JP6390956B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられる現像装置、及び、その現像装置を備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置は、一般に、少なくともトナーを含有する現像剤を収容するケーシング、ケーシング内の現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材、及び、現像剤を表面に担持して搬送する現像剤担持体などから構成される。
ケーシング内では、現像剤搬送部材である搬送スクリュにより現像剤搬送路で現像剤が攪拌搬送されており、その攪拌搬送されている現像剤の一部が現像剤担持体である現像ローラの表面へ供給され担持される。現像ローラの表面に担持された現像剤は、現像ローラの回転に伴って現像ローラ回転方向へ搬送され、潜像担持体である感光体との対向領域である現像領域を通過する。
現像ローラには、電源から現像バイアスが印加されており、現像ローラの表面に担持された現像剤中のトナーは、現像領域の通過時に、感光体上に形成された潜像と現像ローラとの電位差によって前記潜像に転移し当該潜像を現像する。その後、現像領域を通過した現像剤は、現像ローラの回転に伴ってケーシング内に回収される。
特許文献1には、ケーシングをアルミニウムなどの金属で形成した現像装置が記載されている。ケーシングには、ケーシング内を、上下に仕切る仕切り壁を有しており、仕切り壁により仕切られた上方の空間は、現像ローラに現像剤を供給する現像剤供給部たる供給搬送路となっており、下方の空間は、現像ローラ上の現像済みの現像剤を現像ローラから回収する現像剤回収部たる回収搬送路となっている。
ケーシングをアルミニウムなどの導電性部材で形成した場合、画像濃度の低下などの画像不良が生じてしまった。そこで、本出願人が鋭意研究したところ、上記仕切り壁の現像ローラと対向する部分と現像ローラとの間で放電が発生し、現像ローラに印加する現像バイアスが低下していることわかった。そこで、仕切り壁を、現像ローラから離したところ、仕切り壁への放電は、防止できた。しかしながら、供給搬送路から現像ローラへ現像剤を供給する際に、現像ローラと仕切り壁との間から現像剤が回収搬送路へと落下するという不具合が発生した。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、現像剤を表面上に担持して回転することにより潜像担持体の表面と対向する現像領域へ現像剤を搬送する現像剤担持体と、現像剤を収容する現像剤収容部を形成し、内部に配置された該現像剤担持体の表面移動方向における該現像剤担持体の表面の一部を該潜像担持体に対向させるための開口部が設けられた導電性の現像ケーシングと、前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加手段とを備えた現像装置において、前記現像ケーシングは、該現像ケーシング内を上方と下方とに仕切る仕切り壁を有し、該仕切り壁の前記現像剤担持体との対向部に絶縁性の剤落下防止部材を設け、前記現像ケーシングに固定ネジ止めされ、前記現像領域に対して現像剤担持体回転方向下流側で前記現像剤担持体と所定のギャップを有して対向し、前記現像剤担持体の現像剤を、前記現像ケーシング内に進入させるケーシングギャップを形成する絶縁性部材で構成された回収壁部材と、前記現像ケーシングの前記現像剤担持体の回転軸方向端部に取り付けられる側板とを備え、前記回収壁部材は、前記固定ネジが挿入され、上下方向の延びる調整穴と、前記側板に設けられた壁位置決め突起が嵌る位置決め溝とを有し、前記回収壁部部材と前記現像ケーシングとにより上下方向で挟まれた弾性シール部材を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、現像剤剤担持体と、現像ケーシング内を上下に仕切る仕切り壁との間の放電を防止するととともに、仕切り壁と現像剤担持体との隙間から現像剤が落下するのを抑制することができる。
実施形態に係る複写機の概略構成図。 プロセスカートリッジの奥側の斜視図。 同プロセスカートリッジの手前側斜視図。 同プロセスカートリッジの概略構成図。 従来の現像装置の概略構成図。 本実施形態の現像装置を示す概略構成図。 同現像装置の第一仕切り壁と現像ローラとの対向部周辺の拡大図。 (a)は、本実施形態における現像ローラの電圧を調べたグラフであり、(b)は、従来の現像装置の現像ローラの電圧を調べたグラフ。 本実施形態の現像装置の斜視図。 現像ケーシングの手前側に取り付けられる手前側側板を現像装置中央側から見た斜視図。 同手前側側板を手前側見た斜視図。 現像ケーシングの他端側に取り付けられる奥側側板を現像装置中央側から見た斜視図。 現像ケーシングの斜視図。 回収壁部材の斜視図。 現像ケーシングと、現像ローラと、回収壁部材とを示す側面図。 手前側側板を現像ケーシングに取り付けた様子を示す断面図。 ギャップ調整時の現像装置の状態の一例を示す図。 現像剤回収口近傍の拡大図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、複数の感光体が並行配設されたタンデム型のカラーレーザー複写機(以下、単に「複写機」という)の一実施形態(以下、単に「実施形態」という)について説明する。
図1は、実施形態に係る複写機の概略構成図である。
この複写機はプリンタ部100、これを載せる給紙装置200、プリンタ部100の上に固定されたスキャナ300などを備えている。また、このスキャナ300の上に固定された原稿自動搬送装置400なども備えている。
プリンタ部100は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kからなる画像形成ユニット20を備えている。各符号の数字の後に付されたY,M,C,Kは、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラック用の部材であることを示している(以下同様)。
プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kの他には、光書込ユニット21、中間転写ユニット17、二次転写装置22、レジストローラ対49、ベルト定着方式の定着装置25などが配設されている。
光書込ユニット21は、図示しない光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどを有し、画像データに基づいて後述の感光体の表面にレーザ光を照射する。
図2は、プロセスカートリッジ18の奥側の斜視図であり、図3は、プロセスカートリッジ18の手前側斜視図である。
ここで、各プロセスカートリッジ18の構成はほぼ同様であるので、以下の説明では色分け用の添え字(Y,C,M,K)を省略して、プロセスカートリッジ18の構成及び動作について説明する。
プロセスカートリッジ18は、図中矢印Aで示す方向に向けて装置手前側から奥側へ複写機本体内の装着空間へ挿入されることで、複写機本体に装着される。
プロセスカートリッジ18は、ドラム状の感光体1と、感光体1の周りに配置されたドラムクリーニングユニット72、帯電ユニット71及び現像装置4を備えている。現像装置4の現像ケーシング4aの側面に放熱部120が形成されている。
図4は、プロセスカートリッジ18の概略構成図である。
図4に示すように、ドラムクリーニングユニット72は、感光体1の回転軸方向に長尺な弾性部材であるクリーニングブレード72aと、排出スクリュ72bとから主に構成されている。
クリーニングブレード72aにおけるその長尺方向に延びる一辺(当接辺)をエッジ部として感光体1の表面に押しつけて、感光体1表面上の転写残トナー等の不要な付着物を引き離し除去する。
除去されたトナーは、排出スクリュ72bによってドラムクリーニングユニット72の外に排出される。また、ドラムクリーニングユニット72には、直流電圧を印加された除電部材72cが配置されている。
帯電ユニット71は、感光体1に当接するように配置された帯電ローラ71aと、この帯電ローラ71aに当接して回転する帯電ローラクリーナ71bとから主として構成されている。
現像装置4は、図中矢印I方向に表面移動しながら感光体1の表面の潜像にトナーを供給し、現像する現像剤担持体としての現像ローラ5と、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤現像剤を貯留する現像剤貯留部3を形成する現像ケーシング4aとを備えている。なお、本実施形態では、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いるに二成分現像方式を採用しているが、磁力によって現像剤を後述する現像剤担持体上に担持する構成であれば、磁性一成分現像剤を用いる一成分現像方式を採用しても良い。
現像ローラ5は、内部に固設された複数の磁石からなるマグネットローラと、マグネットローラを内包しマグネットローラの周囲を回転する非磁性材料からなる円筒形状の現像スリーブとから構成される。複数の磁極を形成するマグネットローラの周囲を現像スリーブが回転することで、その回転にともない現像剤が現像ローラ5上を移動する。
現像ローラ5の現像スリーブ5aに現像バイアス印加手段たる現像電源150から現像バイアスが印加されることにより、現像領域では現像スリーブ5aと感光体1との間に現像電界が形成される。この現像電界により、現像領域では現像スリーブ5aの表面上の現像剤中のトナーが感光体1の表面上の潜像に供給され、感光体1上の潜像が現像される。本実施形態では、現像バイアスとして、ピーク電圧が1kV以上ACバイアスを現像スリーブ5aに印加している。現像バイアスを、ACバイアスとすることで、DCバイアスに比べてキャリアから離れるトナーを増加させ、現像能力を向上させることができ、鮮鋭性の高いシャープな画像を得ることができる。
また、現像ローラ5の供給スクリュ8との対向部から表面移動方向下流側には、現像ローラ5に供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制部材としての現像ドクタ12を備えている。
現像ケーシング4aは第一仕切り壁133と第二仕切り壁134とを有しており、現像剤貯留部3は、第一仕切り壁133と第二仕切り壁134とにより、供給搬送路9と回収搬送路7と攪拌搬送路10とに仕切られている。
現像剤供給部たる供給搬送路9には、現像ローラ5に現像剤を供給しながら図3の奥方向に現像剤を搬送する供給搬送部材としての供給スクリュ8が配置されている。供給スクリュ8は、回転軸とこの回転軸に設けられた羽部とを備え、回転することにより軸方向に現像剤を搬送する現像剤搬送スクリュである。
現像ローラ5の感光体1との対向部である現像部から表面移動方向下流側に配置され、現像部を通過した現像済みの現像剤は、現像剤回収部たる回収搬送路7に落下し回収される。
現像剤回収部たる回収搬送路7には、回収した回収現像剤を供給スクリュ8と同方向に搬送する回収搬送部材としての回収スクリュ6を備えている。供給スクリュ8を備えた供給搬送路9は現像ローラ5の横方向に、回収スクリュ6を備えた回収搬送路7は現像ローラ5の下方に並設されている。
攪拌搬送部たる攪拌搬送路10は、供給搬送路9の下方で回収搬送路7に並列して設けている。攪拌搬送路10は、現像剤を攪拌しながら供給スクリュ8とは逆方向である図中手前側に搬送する攪拌搬送部材としての攪拌スクリュ11を備えている。
供給搬送路9と攪拌搬送路10とは第一仕切り壁133によって仕切られている。第一仕切り壁133の供給搬送路9と攪拌搬送路10とを仕切る箇所は図中手前側と奥側との両端は開口部133a(図13参照)となっており、供給搬送路9と攪拌搬送路10とが連通している。
なお、供給搬送路9と回収搬送路7も第一仕切り壁133によって仕切られているが、第一仕切り壁133の供給搬送路9と回収搬送路7とを仕切る箇所には開口部を設けていない。
また、攪拌搬送路10と回収搬送路7との2つの搬送路は第二仕切り壁134によって仕切られている。第二仕切り壁134は、回収スクリュ6による現像剤搬送下流側が開口部134a(図13参照)となっており、攪拌搬送路10と回収搬送路7とが連通している。
また、供給搬送路9には、供給搬送路9内の現像剤が所定の嵩を越えた場合にその一部を現像装置4の外部に排出する現像剤排出口94を有している。さらに、現像剤排出口94から排出された現像剤を現像装置4の外部に搬送する排出搬送スクリュ2aを備えた排出搬送路2も有している。
排出搬送路2は、供給搬送路9の搬送方向下流側で仕切り壁135を挟んで供給搬送路9と隣り合うように配置され、現像剤排出口94は供給搬送路9と排出搬送路2とを連通するように仕切り壁135に設けられた開口である。
帯電手段たる帯電ユニット71によって、感光体1の表面は一様帯電される。帯電処理が施された感光体1の表面には、光書込ユニット21によって変調及び偏向されたレーザ光が照射される。すると、照射部(露光部)の電位が減衰する。この減衰により、感光体1表面に静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像手段たる現像装置4によって現像されてトナー像となる。
感光体1上に形成されたトナー像は、後述の中間転写ベルト110に一次転写される。一次転写後の感光体1の表面は、ドラムクリーニングユニット72のクリーニングブレード72aによって転写残トナーがクリーニングされる。クリーニングされた感光体1は、除電部材72cによって除電される。そして、帯電ユニット71によって一様帯電せしめられて、初期状態に戻る。
以上のような一連のプロセスは、プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kについて同様である。
次に、図1を用いて、中間転写ユニットについて説明する。
中間転写ユニット17は、中間転写ベルト110やベルトクリーニング装置90などを有している。また、張架ローラ14、駆動ローラ15、二次転写バックアップローラ16、4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kなども有している。
中間転写ベルト110は、張架ローラ14を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、図示しないベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ15の回転によって図中時計回りに無端移動せしめられる。
4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kは、それぞれ中間転写ベルト110の内周面側に接触するように配設され、図示しない電源から一次転写バイアスの印加を受ける。また、中間転写ベルト110をその内周面側から感光体1Y,M,C,Kに向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体と一次転写バイアスローラとの間に一次転写電界が形成される。
Y用の感光体1Y上に形成された上述のYトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト110上に一次転写される。このYトナー像の上には、M,C,K用の感光体1M,C,K上に形成されたM,C,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト110上には多重トナー像たる4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト110上に重ね合わせ転写された4色トナー像は、後述の二次転写ニップで図示しない記録体たる転写紙に二次転写される。二次転写ニップ通過後の中間転写ベルト110の表面に残留する転写残トナーは、図中左側の駆動ローラ15との間にベルトを挟み込むベルトクリーニング装置90によってクリーニングされる。
次に、二次転写装置22について説明する。
中間転写ユニット17の図中下方には、2本の張架ローラ23によって紙搬送ベルト24を張架している二次転写装置22が配設されている。紙搬送ベルト24は、少なくとも何れか一方の張架ローラ23の回転駆動に伴って、図中反時計回りに無端移動せしめられる。
2本の張架ローラ23のうち、図中右側に配設された一方のローラは、中間転写ユニット17の二次転写バックアップローラ16との間に、中間転写ベルト110及び紙搬送ベルト24を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ユニット17の中間転写ベルト110と、二次転写装置22の紙搬送ベルト24とが接触する二次転写ニップが形成されている。
そして、この一方の張架ローラ23には、トナーと逆極性の二次転写バイアスが図示しない電源によって印加される。この二次転写バイアスの印加により、二次転写ニップには中間転写ユニット17の中間転写ベルト110上の4色トナー像をベルト側からこの一方の張架ローラ23側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。
後述のレジストローラ対49によって中間転写ベルト110上の4色トナー像に同期するように二次転写ニップに送り込まれた転写紙には、この二次転写電界やニップ圧の影響を受けた4色トナー像が二次転写せしめられる。
なお、このように一方の張架ローラ23に二次転写バイアスを印加する二次転写方式に代えて、転写紙を非接触でチャージさせるチャージャを設けてもよい。
複写機本体の下部に設けられた給紙装置200には、内部に複数の転写紙を紙束の状態で複数枚重ねて収容可能な給紙カセット44が、鉛直方向に複数重なるように配設されている。
それぞれの給紙カセット44は、紙束の一番上の転写紙に給紙ローラ42を押し当てている。そして、給紙ローラ42を回転させることにより、一番上の転写紙を給紙路46に向けて送り出される。
給紙カセット44から送り出された転写紙を受け入れる給紙路46は、複数の搬送ローラ対47と、その路内の末端付近に設けられたレジストローラ対49とを有している。そして、転写紙をレジストローラ対49に向けて搬送する。レジストローラ対49に向けて搬送された転写紙は、レジストローラ対49のローラ間に挟まれる。
一方、中間転写ユニット17において、中間転写ベルト110上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って上記二次転写ニップに進入する。レジストローラ対49は、ローラ間に挟み込んだ転写紙を二次転写ニップにて4色トナー像に密着させ得るタイミングで送り出す。これにより、二次転写ニップでは、中間転写ベルト110上の4色トナー像が転写紙に密着する。そして、転写紙上に二次転写されて、白色の転写紙上でフルカラー画像となる。
このようにしてフルカラー画像が形成された転写紙は、紙搬送ベルト24の無端移動に伴って二次転写ニップを出た後、紙搬送ベルト24上から定着装置25に送られる。
定着装置25は、定着ベルト26を2本のローラによって張架しながら無端移動せしめるベルトユニットと、このベルトユニットの一方のローラに向けて押圧される加圧ローラ27とを備えている。
これら定着ベルト26と加圧ローラ27とは互いに当接して定着ニップを形成しており、紙搬送ベルト24から受け取った転写紙をここに挟み込む。
ベルトユニットにおける2本のローラのうち、加圧ローラ27から押圧される方のローラは、内部に図示しない熱源を有しており、これの発熱によって定着ベルト26を加圧する。加圧された定着ベルト26は、定着ニップに挟み込まれた転写紙を加熱する。この加熱やニップ圧の影響により、フルカラー画像が転写紙に定着せしめられる。
定着装置25内で定着処理が施された転写紙は、プリンタ筐体の図中左側板の外側に設けたスタック部57上にスタックされるか、もう一方の面にもトナー像を形成するために上述の二次転写ニップに戻されるかする。
図示しない原稿のコピーがとられる際には、例えばシート原稿の束が原稿自動搬送装置400の原稿台30上セットされる。
ただし、その原稿が本状に閉じられている片綴じ原稿である場合には、コンタクトガラス32上にセットされる。このセットに先立ち、複写機本体に対して原稿自動搬送装置400が開かれ、スキャナ300のコンタクトガラス32が露出される。この後、閉じられた原稿自動搬送装置400によって片綴じ原稿が押さえられる。
このようにして原稿がセットされた後、図示しないコピースタートスイッチが押下されると、スキャナ300による原稿読取動作がスタートする。
ただし、原稿自動搬送装置400にシート原稿がセットされた場合には、この原稿読取動作に先立って、原稿自動搬送装置400がシート原稿をコンタクトガラス32まで自動移動させる。
原稿読取動作では、まず、第一走行体33と第二走行体34とがともに走行を開始し、第一走行体33に設けられた光源から光が発射される。そして、原稿面からの反射光が第二走行体34内に設けられたミラーによって反射せしめられ、結像レンズ35を通過した後、読取センサ36に入射される。読取センサ36は、入射光に基づいて画像情報を構築する。
このような原稿読取動作と並行して、各プロセスカートリッジ18Y,M,C,K内の各機器や、中間転写ユニット17、二次転写装置22、定着装置25がそれぞれ駆動を開始する。
そして、読取センサ36によって構築された画像情報に基づいて、光書込ユニット21が駆動制御されて、各感光体1Y,M,C,K上に、Y,M,C,Kトナー像が形成される。これらトナー像は、中間転写ベルト110上に重ね合わせ転写された4色トナー像となる。
また、原稿読取動作の開始とほぼ同時に、給紙装置200内では給紙動作が開始される。この給紙動作では、給紙ローラ42の1つが選択回転せしめられ、ペーパーバンク43内に多段に収容される給紙カセット44の1つから転写紙が送り出される。送り出された転写紙は、分離ローラ45で1枚ずつ分離されて給紙路46に進入した後、搬送ローラ対47によって二次転写ニップに向けて搬送される。
このような給紙カセット44からの給紙に代えて、手差しトレイ51からの給紙が行われる場合もある。この場合、手差し給紙ローラ50が選択回転せしめられて手差しトレイ51上の転写紙を送り出した後、分離ローラ52が転写紙を1枚ずつ分離してプリンタ部100の手差し給紙路53に給紙する。
本複写機は、2色以上のトナーからなる他色画像を形成する場合には、中間転写ベルト110をその上部張架面がほぼ水平になる姿勢で張架して、上部張架面に全ての感光体1Y,M,C,Kを接触させる。
これに対し、Kトナーのみからなるモノクロ画像を形成する場合には、図示しない機構により、中間転写ベルト110を図中左下に傾けるような姿勢にして、その上部張架面をY,M,C用の感光体1Y,M,Cから離間させる。
そして、4つの感光体1Y,M,C,Kのうち、K用の感光体1Kだけを図中反時計回りに回転させて、Kトナー像だけを作像する。この際、Y,M,Cについては、感光体1だけでなく、現像器も駆動を停止させて、感光体1や現像剤の不要な消耗を防止する。
本複写機は、複写機内の下記機器の制御を司るCPU等から構成される図示しない制御部と、液晶ディスプレイや各種キーボタン等などから構成される図示しない操作表示部とを備えている。
操作者は、この操作表示部に対するキー入力操作により、制御部に対して命令を送ることで、転写紙の片面だけに画像を形成するモードである片面プリントモードについて、3つのモードの中から1つを選択することができる。この3つの片面プリントモードとは、ダイレクト排出モードと、反転排出モードと、反転デカール排出モードとからなる。
次に、本実施形態の特徴部である現像装置4について説明する。
図5は、従来の現像装置440の概略構成図である。
従来の現像装置440の現像ケーシング440aは、アルミなどの金属材料により、第一仕切り壁133、第二仕切り壁134、放熱部120などが一体成形されたものである。また、現像ケーシング440aは、第二仕切り壁134と対向し、現像剤回収部たる回収搬送路7の回収壁440bも有している。この回収壁440bは、現像領域よりも現像ローラ表面移動方向下流側で現像ローラ表面と所定のギャップで対向し、現像ローラの現像剤を現像ケーシング内に進入させるためのケーシングギャップGを形成している。現像ケーシング440aは、接地されている。
図5に示すように、現像ケーシング内を上下に仕切る第一仕切り壁133の先端は、現像ローラ5と対向しており、現像ローラと導電性の第一仕切り壁133との間で放電が発生するおそれがあった。特に、本実施形態では、上述したように、現像バイアスとして、ACバイアスを用いている。ACバイアスを用いた場合、ACバイアス現像方式のメリットを得るためには、ピーク電圧を1kV以上にする必要があり、現像ローラと第一仕切り壁との間で放電が発生しやすい。
このため、第一仕切り壁133の先端を絶縁層で被覆することも考えられる。しかし、ただ単に、第一仕切り壁133の先端を絶縁層で覆っただけでは、かえって絶縁耐力が低下して、より低い電圧で放電が発生するおそれがある。また、現像バイアスがACバイアスの場合は、ただ単に、第一仕切り壁133の先端を絶縁層で覆っただけでは、誘電体バリア放電が発生するおそれもある。そこで、第一仕切り壁133を現像ローラ5から離して配置することで、第一仕切り壁133への放電は抑制された。しかし、第一仕切り壁133と現像ローラ5との隙間が広くなりすぎ、供給搬送路9内の現像剤が、マグネットローラ5bの磁力により現像スリーブ5a表面に供給されるときに、現像剤の一部がその隙間から落下してしまうという不具合が発生した。そこで、本実施形態の現像装置4は、第一仕切り壁と現像ローラ5との間の放電を抑制し、かつ、現像剤の落下を抑制するようにした。以下に、図面を用いて具体的に説明する。
図6は、本実施形態の現像装置4の概略構成図であり、図7は、第一仕切り壁133と現像ローラ5との対向部周辺の拡大図である。
本実施形態の現像装置4においては、第一仕切り壁133の現像ローラ5との対向部分に絶縁性の剤落下防止部材170が貼付されている。剤落下防止部材170は、第一仕切り壁133の現像ローラと対向する部分の長手方向全域に設けられている。剤落下防止部材170は、例えば、ポリエステル(PET)フィルムなどの絶縁フィルム(抵抗値10Ω以上)を、両面テープを用いて第一仕切り壁133の現像ローラ対向部に貼付する。本実施形態では、剤落下防止部材170としてルミラーS10(東レ製)を用いた。本実施形態の剤落下防止部材170の抵抗値は、抵抗値3×10Ω、厚み0.20mmであり、両面テープを含めた厚みは、0.35mmである。また、剤落下防止部材170と現像ローラ5との間の隙間Sは、1.4mm以下である。隙間Sが、1.4mmを超えると、現像剤が、落下するおそれがある。
本実施形態においては、第一仕切り壁133の現像ローラ対向部に剤落下防止部材170を設けることで、第一仕切り壁133を、第一仕切り壁133と現像ローラ5との間で放電が発生しない位置まで離しても、現像ローラ5との隙間Sを、1.4mm以下にすることができる。これにより、供給搬送路9から現像ローラ5に供給される現像剤の一部が、現像剤回収路へ落下するのを防止することができる。また、現像ローラ5に近接する剤落下防止部材170は、絶縁性であり、第一仕切り壁133を現像ローラ5から十分離しているので、現像ローラ5と剤落下防止部材170との間で放電が発生することがない。
図8(a)は、本実施形態における現像ローラの電圧を調べたグラフであり、図8(b)は、先の図5に示した従来の現像装置440の現像ローラの電圧を調べたグラフである。本実施形態、従来の現像装置には、ともに、現像バイアスとして、周波数8kHz、Duty50%、ピーク電圧Vpp:1000VのACバイアスを印加した。
図8(b)に示すように、従来の現像装置440では、第一仕切り壁133と現像ローラ5の間で放電が発生する。その結果、現像バイアスのピーク電圧が切り替わっても、すぐにピーク電圧とならず、時間経過とともに徐々にピーク電圧に近づくようなAC波形のなまりが大きく、意図したAC波形が得られない。その結果、ACバイアス現像方式のメリットが得られなくなる。すなわり、AC波形が放電によりなまることで、瞬間的に高いバイアスがかからず、キャリアから飛翔するトナー量が十分に増えない。その結果、ACバイアス現像方式のメリットである現像効率の向上が十分に得られず、ベタ画像周りのハーフトーン画像にドット抜けなどの不具合が発生する。
一方、図8(a)に示すように、本実施形態の現像装置では、第一仕切り壁133と現像ローラ5との間の放電が防止されるので、従来の現像装置440に比べてAC波形のなまりが抑制されている。これにより、ACバイアス現像方式のメリットを十分に得られ、高い現像能力を得ることができる。これにより、ベタ画像周りのハーフトーン画像にドット抜けなどが発生することなく、鮮鋭性の高いシャープな画像を得ることができる。
また、現像ケーシング4aは、金属で構成されているので、現像剤を攪拌搬送する現像剤攪拌搬送部材を駆動した際に、現像剤攪拌搬送部材と現像剤との摺擦による摩擦熱や、現像剤同士の摺擦による摩擦熱を放熱部120に効率良く伝達させることができる。これにより、放熱部120により現像装置440内の熱を効率よく放熱することができ、現像装置4内の温度上昇を良好に抑制できる。その結果、現像装置4内の温度上昇によるトナーの帯電量低下や温度上昇で溶融したトナーが現像ドクタ12や現像ローラなどに付着するのを抑制することができ、画像品質の低下を抑制することができる。
また、現像ケーシング4aは、金属で構成し導電性を有し、現像ケーシング4aを電気的に接地させている。これにより、以下の効果を得ることができる。すなわち、現像ケーシング4aがプラスチックなどの絶縁性部材である場合、帯電した現像剤の電荷が現像ケーシング4aをチャージアップさせ、これが画像上の不具合を引き起こすことがある。例えば、現像ケーシング4a自体のチャージアップによって内部で循環しているトナーをひきつけて壁面固着を引き起こし、この固着が剥がれ落ちて現像に使用されると画像上黒斑点や白抜けといった異常画像を発生させてしまう。また、現像装置4の下方に中間転写ベルト110が位置している構成では、チャージアップした現像ケーシング4aが中間転写ベルト110上に転写されたトナー像との間で電気的な力が働くおそれがある。このような電気的な力が働くと、中間転写ベルト上トナー像を乱して画像上チリやかすれとなって現れることがある。
本実施形態の現像装置4では、現像ケーシング4aの材料としてアルミニウムなどの金属として導電性を持たせ、電気的に接地することで、現像ケーシング4aがチャージアップすることに起因する上述した不具合の発生を防止することができる。
また、先の図5に示した現像装置440の現像領域では、現像ローラ5の表面に担持された現像剤が一時的に現像装置440の外側へ搬送されることになる。現像剤は磁気力及び静電気力によって現像ローラ5の表面上に担持されており、現像領域を通過した後は、再び現像ケーシング内に回収される。しかし、現像ローラ5の現像スリーブ5aが回転しているため、その遠心力によって現像ローラ5の表面上の現像剤が一部が遊離して、飛散してしまうことは不可避である。
現像剤の飛散を少しでも抑制するため、現像ローラ5の現像剤を現像ケーシング内に進入させるためのケーシングギャップGにおいて、現像ケーシング内に向かう気流を生じさせることが有効である。この気流は、現像ローラ5と回収壁440bとを所定の範囲で、所定のギャップを持たせて対向、近接させることで、現像スリーブ5aとともに回転しながら搬送される現像剤が空気と共に現像装置440内に向かうことで発生する。
このような気流を発生させることにより、現像ローラ5の保持力から遊離してしまった現像剤も、現像ケーシング内に向かう気流に乗せることで、現像装置440の外へ飛散させることなく現像ケーシング内に回収することが可能となる。
上述した現像ケーシング内に向かう気流(以下、「吸い込み気流」という。)は、現像ローラ5に保持されて搬送される現像剤の磁気ブラシの流れによって生じる。しかし、この磁気ブラシと回収壁440bとの間が広すぎると、ケーシングギャップGの全域で吸い込み気流を生じさせることができなくなり、現像剤の飛散を抑制する効果が十分に得られなくなる。
これは、現像剤の流れにより、磁気ブラシの表面近傍には現像剤の移動方向と同じ方向の気流が生じるが、この気流により現像ケーシングの内部の圧力が上昇するため、上昇した圧力が磁気ブラシと回収壁440bとの隙間から抜けてしまうためである。よって、吸い込み気流による現像剤の飛散抑制効果を得るためには、現像剤の磁気ブラシと回収壁440bとが接触していることが望ましい。
しかし、金属材料からなる現像ケーシングの回収壁440bを、磁気ブラシが接触するほど、現像スリーブ5aに近づけると、現像バイアスが印加された現像スリーブから回収壁440bに向けて放電が発生するおそれもある。特に、本実施形態では、上述したように、現像バイアスとして、ACバイアスを用いている。ACバイアスを用いた場合、濃度ムラのない画像を得るためには、ピーク電圧を1kV以上にする必要があり、現像スリーブと回収壁440bとの間で放電が発生しやすい。
そこで、回収壁440bの現像スリーブ5aとの対向面に絶縁性のシートを貼付して、放電を抑制することも考えられる。しかし、絶縁性シートを貼付しても、導電性の回収壁440bと現像スリーブ5aとの距離が十分に離れていないため、現像バイアスとして、ACバイアスを用いた場合は、回収壁440bへ電圧のリークが発生する場合があった。また、リークは生じなかったとしても、導電性の回収壁440bと現像スリーブ5aとの距離が近いため、ケーシングギャップGで強い電界が生じる。その結果、この電界の影響で、トナーが回収壁440bに貼付した絶縁性シートに静電的に付着してしまうおそれがあった。その結果、絶縁性シートにトナーが堆積していき、良好な吸い込み気流を発生できなくなるおそれがあり、ケーシングギャップGから現像剤が飛散したり、絶縁性シートに堆積したトナーが最終的に現像装置外へこぼれ落ちたりするおそれがあった。このため、本実施形態では、図6に示すように、回収壁440bを、現像ケーシング4aとは別体の絶縁部材からなる回収壁部材130とした。
図9は、本実施形態の現像装置4の斜視図である。
本実施形態の現像装置4は、供給搬送路9、回収搬送路7、攪拌搬送路10、放熱部120等を形成する金属材料からなる現像ケーシング4aの両端側に側板80A,80Bが装着されている。また、現像ケーシング4aの現像ローラ側下端付近には、樹脂などの絶縁性部材からなる回収壁部材130が取り付けられている。また、この回収壁部材130には、飛散した現像剤を吸引するダクト140が取り付けられている。
回収壁部材130は、現像ケーシング4aの底部に図中上下方向にスライド可能に取り付けられ、ケーシングギャップGのギャップを調整する調整部材としての機能も有する。具体的には、回収壁部材130の下部には、上下方向に延びる長穴状のギャップ調整部たる調整穴131が設けられており、この調整穴131に固定ネジ136が挿入されて、現像ケーシング4aに回収壁部材130が固定されている。ケーシングギャップGを調整する際は、固定ネジ136を緩めることで、回収壁部材130が上下方向にスライド移動可能となり、ケーシングギャップGを所定のギャップに調整することができる。
また、回収壁部材130と現像ケーシング4aの底面との間には、スポンジなどの弾性シール部材161が設けられている。この弾性シール部材161は、回収搬送路7内の現像剤が、回収壁部材130と現像ケーシング4aとの隙間から装置外へ漏れ出すのを防止する機能を有するほか、後述するように、ギャップ調整作業を容易にできる機能を有する。
また、図9に示すように、ダクト140には、複数の吸引口140aが設けられており、この吸引口140aから、図示しないポンプなどの吸引手段によって発生させたダクト140内の吸い込み気流によって、ダクト140内に飛散トナーが回収される。ダクト140内に回収された飛散トナーは、画像形成装置内に設けられた不図示のトナー回収容器に収容される。
本実施形態では、回収壁を現像ケーシング4aとは別体の絶縁性の回収壁部材130とすることにより、現像ケーシング4aを現像ローラ5から離して配置することができる。また、ケーシングギャップGで、現像ローラ5の磁気ブラシが接触するほど、現像スリーブ5aに回収壁部材130を近づけても、回収壁部材130は絶縁性である。よって、ケーシングギャップGで放電が発生するのを防止することができ、現像バイアスの低下を抑制することができる。これにより、磁気ブラシによる吸い込み気流によりケーシングギャップGから飛散する現像剤を抑制しつつ、現像ローラに印加された現像バイアスの低下を抑制することができる。さらには、ケーシングギャップGで強い電界が生じることがなく、ケーシングギャップGでトナーが回収壁部材130に静電的に付着してしまうのを防止することができる。これにより、回収壁部材130にトナーが堆積するのを抑制することができ、堆積したトナーによる不具合(装置外へのトナーの漏れ出し、吸い込み気流の阻害)の発生を抑制することができる。
図10は、現像ケーシング4aの手前側に取り付けられる手前側側板80Aを現像装置中央側から見た斜視図である。図11は、手前側側板80Aを手前側見た斜視図である。また、図12は、現像ケーシング4aの他端側に取り付けられる奥側側板80Bを現像装置中央側から見た斜視図である。
各側板80A,80Bは、現像ローラ5、回収スクリュ6、供給スクリュ8、及び、攪拌スクリュ11などを軸受を介して回転自在に支持する機能を有する。各側板80A,80Bは、樹脂で成型されており、各軸受を入れ込む中空部を形成し、中空部の内周面によって各軸受嵌合部を形成する。
これら軸受嵌合部としては、現像ローラ軸受嵌合部81A,81B、回収スクリュ軸受嵌合部82A,82B、供給スクリュ軸受嵌合部83A,83B、及び、攪拌スクリュ軸受嵌合部84A,84Bが設けられている。そして、各軸受嵌合部にそれぞれ軸受が圧入されることで、各軸受が各側板80A,80Bに固定される。これにより、側板80A,80Bに対する、現像ローラ5、回収スクリュ6、供給スクリュ8、及び、攪拌スクリュ11それぞれの位置が決定し、現像ローラ5、回収スクリュ6、供給スクリュ8、及び、攪拌スクリュ11それぞれの相対位置も決定される。
各側板80A,80Bは、現像ケーシング4aの両端にねじでねじ止めにより固定する。各側板80A,80Bには、現像ケーシング4aに側板80A,80Bを取り付けるためのねじを挿入するねじ挿入孔85A,85Bがそれぞれ2箇所設けられている。
また、各側板80A,80Bには、現像ケーシング4aに位置決めされるケーシング位置決め突起87A,87Bがそれぞれ2箇所設けられている。ケーシング位置決め突起87A,87Bは、断面略円形であり現像装置中央側に向かう方向に突出している。
また、現像ローラ軸受嵌合部81A,81Bの下方には、回収壁部材130を位置決めするための壁位置決め突起86A,86Bが設けられている。この壁位置決め突起86A,86Bは、断面略円形であり現像装置中央側に向かう方向に突出している。
図13は、現像ケーシング4aの斜視図である。
現像ケーシング4aは、アルミニウムなどの金属で構成されており第一仕切り壁133や第二仕切り壁134、放熱部120を有している。放熱部120は、先の図2に示すように、長手方向に延びる複数の放熱フィンにより構成されている。現像ケーシング4aの奥側端面には、奥側側板80Bをネジ止めするためのネジ溝が切れた側板固定用ネジ穴152が2箇所設けられている。また、奥側側板80Bのケーシング位置決め突起87Bが嵌る側板位置決め穴151が2箇所設けられている。図示してないが、現像ケーシング4aの手前側端面にも、手前側側板80Aをネジ止めするための側板固定用ネジ穴、手前側側板80Aのケーシング位置決め突起87Aが嵌る側板位置決め穴151がそれぞれ2箇所設けられている。
また、現像ケーシング4aの感光体と対向する端面には、回収壁部材130がネジ止めされる壁部固定用ネジ穴154が長手方向に所定の間隔を開けて4箇所形成されている
図14は、回収壁部材130の斜視図である。
回収壁部材130には、長手方向に等間隔に、上下方向に延びる長穴状のギャップ調整部としての調整穴131が4箇所形成されている。また、回収壁部材130の長手方向両端には、位置決め溝132が形成されている。
また、回収壁部材130は、樹脂の射出成型で成型されている。このため、ヒケなどにより、回収壁部材130が、壁面と直交する方向に反りが生じるおそれがある。このような反りを防止するために、回収壁部材130には、複数の補強リブ130bが形成されている。このような補強リブ130bを設けることで、回収壁部材の強度が増し、変形し難くすることができるとともに、肉厚を均等にして、ヒケの発生を抑制している。
図15は、現像ケーシング4aと、現像ローラ5と、回収壁部材130とを示す側面図である。
回収壁部材130は、樹脂の射出成型で製造されるため、ヒケなどにより回収壁部材の上部が、図中矢印B1やB2に示す方向に倒れが発生している場合がある。
図16は、手前側側板80Aを現像ケーシング4aに取り付けた様子を示す断面図である。
図16に示すように現像ケーシングに手前側側板80Aを取り付けるときは、現像ケーシング4aの側板位置決め穴151にケーシング位置決め突起87Aをはめ込む。これにより、手前側側板80Aが現像ケーシング4aに精度よく位置決めされる。また、手前側側板80Aの壁位置決め突起86Aが、回収壁部材130の位置決め溝132に嵌ることにより、回収壁部材130の倒れが規制され、現像ローラ表面移動方向規定の位置で回収壁部材130を現像ローラと対向させることができる。そして、手前側側板80Aのねじ挿入孔85Aにネジを挿入して現像ケーシング4aの側板固定用ネジ穴152にネジ止めすることで、手前側側板80Aが現像ケーシング4aに固定される。
奥側側板80Bについても、手前側側板80Aと同様にして現像ケーシング4aに固定される。
次に、ケーシングギャップGのギャップ調整について、説明する。
上述したように、吸い込み気流によりケーシングギャップGから飛散する現像剤を抑制するには、現像ローラ上の現像剤の磁気ブラシと回収壁部材130とを接触させる必要がある。しかし、ケーシングギャップGのギャップが狭すぎると、現像ローラ5上の現像済み現像剤の全量がケーシングギャップGを通過できず、ケーシングギャップGの入り口で現像剤があふれ、現像剤の循環が成立しなくなる。
したがって、ケーシングギャップGのギャップは、現像剤の循環を妨げない最低限の幅を確保しつつ、現像剤の磁気ブラシと回収壁部材130とが接触できる範囲にする必要がある。本実施形態では、ケーシングギャップGの最適ギャップは、0.7〜0.8mmである。
本実施形態では、ケーシングギャップGのギャップを、最適ギャップにするために、次のようにして調整する。まず、固定ネジ136が、回収壁部材130の調整穴131の上端に当たる(調整下限位置)まで、回収壁部材130を下方へ移動させた後、固定ネジ136で回収壁部材130を現像ケーシング4aに固定する。このとき、弾性シール部材161がつぶされた状態である。
次に、図17に示すように、現像ローラ5を装置から取り出し、現像ローラ5の半径よりも最適ギャップ分、半径が大きいローラ状の調整冶具を現像ローラ5の代わりに装置に取り付ける。次に、回収壁部材130をネジ止めしている固定ネジ136を緩める。固定ネジ136を緩めると、潰された弾性シール部材161の復元力により回収壁部材130が押し上げられ、回収壁部材130が調整冶具に突き当たる。この状態で固定ネジ136を締めて、回収壁部材130を現像ケーシング4aに固定する。調整冶具は、最適ギャップ分現像ローラ5よりも半径が大きいため、調整冶具に当接した状態で回収壁部材130を固定することで、現像ローラと回収壁部材130とのギャップであるケーシングギャップGのギャップを最適ギャップに調整できる。
また、弾性シール部材161がない場合、作業者は、回収壁部材130が調整冶具に突き当たるように回収壁部材130を持ち上げながら、固定ネジ136を締める必要があり、固定ネジ締め付け作業が困難である。一方、本実施形態では、弾性シール部材161で回収壁部材130を押し上げて回収壁部材130を調整冶具に突き当てているので、回収壁部材130を現像ケーシング4aに固定する際に作業者は、回収壁部材130を持ち上げずともよい。よって、固定ネジ136を締めるだけでよく、容易に回収壁部材130を現像ケーシング4aに固定することができる。これにより、ギャップ調整作業を容易に行うことができる。
また、回収壁部材130がギャップ調整可能でない場合は、部品ばらつきの積み上げでケーシングギャップGのギャップにばらつきが生じる。しかし、本実施形態のように、回収壁部材130をギャップ調整可能に構成することにより、部品ばらつきの積み上げによるギャップばらつきが生じることがない。
また、ケーシングギャップGの最適ギャップは、使用する現像剤の特性、現像ローラ5の回転数、現像装置内部の構成によって異なってくる。本実施形態では、使用する現像剤の特性、現像ローラの回転数、現像装置の構成が変更された場合でも、ギャップ調整部材としての回収壁部材130でケーシングギャップGのギャップを最適なギャップに調整することができる。
図18は、ケーシングギャップG近傍の拡大図である。
本実施形態においては、ケーシングギャップGのギャップが、現像ローラ表面移動方向上流側に比べて下流側が狭くなっている。
ケーシングギャップGで磁気ブラシJにより良好な吸い込み気流を発生させるためには、ケーシングギャップGの手前で磁気ブラシJを寝かせ、その後徐々に立たせていき、ケーシングギャップGで回収壁部材130と摺擦しながら移動させるのが好ましい。これにより、磁気ブラシJの間に空気を取込み、取込んだ空気をケーシングギャップGにおいて磁気ブラシJで押し出すことができ、良好な吸い込み気流を発生させることができる。そして、磁気ブラシJが立つところは、なるべく、出口側(現像ローラ表面移動方向下流側)にした方が好ましい。これは、入り口付近で磁気ブラシJを立たせると、磁気ブラシJが回収壁部材130の現像ローラ表面移動方向上流側の縁で切られ、切られた現像剤が現像装置4外へ落下し、装置を汚すおそれがあるからである。磁気ブラシJが立つところを、出口側に設定することにより、図16に示すように、入り口側では、磁気ブラシJは十分に立ち上がっていないため、磁気ブラシJが回収壁部材130の現像ローラ表面移動方向上流側の縁で切られてしまうのを抑制することができる。
また、入り口側のギャップを広げることにより、磁気ブラシJが回収壁部材130の現像ローラ表面移動方向上流側の縁で切られてしまうのを抑制することができる。これにより、出口側のギャップを狭めることで、確実に穂立ちした磁気ブラシJを回収壁部材130に接触させることができ、良好な吸い込み気流を発生させることができる。
また、良好な吸い込み気流を生じさせるために重要なのは、磁気ブラシJが最もたったところで磁気ブラシJが確実に回収壁部材130に接触させることである。従って、回収壁部材130の現像ローラ5との対向面は、この磁気ブラシJが最も立つ箇所のギャップが最も狭くなるような形状とするのが好ましい。これにより、上述したように、ギャップ調整を行ったとき、このギャップが最も狭くなる箇所が、調整冶具に突き当たる。よって、確実に穂立ちした磁気ブラシJを回収壁部材130に接触させることができ、良好な吸い込み気流を発生させることができる。
また、回収壁部材130の現像ローラ5の表面と対向する対向面130aの表面粗さRaは、1.6以下であることが好ましい。表面粗さRaが、1.6を超えると、現像ローラ上の磁気ブラシJが、回収壁部材130の現像ローラ5の表面と対向する対向面と接触しながらケーシングギャップGを移動しているとき、磁気ブラシJに付着しているトナーが上記対向面130aに引っ掛かって、対向面130aに付着するおそれがある。その結果、対向面130aにトナーが堆積していき、良好な吸い込み気流を発生できなくなるおそれがあり、ケーシングギャップGから現像剤が飛散したり、ケーシングギャップGに堆積したトナー最終的にケーシングギャップGから漏れ出したりするおそれがあった。
一方、回収壁部材130の現像ローラ5の表面と対向する対向面130aの表面粗さRaを、1.6以下とすることにより、磁気ブラシJに付着しているトナーが機械的に回収壁部材130の現像ローラ5の表面と対向する対向面130aに付着するのを抑制することができる。
本実施形態では、現像ケーシング4aを冷却する冷却手段として、現像ケーシング4aと一体の放熱部120を用いているが、例えば、冷却手段として、液冷装置を用いることもできる。この場合は、放熱部120の代わりに、液冷装置の受熱部を現像ケーシング4aに圧接させる。受熱部に循環パイプで冷却液を送り込み、冷却液が現像ケーシングの熱を奪い、現像ケーシングの温度上昇を抑制する。現像ケーシングの熱を奪って温度上昇した冷却液は、受熱部からラジエータへ循環パイプ内を移動し、ラジエータで冷却される。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
現像剤を表面上に担持して回転することにより感光体1などの潜像担持体の表面と対向する現像領域へ現像剤を搬送する現像ローラ5などの現像剤担持体と、現像剤を収容する現像剤貯留部3などの現像剤収容部を形成し、内部に配置された現像剤担持体の表面移動方向における現像剤担持体の表面の一部を潜像担持体に対向させるための開口部が設けられた導電性の現像ケーシング4aと、現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像電源150などの現像バイアス印加手段とを備えた現像装置4において、現像ケーシング4aは、現像ケーシング内を上方と下方とに仕切る第一仕切り壁133などの仕切り壁を有し、仕切り壁の現像剤担持体との対向部に絶縁性の剤落下防止部材170を設けた。
これによれば、第一仕切り壁133などの仕切り壁の現像ローラ5などの現像剤担持体との対向面に絶縁性の剤落下防止部材170を設けたので、仕切り壁と現像剤担持体との隙間からから現像剤が落下するのを抑制することができる。
また、仕切り壁と現像剤担持体とを十分に離すことができ、仕切り壁と現像剤担持体との間で放電が発生するのを防止することができる。また、剤落下防止部材170も絶縁性であるため、剤落下防止部材170と現像剤担持体との間でも放電が発生するのを防止することができる。
(態様2)
(態様1)において、第一仕切り壁133などの仕切り壁により仕切られた現像ケーシング内の上方の空間が現像ローラ5などの現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給搬送路9などの現像剤供給部であり、下方の空間が現像剤担持体の現像剤を回収する現像剤回収搬送路7などの現像剤回収部である。
これによれば、現像剤供給搬送路9などの現像剤供給部から現像ローラ5などの現像剤担持体へ供給される現像剤の一部が、第一仕切り壁133などの仕切り壁と現像剤担持体との隙間から現像剤回収搬送路9などの現像剤回収部へ落下するのを抑制することができる。
(態様3)
(態様1)または(態様2)において、現像ローラ5などの現像剤担持体と剤落下防止部材170との間の隙間を、1.4mm以下とした。
これによれば、実施形態で説明したように、剤落下防止部材170と現像ローラ5などの現像剤担持体との間の隙間から現像剤がこぼれ落ちるのを抑制することができる。
(態様4)
(態様1)乃至(態様3)いずれかにおいて、剤落下防止部材170を、第一仕切り壁133などの仕切り壁の現像剤担持体との対向部全域に設けた。
これによれば、対向部全域で、現像剤の落下を抑制するとともに、放電の発生を抑制することができる。
(態様5)
(態様1)乃至(態様4)いずれかにおいて、現像領域に対して現像剤担持体回転方向下流側で現像ローラ5などの現像剤担持体と所定のギャップを有して対向し、現像ローラ5などの現像剤担持体の現像剤を、現像ケーシング内に進入させるケーシングギャップGを形成するケーシング壁部を、回収壁部材130などの絶縁性部材で構成したとした。
これによれば、実施形態で説明したように、ケーシング壁部を絶縁性部材としたので、ケーシングギャップGでの放電を防止することができ、良好な現像を行うことができる。
(態様6)
(態様1)乃至(態様5)いずれかにおいて、現像ローラ5などの現像剤担持体に印加する現像バイアスが、ACバイアスである。
これによれば、実施形態で説明したように、DCバイアスに比べて、現像能力を高めることができ、鮮鋭性の高いシャープな画像を得ることができる。また、ACバイアスとすることで、DCバイアスに比べて、電圧が2倍以上高くなるが、本実施形態では、上述したように、第一仕切り壁133などの仕切り壁の現像ローラとの対向部に設けた剤落下防止部材170が絶縁性であるため、ACバイアスとしても、現像ローラ5に近接配置される剤落下防止部材に放電が発生することがない。
(態様7)
(態様1)乃至(態様6)いずれかにおいて、現像ケーシングを冷却する放熱部120などの冷却手段を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、現像ケーシング内で発生した現像剤同士の摺擦による摩擦熱などにより温度上昇した現像ケーシングを放熱部120などの冷却手段により冷却することができる。これにより、現像ケーシングの温度上昇によるトナー帯電量の低下、トナーの溶融などを抑制することができる。
(態様8)
感光体1などの潜像担持体と、潜像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像装置4などの現像手段とを備えた画像形成装置において、現像手段として、(態様1)乃至(態様7)いずれかに記載の現像装置を用いた。
これによれば、良好に感光体1などの潜像担持体上の潜像を現像することができ、高品位な画像を得ることができる。
1:感光体
3:現像剤貯留部
4:現像装置
4a:現像ケーシング
5:現像ローラ
7:回収搬送路
9:供給搬送路
86A,86B:壁位置決め突起86A
120:放熱部
130:回収壁部材
130a:対向面
131:調整穴
132:位置決め溝
133:第一仕切り壁
135:固定ネジ
150:現像電源
161:弾性シール部材
170:剤落下防止部材
G:現像剤回収口
J:磁気ブラシ
特開2014−134651号公報

Claims (7)

  1. 現像剤を表面上に担持して回転することにより潜像担持体の表面と対向する現像領域へ現像剤を搬送する現像剤担持体と、
    現像剤を収容する現像剤収容部を形成し、内部に配置された該現像剤担持体の表面移動方向における該現像剤担持体の表面の一部を該潜像担持体に対向させるための開口部が設けられた導電性の現像ケーシングと、
    前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加手段とを備えた現像装置において、
    前記現像ケーシングは、該現像ケーシング内を上方と下方とに仕切る仕切り壁を有し、
    該仕切り壁の前記現像剤担持体との対向部に絶縁性の剤落下防止部材を設け
    前記現像ケーシングに固定ネジによりねじ止めされ、前記現像領域に対して現像剤担持体回転方向下流側で前記現像剤担持体と所定のギャップを有して対向し、前記現像剤担持体の現像剤を、前記現像ケーシング内に進入させるケーシングギャップを形成する絶縁性部材で構成された回収壁部材と、
    前記現像ケーシングの前記現像剤担持体の回転軸方向端部に取り付けられる側板とを備え、
    前記回収壁部材は、前記固定ネジが挿入され、上下方向の延びる調整穴と、前記側板に設けられた壁位置決め突起が嵌る位置決め溝とを有し、
    前記回収壁部材と前記現像ケーシングとにより上下方向で挟まれた弾性シール部材を有することを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記仕切り壁により仕切られた前記現像ケーシング内の上方の空間が前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部であり、下方の空間が前記現像剤担持体の現像剤を回収する現像剤回収部であることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1または2に記載の現像装置において、
    前記仕切り壁と、前記現像剤担持体との間を、1.4mmを超えるように離し、前記現像剤担持体と前記剤落下防止部材との間の隙間を、1.4mm以下としたことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の現像装置において、
    前記剤落下防止部材を、前記仕切り壁の前記現像剤担持体との対向部全域に設けたことを特徴とする現像装置
  5. 求項1乃至4いずれかに記載の現像装置において、
    前記現像剤担持体に印加する現像バイアスが、ACバイアスであることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1乃至いずれかに記載の現像装置において、
    前記現像ケーシングを冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする現像装置。
  7. 潜像担持体と、
    前記潜像担持体に形成された潜像を現像剤で現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、
    前記現像手段として、請求項1乃至いずれかに記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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