JP6382700B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

本発明は、主としてエンジンの燃料噴射弁に燃料を供給する燃料供給装置に関し、特に、燃料タンクの底板に設けられる開口部に挿通される筒状の外周壁と、該外周壁の下端部を閉じる底壁とを有するハウジングに、前記底板に取付けられるようにして前記外周壁から外側方に張り出す取付けフランジが設けられるとともに、燃料を貯留し得る燃料貯留室を前記外周壁の内面との間に形成する燃料ポンプが収容され、該燃料ポンプの吸い込み口に連通するフィルタが前記燃料貯留室内に配置される燃料供給装置の改良に関する。
このような燃料供給装置は、特許文献1に開示されるように既に知られている。
特開2013−245651号公報
ところが、特許文献1で開示されるものでは、ハウジングの外周壁の内周と、ハウジングに収容される燃料ポンプの外周との間のわずかなスペースにフィルタが延在しているので、フィルタの内周および外周間での燃料の自由な行き来が阻害される可能性がある。このため燃料タンク内の燃料残量が少なくなったときに、燃料ポンプから正常に圧送できない燃料タンク内の燃料残量、いわゆる死残燃料量が増加する可能性がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ハウジング内の燃料貯留室に配置されるフィルタの内周および外周間での燃料の自由な行き来を確保し得るようにした燃料供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料タンクの底板に設けられる開口部に挿通される筒状の外周壁と、該外周壁の下端部を閉じる底壁とを有するハウジングに、前記底板に取付けられるようにして前記外周壁から外側方に張り出す取付けフランジが設けられるとともに、燃料を貯留し得る燃料貯留室を前記外周壁の内面との間に形成する燃料ポンプが収容され、該燃料ポンプの吸い込み口に連通するフィルタが前記燃料貯留室内に配置される燃料供給装置において、前記ハウジングの底壁に、前記フィルタの底部を前記底壁よりも上方で支持する底上げ部が、前記フィルタおよび前記燃料ポンプ間と、前記フィルタおよび前記外周壁間とを連通する隙間を前記フィルタおよび前記底壁間に形成するようにして設けられることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記底上げ部が、前記底壁に一体に突設されて放射状に延びる複数のリブから成ることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記外周壁の横断面形状が環状に形成され、外力の加わらない自然な状態では平板状である前記フィルタが、前記外周壁に沿うように丸められて前記燃料貯留室内に配置されることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記底上げ部で支持された状態にある前記フィルタの上端が前記外周壁の上端よりも低くなるように前記フィルタの上下高さが設定され、前記フィルタの周方向長さが、該フィルタの前記上下高さよりも大きく設定されることを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記ハウジングが、前記外周壁および前記底壁と、前記燃料ポンプを保持するようにして前記外周壁の内側で前記底壁から立ち上がるポンプ保持壁とを一体に備え、前記リブが、前記外周壁および前記ポンプ保持壁間に設けられることを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、フィルタの底部をハウジングの底壁よりも上方で支持する底上げ部がハウジングの底壁に設けられ、その底上げ部は、フィルタおよび燃料ポンプ間と、フィルタおよび外周壁間とを連通する隙間をフィルタおよび底壁間に形成するので、フィルタの内周および外周間での燃料の自由な行き来を確保することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、ハウジングの底壁に一体に突設される複数のリブによって底上げ部が構成されるので、ハウジングの周方向で相互に隣接するリブ間を燃料の通過を許容する隙間としつつ、ハウジングの強度向上を図ることができる。
本発明の第3の特徴によれば、自然な状態では平板状であるフィルタを横断面形状を環状とした外周壁に沿うように丸めて燃料貯留室内に配置することで、フィルタを燃料貯留室内にコンパクトにまとめて配置することができる。一方、フィルタを丸めることで該フィルタが発揮する弾発力によりフィルタの周方向両端部が外周壁の内周に接触し、燃料貯留室内が、フィルタによって燃料ポンプ側および外周壁側に隔てられてしまうことになるが、底上げ部が形成する隙間によって燃料ポンプ側および外周壁側間での燃料の自由な流通が確保されることになる。
本発明の第4の特徴によれば、底上げ部で支持された状態にあるフィルタの上端が外周壁の上端よりも低くなるので、燃料タンク内の燃料が少なくなったときにフィルタが燃料油面から上方に露出する面積を極力小さく抑え、フィルタ内に空気を吸い込み難くすることができる。またフィルタの周方向長さをフィルタの前記上下高さよりも大きくすることで、燃料貯留室内で燃料に臨むフィルタの面積を大きくし、フィルタの寿命を長くすることができる。
さらに本発明の第5の特徴によれば、底上げ部を構成するリブが、外周壁と、燃料ポンプを保持するようにして外周壁の内側で底板から立ち上がるポンプ保持壁との間に設けられるので、ポンプ保持壁の底部の剛性を高く保つことができる。
燃料タンクの底板に取付けられた状態の燃料供給装置の縦断面図である。 燃料供給装置の分解斜視図である。 燃料ポンプを省略した状態でのハウジングを図1の3−3線矢視方向から見た図である。 ハウジングの斜視図である。
本発明の実施の形態を添付の図1〜図4を参照しながら説明すると、先ず図1において、車両に搭載される燃料タンク11の底板11aには、燃料タンク11内の燃料をエンジンの燃料噴射弁(図示せず)に供給する燃料供給装置12が取り付けられる。
この燃料供給装置12は、燃料タンク11の底板11aに取り付けられる合成樹脂製のハウジング13と、このハウジング13に連結されて燃料タンク11内に配置される合成樹脂製の上部ケース14と、前記ハウジング13および前記上部ケース14間に保持される燃料ポンプ15とを備える。
図2〜図4を併せて参照して、ハウジング13は、燃料タンク11の底板11aに設けられる開口部16に挿通される筒状の外周壁17と、該外周壁17の下端部を閉じる底壁18と、前記外周壁17の内側で前記底壁18から立ち上がる一対のポンプ保持壁19とを一体に有するように形成される。
前記外周壁17には、前記燃料タンク11の前記底板11aの下面に環状のシール部材20を介して取付けられるようにして前記外周壁17の軸方向中間部から外側方に張り出す取付けフランジ21が一体に設けられる。また前記外周壁17の下部には、前記燃料タンク11の前記底板11aよりも下方で側方に突出する燃料取り出し管22が一体に設けられ、この燃料取り出し管22から図示しないエンジンの燃料噴射弁に燃料が供給される。また前記底壁18には、該燃料取り出し管22と連通しながら前記底壁18から起立する下部下降燃料管23が、前記外周壁17の内周部に一体に連なるようにして立設される。
一対の前記ポンプ保持壁19は、横断面形状が円弧状になるように形成されており、仮想円筒体の相互に対向する側壁を構成するように配置され、これらのポンプ保持壁19の内周に燃料ポンプ15が上方より嵌装、保持される。すなわち燃料ポンプ15の下部は、燃料を貯留し得る燃料貯留室24を前記外周壁17の内面との間に形成するようにして前記ハウジング13に収容される。また前記外周壁17には、燃料タンク11内の燃料を前記燃料貯留室24に受け入れるようにした切欠き25が形成される。
前記燃料ポンプ15は、吸い込み口26を形成するようにして前記燃料ポンプ15の下面から下方に突出する吸入管27を有しており、この吸入管27は、ポンプ側接続導管28の上部に圧入される。前記ポンプ側接続導管28は、下端部を前記ハウジング13の底壁18に上方から当接されて上下に延びるとともに前記吸入管27が上部に圧入される縦向き筒部28aと、該縦向き筒部28aの上下方向中間部から側方に突出する横向き筒部28bとを一体に有して略T字に形成されており、このポンプ側接続導管28内には、前記吸い込み口26に一端部を通じさせて前記縦向き筒部28a内の上部に同軸に配置されるとともに他端側が前記横向き筒部28b内に同軸に配置されるようにした略T字状の吸入通路29が形成される。
前記燃料貯留室24内には、外力を加えない自然な状態では平板状であるフィルタ31が前記外周壁17に沿うように丸められて配置されており、このフィルタ31が有するフィルタ側接続導管30が、前記ポンプ側接続導管28における横向き筒部28bの先端部に凹凸嵌合によって接続される。すなわち燃料貯留室24内に配置される前記フィルタ31は前記燃料ポンプ15の吸い込み口26に、フィルタ側接続導管30およびポンプ側接続導管28を介して連通される。
しかも前記ハウジング13の前記底壁18には、前記燃料貯留室24内の前記フィルタ31の底部を前記底壁18よりも上方で支持するようにして底上げ部34が設けられており、この底上げ部34は、前記フィルタ31および前記燃料ポンプ15間と、前記フィルタ31および前記外周壁17間とを連通する隙間36を前記フィルタ31および前記底壁18間に形成する。
前記底上げ部34は、前記底壁18に一体に突設されて放射状に延びる複数のリブ35から成るものであり、前記リブ35は、前記外周壁17および前記ポンプ保持壁19間に設けられる。
また前記底上げ部34で支持された状態にある前記フィルタ31の上端31aが前記外周壁17の上端よりも低くなるように前記フィルタの上下高さHが設定され、前記フィルタの周方向長さLが、該フィルタ31の前記上下高さHよりも大きく設定される。
前記燃料ポンプ15の下端面には、該燃料ポンプ15内で発生するベーパを排出するベーパ排出管41が接続される。このベーパ排出管41は、燃料ポンプ15の側面に沿って上方に延びており、その上端部には、上端を開放した筒状フィルタ42が付設される。またベーパ排出管41は、筒状フィルタ42の下方に大径部41aを一体に備えており、この大径部41aにはオリフィス(図示せず)が設けられている。
前記上部ケース14には、横断面を円弧状とした一対の嵌合壁43と、それらの嵌合壁43の一側部同士を接続する吐出管受容筒44と、円筒状のレギュレータ保持筒45と、このレギュレータ保持筒45をその略全長にわたって囲繞しながら両嵌合壁43の他側部同士を接続する円筒状の補強筒46と、前記レギュレータ保持筒45および前記補強筒36間を連結して放射状に配置される複数の連結部47と、吐出管受容筒44の一側部に接続される上部下降燃料管48と、この上部下降燃料管48の一側部に接続されるカバー筒49とが一体に形成される。
前記上部下降燃料管48およびレギュレータ保持筒45は、吐出管受容筒44の両側に配置されており、上部下降燃料管48、レギュレータ保持筒45および吐出管受容筒44を接続するように直線状かつ水平に配置される連通燃料管50が上部ケース14に一体に形成される。この連通燃料管50の前記レギュレータ保持筒45側の端部には前記補強筒46に連なるボス51が連設されており、前記上部下降燃料管48、前記吐出管受容筒44および前記レギュレータ保持筒45の上部を連通させて前記ボス51に一端部を開口する連通孔52が前記連通燃料管50の内部に形成され、前記連通孔52の前記ボス51における開口部は、栓体53により液密に閉鎖される。
一対の前記嵌合壁43は、仮想円筒体の互いに対向する側壁を構成するように配置され、その下部を燃料ポンプ15の上部の小径部15aの外周に嵌合すると共に、前記ポンプ保持壁19の内周に嵌合し、スナップフィット機構55によって前記ポンプ保持壁19に連結される。そしてポンプ保持壁19および嵌合壁43は、協働して燃料ポンプ15を保持する。
前記スナップフィット機構55は、係止孔57を有して一対のポンプ保持壁19の上端部に設けられる一体の弾性片56と、前記係止孔57に係合するようにして前記嵌合壁43の外側面に設けられる複数の係止爪58とを備える。
一対の前記ポンプ保持壁19の上端部には、前記嵌合壁43の外側面に接しながら、嵌合壁43より上方に延びる一対の弾性片56がそれぞれ一体に連設される。したがって、二組の弾性片56が燃料ポンプ15の中心軸線を挟んで対向配置されることになり、各弾性片56の上端部には係止孔57が設けられる。各弾性片56は、自己の弾性力に抗して半径方向外方へ撓み得るようになっている。一方、前記嵌合壁43の外側面には、前記複数の係止孔57に係合し得る複数の係止爪58が一体に突設される。
一対の前記嵌合壁43をポンプ保持壁19の内周および燃料ポンプ15の外周に嵌合すると、各弾性片56は、係止爪58によって半径方向外方に撓み、嵌合壁43とポンプ保持壁19とで燃料ポンプ15を保持するようになると、係止爪58および係止孔57が一致し、弾性片56がその弾性力により嵌合壁43の外側面に接するように復帰することで、係止爪58および係止孔57が自動的に相互に係合することができる。またスナップフィット機構55の係合を解除するには、全ての弾性片56を一斉に半径方向外方へ撓ませて、係止孔57を係止爪58から離脱させればよい。
弾性片56の半径方向外方への撓みを規制すべく、弾性片56の中間部外側面に接する円弧状の一対の規制壁60が上部ケース14に一体に形成される。弾性片56の中間部外側面に接する規制壁60は、係止爪58から下方に離間することになるから、弾性片56の半径方向外方への撓みを許容し、スナップフィット機構55の解除を可能にする。
前記燃料ポンプ15の上端部からは吐出管61が突出しており、この吐出管61が前記吐出管受容筒44の内周に液密に嵌合される。また上部下降燃料管48は、前記下部下降燃料管23の上端部に液密に嵌合される。したがって、燃料ポンプ15の吐出管61から吐出される燃料は、連通孔52から上部下降燃料管48および下部下降燃料管23を通して燃料取り出し管22へと供給される。
またレギュレータ保持筒45の内周には、プレッシャレギュレータ62の外筒62aが圧入され、このレギュレータ保持筒45の下端部を内方にかしめることにより、前記外筒62aは固定される。このプレッシャレギュレータ62は、燃料ポンプ15の吐出管61から連通孔52に吐出された燃料の余剰圧力分を燃料タンク11内に放出し、燃料取り出し管22から燃料噴射弁に供給する燃料圧力を所定値に調整するようになっている。
カバー筒49は、前記ベーパ排出管41の筒状フィルタ42を覆いながら大径部41aの外周に嵌合される。そして燃料ポンプ15からベーパ排出管41に排出されたベーパは、筒状フィルタ42またはその上方開口部からカバー筒49に移り、大径部のオリフィスを通して燃料タンク11内に排出される。ベーパ排出管41内が負圧になった場合には、燃料タンク11内の燃料がオリフィスからカバー筒49内に或るレベルまで流入し、筒状フィルタ42で濾過されて燃料ポンプ15に吸入されることになる。
図2に示すように、前記補強筒26の一側からは、前記ボス51の一側に隣接するセンサ支持腕64が水平に張り出しており、このセンサ支持腕64の先端部には液面センサ65が取り付けられる。この液面センサ65のロータ65aには、燃料タンク11内の燃料液面に浮かべるフロート66を先端部で支持する揺動アーム67が連結される。
燃料タンク11への燃料補給やエンジンでの燃料消費により、燃料タンク11内の燃料液面が昇降すると、それに応じて前記フロート66が昇降するので、燃料液面のレベル変化が揺動アーム67の揺動角度として液面センサ65に伝達され、液面センサ65は、液面レベル信号を図示しない表示部に出力する。
前記ハウジング13における外周壁17の下部には、燃料タンク11への燃料供給装置12の取付け時に該燃料タンク11の底板11aよりも下方に配置されるカプラ68が、側方に突出するようにして一体に設けられ、このカプラ68内には、前記燃料ポンプ15用の端子69と、前記液面センサ65用の端子70とが配置される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、燃料供給装置12の一部を構成して燃料タンク11の底板11aに取付けられるハウジング13が、筒状の外周壁17と、該外周壁17の下端部を閉じる底壁18とを有しており、燃料を貯留し得る燃料貯留室24を前記外周壁17の内面との間に形成する燃料ポンプ15が前記ハウジング13に収容され、該燃料ポンプ15の吸い込み口26に連通するフィルタ31が前記燃料貯留室24内に配置されるのであるが、前記ハウジング13の前記底壁18に、前記フィルタ31の底部を前記底壁18よりも上方で支持する底上げ部34が、前記フィルタ31および前記燃料ポンプ15間と、前記フィルタ31および前記外周壁17間とを連通する隙間36を前記フィルタ31および前記底壁18間に形成するようにして設けられるので、フィルタ31の内周および外周間での燃料の自由な行き来を確保することができ、燃料ポンプ15から正常に圧送できない燃料タンク11内の燃料残量の増加を抑制することができる。
また前記底上げ部34が、前記底壁18に一体に突設されて放射状に延びる複数のリブ35から成るので、ハウジング13の周方向で相互に隣接するリブ35間を、燃料の通過を許容する隙間36としつつ、ハウジング13の強度向上を図ることができる。
また前記外周壁17の横断面形状が環状に形成され、外力の加わらない自然な状態では平板状である前記フィルタ31が、前記外周壁17に沿うように丸められて前記燃料貯留室24内に配置されるので、フィルタ31を燃料貯留室24内にコンパクトにまとめて配置することができる。一方、フィルタ31を丸めることで該フィルタ31が発揮する弾発力によって、フィルタ31の周方向両端部が図3で示すように外周壁17の内周に接触し、燃料貯留室24内が、フィルタ31によって燃料ポンプ15側および外周壁17側に隔てられてしまうことになるが、底上げ部34が形成する隙間36によって燃料ポンプ15側および外周壁17側間での燃料の自由な流通が確保されることになる。
また前記底上げ部34で支持された状態にある前記フィルタ31の上端31aが前記外周壁17の上端よりも低くなるように前記フィルタ31の上下高さHが設定されるので、燃料タンク11内の燃料が少なくなったときにフィルタ31が燃料油面から上方に露出する面積を極力小さく抑え、フィルタ31内に空気を吸い込み難くすることができる。またフィルタ31の周方向長さLがフィルタ31の前記上下高さHよりも大きく設定されるので、燃料貯留室24内で燃料に臨むフィルタ31の面積を大きくし、フィルタ31の寿命を長くすることができる。
さらに前記ハウジング13が、前記外周壁17および前記底壁18と、前記燃料ポンプ15を保持するようにして前記外周壁17の内側で前記底壁18から立ち上がるポンプ保持壁19とを一体に備え、前記リブ35が、前記外周壁17および前記ポンプ保持壁19間に設けられるので、ポンプ保持壁19の底部の剛性を高く保つことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
11・・・燃料タンク
11a・・・燃料タンクの底板
13・・・ハウジング
15・・・燃料ポンプ
16・・・開口部
17・・・外周壁
18・・・底壁
19・・・ポンプ保持壁
21・・・取付けフランジ
24・・・燃料貯留室
26・・・吸い込み口
31・・・フィルタ
31a・・・フィルタの上端
34・・・底上げ部
35・・・リブ
36・・・隙間
H・・・フィルタの上下高さ
L・・・フィルタの周方向長さ

Claims (5)

  1. 燃料タンク(11)の底板(11a)に設けられる開口部(16)に挿通される筒状の外周壁(17)と、該外周壁(17)の下端部を閉じる底壁(18)とを有するハウジング(13)に、前記底板(11a)に取付けられるようにして前記外周壁(17)から外側方に張り出す取付けフランジ(21)が設けられるとともに、燃料を貯留し得る燃料貯留室(24)を前記外周壁(17)の内面との間に形成する燃料ポンプ(15)が収容され、該燃料ポンプ(15)の吸い込み口(26)に連通するフィルタ(31)が前記燃料貯留室(24)内に配置される燃料供給装置において、前記ハウジング(13)の底壁(18)に、前記フィルタ(31)の底部を前記底壁(18)よりも上方で支持する底上げ部(34)が、前記フィルタ(31)および前記燃料ポンプ(15)間と、前記フィルタ(31)および前記外周壁(17)間とを連通する隙間(36)を前記フィルタ(31)および前記底壁(18)間に形成するようにして設けられることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記底上げ部(34)が、前記底壁(18)に一体に突設されて放射状に延びる複数のリブ(35)から成ることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記外周壁(17)の横断面形状が環状に形成され、外力の加わらない自然な状態では平板状である前記フィルタ(31)が、前記外周壁(17)に沿うように丸められて前記燃料貯留室(24)内に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記底上げ部(34)で支持された状態にある前記フィルタ(31)の上端(31a)が前記外周壁(17)の上端よりも低くなるように前記フィルタ(31)の上下高さ(H)が設定され、前記フィルタ(31)の周方向長さ(L)が、該フィルタ(31)の前記上下高さ(H)よりも大きく設定されることを特徴とする請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記ハウジング(13)が、前記外周壁(17)および前記底壁(18)と、前記燃料ポンプ(15)を保持するようにして前記外周壁(17)の内側で前記底壁(18)から立ち上がるポンプ保持壁(19)とを一体に備え、前記リブ(35)が、前記外周壁(17)および前記ポンプ保持壁(19)間に設けられることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
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