JP2009069087A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置の構成に工夫を凝らして、斬新な見栄えの表示装置を提供する。
【解決手段】画面11上に各種情報をメータ画像21として形成し発光表示する表示器10、30と、表示器の前面側に表示器に重ねて配置された透光性材質からなる透明リング5とを備え、メータ画像の一部の表示意匠(目盛)21bを、透明リングを通して目視側から視認する表示装置100において、透明リング5は、透明リング5の目視側前面53に形成され、透明リング5内に入射した表示意匠21bからの表示光を反射する反射部53、54を備え、反射部53、54は、反射された表示光により透明リング5内に結像される反射虚像Rを、表示意匠として反射部53、54を通して目視側から視認するように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、計器等を備えた表示装置に関するものであり、たとえば自動車に用いて好適である。
従来の表示装置としては、たとえば、バックライトにより透過照明される液晶パネルの前面側に透光性材質からなる装飾リングを配置し、この装飾リングを液晶パネルからの光により透過照明する構成のものが提案されている(特許文献1参照)。
この従来の表示装置では、装飾リングに、液晶パネルに表示された画像に関連した表示意匠を設けている。
特開2006−201038号公報
上述の従来の表示装置において、装飾リングは液晶パネルからの光により透過照明されるが、装飾リングを通じて液晶パネルに形成された画像をみせるものではないため、画像の見え方に面白みがないという問題があった。
また、上記装飾リングに画像及び画像からの光を通すだけでは、表示装置の見栄えが平面的で変化の乏しい単調な見え方となるおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、表示装置の構成に工夫を凝らして、斬新な見栄えの表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1乃至6に記載の発明では、画面上に各種情報を画像として形成し発光表示する表示器と、表示器の前面側に表示器に重ねて配置された透光性材質からなる装飾部材と、を備え、画像の一部の表示意匠を、装飾部材を通して目視側から視認する表示装置において、
装飾部材は、装飾部材の目視側前面に形成され、装飾部材内に入射した表示意匠からの表示光を反射する反射部を備え、反射部は、反射された表示光により装飾部材内に結像される反射虚像を、表示意匠として反射部を通して目視側から視認するように構成されていることを特徴とする。
かかる発明では、装飾部材を通して視認される画像の一部の表示意匠が、その画像の一部以外の表示器の前面に表示される画像部分と対比して視認されることになるが、装飾部材は、目視側前面側に反射部が設けられており、その反射部において装飾部材内に入射した表示意匠からの表示光を反射し、反射された表示光により装飾部材内に結像される反射虚像の散乱光によって、表示意匠が反射部を通して目視側から視認される。
これによれば、表示装置をみる視認者に対し、装飾部材の反射部を通して反射虚像として視認される画像の一部の表示意匠は、その反射虚像と、表示意匠以外の上記表示器の前面に表示される画像部分との視差により、立体感を与えて視認させることができる。
したがって、装飾部材を通して視認される画像の一部の表示意匠が、その画像の一部以外の表示器の前面に表示される画像部分と対比して視認されるとき、上記視差により視認者に立体感を与えて視認させることができるので、斬新な見栄えの表示装置を提供することができる。
また、上記装飾部材は、請求項2乃至3に記載の発明の如く、画像の外周縁に接するように環状に形成され、
反射部は、装飾部材内に入射した表示意匠からの表示光を反射する第1反射面と、第1反射面からの反射光を反射し、散乱させる第2反射面とを備え、
第1反射面は、装飾部材の目視側前面を、表示器の画面に傾斜させて形成され、第2反射面は、環状に形成された装飾部材の内周面または外周面であって、不透光層を備えていることを特徴としている。
これによれば、反射部は、装飾部材の目視側前面を表示器の画面に傾斜させて形成された第1反射面を有するので、その第1反射面によって、装飾部材の表示方向裏側から装飾部材内に入射し装飾部材内を表示方向前側即ち目視側前面に進行する表示光を確実に反射させることができる。しかも、反射部は、環状に形成された装飾部材の内周面または外周面であって、不透光層を具備した第2反射面を有しているので、第1反射面にて装飾部材内で反射された表示光を反射し、散乱させることができる。
以上により、第2反射面には、第1反射面で反射された意匠表示の表示光を結像させることができるとともに、第1反射面を通してみる視認者に対し、その第2反射面に結像された意匠表示の表示光の散乱光を、反射虚像として視認させることができる。
また、請求項3に記載の発明の如く、第1反射面は、画像の外周縁が延在する延在方向に向かって、画面と第1反射面との光学的距離が拡大または縮小されるように配置されていることが好ましい。
かかる発明では、装飾部材の第1反射面を通して視認者がみる画像の外周縁側の表示意匠は、視認者が表示器の画面にみる画像の内周側を基準として、その表示意匠の反射虚像との視差によって立体的に表示されることになるが、
画面と第1反射面との光学的距離が画像の外周縁が延在する延在方向に向かって拡大または縮小するように、第1反射面を配置しているので、画像の外周縁の延在方向において画像の内周側を基準とし、その表示意匠の反射虚像との視差が拡大または縮小するという視差変化を生じさせることができる。
これにより、装飾部材を通してみる表示意匠の反射虚像と、表示意匠以外の表示器の画面にみる画像部分との視差を、上記画像の外周縁の延在方向において生じる視差変化によって視認者に強調してみせることができる。以上より、斬新な見栄えを更に向上させて視認者に視認させることができる。
また、上記装飾部材は、請求項4乃至5に記載の発明の如く、画像の形状に関連した形状に形成され、表示器の画像は指針の回動角度位置により物理量を指示する指針計器であり、表示意匠は指針計器の目盛であることを特徴としている。
これによれば、指針により指示される目盛を視認者がみるとき、表示器の画面にみえる指針を基準として、装飾部材を通してみえる目盛の反射虚像との視差により、平面的で単調な見栄えになることなく、立体的で面白みがあり、かつ読み取り易くすることができる。したがって、車両用計器に適用された表示装置の質感向上が図れる。
また、上記目盛は、請求項5に記載の発明の如く、指針の前記回動角度位置の近傍から反時計回りの領域で表示されることが好ましい。
かかる発明では、指針計器の画像は例えば車両走行に係わる情報が形成されることになるが、
目盛が表示される領域を、指針の回動と連動して変動させるので、回動する指針によって指示される車両走行に係わる情報の変化を、指針の回動と、目盛が表示される領域の変動との両方によって、強調して視認者に認識させることができる。
特に、上記表示器は、請求項6に記載の発明の如く、画像を表示する画素領域を有する液晶パネルと、発光により液晶パネルを照射する光源とを有していることが好ましい。
これによれば、表示器として、画像を表示する画素領域を有する液晶パネルと、発光により液晶パネルを照射する光源とを有するものであるから、画面に表示される情報表示の選択自由度が高いので、斬新な表示イメージかつ見栄えを視認者に与えることができる。
以下、本発明による表示装置を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ100に適用した場合を例に、図面に基づいて説明する。
図1、2は本発明の実施形態による車両用表示装置100の概略構成を示し、図3は液晶パネル周りの概略構成を示し、図5は装置100の電気回路構成を示している。
図1、2、及び5に示すように、車両用表示装置1はコンビネーションメータとして機能するものであり、液晶パネル10、バックライト30、装飾部材としての透明リング5、メイン制御部60、描画部70、車両情報取得部62等から構成されている。
コンビネーションメータ100は、自動車車室内運転席前方のインストルメントパネル内に配置され、自動車の運転に必要な情報や自動車各部の作動状態に関する情報を液晶パネル10の画面11上に画像として形成して、運転者に向けて表示している。
液晶パネル10はTFT透過液晶パネルであり、画面11が車両の運転席側を向くようにして当該運転席の前方に設置される。この液晶パネル10は、マトリクス状に配された複数の画素を有するドットマトリクス型であり、それら各画素が駆動されることによって画像表示を実現する。ここで液晶パネル10の各画素は、赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタがそれぞれ配設された三色のサブ画素から構成されており、画面11において画像のフルカラー表示が可能となっている。
ここで本実施形態の液晶パネル10は、図2に示すように、複数の画素からなり計器画像としてのメータ画像21を表示するメータ表示画素領域12と、図示しない背景画像とを有している。
具体的にメータ画像21は、車両の走行情報の状態値を車両の乗員へ指示するための画像であり、本実施形態では、車速を示す車速表示画像が画面11上に形成される。即ち、車速表示画像であるスピードメータSは指針計器として形成されている。スピードメータSに関連した第1表示意匠である、数字21a、文字21cおよび指針21dが、図1に示すように、画面11上に画像として形成されている。また、スピードメータSに関連した第2表示意匠である、目盛21bが、画面11上に画像として形成され、かつ光透過性を有する透明リング5を通して運転者に向けて表示される。この透明リング5は、画面11上の目盛21bおよびその周辺部を形成する上記背景部からの光(以下、表示光ともいう)が視認者に向けて照射される照射部21eを構成する。
なお、目盛は、これに限らず、画面11上に画像として形成され、その目盛の一部が透明リング5を通して運転者に向けて表示されるものであってもよい。
指針21dは、自動車の走行速度に対応して画面11上において仮想中心Cの回りに回転して表示される。指示図形としての指針21dが数字21aおよび目盛21bを指示することにより、走行速度が表示される。ここで、数字21aおよび目盛21bは、図2に示すように、仮想中心Cを中心とした同一円弧上に沿い且つ放射状に配列されている。
なお、メータ画像21としては、上記スピードメータSに限らず、エンジン回転数を示す回転数表示画像、エンジン冷却水の温度を示す水温表示画像、燃料残量を示す残量表示画像のいずれであってもよい。
液晶パネル10は、上記複数の画素を有する画素領域、即ちメータ表示画素領域12は、画面11において外縁部を除く矩形の領域に規定されており、その外縁部は図示しない液晶ケースで覆われている。この液晶ケースは、液晶パネル10を保持するケーシングに液晶パネル10を組付け固定する等において、外力から液晶パネル10を保護するものである。言い換えると、液晶ケースは、液晶パネル10の画面11枠を規定している。
液晶パネル10の前面側(図1において左側)には、透明リング5が液晶パネル10に重ねて配置されている。透明リング5は、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂から形成されている。透明リング5は、スピードメータSの形状に関連した形状、すなわち、図2に示すように、円環状に形成され、液晶パネル10上に指針12dの回転中心である仮想中心Cと同軸上に配置されている。なお、透明リング5の形状は、上記円環状に限らず、一部が切れた円環状であってもよい。
なお、本発明の特徴である透明リング5の詳細構成については後述する。
液晶パネル10の前面側には見返し板7が装着されている。見返し板7は、たとえば樹脂材料等から略枠状に形成されて、液晶パネル10の上記液晶ケースに密着して配置されている。見返し板7の視認者側(図1の左側)端部には透明カバー8が取り付けられている。透明カバー8は、透光性材料、たとえばアクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂等の薄板から形成され、コンビネーションメータ100内への異物(塵埃、水滴等)の侵入を防ぎ液晶パネル2表面を清浄に維持している。
見返し板7の背後(図1の右側)には、ケーシング9が配置されている。ケーシング9は、たとえば樹脂材料等から形成され、上述した液晶パネル10、メイン制御部60及び描画部70が実装されたプリント基板6等を収容固定している。
図1、5に示すようにバックライト30は、発光ダイオード32及び拡散板31を備えている。発光ダイオード32はチップタイプであり、車両において液晶パネル10の斜め後方に設置されている。発光ダイオード32はメイン制御部60と電気接続されており、メイン制御部60から与えられる発光駆動信号に従い駆動されることで光を放射する。拡散板31は光透過性の樹脂で平板状に形成されており、液晶パネル10の後方に当該パネル10と平行に配置されている。拡散板31は、隣接して位置する発光ダイオード32からの入射光を拡散して液晶パネル10側の発光面36から出射することにより、発光面36における発光輝度をその全域に亘って略均一にする。以上によりバックライト30は、発光面36からの光により、液晶パネル10の全体を後方から透過照明する。
図1、5に示すように描画部70は、描画回路72及び画像メモリ74を備えている。描画回路72はASIC等のICチップからなり、車両において発光ダイオード32の後方に設置されて液晶パネル10及びメイン制御部60と電気接続されている。画像メモリ74はEEPROMからなり、描画回路72と電気接続されている。画像メモリ74には、装置100の工場出荷前等においてメータ画像21が画像情報として予め記憶されている。以上により描画回路72は、メイン制御部60からの表示指令信号に応答して画像メモリ74から所定のメータ画像21を読み出し、当該表示指令信号に従ってメータ表示画素領域12の各構成画素を駆動することによってメータ画像21を画面11に表示させる。
メイン制御部60は、制御回路及びメモリを有する周知のマイクロコンピュータからなり、車両において発光ダイオード32の後方に設置されている。上記制御回路は、バックライト30の発光ダイオード32、描画部70の描画回路72、および車両情報取得部62と電気接続されている。ここで車両情報取得部62は、車両の走行情報の状態値センサとしての車速センサ64と、車両の異常情報の異常センサ66とを含んでいる。
次に、本発明の特徴である透明リング5を、図1〜図4に従って説明する。透明リング5は、メータ画像21の外周縁に接するように配置されており、内部に光が入射すると繰り返し反射して発光する導光体である。
また、上記透明リング5は、上記メータ画像21において外周縁画像部に相当する目盛21b上に重ねて配置される環状面52と、内周側画像部分に相当する第1表示意匠の画像21a、21c、21dを内側に露出させる開口窓51と、透明リング5の表示方向前方側に配置される目視側前面53とを備えている。
環状面52は、画面11上の目盛21b等からの表示光が入射するように形成された入射面であり、画面11上のメータ画像21に沿って平面状に形成されている。
目視側前面53は、環状面52に入射し、表示方向前方に進行する表示光を透明リング5内で反射する反射面(以下、第1反射面)であり、図3及び図4に示すように、画面11に対して所定角度(本実施例では、略45°)で傾斜して形成されている。
また、上記円環状の透明リング5の内周面54は、不透光性の樹脂層、あるいは塗装により不透光性着色処理を施された不透光性着色層などの不透光層55を備えており、内周面54に向かって進行する光を不透光層55で反射する。透明リング5の内周面54は、本実施例において、目視側前面53で反射された表示光を反射し、散乱させる第2反射面を形成している。
このような内周面54は、図4に示すように、目視側前面53で反射された表示光の、内周面54に進行する反射光を、透明リング5外へ透過させることなく、その不透光層55で反射、散乱させることにより、内周面54上に上記反射光による目盛52の反射虚像Rを結像させる。
これにより、運転者がメータ画像21をみるとき、目盛52は透明リング5の目視側前面53を通して反射虚像Rとして視認されるとともに、指針21d等の内周側画像部分21a、21c、21dは画面11に形成されたままの画像として視認される。言い換えると、運転者がメータ画像21において目盛12bと、それ以外の内周側画像部分21a、21c、21dとを対比してみるとき、内周側画像部分21a、21c、21dを基準として、目盛21bの反射虚像Rによる視差によって、運転者に立体感を与えて視認させることができる。
さらに、上記目視側前面53は、単に画面11に対して傾斜して形成されているだけのものではなく、目盛21bの延在方向(図2中の円環状に延びている目盛21bの円周方向)に向かって、その目視側前面53と画面11との光学的距離が拡大または縮小するように配置されている。具体的には、目盛21bの延在方向において時計回りに、目視側前面53と画面11との光学的距離が拡大するように、目視側前面53が形成されている。言い換えると、目視側前面53は、画面11に対して螺旋状に傾斜している。
以上より、運転者は、画面11上にみる内周側画像部分21a、21c、21dと対比して、透明リング5の目視側前面53を通して目盛21bを反射虚像Rとしてみることになるが、目盛21bが延在する時計回りの延在方向に向かって目視側前面53と画面11との光学的距離を拡大させているため、反射虚像Rの目盛21bと内周側画像部分21a、21c、21dとの視差が上記時計回りの延在方向に向かって拡大するという視差変化を生じさせることができる。
これにより、運転者がみる目盛21bの反射虚像Rと、画面11上にみる内周側画像部分21a、21c、21dとの視差を、上記時計回りの延在方向に向かって拡大して視差変化させることによって、運転者に強調してみせることができる。
なお、上記目視側前面53において、目視側前面53と画面11との光学的距離が拡大または縮小する領域を、図2に示す如き目視側前面53の一部に形成するものに限らず、目視側前面53の全面に形成するものであってもよい。
図2に示す上記目視側前面53の一部の一例においては、目視側前面53は、目視側前面53に形成される目盛21bの延在範囲を超える領域を占める第1領域面53aと、目盛21bが連続して形成されていない領域で占められている第2領域面53bとを具備している。そして、第1領域面53aではその面53aと画面11との光学的距離が上記時計回りの延在方向に向かって拡大して形成されており、第2領域面53bではその面53bと画面11との光学的距離がほぼ一定に形成されている。
また、透明リング5の外周面56は、不透光性の樹脂、あるいは塗装により不透光性着色処理を施された不透光性着色層を有する不透光性部材57で形成されている。これにより、環状面52から入射した画面11からの光は、目視側前面53のみから出射することになるので、目視側前面53を、上記メータ画像21の照明部21eとして強調して光らせることができる。
ここで、目視側前面53は請求範囲に記載の第1反射面に相当し、内周面54は請求範囲に記載の第2反射面に相当する。また、目視側前面53及び内周面54は請求範囲に記載の反射部に相当する。液晶パネル10及びバックライト30は、液晶表示器2を構成し、請求範囲に記載の表示器に相当する。
以上説明した本実施形態では、透光性材質からなる透明リング5が液晶パネル10の画面11側に液晶パネル10に重ねて配置され、メータ画像21の一部である目盛21bが透明リング5を通して運転者側から視認される表示装置100において、
透明リング5は、透明リング5の目視側前面52に形成され、透明リング5に入射した上記目盛21bからの表示光を反射する反射部53、54を備えており、反射部53、54は、反射された表示光により透明リング5内に結像される反射虚像Rを、上記目盛21bとして反射部53、54を通して運転者から視認されるように構成されている。
このような構成によると、透明リング5は、目視側前面53側に反射部53、54が設けられており、その反射部53、54において透明リング5内に結像される反射虚像Rの散乱光によって、第1表示意匠である目盛21bが反射部53、54を通して目視側から視認される。
これによれば、表示装置100をみる運転者に対し、上記反射虚像Rとして視認される目盛21bは、その反射虚像Rと、目盛21b以外の第2表示意匠である画面11に表示される内周側画像部分21a、21c、21dとの視差により、立体感を与えて視認させることができる。
したがって、透明リング5を通して視認される目盛21bが、画面11に表示される内周側画像部分21a、21c、21dと対比して視認されるとき、上記視差により運転者に立体感を与えて視認させることができるので、斬新な見栄えの表示装置100を提供することができる。
また、以上説明した本実施形態では、上記反射部53、54は、第1反射面と第2反射面とを有しており、第1反射面は目視側前面53であって、目視側前面53が画面11に傾斜させて形成されている。その第1反射面として目視側前面53によって、透明リング5の表示方向裏側から透明リング5内に入射し透明リング5内を表示方向前側即ち目視側前面53に進行する表示光を確実に反射させることができる。しかも、第2反射面は環状に形成された透明リング5の内周面54であって、内周面54が不透光層55を具備しているので、目視側前面53にて透明リング5内で反射された表示光を反射し、散乱させることができる。
以上により、透明リング5の内周面54には、目視側前面53で反射された目盛21bの表示光を結像させることができるとともに、目視側前面53を通してみる運転者に対し、内周面54に結像された上記目盛21bの散乱光を、反射虚像として視認させることができる。
また、以上説明した本実施形態では、上記第1反射面である目視側前面53は、目盛21bの時計回りの延在方向に向かって、目視側前面53と画面11との光学的距離が拡大して形成されている。
これによれば、運転者は、画面11上にみる内周側画像部分21a、21c、21dと対比して、目視側前面53を通して運転者が目盛21bを反射虚像Rとしてみることになるが、目盛21bが延在する時計回りの延在方向に向かって目視側前面53と画面11との光学的距離を拡大させているため、反射虚像Rの目盛21bと内周側画像部分21a、21c、21dとの視差が上記時計回りの延在方向に向かって拡大するという視差変化を生じさせることができる。
これにより、運転者がみる目盛21bの反射虚像Rと、画面11上にみる内周側画像部分21a、21c、21dとの視差を、上記時計回りの延在方向に向かって拡大して視差変化させることによって、運転者に強調してみせることができる。以上より、斬新な見栄えを更に向上させて運転者に視認させることができる。
また、以上説明した本実施形態では、上記透明リング5は、円環状に形成されており、即ちメータ画像21の形状に関連した形状に形成されたものとなっている。そして、そのメータ画像21は第1表示意匠及び第2表示意匠を有し、第1表示意匠に係わる指針21dの回動角度位置により物理量を指示する指針計器であり、透明リング5を通して視認される第2意匠は上記指針計器の目盛21bである。
これによれば、指針21dにより指示される目盛21bを運転者がみるとき、液晶パネル10の画面11上にみえる指針21dを基準として、透明リング5を通してみえる目盛21bの反射虚像Rとの視差により、平面的で単調な見栄えになることなく、立体的で面白みがあり、かつ読み取り易くすることができる。したがって、本実施例の如き車両用計器に適用された表示装置100の質感向上が図れる。
また、以上説明した本実施形態では、メータ画像21などの画像を表示する画素領域12を有する液晶パネル10と、発光により液晶パネル10を照射するバックライト30などの光源とを有している。
これによれば、表示装置として、画像を表示する画素領域12を有する液晶パネル10と、発光により液晶パネル10を照射する光源とを有するものであるから、画面11に表示される情報表示の選択自由度が高いので、例えば第1表示意匠である目盛が表示される領域を、第2表示意匠に係わる指針の回動と連動して変動させるというように液晶パネルを駆動制御させることによって、斬新な表示イメージかつ見栄えを運転者に与えることが可能である。
(第2の実施形態)
以下、本発明を適用した他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰返さない。
第2の実施形態を図6に示す。第2の実施形態では、第1表示意匠である目盛21bが表示される領域を、第2表示意匠に係わる指針21dの回動と連動して変動させる構成にした一例を示すものである。図6は、本実施形態による表示装置100の一例を示す正面図である。
図6に示すように、液晶パネル10は、メイン制御によりメータ表示画素領域12の各構成画素が駆動制御されることによって、目盛21bが、指針21dの回動角度位置の近傍から反時計回りの領域で表示される。
これによれば、目盛21bが表示される領域を、指針21dの回動と連動して変動させるので、回動する指針21dによって指示される車両走行に係わる車速情報の変化を、指針21dの回動と、目盛21dが表示される領域の変動との両方によって、強調して運転者に認識させることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
(1)以上説明した本実施形態では、円環状の透明リング5において、第1反射面である目視側前面53にて反射された表示光を反射し、散乱させる第2反射面を、透明リング5の内周面54として説明した。第2反射面は、上記内周面54に限らず、目視側前面53との配置関係において目視側前面53で反射された表示光を反射し、散乱させるものであれば、透明リング5の外周面であってもよい。
(2)以上説明した本実施形態では、表示装置100として、車両用指針計器の一つであるスピードメータSに適用して説明した。車両用指針計器は、これに限らず、回転数計、水温、燃料残量計のいずれであってもよい。即ち、車両用表示装置100に表示するメータ画像21は、上記スピードメータSに限らず、エンジン回転数を示す回転数表示画像、エンジン冷却水の温度を示す水温表示画像、燃料残量を示す残量表示画像のいずれであってもよい。また、上記いずれかを組合せたものであってもよい。
(3)以上説明した本実施形態では、表示装置100として、車両用表示装置に適用したが、
透光性材質からなる透明リングが液晶パネルの画面側に液晶パネルに重ねて配置され、その画面に形成される画像の一部の表示意匠が透明リングを通して視認者側から視認される表示装置であって、
透明リングは、透明リングの目視側前面に形成され、透明リングに入射した上記表示意匠からの表示光を反射する反射部を備えており、反射部が、反射された表示光により透明リング内に結像される反射虚像を、上記表示意匠として反射部を通して視認者から視認されるように構成されているものであれば、上記車両用表示装置に限らず、いずれの表示装置であってもよい。
(4)以上説明した本実施形態では、第1反射面である上記目視側前面53を、メータ画像21の外周縁に配置される第2表示意(匠目盛21b)の時計回りの延在方向に向かって、目視側前面53と画面11との光学的距離が拡大して形成される構成とした。これに限らず、第2表示意匠(目盛21b)の反時計回りの延在方向に向かって、目視側前面53と画面11との光学的距離が拡大して形成される構成であってもよい。
言い換えると、目視側前面と画面との光学的距離が、第2表示意匠の延在方向に向かって拡大および縮小のいずれか一方に変化するように形成されているであれば、いずれであってもよい。
本発明の第1の実施形態による表示装置の概略構成を示す図であって、図2のI−I線断面図である。 第1の実施形態による表示装置の一例を示す正面図である。 図2中のIII−III線断面図である。 図2中のIV−IV線断面図である。 第1の実施形態による表示装置の電気回路構成を示すブロック図である。 第2の実施形態による表示装置の一例を示す正面図である。
符号の説明
100 コンビネーションメータ(表示装置)
2 液晶表示器
10 液晶パネル
11 画面
12 画素領域
21 メータ画像
21a 数字(第1表示意匠)
21b 目盛(第2表示意匠)
21c 文字(第1表示意匠)
21d 指針(第1表示意匠)
21e 照射部
30 バックライト
31 拡散板
32 発光ダイオード
36 発光面
5 透明リング(装飾部材)
51 開口窓
52 環状面
53 目視側前面(第1反射面)
53a 第1領域面
53b 第2領域面
54 内周面(第2反射面)
55 不透光層
56 外周面
57 不透光性部材
6 プリント基板(電気回路)
60 メイン制御部(制御手段)
62 車両情報取得部
64 車速センサ(走行
70 描画部(制御手段)
72 描画回路
74 画像メモリ

Claims (6)

  1. 画面上に各種情報を画像として形成し発光表示する表示器と、
    前記表示器の前面側に前記表示器に重ねて配置された透光性材質からなる装飾部材と、を備え、
    前記画像の一部の表示意匠を、前記装飾部材を通して目視側から視認する表示装置において、
    前記装飾部材は、前記装飾部材の目視側前面に形成され、前記装飾部材内に入射した前記表示意匠からの表示光を反射する反射部を備え、
    前記反射部は、反射された表示光により前記装飾部材内に結像される反射虚像を、前記表示意匠として前記反射部を通して目視側から視認するように構成されていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記装飾部材は、前記画像の外周縁に接するように環状に形成され、
    前記反射部は、前記装飾部材内に入射した前記表示意匠からの表示光を反射する第1反射面と、前記第1反射面からの反射光を反射し、散乱させる第2反射面とを備え、
    前記第1反射面は、前記装飾部材の目視側前面を、前記表示器の前記画面に傾斜させて形成され、
    前記第2反射面は、前記環状に形成された前記装飾部材の内周面または外周面であって、不透光層を備えていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1反射面は、前記画像の外周縁が延在する延在方向に向かって、前記画面と前記第1反射面との光学的距離が拡大または縮小されるように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記装飾部材は、前記画像の形状に関連した形状に形成され、
    前記表示器の前記画像は指針の回動角度位置により物理量を指示する指針計器であり、
    前記表示意匠は前記指針計器の目盛であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記目盛は、前記指針の前記回動角度位置の近傍から反時計回りの領域で表示されることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記表示器は、前記画像を表示する画素領域を有する液晶パネルと、発光により前記液晶パネルを照射する光源とを有していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の表示装置。
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