JP6932309B2 - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP6932309B2
JP6932309B2 JP2017200421A JP2017200421A JP6932309B2 JP 6932309 B2 JP6932309 B2 JP 6932309B2 JP 2017200421 A JP2017200421 A JP 2017200421A JP 2017200421 A JP2017200421 A JP 2017200421A JP 6932309 B2 JP6932309 B2 JP 6932309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
mobile terminal
authentication
user
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017200421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019074919A (ja
Inventor
福田 貴史
貴史 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2017200421A priority Critical patent/JP6932309B2/ja
Publication of JP2019074919A publication Critical patent/JP2019074919A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6932309B2 publication Critical patent/JP6932309B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は像形成システムに関し、印刷に際して認証を必要とする画像形成装置に携帯端末から印刷要求を行う画像形成システムに適用して好適なものである。
従来、画像形成装置で提供する機能を使用するために、予め登録された認証情報をユーザーに画像形成装置の操作パネルから入力させ、入力された認証情報が登録されている認証情報である登録情報と一致する場合に操作を許可する画像形成システムがある。そのような画像形成システムにおいては、画像形成装置と通信可能な情報処理端末から画像形成装置に印刷要求を行う前に、ユーザーが予め認証情報を情報処理端末に入力してから印刷要求を行う必要があった(例えば、特許文献1参照)。
これに対し、携帯端末を画像形成装置に近付けて近距離無線通信により携帯端末から画像形成装置へ認証情報を送信することにより、ユーザーの操作を簡易にするものが考えられる。
特開2008−44264号公報
そのような近距離無線通信を用いて認証を行う画像形成システムにおいては、その操作の簡易性故に予めユーザーが携帯端末に認証情報を設定せずに印刷要求を行うことが多いと予想される。画像形成装置が印刷に際し認証情報を必要とする設定の場合は、認証情報が携帯端末から送信されないと、画像形成装置はその印刷要求を認証失敗として破棄する振る舞いとなるため、ユーザーは印刷操作を行ったにもかかわらずなぜ印刷できないのかその原因がわかり辛く、結果として簡易な操作で印刷できるという本来の目的を達成できない可能性があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、機能性を向上し得る画像形成システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の携帯端末装置においては、画像形成装置に接続可能な携帯端末装置において、携帯端末装置のユーザー情報が登録される記憶部と、ユーザーに対し表示画面を介して情報を報知するよう制御する制御部とを設け、画像形成装置が、接続要求された携帯端末装置からユーザー情報を必要とする認証モードであり、かつ携帯端末装置の記憶部にユーザー情報が登録されていない場合、制御部は、ユーザー情報を登録するユーザー情報登録画面を表示画面に表示するようにした。
また本発明の情報処理プログラムにおいては、コンピュータに、画像形成装置が、接続要求された携帯端末装置からユーザー情報を必要とする認証モードであり、かつ携帯端末装置の記憶部にユーザー情報が登録されていない場合、ユーザー情報を登録するユーザー情報登録画面を表示するユーザー情報登録画面表示ステップを設けるようにした。
さらに本発明の画像形成システムにおいては、画像形成装置と、該画像形成装置と接続可能な携帯端末装置とを有する画像形成システムにおいて、携帯端末装置は、携帯端末装置のユーザー情報が登録される記憶部と、ユーザーに対し表示画面を介して情報を報知するよう制御する制御部とを設け、画像形成装置が、接続要求された携帯端末装置からユーザー情報を必要とする認証モードであり、かつ携帯端末装置の記憶部にユーザー情報が登録されていない場合、制御部は、ユーザー情報を登録するユーザー情報登録画面を携帯端末装置の前記表示画面に表示し、画像形成装置は、接続要求された携帯端末装置からユーザー情報を受信する受信部と、受信部で受信されたユーザー情報により認証を実行する認証部と、携帯端末装置から受信したユーザー情報が誤りであると認証部が判別した場合であっても、同一の携帯端末装置であり、且つ同一のユーザー名で印刷した履歴があり、且つ管理者が許可した一定回数以内であれば、特例で印刷ジョブを印刷させる画像形成装置制御部とを設けるようにした。
さらに本発明の画像形成システムにおいては、画像形成装置と、該画像形成装置と接続可能な携帯端末装置とを有する画像形成システムにおいて、携帯端末装置は、携帯端末装置の端末ID及びユーザー情報が登録される携帯端末装置記憶部を設け、画像形成装置は、接続要求された携帯端末装置から端末ID及びユーザー情報を受信する受信部と、受信部で受信された端末IDを記憶する画像形成装置記憶部と、受信部で受信された端末ID及びユーザー情報により認証を実行する認証部と、携帯端末装置から受信したユーザー情報が誤りであると認証部が判別した場合であっても、該携帯端末装置から受信した端末IDが、過去に認証に成功し画像形成装置記憶部に記憶された端末IDであれば、特例で印刷ジョブを印刷させる画像形成装置制御部とを設けるようにした。
これにより本発明は、ユーザー情報を用いた認証を必要とするモードの画像形成装置に携帯端末装置を近付けて印刷する場合において、ユーザー情報が携帯端末装置に登録されていない場合、該ユーザー情報をユーザーに速やかに設定させることができ、携帯端末装置が送信した印刷ジョブが、携帯端末装置の認証情報の入力漏れや入力間違いによって画像形成装置に受け捨てられることを、ユーザーの事前知識や操作熟練度に関係なく防止できる。
本発明によれば、機能性を向上し得る像形成システムを実現できる。
画像形成システムの構成を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 画像形成装置のソフトウェア構成を示すブロック図である。 携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 携帯端末のソフトウェア構成を示すブロック図である。 画像形成装置のユーザー管理情報を示す図である。 画像形成装置の管理者認証画面を示す図である。 画像形成装置の管理者設定メニュー画面を示す図である。 画像形成装置の認証設定画面を示す図である。 画像形成装置のユーザー管理画面を示す図である。 画像形成装置のユーザー情報編集画面を示す図である。 画像形成装置のNFCタグ情報を示す図である。 携帯端末のアプリのホーム画面を示す図である。 携帯端末のアプリでの印刷プレビュー画面を示す図である。 携帯端末のアプリでの端末ID表示画面を示す図である。 携帯端末のアプリでのユーザー情報設定画面を示す図である。 携帯端末による印刷ジョブ送信処理手順(1)を示すフローチャートである。 携帯端末による印刷ジョブ送信処理手順(2)を示すフローチャートである。 携帯端末の特例印刷画面を示す図である。 印刷ジョブを示す図である。 画像形成装置による認証処理手順を示すフローチャートである。 画像形成装置による印刷処理手順を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.実施の形態]
[1−1.画像形成システムの構成]
図1に示すように画像形成システム1は、画像形成装置2、携帯端末3及び情報処理端末4により構成されている。
画像形成装置2は、例えば電子写真式のカラープリンタであり、有線LAN(Local Area Network)である有線ネットワークWDNを介して情報処理端末4と通信を行う。また画像形成装置2は、Wi−Fiユニット13を有しており、Wi−Fi(登録商標)等の無線LANの無線ネットワークWLNを介して携帯端末3と無線通信を行う。さらに画像形成装置2は、NFC(Near Field Communication)タグ14を有しており、近距離無線通信であるNFC5により携帯端末3と無線通信を行う。かかる構成において画像形成装置2は、情報処理端末4や携帯端末3から印刷ジョブを受信し、該印刷ジョブに基づき印刷を行う。
携帯端末3は、所謂スマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)等の使用者による持ち運びが容易な可搬型のモバイル端末により構成されている。また携帯端末3は、Wi−Fiユニット37を有しており、無線ネットワークWLNを介して画像形成装置2と無線通信を行い、印刷ジョブ等を画像形成装置2へ送信する。さらに携帯端末3は、NFCユニット38を有しており、NFC5により画像形成装置2と無線通信を行い、携帯端末3が画像形成装置2に近付けられた場合に、画像形成装置2が提供する情報を画像形成装置2のNFCタグ14から取得する。
情報処理端末4は、PC(Personal Computer)により構成され、有線ネットワークWDNを介して画像形成装置2と通信を行い、印刷ジョブ等を画像形成装置2へ送信する。
[1−2.画像形成装置のハードウェア構成]
図2に示すように画像形成装置2は、CPU(Central Processing Unit)7を中心に構成されており、該CPU7がバスを介して各部と接続されている。画像形成装置制御部としてのCPU7は、ROM(Read Only Memory)8から所定のプログラムを読み出してRAM(Random Access Memory)9をワークメモリとして用いて各種演算を行い画像形成装置2を統轄制御して種々の処理を実行する。ROM8は、装置制御、通信制御及び印刷制御等のプログラムを格納する。RAM9は、揮発性の記憶装置であり、CPU7が各種プログラムを実行する上でのワークエリアとして機能すると共に、画像形成したデータを格納する。ストレージ10は、不揮発性の記憶装置であり、各種設定情報や後述するユーザー管理情報を格納する。操作パネル11は、入出力装置であり、画像形成装置2の装置状態を表示すると共に、ユーザーからの入力指示を受け付ける。有線NIC12は、NIC(Network Interface Card)であり、有線ネットワークWDN(図1)との接続を制御する。Wi−Fiユニット13は、無線ネットワークWLN(図1)との接続を制御する。NFCタグ14は、所定の情報を画像形成装置2内のプログラムから書き込まれると共に、NFCユニット38を有する携帯端末3が近付けられた場合に、書き込まれていた所定の情報をNFCユニット38へ送信する。印刷装置15は、印刷媒体を格納すると共に、所定の画像形成制御プログラムが作成しRAM9に格納した画像データを印刷媒体に定着させる。
[1−3.画像形成装置のソフトウェア構成]
図3に示す画像形成装置2のTCP/IP有線通信部17は、有線ネットワークWDNにおけるデータの送受信を行う。TCP/IP有線設定部18は、画像形成装置2における有線ネットワークWDNの情報を設定し管理する。Wi−Fi通信部19は、無線ネットワークWLNにおけるデータの送受信を行う。Wi−Fi設定部20は、画像形成装置2における無線ネットワークWLNの情報を設定し管理する。TCP/IP通信部21は、TCP/IP有線通信部17又はWi−Fi通信部19の送受信内容をとりまとめ、画像形成装置2内部のプログラムと外部機器との送受信を管理する。
操作パネル制御部22は、画像形成装置2内のプログラムからの要求により、操作パネル11に表示する内容を指示すると共に、ユーザーが操作パネル11に入力した内容をプログラムへ伝達する。NFCタグ制御部23は、NFCタグ14に所定の情報を書き込む制御を行う。Webサーバー部24は、画像形成装置2の設定情報を行うWebページをHTTP(Hypertext Transfer Protocol)により提供する。装置情報設定部25は、Webサーバー部24に登録されるWebページ群であり、画像形成装置2の管理者であるか否かを認証し、管理者であれば画像形成装置2の運用に関係する設定を行う。
認証部26は、認証実行部27及びユーザー情報管理部28を有し、認証処理を行う。認証実行部27は、外部から入力された認証情報を、登録されている認証情報と突き合せ、認証成否を判定する。ユーザー情報管理部28は、認証情報としてユーザー情報を管理する。
印刷ジョブ受信部29は、画像形成装置2外から受信した印刷ジョブをTCP/IP通信部21から引き継ぎ、印刷ジョブの内容を解析して必要であれば印刷ジョブ中に含まれる認証情報を抽出して認証部26に認証依頼を行い、認証成功であれば印刷に必要な各種データを後述する印刷実行部30に引き継ぐ。印刷実行部30は、印刷ジョブ受信部29から引き継いだデータを画像形成し指定の印刷媒体に定着させる。ログ出力部31は、印刷実行部30により印刷が行われたか、又は認証部26に否定判定を受けたことで受信した印刷ジョブを破棄したことをログとして記録する。
[1−4.携帯端末のハードウェア構成]
図4に示すように携帯端末3は、CPU33を中心に構成されており、該CPU33がバスを介して各部と接続されている。CPU33は、ストレージ35から所定のプログラムを読み出してRAM34をワークメモリとして用いて各種演算を行い携帯端末3を統轄制御して種々の処理を実行する。RAM34は、揮発性の記憶装置であり、ストレージ35から各種プログラムを読み出して記憶するエリアや、CPU33が各種プログラムを実行する上でのワークエリアを有している。ストレージ35は、不揮発性の記憶装置であり、OS(Operating System)、各種制御プログラム、各種アプリケーションプログラム(アプリ)、ユーザー情報や端末ID等を格納する。タッチパネル36は、入出力装置であり、携帯端末3の各種情報を表示すると共に、ユーザーからの入力操作を受け付ける。Wi−Fiユニット37は、無線ネットワークWLN(図1)との接続を制御する。NFCユニット38は、携帯端末3が通信対象装置である画像形成装置2に物理的に近付けられた際に、NFC規格により画像形成装置2のNFCタグ14から情報を取得する。
[1−5.携帯端末のソフトウェア構成]
図5に示すように携帯端末3のWi−Fi通信部40は、無線ネットワークWLNにおけるデータの送受信を行う。Wi−Fi設定部41は、携帯端末3における無線ネットワークWLNの情報を設定し管理する。近距離無線通信部としてのNFC通信部42は、NFC5(図1)による送受信を行う。タッチパネル制御部43は、携帯端末3内の各種プログラムからの要求により、タッチパネル36に表示する内容を指示すると共に、ユーザーがタッチパネル36に入力した内容をプログラムへ伝達する。
汎用画像表示アプリ44は、画像データを表示する。専用アプリ45は、画像形成装置2に対して携帯端末3の画像データを送信して印刷依頼を行う。この専用アプリ45は、NFCタグデータ取得部46、認証情報設定部47、印刷プレビュー表示部48、印刷ジョブ生成部49、印刷ジョブ送信部50及び端末ID表示部51を有している。
NFCタグデータ取得部46は、NFC通信部42がNFC5を介し取得した情報を受け取って解析し、各レコードの内容を取得する。認証情報設定部47は、ユーザーからタッチパネル36に入力された内容により、画像形成装置2に印刷要求を行う際に画像データと共に送信する認証情報を設定及び管理する。印刷プレビュー表示部48は、ユーザーからタッチパネル36で指定された画像、又は汎用画像表示アプリ44から共有された画像を印刷対象データとしてプレビュー表示すると共に、各種印刷パラメーターを入力可能な画面を表示する。印刷ジョブ生成部49は、プレビュー表示中の画像と、印刷パラメーターと、端末IDとから、画像形成装置2に送信する印刷ジョブを生成する。印刷ジョブ送信部50は、印刷ジョブ生成部49が生成した印刷ジョブを、NFCタグデータ取得部46により取得したネットワーク情報を用いて送信する。端末ID表示部51は、携帯端末3毎に一意な情報である端末IDをユーザーからの指示により表示する。
[1−6.本発明の考え方]
近年、携帯端末3の性能向上や目的増加に伴い、携帯端末3から画像形成装置2に対して印刷要求を行う所望が増えている。従来PC等の情報処理端末4が、手動で又は検索プロトコルを用いて画像形成装置2のネットワーク情報を入力して情報処理端末4内に画像形成装置2の情報を登録してから印刷要求を行う必要があったが、携帯端末3の場合は、ユーザーが携帯端末3自体を持ち歩ける特徴を生かして、印刷を所望する画像を表示した状態の携帯端末3を画像形成装置2に近付けるという行為で印刷が行える仕組みが実現されている。印刷要求に関わる操作回数が少なく、事前準備も原則として不要であることより、携帯端末3の操作に詳しくないユーザー、又は操作説明書を読まないユーザーであっても簡易に目的の印刷結果を得ることができるという利点がある。
しかしながら、画像形成装置2を利用するために認証情報の入力と認証要求(ログイン)とを必要とし、認証の結果予め画像形成装置2に登録された認証情報と合致した場合にのみ装置提供機能の実行指示操作を行えるように構成した画像形成装置2に対して携帯端末3から印刷を行おうとした場合は、上述したような携帯端末3を画像形成装置2に近付けて印刷要求を行う場合であっても、予め画像形成装置2に登録されたユーザー名及びパスワード等の認証情報と同じ認証情報をユーザーは携帯端末3に入力して設定しておく必要がある。このため予め画像形成装置2に登録されたユーザー名及びパスワード等の認証情報と同じ認証情報が携帯端末3に設定されていない場合は、画像形成装置2に送信した印刷ジョブは認証失敗となり処理されずに受け捨てられ、結果として印刷されない。この場合、上述の事前準備不要という簡易操作性が逆に仇となり、携帯端末3の操作に詳しくないユーザー又は操作説明書を読まないユーザーである場合は、認証情報を事前設定するまで印刷できないことに気付けず、結果として所望の印刷結果を得るまでに時間がかかってしまう場合があるという問題点があった。
さらに、認証情報のうちパスワードに関しては一定期間毎に変更する運用が、なりすましを防止するためのセキュリティ性を向上するための運用対処として一般的に推奨されるところである。しかしながら、画像形成装置2の認証情報を更新しても携帯端末3の情報に自動的に反映される訳ではなく、手動で携帯端末3内に認証情報更新を行うまで印刷操作を行っても認証失敗となり印刷されない。この場合、ユーザーは認証情報を設定し直してから再度印刷操作を行うことになるが、再度印刷操作を行い、印刷ジョブを再度作成して送信しなければならず、所望の印刷結果を得るまでに時間がかかるという問題点もあった。
本発明はこれらの問題に対処するため、画像形成装置2が印刷に際して認証情報の送信を求めている場合には速やかに携帯端末3の認証情報の入力を促すと共に、パスワードが不一致であっても所定の条件を満たし同一ユーザーと推定できる場合に限定して特例で印刷を行えるようにする。
上述の所定の条件について説明する。携帯端末3の使用者又は所有者が特定の人に限定される、つまり人と携帯端末3とが一対一の関係である運用の場合、パスワード不一致で認証失敗しても過去に同じ携帯端末3及び同じユーザーで認証印刷した記録が確認できた場合は、ユーザーが同じであるが画像形成装置2上のパスワードを変更したものの携帯端末3への反映漏れと推定する。このようにユーザーが同じであると推定できる場合は、特例印刷としてユーザーに認証情報を更新する必要がある警告のみを喚起して印刷を行うことで、所望の印刷結果を先行で入手した後で携帯端末3に正しいパスワードを入力して更新し次回の印刷に備える、という対処を行うことが出来る。他方、一台の携帯端末3を複数人で共有している場合や、携帯端末3を紛失した場合もあることもあるため、運用方針に基づいて上述の特例印刷を認めない、又は特例印刷回数を制限するべきであり、それらは運用方針に基づいて管理者が事前に設定できるようにする。
[1−7.画像形成装置の動作]
まず、画像形成装置2への認証情報登録について説明する。図6に画像形成装置2が格納するユーザー管理情報IUMを示すように、ユーザー管理情報IUMは、ユーザー毎に、主キーとして他と重複しないことを保証するユーザー名UN1と、該ユーザーであることを証明するパスワードPS1と、ユーザーが管理者又は一般ユーザーの何れであるかを示すユーザー種別UTと、該ユーザーが携帯端末3から認証情報を付与した印刷を行った際の端末IDDIDと、パスワード不一致でも所定の条件を満たした場合に印刷を許可する特例印刷回数SPCとが属性情報として登録されている。端末IDDIDと特例印刷回数SPCとは、管理者が手動で入力する情報ではなく、プログラムによって格納される情報であり、そのタイミングや内容は後述する。管理者だけにユーザー情報を編集(登録、変更及び削除)することを許可するため、ユーザー管理情報IUMには、初期状態で必ず管理者ユーザーは最低でも1ユーザー分が登録され、初期設定のパスワードが与えられる。ここでは初期状態で登録する管理者ユーザーを「admin」として以降説明する。因みにパスワードPS1については、使用者が入力したパスワードそのものを保存するのではなく、暗号化した結果や、パスワードのハッシュ値を保存することとしても構わない。
情報処理端末4のWebブラウザに画像形成装置2のWebサーバー部24が提供するURI(Uniform Resource Identifier)が入力されると、図7に示す管理者認証画面SCAAが情報処理端末4における所定のディスプレイに表示される。管理者は、画像形成装置2に管理者として登録されているユーザーの名前をユーザー名入力部IAUN1に、パスワードをパスワード入力部IAPS1にそれぞれ入力し、ログインボタンBTLIを押下する。これにより装置情報設定部25に入力情報がTCP/IP通信部21を経由して通知され、認証実行部27に管理者認証依頼が行われる。認証実行部27は、通知されたユーザー名とパスワードとが一致するレコードがユーザー管理情報IUMに存在し、且つユーザー種別UTが管理者を示す情報であるかを確認し、その結果を装置情報設定部25に返却する。
装置情報設定部25が認証実行部27から管理者認証の結果が良好である旨応答を受け取った場合、図8に示す管理者設定メニュー画面SCMSに遷移する。管理者設定メニュー画面SCMSは、画像形成装置2の管理者のみが設定できる項目をメニューボタン形式で表示し、印刷に伴う認証の要否を設定する認証設定ボタンBTASと、画像形成装置2に記録するユーザー情報の管理を行うユーザー管理ボタンBTUMとを表示する。
管理者が認証設定ボタンBTASを選択すると図9に示す認証設定画面SCASに画面遷移し、一方、ユーザー管理ボタンBTUMを選択すると図10に示すユーザー管理画面SCUMに画面遷移する。認証設定画面SCASにおいては、印刷ジョブを受信した時の認証の要否が設定される。印刷時認証選択部SLPAは、印刷時の認証機能の無効と有効とを切り替える二者択一のラジオボタンである。印刷時認証選択部SLPAが有効に設定されると画像形成装置2は、印刷ジョブを受信した際に印刷ジョブ内の認証情報と予め登録しておいた認証情報とを突き合わせ合致している場合にのみ印刷を行い、一致していなければ印刷ジョブを受け捨てる振る舞いとする、印刷時認証要モードとなる。一方印刷時認証選択部SLPAが無効に設定されると画像形成装置2は、印刷ジョブを受信した際には認証を行わずにそのまま印刷する、印刷時認証不要モードとなる。特例印刷許可回数入力部IASPCは印刷時認証選択部SLPAが有効の時に意味を持つパラメーターであり、画像形成装置2が受信した印刷ジョブ中から認証情報であるユーザー名とパスワードとを抽出して認証を行った際、認証は失敗しても上述の所定の条件を満たす場合にはパスワード変更期間として印刷を特例許可する回数が設定される。1台の携帯端末3を複数人で使用している等の理由で所定の条件を満たしても印刷を許可できない運用環境である場合は、特例印刷許可回数入力部IASPCが0に設定されることで該機能を無効化することができる。実行ボタンBTR1が選択されると入力された内容が画像形成装置2内に保存され有効化され、中止ボタンBTS1が選択されると図8に示す管理者設定メニュー画面SCMSに戻る。
ユーザー管理画面SCUM(図10)は、画像形成装置2内に現在登録されているユーザー情報の一覧を表示し、必要であればユーザーの追加、又は指定したユーザーの情報変更、削除を行うことを目的とした画面である。ユーザー名表示部DAUNには、図6に示したユーザー管理情報IUMのユーザー名UN1が、種別表示部DATには該ユーザー名UN1により示されるユーザーのユーザー種別UTがそれぞれ表示される。端末ID表示部DADIDには、最後に認証に成功した印刷ジョブを生成した携帯端末3の端末IDが表示され、一度も携帯端末3から印刷を行っていないユーザーである場合は端末ID表示部DADIDには何も表示されない。特例印刷回数表示部DASPCには、認証失敗であっても端末ID表示部DADIDにより示される携帯端末3が生成した印刷ジョブであれば印刷を行う残りの回数が表示される。この回数は認証に成功して印刷が行われる時に上述の管理者による設定値である特例印刷許可回数入力部IASPCに更新され、また特例印刷を行う際に1減じた値に更新される。また特例印刷回数表示部DASPCは、端末IDが記録されていないユーザーの場合は固定値として0が表示される。
ユーザーを追加する場合について説明する。管理者がユーザー管理画面SCUMの追加ボタンBTADを押下すると図11に示すユーザー情報編集画面SCUIEに遷移する。追加ボタンBTADを押下したことによりユーザー情報編集画面SCUIEが表示された場合、ユーザー名入力部IAUN2及びパスワード入力部IAPS2は未入力状態で表示され、管理者は追加するユーザー情報をそれぞれ入力し、ユーザー種別選択部SLUTでユーザーが管理者又はユーザーの何れかであるかを指定する。なお、パスワードについては入力した内容をそのまま表示するのではなく、伏せ字(*等)でマスキングして表示することが望ましい。管理者が実行ボタンBTR2を押下すると、入力されたユーザー名入力部IAUN1が既にユーザー管理情報IUMに登録されているかが確認された後にユーザー管理情報IUMに登録され、ユーザー管理画面SCUMが再表示される。一方管理者が中止ボタンBTS2を押下すると、ユーザー管理情報IUMは更新されずに遷移元のユーザー管理画面SCUMに遷移する。
次にユーザー管理情報IUMに登録済みのユーザー情報を変更する場合について説明する。ユーザー管理画面SCUM(図10)の選択部SL1に変更するユーザーの行にチェックを付けた状況で管理者が変更ボタンBTCHを押下すると、ユーザー情報編集画面SCUIE(図11)に遷移し、ユーザー名入力部IAUN2、パスワード入力部IAPS2及びユーザー種別選択部SLUTにユーザー管理画面SCUMで選択したユーザーの情報が初期表示される。但し、パスワード入力部IAPS2については上述したとおり伏せ字(*等)でマスキングして表示することが望ましい。実行ボタンBTR2及び中止ボタンBTS2の押下時の振る舞いは上述と同様である。但し、上述のとおり画像形成装置2の管理者が最低でも1ユーザーは必要であるため、「admin」ユーザーのユーザー名及びユーザー種別は変更不可とし、「admin」ユーザーのユーザー情報を変更しようとした場合はエラーとするよう制御される。
次にユーザー管理情報IUMに登録済みのユーザー情報を削除する場合について説明する。ユーザー管理画面SCUM(図10)の選択部SL1に削除するユーザーの行にチェックを付けた状況で管理者が削除ボタンBTDLを押下すると、選択状態にあるユーザー情報がユーザー管理情報IUM(図6)から削除され、ユーザー管理画面SCUMが再表示される。但し、「admin」ユーザーを削除しようとした場合はエラーとするよう制御する。
次にユーザー管理情報IUMから端末ID情報を消去する場合について説明する。この機能は、ユーザーが携帯端末3を紛失した報告を受けた管理者によって、成りすまし印刷を防止するためにユーザーを指定して指定したユーザーの端末IDを消去する機能を提供するものである。ユーザー管理画面SCUM(図10)の選択部SL1に端末IDを消去するユーザーの行にチェックを付けた状況で管理者が端末IDクリアボタンBTIDCLを押下すると、ユーザー管理情報IUM(図6)のうち選択状態にあるユーザー情報のうち端末IDDIDが消去され、また特例印刷回数SPCが0に更新される。
次に画像形成装置2内が有するNFCタグ14の内容について説明する。NFCタグ14は有線で画像形成装置2内に接続されると共に、NFCユニット38を有する携帯端末3が近距離に近付けられた場合にNFC規格により予めNDEF形式(Nfc Data Exchange Format)でNFCタグ14内に格納しておいた内容を携帯端末3に読み取らせる部品である。画像形成装置2は、携帯端末3に自装置の情報を提供するために、図12に示すNFCタグ情報INTを装置起動時にNFCタグ14に書き込んでおき、また書き込んだ情報が変更された場合はNFCタグ14の内容を更新する。
図12に示すようにNFCタグ情報INTは、装置名DN、無線アクセスポイント情報WLAP、IPアドレス情報IPAD、認証設定情報AS及びアプリ情報APを格納する。
装置名DNは、画像形成装置2の名称を格納し、人が画像形成装置2を識別するために用いられる。無線アクセスポイント情報WLAPは、画像形成装置2自身がアクセスポイントとなる場合、アクセスポイントに接続するために必要となる情報を格納する。具体的には、SSID(Service Set Identifier)、パスワードやセキュリティの種類(WEP、WPA2等)を格納する。アクセスポイント機能を提供していない場合や、画像形成装置2にWi−Fiユニット13を有していない場合には、無線アクセスポイント情報WLAPは、空レコード(NULL)を格納する。接続先情報としてのIPアドレス情報IPADは、携帯端末3から接続する対象のIPアドレス情報を格納する。認証設定情報ASは、上述した認証設定画面SCAS(図9)中の印刷時認証選択部SLPAで設定された無効又は有効の設定値を格納する。
アプリ情報APは、専用アプリ45(図5)のパッケージ名を格納する。NFCユニット38を搭載した携帯端末3が、アプリ情報APを格納したNFCタグ14にかざされることで、指定したアプリが自動的に起動するか、又はアプリがインストールされていない場合はストアで公開されている該アプリのインストール画面に誘導される。
[1−8.アプリの基本操作]
次に携帯端末3にインストールされる専用アプリ45の基本操作について説明する。図13は、携帯端末3にインストールされる専用アプリ45を起動した後にタッチパネル36に表示されるホーム画面SCAHのイメージ図である。ホーム画面SCAHは、メニュー形式で表示され、ファイルメニューMNFL、WebメニューMNWB及びカメラメニューMNCMは、印刷対象画像を指定する機能である。例えば、ファイルメニューMNFLがユーザーに指定されると、携帯端末3は、携帯端末3内部の画像ファイルを選択する画面(図示せず)を表示し、その画面で画像ファイルが指定されると、図14に示すような、イメージ表示部DAIに画像イメージが表示される印刷プレビュー画面SCPPを表示する。一方、WebメニューMNWB(図13)がユーザーに選択されると、携帯端末3は、URI入力画面(図示せず)を表示し、そのURI入力画面でURIが指定されると、指定されたURIに接続された後のWeb画面をイメージ表示部DAI(図14)に表示する。一方、カメラメニューMNCM(図13)がユーザーに選択されると、携帯端末3は、内部のカメラアプリを起動し、カメラアプリで撮影操作を行われると、撮影された画像をイメージ表示部DAI(図14)に表示する。他に印刷プレビュー画面SCPPを表示する方法として、他の汎用画像表示アプリ44から共有操作を行い、共有先に専用アプリ45を指定することで専用アプリ45が起動し表示していた画像をイメージ表示部DAIに表示しても良い。
このような操作によって印刷プレビュー画面SCPP(図14)を表示させた後、ユーザーは、必要に応じて印刷カラー区分指定部SACT、印刷用紙サイズ指定部SAPS及び印刷部数指定部SANCを更に手動操作で指定し、その状態の携帯端末3を画像形成装置2のNFCタグ14に近付けることにより、所望の画像形成装置2に対して印刷要求を行う。因みにユーザーがタイトルTTL1の戻るボタンBTBK1を選択すると、携帯端末3は図13に示すホーム画面SCAHに戻る。
一方ホーム画面SCAHで端末ID表示メニューMNIDがユーザーに選択されると、携帯端末3は、図15に示す端末ID表示画面SCIDに遷移する。端末IDとは、携帯端末3を一意に識別する情報であり、例としては携帯端末3のWi−Fiユニット37のMAC(Media Access Control address)アドレスをハッシュ化して得た情報でも良いし、インターネットを通じて個別のIDを生成するクラウドサーバーにアクセスし得た情報としても良い。表示された端末IDDID2は、認証を伴う印刷を行った場合にユーザー情報に付随する情報として登録され、ユーザー管理画面SCUM(図10)の端末ID表示部DADIDで確認可能である。この端末ID表示メニューMNID(図13)は、管理者がユーザー管理画面SCUM(図10)に表示された端末ID表示部DADIDを元に使用者に確認する際に用いることを想定しており、使用者が通常運用において端末IDを意識することはない。因みにユーザーが端末ID表示画面SCID(図15)のタイトルTTL2の戻るボタンBTBK2を選択すると、携帯端末3はホーム画面SCAH(図13)に戻る。
一方ホーム画面SCAHでユーザー情報設定メニューMNUSがユーザーに選択されると、携帯端末3は、図16に示すユーザー情報登録画面としてのユーザー情報設定画面SCUISに遷移する。画像形成装置2が印刷に際して認証を必要とする場合、携帯端末3を含む全ての情報処理装置から送信される印刷ジョブ中に、画像形成装置2が認証を行うことのできるユーザー情報を含める必要がある。このため携帯端末3は、ユーザー情報設定画面SCUISにおいて、画像形成装置2が認証を必要としている場合に印刷ジョブ中に含めるユーザー情報を設定する。
画像形成装置2に登録されたユーザー情報をそれぞれユーザー名入力部IAUN2及びパスワード入力部IAPS2にユーザーが入力し設定実行を示すOKボタンBTOK1を選択すると、携帯端末3は、ユーザー情報を携帯端末3内部のストレージ35に保存する。因みにユーザーがCancelボタンBTCL又はタイトルTTL3の戻るボタンBTBK3を選択すると、携帯端末3はホーム画面SCAH(図13)に戻る。ユーザー名入力部IAUN2及びパスワード入力部IAPS2(図13)の初期状態は未設定状態であり、アプリをインストールしたユーザーは画像形成装置2が認証を求める状態であることを装置管理者から案内を受けると共に、且つ、従来は、操作説明書を読むか又は装置管理者から事前に指示された場合に初めてユーザー情報設定画面SCUISを開くことができた。本実施の形態においては、携帯端末3にユーザー情報が未設定状態のまま携帯端末3が画像形成装置2のNFCタグ14に近付けられた際に、上述の認証設定情報AS(図12)において画像形成装置2が印刷に際して認証を必要とする場合には自動的にユーザー情報設定画面SCUIS(図10)を表示するよう後述の内容にて制御する。
[1−9.印刷ジョブ送信処理手順]
次に、携帯端末3による印刷ジョブ送信処理の具体的な処理手順について、図17及び図18のフローチャートを用いて説明する。携帯端末3の電源が投入されるとCPU33は、ストレージ35から印刷ジョブ送信処理プログラムを読み出して実行することにより印刷ジョブ送信処理手順RT1を開始する。CPU33は、上述したイメージプレビュー表示状態の携帯端末3のNFCユニット38が画像形成装置2のNFCタグ14に近付けられると、ステップSP1へ移る。
ステップSP1においてCPU33は、NFCタグ情報INT(図12)、具体的には装置名DN、無線アクセスポイント情報WLAP、IPアドレス情報IPAD、認証設定情報AS及びアプリ情報APをNFC通信部42により読み取り、全ての内容を読み取ると、ステップSP2へ移る。このときCPU33は、アプリ情報APに基づき、指定されたアプリを起動する。ここで、指定されたアプリが携帯端末3にインストールされていない場合、CPU33は、ストア上に公開されているアプリインストール画面(図示せず)をタッチパネル36に表示する。ステップSP2においてCPU33は、バイブレーションを1回行うことにより、携帯端末3をNFCタグ14から遠ざけても構わないということをユーザーに通知し、ステップSP3へ移る。
ステップSP3においてCPU33は、取得した無線アクセスポイント情報WLAPを解析し、無線アクセスポイント情報WLAPが有効に設定されているか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、無線アクセスポイント情報WLAPの内容がNULLでないため画像形成装置2はアクセスポイント機能を提供していることを表し、このときCPU33はステップSP4へ移る。ステップSP4においてCPU33は、現在のWi−Fiの設定情報をWi−Fi設定部41により一時的に退避し、ステップSP5へ移る。ステップSP5においてCPU33は、取得した無線アクセスポイント情報WLAPにより示されるアクセスポイントに接続できるよう携帯端末3のWi−Fiの設定情報をWi−Fi設定部41により変更し、ステップSP6へ移る。
一方ステップSP3において否定結果が得られると、このことは、無線アクセスポイント情報WLAPの内容がNULLであるため画像形成装置2はアクセスポイント機能を提供していないことを表し、このときCPU33はステップSP4及びSP5をスキップすることにより、携帯端末3の現在のWi−Fiの設定情報を一時的に退避することなく、ステップSP6へ移る。
ステップSP6においてCPU33は、取得したIPアドレス情報IPADに基づき画像形成装置2へWi−Fi通信部40により接続を行い、ステップSP7へ移る。ステップSP7においてCPU33は、携帯端末3から画像形成装置2への接続が成功したか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、無線ネットワークWLNを介し携帯端末3から画像形成装置2へ印刷ジョブを送信することが可能であることを表し、このときCPU33はステップSP8へ移る。
ステップSP8においてCPU33は、取得した認証設定情報ASを確認し、認証設定情報ASが有効に設定されているか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、画像形成装置2が印刷に際して認証を必要としているため有効な認証情報を含む認証印刷ジョブを生成して携帯端末3から画像形成装置2に送信する必要があることを表し、このときCPU33はステップSP9へ移る。
ステップSP9においてCPU33は、携帯端末3のユーザーが予めユーザー情報設定画面SCUIS(図16)においてユーザー情報を設定済みであるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは、このまま認証印刷ジョブを生成し画像形成装置2に送信しても認証失敗となり受け捨てられることが明らかであることを表し、このときCPU33はステップSP10へ移る。一方ステップSP9において肯定結果が得られると、このことは、ユーザー情報が予め設定済みであるため今から設定する必要はないことを表し、このときCPU33はステップSP10〜SP12をスキップしステップSP13(図18)へ移る。
ステップSP10においてCPU33は、バイブレーションを3回行うことにより、ユーザー情報の設定エラーであることをユーザーに通知し、ステップSP11へ移る。このように携帯端末3は、バイブレーションを行うことにより、タッチパネル36を下向きにして携帯端末3が画像形成装置2に近付けられた場合であっても、ユーザーに即座に気付かせることができる。
ステップSP11においてCPU33は、ユーザー情報設定画面SCUIS(図16)をタッチパネル36に表示することにより、ユーザーに対しユーザー情報の設定を行うことを促し、ステップSP12(図18)へ移る。
ステップSP12においてCPU33は、ユーザー情報設定画面SCUISにおいて、ユーザー情報が入力されOKボタンBTOK1が押下されたか、又はCancelボタンBTCLが押下されたかを判定する。ユーザー情報が入力されOKボタンBTOK1が押下された場合、このことは、ユーザーがユーザー情報を入力してでも印刷を行うことを希望していることを表し、このときCPU33はステップSP13へ移る。一方ステップSP12においてCancelボタンBTCLが押下されると、このことは、ユーザーがユーザー情報を入力するほどには印刷を行うことを望んでおらず印刷中止を希望していることを表し、このときCPU33はステップSP13〜SP17をスキップすることにより、印刷ジョブを画像形成装置2へ送信せずにステップSP18へ移る。
ステップSP13においてCPU33は、入力されたユーザー情報である認証情報(ユーザー名及びパスワード)と、端末IDと、認証結果に応じて印刷まで行うことを表す「認証して印刷」か又は認証情報の正否だけを判定することを表す「認証のみ」かを示す認証要求区分と共に、画像形成装置2へ認証依頼要求をWi−Fi通信部40により無線ネットワークWLNを介し送信することにより、画像形成装置2に認証依頼を行い、ステップSP14へ移る。このときCPU33は、「認証のみ」を認証要求区分として指定する。認証依頼要求を受け付けた画像形成装置2は、入力された認証情報での印刷が認められるかどうかを後述する認証処理手順RT2において判定し、その結果を認証応答として携帯端末3へ返送する。この認証応答は、印刷を認めないNG応答と、印刷を認めるOK応答と、認証情報は間違っているが所定の条件を満たしているため特例で印刷を認める特例OK応答との3種類がある。
ステップSP14においてCPU33は、画像形成装置2から無線ネットワークWLNを介しWi−Fi通信部40により受信した認証応答が何であるかを判定する。ここでNG応答が得られると、このことは、現在携帯端末3内に設定されている認証情報では印刷が認められなかったためこのまま認証印刷ジョブを生成し画像形成装置2に送信しても認証失敗となり受け捨てられることが明らかであることを表し、このときCPU33はステップSP10(図17)へ戻り、上述した処理を繰り返す。
一方ステップSP14において特例OK応答が得られると、このことは、特例で印刷は行うもののユーザー情報の再設定が必要であることをユーザーに通知する必要があることを表し、このときCPU33はステップSP15へ移る。ステップSP15においてCPU33は、バイブレーションを1回行うことにより、ユーザー情報の再設定が必要であることをユーザーに通知し、ステップSP16へ移る。ステップSP16においてCPU33は、図19に示す特例印刷画面SCSPをタッチパネル36に表示することによりユーザー情報の再設定をユーザーに通知する。特例印刷画面SCSPにおいてメッセージ内容を確認したことを示すOKボタンBTOK2がユーザーに押下されると、CPU33は特例印刷画面SCSPを閉じ、ステップSP17へ移る。ステップSP17においてCPU33は、認証印刷ジョブを印刷ジョブ生成部49により生成して、Wi−Fi通信部40により無線ネットワークWLNを介し画像形成装置2へ送信し、ステップSP18へ移る。
一方ステップSP14においてOK応答が得られると、このことは、現在携帯端末3内に設定されている認証情報で印刷が認められたため正常に印刷が行われることを表し、このときCPU33はステップSP15及びSP16をスキップしステップSP17へ移る。
一方ステップSP8(図17)において否定結果が得られると、このことは、認証設定情報ASが無効に設定されており、画像形成装置2が印刷に際して認証を必要としていないため、現状の携帯端末3内のユーザー情報の設定の有無によらず認証情報を含まない通常印刷ジョブを生成して画像形成装置2に送信すれば良いことを表し、このときCPU33はステップSP20(図18)へ移る。ステップSP20においてCPU33は、通常印刷ジョブを印刷ジョブ生成部49により生成して、Wi−Fi通信部40により無線ネットワークWLNを介し画像形成装置2へ送信し、ステップSP18へ移る。
一方ステップSP7(図17)において否定結果が得られると、このことは、無線ネットワークWLNを介し携帯端末3から画像形成装置2へ印刷ジョブを送信することができないことを表し、このときCPU33はステップSP21(図18)へ移る。ステップSP21においてCPU33は、接続エラー画面(図示せず)をタッチパネル36に表示し、ステップSP18へ移る。
ステップSP18においてCPU33は、上述したステップSP3(図17)においてWi−Fiの設定情報を一時的に退避したか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このときCPU33はステップSP19へ移る。ステップSP19においてCPU33は、Wi−Fiの設定情報を一時的に退避した設定情報、すなわち元の設定情報にWi−Fi設定部41により戻し、ステップSP22へ移り印刷ジョブ送信処理手順RT1を終了する。一方ステップSP18において否定結果が得られると、このときCPU33はステップSP19をスキップしステップSP22へ移り印刷ジョブ送信処理手順RT1を終了する。
このように携帯端末3は、認証設定情報ASが有効に設定されている、すなわち、画像形成装置2が印刷に際して認証を必要としているため有効な認証情報を含む認証印刷ジョブを生成して携帯端末3から画像形成装置2に送信する必要がある場合において、ユーザーが予めユーザー情報設定画面SCUIS(図16)においてユーザー情報を設定済みでない場合、ユーザー情報設定画面SCUIS(図16)をタッチパネル36に表示することにより、ユーザーに対しユーザー情報の設定を行うことを促すようにした。
このため画像形成システム1は、印刷に際して認証情報の入力を求める画像形成装置2に携帯端末3を近付けて印刷する場合、携帯端末3が作成し送信した印刷ジョブが、携帯端末3の認証情報の入力漏れや入力間違いによって画像形成装置2に受け捨てられることを、ユーザーの事前知識や操作熟練度に関係なく防止できる。
[1−10.印刷ジョブについて]
次に、印刷ジョブ送信処理手順RT1におけるSP17又はSP20で印刷ジョブ生成部49により作成される印刷ジョブの内容について説明する。図20に示すように印刷ジョブPJは、ジョブ種別JT、認証情報AI、端末IDDID3、ジョブ名JN、用紙サイズPS、印刷部数PN及び印刷画像データPIDを格納する。
ジョブ種別JTは、認証情報を含まない通常印刷ジョブか、又はユーザー名/パスワードの認証情報を含む認証印刷ジョブかの何れであるかを示す。通常印刷ジョブは、認証を必要としない画像形成装置2に送付された場合にのみ印刷され、認証を必要とする画像形成装置2に送付された場合には画像形成装置2で印刷されずに受け捨てられる。一方認証印刷ジョブPJは、印刷ジョブ中に含まれる認証情報AIが画像形成装置2のユーザー情報と合致する場合にのみ印刷され、合致しない場合は画像形成装置2で印刷されずに受け捨てられる。
認証情報AIは、ジョブ種別JTに応じて格納する内容が変化し、画像形成装置2で印刷完了後に記録されるログに用いられる。この認証情報AIは、ジョブ種別JTが通常印刷ジョブの場合はユーザー名のみを格納する。一方認証情報AIは、ジョブ種別JTがユーザー名/パスワードの認証情報を含む認証印刷ジョブの場合は、画像形成装置2に予め登録されたユーザー名/パスワードを格納する。認証印刷ジョブは無線ネットワーク又は有線ネットワークWDNを経由して画像形成装置2に送信されるため、機密保持の観点からパスワードについては所定の方式で暗号化されることが望ましい。
端末IDDID3は、携帯端末3毎に一意な情報である端末IDを格納する。ジョブ名JNは、印刷元のファイル名や日付情報から生成した印刷ジョブ名を格納する。このジョブ名JNの情報は画像形成装置2で印刷完了後に記録されるログに用いられる。用紙サイズPSは、印刷する印刷媒体の用紙サイズを格納する。印刷部数PNは、印刷する印刷媒体の部数を格納する。印刷画像データPIDは、印刷される画像情報を格納する。
具体的に本実施の形態においては、通常印刷ジョブの場合、印刷ジョブPJは、ジョブ種別JTには、通常印刷ジョブを、認証情報AIには、ユーザー情報設定画面SCUIS(図16)でユーザー情報が設定されていれば設定されているユーザー名を、ユーザー名が設定されていなければ携帯端末3のOSから取得されたユーザー名を、端末IDDID3には、内部生成され端末ID表示画面SCID(図15)に表示される端末IDを、ジョブ名JNには、印刷される画像のファイル名を、用紙サイズPSには、アプリの印刷プレビュー画面SCPP(図14)の印刷用紙サイズ指定部SAPSで指定された印刷用紙サイズを、印刷部数PNには、アプリの印刷プレビュー画面SCPP(図14)の印刷部数指定部SANCで指定された印刷部数を、印刷画像データPIDには、印刷指定された画像データに対してアプリの印刷プレビュー画面SCPPで指定された印刷カラー区分指定部SACTによりカラーかモノクロかのデータ変換が行われ、且つ用紙サイズPSで指定された印刷用紙サイズに合わせて縮尺が変更された画像データをそれぞれ格納する。
一方認証印刷ジョブの場合、印刷ジョブPJは、ジョブ種別JTには、認証印刷ジョブを、認証情報AIには、ユーザー情報設定画面SCUIS(図16)で設定されたユーザー名と、所定の方法で暗号化されたパスワードを、端末IDDID3、ジョブ名JN、用紙サイズPS、印刷部数PN及び印刷画像データPIDは、通常印刷ジョブと同じ内容をそれぞれ格納する。
[1−11.認証処理手順]
次に、画像形成装置2による認証処理の具体的な処理手順について、図21のフローチャートを用いて説明する。CPU7は、ストレージ10から認証処理プログラムを読み出して実行することにより認証処理手順RT2を開始し、携帯端末3が印刷ジョブ送信処理手順RT1(図18)のステップSP13において送信した認証依頼要求を受信すると、ステップSP31へ移る。上述したように画像形成装置2は、認証依頼要求を携帯端末3から受信すると共に、ユーザー情報である認証情報と、端末IDと、認証要求区分とを携帯端末3から指定される。
ステップSP31においてCPU7は、入力されたユーザー名及びパスワードの認証をユーザー管理情報IUM(図6)に基づいて認証部26により行い、ステップSP32へ移る。ステップSP32においてCPU7は、認証結果の成否を判定する。ここで認証成功が得られると、このときCPU7はステップSP40へ移る。
ステップSP40においてCPU7は、認証要求区分が何であるかを判定する。ここで認証して印刷が得られると、このことは、認証して印刷まで行うことをユーザーが希望していることを表し、このときCPU7はステップSP41へ移る。ここで、携帯端末3へ返却する認証応答はOK応答で確定するものの、認証要求区分が認証して印刷の場合は該携帯端末3で認証印刷を行った履歴を画像形成装置2に残す必要があるため、CPU7は、SP41及びSP42の処理を行う。ステップSP41においてCPU7は、ユーザー管理情報IUM(図6)のうち現在認証を行っているユーザーである認証対象ユーザーの属性情報である端末IDDIDに、入力された端末IDを格納し、ステップSP42へ移る。ステップSP42においてCPU7は、ユーザー管理情報IUM(図6)のうち認証対象ユーザーの属性情報である特例印刷回数SPCについて、管理者設定項目である特例印刷許可回数入力部IASPC(図9)と同じ値を格納することにより、特例印刷回数をリセットし、ステップSP43へ移る。
一方ステップSP40において認証のみが得られると、このことは、ユーザーは認証の正否の判定だけを希望していることを表し、このときCPU7はステップSP41及びSP42をスキップしステップSP43へ移る。ステップSP43においてCPU7は、認証応答をOK応答とし、ステップSP44へ移る。
一方ステップSP32において認証失敗が得られると、このときCPU7はステップSP33へ移る。ステップSP33においてCPU7は、入力されたユーザー名をキーにして、ユーザー管理情報IUM(図6)からユーザー名UN1、端末IDDID及び特例印刷回数SPCの属性情報をそれぞれ取得し、ステップSP34へ移る。ステップSP34においてCPU7は、取得結果の成否を判定する。ここで取得失敗が得られると、このことは、ユーザー情報が未登録であることを表し、このときCPU7はステップSP39へ移る。ステップSP39においてCPU7は、認証応答をNG応答とし、ステップSP44へ移る。
一方ステップSP34において取得成功が得られると、このことは、ユーザー情報は登録されているがパスワードが一致していないため認証失敗したと考えられることを表し、このときCPU7はステップSP35へ移る。ステップSP35においてCPU7は、入力された端末IDで過去に印刷したことがあり、且つ特例印刷回数が1以上であるか否かを判定する、すなわち特例印刷を許可するか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは、特例印刷を許可する条件を満たさないために特例印刷には該当しないことを表し、このときCPU7はステップSP39へ移り、認証応答をNG応答とし、ステップSP44へ移る。
一方ステップSP35において肯定結果が得られると、このことは、特例印刷を許可する条件を満たすために特例印刷に該当することを表し、このときCPU7はステップSP36へ移る。ステップSP36においてCPU7は、認証要求区分が何であるかを判定する。ここで認証して印刷が得られると、このことは、認証して印刷まで行うことをユーザーが希望していることを表し、このときCPU7はステップSP37へ移る。ステップSP37においてCPU7は、特例印刷を許可するため、ユーザー管理情報IUM(図6)において認証対象ユーザーの特例印刷回数SPCを1減じて更新し、ステップSP38へ移る。
一方ステップSP36において認証のみが得られると、このことは、認証対象ユーザーは認証の正否の判定だけを希望していることを表し、このときCPU7はステップSP37をスキップしステップSP38へ移る。ステップSP38においてCPU7は、認証応答を特例OK応答とし、ステップSP44へ移る。
ステップSP44においてCPU7は、NG応答、OK応答又は特例OK応答からなる認証応答をWi−Fi通信部19により無線ネットワークWLNを介し携帯端末3へ送信し、ステップSP45へ移り認証処理手順RT2を終了する。このように画像形成装置2は、認証結果が認証失敗であったとしても、特例印刷を許可する条件を満たす場合、入力された認証要求区分が認証して印刷である場合は認証対象ユーザーの特例印刷回数SPCを1減じて更新すると共に、印刷を実行するようにした。
[1−12.印刷処理手順]
次に、画像形成装置2による印刷処理の具体的な処理手順について、図22のフローチャートを用いて説明する。CPU7は、ストレージ10から印刷処理プログラムを読み出して実行することにより印刷処理手順RT3を開始し、携帯端末3が印刷ジョブ送信処理手順RT1(図18)のステップSP17において送信した通常印刷ジョブ又はステップSP20において送信した認証印刷ジョブを受信すると、ステップSP51へ移る。ステップSP51においてCPU7は、画像形成装置2の管理者設定項目である印刷時認証選択部SLPA(図9)の設定値が何であるかを判定する。
ここで無効が得られると、このことは、受信した印刷ジョブの種類にかかわらず(すなわち印刷ジョブが認証印刷ジョブか又は通常印刷ジョブかの何れかであるかにかかわらず)印刷を許可することを表し、このときCPU7はステップSP58へ移る。ステップSP58においてCPU7は、印刷実行部30により画像データを印刷媒体に印刷し、ステップSP59へ移る。ステップSP59においてCPU7は、印刷ジョブ中から認証情報AIやジョブ名JN(図20)等の情報を印刷実行部30により抽出し、ログ出力部31により印刷ログを記録し、ステップSP60へ移り印刷処理手順RT3を終了する。
一方ステップSP51において有効が得られると、このことは、印刷ジョブ(図20)のジョブ種別JTを確認する必要があることを表し、このときCPU7はステップSP52へ移る。ステップSP52においてCPU7は、印刷ジョブのジョブ種別が何であるかを判定する。ここで認証印刷が得られると、このことは、認証を行う必要があることを表し、このときCPU7はステップSP53へ移り、認証印刷ジョブから取得した、ユーザー名及びパスワードと、端末IDと、「認証して印刷」が指定された認証要求区分とを指定して上述した認証処理手順RT2(図21)を行うことにより、認証処理を行い、ステップSP54へ移る。
ステップSP54においてCPU7は、認証応答が何であるかを判定する。ここでOK応答又は特例OK応答が得られると、このことは印刷を行うことを表し、このときCPU7はステップSP58へ移り、印刷実行部30により画像データを印刷媒体に印刷する。
一方ステップSP54においてNG応答が得られると、このことは、認証に失敗し特例印刷も適用されないため、受信データの破棄を行う必要があることを表し、このときCPU7はステップSP55へ移る。また一方ステップSP52において認証印刷以外が得られると、このことは、印刷時認証の設定が有効である場合には認証印刷ジョブ以外は印刷は認められないため受信データの破棄を行う必要があることを表し、このときCPU7はステップSP53及びSP54をスキップしステップSP55へ移る。
ステップSP55においてCPU7は、エラーメッセージを操作パネル11に一定時間表示し、ステップSP56へ移る。ステップSP56においてCPU7は、ログ出力部31により、受信データを破棄した結果と、印刷ジョブ中から認証情報AIやジョブ名JN等の情報を抽出して印刷ログを記録し、ステップSP57へ移る。ステップSP57においてCPU7は、受信データを破棄し、ステップSP60へ移り印刷処理手順RT3を終了する。
[1−13.効果等]
以上の構成において携帯端末3は、認証設定情報ASが有効に設定されている、すなわち、画像形成装置2が印刷に際して認証を必要としているため有効な認証情報を含む認証印刷ジョブを生成して携帯端末3から画像形成装置2に送信する必要がある場合において、ユーザーが予めユーザー情報設定画面SCUIS(図16)においてユーザー情報を設定済みでないユーザー情報未設定状態である場合、ユーザー情報設定画面SCUIS(図16)をタッチパネル36に表示することにより、ユーザーに対し認証情報の設定を行うことを促すようにした。
このため画像形成システム1は、印刷対象の画像を表示した携帯端末3を画像形成装置2に近付けるという行為で印刷要求を行う際に、印刷要求を行う対象の画像形成装置2が認証を必要とする場合には、携帯端末3から印刷ジョブの送信を行わずに認証情報の入力画面を表示して認証情報の入力を促すため、ユーザーが認証情報設定を行っていない理由で印刷できないという事態をなくすことができる。
これにより画像形成システム1は、携帯端末3の操作に不得手なユーザーや、操作前に操作説明書を読まないユーザーであっても、携帯端末3から簡易に印刷要求を行わせることができると共に、画像形成装置2が認証を必要とする場合には認証情報を携帯端末3に入力するよう誘導することができる。
また、従来の携帯端末3においては、ユーザー情報設定画面SCUIS(図16)がメニュー階層の奥深くに存在していることが多かった。このため、ユーザー情報未設定状態の場合に、仮に、認証情報が未設定であることを携帯端末3のタッチパネル36に表示するだけでは、ユーザーが携帯端末3を操作して、メニュー階層の奥深くに存在するユーザー情報設定画面SCUIS(図16)まで辿り着かなければならなかったため、利便性が低かった。
これに対し携帯端末3は、ユーザー情報未設定状態においてはユーザー情報設定画面SCUIS(図16)そのものをタッチパネル36に表示するようにした。これにより携帯端末3は、携帯端末3を操作してユーザー情報設定画面SCUIS(図16)まで辿り着くという煩雑な操作をなくすことができ、直ちに認証情報をユーザーに入力させることができるため、利便性を向上できる。
ここで、認証情報が設定済みでなかった場合、ユーザー情報設定画面SCUIS(図16)を携帯端末3ではなく画像形成装置2の操作パネル11に表示することも考えられる。しかしながらその場合、一般的に普及している画像形成装置2の操作パネル11は、スマートフォン等である携帯端末3のタッチパネル36よりも低機能であることが多いため、画像形成装置2の操作パネル11を、解像度や描画能力等がより高機能なものにする必要があり、コストアップしてしまう。またその場合、ユーザーは、携帯端末3を画像形成装置2にかざした後に画像形成装置2の近くから一旦離れてしまう可能性もあるため、画像形成装置2の操作パネル11に表示されたユーザー情報設定画面SCUIS(図16)に気付かない可能性がある。その場合、印刷が完了したと思って画像形成装置2の近くにユーザーが戻ってきたとしても、印刷が完了されていない状態となってしまう。
これに対し携帯端末3は、自身のタッチパネル36にユーザー情報設定画面SCUIS(図16)を表示するようにした。このため画像形成システム1は、画像形成装置2の構成を従来通りに保ちコストアップを抑えつつ、普及している携帯端末3を利用して、ユーザーに対し認証情報の設定を行うことを促すことができる。またこのため画像形成システム1は、携帯端末3を画像形成装置2にかざした後にユーザーが画像形成装置2の近くから一旦離れたとしても、ユーザーが所持している携帯端末3にユーザー情報設定画面SCUIS(図16)を表示させ、該ユーザー情報設定画面SCUISに気付かせ、認証情報を確実に設定させることができる。
また画像形成装置2は、認証結果が認証失敗であったとしても、特例印刷を許可する条件を満たす場合、入力された認証要求区分が認証して印刷である場合は、印刷を実行するようにした。これにより画像形成装置2は、パスワードを定期的に変更する運用規則で携帯端末3の認証情報のうちパスワード変更の更新漏れがあったとしても、携帯端末3の所有者が過去に認証印刷を行ったユーザーと同一であると推定できる場合は、管理者が定めた一定回数内であればパスワード変更猶予として所望の印刷物をいち早く入手させることができ、利便性を保つことができる。
以上の構成によれば画像形成システム1は、画像形成装置2と、該画像形成装置2と接続可能な携帯端末3とを有する画像形成システム1において、携帯端末3は、携帯端末3のユーザー情報が登録されるストレージ35と、ユーザーに対し表示画面としてのタッチパネル36を介して情報を報知するよう制御するCPU33とを設け、画像形成装置2が、接続要求された携帯端末3からユーザー情報を必要とする認証モードであり、かつ携帯端末3のストレージ35にユーザー情報が登録されていない場合、CPU33は、ユーザー情報を登録するユーザー情報登録画面としてのユーザー情報設定画面SCUISを携帯端末3のタッチパネル36に表示し、画像形成装置2は、接続要求された携帯端末3からユーザー情報を受信するWi−Fi通信部19と、Wi−Fi通信部19で受信されたユーザー情報により認証を実行する認証部26とを設けるようにした。
また画像形成システム1は、画像形成装置2と、該画像形成装置2と接続可能な携帯端末3とを有する画像形成システム1において、携帯端末3は、携帯端末3の端末装置情報としての端末ID及びユーザー情報が登録されるストレージ35を設け、画像形成装置2は、接続要求された携帯端末3から端末ID及びユーザー情報を受信するWi−Fi通信部19と、Wi−Fi通信部19で受信された端末IDを記憶するストレージ10と、Wi−Fi通信部19で受信された端末ID及びユーザー情報により認証を実行する認証部26とを設け、認証部26は、受信したユーザー情報に対して認証不可と判断した場合で、かつ受信した端末IDがストレージ10に記憶されている場合、携帯端末3の接続を許可するようにした。
これにより画像形成システム1は、認証情報の入力を求める画像形成装置2、すなわちユーザー情報を用いた認証を必要とするモードの画像形成装置2に携帯端末3を近付けて印刷する場合において、ユーザー情報が携帯端末3に登録されていない、すなわち未設定である場合、該ユーザー情報をユーザーに速やかに設定させることができ、携帯端末3が送信した印刷ジョブが、携帯端末3の認証情報の入力漏れや入力間違いによって画像形成装置2に受け捨てられることを、ユーザーの事前知識や操作熟練度に関係なく防止できる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、ユーザー情報未設定状態である場合、ユーザー情報設定画面SCUIS(図16)を携帯端末3のタッチパネル36に表示する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ユーザー情報未設定状態である場合、ユーザー情報が未設定であることをユーザーに通知するユーザー情報未設定通知画面をタッチパネル36に表示しても良い。また、ユーザー情報未設定通知画面と共にOKボタンをタッチパネル36に表示し、該OKボタンをユーザーが押下すると、ユーザー情報設定画面SCUIS(図16)に遷移しても良い。
また上述した実施の形態においては、認証応答がNG応答であった場合、OK応答又は特例OK応答が画像形成装置2から得られるまでユーザー情報設定画面SCUIS(図16)にユーザー情報を入力させ、OK応答又は特例OK応答が画像形成装置2から得られると印刷ジョブを作成して携帯端末3から画像形成装置2へ送信する場合について述べた。本発明はこれに限らず、認証応答がNG応答であった場合、印刷ジョブを携帯端末3内に蓄積していき、OK応答が画像形成装置2から得られたときに、蓄積した印刷ジョブを携帯端末3から画像形成装置2へ送信しても良い。これにより、パスワードを管理者が一元管理したり、管理者が強制リセットしたり、ユーザーがパスワードを忘れた場合、管理者への問い合わせ等、手間のかかる作業が発生するため、直ぐには解決はせず携帯端末3への正しいユーザー情報を入力できないが、認証応答がOK応答になるまでの間の印刷ジョブを印刷できなくなってしまう状態を防ぐことができる。その場合携帯端末3は、一定期間の間だけ、接続先の情報と印刷ジョブとを携帯端末3内に記憶し、一定期間経過後は接続先の情報と印刷ジョブとを破棄することが好ましい。
さらに上述した実施の形態においては、例えば管理者認証画面SCAA等を情報処理端末4における所定のディスプレイにWebページとして表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば管理者認証画面SCAA等を、画像形成装置2の操作パネル11に表示させると共に情報を入力させたり、画像形成装置2の外部の専用ユーティリティとTCP/IP通信部21を経由して通信することにより、表示させたり情報を入力させたりしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、画像形成装置2が、画像形成装置2内にユーザー管理情報IUMを有し、画像形成装置2自身で認証を行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、画像形成装置2の外部のLDAP(Lightweight Directory Access Protocol )サーバーがユーザー管理情報IUMを有し、画像形成装置2の認証実行部27が、認証処理を行う都度に、TCP/IP通信部21によりLDAPサーバーに認証結果の成否を問い合わせても良い。LDAPサーバーを用いる場合、LDAPサーバーからの認証応答がNG応答であっても携帯端末3から要求されたユーザー名をキーにしてユーザー管理情報IUMを検索しパスワードを除く各属性情報は画像形成装置2がLDAPサーバーから取得できる。
さらに上述した実施の形態においては、携帯端末3から画像形成装置2へ認証情報を含む印刷ジョブを送信する場合について述べた。本発明はこれに限らず、携帯端末3以外の例えば情報処理端末4から画像形成装置2へ認証情報を含まない印刷ジョブを送信し、携帯端末3から画像形成装置2へ認証情報を送信しても良い。
さらに上述した実施の形態においてはユーザー情報をユーザー名及びパスワードにより構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ICカード情報や生体情報等、個人を特定する種々の情報をユーザー情報としても良い。
さらに上述した実施の形態においては、画像形成装置2と情報処理端末4とが有線ネットワークWDNにより接続される場合について述べた。本発明はこれに限らず、画像形成装置2と情報処理端末4とが無線ネットワークにより接続されても良い。
さらに上述した実施の形態においては、画像形成装置2のWi−Fiユニット13と携帯端末3のWi−Fiユニット37とにより無線通信を行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、画像形成装置2からWi−Fiユニット13を省略すると共に、有線ネットワークWDNに無線ルーターを接続し、携帯端末3と無線ルーターとを無線ネットワークで接続させることにより、画像形成装置2と携帯端末3とで無線通信を行ってもよい。
さらに上述した実施の形態においては、電子写真式のカラープリンタである画像形成装置2に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばコピー機、FAX機等、外部から印刷データやスキャン画像データ等を入力して画像を形成する種々の装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、携帯端末装置としての携帯端末3と、画像形成装置としての画像形成装置2とによって、画像形成システムとしての画像形成システム1を構成し、携帯端末装置は、記憶部としてのストレージ35と、制御部としてのCPU33とを有し、画像形成装置は、受信部としてのWi−Fi通信部19と、認証部としての認証部26とを有する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる記憶部と制御部とを有する携帯端末装置と、受信部と認証部とを有する画像形成装置とによって画像形成システムを構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、携帯端末装置としての携帯端末3と、画像形成装置としての画像形成装置2とによって、画像形成システムとしての画像形成システム1を構成し、携帯端末装置は、携帯端末装置記憶部としてのストレージ35を有し、画像形成装置は、受信部としてのWi−Fi通信部19と、画像形成装置記憶部としてのストレージ10と、認証部としての認証部26とを有する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる携帯端末記憶部を有する携帯端末装置と、受信部と画像形成装置記憶部と認証部とを有する画像形成装置とによって画像形成システムを構成しても良い。
本発明は、プリンタに画像を印刷させるコンピュータの他、イメージスキャナやファクシミリ装置、或いは複写機等、画像に関する種々の処理を行う種々の電子機器でも利用できる。
1……画像形成システム、2……画像形成装置、3……携帯端末、4……情報処理端末、5……NFC、WDN……有線ネットワーク、WLN……無線ネットワーク、7……CPU、8……ROM、9……RAM、10……ストレージ、11……操作パネル、12……有線NIC、13……Wi−Fiユニット、14……NFCタグ、15……印刷装置、17……TCP/IP有線通信部、18……TCP/IP有線設定部、19……Wi−Fi通信部、20……Wi−Fi設定部、21……TCP/IP通信部、22……操作パネル制御部、23……NFCタグ制御部、24……Webサーバー部、25……装置情報設定部、26……認証部、27……認証実行部、28……ユーザー情報管理部、29……印刷ジョブ受信部、30……印刷実行部、31……ログ出力部、33……CPU、34……RAM、35……ストレージ、36……タッチパネル、37……Wi−Fiユニット、38……NFCユニット、40……Wi−Fi通信部、41……Wi−Fi設定部、42……NFC通信部、43……タッチパネル制御部、44……汎用画像表示アプリ、45……専用アプリ、46……NFCタグデータ取得部、47……認証情報設定部、48……印刷プレビュー表示部、49……印刷ジョブ生成部、50……印刷ジョブ送信部、51……端末ID表示部、IUM……ユーザー管理情報、UN1……ユーザー名、PS1……パスワード、UT……ユーザー種別、DID……端末ID、SPC……特例印刷回数、SCAA……管理者認証画面、IAUN1……ユーザー名入力部、IAPS1……パスワード入力部、BTLI……ログインボタン、SCMS……管理者設定メニュー画面、BTAS……認証設定ボタン、BTUM……ユーザー管理ボタン、SCAS……認証設定画面、SLPA……印刷時認証選択部、IASPC……特例印刷許可回数入力部、BTR1……実行ボタン、BTS1……中止ボタン、SCUM……ユーザー管理画面、SL1……選択部、DAUN……ユーザー名表示部、DAT……種別表示部、DADID……端末ID表示部、DASPC……特例印刷回数表示部、BTAD……追加ボタン、BTCH……変更ボタン、BTDL……削除ボタン、BTIDCL……端末IDクリアボタン、SCUIE……ユーザー情報編集画面、IAUN2……ユーザー名入力部、IAPS2……パスワード入力部、SLUT……ユーザー種別選択部、BTR2……実行ボタン、BTS2……中止ボタン、INT……NFCタグ情報、DN……装置名、WLAP……無線アクセスポイント情報、IPAD……IPアドレス情報、AS……認証設定情報、AP……アプリ情報、SCAH……ホーム画面、MNFL……ファイルメニュー、MNWB……Webメニュー、MNCM……カメラメニュー、MNID……端末ID表示メニュー、MNUS……ユーザー情報設定メニュー、SCPP……印刷プレビュー画面、TTL1……タイトル、DAI……イメージ表示部、SACT……印刷カラー区分指定部、SAPS……印刷用紙サイズ、SANC……印刷部数指定部、BTBK1……戻るボタン、SCID……端末ID表示画面、TTL2……タイトル、DID……端末ID、BTBK2……戻るボタン、SCUIS……ユーザー情報設定画面、BTOK1……OKボタン、BTCL……Cancelボタン、TTL3……タイトル、BTBK3……戻るボタン、SCSP……特例印刷画面、BTOK2……OKボタン、PJ……印刷ジョブ、JT……ジョブ種別、AI……認証情報、DID……端末ID、JN……ジョブ名、PS……用紙サイズ、PN……印刷部数、PID……印刷画像データ。

Claims (5)

  1. 画像形成装置と、該画像形成装置と接続可能な携帯端末装置とを有する画像形成システムにおいて、
    前記携帯端末装置は、
    前記携帯端末装置のユーザー情報が登録される記憶部と、
    ユーザーに対し表示画面を介して情報を報知するよう制御する制御部と
    を有し、
    前記画像形成装置が、接続要求された前記携帯端末装置から前記ユーザー情報を必要とする認証モードであり、かつ前記携帯端末装置の前記記憶部に前記ユーザー情報が登録されていない場合、前記制御部は、前記ユーザー情報を登録するユーザー情報登録画面を前記携帯端末装置の前記表示画面に表示し、
    前記画像形成装置は、
    接続要求された前記携帯端末装置から前記ユーザー情報を受信する受信部と、
    前記受信部で受信された前記ユーザー情報により認証を実行する認証部と
    前記携帯端末装置から受信した前記ユーザー情報が誤りであると前記認証部が判別した場合であっても、同一の前記携帯端末装置であり、且つ同一のユーザー名で印刷した履歴があり、且つ管理者が許可した一定回数以内であれば、特例で印刷ジョブを印刷させる画像形成装置制御部と
    を有する
    画像形成システム。
  2. 画像形成装置と、該画像形成装置と接続可能な携帯端末装置とを有する画像形成システムにおいて、
    前記携帯端末装置は、
    前記携帯端末装置の端末ID及びユーザー情報が登録される携帯端末装置記憶部
    を有し、
    前記画像形成装置は、
    接続要求された前記携帯端末装置から前記端末ID及び前記ユーザー情報を受信する受信部と、
    前記受信部で受信された前記端末IDを記憶する画像形成装置記憶部と、
    前記受信部で受信された前記端末ID及び前記ユーザー情報により認証を実行する認証部と
    前記携帯端末装置から受信した前記ユーザー情報が誤りであると前記認証部が判別した場合であっても、該携帯端末装置から受信した前記端末IDが、過去に認証に成功し前記画像形成装置記憶部に記憶された前記端末IDであれば、特例で印刷ジョブを印刷させる画像形成装置制御部と
    を有する
    画像形成システム。
  3. 前記画像形成装置制御部は、
    特例で印刷ジョブを印刷させる場合、前記ユーザー情報の変更猶予期間の警告を前記携帯端末装置に出力させる
    請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記画像形成装置制御部は、
    特例で印刷ジョブを印刷させる場合、前記ユーザー情報を見直させる警告を前記携帯端末装置に出力させる
    請求項2又は請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記画像形成装置制御部は、
    管理者が設定した所定の条件を満たす期間は、特例で印刷ジョブを印刷させる
    請求項2乃至請求項4の何れかに記載の画像形成システム。
JP2017200421A 2017-10-16 2017-10-16 画像形成システム Active JP6932309B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017200421A JP6932309B2 (ja) 2017-10-16 2017-10-16 画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017200421A JP6932309B2 (ja) 2017-10-16 2017-10-16 画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019074919A JP2019074919A (ja) 2019-05-16
JP6932309B2 true JP6932309B2 (ja) 2021-09-08

Family

ID=66544767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017200421A Active JP6932309B2 (ja) 2017-10-16 2017-10-16 画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6932309B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024069962A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 京セラ株式会社 画像処理装置、無線通信端末、及びプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010146088A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Oki Data Corp 画像形成装置及び印刷システム
JP2011054120A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置、画像処理システムおよびユーザ認証方法
JP6402494B2 (ja) * 2014-05-30 2018-10-10 ブラザー工業株式会社 機能実行システム、機能実行装置、及び、通信端末
JP6217686B2 (ja) * 2015-04-06 2017-10-25 コニカミノルタ株式会社 携帯端末、プログラムおよび通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019074919A (ja) 2019-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6446995B2 (ja) 情報処理システム及び情報処理方法
US10445032B2 (en) Management server communicating with image processing apparatus and terminal device
US20150154484A1 (en) Printing system, information processing device, non-transitory computer readable medium, and image forming device
US9800762B2 (en) Non-transitory computer-readable information recording medium, information processing apparatus, and communications system
JP6024167B2 (ja) 要求処理システム
CN104735277B (zh) 执行指示设备和执行指示方法
JP6771991B2 (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
JP4900495B2 (ja) 画像形成装置、印刷ジョブ管理方法、及び、コンピュータプログラム
JP6300456B2 (ja) 通信方法、装置、プログラム、およびネットワークシステム
JP6269750B2 (ja) 要求処理システム、電子機器およびプログラム
JP2014199654A (ja) 情報処理装置、制御方法、プログラム及び情報処理システム
JP6891563B2 (ja) 情報処理システム、機器、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
WO2016088199A1 (ja) 印刷システム、方法、およびプログラム
JP2007088944A (ja) 画像処理装置およびその制御方法ならびにコンピュータプログラム
JP2006333388A (ja) 画像形成装置
JP6932309B2 (ja) 画像形成システム
US10200567B2 (en) Image processor and image processing system
JP2010140089A (ja) 情報処理システム、画像形成装置、情報処理方法、プログラムおよび記録媒体
US10897555B2 (en) Information processing apparatus to determine a level of authentication based on information related to a print job
JP2014056438A (ja) 出力システム、出力制御装置、出力装置及びプログラム
JP6890522B2 (ja) 情報処理方法、情報処理システム及び情報処理装置
JP2008134856A (ja) 認証システム及び認証方法
US9571677B2 (en) Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium
JP6186841B2 (ja) 画像形成システム、中継ユニット及びプログラム
JP2007158850A (ja) 画像処理装置、画像処理システムおよび画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20191015

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210609

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6932309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150