JP6394376B2 - ジアセタール含有組成物 - Google Patents
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成分(A):一般式(1):
R3は、水素原子、直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル基、直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数2〜4のアルケニル基又は直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を示す。
m及びnは、それぞれ1〜5の整数を示す。
pは0又は1を示す。
2つのR1は互いに結合してそれらが結合するベンゼン環と共にテトラリン環を形成していてもよい。2つのR2基は互いに結合してそれらが結合するベンゼン環と共にテトラリン環を形成していてもよい。]
で表される少なくとも1種のジアセタール、及び
成分(B):C12−C22脂肪酸金属塩を含む、ジアセタール含有組成物であって、
前記成分(A)が、平均粒径4μm以下のジアセタールであり、及び/又は
前記成分(B)が、平均粒径5μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下のC12−C22脂肪酸金属塩である、ジアセタール含有組成物。
成分(B)が、C12−C22脂肪酸と、リチウム、亜鉛、マグネシウム及びカルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属からなる脂肪酸金属塩である、項1に記載のジアセタール含有組成物。
成分(B)が、C12−C22脂肪酸亜鉛塩、又はC12−C22脂肪酸カルシウム塩である、項1又は2に記載のジアセタール含有組成物。
成分(B)が、C12−C22脂肪酸カルシウム塩である、項1〜3のいずれかに記載のジアセタール含有組成物。
前記成分(A)100重量部に対して、成分(B)を0.5〜30重量部含む、項1〜4のいずれかに記載のジアセタール含有組成物。
さらに、成分(C):ソルビタンC8−C22脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビタンC8−C22脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、項1〜5のいずれかに記載のジアセタール含有組成物。
成分(C)が、ポリオキシエチレンソルビタンC8−C22脂肪酸トリエステルである項1〜6のいずれかに記載のジアセタール含有組成物。
25℃、湿度60%の条件下で、直径3cm、及び穴の直径0.5cmの漏斗から落下した円錐状の前記ジアセタール含有組成物の堆積物の安息角が、50度以下である、項1〜7のいずれかに記載のジアセタール含有組成物。
項1〜8のいずれかに記載のジアセタール含有組成物及びポリオレフィン樹脂を含有するポリオレフィン樹脂組成物。
項9に記載のポリオレフィン樹脂組成物を成形して得られる樹脂成形体。
項1〜8のいずれかに記載のジアセタール含有組成物の製造方法であって、
下記(工程a)〜(工程c)のいずれかの工程:
(工程a)平均粒径4μm以下の成分(A)及び平均粒径5μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下の成分(B)を混合する工程、
(工程b)平均粒径4μm〜15μmの範囲である成分(A)及び平均粒径5μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下の成分(B)を混合する工程、
(工程c)平均粒径4μm以下の成分(A)及び平均粒径5μm〜20μmの範囲である成分(B)を混合する工程
を備える、ジアセタール含有組成物の製造方法。
成分(A):一般式(1):
R3は、水素原子、直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル基、直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数2〜4のアルケニル基又は直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を示す。
m及びnは、それぞれ1〜5の整数を示す。
pは0又は1を示す。
2つのR1は互いに結合してそれらが結合するベンゼン環と共にテトラリン環を形成していてもよい。2つのR2基は互いに結合してそれらが結合するベンゼン環と共にテトラリン環を形成していてもよい。]
で表される少なくとも1種のジアセタールに、
成分(B):C12−C22脂肪酸金属塩を配合することによるジアセタールの流動性を向上させる方法であって、
前記成分(A)が、平均粒径4μm以下であるジアセタールであり、及び/又は
前記成分(B)が、平均粒径5μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下であるC12−C22脂肪酸金属塩である、ジアセタールの流動性を向上させる方法。
ポリオレフィン樹脂、及び項1〜8のいずれかに記載のジアセタール含有組成物を混合する工程を備える、項9に記載のポリオレフィン樹脂組成物を製造する方法。
項9に記載のポリオレフィン樹脂組成物を混練り機で溶融混練する工程、得られた溶融混練物を押出機によって押し出し、ストランドを得る工程、得られたストランドを冷却する工程、及び冷却されたストランドをカッティングしてペレットタイプのポリオレフィン樹脂組成物を製造する工程を備える、項13に記載の製造方法。
前記ポリオレフィン樹脂組成物が、ジアセタール含有組成物の含有量が高いマスターバッチペレットタイプである、項13又は項14に記載の製造方法。
射出成形、押出成形、ブロー成形、圧空成形、回転成形、又はフィルム成形方法により、項10に記載の樹脂成形体を製造する方法。
平均粒径5μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下である前記成分(B)が、ジェットミルタイプの気流式粉砕機を用いて粉砕した微粉体である、項1〜8のいずれかに記載のジアセタール含有組成物。
ジェットミルタイプの気流式粉砕機を用いて微粉砕することを特徴とする平均粒径5μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下である前記成分(B)の微粉体の製造方法。
前記ポリオレフィン樹脂組成物が、ジアセタール含有組成物の含有量が高いマスターバッチペレットタイプである、項9に記載のポリオレフィン樹脂組成物。
本発明に係るジアセタール含有組成物は、成分(A):一般式(1):
ジアセタールは、下記一般式(1):
R3は、水素原子、直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル基、直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数2〜4のアルケニル基又は直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を示す。
m及びnは、それぞれ1〜5の整数を示す。
pは0又は1を示す。
2つのR1は互いに結合してそれらが結合するベンゼン環と共にテトラリン環を形成していてもよく、又、
2つのR2基は互いに結合してそれらが結合するベンゼン環と共にテトラリン環を形成していてもよい。]
で表される少なくとも1種のジアセタールを用いることができる。
1,3:2,4−ビス−O−(o−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−エチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−エチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−エチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−イソプロピルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−イソプロピルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−イソプロピルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−n−プロピルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−n−プロピルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−n−プロピルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−n−ブチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−n−ブチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−n−ブチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−tert−ブチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−tert−ブチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−tert−ブチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,3’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,5’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,6’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,5’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,3’−ジエチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’−ジエチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,5’−ジエチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,6’−ジエチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジエチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,5’−ジエチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’,5’−トリメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’,5’−トリメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’,5’−トリエチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’,5’−トリエチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−メトキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−メトキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−メトキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−エトキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−エトキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−エトキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−イソプロポキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−イソプロポキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−イソプロポキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−n−プロポキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−n−プロポキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−n−プロポキシベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−メトキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−メトキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−エトキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−エトキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−エトキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−イソプロポキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−イソプロポキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−イソプロポキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−n−プロポキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−n−プロポキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−n−プロポキシカルボニルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−フルオロベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−フルオロベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−フルオロベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−クロロベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−クロロベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−クロロベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(o−ブロモベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(m−ブロモベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−ブロモベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−ベンジリデン−2,4−O−(p−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(p−メチルベンジリデン)−2,4−O−ベンジリデン−D−ソルビトール、
1,3−O−ベンジリデン−2,4−O−(p−エチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(p−エチルベンジリデン)−2,4−O−ベンジリデン−D−ソルビトール、
1,3−O−ベンジリデン−2,4−O−(p−クロロベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(p−クロロベンジリデン)−2,4−O−ベンジリデン−D−ソルビトール、
1,3−O−ベンジリデン−2,4−O−(2’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(2’,4’−ジメチルベンジリデン)−2,4−O−ベンジリデン−D−ソルビトール、
1,3−O−ベンジリデン−2,4−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−2,4−O−ベンジリデン−D−ソルビトール、
1,3−O−(p−メチルベンジリデン)−2,4−O−(p−エチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(p−エチルベンジリデン)−2,4−O−(p−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(p−メチルベンジリデン)−2,4−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−2,4−O−p−メチルベンジリデン−D−ソルビトール、
1,3−O−(p−エチルベンジリデン)−2,4−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−2,4−O−p−エチルベンジリデン−D−ソルビトール、
1,3−O−(p−メチルベンジリデン)−2,4−O−(p−クロロベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(p−クロロベンジリデン)−2,4−O−(p−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−ベンジリデン−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−メチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−エチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−n−プロピルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,3’−ジメチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’−ジメチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,5’−ジメチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,6’−ジメチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,5’−ジメチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,3’−ジエチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’−ジエチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,5’−ジエチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,6’−ジエチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジエチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,5’−ジエチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−メチル−4’−メトキシベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジクロロベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−メチル−4’−フルオロベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−ブロモ−4’−エチルベンジリデン)−1−メチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−ベンジリデン−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−メチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−エチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−n−プロピルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,3’−ジメチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’−ジメチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,5’−ジメチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,6’−ジメチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,5’−ジメチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,3’−ジエチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’−ジエチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,5’−ジエチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,6’−ジエチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジエチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,5’−ジエチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−メチル−4’−メトキシベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジクロロベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−メチル−4’−フルオロベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−ブロモ−4’−エチルベンジリデン)−1−エチルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−ベンジリデン−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−メチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−エチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−n−プロピルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,3’−ジメチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’−ジメチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,5’−ジメチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,6’−ジメチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,5’−ジメチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,3’−ジエチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’−ジエチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,5’−ジエチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,6’−ジエチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジエチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,5’−ジエチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−メチル−4’−メトキシベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジクロロベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−メチル−4’−フルオロベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−ブロモ−4’−エチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−ベンジリデン−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−メチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−エチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−n−プロピルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,3’−ジメチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’−ジメチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,5’−ジメチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,6’−ジメチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,5’−ジメチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,3’−ジエチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’−ジエチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,5’−ジエチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,6’−ジエチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジエチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,5’−ジエチルベンジリデン)−1−n−プロピルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−メチル−4’−メトキシベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジクロロベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−メトキシカルボニルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−メチル−4’−フルオロベンジリデン)−1−アリルソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’−ブロモ−4’−エチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール
等が例示される。
1,3:2,4−ビス−O−(p−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−エチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−イソプロピルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(p−n−プロピルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(2’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3:2,4−ビス−O−(3’,5’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(p−メチルベンジリデン)−2,4−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
1,3−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−2,4−O−p−メチルベンジリデン−D−ソルビトール、
1,3−O−(p−エチルベンジリデン)−2,4−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、及び
1,3−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−2,4−O−p−エチルベンジリデン−D−ソルビトールが好ましい。
1,3:2,4−ビス−O−(p−エチルベンジリデン)−D−ソルビトール、及び
1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトールが特に好ましい。
本発明に係る成分(B)は、C12−C22脂肪酸金属塩である。
成分(A)の平均粒径が4〜15μmであり、及び成分(B)の平均粒径が5μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下であるジアセタール組成物;並びに
成分(A)の平均粒径が4μm以下であり、及び成分(B)の平均粒径が5μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下であるジアセタール組成物である。中でも、本発明のジアセタール組成物において、成分(B)の含有量は成分(A)よりも少量であることから、生産性、粉体の取扱性等の観点から、成分(B)を平均粒径4μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下とするジアセタール組成物を用いることがより好ましい。
本発明に係るジアセタール含有組成物は、さらに、成分(C):ソルビタンC8−C22脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビタンC8−C22脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも一種を含んでいてもよい。
ソルビタンモノラウレート、
ソルビタンモノミリステート、
ソルビタンモノパルミテート、
ソルビタンモノステアレート、
ソルビタンモノイソステアレート、
ソルビタンモノオレエート、
ソルビタントリラウレート、
ソルビタントリミリステート、
ソルビタントリパルミテート、
ソルビタントリステアレート、
ソルビタントリイソステアレート、
ソルビタントリオレエート等が例示される。
ソルビタンモノパルミテート、
ソルビタンモノステアレート、
ソルビタンモノイソステアレート、
ソルビタンモノオレエート、
ソルビタントリミリステート、
ソルビタントリパルミテート、
ソルビタントリステアレート、
ソルビタントリイソステアレート、及び
ソルビタントリオレエートが挙げられる。
ソルビタントリパルミテート、
ソルビタントリステアレート、
ソルビタントリイソステアレート、及び
ソルビタントリオレエートが挙げられる。
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタンモノミリステート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタンモノパルミテート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタンモノステアレート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタンモノイソステアレート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタンモノオレエート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタントリラウレート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタントリミリステート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタントリパルミテート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタントリステアレート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタントリイソステアレート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタントリオレエート等が例示される。
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタンモノパルミテート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタンモノステアレート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタンモノイソステアレート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタンモノオレエート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタントリミリステート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタントリパルミテート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタントリステアレート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタントリイソステアレート、及び
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタントリオレエートが挙げられる。
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタントリパルミテート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタントリステアレート、
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタントリイソステアレート、及び
ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタントリオレエートが挙げられる。
本発明のジアセタール含有組成物は、成分(A)、及び成分(B)を含む組成物であり、さらに成分(C)を含んでいてもよい組成物であるが、前記の成分(A)、成分(B)、及び成分(C)以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の成分を含んでいてもよい。
成分(A)+成分(B)
本発明のジアセタール含有組成物中に含まれる、成分(A)及び成分(B)の組合せとしては、その下位概念である以下の成分(A’)、及び成分(B’)の組合せであることが好ましい。
q及びrは、それぞれ1又は2である。
で表される少なくとも1種のジアセタール、並びに
成分(B’):ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びベヘン酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種の脂肪酸と、亜鉛、マグネシウム及びカルシウムよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなる脂肪酸金属塩、
を含む粒状又は粉末状のジアセタール含有組成物。
成分(A’):1,3:2,4−ビス−O−(3,4−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、及び
成分(B’):ステアリン酸又はベヘン酸と、亜鉛、及びカルシウムよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなる脂肪酸金属塩、
である。
成分(A’):1,3:2,4−ビス−O−(3,4−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、及び
成分(B’):ステアリン酸カルシウム
を含むジアセール組成物が推奨される。
本発明のジアセタール含有組成物中に含まれる、成分(A)、成分(B)、及び成分(C)の組合せとしては、その下位概念である以下の成分(A’)、成分(B’)、及び成分(C’)の組合せであることが好ましい。
q及びrは、それぞれ1又は2である。
で表される少なくとも1種のジアセタール、
成分(B’):ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びベヘン酸よりなる群から選ばれる少なくとも1種の脂肪酸と、亜鉛、マグネシウム及びカルシウムよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなる脂肪酸金属塩、並びに
成分(C’):ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:2〜30)ソルビタンC8−C22脂肪酸トリエステル、
を含むジアセタール含有組成物。
成分(A’):1,3:2,4−ビス−O−(3,4−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール、
成分(B’):ステアリン酸又はベヘン酸と、亜鉛、及びカルシウムよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属からなる脂肪酸金属塩、及び
成分(C’):ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタンC8−C22脂肪酸トリエステルである。
成分(B’):ステアリン酸カルシウム、及び
成分(C’):ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:5〜20)ソルビタンC20脂肪酸トリステアレート
を含むジアセール組成物が推奨される。
本発明のジアセタール含有組成物の形態は、基本的に粉末である。形状としては、球状、円柱状、繊維状等の種々の形態を取ることができる。
本発明のジアセタール含有組成物の製造方法は、上記成分(A)及び成分(B)を粉砕する工程、上記成分(A)及び成分(B)、又は、上記成分(A)、成分(B)及び成分(C)を混合する工程を具備することを特徴とする。かかる粉砕方法及び混合方法は、所望のジアセタール含有組成物が得られる限り、特に限定されるものではない。
(ii) 必要に応じて予め粉砕された成分(A)及び必要に応じて予め粉砕された成分(B)を公知の混合装置を用いて粉体混合(ドライブレンド)する方法、
(iii) メタノール、エタノール等の炭素数1〜3の低級アルコール類、水等の分散媒に、成分(A)、及び成分(B)を入れ、室温若しくは加温下で攪拌混合してスラリー状若しくは膨潤した状態にした後、該分散媒を留去する方法、
(iv) メタノール、エタノール等の炭素数1〜3の低級アルコール類、水等の分散媒に、成分(A)を入れて室温若しくは加温下で攪拌してスラリー状若しくは膨潤した状態にした後、成分(B)をそのまま或いはメタノール、エタノール等の炭素数1〜3の低級アルコール類、水等に分散させた状態で添加して混合し、次いで該分散媒を留去する方法。
(i) 従来公知の一般式(1)で表されるジアセタール製造方法(例えば特開平2−231488号公報に記載の方法)に従って、当該ジアセタールを製造する過程で、必要に応じて予め粉砕された成分(B)、及び成分(C)を個別にまたは同時に混合する方法、
(ii) 必要に応じて予め粉砕された成分(A)、必要に応じて予め粉砕された成分(B)、及び成分(C)を公知の混合装置を用いて粉体混合(ドライブレンド)する方法、
(iii) メタノール、エタノール等の炭素数1〜3の低級アルコール類や水等の分散媒に、成分(A)、成分(B)、成分(C)を入れ、室温若しくは加温下で攪拌して混合してスラリー状若しくは膨潤した状態にした後、該分散媒を留去する方法、
(iv) メタノール、エタノール等の炭素数1〜3の低級アルコール類や水等の分散媒に、成分(A)を入れて室温若しくは加温下で攪拌してスラリー状若しくは膨潤した状態にした後、成分(B)、及び/又は成分(C)をそのまま或いはメタノール、エタノール等の炭素数1〜3の低級アルコール類や水等の溶液状態で添加して混合し、次いで該分散媒を留去する方法。
本発明は、成分(A)に対して、成分(B)、及び成分(C)(又は、成分(A’)に対して、成分(B’)、及び成分(C’))を配合することによって、ジアセタールの流動性を向上させる方法にも関する。前記成分(A)、成分(B)、及び成分(C)(又は、成分(A’)、成分(B’)、及び成分(C’))は、前記の「1.ジアセタール含有組成物」で挙げられたものと同様の成分のものが挙げられ、成分(A)、成分(B)、及び成分(C)(又は、成分(A’)、成分(B’)、及び成分(C’))の各種配合量、並びに配合割合は、前記の「1.ジアセタール含有組成物」で挙げられた各種含有量、及び含有割合と同じである。
本発明のポリオレフィン樹脂組成物は、ジアセタール含有組成物、及びポリオレフィン樹脂を含有する。
本発明のポリオレフィン樹脂組成物の製造方法としては、例えば、次の方法が例示できる:
(a)ポリオレフィン樹脂、及び本発明のジアセタール含有組成物を混合する工程を備えるポリオレフィン樹脂組成物を製造する方法、具体的には、ポリオレフィン樹脂(粉末、顆粒、フレーク又はペレット)と、本発明のジアセタール含有組成物及び必要に応じて前記の添加剤を、慣用の混合機を用いて混合してドライブレンドタイプのポリオレフィン樹脂組成物を製造する方法、
(b)このドライブレンドタイプのポリオレフィン樹脂組成物を混練り機で溶融混練する工程、得られた溶融混練物を押出機によって押し出し、ストランドを得る工程、得られたストランドを冷却する工程、及び冷却されたストランドをカッティングしてペレットタイプのポリオレフィン樹脂組成物を製造する工程を備えるポリオレフィン樹脂組成物を製造する方法、具体的には、このドライブレンドタイプのポリオレフィン樹脂組成物を、慣用の混練り機、例えば一軸、二軸の押し出し機等を用いて、所望の温度で溶融混練し、押し出されたストランドを冷却し、次いで冷却されたストランドをカッティングしてペレットタイプのポリオレフィン樹脂組成物を製造する方法、
(c)ポリオレフィン樹脂組成物が、ジアセタール含有組成物の含有量が高いマスターバッチペレットタイプであるポリオレフィン樹脂組成物を製造する方法、ここで該ジアセタール含有組成物の含有量としては、特に制限はないが、該ジアセタール含有組成物が、ポリオレフィン樹脂組成物中に、通常2〜20重量%程度含まれており、好ましくは、3〜15重量%である。
本発明の樹脂成形体は、上記本発明のポリオレフィン樹脂組成物を慣用されている成形法に従って成形することにより得られる。本発明に係るポリオレフィン樹脂組成物を成形するに際しては、射出成形、押出成形、ブロー成形、圧空成形、回転成形、フィルム成形等の従来公知の成形方法のいずれも採用できる。成形条件としては、従来採用されている条件が広い範囲から適宜選択できる。
ジアセタールの平均粒径は、レーザー回折式粒度分布計(マルバーンインスツルメンツ社製、「マスターサイザー3000」)を用いて、以下の方法により決定した。まず、湿式測定セルを用い、十分に撹拌混合することで、分散剤として界面活性剤を加えた水溶液中に、試料を分散させ、続いて、得られた混合物を装置内で更に撹拌、循環させながら、超音波を当てて装置内にて十分に均一に分散させた。その後、超音波を当てながら試料の粒度分布を測定した。得られた粒度分布より体積基準累積50%粒径を求め、平均粒径とした。
脂肪酸金属塩の粒径の均一度は、上記脂肪酸金属塩の平均粒径と同様の方法にて測定した粒度分布測定結果より、体積基準累積10%粒径(D10)及び体積基準累積60%粒径(D60)を求め、その比(D60/D10)を計算し、粒径の均一度とした。D60/D10の値が1に近いほど、粒径が均一、即ち単分散に近い粒度分布を有する。
漏斗をメスシリンダーの開口部上2cmとなるように、かつそれと軸が一致するように垂直に保持し、漏斗を通して100mLのメスシリンダーに下記実施例及び比較例において調製されたジアセタール含有組成物を100mLゆっくりと入れた。秤を用いてメスシリンダー内のジアセタール含有組成物の重量を0.1gの桁まで測定した。メスシリンダーをゴムシートの上5cmの高さから垂直に落下させる操作(タッピング)を50回繰り返した。メスシリンダー内のジアセタール含有組成物の容量を0.1mLの桁まで読み取り、下記式(1)を用いてかさ密度を求めた。
下記の実施例及び比較例において、ジアセタール含有組成物の粉体流動性に関する評価として、安息角の試験、漏斗からの排出試験及びフィード送り試験を以下の方法で行った。
25℃、湿度60%の条件下で、下記実施例及び比較例において製造されたジアセタール含有組成物1gを、一定高さ(漏斗上部までの高さが1cm)から、漏斗(直径3cm、穴の直径0.5cm)へ注ぎ、振動させずに円形台(台の直径2.5cm)の上に落下させる(漏斗の下口の直径は、0.5cmであり、下口から落下地点までの高さは3cm)。落下した円錐状の堆積物の高さを測定し、水平面と母線のなす角を計算から求め、安息角(単位:度)とした。この安息角が小さいほど粉末流動性が良いことを示す。
下記実施例及び比較例において製造されたジアセタール含有組成物を10g、及びポリプロピレン樹脂(エチレン含有量3.5重量%のアイソタクチックランダムポリプロピレン樹脂(MFR=7g/10分、以下、「r−PP」と略記する。))を30g、500mLビーカーに入れて、5分間攪拌した。得られた混合物を、一定高さ(漏斗の上部までの高さが5cm)から、漏斗(直径1.5cm)へ注ぎ、振動させずに落下させる。混合物が漏斗から排出されるかを評価した。
5:混合物が全て速やかに漏斗から排出され、漏斗内壁の付着物もほとんど確認されない
4:混合物が全て漏斗から排出されるが、かすかに漏斗内壁に付着物が確認される
3:混合物がわずかに漏斗から排出されずに残るが、わずかな衝撃により残った混合物も全て排出される
2:混合物が漏斗から排出されずに残り、わずかな衝撃だけでは漏斗上に残った混合物を排出することは困難である
1:混合物が漏斗から排出されずに多量に残り、衝撃を与えても漏斗上に残った混合物を排出することは困難である
下記実施例及び比較例において製造されたジアセタール含有組成物200gを二軸スクリュー型フィーダー(株式会社クボタ製KF−C2000)に投入後、モータースクリュー出力(MV)を10%に設定し、アジテーターを駆動させて該ジアセタール含有組成物を排出した。排出されたジアセタール含有組成物の量を秤量し、下記式(2)を用いて排出比を求めた。
a1−2:1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール(平均粒径3μm)
a1−3:1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール(平均粒径1μm)
a2−1:1,3:2,4−ジベンジリデン−D−ソルビトール(平均粒径10μm)
a3−1:1,3:2,4−ビス−O−(4’−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール(平均粒径10μm)
a4−1:1,2,3―トリデオキシ−4,6:5,7−ビス−O−[(4−プロピルフェニル)メチレン]−ノニトール(平均粒径5μm)
b1−1:ステアリン酸カルシウム(平均粒径7μm、粒径の均一度3.9、日東化成工業(株)製、Ca−St)
b1−2:ステアリン酸カルシウム(平均粒径3μm、粒径の均一度2.8)
b1−3:ステアリン酸カルシウム(平均粒径1μm、粒径の均一度2.7)
b2−1:ステアリン酸亜鉛(平均粒径5μm、粒径の均一度3.3、日東化成工業(株)製、Zn−St)
b2−2:ステアリン酸亜鉛(平均粒径3μm、粒径の均一度2.7)
b3−1:ベヘン酸カルシウム(平均粒径7μm、粒径の均一度3.5)
b4−1:ベヘン酸亜鉛(平均粒径7μm、粒径の均一度3.4)
c1−1:ポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:20)ソルビタントリステアレート
平均粒径5μmの1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール(a1−1)を、ジェットミル粉砕機(日本ニューマチック工業株式会社製PJM‐80SP)を用いて、アジテーター回転数250rpm、空気圧0.6MPaの条件下で、室温にて粉砕し、微粉体(a1−2)を得た。
平均粒径5μmの1,3:2,4−ビス−O−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール(a1−1)を、ジェットミル粉砕機(日本ニューマチック工業株式会社製PJM‐80SP)を用いて、アジテーター回転数250rpm、空気圧0.6MPaの条件下で、室温にて粉砕し、得られた微粉体をさらに同条件にて粉砕することで、微粉体(a1−3)を得た。
平均粒径7μmのステアリン酸カルシウム(b1−1)を、ジェットミル粉砕機(日本ニューマチック工業株式会社製PJM‐80SP)を用いて、アジテーター回転数250rpm、空気圧0.6MPaの条件下で、室温にて粉砕し、微粉体(b1−2)を得た。
平均粒径7μmのステアリン酸カルシウム(b1−1)を、ジェットミル粉砕機(日本ニューマチック工業株式会社製PJM‐80SP)を用いて、アジテーター回転数250rpm、空気圧0.6MPaの条件下で、室温にて粉砕し、得られた微粉体をさらに同条件にて粉砕することで、微粉体(b1−3)を得た。
平均粒径7μmのステアリン酸カルシウム(b1−1)の代わりに、平均粒径5μmのステアリン酸亜鉛(b2−1)を用いた以外は製造例1と同様に行って、微粉体(b2−2)を得た。
成分(A)として平均粒径5μmの1,3:2,4−ビス−O−(3’,
4’−ジメチルベンジリデン)−D−ソルビトール(以下、「3,4DMDBS」と略記する。a1−1)、及び成分(B)として平均粒径3μm、粒径の均一度2.8のステアリン酸カルシウム(b1−2)を表1記載の配合量となるように均一に混合し、ジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)として、ステアリン酸カルシウム(b1−2)の代わりに平均粒径1μm、粒径の均一度2.7のステアリン酸カルシウム(b1−3)を用いたこと以外は、実施例4と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)として、ステアリン酸カルシウム(b1−2)の代わりに平均粒径3μm、粒径の均一度2.7のステアリン酸亜鉛(b2−2)を用いたこと以外は、実施例4と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(A)として、3,4DMDBS(a1−1)の代わりに平均粒径3μmの3,4DMDBS(a1−2)を用いたこと以外は、実施例4と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)として、ステアリン酸カルシウム(b1−2)の代わりに平均粒径7μm、粒径の均一度3.9のステアリン酸カルシウム(b1−1)を用いたこと以外は、実施例10と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(A)として、3,4DMDBS(a1−1)の代わりに平均粒径1μmの3,4DMDBS(a1−3)を用いたこと以外は、実施例11と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(A)として、3,4DMDBS(a1−1)の代わりに平均粒径10μmの1,3:2,4−ジベンジリデン−D−ソルビトール(以下、「DBS」と略記する。a2−1)を用いたこと以外は、実施例4と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(A)として、3,4DMDBS(a1−1)の代わりに平均粒径10μmの1,3:2,4−ビス−O−(4’−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール(以下、「MDBS」と略記する。a3−1)を用いたこと以外は、実施例4と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(A)として、3,4DMDBS(a1−1)の代わりに平均粒径10μmの1,2,3―トリデオキシ−4,6:5,7−ビス−O−[(4−プロピルフェニル)メチレン]−ノニトール(a4−1)を用いたこと以外は、実施例4と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(A)として平均粒径5μmの3,4DMDBS(a1−1)、成分(C)
としてポリオキシエチレン(エチレンオキシド平均付加モル数:20)ソルビタントリステアレート(c1−1)を表1記載の配合量となるように均一に混合後、更に成分(B)として平均粒径3μm、粒径の均一度2.8のステアリン酸カルシウム(b1−2)を表1記載の配合量となるように加えて均一に混合し、ジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)として、ステアリン酸カルシウム(b1−2)の代わりに平均粒径3μm、粒径の均一度2.7のステアリン酸亜鉛(b2−2)を用いたこと以外は、実施例17と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(A)として、3,4DMDBS(a1−1)の代わりに平均粒径3μmの3,4DMDBS(a1−2)を用いたこと以外は、実施例17と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)として、ステアリン酸カルシウム(b1−2)の代わりに平均粒径3μm、粒径の均一度2.7のステアリン酸亜鉛(b2−2)を用いたこと以外は、実施例20と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(A)として、3,4DMDBS(a1−1)の代わりに平均粒径10μmのDBS(a2−1)を用いたこと以外は、実施例17と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(A)として、3,4DMDBS(a1−1)の代わりに平均粒径7μmのMDBS(a3−1)を用いたこと以外は、実施例17と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(A)として、3,4DMDBS(a1−1)の代わりに平均粒径5μmの1,2,3―トリデオキシ−4,6:5,7−ビス−O−[(4−プロピルフェニル)メチレン]−ノニトール(a4−1)を用いたこと以外は、実施例17と同様にしてジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物を用いて、粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)として、ステアリン酸カルシウム(b1−2)の代わりに平均粒径7μm、粒径の均一度3.9のステアリン酸カルシウム(b1−1)を用いたこと以外は、実施例4と同様にして、ジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物の粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)として、ステアリン酸亜鉛(b2−2)の代わりに平均粒径5μm、粒径の均一度3.3のステアリン酸亜鉛(b2−1)を用いたこと以外は、実施例9と同様にして、ジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物の粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)として、ステアリン酸カルシウム(b1−2)の代わりに平均粒径7μm、粒径の均一度3.5のベヘン酸カルシウム(b3−1)を用いたこと以外は、実施例4と同様にして、ジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物の粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)として、ステアリン酸カルシウム(b1−2)の代わりに平均粒径7μm、粒径の均一度3.4のベヘン酸亜鉛(b4−1)を用いたこと以外は、実施例4と同様にして、ジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物の粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)として、ステアリン酸カルシウム(b1−2)の代わりに平均粒径7μm、粒径の均一度3.9のステアリン酸カルシウム(b1−1)を用いたこと以外は、実施例17と同様にして、ジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物の粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)として、ステアリン酸亜鉛(b2−2)の代わりに平均粒径7μm、粒径の均一度3.3のステアリン酸亜鉛(b2−1)を用いたこと以外は、実施例19と同様にして、ジアセタール含有組成物を得た。得られたジアセタール含有組成物の粉体流動性の評価を行い、評価結果を表3に示した。
成分(B)を含まない成分(A)のみの粉体流動性の評価を行い、得られた結果を表3に示した。
2 アジテーター
3 2軸型スクリュー
Claims (12)
- 成分(A):一般式(1):
R3は、水素原子、直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のアルキル基、直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数2〜4のアルケニル基又は直鎖状若しくは分岐鎖状の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を示す。
m及びnは、それぞれ1〜5の整数を示す。
pは0又は1を示す。
2つのR1は互いに結合してそれらが結合するベンゼン環と共にテトラリン環を形成していてもよい。2つのR 2 は互いに結合してそれらが結合するベンゼン環と共にテトラリン環を形成していてもよい。]
で表される少なくとも1種のジアセタール、及び
成分(B):C12−C22脂肪酸金属塩を含む、ジアセタール含有組成物であって、
前記成分(A)が、平均粒径4μm以下のジアセタールであり、更に、成分(B)の含有量が、成分(A)100重量部に対して0.5〜30重量部である、ジアセタール含有組成物、及び/又は
前記成分(B)が、平均粒径5μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下のC12−C22脂肪酸金属塩であり、更に、成分(B)の含有量が、成分(A)100重量部に対して0.5〜30重量部である、ジアセタール含有組成物。 - 成分(A)が、平均粒径4μm以下のジアセタールであり、かつ
成分(B)が、平均粒径20μm以下のC 12 −C 22 脂肪酸金属塩である、請求項1に記載のジアセタール含有組成物。 - 成分(A)が、平均粒径15μm以下のジアセタールであり、かつ
成分(B)が、平均粒径5μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下のC 12 −C 22 脂肪酸金属塩である、請求項1に記載のジアセタール含有組成物。 - 成分(A)が、平均粒径4μm以下のジアセタールであり、かつ
成分(B)が、平均粒径5μm以下であり、かつ粒径の均一度が3以下のC 12 −C 22 脂肪酸金属塩である、請求項1に記載のジアセタール含有組成物。 - 成分(B)が、C12−C22脂肪酸と、リチウム、亜鉛、マグネシウム及びカルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属からなる脂肪酸金属塩である、請求項1〜4のいずれかに記載のジアセタール含有組成物。
- 成分(B)が、C12−C22脂肪酸亜鉛塩、又はC12−C22脂肪酸カルシウム塩である、請求項1〜5のいずれかに記載のジアセタール含有組成物。
- 成分(B)が、C12−C22脂肪酸カルシウム塩である、請求項1〜6のいずれかに記載のジアセタール含有組成物。
- さらに、成分(C):ソルビタンC8−C22脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビタンC8−C22脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1〜7のいずれかに記載のジアセタール含有組成物。
- 成分(C)が、ポリオキシエチレンソルビタンC8−C22脂肪酸トリエステルである請求項1〜8のいずれかに記載のジアセタール含有組成物。
- 請求項1〜9のいずれかに記載のジアセタール含有組成物及びポリオレフィン樹脂を含有するポリオレフィン樹脂組成物。
- 請求項10に記載のポリオレフィン樹脂組成物を成形して得られる樹脂成形体。
- 請求項1〜9のいずれかに記載のジアセタール含有組成物の製造方法であって、
下記(工程a)〜(工程c)のいずれかの工程:
(工程a)平均粒径4μm以下の成分(A)及び平均粒径5μm以下であり、かつ粒径の
均一度が3以下の成分(B)を混合する工程、
(工程b)平均粒径4μm〜15μmの範囲である成分(A)及び平均粒径5μm以下で
あり、かつ粒径の均一度が3以下の成分(B)を混合する工程、
(工程c)平均粒径4μm以下の成分(A)及び平均粒径5μm〜20μmの範囲である
成分(B)を混合する工程
を備える、ジアセタール含有組成物の製造方法。
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