JP6361018B2 - インバータ装置およびこれを備えた洗濯機 - Google Patents

インバータ装置およびこれを備えた洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP6361018B2
JP6361018B2 JP2014032680A JP2014032680A JP6361018B2 JP 6361018 B2 JP6361018 B2 JP 6361018B2 JP 2014032680 A JP2014032680 A JP 2014032680A JP 2014032680 A JP2014032680 A JP 2014032680A JP 6361018 B2 JP6361018 B2 JP 6361018B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
short
circuit
speed
time ratio
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014032680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015159652A (ja
Inventor
麻田 和彦
和彦 麻田
光英 東
光英 東
元 野嶋
元 野嶋
亀田 晃史
晃史 亀田
陽子 堀
陽子 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014032680A priority Critical patent/JP6361018B2/ja
Priority to PCT/JP2014/003764 priority patent/WO2015008486A1/ja
Priority to CN201480040857.4A priority patent/CN105378174B/zh
Priority to DE112014003296.4T priority patent/DE112014003296T5/de
Publication of JP2015159652A publication Critical patent/JP2015159652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6361018B2 publication Critical patent/JP6361018B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

本発明は、電動機により負荷の運動エネルギーを吸収するブレーキを作用させるインバータ装置およびこれを備えた洗濯機に関するものである。
従来、この種の装置は、モータのロータ位置検出手段により検出するとともに、モータの回転をモータ回転検出手段または逆起電力検出手段により検出し、モータの駆動時以外にロータ位置検出手段または逆起電力検出手段により、モータの回転を検知した場合、短絡ブレーキを行う。(例えば、特許文献1参照)。
また、ホールICを用いた位置検知手段の出力信号が所定範囲となった時に、2線間短絡期間、あるいは3線間短絡期間を開始し、過渡的な過電流を防ぎながら短絡ブレーキに移る。(例えば、特許文献2参照)。
また、モータの巻線を三相以上短絡させ、その状態で電流検知手段によって検知される巻線電流が三相以上一致した場合に前記モータの回転停止を判定する停止判定手段を備えたものもある(例えば、特許文献3参照)。
図17は、特許文献1に記載された従来の洗濯機を示すものである。
図17に示すように、交流電源1、整流回路2、インバータ回路3、モータ4と、ホールIC等で構成され、モータ4のロータ位置を検出するロータ位置検出手段5、6、7、モータ4の逆起電力を検知する逆起電力検出手段8を備え、ロータ位置検出手段5、6、7または逆起電力検出手段8は、回転を検出するモータ回転検出手段として使用され、制御手段10は、モータ4の駆動時以外に、モータ回転検出手段によりモータが回転していることを検知した場合、インバータ駆動回路11を通じて、インバータ回路3の下アームトランジスタをすべてオンさせ、モータ4は短絡ブレーキを行い、モータ4の停止については、ロータ位置検出手段5、6、7と逆起電力検出手段8の両者によるモータ回転検出手段の出力から判定がなされる。
図18は、特許文献2に記載された従来の電気機械制御装置のブロック図を示すものである。
図18に示すように、220Vの交流電源21に接続される全波形の整流回路22と、整流回路22から280Vの直流電圧Vdcを受けるインバータ回路23と、インバータ回路23の入力の直流電圧を安定させるためのコンデンサ24と、インバータ回路23の出力である交流電流を受ける電気機械25等から構成されている。
電気機械25は、その構成要素となる永久磁石26、27を有する回転子28、
U、V、Wの3相の巻線30、31、32からなる固定子33を有するものとなっており、さらにホールICを用いた位置検知手段34が設けられている。
位置検知手段34は、巻線30、31、32に鎖交する永久磁石26、27の磁束の位相に対応する電気角θを検知するものである。
インバータ回路23は、IGBTを用いた6石のスイッチング素子41、42、43、44、45、46、ベクトル制御手段50を設けており、さらに第1の短絡制御手段51、第2の短絡制御手段52、制動信号発生手段53を設けたものとしており、本実施の形態においては、短絡回路54はインバータ回路23をそのまま使用して構成したものとな
っている。
第1の短絡制御手段51は、第1の短絡信号発生手段60、AND回路61、62、OR回路63、64、NOT回路65によって構成されており、第1の短絡信号発生手段60は、位置検知手段34からの位相の信号θを入力し、通常の力行時にはハイ、制動時の2線間短絡期間と3線間短絡期間にローとなる第1の短絡信号S1を出力するものである。
第2の短絡制御手段52は、第2の短絡信号発生手段70、AND回路61、62、OR回路63、64、NOT回路65によって構成されており、第1の短絡信号発生手段60は、位置検知手段34からの位相の信号θを入力し、通常の力行時にはハイ、制動時の3線間短絡期間にローとなる第2の短絡信号S2を出力するものである。
短絡回路54は、電気機械25の制動時に3つの端子UVWの内の2つの端子間を短絡する2線間短絡期間の後、3つの端子を短絡する3線間短絡期間を有することより、過渡的なピーク電流値を抑える。
図19は、特許文献3に記載された従来の装置の回路図を示すものである。
モータ73の巻線に電流を供給するインバータ回路74は、スイッチング素子75〜80を有しており、制御部81によってオンオフが制御される。
モータ73の巻線に流れる電流を検知するため、シャント抵抗83、84、およびオペアンプなどを含む増幅・バイアス回路85、86を設け、その出力信号が制御部81に入力され、U相とV相の電流値が検知され、W相についてもU相とV相の電流から計算され、三相すべての電流が検知されるものとなる。
また過電流時にダイオード87、88を介して過電流検知部89からの過電流検出信号も、制御部81に入力されるものとなっている。
図20は、起動時のフローチャートを示しており、起動スタート90から短絡91に移り、モータ73の巻線を三相とも短絡させる動作となる。
続く回転子停止92では、電流検知手段によって検知される巻線電流が三相以上一致したかどうかの判断がなされ、一致した場合にはモータ73が停止したものと判定される。
その後は、位置決め93、強制転流94、定常運転95へと進め、起動から定常運転に移るものとなる。
図21は、回転中である場合の短絡ブレーキ中の巻線電流波形図を示している。
回転中においては、3相の電流の内の2相分の電流の瞬時値が一致することはあるが、3相分が一致することはなく、3相分の電流値が一致した時点で停止と判断するものとなる。
また、図示していないが、一相の電流検出値を電流波形の1周期より短い間隔で2回以上参照し、それが一致した場合に停止と判断する構成も記載されている。
特開2003−275494号公報 特開2012−130111号公報 特開2005−6453号公報
しかしながら、第1の従来の構成では、3線間の短絡期間が開始された直後に、モータの速度によっては、過渡的な電流の跳ね上がりが相当に発生することがあり、特にインダクタンスの小さいモータを用いる場合には、過渡的な電流の跳ね上がりのピーク値が、通常の駆動時よりも高くなり、モータの減磁に対する信頼性確保の点、およびモータに電流を供給するインバータ回路の電流定格の面からの問題が発生するものとなり、またモータ回転検出手段、場合によっては逆起電力検出手段をも必要とし、コスト高となるものである。
また第2の従来の構成では、ホールIC等により構成される位置検知手段により、3線間短絡期間中の過渡的なピーク電流を抑制するものであることから、位置検知手段が必須となり、センサレスと呼ばれるような位置検知手段を用いない構成では構成できないという課題を有していた。
また第3の従来の構成では、停止判定を行う目的として、次の起動時時点で停止状態から安定に始めることであり、電源投入直後の使用者の安全対策ではない。
また、増幅・バイアス回路の故障により、制御部に例えば0Vや5Vなどの固定された信号電圧が入力された場合には、停止判定となる条件が成立することになり、その状態でドラムの蓋を開くことができる状態となると、不安全性が発生するものとなる。
本発明は、前記第1〜3の従来の課題を解決するもので、簡単な構成でありながら、電動機の速度に関わらず3線間の短絡期間に入った際の過渡的な過電流を効果的に抑え、また位置検知手段の出力信号と同期した動作も必要としない、センサレスでも対応できる洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のインバータ装置は、永久磁石と3相の巻線を有し、負荷に接続される電動機と、直流電源から電力が供給され、3石の高電位側スイッチング素子および3石の低電位側スイッチング素子を有し前記電動機に交流電流を供給するインバータ回路と、少なくとも前記低電位側スイッチング素子をオンオフ制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、短絡時間比率拡大速度指令手段を有し、前記制御手段は、前記インバータ回路の前記低電位側スイッチング素子の3相共通のオン時間の比率のオンオフ制御により前記3相の巻線の入力端子を短絡する短絡時間比率を、前記短絡時間比率拡大速度指令手段の出力値に応じて拡大する短絡時間比率拡大期間の後、前記短絡時間比率を最大限に保ち、前記負荷の運動エネルギーを吸収する短絡制動期間を有し、前記短絡時間比率拡大期間の開始からの時間に応じて、短絡時間比率の拡大速度を変化させるものである。
これによって、各種の運転条件下から、電動機を適切に短絡ブレーキ状態に移行することができるものとなる。
また電源投入直後の時点で、電動機が回転している場合でも、過電流や過電圧がない状態で負荷および電動機の回転を止め、常に安全な状態でドラムの蓋が使用者が開くことができる状態とするものとなり、電流検知手段の故障により実際の電流値と無関係に一定値に固定された場合においても、誤った停止判定が行われない、安全性の高いインバータ装置を実現することができるものとなる。
比較的簡単な構成でありながら、過電流や過電圧などの不具合や故障を防止しつつ、短絡ブレーキ状態に入ることができる。
また、電源投入直後の使用者の安全性を確保することができる。
実施の形態1のインバータ装置のブロック図 実施の形態1における中央制御部135内の詳細構成図。 実施の形態1における、短絡ブレーキ制御手段内のブロック図。 実施の形態1の関数発生器181と関数発生器182入出力特性を示すグラフ 実施の形態1における比較的低速の運転から短絡ブレーキとなる場合の波形図 実施の形態1におけるコンデンサ143の静電容量が小、比較的高速の運転から短絡ブレーキとなる場合の波形図 実施の形態1における停止する前後の動作波形図 実施の形態2における、短絡ブレーキ制御手段190の内部ブロック図 実施の形態2における短絡時間比率拡大速度設定手段192の特性を示すグラフ 実施の形態3における短絡ブレーキ制御手段205の内部ブロック図 実施の形態3における短絡時間比率拡大速度設定手段210の特性を示すグラフ 実施の形態3の短絡制動期間に入る部分の動作波形 実施の形態4における短絡ブレーキ制御手段212の内部ブロック図 実施の形態4における短絡時間比率拡大速度指令手段213の特性を示すグラフ 実施の形態5における一般にドラム式洗濯機と呼ばれるインバータ装置の断面図 実施の形態5におけるインバータ装置の電源が投入された直後のフローチャート図 特許文献1に記載された従来の洗濯機のブロック図 特許文献2に記載された従来の電気機械制御装置のブロック図 特許文献3に記載された従来の装置の回路図 特許文献3に記載された従来の装置の起動時のフローチャート 特許文献3に記載された従来の装置の電流波形図
第1の発明は、永久磁石と3相の巻線を有し、負荷に接続される電動機と、直流電源から電力が供給され、3石の高電位側スイッチング素子および3石の低電位側スイッチング素子を有し前記電動機に交流電流を供給するインバータ回路と、少なくとも前記低電位側スイッチング素子をオンオフ制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記インバータ回路の前記低電位側スイッチング素子の3相共通のオン時間の比率のオンオフ制御により前記3相の巻線の入力端子を短絡する短絡時間比率を拡大する短絡時間比率拡大期間の後、前記短絡時間比率を最大限に保つ短絡制動期間を有し、前記短絡時間比率拡大期間の開始からの時間に応じて、短絡時間比率の拡大速度を変化させることにより、過渡的な電流の跳ね上がりを抑えながら、短絡制動期間に移行することができるものとなる。
また、前記短絡時間比率拡大期間の開始からの時間に応じて、短絡時間比率の拡大速度を変化させる構成とすることにより、簡単な構成で、前記電動機の広範囲の速度に対して、過渡的な電流の跳ね上がりを抑えるとともに、前記直流電源の電圧上昇も問題ない範囲に抑えることができる。
第2の発明は、特に第1の発明の構成に加え、前記直流電源の電圧を検知する電圧検知手段、前記交流電流を検知する電流検知手段、前記電動機の速度を検知する速度検知手段の少なくともいずれかの検知手段を有し、前記制御手段は、少なくともいずれかの検知手段の出力によって、前記短絡時間比率拡大期間の短絡時間比率の拡大速度を変化させる構成とすることにより、電圧検知手段の出力によって、電動機の速度条件の違いによる過渡的な電流の跳ね上がりの出方の変化に対応し、前記直流電源への回生による過電圧も抑えながら、短絡制動期間に移行することができるものとなる。
また、電流検知手段の出力によって、電動機の速度条件の違いによって生ずる前記直流電源への回生電流を前記電流検知手段の出力の変化で検出し、短絡時間比率の拡大速度が
、過渡的な電流の跳ね上がりを十分に抑えることができるものとなるため合理的な構成で、信頼性の高いインバータ装置か実現できるものとなる。
また、速度検知手段の出力によって、前記電動機の幅広い速度範囲に対応した過渡的な電流の跳ね上がりの抑制を行うと共に、前記直流電源への回生電流による電圧上昇も最小限に抑えることが可能となる。
の発明は、特に第1または第2の発明の負荷を、衣類を収納するドラムとし、前記ドラムの回転速度の絶対値を減少させる減速期間中に、前記短絡時間比率拡大期間および前記短絡制動期間を有する構成とすることにより、ドラムの速度および衣類の量の条件、また洗濯と脱水などの諸条件に対応し、過渡的な電流の跳ね上がり、および回生による前記直流電源の電圧の過剰な上昇を抑えた、信頼性の高いインバータ装置を備えた洗濯機を実現することができる。
の発明は、特に第1〜第3のいずれかの発明の負荷を、衣類を収納するドラムとし、前記ドラムの開口部を開閉する蓋と、前記蓋をロックする蓋ロック手段を設け、前記制御手段は、電源投入後、前記短絡制動期間の後、前記蓋ロック手段を使用者が前記蓋を開くことが可能な状態とすることにより、ドラム回転中に使用者が誤って手を入れることを無くし、安全性の高いインバータ装置を備えた洗濯機を実現することができる。
の発明は、特に第1〜第のいずれかの発明の電動機に位置検知用のセンサを持たないセンサレス方式としたことにより、各種の運転条件下から、電動機を適切に短絡ブレーキ状態に移行することができうえ、低コストなインバータ装置および洗濯機を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるインバータ装置のブロック図を示すものである。
図1において、永久磁石100、101と3相の巻線102、103、104を有し、衣類105を収納する負荷(ドラム)106を、プーリ107およびベルト108を介して回転駆動する電動機109と、6石のスイッチング素子111、112、113、114、115、116を有し、電動機109に交流電流Iu、Iv、Iwを供給するインバータ回路117と、スイッチング素子111、112、113、114、115、116をオンオフ制御する制御手段118を有し、制御手段118は、交流電流Iu、Iv、Iwを検知する電流検知手段119を有しており、本実施の形態においては、電流検知手段119は、3相それぞれの電流を電圧に変換するシャント抵抗121、122、123、および低電位側のスイッチング素子114、115、116のオン期間に、A/D変換を行うA/D変換器124により構成されている。
さらに制御手段118は、中央制御部135を有し、インバータ回路117の制御のための信号生成や、電流検知手段119からの出力信号Iua、Iva、Iwa信号受付を
デジタル式にて行うものとなっている。
PWM回路136は、中央制御部135からDuty信号を受けて、Duty信号に対して64マイクロ秒周期の三角波でのパルス幅変調(PWM)を行った信号Bを出力するものであり、中央制御部135の信号S1〜S6は、インバータ回路117との間に設けた、切り替え手段137、駆動回路138を経てスイッチング素子111、112、113、114、115、116のゲート信号を与えるものとなっているが、切り替え手段137が、中央制御部135のK信号がハイである場合には、図1に表示されている状態となって、S1〜S6が採用されるのに対し、K信号がローとなっている場合には、切り替え手段137内の各スイッチが下側に接続された状態となる。
インバータ回路117は、AC230V50Hzの交流電源141、全波の整流器142、コンデンサ143により構成した直流電件144から、直流電圧VDCが供給されており、抵抗146、147によって構成した直流電圧検知回路148の出力Aが、中央制御部135にアナログ電圧信号として入力される形となっており、中央制御部135の内部では、これもA/D変換されたデジタル値として処理されていくものとなっている。
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるインバータ装置の中央制御部135内の詳細構成を示すブロック図である。
なお、中央制御部135を実現する実際の部品としては、1チップ式のマイクロコンピュータなどが用いられるものとなるが、図1の中央制御部135の外側の部分も含めて、1台のマイクロコンピュータのソフトウェアで処理することで実現しても良いし、逆に中央制御部135内の構成をハードウェアで実現しても良く、1チップとしても多チップの部品で実現してもよく、またDSPなどと呼ばれるような各種プロセッサを部品として用いたものであっても良い。
図2において、3相電流Iu、Iv、Iwに対応した信号Iua、Iva、Iwaと推定位相θ信号を用いて、数式1を用いてIdとIqへの変換、すなわち静止座標から回転座標への変換を行って出力する第1の座標変換手段150、設定値IdrとIdの誤差を計算する減算手段151、設定値IqrとIqの誤差を計算する減算手段152、減算手段151、152の出力に対して、PI(比例、積分)のゲインを作用させる誤差増幅手段153、154を設けており、その出力Vd1とVq1は、積分器155の出力であるθ信号と共にdq座標から、数式2を用いて3相の電圧指令値Vu、Vv、Vwの値に変換する第2の座標変換手段158が設けられており、PWM手段159において、A信号に対する3相の電圧指令値の比率で、64us周期の三角波のキャリア波を作用させ、そのキャリア波との瞬時値比較、およびデッドタイムを付して、上下の駆動信号S1〜S6を生成するものとなる。
なお、本実施の形態においては、電流検知手段119は、3相すべての電流を検知できる構成としているが、電動機109の三相の巻線102、103、104の内の2相以上の電流を検知すれば、残りの1相はキルヒホッフの法則によって計算できるものとなるため、2相のみの検知としてもかまわない。
本実施の形態は、さらに速度設定値ωrとωとの差を計算する減算手段160、減算手段160の出力に対して、PI(比例、積分)のゲインを作用させる誤差増幅手段161、推定速度ωからIdrを決めるIdr設定手段162、短絡ブレーキ制御手段163、異常検出手段165、電動機109の駆動時の設定速度ωr、シーケンス発生手段167が設けられている。
異常検出手段165は、インバータ装置に何らかの異常、例えば各部の過電流や過電圧、また過剰な振動などがあった場合にB99RQ信号を出力するものであり、シーケンス発生手段167は、洗濯、脱水などの電気洗濯機としての動作の区切りの時点で、電動機109をブレーキ状態として停止させる場合に、ブレーキ要求信号B4RQの信号発生を行うものとなっている。
本実施の形態においては、B99RQを受けた場合、およびB4RQを受けた場合は、どちらも同様の短絡ブレーキ状態に入るものとしており、いずれの場合でも電動機109の入力を徐々に短絡状態、すなわち3相の入力端子間の電圧が略零となるように、インバータ回路117内の低電位側のスイッチング素子114、115、116に対して3石共通のDutyでゲート制御を行い、高電位側のスイッチング素子111、112、113についてはオフ状態を保つものとなる。
短絡電流判定手段170は、短絡状態での3相分の電流信号Iua、Iva、Iwaの瞬時値の絶対値のすべてが0.6Aを下回った場合にCs信号をハイとするものとなっている。
Idr設定手段162は、ω値が負荷(ドラム)106の速度換算で400r/min以下の場合には、Idrとして0Aを出力し、負荷(ドラム)の速度換算で400r/minを超える場合には、Idr<0Aとしつつ、絶対値としてはωの増大に伴い徐々に増加させることにより、負荷(ドラム)の速度換算で1200r/minではIdr=−5Aとするものとなっており、高速での弱メ界磁制御がかかるものとなっている。
速度推定手段156は、電動機109のパラメータ(抵抗値、最大インダクタンス、最小インダクタンス)を記憶しており、電動機109の電圧方程式を用いて、速度センサなしでありながら電動機109の速度推定を行うもので、第1の座標変換手段150の出力Id、Iqと、第2の座標変換手段158の入力Vd、Vqを受け、推定速度ω、および積分器155入力となるω2を出力するものとしている。
速度推定手段156の内部は、電動機109の電圧値および電流値から、位相誤差に対応するεが算出され、それが零に収束するように、積分もしくは比例積分要素などを持つ誤差増幅がなされるフィードバック系が構成されている。
図3は、本実施の形態における、短絡ブレーキ制御手段163内のブロック図である。
図3において、短絡ブレーキ制御手段163は、B4RQ信号とB99RQ信号の論理和を求めるOR回路174、A信号を受ける比較器175、電圧上昇分発生手段176、加算器177、ホルダ178が設けられており、B4RQまたはB99RQがハイになった時点でのVDC値に50V相当の電圧上昇分を加算した値がホルダ178から閾値とし
て比較器175のマイナス入力に供給されるものとなっている。
短絡時間比率拡大速度指令手段180は、関数発生器181、関数発生器182、切替手段183、ホルダ185を有しており、出力となる短絡時間比率拡大速度信号は、積分器186に入力され、OR回路174出力BRQに接続された遅延手段187は、遅延時間Td1=5msの時間遅れで信号を発し、積分器186へのINTEG信号となる。
積分器186においては、INTEGがローの状態では積分値Dutyは初期値となる零となっており、INTEG信号がハイに上がった時点から時間積分の動作が開始されることにより、Duty信号が出力されるものとなっている。
特に本実施の形態においては、積分器186の出力となるDuty信号を短絡時間比率拡大速度指令手段180の入力として用いることにより、関数発生器181、182が機能することによって、積分開始からの時間のカウントを省略した簡単な構成でありながら、短絡時間比率拡大期間の開始からの時間に応じた短絡時間比率の拡大速度を変化させることができるものとなっている。
なお、比較器175の出力がハイとなる条件としては、信号Aの上昇により閾値を超えた場合であり、VDCが50V以上上昇した時点でホルダ185がDuty値を保持して関数発生器182の入力を固定するとともに、切替手段183はaからbに切り替わるため、以降は関数発生器182からの一定の出力値が、短絡時間比率拡大速度となる。
よって、その場合のDutyは時間とともに一定の速度で上昇していくものとなる。
ここで積分器186は、100%で制限がかかる上限リミッタによりDuty値の制限を行う機能を内蔵したものとなっており、この制限動作により、Dutyは最終的に上限値である100%にて頭打ちとなり、その段階でPWMからベタオン状態に移るものとなる。
なおDutyが100%となった時点では、低電位側スイッチング素子114、115、116内のIGBTやダイオードの電圧降下分、およびインバータ回路117から電動機109までの配線による電圧降下分は、電動機109の入力電圧として例えば2〜3V程度残るものとなるが、このような電圧は略零の範疇である。
図4は、本実施の形態の関数発生器181と関数発生器182について、横軸に入力、縦軸には出力を取った、入出力特性を示すグラフであり、A(実線)には関数発生器181の、またB(破線)には関数発生器182のそれを示すものとなっている。
横軸となる関数発生器181の入力は、Duty信号がそのまま接続され、一方関数発生器182に関しては途中にホルダ185が介在した形での入力端子への接続となっており、いずれの特性についても右肩下がりであり、かつDuty<90%の範囲では、Aに対してBが上に位置し、Duty>=90%では同等の値となっている。
縦軸としている出力値に関しては、後に積分器186の入力となることから、短絡時間比率拡大速度dDuty/dtの意味合いを持つ値となる。
特に本実施の形態においては、短絡時間比率Dutyの拡大期間において、その開始からの時間をカウントする代わりにDutyに対する増加速度dDuty/dtの関数を備えたものとしている。
これによって、計算に使用する変数の数が削減できるものとなり、安価で小型のマイクロコンピュータでも使用できるものとなるなどの効果がある。
しかしながら、特にこのような構成にする必要があるというものではなく、開始からの時間をカウントし、その時間の関数として出力を行うものを用いてもかまわない。
また、十分な特性が得られるのであれば、図4に示した曲線(カーブ)の代わりに、直線や、階段状の値を用いてもよく、マイクロコンピュータでの計算の負担を軽いものとすることも可能となる。
図5は、本発明の第1の実施の形態におけるインバータ装置が比較的低速の運転からB99RQによって短絡ブレーキとなる場合の波形図であり、(ア)はB99RQ信号、(イ)はK信号、(ウ)はDuty信号である。
力行期間から、中央制御部135の内部信号BRQは時刻t1でハイとなり、同時にK信号がハイからローになるが、この時点ではDuty値は零であるため、スイッチング素子111、112、113、114、115、116のIGBT部分は、すべてオフで、遅延手段187の作用による5msのオールオフ期間となる。
なお、オールオフ期間中には、電動機109が低速である場合には、ほとんど電流が零の状態となる。
(ウ)に示される低電位側スイッチング素子114、115、116のオン時間の比率(Duty)は、短絡時間比率となり、オールオフ期間に続いて、T2からT5はDutyが増加する短絡時間比率拡大期間となり、一方、高電位側スイッチング素子111、112、113については、切り替え手段137の作用によりオフ状態が保たれるものとなる。
短絡時間比率Dutyの時間変化に関しては、本実施の形態においては、図4のAに示したように滑らかなカーブの特性を持たせていることから、図5(ウ)の実線カーブのように連続的に時間的な傾き(短絡時間比率拡大速度)が時間の経過と共に、次第に減少していくものとなっている。
また、破線は関数発生器181の特性を階段状とした場合の一例であり、(T3、D3)、(T4、D4)を経由していく折れ線である。
いずれにおいても、短絡時間比率(Duty)の拡大速度は、時間経過と共に低下、また短絡時間比率が100%に近づくほど、低下するものとなっている。
電動機109の入力電圧の観点では、回転により発生する誘導起電力が瞬時値として正/負を繰り返すが、それが短絡時間中には強制的に零となるものとなり、絶対値が抑えられるものとなる。
よって本実施の形態は、T2〜T5の短絡時間比率拡大期間は、短絡時間の増加により、電圧の絶対値が低下させるようにスイッチング素子114、115、116が制御される電圧低減期間となる。
T5において、Dutyが100%に達した時点で、電動機109は、制御手段118が、インバータ回路117内の低電位側スイッチング素子114、115、116のオンオフ制御により、ベタオン状態となる。
したがって、3相巻線の入力端子UVWを短絡する短絡時間比率(Duty)を拡大す
る短絡時間比率拡大期間の後、短絡時間比率Dutyを最大限、すなわち100%に保ち、負荷の運動エネルギーを吸収する短絡制動期間を有するものとなっている。
このように、短絡時間比率となるDutyを徐々に増大させることにより、短絡制動期間に移る過程での過渡的な電流の跳ね上がりを防ぐことができ、過電流が防止できるものとなり、インバータ回路117の各構成要素の破壊、および電動機109の過電流故障を防ぐことができる。
ベルトなどを用いた減速機構を設ける構成においては、ダイレクト駆動と呼ばれるような負荷に直接電動機を接続する構成に比べると、電動機109は小型化、低コスト化が可能となるが、インダクタンスは小となる傾向があるため、上記の過渡的な電流の跳ね上がりが大きくなり、インバータ装置の運転中の最大電流を超えることもあり得る状態となるため、電流の跳ね上がりを抑える必要性が高まるものとなる。
特に、本実施の形態においては、短絡時間比率の拡大速度を徐々に低下させたものとしていることにより、短絡制動期間に入る時点での電動機109の速度条件が広範囲に振られても、過渡的な電流の跳ね上がりを防ぐことができるという効果があり、速度が高い条件下ではT2〜T3付近のDutyの拡大速度の設計、また速度が低い条件下ではT4〜T5付近のDutyの拡大速度の設計で対応可能となる。
なお、電圧面に関しては、T2〜T5の期間内には、電動機109と負荷(ドラム)106が有する運動エネルギーの一部が直流電源144への回生が発生し、コンデンサ143の充電動作がなされて、直流電源144のVDC電圧は上昇するものとなるが、コンデンサ143の静電容量が大きい場合には、T1時点からのVDC電圧の上昇が50Vを超えることはなく、信号Aが比較器175の出力HVをハイにするには至らないものとなり、VDC電圧最大値は各構成部品の耐圧面などから問題無い範囲で収まるものとなるため、電動機109の運転速度が高い条件まで含めても、過電圧が発生することもないものとなる。
その際、特に高速における直流電源144への回生による過電圧を抑える面からは、短絡時間比率拡大期間の後半となるT3〜T5における短絡時間比率(Duty)拡大速度を、中速〜低速条件下での過渡的な電流の跳ね上がりが許容できる範囲で高める設計とすることにより、最小限に抑えることができるものとなる。
その場合には、比較器175の出力HVがハイとなることはなく、いずれの速度条件での短絡制動時にも図5に示した動作となるものとなり、切替手段183は常にa端子のみに接続された状態であるため、切替手段183、関数発生器182、ホルダ185、比較器175、電圧上昇分発生手段176、加算器177、ホルダ178も不要であり、構成要素から省くこともできる。
図6は、本実施の形態において、コンデンサ143の静電容量が小であり、かつ比較的高速の運転からB99RQによって短絡ブレーキとなりVDCの上昇が大きくなる場合の波形図であり、(ア)はB99RQ信号、(イ)はDuty信号、(ウ)は直流電源144の出力電圧VDC、(エ)は比較器175の出力HV信号である。
t0において、R99RQがハイとなり、t1までの5msのオールオフ期間においては、電動機109の速度が高い場合には誘導起電力による直流電源144への回生によるVDC上昇が始まり、t1以降はDutyの増大に伴って、VDCの上昇はさらに進むものとなる。
t0時点でのVDC0に対して、加算器177によって電圧上昇分発生手段176が加算された値がホルダ178に保持されており、コンデンサ143の充電によって、VDCが、VDC0+50Vに達した段階t2において、比較器175の出力HVがハイに変わり、高電圧領域という認識となる。
t2においては、ホルダ185の作用により、その時点でのDuty値83%に対応した出力が関数発生器182から出力され、切替手段183のb接点が接続されて、積分器186に入力される状態となるため、短絡時間比率拡大速度dDuty/dtとして機能するものとなり、かつホルダ185による保持がなされるため、その後t3にてDutyが100%に達するまで、一定の短絡時間比率拡大速度で、Dutyは直線的に増加するものとなる。
ここで、関数発生器182は関数発生器181よりも入力Duty値に対する出力が大であることから、破線で示した関数発生器181が継続して機能する場合(t4にてDuty=100%に達する)よりも、早期であるt3時点で100%に到達するものとなる。
このような動作により、本実施の形態においては、コンデンサ143の静電容量が小であり、かつ電動機109の速度が大である条件の場合には、Duty値が100%に到達するまでの時間が短くなり、(ウ)に示すVDCピークとしては、Vthに対して10V程度の上昇に収まるものとなるため、回生によるコンデンサ143への過剰な充電電荷を抑えることができ、各構成要素に対して信頼低下を引き起こすような過電圧の発生を防ぐことができるものとなる。
ここで、電動機109の各線電流値について発生しうる3相の間の過渡的なアンバランスによる跳ね上がりに関しては、短絡時間比率拡大期間の内、Duty<50%程度の段階で発生が抑えられたものとなっていることから、その後の期間に相当するt2〜t3での急速なDutyの増加には影響しないものとなり、結果的には本実施の形態の構成によって、いかなる電動機109の速度でも、過電圧と過電流の両面が満足される設計が可能となる。
なお、本実施の形態においては、HV信号を出力をVDC0に50Vを加えた閾値とする構成としたことにより、交流電源141の電圧の変化に対して、過電流の発生が容易に抑えられる特長があるものとなっているが、特にこの構成に限定されるものではなく、Vthとして常に一定の値を用いるものや、Vthに対する上限、下限などを設けたものであってもよく、使用される交流電源141の電圧変化範囲で誤動作などがなく、かつ過電流と過電圧を確実に防止する設計が可能となる。
よって、コンデンサ143の静電容量が小である小型、低コストの構成であっても、電動機109が広範囲の速度条件にて短絡制動期間に入る場合の線電流の過電流の防止とともに、直流電源144の回生による過電圧発生も抑えることができ、速度情報が不要であることから、センサレスと呼ばれるような電動機109に位置検知用のセンサ、および速度検知用のセンサを持たない低コストの構成への対応も行うことができるものとなる。
さらに、電気洗濯機のように電動機109の回転方向が、一方向ではなく、右に回ったり左に回ったりするインバータ装置であっても、相順に関係なく短絡ブレーキ(短絡制動)期間に移行する制御が可能であることから、有効なものとなる。
図7は、本実施の形態におけるインバータ装置のB99RQによって短絡ブレーキとなり、図5や図6に示した期間から、さらに時間が経過し、電動機109および負荷(ドラ
ム)106が停止する前後の動作波形図を示している。
図7において、(ア)は負荷(ドラム)の速度、(イ)はIu、Iv、Iwの電流波形、(ウ)は短絡電流判定手段170のCs出力信号を示している。
短絡ブレーキ状態となった電動機109は、次第に速度が低下し、同時に線電流については周波数がほぼ速度に比例して低下し、線電流の振幅も最終的には低下し、速度が零となる時点で零に収束していくものとなる。
短絡ブレーキに入った時点から停止に至るまで時間については、短絡ブレーキに入った時点での電動機109の速度、負荷の慣性モーメント、電動機109のインダクタンスや抵抗値、スイッチング素子114、115、116のオン状態での電圧(VCE(SAT))などによって左右されるものとなり、一定時間ではないため、速度の低下によって現れる物理現象である電流値を、本実施の形態で用いることにより、十分な低速にまで速度が低下した状態を検知するものとしている。
具体的には、本実施の形態においては、3つの線電流Iu、Iv、Iwの瞬時値の絶対値のすべてが0.6Aを下回った時点TjaでCs信号をハイとするものとなり、負荷(ドラム)の速度として7r/min程度に低下した段階となる。
シーケンス発生手段167は、ハイとなったCs信号を受けた場合、0.3秒間の遅延時間を経過した時点で、電気洗濯機としての次の工程に移るものとなる。
上記7r/minから短絡ブレーキの状態が、さらに0.3秒間継続されることになるため、負荷(ドラム)の完全停止後、ほとんど無駄な時間なしに、次の工程へと進むことができるものとなる。
以上のように、負荷(ドラム)のブレーキ時に、位置センサや速度センサを用いない低コストと簡単なセンサレス方式、構成でありながら、短絡ブレーキを用い、かつその期間の電流から停止の判定を適切に行うことができるものとなる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の第2の実施の形態における、短絡ブレーキ制御手段190の内部ブロック図である。
本実施の形態においても、短絡ブレーキ制御手段190以外の部分については、図2に示した実施の形態1のものと同等の構成のものを用いている。
図8においては、OR回路174、積分器186、遅延手段187については実施の形態1と同等のものを用い、短絡時間比率拡大速度設定手段192、VDCに対応したA信号を受けるホルダ195、196、減算器197、Duty=70%に相当する値を出力する定数発生器199、比較器200を有している。
図9は、短絡時間比率拡大速度設定手段192の特性を示すグラフであり、横軸Dutyに対する出力(縦軸)は、Duty<=70%においては、右肩下がりの単一の直線であるが、Duty>70%においては、ホルダ196から入力されたΔA値によって4段階に切り替えるものとなっている。
以上の構成において、本実施の形態のインバータ装置の短絡ブレーキに入った場合の動作としては、OR回路174の出力がハイとなった時点でのVDCに対応したAの値がホルダ195で保持され、遅延手段187による5msのオールオフ時間の後に、INTE
G信号がハイとなって、積分器186が初期値零から時間積分を開始すると、図9の左端の条件から段々とDuty値が上昇していくものとなり、短絡時間比率Dutyが所定値70%となった時点で、比較器200の出力がローからハイに切り替わると、その時点でのVDCと初期VDC値となるホルダ195との差、すなわちVDC上昇分に相当するΔA値がホルダ196で保持され、その大きさに応じて短絡時間比率拡大速度設定手段192では図9に示した4段階の特性の選択が行われるものとなる。
これにより、高速の場合にはΔAが大となる特性、低速の場合には、ΔAが小となる特性が選択されることになる。
高速の場合には、Duty>70%での短絡時間比率拡大速度を大としても、過電流の発生する可能性はなく、回生によるコンデンサ143の充電によるVDCの過剰な上昇を抑えるには、速やかにDuty=100%まで引き上げることが有効となる。
逆に低速の場合には、過渡的な過電流の発生は、Duty>70%で生じることになるため、Duty>70%での短絡時間比率拡大速度は小に抑える必要があり、一方VDCの過剰な上昇に関しての問題は発生しない。
したがって、本実施の形態は、合理的に動作するものとなり、比較的簡単な構成でありながら、広い速度範囲の条件で、短絡制動期間に入る際の過電圧と過電流の発生を抑えることができるものとなる。
(実施の形態3)
図10は、本発明の第3の実施の形態における短絡ブレーキ制御手段205の内部ブロック図である。
本実施の形態においても、短絡ブレーキ制御手段205以外の部分については、図2に示した実施の形態1のものと同等の構成のものを用いている。
図10においては、実施の形態1、2と異なる要素のみ説明する。
BRQ信号を3ms遅延した信号を出力する遅延手段206、電流検知手段119の出力Iua、Iva、Iwaを用い、その瞬時値の絶対値の3相の内の最大値を計算して出力する線電流検知手段207、BRQ信号がハイとなるタイミングで保持するホルダ208、短絡時間比率拡大速度設定手段210を設けている。
図11は、短絡時間比率拡大速度設定手段210の特性を示すグラフであり、横軸Dutyに対する出力(縦軸)は、ホルダ208の出力であるフリーラン期間の電流の大きさによって、数段階のカーブに切り替えるものとなっており、ホルダ208の出力信号が高い場合、大出力となる設定となっている。
図12は、本実施の形態の短絡制動期間に入る部分の動作波形を示したもので、(ア)は短絡時間比率Duty、(イ)は負荷(ドラム)106が毎分300回転という比較的低速の場合の線電流Iu、Iv、Iw、(ウ)は負荷(ドラム)が毎分1000回転という比較的高速の場合の線電流Iu、Iv、Iwの波形である。
5msのフリーラン期間となるt0〜t2において、(イ)に示す低速時では電動機109内の永久磁石100、101による誘導起電力が低いため、フリーラン期間中の直流電源144への回生電流は発生しないのに対し、(ウ)に示す高速時では電動機109内の永久磁石100、101による誘導起電力が高いため、フリーラン期間中の直流電源1
44への回生電流が発生するものとなり、明らかな差がある。
本実施の形態においては、フリーラン期間内に相当するt1=3msの時点において、3つの線電流の検出値Iua、Iva、Iwaに対して、すべて絶対値をとり、3つの内の最大のものを出力することにより、(イ)と(ウ)の差を認識し、それぞれに適した短絡時間比率Dutyの拡大速度のパターンを選択していくものとなる。
これにより、短絡制動期間に入る時点での速度が広範囲となっても、それぞれに対応した短絡時間比率Dutyの拡大速度となることから、いずれの速度についても過電流と過電圧による問題が発生しない設計とすることができるものとなる。
なお、本実施の形態においては、図11に示した特性にカーブを用いているが、カーブの代わりに階段的な関数を用いるものでもよく、またDutyとは無関係に電流値のみによって切り替えるものとしても良い。
また、本実施の形態においては、フリーラン期間内となるt1での線電流の大きさによって短絡時間比率拡大速度を変化させるものとしているが、電流を検知するタイミングとして、特にフリーラン期間中に限定するものではなく、フリーラン期間が終了した後、Duty上昇が開始してからの時点としても良く、複数のタイミングを組み合わせても良い。
それにより、より広範囲の速度に対して、それぞれの速度に最適な短絡時間比率拡大速度が得られ、結果として過電流と過電圧をより効果的に抑えることができるものとなる。
また、本実施の形態では電流検知手段119の出力を受ける線電流検知手段207は、電流の大きさを検知するものとしているが、大きさ以外にも周波数要素も検知対象となり得るものであり、高速時にはフリーラン期間中から周波数の検出が有効に利用できるものであり、低速時についても、短絡時間比率拡大期間中には周波数の検出が可能となる。
低速時における過渡的な過電流の発生は比較的高Dutyとなった段階で発生するものであることから、50%程度までのDutyの上昇速度としては、高速時並としておき、周波数検出が可能となった段階で、それらの周波数検出値に対応した短絡時間比率の拡大を行うことにより、やはり過電流や過電圧を抑えながらの短絡制動期間への移行は可能となる。
(実施の形態4)
図13は、本発明の第4の実施の形態における短絡ブレーキ制御手段212の内部ブロック図である。
本実施の形態においても、短絡ブレーキ制御手段212以外の部分については、実施の形態1と同等のものとなっている。
図13においても、実施の形態1と異なる部分のみの説明を行う。
短絡時間比率拡大速度指令手段213は、電動機109の速度を検知する速度検知手段215からの速度信号ωを受けるものとなっており、速度検知手段215は電動機109内に設け、対抗する永久磁石100、101の磁極の極性に応じてハイ、ローが出力されるホールIC217と、その出力から速度を演算する速度計算器218を有している。
図14は、本実施の形態における短絡時間比率拡大速度指令手段213の特性を示すグ
ラフであり、横軸には速度検知手段215から入力される速度信号、縦軸には出力となる短絡時間比率拡大速度dDuty/dtをとっている。
本実施の形態においてはDutyとは無関係に、高速となるほど、出力を増加させる特性としていることから、時間の経過と共に短絡時間比率は100%まで、直線的に増加していくものとなり、傾きが速度によって変化するものとなる。
なお、本実施の形態においては、速度検知手段215の出力にホルダ等を設けていないため、短絡時間比率拡大期間中にも、短絡時間比率拡大速度の指令値が低下していくものとなり、制動の係り方によっては短絡時間比率拡大期間中に発生する速度変化にも対応するものとなり、負荷(ドラム)106の慣性モーメントが小さい場合に急激な速度減少となっても、過渡的な過電流を防止することができるという効果は得られる場合がある。
しかし、短絡時間比率拡大期間が例えば100ms程度と短時間であって、その期間中に発生する速度変化が小さい場合には、ホルダ等を設けた場合との差は小さく、いずれの構成も可能である。
また、本実施の形態においては、速度検知手段215にホールIC217を用いたものを使用しているが、一般的にセンサレスと呼ばれる電動機駆動システムでは、ホールICは用いず、代わりに電動機109の入力電圧、入力電流からの推定がなされるものとなり、例えばフリーラン期間の直前の速度の推定信号を用いることにより、ホールICなどの位置検知、速度検知を全く用いない構成とすることができる。
(実施の形態5)
図15は、本実施の形態における一般にドラム式洗濯機と呼ばれるインバータ装置の断面図である。
図15において、衣類220を収納する負荷(ドラム)221、プーリ222およびベルト223を介して回転駆動する電動機224が設けられ、電動機224に3相の交流電流を供給するインバータ回路226を有している。
インバータ回路226は、制御手段228からの6石分の制御信号Sdにより、運転がなされるものとなっており、実施の形態1で説明した、B99RQ信号とB4RQに対応し、電圧低減期間を経た後、短絡制動期間に移るものであり、また実施の形態1で説明したように、短絡制動期間中の停止判定を行うものとなっている。
本実施の形態においては、負荷(ドラム)は樹脂製の受け筒230の内部で回転するものとなっており、給水弁233、排水弁234の開閉を制御手段228からのSkb信号、Shb信号により開閉することによって、受け筒230内に水が給排水され、別に投入される洗剤と共に、洗濯と脱水がなされるものとなっている。
ここで、負荷(ドラム)221の前方には開閉可能な蓋236が設けられており、使用者が蓋236を開閉するための蓋ハンドル237が設けられており、洗濯および脱水中に負荷(ドラム)221が回転する際には、蓋236が閉じられ、使用者の安全確保や、水の飛散の防止するものとなっている。
蓋236がハンドル237の操作で開かれた状態は、破線で示している。
蓋ロック手段240は、蓋236が閉じられた状態に保持するものであり、ソレノイド241、プランジャ242、バネ243およびロック制御回路244からなっており、ソ
レノイド241に通電がなされていない図示している状態では、蓋236はロック状態となるため、使用者がハンドル237を引こうとも、また他のいかなる操作を行っても、蓋236は、蓋ロック手段240により、頑として開くことができない状態となる。
ロック制御回路244は、制御手段228からのSrk信号により、ソレノイド241への通電を行い、使用者はロックの解除により蓋236を開くことが可能となる。
なお、蓋検知スイッチ246は、蓋236の開閉状態を検知するものであり、開閉検知信号Sclを制御手段228に伝え、蓋236が開かれている場合には、Sclはローとなり安全確保の面から、インバータ回路226へのSd信号としては、電動機224への交流電流の供給は行わず、負荷(ドラム)221を回転する運転はなされないものとなっている。
なお、この状態で直流電流を電動機224に供給しても良く、負荷(ドラム)221はより確実に回転方向に固定された状態とすることで、十分な安全性の確保を行うことができる。
そして、脱水運転などが終了した場合には、制御手段228が停止判定を行った後に、Srk信号が送られ、蓋ロック手段240は、ソレノイド241への通電を行う。
脱水運転を停止する場合としては、所定の脱水時間に達した場合の他、使用者が停止ボタン248を操作し、Sstop信号が発生した場合、またインバータ回路226において過負荷などの異常が発生した際にも、異常信号Sabが発生し、いずれも制御手段228に入力されるものとなり、電動機226の制動がかかり、負荷(ドラム)221が停止された時点で、制御手段228での停止判定が行われた後、蓋ロック手段240は、使用者がハンドル237を引けば蓋236が開くことができる状態となる。
図16は、本実施の形態において、インバータ装置の電源が投入された直後のフローチャート図を示している。
図16において、インバータ装置の電源スイッチが入った場合など、制御手段228が活性化した段階で、構成しているマイクロコンピュータのプログラムがスタートすると、スタート250から短絡ブレーキ251に移り、実施の形態1の説明で図3に示したB99RQ信号またはB4RQ信号が発生した場合の動作を行い、電圧低減期間に続いて短絡制動期間に入る。
そして図4に示す停止判定の信号Csがハイとなった時点で、ロック解除253に移り、ここでソレノイド241の通電が行われ、使用者は蓋236を開くことができる状態となる。
電源が投入された段階で、例えば前回の運転の制動が完了していない状態であった場合などは、蓋236は蓋ロック手段240によるロック状態の解除ができると、残っている回転により、使用者に危険が発生するものとなる。
蓋ロック手段240についての制御としては、運転中には使用者が蓋236を開くことができないように制御されており、洗濯、脱水などの動作が終了した時点で、解除状態、すなわち使用者が蓋236を開き、ドラム221内に手を入れることができる状態となるものであり、電源が切れた状態でも蓋236は使用者が自由に開閉できる状態となっている。
しかしながら、運転中に停電が発生した場合などには、電源が切れた状態で蓋ロック手段240が、使用者による蓋236を開くことができない状態(ロック状態)となっている場合もあり、蓋236は閉じられているがドラム221の回転が残っている場合もあり得る。
この状態で、次回電源が投入された場合、蓋ロック手段240について即使用者が蓋236を開くことができる状態としてしまうことは、もしも万一ドラム221の回転が残っていれば使用者の危険に繋がるものとなるが、本実施の形態においては、電源投入後、電圧低減期間に続く短絡制動期間があり、ドラム236の制動が完了した段階で、蓋236を使用者が開くことができる状態に蓋ロック手段240が制御されることにより、高い安全性が保たれるものとなる。
なお、本実施の形態においては、電源投入された時点での蓋ロック手段240が、ロック状態かアンロック状態かに関わらず、電源投入直後に、電圧低減期間および短絡制動期間を設けるものとなっているが、少なくともロック状態において、短絡制動期間を設けることは、安全性の確保の点で有効であり、電源投入された時点で、アンロック状態にある場合、もしくは蓋236が開いている場合には、電圧低減期間や短絡制動期間が無くても安全性の確保の上で差は生じないことになるため、電源投入直後の電圧低減期間および短絡制動期間は省くこともできる。
本実施の形態においては、電源投入後に、短絡制動期間を経るものとし、かつ停止判定の信号Csがハイになった後に、蓋ロック手段240を、使用者が蓋236を開くことができる状態とすることにより、その危険を無くすることができるものとなり、安全性の高いインバータ装置を実現することができるものとなる。
このように、本実施の形態においては、電動機の停止を適切に判定した後に、ロック解除253を行って、蓋ロック手段240を使用者が蓋236を開くことができる状態にするため、安全性の高いインバータ装置を実現することができるものとなる。
特に、短絡ブレーキ251にて、B99RQ信号またはB4RQ信号による制動を行うことから、速度センサや位置センサを用いないセンサレスと呼ばれる構成であっても、電源投入直後に負荷(ドラム)221の回転が残っていた場合であっても、その速度、および位置(位相)に関係なく、インバータ回路226の過電流や過電圧の発生を抑えることができるため、極めて有効なものとなる。
なお、本実施の形態においては、負荷(ドラム)221の回転軸は、水平としたものを示したが、特に水平にこだわるものであるというものでもなく、垂直、あるいは斜めの回転軸を有するものとしても良い。
負荷(ドラム)221の回転駆動のための動力伝達経路についても、プーリ222、ベルト223を用いたものを示したが、これについてもこの構成に限定するものでもなく、ギア(歯車)を用いたものや、ダイレクト駆動と呼ばれるように、負荷(ドラム)221の軸に直接に電動機を備えて同一の速度で回転するものなどであってもかまわない。
また、蓋ロック手段240の構成に関しても、本実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、例えば複数の蓋ロック手段を設け、使用者のハンドル操作によっていつでもロック解除が可能な蓋ロック手段と、制御手段からの信号によってロック状態が解除されるものとを併用する構成、あるいは蓋を閉じた状態で常にロック状態となるが、ロック解除は制御手段からの信号によって阻止/許可が働くもの、制御手段からの信号によってハンドル操作ができなくなるものなど、様々な構成を用いることができ、いずれの場合で
も使用者が蓋を開くことができるかどうかを制御手段からの信号によって変化させることができるものであれば良く、具体的な構成は自由に設計できるものである。
以上のように、本発明にかかるインバータ装置は、速度センサや位置センサを用いないセンサレスと呼ばれる構成であっても、制動時に短絡時間比率を拡大する短絡時間比率拡大期間の後に、短絡制動期間を有することにより、過電流および過電圧の問題を発生させることなく、制動状態に移行することができるものとなる。
100、101 永久磁石
102、103、104 巻線
106、221 負荷(ドラム)
109、224 電動機
144 直流電源
111、112、113、114、115、116 スイッチング素子
117、226 インバータ回路
118、228 制御手段
148 電圧検知手段
119 電流検知手段
215 速度検知手段
220 衣類
236 蓋
240 蓋ロック手段

Claims (5)

  1. 永久磁石と3相の巻線を有し、負荷に接続される電動機と、直流電源から電力が供給され、3石の高電位側スイッチング素子および3石の低電位側スイッチング素子を有し前記電動機に交流電流を供給するインバータ回路と、少なくとも前記低電位側スイッチング素子をオンオフ制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記インバータ回路の前記低電位側スイッチング素子の3相共通のオン時間の比率のオンオフ制御により前記3相の巻線の入力端子を短絡する短絡時間比率を拡大する短絡時間比率拡大期間の後、前記短絡時間比率を最大限に保つ短絡制動期間を有し、前記短絡時間比率拡大期間の開始からの時間に応じて、短絡時間比率の拡大速度を変化させるインバータ装置。
  2. 前記直流電源の電圧を検知する電圧検知手段、前記交流電流を検知する電流検知手段、前記電動機の速度を検知する速度検知手段の少なくともいずれかの検知手段を有し、前記制御手段は、少なくともいずれかの検知手段の出力によって、前記短絡時間比率拡大期間の短絡時間比率の拡大速度を変化させる請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記負荷は、衣類を収納するドラムとし、前記ドラムの回転速度を減速させる減速期間中に、前記短絡時間比率拡大期間および前記短絡制動期間を有する請求項1または2に記載のインバータ装置を備えた洗濯機。
  4. 前記負荷は、衣類を収納するドラムとし、前記ドラムの開口部を開閉する蓋と、前記蓋をロックする蓋ロック手段とを有し、前記制御手段は、電源投入後、前記短絡制動期間の後、前記蓋ロック手段を使用者が前記蓋を開くことが可能な状態とする請求項1〜のいずれか1項に記載のインバータ装置を備えた洗濯機。
  5. 電動機に位置検知用のセンサを持たないセンサレス方式とした請求項1〜のいずれか1項に記載のインバータ装置。
JP2014032680A 2013-07-18 2014-02-24 インバータ装置およびこれを備えた洗濯機 Active JP6361018B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014032680A JP6361018B2 (ja) 2014-02-24 2014-02-24 インバータ装置およびこれを備えた洗濯機
PCT/JP2014/003764 WO2015008486A1 (ja) 2013-07-18 2014-07-16 洗濯機
CN201480040857.4A CN105378174B (zh) 2013-07-18 2014-07-16 洗衣机
DE112014003296.4T DE112014003296T5 (de) 2013-07-18 2014-07-16 Waschmaschine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014032680A JP6361018B2 (ja) 2014-02-24 2014-02-24 インバータ装置およびこれを備えた洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015159652A JP2015159652A (ja) 2015-09-03
JP6361018B2 true JP6361018B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=54183248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014032680A Active JP6361018B2 (ja) 2013-07-18 2014-02-24 インバータ装置およびこれを備えた洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6361018B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6169203B1 (ja) * 2016-02-16 2017-07-26 三菱電機株式会社 電動機制御装置および電動機制御方法
JP6680103B2 (ja) * 2016-06-17 2020-04-15 ブラザー工業株式会社 異常検出装置、モータ制御装置及び異常検出方法、
JP6762175B2 (ja) * 2016-09-05 2020-09-30 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 モータ制御装置および空気調和機
JP7049623B2 (ja) * 2017-06-14 2022-04-07 青島海爾洗衣机有限公司 洗濯機
KR20190063252A (ko) * 2017-11-29 2019-06-07 엘지전자 주식회사 모터 구동장치 및 그의 제어방법
CN107947647B (zh) * 2017-12-19 2024-03-12 深圳市创科维信电子有限公司 三相无刷电机驱动电路及其控制方法
JP7006253B2 (ja) * 2017-12-26 2022-01-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 インバータ装置
JP6768753B2 (ja) * 2018-09-18 2020-10-14 株式会社東芝 モータ制御装置
JP7195479B2 (ja) * 2020-03-05 2022-12-23 株式会社Fuji 多関節ロボット

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1155977A (ja) * 1997-07-31 1999-02-26 Sanyo Electric Co Ltd コンデンサモータの制御回路およびこの制御回路を備える脱水装置
JP3661384B2 (ja) * 1998-01-05 2005-06-15 松下電器産業株式会社 電動機の制御装置および電気洗濯機
KR100344984B1 (ko) * 1999-10-12 2002-07-19 엘지전자주식회사 세탁기의 제동방법
JP2008278698A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Hokuto Seigyo Kk モータ駆動装置
JP4989591B2 (ja) * 2008-04-23 2012-08-01 三菱電機株式会社 永久磁石同期モータの駆動装置、空気調和装置、換気扇の駆動装置、洗濯機、自動車及び車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015159652A (ja) 2015-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6361018B2 (ja) インバータ装置およびこれを備えた洗濯機
TWI278176B (en) Motor driving device
WO2015008486A1 (ja) 洗濯機
JP2008530971A (ja) 永久磁石モーター駆動用の安全インターロックおよび保護回路
Kim et al. Using low resolution position sensors in bumpless position/speed estimation methods for low cost PMSM drives
WO2017187128A2 (en) A method for controlling an electric motor
JP6023974B2 (ja) 洗濯機
WO2015023263A1 (en) Elevator braking in a battery powered elevator system
JP2017093534A (ja) 洗濯機
JP6241460B2 (ja) 電動機の制御装置
JP2013099210A (ja) モータ制御装置及びモータ制御方法
JP6229160B2 (ja) 洗濯機
JP6295407B2 (ja) インバータ装置およびこれを用いた脱水機
WO2018024571A1 (en) Household appliance having a power module with continuous and discontinuous pwm control
JP3896855B2 (ja) モータ駆動装置
JP6229162B2 (ja) 洗濯機
JP4007054B2 (ja) 洗濯機
JP6634603B2 (ja) 洗濯機
JP6043950B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2017051516A (ja) 洗濯機
Nam et al. Braking algorithm considering voltage limit condition for surface mounted PM synchronous motor
JP6403418B2 (ja) 洗濯機
WO2018141394A1 (en) Household appliance with brushless dc motor sensorless control scheme
KR20190063255A (ko) 모터 제어 장치, 모터 제어 시스템 및 모터 제어 방법
JP7463213B2 (ja) インバータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160519

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170727

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180405

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180528

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6361018

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151