JP6743634B2 - 通信装置及び端末装置 - Google Patents

通信装置及び端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6743634B2
JP6743634B2 JP2016194524A JP2016194524A JP6743634B2 JP 6743634 B2 JP6743634 B2 JP 6743634B2 JP 2016194524 A JP2016194524 A JP 2016194524A JP 2016194524 A JP2016194524 A JP 2016194524A JP 6743634 B2 JP6743634 B2 JP 6743634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
authentication information
authentication
terminal device
communication
communication session
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016194524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018056958A (ja
Inventor
亮弥 辻
亮弥 辻
弘崇 朝倉
弘崇 朝倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2016194524A priority Critical patent/JP6743634B2/ja
Priority to US15/716,619 priority patent/US10327124B2/en
Publication of JP2018056958A publication Critical patent/JP2018056958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6743634B2 publication Critical patent/JP6743634B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/80Services using short range communication, e.g. near-field communication [NFC], radio-frequency identification [RFID] or low energy communication
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/30Authentication, i.e. establishing the identity or authorisation of security principals
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/30Authentication, i.e. establishing the identity or authorisation of security principals
    • G06F21/44Program or device authentication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/14Session management
    • H04L67/141Setup of application sessions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W12/00Security arrangements; Authentication; Protecting privacy or anonymity
    • H04W12/06Authentication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/18Interfaces between hierarchically similar devices between terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/50Service provisioning or reconfiguring

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本明細書では、近距離無線通信を実行可能な通信装置及び端末装置を開示する。
NFC(Near Field Communicationの略)通信を実行するためのNFCタグを備える認証カードを利用した認証方法が知られている。NFCタグは、認証IDを予め記憶している。例えばプリンタ等の認証装置の管理者は、認証IDを認証装置に入力して、認証IDを認証装置に登録する。認証装置は、NFC通信を利用して認証カードから認証IDを受信すると、受信済みの認証IDと登録済みの認証IDとが一致するのか否かを判断する(即ち認証を実行する)。なお、認証カードに代えて、端末装置を利用した同様の認証方法も知られている。
特開2014−192821号公報
本明細書では、端末装置を利用した新規な認証方法を開示する。
本明細書によって開示される通信装置は、近距離無線通信を実行するための無線インターフェースであって、インターフェースメモリを備える前記無線インターフェースと、特定のアプリケーションプログラムを識別するための識別情報であって、前記特定のアプリケーションプログラムをインストールするための前記識別情報と第1の認証情報との双方を前記無線インターフェースに供給して、前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記インターフェースメモリに記憶させる供給部であって、前記無線インターフェースは、第1の端末装置との第1の通信セッションが確立される場合に、前記第1の通信セッションを利用して、前記インターフェースメモリ内の前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記第1の端末装置に送信し、前記特定のアプリケーションプログラムは、認証情報を前記通信装置に送信して、前記認証情報を利用した認証を前記通信装置に実行させるためのアプリケーションである、前記供給部と、前記識別情報と前記第1の認証情報との双方が前記第1の端末装置に送信された後に、前記無線インターフェースを介して、前記特定のアプリケーションプログラムをインストール済みである前記第1の端末装置との第2の通信セッションが確立される場合に、前記第2の通信セッションを利用して、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報を受信する第1の受信部と、前記第1の認証情報が受信される場合に、前記第1の認証情報を利用した認証を実行する認証部と、を備える。
上記の構成によると、通信装置は、識別情報と第1の認証情報との双方を第1の端末装置に送信する。これにより、第1の端末装置は、特定のアプリケーションをインストール済みでない場合に、当該識別情報を利用して、特定のアプリケーションをインストールし得る。また、通信装置は、第1の端末装置が特定のアプリケーションをインストール済みである場合に、第1の端末装置から第1の認証情報を受信して、第1の認証情報を利用した認証を実行することができる。
本明細書によって開示される端末装置のための特定のアプリケーションプログラムは、前記端末装置に搭載されるコンピュータを、前記端末装置の無線インターフェースを介して、通信装置との通信セッションが確立される場合に、前記通信装置に登録されている登録済みの認証情報が前記端末装置の不揮発性メモリ領域に記憶されているのか否かを判断する判断部であって、前記無線インターフェースは、近距離無線通信を実行するためのインターフェースである、前記判断部と、前記登録済みの認証情報が前記不揮発性メモリ領域に記憶されていると判断される場合に、前記通信セッションを利用して、前記不揮発性メモリ領域内の前記登録済みの認証情報を前記通信装置に送信して、前記登録済みの認証情報を利用した認証を前記通信装置に実行させる第1の送信部と、前記登録済みの認証情報が前記不揮発性メモリ領域に記憶されていないと判断される場合に、前記通信セッションを利用して、受信済みの認証情報を前記通信装置に送信して、前記受信済みの認証情報を前記通信装置に登録させる第2の送信部であって、前記受信済みの認証情報は、前記通信セッションを利用して、前記通信装置から受信された認証情報である、前記第2の送信部と、として機能させる。
上記の構成によると、端末装置は、登録済み認証情報が不揮発性メモリ領域に記憶されているのか否かに応じて、登録済みの認証情報を利用した認証又は受信済みの認証情報の登録を通信装置に適切に実行させることができる。
上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。上記の特定のアプリケーションプログラムを格納するコンピュータ読取可能記憶媒体も新規で有用である。特定のアプリケーションプログラムによって実現される端末装置そのもの、及び、端末装置の制御方法も、新規で有用である。また、上記の通信装置と端末装置とを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 多機能機が実行する処理のフローチャートを示す。 登録処理のフローチャートを示す。 認証処理のフローチャートを示す。 対象端末が実行する処理のフローチャートを示す。 認証IDが登録されるケースAのシーケンス図を示す。 更新後の割当IDが送信されるケースBのシーケンス図を示す。 認証が実行されるケースCのシーケンス図を示す。 登録が再試行されるケースDのシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示すように、通信システム2は、多機能機10(以下では「MFP(Multi-Function Peripheralの略)」と呼ぶ)と、携帯端末100,200と、を備える。各装置10,100,200は、NFC(Near Field Communicationの略)方式に従った無線通信(以下では「NFC通信」と呼ぶ)を実行可能である。
(MFP10の構成)
MFP10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、スキャン実行部18と、NFCI/F22と、制御部30と、を備える。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部14は、いわゆるタッチパネルとしても機能する。即ち、表示部14は、操作部としても機能する。このために、以下では、操作部12及び表示部14を総称して、「操作部12,14」と呼ぶことがある。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャン実行部18は、CCD、CIS等のスキャン機構である。
NFCI/F22は、NFC通信を実行するためのI/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC14443、15693、18092などの国際標準規格に基づく無線通信方式である。なお、NFC通信を実行するためのI/Fの種類として、NFCフォーラムデバイス(NFC Forum Device)と呼ばれるI/Fと、NFCタグ(NFC Tag)と呼ばれるI/Fと、が知られている。NFCフォーラムデバイスは、P2P(Peer To Peerの略)モード、R/W(Reader/Writerの略)モード、及び、CE(Card Emulationの略)モードのいずれかで選択的に動作可能なI/Fである。NFCタグは、これらのモードのいずれかで選択的に動作可能なI/Fではなく、NFC方式のIC(Integrated Circuitの略)タグとして機能する。
P2Pモードは、P2Pモードで動作する一方のNFC機器とP2Pモードで動作する他方のNFC機器との間で双方向通信を実行するためのモードである。R/Wモード及びCEモードは、R/Wモードで動作する一方のNFC機器とCEモードで動作する他方のNFC機器との間で単方向通信を実行するためのモードである。なお、CEモードは、セキュア・エレメントを必要とするCEモードであってもよく、セキュア・エレメントを必要としないHCE(Host Card Emulationの略)モードであってもよい。R/WモードのうちのReaderモードは、CEモードで動作するNFC機器からデータを読み出すためのモードである。R/WモードのうちのWriterモードは、CEモードで動作するNFC機器にデータを書き込むためのモードである。なお、R/Wモードで動作するNFC機器は、NFCタグからデータを読み出したり、NFCタグにデータを書き込んだりすることもできる。
NFCI/F22は、NFCタグである。NFCタグは、NFCフォーラムデバイスに比べて安価であるので、MFP10の製造コストを低くすることができる。NFCI/F22は、相手機器からPolling信号を受信して、当該信号に対する応答信号を相手機器に送信する場合に、相手機器とのNFCセッションを確立する。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。また、メモリ34は、パッケージ名39及びユーザテーブル40を記憶する。パッケージ名39は、携帯端末100,200にインストールされるべき認証アプリケーション(以下では「認証アプリ」と呼ぶ)140のパッケージ名である。パッケージ名とは、例えばcom.example.android.beamのようにドメインを逆方向に並べたものである。
ユーザテーブル40では、ユーザ名と、パスワードと、認証IDと、印刷許可情報と、スキャン許可情報と、が関連付けられる。ユーザ名、パスワード、印刷許可情報、及び、スキャン許可情報は、例えば、MFP10の管理者が、操作部12,14を操作することによって、又は、携帯端末からMFP10にアクセスすることによって、ユーザテーブル40に登録される。印刷許可情報、スキャン許可情報は、それぞれ、印刷機能、スキャン機能をユーザに許可するのか否かを示す。各許可情報の「OK」は、機能の利用を許可することを示し、「NG」は、機能の利用を許可しないことを示す。認証IDは、携帯端末を識別するための識別情報であり、MFP10によって生成されて登録される。認証IDは、MFP10のMACアドレス「AAA」と、複数桁の数字(本実施例では2桁の数字)である数字部と、の組み合わせを含む。なお、変形例では、認証IDは、例えば、ランダムな文字列であってもよい。また、別の変形例では、ユーザテーブル40は、MFP10とは異なる外部装置のメモリ内に記憶されてもよい。この場合、MFP10は、当該外部装置と通信して、ユーザテーブル40内の情報を利用することができる。
(携帯端末100の構成)
携帯端末100,200は、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。携帯端末200は携帯端末100と同様の構成を備えるため、以下では、携帯端末100についてのみ説明する。携帯端末100は、操作部112と、表示部114と、NFCI/F122と、制御部130と、を備える。
操作部112は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部112を操作することによって、様々な指示を携帯端末100に入力することができる。表示部114は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部114は、いわゆるタッチパネルとしても機能する。即ち、表示部114は、操作部としても機能する。このために、以下では、操作部112及び表示部114を総称して、「操作部112,114」と呼ぶことがある。NFCI/F122は、NFCフォーラムデバイスであり、メモリ124を備える。
制御部130は、CPU132と、メモリ134と、を備える。CPU132は、メモリ134に記憶されているOSソフトウェア138に従って、様々な処理を実行する。OSソフトウェア138は、携帯端末100の種々の基本的な動作を制御するためのソフトウェアである。
メモリ134は、不揮発性領域136と、揮発性領域142と、を備える。不揮発性領域136には、OSソフトウェア138が記憶されている。不揮発性領域136には、さらに、認証アプリ140が記憶され得る。認証アプリ140は、認証IDを利用した認証をMFP10に実行させるためのアプリケーションである。認証アプリ140は、MFP10のベンダによって提供されるアプリケーションであり、例えば、インターネット上のサーバから携帯端末100にインストールされる。揮発性領域142は、CPU132が処理を実行する過程で取得又は生成する情報を記憶する。
(MFP10が実行する処理;図2)
続いて、図2を参照して、MFP10のCPU32によって実行される処理について説明する。認証モードの設定をOFFからONに変更するための操作が操作部12,14に実行される際に、図2の処理が開始される。認証モードは、認証IDの登録、又は、認証IDを利用した認証を実行するための動作モードである。
S10では、CPU32は、NFCI/F22への電力供給を開始する。この結果、NFCI/F22は、Polling信号を受信して、Polling信号に対する応答信号を送信することができる。
S15では、CPU32は、パッケージ名39を含むAAR(「Android Application Record」の略)と、現在の割当IDを含むNDEF(「NFC Data Exchange Format」の略)データと、の双方をNFCI/F22に供給して、AARとNDEFデータとの双方をメモリ24に記憶させる。AARは、パッケージ名39によって特定される認証アプリ140の起動を指示する情報である。割当IDは、携帯端末に割り当てられるべき情報であって、当該携帯端末の認証IDとしてユーザテーブル40に登録されるべき情報である。割当IDは、メモリ34に予め記憶されているMFP10のMACアドレス「AAA」(図示省略)と、複数桁の数字(本実施例では2桁の数字)である数字部と、の組み合わせを含む。数字部は、初期値として「00」を有する。割当IDが認証IDとしてユーザテーブル40に登録される毎に、数字部の数字が「1」だけインクリメントされて、新たな割当IDが生成される。なお、変形例では、割当IDは、例えば、ランダムな文字列であってもよい。
S20では、CPU32は、ユーザによってログイン操作が操作部12,14に実行されることを監視する。CPU32は、ユーザテーブル40に登録されているユーザ名及びパスワードの組合せが操作部12,14に入力される場合に、S20でYESと判断して、S30に進む。
S30では、CPU32は、認証IDをユーザテーブル40に登録するための登録ボタンが操作されることを監視する。CPU32は、操作部12,14内の登録ボタンが操作される場合(S30でYES)に、S40に進む。なお、図示省略しているが、CPU32は、登録ボタンとは異なるボタン(例えばスキャン開始ボタン)が操作される場合には、当該異なるボタンに対応する処理(例えばスキャン処理)を実行する。
S40では、CPU32は、NFCI/F22が、対象端末(例えば携帯端末100,200)からPolling信号を受信することを監視する。ユーザが、R/Wモードで動作するNFCI/Fを備える対象端末をMFP10に近づけると、対象端末とNFCI/F22との間の距離がNFC通信を実行可能な最大距離(例えば10cm)よりも小さくなる。この場合、NFCI/F22は、対象端末からPolling信号を受信し、応答信号を対象端末に送信する。これにより、NFCI/F22と対象端末との間にNFCセッションが確立される。NFCI/F22は、対象端末とのNFCセッションが確立される場合に、NFCセッションが確立されたことを示す情報を制御部30に供給する。CPU32は、NFCI/F22から当該情報を取得する場合に、S40でYESと判断し、S46において図3の登録処理を実行する。S46が終了すると、S20に戻る。
S60は、S40と同様である。CPU32は、S60でYESと判断する場合に、S66において図4の認証処理を実行する。S60でNOと判断する場合、又は、S66が終了する場合には、S20に戻る。なお、図示省略しているが、認証モードの設定がONからOFFに変更するための操作が操作部12,14に実行されると、図2の処理は終了する。
(登録処理;図3)
続いて、図3を参照して、図2のS46で実行される登録処理について説明する。S110では、CPU32は、図2のS40で確立されたNFCセッションを利用して、対象端末から、NFCI/F22を介して、Readコマンドを受信する。Readコマンドは、情報の読み出しを実行可能であるのか否か(即ちNFCI/F22が情報を送信可能であるのか否か)を確認するための確認信号である。NFCI/F22は、対象端末からReadコマンドを受信する場合に、Readコマンドに対するOKコマンドを送信する。そして、NFCI/F22は、NFCセッションを利用して、メモリ24内のAAR及びNDEFデータの双方を対象端末に送信する。NFCI/F22は、さらに、Readコマンドを制御部30に供給する。CPU32は、NFCI/F22からReadコマンドを取得することによって(即ちS110の処理を実行することによって)、AARとNDEFデータとの双方が対象端末に送信されたことを確認することができる。
S115では、CPU32は、対象端末とのNFCセッションの切断を検出することを監視する。例えば、ユーザが対象端末をMFP10から離すと、対象端末とMFP10のNFCI/F22との間の距離がNFC通信を実行可能な最大距離よりも大きくなり、この結果、NFCセッションが切断される。この場合、NFCI/F22は、NFCセッションが切断されたことを示す情報を制御部30に供給する。CPU32は、NFCI/F22から当該情報を取得する場合に、S115でYESと判断して、図3の登録処理を終了する。
S120では、CPU32は、図2のS40で確立されたNFCセッションを利用して、対象端末から、NFCI/F22を介して、Writeコマンドを受信することを監視する。Writeコマンドは、情報の書き込みを実行可能であるのか否か(即ちNFCI/F22が情報を受信可能であるのか否か)を確認するための確認信号である。Writeコマンドは、認証アプリ140が対象端末にインストール済みである場合に、対象端末から送信される(後述の図5のS335参照)。NFCI/F22は、対象端末からWriteコマンドを受信する場合に、Writeコマンドに対するOKコマンドを送信する。この場合、NFCI/F22は、Writeコマンドを制御部30に供給する。CPU32は、NFCI/F22からWriteコマンドを取得する場合に、S120でYESと判断して、S125に進む。
S125では、CPU32は、NFCI/F22から、現在の割当IDと認証アプリ140のアプリIDとを含むNDEFデータを取得したのか否かを判断する。NFCI/F22は、Writeコマンドに対するOK信号を対象端末に送信する場合に、対象端末から割当IDとアプリIDとを含むNDEFデータを取得する。ここで、NDEFデータに含まれる割当IDは、MFP10から対象端末に過去に送信された割当IDである。また、NDEFデータに含まれるアプリIDは、対象端末で現在起動しているアプリケーション(例えば認証アプリ140)を識別するための情報である。NFCI/F22は、当該割当IDと当該アプリIDとを含むNDEFデータを制御部30に供給する。CPU32は、NFCI/F22から取得された割当IDと、現在の割当IDと、が一致するのか否かを判断する。図2のS15が実行された後に、後述のS145が一度も実行されていない状況では、現在の割当IDは、S15でNFCI/F22に供給された割当IDである。また、図2のS15が実行された後に、後述のS145が実行された状況では、現在の割当IDは、最新のS145でNFCI/F22に供給された割当IDである。また、CPU32は、NFCI/F22から取得されたアプリIDと、メモリ34に予め記憶されている認証アプリ140のアプリID(図示省略)と、が一致するのか否かを判断する。CPU32は、NFCI/F22から取得された割当IDと現在の割当IDとが一致すると判断し、かつ、NFCI/F22から取得されたアプリIDと認証アプリ140のアプリIDとが一致すると判断する場合(S125でYES)に、S130に進む。一方、CPU32は、取得済みの割当IDと現在の割当IDとが一致しないと判断する場合(S125でNO)に、図3の登録処理を終了する。例えば、取得済みの割当IDがユーザテーブル40に既に登録されている状況では、このような事象が起こり得る。また、CPU32は、取得済みのアプリIDと認証アプリ140のアプリIDとが一致しないと判断する場合(S125でNO)に、図3の登録処理を終了する。例えば、対象端末が認証アプリ140とは異なるアプリケーションを起動していることに起因して、当該アプリケーションのアプリIDが受信される状況では、このような事象が起こり得る。
S130では、CPU32は、図2のS20で入力されたユーザ名及びパスワードに関連付けて、取得済みの割当ID(即ち現在の割当ID)を認証IDとしてユーザテーブル40に登録する。
S140では、CPU32は、割当IDを更新する。具体的には、CPU32は、現在の割当IDに含まれる数字部(例えば「01」)を「1」だけインクリメントして、新たな数字部(例えば「02」)を生成する。そして、CPU32は、MFP10のMACアドレス「AAA」と新たな数字部とを組合せて、新たな割当ID(例えば「AAA02」)を生成する。
S145では、CPU32は、パッケージ名39を含むAARと、S140で更新された新たな割当IDを含むNDEFデータと、の双方をNFCI/F22に供給して、メモリ24に現在記憶されている情報に代えて、当該AARと当該NDEFデータとの双方をメモリ24に記憶させる。
S150では、CPU32は、ログイン状態を解除する。即ち、CPU32は、ユーザ名及びパスワードの入力を受け付け可能な状態(即ち図2のS20の監視を実行する状態)に移行する。S150が終了すると、図3の登録処理が終了する。
(認証処理;図4)
続いて、図4を参照して、図2のS66で実行される認証処理について説明する。S210〜S220は、図3のS110〜S120と同様である。
S225では、CPU32は、NFCI/F22から、認証アプリ140のアプリIDを含むNDEFデータが取得されたのか否かを判断する。CPU32は、NFCI/F22から取得されたNDEFデータに含まれるアプリIDと、メモリ34に予め記憶されている認証アプリ140のアプリIDと、が一致すると判断する場合(S225でYES)に、S230に進む。この場合、NDEFデータは、対象端末の不揮発性メモリに記憶された認証IDを含む(後述の図5のS345参照)。一方、CPU32は、取得済みのアプリIDと認証アプリ140のアプリIDとが一致しないと判断する場合(S225でNO)に、図4の認証処理を終了する。
S230では、CPU32は、NFCI/F22から取得されたNDEFデータに含まれる認証IDを利用した認証を実行する。具体的には、CPU32は、取得済みの認証IDがユーザテーブル40に登録済みであるのか否かを判断する。CPU32は、取得済みの認証IDがユーザテーブル40に登録済みであると判断する場合に、認証成功と判断する。この場合、CPU32は、取得済みの認証IDに関連付けられている各許可情報に応じた機能の利用を許可する。具体的には、CPU32は、印刷許可情報が「OK」である場合には、印刷の実行を許可する。例えば、CPU32は、インターネット上のサーバから印刷データをダウンロードするための操作が操作部12,14に実行されると、サーバから印刷データを受信して、印刷データによって表わされる画像の印刷を印刷実行部16に実行させることができる。また、CPU32は、スキャン許可情報が「OK」である場合には、スキャンの実行を許可する。例えば、CPU32は、スキャンを実行するためのボタンが操作されると、スキャン実行部18に原稿のスキャンを実行させる。一方、CPU32は、取得済みの認証IDがユーザテーブル40に登録済みでないと判断する場合に、認証失敗と判断する。例えば、MFP10の管理者が取得済みの認証IDをユーザテーブル40から削除した場合には、このような事象が起こり得る。S230が終了すると、図4の認証処理が終了する。
(携帯端末が実行する処理;図5)
続いて、図5を参照して、携帯端末100のCPU132によって実行される処理について説明する。例えば、NFCI/F122の動作を有効化するための操作が操作部112,114に実行されると、NFCI/F122がR/Wモードで動作する。これにより、図5の処理が開始される。CPU132は、OSソフトウェア138を利用して(即ち認証アプリ140を利用せずに)、S310〜S330,S370を実行し、認証アプリ140を利用して、S335〜S360を実行する。なお、携帯端末200でも図5と同様の処理が実行される。
S310では、CPU132は、NFCI/F122がMFP10とのNFCセッションを確立することを監視する。CPU132は、NFCI/F122から、NFCセッションが確立されたことを示す情報を取得する場合に、S310でYESと判断して、S315に進む。
S315では、CPU132は、MFP10とのNFCセッションを利用して、NFCI/F122を介して、ReadコマンドをMFP10に送信する(図3のS110、図4のS210参照)。この結果、NFCI/F122は、MFP10からReadコマンドに対するOKコマンドを受信し、NFCセッションを利用して、MFP10から、パッケージ名39を含むAARと、割当IDを含むNDEFデータと、の双方を受信し、AARとNDEFデータとの双方を制御部130に供給する。
S320では、CPU132は、NFCI/F122からAARとNDEFデータとの双方を取得する。ここで、CPU132は、AARとNDEFデータとの双方をメモリ134内の揮発性領域142に記憶させる。
S325では、CPU132は、認証アプリ140をインストール済みであるのか否かを判断する。CPU132は、S320で揮発性領域142に記憶されたAAR内のパッケージ名39に基づいて、認証アプリ140のドメイン名を特定する。CPU132は、当該ドメイン名によって特定される認証アプリ140をインストール済みである場合(S325でYES)に、S330に進む。一方、CPU132は、認証アプリ140をインストール済みでない場合(S325でNO)に、S370に進む。
S370では、CPU132は、認証アプリ140のドメイン名を利用して、インストール画面を表示部114に表示させる。インストール画面は、パッケージ名39によって特定される認証アプリ140をインストールするための画面である。CPU132は、インストール画面において、認証アプリ140をインストールするための操作が操作部112,114に実行される場合に、認証アプリ140をインストールする。S370が終了すると、S310に戻る。
S330では、CPU132は、認証アプリ140を起動する。これにより、以降のS335〜S360の処理は、認証アプリ140によって実現される。
S335では、CPU132は、MFP10とのNFCセッションを利用して、NFCI/F122を介して、WriteコマンドをMFP10に送信する(図3のS120、図4のS220参照)。この結果、NFCI/F122は、MFP10からWriteコマンドに対するOKコマンドを受信する。
S340では、CPU132は、認証IDをメモリ134内の不揮発性領域136に記憶済みであるのか否かを判断する。CPU132は、後述のS360で認証IDを不揮発性領域136に記憶済みである場合に、S340でYESと判断し、S345に進む。一方、CPU132は、認証IDを不揮発性領域136に記憶していない場合に、S340でNOと判断し、S350に進む。
S345では、CPU132は、不揮発性領域136に記憶されている認証IDと認証アプリ140のアプリIDとを含むNDEFデータをNFCI/F122に供給する。これにより、NFCI/F122は、MFP10とのNFCセッションを利用して、NDEFデータをMFP10に送信して、NDEFデータ内の認証IDを利用した認証をMFP10に実行させることができる(図4のS230参照)。S345が終了すると、S310に戻る。
S350では、CPU132は、S320で取得された割当ID(即ちS320で揮発性領域142に記憶された割当ID)と、現在起動されている認証アプリ140のアプリIDと、を含むNDEFデータをNFCI/F122に供給する。これにより、NFCI/F122は、MFP10とのNFCセッションを利用して、NDEFデータをMFP10に送信して、NDEFデータ内の割当IDを認証IDとしてMFP10に登録させることができる(図3のS130参照)。このように、CPU132は、認証IDが不揮発性領域136に記憶されているのか否かに応じて(S340)、認証IDを利用した認証又は割当IDの登録をMFP10に適切に実行させることができる。
S355では、CPU132は、MFP10へのNDEFデータの書き込みが完了したのか否かを判断する。NFCI/F122は、MFP10へのNDEFデータの送信が完了すると、NDEFデータの書き込みが完了したことを示す情報を制御部130に供給する。この場合、CPU32は、S355でYESと判断して、S360に進む。一方、例えば、MFP10へのNDEFデータの送信が完了する前に、携帯端末100がMFP10から離されることに起因して、MFP10とのNFCセッションが切断される状況が想定される。この場合、NFCI/F122は、NDEFデータの書き込みが完了したことを示す情報を制御部130に供給することなく、NFCセッションが切断されたことを示す情報を制御部130に供給する。この場合、CPU32は、S355でNOと判断して、S360をスキップして、S310に戻る。
S360では、CPU132は、S320で取得された割当ID(即ちS320で揮発性領域142に記憶された割当ID)を認証IDとして不揮発性領域136に記憶させる。これにより、CPU132は、MFP10とのNFCセッションが再確立される場合(S310でYES)に、不揮発性領域136内の認証IDを利用した認証をMFP10に実行させることができる(S340でYES,S345)。S360が終了すると、S310に戻る。
(具体的なケース)
続いて、図6〜図9を参照して、図2〜図5の各処理によって実現される具体的なケースA〜Dについて説明する。各ケースA〜Dの初期状態では、MFP10の認証モードがONに設定されており、携帯端末100のNFCI/F122がR/Wモードで動作している。
(ケースA;図6)
図6のケースAの初期状態では、携帯端末100には、認証アプリ140がインストールされていない。MFP10は、T15において、NFCI/F22への電力供給を開始し(図2のS10)、T17において、パッケージ名39を含むAARと、割当ID「AAA01」を含むNDEFデータと、の双方をNFCI/F22内のメモリ24に記憶させる(S15)。
ユーザは、T20において、ログイン操作をMFP10に実行し(図2のS20でYES)、T25において、登録ボタンを操作する(S30でYES)。その後、T35では、ユーザは、携帯端末100をMFP10に近づける。
MFP10は、T36において、携帯端末100からPolling信号を受信し、T37において、応答信号を携帯端末100に送信する(図2のS40でYES)。その結果、T40では、MFP10と携帯端末100との間にNFCセッションが確立される。
MFP10は、T43において、T40で確立されたNFCセッションを利用して、携帯端末100からReadコマンドを受信し(図3のS110)、当該NFCセッションを利用して、OKコマンドを携帯端末100に送信する。そして、T45では、MFP10は、当該NFCセッションを利用して、パッケージ名39を含むAARと、割当ID「AAA01」を含むNDEFデータと、の双方を携帯端末100に送信する。
携帯端末100は、NFCセッションを利用して、MFP10からAARとNDEFデータとを受信すると(図5のS320)、認証アプリ140をインストールしていないので(S325でNO)、T60において、インストール画面を表示する(S370)。
T65では、ユーザは、携帯端末100をMFP10から離す。これにより、T70において、携帯端末100とMFP10との間のNFCセッションが切断される(図3のS115でYES)。T75では、ユーザは、インストール操作を携帯端末100に実行する。これにより、認証アプリ140が携帯端末100にインストールされる。
その後に実行されるT135〜T145は、T35〜T45と同様である。携帯端末100は、認証アプリ140をインストール済みであるので(図5のS325でYES)、T150において、認証アプリ140を起動する(S330)。
MFP10は、T155において、T140で確立されたNFCセッションを利用して、携帯端末100からWriteコマンドを受信し(図3のS120でYES)、NFCセッションを利用して、OKコマンドを携帯端末100に送信する。
携帯端末100は、MFP10からOKコマンドを受信すると、認証IDを不揮発性領域136に記憶していないので(図5のS340でNO)、T160において、T140で確立されたNFCセッションを利用して、T145で受信された割当ID「AAA01」と、認証アプリ140のアプリIDと、を含むNDEFデータをMFP10に送信する(S350)。そして、T165では、携帯端末100は、割当ID「AAA01」を認証IDとして不揮発性領域136に記憶する(S360)。
MFP10は、T140で確立されたNFCセッションを利用して、携帯端末100からNDEFデータを受信すると(図3のS125でYES)、T170において、NDEFデータ内の割当ID「AAA01」を認証IDとしてユーザテーブル40に登録する(S130)。そして、MFP10は、T175において、割当ID「AAA01」を「AAA02」に更新し(S140)、T177において、パッケージ名39を含むAARと、割当ID「AAA02」を含むNDEFデータと、の双方をNFCI/F22内のメモリ24に記憶させる(S145)。このように、MFP10は、認証IDを登録する毎に割当IDを更新し、認証IDを登録しない限り割当IDを更新しない。例えば、Readコマンドに応じてNDEFデータが送信される毎に割当IDを更新する比較例の構成を採用すると、T45でNDEFデータが送信される際にも、割当IDを更新して、新たな割当IDをNFCI/F22内のメモリ24に記憶させる処理を実行する必要がある。これに対し、本実施例では、T45でNDEFデータが送信される際に、このような処理を実行せずに済むので、MFP10の処理負荷を軽減することができる。なお、変形例では、上記の比較例の構成を採用してもよい。T180,T185は、T65,T70と同様である。
(ケースAの効果)
本ケースでは、MFP10は、携帯端末100の状況(即ち、認証アプリ140をインストール済みであるのか否か)に関わらず、パッケージ名39を含むAARと、割当ID「AAA01」を含むNDEFデータと、の双方を携帯端末100に送信する(T45,T145)。これにより、携帯端末100は、MFP10からAARとNDEFデータとを1回目に受信する場合(T45)に、AARに含まれるパッケージ名39を利用して、認証アプリ140をインストールすることができる(T75)。そして、携帯端末100は、MFP10からAARとNDEFデータとを2回目に受信する場合(T145)に、NDEFデータに含まれる割当ID「AAA01」を認証IDとしてMFP10に登録させることができる(T170)。仮に、MFP10が、携帯端末100が認証アプリ140をインストール済みであるのか否かに応じて、AAR及びNDEFデータのうちの一方のみを携帯端末100に送信する構成を採用すると、携帯端末100から、認証アプリ140をインストール済みであるのか否かを示す情報を受信する必要がある。これに対し、本実施例では、MFP10は、携帯端末100からこのような情報を受信せずに済み、さらに、携帯端末100へ送信されるべき情報を変えずに済む。このために、MFP10の処理負荷を軽減することができる。
なお、仮に、T75の後に、携帯端末100に代えて、認証アプリ140がインストールされていない携帯端末200をMFP10に近づける場合には、MFP10及び携帯端末200は、T37〜T60と同様の処理を実行する。即ち、MFP10は、割当ID「AAA01」を更新する前(即ち認証ID「AAA01」を登録する前)に、携帯端末200とのNFCセッションが確立される場合に、割当ID「AAA01」を携帯端末200に送信する。
(ケースB;図7)
図7のケースBは、ケースAの後に実行されるケースである。携帯端末200には、認証アプリ140がインストールされていない。まず、図6のT20,T25と同様の操作が実行される。
T235では、ユーザは、携帯端末200をMFP10に近づける。T236〜T243では、MFP10及び携帯端末200は、図6のT36〜T43と同様の処理を実行する。
T245では、MFP10は、T240で確立されたNFCセッションを利用して、パッケージ名39を含むAARと、図6のT177で更新された新たな割当ID「AAA02」を含むNDEFデータと、を携帯端末200に送信する。T260〜T270では、MFP10及び携帯端末200は、図6のT60〜T70と同様の処理を実行する。T275では、ユーザは、インストール操作を携帯端末200に実行する。これにより、認証アプリ140が携帯端末200にインストールされる。なお、ユーザが携帯端末200をMFP10に再び近づける場合に、MFP10は、図6のT137〜T170と同様の手法によって、割当ID「AAA02」を携帯端末200の認証IDとして登録することができる。
(ケースC;図8)
図8のケースCは、ケースAの後に実行されるケースである。携帯端末100には、認証アプリ140がインストール済みであり、認証ID「AAA01」が携帯端末100の不揮発性領域136に記憶されている。T335〜T343は、図6のT35〜T43と同様である。
T345では、MFP10は、NFCセッションを利用して、パッケージ名39を含むAARと、割当ID「AAA02」を含むNDEFデータと、を携帯端末100に送信する。T350,T355は、図6のT150,T155と同様である。
携帯端末100は、認証ID「AAA01」を不揮発性領域136に記憶しているので(図5のS340でYES)、T360において、NFCセッションを利用して、認証ID「AAA01」とアプリIDとを含むNDEFデータをMFP10に送信する(S345)。
MFP10は、NFCセッションを利用して、携帯端末100からNDEFデータを受信すると(図4のS225でYES)、T365において、NDEFデータ内の認証ID「AAA01」を利用した認証を実行する(S230)。認証ID「AAA01」がユーザテーブル40に登録済みであるので、認証は成功する。これにより、MFP10は、認証ID「AAA01」に関連付けられている許可情報に応じた機能の利用を許可する。なお、ケースCでは、MFP10は、割当ID「AAA02」を認証IDとしてユーザテーブル40に登録しないので、割当IDを更新しない。このように、MFP10は、割当IDを不必要に更新しないので、処理負荷を軽減することができる。T370,T375は、図6のT180,T185と同様である。
(ケースD;図9)
図9のケースDの初期状態では、MFP10は、携帯端末100の認証IDを登録していない。携帯端末100,200には、認証アプリ140がインストール済みであるが、認証IDが不揮発性領域に記憶されていない。まず、図6のT15〜T45と同様の処理が実行される。T410,T415は、図6のT150,T155と同様である。
T420では、携帯端末100は、NFCセッションを利用して、割当ID「AAA01」とアプリIDとを含むNDEFデータをMFP10に送信する(図5のS350)。しかしながら、MFP10は、NDEFデータの受信が完了する前に、NFCセッションが切断されるので、NDEFデータの全てを受信することができない(S125でNO、図5のS355でNO)。例えば、NDEFデータの受信中に、ユーザが誤って携帯端末100をMFP10から離すことによって、NFCセッションが切断される。
MFP10は、ログイン状態が解除されていないので、ユーザ名及びパスワードが入力済みの状態である(図2のS20でYES、S30でYES)。T440では、ユーザは、携帯端末200をMFP10に近づける。この場合、MFP10及び携帯端末200は、図6のT136〜T185と同様に、T443〜T490を実行する。即ち、MFP10は、T450のNFCセッションを利用して、パッケージ名39を含むAARと、割当ID「AAA01」を含むNDEFデータと、を携帯端末200に送信する。
MFP10が、携帯端末100からのNDEFデータの受信が完了する前に、NFCセッションが切断される場合(図3のS125でNO)に、S120に戻り、Writeコマンドの受信を監視する構成を想定する。当該構成では、MFP10は、T453において、携帯端末200からReadコマンドを受信しても、Writeコマンドの受信を監視中であるので、T455以降の処理を実行することができない。一方、本ケースでは、T453において、携帯端末200からReadコマンドを受信し、T455において、AARとNDEFデータとを携帯端末200に送信する。その結果、MFP10が認証ID「AAA01」を登録し、携帯端末200が認証ID「AAA01」を記憶することができる。
(対応関係)
MFP10、携帯端末100,200は、それぞれ、「通信装置」、「第1の端末装置」、「第2の端末装置」の一例である。NFCI/F22、メモリ24、メモリ34、NFCI/F122は、それぞれ、「通信装置」の「無線インターフェース」、「インターフェースメモリ」、「メインメモリ」、「端末装置」の「無線インターフェース」の一例である。
NFC通信、認証アプリ140、パッケージ名39は、それぞれ、「近距離無線通信」、「特定のアプリケーションプログラム」、「識別情報」の一例である。割当(又は認証)ID「AAA01」は、「第1の認証情報」及び「関連情報」の一例である。割当(又は認証)ID「AAA02」は、「第2の認証情報」の一例である。図6のT40のNFCセッション、図8のT340のNFCセッション、図6のT140のNFCセッション、図7のT240のNFCセッション、図6のT75の後に携帯端末200と確立されるNFCセッション(図示省略)は、それぞれ、「第1の通信セッション」、「第2の通信セッション」、「第3の通信セッション」、「第4の通信セッション」、「第5の通信セッション」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)MCP10のCPU32は、図2のS15において、パッケージ名39に代えて、認証アプリ140のインターネット上の位置を示すURL(Uniform Resource Locatorの略)を含むAARと、NDEFデータと、の双方をNFCI/F22に供給して、AARとNDEFデータとの双方をメモリ24に記憶させてもよい。即ち、「識別情報」は、例えば、URLであってもよい。
(変形例2)上記の実施例では、ユーザが携帯端末100をMFP10に近づけた後に、認証アプリ140が携帯端末100にインストールされる(図5のS370)。そして、ユーザが携帯端末100をMFP10に再び近づけた後に、認証IDがMFP10に登録される(図3のS145)。変形例では、ユーザが携帯端末100をMFP10に1回のみ近づけた後に、認証アプリ140が携帯端末100にインストールされ、さらに、認証IDがMFP10に登録されてもよい。この場合、MFP10のCPU32は、図3のS115〜S125をスキップして、S130に進む。携帯端末100のCPU132は、S370の後に、S360を実行する。また、CPU132は、S340をスキップして、S345に進む。即ち、「第2の受信部」は省略可能である。
(変形例3)CPU32は、図3のS125において、割当IDに代えて、現在の割当IDを登録すべき旨の登録指示を取得してもよい。当該登録指示は、割当IDを含まない。即ち、「関連情報」は、第1の認証情報自体でなくても、第1の認証情報に関連する情報であればよい。
(変形例4)上記の実施例では、NFCI/F22は、NFCタグであるが、変形例では、NFCフォーラムデバイスであってもよい。この場合、各情報の通信が実行される際に、NFCI/F22がCEモードで動作するとともにNFCI/F122がR/Wモードで動作していてもよいし、NFCI/F22がR/Wモードで動作するとともにNFCI/F122がCEモードで動作していてもよいし、NFCI/F22,122の双方がP2Pモードで動作していてもよい。即ち、「無線インターフェース」は、NFCタグでなくてもよい。なお、NFCI/F122がCEモードで動作する変形例について、NFCI/F122はNFCタグであってもよい。
(変形例5)ユーザテーブル40には、ユーザ名及びパスワードのみが登録され、全てのユーザにMFP10の全ての機能が許可されていてもよい。そして、メモリ34に1個の認証IDが登録されていてもよい。この場合、CPU132は、図3のS140で割当IDを更新しない。そのため、複数個の携帯端末100,200に同一の認証IDが記憶され得る。各携帯端末100,200は、記憶された認証IDをMFP10に送信して、MFP10に認証を実行させる。MFP10は、認証が成功する場合に、MFP10の全ての機能を許可する。即ち、「第1の認証情報」に代えて「第2の認証情報」がインターフェースメモリに記憶されなくてもよい。
(変形例6)MFP10のCPU132は、図3のS125でNOと判断する場合に、S120に戻ってもよい。また、携帯端末100のCPU132は、S355でNOと判断した後に、MFP10とのNFCセッションが確立される場合に、Readコマンドを送信せずに、Writeコマンドを送信しもよい。この場合、図9のケースDにおいて、T453,T455が省略される。即ち、「無線インターフェース」は、第6の通信セッションを利用して、識別情報と第1の認証情報とを第1の端末装置に再送信しなくてもよい。
(変形例7)図5のS360は省略可能である。なお、この場合、ユーザによって認証IDが対象端末に入力される際に、認証IDが対象端末に記憶されてもよい。即ち、「記憶制御部」は省略可能である。
(変形例8)MFP10のCPU32は、S15において、AARをNFCI/F22に供給して、AARをメモリ24に記憶させなくてもよい。即ち、NFCI/F22は、AARを対象端末に送信しなくてもよい。この場合、ユーザは、インストール操作と、認証アプリ140を起動するための起動操作と、を対象端末に予め実行する必要がある。また、別の変形例では、CPU32は、S15において、パッケージ名39を含むAARに代えて、パッケージ名39をNFCI/F22に供給して、パッケージ名39をメモリ24に記憶させてもよい。この場合、ユーザは、認証アプリ140が対象端末にインストールされた後に起動操作を携帯端末100に予め実行する必要がある。
(変形例9)「通信装置」の「無線インターフェース」は、NFC通信を実行するためのI/Fでなくてもよく、例えば、BlueTooth(登録商標)、TransferJet(登録商標)、赤外通信等の他の通信方式に従った無線通信を実行するためのI/Fであってもよい。同様に、「端末装置」の「無線インターフェース」は、BlueTooth、TransferJet、赤外通信等の他の通信方式に従った無線通信を実行するためのI/Fであってもよい。
(変形例10)「通信装置」は、複数の機能を実行可能なMFP10でなくてもよく、印刷機能のみを実行可能な印刷装置、スキャン機能のみを実行可能なスキャナ装置等であってもよい。また、「通信装置」は、PC、サーバ、携帯端末等であってもよい。
(変形例11)上記の実施例では、MFP10のCPU32がプログラム36(即ちソフトウェア)を実行することによって、図2〜図4の各処理が実現される。これに代えて、図2〜図4の各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10:多機能機(MFP)、12,112:操作部、14,114:表示部、16:印刷実行部、18:スキャン実行部、24,34,134:メモリ、30,130:制御部、32,132:CPU、36:プログラム、39:パッケージ名、40:ユーザテーブル、100,200:携帯端末、136:不揮発性領域、138:ソフトウェア、140:認証アプリケーション、142:揮発性領域

Claims (9)

  1. 通信装置であって、
    近距離無線通信を実行するための無線インターフェースであって、インターフェースメモリを備える前記無線インターフェースと、
    特定のアプリケーションプログラムを識別するための識別情報であって、前記特定のアプリケーションプログラムをインストールするための前記識別情報と第1の認証情報との双方を前記無線インターフェースに供給して、前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記インターフェースメモリに記憶させる供給部であって、前記無線インターフェースは、第1の端末装置との第1の通信セッションが確立される場合に、前記第1の通信セッションを利用して、前記インターフェースメモリ内の前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記第1の端末装置に送信し、前記特定のアプリケーションプログラムは、認証情報を前記通信装置に送信して、前記認証情報を利用した認証を前記通信装置に実行させるためのアプリケーションである、前記供給部と、を備え、
    前記無線インターフェースは、さらに、前記特定のアプリケーションプログラムをインストール済みである前記第1の端末装置との第3の通信セッションが確立される場合に、前記第3の通信セッションを利用して、前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記第1の端末装置に送信し、
    前記通信装置は、さらに、
    前記無線インターフェースが、前記第3の通信セッションを利用して、前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記第1の端末装置に送信した後に、前記第3の通信セッションを利用して、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報に関連する関連情報を受信する第2の受信部と、
    前記第1の端末装置から前記関連情報が受信される場合に、前記第1の認証情報をメインメモリに登録する登録部と、
    前記第1の認証情報が前記メインメモリに登録された後に、前記無線インターフェースを介して、前記特定のアプリケーションプログラムをインストール済みである前記第1の端末装置との第2の通信セッションが確立される場合に、前記第2の通信セッションを利用して、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報を受信する第1の受信部と、
    前記第1の認証情報が受信される場合に、受信済みの前記第1の認証情報が前記メインメモリに登録されているのか否かを判断することによって、前記第1の認証情報を利用した認証を実行する認証部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記無線インターフェースは、NFC(Near Field Communicationの略)規格に従った通信を実行するためのNFCタグであり、
    前記無線インターフェースは、前記第1の端末装置との前記第3の通信セッションが確立される場合に、前記第3の通信セッションを利用して、前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記NFC規格のReaderモードで動作する前記第1の端末装置に送信し、
    前記第2の受信部は、前記第3の通信セッションを利用して、前記NFC規格のWriterモードで動作する前記第1の端末装置から前記関連情報を受信する、請求項に記載の通信装置。
  3. 前記供給部は、前記第1の認証情報が前記メインメモリに登録される場合に、前記第1の認証情報とは異なる第2の認証情報を前記無線インターフェースに供給して、前記第1の認証情報に代えて前記第2の認証情報を前記インターフェースメモリに記憶させ、
    前記無線インターフェースは、前記第1の認証情報に代えて前記第2の認証情報が前記インターフェースメモリに記憶された後に、前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置との第4の通信セッションが確立される場合に、前記第4の通信セッションを利用して、前記インターフェースメモリ内の前記識別情報と前記第2の認証情報との双方を前記第2の端末装置に送信する、請求項又はに記載の通信装置。
  4. 前記無線インターフェースは、前記第1の認証情報に代えて前記第2の認証情報が前記インターフェースメモリに記憶される前に、前記第2の端末装置との第5の通信セッションが確立される場合に、前記第5の通信セッションを利用して、前記インターフェースメモリ内の前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記第2の端末装置に送信する、請求項に記載の通信装置。
  5. 前記無線インターフェースは、前記第1の認証情報に代えて前記第2の認証情報が前記インターフェースメモリに記憶された後に、前記第1の端末装置との前記第2の通信セッションが確立される場合に、前記第2の通信セッションを利用して、前記インターフェースメモリ内の前記第2の認証情報を前記第1の端末装置に送信し、
    前記第1の受信部は、前記無線インターフェースが、前記第2の通信セッションを利用して、前記第2の認証情報を前記第1の端末装置に送信した後に、前記第2の通信セッションを利用して、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報を受信し、
    前記供給部は、前記第2の通信セッションを利用して、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報が受信される場合に、新たな認証情報を前記無線インターフェースに供給しない、請求項又はに記載の通信装置。
  6. 前記無線インターフェースは、前記第1の端末装置からの前記関連情報の受信が完了する前に前記第3の通信セッションが切断された後に、前記無線インターフェースを介して、前記第1の端末装置とは異なる第2の端末装置との第6の通信セッションが確立される場合に、前記第6の通信セッションを利用して、前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記第2の端末装置に送信する、請求項からのいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 端末装置のための特定のアプリケーションプログラムであって、
    前記端末装置に搭載されるコンピュータを、
    前記端末装置の無線インターフェースを介して、通信装置との通信セッションが確立される場合に、前記通信装置に登録されている登録済みの認証情報が前記端末装置の不揮発性メモリ領域に記憶されているのか否かを判断する判断部であって、前記無線インターフェースは、近距離無線通信を実行するためのインターフェースである、前記判断部と、
    前記登録済みの認証情報が前記不揮発性メモリ領域に記憶されていると判断される場合に、前記通信セッションを利用して、前記不揮発性メモリ領域内の前記登録済みの認証情報を前記通信装置に送信して、前記登録済みの認証情報を利用した認証を前記通信装置に実行させる第1の送信部と、
    前記登録済みの認証情報が前記不揮発性メモリ領域に記憶されていないと判断される場合に、前記通信セッションを利用して、受信済みの認証情報を前記通信装置に送信して、前記受信済みの認証情報を前記通信装置に登録させる第2の送信部であって、前記受信済みの認証情報は、前記通信セッションを利用して、前記通信装置から受信された認証情報である、前記第2の送信部と、
    として機能させる特定のアプリケーションプログラム。
  8. 前記特定のアプリケーションプログラムは、
    前記コンピュータを、さらに、
    前記登録済みの認証情報が前記不揮発性メモリ領域に記憶されていないと判断される場合に、前記受信済みの認証情報を前記不揮発性メモリ領域に記憶させる記憶制御部として機能させる、請求項に記載の特定のアプリケーションプログラム。
  9. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置に搭載されるコンピュータを、
    特定のアプリケーションプログラムを識別するための識別情報であって、前記特定のアプリケーションプログラムをインストールするための前記識別情報と第1の認証情報との双方を前記通信装置の無線インターフェースに供給して、前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記無線インターフェースのインターフェースメモリに記憶させる供給部であって、前記無線インターフェースは、近距離無線通信を実行するためのインターフェースであり、第1の端末装置との第1の通信セッションが確立される場合に、前記第1の通信セッションを利用して、前記インターフェースメモリ内の前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記第1の端末装置に送信し、前記特定のアプリケーションプログラムは、認証情報を前記通信装置に送信して、前記認証情報を利用した認証を前記通信装置に実行させるためのアプリケーションである、前記供給部として機能させ
    前記無線インターフェースは、さらに、前記特定のアプリケーションプログラムをインストール済みである前記第1の端末装置との第3の通信セッションが確立される場合に、前記第3の通信セッションを利用して、前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記第1の端末装置に送信し、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
    前記無線インターフェースが、前記第3の通信セッションを利用して、前記識別情報と前記第1の認証情報との双方を前記第1の端末装置に送信した後に、前記第3の通信セッションを利用して、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報に関連する関連情報を受信する第2の受信部と、
    前記第1の端末装置から前記関連情報が受信される場合に、前記第1の認証情報をメインメモリに登録する登録部と、
    前記第1の認証情報が前記メインメモリに登録された後に、前記無線インターフェースを介して、前記特定のアプリケーションプログラムをインストール済みである前記第1の端末装置との第2の通信セッションが確立される場合に、前記第2の通信セッションを利用して、前記第1の端末装置から前記第1の認証情報を受信する第1の受信部と、
    前記第1の認証情報が受信される場合に、受信済みの前記第1の認証情報が前記メインメモリに登録されているのか否かを判断することによって、前記第1の認証情報を利用した認証を実行する認証部と、
    として機能させるコンピュータプログラム。
JP2016194524A 2016-09-30 2016-09-30 通信装置及び端末装置 Active JP6743634B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016194524A JP6743634B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 通信装置及び端末装置
US15/716,619 US10327124B2 (en) 2016-09-30 2017-09-27 Communication device and terminal device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016194524A JP6743634B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 通信装置及び端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018056958A JP2018056958A (ja) 2018-04-05
JP6743634B2 true JP6743634B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=61757425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016194524A Active JP6743634B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 通信装置及び端末装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10327124B2 (ja)
JP (1) JP6743634B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10554658B2 (en) * 2017-12-29 2020-02-04 Motorola Mobility Llc Bootstrapping and adaptive interface
JP7117896B2 (ja) * 2018-05-22 2022-08-15 シャープ株式会社 画像形成装置
JP7215234B2 (ja) 2019-03-05 2023-01-31 ブラザー工業株式会社 アプリケーションプログラムおよび情報処理装置
JP7234699B2 (ja) * 2019-03-05 2023-03-08 ブラザー工業株式会社 アプリケーションプログラムおよび情報処理装置
CN112711955A (zh) * 2020-04-08 2021-04-27 深圳市文鼎创数据科技有限公司 一种nfc的信息传输方法、信息传输装置及终端
WO2021229730A1 (ja) * 2020-05-13 2021-11-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線通信システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002117566A (ja) * 2000-10-03 2002-04-19 Teac Corp 光ピックアップ装置
JP5900228B2 (ja) * 2012-08-06 2016-04-06 ブラザー工業株式会社 通信装置
KR20140079195A (ko) * 2012-12-18 2014-06-26 삼성전자주식회사 근거리 무선 통신(nfc) 기능을 지원하는 화상형성장치 및 화상형성장치에서 nfc 디바이스의 인증을 수행하는 방법
JP5838987B2 (ja) 2013-03-28 2016-01-06 ブラザー工業株式会社 通信装置
JP6127880B2 (ja) * 2013-09-30 2017-05-17 ブラザー工業株式会社 処理装置、および、コンピュータプログラム
JP6152767B2 (ja) * 2013-09-30 2017-06-28 ブラザー工業株式会社 機能実行機器と可搬型デバイス
JP6402494B2 (ja) * 2014-05-30 2018-10-10 ブラザー工業株式会社 機能実行システム、機能実行装置、及び、通信端末
JP2016111485A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 キヤノン株式会社 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20180098184A1 (en) 2018-04-05
US10327124B2 (en) 2019-06-18
JP2018056958A (ja) 2018-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6743634B2 (ja) 通信装置及び端末装置
US11956705B2 (en) Function execution device and communication terminal
CN107329716B (zh) 使用近场通信的方法和图像形成装置
US9800762B2 (en) Non-transitory computer-readable information recording medium, information processing apparatus, and communications system
JP6056558B2 (ja) 無線通信装置、無線通信端末、再接続プログラム、無線通信方法および無線通信システム
JP6724338B2 (ja) 通信機器
JP6060776B2 (ja) 画像処理装置、情報端末、プログラム及び連携表示システム
US10095856B2 (en) Communication device capable of performing a wireless communication according to NFC (abbreviation of near field communication) standard
US20160054955A1 (en) Printing system processing data according to authentication information, printing apparatus and portable terminal constituting the system, control methods therefor, and storage medium storing control programs therefor
US10143026B2 (en) Communication device
US10278072B2 (en) Communication device and terminal device
JP6645323B2 (ja) 通信装置
US20210274577A1 (en) Information processing apparatus and control method of the same
JP6776779B2 (ja) 通信装置
JP7176203B2 (ja) 端末装置のためのコンピュータプログラムと端末装置
US10701748B2 (en) Communication device and non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for communication device
US10705775B2 (en) Communication apparatus having remote control capability, control method, and non-transitory computer-readable medium
JP7114951B2 (ja) 端末装置のためのコンピュータプログラムと端末装置
US10051155B2 (en) Communication device capable of executing authentication of target device
JP7283159B2 (ja) 無線lan接続装置
JP2019176420A (ja) 通信装置及び端末装置のためのアプリケーションプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6743634

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150