JP6399051B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される車両用表示装置に関する。
従来、車両に搭載される車両用表示装置が知られている。特許文献1に開示の車両用表示装置では、視認側に表示光を発する発光表示部、及び発光表示部をスライド移動させるスライド機構を備えている。このようなスライド機構により発光表示部が最も上側に移動すると、第1反射部が発光表示部のうち第1反射部と重なった部分からの表示光を反射し、第2反射部が第1反射部にて反射された表示光を視認側に反射するようになっている。
特開2014−201213号公報
しかしながら、特許文献1では、発光表示部が下側に移動すると、第1反射部と発光表示部とが完全にずれてしまう場合があり、第1反射部及び第2反射部を用いた虚像表示が不能となり、視認性が低下する。また、発光表示部が上側に移動すると、装置の下側に何もないため、当該下側箇所での実像表示が不能となり、視認性が低下するだけでなく、装置の背面が見えて見栄えも悪いものとなっていた。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、スライド移動が伴っても、見栄え及び視認性が良好な車両用表示装置を提供することにある。
開示されるひとつの発明において車両用表示装置は、視認側に表示光を発する発光表示部(20)と、
発光表示部よりも視認側において発光表示部と少なくとも一部が重なって配置され、発光表示部のうち重なった部分からの表示光を反射する第1反射部(31,231)と、
発光表示部に対して重なりを避けた位置に配置され、第1反射部にて反射された表示光を視認側に反射する第2反射部(33,233)と、
第1反射部をスライド移動させることにより、発光表示部に対する第1反射部の重なり位置を変化させるスライド機構(40,240)と、を備え
第2反射部に反射された表示光により表示される虚像は、発光表示部から直接視認される実像よりも、拡大されていることを特徴とする。
また、開示される他のひとつの発明において車両用表示装置は、視認側に表示光を発する発光表示部(20)と、
発光表示部よりも視認側において発光表示部と少なくとも一部が重なって配置され、発光表示部のうち重なった部分からの表示光を反射する第1反射部(31,231)と、
発光表示部に対して重なりを避けた位置に配置され、第1反射部にて反射された表示光を視認側に反射する第2反射部(33,233)と、
第1反射部をスライド移動させることにより、発光表示部に対する第1反射部の重なり位置を変化させるスライド機構(40,240)と、
発光表示部のうち重なった部分と、第1反射部とずれた部分とを、区画する区画板(50)と、を備え、
区画板は、発光表示部と対向し、第1反射部のスライド移動と連動して移動する対向端部(52)を有することを特徴とする。
また、開示される他のひとつの発明において車両用表示装置は、視認側に表示光を発する発光表示部(20)と、
発光表示部よりも視認側において発光表示部と少なくとも一部が重なって配置され、発光表示部のうち重なった部分からの表示光を反射する第1反射部(31,231)と、
発光表示部に対して重なりを避けた位置に配置され、第1反射部にて反射された表示光を視認側に反射する第2反射部(33,233)と、
第1反射部をスライド移動させることにより、発光表示部に対する第1反射部の重なり位置を変化させるスライド機構(40,240)と、
発光表示部とは別に設けられ、第1反射部の可動領域に対して視認側となる位置に配置され、視認側に表示を行なう追加表示部(370)と、を備えることを特徴とする。
このような発明によると、第1反射部が発光表示部よりも視認側において当該発光表示部と少なくとも一部が重なって配置されており、第2反射部が発光表示部に対して重なりを避けた位置に配置されている。ここで発光表示部が視認側に表示光を発すると、第1反射部と重なった部分からの表示光は、第1反射部及び第2反射部に反射されることで、発光表示部外となる位置での虚像表示が可能となる。一方、発光表示部のうち第1反射部と重なりを避けた部分からの表示光は、視認側に発せられて、実像表示が可能となる。
さらに、スライド機構により、第1反射部がスライド移動されて、発光表示部に対する当該第1反射部の重なり位置を変化させることが可能となっている。したがって、状況に合わせて虚像表示と実像表示とに利用される面積の配分を変化させることが可能となる。
以上により、スライド移動による見栄えの低下を抑制しつつ、2つの表示を一部不能にすることを回避して、状況に合わせた変化により視認性を良好に保つことができるのである。
なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定することを意図したものではない。
第1実施形態における車両用表示装置を模式的に示す正面図である。 図1のII−II線断面を示す模式図である。 第1実施形態における導光部材を示す斜視図である。 第1実施形態における導光部材を示す正面図である。 第2実施形態における車両用表示装置を模式的に示す正面図である。 第3実施形態における図2に対応する図である。 第3実施形態における光源部を示す図である。 図6のVIII−VIII線断面において、レンチキュラー素子を部分的に拡大して示す部分拡大断面図である。 第3実施形態における追加表示部を示す部分正面図である。 変形例1における図2に対応する図である。 変形例2における図2に対応する図である。 変形例2における導光部材を示す斜視図である。 変形例10における図2に対応する図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
図1,2に示すように、本発明の一実施形態における車両用表示装置100は、車両のインストルメントパネル2に搭載されている。インストルメントパネル2よりも車両上方には、車両のウインドシールド5が設置されている。ウインドシールド5は、ガラスないしは合成樹脂により透光性に形成されている。車両用表示装置100よりも視認側に位置する車両の座席に着座する視認者(例えば運転者)は、当該ウインドシールド5を通して道路及び道路標識を含む背景を視認可能となっている。
インストルメントパネル2には、視認側に開口する実像用開口部3、車両上方に開口してウインドシールド5と対向する虚像用開口部4が設けられている。車両用表示装置100は、当該実像用開口部3及び虚像用開口部4を通じて、視認側に表示を行なう。表示される情報としては、例えば車両の速度、エンジン回転数、燃料残量、エンジン冷却水の水温、電動モータの電流値、シフトチェンジ、オドメータの値、トリップメータの値等の車両の状態量が挙げられる。あるいは表示される情報として、例えば警報、道路情報、視界補助情報、電子メール等の各種情報が挙げられる。
ここで本実施形態では、車両が平地を走行するとき又は平地に停止するときに、重力が生ずる方向を車両下方とし、車両下方の反対方向を車両上方とする。さらに、座席に着座して装置100の表示及びウインドシールド5を通した背景を視認する視認者からみた左の方向を車両左方とし、右の方向を車両右方とする。さらに、車両下方及び車両上方をあわせて車両上下方向とし、車両左方と車両右方をあわせて車両左右方向とする。なお、車両上方及び車両下方を、以下において単に上方及び下方と記載する場合がある。
このような車両用表示装置100の構成を、以下に詳細に説明する。車両用表示装置100は、指針表示部10、発光表示部20、導光部材30、スライド機構40、区画板50、及び制御部60を主として備えている。
指針表示部10は、図1に示すように、発光表示部20を車両左右方向に挟んだ2箇所において、実像用開口部3を通じて視認側から直接視認可能に配置されている。指針表示部10は、表示板12a,12b、及び指針15a,15b,15cを有している。
各表示板12a〜bは、一般的に文字板とも呼ばれており、例えば透光性樹脂からなる板状基材の表面に、遮光性の印刷層、又は半透光性の印刷層が形成された平板状を呈している。そして、印刷層により目盛及び文字等の形状が描かれることで、各表示板には各指標13a,13b,13cが形成されている。
各指標13a〜cは、視認側とは反対側である背面側から指標用光源により照明されることで、点灯表示されるようになっている。特に本実施形態では、車両左方の表示板12aに燃費効率を示す指標13aが形成され、車両右方の表示板12bに燃料残量を示す指標13b及びエンジン冷却水の水温を示す指標13cが形成されている。
各指針15a〜cは、各表示板12a〜bよりも視認側において配置される針状部材である。各指針15a〜cに対応して各表示板12a〜bよりも背面側に配置された指針用ステッピングモータの駆動により、各指針15a〜cは、各表示板12a〜bを貫通して設けられる回転軸の周りに回動するようになっている。各指針15a〜cの先端が点灯表示された各指標13a〜cをそれぞれ指示することにより、指針表示部10は、視認側に指針を用いた表示を行なうことが可能となっている。
発光表示部20は、図1,2に示すように、指針表示部10に挟まれた装置中央部に配置されている。本実施形態の発光表示部20は、画像を表示する画像表示パネルであり、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を用い表示面22に沿った2次元方向に配列された複数の液晶画素から形成されるアクティブマトリクス型の液晶パネルとなっている。発光表示部20の側縁部のうち下側の側縁部には車両左右方向に亘ってバックライト部24が配置されている。バックライト部24は、複数のLED素子により構成されており、LED用回路基板25の電子回路を介した制御により、発光するようになっている。このバックライト部24から導光板26を介した光の透過率が液晶画素毎に制御されることで、発光表示部20は、表示面22を通じて、視認側に表示光を発することで画像を表示可能となっている。また、図2に記載した液晶回路基板28は、電子回路を実装しており、上述の液晶画素の透過率を制御するようになっている。
ここで、発光表示部20は、2箇所の指針表示部10同士が離間して視認し難くなることを避けるために、車両上下方向に長い配置となっている。したがって、発光表示部20の表示面22は、短手方向が車両左右方向に沿って、かつ、長手方向が車両上下方向に沿って配置された長方形状となっている。
発光表示部20のうち車両下方となる下側では、2箇所の指針表示部10に挟まれて表示面22の露出した部分が実像用開口部3を通じて視認側から直接視認可能となっている。こうして当該露出した部分では、実像表示が行なわれるようになっている。特に本実施形態では、当該露出した部分に、車両の速度及びエンジン回転数を示す画像が実像表示されている。一方、発光表示部20のうち車両上方となる上側では、表示面22はインストルメントパネル2によって隠れており、視認側から直接視認できなくなっている。
導光部材30は、図3,4にも示すように、第1反射部31、第2反射部33、及び連結部35を一体的に有している。第1反射部31は、アクリル樹脂等の透光性樹脂を基材として形成され、発光表示部20よりも視認側において配置されている。第1反射部31は、図1のような正面視において当該発光表示部20と少なくとも一部が重なって配置されている。第1反射部31は、基材の一部表面に、アルミニウム等の薄い金属膜を蒸着形成することにより反射面31aを有している。反射面31aは、図2に示すように、背面側の斜め上方を向き、発光表示部20の表示面22に対して例えば45°傾斜した姿勢で、当該表示面22と対向している。これにより第1反射部31の反射面31aは、表示面22のうち重なった部分からの表示光を第2反射部33に向けて反射するようになっている。より詳細に、本実施形態の反射面31aは、長手方向が車両左右方向に沿っている長方形状であり、車両左右方向に凸状湾曲するシリンドリカル面状に形成されている。
第2反射部33は、アクリル樹脂等の透光性樹脂を基材として形成され、第1反射部31及びインストルメントパネル2に対して車両上方となる位置であって、発光表示部20に対して重なりを避けた位置に配置されている。第2反射部33は、基材の一部表面に、アルミニウム等の薄い金属膜を蒸着形成することにより反射面33aを有している。反射面33aは、第1反射部31の反射面31aと正反対である視認側の斜め下方を向き、反射面31aと互いに中心部を平行にずらしつつ、虚像用開口部4を挟んで対向している。これにより第2反射部33の反射面33aは、第1反射部31にて反射され、虚像用開口部4を通過した表示光を視認側に反射するようになっている。より詳細に、本実施形態の第2反射部33の反射面33aは、第1反射部31の反射面31aよりも大きな表面積を有し、長手方向が車両左右方向に沿っている長方形状であり、車両左右方向に凹状湾曲するシリンドリカル面状に形成されている。
また、第2反射部33の反射面33aは、金属膜の厚みが第1反射部31の反射面31aよりも薄く設定されていることで、ハーフミラー部として機能している。これにより、反射面33aは、背面側からウインドシールド5を透過した前述の背景をさらに視認側に透過する。
なお、各反射面31a,33aには、金属膜に代えて、誘電体多層膜が採用されてもよい。
連結部35は、図1,3,4に示すように、左連結板部35a及び右連結板部35bを有している。左連結板部35aは、第1反射部31の左端と第2反射部33の左端とを連結している。右連結板部35bは、第1反射部31の右端と第2反射部33の右端とを連結している。これにより、連結部35は、第1反射部31の背面側、虚像用開口部4、及び第2反射部33の視認側を通過する表示光を邪魔せずに、第1反射部31と第2反射部33とを一体的に連結している。
こうして、図2に示すように、発光表示部20の表示面22のうち第1反射部31の反射面31aと重なった部分からの表示光は、第1反射部31及び第2反射部33に反射され、虚像表示される。こうして導光部材30は、当該重なった部分からの表示光を導光するのである。特に本実施形態では、図1に示すように、例えば200m先での左折を促すナビゲーション情報が虚像表示されている。ここで、上述の各反射面31a,33aの形状により、虚像表示では、表示面22の短手方向に対応する車両左右方向が、表示面22上の対応する実像よりも拡大されている。
スライド機構40は、図1,2に示すように、第1反射部31と第2反射部33とが一体的に設けられた導光部材30を車両上下方向へスライド移動させることにより、発光表示部20に対する第1反射部31の重なり位置を変化させる機構である。具体的に、スライド機構40は、ステッピングモータ40a、歯車40b、ねじ軸40c、及び軸受部40dを有している。
ステッピングモータ40aは、例えば発光表示部20よりも車両右方に配置されている。ステッピングモータ40aは、電気的に接続された制御部60からの電気信号により、回転軸を回転させることが可能となっている。歯車40bは、モータ40aの回転軸に連結されており、当該回転軸と共に回転する。ねじ軸40cは、軸方向が車両上下方向に沿った姿勢で、歯車40bと噛合している。軸受部40dは、導光部材30の例えば右連結板部35bに固定されていると共に、ねじ軸40cを軸受している。こうしてステッピングモータ40aによる歯車40bの回転に伴ってねじ軸40cが回転すると、軸受部40dがねじ軸40cの軸方向にスライド移動するため、導光部材30が車両上下方向に沿ってスライド移動する。
こうして第1反射部31及び第2反射部33が車両上下方向に沿ってスライド移動すると、発光表示部20に対する第1反射部31の重なり位置が変化する。例えば、第1反射部31の全体が発光表示部20と重なった状態では、重なり位置が車両上方に移動すると、第2反射部33も車両上方にスライド移動しているので、虚像表示の位置が車両上方に移動する。さらに重なり位置が車両上方に移動すると、第1反射部31の一部のみが発光表示部20と重なった状態となり、虚像表示の面積が縮小する。この状態から、重なり位置が車両下方に移動すると、虚像表示の面積が拡大する。さらに重なり位置が車両下方に移動すると、第1反射部31の全体が発光表示部20と重なった状態となり、虚像表示の面積は変化せずに、虚像表示の位置が車両下方に移動するのみとなる。
区画板50は、図2に示すように、例えば黒色の合成樹脂により遮光性を有する板状に形成され、発光表示部20のうち第1反射部31と重なった部分と、第1反射部31とずれた部分とを、区画している。区画板50は、発光表示部20の表示面22を上側と下側とに2分割するように、当該表示面22と僅かな隙間で対向する対向端部52を有している。このような対向端部52により、第1反射部31と重なった部分からの表示光が車両下方に漏れることが抑制され、第1反射部31とずれた部分からの表示光が車両上方に漏れることが抑制される。
また、区画板50には、可動機構54が設けられている。可動機構54は、可動軸54a、蝶番54b、及びばね54cを有している、可動軸54aは、区画板50の対向端部52よりも視認側において車両左右方向に沿って延伸している。可動軸54aの両端は、区画板50の左右端50aまで達している。ここで、区画板50は、左右端50aにおいて、割れ目の形成により実像用開口部3と分離されている。蝶番54bは、可動軸54aを挟んで区画板50と実像用開口部3とを連結している。ばね54cは、インストルメントパネル2の虚像用開口部4側と区画板50とを連結している。区画板50は、蝶番54bに保持されつつ、ばね54cに吊られた状態となっている。
スライド機構40により、第1反射部31がスライド移動すると、区画板50の可動軸54aよりも背面側は、可動軸54aまわりに回動することで、当該スライド移動に連動して対向端部52が移動する。例えば第1反射部31が車両下方へ移動すると、当該第1反射部31に区画板50の対向端部52が押されることで、当該対向端部52が車両下方へ移動する。第1反射部31が車両上方へ移動すると、ばね54cによる復元力により対向端部52がもとの位置に戻る。
制御部60は、CPU62、メモリ部64等が基板上に実装されることにより構成された電子回路である。CPU62は、メモリ部64に記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、各種処理を実施可能となっている。
特に本実施形態では、制御部60は、車両の各種センサ7と通信可能となっており、当該各種センサ7からの電気信号に応じてスライド機構40を制御することが可能となっている。例えば、車両の速度の上昇と共に、重なり位置を車両上方に移動させて、注意喚起を行なう。
また、制御部60は、視認者によるスイッチ8等からの手動入力信号に応じて、スライド機構40を制御することで、視認者の好みに合わせて虚像表示を調整可能となっている。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に説明する。
第1実施形態によると、第1反射部31が発光表示部20よりも視認側において当該発光表示部20と少なくとも一部が重なって配置されており、第2反射部33が発光表示部20に対して重なりを避けた位置に配置されている。ここで発光表示部20が視認側に表示光を発すると、第1反射部31と重なった部分からの表示光は、第1反射部31及び第2反射部33に反射されることで、発光表示部20外となる位置での虚像表示が可能となる。一方、発光表示部20のうち第1反射部31と重なりを避けた部分からの表示光は、視認側に発せられて、実像表示が可能となる。
さらに、スライド機構40により、第1反射部31がスライド移動されて、発光表示部20に対する当該第1反射部31の重なり位置を変化させることが可能となっている。したがって、状況に合わせて虚像表示と実像表示とに利用される面積の配分を変化させることが可能となる。
以上により、スライド移動による見栄えの低下を抑制しつつ、2つの表示を一部不能にすることを回避して、状況に合わせた変化により視認性を良好に保つことができるのである。
また、第1実施形態によると、スライド機構40は、第1反射部31及び第2反射部33を一体的に設けた導光部材30をスライド移動させる。すなわち、第1反射部31と第2反射部33との相対位置が維持されたまま重なり位置を変化させることができる。したがって、重なり位置の変化に伴う虚像表示の倍率変化が抑制されるので、視認性を良好に保つことができる。
第1実施形態によると、第2反射部33は、背面側からの背景を視認側に透過するハーフミラー部として機能する反射面33aを有する。このような反射面33aにより、背景を視認させながら虚像を重畳表示することができるので、視認性を高めることができる。
第1実施形態によると、区画板50が有しており、発光表示部20と対向する対向端部52は、第1反射部31のスライド移動と連動して移動する。これによれば、重なり位置が変化しても、対向端部52が移動して、両表示の区画を随時有効に利用することができるので、見栄えが良く、視認性も高めることができる。
(第2実施形態)
図5に示すように、本発明の第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第2実施形態の車両用表示装置200は、第1反射部231と第2反射部233とをそれぞれ別個に備えている。第1反射部231及び第2反射部233は、第1実施形態と同様に形成されているが、これらを連結する連結部は設けられていない。
第2実施形態のスライド機構240は、第1スライド部242及び第2スライド部244を有している。第1スライド部242は、第1反射部231をスライド移動させることにより、発光表示部20に対する第1反射部231の重なり位置を変化させる機構である。具体的に、第1スライド部242は、発光表示部20よりも右側に配置され、ステッピングモータ242a、歯車242b、ねじ軸242c、及び軸受部242dを有しているが、各要素242a〜dについては第1実施形態の対応要素40a〜dと同様である。ただし、軸受部242dは、第1反射部231の右側面に固定されている。こうして、ステッピングモータ242aによる歯車242bの回転に伴ってねじ軸242cが回転すると、軸受部242dがねじ軸242cの軸方向にスライド移動するため、第1反射部231が車両上下方向に沿ってスライド移動する。
第2スライド部244は、第2反射部233をスライド移動させる機構である。具体的に、第2スライド部244は、発光表示部20よりも左側に配置され、ステッピングモータ244a、歯車244b、ねじ軸244c、及び軸受部244dを有している。そして、各要素244a〜dについては第1スライド部242の対応要素242a〜dと同様である。ただし、軸受部244dは第2反射部233の左側面に固定されている。こうして、ステッピングモータ244aによる歯車244bの回転に伴ってねじ軸244cが回転すると、軸受部244dがねじ軸244cの軸方向にスライド移動するため、第2反射部233が車両上下方向に沿ってスライド移動する。
こうして各スライド部242,244により、第1反射部231及び第2反射部233は互いに独立してスライド移動することが可能となっている。
以上説明した第2実施形態においても、スライド機構240が第1反射部231をスライド移動させることにより、発光表示部20に対する第1反射部231の重なり位置を変化させる。したがって、第1実施形態に準じた作用効果を奏することが可能となっている。
また、第2実施形態によると、スライド機構240は、第1反射部231をスライド移動させる第1スライド部242と、第2反射部233を、第1スライド部242とは独立してスライド移動させる第2スライド部244と、を有する。すなわち、第1反射部231と第2反射部233との相対距離を変化させることにより、例えば倍率ないしは結像距離等の、虚像表示における結像状態を、状況に合わせて見やすいように変えることができるので、視認性を高めることができる。
(第3実施形態)
図6〜9に示すように、本発明の第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態について、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
第3実施形態の車両用表示装置300には、図6に示すように、第1実施形態のような区画板50は設けられていない。そして、導光部材30が有する底板部332が、発光表示部20のうち第1反射部31と重なった部分と、第1反射部31とずれた部分とを区画している。具体的に底板部332は、遮光性を有し、一端部を発光表示部20の表示面22に隙間少なく対向させると共に、当該表示面22と略垂直に延設された平板状に形成されている。さらに底板部332は、一端部とは反対側の他端部を反射面31aと接続させている。こうした底板部332により、第1反射部31と重なった部分からの表示光が車両下方に漏れることが抑制され、第1反射部31とずれた部分からの表示光が車両上方に漏れることが抑制される。
そして、車両用表示装置300は、発光表示部20とは別に設けられた追加表示部370を備えている。追加表示部370は、第1反射部31が存在可能な領域である第1反射部31の可動領域に対して、視認側となる位置に配置されている。追加表示部370は、光源部371及び光学部375を有している。
光源部371は、発光表示部20のバックライト部24とは別の光源として設けられている。光源部371は、第1反射部31が最も車両下方に位置するときの底板部332よりも視認側に配置されている。図7にも示すように、光源部371は、基板373上の複数の発光素子372が互いに配列方向Daeに配列されていることにより、形成されている。本実施形態において、配列方向Daeは車両左右方向に沿っており、各発光素子372において配列間隔は均等間隔となっている。本実施形態において発光素子372は、例えば8つ設けられている。ここで配列された複数の発光素子372のうち、左端及び右端に配置された各発光素子372は、それぞれ表示面22の側縁に車両左右方向の位置を合わせて配置されている。
各発光素子372は、3色(例えば赤、緑及び青)のチップを有するマルチチップのLED素子となっており、電子回路を通じた制御により、発光するようになっている。より詳細に、各発光素子372は、3色のチップの輝度バランスを変えることで様々な色を再現することが可能となっている。また、各発光素子372は、各チップの輝度の増減により、発光量自体を変えることができる。光源部371の各発光素子372は、光学部375へ向けて光を発する。
光学部375は、光源部371が発した光に光学作用を及ぼすと共に、当該光を視認側に指向させる。具体的に、光学部375は、追加反射面376及びレンチキュラー素子377を有している。追加反射面376とレンチキュラー素子377とは、互いに空間370aを隔てて対向しており、当該空間370aのうち下端部に光源部371が配置され、当該光源部371が、当該空間370aの上方へ向けて光を発するのである。
追加反射面376は、第1反射部31の可動領域とレンチキュラー素子377との間に配置された基材376aにおける視認側表面に、アルミニウム等の薄い金属膜を蒸着形成すること、又は反射フィルムを貼り付けること等により、構成されている。基材376aは、導光部材30に保持されており、第1反射部31と共にスライド移動するようになっている。
さらに基材376aが第1反射部31の反射面31aと略平行に配置されていることで、追加反射面376は、反射面31aと背中合わせに配置されている。すなわち、追加反射面376は、視認側の斜め下方を向いている。
レンチキュラー素子377は、図8にも一部拡大して示すように、複数のレンチキュラーレンズ378が発光素子372の配列方向Daeに合わせて隙間少なく配列されたシート状を呈している。レンチキュラー素子377は、車両上方に向かう程、追加反射面376との間隔が広くなるように配置されている。
各レンチキュラーレンズ378は、空間側(背面側)にシリンドリカル面378aを有している。各レンチキュラーレンズ378において、シリンドリカル面378aは、その母線を視認側へ向かう程車両上方となる方向に沿って傾斜配置させている。したがって、レンチキュラーレンズ378の配列方向Dalは、母線と直交する車両左右方向に沿っており、発光素子372の配列方向Daeに一致している。なお、レンチキュラーレンズ378の配列間隔は、発光素子372の配列間隔よりも十分に小さく設定されている。
ここで、光源部371の発光素子372及びレンチキュラー素子377は、透光板379に保持されている。透光板379は、レンチキュラー素子377の全面を視認側から覆っている。透光板379が基材376aに対して固定されていることで、追加表示部370の全体が第1反射部31と共にスライド移動するようになっている。
こうした追加表示部370において、各発光素子372から発せられた光のうち、一部がレンチキュラー素子377へ直接入射し、他の一部が追加反射面376に入射するようになっている。他の一部が追加反射面376に入射すると、追加反射面376は、視認側のレンチキュラー素子377へ向けて光を反射することで、光学作用としての反射作用を受けた光はレンチキュラー素子377へ入射する。各レンチキュラーレンズ378は、各発光素子372からの光に対し、光学作用として、配列方向Dalへの集光作用を及ぼしつつ、透過により当該光を視認側へ指向させる。レンチキュラー素子377を透過した光は、続いて透光板379を透過することで、図9に示すように、立体感が付与された波紋のような模様Paのアンビエント表示として、視認者から視認され得る。
こうした表示を行なう追加表示部370は、光源部371の発光色の設定及び発光量の増減により、車両の状態を補助的に表示可能である。例えば、車両が障害物と接近した場合に、追加表示部370が赤色の発光色にて点滅することで、警告表示を行なう。また例えば、車両の現在の燃費に応じて、追加表示部370が発光色を変化させる。具体的に、燃費が良好な場合には発光色が緑色となり、燃費が悪化した場合は発光色が青色となる。また例えば、各発光素子372のうち一部を点灯させることで、車両の状態を表すことも可能である。
以上説明した第3実施形態においても、スライド機構40が第1反射部31をスライド移動させることにより、発光表示部20に対する第1反射部31の重なり位置を変化させる。したがって、第1実施形態に準じた作用効果を奏することが可能となっている。
また、第3実施形態によると、発光表示部20とは別に設けられ、第1反射部31の可動領域に対して視認側となる位置に配置された追加表示部370をさらに備える。こうした追加表示部370が表示を行なうことにより、第1反射部31が発光表示部20と重なって配置されたために発光表示部20による実像表示の位置と虚像表示の位置との間に生じたデッドスペースを、有効利用することができる。したがって、車両用表示装置300の見栄えは、さらに高まるのである。
また、第3実施形態によると、追加表示部370は、発光表示部20とは別に設けられた光源部371と、光源部371が発した光に光学作用を及ぼすと共に、視認側に指向させる光学部375と、を有する。光学部375からの光学作用を受けた光が視認されることとなるので、表示の品位を向上させることができ、車両用表示装置300の見栄えはさらに高まるのである。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に変形例1としては、第1反射部は、アクリル樹脂等の合成樹脂ないしはガラスにより、透光性を有するプリズム状に形成されてもよい。図10における第1反射部831は、入射プリズム面831a、反射プリズム面831b、射出プリズム面831cを有している。入射プリズム面831aは、発光表示部20の表示面22と対向する平面状に形成されており、発光表示部20からの表示光を内部に入射させる。反射プリズム面831bは、第1実施形態の反射面31aと同様に、背面側の斜め上方を向いており、内部に入射した表示光を第2反射部33の方向に反射する。反射プリズム面831bは、内部と外部との屈折率差を利用して表示光を反射するものである。射出プリズム面831cは、第2反射部33と対向する平面状に形成されており、反射された表示光を第2反射部33に向けて射出する。こうして、反射率の高い第1反射部831を、例えば金属膜等を設けることなく、容易に実現することができるため、車両用表示装置の視認性を容易に高めることができる。
第1実施形態に関する変形例2としては、第1反射部及び第2反射部は、導光部材として、アクリル樹脂等の合成樹脂ないしはガラスにより、透光性を有するプリズム状に、一体的に形成されてもよい。図11,12における導光部材930は、入射プリズム面930a、第1反射部に相当する第1反射プリズム面931、第2反射部に相当する第2反射プリズム面933、及び射出プリズム面930bを有している。入射プリズム面930aは、発光表示部20の表示面22と対向する平面状に形成されており、発光表示部20からの表示光を内部に入射させる。第1反射プリズム面931は、第1実施形態の反射面31aと同様に、背面側の斜め上方を向いており、内部に入射した表示光を第2反射プリズム面933の方向に反射する。第2反射プリズム面933は、第1実施形態の反射面33aと同様に、視認側の斜め下方を向いており、第1反射プリズム面931に反射された表示光を視認側に反射する。ここで、各反射プリズム面931,933は、内部と外部との屈折率差を利用して表示光を反射するものである。射出プリズム面930bは、平面状に形成されており、第2反射プリズム面933に反射された表示光を視認側に向けて射出する。こうして、反射率の高い第1反射部及び第2反射部を、一部品として製造容易に実現することができるため、車両用表示装置の視認性を容易に高めることができる。
変形例3としては、第2反射部33は、ハーフミラー部として機能していなくてもよい。
変形例4としては、各反射部31,33の各反射面31a,33aには、平面状等、他の面形状が採用されてもよい。
変形例5としては、スライド機構40には、例えば油圧を用いる機構等の他の機構が採用されてもよい。
変形例6としては、車両用表示装置100は、区画板50を備えていなくてもよい。
変形例7としては、発光表示部20は、少なくとも一部が画像表示パネル以外の要素に置き換えられたものであってもよい。例えば、発光表示部20において上側の一部に、車両の状態を示す指標が形成された表示板を、背面側から光源により照明して、当該指標を点灯表示する表示灯及び警告灯を設けてもよい。そして、表示板が配置された箇所が第1反射部と重なった箇所に該当すると、点灯表示された指標を第1反射部31及び第2反射部33を介して虚像表示することができる。
第3実施形態に関する変形例8としては、光学部375に、レンチキュラー素子377以外の光学素子が採用されてもよい。例えば、光学作用としての屈折作用を及ぼす屈折素子又は回折作用を及ぼす回折素子により、立体的な模様が表示されるようにしてもよい。また例えば、拡散作用を及ぼす拡散素子等を採用することができる。
第3実施形態に関する変形例9としては、光源部371の発光素子372として、シングルチップのLED素子が採用されていてもよく、LED以外の素子が採用されていてもよい。
第3実施形態に関する変形例10としては、図13に示すように、追加表示部370は、導光部材30の第1反射部31と共にスライド移動せずに、発光表示部20に対して固定されたものであってもよい。
20 発光表示部、30 導光部材、31,231 第1反射部、33,233 第2反射部、40,240 スライド機構、50 区画板、52 対向端部、100,200,300 車両用表示装置、242 第1スライド部、244 第2スライド部、370 追加表示部、371 光源部、375 光学部

Claims (9)

  1. 視認側に表示光を発する発光表示部(20)と、
    前記発光表示部よりも視認側において前記発光表示部と少なくとも一部が重なって配置され、前記発光表示部のうち重なった部分からの表示光を反射する第1反射部(31,231)と、
    前記発光表示部に対して重なりを避けた位置に配置され、前記第1反射部にて反射された表示光を視認側に反射する第2反射部(33,233)と、
    前記第1反射部をスライド移動させることにより、前記発光表示部に対する前記第1反射部の重なり位置を変化させるスライド機構(40,240)と、を備え
    前記第2反射部に反射された表示光により表示される虚像は、前記発光表示部から直接視認される実像よりも、拡大されていることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 視認側に表示光を発する発光表示部(20)と、
    前記発光表示部よりも視認側において前記発光表示部と少なくとも一部が重なって配置され、前記発光表示部のうち重なった部分からの表示光を反射する第1反射部(31,231)と、
    前記発光表示部に対して重なりを避けた位置に配置され、前記第1反射部にて反射された表示光を視認側に反射する第2反射部(33,233)と、
    前記第1反射部をスライド移動させることにより、前記発光表示部に対する前記第1反射部の重なり位置を変化させるスライド機構(40,240)と、
    前記発光表示部のうち前記重なった部分と、前記第1反射部とずれた部分とを、区画する区画板(50)と、を備え、
    前記区画板は、前記発光表示部と対向し、前記第1反射部のスライド移動と連動して移動する対向端部(52)を有することを特徴とする車両用表示装置。
  3. 前記発光表示部のうち前記重なった部分と、前記第1反射部とずれた部分とを、区画する区画板(50)を備え、
    前記区画板は、前記発光表示部と対向し、前記第1反射部のスライド移動と連動して移動する対向端部(52)を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  4. 視認側に表示光を発する発光表示部(20)と、
    前記発光表示部よりも視認側において前記発光表示部と少なくとも一部が重なって配置され、前記発光表示部のうち重なった部分からの表示光を反射する第1反射部(31,231)と、
    前記発光表示部に対して重なりを避けた位置に配置され、前記第1反射部にて反射された表示光を視認側に反射する第2反射部(33,233)と、
    前記第1反射部をスライド移動させることにより、前記発光表示部に対する前記第1反射部の重なり位置を変化させるスライド機構(40,240)と、
    前記発光表示部とは別に設けられ、前記第1反射部の可動領域に対して視認側となる位置に配置され、視認側に表示を行なう追加表示部(370)と、を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  5. 前記発光表示部とは別に設けられ、前記第1反射部の可動領域に対して視認側となる位置に配置され、視認側に表示を行なう追加表示部(370)をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記追加表示部は、
    前記発光表示部とは別に設けられた光源部(371)と、
    前記光源部が発した光に光学作用を及ぼすと共に、視認側に指向させる光学部(375)と、を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の車両用表示装置。
  7. 前記第1反射部(31)及び前記第2反射部(33)は、前記重なった部分からの表示光を導光する導光部材(30)として、一体的に設けられ、
    前記スライド機構(40)は、前記導光部材をスライド移動させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  8. 前記スライド機構(240)は、
    前記第1反射部(231)をスライド移動させる第1スライド部(242)と、
    前記第2反射部(233)を、前記第1スライド部とは独立してスライド移動させる第2スライド部(244)と、を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  9. 前記第2反射部は、背面側からの背景を視認側に透過するハーフミラー部(33a)を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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