JP6361163B2 - 放射線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放射線で被検体をイメージングする放射線撮影装置に係り、特に異なる種類の放射線検出手段を使い分けることができる構成の放射線撮影装置に関する。
医療機関には放射線を照射して被検体Mのイメージングを行う放射線撮影装置が配備されている(例えば、特許文献1参照)。このような放射線撮影装置は、図13に示すように放射線を照射する放射線源53と、放射線を検出するカセッテ60とを備えている。放射線源53とカセッテ60との間には被検体Mを載置する天板52が備えられている。天板52にはカセッテ60を収納する引出を有している。
カセッテ60は、放射線を感光するフィルムが収められており、このフィルムに放射線が入射することでイメージングを行う構成となっている。したがって、一度放射線を照射したカセッテ60は、再びイメージングに用いることができない。同じカセッテ60を用いて2回の撮影行ってしまうと、カセッテ60には、一度目の撮影像と二度目の撮影像とが互いに重なって写り込んでしまうことになる。この様な撮影の失敗を防ぐ目的で、従来装置は同じカセッテ60に対して2重の撮影を禁止する構成となっている。
すなわち、従来装置は、一度目の撮影が終了すると、カセッテ60の交換がセンサにより確認されない限り二度目の撮影を実行しないような構成となっているわけである。カセッテ60の交換が行われたかどうかは、天板52の引出に備えられたセンサの出力により知ることができる。
ところで、最近の放射線撮影装置では、カセッテ60の代わりに放射線検出器がよく用いられるようになってきている。この放射線検出器は、放射線を電気信号に変えて検出する方式となっており、放射線を検出する原理がカセッテとは異なる。このような放射線検出器は、連続的な撮影を行うことができる構成となっている。したがって、同じ放射線検出器を何度でも撮影に用いることができ、カセッテのように撮影の度に取り替える必要はい。したがって、放射線検出器を備えた装置には上述のような2重撮影禁止機能を設ける必要はない。
特開平5−200020号公報
しかしながら、従来装置には次のような問題点がある。すなわち、従来装置は、放射線検出手段としてカセッテと放射線検出器とが併用される場合を想定していない。
今日では、放射線検出器を用いて放射線画像の撮影を行う場合が多くなってきてはいる。とはいえ、カセッテが使用される場面が全くなくなったかというとそうでもない。カセッテは、現在でも放射線検出器が故障した場合の予備として用いられたり、放射線検出器では対応できない広い視野で撮影を行わなければならない場合に用いられたりする。
今日の放射線撮影装置は、放射線検出器を用いるのが前提となっているので、上述の2重撮影禁止機能を持ち合わせていない。したがって、カセッテを用いて撮影を行っていると、誤ってカセッテを交換せずに撮影を続けてしまうことが起こりえる。この様な撮影の失敗は、フィルムを現像してから発覚するので、撮影終了直後は気が付かない。したがって、この様な失敗は気軽にリトライすればよいというものでもないのである。また、被検体に無用な放射線曝射を防ぐ観点からもこの様な失敗は防ぐべきである。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、放射線検出手段としてカセッテと放射線検出器とが併用される場合であっても撮影の失敗を抑制することができる放射線撮影装置を提供することにある。
本発明は上述の課題を解決するために次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る放射線撮影装置は、放射線を照射する放射線源と、放射線の照射開始の指示を入力させる入力手段と、照射された放射線を検出して画像に変換する放射線検出手段を着脱可能に保持するとともに開閉が可能な保持手段と、保持手段に保持された放射線検出手段が放射線照射の度に交換が必要なカセッテ、または放射線照射の度に交換をする必要がない検出装置のいずれであるかを判定する種別判定手段と、保持手段の開閉を監視することにより保持手段に保持される放射線検出手段が取り替えられたかどうかを検出する取り替え検出センサと、種別判定手段により、撮影に用いられた放射線検出手段がカセッテであると判定された場合、検出センサにより保持手段の開閉が検出されない限り、照射開始の指示があっても放射線を照射しないように放射線源を制御し、種別判定手段により、撮影に用いられた放射線検出手段が検出装置であると判定された場合、照射開始の指示があれば検出センサによる保持手段の開閉が検出されなくても放射線を照射するように放射線源を制御する放射線源制御手段を備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]本発明によれば、放射線検出手段としてカセッテと放射線検出器とが併用される場合であっても撮影の失敗を抑制することができる放射線撮影装置が提供できる。すなわち、本発明は、放射線検出手段としてカセッテと検出装置のいずれかを用いて撮影を行う構成となっており、カセッテで撮影を行うと、カセッテの取り替えが検出されない限り、照射開始の指示があっても放射線を照射しない。この様な構成となっていれば、同じカセッテに放射線の照射を2回行って撮影が失敗してしまうことがない。また、本発明によれば、交換をする必要がない検出装置については、放射線の照射を連続して行うことができる。撮影に用いられた放射線検出手段が検出装置である場合、検出装置の取り替えが検出されなくても放射線を照射できるようにしているからである。
また、上述の放射線撮影装置において、種別判定手段は、放射線検出手段の種別を示す術者の入力に基づいて放射線検出手段の種別を判定すればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の具体的な構成を示したものとなっている。放射線検出手段の種別を示す術者の入力に基づいて放射線検出手段の種別を識別するようにすれば、より確実に本発明を実現できる。
また、上述の放射線撮影装置において、種別判定手段は、保持手段に保持された放射線検出手段の種別を検出する種別検出センサを備え、当該種別検出センサの出力に基づいて放射線検出手段の種別を判定すればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の具体的な構成を示したものとなっている。種別検出センサの出力に基づいて放射線検出手段の種別を識別するようにすれば、より確実に本発明を実現できる。
また、情報を表示する表示部を備え、放射線源制御手段は、検出センサにより保持手段の開閉が検出されない状態で照射開始の指示があった場合、表示部に誤った操作がされた旨の表示をさせる構成としてもよい。
本発明は、検出手段としてカセッテと検出装置のいずれかを用いて撮影を行う構成となっており、カセッテで撮影を行うと、カセッテの取り替えが検出されない限り、照射開始の指示があっても放射線を照射しない。この様な構成となっていれば、同じカセッテに放射線の照射を2回行って撮影が失敗してしまうことがない。また、本発明によれば、交換をする必要がない検出装置については、放射線の照射を連続して行うことができる。
実施例1に係るX線撮影装置の全体構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係る天板を説明する斜視図である。 実施例1に係る立位撮影について説明する模式図である。 実施例1に係るFPDについて説明する斜視図である。 実施例1に係るFPDについて説明する断面図である。 実施例1に係るカセッテについて説明する部分破断面図である。 実施例1に係る撮影様式を説明する模式図である。 実施例1に係る撮影様式を説明する模式図である。 実施例1に係る検出系操作パネルの構成を説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の1変形例を説明する模式図である。 本発明の1変形例を説明する模式図である。 従来構成の放射線撮影装置を説明する模式図である。
<X線撮影装置の全体構成>
まず、実施例1に係るX線撮影装置1の構成について説明する。X線撮影装置1は、図1に示すように仰臥位の被検体Mを載置する天板2と、天板2の上側(一面側)に設けられたX線を被検体Mに照射するX線管3と、天板2に載置されるとともに被検体Mの下部に配置された被検体Mを透過してきたX線を検出して検出信号を出力するFPD4とを備えている。FPD4は、被検体Mの体軸方向Aまたは体側方向Sのいずれかに沿った4つの辺を有する矩形となっている。このFPD4は撮影の際にいずれか1つが使用され、仰臥位に係る撮影の場合には被検体Mと天板2との間に配置される。FPD4のX線を検出する検出面は、X線管3および被検体M側に向いている。また、X線管3は、四角錐形状のX線をFPD4に向けて照射する。したがって、FPD4は、X線を検出面の全面で受光することになる。支柱5は、検査室の天井から床面に向けて伸びており、X線管3を支持している。この様な支柱5を有するX線撮影装置1は、放射線源懸垂型と呼ばれる。X線管3は、本発明の放射線源に相当し、FPD4は、本発明の検出装置に相当する。
X線管制御部6(図1参照)は、所定の管電流、管電圧、パルス幅でX線管3を制御する目的で設けられている。X線管制御部6は、本発明の放射線源制御手段に相当する。
本発明のX線撮影装置1の天板2の下側に設けられるFPD4は、天板2から取り外しが可能な構成となっている。図2は、本発明のX線撮影装置1の天板2を説明している。天板2には、図2に示すように引出2aが設けられている。この引出2aは、天板2本体に対して体側方向Sに出し入れ可能となっている。FPD4を天板2の下にセットするときは、FPD4が引出2aの内部にFPD4が収納されることになる。引出2aは、放射線検出手段を着脱可能に保持する構成であり、本発明の保持手段に相当する。
天板2には、後述のカセッテ10の取り替えを検出する取り替え検出センサ2s1が設けられている。取り替え検出センサ2s1は、天板2に対する引出2aの開閉を監視しており、術者が引出2aを天板2から引き出して内部に戻す動作を行うと、取り替え検出センサ2s1は、引出2aに保持されるカセッテ10の取り替えが行われた旨を検出する。このように、取り替え検出センサ2s1は、引出2aに保持される検出手段が取り替えられたかどうかを検出する構成である。なお、取り替え検出センサ2s1自体は、引出2aにセットされたのがFPD4なのかそれともカセッテ10なのかは区別できないので、術者が引出2aを天板2から引き出して内部にFPD4をセットしても、取り替え検出センサ2s1は、取り替えが行われた旨を検出することになる。取り替え検出センサ2s1の検出結果は主制御部27の他、X線管制御部6にも送出される。
本発明のX線撮影装置1が有する特徴の一つとして、図3の左側に示すような立位の被検体Mの撮影を行えるということがある。すなわち、本発明のX線撮影装置1は、FPDを鉛直方向に移動可能に支持する支持軸7を有し、被検体Mを支持軸7に取り付けられたFPDの前に立たせることにより、立位の撮影ができるようになっている。この支持軸7は、検査室の床面から天井に向けて鉛直方向に伸びたものとなっている。
立位撮影の際に使用されるX線源は、天板2に被検体Mを載置して仰臥位の撮影をするときに用いられるX線管3となっている。すなわち、支柱5は、X線管3を自由に移動できるような構成となっており、天板2を用いた撮影に適した位置にX線管3を移動することもできれば、支持軸7を用いた撮影に適した位置にX線管3を移動することもできる。
本発明のX線撮影装置1の支持軸7にもFPD4がセットできるようになっている。図3の右側は、本発明のX線撮影装置1の支持軸7を説明している。支持軸7には、図3に示すようにFPD4bを覆うカバー8が設けられている。このカバー8は、カバー8本体に対して被検体Mの体側方向Sに出し入れ可能な引出8aを備えている。引出8aは、放射線検出手段を着脱可能に保持する構成であり、本発明の保持手段に相当する。
カバー8には、後述のカセッテ10の取り替えを検出する取り替え検出センサ8s1が設けられている。取り替え検出センサ8s1は、カバー8に対する引出8aの開閉を監視しており、術者が引出8aをカバー8から取り出して内部に戻す動作を行うと、取り替え検出センサ8s1は、引出8aに保持されるカセッテ10の取り替えが行われた旨を検出する。このように、取り替え検出センサ8s1は、引出8aに保持される検出手段が取り替えられたかどうかを検出する構成である。なお、取り替え検出センサ8s1自体は、引出2aにセットされたのがFPD4なのかそれともカセッテ10なのかは区別できないので、術者が引出2aを天板2から引き出して内部にFPD4をセットしても、取り替え検出センサ8s1は、取り替えが行われた旨を検出することになる。取り替え検出センサ8s1の検出結果は主制御部27の他、X線管制御部6にも送出される。
FPD4は、図4の左側に示すように、X線撮影装置1に接続する接続端子を有している。FPD4を天板2の下側にセットするときには、引出2aの内部に設けられたコネクタにこの接続端子が接続される。この接続作業により、FPD4は、装置本体から電力を得ることができるとともに、装置本体と信号の送受信を行えるようになる。なお、本発明は、無線によりX線撮影装置1と情報のやりとりを行う構成のFPDも採用できる。このようなFPDは、接続端子を備えず、内部バッテリーより電力の供給を受けて動作する。
<FPD4の構成>
FPD4の構成は、本発明の特徴を理解する上で重要であるので、このFPD4について説明する。FPD4は、直接変換型のX線検出器となっており、図5に示すように、電荷を検出するとともに電荷を蓄積するコンデンサと蓄積した電荷の取り出しを制御するトランジスタとを備えた検出素子が配列されたアクティブマトリックス基板34と、X線を電荷対に変換するアモルファスセレン層31と、第2高抵抗膜32と、アモルファスセレン層31を電界に置くための共通電極33と、エポキシ樹脂層35と、ガラスで構成される補助板36と、第1高抵抗膜37とを有している。また、FPD4は、アクティブマトリックス基板34,第1高抵抗膜37,アモルファスセレン層31,第2高抵抗膜32,共通電極33,エポキシ樹脂層35,および補助板36の順に積層された構成となっている。
FPD4が有する電荷の蓄積に関係する構成について説明する。アモルファスセレン層31は、比抵抗10Ωcm以上(好ましくは1011Ωcm以上)となっている高純度のアモルファスセレンで構成される。このアモルファスセレン層31にX線が照射されると、正孔と電子のペアである電荷対が発生する。アモルファスセレン層31は、強い電場に置かれているので、電荷は、それに伴って移動し、アクティブマトリックス基板34に形成された収集電極34aに電荷が誘起される。
アクティブマトリックス基板34には、ガラス基板上に電荷収集用の収集電極34aが形成されている。収集電極34aは、第1高抵抗膜37に接するとともに、アクティブマトリックス基板34の表面に2次元的に配列されている。この収集電極34aは、図5に示すように、電荷蓄積用のコンデンサ34cに接続されている。コンデンサ34cは、収集電極34aで収集された電荷が蓄積される。
続いて、FPD4が有する電荷の読み出しに関係する構成について説明する。電荷を蓄積するコンデンサ34cは、トランジスタ34tに接続されている。このトランジスタ34tは、コンデンサ34cに接続される入力端子の他に、電流制御用のゲートGと、検出信号読み出し用の読み出し電極Pとを有している。トランジスタ34tのゲートGがオンされると、コンデンサ34cに蓄積している電荷は読み出し電極Pに向けて流れる。この電流がX線の検出信号であり、X線の入射線量を表している。
従って、FPD4にX線を照射すると、X線は、まず電気信号に変換される。FPD4はこの電気信号を検出信号として出力することで、X線の検出動作を完了するのである。FPD4が検出信号を出力したあと、アモルファスセレン層31がX線入射前の状態までリフレッシュされるので、FPD4は、再度のX線の検出が可能な状態になる。
<カセッテ10の構成>
本発明のX線撮影装置は、X線を検出する手段として、FPD4の他にカセッテ10を使用することもできる。カセッテ10は、FPD4と同一の形状をしており、FPD4の代わりに天板2やカバー8にセットすることができる。このカセッテ10は、FPD4とは異なる原理でX線を検出する。図6は、カセッテ10の内部構成が分かるようにカセッテ10を部分的に切り欠いた図となっている。カセッテ10は、図6に示すように筐体10aの内部にX線感光フィルム10bが収納された構成となっている。このX線感光フィルム10bは、X線に晒されると化学変化を起こす感光材料が塗布されている。このようなX線感光フィルム10bにX線を照射すると、X線像がX線感光フィルム10bに焼き付くことになる。この様なカセッテ10は、一度の撮影にしか使用できず、撮影を連続する場合は、カセッテ10を交換する必要がある。
また、カセッテ10を構成するのにX線感光フィルム10bの代わりにイメージングプレートを用いることもできる。イメージングプレートは、X線感光フィルム10bと同じようにX線像を焼き付ける構成となっている。したがって、X線感光フィルム10bの代わりにイメージングプレートを用いてもカセッテ10を交換しなければならない事情は変わらない。
本発明に係る装置におけるX線を検出する検出手段は、X線照射の度に交換が必要なカセッテ10またはX線照射の度に交換をする必要がないFPD4のいずれかで構成される。
<FPDとカセッテとで異なる撮影様式について>
FPD4とカセッテ10とはいずれも検出手段には違いはない。そうではあるが、撮影に使用する検出手段によって撮影様式が異なる。この差異について具体的に説明する。図7は、撮影にFPD4を用いたときの動作を説明している。FPD4を用いて撮影を行うには、まずFPD4が天板2またはカバー8にセットされる。この状態でX線照射を行うと、FPD4はX線画像Pを出力する。その後再びX線照射を行うと、FPD4は再びX線画像Pを出力する。このように、天板2等にセットされたFPD4は、X線照射の度にX線画像Pを構成する検出信号を出力するように動作するのである。
FPD4が出力する検出信号は、画像生成部11に送出される。画像生成部11は、この検出信号を基に被検体Mの透視像が写り込んだX線画像Pを生成する。
図8は、撮影にカセッテ10を用いたときの動作を表している。カセッテ10を用いて撮影を行うには、まずカセッテ10が天板2またはカバー8にセットされる。この状態でX線照射を行うと、X線像がカセッテ10の感光材料に焼き付く。その後再びX線照射を行うには、まずカセッテ10を新しいものに交換しなければならない。このように、天板2等にセットされたカセッテ10は、X線照射の度に交換されなければならない。カセッテ10の交換は手動で行われる。
検出系制御パネル12は、撮影に用いるFPDの種類等の情報を術者に入力させるコンソールである。この検出系制御パネル12は、図9に示すように、撮影に用いるFPDの種類を具体的に選択できるほか、撮影に用いる検出手段がカセッテであることを指定することもできる。検出系制御パネル12は、術者よりFPDの選択がなされると、その旨を示す情報をFPD制御部13に送出する。FPD制御部13は、送出された情報に基づいてFPD4を制御する。具体的には、FPD制御部13は、FPD4を制御することで、電荷を蓄積させたり、電荷の読み出しさせたりする。検出系制御パネル12は、検出手段の種別を術者に入力させる。
種別判定部14は、術者が検出系制御パネル12に対してした入力に基づいて引出2a,8aに保持された検出手段がFPD4であるかそれともカセッテ10であるかを判定する構成となっている。種別判定部14は、判定結果をX線管制御部6に送出する。後述するようにX線管制御部6はこの入力に従って動作を変える。
<X線撮影装置が有するその他の構成について>
X線撮影装置が有するその他の構成について説明する。操作卓26は、X線照射開始の指示等の術者の指示を入力させる目的で設けられている。この操作卓26は、装置本体に対して術者の指示を入力させるものであり、検出系制御パネル12とは独立している。本発明に係る装置は、FPD4に関する制御系が装置本体に関する制御系とは別系統になっており、それに対応してコンソールも独立しているのである。FPD4の制御系が独立性を持たされている理由としては、FPD4が装置としてX線撮影装置1から独立しているからである。この様に構成することで、FPD4を装置本体から取り外して交換ができるようになる。とはいえ、撮影の際には、装置本体の制御系とFPD4の制御系が互いに連携することにはなる。操作卓26は、本発明の入力手段に相当する。
主制御部27(図1参照)は、FPD4以外の装置本体に属する各制御部を統括的に制御する目的で設けられている。この主制御部27は、CPUによって構成され、各種のプログラムを実行することによりX線管制御部6および画像生成部11を実現している。また、上述の各部は、それらを担当する演算装置に分割されて実行されてもよい。記憶部28は、装置制御に関する情報の一切を記憶する。表示部29は、撮影された画像を表示するなどの目的で設けられている。なお、FPD制御部13は、主制御部27を実現するCPUとは別のCPUで実現される。
<X線撮影装置の動作>
続いて、図10を参照しながら本発明に係るX線撮影装置の動作について説明する。本発明に係る装置は、仰臥位の被検体Mを撮影することもできれば立位の被検体Mも撮影することができるようになっている。ここでは、仰臥位に係る撮影についての動作を説明するものとする。本発明に係るX線撮影装置を用いてX線像の撮影をするには、まず被検体Mが天板2に載置される(被検体載置ステップS1)。
被検体Mを載置した後、術者は、天板2に設けられた引出2aを引き出して、引出2aに検出手段(FPD4またはカセッテ10)を載置する。そして、術者は引出2aを天板2に押し込んで、検出手段を被検体Mの下側にセットする(検出手段セットステップS2)。
検出手段のセットが終わると、術者は、検出系制御パネル12を操作して、撮影に用いる検出手段についての設定を行う。このとき術者は、検出系制御パネル12に対して、撮影に用いられる検出手段がカセッテ10なのかそれともFPD4なのかを明示する入力を行う(検出手段種別入力ステップS3)。
<モード設定ステップS4>
本発明の構成では、撮影に用いられる検出手段の種別によって、撮影モードが変更される構成となっている。すなわち、術者が検出系制御パネル12を通じて、カセッテ10を撮影に用いるように設定した場合は、撮影モードは、カセッテモードに設定される。また、術者が検出系制御パネル12を通じて、FPD4を撮影に用いるように設定した場合は、撮影モードは、FPDモードに設定される。モードの設定は、検出系制御パネル12の出力を受信した主制御部27が実行する。種別判定部14は、設定されたモードに対応した検出手段の種別を示す信号をX線管制御部6に送出する。この種別判定部14がX線管制御部6に送出する信号は、撮影モードの種別を示す信号であると捉えることもできる。
術者が操作卓26を通じて撮影開始の指示を行うと、X線管3がX線を被検体Mに向けて照射する。照射されたX線は、被検体Mを透過して天板2の内部に設けられた検出手段に入射することになる(撮影ステップS5)。
カセッテモードで撮影がなされている場合、種別判定部14よりカセッテ10が装置にセットされている旨を示す信号を受信したX線管制御部6は、X線管3にX線照射の指示を与えた後、取り替え検出センサ2s1が出力するカセッテ10の取り替えが行われたことを示す信号が送信されるまで待機する。一方、FPDモードで撮影がされている場合、種別判定部14よりFPD4が装置にセットされている旨を示す信号を受信したX線管制御部6は、X線管3にX線照射の指示を与えた後、再撮影の指示があるまで待機する。
本発明の装置は、撮影の終了後、術者が操作卓26を通じて再撮影の指示を行うことができるようになっている。この再撮影は、例えば、撮影の間に被検体Mが動いてしまい取り直しの必要性が生じたり、被検体Mの別の部位について撮影を行う必要がある場合に行われる(再撮影指示ステップS6)。
<本発明の装置で最も特徴的な構成>
ここで、本発明の装置で最も特徴的な構成について説明する。すなわち、本発明のX線撮影装置1は、再撮影の指示がなされた後の動作が撮影モードによって異なるのである。すなわち、カセッテモードで撮影が実行されている場合、X線管制御部6は、カセッテ10の交換が検出されない限りX線の照射をX線管3に行わせない構成となっているのである。
<カセッテモードに係る動作>
設定された撮影モードがカセッテモードであるときの動作について説明する。カセッテモードのX線管3は、X線管制御部6によりX線の照射が禁止された状態となっている。このX線照射の規制は、実は、撮影ステップS5に係る撮影の終了後からなされており、カセッテ10の取り替えが検出されるまで解除されない。このように、本発明に係るX線管制御部6は、撮影に用いられた検出手段がカセッテ10である場合、カセッテの取り替えが検出されない限り、照射開始の指示があってもX線を照射しないようにX線管3を制御する。
従って、術者がカセッテ10の取り替え前に再撮影の指示を行ったとしても、X線の照射が禁止されているので、X線管3はX線を照射しない。その代わりX線管制御部6は、カセッテ10の取り替え前に術者が再撮影の指示を行った旨を示す信号を表示部29に送出する。表示部29は、これを受けて、誤った操作がされた旨を表示する。
術者がカセッテ10の取り替えが未完了となっていることに気が付いて、カセッテ10の取り替え操作を行うと、取り替え検出センサ2s1は、カセッテ10の取り替えを検出し、その旨を示す信号をX線管制御部6に送出する(カセッテ取り替え検出ステップS7)。すると、X線管制御部6は、X線管3に課していたX線の照射禁止の規制を解除する。
この状態で術者が操作卓26を通じ再撮影の指示の指示をやり直すと、X線管3からX線が照射され、再撮影が実行される(再撮影実行ステップS8)。この再撮影は、カセッテ10が取り替えられた状態で実行されているので、同じカセッテに2回X線を照射してしまうことで撮影が失敗してしまうことがない。カセッテ10が天板2から取り出されてカセッテモードに係る動作は終了となる。
<FPDモードに係る動作>
続いて設定された撮影モードがFPDモードであるときの動作について説明する。FPDモードのX線管3は、X線管制御部6によりX線の照射が禁止されていない。したがって、術者が再撮影の指示を行うと、X線管3からX線が照射されることになる(再撮影実行ステップS8)。このように、本発明に係るX線管制御部6は、撮影に用いられた検出手段がFPD4である場合、照射開始の指示があれば検出装置の取り替えが検出されなくてもX線を照射するようにX線管3を制御する。
FPD4は、一度装置にセットしてしまえば、交換しなくても撮影を繰り返すことができる。したがって、同じFPD4に2回X線を照射してすることで撮影が失敗するようなことはもとよりないわけである。FPD4の検出信号を基に生成されたX線画像Pが表示部29に表示されて、FPDモードに係る動作は終了となる。
なお、上述の動作説明では、仰臥位に係る撮影を例にとって説明している。本発明の装置は、立位に係る撮影についても同様の構成となっている。もっとも、立位の撮影を行う場合、検出手段セットステップS2では、カバー8の引出8aにカセッテ10またはFPD4がセットされることになる。また、カセッテモードで撮影がなされている場合、X線管制御部6は、X線管3にX線照射の指示を与えた後、取り替え検出センサ8s1が出力するカセッテ10の取り替えが行われたことを示す信号が送信されるまで待機することになる。
以上のように、本発明によれば、検出手段としてカセッテ10とX線検出器とが併用される場合であっても撮影の失敗を抑制することができるX線撮影装置1が提供できる。すなわち、本発明は、検出手段としてカセッテ10とFPD4のいずれかを用いて撮影を行う構成となっており、カセッテ10で撮影を行うと、カセッテの取り替えが検出されない限り、照射開始の指示があってもX線を照射しない。この様な構成となっていれば、同じカセッテ10にX線の照射を2回行って撮影が失敗してしまうことがない。また、本発明によれば、交換をする必要がないFPD4については、X線の照射を連続して行うことができる。撮影に用いられた検出手段がFPD4である場合、検出装置の取り替えが検出されなくてもX線を照射できるようにしているからである。
本発明は、上述の構成に限られず、下記の様に変形実施することが可能である。
(1)上述の実施例は、術者の入力により、検出手段の種別を認識する構成となっていたが、本発明はこの構成に限られない。検出手段の種別を認識する種別検出センサを備えるようにしてもよい。図12の左側は種別検出センサ2s2が天板2の引出2aに設けられている様子を示している。この種別検出センサ2s2は、術者が引出2aにセットした検出手段がカセッテ10なのかそれともFPD4なのかを区別することができる。同様に、図12の右側は、種別検出センサ8s2がカバー8の引出8aに設けられている様子を示している。この種別検出センサ8s2は、術者が引出8aにセットした検出手段がカセッテ10なのかそれともFPD4なのかを区別することができる。主制御部27は、モード設定ステップS4において種別検出センサ2s2,8s2より送出された検出手段の種別を特定する信号に基づいてモードの切替を行うことになる。このように本変形例に係る構成は、装置にセットされた検出手段の種別を検出する種別検出センサ2s2,8s2を備え、種別判定部14は、種別検出センサ2s2,8s2の出力に基づいて検出手段の種別を判定し、この判定に基づいてX線管制御部6は動作を変える。
種別検出センサ2s2,8s2が如何にして検出手段の種別を識別するかについて説明する。図13は、本変形例に係るカセッテ10を示している。カセッテ10における種別検出センサ2s2,8s2に対向する部分には、マグネット10aが付設されている。種別検出センサ2s2,8s2は、磁石センサで構成されているので、カセッテ10が引出2a,8aにセットされ、マグネット10aが近づくとその旨を検出することができる。一方、FPD4には、マグネット10aは備えられていない。したがって、種別検出センサ2s2,8s2は、引出2a,8aにセットされた検出手段の種別を識別することができるのである。なお、FPD4の方にマグネットを付設し、カセッテ10の方にはマグネットを付設しないようにしても、本変形例に係る構成は実現できる。
(2)上述の実施例によれば、FPDは、X線を直接電荷に変える直接変換型となっていたが、本発明はこの構成に限られない。X線を蛍光に変換してこれを検出する間接変換型のFPDも本発明の実現に使用できる。
2a,8a 引出(保持手段)
2s1,8s1 取り替え検出センサ
2s2,8s2 種別検出センサ
3 X線管(放射線源)
4 FPD(検出装置)
6 X線管制御部(放射線源制御手段)
10 カセッテ
14 種別判定部(種別判定手段)
26 操作卓(入力手段)

Claims (4)

  1. 放射線を照射する放射線源と、
    前記放射線の照射開始の指示を入力させる入力手段と、
    前記照射された放射線を検出して画像に変換する放射線検出手段を着脱可能に保持するとともに開閉が可能な保持手段と、
    前記保持手段に保持された前記放射線検出手段が放射線照射の度に交換が必要なカセッテ、または放射線照射の度に交換をする必要がない検出装置のいずれであるかを判定する種別判定手段と、
    前記保持手段の開閉を監視することにより前記保持手段に保持される前記放射線検出手段が取り替えられたかどうかを検出する取り替え検出センサと、
    前記種別判定手段により、撮影に用いられた前記放射線検出手段がカセッテであると判定された場合、前記検出センサにより前記保持手段の開閉が検出されない限り、照射開始の指示があっても放射線を照射しないように前記放射線源を制御し、
    前記種別判定手段により、撮影に用いられた前記放射線検出手段が前記検出装置であると判定された場合、照射開始の指示があれば前記検出センサによる前記保持手段の開閉が検出されなくても放射線を照射するように前記放射線源を制御する放射線源制御手段を備えることを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 請求項1に記載の放射線撮影装置において、
    前記種別判定手段は、前記放射線検出手段の種別を示す術者の入力に基づいて前記放射線検出手段の種別を判定することを特徴とする放射線撮影装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の放射線撮影装置において、
    前記種別判定手段は、前記保持手段に保持された前記放射線検出手段の種別を検出する種別検出センサを備え、当該種別検出センサの出力に基づいて前記放射線検出手段の種別を判定することを特徴とする放射線撮影装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の放射線撮影装置において、
    情報を表示する表示部を備え、
    前記放射線源制御手段は、前記検出センサにより前記保持手段の開閉が検出されない状態で照射開始の指示があった場合、前記表示部に誤った操作がされた旨の表示をさせることを特徴とする放射線撮影装置。
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