して発行(出力)する。
サインポール313は、会計用POSレジスタ30が操作可能である旨を報知する。
図示するように、個別印刷情報、例えば、ヘッダデータは、レシートヘッダ情報と、出力レシート種別(複数のレシート種類を登録することが可能)と、優先度との各項目を有している。レシートヘッダ情報は、レシート(印刷媒体)のヘッダあるいはフッタ領域部分(所定領域部分)に印刷する情報(個別印刷情報)である。出力レシート種別は、レシートフォーマットであり、印刷する内容を示す。優先度は、レシートヘッダ情報の優先度であり、同一レシート内に複数のヘッダあるいはフッタ領域部分(所定領域部分が複数)を有するレシートフォーマットである場合に記載する上から順の優先度(発行順に印刷する順番)である。なお、優先度の値が小さいほど対応するレシートヘッダ情報の優先度が高い(所謂、先に印刷される)。
図8は、一実施形態における、印刷用POSレジスタ20の動作を示すフローチャートである。
まず、店員が、印刷用POSレジスタ20のスキャナ部204を用いて、商品のバーコードを読み込ませる。スキャナ部204は、バーコードが示すJANコードを読み込む(ステップS101)。
続いて、CPU201は、分割ボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS103)。
一方、分割ボタンが押下されていない場合(ステップS103:No)、又はステップS104に続いて、CPU201は、商品登録が完了したか否かを判定する(ステップS105)。具体的には、CPU201は、操作部206にある印刷ボタンまたは現計キーが押下された場合に、商品登録が完了したと判定する。店員は、買い物かごに入っている全ての商品のバーコードが読まれたら、操作部206にある「印刷」ボタンまたは「現計」キーを押す。
続いて、CPU201は、取引データをRAM203から読み出し、読み出した取引データに基づいて精算用コードを生成する(ステップS107)。具体的には、CPU201は、当該印刷用POSレジスタ20がLAN11に接続していない場合、読み出した取引データを2次元コードに変換する。一方、CPU201は、当該印刷用POSレジスタ20がLAN11に接続している場合、読み出した取引データに識別情報を付与し、取引データと付与した識別情報とをストアコントローラ10に送信する。そして、CPU201は、付与した識別情報を示すバーコードを生成する。
最後に、レシート印刷手段209が、生成された精算用コードを精算用レシート40に印刷する(ステップS108)。
まず、顧客は、会計用POSレジスタ30のスキャナ部304を用いて、精算用レシート40の精算用コードを読ませる。スキャナ部304は、精算用コードを読み取る(ステップS201)。
スキャナ部304により2次元コードが読取られた場合(ステップS202:Yes)、CPU301は、取引データを2次元コードから読み出す(ステップS203)。
一方、スキャナ部304により2次元コードが読取られていない場合(ステップS202:No)、CPU301は、スキャナ部304により読取られたバーコードが示す識別情報を用いてストアコントローラ10から取引データを読み出す(ステップS204)。
具体的には、CPU301は、通信部307を介して、バーコードが示す識別情報をストアコントローラ10に送信し、識別情報に対応する取引データをストアコントローラ10から受信する。
そして、CPU301は、表示部305に顧客への会計操作を進めるための指示を表示させる。その後、顧客が表示部305に表示された指示に従い、会計を済ませる(ステップS206)。
以下、図4及び図7に示すデータを例に説明する。本例では、会計用POSレジスタ30は、顧客が買い上げる全ての商品「キャベツ」、「にんじん」、「レタス」、「トマト」、及び「チョコレート」の買い上げ明細(全明細)が印刷された会計済みレシートR1と、グループ「キャベツ」、「にんじん」の買い上げ明細(分割明細1)が印刷された会計済みレシートR2と、グループ「レタス」、「トマト」及び「チョコレート」の買い上げ明細(分割明細2)とが印刷された会計済みレシートR3とを発行する。上述したステップS207において、CPU301は、各会計済みレシートR1〜R3の出力レシート種別と優先度とに基づいて、各会計済みレシートR1〜R3のヘッダ部分に印刷するレシートヘッダ情報を決定する。例えば、CPU301は、出力レシート種別「A」(前記Aは、会計明細(会計済みレシートR1)と分割数により枚数が変化する複数の領収書(例えば、会計済みレシートR2及びR3)とからなり、発行レシート毎に分割(カッタにより断裁)発行されるレシートフォーマット識別名である)に対応する所定領域部分に印刷する情報であるレシートヘッダ情報「領収書」及び「購入商品明細書」のうち優先度の高い「購入商品明細書」を選択する。そして、CPU301は、出力レシート種別が「A」である会計済みレシートR1の所定領域部分のレシートヘッダ情報を「購入商品明細書」とする。また、CPU301は、出力レシート種別「A」のレシートフォーマットにおいて次に印刷する会計済みレシートR2及びR3(分割数によりR2〜Rn迄変化する)の所定領域部分のレシートヘッダ情報を優先度に基づき「領収書」とする。なお、領収書が複数枚になる場合において、所定領域部分に印刷する例えばレシートヘッダ情報が「領収書」等の複数分割される場合にはレシートヘッダ情報である「領収書」に隣接させて発行枝番号(個別印刷付加情報)を付加して印刷するようにしてもよい(分割選択手段による個別印刷情報)。例えば、全分割発行枚数分の印刷順番を枝番号(例えば、1/2、2/2、又は、2−1、2−2等のような個別印刷付加情報)としてもよい。また、分割ではなく通常の会計の場合において、会計完了キー(例えば締めキー等)が押された場合は、出力レシート種別が「C」である単票の会計レシート(会計済みレシートR1)の印刷発行が指示されたことになるので、出力レシート種別が「C」に対応するレシートヘッダ情報「購入商品明細書」が選択されるが、分割レシートの領収書ように複数枚のレシートを発行する訳では無いので優先度は無視される。また、この後に例えば領収書キーがおされた場合には、単票の領収書である出力レシート種別が「B」の発行が選択指示されたことになり、会計済みレシートR2(単票)のレシートフォーマットに基づいて領収書印刷情報が生成されるとともに、出力レシート種別の「B」と対応するレシートヘッダ情報「領収書」が選択され、レシート(印刷媒体)の所定領域部分(この場合は、領収書印刷情報のヘッダ領域部分)に印刷情報を追加して生成し、出力レシート種別が「B」である領収書が印刷発行される。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (6)
- 顧客の購入対象の商品を登録する登録装置と、前記商品の登録データに基づいて顧客が操作して精算処理を行う複数の会計装置とを有するPOSシステムにおいて、
前記登録装置は、
前記顧客の精算処理が前記会計装置で行えるように前記登録データを送信する送信手段と、
少なくとも前記顧客が精算処理を行う会計装置を表示部に案内指示する案内手段と、を備え、
案内指示された前記会計装置は、
前記登録データを受信する受信手段と、
前記登録データに基づいて前記商品の明細をレシートの所定領域部分に印字してレシートを発行するレシート発行手段と、
レシートの所定領域部分に印字するための個別印刷情報として、値引または割引等のサービス情報を記憶する記憶手段と、を備え、
前記レシート発行手段は、前記レシートの所定領域部分に値引または割引等のサービス情報を印字し発行する
ことを特徴とするPOSシステム。 - 顧客の購入対象の商品を登録する登録装置と、前記商品の登録データに基づいて顧客が操作して精算処理を行う複数の会計装置と、前記登録装置および精算装置と通信回線を介意して接続されたストアコントローラとを有するPOSシステムにおいて、
前記ストアコントローラは、
前記顧客の精算処理が前記会計装置で行えるように前記登録データを送信する送信手段、を備え、
前記登録装置は、
少なくとも前記顧客が精算処理を行う会計装置を表示部に案内指示する案内手段、を備え、
案内指示された会計装置は、
前記登録データを受信する受信手段と、
前記登録データに基づいて前記商品の明細をレシートの所定領域部分に印字してレシートを発行するレシート発行手段と、
レシートの所定領域部分に印字するための個別印刷情報として、値引または割引等のサービス情報を記憶する記憶手段と、を備え、
前記レシート発行手段は、前記レシートの所定領域部分に値引または割引等のサービス情報を印字し発行することを特徴とするPOSシステム。 - 前記記憶手段は、前記レシートに固定で印字する少なくとも店名や住所等の個別印字情報と、変更する個別印字情報として前記値引または割引等のサービス情報とを区別して記憶し、
前記レシート発行手段は、前記区別された個別印字情報を前記レシートの所定領域部分に印字する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のPOSシステム。 - 前記レシート発行手段が前記個別印字情報を印字するレシートの所定領域部分は、単数領域あるいは複数領域である
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のPOSシステム。 - 顧客の購入対象の商品を登録する登録装置として第1コンピュータを機能させ、前記商品の登録データに基づいて顧客が自ら操作して精算処理を行う複数の会計装置として第2コンピュータを機能させる、POSシステムのプログラムであって、
前記第1コンピュータを、
前記顧客の精算処理が前記会計装置で行えるように前記登録データを送信する送信手段と、
少なくとも前記顧客が精算処理を行う会計装置を表示部に案内指示する案内手段と、として機能させ、
前記案内指示された会計装置としての第2コンピュータを、
前記登録データを受信する受信手段と、
前記登録データに基づいて前記商品の明細をレシートの所定領域部分に印字してレシートを発行するレシート発行手段と、
レシートの所定領域部分に印字するための個別印刷情報として、値引または割引等のサービス情報を記憶する記憶手段と、として機能させ、
前記レシート発行手段は、前記レシートの所定領域部分に値引または割引等のサービス情報を印字し発行するように機能させるためのプログラム。 - 顧客の購入対象の商品を登録する登録装置として第1コンピュータを機能させ、前記商品の登録データに基づいて顧客が自ら操作して精算処理を行う複数の会計装置として第2コンピュータを機能させ、前記登録装置と精算装置と通信回線を介して接続されたストアコントローラとして第3コンピュータを機能させる、POSシステムのプログラムであって、
前記第3コンピュータを、
前記顧客の精算処理が前記会計装置で行えるように前記登録データを送信する送信手段として機能させ、
前記第1コンピュータを、
少なくとも前記顧客が精算処理を行う会計装置を表示部に案内指示する案内手段として機能させ、
前記案内指示された会計装置としての第2コンピュータを、
前記登録データを受信する受信手段と、
前記登録データに基づいて前記商品の明細をレシートの所定領域部分に印字してレシートを発行するレシート発行手段と、
レシートの所定領域部分に印字するための個別印刷情報として、値引または割引等のサービス情報を記憶する記憶手段と、として機能させ、
前記レシート発行手段は、前記レシートの所定領域部分に値引または割引等のサービス情報を印字し発行するように機能させるためのプログラム。
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