JP6385805B2 - 車両用スライドレール装置 - Google Patents
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Description
図示のスライドレール装置10は右側(運転席)のシートを支持するものであり、大きな構成要素として、左右一対のレールユニット20と、左右のレールユニット20の前端部同士を接続するループハンドル60と、を具備している。
左右のレールユニット20は以下の構造である。
レールユニット20は前後一対のブラケット15を介して車内床面に対して固定した、互いに左右対称である左右一対のロアレール21を有している。ロアレール21は前後方向に延びかつ上面が開口した金属製のチャンネル材であり、略水平な底壁22と、底壁22の左右両側部から上方に延びる左右一対の外壁部23と、左右の外壁部23の上縁部から内側に延びる左右一対の天井部24と、左右の天井部24の内側縁部から下方に延びる左右一対の内壁部25と、を具備している。前後のブラケット15はロアレール21の前後両端近傍に対して2つのリベット16、17を介して固定してあり、リベット16、17の頭部16a、17aはいずれも底壁22の直上に位置している。図4等に示すように、左右の内壁部25の上縁部(天井部24に接続する部分)は前後方向に延びる基端支持部26となっている。左右の内壁部25の下縁部には、その上端部が基端支持部26に接続する多数のロック歯27が前後方向に等間隔で並べて形成してあり、隣り合うロック歯27の間に下端が開放したロック溝28が形成してある。隣り合うロック溝28どうしのピッチ(前後間隔)はすべて同一であり、さらに各ロック溝28の前後幅も同一である。さらに左右の内壁部25の下縁部には、ロアレール21の前端近傍と後端近傍に位置する前端ストッパ29aと後端ストッパ29bが切り起こしにより形成してある。右側の前端ストッパ29aと後端ストッパ29bは右側に傾斜するように切り起こしてあり、左側の前端ストッパ29aと後端ストッパ29bは左側に傾斜するように切り起こしてある。図19ないし図21に示すように、ロアレール21内にはさらに、前後方向で前端ストッパ29aと後端ストッパ29bの間に位置する切り起こし部29cが形成されている。切り起こし部29cは、ロアレール21の一対の外壁部23のそれぞれにおいて底壁22に近い箇所をロアレール21の幅方向の中央側に向けて切り起こして形成されている。
アッパレール30は前後方向に延びかつ下面が開口した金属製のチャンネル材であり、断面形状が略下向きコ字形をなす基部31と、基部31の左右両側の側壁31a、31bの下縁部の長手方向の中央部を除く部分から上方に延びる立上り壁32と、該中央部から上方に延びる被ロック壁33と、を具備している。図2、図4、図5等に示すように、左右の被ロック壁33の下縁部と基部31の側壁31a、31bの下縁部とに跨る部分には4つ(2つずつ)の前後動規制溝34a、34bが上向きに形成してある。図1、図2、図4、図6ないし図13に示すように、基部31の左右の側壁31a、31bの後部には、内側に延びた後に上方に向かって延びる後方係止片(支持部)36が切り起こしにより形成してあり、左側の後方係止片36(符号36Lで示す)の上端には下向きのV字溝(基準支持部)36aが形成され、右側の後方係止片36(符号36Rで示す)の上端には下向きのU字溝(逃がし支持部)36bが形成されている。図11に示すように、V字溝36aの前後の支持面36cは前後対称であり、下方に向かうについて互いの前後間隔が徐々に狭くなっている。図12及び図13に示すように、U字溝36bの前後の逃げ面36dはV字溝36aの前後の支持面36cよりも間隔が大きく、かつ、U字溝36bの底部(前後の逃げ面36dを接続する面)はV字溝36aの底部よりも下方に位置している。基部31の左右の側壁31a、31bの中央部よりやや前側に位置する部分には内向きの前方係止片37がそれぞれ切り起こしにより形成してある。
ループハンドル60に対して外力を与えないロック状態のときは、ロック解除レバー40がロック位置に位置し、ロックバネ50のロック部51F、51Gがロアレール21のロック溝28内に位置するので、アッパレール30のロアレール21に対する前後方向へのスライド動作が規制される。このとき、ロック部51F、51Gとロック溝28の係合によって、ロックバネ50とロアレール21の間における前後方向のがたつきは発生していない。また、ロックバネ50の後端係止部53が、アッパレール30に形成した後方係止片36LのV字溝36aに対して前後動が規制された状態で係合しているので、ロックバネ50とアッパレール30の間においても前後方向のがたは発生していない。そのためロック状態において、着座による荷重によってアッパレール30に対して前後方向の移動力が掛かっても、アッパレール30及びロアレール21がロックバネ50に対して前後に移動して後端係止部53と後方係止片36の間やロック部51F、51Gとロック溝28の間で異音が発生することはない。
20 レールユニット
21 ロアレール
27 ロック歯
28 ロック溝
30 アッパレール
31 基部
31a 側壁(基準支持部側の側壁)
31b 側壁(逃がし支持部側の側壁)
32 立上り壁
33 被ロック壁
34a 34b 前後動規制溝
36(36L 36R) 後方係止片(支持部)
36a V字溝(基準支持部)
36b U字溝(逃がし支持部)
36c 支持面
36d 逃げ面
37 前方係止片
40 ロック解除レバー
41 側壁
42 上壁
43 回転接触凸部
44L バネ押圧片(第1の押圧部)
44L バネ押圧片(第2の押圧部)
45 バネ掛け溝
46 突起部(位置設定手段)
47 インナリンフォース
50 ロックバネ(ロック部材)
51F ロック部
51G ロック部
52 前端係止片
53 後端係止部(被支持部)
55 リテーナ
56 ベアリングボール
60 ループハンドル
61 操作部
62 63 後端接続部
C1 ロック解除レバーの幅方向中心
C2 アッパレールの幅方向中心
M1 基準側でのロック解除レバーのバネ押圧片とロックバネの重なり領域
M2 逃がし側でのロック解除レバーのバネ押圧片とロックバネの重なり領域
S スライドレール装置の幅方向中心
W1 ロック解除レバーの後端部の幅
W2 アッパレールの一対の側壁の間隔
Claims (5)
- 前後方向に延び、かつ前後方向に並べて形成した多数のロック溝を備える、車両床面に対して移動不能なロアレール;
上記ロアレールに前後方向にスライド可能として支持され、幅方向に離間する一対の側壁を有するアッパレール;及び
上記ロアレールに対して上記アッパレールのスライドを規制するロック状態と、スライドを許すロック解除状態になるスライドロック機構;
を備えた車両用スライドレール装置において、
上記スライドロック機構は、
上記アッパレールの上記一対の側壁に幅方向に位置を異ならせて設けられた一対の支持部;
上記ロック溝に係脱するロック部と、上記一対の支持部に係合する被支持部とを有し、該被支持部を支点として上記ロック部を上下方向に変位させて上記ロック溝に係脱させ、かつ上記ロック部を上記ロック溝に係合させる方向に付勢されたロック部材;及び
上記アッパレールに支持され、上記ロック部材の上記ロック部が上記ロック溝と係合するのを許容するロック位置と、上記ロック部が上記ロック溝から脱出する方向に上記ロック部材を押圧するアンロック位置との間を回転可能なロック解除レバー;
を備え、
上記一対の支持部の一方は、上記被支持部が当接して上記アッパレールに対する上記被支持部の前後位置及び上下位置を決める基準支持部であり、上記一対の支持部の他方は、クリアランスをもって上記被支持部が係合する逃がし支持部であること;
上記ロック解除レバーは、上記アッパレールの上記一対の側壁の間に挿入され、上記アッパレールの幅方向で上記基準支持部側に位置する第1の押圧部と、上記逃がし支持部側に位置する第2の押圧部とを有し、上記アンロック位置に回転するときに上記第1の押圧部と上記第2の押圧部によって上記ロック部材を押圧すること;及び
上記第2の押圧部が上記逃がし支持部側の上記側壁に近接することを規制するように、上記アッパレールに対する上記ロック解除レバーの幅方向位置を定める位置設定手段を備えること;
を特徴とする車両用スライドレール装置。 - 請求項1記載の車両用スライドレール装置において、上記位置設定手段は、上記アッパレールの上記逃がし支持部側の上記側壁に対する上記第2の押圧部の距離よりも、上記アッパレールの上記基準支持部側の上記側壁に対する上記第1の押圧部の距離を小さくさせる車両用スライドレール装置。
- 請求項1または2記載の車両用スライドレール装置において、上記位置設定手段は、上記第2の押圧部から上記アッパレールの上記逃がし支持部側の上記側壁へ向けて突出する突起部からなる車両用スライドレール装置。
- 請求項3記載の車両用スライドレール装置において、上記第1の押圧部と上記第2の押圧部は、上記前後方向における上記ロック解除レバーの一端部に形成されており、上記突起部は、上記第2の押圧部の上記前後方向における末端部に形成されている車両用スライドレール装置。
- 請求項3または4記載の車両用スライドレール装置において、
上記ロック部材は自身の付勢力によって上記ロック部を上記ロック溝に係合する方向に付勢するロックバネであり、上記ロック部は上記アッパレールの幅方向へ向けて互いに略対称に延設される一対のロック片を有し、上記ロック状態ではそれぞれの上記ロック片が上記ロック溝を貫通して上記アッパレールの上記一対の側壁の間の空間に挿入され、
上記ロック解除レバーの上記第1の押圧部と上記第2の押圧部は、上記一対のロック片のうち上記一対の側壁の間の空間に挿入された部分を押圧し、
上記突起部は、上記ロック片と重ならない前後方向位置に設けられている車両用スライドレール装置。
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JP2014234171A JP6385805B2 (ja) | 2014-11-19 | 2014-11-19 | 車両用スライドレール装置 |
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Family Applications (1)
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JP2014234171A Active JP6385805B2 (ja) | 2014-11-19 | 2014-11-19 | 車両用スライドレール装置 |
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