JP6346815B2 - バーハンドル車両用ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バーハンドル車両用ブレーキ装置に関し、詳しくは、一方のブレーキ操作子の操作によって、第1ブレーキを単独で作動させ、他方のブレーキ操作子の操作によって、第2ブレーキを作動させると共に第1ブレーキを連動して作動させるバーハンドル車両用ブレーキ装置に関する。
従来、バーハンドル車両用ブレーキ装置として、一方のブレーキ操作子(例えばブレーキレバー)の操作に応じて第1液圧マスタシリンダを介して前輪ブレーキを単独で作動させ、さらに、他方のブレーキ操作子(例えばブレーキペダル)の操作に応じて第2液圧マスタシリンダを介して後輪ブレーキに液圧を供給すると共に、ブレーキペダルの操作に応じて液圧作動する連動用スレーブシリンダを介して前記第1液圧マスタシリンダを作動させて前輪ブレーキを連動して作動させるものがあった。
また、この第1液圧マスタシリンダと連動用スレーブシリンダとをシリンダ基体に並列に配置し、該シリンダ基体に、第1液圧マスタシリンダのピストンと連動用スレーブシリンダのピストンとに当接する連動部材と、操作レバーとが回動可能に設けられ、連動用スレーブシリンダに液圧が供給されると、連動部材が回動して、第1液圧マスタシリンダのピストンを押動し、前輪ブレーキを連動して作動させるようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−153270号公報
しかし、上述の特許文献1のものでは、シリンダ基体に第1液圧マスタシリンダと連動用スレーブシリンダとを並列させて形成していることから、ブレーキレバーの周囲に配置されるシリンダ基体が大型化していた。また、第1液圧マスタシリンダと連動用スレーブシリンダとのそれぞれに内挿されたピストンを、シリンダ基体に回動可能に設けた連動部材を介して作動させるようにしていることから、部品点数が多くなりコストが嵩んでいた。
そこで本発明は、一方のブレーキ操作子の周囲の機構をコンパクト化すると共にコストの削減化を図ることができるバーハンドル車両用ブレーキ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のバーハンドル車両用ブレーキ装置は、一方のブレーキ操作子の操作によって、第1液圧マスタシリンダを介して第1ブレーキを単独で作動させ、他方のブレーキ操作子の操作によって、第2ブレーキを作動させると共に、第2液圧マスタシリンダで作動液を昇圧させ、該昇圧した液圧を前記第1液圧マスタシリンダに供給して前記第1ブレーキを連動して作動させるバーハンドル車両用ブレーキ装置において、前記第1液圧マスタシリンダは、ピストンを内挿した有底のシリンダ孔と、該シリンダ孔の底部側に設けられた第1液圧室と、前記シリンダ孔の開口部側に設けられた連動用液圧室と、該連動用液圧室に連通する連動用連通孔とを備え、該連動用連通孔と、前記第2液圧マスタシリンダに設けられた第2液圧室とを連動用液圧配管で連結し、前記一方のブレーキ操作子は、ブレーキレバーであり、前記第1液圧マスタシリンダのシリンダボディに設けられたレバー取付けブラケットに、前記ブレーキレバーがピボットにて回動可能に軸支されると共に、該ピボットに、前記ブレーキレバーを反作動方向に付勢するリターンスプリングが取り付けられ、該リターンスプリングは、前記ピボットの外周に配置されるコイル部と、該コイル部の一端から突出して前記シリンダボディに当接するシリンダボディ当接片と、前記コイル部の他端から突出して前記ブレーキレバーのスイッチ作動片に当接するブレーキレバー当接片とを備え、前記ブレーキレバーは、前記リターンスプリングの弾発力によって、反作動方向に付勢されていることを特徴としている。
また、前記第1液圧マスタシリンダのシリンダボディに、シリンダ孔と該シリンダ孔よりも大径の大径孔とを連続して形成し、前記ピストンは、シリンダ孔底部側に配置される大径軸部と、シリンダ孔開口部側に配置される小径軸部と、該小径軸部と前記大径軸部との間に形成される段部とを備え、前記小径軸部の外周と前記大径孔の内周面との間にシール部材を介して環状のカラー部材を液密に配置し、前記段部と前記カラー部材との間に前記連動用液圧室を形成すると好ましい。
また、前記第1ブレーキが液圧式ブレーキ、前記第2ブレーキが機械式ブレーキであり、前記ブレーキレバーと前記他方のブレーキ操作子との間に、前記第2液圧マスタシリンダとレバー機構とを備えたマスタシリンダユニットを配置し、前記他方のブレーキ操作子の操作によって、前記レバー機構を介して前記第2ブレーキを作動させると共に、前記第2液圧マスタシリンダを作動させて、前記連動用液圧配管を介して前記第1液圧マスタシリンダに昇圧した作動液を供給しても良い。
さらに、前記第1ブレーキと前記第2ブレーキとは、それぞれ液圧式ブレーキであり、前記第2液圧マスタシリンダで昇圧した作動液は、前記第2ブレーキと前記第1液圧マスタシリンダとに供給しても良い。
本発明のバーハンドル車両用ブレーキ装置によれば、一方のブレーキ操作子の操作によって作動する第1液圧マスタシリンダに、ピストンを内挿するシリンダ孔と、シリンダ孔の底部側に設けた第1液圧室と、シリンダ孔の開口部側に設けた連動用液圧室と、連動用液圧室に連通する連動用連通孔とを設け、該連動用連通孔と、他方のブレーキ操作子の操作によって昇圧する第2液圧マスタシリンダの第2液圧室とを連動用液圧配管で連結したことにより、一方のブレーキ操作子の操作により、第1液圧マスタシリンダを介して第1ブレーキが単独で作動し、他方のブレーキ操作子の操作により、第2ブレーキを作動させると共に、第2液圧室と連動用液圧配管とを介して、連動用連通孔から連動用液圧室に液圧が供給され、第1液圧マスタシリンダを介して第1ブレーキを連動して作動させることができる。また、第1液圧マスタシリンダに、第1液圧室と連動用液圧室とを設けることにより、従来のように、液圧マスタシリンダとは別に、連動用スレーブシリンダを設ける必要がなくなり、一方のブレーキ操作子の周囲の機構を小型化することができると共に、部品点数を減少させることができ、コストの削減化を図ることができる。
また、第1液圧マスタシリンダのシリンダボディに、シリンダ孔とシリンダ孔よりも大径の大径孔とを連続して形成し、ピストンは、シリンダ孔底部側に配置される大径軸部と、シリンダ孔開口部側に配置される小径軸部と、小径軸部と大径軸部との間に形成される段部とを備え、小径軸部の外周と大径孔の内周面との間にシール部材を介して環状のカラー部材を液密に配置し、段部とカラー部材との間に連動用液圧室を形成したことにより、連動用液圧室を簡単な構造で形成することができ、コストの低減化を図ることができる。
さらに、一方のブレーキ操作子がブレーキレバーであり、第1液圧マスタシリンダのシリンダボディに設けたレバー取付けブラケットに、ブレーキレバーがピボットによって回動可能に軸支されると共に、ピボットにブレーキレバーを反作動方向に付勢するリターンスプリングを取り付けたことにより、ブレーキペダルの操作によって、第1ブレーキが連動して作動する際に、リターンスプリングの付勢力によって、ブレーキレバーを初期位置に保持させておくことができるので、常に、同じ位置でブレーキレバーを握って操作できることから、良好な操作フィーリングを保つことができる。
また、第1ブレーキを液圧式ブレーキ、第2ブレーキを機械式ブレーキとし、一方のブレーキ操作子と他方のブレーキ操作子との間に、第2液圧マスタシリンダとレバー機構とを備えたマスタシリンダユニットを配置したものであっても、さらには、第1ブレーキと第2ブレーキとを、それぞれ液圧式ブレーキとしたものであっても、上述の効果を得ることができる。
図7のI−I断面図である。 本発明の第1形態例を示すマスタシリンダユニットの断面図である。 同じくバーハンドル車両用ブレーキ装置の説明図である。 同じく液圧マスタシリンダ装置の平面図である。 同じく液圧マスタシリンダ装置の底面図である。 同じく液圧マスタシリンダ装置の一方の側面図である。 同じく液圧マスタシリンダ装置の他方の側面図である。 同じくブレーキレバーを操作して前輪ブレーキを単独で操作する際の液圧マスタシリンダ装置の説明図である。 同じくブレーキペダルを操作して前輪ブレーキを後輪ブレーキと連動して操作する際の液圧マスタシリンダ装置の説明図である。 同じくブレーキペダルを操作して前輪ブレーキを後輪ブレーキと連動して操作する際のマスタシリンダユニットの説明図である。 同じくピストン押動腕の回動が規制された状態のマスタシリンダユニットの説明図である。 本発明の第2形態例を示すバーハンドル車両用ブレーキ装置の説明図である。
図1乃至図11は、本発明のバーハンドル車両用ブレーキ装置の第1形態例を示す図である。図3に示されるように、本形態例のバーハンドル車両用ブレーキ装置1は、液圧式の前輪ブレーキ2(本発明の第1ブレーキ)及び機械式の後輪ブレーキ3(本発明の第2ブレーキ)と、ブレーキレバー4(本発明の一方のブレーキ操作子)を備えた液圧マスタシリンダ装置5と、ブレーキペダル6(本発明の他方のブレーキ操作子)と、ブレーキペダル6と液圧マスタシリンダ装置5との間に配置されたマスタシリンダユニット7とを備えている。
前輪ブレーキ2には、ディスクロータ2aとキャリパボディ2bとを備えたディスクブレーキが適用され、キャリパボディ2bには前輪用液圧配管8が接続されている。後輪ブレーキ3には、バックプレート3a内に一対のブレーキシュー3b,3bを対向配置し、両ブレーキシュー3b,3bをカム軸3cの回動によってアンカーピン3dを支点に拡開する内拡型のドラムブレーキが適用されており、カム軸3cに一端を固着したカムレバー3eには、後輪用ブレーキロッド9が接続されている。
液圧マスタシリンダ装置5は、前輪を操向するハンドルバー10に取り付けられる第1液圧マスタシリンダ11と、該第1液圧マスタシリンダ11に付設される前記ブレーキレバー4と、リザーバ5aとを備えている。第1液圧マスタシリンダ11は、第1シリンダボディ11aに一体に形成されたブラケット11bとホルダ12とでハンドルバー10を包持し、これらをボルト13で締結してハンドルバー10の車体前部側に配置される。
第1シリンダボディ11aは、車体外側部に開口する有底の第1シリンダ孔11cと、該第1シリンダ孔11cに連続する大径孔11dとが同軸に設けられ、第1シリンダ孔11cに第1ピストン14が移動可能に内挿され、第1シリンダボディ11aの上部には作動液を貯留するリザーバ5aが一体に設けられている。また、第1シリンダボディ11aの第1シリンダ孔11cよりも車体前部側には、連動用連通孔15が形成されている。第1シリンダボディ11aの大径孔11dの外周部には、車体前部側に突出する二股状のレバー取付ブラケット11eが形成され、該レバー取付ブラケット11eにブレーキレバー4が第1ピボット16を用いて枢支されている。また、第1シリンダボディ11aの車体下側のレバー取付ブラケット11e側には、ブレーキランプスイッチ17がビスで固定されている。
第1シリンダ孔11cは、リップ部18aをシリンダ孔底部側に向けて配置される第1カップシール18と、リップ部19aをシリンダ孔開口部側に向けて配置される第2カップシール19とが内周壁に設けられ、第1カップシール18と第2カップシール19との間には、リザーバ5aに連通する液室5bが設けられている。第1ピストン14は、第1シリンダ孔11cの開口部から大径孔11d内に突出する小径軸部14aと、第1シリンダ孔11cの底部側に開口する凹部14bを有する大径軸部14cとを備えている。第1シリンダ孔11cの底部と第1カップシール18と凹部14bの底部との間には第1液圧室20が画成され、第1シリンダ孔11cの底部には、第1液圧室20に連通する第1ユニオンボルト21が設けられている。第1ユニオンボルト21には、前記前輪用液圧配管8が連結され、第1ユニオンボルト21と前輪用液圧配管8とを介して、前記キャリパボディ2bに形成された液圧室(図示せず)に液圧が供給される。第1ピストン14の凹部14bの周壁には、該周壁の内外を貫通する小径の連通ポート14dが周方向に複数形成され、また、第1ピストン14の凹部14bの底部と第1シリンダ孔11cの底面との間には、非作動状態の第1ピストン14を予め設定された初期位置に復帰させる第1リターンスプリング22が配置されている。
第1ピストン14の小径軸部14aの外周と大径孔11dの内周面との間には、シール材となる内周側カップシール23aと外周側Oリング23bとを介して、環状のカラー部材23が配置され、カラー部材23は、大径孔11dの内周部に取り付けられたサークリップ24によって位置決めされている。このカラー部材23は、外周側に配置された外周側Oリング23bによって、大径孔11dに対して液密に配置されると共に、内周側に設けられた内周側カップシール23aによって、第1ピストン14の小径軸部14aを、カラー部材23に対して、液密、且つ、移動可能に内挿している。
第1ピストン14は、第1リターンスプリング22の弾発力で、小径軸部14aの先端がブレーキレバー4の作用腕4aに当接することにより初期位置が設定され、小径軸部14aと大径軸部14cとの間に形成される段部14eと、カラー部材23との間に連動用液圧室25が画成される。
連動用連通孔15は、一端が第1シリンダボディ11aの外面に、他端が連動用液圧室25にそれぞれ開口し、一端には、連動用ユニオンボルト26が設けられ、該連動用ユニオンボルト26に、前記マスタシリンダユニット7に連通する連動用液圧配管27が連結されている。
ブレーキレバー4は、作用腕4aと、回動基部4bと、グリップ部4cと、スイッチ作動片4dとを備えている。回動基部4bは、二股状のレバー取付ブラケット11eの間に挿入され、回動基部4bとレバー取付ブラケット11eとに形成された同軸の挿通孔に第1ピボット16を挿通することにより、レバー取付ブラケット11eに回動可能に枢支される。また、第1ピボット16のレバー取付ブラケット11eから車体上部側に突出する頭部には、リターンスプリング28が取り付けられている。リターンスプリング28は、第1ピボット16の外周に配置されるコイル部28aと、コイル部28aの一端から突出して第1シリンダボディ11aに当接するシリンダボディ当接片28bと、コイル部28aの他端から突出してブレーキレバー4のスイッチ作動片4dに当接するブレーキレバー当接片28cとを備え、ブレーキレバー4は、リターンスプリング28の弾発力によって、反作動方向に付勢されている。
ブレーキペダル6は、固定軸29を介して車体に回動可能に設けられ、このブレーキペダル6を操作することにより、牽引ロッド30が牽引され、マスタシリンダユニット7のイコライザレバー7aを介して、後輪ブレーキ3を作動させる後輪用ブレーキロッド9を牽引し、後輪ブレーキ3を作動させると共に、マスタシリンダユニット7の第2液圧マスタシリンダ31を作動させて、連動用液圧配管27と第1液圧マスタシリンダ11と前輪用液圧配管8とを介して前輪ブレーキ2に液圧を供給して、前輪ブレーキ2を連動して作動させる。
マスタシリンダユニット7は、第1液圧マスタシリンダ11に液圧を供給する前記第2液圧マスタシリンダ31と、第2液圧マスタシリンダ31の第2ピストン32を押動させるピストン押動腕7bと、イコライザレバー7aとを備えている。第2液圧マスタシリンダ31は、第2シリンダボディ31aに第2シリンダ孔31bが形成され、該第2シリンダ孔31bには、該第2シリンダ孔31bの内周に設けた第1カップシール33と第2カップシール34とを介して、第2ピストン32が内挿されている。第2ピストン32は、第2シリンダ孔31bの開口部から突出した状態で内挿され、第2シリンダボディ31aのシリンダ孔開口部側には、前記ピストン押動腕7bを回動可能に取り付ける押動腕取付ブラケット31cが突設されている。第2シリンダ孔31bの第1カップシール33と第2カップシール34との間には、液補給室35が形成され、該液補給室35には、リザーバ36に連結される作動液供給管36aが連結されている。また、第2シリンダボディ31aの第2シリンダ孔底部側で、且つ、反作動液供給孔側には、ストッパボルト37を装着するボルト装着ブラケット31dが突設されている。
第2ピストン32は、第2シリンダ孔31bの開口部から突出する小径軸部32aと、第2シリンダ孔31bの底部側に開口する凹部32bを有する大径軸部32cとを備え、第2シリンダ孔31bの底部と第1カップシール33との間に第2液圧室38が画成されている。第2シリンダ孔31bの底部には、第2液圧室38に連通するユニオン孔31eと該ユニオン孔31eに取り付けられる第2ユニオンボルト39が設けられ、第2ユニオンボルト39には、前記連動用液圧配管27が接続されている。また、第2ピストン32の凹部32bの底面と第2シリンダ孔31bの底面との間には、非作動状態の第2ピストン32を予め設定された初期位置に復帰させる第2リターンスプリング40が配置されている。第2ピストン32の凹部32bの周壁には、該周壁の内外を貫通する小径の連通ポート32dが周方向に複数形成され、第2液圧室38は、連通ポート32dと液補給室35と作動液供給管36aとを介してリザーバ36と連通している。
ピストン押動腕7bは、円弧状に形成され、押動腕取付ブラケット31cに第2ピボット41により回動可能に取り付けられる回動基部7cと、該回動基部7cから第2シリンダボディ31aの反ボルト装着ブラケット側の外面31f側に延出して、先端が外面31fに当接する位置決め腕7dと、前記回動基部7cから第2シリンダ孔31b側に延出し、第2ピストン32に当接して該第2ピストン32を押動するピストン押動部7eと、該ピストン押動部7eからストッパボルト37側に延出し、先端がストッパボルト37に当接してピストン押動腕7bの回動を規制する回動規制腕7fとを備えている。また、回動規制腕7fとボルト装着ブラケット31dとの間には、スプリング部材42が縮設され、該スプリング部材42の弾発力によってピストン押動腕7bは反作動方向に付勢され、位置決め腕7dが第2シリンダボディ31aの外面31fに当接することにより初期位置が決定される。
イコライザレバー7aは、一端部がピストン押動腕7bの回動規制腕7fに第1回動軸43を介して回動可能に連結され、他端部が後輪用ブレーキロッド9に第2回動軸44を介して回動可能に連結されると共に、他端部寄りの中間位置に、牽引ロッド30が第3回動軸45によって回動可能に連結されている。
上述のように形成された本形態例のバーハンドル車両用ブレーキ装置1は、ブレーキレバー4が操作されると、図8に示されるように、ブレーキレバー4の回動基部4bが第1ピボット16を中心に回動し、作用腕4aが第1液圧マスタシリンダ11の第1ピストン14を押動する。第1ピストン14が第1シリンダ孔11cの底部側に移動し、連通ポート14dが第1カップシール18を通過すると、第1液圧室20に液圧が発生し、昇圧された作動液が、第1ユニオンボルト21及び前輪用液圧配管8を介して前輪ブレーキ2に供給され、前輪ブレーキ2を単独で作動させる。また、この時、第1ピストン14の移動に伴って、連動用液圧室25の容積が大きくなるが、作動液は、連動用連通孔15,連動用ユニオンボルト26,連動用液圧配管27,第2液圧マスタシリンダ31を介して、リザーバ36から補充される。
また、ブレーキペダル6が操作されると牽引ロッド30が牽引され、イコライザレバー7aの一端側は、スプリング部材42の弾発力により初期位置を維持した状態であることから第1回動軸43の位置が固定され、イコライザレバー7aが第1回動軸43を中心に回動し、後輪用ブレーキロッド9が牽引され、後輪ブレーキ3が作動する。
ブレーキペダル6をさらに操作すると、図9及び図10に示されるように、イコライザレバー7aが更に牽引され、イコライザレバー7aの一端側がスプリング部材42の弾発力に抗して牽引される。これにより、ピストン押動腕7bが第2ピボット41を中心に回動し、位置決め腕7dが第2シリンダボディ31aの外面31fから離間すると共に、ピストン押動部7eが第2ピストン32を押圧する。これに伴って、第2ピストン32が第2シリンダ孔31bの底部側に移動し、連通ポート32dが第1カップシール33を通過すると、第2液圧室38に液圧が発生し、昇圧された作動液が、ユニオン孔31e,第2ユニオンボルト39,連動用液圧配管27,連動用ユニオンボルト26,連動用連通孔15を介して第1液圧マスタシリンダ11に画成された連動用液圧室25に供給される。これにより、第1ピストン14がシリンダ孔底部側に移動し、連通ポート14が第1カップシール18を通過すると第1液圧室20に液圧が発生し、第1液圧室20で昇圧された作動液が、第1ユニオンボルト21,前輪用液圧配管8を介して前輪ブレーキ2に供給され、前輪ブレーキ2を連動して作動させる。このとき、ブレーキレバー4は、リターンスプリング28の弾発力によって、反作動方向に付勢されていることから、初期位置を維持した状態となっている。
この状態から、ブレーキペダル6をさらに操作すると、図11に示されるように、ピストン押動腕7bの回動規制腕7fがストッパボルト37に当接することにより、ピストン押動腕7bの回動が規制され、第1回動軸43の位置が固定された状態でイコライザレバー7aが第1回動軸43を中心に回動し、後輪用ブレーキロッド9がさらに牽引されることにより、後輪ブレーキ3のみがさらに作動する。
本形態例は、上述のように、第1液圧マスタシリンダ11の第1シリンダボディ11aに、第1液圧室20と、連動用液圧室25と、連動用液圧室25に連通する連動用連通孔15とを設け、連動用液圧室25と第2液圧マスタシリンダ31の第2液圧室38とを連動用液圧配管27で連結したことにより、ブレーキレバー4の操作により、第1液圧マスタシリンダ11を介して前輪ブレーキ2を単独で作動させることができ、さらに、ブレーキペダル6の操作により、後輪ブレーキ3を作動させると共に、第1液圧マスタシリンダ11を介して前輪ブレーキ2を連動して作動させることができる。
これにより、従来のように、液圧マスタシリンダとは別に、連動用スレーブシリンダを設けることなく、第1液圧マスタシリンダ11のみで、前輪ブレーキ2を単独で作動させたり、後輪ブレーキ3と連動して作動させたりすることができ、ブレーキレバー4の周囲の機構を小型化することができると共に、部品点数を減少させることができ、コストの削減化を図ることができる。さらに、第1液圧マスタシリンダ11の第1シリンダボディ11aに設けたレバー取付ブラケット11eに、ブレーキレバー4が第1ピボット16によって回動可能に軸支されると共に、第1ピボット16にブレーキレバー4を反作動方向に付勢するリターンスプリング28を取り付けたことにより、ブレーキペダル6の操作によって、前輪ブレーキ2が連動して作動する際に、リターンスプリング28の付勢力によって、ブレーキレバー4を初期位置に保持させておくことができることから、ブレーキレバー4がガタついたり振動することを防止して、良好な操作フィーリングを保つことができる。
また、第1ピストン14の段部14eと、第1シリンダボディ11aの大径孔11dの内周面と第1ピストン14の小径軸部14aの外周との間に液密に設けたカラー部材23との間に連動用液圧室25を画成したことにより、連動用液圧室25を簡単な構造で形成することができ、コストの低減化を図ることができる。また、カラー部材23は、外周側に配置された外周側Oリング23bによって、大径孔11dに対して液密に配置されると共に、内周側に設けられた内周側カップシール23aによって、第1ピストン14の小径軸部14aを、カラー部材23に対して、液密、且つ、移動可能に内挿することから、第1ピストン14の移動性を損なうことなく、カラー部材23を第1シリンダボディ11aの大径孔11dの内周面と第1ピストン14の小径軸部14aの外周との間に液密に配置することができる。
図12は、本発明の第2形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号をそれぞれ付して、その詳細な説明は省略する。
本形態例のバーハンドル車両用ブレーキ装置51は、液圧式の前輪ブレーキ2(本発明の第1ブレーキ)と、液圧式の後輪ブレーキ52(本発明の第2ブレーキ)と、ブレーキレバー4(本発明の一方のブレーキ操作子)を備えた液圧マスタシリンダ装置5と、ブレーキペダル6(本発明の他方のブレーキ操作子)と、ブレーキペダル6の操作により作動液を昇圧させる第2液圧マスタシリンダ53とを備えている。
後輪ブレーキ52は、前輪ブレーキ2と同様に、ディスクロータ52aとキャリパボディ52bとを備えたディスクブレーキが適用され、キャリパボディ52bには後輪用液圧配管54が接続されている。
本形態例では、ブレーキペダル6を操作すると、第2液圧マスタシリンダ53の作動液が昇圧し、昇圧した作動液が後輪用液圧配管54を介して、後輪ブレーキ52のキャリパボディ52bに供給され、後輪ブレーキ52を作動させると共に、昇圧した作動液が連動用液圧配管27を介して、第1液圧マスタシリンダ11に供給され、第1形態例と同様に、昇圧した作動液が前輪ブレーキ2のキャリパボディ2bに供給され、前輪ブレーキ2を連動して作動させる。
尚、本発明は、上述の形態例に限るものではなく、マスタシリンダユニットの構造は任意である。また、第1液圧マスタシリンダは、上述の形態例のように、第1シリンダ孔にシール部材を取り付けて第1ピストンを内挿するプランジャタイプのものに限らず、第1ピストンにシール部材を取り付けるタイプのものでも差し支えない。また、前輪ブレーキや後輪ブレーキの構造も任意である。さらに、双方のブレーキ操作子をブレーキレバーとしたスクーター型車両にも適用することができる。
1…バーハンドル車両用ブレーキ装置、2…前輪ブレーキ、2a…ディスクロータ、2b…キャリパボディ、3…後輪ブレーキ、3a…バックプレート、3b…ブレーキシュー、3c…カム軸、3d…アンカーピン、3e…カムレバー、4…ブレーキレバー、4a…作用腕、4b…回動基部、4c…グリップ部、4d…スイッチ作動片、5…液圧マスタシリンダ装置、5a…リザーバ、5b…液室、6…ブレーキペダル、7…マスタシリンダユニット、7a…イコライザレバー、7b…ピストン押動腕、7c…回動基部、7d…位置決め腕、7e…ピストン押動部、7f…回動規制腕、8…前輪用液圧配管、9…後輪用ブレーキロッド、10…ハンドルバー、11…第1液圧マスタシリンダ、11a…第1シリンダボディ、11b…ブラケット、11c…第1シリンダ孔、11d…大径孔、11e…レバー取付ブラケット、12…ホルダ、13…ボルト、14…第1ピストン、14a…小径軸部、14b…凹部、14c…大径軸部、14d…連通ポート、14e…段部、15…連動用連通孔、16…第1ピボット、17…ブレーキランプスイッチ、18…第1カップシール、18a…リップ部、19…第2カップシール、19a…リップ部、20…第1液圧室、21…第1ユニオンボルト、22…第1リターンスプリング、23…カラー部材、23a…内周側カップシール、23b…外周側Oリング、24…サークリップ、25…連動用液圧室、26…連動用ユニオンボルト、27…連動用液圧配管、28…リターンスプリング、28a…コイル部、28b…シリンダボディ当接片、28c…ブレーキレバー当接片、29…固定軸、30…牽引ロッド、31…第2液圧マスタシリンダ、31a…第2シリンダボディ、31b…第2シリンダ孔、31c…押動腕取付ブラケット、31d…ボルト装着ブラケット、31e…ユニオン孔、31f…外面、32…第2ピストン、32a…小径軸部、32b…凹部、32c…大径軸部、32d…連通ポート、33…第1カップシール、34…第2カップシール、35…液補給室、36…リザーバ、36a…作動液供給管、37…ストッパボルト、38…第2液圧室、39…第2ユニオンボルト、40…第2リターンスプリング、41…第2ピボット、42…スプリング部材、43…第1回動軸、44…第2回動軸、45…第3回動軸 、51…バーハンドル車両用ブレーキ装置、52…後輪ブレーキ、52a…ディスクロータ、52b…キャリパボディ、53…第2液圧マスタシリンダ、54…後輪用液圧配管

Claims (4)

  1. 一方のブレーキ操作子の操作によって、第1液圧マスタシリンダを介して第1ブレーキを単独で作動させ、他方のブレーキ操作子の操作によって、第2ブレーキを作動させると共に、第2液圧マスタシリンダで作動液を昇圧させ、該昇圧した液圧を前記第1液圧マスタシリンダに供給して前記第1ブレーキを連動して作動させるバーハンドル車両用ブレーキ装置において、
    前記第1液圧マスタシリンダは、ピストンを内挿した有底のシリンダ孔と、該シリンダ孔の底部側に設けられた第1液圧室と、前記シリンダ孔の開口部側に設けられた連動用液圧室と、該連動用液圧室に連通する連動用連通孔とを備え、該連動用連通孔と、前記第2液圧マスタシリンダに設けられた第2液圧室とを連動用液圧配管で連結し、
    前記一方のブレーキ操作子は、ブレーキレバーであり、前記第1液圧マスタシリンダのシリンダボディに設けられたレバー取付けブラケットに、前記ブレーキレバーがピボットにて回動可能に軸支されると共に、該ピボットに、前記ブレーキレバーを反作動方向に付勢するリターンスプリングが取り付けられ、
    該リターンスプリングは、前記ピボットの外周に配置されるコイル部と、該コイル部の一端から突出して前記シリンダボディに当接するシリンダボディ当接片と、前記コイル部の他端から突出して前記ブレーキレバーのスイッチ作動片に当接するブレーキレバー当接片とを備え、前記ブレーキレバーは、前記リターンスプリングの弾発力によって、反作動方向に付勢されている
    ことを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  2. 前記第1液圧マスタシリンダのシリンダボディに、シリンダ孔と該シリンダ孔よりも大径の大径孔とを連続して形成し、前記ピストンは、シリンダ孔底部側に配置される大径軸部と、シリンダ孔開口部側に配置される小径軸部と、該小径軸部と前記大径軸部との間に形成される段部とを備え、前記小径軸部の外周と前記大径孔の内周面との間にシール部材を介して環状のカラー部材を液密に配置し、前記段部と前記カラー部材との間に前記連動用液圧室を形成したことを特徴とする請求項1記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  3. 前記第1ブレーキが液圧式ブレーキ、前記第2ブレーキが機械式ブレーキであり、前記ブレーキレバーと前記他方のブレーキ操作子との間に、前記第2液圧マスタシリンダとレバー機構とを備えたマスタシリンダユニットを配置し、前記他方のブレーキ操作子の操作によって、前記レバー機構を介して前記第2ブレーキを作動させると共に、前記第2液圧マスタシリンダを作動させて、前記連動用液圧配管を介して前記第1液圧マスタシリンダに昇圧した作動液を供給することを特徴とする請求項1又は2記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  4. 前記第1ブレーキと前記第2ブレーキとは、それぞれ液圧式ブレーキであり、前記第2液圧マスタシリンダで昇圧した作動液は、前記第2ブレーキと前記第1液圧マスタシリンダとに供給されることを特徴とする請求項1又は2項記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
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