JP6402494B2 - 機能実行システム、機能実行装置、及び、通信端末 - Google Patents

機能実行システム、機能実行装置、及び、通信端末 Download PDF

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Description

本明細書によって開示される技術は、機能実行装置と通信端末とを含む機能実行システムに関する。
特許文献1には、携帯端末と通信を実行するための通信装置が開示されている。通信装置は、NFC(Near Field Communicationの略)インターフェースを介して、NFC情報を受信すると、NFC情報を用いて、通信装置と携帯端末とが同一のネットワークに現在属しているのか否かを判断する。通信装置は、通信装置と携帯端末とが同一のネットワークに現在属していないと判断される場合に、携帯端末と接続して、無線LAN(Local Area Networkの略)インターフェースを介してデータ通信処理を実行する。
特開2013−214804号公報
本明細書では、機能実行装置が、第1のインターフェースを介した通信端末との通信と、第1のインターフェースとは異なる第2のインターフェースを介した通信端末との通信とを実行し得る場合において、リストに登録済みである特定の認証情報を送信可能な通信端末を用いて、機能実行装置に特定の機能を適切に実行させ得る技術を提供する。
本明細書によって開示される一つの技術は、機能実行装置と通信端末とを含む機能実行システムである。機能実行装置は、第1の方式に従って、通信端末と無線通信を実行する第1の装置側インターフェースと、第1の方式とは異なる第2の方式に従って、通信端末と無線通信を実行する第2の装置側インターフェースと、特定の機能を実行する機能実行部と、装置側制御部と、を備える。通信端末は、第1の方式に従って、機能実行装置と無線通信を実行する第1の端末側インターフェースと、第2の方式に従って、機能実行装置と無線通信を実行する第2の端末側インターフェースと、端末側制御部と、を備える。第1の装置側インターフェースは、通信端末に、通信端末と機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を送信する。端末側制御部は、ネットワーク情報受信部と、構築部と、認証情報送信部と、を備える。ネットワーク情報受信部は、機能実行装置から、第1の端末側インターフェースを介して、ネットワーク情報を受信する。構築部は、機能実行装置からネットワーク情報が受信された後で、第2の端末側インターフェースを介して、機能実行装置と通信端末との双方が特定の無線ネットワークに所属する所属状態を構築する。認証情報送信部は、所属状態が構築される場合に、特定の無線ネットワークを利用して、第2の端末側インターフェースを介して、特定の認証情報を機能実行装置に送信する。装置側制御部は、認証情報受信部と、判断部と、を備える。認証情報受信部は、第1の装置側インターフェースによってネットワーク情報が通信端末に送信された後に、所属状態が構築される場合に、特定の無線ネットワークを利用して、通信端末から、第2の装置側インターフェースを介して、特定の認証情報を受信する。判断部は、特定の認証情報が受信される場合に、特定の認証情報がリストに登録済みか否かの特定の判断を実行する。端末側制御部は、さらに、特定の無線ネットワークを利用して、第2の端末側インターフェースを介して、特定の機能の実行要求を機能実行装置に送信する実行要求送信部を備える。実行要求は、特定の判断において特定の認証情報がリストに登録済みとである判断される場合に、機能実行装置に特定の機能を実行させる要求である。装置側制御部は、さらに、実行要求受信部と、機能制御部と、を備える。実行要求受信部は、特定の無線ネットワークを利用して、通信端末から、第2の装置側インターフェースを介して、特定の機能の実行要求を受信する。機能制御部は、特定の判断において特定の認証情報がリストに登録済みであると判断される場合であり、かつ、通信端末から実行要求が受信される場合に、特定の機能を機能実行部に実行させる。
上記の構成によると、機能実行装置の第1の装置側インターフェースは、通信端末にネットワーク情報を送信する。通信端末は、機能実行装置から、第1の端末側インターフェースを介してネットワーク情報を受信し、第2の端末側インターフェースを介して所属状態を構築する。通信端末は、所属状態が構築される場合に、特定の無線ネットワークを利用して、第2の端末側インターフェースを介して、特定の認証情報を機能実行装置に送信する。機能実行装置は、第2の装置側インターフェースを介して、特定の認証情報を受信する。機能実行装置は、特定の認証情報を用いて特定の判断を実行する。機能実行装置は、特定の判断において特定の認証情報がリストに登録済みであると判断される場合に、特定の機能を機能実行部に実行させる。従って、上記の構成によると、機能実行装置が、第1の装置側インターフェースを介した通信端末との通信と、第1の装置側インターフェースとは異なる第2の装置側インターフェースを介した通信端末との通信とを実行し得る場合において、リストに登録済みである特定の認証情報を送信可能な通信端末を用いて、機能実行装置に特定の機能を適切に実行させ得る。
本明細書によって開示される一つの技術は、機能実行装置である。機能実行装置は、第1の方式に従って、通信端末と無線通信を実行する第1のインターフェースと、第1の方式とは異なる第2の方式に従って、通信端末と無線通信を実行する第2のインターフェースと、特定の機能を実行する機能実行部と、制御部と、を備える。第1のインターフェースは、通信端末に、通信端末と機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を送信する。制御部は、認証情報受信部と、第1の判断部と、機能制御部と、を備える。認証情報受信部は、第1のインターフェースによってネットワーク情報が通信端末に送信された後に、機能実行装置と通信端末との双方が特定の無線ネットワークに所属する所属状態が構築される場合に、特定の無線ネットワークを利用して、通信端末から、第2のインターフェースを介して、特定の認証情報を受信する。第1の判断部は、特定の認証情報が受信される場合に、特定の認証情報がリストに登録済みか否かの特定の判断を実行する。機能制御部は、特定の判断において特定の認証情報がリストに登録済みであると判断される場合に、特定の機能を機能実行部に実行させる。
上記の構成によると、機能実行装置が、第1のインターフェースを介した通信端末との通信と、第1のインターフェースとは異なる第2のインターフェースを介した通信端末との通信とを実行し得る場合において、リストに登録済みである特定の認証情報を送信可能な通信端末を用いて、機能実行装置が特定の機能を適切に実行し得る。
本明細書によって開示される一つの技術は、通信端末である。通信端末は、第1の方式に従って、機能実行装置と無線通信を実行する第1のインターフェースと、第1の方式とは異なる第2の方式に従って、機能実行装置と無線通信を実行する第2のインターフェースと、制御部と、を備える。制御部は、ネットワーク情報受信部と、構築部と、認証方法送信部と、実行要求送信部と、を備える。ネットワーク情報受信部は、機能実行装置から、第1のインターフェースを介して、ネットワーク情報を受信する。ネットワーク情報は、通信端末と機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用される情報である。構築部は、ネットワーク情報が機能実行装置から受信された後で、第2のインターフェースを介して、機能実行装置と通信端末との双方が特定の無線ネットワークに所属する所属状態を構築する。認証情報送信部は、所属状態が構築される場合に、特定の無線ネットワークを利用して、第2のインターフェースを介して、特定の認証情報を機能実行装置に送信する。実行要求送信部は、特定の無線ネットワークを利用して、第2のインターフェースを介して、特定の機能の実行要求を機能実行装置に送信する。実行要求は、機能実行装置において特定の認証情報がリストに登録済みであると判断される場合に、機能実行装置に特定の機能を実行させる要求である。
上記の構成によると、通信端末が、第1のインターフェースを介した機能実行装置との通信と、第1のインターフェースとは異なる第2のインターフェースを介した機能実行装置との通信とを実行し得る場合において、リストに登録済みである特定の認証情報を送信可能な通信端末を用いて、機能実行装置に特定の機能を適切に実行させ得る。
なお、上記の機能実行装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信端末を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
機能実行システムの構成を示す。 MFPのCPUのインターフェース制御処理のフローチャートを示す。 MFPのCPUの機能実行処理のフローチャートを示す。 携帯端末のCPUの処理のフローチャートを示す。 第1実施例のケースA1の通信のシーケンスチャートを示す。 第1実施例のケースA2の通信のシーケンスチャートを示す。 第1実施例のケースA3の通信のシーケンスチャートを示す。 第2実施例のケースBの通信のシーケンスチャートを示す。 第3実施例のケースC1の通信のシーケンスチャートを示す。 第3実施例のケースC2の通信のシーケンスチャートを示す。
(第1実施例)
(機能実行システム2の構成;図1)
図1に示すように、機能実行システム2は、多機能器(以下では「MFP(Multi-Function Peripheralの略)」と呼ぶ)10と、携帯端末PT1、PT2、PT3と、を備える。MFP10と携帯端末PT1〜PT3とは、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信であるNFC通信と、Wi−Fi Allianceによって策定されたWi−Fi方式に従った無線通信であるWi−Fi通信と、のそれぞれを実行可能である。
(MFP10の構成)
MFP10は、印刷機能、スキャン機能等の多機能を実行可能な周辺機器(即ちPC(Personal Computerの略)等の周辺機器)である。MFP10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、スキャン実行部18と、IC(Integrated Circuitの略)タグインターフェース20と、無線LAN(Local Area Networkの略)インターフェース22と、制御部30と、を備える。各部12〜30は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する場合がある。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャン実行部18は、CCD、CIS等のスキャン機構である。
ICタグI/F20は、いわゆる近距離無線通信のためのNFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信(以下では「NFC通信」と呼ぶ)を実行するためのI/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信方式である。NFC通信を実行するためのI/Fの種類として、NFCフォーラムデバイスと呼ばれるI/Fと、NFCフォーラムタグと呼ばれるI/Fと、が知られている。ICタグI/F20は、NFCフォーラムタグであり、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格のICタグとして機能する。
NFCフォーラムデバイスは、P2P(Peer To Peerの略)モード、R/W(Reader/Writerの略)モード、及び、CE(Card Emulationの略)モードのうちのいずれかのモードで、選択的に動作可能なI/Fである。例えば、第1の機器のNFCI/Fと、第2の機器のNFCI/Fと、の両方がP2Pモードで動作する場合には、第1及び第2の機器は、情報の双方向通信を実行することができる。また、例えば、第1の機器のNFCI/FがR/WモードのうちのReaderモードで動作し、かつ、第2の機器のNFCI/FがCEモードで動作する場合には、第1の機器は、第2の機器からの情報の読み出し、即ち、第2の機器からの情報の受信を実行することができる。また、例えば、第1の機器のNFCI/FがR/WモードのうちのWriterモードで動作し、かつ、第2の機器のNFCI/FがCEモードで動作する場合には、第1の機器は、第2の機器への情報の書き込み、即ち、第2の機器への情報の送信を実行することができる。
例えば、ICタグI/F20などのNFCフォーラムタグは、上記の3つのモードのうちのいずれかのモードで選択的に動作可能なI/Fではなく、ICタグのみとして機能するI/Fである。例えば、携帯端末PT1のNFCI/F80がR/WモードのうちのReaderモードで動作する場合には、携帯端末PT1は、MFP10のICタグI/F20からの情報の読み出し、即ち、MFP10からの情報の受信を実行することができる。
NFCフォーラムタグは、上記の3つのモードのうちのいずれかのモードで選択的に動作可能なI/Fではないので、NFCフォーラムデバイスよりも簡易な構成を有する。即ちICチップの構成が単純である。一般的に言うと、NFCフォーラムタグとして機能するICチップは、NFCフォーラムデバイスとして機能するICチップよりも安価である。なお、ICタグI/F20への電力供給の方法は、いわゆるパッシブ型又はアクティブ型のどちらであってもよい。
本実施例では、ICタグI/F20は、制御部30から供給される情報を長期間(例えば、制御部30から他の情報が供給されるまでの期間)に亘って格納するためのインターフェースメモリ21を備える。なお、後述の第2実施例では、インターフェースメモリ21として、CPU32によって記憶内容を変更できないメモリが備えられ、さらに、ICタグI/F20はバス線に接続されていない。
無線LANI/F22は、WFD(Wi-Fi Directの略)方式に従った無線通信(以下では「WFD通信」と呼ぶ)を実行するためのI/Fである。WFD方式の詳細は、Wi−Fi Allianceによって作成された「Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている。また、米国特許出願公開第2013/0260683号公報にも、WFD方式の詳細が開示されており、当該文献を参照して引用する。
以下では、WFD方式に従ったWFD通信を実行可能な機器(例えばMFP10)のことを、「WFD対応機器」と呼ぶ。上記のWFDの規格書では、WFD対応機器の状態として、Group Owner状態(以下では「G/O状態」と呼ぶ)、クライアント状態(以下では「CL状態」と呼ぶ)、及び、デバイス状態の3つの状態が定義されている。WFD対応機器は、通常、上記の3つの状態のうちの1つの状態で選択的に動作可能である。また、以下では、G/O状態のWFD対応機器のことを「G/O機器」と呼び、CL状態のWFD対応機器のことを「CL機器」と呼ぶ。さらに、以下では、WFDネットワークのことを「WFDNW」と記載する場合がある。
本実施例のMFP10は、WFD対応機器であるが、本実施例では、CL状態で動作することができない。また、MFP10は、他のWFD対応機器とG/Oネゴシエーションを実行するためのプログラムを搭載していない。即ち、MFP10は、G/O状態及びデバイス状態の2つの状態のうちの1つの状態で選択的に動作可能である。
ここでは、ICタグI/F20と無線LANI/F22との相違点を説明しておく。無線LANI/F22を介した無線通信の通信速度(例えば、最大の通信速度が11〜600Mbps)は、ICタグI/F20を介した無線通信の通信速度(例えば、最大の通信速度が100〜424Kbps)よりも速い。また、無線LANI/F22を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば、2.4GHz帯、5.0GHz帯)は、ICタグI/F20を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば、13.56MHz帯)とは異なる。また、例えば、MFP10と携帯端末PT1との距離が約10cm以下である場合にのみ、制御部30は、ICタグI/F20を介して、携帯端末PT1とNFC通信を実行可能である。一方において、MFP10と携帯端末PT1との距離が、10cm以下である場合でも、10cm以上である場合(例えば最大で約100m)でも、制御部30は、無線LANI/F22を介して、携帯端末PT1とWFD通信を実行可能である。即ち、MFP10が無線LANI/F22を介して通信先の機器(例えば携帯端末PT1)と無線通信を実行可能な最大の距離は、MFP10がICタグI/F20を介して通信先の機器と無線通信を実行可能な最大の距離よりも大きい。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ34は、さらに、SFL(Secure Function Lock)設定情報38と、SFLテーブル40と、を記憶する。SFL設定情報38は、ユーザによって指定されるON又はOFFを示す情報である。CPU32は、SFL設定情報38がONを示す状態で、他の機器から、ICタグI/F20を介して認証情報(ユーザID及びパスワード)を受信する場合には、認証情報がSFLテーブル40に登録済みであるか否かの判断(即ち、認証)を実行する。一方、CPU32は、SFL設定情報38がOFFを示す場合には、当該認証を実行しない。以下では、SFL設定情報38がONを示す状態、OFFを示す状態を、それぞれ、「SFLがONされている」、「SFLがOFFされている」と呼ぶことがある。
SFLテーブル40は、携帯端末PT1を含む複数個の携帯端末のそれぞれについて、当該携帯端末のユーザを識別するためのユーザID(例えばU1)と、当該ユーザIDに対応するパスワード(例えばP1)と、当該ユーザが印刷機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、当該ユーザがスキャン機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、が関連付けられている組合せ情報を含む。また、以下であ、ユーザが印刷機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、ユーザがスキャン機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、の組合せを、「機能関連情報」と呼ぶ場合がある。SFLテーブル40は、MFP10を管理する管理者によって予めメモリ34に格納されている。例えば、図1のSFLテーブル40は、ユーザID「U1」、パスワード「P1」、印刷「NG」、スキャン「OK」が関連付けられている組合せ情報を含む。
さらに、メモリ34は、図示しないNW記憶領域を含む。NW記憶領域は、MFP10が形成するWFDNWに関係する情報を記憶する。MFP10は、WFDNWの親局(即ち上記のG/O機器)として動作して、MFP10自身が親局として動作するWFDNWを形成することができる。
即ち、NW記憶領域は、MFP10が形成するWFDで利用されるネットワーク情報と、管理リストと、を記憶する。ネットワーク情報は、SSID(Service Set IDentifierの略)と、認証方式と、暗号化方式と、パスワードと、を含む。管理リストには、WFDNWのCL機器のMACアドレスが記述される。即ち、管理リストには、WFDNWの親局として動作するMFP10との無線接続が確立されている機器のMACアドレスが記述される。
(携帯端末PT1〜PT3の構成)
各端末PT1〜PT3は、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA(Personal Digital Assistantの略)、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。
携帯端末PT1の構成を説明する。携帯端末PT2、PT3は、携帯端末PT1と同様の構成を備える。携帯端末PT1は、操作部72と、表示部74と、NFCI/F80と、無線LANI/F82と、制御部90と、を備える。各部72〜90は、バス線(符号省略)に接続されている。
操作部72は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部72を操作することによって、様々な指示を携帯端末PT1に与えることができる。表示部74は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。NFCI/F80は、NFC方式に従ったNFC通信を実行するためのI/Fである。NFCI/F80は、上記のNFCフォーラムデバイスである。本実施例では、NFCI/F80がReaderモードで動作する。そのため、携帯端末PT1の制御部90は、NFCI/F80を介して、MFP10のICタグI/F20から情報を読み出すことができる。無線LANI/F82は、MFP10の無線LANI/F22と同様である。従って、携帯端末PT1は、NFC通信とWi−Fi通信とのそれぞれを実行可能である。
制御部90は、CPU92と、メモリ94と、を備える。CPU92は、メモリ94に格納されている各プログラム96、98に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。
OS(Operation Systemの略)プログラム96は、携帯端末PT1の基本的な動作を実現するためのプログラムである。アプリケーション98は、MFP10に印刷、スキャン等の各機能を実行させるためのプログラムである。アプリケーション98は、MFP10のベンダによって提供されるアプリケーションであり、インターネット上のサーバから携帯端末PT1にインストールされてもよいし、MFP10と共に出荷されるメディアから携帯端末PT1にインストールされてもよい。
メモリ94は、さらに、携帯端末PT1のユーザを識別するためのユーザID(U1)と、そのユーザIDに対応するパスワード(P1)と、を記憶している。以下では、ユーザIDとパスワードとを合わせて「認証情報」と呼ぶ場合がある。携帯端末PT1のユーザは、インストールされたアプリケーション98の初期設定の際に、操作部72を操作して、予め知得したユーザID(U1)及びパスワード(P1)を入力する。例えば、ユーザは、上述したように管理者により予めMFP10のメモリ34に格納されているユーザID及びパスワードを、管理者から通知されることで知得することができる。CPU92は、入力されたユーザID及びパスワード(即ち、認証情報)をメモリ94に記憶させる。
同様に、携帯端末PT2のメモリは、携帯端末PT2のユーザのユーザID(U2)及びパスワード(P2)を記憶している。また、携帯端末PT3のメモリは、携帯端末PT3のユーザID(U3)及びパスワード(P3)を記憶している。
(MFP10のCPU32のインターフェース制御処理;図2)
図2を参照して、MFP10のCPU32が実行するインターフェース制御処理の内容を説明する。MFP10の電源がONされると、CPU32は、図2のインターフェース制御処理を開始する。
S2では、CPU32は、MFP10の動作状態を、デフォルトの状態であるデバイス状態から、G/O状態に移行させる。これにより、MFP10がG/O機器として動作する。即ち、MFP10を親局とするWFDNWが形成される。CPU32は、WFDNWで利用されるネットワーク情報を準備する。具体的に言うと、CPU32は、ユニークなSSIDを生成する。また、CPU32は、例えば、ランダムに文字列を選択することによって、パスワードを生成する。そして、CPU32は、予め決められている認証方式及び暗号化方式を準備する。CPU32は、準備したネットワーク情報をメモリ34に記憶させる。
次いで、S4では、CPU32は、SFL設定情報と、S2でメモリ34に記憶されたネットワーク情報と、アプリ起動指示と、をICタグI/F20のインターフェースメモリ21に記憶させる。SFL設定情報は、メモリ34に記憶されているSFL設定情報38である。SFL設定情報38は、デフォルトの状態ではOFFを示す。アプリ起動指示は、プログラム36に予め含まれている。アプリ起動指示は、携帯端末PT1のメモリ94のアプリケーション98を起動させるための指示である。
次いで、S6では、SFL設定情報38が変更されることを監視する。MFP10のユーザは、操作部12を操作して、SFLのON、OFFを切り替えることができる。CPU32は、ユーザの切り替え指示に応じて、SFL設定情報38がONを示す状態と、OFFを示す状態とを切り替える。SFL設定情報38が変更された場合、CPU32は、S6でYESと判断し、S8に進む。
S8では、CPU32は、変更後のSFL設定情報38をICタグI/F20のインターフェースメモリ21に記憶させる。
S8を終えると、CPU32は、再びS6でSFL設定情報38が変更されることを監視する。CPU32は、MFP10の電源がONされている間、S6の監視を継続する。
(MFP10のCPU32の機能実行処理;図3)
図3を参照して、MFP10のCPU32が実行する機能実行処理の内容を説明する。MFP10の電源がONされ、図2のインターフェース処理においてS6の監視が開始されると、CPU32は、図3の機能実行処理を開始する。
S10では、CPU32は、無線LANI/F22を介して、携帯端末(例えば携帯端末PT1)から、接続要求を受信することを監視する。以下では、MFP10に接続要求を送信する携帯端末のことを「対象端末」と呼ぶ。
対象端末のユーザは、MFP10に印刷等の機能を実行させることを望む場合に、MFP10に対象端末を近づける。この時点では、対象端末において、MFP10のためのアプリケーション98を起動させる操作と、所望の機能を指定する操作と、が実行されていてもよいし、実行されていなくてもよい。対象端末のNFCI/F(例えば携帯端末PT1のNFCI/F80)は、Readerモードで動作している。対象端末のNFCI/FとMFP10のICタグI/F20との間の距離が、NFC通信を実行可能な距離(例えば10cm)未満になると、これらのI/Fの間にNFCの通信セッションが確立される。この場合、対象端末は、当該通信セッションを利用して、ICタグI/F20のインターフェースメモリ21に記憶されているSFL設定情報、ネットワーク情報、アプリ起動指示を読み出す。即ち、ICタグI/F20は、ICタグI/F20のインターフェースメモリ21に記憶されているSFL設定情報、ネットワーク情報、アプリ起動指示を、対象端末に送信する。その後、対象端末は、対象端末の無線LANI/Fを介して、ICタグI/F20から読み出されたSSID(即ち、ネットワーク情報)を含む接続要求(具体的には、Probe Request)をMFP10に送信する(後述の図4のS56参照)。CPU32は、対象端末から、無線LANI/F22を介して、接続要求を受信すると、S10でYESと判断し、S12に進む。
S12では、CPU32は、対象端末と無線接続処理を実行して、対象端末との無線接続を確立する。具体的には、CPU32は、接続要求(即ち、Probe Request)を受信すると、Probe Responseを対象端末に送信する。次いで、CPU32は、対象端末からAuthentication Request及びAssociation Requestを順次受信して、Authentication Response及びAssociation Responseを対象端末に順次送信する。この過程で、MFP10のメモリ34のNW情報記憶領域に記憶されているネットワーク情報と、対象情報が送信するネットワーク情報と、が一致することが確認される。そして、CPU32は、4-way handshakeを対象端末と実行する。
上記の各プロセスが終了すると、対象端末との無線接続が確立される。これにより、CPU32は、図2のS2で形成されたWFDNWに対象端末を子局(即ち、CL機器)として参加させる。CPU32は、管理リスト(即ち、G/O機器の管理リスト)に対象端末のMACアドレスを記述する。これにより、WFP10と対象端末との双方がWFDNWに所属する所属状態が構築される。
次いで、S14では、CPU32は、SFLがONであるか否かを判断する。なお、図3のS13は、後述の第2実施例で実行される処理であるが、本実施例では実行されない。CPU32は、メモリ34内のSFL設定情報38がONを示す場合に、S14でYESと判断し、S16に進む。一方、CPU32は、メモリ34内のSFL設定情報38がOFFを示す場合に、S14でNOと判断し、S34に進む。
S34では、CPU32は、対象端末から、MFP10の複数の機能(印刷機能、スキャン機能等)のうちのいずれかの機能の実行を要求する実行要求を受信することを監視する。対象端末において、所望の機能の実行を指示する操作(以下、「実行指示」と呼ぶ場合がある)が行われる場合、対象端末は、対象端末の無線LANI/Fを介して、MFP10に実行要求を送信する。実行要求は、対象端末において指定された機能(例えば、印刷)を示す情報を含む。特に、実行要求が、印刷機能を示す情報を含む場合、対象端末は、実行要求に加えて、印刷対象の画像を表す印刷データをMFP10に送信する。CPU32は、WFDNWを利用して、対象端末から、無線LANI/F22を介して、実行要求を受信すると、S34でYESと判断し、S30に進む。
S16では、CPU32は、対象端末から、認証情報を受信することを監視する。対象端末は、ICタグI/F20から取得されたSFL設定情報を参照することにより、MFP10のSFLがONされていることを知ることができる。その場合、対象端末は、WFDNWを利用して、対象端末の無線LANI/Fを介して、対象端末のメモリ(例えばメモリ94)が記憶している認証情報(即ち、ユーザIDとパスワード)をMFP10に送信する。CPU32は、WFDNWを利用して、対象端末から、無線LANI/F22を介して、認証情報を受信すると、S16でYESと判断して、S18に進む。
S18では、CPU32は、受信された認証情報を用いて認証を実行し、認証に成功したか否かを判断する。具体的に言うと、S18では、CPU32は、受信された認証情報(即ち、ユーザIDとパスワード)を含む組合せ情報がSFLテーブル40に含まれているか否かを判断する。受信された認証情報がSFLテーブル40に含まれている場合、CPU32は、S18でYESと判断(即ち、認証成功と判断)し、S20に進む。一方、受信された認証情報がSFLテーブル40に含まれていない場合、CPU32は、S18でNOと判断(即ち、認証失敗と判断)し、S32に進む。
S20では、CPU22は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、認証が成功したことを示すOK通知を対象端末に送信する。
次いで、S22では、CPU22は、対象端末から実行要求を受信することを監視する。S22の処理の内容は上記S34の処理と同様である。CPU32は、対象端末から実行要求を受信するとS22でYESと判断し、S28に進む。一方、CPU32は、所定期間(例えば5秒間)の間に対象端末から実行要求を受信しない場合に、S22でNOと判断し、S24に進む。
S24では、CPU22は、SFLテーブル40(図1参照)を参照し、認証に成功した認証情報(即ち、ユーザID及びパスワード)に対応する機能関連情報(即ち、当該ユーザが印刷機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、当該ユーザがスキャン機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG))を、対象端末に送信する。
次いで、S26では、CPU22は、対象端末から実行要求を受信することを監視する。S26の処理の内容も上記S34の処理と同様である。対象端末は、MFP10から機能関連情報(S24)を受信すると、対象端末の表示部(例えば、携帯端末PT1の表示部74)に受付画面を表示させ、ユーザに、実行指示を行うことを求める(後述の図4のS68、S70参照)。ユーザが、所望の機能を指定して実行指示を行うと、対象端末は、MFP10に実行要求を送信する。CPU22は、対象端末から実行要求を受信すると、S26でYESと判断し、S28に進む。
S28では、CPU32は、S16でYESの場合に受信されたユーザIDが示すユーザ(即ち、認証成功と判断されたユーザ)が、実行要求で指定された機能を実行可能であるか否かを判断する。具体的には、S28では、CPU32は、SFLテーブル40(図1参照)を参照し、受信済みのユーザIDに印刷「OK」(又はスキャン「OK」)が関連づけられているか否かを判断する。例えば、実行要求で指定された機能が印刷機能である場合において、受信済みのユーザIDに印刷「OK」が関連付けられていると、CPU32は、S28でYESと判断し、S30に進む。一方、例えば、実行要求で指定された機能が印刷機能である場合において、受信済みのユーザIDに印刷「NG」が関連付けられていると、CPU32は、S28でNOと判断し、S32に進む。
S30では、CPU32は、実行要求で指定された機能を実行する。スキャン機能が指定されている場合、CPU32は、スキャン実行部18にセットされている原稿を読み取らせてスキャンデータを生成し、生成されたスキャンデータを、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、対象端末に送信する。印刷機能が指定されている場合、CPU32は、実行要求とともに送付された印刷データを印刷実行部16に供給し、印刷実行部16に印刷データが表す画像の印刷を実行させる。S30を終えると、CPU32は、WFDの管理リストから対象端末のMACアドレスを削除する。即ち、CPU32は、対象端末の所属状態を解消する。その後、CPU32は、図3の機能実行処理を終了する。
一方、S32では、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、NG通知を対象端末に送信する。S32を終えると、CPU32は、WFDの管理リストから対象端末のMACアドレスを削除する。即ち、CPU32は、対象端末の所属状態を解消する。その後、CPU32は、図3の機能実行処理を終了する。
(携帯端末PT1のCPU92の処理;図4)
図4を参照して、携帯端末PT1のCPU92が実行する処理の内容を説明する。なお、携帯端末PT2、携帯端末PT3のそれぞれのCPUが実行する処理も、図4の携帯端末PT1のCPU92が実行する処理と同様である。携帯端末PT1の電源がONされると、CPU92は、図4の処理を開始する。
S50では、CPU92は、NFCI/F80を介して、SFL設定情報、ネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を受信することを監視する。携帯端末PT1のユーザは、MFP10に所望の機能(例えば、印刷)を実行させることを望む場合に、MFP10に携帯端末PT1を近づける。この時点では、携帯端末PT1の操作部72において、MFP10のためのアプリケーション98を起動させる操作と、実行指示と、が実行されていてもよいし、実行されていなくてもよい。携帯端末PT1のNFCI/F80は、Readerモードで動作している。携帯端末PT1とMFP10のICタグI/F20との間の距離が、NFC通信を実行可能な距離(例えば10cm)未満になると、これらのI/Fの間にNFCの通信セッションが確立される。この場合、CPU92は、当該通信セッションを利用して、NFCI/F80を介して、MFP10のICタグI/F20のインターフェースメモリ21に記憶されているSFL設定情報、ネットワーク情報、アプリ起動指示を読み出す。即ち、CPU92は、SFL設定情報、ネットワーク情報、アプリ起動指示を受信する。CPU92は、SFL設定情報、ネットワーク情報、アプリ起動指示を受信すると、S50でYESと判断し、S52に進む。
S52では、CPU92は、MFP10のためのアプリケーション98が起動済みであるか否かを判断する。この時点でアプリケーション98が起動されている場合、CPU92は、S52でYESと判断し、S56に進む。一方、この時点でアプリケーション98が起動されていない場合、CPU92は、S52でNOと判断し、S54に進み、アプリケーション98を起動させる。S54を終えると、S56に進む。
S56では、CPU92は、無線LANI/F82を介して、接続要求(具体的には、Probe Request)をMFP10に送信する。接続要求は、受信済みのSSID(即ち、ネットワーク情報)を含む。
次いで、S58では、CPU92は、MFP10と無線接続処理を実行して、対象端末との無線接続を確立する。具体的には、CPU92は、接続要求を送信すると、Probe ResponseをMFP10から受信する。次いで、CPU92は、Authentication Request及びAssociation RequestをMFP10に順次送信して、MFP10からAuthentication Response及びAssociation Responseを順次受信する。この過程で、MFP10のメモリ34のNW情報記憶領域に記憶されているネットワーク情報と、対象情報が受信したネットワーク情報と、が一致することが確認される。そして、CPU92は、4-way handshakeをMFP10と実行する。
上記の各プロセスが終了すると、MFP10との無線接続が確立される。これにより、携帯端末PT1は、MFP10が形成するWFDNWに子局(即ち、CL機器)として参加する。その結果、WFP10と携帯端末PT1との双方がWFDNWに所属する所属状態が構築される。
次いで、S60では、MFP10のSFLがONであるか否かを判断する。なお、図4のS59は、後述の第2実施例で実行される処理であるが、本実施例では実行されない。CPU92は、受信済みのSFL設定情報がONを示す場合に、S60でYESと判断し、S62に進む。一方、CPU92は、受信済みのSFL設定情報がOFFを示す場合に、S60でNOと判断し、S78に進む。
S78では、CPU92は、WFDNWを利用して、無線LANI/F82を介して、MFP10の複数の機能(印刷機能、スキャン機能等)のうちのいずれかの機能の実行を要求する実行要求をMFP10に送信する。この時点で、携帯端末PT1の操作部72において、ユーザによって、既に実行指示が行われている場合には、S78では、CPU92は、ユーザによって指定された機能を含む実行要求をMFP10に送信する。実行要求の詳しい内容は上記の通りである。一方、この時点で実行指示がまだ行われていない場合は、CPU92は、表示部74に、ユーザに対して、実行指示を要求する受付画面を表示する。ユーザが所望の機能を指定して実行指示を行うと、CPU92は、実行要求をMFP10に送信する。S78を終えると、CPU92は、図4の処理を終了する。この場合、MFP10において所望の機能が実行される。
S62では、CPU92は、WFDNWを利用して、無線LANI/F82を介して、メモリ94が記憶している認証情報(即ち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」)をMFP10に送信する。
次いで、S64では、CPU92は、MFP10からOK通知を受信するか否かを判断する。MFP10は、認証情報を用いて認証を実行し、認証が成功する場合にOK通知を携帯端末PT1に送信する(図3のS20参照)。CPU92は、WFDNWを利用して、MFP10から、無線LANI/F82を介して、OK通知を受信すると、S64でYESと判断し、S66に進む。一方、MFP10は、認証が失敗する場合にNG通知を携帯端末PT1に送信する。CPU92は、WFDNWを利用して、MFP10から、無線LANI/F82を介して、NG通知を受信すると、S64でNOと判断し、S76に進む。
S66では、CPU92は、実行指示が行われているか否かを判断する。S66の時点で、既にユーザによって実行指示が行われている場合には、CPU92は、S66でYESと判断し、S72に進む。一方、S66の時点で、実行指示が行われていない場合には、CPU92は、S66でNOと判断し、S68に進む。
S68では、CPU92は、WFDNWを利用して、MFP10から、無線LANI/F82を介して、機能関連情報を受信する。上記の通り、MFP10は、OK通知の送信後、所定期間(例えば5秒間)の間に携帯端末PT1から実行要求を受信しない場合、携帯端末PT1に機能関連情報を送信する(図3のS24参照)。S68では、CPU92は、機能関連情報を受信する。
次いで、S70では、CPU92は、受信された機能関連情報に応じて、ユーザの受け実行指示を受け付けるための受付画面を表示部74に表示させる。受付画面には、機能関連情報によって実行可能であることが示されている機能が選択可能である旨が表示される。例えば、機能関連情報が印刷「NG」、スキャン「OK」を示す場合、受付画面には、ユーザが、MFP10のスキャン機能のみを実行可能である旨が表示される。ユーザは、受付画面において、実行指示を入力することができる。実行指示が入力されると、S72に進む。
S72では、CPU92は、WFDNWを利用して、無線LANI/F82を介して、MFP10に実行要求を送信する。実行要求は、実行指示においてユーザが指定した機能を示す情報が含まれる。また、ユーザが指定した機能が印刷機能である場合、S72で、CPU92は、実行要求とともに、印刷データをMFP10に送信する。
次いで、S74では、CPU92は、MFP10から、S72で実行要求を送信してから所定期間内にNG通知を受信したか否かを判断する。MFP10は、実行要求を受信すると、ユーザが実行要求で示された機能を実行可能であるか否かを判断する(図3のS28参照)。MFP10は、ユーザが実行要求で示された機能を実行可能であると判断すると、機能を実行する。この場合、MFP10は、NG通知を送信しない。そのため、CPU92は、S74でNOと判断し、図4の処理を終了する。一方、MFP10は、ユーザが、実行要求で示された機能を実行不可能であると判断すると、NG通知を携帯端末PT1に送信する。この場合、CPU92は、S74でYESと判断し、S76に進む。
S76では、CPU92は、表示部74にエラー表示を行う。S76を終えると、図4の処理が終了する。
(具体的なケース)
続いて、図5〜図7を参照して、図2〜図4のフローチャートによって実現される具体的なケースを説明する。
(ケースA1;図5)
図5を参照して、MFP10のSFLがONされている状態で、MFP10と携帯端末PT1との間でNFC接続が確立される場合に、MFP10と携帯端末PT1との間で実行される通信の例について説明する。
MFP10の電源がONされると、MFP10はG/O機器として動作する。即ち、MFP10を親局とするWFDNWが形成される(図2のS2)。ケースA1では、MFP10のSFLはONされている(即ち、SFL設定情報38がONを示す)。
T10では、MFP10のCPU32は、SFLがONであることを示すSFL設定情報と、ネットワーク情報と、アプリ起動指示と、をICタグI/F20に記憶させる。
以下では、SFLがONであることを示すSFL設定情報のことを「SFL設定情報(SFL=ON)」と記載する場合がある。
一方、携帯端末PT1の電源がONされると、NFCI/F80は、Readerモードが起動されている状態で動作する。T12では、携帯端末PT1のユーザは、携帯端末PT1の操作部72を操作して、アプリ起動操作を実行し、次いで、所望の機能を指定して実行指示を行う。
次いで、携帯端末PT1のユーザは、携帯端末PT1をMFP10に近づける。携帯端末PT1のNFCI/F80とMFP10のICタグI/F20との間の距離が、NFC通信を実行可能な距離(例えば10cm)未満になると、これらのI/F間でNFC接続(即ち、NFC通信セッション)が確立する(T14)。
T16では、MFP10のICタグI/F20は、確立されたNFC通信セッションを利用して、SFL設定情報(SFL=ON)、ネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を、携帯端末PT1に送信する。
即ち、T16では、携帯端末PT1のCPU92は、NFC通信セッションを利用して、ICタグI/F20から、NFCI/F80を介して、SFL設定情報(SFL=ON)、ネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を受信する(図4のS50でYES)。
T18では、携帯端末PT1のCPU92は、無線LANI/F82を介して、MFP10に接続要求を送信する(図4のS56)。接続要求は、携帯端末PT1が受信したネットワーク情報(具体的には、SSID)を含む。
T20では、MFP10のCPU32は、携帯端末PT1と所定の無線接続処理を実行して、携帯端末PT1との無線接続を確立する(図3のS12、図4のS58)。これにより、MFP10と携帯端末PT1との双方がWFDNWに所属する所属状態が構築される。
T22では、携帯端末PT1のCPU92は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、認証情報(即ち、ユーザID「U1」、パスワード「P1」)をMFP10に送信する(図4のS62)。
MFP10のCPU32は、認証情報を受信すると、認証を実行する(図3のS18)。図1に示すように、SFLテーブル40には、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」を含む組合せ情報が含まれている。従って、T24では、CPU32は、認証成功と判断する(即ち、図3のS18でYESと判断する)。続くT26では、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、OK通知を携帯端末PT1に送信する(図3のS20)。
携帯端末PT1のCPU92は、OK通知を受信する。ユーザの実行指示(T12)が、印刷機能の実行指示である場合、CPU92は、WFDNWを利用して、無線LANI/F82を介して、印刷機能の実行を要求する実行要求と、印刷データと、をMFP10に送信する(T28)。以下では、印刷機能の実行を要求する実行要求のことを「実行要求(印刷)」と記載する場合がある。
MFP10のCPU32は、実行要求(印刷)及び印刷データを受信すると、携帯端末PT1のユーザが印刷を実行可能か判断する(図3のS28)。図1に示すように、SFLテーブル40のうち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」に対応する組合せ情報は、印刷「NG」を含む。従って、CPU32は、印刷を実行不可能であると判断し(図3のS28でNO)、印刷を実行しない(T30)。続くT32では、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、NG通知を携帯端末PT1に送信する(図3のS32)。
T34では、携帯端末PT1のCPU92は、NG通知を受信し、表示部74にエラー表示を行う。その後、MFP10と携帯端末PT1との無線接続が切断される。
一方、ユーザの実行指示(T12)が、スキャン機能の実行指示である場合、CPU92は、OK通知を受信後に、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、スキャン機能の実行を要求する実行要求をMFP10に送信する(T36)。以下では、スキャン機能の実行を要求する実行要求のことを「実行要求(スキャン)」と記載する場合がある。
MFP10のCPU32は、実行要求(スキャン)を受信すると、携帯端末PT1のユーザがスキャンを実行可能か判断する(図3のS28)。図1に示すように、SFLテーブル40のうち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」に対応する組合せ情報は、スキャン「OK」を含む。従って、CPU32は、スキャンを実行可能であると判断し(図3のS28でYES)、スキャンを実行する(T38)。続くT40では、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、生成されたスキャンデータを携帯端末PT1に送信する(図3のS30)。その後、MFP10と携帯端末PT1との無線接続が切断される。
一方、SFLテーブル40にユーザID「U1」及びパスワード「P1」(T22)を含む組合せ情報が含まれていない場合もある。その場合、T42で、MFP10のCPU32は、認証情報を受信後に、認証失敗と判断する(図3のS18でNO)。続くT44では、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、NG通知を携帯端末PT1に送信する(図3のS32)。
T46では、携帯端末PT1のCPU92は、NG通知を受信し、表示部74にエラー表示を行う。その後、MFP10と携帯端末PT1との無線接続が切断される。
(ケースA1の効果)
上記の通り、ケースA1では、MFP10のICタグI/F20は、NFC通信セッションを利用して、携帯端末PT1にSFL設定情報(SFL=ON)、ネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を送信する(T16)。その後、MFP10と携帯端末PT1との双方がWFDNWに所属する所属状態が構築される(T18、T20)。携帯端末PT1は、所属状態が構築される場合に、WFDNWを利用して、認証情報(即ち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」)をMFP10に送信する(T22)。MFP10は、認証を実行する。具体的には、MFP10は、SFLテーブル40に認証情報が含まれるか否かを判断する。MFP10は、認証が成功する場合(T24)であって、実行要求で指定された機能(即ち、スキャン機能)が実行可能である場合(T38)に、当該機能を実行する。MFP10は、認証が失敗する場合(T42)には、機能を実行しない。従って、上記の構成によると、SFLテーブル40に登録済みである認証情報を送信可能な携帯端末PT1のユーザが、MFP10を用いて機能を実行し得る。即ち、適切な携帯端末PT1のユーザが、MFP10を用いて、ユーザが所望する機能を実行し得る。従って、MFP10が、ICタグI/F20を介した携帯端末PT1との通信と、無線LANI/F22を介した携帯端末PT1との通信とを実行し得る場合において、MFP10が、ユーザが所望する機能を適切に実行し得る。
また、ケースA1では、MFP10は、認証が成功する場合(T24)であっても、実行要求で指定された機能(即ち、印刷機能)が実行不可能である場合(T30)に、当該機能を実行しない。そのため、MFP10は、適切に機能を実行し得る。
また、T16では、MFP10のICタグI/F20は、確立されたNFC通信セッションを利用して、SFL設定情報(SFL=ON)、ネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を、携帯端末PT1に送信する。ICタグI/F20は、CPU32によって制御されることなく、適切にSFL設定情報(SFL=ON)、ネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を、携帯端末PT1に送信し得る。
(ケースA2;図6)
図6を参照して、MFP10のSFLがONされている状態で、MFP10と携帯端末PT1との間でNFC接続が確立される場合に、MFP10と携帯端末PT1との間で実行される通信の他の例について説明する。ケースA2では、MFP10と携帯端末PT1との間でNFC接続が確立される時点で、携帯端末PT1でアプリ起動指示及び実行指示が行われていない点がケースA1とは異なる。
MFP10の電源がONされると、MFP10はG/O機器として動作する。即ち、MFP10を親局とするWFDNWが形成される(図2のS2)。ケースA2では、MFP10のSFLはONされている(即ち、SFL設定情報38がONを示す)。
ケースA1と同様に、MFP10の電源がONされると、MFP10はG/O機器として動作する。即ち、MFP10を親局とするWFDNWが形成される(図2のS2)。T10では、MFP10のCPU32は、SFL設定情報(SFL=ON)と、ネットワーク情報と、アプリ起動指示と、をICタグI/F20に記憶させる。
一方、携帯端末PT1のユーザは、この時点で、アプリ起動操作及び実行指示を行っていない。携帯端末PT1のユーザは、その状態の携帯端末PT1をMFP10に近づける。携帯端末PT1のNFCI/F80とMFP10のICタグI/F20との間の距離が、NFC通信を実行可能な距離(例えば10cm)未満になると、これらのI/F間でNFC接続(即ち、NFC通信セッション)が確立する(T14)。
T16では、MFP10のICタグI/F20は、確立されたNFC通信セッションを利用して、SFL設定情報(SFL=ON)、ネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を、携帯端末PT1に送信する。携帯端末PT1のCPU92は、SFL設定情報(SFL=ON)、ネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を受信する。
ケースA2では、T17で、携帯端末PT1のCPU92は、受信されたアプリ起動指示に従って、アプリケーション98(図1参照)を起動させる(図4のS54)。CPU92は、アプリケーション98の起動後に、無線LANI/F82を介して、MFP10に接続要求を送信する(T18)。
T20、T22、T24、T26の各処理については、ケースA1(図5)のT20、T22、T24、T26と同様であるため、詳しい説明を省略する。
ケースA2では、携帯端末PT1で実行指示が行われていないため、携帯端末PT1のCPU92は、OK通知を受信(T26)しても、実行要求をMFP10に送信しない。
そのため、T50で、MFP10のCPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」に対応する機能関連情報を携帯端末PT1に送信する(図3のS22でNO、S24)。即ち、MFP10のCPU32は、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」に対応する印刷「NG」、スキャン「OK」を携帯端末PT1に送信する。
T52では、携帯端末PT1のCPU92は、機能関連情報を受信し、受付画面を表示部74に表示させる。受付画面には、ユーザがスキャンを実行可能である旨が表示され、印刷を実行可能である旨は表示されない。T54では、ユーザが、受付画面において、スキャンの実行を指示する実行指示を行う。続くT56では、CPU92は、WFDNWを利用して、無線LANI/F82を介して、実行要求(スキャン)を送信する。
MFP10のCPU32は、実行要求(スキャン)を受信すると、携帯端末PT1のユーザがスキャンを実行可能か判断する(図3のS28)。図1に示すように、SFLテーブル40のうち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」に対応する組合せ情報は、スキャン「OK」を含む。従って、CPU32は、スキャンを実行可能であると判断し(図3のS28でYES)、スキャンを実行する(T58)。続くT60では、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、生成されたスキャンデータを携帯端末PT1に送信する(図3のS30)。その後、MFP10と携帯端末PT1との無線接続が切断される。
(ケースA2の効果)
上記の通り、ケースA2では、T17で、携帯端末PT1のCPU92は、受信されたアプリ起動指示に従って、アプリケーション98(図1参照)を起動させる(図4のS54)。そのため、MFP10は、携帯端末PT1においてアプリケーション98が起動していない場合において、適切に携帯端末PT1にアプリケーション98を起動させることができる。また、携帯端末PT1も、アプリケーション98が起動していない場合において、適切にアプリケーション98を起動することができる。
T52では、携帯端末PT1のCPU92は、機能関連情報を受信し、受付画面を表示部74に表示させる。受付画面には、ユーザがスキャンを実行可能である旨が表示され、印刷を実行可能である旨は表示されない。ユーザは、受付画面において、実行指示を適切に行うことができる。携帯端末PT1は、適切に実行要求をMFP10に送信し得る。また、MFP10は、適切にユーザが所望する機能を実行できる。
(ケースA3;図7)
図7を参照して、MFP10のSFLがOFFされている状態で、MFP10と携帯端末PT1と間でNFC接続が確立される場合に、MFP10と携帯端末PT1との間で実行される通信の例について説明する。
MFP10の電源がONされると、MFP10はG/O機器として動作する。即ち、MFP10を親局とするWFDNWが形成される(図2のS2)。ケースA3では、MFP10のSFLはOFFである(即ち、SFL設定情報38がOFFを示す)。
ケースA3では、T70において、MFP10のCPU32は、SFLがOFFであることを示すSFL設定情報と、ネットワーク情報と、アプリ起動指示と、をICタグI/F20に記憶させる。以下、SFLがOFFであることを示すSFL設定情報のことを「SFL設定情報(SFL=OFF)」と記載する場合がある。
T12、T14の各処理の内容は、ケースA1(図5)のT12、T14と同様であるため、詳しい説明を省略する。ただし、ケースA3では、T12のユーザの実行指示は、印刷機能の実行指示である。
T76では、MFP10のICタグI/F20は、確立されたNFC通信セッションを利用して、SFL設定情報(SFL=OFF)、ネットワーク情報、及び、アプリケーション起動指示を、携帯端末PT1に送信する。携帯端末PT1のCPU92は、SFL設定情報(SFL=OFF)、ネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を受信する。
続くT18、T20の各処理の内容は、ケースA1(図5)のT18、T20と同様であるため、詳しい説明を省略する。
ケースA3では、MFP10のSFLがOFFである。そのため、携帯端末PT1は、MFP10に認証情報を送信しない(図4のS60でNO)。T82では、携帯端末PT1のCPU92は、WFDNWを利用して、無線LANI/F82を介して、実行要求(印刷)及び印刷データをMFP10に送信する(図4のS78)。
ケースA3では、MFP10のSFLがOFFである。そのため、T84で、MFP10のCPU32は、実行要求(印刷)及び印刷データを受信すると、印刷を実行する(図3のS30)。その後、MFP10と携帯端末PT1との無線接続が切断される。
(ケースA3の効果)
ケースA3では、ケースA1、A2とは異なり、SFLがOFFされている。ケースA3では、携帯端末PT1は、所属状態が構築される場合に、認証情報をMFP10に送信することなく、実行要求をMFP10に送信する(T82)。また、MFP10は、認証を実行することなく、ユーザが所望する機能を実行する(T84)。即ち、携帯端末PT1は、MFP10のSFLがONされているか否かに応じて、認証情報を送信するか否かを変える。また、MFP10は、SFLがONされているか否かに応じて、認証を実行するか否かを変える。そのため、携帯端末PT1及びMFP10は、SFLがONされているか否かに応じて、適切に動作することができる。
(対応関係)
MFP10、携帯端末PT1がそれぞれ、「機能実行装置」、「通信端末」の一例である。NFC方式、WFD方式が、それぞれ、「第1の方式」、「第2の方式」の一例である。ICタグI/F20、無線LANI/F22が、それぞれ、「第1の装置側インターフェース(又は第1のインターフェース)」、「第2の装置側インターフェース(又は第2のインターフェース)」の一例である。また、IFタグI/F20が「状態情報送信部」の一例である。印刷実行部16及びスキャン実行部18が「機能実行部」の一例である。実行指示によってユーザに指定される機能が「特定の機能」の一例である。WFDNWが「特定の無線ネットワーク」の一例である。認証情報(例えば、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」)、SFL設定情報が、それぞれ、「特定の認証情報」、「設定情報」の一例である。SFLテーブル40が「リスト」の一例である。SFLテーブル40において、ユーザID及びパスワードに対応付けられている当該ユーザが印刷機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、当該ユーザがスキャン機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、が「機能関連情報」の一例である。図3のS18で実行される認証が「特定の判断」の一例である。SFL設定情報(SFL=ON)が「状態情報」の一例である。ICタグI/F20のインターフェースメモリ21、メモリ34のSFL設定情報38を記憶する領域、メモリ34のNW情報記憶領域が、それぞれ、「インターフェースメモリ」、「設定情報メモリ」、「装置側メモリ」の一例である。NFC通信セッションが「特定の通信セッション」の一例である。
図3のS16でYESの場合が「認証情報受信部」が実行する処理の一例である。図3のS18が「第1の判断部」が実行する処理の一例である。図3のS30が「機能制御部」が実行する処理の一例である。図2のS4、S8が「記憶制御部」が実行する処理の一例である。図3のS34でYES、S22でYESが「実行要求受信部」が実行する処理の一例である。図3のS12が「構築部」が実行する処理の一例である。図3のS24が「機能関連情報送信部」が実行する処理の一例である。
NFCI/F80、無線LANI/F82が、それぞれ、「第1の端末側インターフェース」、「第2の端末側インターフェース」の一例である。OK通知が「成功情報」の一例である。メモリ94が「端末側メモリ」の一例である。ユーザによって行われる実行指示が「所定の指示」の一例である。
図4のS50でYESが「ネットワーク情報受信部」が実行する処理の一例である。図4のS58が「構築部」が実行する処理の一例である。図4のS62が「認証情報送信部」が実行する処理の一例である。図4のS78、S72が「実行要求送信部」が実行する処理の一例である。図4のS50でYESの場合において、SFL設定情報(SFL=ON)を受信することが「状態情報受信部」が実行する処理の一例である。図4のS64でYESが「成功情報受信部」が実行する処理の一例である。図4のS70が「表示制御部」が実行する処理の一例である。図4のS68が「機能関連情報受信部」が実行する処理の一例である。図4のS54が「起動部」が実行する処理の一例である。
(第2実施例)
第2実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、MFP10のICタグI/F20は、CPU32によって記憶内容を変更できないインターフェースメモリ21を備え、ICタグI/F20はバス線に接続されていない。さらに、CPU32は、MFP10のICタグI/F20に記憶されている情報を変更できない点が、第1実施例とは異なる。本実施例では、MFP10のICタグI/F20のインターフェースメモリ21には、予め定められたSSID、パスワード、認証方式、及び、暗号化方式を含むネットワーク情報が記憶されている。ICタグI/F20のインターフェースメモリ21には、ネットワーク情報の他に、アプリ起動指示が記憶されている。ただし、本実施例では、ICタグI/F20のインターフェースメモリ21には、SFL設定情報は記憶されていない。従って、本実施例では、MFP10のCPU32が実行する各処理(図2、図3)、及び、携帯端末PT1のCPU92が実行する処理(図4)の内容の一部も、第1実施例とは異なる。
(MFP10のCPU32のインターフェース制御処理;図2)
本実施例でも、MFP10の電源がONされると、CPU32は、図2のインターフェース制御処理を開始する。
S2では、CPU32は、MFP10の動作状態を、デフォルトの状態であるデバイス状態から、G/O状態に移行させる。これにより、本実施例でも、MFP10がG/O機器として動作する。即ち、MFP10を親局とするWFDNWが形成される。ただし、本実施例では、CPU32は、S2において新たなSSID及びパスワードを生成しない。本実施例では、CPU32は、ICタグI/F20に記憶されているSSID及びパスワードと同じSSID及びパスワードを用いてWFDNWを形成する。
本実施例では、CPU32は、S4〜S8の各処理を実行することなく、図2のインターフェース制御処理を終了する。
(MFP10のCPU32の機能実行処理;図3)
本実施例の機能実行処理(図3)の内容は、基本的には第1実施例の機能実行処理と共通する。ただし、本実施例では、S12で対象端末との無線接続が確立された後に、S13において、CPU32が、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、対象端末に、SFL設定情報を送信する点が第1実施例とは異なる。上記の通り、本実施例では、ICタグI/F20にはSFL設定情報が記憶されていない。そのため、MFP10と対象端末との双方がWFDNWに所属する所属状態が構築された(S12)後に、S13で、CPU32は、メモリ34内のSFL設定情報38(即ち、ON又はOFF)を参照し、SFL設定情報を対象端末に送信する。これにより、対象端末は、MFP10のSFLがONであるか否かを知ることができる。
(携帯端末PT1のCPU92の処理;図4)
本実施例のCPU92の処理(図4)の内容も、基本的には第1実施例と共通する。ただし、本実施例では、S58でMFP10との無線接続が確立された後に、S59において、CPU92が、WFDNWを利用して、MFP10から、無線LANI/F22を介して、SFL設定情報を受信する点が第1実施例とは異なる。上記の機能実行処理(図3)の場合と同様に、本実施例では、ICタグI/F20にはSFL設定情報が記憶されていないため、第1実施例とはこの点において相違する。
(具体的なケース)
(ケースB;図8)
図8を参照して、本実施例において、MFP10のSFLがONされている状態で、MFP10と携帯端末PT1との間でNFC接続が確立される場合に、MFP10と携帯端末PT1との間で実行される通信の例について説明する。
MFP10の電源がONされると、MFP10はG/O機器として動作する。即ち、MFP10を親局とするWFDNWが形成される(図2のS2)。ケースBでは、MFP10のSFLはONされている。即ち、SFL設定情報38がONを示す。ケースBでは、ICタグI/F20のインターフェースメモリ21の内容を変更できない(上記のケースA1(図5)のT10に相当する処理が行われない)。ケースBでは、ICタグI/F20のインターフェースメモリ21には、予め決められたネットワーク情報と、アプリ起動指示とが記憶されている。
続くT112、T114の各処理は、上記のケースA1(図5)のT12、T14と同様である。
T116では、MFP10のICタグI/F20は、確立されたNFC通信セッションを利用して、メモリに記憶されているネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を、携帯端末PT1に送信する。
即ち、T116では、携帯端末PT1のCPU92は、NFC通信セッションを利用して、ICタグI/F20から、NFCI/F80を介して、ネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を受信する(図4のS50でYES)。
続くT118、T120の各処理は、上記のケースA1(図5)のT18、T20と同様である。
ケースBでは、所属状態が構築されると、続くT121で、MFP10のCPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、SFL設定情報(SFL=ON)を携帯端末PT1に送信する(図3のS13、図4のS59)。
これ以降のT122〜T146の各処理は、上記のケースA1(図5)のT22〜T46と同様である。
(本実施例の効果)
本実施例では、ICタグI/F20には、予め定められたネットワーク情報及びアプリ起動指示が記憶される。また、ICタグI/F20のインターフェースメモリ21の内容を変更できない。本実施例では、所属状態が構築されると、MFP10のCPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、SFL設定情報(SFL=ON)を携帯端末PT1に送信する(図3のS13、図4のS59参照)。そのため、MFP10は、適切にSFL設定情報(SFL=ON)を携帯端末PT1に送信することができる。また、携帯端末PT1は、適切に、MFP10のSFLがONであるか否かを知ることができる。
(対応関係)
図3のS13が「状態情報送信部」が実行する処理の一例である。図4のS59が「状態情報受信部」が実行する処理の一例である。
(第3実施例)
第3実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例では、図9、図10に示すように、MFP10のSFLがONされている状態で、MFPと携帯端末PT1又は携帯端末PT2との間でNFC接続が確立される場合に、MFP10と携帯端末PT1との間で実行される通信の内容が第1実施例とは異なる。具体的にいうと、携帯端末PT1又は携帯端末PT2は、所属状態が構築され、MFP10のSFLがONであると判断される場合に、MFP10が認証情報を用いた認証を行う前に、認証情報と実行要求とをMFP10に送信する点で、第1実施例とは異なる。以下、具体的なケースC1、C2(図9、図10)を参照して説明する。
(ケースC1;図9)
図9に示すT210〜T220の各処理は、上記のケースA1(図5)のT10〜T20の各処理と同様である。
ユーザの実行指示(T212)が印刷機能の実行指示である場合、T222では、携帯端末PT1のCPU92は、WFDNWを利用して、無線LANI/F82を介して、認証情報(即ち、ユーザID「U1」、パスワード「P1」)、実行要求(印刷)、及び、印刷データを、MFP10に送信する。
MFP10のCPU32は、認証情報、実行要求(印刷)、及び、印刷データを受信すると、認証を実行する(図3のS18参照)。図1に示すように、SFLテーブル40には、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」を含む組合せ情報が含まれている。従って、T224では、CPU32は、認証成功と判断する(即ち、図3のS18でYESと判断する)。
続くT226では、CPU32は、携帯端末PT1のユーザが印刷を実行可能か判断する(図3のS28)。図1に示すように、SFLテーブル40のうち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」に対応する組合せ情報は、印刷「NG」を含む。従って、CPU32は、印刷を実行不可能であると判断し、印刷を実行しない。続くT228では、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、NG通知を携帯端末PT1に送信する(図3のS32)。
T230では、携帯端末PT1のCPU92は、NG通知を受信し、表示部74にエラー表示を行う。その後、MFP10と携帯端末PT1との無線接続が切断される。
一方、ユーザの実行指示(T212)がスキャン機能の実行指示である場合、T222に代えて、T250で、携帯端末PT1のCPU92は、WFDNWを利用して、無線LANI/F82を介して、認証情報(即ち、ユーザID「U1」、パスワード「P1」)及び実行要求(スキャン)を、MFP10に送信する。
MFP10のCPU32は、認証情報及び実行要求(スキャン)を受信すると、認証を実行する(図3のS18)。T224と同様に、T252では、CPU32は、認証成功と判断する。
続くT254では、CPU32は、携帯端末PT1のユーザがスキャンを実行可能か判断する(図3のS28)。図1に示すように、SFLテーブル40のうち、ユーザID「U1」及びパスワード「P1」に対応する組合せ情報は、スキャン「OK」を含む。従って、CPU32は、スキャンを実行可能であると判断し、スキャンを実行する。続くT256では、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、生成されたスキャンデータを携帯端末PT1に送信する。その後、MFP10と携帯端末PT1との無線接続が切断される。
一方、SFLテーブル40にユーザID「U1」及びパスワード「P1」(T22)を含む組合せ情報が含まれていない場合もある。その場合、T240で、MFP10のCPU32は、認証失敗と判断する(図3のS18でNO)。続くT242では、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、NG通知を携帯端末PT1に送信する(図3のS32)。
T244では、携帯端末PT1のCPU92は、NG通知を受信し、表示部74にエラー表示を行う。その後、MFP10と携帯端末PT1との無線接続が切断される。
(ケースC2;図10)
図10に示すケースC2は、MFP10のSFLがONされている状態で、MFPと携帯端末PT2との間でNFC接続が確立される場合である点がケースC1とは異なる。T270〜T280の各処理は、ケースC1(図9)のT210〜T220と同様である。
ユーザの実行指示(T272)が印刷機能の実行指示である場合、T282では、携帯端末PT2のCPUは、WFDNWを利用して、無線LANI/F(図示しない)を介して、認証情報(即ち、ユーザID「U2」、パスワード「P2」)、実行要求(印刷)、及び、印刷データを、MFP10に送信する。
MFP10のCPU32は、認証情報、実行要求(印刷)、及び、印刷データを受信すると、認証を実行する(図3のS18)。図1に示すように、SFLテーブル40には、ユーザID「U2」及びパスワード「P2」を含む組合せ情報が含まれている。従って、T284では、CPU32は、認証成功と判断する(即ち、図3のS18でYESと判断する)。
続くT286では、CPU32は、携帯端末PT2のユーザが印刷を実行可能か判断する(図3のS28)。図1に示すように、SFLテーブル40のうち、ユーザID「U2」及びパスワード「P2」に対応する組合せ情報は、印刷「OK」を含む。従って、CPU32は、印刷を実行可能であると判断し、印刷を実行する。その後、MFP10と携帯端末PT2との無線接続が切断される。
一方、ユーザの実行指示(T272)がスキャン機能の実行指示である場合、T282に代えて、T290で、携帯端末PT2のCPUは、WFDNWを利用して、無線LANI/F(図示しない)を介して、認証情報(即ち、ユーザID「U2」、パスワード「P2」)及び実行要求(スキャン)を、MFP10に送信する。
MFP10のCPU32は、認証情報及び実行要求(スキャン)を受信すると、認証を実行する(図3のS18)。T284と同様に、T292では、CPU32は、認証成功と判断する。
続くT294では、CPU32は、携帯端末PT2のユーザがスキャンを実行可能か判断する(図3のS28)。図1に示すように、SFLテーブル40のうち、ユーザID「U2」及びパスワード「P2」に対応する組合せ情報は、スキャン「NG」を含む。従って、CPU32は、スキャンを実行不可能であると判断し、スキャンを実行しない。続くT296では、CPU32は、WFDNWを利用して、無線LANI/F22を介して、NG通知を携帯端末PT2に送信する。
T298では、携帯端末PT2のCPUは、NG通知を受信し、表示部(図示しない)にエラー表示を行う。その後、MFP10と携帯端末PT2との無線接続が切断される。
(本実施例の効果)
上記の通り、本実施例では、携帯端末PT1又は携帯端末PT2は、所属状態が構築された後、認証情報及び実行要求、又は認証情報、実行要求及び印刷データを、MFP10に送信する。即ち、携帯端末PT1又は携帯端末PT2は、MFP10が認証情報を用いた認証を行う前に、実行要求をMFP10に送信する。さらに、実行要求が印刷である場合には、携帯端末PT1又は携帯端末PT2は、MFP10が認証情報を用いた認証を行う前に、実行要求と印刷データとをMFP10に送信する。MFP10は、認証が成功し、当該ユーザが所望する機能を実行可能であると判断する場合に、当該機能を実行する。本実施例では、MFP10は、認証が行われるより前に実行要求を受信する場合、又は実行要求及び印刷データを受信する場合においても、適切に動作することができる。
(対応関係)
図9のT222及び図10のT282が、「対象データ送信部」が実行する処理の一例であるとともに、「対象データ受信部」が実行する処理の一例である。印刷データが「対象データ」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の各実施例では、MFP10と対象端末(例えば携帯端末PT1)との間にWFD方式の無線接続が確立される場合について説明している(図5〜図10参照)これに限られず、MFP10と対象端末が、図示しないアクセスポイント(以下「AP」と呼ぶ)が形成するWi−Fiネットワークに所属してもよい。即ち、MFP10は、APが形成しているWi−Fiネットワーク(以下「Wi−FiNW」と呼ぶ)に子局(具体的にはステーション)として所属する機器であってもよい。この場合、MFP10と対象端末の双方が、APが形成するWi−FiNW所属する所属状態が構築されてもよい。ICタグI/F20は、NFC通信セッションを利用して、APが形成するWi−FiNWで利用されるネットワーク情報(SSID,パスワード等)を対象端末に送信してもよい。この変形例では、APが形成するWi−FiNWが「特定の無線ネットワーク」の一例である。また、APが形成するWi−FiNWで利用されるSSID,パスワード等が「ネットワーク情報」の一例である。
(変形例2)上記の各実施例では、MFP10は、NFCフォーラムタグであるICタグI/F20を備えている。これに限らず、MFP10は、NFCフォーラムタグであるICタグI/F20に代えて、NFCフォーラムデバイスであるNFCI/Fを備えていてもよい。本変形例では、MFP10のNFCI/Fは、MFP10の電源がONされると、P2Pモードで動作してもよい。対象端末のNFCI/F(例えば、携帯端末PT1のNFCI/F80)も、対象端末の電源がONされると、P2Pモードで動作してもよい。MFP10のNFCI/Fと対象端末のNFCI/Fとの間で、P2P通信が確立されてもよい。その場合、CPU32が、P2P通信の通信セッションを利用して、NFCI/Fを介して、対象端末に、メモリ34内に記憶されているSFL設定情報、ネットワーク情報、及び、アプリ起動指示を送信するようにしてもよい。即ち、本変形例では、NFCI/Fは、SFL設定情報、ネットワーク情報、を予め記憶している必要はない。なお、本変形例において、MFP10のNFCI/Fと対象端末のNFCI/Fとの間で、P2P通信に代えて、他の形式のNFC通信セッション(例えば、Readerモード―CEモード間の通信など)が確立されてもよい。本変形例のMFP10のNFCI/Fが「第1の装置側インターフェース(又は第1のインターフェース)」の一例である。
(変形例3)上記の第2実施例では、ICタグI/F20は、CPU32によって記憶内容を変更できないインターフェースメモリ21を備えている。ICタグI/F20はバス線に接続されていない。これに限られず、上記の第2実施例において、ICタグI/F20は、CPU32によって記憶内容を変更なインターフェースメモリ21を備えてもよい。その場合、ICタグI/F20はバス線に接続されていてもよい。本変形例では、CPU32は、図2のS4〜S8の処理を実行してもよい。一般的に言うと、制御部に備えられる状態情報送信部は、特定の無線ネットワークを利用して、第2のインターフェースを介して、状態情報を通信端末に送信すればよい。
(変形例4)上記の各実施例では、図3のS24では、MFP10のCPU32は、SFLテーブル40(図1参照)を参照し、認証に成功した認証情報(即ち、ユーザID及びパスワード)に対応する機能関連情報(即ち、当該ユーザが印刷機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)と、当該ユーザがスキャン機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG))を、対象端末に送信する。これに限られず、図3のS24では、MFP10のCPU32は、認証に成功した認証情報(即ち、ユーザID及びパスワード)に対応する機能関連情報のうち、実行可能であることを示す機能(即ち、「OK」の機能)を表す情報(以下、「制限情報」と呼ぶ)のみを、対象端末に送信してもよい。対象端末のCPU(例えば携帯端末PT1のCPU92)は、制限情報を受信すると、制限情報で許可された情報のみを含む受付画面を表示して、ユーザに実行指示を求めてもよい(図4のS70)。本変形例の制限情報も「機能関連情報」の一例である。
(変形例5)上記の各実施例では、MFP10のCPU32は、図3のS24で機能関連情報を送信した後、対象端末(例えば携帯端末PT1)から実行要求を受信した場合(S26でYES)にも、S28で、実行要求で指定されている機能が実行可能か否かを判断している。しかしながら、MFP10のCPU32は、S24で機能関連情報を送信した後、対象端末(例えば携帯端末PT1)から実行要求を受信した場合(S26でYES)には、実行要求で指定されている機能は実行可能な機能である可能性が高い。そのため、その場合、CPU32は、S28の判断を省略してもよい。一般的に言うと、機能制御部は、特定の判断において特定の認証情報がリストに登録済みであると判断され、かつ、特定の機能関連情報が特定の機能の実行を許可することを示すと判断される場合に、特定の機能を機能実行部に実行させればよい。
(変形例6)上記の各実施例では、認証情報は、ユーザID及びパスワードの双方を含む。これに限られず、認証情報は、ユーザIDのみを含んでもよい。その場合、MFP10のCPU32は、図3のS18において、対象端末から受信されたユーザIDが、SFLテーブル40に含まれているのか否かを判断することによって、認証を行ってもよい。本変形例のユーザIDも「特定の認証情報」の一例である。
(変形例7)上記の各実施例では、MFP10のCPU32は、認証が成功する場合(図3のS18でYES)に、OK信号を対象端末に送信する(S20)。これに代えて、CPU32は、認証が成功する場合(図3のS18でYES)に、機能関連情報を送信してもよい。対象端末のCPU(例えば、CPU92)は、既にユーザによって実行指示が行われている場合には、実行指示で指示された機能を、当該ユーザが実行可能か否かを判断し、実行可能と判断される場合に、実行要求をMFP10に送信するようにしてもよい。また、ユーザによって実行指示が行われていない場合には、上記の各実施例と同様に、対象端末のCPUは、当該ユーザが実行可能な機能のみを含む受付画面を表示してもよい。一般的に言うと、機能実行部は、特定の判断において特定の認証情報がリストに登録済みであると判断される場合に、特定の機能を機能実行部に実行させればよい。
(変形例8)上記の各実施例では、MFP10のICタグI/F20にはアプリ起動指示が記憶されている。これに限られず、ICタグI/F20にはアプリ起動指示が起動されていなくてもよい。一般的に言うと、第1の装置側インターフェース(又は第1のインターフェース)は、通信端末にネットワーク情報を送信すればよい。
(変形例9−1)MFP10のメモリ34にSFLテーブル40が記憶されていなくてもよい。MFP10と通信可能に接続された他の機器がSFLテーブルを記憶していてもよい。その場合、MFP10のCPU32は、対象端末から認証情報を受信すると(図3のS16でYES)、受信した認証情報を当該他の機器に送信してもよい。当該他の機器のCPUが認証を行い、認証結果(認証成功又は認証失敗)をMFP10に送信してもよい。一般的に言うと、第1の判断部は、通信端末から特定の認証情報が受信される場合に、特定の認証情報がリストに登録済みであるのか否かを判断する特定の判断を実行すればよい。
(変形例9−2)上記変形例9−1において、対象端末が、SFLテーブルを記憶する他の機器に事前にログイン可能であってもよい。即ち、他の機器が、事前に認証情報を用いた認証を行えるようにしてもよい。その場合、MFP10のCPU32は、対象端末から認証情報を受信すると(図3のS16でYES)、受信した認証情報を当該他の機器に送信してもよい。当該他の機器のCPUは、認証結果(認証成功又は認証失敗)をMFP10に送信してもよい。
(変形例10)対象端末のCPU(例えば携帯端末PT1のCPU92)は、第1実施例では図4のS50の処理、及び第2実施例では図4のS59の処理でMFP10からSFL設定情報を受信しなくてもよい。CPU92は、所属状態が確立された後、MFP10のSFLがONであるか否かに関わらず、認証情報をMFP10に送信するようにしてもよい。また、この変形例の場合、第1実施例では、MFP10のICタグI/F20は、対象端末にSFL設定情報を送信しなくてもよく、第2実施例では、MFP10のCPU32は、対象端末にSFL設定情報を送信しなくてもよい。一般的に言うと、認証情報送信部は、所属状態が構築される場合に、特定の無線ネットワークを利用して、第2の端末側インターフェース(又は第2のインターフェース)を介して、特定の認証情報を前記機能実行装置に送信すればよい。
(変形例11)上記の各実施例では、対象端末のCPU(例えば携帯端末PT1のCPU92)は、MFP10のSFLがONであると判断される場合(図4のS50でYES)、自動的に、対象端末のメモリ(例えば携帯端末PT1のメモリ94)に記憶されている認証情報をMFP10に送信する(S52)。これに限られず、CPU92は、MFP10のSFLがONであると判断される場合(図4のS50でYES)に、表示部74に、ユーザに認証情報(即ち、ユーザID及びパスワード)の入力を求める入力画面を表示させてもよい。CPU92は、ユーザによって認証情報が入力される場合に、入力された認証情報をMFP10に送信してもよい。一般的に言うと、認証情報送信部は、所属状態が構築される場合に、特定の無線ネットワークを利用して、第2の端末側インターフェース(又は第2のインターフェース)を介して、特定の認証情報を機能実行装置に送信すればよい。
(変形例12)SFLテーブル40は、ユーザID(例えばU1)と、パスワード(例えばP1)だけが関連付けられている複数の組合せ情報を含んでいてもよい。即ち、SFLテーブル40は、ユーザが印刷機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)、ユーザがスキャン機能を利用可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)、及び、ユーザがH/O処理を実行可能であるのか否かを示す情報(OK又はNG)を含んでいなくてもよい。その場合、MFP10のCPU32は、対象端末から受信された認証情報を用いた認証が成功する場合(図3のS18でYES)には、その後、機能の実行可否を判断することなく、要求された機能を実行するようにしてもよい。
(変形例13)MFP10の操作部12及び表示部14は、タッチパネルとして一体に構成されていてもよい。同様に、例えば携帯端末PT1の操作部72及び表示部74も、タッチパネルとして一体に構成されていてもよい。即ち、MFP10の操作部12と表示部14とが、一のハードウェアで構成されていても良く、携帯端末PT1の操作部72と表示部74とが、一のハードウェアで構成されていても良い。
(変形例14)「機能実行装置」は、印刷機能及びスキャン機能を実行可能な多機能機(即ちMFP10)に限られず、印刷機能及びスキャン機能のうちの印刷機能のみを実行可能なプリンタであってもよいし、印刷機能及びスキャン機能のうちのスキャン機能のみを実行可能なスキャナであってもよい。また、「機能実行装置」は、印刷機能及びスキャン機能とは異なる機能(例えば、画像の表示機能、データの演算機能)を実行する装置(例えば、PC、サーバ、携帯端末(携帯電話、スマートフォン、PDA等))であってもよい。即ち、「機能実行装置」は、NFC方式の通信及び無線LAN通信を実行可能なあらゆるデバイスを含む。また、「通信端末」は、携帯端末PT1〜PT3に限られず、近距離通信(例えば、NFC通信)及び無線LAN通信を実行可能なあらゆるデバイスを含む。
(変形例15)上記の各実施例では、図2〜図4の各処理がソフトウェア(即ちプログラム)によって実現されるが、図2〜図4の各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
以下は、出願時の特許請求の範囲に対応する記載である。
[項目1]
機能実行装置と通信端末とを含む機能実行システムであって、
前記機能実行装置は、
第1の方式に従って、前記通信端末と無線通信を実行する第1の装置側インターフェースと、
前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記通信端末と無線通信を実行する第2の装置側インターフェースと、
特定の機能を実行する機能実行部と、
装置側制御部と、を備え、
前記通信端末は、
前記第1の方式に従って、前記機能実行装置と無線通信を実行する第1の端末側インターフェースと、
前記第2の方式に従って、前記機能実行装置と無線通信を実行する第2の端末側インターフェースと、
端末側制御部と、を備え、
前記第1の装置側インターフェースは、前記通信端末に、前記通信端末と前記機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を送信し、
前記端末側制御部は、
前記機能実行装置から、前記第1の端末側インターフェースを介して、前記ネットワーク情報を受信するネットワーク情報受信部と、
前記機能実行装置から前記ネットワーク情報が受信された後で、前記第2の端末側インターフェースを介して、前記機能実行装置と前記通信端末との双方が特定の無線ネットワークに所属する所属状態を構築する構築部と、
前記所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2の端末側インターフェースを介して、特定の認証情報を前記機能実行装置に送信する認証情報送信部と、を備え、
前記装置側制御部は、
前記第1の装置側インターフェースによって前記ネットワーク情報が前記通信端末に送信された後に、前記所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2の装置側インターフェースを介して、前記特定の認証情報を受信する認証情報受信部と、
前記特定の認証情報が受信される場合に、前記特定の認証情報がリストに登録済みか否かの特定の判断を実行する判断部と、を備え、
前記端末側制御部は、さらに、
前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2の端末側インターフェースを介して、前記特定の機能の実行要求を前記機能実行装置に送信する実行要求送信部であって、前記実行要求は、前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させる要求である、前記実行要求送信部、を備え、
前記装置側制御部は、さらに、
前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2の装置側インターフェースを介して、前記特定の機能の実行要求を受信する実行要求受信部と、
前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合であり、かつ、前記通信端末から前記実行要求が受信される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる機能制御部と、を備える、
機能実行システム。
[項目2]
機能実行装置であって、
第1の方式に従って、通信端末と無線通信を実行する第1のインターフェースと、
前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記通信端末と無線通信を実行する第2のインターフェースと、
特定の機能を実行する機能実行部と、
制御部と、を備え、
前記第1のインターフェースは、前記通信端末に、前記通信端末と前記機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を送信し、
前記制御部は、
前記第1のインターフェースによって前記ネットワーク情報が前記通信端末に送信された後に、前記機能実行装置と前記通信端末との双方が前記特定の無線ネットワークに所属する所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2のインターフェースを介して、特定の認証情報を受信する認証情報受信部と、
前記特定の認証情報が受信される場合に、前記特定の認証情報がリストに登録済みか否かの特定の判断を実行する第1の判断部と、
前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる機能制御部と、
を備える機能実行装置。
[項目3]
前記機能実行装置は、さらに、
前記特定の判断が実行されるべきか否かを示す設定情報を記憶する設定情報メモリと、
前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきことを示す場合に、前記特定の判断が実行されるべきであることを示す状態情報を前記通信端末に送信し、前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきでないことを示す場合に、前記状態情報を前記通信端末に送信しない状態情報送信部と、を備え、
前記認証情報受信部は、前記状態情報が前記通信端末に送信される場合に、前記通信端末から前記特定の認証情報を受信する、項目2に記載の機能実行装置。
[項目4]
前記第1のインターフェースは、インターフェースメモリを備え、
前記制御部は、さらに、
前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきことを示す場合に、前記状態情報を前記インターフェースメモリに記憶させる記憶制御部を備え、
前記第1のインターフェースである前記状態情報送信部は、前記インターフェースメモリに記憶される前記状態情報を前記通信端末に送信する、項目3に記載の機能実行装置。
[項目5]
前記記憶制御部は、前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきでないことを示す状態から、前記特定の判断が実行されるべきことを示す状態に変化する場合に、前記状態情報を前記インターフェースメモリに記憶させる、項目4に記載の機能実行装置。
[項目6]
前記制御部に備えられる前記状態情報送信部は、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記状態情報を前記通信端末に送信する、項目3に記載の機能実行装置。
[項目7]
前記制御部は、さらに、
前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の機能の実行要求を受信する実行要求受信部を備え、
前記機能制御部は、
前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断され、かつ、前記通信端末から前記実行要求が受信される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させ、
前記設定情報メモリ内の前記設定情報が前記特定の判断が実行されるべきでないことを示し、かつ、前記通信端末から前記実行要求が受信される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる、項目3から6のいずれか一項に記載の機能実行装置。
[項目8]
前記機能実行装置は、さらに、
前記ネットワーク情報を記憶する装置側メモリを備え、
前記制御部は、さらに、
前記第1のインターフェースによって前記ネットワーク情報が前記通信端末に送信された後に、前記装置側メモリが記憶する前記ネットワーク情報と、前記通信端末によって受信された前記ネットワーク情報とが一致する場合に、前記第2のインターフェースを介して、前記所属状態を構築する構築部を備える、項目2から7のいずれか一項に記載の機能実行装置。
[項目9]
前記第1のインターフェースは、前記装置側メモリに記憶される前記ネットワーク情報を記憶するインターフェースメモリを備え、
前記第1のインターフェースは、前記インターフェースメモリに記憶される前記ネットワーク情報を、前記通信端末に送信する、項目8に記載の機能実行装置。
[項目10]
前記制御部は、さらに、
前記特定の判断が実行される前に、前記通信端末から、前記特定のネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の機能が実行される際に利用される対象データを受信する対象データ受信部を備え、
前記機能制御部は、前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記対象データを利用して、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる、項目2から9のいずれか一項に記載の機能実行装置。
[項目11]
前記第1のインターフェースは、特定の通信セッションを利用して、前記ネットワーク情報と、アプリケーション起動指示と、を前記通信端末に送信し、
前記アプリケーション起動指示は、前記通信端末にインストールされるアプリケーションであって、前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させる前記アプリケーションを起動させる指示である、項目2から10のいずれか一項に記載の機能実行装置。
[項目12]
前記第1の方式は、NFC(Near Field Communicationの略)規格に従った通信方式であるNFC方式である、項目2から11のいずれか一項に記載の機能実行装置。
[項目13]
前記機能実行部は、前記特定の機能を含む複数個の機能を実行し、
前記リストでは、複数個の認証情報のそれぞれについて、当該認証情報と、機能関連情報と、が対応付けられており、
前記機能関連情報は、前記複数個の機能のそれぞれについて、当該機能の実行を許可するのか否かを示し、
前記制御部は、さらに、
前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記特定の認証情報に対応付けられている特定の機能関連情報が、前記特定の機能の実行を許可することを示すのか否かを判断する第2の判断部を備え、
前記機能制御部は、前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断され、かつ、前記特定の機能関連情報が前記特定の機能の実行を許可することを示すと判断される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる、項目2から12のいずれか一項に記載の機能実行装置。
[項目14]
前記機能実行部は、前記特定の機能を含む複数個の機能を実行し、
前記リストでは、複数個の認証情報のそれぞれについて、当該認証情報と、機能関連情報と、が対応付けられており、
前記機能関連情報は、前記複数個の機能のそれぞれについて、当該機能の実行を許可するのか否かを示し、
前記制御部は、さらに、
前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の認証情報に対応する特定の機能関連情報を前記通信端末に送信する機能関連情報送信部と、
前記特定の機能関連情報が前記通信端末に送信された後に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の機能の実行要求を受信する実行要求受信部と、を備え、
前記機能制御部は、
前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断され、かつ、前記通信端末から前記実行要求が受信される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる、項目2から13のいずれか一項に記載の機能実行装置。
[項目15]
前記機能実行部は、印刷を実行する印刷実行部を含み、
前記機能制御部は、前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記通信端末から受信する印刷データを利用して、前記特定の機能である印刷機能を前記印刷実行部に実行させることで、印刷対象の画像を印刷媒体に印刷させる、項目2から項目14のいずれか一項に記載の機能実行装置。
[項目16]
通信端末であって、
第1の方式に従って、機能実行装置と無線通信を実行する第1のインターフェースと、
前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記機能実行装置と無線通信を実行する第2のインターフェースと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記機能実行装置から、前記第1のインターフェースを介して、ネットワーク情報を受信するネットワーク情報受信部であって、前記ネットワーク情報は、前記通信端末と前記機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用される情報である、前記ネットワーク情報受信部と、
前記ネットワーク情報が前記機能実行装置から受信された後で、前記第2のインターフェースを介して、前記機能実行装置と前記通信端末との双方が前記特定の無線ネットワークに所属する所属状態を構築する構築部と、
前記所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、特定の認証情報を前記機能実行装置に送信する認証情報送信部と、
前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、特定の機能の実行要求を前記機能実行装置に送信する実行要求送信部であって、前記実行要求は、前記機能実行装置において前記特定の認証情報がリストに登録済みであると判断される場合に、前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させる要求である、前記実行要求送信部と、
を備える通信端末。
[項目17]
前記通信端末は、さらに、
前記機能実行装置によって前記特定の認証情報がリストに登録済みか否かの判断が実行されるべき場合に、前記機能実行装置から、前記判断が実行されるべきであることを示す状態情報を受信する状態情報受信部を備え、
前記認証情報送信部は、
前記状態情報が受信される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の認証情報を前記機能実行装置に送信する、項目16に記載の通信端末。
[項目18]
前記状態情報受信部は、前記機能実行装置から、前記第1のインターフェースを介して、前記状態情報を受信する、項目17に記載の通信端末。
[項目19]
前記状態情報受信部は、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記機能実行装置から、前記第2のインターフェースを介して、前記状態情報を受信する、項目17に記載の通信端末。
[項目20]
前記制御部は、さらに、
前記特定の無線ネットワークを利用して、前記機能実行装置から、前記第2のインターフェースを介して、成功情報を受信する成功情報受信部であって、前記成功情報は、前記機能実行装置において、前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断されたことを示す情報である、前記成功情報受信部を備え、
前記実行要求送信部は、前記成功情報が受信される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記実行要求を前記機能実行装置に送信する、項目16から19のいずれか一項に記載の通信端末。
[項目21]
前記制御部は、さらに、
前記機能実行装置によって前記特定の認証情報がリストに登録済みか否かの判断が実行される前に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の機能を前記機能実行装置に実行させる際に利用される対象データを前記機能実行装置に送信する、対象データ送信部を備える、項目16から20のいずれか一項に記載の通信端末。
[項目22]
前記通信端末は、さらに、
前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させるアプリケーションを記憶する端末側メモリを備え、
前記ネットワーク情報受信部は、前記機能実行装置から、特定の通信セッションを利用して、前記第1のインターフェースを介して、前記ネットワーク情報と、アプリケーション起動指示と、を受信し、
前記制御部は、さらに、
前記アプリケーションが起動されていない状態で、前記アプリケーション起動指示が受信される場合に、前記アプリケーションを起動させる起動部を備える、項目16から21のいずれか一項に記載の通信端末。
[項目23]
前記実行要求送信部は、前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させる所定の指示がユーザから与えられた後に、前記ネットワーク情報が受信される場合に、前記実行要求を前記機能実行装置に送信し、
前記制御部は、さらに、前記所定の指示が前記ユーザから与えられる前に、前記ネットワーク情報が受信される場合に、前記ユーザによる前記所定の指示の入力を受け付ける受付画面を表示部に表示させる表示制御部を備え、
前記実行要求送信部は、前記受付画面に応じて、前記ユーザから前記所定の指示が与えられる場合に、前記実行要求を前記機能実行装置に送信する、項目16から22のいずれか一項に記載の通信端末。
[項目24]
前記機能実行装置は、前記特定の機能を含む複数個の機能を実行可能であり、
前記リストは、複数個の認証情報のそれぞれについて、当該認証情報と、機能関連情報と、が対応付けられており、
前記機能関連情報は、前記複数個の機能のそれぞれについて、当該機能の実行を許可するのか否かを示し、
前記制御部は、さらに、
前記機能実行装置において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断された後に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記機能実行装置から、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の認証情報に対応付けられている特定の機能関連情報を受信する機能関連情報受信部を備え、
前記表示制御部は、前記特定の機能関連情報が前記特定の機能の実行を許可することを示す場合に、前記複数個の機能の中から前記特定の機能を前記ユーザに選択させる前記受付画面を前記表示部に表示させる、項目23に記載の通信端末。
[項目25]
機能実行装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記機能実行装置は、
第1の方式に従って、通信端末と無線通信を実行する第1のインターフェースと、
前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記通信端末と無線通信を実行する第2のインターフェースと、
特定の機能を実行する機能実行部と、を備え、
前記第1のインターフェースは、前記通信端末に、前記通信端末と前記機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を送信し、
前記機能実行装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
前記第1のインターフェースによって前記ネットワーク情報が前記通信端末に送信された後に、前記機能実行装置と前記通信端末との双方が前記特定の無線ネットワークに所属する所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2のインターフェースを介して、特定の認証情報を受信する認証情報受信処理と、
前記特定の認証情報が受信される場合に、前記特定の認証情報がリストに登録済みか否かの特定の判断を実行する第1の判断処理と、
前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる機能制御処理と、
を実行させる、コンピュータプログラム。
[項目26]
通信端末のためのコンピュータプログラムであって、
前記通信端末は、
第1の方式に従って、機能実行装置と無線通信を実行する第1のインターフェースと、
前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記機能実行装置と無線通信を実行する第2のインターフェースと、を備え、
前記通信端末に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
前記機能実行装置から、前記第1のインターフェースを介して、ネットワーク情報を受信するネットワーク情報受信処理であって、前記ネットワーク情報は、前記通信端末と前記機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用される情報である、前記ネットワーク情報受信処理と、
前記ネットワーク情報が前記機能実行装置から受信された後で、前記第2のインターフェースを介して、前記機能実行装置と前記通信端末との双方が前記特定の無線ネットワークに所属する所属状態を構築する構築処理と、
前記所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、特定の認証情報を前記機能実行装置に送信する認証情報送信処理と、
前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、特定の機能の実行要求を前記機能実行装置に送信する実行要求送信処理であって、前記実行要求は、前記機能実行装置において前記特定の認証情報がリストに登録済みであると判断される場合に、前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させる要求である、前記実行要求送信処理と、
を実行させるコンピュータプログラム。
2:通信システム、10:多機能機(MFP)、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、PT1、PT2、PT3:携帯端末

Claims (26)

  1. 機能実行装置と通信端末とを含む機能実行システムであって、
    前記機能実行装置は、
    第1の方式に従って、前記通信端末と無線通信を実行する第1の装置側インターフェースと、
    前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記通信端末と無線通信を実行する第2の装置側インターフェースと、
    特定の機能を実行する機能実行部と、
    装置側制御部と
    設定情報メモリと、
    信号送信部と、を備え、
    前記通信端末は、
    前記第1の方式に従って、前記機能実行装置と無線通信を実行する第1の端末側インターフェースと、
    前記第2の方式に従って、前記機能実行装置と無線通信を実行する第2の端末側インターフェースと、
    端末側制御部と
    信号受信部と、を備え、
    前記第1の装置側インターフェースは、前記通信端末に、前記通信端末と前記機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を送信し、
    前記端末側制御部は、
    前記機能実行装置から、前記第1の端末側インターフェースを介して、前記ネットワーク情報を受信するネットワーク情報受信部と、
    前記機能実行装置から前記ネットワーク情報が受信された後で、前記第2の端末側インターフェースを介して、前記機能実行装置と前記通信端末との双方が特定の無線ネットワークに所属する所属状態を構築する構築部と、
    前記所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2の端末側インターフェースを介して、特定の認証情報を前記機能実行装置に送信する認証情報送信部と、を備え、
    前記信号受信部は、前記機能実行装置によって前記特定の認証情報がリストに登録済みか否かの特定の判断が実行されるべき場合に、前記機能実行装置から、特定の信号を受信し、
    前記認証情報送信部は、
    前記特定の信号が受信される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の認証情報を前記機能実行装置に送信し、
    前記装置側制御部は、
    前記第1の装置側インターフェースによって前記ネットワーク情報が前記通信端末に送信された後に、前記所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2の装置側インターフェースを介して、前記特定の認証情報を受信する認証情報受信部と、
    前記特定の認証情報が受信される場合に、前記特定の判断を実行する判断部と、を備え、
    前記設定情報メモリは、前記特定の判断が実行されるべきか否かを示す設定情報を記憶し、
    前記信号送信部は、前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきことを示す場合に、特定の信号を前記通信端末に送信し、前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきでないことを示す場合に、前記特定の信号を前記通信端末に送信せず、
    前記認証情報受信部は、前記特定の信号が前記通信端末に送信される場合に、前記通信端末から前記特定の認証情報を受信し、
    前記端末側制御部は、さらに、
    前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2の端末側インターフェースを介して、前記特定の機能の実行要求を前記機能実行装置に送信する実行要求送信部であって、前記実行要求は、前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させる要求である、前記実行要求送信部、を備え、
    前記装置側制御部は、さらに、
    前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2の装置側インターフェースを介して、前記特定の機能の実行要求を受信する実行要求受信部と、
    前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合であり、かつ、前記通信端末から前記実行要求が受信される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる機能制御部と、を備える、
    機能実行システム。
  2. 機能実行装置であって、
    第1の方式に従って、通信端末と無線通信を実行する第1のインターフェースと、
    前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記通信端末と無線通信を実行する第2のインターフェースと、
    特定の機能を実行する機能実行部と、
    制御部と
    設定情報メモリと、
    信号送信部と、を備え、
    前記第1のインターフェースは、前記通信端末に、前記通信端末と前記機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を送信し、
    前記制御部は、
    前記第1のインターフェースによって前記ネットワーク情報が前記通信端末に送信された後に、前記機能実行装置と前記通信端末との双方が前記特定の無線ネットワークに所属する所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2のインターフェースを介して、特定の認証情報を受信する認証情報受信部と、
    前記特定の認証情報が受信される場合に、前記特定の認証情報がリストに登録済みか否かの特定の判断を実行する第1の判断部と、
    前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる機能制御部と、
    を備え
    前記設定情報メモリは、前記特定の判断が実行されるべきか否かを示す設定情報を記憶し、
    前記信号送信部は、前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきことを示す場合に、特定の信号を前記通信端末に送信し、前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきでないことを示す場合に、前記特定の信号を前記通信端末に送信せず、
    前記認証情報受信部は、前記特定の信号が前記通信端末に送信される場合に、前記通信端末から前記特定の認証情報を受信する、機能実行装置。
  3. 前記特定の信号は、前記特定の判断が実行されるべきであることを示す状態情報を含む、請求項2に記載の機能実行装置。
  4. 前記第1のインターフェースは、インターフェースメモリを備え、
    前記制御部は、さらに、
    前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきことを示す場合に、前記状態情報を前記インターフェースメモリに記憶させる記憶制御部を備え、
    前記第1のインターフェースである前記信号送信部は、前記インターフェースメモリに記憶される前記状態情報を含む前記特定の信号を前記通信端末に送信する、請求項3に記載の機能実行装置。
  5. 前記記憶制御部は、前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきでないことを示す状態から、前記特定の判断が実行されるべきことを示す状態に変化する場合に、前記状態情報を前記インターフェースメモリに記憶させる、請求項4に記載の機能実行装置。
  6. 前記制御部に備えられる前記信号送信部は、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の信号を前記通信端末に送信する、請求項2又は3に記載の機能実行装置。
  7. 前記制御部は、さらに、
    前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の機能の実行要求を受信する実行要求受信部を備え、
    前記機能制御部は、
    前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断され、かつ、前記通信端末から前記実行要求が受信される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させ、
    前記設定情報メモリ内の前記設定情報が前記特定の判断が実行されるべきでないことを示し、かつ、前記通信端末から前記実行要求が受信される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる、請求項3から6のいずれか一項に記載の機能実行装置。
  8. 前記機能実行装置は、さらに、
    前記ネットワーク情報を記憶する装置側メモリを備え、
    前記制御部は、さらに、
    前記第1のインターフェースによって前記ネットワーク情報が前記通信端末に送信された後に、前記装置側メモリが記憶する前記ネットワーク情報と、前記通信端末によって受信された前記ネットワーク情報とが一致する場合に、前記第2のインターフェースを介して、前記所属状態を構築する構築部を備える、請求項2から7のいずれか一項に記載の機能実行装置。
  9. 前記第1のインターフェースは、前記装置側メモリに記憶される前記ネットワーク情報を記憶するインターフェースメモリを備え、
    前記第1のインターフェースは、前記インターフェースメモリに記憶される前記ネットワーク情報を、前記通信端末に送信する、請求項8に記載の機能実行装置。
  10. 前記制御部は、さらに、
    前記特定の判断が実行される前に、前記通信端末から、前記特定のネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の機能が実行される際に利用される対象データを受信する対象データ受信部を備え、
    前記機能制御部は、前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記対象データを利用して、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる、請求項2から9のいずれか一項に記載の機能実行装置。
  11. 前記第1のインターフェースは、特定の通信セッションを利用して、前記ネットワーク情報と、アプリケーション起動指示と、を前記通信端末に送信し、
    前記アプリケーション起動指示は、前記通信端末にインストールされるアプリケーションであって、前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させる前記アプリケーションを起動させる指示である、請求項2から10のいずれか一項に記載の機能実行装置。
  12. 前記第1の方式は、NFC(Near Field Communicationの略)規格に従った通信方式であるNFC方式である、請求項2から11のいずれか一項に記載の機能実行装置。
  13. 前記機能実行部は、前記特定の機能を含む複数個の機能を実行し、
    前記リストでは、複数個の認証情報のそれぞれについて、当該認証情報と、機能関連情報と、が対応付けられており、
    前記機能関連情報は、前記複数個の機能のそれぞれについて、当該機能の実行を許可するのか否かを示し、
    前記制御部は、さらに、
    前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記特定の認証情報に対応付けられている特定の機能関連情報が、前記特定の機能の実行を許可することを示すのか否かを判断する第2の判断部を備え、
    前記機能制御部は、前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断され、かつ、前記特定の機能関連情報が前記特定の機能の実行を許可することを示すと判断される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる、請求項2から12のいずれか一項に記載の機能実行装置。
  14. 前記機能実行部は、前記特定の機能を含む複数個の機能を実行し、
    前記リストでは、複数個の認証情報のそれぞれについて、当該認証情報と、機能関連情報と、が対応付けられており、
    前記機能関連情報は、前記複数個の機能のそれぞれについて、当該機能の実行を許可するのか否かを示し、
    前記制御部は、さらに、
    前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の認証情報に対応する特定の機能関連情報を前記通信端末に送信する機能関連情報送信部と、
    前記特定の機能関連情報が前記通信端末に送信された後に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の機能の実行要求を受信する実行要求受信部と、を備え、
    前記機能制御部は、
    前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断され、かつ、前記通信端末から前記実行要求が受信される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる、請求項2から13のいずれか一項に記載の機能実行装置。
  15. 前記機能実行部は、印刷を実行する印刷実行部を含み、
    前記機能制御部は、前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記通信端末から受信する印刷データを利用して、前記特定の機能である印刷機能を前記印刷実行部に実行させることで、印刷対象の画像を印刷媒体に印刷させる、請求項2から請求項14のいずれか一項に記載の機能実行装置。
  16. 通信端末であって、
    第1の方式に従って、機能実行装置と無線通信を実行する第1のインターフェースと、
    前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記機能実行装置と無線通信を実行する第2のインターフェースと、
    制御部と
    信号受信部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記機能実行装置から、前記第1のインターフェースを介して、ネットワーク情報を受信するネットワーク情報受信部であって、前記ネットワーク情報は、前記通信端末と前記機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用される情報である、前記ネットワーク情報受信部と、
    前記ネットワーク情報が前記機能実行装置から受信された後で、前記第2のインターフェースを介して、前記機能実行装置と前記通信端末との双方が前記特定の無線ネットワークに所属する所属状態を構築する構築部と、
    前記所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、特定の認証情報を前記機能実行装置に送信する認証情報送信部と、
    前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、特定の機能の実行要求を前記機能実行装置に送信する実行要求送信部であって、前記実行要求は、前記機能実行装置において前記特定の認証情報がリストに登録済みであると判断される場合に、前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させる要求である、前記実行要求送信部と、
    を備え
    前記信号受信部は、前記機能実行装置によって前記特定の認証情報がリストに登録済みか否かの判断が実行されるべき場合に、前記機能実行装置から、特定の信号を受信し、
    前記認証情報送信部は、
    前記特定の信号が受信される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の認証情報を前記機能実行装置に送信する、通信端末。
  17. 前記特定の信号は、前記判断が実行されるべきであることを示す状態情報を含む、請求項16に記載の通信端末。
  18. 前記信号受信部は、前記機能実行装置から、前記第1のインターフェースを介して、前記特定の信号を受信する、請求項16又は17に記載の通信端末。
  19. 前記信号受信部は、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記機能実行装置から、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の信号を受信する、請求項16又は17に記載の通信端末。
  20. 前記制御部は、さらに、
    前記特定の無線ネットワークを利用して、前記機能実行装置から、前記第2のインターフェースを介して、成功情報を受信する成功情報受信部であって、前記成功情報は、前記機能実行装置において、前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断されたことを示す情報である、前記成功情報受信部を備え、
    前記実行要求送信部は、前記成功情報が受信される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記実行要求を前記機能実行装置に送信する、請求項16から19のいずれか一項に記載の通信端末。
  21. 前記制御部は、さらに、
    前記機能実行装置によって前記特定の認証情報がリストに登録済みか否かの判断が実行される前に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の機能を前記機能実行装置に実行させる際に利用される対象データを前記機能実行装置に送信する、対象データ送信部を備える、請求項16から20のいずれか一項に記載の通信端末。
  22. 前記通信端末は、さらに、
    前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させるアプリケーションを記憶する端末側メモリを備え、
    前記ネットワーク情報受信部は、前記機能実行装置から、特定の通信セッションを利用して、前記第1のインターフェースを介して、前記ネットワーク情報と、アプリケーション起動指示と、を受信し、
    前記制御部は、さらに、
    前記アプリケーションが起動されていない状態で、前記アプリケーション起動指示が受信される場合に、前記アプリケーションを起動させる起動部を備える、請求項16から21のいずれか一項に記載の通信端末。
  23. 前記実行要求送信部は、前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させる所定の指示がユーザから与えられた後に、前記ネットワーク情報が受信される場合に、前記実行要求を前記機能実行装置に送信し、
    前記制御部は、さらに、前記所定の指示が前記ユーザから与えられる前に、前記ネットワーク情報が受信される場合に、前記ユーザによる前記所定の指示の入力を受け付ける受付画面を表示部に表示させる表示制御部を備え、
    前記実行要求送信部は、前記受付画面に応じて、前記ユーザから前記所定の指示が与えられる場合に、前記実行要求を前記機能実行装置に送信する、請求項16から22のいずれか一項に記載の通信端末。
  24. 前記機能実行装置は、前記特定の機能を含む複数個の機能を実行可能であり、
    前記リストは、複数個の認証情報のそれぞれについて、当該認証情報と、機能関連情報と、が対応付けられており、
    前記機能関連情報は、前記複数個の機能のそれぞれについて、当該機能の実行を許可するのか否かを示し、
    前記制御部は、さらに、
    前記機能実行装置において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断された後に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記機能実行装置から、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の認証情報に対応付けられている特定の機能関連情報を受信する機能関連情報受信部を備え、
    前記表示制御部は、前記特定の機能関連情報が前記特定の機能の実行を許可することを示す場合に、前記複数個の機能の中から前記特定の機能を前記ユーザに選択させる前記受付画面を前記表示部に表示させる、請求項23に記載の通信端末。
  25. 機能実行装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記機能実行装置は、
    第1の方式に従って、通信端末と無線通信を実行する第1のインターフェースと、
    前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記通信端末と無線通信を実行する第2のインターフェースと、
    特定の機能を実行する機能実行部と、
    設定情報メモリと、
    信号送信部と、を備え、
    前記第1のインターフェースは、前記通信端末に、前記通信端末と前記機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用されるネットワーク情報を送信し、
    前記機能実行装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    前記第1のインターフェースによって前記ネットワーク情報が前記通信端末に送信された後に、前記機能実行装置と前記通信端末との双方が前記特定の無線ネットワークに所属する所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記通信端末から、前記第2のインターフェースを介して、特定の認証情報を受信する認証情報受信処理と、
    前記特定の認証情報が受信される場合に、前記特定の認証情報がリストに登録済みか否かの特定の判断を実行する第1の判断処理と、
    前記特定の判断において前記特定の認証情報が前記リストに登録済みであると判断される場合に、前記特定の機能を前記機能実行部に実行させる機能制御処理と、
    を実行させ
    前記設定情報メモリは、前記特定の判断が実行されるべきか否かを示す設定情報を記憶し、
    前記信号送信部は、前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきことを示す場合に、特定の信号を前記通信端末に送信し、前記設定情報メモリ内の前記設定情報が、前記特定の判断が実行されるべきでないことを示す場合に、前記特定の信号を前記通信端末に送信せず、
    前記認証情報受信処理では、前記特定の信号が前記通信端末に送信される場合に、前記通信端末から前記特定の認証情報を受信する、コンピュータプログラム。
  26. 通信端末のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信端末は、
    第1の方式に従って、機能実行装置と無線通信を実行する第1のインターフェースと、
    前記第1の方式とは異なる第2の方式に従って、前記機能実行装置と無線通信を実行する第2のインターフェースと、
    信号受信部と、を備え、
    前記通信端末に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    前記機能実行装置から、前記第1のインターフェースを介して、ネットワーク情報を受信するネットワーク情報受信処理であって、前記ネットワーク情報は、前記通信端末と前記機能実行装置との双方が所属すべき特定の無線ネットワークで利用される情報である、前記ネットワーク情報受信処理と、
    前記ネットワーク情報が前記機能実行装置から受信された後で、前記第2のインターフェースを介して、前記機能実行装置と前記通信端末との双方が前記特定の無線ネットワークに所属する所属状態を構築する構築処理と、
    前記所属状態が構築される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、特定の認証情報を前記機能実行装置に送信する認証情報送信処理と、
    前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、特定の機能の実行要求を前記機能実行装置に送信する実行要求送信処理であって、前記実行要求は、前記機能実行装置において前記特定の認証情報がリストに登録済みであると判断される場合に、前記機能実行装置に前記特定の機能を実行させる要求である、前記実行要求送信処理と、
    を実行させ
    前記信号受信部は、前記機能実行装置によって前記特定の認証情報がリストに登録済みか否かの判断が実行されるべき場合に、前記機能実行装置から、特定の信号を受信し、
    前記認証情報送信処理では、
    前記特定の信号が受信される場合に、前記特定の無線ネットワークを利用して、前記第2のインターフェースを介して、前記特定の認証情報を前記機能実行装置に送信する、コンピュータプログラム。
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