JP2014081818A - 商品販売データ処理装置および携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子レシートサービスポイントを付加した電子レシートを提供することが可能とする。
【解決手段】電子レシートの受取を指定する客面表示部39の電子レシートボタン50と、この電子レシートボタン50が指定されると、電子レシートサービスポイントを付加した電子レシートデータを生成する。この電子レシートデータが赤外線通信ポート34を介して携帯端末100へ送信する。
【選択図】図5
【解決手段】電子レシートの受取を指定する客面表示部39の電子レシートボタン50と、この電子レシートボタン50が指定されると、電子レシートサービスポイントを付加した電子レシートデータを生成する。この電子レシートデータが赤外線通信ポート34を介して携帯端末100へ送信する。
【選択図】図5
Description
本発明の実施の形態は、POS(Point Of Sales:販売時点データ管理)端末等の商品販売データ処理装置および携帯端末に関する。
一般に、POS端末等の商品販売データ処理装置は、商品登録手段により顧客が購入した商品の販売データが登録され、続いて登録締め手段により1商取引として販売した商品の登録が宣言されると、その1商取引として販売した商品の商品名、単価、合計金額、取引日時、POS端末の操作責任者、取引番号及び店名等を印字したレシートを発行するレシート発行機能を有している。
このレシート発行機能により印字発行されるレシートは、通常、買物客に渡される。すると、買物客は、受け取ったレシートを見て商品の登録内容に間違いないかを確認する。しかし、買物客の中にはレシートを受け取ってもその内容を確認することなくすぐに捨ててしまう客がいた。特にコンビニエンスストア等ではその傾向が顕著であり、買物客によって捨てられた大量のレシートがゴミとして処分されていた。
そこで、このような店では、レシートを発行するか否かを選択可能な商品販売データ処理装置を使用し、レシートを要求する客に対してのみレシートを発行するようにして、ゴミとなるレシートの発行を抑えていた。
また、最近では買物客がレシートを印字された紙レシートで受け取る紙レシートでなくレシートを電子化したレシートを商品販売データ処理装置で生成して携帯端末で電子レシートを受信する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、POS端末と携帯端末とのデータの送受信を交互に操作するために顧客には負担がかかるという課題があった。
本発明の実施の形態は、電子レシートを送信することを可能とする商品販売データ処理装置および携帯端末を提供しようとするものである。
本発明の実施の形態に係る商品販売データ処理装置は、赤外線通信手段を備え、この赤外線通信手段の通信範囲内に位置する同一仕様の赤外線通信手段を搭載した携帯端末へ赤外線信号によるデータの送信が可能な商品販売データ処理装置において、1商取引として販売される商品の登録終了を宣言する登録締め手段と、この登録締め手段により商品登録終了が宣言されると1商取引のレシートデータを生成するレシートデータ生成手段と、このレシートデータ生成手段により生成された前記レシートデータをレシートに印刷発行する印刷レシート発行手段と、前記レシートデータを電子レシートデータに生成する電子レシート指定手段と、この電子レシート指定手段が指定されると前記レシートデータに電子レシートサービスポイントを付加した電子レシートデータを生成する電子レシートデータ生成手段と、この電子レシートデータ生成手段により生成された前記電子レシートデータが前記赤外線通信手段により前記携帯端末へ送信する電子レシートデータ送信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の実施の形態に係る携帯端末は、赤外線通信手段を備え、この赤外線通信手段の通信範囲内に位置する同一仕様の赤外線通信手段を搭載した商品販売データ処理装置から赤外線信号によるデータの受信が可能な携帯端末において、1商取引決済の電子レシートデータを前記商品販売データ処理装置の前記赤外線通信手段から受信する前記赤外線通信手段と、前記赤外線通信手段により受信した前記電子レシートデータを表示する表示部と、この表示部に表示された前記電子レシートデータを保存するか否かを入力する入力部と、前記電子レシートを保存する記録部と、を有することを特徴とする。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、商品販売データ処理装置として店舗において設置されている電子レシートシステムのPOS端末を用い、買物客が所有する買物時に携帯している携帯端末の内部メモリを使用し、POS端末と携帯端末とのデータ通信を近距離無線通信規格である赤外線通信機能を利用して無線で電子レシートの送受を行う場合である。
因みに、赤外線通信機能を利用した場合は、電話交換機や電話回線網等の電話施設を介して通信を行わないので通信料金がかからず、また通信相手を特定する際にも電話番号を使用しないので買物客のプライバシーを保つことができる。
図1は、本実施の形態における電子レシートシステム11の全体構成を示す概略図である。
図1に示すように、この電子レシートシステム11は、複数台のPOS端末12と1台のストアコンピュータ13とが、LAN(Local Area Network)などのネットワーク14を介して接続されている。
さらに、POS端末12と携帯端末100とは双方に形成された赤外線通信ポート34(図2参照)、104(図3参照)により赤外線通信を利用して必要に応じて接続されるようになっている。
POS端末12は、1商取引の決済処理された内容を示すレシートデータを印刷媒体に出力して印刷レシートを発行する印刷レシート発行手段を有するとともに、レシートデータを電子化した電子レシートを生成する電子レシート生成手段を有している。
なお、本実施の形態では、印刷媒体をレシート用紙とする。以後、レシートデータが印刷された印刷レシートを紙レシートとする。
図2は、本実施の形態におけるPOS端末12の要部構成を示すブロック図である。
図2に示すようにPOS端末12は、制御部本体を構成するCPU(Central Processing Unit)21を備えている。そして、このCPU21には、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、時計部24、通信コントローラ25、キーボードコントローラ26、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ27、表示コントローラ28、表示コントローラ29、プリンタコントローラ30、スキャナコントローラ31、カードリーダコントローラ32、I/O(Input・Output)ポート33、赤外線通信ポート34等の各構成要素を、アドレスバス、データバスなどのバスライン35により電気的に接続している。
そして、前記各コントローラ25、26、27、28、29、30、31、32には、キーボード36、HDD37、前面表示部38、客面表示部39、プリンタ40、スキャナ41、カードリーダ42を接続している。
また、前記I/Oポート33には、たとえば、預/現計キーなどの締めキーの登録締め手段を使用した場合に、I/Oポート33から出力される駆動信号によって開放動作するドロワ43が接続されている。
赤外線通信ポート34は、POS端末12で生成された電子レシートデータを赤外線信号により携帯端末100に赤外線通信を実行させることが可能となる。
ROM22には、主記憶部としてCPU21が実行するOS(Operating System)、コンピュータプログラムおよび電子レシート対応プログラム等の各種プログラム等の固定的データを予め格納記憶されている。
RAM23には、CPU21が商品販売データ処理を実行するための各種可変的データを記憶する際に一時的にデータやプログラムを記憶するためのワークメモリエリアが設けられている。
時計部24には、現在の日付、日時を計時されるようになっている。
通信コントローラ25は、有線または無線の伝送路を介してストアコンピュータ13との間でデータ通信を制御する。
キーボードコントローラ26は、キーボード36から操作されたキーに対応するキー信号を取り込みCPU21に入力させる。このキーボードコントローラ26には、テンキー、PLU(Price Look Up)キー、小計キー、1取引の代金を決済する締めを宣言する登録締め手段である預/現計キー等が配設されたPOS端末専用のキーボード36が接続されている。
HDDコントローラ27は、CPU21などからの指令に応じてHDD37の所定領域に記憶格納されている各種ファイルなどを読み出し、前記バスライン35から受け取った各種ファイルなどをHDD37の所定領域に記憶格納するために、前記HDD37に対するデータなどの読み書きの制御を行う。これら各種ファイルは、POS端末12の起動時にその全部又は一部がRAM23にコピーされてCPU21にアクセスされる。CPU21は、OS,コンピュータプログラムに従って商品販売データ処理を実行する。
表示コントローラ28は、前面表示部38の画面表示を駆動制御するもので、前面表示部38は、当該POS端末12のオペレータであるキャッシャに対して販売商品の商品名、単価、小計金額、合計金額、預かり金額および電子レシートサービスポイント等を表示するものである。
表示コントローラ29は、客面表示部39の画面表示を駆動制御するもので、客面表示部39は、商品を購入した会員に対して販売商品の商品名、単価、小計金額、合計金額、預かり金額および電子レシートサービスポイント等を表示するものである。この表示コントローラ29は、客面表示部29の表示部上に設けられているタッチパネルセンサーを制御しタッチ位置に対応した信号を取り込むタッチパネルコントローラの機能を有する。また、客面表示部39の画面には、図4に示すように、電子レシートを指定する電子レシートボタン50を案内とともに表示するようになっている。
プリンタコントローラ30は、プリンタ40の駆動を制御してCPU21から供給されるレシートデータをもとに、レシート用紙に1取引の取引明細データを印字して紙レシートを発行するものである。プリンタコントローラ30、プリンタ40およびCPU21によって、本実施の形態のレシート印字発行手段が構成されている。
スキャナコントローラ31は、スキャナ41で読み取られた商品コードの信号を取り込みCPU21に入力するものである。スキャナ41は、商品に付けられたバーコードを読み取るものである。各商品には、その商品の商品データである固有の商品コードを示すバーコードがつけられている。ここに、スキャナコントローラ31、スキャナ41およびCPU21は、商品データ入力手段として機能する。なお商品コードは、PLUコードとしてキーボード36のテンキーとPLUキーにより入力することも可能となる。
カードリーダコントローラ32は、カードリーダ42により会員カードのカードデータの読み取られたデータ信号、たとえば、会員コードを取り込みCPU21に入力する。カードリーダ42は、前記会員カードに記録された会員コードを含むカードデータを読取るものである。ここに、 カードリーダコントローラ32、カードリーダ42およびCPU21は、会員データ入力手段として機能する。
会員カードは、会員となった会員がそれぞれ所有する記憶媒体であり、その記憶媒体には少なくとも当該会員の会員データである会員コードおよび電子レシートサービスポイント等が記憶されている。
なお、会員カードの種類は特に限定されるものではなく、磁気カード、ICカード等であってもよい。ちなみに、磁気カードの場合には、磁気カードリーダライタがカードリーダ41、カードリーダコントローラ32として機能する。また、ICカードの場合には、ICカードリーダライタがカードリーダコントローラ32として機能する。
CPU21は、カードリーダ41により会員カードに記録されている会員コードおよび電子レシートサービスポイント等を読取りカードリーダコントローラ32により入力された各データを前記ストアコンピュータ13の図示しない会員ファイルに転送するようになっている。また、カードリーダ41により会員カードに記録されている会員コードおよび電子レシートサービスポイント等を読取りカードリーダコントローラ32によりRAM23の図示しない会員メモリに一時記憶されるようになっている。
図3は、携帯端末100のハードウェアの要部構成を示すブロック図である。
携帯端末100は、POS端末12の赤外線通信ポート34により、電子レシートデータの受信処理する機能を有している。すなわち携帯端末100は、POS端末12から電子レシートデータの明細をダウンロードすることにより電子レシートの明細を表示部106で閲覧できるようになっている。
図3に示すように、携帯端末100は、制御部本体を構成するCPU101を備えている。そして、このCPU101には、ワークメモリ102、記録部103、赤外線通信ポート104、非接触ICカードメモリ105、表示部106、入力部107および公衆網接続インターフェース108等で構成されている。
ワークメモリ102は、各種プログラムを演算等のために一時的に記憶するための領域である。
記録部103は、各種のプログラムやデータ等が記録される不揮発性の領域である。
赤外線通信ポート104は、POS端末12と赤外線信号による通信を行う赤外線通信手段として機能する。
非接触ICカードメモリ105は、赤外線通信ポート104を介して送受する情報を格納する。
表示部106は、電子レシート等の閲覧画面等を表示する。
入力部107は、携帯端末100を操作するための各種キーを配置している。
公衆網接続インターフェース108は、インターネットを介して他の機器と通信を行う通信手段として機能する。
記録部103には、Web上に公開されている各種コンテンツを表示部106で閲覧するためのWebブラウザの他、電子レシート対応プログラムP1がインストールされている。電子レシート対応プログラムP1は、商取引の決済後に生成される電子レシートをPOS端末12から携帯端末100が受け取り表示するためのプログラムである。
電子レシート対応プログラムP1は、たとえば、インターネットを介して記録部103にダウンロードすることが可能である。そして、この電子レシート対応プログラムP1を記録部103にダウンロードすることによって電子レシート保存領域A1が記録部103に形成される。
赤外線通信ポート104における赤外線通信機能の規格としては、POS端末12と共通するたとえば、Irda等が採用されている。
図5は、本実施の形態に係るPOS端末11のCPU21が実行する1商取引の商品販売データ処理のステップを示すフローチャートである。
まず、CPU21は、商品の販売データが商品登録されるのを待機する(ステップST11)。たとえば、キーボード36の置数キーと乗算キーとにより乗数が入力され、続いてスキャナ41により商品コードのバーコードがスキャニング入力されると(ステップST11のYES)、CPU21は、商品販売データ登録処理を実行する(ステップST12)。
この商品販売データ登録処理は、スキャナ41により入力された商品コードに対応してプリセットされている単価をたとえば、図示しない商品データテーブルから読出し、この単価に販売点数を乗算して販売金額を算出する。そして、この販売点数及び販売金額を当該商品コードが設定されている商品の販売点数及び販売金額としてRAM23の図示しない商品登録メモリに登録する処理である(商品登録手段)。さらに、前記商品販売データ登録処理した商品コードに対応して、商品名、販売点数および販売金額等からなる登録商品明細データをRAM23の図示しない取引メモリに登録順に格納する。
次に、CPU21は、たとえば、図4に示すように、客面表示部39に商品名、単価、販売点数、販売金額、合計金額等および電子レシートボタン50とその案内について表示させる(ステップST13)。
次に、CPU21は、1商取引決済の登録締めが宣言されるのを待機する(ステップST14)。そして、登録締めが宣言されていない場合には(ステップST14のNO)、ステップST11に戻り、次の商品登録を待機する。
CPU21は、たとえば、預/現計キーの入力を検知すると(ステップST14のYES)、1商取引決済の登録終了が宣言されると(登録締め手段)、商品登録締め処理を実行する(ステップST15)。
この商品登録締め処理は、現金取引の決済の場合、預かり金額から合計金額を減算して釣銭額を算出し、店面表示部38および客面表示部39に表示させる処理を行い、決済を完了した当該商取引の小計金額、税額、合計金額、預かり金額、釣銭額等からなる決済明細データをRAM23の図示しない取引メモリに格納する。
CPU21は、決済が完了すると、客面表示部39の電子レシートボタン50がタッチ操作されているか否かを判断する(ステップST16)。電子レシートボタン50が指定されない場合には、(ステップST16のNO)、電子レシート発行対象の取引でないので、従来と同様のレシート用紙に印字し紙レシート発行処理を行う。すなわち、RAM23の取引メモリに格納された登録商品明細データおよび決済明細データ等に基づいてレシートデータを生成し、生成された前記レシートデータをRAM23のメモリに格納される(ステップST17)。そして、CPU21は、このレシートデータをプリンタコントローラ30からプリンタ40に出力してレシートの印字発行を実行する(ステップST18)。
その後、CPU21は、I/Oポート33から駆動信号を出力してドロワ43を自動開放させて(ステップST23)、この1商取引を終了する。
一方、客面表示部39の電子レシートボタン50が指定されると(ステップST16のYES)、CPU21は、電子レシート発行対象の取引であることを示すメッセージ「電子レシート取引」と「携帯端末の赤外線通信の赤外線受信をONにしてPOS端末に近接してください」を客面表示部39に表示させる(ステップST19)。
一方、客面表示部39の電子レシートボタン50が指定されると(ステップST16のYES)、CPU21は、電子レシート発行対象の取引であることを示すメッセージ「電子レシート取引」と「携帯端末の赤外線通信の赤外線受信をONにしてPOS端末に近接してください」を客面表示部39に表示させる(ステップST19)。
次に、CPU21は、前記ステップST17で生成したレシートデータに電子レシートサービスポイントを付加した電子レシートデータを生成し、RAM23の図示しない電子レシートメモリに格納する(ステップST20)。ここでは、紙レシートを発行しないのでエコポイントとして電子レシートサービスポイントを付加するようになっている。
CPU21は、当該商取引は、電子レシート発行対象なので赤外線通信対応の携帯端末100が接続されるのを待機する(ステップST21)。そして、赤外線信号の到達距離内に位置する範囲内に買物客が所有する携帯端末100と当該POS端末12との赤外線接続が確立すると(ステップST21のYES)、CPU21は、ステップST20で生成した電子レシートデータを赤外線通信ポート34から携帯端末100の赤外線通信ポート104へ送信する(ステップST22:電子レシートデータ送信手段)。
その後、CPU21は、I/Oポート33から駆動信号を出力してドロワ43を自動開放させて(ステップST23)、この1商取引を終了する。
図6は、本実施の形態に係る携帯端末100のCPU101が電子レシート対応プログラムP1に基づき実行される電子レシート受信処理のステップを示すフローチャートである。
図6は、本実施の形態に係る携帯端末100のCPU101が電子レシート対応プログラムP1に基づき実行される電子レシート受信処理のステップを示すフローチャートである。
先ず、CPU101は、赤外線通信ポート104を介してPOS端末12との赤外線通信が接続されるのを待機する(ステップST111)。
携帯端末100を所有する買物客は、購入した商品の販売データがPOS端末12に登録され、登録締め手段により1商取引決済し、電子レシートボタン50を指定したならば、携帯端末100の赤外線通信ポート104の赤外線受信をONにして当該POS端末12に近づける。そうすると、携帯端末100とPOS端末12との間で、互いの赤外線通信ポート34、104を介して信号が授受されて赤外線回線が接続される。
POS端末12と携帯端末100の赤外線通信回線が接続されると、CPU101は、POS端末12からの赤外線信号により電子レシートデータをダウンロードする(ステップST112)。
CPU21は、ダウンロードされた電子レシートデータをワークメモリ102に一時的に格納する(ステップST113)。
次に、CPU101は、ダウンロードされた電子レシートの内容を表示部106に表示する(ステップST114)。
その後、CPU101は、確認入力を待つ(ステップST115)。入力部107を介して確認した旨が入力されると(ステップST115のYES)、CPU101は、電子レシートのデータを携帯端末100内に保存するかどうかを表示部106の画面を表示する(ステップST116)。
そして、入力部107の入力により保存する旨入力された場合には(ステップST117のYES)、CPU101は、ワークメモリ102に格納している電子レシートのデータを記録部103の電子レシート保存領域A1に保存する(ステップST118)。
そして、CPU101は、ワークメモリ102内の電子レシートのデータをクリアしたならば(ステップST119)、CPU101は、この電子レシート対応プログラムP1を終了させる。
一方、ステップST117にて入力部107の入力により保存しない旨が入力された場合には(ステップST117のNO)、CPU101は、ワークメモリ102内の電子レシートのデータをクリアしたならば(ステップST119)、CPU101は、この電子レシート対応プログラムP1を終了させる。
このように本実施の形態によれば、携帯端末100の簡単な操作により電子レシートを利用することによって、紙にて印字発行されるレシートの無駄を極力減らすことが可能となる。
また買物客が電子レシートを利用することでエコポイントである電子レシートサービスポイントを付与されるため積極的に電子レシートを利用することにより紙資源の省力化につながる。
また商取引決済の記録を電子レシートで受け取ることが可能な携帯端末100において、携帯端末100の記録部103に電子レシートを保存することで、簡単にパソコンに転送することにより家計簿を作成することが可能となる。
なお、この発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
本実施の形態において、携帯端末としては、携帯電話、スマートホンおよびタブレット端末などにより利用することが可能である。
また、会員カードに買物時に付与されるポイントと電子レシートサービスポイントとを合算して記録するようにしてもよい。
本発明は前記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。たとえば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を組み合わせてもよい。
11…電子レシートシステム、12…POS端末、13…ストアコンピュータ、21、101…CPU、22…ROM、23…RAM、34、104…赤外線通信ポート、36…キーボード、37…前面表示部、38…客面表示部、39…プリンタ、40…スキャナ、41…カードリーダ、100…携帯端末、103…記録部、106…表示部、107…入力部、P1…電子レシート対応プログラム、A1…電子レシート保存領域。
Claims (3)
- 赤外線通信手段を備え、この赤外線通信手段の通信範囲内に位置する同一仕様の赤外線通信手段を搭載した携帯端末へ赤外線信号によるデータの送信が可能な商品販売データ処理装置において、
1商取引として販売される商品の登録終了を宣言する登録締め手段と、
この登録締め手段により商品登録終了が宣言されると1商取引のレシートデータを生成するレシートデータ生成手段と、
このレシートデータ生成手段により生成された前記レシートデータをレシートに印刷発行する印刷レシート発行手段と、
前記レシートデータを電子レシートデータに生成する電子レシート指定手段と、
この電子レシート指定手段が指定されると前記レシートデータに電子レシートサービスポイントを付加した電子レシートデータを生成する電子レシートデータ生成手段と、
この電子レシートデータ生成手段により生成された前記電子レシートデータが赤外線通信手段により前記携帯端末へ送信する電子レシートデータ送信手段と、
を備えたことを特徴とする商品販売データ処理装置。 - 赤外線通信手段を備え、この赤外線通信手段の通信範囲内に位置する同一仕様の赤外線通信手段を搭載した携帯端末へ赤外線信号によるデータの送信が可能な商品販売データ処理装置において、
客面表示部と、
1商取引として販売される商品の登録終了を宣言する登録締め手段と、
この登録締め手段により商品登録終了が宣言されると1商取引のレシートデータを生成するレシートデータ生成手段と、
このレシートデータ生成手段により生成された前記レシートデータをレシートに印刷発行する印刷レシート発行手段と、
前記客面表示部に電子レシート指定手段を表示する電子レシート指定表示手段と、
この電子レシート指定表示手段により表示された前記電子レシート指定手段が指定されると前記レシートデータに電子レシートサービスポイントを付加した電子レシートデータを生成する電子レシートデータ生成手段と、
この電子レシートデータ生成手段により生成された前記電子レシートデータを前記客面表示部に表示させる電子レシートデータ表示手段と、
前記電子レシートデータを赤外線通信手段により前記携帯端末へ送信する電子レシートデータ送信手段と、
を備えたことを特徴とする商品販売データ処理装置。 - 赤外線通信手段を備え、この赤外線通信手段の通信範囲内に位置する同一仕様の赤外線通信手段を搭載した商品販売データ処理装置から赤外線信号によるデータの受信が可能な携帯端末において、
1商取引の電子レシートデータを前記商品販売データ処理装置の前記赤外線通信手段から受信する前記赤外線通信手段と、
前記赤外線通信手段により受信した前記電子レシートデータを表示する表示部と、
この表示部に表示した前記電子レシートデータを保存するか否かを入力する入力部と、
この入力部により前記電子レシートデータの保存が入力されると前記電子レシートデータを保存する記録部と、
を備えたことを特徴とする携帯端末。
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