JP6335591B2 - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法及び画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6335591B2
JP6335591B2 JP2014075827A JP2014075827A JP6335591B2 JP 6335591 B2 JP6335591 B2 JP 6335591B2 JP 2014075827 A JP2014075827 A JP 2014075827A JP 2014075827 A JP2014075827 A JP 2014075827A JP 6335591 B2 JP6335591 B2 JP 6335591B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
test pattern
recording element
element array
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014075827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015003515A (ja
Inventor
仁昭 村山
仁昭 村山
勅使川原 稔
稔 勅使川原
悟史 東
悟史 東
拓也 深澤
拓也 深澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014075827A priority Critical patent/JP6335591B2/ja
Priority to US14/281,589 priority patent/US9415603B2/en
Publication of JP2015003515A publication Critical patent/JP2015003515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6335591B2 publication Critical patent/JP6335591B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • B41J2/2146Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding for line print heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • B41J2/2142Detection of malfunctioning nozzles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、記録媒体に画像を記録するための画像処理方法及び画像処理装置に関する。
従来、記録画像の間に記録素子の不良を検出するためのパターンを記録し、読み取り部によってパターンを読み取ることで、記録素子の不良を検出することが知られている。一方、記録媒体についた小さなキズや汚れ、ゴミ等がパターンと重なってしまうと、重なった部分の画像不良が記録素子の不良に起因するものと誤認され、記録素子の不良が生じていないにも関わらず記録素子の不良だと判断されてしまう場合があった。これに対し、特許文献1には、形成される得るキズなどと比べて、記録素子の不良を検出するためのパターンの長さを十分に長くすることで、記録媒体上のキズ等を記録素子の不良に起因する記録不良と誤って検出してしまうことを防止することが記載されている。
特開2006−198793号公報
一方、記録媒体の搬送路に混入したゴミや、搬送部材が削れて出来た突起などが、搬送される記録媒体と接触することによって、記録媒体に連続してキズがつき、記録画像に長いスジが生じることが考えられる。その場合、特許文献1のように不良を検出するためのパターンの長さを長くする方法を採用したとしても、キズによって記録画像に生じた連続するスジを記録素子の不良に起因するものと誤判定してしまう可能性がある。また、スキャナなどの、テストパターンをスキャンして読み取るセンサにゴミ等が付着した場合にも、スキャンする領域に渡って連続するスジがあると誤判定し、スジが生じた位置に対応する記録素子が不良であると検出してしまう可能性がある。そして、記録素子の不良が生じていないにも関わらず記録素子の不良であると誤判定されてしまうと、誤判定された不良ではない記録素子を用いないように補完記録処理が行われる。このような誤判定によって、本来行う必要のない補完記録処理により良好な画像が得られなくなってしまう。
本発明は以上の点に鑑みてなされてものであり、記録素子の不良に起因するスジと記録素子の不良以外の弊害に起因するスジを判別することによって、高品質な画像を記録することが可能な画像処理方法及び画像処理装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、第1方向に複数の記録素子が並ぶ第1の記録素子列及び第2の記録素子列が、前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ記録ヘッドを用いて、前記第2方向に搬送される記録媒体上に画像を記録するための画像処理方法であって、前記記録媒体上または前記記録媒体を搬送する搬送手段上に記録されたテストパターンであって、前記第1の記録素子列を用いて前記第2の記録素子列を用いずに記録された第1テストパターンと、前記第1記録素子列及び第2記録素子列の両方を用いて記録された第2テストパターンと、のそれぞれについて、前記第1方向における色ムラについての情報を取得する取得工程と、前記情報が前記第2テストパターンに色ムラが生じたことを示す場合、当該色ムラが生じた位置に対応する前記第1記録素子列の記録素子は記録不良ではないと判定し、前記情報が前記第1テストパターンにおいて色ムラが生じ、且つ、前記第2テストパターンにおいて前記第1テストパターンにおいて色ムラが生じた位置と前記第1方向において対応する位置に色ムラが生じていないことを示す場合、前記第1テストパターンにおいて色ムラが生じた位置に対応する前記第1記録素子列の記録素子は記録不良であると判定する判定工程と、を備えることを特徴とする画像処理方法。
上記構成により、記録素子の不良に起因するスジと記録素子の不良以外の弊害に起因するスジを適切に判定することができる。
インクジェット記録装置の内部構成を示す断面の概略図 片面記録及び両面記録の動作を説明するための図 制御構成を説明するための図 記録ヘッドの吐出口面を示す図 不吐検出パターン及びキズ検出パターンを示す図 第一の実施形態で用いる不吐検出フローを示すチャート スジが生じた不吐検出パターンと、解析結果を示す図 不吐検出フローチャート 第一の実施形態で用いる記録媒体のキズ検知方法を示す図 キズ検出フローチャート 第二の実施形態で用いる不吐検出パターンを示す図 第二の実施形態で用いる不吐検出フローを示すチャート 第三の実施形態で用いる記録部を示す図 第三の実施形態で用いる不吐検出フローを示すチャート 第四の実施形態で用いる不吐検出フローを示すチャート スジが生じた不吐検出パターンと解析結果を示す図
(第1の実施形態)
(1)装置構成の説明
本実施形態では、記録素子列としてインクを吐出するノズルが配列したノズル列を複数備える記録ヘッドを用いて画像を記録するインクジェット記録装置の例を用いて説明する。本実施形態のインクジェット記録装置は、記録媒体としてロール状に巻かれた連続シートを使用する。そして、片面記録及び両面記録の両方を実行可能な高速ラインプリンタである。
図1は、本実施形態のインクジェット記録装置の内部構成を示す断面図である。インクジェット記録装置内部には、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、記録部4、検査部5、カッタ部6、情報記録部7、乾燥部8、シート巻取部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出トレイ12、制御部13の各ユニットを備える。図中、実線で示すシート搬送経路に沿ってローラ対やベルトからなる搬送機構によってシートが搬送され、搬送中に各ユニットにおける処理がなされ、各ユニットはシートを搬送するためのローラ等を備えている。
シート供給部1は、ロール状に巻かれた連続シートを収納し、供給する。本実施形態におけるシート供給部1は、2つのロールR1、R2を収納することが可能であり、いずれのロールからも引き出すことができる。デカール部2は、シート供給部1から供給されたシートのカール(反り)を軽減させる。供給されたシートについたカールに対して逆向きの反りを与えるように、1つの駆動ローラに対して2つのピンチローラを用いてシートを湾曲させてしごくことでカールを軽減させる。斜行矯正部3は、デカール部2を通過したシートの斜行(本来の進行方向に対する傾き)を矯正する。基準となる側のシート端部をガイド部材に押し付けることにより、シートの斜行が矯正される。記録部4は、記録ヘッド14を用いてシート上に画像を記録する。本実施形態における記録ヘッド14は、使用が想定されるシートの最大幅に亘って画像を記録可能なノズル列が配列されるライン型ヘッドである。後述の図4に示すように、記録ヘッド14は、複数の吐出基板101及び102を備える。そして、各吐出基板には、シートの搬送方向に沿ってノズル列が並ぶように配置されている。本実施形態では、Bk(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の4色のインクの色毎に記録ヘッドを備える。そして、搬送方向上流側から下流側に向かう方向に、Bkインクに対応する記録ヘッド、Cインクに対応する記録ヘッド、Mインクに対応する記録ヘッド、Yインクに対応する記録ヘッドの順で並んでいる。各色のインクは、インクタンクからインクチューブを介して記録ヘッド14に供給される。
検査部5は、記録部4でシートに記録された検査パターンを光学的に読み取り、記録ヘッドのノズルの状態、シート搬送状態、画像位置等を検査する。本実施形態において、検査部5はCCDラインセンサを用いており、CCDラインセンサがシートの搬送方向と交差する方向に並んでいる。また、解析部17として、解析用のCPU(不図示)を備える。カッタ部6は、画像が記録されたシートを所定の長さにカットする。情報記録部7は、カットされたシートの裏面に、シリアル番号や日付などのプリント情報を記録する。乾燥部8は、記録部4で記録されたシートを加熱し、シート上のインクを短時間に乾燥させる。シート巻取部9は、回転してシートを巻き取る巻取ドラムを備え、両面記録を行う際、シートの表面に対する記録が終了したシートを一時的に巻き取る。一時的に巻き取られたら巻取ドラムが逆回転し、巻き取られたシートがデカール部2に供給され、再度記録部4に送られる。このとき、シートが表裏反転しているため、記録部4がシートの裏面側に画像を記録することができる。片面記録の動作と両面記録の動作については、後に詳しく説明する。
排出搬送部10は、乾燥部8で乾燥されたシートをソータ部11に搬送する。ソータ部11は、カットされたシートをグループ毎に排出トレイ12に振り分け、排出する。
制御部13は、本実施形態の記録装置全体を制御する。制御部13は、CPU、メモリ、各種I/Oインターフェースを備えたコントローラ15及び電源を有する。記録装置の動作は、コントローラ15又はコントローラ15にI/Oインターフェースを介して接続されるホストコンピュータ等の外部機器16からの指令に基づいて制御される。
次に、図2(a)及び(b)を用いて、本実施形態のインクジェット記録装置における片面記録と両面記録について説明する。まず、図2(a)は、片面記録を行う際のシートの搬送経路を示す図であり、図2(b)は両面記録を行う際のシートの搬送経路を示す図である。いずれの図でも、シート供給部1からシートが供給され、画像が記録されて排出トレイ12に排出されるまでの搬送経路を太線で示している。
片面記録を行う場合、図2(a)に示すように、シートがシート供給部1から供給され、デカール部2、斜行矯正部3においてそれぞれ処理される。そして、記録部4においてシート表面に画像が記録される。画像が記録されたシートは、検査部5で検査され、カッタ部6で所定の長さにカットされる。カットされたシートは、情報記録部7で裏面にプリント情報が記録された後、1枚ずつ乾燥部8に搬送されてインクを乾燥し、ソータ部11のトレイ12に搬送される。
両面記録を行う場合、図2(b)に示すように、表面に画像を記録した後、カッタ部でのカット処理を行わない。表面に画像が記録された連続シートのままで乾燥部8に搬送され、インクを乾燥させる。そして乾燥部8から、シート巻取部9に搬送される。搬送されたシートは、シート巻取部9の巻取りドラムに巻き取られる。そして、記録部4が予定されたシート表面への記録を全て終了すると、カッタ部6によって最後の画像の後端がカットされる。そして、カットされた後端よりも搬送方向下流側のシートは、全て巻取りドラムに巻き取られる。一方、カットされた後端よりも搬送方向上流側のシートは、シート先端がデカール部2に残らないように、シート供給部に巻き戻される。そして、巻取りドラムに巻き取られたシートは、最後に巻き取られた後端が次の裏面記録の先端となるように、図中の太い破線の経路を経て、デカール部2に搬送される。そして、斜行矯正部3による処理を経て、記録部4が裏面画像の記録を行う。画像が記録されたシート5は、検査部5による処理を経て、カッタ部6において所定の長さにカットされる。本実施形態において両面記録を行う場合、シートの両面に画像が記録されるため、情報記録部7におけるプリント情報の記録は行われない。そして、カットされたシートは、1枚ずつ乾燥部8で乾燥され、排出搬送部10を経てソータ部11のトレイ12に排出される。
(2)制御構成の説明
図3は、図1で示した記録装置における制御構成を説明するためのブロック図である。本図において、記録装置200は、図1で示したインクジェット記録装置である。前述の制御部13は、CPU201、ROM202、RAM203、画像処理部207、エンジン制御部208、スキャナ制御部209を含む。そして、制御部13に、HDD204、操作部206、外部I/F205などがシステムバス210を介して接続される。
CPU201は、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)形態の中央演算処理部である。CPU201は、プログラムの実行やハードウェアの起動により記録装置200全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201が実行するためのプログラムや記録装置200の各種動作に必要な固定データを格納する。RAM203は、CPU201のワークエリア、種々の受信データの一時格納領域、各種設定データの記憶領域等に用いられる。HDD204は、CPU201が実行するためのプログラムや印刷データ、記録装置200の各種動作に必要な設定情報を、内蔵するハードディスクに記憶させたり、読み出したりすることが可能である。なお、HDD204に代えて、他の大容量記憶装置を備える形態であってもよい。
操作部206は、ユーザが種々の操作を行うためのハードキーやタッチパネル、またユーザに種々の情報を提示(通知)するための表示部を含み、図1の外部機器16に対応するものである。また、ユーザへの情報の提示は、音声発生器からの音響情報に基づく音響(ブザー、音声等)を出力することによって行うこともできる。画像処理部207は、記録装置200で扱う印刷データ(例えば、ページ記述言語で表されたデータ)を画像データ(ビットマップ画像)に展開し、画像処理を行う。例えば、入力された印刷データに含まれる画像データの色空間(例えば、YCbCr)を、標準的なRGB色空間(例えば、sRGB)に変換する処理を行う。また、画像データに対し、記録装置200が記録可能な画素数への解像度変換や、画像解析、画像補正等の様々な画像処理を施すことができる。これらの画像処理によって得られた画像データは、RAM203または、HDD204に格納される。
エンジン制御部208は、CPU201等から受信した制御コマンドに応じて、印刷データに基づいてシート上に画像を記録する処理を制御する。インク色毎に設けられた記録ヘッド14に対するインクの吐出指示や、記録媒体上のドット位置(インクの着弾位置)を調整するための吐出タイミングの設定、取得したヘッド駆動状態に基づく調整等を行う。印刷データに基づいて、記録ヘッドの駆動制御を行い、記録ヘッドからインクを吐出させてシート上に画像を形成する。また、給紙ローラの駆動指示や搬送ローラの駆動指示、搬送ローラの回転状況取得等を行い、搬送ローラを制御してシートを適切な速度及び経路で搬送し、停止させる。
スキャナ制御部209は、CPU201等から受信した制御コマンドに応じて、検査部5のCCDセンサを制御し、シート上の画像を読み取る。そして、CCDセンサにより取得した、赤(R)、緑(G)、青(B)色のアナログ輝度データをデジタルデータに変換する。本実施形態では、イメージセンサとしてCCDセンサを用いているが、CMOSイメージセンサ等を採用してもよい。また、イメージセンサはリニアイメージセンサとしてもエリアイメージセンサーとしてもよい。また、スキャナ制御部209は、イメージセンサの駆動指示、該駆動に基づくイメージセンサの状況取得を行う。そして、イメージセンサから取得した輝度データを解析し、記録ヘッド106からのインクの不吐や、シートの切断位置の検出等を行う。スキャナ制御部209で画像が正しく印刷されていると判定されたシートは、シート上のインクの乾燥処理が施された後、指定された排出トレイ12に排紙される。
ホスト装置16は、記録装置200の外部に接続され、記録装置200に印刷を行わせるための画像データの供給源となる装置であり、様々な印刷ジョブのオーダーを発行する。ホスト装置16は、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)として実現してもよいし、画像をキャプチャーして画像データを生成する画像キャプチャー装置であってもよい。画像キャプチャー装置とは、原稿上の画像を読み取って画像データを生成するリーダ(スキャナ)、ネガフィルムやポジフィルムを読み取って画像データを生成するフィルムスキャナなどである。また、静止画を撮影してデジタル画像データを生成するデジタルカメラ、動画を撮影して動画像データを生成するデジタルビデオでもよい。また、ネットワーク上にフォトストレージを設置したり、着脱可能な可搬性メモリを挿入するソケットを設けたりし、フォトストレージや可搬性メモリに格納された画像ファイルを読み出して画像データに生成して印刷するものとしてもよい。
これらのデータ供給装置は記録装置200に設けた構成としてもよく、記録装置200の外部に接続した別の装置としてもよい。また、ホスト装置16をPCとした場合、PCの記憶装置に、OS、画像データを生成するアプリケーションソフトウェア、記録装置200用のプリンタドライバがインストールされる。プリンタドライバは、記録装置200を制御し、アプリケーションソフトウェアから供給された画像データを記録装置200が扱える形式に変換して印刷データを生成する。また、印刷データから画像データへの変換をホスト装置16で行ってから、記録装置200に供給する形態であってもよい。また、ホスト装置16から供給される画像データやその他のコマンド、更にステータス信号等は、外部I/F205を介して記録装置200と送受信可能である。外部I/F205はローカルI/FであってもネットワークI/Fであってもよい。なお、以上の例では、1つのCPU201が図3に示す記録装置200内の全ての構成要素を制御するものとしたが、各機能ブロックのいくつかが別途CPUを備え、それぞれのCPUによって個別に制御するものとしてもよい。
(3)記録ヘッドの説明
次に、図4(a)及び(b)を用いて、本実施形態における記録部4について説明する。記録部4は、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のインクにそれぞれ対応する4つの記録ヘッドで構成されている。図4(a)に示す記録ヘッド14は1色のインクに対応し、有効吐出幅が約1インチの吐出基板101が図のように複数配置されている。吐出基板同士はそれぞれ所定の数のノズル幅分だけ、ノズルの配列方向(所定方向)にずれてオーバーラップした構成となっている。図4(b)は、吐出基板101であり、各吐出基板には、ノズル列A〜ノズル列Hの8列のノズル列が搬送方向に配列されている。ノズル列A〜ノズル列Hにおいて、配列方向に対応する位置のノズルは、搬送方向において記録媒体上の同位置を記録することができる。本実施形態において、各ノズルは発熱素子(電気熱変換素子または加熱ヒータ)を備えており、通電加熱によりインクを発泡させ、その運動エネルギーによって吐出口からインクを吐出するインクジェット方式のノズルである。尚、記録媒体を搬送する搬送方向は、図中の左右方向である。記録ヘッド14は、有効吐出幅が約13インチ(A3サイズの記録媒体の短辺方向の長さを少し越えた長さ)であり、A3サイズの記録媒体を長辺方向に搬送することで1パス記録が可能である。記録部4は、インク色毎に4つの記録ヘッド14を備え、記録媒体の搬送方向に配列されている。
(4)不吐検出及びキズ検出の説明
図5は、本実施形態の記録素子であるノズルの吐出不良を検出するためのテストパターン(以下、不吐検出パターン)、及び、記録媒体上の連続するキズを検出するためのテストパターン(以下、キズ検出パターン)を説明するための図である。尚、本明細書において、ノズルの吐出不良のことを「不吐」と呼び、吐出不良のノズルを検出することを「不吐検出」と呼ぶ。
まず、図5(a)は、本実施形態における不吐検出パターン及びキズ検出パターンであり、それぞれが濃度が一様なパターンである。501は、Bkインクを吐出する記録ヘッドによって記録された不吐検出パターンである。同様に、502は、Cインクを吐出する記録ヘッドによって記録された不吐検出パターン、503は、Mインクを吐出する記録ヘッドによって記録された不吐検出パターン、504は、Yインクを吐出する記録ヘッドによって記録された不吐検出パターンである。505は、キズ検出パターンであり、Bkインク、Cインク、Mインク、Yインクの4色を用いて記録された、混色のパターンである。
図5(b)は、501〜505の各パターンの詳細を示す図である。前述のように、記録部4はインク色毎に記録ヘッドを備え、各記録ヘッドはノズル列A〜ノズル列Hの8列のノズル列を備えている。不吐検出パターン501〜504において、領域511は、記録ヘッドのノズル列Aを用いて記録された領域であり、領域512は、記録ヘッドのノズル列Bを用いて記録された領域である。同様に、領域513〜領域518は、記録ヘッドのノズル列C〜Hを用いてそれぞれ記録された領域である。一方、キズ検出パターン505において、領域511は、Bkインクを吐出する記録ヘッドのノズル列Aと、Cインクを吐出する記録ヘッドのノズル列Aと、Mインクを吐出する記録ヘッドのノズル列Aと、Yインクを吐出する記録ヘッドのノズル列Aを用いて記録された領域である。同様に、領域512は、4つの記録ヘッドそれぞれのノズル列Bを用いて記録された領域であり、領域513〜518もノズル列C〜Hで記録された領域である。
そして、図5(c)に示すように、これらのパターン501〜505は、ユーザから記録が指示された画像の間に記録される。そして、記録部4よりも搬送方向下流に配置された検査部5によって読み取られ、解析部17によりノズルの吐出不良の有無及びキズの有無が判定される。
次に、図6を用いて、ノズルの吐出不良及びキズの判定処理フローについて説明する。まず、ステップS601において吐出不良のノズルを検出する不吐検出処理を実行し、ステップS602においてキズを検出するキズ検出処理を実行する。この不吐検出処理とキズ検出処理については、後に詳しく説明する。そして、ステップS603において、ステップS602のキズ検出処理によりキズが検出されたかどうかを判断する。キズが検出された場合、すなわちノズルの吐出不良による色ムラ(白スジ)ではないと判定された場合には、ステップS605に進む。一方、キズが検出されなかった場合は、ステップS604に進む。キズが検出された場合、ステップS605において、外部機器16を用いてキズによる画像不良が生じていることをユーザに通知する。一方、キズが検出されなかった場合、ステップS604において、吐出不良のノズルが検出されたかどうかを判断する。吐出不良のノズルが検出された場合には、ステップS606に進み、画像データに対して不吐ノズルで記録すべき画像データを吐出不良ノズル以外のノズルで記録するための補完処理を行う。吐出不良のノズルが検出されなかった場合には、フローを終了する。
ステップS606では、特定された吐出不良ノズルを用いて記録するように割り当てられる予定の画像データを、吐出不良ではない他のノズルを用いて記録するように割り当てることによって補間処理を行う。本実施形態における記録装置は、同色のインクを吐出するノズル列を8列備える記録ヘッドを用いているため、残り7列のノズルのうち、記録媒体上で吐出不良ノズルが記録可能な位置と同位置を記録可能なノズルのうち少なくとも1ノズルに分配すればよい。尚、吐出不良ノズルに対する不吐補完方法は、この方法に限るものではなく、公知の方法を用いて構わない。例えば、特開2009−006560号公報に開示されている方法がある。
次に、図7及び図8を用いて、ステップS601の不吐検出処理について説明する。図7(a)は、吐出不良のノズルが存在する場合の不吐検出パターンを示している。701は、不吐検出パターン501〜504のいずれかを示している。検知マーク702は、位置検出に用いるマークであり、これを元にパターン中に欠損が生じた位置を特定することで、8列のノズル列のうちどのノズルが不吐であるかを特定することができる。本図では、ノズルA列のうち一部のノズルが吐出不良となり、パターンの一部分(図中703)において画像に欠損が生じた場合を示している。
図8は、不吐検出処理を示すフローチャートである。まず。ステップS801において、図5(a)に示した不吐検出パターン501〜504を検査部5で読み取った読み取り結果を取得する。本実施形態では、RGBのCCDセンサにより各チャネル8ビットで読み取った結果を取得する。そして、ステップS802において、解析部17により、読み取ったRGB画像データをRチャネル、Gチャネル、Bチャネルに分割する。尚、Bkの不吐検出パターン501はGチャネル、Cの不吐検出パターン502はRチャネル、Mの不吐検出パターン503はGチャネル、Yの不吐検出パターン504はBチャネルでそれぞれ解析する。次に、ステップS803において、解析部17で算出した各画像のノズルの配列方向の画素毎の輝度値を取得する。ここで取得した輝度値を、図7(b)に示す。図中、線704は、予め定められた閾値を示している。ステップS804では、解析された各画素に対応する輝度値を判定する。ここで、輝度値が線704が示す閾値以上である箇所を白スジであると判定する。そして、ステップS805において、各検知マークの位置に基づいて、白スジ位置までのノズルの配列方向(図中左右方向)の画素数を算出し、吐出不良ノズルの位置を特定する。尚、記録媒体上の搬送方向における同位置を記録するノズル列A〜ノズル列Hのノズルが、全て同時に吐出不良となることは、確率的に極めて稀である。従って、ノズル列A〜ノズル列Hによって記録された不吐検出パターンの全てに連続してスジが生じたとしても、搬送方向において同位置を記録する全てのノズルが吐出不良である可能性は極めて低い。
次に、図9及び図10を用いて、ステップS602のキズ検出処理について説明する。図9(a)は、記録媒体に連続してキズ906が生じた場合の不吐検出パターン901〜904及びキズ検出パターン905を示している。図9(b)〜(e)は、不吐検出パターンのうち各記録ヘッドのノズル列Aを用いて記録された画像を、検査部5を用いて読み取った結果に基づいて取得された輝度値である。図9(f)は、キズ検出パターンのうち各記録ヘッドのノズル列Aを用いて記録された画像を、検査部5を用いて読み取った結果に基づいて取得された輝度値である。図9(b)〜(f)のキズ検出パターンの輝度値を解析部17によって解析することにより、キズを検出する。尚、図中の破線は、輝度値を判定するための閾値を示している。キズ906は、記録媒体上で搬送方向に連続して生じており、各色内においてノズル列A〜ノズル列Hの全ての列が同様の結果となるため、他のノズル列の結果については省略する。
次に、図10のフローチャートを用いて、キズ検出処理の詳細について説明する。まず、ステップS101において、検査部5により不吐検出パターン901〜904及びキズ検出パターン905を読み取った読み取り結果を取得する。本実施形態では、RGBのCCDセンサにより各チャネル8ビットで読み取った結果を取得する。そして、ステップS102において、解析部17により、図8のステップ802と同様に解析し、ステップS103において、各ノズル列に対応する画像のノズルの配列方向の画素毎に輝度値を取得する。ステップS104において、各パターンにおいて、各画素に対応する輝度値が閾値以上であるかどうかを判定する。ここでは、キズ検出パターン905において、取得した輝度値が閾値よりも大きい、すなわちスジがある場合に、記録媒体上に連続してできたキズが存在すると判定する。すなわち、ノズルの吐出不良によって生じたスジではないと判定する。一方、キズ検出パターン905にスジがないが、且つ、不吐検出パターン901〜904のいずれかにおいて対応する位置にスジがある場合には、その位置に対応するノズルが吐出不良であり、吐出不良によって生じたスジであると判定する。
尚、本実施形態におけるキズ検出パターン905は、4色のインク色を用いて形成された画像であり、各色8列のノズル列を用いて形成した画像である。全てのインク色のノズル列で、同一箇所に吐出不良が発生する確率は極めて低い。このため、不吐検出パターン901〜904の結果に関わらず、キズ検出パターン905において輝度値が閾値よりも大きいと判定された場合には、ノズルの吐出不良ではなくキズに起因する色ムラであると判定することができる。そして、吐出不良であると判定されたノズルについては、そのノズルに対応するデータを他のノズルで記録するように補完処理を行う。補完方法としては従来の方法を用いることができ、例えば、吐出不良のノズルに隣接するノズルにデータを割り当てる方法であってもよく、複数回の走査のうち他の走査において正常なノズルに割り当てる方法であってもよい。
以上の方法を用いることで、記録画像に生じる色ムラが、記録素子の記録不良に起因するかそうでないかを適切に判断することができる。
尚、本実施形態におけるキズ検出パターンは、4色のインク色毎にそれぞれ8列のノズル列を用いて記録したものであるが、本発明はそれに限るものではない。少なくとも複数のノズル列を備え、ノズル配列方向における記録媒体上の同じ位置を記録可能な記録ヘッドであれば、複数のノズルでキズ検出パターンを記録すればよい。つまり、記録媒体上の同じ位置を記録可能な少なくとも2つのノズル列を用いてキズ検出パターンを記録し、輝度値が閾値よりも大きいと判定された場合には、記録媒体のキズであると判定する。そして、輝度値が閾値以下であれば、キズ検出パターンを記録したノズルに吐出不良ノズルが含まれるかどうかを判定すればよい。このとき、キズ検出パターンは、複数色のインクによるパターンとしなくてもよく、少なくとも1色の記録ヘッドで、少なくとも2つのノズル列によって記録された位置の輝度値が閾値よりも大きく、スジが検出された場合に、吐出不良ではなくキズと判定すればよい。
尚、キズ検出パターンを記録するノズルの数が多い程、吐出不良ノズルの影響を受けにくくなるため、記録素子の不良であるか記録媒体のキズであるかを判定する精度が高くなる。例えば、上述の例では、4色のインク色それぞれに対して8ノズル列のノズル、つまり32ノズルを用いてキズ検出パターンを記録している。例えば、本実施形態の記録装置を用いて1色のインクによって記録されたパターンからキズを判定する場合には、8列のノズル列を用いてパターンを記録することにより、キズを判定する精度を高くすることができる。
また、本実施形態では、ステップS603においてキズがあると判定されるとステップS605に進み、ユーザに通知を行った後にフローを終了したが、キズと吐出不良ノズルの両方が含まれる場合には通知と不吐補完の両方を行ってもよい。すなわち、ステップS605でユーザに通知を行った後、ステップS604に進み、キズが生じた位置以外に吐出不良ノズルが存在するかどうかを判定する。そして、吐出不良ノズルが存在する場合には、ステップS606において不吐補完処理を行い、吐出不良ノズルが存在しない場合にはフローを終了する。これにより、キズと吐出不良の両方が含まれる場合においても、キズ検出をしつつ不吐補完処理を行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態において、インクジェット記録装置の主用な機構部の基本構成および、記録装置の各部における記録制御を実行するための制御構成については第1の実施形態と同様である。第1の実施形態では、複数のノズルを用いて形成された検査パターンにおいてスジが検出された場合に、キズに起因する白スジであると判断した。本実施形態では、1ノズルで形成された検査パターンに対する不吐検出処理において吐出不良が検出され、不吐補完処理を行った後に再度吐出不良が検出された場合には、吐出不良ではなく記録媒体のキズよるスジであると判断する。
図11は、本実施形態の不吐検出パターンである。不吐検出パターンは、Bkインクで記録されたパターン1101、Cインクで記録されたパターン1102、Mインクで記録されたパターン1103、Yインクで記録されたパターン1104から構成されている。各パターンは、各ヘッドの8列のノズル列のうち、1列ずつ順次複数回連続してインクを吐出して記録された記録率100%のベタパターンである。本実施形態の不吐検出パターンは、図5(c)に示すように、画像間に記録され、読み取られる。
図12は、本実施形態の不吐判定のフローチャートである。ステップS121の不吐検出処理は、前述の第一の実施形態と図8と同様の処理を行う。ステップS122において、検査パターンに白スジがあるかどうかを判定する。白スジがある場合には、ステップS123において、解析部17において、白スジの発生箇所が、前回、不吐補完処理を行ったノズルに対応する画素かどうかを判定する。S123において、前回、不吐補完処理を行ったノズルに対応する画素におけるスジであると判定された場合、不吐補完処理により白スジを抑制できなかったものとして、ノズルの吐出不良による白スジではなく、キズによる白スジと判定する。そして、ステップS124において、外部機器16を通じてキズによる画像不良であることをユーザに通知する。一方、S123において、前回、不吐補完処理を行ったノズルに対応する画素ではない画素におけるスジであると判定された場合は、前回の不吐補完処理を行った後に、新たにノズルの吐出不良が生じたものと判断し、ステップS125において、そのノズルに対して不吐補完処理を行う。このようにして、1ノズルを用いて記録された検査パターンを用いて複数回の不吐検出処理を行うことにより、吐出不良による白スジであるかキズによる白スジであるかを判別することができる。
尚、本実施形態では、スジの発生箇所に対応するノズルが前回不吐補完を行ったノズルかどうかを判定したが、例えば不吐補完を行った履歴があるかを判定する形態であってもよい。
(第3の実施形態)
本実施形態において、インクジェット記録装置の主用な機構部の基本構成および、記録装置の各部における記録制御を実行するための制御構成についてはこれまで述べた実施形態と同様である。本実施形態では、図13に示すように、記録ヘッド14をノズルの配列方向に移動可能な機構を有する。そして、記録ヘッドの移動と検査パターンから白スジを検出する処理を組み合わせることにより、記録行っても記録媒体上の同位置に白スジが発生する場合には、記録媒体のキズによる白スジであると判断する。
図13は、記録装置における記録部4の構成を示す斜視図であり、図のY方向に搬送されるシート18に対し、記録ヘッド14からインクを吐出して画像を記録する。記録部4には、ベルト1301、パルスモータ1302、プーリ1303からなる変位機構が設けられ、記録ヘッド14をノズルの配列方向(図のX方向)に移動させることができるホルダ1304が備えられている。ホルダ1304は、ベルト1301に対して取付部1305で固定されている。そして、ベルト1301に取り付けられたプーリ1303がパルスモータ1302によって駆動する。制御部13は、記録紙幅検知部及び記録ヘッド移動制御部を備え、記録紙幅情報に基づいて記録ヘッド14の使用領域を決定し、記録ヘッド移動制御部によりパルスモータ1302を駆動して記録ヘッド14を移動させる。このような制御により、シート18の同じ画素の記録に使用するノズルを変更することができる。記録ヘッド14の記録幅は13インチであるから、A3用紙までを記録ヘッド14を移動させて、異なる使用ノズルで印字することが可能である。
図14は、本実施形態における不吐検出処理のフローチャートを示す。ステップS141の不吐検出処理1において、1回目の不吐検出処理を行う(第1記録工程及び第1読取工程)。ステップS142において、検査パターンにおけるスジの有無を判定する(第1判定工程)。白スジがあれば、ステップS143において不吐補完処理を実施し、ステップS144において、記録ヘッド14をノズルの配列方向に移動させ、使用ノズルをシフトする。そして、記録ヘッド14の移動後に、ステップS145において再び不吐検出処理2で不吐検出処理を行い(第2記録工程及び第2読取工程)、スジの有無を判定する。S146において、不吐検出処理1でスジが検出された画素と同一画素において白スジが検出されたかどうかを判定する。ノズルの吐出不良によるスジではなく、シートにできたキズによる白スジであると判定した場合には(第2判定工程)、ステップS147において、外部機器16を通じてキズによる画像不良であることをユーザに通知する。このように、不吐検出処理の間に記録ヘッドの移動を行い、不吐検出処理で使用するノズルを変更することで、吐出不良による白スジであるか、記録媒体のキズによるスジであるかを判断することができる。
参考形態)
参考形態では、キズ検出パターンを用いずに不吐検出パターンからキズ判定をする他の例について説明する。尚、本参考形態におけるインクジェット記録装置の主な機構部の基本構成及び記録装置の各部における記録制御を実行するための制御構成についてはこれまで述べた実施形態と同様である。本参考形態では、第2の実施形態で用いた不吐検出パターン(図11)と同様の不吐検出パターンを用いる。各色の不吐検知パターンの詳細は、図7で示したものと同様である。
図15は、本参考形態におけるノズルの吐出不良及びキズの判定処理フローを示すフローチャートである。ステップS151において、吐出不良のノズルを検出する不吐検出処理を実行する。不吐検出処理については、第1の実施形態のステップS601の処理と同様の処理である。ステップS152において、読み取ったパターンにおいてスジがあるかどうかを判定する。ステップS152においてスジがあると判定された場合には、ステップ153に進む。ステップS152においてスジがないと判定された場合には、本フローを終了する。ステップS153では、全てのパターンにおいて、ノズルが並ぶ方向における同一の位置であって記録媒体の搬送方向にスジがあるかどうかを判定する。ここでは、前述の実施形態と同様に、インク色毎に8列のノズル列を備え、1列につき1つのパターンを記録している。このため、4色分、すなわち32パターン全てにおいてノズル配列方向の同一位置に、記録媒体の搬送方向に沿ってスジがあるかどうかを判定する。ここで、全てのパターンにスジがあると判定された場合には、ステップS154に進む。そして、パターンに生じているスジは紙キズによるスジであり、この位置を記録した各ノズルの吐出不良に起因するスジではないと判定する。一方、全パターンにおいてノズル配列方向における同一位置にスジがないと判定された場合には、ステップS156に進む。尚、ステップS155における判定は、全パターンのうち少なくとも1つのパターンにおいてスジがあり、且つ、このスジとノズル配列方向の同位置にスジがないパターンが1つでもあればNoと判定する。つまり、32パターン中31パターンにおいてスジがあったとしても1パターンにスジがなければNoと判定する。そして、ステップS156において、生じたスジはノズルの吐出不良に起因するスジであり、この位置を記録したノズルに吐出不良が生じていると判定する。
ステップS154において、紙キズに起因するスジであると判定された場合には、ステップS155に進み、外部機器16を用いて、キズによる画像不良が生じていることをユーザに通知する。一方、ステップS156において、ノズルの吐出不良に起因するスジであると判定された場合には、ステップS157に進む。そして、画像データに対して吐出不良であると判定されたノズルで記録すべき画像データを、吐出不良ノズルではないノズルで記録するためのデータを生成する、所謂補完処理を行い、処理を終了する。
このような方法を採用することにより、キズ検出パターンを用いずに、記録画像に生じるスジが、記録素子の記録不良に起因するスジであるかそうでないかを適切に判断することができる。
尚、第1の実施形態と同様に、ステップS155においてキズの通知を行った後に、ステップS157に進み、キズが検出された位置以外のスジについて不吐補完を行う形態であってもよい。
尚、本参考形態では、各色8列のノズルで不吐検出パターンを形成し、32列分のパターンを読み取り、全てのパターンにおいてスジがある場合には、記録不良によるスジではなく紙キズによるスジであると判定した。しかし、本発明はこれに限るものではない。
例えば、各色1列ずつ、計4つの不吐検出パターンを形成する方法であってもよい。また、上記例では32の全てのパターンについてノズル配列方向の同じ位置にスジがある場合にノズルの吐出不良ではなく紙キズによる白スジであると判定したが、処理負荷を軽減するために、全パターンについて見なくてもよい。所定の複数パターンにおいてノズル配列方向の同じ位置にスジがある場合にノズルの吐出不良によるスジではないと判定してもよい。例えば、各色8列のノズル列に対応する8つずつの不吐検出パターンの中から各色についていずれか1つずつ、計4つのパターンについて判定し、この4つのパターンの全てでスジがあった位置を紙キズであると判定してもよい。尚、1つずつではなく複数ずつであってもよく、検出フローを実行する度に異なるノズル列を選択する形態であってもよい。
また、上記例では32パターン中の1パターンでも同位置にスジがない場合にはノズルの吐出不良であって紙キズではないと判定したが、全パターンではなく特定の複数のパターンにおいてスジがある場合に、紙キズであると判定する形態であってもよい。これは、パターンを記録したインクの明度によってスジの判定が困難な場合があるためである。例えば、明度の高い色材で記録されたパターンは輝度値が高く、キズの輝度値との差分が小さいため、視認されにくく、スジがあると判定されない可能性がある。一方、明度の低い色材で記録されたパターンは輝度値が低く、キズの輝度値との差分が大きいために、視認されやすく、スジであると判定されやすい。
図16は、4色の不吐検出パターンと、各パターンを測定した輝度値を示す図である。図16(a)は不吐検出パターンであり、マゼンタのパターンとイエローのパターンにおいて白スジが見えにくいことを示している。図16(b)に示すブラックの不吐検出パターンの輝度値と、図16(C)に示すシアンの不吐検出パターンの輝度値は、破線で示す閾値以上であり、画像にスジがあると判定することができる。一方、図16(d)に示すマゼンタの不吐検出パターンの輝度値と、図16(e)に示すイエローの不吐検出パターンの輝度値は、破線で示す閾値以下であり、画像にスジがあると判定されていない。従って、少なくとも所定の2色の不吐検出パターン(本実施形態においては、BkとCの不吐検出パターン)において、対応する位置の輝度値が閾値よりも大きく、白スジがあると判定された場合に紙キズによるスジであると判定してもよい。また、BkやC等のうち所定の1色の8つのパターンについてのみ判定を行い、全ての位置で白スジがある場合に紙キズによるスジであると判定してもよい。このような構成を採用することで、全てのテストパターンにスジがある場合に紙キズと判定する場合に比べて、適切な判定精度を得つつ、処理負荷を低減することが可能となる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、不吐検出パターンやキズ検出パターンを記録媒体上に記録する例を示したが、これに限るものではない。例えば搬送ベルトなどの搬送手段上に記録媒体を吸着させて搬送する場合には、搬送手段上に不吐検出パターンやキズ検出パターンを記録し、測定する形態であってもよい。
また、上述の実施形態では、パターンを読み取った輝度値が閾値よりも大きいと判定された場合に、キズに起因するスジであると判定したが、判定結果はこれに限るものではない。例えば、スキャナの異常による読み取り画像上のスジなど、記録素子の記録不良以外の弊害であると判定し、ユーザに通知してもよい。また、ユーザにその旨を通知する以外に、自動で装置を停止する構成であってもよい。
また、パターンを読み取った輝度値からスジの有無を判定する形態に限らない。読み取ったパターンに異常があった場合にスジがあると判定する方法であれば、どのような方法であってもよい。例えば、パターンを測色し、RGB値やLab値などの測色値と予め用意されたターゲット値とを比較し、色差が閾値よりも大きい場合にパターンにスジがあると判定してもよい。
また、本発明は、パターン内に生じた異常が、輝度もしくは明度の高いスジ(白スジ)である場合に限定されるものではない。例えば、輝度もしくは明度の低いスジ(黒スジ)である場合であってもよく、この場合は、輝度値もしくは明度値が予め記憶された閾値よりも小さい場合に異常であると判定してもよいし、色差が予め記憶された閾値よりも大きい場合に異常であると判定してもよい。
また、上述の実施形態では、インクジェット方式の記録素子であるノズルの吐出不良を例にとって説明したが、記録素子はインクジェット方式に限られず、画素毎に記録または非記録の制御が可能な形態であればどのような記録素子であってもよい。同様に、記録不良の記録素子に対する補完処理を行う場合は、記録不良の記録素子以外の記録素子を用いて補完記録する形態であれば、どのような方法であってもよい。また、インクジェット方式については、発熱素子を用いる方式、ピエゾ素子を用いる方式、静電素子を用いる方式、MEMS素子を用いた方式等のいずれであっても適用可能である。
4 記録部
5 検査部
10 排出搬送部
13 制御部
14 記録ヘッド
15 コントローラ部
16 ホストコンピュータ
101 吐出基板
102 吐出口

Claims (7)

  1. 第1方向に複数の記録素子が並ぶ第1の記録素子列及び第2の記録素子列が、前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ記録ヘッドを用いて、前記第2方向に搬送される記録媒体上に画像を記録するための画像処理方法であって、
    前記記録媒体上または前記記録媒体を搬送する搬送手段上に記録されたテストパターンであって、前記第1の記録素子列を用いて前記第2の記録素子列を用いずに記録された第1テストパターンと、前記第1記録素子列及び第2記録素子列の両方を用いて記録された第2テストパターンと、のそれぞれについて、前記第1方向における色ムラについての情報を取得する取得工程と、
    前記情報が前記第2テストパターンに色ムラが生じたことを示す場合、当該色ムラが生じた位置に対応する前記第1記録素子列の記録素子は記録不良ではないと判定し、前記情報が前記第1テストパターンにおいて色ムラが生じ、且つ、前記第2テストパターンにおいて前記第1テストパターンにおいて色ムラが生じた位置と前記第1方向において対応する位置に色ムラが生じていないことを示す場合、前記第1テストパターンにおいて色ムラが生じた位置に対応する前記第1記録素子列の記録素子は記録不良であると判定する判定工程と、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記判定工程における判定結果をユーザに通知することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記取得工程において取得される情報は、前記1および第2のテストパターンをそれぞれ読み取った結果において輝度値が所定の閾値よりも大きい値である位置を示すことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理方法。
  4. 前記取得工程において取得される情報は、前記複数のテストパターンをそれぞれ読み取った結果において予め記憶されたターゲット値との色差が所定の閾値よりも大きい位置を示すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  5. 前記記録素子は、インクを吐出口から吐出するためのエネルギーを発生する素子であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  6. 前記第1のテストパターンおよび第2のテストパターンは、濃度が一様なテストパターンであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  7. 第1方向に複数の記録素子が並ぶ第1の記録素子列及び第2の記録素子列が、前記第1方向と交差する第2方向に並ぶ記録ヘッドを用いて、前記第2方向に搬送される記録媒体上に画像を記録するための画像処理装置であって、
    前記記録媒体上または前記記録媒体を搬送する搬送手段上に記録されたテストパターンであって、前記第1の記録素子列を用いて前記第2の記録素子列を用いずに記録された第1テストパターンと、前記第1記録素子列及び第2記録素子列の両方を用いて記録された第2テストパターンと、のそれぞれについて、前記第1方向における色ムラについての情報を取得する取得手段と、
    前記情報が前記第2テストパターンに色ムラが生じたことを示す場合、当該色ムラが生じた位置に対応する前記第1記録素子列の記録素子は記録不良ではないと判定し、前記情報が前記第1テストパターンにおいて色ムラが生じ、且つ、前記第2テストパターンにおいて前記第1テストパターンにおいて色ムラが生じた位置と前記第1方向において対応する位置に色ムラが生じていないことを示す場合、前記第1テストパターンにおいて色ムラが生じた位置に対応する前記第1記録素子列の記録素子は記録不良であると判定する判定手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
JP2014075827A 2013-05-21 2014-04-01 画像処理方法及び画像処理装置 Active JP6335591B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014075827A JP6335591B2 (ja) 2013-05-21 2014-04-01 画像処理方法及び画像処理装置
US14/281,589 US9415603B2 (en) 2013-05-21 2014-05-19 Image processing method and image processing apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013107471 2013-05-21
JP2013107471 2013-05-21
JP2014075827A JP6335591B2 (ja) 2013-05-21 2014-04-01 画像処理方法及び画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015003515A JP2015003515A (ja) 2015-01-08
JP6335591B2 true JP6335591B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=51935114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014075827A Active JP6335591B2 (ja) 2013-05-21 2014-04-01 画像処理方法及び画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9415603B2 (ja)
JP (1) JP6335591B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6406078B2 (ja) * 2015-03-14 2018-10-17 コニカミノルタ株式会社 パターン形成装置及びパターン形成方法
JP2016173494A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 株式会社リコー 画像形成装置、画像処理方法、および画像処理プログラム
DE102015207566B3 (de) * 2015-04-24 2016-04-14 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren zur Detektion ausgefallener Druckdüsen in Inkjet-Drucksystemen
JP6344862B2 (ja) * 2015-09-02 2018-06-20 富士フイルム株式会社 検査装置、検査方法及びプログラム、画像記録装置
JP6571575B2 (ja) * 2016-03-28 2019-09-04 富士フイルム株式会社 スジ検出方法及び装置、印刷装置並びにプログラム
WO2019188911A1 (ja) 2018-03-28 2019-10-03 富士フイルム株式会社 画像形成装置及び方法、異常ノズル検出方法並びに印刷物の製造方法
US10755151B2 (en) * 2018-08-07 2020-08-25 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and control method therefor
NL2027178B1 (en) * 2020-12-21 2022-07-15 Canon Production Printing Holding Bv A circuit and method for detecting failing nozzles in an inkjet print head
WO2023054371A1 (ja) * 2021-09-28 2023-04-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2023056633A (ja) 2021-10-08 2023-04-20 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06328675A (ja) * 1993-05-20 1994-11-29 Canon Inc 画像形成装置
JPH1117949A (ja) * 1997-06-20 1999-01-22 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法
JPH11268337A (ja) * 1998-03-25 1999-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7201462B2 (en) * 2002-07-24 2007-04-10 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet printing apparatus and method for correcting ejection driving
JP2005254491A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 補正装置、および画像形成装置
JP2006198793A (ja) 2005-01-18 2006-08-03 Canon Inc インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
JP2007274204A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像評価装置及び画像評価方法
JP2009006560A (ja) 2007-06-27 2009-01-15 Canon Inc インクジェット記録ヘッドおよび、記録装置
JP2010058361A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Seiko Epson Corp 印刷装置、および、印刷方法
JP2010137474A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Fujifilm Corp 画像形成装置及び画像形成方法
JP5371558B2 (ja) * 2009-06-05 2013-12-18 キヤノン株式会社 記録媒体撮像装置及び画像形成装置
US8553289B2 (en) * 2011-03-29 2013-10-08 Xerox Corporation Method and apparatus for compensation of arbitrary banding sources using inline sensing and control

Also Published As

Publication number Publication date
US20140347417A1 (en) 2014-11-27
JP2015003515A (ja) 2015-01-08
US9415603B2 (en) 2016-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6335591B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP5623192B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP4979784B2 (ja) プリント装置
JP5814552B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JP4502017B2 (ja) 色材記録装置、色材記録プログラム、及び画像形成装置
JP2012153088A (ja) 印刷装置および印刷方法
US8820876B2 (en) Printing apparatus and inspection method
WO2017217173A1 (ja) 情報処理装置、インクジェット記録装置及び情報処理方法
JP5087298B2 (ja) 画像記録装置、その装置による記録不良検出方法、及び、プログラム
JP2015071299A (ja) 記録装置および記録位置ずれの補正方法
JP5750888B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP6391455B2 (ja) 記録装置および記録方法
US10102425B2 (en) Controlling apparatus and inspection method
JP4032359B2 (ja) 画像記録装置及び不適切画像記録素子の特定方法
JP3820506B2 (ja) 画像記録装置
WO2015178225A1 (ja) プリントヘッドの検査方法、プリント方法、プリントヘッドの検査装置及びプリンタ
JP2014104679A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法
JP2011098546A (ja) 画像記録装置及び画像記録装置の制御方法
JP6276586B2 (ja) 制御装置、制御方法及びプログラム
JP2020093399A (ja) インクジェット印刷装置および印字不良検出方法
JP5054138B2 (ja) プリント制御方法およびプリント装置
JP6099899B2 (ja) プリント装置および検査方法
JP7463762B2 (ja) 画像記録装置、異常検出制御方法及びプログラム
JP7474666B2 (ja) 印刷装置および印刷システム
JP2021104606A (ja) 画像形成装置および制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180501

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6335591

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151