JP6108874B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用表示装置に関する。
従来より、車両のインストルメントパネルなどに取り付けられて、車両情報やナビゲーション情報などの情報を表示する車両用表示装置が知られており、近年では、情報を前方の景色と重畳して視認させるヘッドアップディスプレイ装置が提案されている。このヘッドアップディスプレイ装置は、表示光を照射する照射装置と、表示光を反射するコンバイナ(反射板)とを備えている。コンバイナは、インストルメントパネル内に格納されており、格納位置と、ユーザが視認可能な状態である展開位置との間で移動させることができる。
例えば特許文献1には、コンバイナを回動動作させることにより、格納位置と展開位置とを切り換えることができるヘッドアップディスプレイ装置が開示されている。
特開2012−145902号公報
しかしながら、特許文献1に開示された手法によれば、コンバイナの展開時、インストルメントパネル上に置かれた物がコンバイナと干渉することで当該物を落下させたり、ウインドシールドガラスとコンバイナとの間に物等を挟み込んだりしてしまう可能性がある。また、このような事態は、コンバイナや駆動ユニットの破損を招く可能性がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、反射板との干渉や挟み込みを抑制し、併せて装置の保護を図ることである。
かかる課題を解決するために、本発明は、反射板と、反射板を保持する反射板ベースと、反射板ベースと連結され、反射板の上昇動作又は反射板の下降動作を行う駆動ユニットと、反射板ベース及び駆動ユニットを含むベースユニットを収容するとともに当該ベースユニットを反射板の昇降方向に沿ってスライド可能に保持するカバーと、カバーとベースユニットとの間に介在し、ベースユニットを支持する弾性部材と、カバーに設けられて、ベースユニットが、弾性部材によって支持される基準位置から所定量押し下げられたことを検出する検出手段と、駆動ユニットを制御する制御手段と、を有し、制御手段は、反射板の上昇動作の間にベースユニットが基準位置から所定量押し下げられたことを検出手段を通じて判断した場合に、反射板の上昇動作を停止する車両用表示装置を提供する。
ここで、本発明において、弾性部材は、自身が備える弾性力を利用して、検出手段の上方においてベースユニットを浮かせた状態で支持することが望ましい。
また、本発明において、弾性部材は、反射板に作用する反作用力を考慮して弾性力が設定されることが好ましい。
本発明によれば、反射板がインストルメントパネル上の物と干渉したり、ウインドシールドガラスとの間に物等を挟み込んだりした場合には、ベースユニットが基準位置から所定量押し下げられることとなる。この押し下げ状態は検出手段により検出することができるので、反射板との干渉や挟み込みを適切に判断することができる。また、このような状態を判断した場合に、反射板の上昇動作を停止することができる。これにより、反射板との干渉や挟み込みを抑制することができ、併せて装置の保護を図ることができる。
ヘッドアップディスプレイ装置を備えた車両の室内を示す斜視図 昇降装置の構成を模式的に示す分解斜視図 昇降装置の構成を模式的に示す分解斜視図 昇降装置の構成を模式的に示す断面図 HUD装置の制御系の構成示す説明図 コンバイナの展開位置の説明図 停止スイッチの作動状態を示す説明図 コンバイナの干渉状態を示す説明図 停止スイッチの作動状態を示す説明図
図1は、本実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置1を備えた車両の室内を示す斜視図である。ヘッドアップディスプレイ装置1(以下「HUD装置1」という)は、車両のインストルメントパネル200に配置され、車両情報やナビゲーション情報を表示する車両用表示装置である。インストルメントパネル200の運転席正面の部分には開口200aが設けられており、HUD装置1のコンバイナ3は、この開口200aを介して、インストルメントパネル200の上部に出し入れされる。
HUD装置1は、反射板であるコンバイナ3と、コンバイナ3を昇降する昇降装置4(図2及び図3参照)と、照射装置5(図5参照)と、制御手段としてのマイコン8(図5参照)とを主体に構成されている。
コンバイナ3は、例えばハーフミラーであり、板ガラスと、この板ガラスの一方の面に蒸着された錫や銀などの光半透過膜とで構成されている。コンバイナ3は、半透過性を有しており、ドライバーがコンバイナ3を通して車両前方を目視できるように形成されている。
図2及び図3は、昇降装置4の構成を模式的に示す分解斜視図である。また、図4は、昇降装置4の構成を模式的に示す断面図である。昇降装置4は、コンバイナ3を、インストルメントパネル200の内部に格納した状態である格納位置から、インストルメントパネル200の上部へと迫り出した状態である展開位置へと移動さたり、これとは逆に、コンバイナ3を展開位置から格納位置へと移動させたりする装置である。本実施形態において、昇降装置4は、格納位置と展開位置との間でコンバイナ3を上下方向に昇降させるものである。
昇降装置4は、カバー2と、駆動ユニット6と、反射板ベース7と、ガイド部材10とを主体に構成されている。
カバー2は、平面視が略矩形状の基板20と、基板20において左右方向に延在する縁部から後方に向かって延設された上下一対の側壁部21と、基板20において上下方向に延在する縁部から後方に向かって延設された左右一対の側壁部22とで構成されている。カバー2は、上下左右に設けられた側壁部21,22によって開口2aを備える。
駆動ユニット6は、後述する反射板ベース7と連結されており、コンバイナ3の上昇動作又はコンバイナ3の下降動作を行う。この駆動ユニット6は、反射板ベース7に連結された雌ねじ部60と、当該雌ねじ部60に螺合される送りねじ61と、送りねじ61を回転させるモータ62とを有する。また、駆動ユニット6は、モータ62の出力軸に固定され、モータ62の駆動力を送りねじ61に伝達する駆動ギヤ63と、この駆動ギヤ63に噛合された従動ギヤ64とを有する。これらの要素は、支柱65によって支持されている。
雌ねじ部60は、その内面に雌ねじが切られている。送りねじ61は、その外面に雄ねじが切られたねじ軸から構成されており、ねじ軸が上下方向に沿うように配設されている。送りねじ61の一端側(下端側)は、従動ギヤ64の中心開口に嵌合され、また、送りねじ61の他端側(上端側)は、軸受け69を介して支柱65に回転自在に支持されている。
駆動ユニット6において、送りねじ61の雄ねじと雌ねじ部60の雌ねじとが螺合した状態で、モータ62が回転駆動すると、駆動ギヤ63及び従動ギヤ64が回転する。従動ギヤ64の回転に同期して送りねじ61も回転し、送りねじ61の雄ねじと雌ねじ部60の雌ねじとの相対回転に伴い、雌ねじ部60に連結された反射板ベース7が上方又は下方に移動する。後述するように反射板ベース7はコンバイナ3を保持するため、反射板ベース7の上昇又は下降に応じて、コンバイナ3の上昇動作又は下降動作を行うことができる。
反射板ベース7は、コンバイナ3を保持するための部材であり、略長方形状に形成され、コンバイナ3の寸法よりも小さな寸法に設定されている。反射板ベース7は、カバー2の開口2aの近傍に設けられており、この反射板ベース7によって保持されたコンバイナ3が、カバー2の開口2aよりも後方に位置するように設定されている。
反射板ベース7には、一対の柱部71が後方に突出するように形成されており、個々の柱部71には、軸方向にねじ穴が形成されている。コンバイナ3に形成された貫通孔31を通して、ねじ72を柱部71のねじ穴に螺合することにより、コンバイナ3が反射板ベース7に固定及び保持される。
ガイド部材10は、一対のガイドラック16を有している。また、ガイド部材10は、反射板ベース7に取り付けられて、ガイドラック16のガイド溝16A内に沿って摺動する一対のガイドピン17を有している。さらに、ガイド部材10は、反射板ベース7に回転可能に支持された回動軸18と、回動軸18の両端部に嵌合されて、ガイドラック16のラック16Bと噛合するとともにガイド溝16A内に沿って摺動する一対のギヤ19と、を有している。
個々のガイドラック16は、長方形板状に形成され、その長手方向が上下方向に沿うように、カバー2の左右の側壁部22の内側にそれぞれ取り付けられている。各ガイドラック16は、前方側が後方側よりも厚くなるような段差形状を有している。そして、各ガイドラック16は、上下方向に延びて形成されるガイド溝16Aと、このガイド溝16Aの前方側にこれに沿って形成されたラック16Bとで構成されている。ラック16Bは、ガイドラック16の段差部に複数の歯を切ることで形成されている。
このガイド部材10において、一対のギヤ19がガイド溝16Aの上端部に位置づけられると、コンバイナ3が展開位置に位置づけられる。一方、一対のガイドピン17がガイド溝16Aの下端部に位置づけられると、コンバイナ3が収納位置に位置づけられる。
このような構成の昇降装置4において、カバー2は、その内部に、駆動ユニット6及び反射板ベース7を含むベースユニットを収容する。カバー2の上面の所定位置には開口25が形成されて、カバー2の下面の所定位置には筒状体26が立設されている。開口25には、送りねじ61の上端側が挿通され、筒状体26には、送りねじ61の下端側が挿入される。開口25の開口径及び筒状体26の内径は、送りねじ61の端部側の外径よりも多少のゆとりをもった値に設定されており、送りねじ61、すなわち、これを含むベースユニットの上下方向へのスライドを可能とする。換言すれば、カバー2は、ベースユニットをコンバイナ3の昇降方向に沿ってスライド可能に保持することとなる。
また、カバー2の基板20の所定位置には、保持板23が設けられている。一方、支柱65の前面側の所定位置には、係合板65aが設けられている。カバー2内にベースユニットが収容された場合、保持板23と係合板65aとは、所定距離だけ隔てた状態で互いに向き合うような関係に設計されている。そして、保持板23と係合板65aとの間に、弾性部材としての圧縮コイルばね24が配設される。これにより、圧縮コイルばね24は、カバー2とベースユニットとの間に介在し、自身が備える弾性力を利用して、上下方向を基準とするカバー2内の基準位置にベースユニットを浮かせた状態で支持することとなる。
カバー2の下面の筒状体26の近傍には、停止スイッチ82が配置され、この停止スイッチ82は、ベースユニットの下方に位置することとなる。ベースユニットが基準位置から所定量押し下げられた場合、ベースユニットの下端部(座金66)が当該停止スイッチ82の可動片を押圧し、これにより、停止スイッチ82は、所定の検出信号を出力する。
照射装置5は、例えば液晶表示装置であり、コンバイナ3に表示光L1を照射する。この照射装置5は、コンバイナ3よりも運転席側に近づいたインストルメントパネル200の所定の位置に配設されている。
図5は、HUD装置1の制御系の構成示す説明図である。マイコン8は、HUD装置1を制御する機能を担っており、照射装置5を制御して、コンバイナ3に出力される照射光L1を制御したり、モータ62に駆動電流を出力する駆動回路80を制御して、駆動ユニット6、すなわち、コンバイナ3の昇降動作を制御したりする。マイコン8としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。
マイコン8には、昇降スイッチ81及び停止スイッチ82からの信号が入力されている。
昇降スイッチ81は、ユーザによって操作可能な操作手段であり、コンバイナ3の上昇及び下降を示す一方の信号を出力する。マイコン8は、昇降スイッチ81から入力される信号に応じて駆動回路80を制御して、モータ62を回転駆動し、これにより、コンバイナ3の上昇動作又はコンバイナ3の下降動作を行う。
停止スイッチ82は、ベースユニットが基準位置から所定量押し下げられた場合に、所定の検出信号を出力する。マイコン8は、反射板ベース7の上昇動作の間に停止スイッチ82から検出信号が入力された場合に、駆動回路80を制御して、モータ62の回転駆動を停止させる。これにより、マイコン8は、コンバイナ3の上昇動作を停止することができる。
以下、HUD装置1において、格納位置から展開位置へと至るコンバイナ3の上昇動作を説明図する。ここで、上述した図4に示すコンバイナ3の状態は、格納位置にある状態と対応している。マイコン8がコンバイナ3の上昇動作に対応する制御信号を駆動回路80に出力すると、駆動回路80は駆動電流をモータ62に供給する。駆動電流に応じてモータ62が回転駆動すると、モータ62の駆動力が駆動ギヤ63及び従動ギヤ64に伝達されて、送りねじ61が回転する。送りねじ61の雄ねじと雌ねじ部60の雌ねじとの相対回転に伴い、雌ねじ部60は上方に移動し、これに伴い、雌ねじ部60が連結された反射板ベース7も上昇する。
反射板ベース7では、ギヤ19がラック16Bに転動されつつ、当該ギヤ19及びガイドピン17がガイド溝16Aにガイドされながら移動することとなり、これにより、反射板ベース7及びこれに保持されたコンバイナ3は直立の姿勢を保ったままの状態で上昇する。反射板ベース7の上昇に伴い、反射板ベース7のギヤ19がガイド溝16Aの上端部に到達することで、反射板ベース7の上昇が規制され、コンバイナ3が展開位置に到達する(図6参照)。
つぎに、HUD装置1において、展開位置から格納位置へと至るコンバイナ3の下降動作を説明する。マイコン8がコンバイナ3の下降動作に対応する制御信号を駆動回路80に出力すると、駆動回路80は駆動電流をモータ62に供給する。駆動電流に応じてモータ62が回転駆動すると、モータ62の駆動力が駆動ギヤ63及び従動ギヤ64に伝達されて、送りねじ61が回転する。送りねじ61の雄ねじと雌ねじ部60の雌ねじとの相対回転に伴い、雌ねじ部60は下方に移動し、これに伴い、雌ねじ部60が連結された反射板ベース7も下降する。
反射板ベース7では、ギヤ19がラック16Bに転動されつつ、当該ギヤ19及びガイドピン17がガイド溝16Aにガイドされながら移動することとなり、これにより、反射板ベース7及びこれに保持されたコンバイナ3は直立の姿勢を保ったままの状態で下降する。コンバイナ3の下降に伴い、反射板ベース7のガイドピン17がガイド溝16Aの下端部に到達することで、反射板ベース7の下降が規制され、コンバイナ3が収納位置に到達する(図4参照)。
コンバイナ3の上昇動作の過程において、コンバイナ3の上縁部と、ウインドシールドガラスとの間に何らかの物等が挟まった場合、コンバイナ3には挟み込んだ物から下方向の力(反作用力)が作用する。コンバイナ3を保持するベースユニットは、上下方向に沿ってスライド可能にカバー2に保持され、また、カバー2内の基準位置への支持は圧縮コイルばね24が備える弾性力によってなされている。そのため、コンバイナ3の上昇動作が継続し、上記の反作用力が次第に増加していくと、当該反作用力が圧縮コイルばね24の弾性力を上回り、ベースユニットが圧縮コイルばね24の弾性力に抗して下方へと押し下げられる。
下方への押し下げ量は、モータ62が回転駆動を継続する限り増加し、ベースユニットが基準位置から所定量押し下げられると、図7に示すように、ベースユニットの下端(座金66)が停止スイッチ82の可動片を押圧する。ベースユニットによって停止スイッチ82の可動片が押圧されると、停止スイッチ82は、所定の検出信号をマイコン8に出力する。マイコン8は、停止スイッチ82から検出信号をトリガーとして駆動回路80を制御し、モータ62の回転駆動を停止させる。これにより、マイコン8は、コンバイナ3の上昇動作を停止させる。
また、図8に示すように、コンバイナ3の上昇動作時に、インストルメントパネル200に物が置かれており、これがコンバイナ3を押さえつけて上昇動作を妨げることがある。この場合、前述と同様、コンバイナ3には物からの下方向の力(反作用力)が作用する。コンバイナ3の上昇動作が継続し、反作用力が次第に増加していくと、ベースユニットが基準位置から所定量だけ押し下げられと、図9に示すように、ベースユニットの下端(座金66)が停止スイッチ82の可動片を押圧する。停止スイッチ82の可動片が押圧されると、停止スイッチ82は、所定の検出信号をマイコン8に出力する。マイコン8は、停止スイッチ82から検出信号をトリガーとして、駆動回路80を制御して、モータ62の回転駆動を停止させる。これにより、マイコン8は、コンバイナ3の上昇動作を停止させる。
このように本実施形態において、カバー2とベースユニットとの間に圧縮コイルばね24が介在しており、この圧縮コイルばね24により、上下方向(コンバイナ3の昇降方向)におけるカバー2内の基準位置にベースユニットを支持している。そして、カバー2には、ベースユニットが基準位置から所定量押し下げられたことを検出する停止スイッチ82が設けられている。また、マイコン8は、コンバイナ3の上昇動作の間にベースユニットが基準位置から所定量押し下げられたことを停止スイッチ82を通じて判断した場合に、コンバイナ3の上昇動作を停止する。
かかる構成によれば、コンバイナ3がインストルメントパネル200上の物と干渉したり、ウインドシールドガラスとの間に物を挟み込んだりした場合には、ベースユニットが基準位置から所定量押し下げられることとなる。このような押し下げ状態は停止スイッチ82により検出することができるので、コンバイナ3がインストルメントパネル200上の物と干渉したり、ウインドシールドガラスとの間に物を挟み込んだりした状態を判断することができる。また、このような状態を判断した場合に、コンバイナ3の上昇動作を停止することができる。これにより、コンバイナ3との干渉や挟み込みを抑制することができる。また、併せて装置の保護を図ることができる。
また、本実施形態において、圧縮コイルばね24は、自身が備える弾性力を利用して、停止スイッチ82の上方においてベースユニットを浮かせた状態で支持している。
かかる構成によれば、ベースユニットが押し下げられたことを、停止スイッチ82により確実に検知することができる。
なお、圧縮コイルばね24の弾性力を設定することで、コンバイナ3の上昇動作を停止するための検知感度をコントロールすることができる。すなわち、圧縮コイルばね24は、コンバイナ3に作用する反作用力を考慮して弾性力が設定されることとなる。これにより、干渉を検知すべき物の重量や、挟み込んだ物に与える力を任意に設定することができる。
なお、上述した実施形態では、コンバイナ3の上昇動作の間にベースユニットが基準位置から所定量押し下げられたことを停止スイッチ82を通じて判断した場合に、上昇動作を停止している。しかしながら、マイコン8は、モータ62を反転駆動させて、コンバイナ3を下降動作させてもよい。すなわち、本明細書では、このような下降動作も、広義には、上昇動作を停止するという処理に含まれるものとする。
なお、ベースユニットを基準位置に支持する部材は、圧縮コイルばねに限らず、板ばねや、エアサスペンション、ゴム等であってもよい。また、停止スイッチ82の上方においてベースユニットを下方から支持する場合には、圧縮コイルばねでもよいが、これを上方から支持してよく、この場合には、引張コイルばねを利用することができる。すなわち、反射板の昇降方向におけるカバー内の基準位置に、押し下げ可能な状態でベースユニットを支持するものであれば、弾性部材として広くこれを用いることができる。
以上、本実施形態にかかる車両用表示装置について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その発明の範囲において種々の変更が可能である。
1 HUD装置
3 コンバイナ
31 貫通孔
4 昇降装置
2 カバー
2a 開口
21 側壁部
22 側壁部
24 圧縮コイルばね
25 開口
26 筒状体
6 駆動ユニット
60 雌ねじ部
61 送りねじ
62 モータ
63 駆動ギヤ
64 従動ギヤ
65 支柱
65a 係合板
7 反射板ベース
71 柱部
72 ねじ
10 ガイド部材
16 ガイドラック
16A ガイド溝
16B ラック
17 ガイドピン
18 回動軸
19 ギヤ
8 マイコン
81 昇降スイッチ
82 停止スイッチ
5 照射装置

Claims (3)

  1. 反射板と、
    前記反射板を保持する反射板ベースと、
    前記反射板ベースと連結され、前記反射板の上昇動作又は前記反射板の下降動作を行う駆動ユニットと、
    前記反射板ベース及び前記駆動ユニットを含むベースユニットを収容するとともに、当該ベースユニットを前記反射板の昇降方向に沿ってスライド可能に保持するカバーと、
    前記カバーと前記ベースユニットとの間に介在し、前記ベースユニットを支持する弾性部材と、
    前記カバーに設けられて、前記ベースユニットが、前記弾性部材によって支持される基準位置から所定量押し下げられたことを検出する検出手段と、
    前記駆動ユニットを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記反射板の上昇動作の間に前記ベースユニットが前記基準位置から所定量押し下げられたことを前記検出手段を通じて判断した場合に、前記反射板の上昇動作を停止することを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記弾性部材は、自身が備える弾性力を利用して、前記検出手段の上方に前記ベースユニットを浮かせた状態で支持することを特徴とする請求項1に記載された車両用表示装置。
  3. 前記弾性部材は、前記反射板に作用する反作用力を考慮して前記弾性力が設定されることを特徴とする請求項2に記載された車両用表示装置。
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