JP2004062347A - Usbデバイスおよびusbシステム - Google Patents
Usbデバイスおよびusbシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004062347A JP2004062347A JP2002217245A JP2002217245A JP2004062347A JP 2004062347 A JP2004062347 A JP 2004062347A JP 2002217245 A JP2002217245 A JP 2002217245A JP 2002217245 A JP2002217245 A JP 2002217245A JP 2004062347 A JP2004062347 A JP 2004062347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- usb
- usb device
- identification information
- host
- device identification
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Information Transfer Systems (AREA)
Abstract
【課題】USBデバイスに対して1台ずつ異なるシリアル番号を割り当てることなく、ホストがUSBデバイスを正常に識別することができるUSBデバイスを提供する。
【解決手段】USB7によってUSBホスト6と接続されたUSBデバイス5であって、USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する受信器2と、受信器2によって受信された要求コマンドに応じて、USBデバイス5に付与されたシリアル番号4に基づいてUSBデバイス識別情報を生成する識別情報生成器1と、USBデバイス識別情報生成器1によって生成されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へ送信する送信器3とを具備することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】USB7によってUSBホスト6と接続されたUSBデバイス5であって、USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する受信器2と、受信器2によって受信された要求コマンドに応じて、USBデバイス5に付与されたシリアル番号4に基づいてUSBデバイス識別情報を生成する識別情報生成器1と、USBデバイス識別情報生成器1によって生成されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へ送信する送信器3とを具備することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、USBのデバイス機能を有するUSBデバイスおよびUSBシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
USB(Universal Serial Bus)においては、1台のホストにより、USBによって接続されているすべてのUSBデバイスを管理する。そのため、接続されたUSBデバイスをホスト側で識別するために、USBデバイスにはデバイスを特定するための識別情報が保持されている。
【0003】
デバイス識別情報取得要求コマンドをUSBデバイスがホストから受信すると、USBデバイスは自己の識別情報をホストに対して送信する。ホスト側は、USBデバイスから送信された識別情報によって、接続されたUSBデバイスが何であるかを特定する。
【0004】
USBデバイスが保持する識別情報には、製造者を示すベンダーID、製品の型番を示すプロダクトID、機器固有のシリアル番号が含まれている。同一型番のUSBデバイスでは、同一のベンダーID、同一のプロダクトIDを識別情報として保持するため、同一型番のUSBデバイスを複数台ホストに接続した場合には、ホストは、接続されたUSBデバイスをシリアル番号によって識別する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、USBの規格においてシリアル番号をUSBデバイスが保持することは必須ではないために、シリアル番号を1台ずつ変更してUSBデバイスに付与するためのコストの問題上、1台ずつ変更したシリアル番号が付与されず、シリアル番号が同一であるUSBデバイス、もしくはシリアル番号を保持していないUSBデバイスが存在している。
【0006】
このように、シリアル番号が同一であり、かつ型番も同一であるUSBデバイス、もしくはシリアル番号を保持しておらず、かつ型番が同一であるUSBデバイスが複数台ホストに接続されると、シリアル番号によっては、接続されたUSBデバイスをホストが識別することができず、全く同一のUSBデバイスとして誤った識別を行い、接続されたUSBデバイスが正常に動作しないという問題がある。
【0007】
本発明は係る問題を解決するためになされたものであり、その目的は、同一型番のUSBデバイスを複数台ホストに接続する場合に、USBデバイスに対して1台ずつ異なるシリアル番号を割り当てることなく、またホスト側で対応することなく、ホストがUSBデバイスを正常に識別することができるUSBデバイスおよびUSBシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために本発明に係るUSBデバイスは、USBによってUSBホストと接続されたUSBデバイスであって、前記USBデバイスを識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドを前記USBホストから受信する受信器と、前記受信器によって受信された前記要求コマンドに応じて、前記USBデバイスに付与されたシリアル番号に基づいて前記USBデバイス識別情報を生成するUSBデバイス識別情報生成器と、前記USBデバイス識別情報生成器によって生成された前記USBデバイス識別情報を前記USBホストへ送信する送信器とを具備することを特徴とする。
【0009】
本発明に係るUSBシステムは、USBホストとUSBによって前記USBホストと接続された第1USBデバイスを具備するUSBシステムであって、前記第1USBデバイスは、前記第1USBデバイスを識別するための第1USBデバイス識別情報を要求する第1要求コマンドを前記USBホストから受信する第1受信器と、前記第1受信器によって受信された前記第1要求コマンドに応じて、前記第1USBデバイスに付与された第1シリアル番号と前記USBホストが前記第1USBデバイスに対して割り当てた第1アドレス番号とに基づいて前記第1USBデバイス識別情報を生成する第1USBデバイス識別情報生成器と、前記第1USBデバイス識別情報生成器によって生成された前記第1USBデバイス識別情報を前記USBホストへ送信する第1送信器とを有していることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る他のUSBデバイスは、USBによってUSBホストと接続されたUSBデバイスであって、前記USBデバイスを識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドを前記USBホストから受信する受信器と、前記受信器によって受信された前記要求コマンドに応じて、前記USBデバイスに付与されたシリアル番号と前記USBホストが前記USBデバイスに対して割り当てたアドレス番号とのいずれかを前記USBデバイス識別情報として選択するUSBデバイス識別情報選択器と、前記USBデバイス識別情報選択器によって選択された前記シリアル番号と前記アドレス番号とのいずれかを前記USBデバイス識別情報として前記USBホストへ送信する送信器とを具備することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係るUSBデバイスにおいては、USBデバイスを識別するためのUSBデバイス識別情報がUSBデバイスに付与されたシリアル番号に基づいて生成される。このため、同一の型番のUSBデバイスに互いに同一のシリアル番号が付与されていても、各USBデバイスごとに互いに異なるUSBデバイス識別情報を生成することができる。その結果、同一型番のUSBデバイスを複数台USBホストに接続することができる。
【0012】
前記USBデバイス識別情報生成器は、任意の乱数に基づいて前記USBデバイス識別情報を生成することが好ましい。
【0013】
前記USBデバイス識別情報生成器は、前記シリアル番号と前記乱数とを結合させることによって前記USBデバイス識別情報を生成することが好ましい。
【0014】
前記USBデバイスは、前記乱数を発生させる乱数発生手段をさらに具備していることが好ましい。
【0015】
前記USBデバイス識別情報生成器は、前記USBデバイスの製造業者または販売納入業者を特定するベンダーIDと前記USBデバイスの種類を特定するプロダクトIDとに基づいて前記USBデバイス識別情報を生成することが好ましい。
【0016】
前記USBデバイスは、前記シリアル番号と前記ベンダーIDと前記プロダクトIDとが格納されるメモリ領域を有していることが好ましい。
【0017】
本発明に係るUSBシステムにおいては、第1USBデバイスを識別するための第1USBデバイス識別情報が、第1USBデバイスに付与された第1シリアル番号とUSBホストが第1USBデバイスに対して割り当てた第1アドレス番号とに基づいて生成される。このため、同一の型番のUSBデバイスに互いに同一のシリアル番号が付与されていても、各USBデバイスごとに互いに異なるUSBデバイス識別情報を生成することができる。その結果、同一型番のUSBデバイスを複数台USBホストに接続することができる。
【0018】
前記第1USBデバイスは、前記第1アドレス番号を格納するための第1アドレスレジスタをさらに有していることが好ましい。
【0019】
前記USBシステムは、前記USBによって前記USBホストと接続された第2USBデバイスをさらに具備しており、前記第2USBデバイスは、前記第2USBデバイスを識別するための第2USBデバイス識別情報を要求する第2要求コマンドを前記USBホストから受信する第2受信器と、前記第2受信器によって受信された前記第2要求コマンドに応じて、前記第2USBデバイスに付与された第2シリアル番号と前記USBホストが前記第2USBデバイスに対して割り当てた第2アドレス番号とに基づいて前記第2USBデバイス識別情報を生成する第2USBデバイス識別情報生成器と、前記第2USBデバイス識別情報生成器によって生成された前記第2USBデバイス識別情報を前記USBホストへ送信する第2送信器とを有していることが好ましい。
【0020】
前記第2USBデバイスは、前記第2アドレス番号を格納するための第2アドレスレジスタをさらに有していることが好ましい。
【0021】
前記第1USBデバイスに付与された前記第1シリアル番号と前記第2USBデバイスに付与された前記第2シリアル番号とは、互いに同一になっており、前記USBホストが前記第1USBデバイスに対して割り当てる前記第1アドレス番号と前記USBホストが前記第2USBデバイスに対して割り当てる前記第2アドレス番号とは、互いに異なっていることが好ましい。
【0022】
前記第1受信器は、前記第1アドレス番号を前記USBホストから受信して前記第1アドレスレジスタに格納することが好ましい。
【0023】
前記第1USBデバイス識別情報生成器は、前記第1シリアル番号と前記第1アドレス番号とを結合させることによって前記第1USBデバイス識別情報を生成することが好ましい。
【0024】
本発明に係る他のUSBデバイスにおいては、USBデバイスに付与されたシリアル番号とUSBホストがUSBデバイスに対して割り当てたアドレス番号とのいずれかがUSBデバイス識別情報としてUSBホストへ送信される。このため、シリアル番号を記録したROMの接続の有無に応じて、シリアル番号とアドレス番号とのいずれかをUSBデバイス識別情報として選択することができる。
【0025】
前記USBデバイスは、前記シリアル番号が格納される記録デバイスをさらに具備していることが好ましい。
【0026】
前記USBデバイスは、前記アドレス番号を格納するためのアドレスレジスタをさらに具備していることが好ましい。
【0027】
前記USBデバイスは、USB形式のデータとATAPI形式のデータとを相互に変換するATAPIブリッジをさらに具備しており、前記USBデバイスは、前記ATAPI形式のデータに基づいて動作するATAPIデバイスと前記ATAPIブリッジを介して接続されていることが好ましい。
【0028】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るUSBシステム100の構成を示すブロック図である。USBシステム100は、USBホスト6とUSB7によってUSBホスト6と接続されたUSBデバイス5とを備えている。USBホスト6は、パーソナルコンピュータによって構成されている。USBホスト6には、USBポート26および27が設けられている。USBポート26には、USB7が接続されている。
【0030】
USBデバイス5は、USBインターフェース(I/F)チップ13を有している。USBI/Fチップ13は、受信器2を有している。受信器2は、USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する。
【0031】
USBI/Fチップ13は、メモリ11を有している。メモリ11には、USBデバイス5を識別するための識別情報31が格納されている。識別情報31には、USBデバイス5の製造業者または販売納入業者を特定するベンダーID9とUSBデバイス5の型番を特定するプロダクトID10とシリアル番号4とが含まれている。シリアル番号4は、USBの規格においてシリアル番号をUSBデバイス5が保持することは必須ではないために、シリアル番号を1台ずつ変更してUSBデバイスに付与するためのコストの問題上、同一のプロダクトID10を有するUSBデバイス5に付与されたシリアル番号4は互いに同一になっている。
【0032】
USBI/Fチップ13には、識別情報生成器1が設けられている。識別情報生成器1は、受信器2によって受信された要求コマンドに応じて、USBデバイス5に付与されたシリアル番号4に基づいてUSBデバイス識別情報を生成する。
【0033】
USBI/Fチップ13は、送信データ格納領域30を有している。送信データ格納領域30には、識別情報生成器1によって生成されたUSBデバイス識別情報が格納される。USBI/Fチップ13には、アドレスレジスタ12が設けられている。アドレスレジスタ12には、USBホスト6がUSBデバイス5に対して割り当てたアドレス番号が格納される。
【0034】
USBI/Fチップ13は、送信データ格納領域30に格納されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へ送信するために設けられた転送開始レジスタ29を有している。USBI/Fチップ13には、USBデバイス5の全体の動作を制御するためのCPU28が設けられている。
【0035】
USBI/Fチップ13は、乱数発生器8を有している。乱数発生器8は、識別情報生成器1がUSBデバイス識別情報を生成するための任意の乱数を発生する。
【0036】
USBI/Fチップ13には、送信器3が設けられている。送信器3は、識別情報生成器1によって生成されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へ送信する。
【0037】
このように構成されたUSBシステム100の動作を説明する。図2は、実施の形態1に係るUSBシステム100に設けられたUSBデバイス5の動作を示すフローチャートである。メモリ11に格納されている識別情報31の値として、ベンダーID9の値は「1111」であり、プロダクトID10の値は「2222」であり、シリアル番号4の値は「0000」であるとして説明する。
【0038】
まず、受信器2は、USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する(ステップS1)。そして、識別情報生成器1は、メモリ11に格納されたベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのいずれかを読み出す(ステップS2)。次に、識別情報生成器1は、メモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4であるか否かを判断する(ステップS3)。
【0039】
メモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4でないと判断したときは(ステップS3においてNO)、識別情報生成器1は、メモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を送信データ格納領域30へ書き込む(ステップS6)。
【0040】
メモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4であると識別情報生成器1が判断したときは(ステップS3においてYES)、乱数発生器8は任意の乱数をソフトウェア処理によって発生する。乱数発生器8によって発生した乱数の値は「33」であるとする(ステップS4)。その後、識別情報生成器1は、メモリ11から読み出したシリアル番号の値「0000」と乱数発生器8によって発生した乱数の値は「33」とを結合した値「330000」を送信データ格納領域30へ書き込む(ステップS5)。
【0041】
メモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を送信データ格納領域30へ書き込んだとき(ステップS6)、またはメモリ11から読み出したシリアル番号の値と乱数発生器8によって発生した乱数の値とを結合した値を送信データ格納領域30へ書き込んだとき(ステップS5)は、ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてをメモリ11から読み出したか否かを判断する(ステップS7)。ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてを未だメモリ11から読み出していないと判断したときは(ステップS7においてNO)、ステップS2へ戻る。
【0042】
ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてをメモリ11から読み出したと判断したときは(ステップS7においてYES)、送信器3は、転送開始レジスタ29をセットすることにより、送信データ格納領域30に書き込まれたベンダーID9(「1111」)、プロダクトID10(「2222」)およびシリアル番号(「330000」)をUSBデバイス識別情報としてUSBホスト6へ送信する(ステップS8およびステップS9)。
【0043】
以上のように実施の形態1によれば、USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報がUSBデバイス5に付与されたシリアル番号4に基づいて生成される。このため、同一の型番のUSBデバイス5に互いに同一のシリアル番号4が付与されていても、各USBデバイス5ごとに互いに異なるUSBデバイス識別情報を生成することができる。その結果、同一型番のUSBデバイス5を複数台USBホスト6に接続することができる。
【0044】
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2に係るUSBシステム100Aの構成を示すブロック図である。図1および図2を参照して前述したUSBシステム100の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0045】
USBシステム100Aは、USBホスト6とUSB7によってそれぞれ接続された2台のUSBデバイス5とを備えている。USBホスト6は、パーソナルコンピュータによって構成されている。USBホスト6は、USBポート26および27を有している。USBポート26にはUSB7を介して一方のUSBデバイス5が接続されており、USBポート27にはUSB7を介して他方のUSBデバイス5が接続されている。
【0046】
各USBデバイス5は、USBインターフェース(I/F)チップ13をそれぞれ有している。各USBI/Fチップ13は、受信器2をそれぞれ有している。各受信器2は、各USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6からそれぞれ受信する。
【0047】
各USBI/Fチップ13は、メモリ11をそれぞれ有している。各メモリ11には、各USBデバイス5を識別するための識別情報31がそれぞれ格納されている。識別情報31には、USBデバイス5の販売納入業者を特定するベンダーID9とUSBデバイス5の型番を特定するプロダクトID10とシリアル番号4とがそれぞれ含まれている。各USBデバイス5の型番は互いに同一であるため、各プロダクトID10の値は互いに同一である。
【0048】
シリアル番号4は、USBの規格においてシリアル番号をUSBデバイス5が保持することは必須ではないために、シリアル番号を1台ずつ変更してUSBデバイスに付与するためのコストの問題上、同一のプロダクトID10を有するUSBデバイス5に付与されたシリアル番号4は互いに同一になっている。
【0049】
各USBI/Fチップ13には、識別情報生成器1がそれぞれ設けられている。各識別情報生成器1は、各受信器2によってそれぞれ受信された要求コマンドに応じて、各USBデバイス5にそれぞれ付与されたシリアル番号4に基づいてUSBデバイス識別情報をそれぞれ生成する。
【0050】
各USBI/Fチップ13には、送信データ格納領域30がそれぞれ設けられている。各送信データ格納領域30には、各識別情報生成器1によって生成されたUSBデバイス識別情報がそれぞれ格納される。各USBI/Fチップ13は、アドレスレジスタ12をそれぞれ有している。各アドレスレジスタ12には、USBホスト6が各USBデバイス5に対して割り当てたアドレス番号がそれぞれ格納される。各USBI/Fチップ13は、各送信データ格納領域30に格納されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へ送信するために設けられた転送開始レジスタ29をそれぞれ有している。各USBI/Fチップ13には、USBデバイス5の全体の動作を制御するためのCPU28がそれぞれ設けられている。
【0051】
各USBI/Fチップ13には、送信器3がそれぞれ設けられている。各送信器3は、識別情報生成器1によって生成されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へそれぞれ送信する。
【0052】
このように構成されたUSBシステム100Aの動作を説明する。図4は、実施の形態2に係るUSBシステム100Aに設けられたUSBデバイス5の動作を示すフローチャートである。各メモリ11にそれぞれ格納されている識別情報31の値として、各ベンダーID9の値は「1111」であり、各プロダクトID10の値は「2222」であり、各シリアル番号4の値は「0000」であるとして説明する。
【0053】
USBホスト6の電源が投入されると、USBホスト6は、一方のUSBデバイス5と他方のUSBデバイス5とに互いに異なるアドレス番号、例えば、アドレス番号「01」およびアドレス番号「02」をそれぞれ送信する。一方のUSBデバイス5は、USBホスト6から送信されたアドレス番号「01」を一方のアドレスレジスタ12へ格納し、他方のUSBデバイス5は、USBホスト6から送信されたアドレス番号「02」を他方のアドレスレジスタ12へ格納する。
【0054】
次に、一方のUSBデバイス5に設けられた受信器2は、一方のUSBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する(ステップS1)。そして、一方のUSBデバイス5に設けられた識別情報生成器1は、一方のメモリ11に格納されたベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのいずれかを読み出す(ステップS2)。次に、一方の識別情報生成器1は、一方のメモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4であるか否かを判断する(ステップS3)。
【0055】
一方のメモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4でないと判断したときは(ステップS3においてNO)、一方の識別情報生成器1は、一方のメモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を一方の送信データ格納領域30へ書き込む(ステップS6)。
【0056】
一方のメモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4であると判断したときは(ステップS3においてYES)、一方の識別情報生成器1は一方のアドレスレジスタ12に格納されたアドレス番号の値「01」を取得する(ステップS11)。そして、一方の識別情報生成器1は、一方のメモリ11から読み出したシリアル番号の値「0000」と一方のアドレスレジスタ12から取得したアドレス番号の値「01」とを結合した値「010000」を送信データ格納領域30へ書き込む(ステップS12)。
【0057】
一方のメモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を送信データ格納領域30へ書き込んだとき(ステップS6)、またはメモリ11から読み出したシリアル番号の値とアドレスレジスタ12から取得したアドレス番号の値とを結合した値を送信データ格納領域30へ書き込んだとき(ステップS12)は、ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてを一方のメモリ11から読み出したか否かを判断する(ステップS7)。ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてを未だメモリ11から読み出していないと判断したときは(ステップS7においてNO)、ステップS2へ戻る。
【0058】
ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてをメモリ11から読み出したと判断したときは(ステップS7においてYES)、一方の送信器3は、一方の転送開始レジスタ29をセットすることにより、送信データ格納領域30に書き込まれたベンダーID9(「1111」)、プロダクトID10(「2222」)およびシリアル番号(「010000」)をUSBデバイス識別情報としてUSBホスト6へ送信する(ステップS8およびステップS9)。
【0059】
他方のUSBデバイス5も前述した一方のUSBデバイス5と同様に動作する。他方のUSBデバイス5に設けられた識別情報生成器1は、他方のメモリ11から読み出したシリアル番号の値「0000」と他方のアドレスレジスタ12から取得したアドレス番号の値「02」とを結合した値「020000」を送信データ格納領域30へ書き込む。他方のUSBデバイス5に設けられた送信器3は、他方の転送開始レジスタ29をセットすることにより、送信データ格納領域30に書き込まれたベンダーID9(「1111」)、プロダクトID10(「2222」)およびシリアル番号(「020000」)をUSBデバイス識別情報としてUSBホスト6へ送信する。
【0060】
アドレス番号はUSBホスト6に接続されたUSBデバイス5間では同一になることはないため、同一型番で同一のシリアル番号(この場合、「0000」)を有する複数台のUSBデバイス5をUSBホスト6に接続した場合でも、各USBデバイス5がそれぞれ保持するシリアル番号に、UBSホスト6から割り当てられたアドレス番号を付加して新たなシリアル番号を生成することにより、シリアル番号が同一になることはない。
【0061】
以上のように実施の形態2によれば、USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報が、USBデバイス5に付与されたシリアル番号とUSBホスト6がUSBデバイス5に対して割り当てたアドレス番号とに基づいて生成される。このため、同一の型番のUSBデバイス5に互いに同一のシリアル番号が付与されていても、各USBデバイス5ごとに互いに異なるUSBデバイス識別情報を生成することができる。その結果、同一型番のUSBデバイス5を複数台USBホスト6に接続することができる。
【0062】
(実施の形態3)
図5は、実施の形態3に係るUSBシステム100Bの構成を示すブロック図である。図1および図2を参照して前述したUSBシステム100の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0063】
USBシステム100Bは、USBホスト6とUSB7によってUSBホスト6と接続されたUSBブリッジデバイス21とUSBブリッジデバイス21にAIAPIケーブル31によって接続されたAIAPIデバイス25とを備えている。AIAPIデバイス25は、ATAPI形式のデータに基づいて動作する。
【0064】
USBホスト6は、パーソナルコンピュータによって構成されている。USBホスト6は、USBポート26および27を有している。USBポート26には、USB7が接続されている。
【0065】
USBブリッジデバイス21は、USBインターフェース(I/F)チップ22を有している。USBインターフェースチップ22は、受信器2を有している。受信器2は、USBブリッジデバイス21を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する。
【0066】
USBI/Fチップ22は、メモリ11を有している。メモリ11には、USBブリッジデバイス21を識別するための識別情報が格納されている。識別情報には、USBブリッジデバイス21の販売納入業者を特定するベンダーID9とUSBブリッジデバイス21の型番を特定するプロダクトID10とが含まれている。
【0067】
USBブリッジデバイス21には、USBI/Fチップ22と接続されたROM23が設けられている。ROM23には、シリアル番号が格納されている。シリアル番号は、USBの規格においてシリアル番号をUSBブリッジデバイス21が保持することは必須ではないために、シリアル番号を1台ずつ変更してUSBデバイスに付与するためのコストの問題上、同一のプロダクトID10を有するUSBブリッジデバイス21に付与されたシリアル番号は互いに同一になっている。
【0068】
USBI/Fチップ22は、アドレスレジスタ12を有している。アドレスレジスタ12には、USBホスト6がUSBブリッジデバイス21に対して割り当てたアドレス番号が格納される。
【0069】
USBI/Fチップ22には、選択器32が設けられている。選択器32は、受信器2によって受信された要求コマンドに応じて、ROM23に格納されたシリアル番号とアドレスレジスタ12に格納されたアドレス番号とのいずれかを選択する。
【0070】
USBI/Fチップ22には、送信データ格納領域30が設けられている。送信データ格納領域30には、選択器32によって選択されたシリアル番号とアドレス番号とのいずれかが格納される。
【0071】
USBI/Fチップ22は、送信データ格納領域30に格納されたシリアル番号とアドレス番号とのいずれかをUSBホスト6へ送信するために設けられた転送開始レジスタ29を有している。USBI/Fチップ22には、USBI/Fチップ22の全体の動作を制御するためのCPU28が設けられている。
【0072】
USBI/Fチップ22には、送信器3が設けられている。送信器3は、送信データ格納領域30に格納されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へ送信する。
【0073】
USBブリッジデバイス21には、USBI/Fチップ22と接続され、ATAPIケーブル31を介してATAPIデバイス25と接続されたATAPIブリッジ24が設けられている。ATAPIブリッジ24は、USB形式のデータとATAPI形式のデータとを相互に変換する。
【0074】
このように構成されたUSBシステム100Bの動作を説明する。図6は、実施の形態3に係るUSBシステム100Bに設けられたUSBブリッジデバイス21の動作を示すフローチャートである。
【0075】
USBホスト6の電源が投入されると、USBホスト6は、USBブリッジデバイス21へアドレス番号を送信する。USBブリッジデバイス21は、USBホスト6から送信されたアドレス番号をアドレスレジスタ12へ格納する。
【0076】
そして、受信器2は、USBブリッジデバイス21を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する(ステップS1)。その後、選択器32は、メモリ11に格納されたベンダーID9とプロダクトID10とROM23に格納されたシリアル番号とのいずれかを読み出す(ステップS31)。次に、選択器32は、読み出した識別情報がシリアル番号4であるか否かを判断する(ステップS32)。
【0077】
読み出した識別情報がシリアル番号でないと判断したときは(ステップS32においてNO)、選択器32は、メモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を送信データ格納領域30へ書き込む(ステップS34)。
【0078】
読み出した識別情報がシリアル番号であると選択器32が判断したときは(ステップS32においてYES)、シリアル番号のROM23からの読み出しが正常に完了したか否かを判断する(ステップS33)。シリアル番号のROM23からの読み出しが正常に完了したと判断したときは(ステップS33においてYES)、選択器32は読み出したシリアル番号を送信データ格納領域30に書き込む。
【0079】
シリアル番号のROM23からの読み出しが正常に完了しなかったと判断したときは(ステップS33においてNO)、選択器32はアドレスレジスタ12に格納されたアドレス番号を取得する(ステップS35)。そして、選択器32は、取得したアドレス番号を送信データ格納領域30に書き込む(ステップS36)。
【0080】
メモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を送信データ格納領域30へ書き込んだとき(ステップS34)、または取得したアドレス番号を送信データ格納領域30に書き込んだとき(ステップS36)は、ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号とのすべてを読み出したか否かを判断する(ステップS37)。ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号とのすべてを未だ読み出していないと判断したときは(ステップS37においてNO)、ステップS31へ戻る。
【0081】
ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号とのすべてを読み出したと判断したときは(ステップS37においてYES)、送信器3は、転送開始レジスタ29をセットすることにより、送信データ格納領域30に書き込まれたベンダーID9、プロダクトID10およびシリアル番号とアドレス番号とのいずれかをUSBデバイス識別情報としてUSBホスト6へ送信する(ステップS38およびステップS39)。
【0082】
このように、USBホスト6がUSBブリッジデバイス21を識別するために利用されるシリアル番号を、USBブリッジデバイス21がUSBホスト6に対して送信するときに、シリアル番号を記録したROM23が接続され、ROM23から正常にシリアル番号が読み出せた場合には、読み出したシリアル番号をUSBホスト6へ送信し、シリアル番号を記録したROM23が接続されておらず、正常にシリアル番号が読み出せなかった場合には、アドレスレジスタ12に格納されているUSBホスト6から割り当てられたアドレス番号をシリアル番号として、USBホスト6へ送信する。
【0083】
これにより、USBブリッジデバイスを開発する上で、様々なATAPIデバイスを接続する場合に、一台ずつ個別にシリアル番号を割り当てたい場合でも、シリアル番号を必要としない場合でも、シリアル番号を記録したROMの接続の有無により実現可能であり、ブリッジデバイス上のファームウェアを変更することなく対応することができる。
【0084】
以上のように実施の形態3によれば、USBブリッジデバイス21に付与されたシリアル番号とUSBホスト6がUSBブリッジデバイス21に対して割り当てたアドレス番号とのいずれかがUSBデバイス識別情報としてUSBホスト6へ送信される。このため、シリアル番号を記録したROM23の接続の有無に応じて、シリアル番号とアドレス番号とのいずれかをUSBデバイス識別情報として選択することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、同一型番のUSBデバイスを複数台ホストに接続する場合に、USBデバイスに対して1台ずつ異なるシリアル番号を割り当てることなく、またホスト側で対応することなく、ホストがUSBデバイスを正常に識別することができるUSBデバイスおよびUSBシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るUSBシステムの構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係るUSBシステムに設けられたUSBデバイスの動作を示すフローチャート
【図3】実施の形態2に係るUSBシステムの構成を示すブロック図
【図4】実施の形態2に係るUSBシステムに設けられたUSBデバイスの動作を示すフローチャート
【図5】実施の形態3に係るUSBシステムの構成を示すブロック図
【図6】実施の形態3に係るUSBシステムに設けられたUSBブリッジデバイスの動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 識別情報生成器
2 受信器
3 送信器
4 シリアル番号
5 USBデバイス
6 USBホスト
7 USB
8 乱数発生器
9 ベンダーID
10 プロダクトID
11 メモリ
12 アドレスレジスタ
13 USBインターフェースチップ
21 USBブリッジデバイス
22 USBインターフェースチップ
23 ROM
24 ATAPIブリッジ
25 ATAPIデバイス
32 選択器
【発明の属する技術分野】
本発明は、USBのデバイス機能を有するUSBデバイスおよびUSBシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
USB(Universal Serial Bus)においては、1台のホストにより、USBによって接続されているすべてのUSBデバイスを管理する。そのため、接続されたUSBデバイスをホスト側で識別するために、USBデバイスにはデバイスを特定するための識別情報が保持されている。
【0003】
デバイス識別情報取得要求コマンドをUSBデバイスがホストから受信すると、USBデバイスは自己の識別情報をホストに対して送信する。ホスト側は、USBデバイスから送信された識別情報によって、接続されたUSBデバイスが何であるかを特定する。
【0004】
USBデバイスが保持する識別情報には、製造者を示すベンダーID、製品の型番を示すプロダクトID、機器固有のシリアル番号が含まれている。同一型番のUSBデバイスでは、同一のベンダーID、同一のプロダクトIDを識別情報として保持するため、同一型番のUSBデバイスを複数台ホストに接続した場合には、ホストは、接続されたUSBデバイスをシリアル番号によって識別する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、USBの規格においてシリアル番号をUSBデバイスが保持することは必須ではないために、シリアル番号を1台ずつ変更してUSBデバイスに付与するためのコストの問題上、1台ずつ変更したシリアル番号が付与されず、シリアル番号が同一であるUSBデバイス、もしくはシリアル番号を保持していないUSBデバイスが存在している。
【0006】
このように、シリアル番号が同一であり、かつ型番も同一であるUSBデバイス、もしくはシリアル番号を保持しておらず、かつ型番が同一であるUSBデバイスが複数台ホストに接続されると、シリアル番号によっては、接続されたUSBデバイスをホストが識別することができず、全く同一のUSBデバイスとして誤った識別を行い、接続されたUSBデバイスが正常に動作しないという問題がある。
【0007】
本発明は係る問題を解決するためになされたものであり、その目的は、同一型番のUSBデバイスを複数台ホストに接続する場合に、USBデバイスに対して1台ずつ異なるシリアル番号を割り当てることなく、またホスト側で対応することなく、ホストがUSBデバイスを正常に識別することができるUSBデバイスおよびUSBシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために本発明に係るUSBデバイスは、USBによってUSBホストと接続されたUSBデバイスであって、前記USBデバイスを識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドを前記USBホストから受信する受信器と、前記受信器によって受信された前記要求コマンドに応じて、前記USBデバイスに付与されたシリアル番号に基づいて前記USBデバイス識別情報を生成するUSBデバイス識別情報生成器と、前記USBデバイス識別情報生成器によって生成された前記USBデバイス識別情報を前記USBホストへ送信する送信器とを具備することを特徴とする。
【0009】
本発明に係るUSBシステムは、USBホストとUSBによって前記USBホストと接続された第1USBデバイスを具備するUSBシステムであって、前記第1USBデバイスは、前記第1USBデバイスを識別するための第1USBデバイス識別情報を要求する第1要求コマンドを前記USBホストから受信する第1受信器と、前記第1受信器によって受信された前記第1要求コマンドに応じて、前記第1USBデバイスに付与された第1シリアル番号と前記USBホストが前記第1USBデバイスに対して割り当てた第1アドレス番号とに基づいて前記第1USBデバイス識別情報を生成する第1USBデバイス識別情報生成器と、前記第1USBデバイス識別情報生成器によって生成された前記第1USBデバイス識別情報を前記USBホストへ送信する第1送信器とを有していることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る他のUSBデバイスは、USBによってUSBホストと接続されたUSBデバイスであって、前記USBデバイスを識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドを前記USBホストから受信する受信器と、前記受信器によって受信された前記要求コマンドに応じて、前記USBデバイスに付与されたシリアル番号と前記USBホストが前記USBデバイスに対して割り当てたアドレス番号とのいずれかを前記USBデバイス識別情報として選択するUSBデバイス識別情報選択器と、前記USBデバイス識別情報選択器によって選択された前記シリアル番号と前記アドレス番号とのいずれかを前記USBデバイス識別情報として前記USBホストへ送信する送信器とを具備することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係るUSBデバイスにおいては、USBデバイスを識別するためのUSBデバイス識別情報がUSBデバイスに付与されたシリアル番号に基づいて生成される。このため、同一の型番のUSBデバイスに互いに同一のシリアル番号が付与されていても、各USBデバイスごとに互いに異なるUSBデバイス識別情報を生成することができる。その結果、同一型番のUSBデバイスを複数台USBホストに接続することができる。
【0012】
前記USBデバイス識別情報生成器は、任意の乱数に基づいて前記USBデバイス識別情報を生成することが好ましい。
【0013】
前記USBデバイス識別情報生成器は、前記シリアル番号と前記乱数とを結合させることによって前記USBデバイス識別情報を生成することが好ましい。
【0014】
前記USBデバイスは、前記乱数を発生させる乱数発生手段をさらに具備していることが好ましい。
【0015】
前記USBデバイス識別情報生成器は、前記USBデバイスの製造業者または販売納入業者を特定するベンダーIDと前記USBデバイスの種類を特定するプロダクトIDとに基づいて前記USBデバイス識別情報を生成することが好ましい。
【0016】
前記USBデバイスは、前記シリアル番号と前記ベンダーIDと前記プロダクトIDとが格納されるメモリ領域を有していることが好ましい。
【0017】
本発明に係るUSBシステムにおいては、第1USBデバイスを識別するための第1USBデバイス識別情報が、第1USBデバイスに付与された第1シリアル番号とUSBホストが第1USBデバイスに対して割り当てた第1アドレス番号とに基づいて生成される。このため、同一の型番のUSBデバイスに互いに同一のシリアル番号が付与されていても、各USBデバイスごとに互いに異なるUSBデバイス識別情報を生成することができる。その結果、同一型番のUSBデバイスを複数台USBホストに接続することができる。
【0018】
前記第1USBデバイスは、前記第1アドレス番号を格納するための第1アドレスレジスタをさらに有していることが好ましい。
【0019】
前記USBシステムは、前記USBによって前記USBホストと接続された第2USBデバイスをさらに具備しており、前記第2USBデバイスは、前記第2USBデバイスを識別するための第2USBデバイス識別情報を要求する第2要求コマンドを前記USBホストから受信する第2受信器と、前記第2受信器によって受信された前記第2要求コマンドに応じて、前記第2USBデバイスに付与された第2シリアル番号と前記USBホストが前記第2USBデバイスに対して割り当てた第2アドレス番号とに基づいて前記第2USBデバイス識別情報を生成する第2USBデバイス識別情報生成器と、前記第2USBデバイス識別情報生成器によって生成された前記第2USBデバイス識別情報を前記USBホストへ送信する第2送信器とを有していることが好ましい。
【0020】
前記第2USBデバイスは、前記第2アドレス番号を格納するための第2アドレスレジスタをさらに有していることが好ましい。
【0021】
前記第1USBデバイスに付与された前記第1シリアル番号と前記第2USBデバイスに付与された前記第2シリアル番号とは、互いに同一になっており、前記USBホストが前記第1USBデバイスに対して割り当てる前記第1アドレス番号と前記USBホストが前記第2USBデバイスに対して割り当てる前記第2アドレス番号とは、互いに異なっていることが好ましい。
【0022】
前記第1受信器は、前記第1アドレス番号を前記USBホストから受信して前記第1アドレスレジスタに格納することが好ましい。
【0023】
前記第1USBデバイス識別情報生成器は、前記第1シリアル番号と前記第1アドレス番号とを結合させることによって前記第1USBデバイス識別情報を生成することが好ましい。
【0024】
本発明に係る他のUSBデバイスにおいては、USBデバイスに付与されたシリアル番号とUSBホストがUSBデバイスに対して割り当てたアドレス番号とのいずれかがUSBデバイス識別情報としてUSBホストへ送信される。このため、シリアル番号を記録したROMの接続の有無に応じて、シリアル番号とアドレス番号とのいずれかをUSBデバイス識別情報として選択することができる。
【0025】
前記USBデバイスは、前記シリアル番号が格納される記録デバイスをさらに具備していることが好ましい。
【0026】
前記USBデバイスは、前記アドレス番号を格納するためのアドレスレジスタをさらに具備していることが好ましい。
【0027】
前記USBデバイスは、USB形式のデータとATAPI形式のデータとを相互に変換するATAPIブリッジをさらに具備しており、前記USBデバイスは、前記ATAPI形式のデータに基づいて動作するATAPIデバイスと前記ATAPIブリッジを介して接続されていることが好ましい。
【0028】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るUSBシステム100の構成を示すブロック図である。USBシステム100は、USBホスト6とUSB7によってUSBホスト6と接続されたUSBデバイス5とを備えている。USBホスト6は、パーソナルコンピュータによって構成されている。USBホスト6には、USBポート26および27が設けられている。USBポート26には、USB7が接続されている。
【0030】
USBデバイス5は、USBインターフェース(I/F)チップ13を有している。USBI/Fチップ13は、受信器2を有している。受信器2は、USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する。
【0031】
USBI/Fチップ13は、メモリ11を有している。メモリ11には、USBデバイス5を識別するための識別情報31が格納されている。識別情報31には、USBデバイス5の製造業者または販売納入業者を特定するベンダーID9とUSBデバイス5の型番を特定するプロダクトID10とシリアル番号4とが含まれている。シリアル番号4は、USBの規格においてシリアル番号をUSBデバイス5が保持することは必須ではないために、シリアル番号を1台ずつ変更してUSBデバイスに付与するためのコストの問題上、同一のプロダクトID10を有するUSBデバイス5に付与されたシリアル番号4は互いに同一になっている。
【0032】
USBI/Fチップ13には、識別情報生成器1が設けられている。識別情報生成器1は、受信器2によって受信された要求コマンドに応じて、USBデバイス5に付与されたシリアル番号4に基づいてUSBデバイス識別情報を生成する。
【0033】
USBI/Fチップ13は、送信データ格納領域30を有している。送信データ格納領域30には、識別情報生成器1によって生成されたUSBデバイス識別情報が格納される。USBI/Fチップ13には、アドレスレジスタ12が設けられている。アドレスレジスタ12には、USBホスト6がUSBデバイス5に対して割り当てたアドレス番号が格納される。
【0034】
USBI/Fチップ13は、送信データ格納領域30に格納されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へ送信するために設けられた転送開始レジスタ29を有している。USBI/Fチップ13には、USBデバイス5の全体の動作を制御するためのCPU28が設けられている。
【0035】
USBI/Fチップ13は、乱数発生器8を有している。乱数発生器8は、識別情報生成器1がUSBデバイス識別情報を生成するための任意の乱数を発生する。
【0036】
USBI/Fチップ13には、送信器3が設けられている。送信器3は、識別情報生成器1によって生成されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へ送信する。
【0037】
このように構成されたUSBシステム100の動作を説明する。図2は、実施の形態1に係るUSBシステム100に設けられたUSBデバイス5の動作を示すフローチャートである。メモリ11に格納されている識別情報31の値として、ベンダーID9の値は「1111」であり、プロダクトID10の値は「2222」であり、シリアル番号4の値は「0000」であるとして説明する。
【0038】
まず、受信器2は、USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する(ステップS1)。そして、識別情報生成器1は、メモリ11に格納されたベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのいずれかを読み出す(ステップS2)。次に、識別情報生成器1は、メモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4であるか否かを判断する(ステップS3)。
【0039】
メモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4でないと判断したときは(ステップS3においてNO)、識別情報生成器1は、メモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を送信データ格納領域30へ書き込む(ステップS6)。
【0040】
メモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4であると識別情報生成器1が判断したときは(ステップS3においてYES)、乱数発生器8は任意の乱数をソフトウェア処理によって発生する。乱数発生器8によって発生した乱数の値は「33」であるとする(ステップS4)。その後、識別情報生成器1は、メモリ11から読み出したシリアル番号の値「0000」と乱数発生器8によって発生した乱数の値は「33」とを結合した値「330000」を送信データ格納領域30へ書き込む(ステップS5)。
【0041】
メモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を送信データ格納領域30へ書き込んだとき(ステップS6)、またはメモリ11から読み出したシリアル番号の値と乱数発生器8によって発生した乱数の値とを結合した値を送信データ格納領域30へ書き込んだとき(ステップS5)は、ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてをメモリ11から読み出したか否かを判断する(ステップS7)。ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてを未だメモリ11から読み出していないと判断したときは(ステップS7においてNO)、ステップS2へ戻る。
【0042】
ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてをメモリ11から読み出したと判断したときは(ステップS7においてYES)、送信器3は、転送開始レジスタ29をセットすることにより、送信データ格納領域30に書き込まれたベンダーID9(「1111」)、プロダクトID10(「2222」)およびシリアル番号(「330000」)をUSBデバイス識別情報としてUSBホスト6へ送信する(ステップS8およびステップS9)。
【0043】
以上のように実施の形態1によれば、USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報がUSBデバイス5に付与されたシリアル番号4に基づいて生成される。このため、同一の型番のUSBデバイス5に互いに同一のシリアル番号4が付与されていても、各USBデバイス5ごとに互いに異なるUSBデバイス識別情報を生成することができる。その結果、同一型番のUSBデバイス5を複数台USBホスト6に接続することができる。
【0044】
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2に係るUSBシステム100Aの構成を示すブロック図である。図1および図2を参照して前述したUSBシステム100の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0045】
USBシステム100Aは、USBホスト6とUSB7によってそれぞれ接続された2台のUSBデバイス5とを備えている。USBホスト6は、パーソナルコンピュータによって構成されている。USBホスト6は、USBポート26および27を有している。USBポート26にはUSB7を介して一方のUSBデバイス5が接続されており、USBポート27にはUSB7を介して他方のUSBデバイス5が接続されている。
【0046】
各USBデバイス5は、USBインターフェース(I/F)チップ13をそれぞれ有している。各USBI/Fチップ13は、受信器2をそれぞれ有している。各受信器2は、各USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6からそれぞれ受信する。
【0047】
各USBI/Fチップ13は、メモリ11をそれぞれ有している。各メモリ11には、各USBデバイス5を識別するための識別情報31がそれぞれ格納されている。識別情報31には、USBデバイス5の販売納入業者を特定するベンダーID9とUSBデバイス5の型番を特定するプロダクトID10とシリアル番号4とがそれぞれ含まれている。各USBデバイス5の型番は互いに同一であるため、各プロダクトID10の値は互いに同一である。
【0048】
シリアル番号4は、USBの規格においてシリアル番号をUSBデバイス5が保持することは必須ではないために、シリアル番号を1台ずつ変更してUSBデバイスに付与するためのコストの問題上、同一のプロダクトID10を有するUSBデバイス5に付与されたシリアル番号4は互いに同一になっている。
【0049】
各USBI/Fチップ13には、識別情報生成器1がそれぞれ設けられている。各識別情報生成器1は、各受信器2によってそれぞれ受信された要求コマンドに応じて、各USBデバイス5にそれぞれ付与されたシリアル番号4に基づいてUSBデバイス識別情報をそれぞれ生成する。
【0050】
各USBI/Fチップ13には、送信データ格納領域30がそれぞれ設けられている。各送信データ格納領域30には、各識別情報生成器1によって生成されたUSBデバイス識別情報がそれぞれ格納される。各USBI/Fチップ13は、アドレスレジスタ12をそれぞれ有している。各アドレスレジスタ12には、USBホスト6が各USBデバイス5に対して割り当てたアドレス番号がそれぞれ格納される。各USBI/Fチップ13は、各送信データ格納領域30に格納されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へ送信するために設けられた転送開始レジスタ29をそれぞれ有している。各USBI/Fチップ13には、USBデバイス5の全体の動作を制御するためのCPU28がそれぞれ設けられている。
【0051】
各USBI/Fチップ13には、送信器3がそれぞれ設けられている。各送信器3は、識別情報生成器1によって生成されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へそれぞれ送信する。
【0052】
このように構成されたUSBシステム100Aの動作を説明する。図4は、実施の形態2に係るUSBシステム100Aに設けられたUSBデバイス5の動作を示すフローチャートである。各メモリ11にそれぞれ格納されている識別情報31の値として、各ベンダーID9の値は「1111」であり、各プロダクトID10の値は「2222」であり、各シリアル番号4の値は「0000」であるとして説明する。
【0053】
USBホスト6の電源が投入されると、USBホスト6は、一方のUSBデバイス5と他方のUSBデバイス5とに互いに異なるアドレス番号、例えば、アドレス番号「01」およびアドレス番号「02」をそれぞれ送信する。一方のUSBデバイス5は、USBホスト6から送信されたアドレス番号「01」を一方のアドレスレジスタ12へ格納し、他方のUSBデバイス5は、USBホスト6から送信されたアドレス番号「02」を他方のアドレスレジスタ12へ格納する。
【0054】
次に、一方のUSBデバイス5に設けられた受信器2は、一方のUSBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する(ステップS1)。そして、一方のUSBデバイス5に設けられた識別情報生成器1は、一方のメモリ11に格納されたベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのいずれかを読み出す(ステップS2)。次に、一方の識別情報生成器1は、一方のメモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4であるか否かを判断する(ステップS3)。
【0055】
一方のメモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4でないと判断したときは(ステップS3においてNO)、一方の識別情報生成器1は、一方のメモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を一方の送信データ格納領域30へ書き込む(ステップS6)。
【0056】
一方のメモリ11から読み出した識別情報31がシリアル番号4であると判断したときは(ステップS3においてYES)、一方の識別情報生成器1は一方のアドレスレジスタ12に格納されたアドレス番号の値「01」を取得する(ステップS11)。そして、一方の識別情報生成器1は、一方のメモリ11から読み出したシリアル番号の値「0000」と一方のアドレスレジスタ12から取得したアドレス番号の値「01」とを結合した値「010000」を送信データ格納領域30へ書き込む(ステップS12)。
【0057】
一方のメモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を送信データ格納領域30へ書き込んだとき(ステップS6)、またはメモリ11から読み出したシリアル番号の値とアドレスレジスタ12から取得したアドレス番号の値とを結合した値を送信データ格納領域30へ書き込んだとき(ステップS12)は、ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてを一方のメモリ11から読み出したか否かを判断する(ステップS7)。ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてを未だメモリ11から読み出していないと判断したときは(ステップS7においてNO)、ステップS2へ戻る。
【0058】
ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号4とのすべてをメモリ11から読み出したと判断したときは(ステップS7においてYES)、一方の送信器3は、一方の転送開始レジスタ29をセットすることにより、送信データ格納領域30に書き込まれたベンダーID9(「1111」)、プロダクトID10(「2222」)およびシリアル番号(「010000」)をUSBデバイス識別情報としてUSBホスト6へ送信する(ステップS8およびステップS9)。
【0059】
他方のUSBデバイス5も前述した一方のUSBデバイス5と同様に動作する。他方のUSBデバイス5に設けられた識別情報生成器1は、他方のメモリ11から読み出したシリアル番号の値「0000」と他方のアドレスレジスタ12から取得したアドレス番号の値「02」とを結合した値「020000」を送信データ格納領域30へ書き込む。他方のUSBデバイス5に設けられた送信器3は、他方の転送開始レジスタ29をセットすることにより、送信データ格納領域30に書き込まれたベンダーID9(「1111」)、プロダクトID10(「2222」)およびシリアル番号(「020000」)をUSBデバイス識別情報としてUSBホスト6へ送信する。
【0060】
アドレス番号はUSBホスト6に接続されたUSBデバイス5間では同一になることはないため、同一型番で同一のシリアル番号(この場合、「0000」)を有する複数台のUSBデバイス5をUSBホスト6に接続した場合でも、各USBデバイス5がそれぞれ保持するシリアル番号に、UBSホスト6から割り当てられたアドレス番号を付加して新たなシリアル番号を生成することにより、シリアル番号が同一になることはない。
【0061】
以上のように実施の形態2によれば、USBデバイス5を識別するためのUSBデバイス識別情報が、USBデバイス5に付与されたシリアル番号とUSBホスト6がUSBデバイス5に対して割り当てたアドレス番号とに基づいて生成される。このため、同一の型番のUSBデバイス5に互いに同一のシリアル番号が付与されていても、各USBデバイス5ごとに互いに異なるUSBデバイス識別情報を生成することができる。その結果、同一型番のUSBデバイス5を複数台USBホスト6に接続することができる。
【0062】
(実施の形態3)
図5は、実施の形態3に係るUSBシステム100Bの構成を示すブロック図である。図1および図2を参照して前述したUSBシステム100の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。従って、これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0063】
USBシステム100Bは、USBホスト6とUSB7によってUSBホスト6と接続されたUSBブリッジデバイス21とUSBブリッジデバイス21にAIAPIケーブル31によって接続されたAIAPIデバイス25とを備えている。AIAPIデバイス25は、ATAPI形式のデータに基づいて動作する。
【0064】
USBホスト6は、パーソナルコンピュータによって構成されている。USBホスト6は、USBポート26および27を有している。USBポート26には、USB7が接続されている。
【0065】
USBブリッジデバイス21は、USBインターフェース(I/F)チップ22を有している。USBインターフェースチップ22は、受信器2を有している。受信器2は、USBブリッジデバイス21を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する。
【0066】
USBI/Fチップ22は、メモリ11を有している。メモリ11には、USBブリッジデバイス21を識別するための識別情報が格納されている。識別情報には、USBブリッジデバイス21の販売納入業者を特定するベンダーID9とUSBブリッジデバイス21の型番を特定するプロダクトID10とが含まれている。
【0067】
USBブリッジデバイス21には、USBI/Fチップ22と接続されたROM23が設けられている。ROM23には、シリアル番号が格納されている。シリアル番号は、USBの規格においてシリアル番号をUSBブリッジデバイス21が保持することは必須ではないために、シリアル番号を1台ずつ変更してUSBデバイスに付与するためのコストの問題上、同一のプロダクトID10を有するUSBブリッジデバイス21に付与されたシリアル番号は互いに同一になっている。
【0068】
USBI/Fチップ22は、アドレスレジスタ12を有している。アドレスレジスタ12には、USBホスト6がUSBブリッジデバイス21に対して割り当てたアドレス番号が格納される。
【0069】
USBI/Fチップ22には、選択器32が設けられている。選択器32は、受信器2によって受信された要求コマンドに応じて、ROM23に格納されたシリアル番号とアドレスレジスタ12に格納されたアドレス番号とのいずれかを選択する。
【0070】
USBI/Fチップ22には、送信データ格納領域30が設けられている。送信データ格納領域30には、選択器32によって選択されたシリアル番号とアドレス番号とのいずれかが格納される。
【0071】
USBI/Fチップ22は、送信データ格納領域30に格納されたシリアル番号とアドレス番号とのいずれかをUSBホスト6へ送信するために設けられた転送開始レジスタ29を有している。USBI/Fチップ22には、USBI/Fチップ22の全体の動作を制御するためのCPU28が設けられている。
【0072】
USBI/Fチップ22には、送信器3が設けられている。送信器3は、送信データ格納領域30に格納されたUSBデバイス識別情報をUSBホスト6へ送信する。
【0073】
USBブリッジデバイス21には、USBI/Fチップ22と接続され、ATAPIケーブル31を介してATAPIデバイス25と接続されたATAPIブリッジ24が設けられている。ATAPIブリッジ24は、USB形式のデータとATAPI形式のデータとを相互に変換する。
【0074】
このように構成されたUSBシステム100Bの動作を説明する。図6は、実施の形態3に係るUSBシステム100Bに設けられたUSBブリッジデバイス21の動作を示すフローチャートである。
【0075】
USBホスト6の電源が投入されると、USBホスト6は、USBブリッジデバイス21へアドレス番号を送信する。USBブリッジデバイス21は、USBホスト6から送信されたアドレス番号をアドレスレジスタ12へ格納する。
【0076】
そして、受信器2は、USBブリッジデバイス21を識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドをUSBホスト6から受信する(ステップS1)。その後、選択器32は、メモリ11に格納されたベンダーID9とプロダクトID10とROM23に格納されたシリアル番号とのいずれかを読み出す(ステップS31)。次に、選択器32は、読み出した識別情報がシリアル番号4であるか否かを判断する(ステップS32)。
【0077】
読み出した識別情報がシリアル番号でないと判断したときは(ステップS32においてNO)、選択器32は、メモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を送信データ格納領域30へ書き込む(ステップS34)。
【0078】
読み出した識別情報がシリアル番号であると選択器32が判断したときは(ステップS32においてYES)、シリアル番号のROM23からの読み出しが正常に完了したか否かを判断する(ステップS33)。シリアル番号のROM23からの読み出しが正常に完了したと判断したときは(ステップS33においてYES)、選択器32は読み出したシリアル番号を送信データ格納領域30に書き込む。
【0079】
シリアル番号のROM23からの読み出しが正常に完了しなかったと判断したときは(ステップS33においてNO)、選択器32はアドレスレジスタ12に格納されたアドレス番号を取得する(ステップS35)。そして、選択器32は、取得したアドレス番号を送信データ格納領域30に書き込む(ステップS36)。
【0080】
メモリ11から読み出したベンダーID9またはプロダクトID10を送信データ格納領域30へ書き込んだとき(ステップS34)、または取得したアドレス番号を送信データ格納領域30に書き込んだとき(ステップS36)は、ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号とのすべてを読み出したか否かを判断する(ステップS37)。ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号とのすべてを未だ読み出していないと判断したときは(ステップS37においてNO)、ステップS31へ戻る。
【0081】
ベンダーID9とプロダクトID10とシリアル番号とのすべてを読み出したと判断したときは(ステップS37においてYES)、送信器3は、転送開始レジスタ29をセットすることにより、送信データ格納領域30に書き込まれたベンダーID9、プロダクトID10およびシリアル番号とアドレス番号とのいずれかをUSBデバイス識別情報としてUSBホスト6へ送信する(ステップS38およびステップS39)。
【0082】
このように、USBホスト6がUSBブリッジデバイス21を識別するために利用されるシリアル番号を、USBブリッジデバイス21がUSBホスト6に対して送信するときに、シリアル番号を記録したROM23が接続され、ROM23から正常にシリアル番号が読み出せた場合には、読み出したシリアル番号をUSBホスト6へ送信し、シリアル番号を記録したROM23が接続されておらず、正常にシリアル番号が読み出せなかった場合には、アドレスレジスタ12に格納されているUSBホスト6から割り当てられたアドレス番号をシリアル番号として、USBホスト6へ送信する。
【0083】
これにより、USBブリッジデバイスを開発する上で、様々なATAPIデバイスを接続する場合に、一台ずつ個別にシリアル番号を割り当てたい場合でも、シリアル番号を必要としない場合でも、シリアル番号を記録したROMの接続の有無により実現可能であり、ブリッジデバイス上のファームウェアを変更することなく対応することができる。
【0084】
以上のように実施の形態3によれば、USBブリッジデバイス21に付与されたシリアル番号とUSBホスト6がUSBブリッジデバイス21に対して割り当てたアドレス番号とのいずれかがUSBデバイス識別情報としてUSBホスト6へ送信される。このため、シリアル番号を記録したROM23の接続の有無に応じて、シリアル番号とアドレス番号とのいずれかをUSBデバイス識別情報として選択することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、同一型番のUSBデバイスを複数台ホストに接続する場合に、USBデバイスに対して1台ずつ異なるシリアル番号を割り当てることなく、またホスト側で対応することなく、ホストがUSBデバイスを正常に識別することができるUSBデバイスおよびUSBシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るUSBシステムの構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係るUSBシステムに設けられたUSBデバイスの動作を示すフローチャート
【図3】実施の形態2に係るUSBシステムの構成を示すブロック図
【図4】実施の形態2に係るUSBシステムに設けられたUSBデバイスの動作を示すフローチャート
【図5】実施の形態3に係るUSBシステムの構成を示すブロック図
【図6】実施の形態3に係るUSBシステムに設けられたUSBブリッジデバイスの動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 識別情報生成器
2 受信器
3 送信器
4 シリアル番号
5 USBデバイス
6 USBホスト
7 USB
8 乱数発生器
9 ベンダーID
10 プロダクトID
11 メモリ
12 アドレスレジスタ
13 USBインターフェースチップ
21 USBブリッジデバイス
22 USBインターフェースチップ
23 ROM
24 ATAPIブリッジ
25 ATAPIデバイス
32 選択器
Claims (17)
- USB(Universal Serial Bus)によってUSBホストと接続されたUSBデバイスであって、
前記USBデバイスを識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドを前記USBホストから受信する受信器と、
前記受信器によって受信された前記要求コマンドに応じて、前記USBデバイスに付与されたシリアル番号に基づいて前記USBデバイス識別情報を生成するUSBデバイス識別情報生成器と、
前記USBデバイス識別情報生成器によって生成された前記USBデバイス識別情報を前記USBホストへ送信する送信器とを具備することを特徴とするUSBデバイス。 - 前記USBデバイス識別情報生成器は、任意の乱数に基づいて前記USBデバイス識別情報を生成する、請求項1記載のUSBデバイス。
- 前記USBデバイス識別情報生成器は、前記シリアル番号と前記乱数とを結合させることによって前記USBデバイス識別情報を生成する、請求項2記載のUSBデバイス。
- 前記USBデバイスは、前記乱数を発生させる乱数発生手段をさらに具備している、請求項2記載のUSBデバイス。
- 前記USBデバイス識別情報生成器は、前記USBデバイスの製造業者または販売納入業者を特定するベンダーIDと前記USBデバイスの種類を特定するプロダクトIDとに基づいて前記USBデバイス識別情報を生成する、請求項1記載のUSBデバイス。
- 前記USBデバイスは、前記シリアル番号と前記ベンダーIDと前記プロダクトIDとが格納されるメモリ領域を有している、請求項4記載のUSBデバイス。
- USBホストとUSBによって前記USBホストと接続された第1USBデバイスを具備するUSBシステムであって、
前記第1USBデバイスは、前記第1USBデバイスを識別するための第1USBデバイス識別情報を要求する第1要求コマンドを前記USBホストから受信する第1受信器と、
前記第1受信器によって受信された前記第1要求コマンドに応じて、前記第1USBデバイスに付与された第1シリアル番号と前記USBホストが前記第1USBデバイスに対して割り当てた第1アドレス番号とに基づいて前記第1USBデバイス識別情報を生成する第1USBデバイス識別情報生成器と、
前記第1USBデバイス識別情報生成器によって生成された前記第1USBデバイス識別情報を前記USBホストへ送信する第1送信器とを有していることを特徴とするUSBシステム。 - 前記第1USBデバイスは、前記第1アドレス番号を格納するための第1アドレスレジスタをさらに有している、請求項7記載のUSBシステム。
- 前記USBシステムは、前記USBによって前記USBホストと接続された第2USBデバイスをさらに具備しており、
前記第2USBデバイスは、前記第2USBデバイスを識別するための第2USBデバイス識別情報を要求する第2要求コマンドを前記USBホストから受信する第2受信器と、
前記第2受信器によって受信された前記第2要求コマンドに応じて、前記第2USBデバイスに付与された第2シリアル番号と前記USBホストが前記第2USBデバイスに対して割り当てた第2アドレス番号とに基づいて前記第2USBデバイス識別情報を生成する第2USBデバイス識別情報生成器と、
前記第2USBデバイス識別情報生成器によって生成された前記第2USBデバイス識別情報を前記USBホストへ送信する第2送信器とを有している、請求項7記載のUSBシステム。 - 前記第2USBデバイスは、前記第2アドレス番号を格納するための第2アドレスレジスタをさらに有している、請求項9記載のUSBシステム。
- 前記第1USBデバイスに付与された前記第1シリアル番号と前記第2USBデバイスに付与された前記第2シリアル番号とは、互いに同一になっており、
前記USBホストが前記第1USBデバイスに対して割り当てる前記第1アドレス番号と前記USBホストが前記第2USBデバイスに対して割り当てる前記第2アドレス番号とは、互いに異なっている、請求項10記載のUSBシステム。 - 前記第1受信器は、前記第1アドレス番号を前記USBホストから受信して前記第1アドレスレジスタに格納する、請求項8記載のUSBシステム。
- 前記第1USBデバイス識別情報生成器は、前記第1シリアル番号と前記第1アドレス番号とを結合させることによって前記第1USBデバイス識別情報を生成する、請求項8記載のUSBシステム。
- USBによってUSBホストと接続されたUSBデバイスであって、
前記USBデバイスを識別するためのUSBデバイス識別情報を要求する要求コマンドを前記USBホストから受信する受信器と、
前記受信器によって受信された前記要求コマンドに応じて、前記USBデバイスに付与されたシリアル番号と前記USBホストが前記USBデバイスに対して割り当てたアドレス番号とのいずれかを前記USBデバイス識別情報として選択するUSBデバイス識別情報選択器と、
前記USBデバイス識別情報選択器によって選択された前記シリアル番号と前記アドレス番号とのいずれかを前記USBデバイス識別情報として前記USBホストへ送信する送信器とを具備することを特徴とするUSBデバイス。 - 前記USBデバイスは、前記シリアル番号が格納される記録デバイスをさらに具備している、請求項14記載のUSBデバイス。
- 前記USBデバイスは、前記アドレス番号を格納するためのアドレスレジスタをさらに具備している、請求項14記載のUSBデバイス。
- 前記USBデバイスは、USB形式のデータとATAPI形式のデータとを相互に変換するATAPIブリッジをさらに具備しており、
前記USBデバイスは、前記ATAPI形式のデータに基づいて動作するATAPIデバイスと前記ATAPIブリッジを介して接続されている、請求項14記載のUSBデバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002217245A JP2004062347A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | Usbデバイスおよびusbシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002217245A JP2004062347A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | Usbデバイスおよびusbシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004062347A true JP2004062347A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31938777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002217245A Withdrawn JP2004062347A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | Usbデバイスおよびusbシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004062347A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006243988A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Kyocera Mita Corp | Usbデバイス、usbシステム及びusb制御プログラム |
JP2009187203A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | I-O Data Device Inc | ユーザ認証方法、プログラム、可搬型記憶装置、ユーザ認証装置およびユーザ端末 |
JP2011014036A (ja) * | 2009-07-03 | 2011-01-20 | Silex Technology Inc | 周辺機器管理装置および周辺機器管理プログラム |
JP2011216101A (ja) * | 2011-06-07 | 2011-10-27 | Shiro Kanbe | 計測システム |
US8417843B2 (en) | 2009-09-28 | 2013-04-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device and data control method thereof |
JP2016048411A (ja) * | 2014-08-27 | 2016-04-07 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置、制御システム、及び、情報処理方法 |
-
2002
- 2002-07-25 JP JP2002217245A patent/JP2004062347A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006243988A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Kyocera Mita Corp | Usbデバイス、usbシステム及びusb制御プログラム |
JP4666589B2 (ja) * | 2005-03-02 | 2011-04-06 | 京セラミタ株式会社 | Usbデバイス、usbシステム及びusb制御プログラム |
JP2009187203A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | I-O Data Device Inc | ユーザ認証方法、プログラム、可搬型記憶装置、ユーザ認証装置およびユーザ端末 |
JP2011014036A (ja) * | 2009-07-03 | 2011-01-20 | Silex Technology Inc | 周辺機器管理装置および周辺機器管理プログラム |
US8417843B2 (en) | 2009-09-28 | 2013-04-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device and data control method thereof |
US8935442B2 (en) | 2009-09-28 | 2015-01-13 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device and data control method thereof |
US9116606B2 (en) | 2009-09-28 | 2015-08-25 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device and data control method thereof |
US9369750B2 (en) | 2009-09-28 | 2016-06-14 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device and data control method thereof |
JP2011216101A (ja) * | 2011-06-07 | 2011-10-27 | Shiro Kanbe | 計測システム |
JP2016048411A (ja) * | 2014-08-27 | 2016-04-07 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置、制御システム、及び、情報処理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4017194B2 (ja) | Scsiバスシステム | |
US7266640B2 (en) | Memory card authentication system, capacity switching-type memory card host device, capacity switching-type memory card, storage capacity setting method, and storage capacity setting program | |
KR20110010707A (ko) | 슬레이브 디바이스 사이에서 직접 데이터를 전송하는 방법 | |
US7007127B2 (en) | Method and related apparatus for controlling transmission interface between an external device and a computer system | |
US7568053B2 (en) | USB composite device, USB communication system, and USB communication method | |
US20060253673A1 (en) | Apparatus and method for permitting access to storage means | |
KR20200095526A (ko) | 플래시 메모리 컨트롤러, sd 카드 장치, 플래시 메모리 컨트롤러에 사용되는 방법 및 sd 카드 장치에 연결된 호스트 장치 | |
KR101833464B1 (ko) | 디스크 장치와 외부 저장 매체 사이의 데이터 전송 방법 및 그 방법을 이용하는 시스템 | |
JP2004062347A (ja) | Usbデバイスおよびusbシステム | |
US20100180061A1 (en) | Interface control device | |
US11144305B2 (en) | Method for updating IC firmware | |
JP2014179066A (ja) | ストレージ制御装置、ストレージシステム、およびストレージ制御方法 | |
JPWO2002069127A1 (ja) | 記憶媒体制御方法、記憶媒体制御装置、および記憶媒体アダプタ | |
TWI394040B (zh) | Host, memory device, and host access to the memory device | |
US6892267B2 (en) | Method for message transmission exploiting unused device addresses | |
CN116932451A (zh) | 一种数据处理方法、主机及相关设备 | |
JP5010065B2 (ja) | マイクロコンピュータ | |
JPH09259068A (ja) | 拡張入出力インターフェイス | |
US7363393B2 (en) | Chipset feature detection and configuration by an I/O device | |
KR20080109591A (ko) | 전자장치 및 그 데이터 송수신방법과, 슬레이브 장치 및복수의 장치 간의 통신방법 | |
JP4723334B2 (ja) | Dma転送システム | |
JP2006024143A (ja) | 情報処理装置、外部装置、ホスト装置、及び通信方法 | |
KR101192594B1 (ko) | 슬레이브 디바이스 사이에서 직접 데이터를 전송하는 방법 | |
JP2003099386A (ja) | 共有バスシステム | |
US20020125501A1 (en) | Integrated circuit |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |