JP6349191B2 - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6349191B2
JP6349191B2 JP2014160664A JP2014160664A JP6349191B2 JP 6349191 B2 JP6349191 B2 JP 6349191B2 JP 2014160664 A JP2014160664 A JP 2014160664A JP 2014160664 A JP2014160664 A JP 2014160664A JP 6349191 B2 JP6349191 B2 JP 6349191B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
intervention
vehicle
brake
acceleration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014160664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016037125A (ja
Inventor
原田 豊
豊 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
VEONEER NISSIN BRAKE SYSTEMS JAPAN CO.LTD.
Original Assignee
VEONEER NISSIN BRAKE SYSTEMS JAPAN CO.LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by VEONEER NISSIN BRAKE SYSTEMS JAPAN CO.LTD. filed Critical VEONEER NISSIN BRAKE SYSTEMS JAPAN CO.LTD.
Priority to JP2014160664A priority Critical patent/JP6349191B2/ja
Publication of JP2016037125A publication Critical patent/JP2016037125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6349191B2 publication Critical patent/JP6349191B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

本発明は、下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する車両制御装置に関する。
車両制御装置として、下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する、ヒルディセントコントロール等と呼ばれる走行制御を実行するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−23565号公報
ところで、上記走行制御の実行中において、車体速度が目標速度に達した場合に車両に制動力を与える速度抑制制御を開始する構成では、制御開始時から車両に制動力が実際に作用するまでにタイムラグが存在することで、例えば、急勾配の路面を走行しているときの速度抑制制御の初期に、車体速度が目標速度を大きく超え、超えた後に急減速する可能性があるため、運転フィーリングが低下してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する車両制御装置において、運転フィーリングを向上させることを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する車両制御装置であって、車両の前後方向の加速度を取得する加速度取得手段と、運転者の操作に基づいて前記目標速度を設定する目標速度設定手段と、車体速度が介入速度を超えた場合に、前記目標速度と現在の車体速度に基づいて車両に制動力を与える速度抑制制御を実行する速度抑制制御実行手段と、前記加速度に応じて前記介入速度を設定する介入速度設定手段とを備え、前記介入速度設定手段は、アクセル操作またはブレーキ操作が行われている場合、前記介入速度を、前記目標速度に設定し、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合、前記介入速度を、前記目標速度から、前記加速度に応じて設定した補正値を減算した値に設定することを特徴とする。
このような構成によれば、加速度に応じて介入速度を設定し、車体速度が介入速度を超えた場合に速度抑制制御を実行するので、速度抑制制御を早期に開始することができる。これにより、制動力を早めに作用させることができるので、車体速度が目標速度を超過することを抑制することができ、運転フィーリングを向上させることができる。また、このような構成によれば、アクセル操作またはブレーキ操作が行われている場合には、運転者の操作に応じた、運転者の意図した介入速度を設定することができる。また、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合には、目標速度から補正値を減算した介入速度を設定するので、速度抑制制御を早期に開始でき、車体速度の超過を抑制することができる。これらにより、運転フィーリングを向上させることができる。
前記した装置において、前記介入速度設定手段は、前記加速度が大きいほど前記介入速度を小さく設定する構成とすることができる。
このような構成によれば、加速度が大きいほど、すなわち、車体速度が増加しやすい下り坂の勾配が大きいほど、速度抑制制御をより早期に開始することができ、制動力をより早めに作用させることができる。これにより、下り坂の勾配が大きい場合でも、車体速度の超過が抑制されるとともに、制動力を大きく変化させることなく減速させることができるので、運転フィーリングをより向上させることができる。
前記した装置において、前記速度抑制制御実行手段は、車体速度が前記目標速度に追従するようにPID制御によって前記制動力を設定する構成とすることができる。
このような構成によれば、最適な制動力を設定できるので、運転フィーリングをより向上させることができる。
前記した装置において、前記速度抑制制御実行手段は、車輪に設けられたブレーキ装置のブレーキ液圧を加圧することで車両に制動力を与える構成とすることができる。
このような構成によれば、速度抑制制御によって車両に制動力を与えるときには、ブレーキ装置のブレーキ液圧を加圧するので、目標速度を超えないように車体速度を好適に制御することができる。
本発明によれば、下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する車両制御装置において、運転フィーリングを向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両制御装置を備えた車両の構成図である。 液圧ユニットの構成を示す構成図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 加速度と、介入速度を算出するための補正値との関係を示すマップである。 制御部による走行制御の処理を示すフローチャートである。 目標速度設定の処理を示すフローチャートである。 介入速度設定の処理を示すフローチャートである。 各種の速度、加速度、走行制御における速度抑制制御の実行状態およびブレーキ液圧の変化を示すタイミングチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、一実施形態に係る車両制御装置VCは、車両CRが下り坂を走行中に、運転者のブレーキ操作によらずに、車両CRの各車輪Wに付与する制動力を適宜制御して、目標速度VTを超えないように車体速度Vを制御する走行制御を実行する装置である。車両制御装置VCは、油路や各種部品が設けられる液圧ユニット10と、液圧ユニット10内の各種部品を適宜制御するための制御部100とを主に備えている。
各車輪Wには、それぞれ、ブレーキ装置としての車輪ブレーキFL,RR,RL,FRが備えられ、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRには、液圧源としてのマスタシリンダMCから供給される液圧により制動力を発生するホイールシリンダHが備えられている。マスタシリンダMCとホイールシリンダHとは、それぞれ液圧ユニット10に接続されている。そして、通常時(走行制御における速度抑制制御の非実行中)には、ブレーキペダルBPの踏力(運転者の制動操作)に応じてマスタシリンダMCで発生したブレーキ液圧が、制御部100および液圧ユニット10で制御された上でホイールシリンダHに供給される。
制御部100には、マスタシリンダMCの圧力を検出する圧力センサ91と、各車輪Wの車輪速度を検出する車輪速センサ92と、アクセルペダルAPの操作量(アクセル開度)を検出するアクセルペダルセンサ94と、ブレーキペダルBPの操作量を検出するブレーキペダルセンサ95と、走行制御選択スイッチ96が接続されている。走行制御選択スイッチ96は、走行制御の実行を許可するか否かを切り替えるためのスイッチであり、例えば、運転者が操作をして、ONに設定したときには許可信号が制御部100に入力されて走行制御の実行が許可され、OFFに設定したときには禁止信号が制御部100に入力されて走行制御の実行が禁止される。
制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力回路を備えており、各センサ91〜95や走行制御選択スイッチ96からの入力と、ROMに記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって、制御を実行する。なお、制御部100の詳細は、後述することとする。
図2に示すように、液圧ユニット10は、運転者がブレーキペダルBPに加える踏力に応じたブレーキ液圧を発生する液圧源であるマスタシリンダMCと、車輪ブレーキFR,FL,RR,RLとの間に配置されている。液圧ユニット10は、ブレーキ液が流通する油路(液圧路)を有する基体であるポンプボディ10a、油路上に複数配置された入口弁1、出口弁2等から構成されている。マスタシリンダMCの二つの出力ポートM1,M2は、ポンプボディ10aの入口ポート121に接続され、ポンプボディ10aの出口ポート122が、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに接続されている。そして、通常時はポンプボディ10a内の入口ポート121から出口ポート122までが連通した油路となっていることで、ブレーキペダルBPの踏力が各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに伝達されるようになっている。
ここで、出力ポートM1から始まる油路は、前輪左側の車輪ブレーキFLと後輪右側の車輪ブレーキRRに通じており、出力ポートM2から始まる油路は、前輪右側の車輪ブレーキFRと後輪左側の車輪ブレーキRLに通じている。なお、以下では、出力ポートM1から始まる油路を「第一系統」と称し、出力ポートM2から始まる油路を「第二系統」と称する。
液圧ユニット10には、その第一系統に各車輪ブレーキFL,RRに対応して二つの制御弁手段VLが設けられており、同様に、その第二系統に各車輪ブレーキRL,FRに対応して二つの制御弁手段VLが設けられている。また、この液圧ユニット10には、第一系統および第二系統のそれぞれに、リザーバ3、ポンプ4、オリフィス5a、調圧弁(レギュレータ)R、吸入弁7が設けられている。また、液圧ユニット10には、第一系統のポンプ4と第二系統のポンプ4とを駆動するための共通のモータ9が設けられている。
なお、以下では、マスタシリンダMCの出力ポートM1,M2から各調圧弁Rに至る油路を「出力液圧路A1」と称し、第一系統の調圧弁Rから車輪ブレーキFL,RRに至る油路および第二系統の調圧弁Rから車輪ブレーキRL,FRに至る油路をそれぞれ「車輪液圧路B」と称する。また、出力液圧路A1からポンプ4に至る油路を「吸入液圧路C」と称し、ポンプ4から車輪液圧路Bに至る油路を「吐出液圧路D」と称し、さらに、車輪液圧路Bから吸入液圧路Cに至る油路を「開放路E」と称する。
制御弁手段VLは、マスタシリンダMCまたはポンプ4側から車輪ブレーキFL,RR,RL,FR側(詳細には、ホイールシリンダH側)への液圧の行き来を制御する弁であり、ホイールシリンダHのブレーキ液圧を増加、保持または低下させることができる。そのため、制御弁手段VLは、入口弁1、出口弁2、チェック弁1aを備えて構成されている。
入口弁1は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRとマスタシリンダMCとの間、すなわち車輪液圧路Bに設けられた常開型の電磁弁である。入口弁1は、通常時に開いていることで、マスタシリンダMCから各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRへブレーキ液圧が伝達するのを許容している。また、入口弁1は、制御部100により適宜閉塞されることで、ブレーキペダルBPから各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRに伝達するブレーキ液圧を遮断する。
出口弁2は、各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRと各リザーバ3との間、すなわち車輪液圧路Bと開放路Eとの間に介設された常閉型の電磁弁である。出口弁2は、通常時に閉塞されているが、制御部100により適宜開放されることで、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RRに作用するブレーキ液圧を各リザーバ3に逃がす。
チェック弁1aは、各入口弁1に並列に接続されている。このチェック弁1aは、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RR側からマスタシリンダMC側へのブレーキ液の流入のみを許容する弁であり、ブレーキペダルBPからの入力が解除された場合に、入口弁1を閉じた状態にしたときにおいても、各車輪ブレーキFL,FR,RL,RR側からマスタシリンダMC側へのブレーキ液の流入を許容する。
リザーバ3は、開放路Eに設けられており、各出口弁2が開放されることによって逃がされるブレーキ液圧を貯留する機能を有している。また、リザーバ3とポンプ4との間には、リザーバ3側からポンプ4側へのブレーキ液の流れのみを許容するチェック弁3aが介設されている。
ポンプ4は、出力液圧路A1に通じる吸入液圧路Cと車輪液圧路Bに通じる吐出液圧路Dとの間に介設されており、リザーバ3で貯留されているブレーキ液を吸入して吐出液圧路Dに吐出する機能を有している。
オリフィス5aは、ポンプ4から吐出されたブレーキ液の圧力の脈動および後述する調圧弁Rが作動することにより発生する脈動を減衰させている。
調圧弁Rは、通常時に出力液圧路A1から車輪液圧路Bへのブレーキ液の流れを許容するとともに、ポンプ4が発生したブレーキ液圧によりホイールシリンダH側の圧力を増加するときには、この流れを遮断しつつ、吐出液圧路D、車輪液圧路Bおよび制御弁手段VL(ホイールシリンダH)側の圧力を設定値に調節する機能を有し、切換弁6およびチェック弁6aを備えて構成されている。
切換弁6は、マスタシリンダMCに通じる出力液圧路A1と各車輪ブレーキFL,RR,RL,FRに通じる車輪液圧路Bとの間に介設された常開型のリニアソレノイド弁である。
チェック弁6aは、各切換弁6に並列に接続されている。このチェック弁6aは、出力液圧路A1から車輪液圧路Bへのブレーキ液の流れを許容する一方向弁である。
吸入弁7は、吸入液圧路Cに設けられた常閉型の電磁弁であり、吸入液圧路Cを開放する状態および遮断する状態を切り換えるものである。
圧力センサ91は、出力液圧路A1のブレーキ液圧を検出するものであり、その検出結果は制御部100に入力される。なお、圧力センサ91の出力は、本発明の車両制御装置VCの特徴的構成にとっては必須の要件ではないので、図3においては省略している。
次に、制御部100の詳細について説明する。なお、本明細書において、変数の後の文字nは、変数が今回値であることを示し、n−1は、変数が前回値であることを示している。
図3に示すように、制御部100は、下り坂を走行中に運転者の操作によらずに目標速度VTを超えないように車体速度Vを制御する走行制御を実行するため、車体速度取得手段110と、加速度取得手段120と、目標速度設定手段130と、介入速度設定手段140と、速度抑制制御実行手段150と、記憶手段190とを主に備えて構成されている。
車体速度取得手段110は、車輪速センサ92から、車輪速の情報(車輪速センサ92のパルス信号)を取得し、公知の手法に基づいて車輪速度および車体速度Vを算出して取得する手段である。算出した車体速度Vは、加速度取得手段120、目標速度設定手段130および速度抑制制御実行手段150に出力される。
加速度取得手段120は、車両CRの前後方向の加速度Aを取得する手段である。具体的に、加速度取得手段120は、現在の車体速度Vと前回の車体速度Vn−1との差(V−Vn−1)に、予め設定した加速度Aへの変換係数を乗算することで、加速度Aを算出して取得する。算出した加速度Aは、介入速度設定手段140に出力される。
目標速度設定手段130は、運転者の操作に基づいて目標速度VTを設定する手段である。具体的に、目標速度設定手段130は、アクセル操作またはブレーキ操作が行われている場合、目標速度VTを、現在の車体速度Vに設定し、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合、目標速度VTを、前回設定した目標速度VTn−1に設定する。そのため、例えば、アクセル操作またはブレーキ操作が解除された後に、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合、目標速度VTは、運転者がアクセル操作を解除する直前の車体速度V、または、運転者がブレーキ操作を解除する直前の車体速度Vに維持されることとなる。設定した目標速度VTは、介入速度設定手段140および速度抑制制御実行手段150に出力される。
介入速度設定手段140は、走行制御の実行中において、下り坂を走行中に運転者の操作によらずに車両CRに制動力を与える速度抑制制御を開始するか否かを判定するための介入速度VSを設定する手段である。具体的に、介入速度設定手段140は、アクセル操作またはブレーキ操作が行われている場合、介入速度VSを、目標速度VTに設定する。また、介入速度設定手段140は、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合、加速度Aに応じて、目標速度VTに対する介入速度VSを、車体速度Vが目標速度VTよりも超えやすい値に設定する。詳細には、介入速度設定手段140は、介入速度VSを、目標速度VTから、加速度Aに応じて設定した補正値αを減算した値(VT−α)に設定する。
図4は、補正値αを設定するためのマップの一例であり、加速度Aが0以下の範囲では補正値αが0に決められ、加速度Aが0よりも大きい範囲では加速度Aが大きくなるほど補正値αが大きくなるように決められている。これにより、介入速度設定手段140は、加速度Aが0よりも大きい場合、加速度Aが大きいほど介入速度VS(VT−α)を小さく設定するように構成されている。設定した介入速度VSは、速度抑制制御実行手段150に出力される。
速度抑制制御実行手段150は、走行制御の実行中において、速度抑制制御を実行する手段である。そのため、速度抑制制御実行手段150は、制御介入判定手段151と、制動力設定手段152と、液圧制御手段153とを主に備えている。
制御介入判定手段151は、走行制御選択スイッチ96がONに設定されているとき(走行制御の実行が許容されているとき)に、速度抑制制御を開始するか否かを判定する手段である。具体的に、制御介入判定手段151は、ブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない状況で、車体速度Vが介入速度VSを超えた場合に、速度抑制制御を開始すると判定する。制御介入判定手段151は、速度抑制制御を開始すると判定した場合、速度抑制制御実行フラグFを初期値である0から1(実行中)とする。また、制御介入判定手段151は、速度抑制制御の実行中に、ブレーキ操作またはアクセル操作が行われた場合、速度抑制制御実行フラグFを1から0(非実行中)にリセットする。
制動力設定手段152は、速度抑制制御の実行中に、目標速度VTと現在の車体速度Vとに基づき、各車輪Wに与える制動力を設定する手段である。具体的に、制動力設定手段152は、速度抑制制御の実行中に、車体速度Vが目標速度VTに追従するようにPID(Proportional Integral Derivative)制御によって、各車輪Wに設けられた車輪ブレーキFL,RR,RL,FRのホイールシリンダHのブレーキ液圧(制動力)を設定する。より詳細に、ブレーキ液圧は、現在の車体速度Vと目標速度VTとの偏差ΔV(=V−VT)に基づいて算出された、P項(比例ゲイン×今回の偏差ΔV)と、I項(前回のI項+(積分ゲイン×今回の偏差ΔV))と、D項(微分ゲイン×(前回の偏差ΔV−今回の偏差ΔV))とを加算することで設定される。設定した制動力の情報は、液圧制御手段153に出力される。
液圧制御手段153は、液圧ユニット10を制御することで、車輪ブレーキFL,RR,RL,FRのホイールシリンダHのブレーキ液圧を制御する手段である。具体的に、液圧制御手段153は、速度抑制制御の実行中、吸入弁7を開放した状態とし、ポンプ4を駆動してブレーキ液を吐出液圧路Dに吐出するとともに、制動力設定手段152で設定された制動力に基づいて調圧弁Rを制御し、出力液圧路A1と車輪液圧路Bの間の差圧を調整することで、ホイールシリンダHのブレーキ液圧を加圧する。これにより、速度抑制制御の実行中、車両CRに制動力が与えられることとなる。
記憶手段190は、制御部100の動作に必要なプログラムや定数、マップ、計算結果等を適宜記憶する手段である。
次に、車両制御装置VCの制御部100による走行制御の処理について図5〜図7を参照して説明する。なお、図5〜図7の処理は、制御サイクルごとに繰り返し行われる。
図5に示すように、制御部100は、走行制御選択スイッチ96から出力される信号に基づいて、走行制御選択スイッチ96がONに設定されているか否かを判定する(S101)。そして、走行制御選択スイッチ96がONに設定されていなかった場合(OFFに設定されていた場合)(S101,No)、制御部100は、ステップS200以降の処理(走行制御)を実行せず、処理を終了する。一方、走行制御選択スイッチ96がONに設定されていた場合(S101,Yes)、制御部100は、走行制御を実行して、まず、目標速度VTを設定する(S200)。
図6に示すように、ステップS200において、制御部100は、アクセル操作が行われているか(S201)、および、ブレーキ操作が行われているか(S202)を判定する。そして、アクセル操作またはブレーキ操作が行われている場合(S201,YesまたはS202,Yes)、制御部100は、目標速度VTを、現在の車体速度Vに設定する(S210)。また、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合(S201,NoかつS202,No)、制御部100は、目標速度VTを、前回設定した目標速度VTn−1に設定する(S220)。
図5に戻り、目標速度VTが設定されると、制御部100は、介入速度VSを設定する(S300)。図7に示すように、ステップS300において、制御部100は、アクセル操作が行われているか(S301)、および、ブレーキ操作が行われているか(S302)を判定する。そして、アクセル操作またはブレーキ操作が行われている場合(S301,YesまたはS302,Yes)、制御部100は、介入速度VSを、現在の目標速度VTに設定する(S310)。
また、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合(S301,NoかつS302,No)、制御部100は、現在の加速度Aを取得し(S321)、取得した加速度Aと図4のマップとに基づいて補正値αを決定する(S322)。その後、制御部100は、介入速度VSを、現在の目標速度VTから、補正値αを減算した値に設定する(S323)。
介入速度VSが設定されると、図5に示すように、制御部100は、アクセル操作が行われているか(S401)、および、ブレーキ操作が行われているか(S402)を判定する。そして、アクセル操作またはブレーキ操作が行われている場合(S401,YesまたはS402,Yes)、制御部100は、速度抑制制御実行フラグFを0にして(S410)、ステップS501へ進む。
また、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合(S401,NoかつS402,No)、制御部100は、現在の車体速度Vが介入速度VSを超えたか否かを判定する(S403)。現在の車体速度Vが介入速度VSを超えていない場合(S403,No)、制御部100は、ステップS501へ進む。一方、現在の車体速度Vが介入速度VSを超えた場合(S403,Yes)、制御部100は、速度抑制制御実行フラグFを1にして(S420)、ステップS501へ進む。
ステップS501において、制御部100は、速度抑制制御実行フラグFが1であるか否か(速度抑制制御が実行中であるか否か)を判定する。そして、速度抑制制御実行フラグFが1でない場合(速度抑制制御が非実行中である場合)(S501,No)、制御部100は、ホイールシリンダHのブレーキ液圧を加圧することなく、処理を終了する。なお、ステップS410で速度抑制制御実行フラグFが1から0となって、速度抑制制御が実行中から非実行中に切り替わった場合、制御部100は、車体速度Vを、ペダル操作に基づいて設定された目標速度VTに徐々に近づくように制御する。
一方、速度抑制制御実行フラグFが1である場合(速度抑制制御が実行中である場合)(S501,Yes)、制御部100は、速度抑制制御において各車輪Wに与える制動力を設定する(S502)。その後、制御部100は、設定した制動力に基づいて液圧ユニット10を制御し、ホイールシリンダHのブレーキ液圧を加圧することで車両CRに制動力を与え(S503)、処理を終了する。
以上説明した本実施形態の車両制御装置VCの効果について、図8を参照して説明する。ここでは、時刻0以降、運転者によるアクセル操作およびブレーキ操作が行われていない状況において、車両CRが、平坦路を走行し、その後、下り坂を走行する場合を例に説明する。
図8に示すように、平坦路を走行中、アクセル操作を解除し(時刻0)、その後、アクセル操作およびブレーキ操作が行われなかった場合、目標速度VTは、前回設定した目標速度VTn−1、具体的には、アクセル操作を解除する直前の車体速度Vに設定され続ける。一方、車体速度Vは、時刻0においてアクセル操作を解除したことにより平坦路を走行している間は徐々に減少し、時刻t11において車両CRが下り坂に入ると、徐々に増加していく。そして、時刻t12において車体速度Vが介入速度VSを超えた場合、速度抑制制御が開始され、ブレーキ液圧が加圧されて車両CRに制動力が与えられ、車体速度Vの増加が抑えられる。その後は、時刻t13以降に示すように、車体速度Vが、目標速度VTを超えないようにブレーキ液圧が制御される。
本実施形態では、介入速度VSを、加速度Aに応じて設定している、具体的には、目標速度VTから、加速度Aが大きいほど大きくなる補正値α(図4参照)を減算することで、加速度Aが大きいほど小さくなる値に設定しているので、車体速度Vが、目標速度VTに達するよりも早く介入速度VSを超えることになる。そのため、例えば、車体速度Vが目標速度VTを超えた場合に速度抑制制御を開始するような構成と比較して、速度抑制制御を早期に開始することができる。
速度抑制制御が早期に開始されると、ブレーキ液圧が早めに加圧されて制動力を早めに作用させることができるので、車体速度Vが、目標速度VTを超過することを抑制することができる。また、制動力を早めに作用させることができることで、車体速度Vが目標速度VTを大きく超えることが抑制されるため、時刻t13に示すように、特に速度抑制制御の初期において、車体速度Vが急激に減少(変化)することを抑制することができる。これらにより、本実施形態においては、運転フィーリングを向上させることができる。
また、本実施形態においては、介入速度VSを、加速度Aが大きいほど小さく設定しているので、加速度Aが大きいほど、すなわち、車体速度Vが増加しやすい下り坂の勾配が大きいほど、速度抑制制御をより早期に開始することができ、制動力をより早めに作用させることができる。これにより、下り坂の勾配が大きい場合でも、車体速度Vの超過が抑制されるとともに、制動力を大きく変化させることなく減速させることができるので、運転フィーリングをより向上させることができる。
また、本実施形態においては、ブレーキ液圧(制動力)を、車体速度Vが目標速度VTに追従するようにPID制御によって設定しているので、最適な制動力を設定することができ、運転フィーリングをより向上させることができる。
また、図示は省略するが、本実施形態においては、アクセル操作またはブレーキ操作が行われている場合、介入速度VSを、目標速度VTに設定するので、この場合は、運転者の操作に応じた、運転者の意図した介入速度VSを設定することができる。また、図8に示したように、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合、介入速度VSを、目標速度VTから補正値αを減算した値に設定するので、この場合は、上記したように速度抑制制御を早期に開始でき、車体速度Vの超過を抑制することができる。これらにより、運転者のペダル操作の有無にかかわらず、運転フィーリングを向上させることができる。
また、本実施形態においては、速度抑制制御によって車両CRに制動力を与えるときには、車輪ブレーキFL,RR,RL,FRのホイールシリンダHのブレーキ液圧を加圧するので、目標速度VTを超えないように車体速度Vを好適に制御することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、加速度取得手段120が、車体速度Vから加速度Aを算出して取得するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、車両が、当該車両の前後方向の加速度を検出する加速度センサを備える場合には、加速度取得手段は、加速度センサから加速度の情報を取得するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、目標速度設定手段130が、運転者のペダル操作(アクセル操作やブレーキ操作の有無)に基づいて目標速度VTを設定するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、目標速度設定手段は、運転者のスイッチ操作やダイヤル操作、パネル操作等の手動操作に基づいて目標速度を設定するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、介入速度設定手段140が、介入速度VSを設定するための補正値αを、加速度Aと、加速度Aに応じて予め設定したマップとに基づいて決定するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、介入速度設定手段は、介入速度を設定するための補正値を、加速度と、予め設定した係数とを乗算することによって決定するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、介入速度設定手段140が、加速度Aが0以上の場合、加速度Aが大きいほど介入速度VSを小さく設定するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、介入速度設定手段は、加速度が0よりも大きい所定の閾値以下である場合、介入速度を目標速度に設定し、加速度が当該閾値を超える場合、介入速度を目標速度よりも小さい値に設定するように構成されていてもよい。すなわち、介入速度設定手段は、加速度がある程度大きい場合だけ、介入速度を目標速度よりも小さい値に設定するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、速度抑制制御実行手段150が、ブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない場合において、車体速度Vが介入速度VSを超えたときに、速度抑制制御を実行するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、車両が、走行している路面の勾配の情報を取得する路面勾配取得手段を備える場合には、速度抑制制御実行手段は、ブレーキ操作およびアクセル操作が行われていない場合において、車体速度が介入速度を超え、かつ、下り坂を走行中であると判定したときに、速度抑制制御を実行するように構成されていてもよい。また、車両が路面勾配取得手段を備える場合には、速度抑制制御実行手段は、例えば、下り坂を走行中でないと判定したときに、速度抑制制御を実行中から非実行中に切り替える構成とすることができる。
前記実施形態では、速度抑制制御実行手段150が、ブレーキ装置のブレーキ液圧を加圧することで車両CRに制動力を与えるように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、速度抑制制御実行手段は、シフトダウンを行うことで車両に制動力を与えるように構成されていてもよい。
120 加速度取得手段
130 目標速度設定手段
140 介入速度設定手段
150 速度抑制制御実行手段
CR 車両
FL 車輪ブレーキ
FR 車輪ブレーキ
RL 車輪ブレーキ
RR 車輪ブレーキ
VC 車両制御装置
W 車輪

Claims (4)

  1. 下り坂を走行中に運転者のブレーキ操作によらずに目標速度を超えないように車体速度を制御する車両制御装置であって、
    車両の前後方向の加速度を取得する加速度取得手段と、
    運転者の操作に基づいて前記目標速度を設定する目標速度設定手段と、
    車体速度が介入速度を超えた場合に、前記目標速度と現在の車体速度に基づいて車両に制動力を与える速度抑制制御を実行する速度抑制制御実行手段と、
    前記加速度に応じて前記介入速度を設定する介入速度設定手段とを備え
    前記介入速度設定手段は、アクセル操作またはブレーキ操作が行われている場合、前記介入速度を、前記目標速度に設定し、アクセル操作およびブレーキ操作が行われていない場合、前記介入速度を、前記目標速度から、前記加速度に応じて設定した補正値を減算した値に設定することを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記介入速度設定手段は、前記加速度が大きいほど前記介入速度を小さく設定することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記速度抑制制御実行手段は、車体速度が前記目標速度に追従するようにPID制御によって前記制動力を設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記速度抑制制御実行手段は、車輪に設けられたブレーキ装置のブレーキ液圧を加圧することで車両に制動力を与えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車両制御装置。
JP2014160664A 2014-08-06 2014-08-06 車両制御装置 Active JP6349191B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014160664A JP6349191B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 車両制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014160664A JP6349191B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 車両制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016037125A JP2016037125A (ja) 2016-03-22
JP6349191B2 true JP6349191B2 (ja) 2018-06-27

Family

ID=55528619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014160664A Active JP6349191B2 (ja) 2014-08-06 2014-08-06 車両制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6349191B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101774688B1 (ko) * 2016-03-29 2017-09-04 쌍용자동차 주식회사 언덕 내리막 주행 시 속도 제어장치 및 그 방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4792801B2 (ja) * 2005-04-21 2011-10-12 株式会社アドヴィックス 車両の速度制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016037125A (ja) 2016-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007055583A (ja) 車両用ブレーキ圧制御装置
JP5653956B2 (ja) 連結車両の運動安定化装置
JP5632442B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP6247186B2 (ja) 車両用制御装置
JP6106106B2 (ja) 車両挙動制御装置
US8876224B2 (en) Vehicular brake fluid pressure control apparatus
JP6349191B2 (ja) 車両制御装置
JP5859510B2 (ja) 車両挙動制御装置
JP6281878B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP6301778B2 (ja) 車両制御装置
JP4815528B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP6449071B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP6347465B2 (ja) 車両用ブレーキ制御装置
JP5859511B2 (ja) 車両挙動制御装置
JP6449072B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2015157576A (ja) 車両制御装置および車両用ブレーキ制御装置
JP6012412B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP6110752B2 (ja) 車両用ブレーキ圧保持制御装置
JP6052895B2 (ja) 車両挙動制御装置
JP6502714B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP6511312B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2022011485A (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP6239381B2 (ja) 車両挙動制御装置
JP2006240357A (ja) 車両用ブレーキ制御装置
JP6091266B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160121

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160421

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160609

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6349191

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250