JPH06328675A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06328675A
JPH06328675A JP5118186A JP11818693A JPH06328675A JP H06328675 A JPH06328675 A JP H06328675A JP 5118186 A JP5118186 A JP 5118186A JP 11818693 A JP11818693 A JP 11818693A JP H06328675 A JPH06328675 A JP H06328675A
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JP
Japan
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recording
test pattern
recording head
image forming
forming apparatus
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JP5118186A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Takayanagi
義章 高柳
Takuyuki Matsuo
卓幸 松尾
Yasuhiro Numata
靖宏 沼田
Takeshi Otani
剛 大谷
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリアルプリンタ形態のインクジェット記録
装置等画像形成装置において、記録ヘッドの経時変化等
によって生じる濃度むらを簡単な構成で補正できるよう
にする。 【構成】 記録ヘッド(32)を搭載して、これを記録
媒体200に対し所定方向に走査させるキャリッジ34
にセンサユニット204を搭載し、ヘッドにより記録媒
体200上に形成したテストパターンを読取り、濃度む
らを判定し、これに応じて記録に係る画像の処理条件等
を変更するようにする。また、センサユニット204を
記録媒体の種類や記録領域幅を検出する手段に兼用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
特に画像形成装置に搭載される記録ヘッドの経時的な濃
度むら変化の改善を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置、特に主としてイメ
ージ出力やCAD(コンピュータ援用設計)での出力に
使用されることが多いカラーインクジェット記録装置で
は、濃度むらが記録品位を低下させる大きな要因となっ
ていた。この濃度むらを解消するためには、従来サービ
スマンが記録ヘッドを定期的に交換したり、濃度むらを
目視でチェックして、これを補正するためのパラメータ
を外部から装置にキー設定することによって対応してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の対応では、メンテナンスコスト及び保全性
といった点で問題があり、市場からのメンテナンスフリ
ー化の要望に応えることができなかった。
【0004】本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、装
置において自動的に濃度むらの補正制御を行うことがで
きるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
複数の記録素子を配列した記録ヘッドと、該記録ヘッド
を搭載し、前記複数の記録素子の配列の方向とは異なる
方向に走査する搭載部材と、記録媒体の被記録面を照明
する投光部および反射光を受光する受光部を有し、前記
搭載部材に搭載されたセンサと、前記記録ヘッドにより
前記記録媒体上にテストパターンを記録させる手段と、
該テストパターンを前記センサの前記投光部により照明
し、その反射光量を前記受光部により検出することによ
り前記テストパターンの濃度むらを判定する手段と、当
該判定に応じて記録の濃度むらを改善するべく、記録に
係る画像の処理条件または前記記録ヘッドの駆動条件を
変更する手段と、を具えたことを特徴とする。
【0006】ここで、前記センサを前記記録媒体の有
無、種類または有効記録幅の検出に兼用することができ
る。
【0007】また、前記記録ヘッドは、カラー記録を行
うために色を異にする記録剤に対応して複数設けられ、
前記テストパターンをそれぞれの色で記録するととも
に、前記センサは、処理に係るテストパターンの色と補
色の関係にある反射光を受光する受光部を複数有するも
のとすることができる。
【0008】ここで、記録ヘッドがシアン、マゼンタお
よびイエローに対応して複数設けられるものであれば、
それぞれの色と補色の関係にあるレッド、グリーンおよ
びブルーの波長を吸収する受光部を設けることができ、
さらに記録ヘッドがブラックに対しても設けられている
場合には、例えばグリーンの受光部を兼用することがで
きる。
【0009】あるいは、前記記録ヘッドは、カラー記録
を行うために色を異にする記録剤に対応して複数設けら
れ、前記テストパターンをそれぞれの色で記録するとと
もに、前記センサは、処理に係るテストパターンの色と
補色の関係にある光を投光する投光部を複数有するもの
とすることができる。
【0010】ここで、記録ヘッドがシアン、マゼンタお
よびイエローに対応して複数設けられている場合、シア
ンおよびマゼンタに対してそれぞれ補色をなすレッドの
LEDおよびグリーンのLEDを投光部として用いるこ
とができる。
【0011】イエローのテストパターンについては、そ
の補色はブルーであり、ブルーのLEDを用いることも
できるが、十分な実用化レベルに達していなければ、イ
エローの濃度むらは他の色の場合に比較して影響が少な
いので、これを省略し、イエローの濃度むら補正を未処
理としてもよい。
【0012】更に記録ヘッドがブラックに対しても設け
られていれば、白色光源を利用すること、またはレッド
もしくはグリーンの投光部を利用することができ、ある
いはレッドおよびグリーンの投光部を用いて両者の平均
や重みづけを施して演算を行う方法などを使用すること
ができる。
【0013】さらに、本発明では、前記変更された画像
処理条件または記録ヘッドの駆動条件の変更の後に、前
記テストパターンを前記記録媒体上に記録し、当該テス
トパターンの濃度むらを判定し、当該濃度むらを改善す
るように前記画像処理条件または前記記録ヘッドの駆動
条件を変更する一連の処理を実行させる制御手段を具え
る。
【0014】ここで、前記制御手段は、前記一連の処理
を複数回繰返し行わせるようにすることができる。
【0015】また、前記テストパターンの記録ないし前
記画像処理条件または前記記録ヘッドの駆動条件の変更
を行う処理を定期的に実行するようにすることができ
る。
【0016】
【作用】本発明によれば、シリアルプリンタ形態の画像
形成装置に搭載される記録ヘッドの経時変化等に起因し
て発生する濃度むらに対し、記録ヘッドを走査させるた
めのキャリッジに搭載したセンサにより読取り、これに
基づいて自動的に濃度むら補正処理を実施することによ
り、操作者の手を煩わすことなく濃度むらを解消するこ
とができ、以て高品位な画質を提供することが可能とな
る。
【0017】また、そのセンサを記録媒体の幅や種類を
判別するためにも用いることによって、シリアルプリン
タ形態の画像形成装置の構成をより簡易なものとするこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0019】図1は本実施例のインクジェット記録装置
を適用したカラー複写機の断面を示す図である。
【0020】このカラー複写機は、概略、画像読取りお
よび画像処理部(以下、リーダ部24と称す)とプリン
タ部44とで構成されている。リーダ部24はR,G,
Bの3色のフィルタを有するCCDラインセンサ5(図
2参照)により、原稿ガラス1上に載置された原稿2を
スキャンしながら画像を読取り、画像処理回路を通じプ
リンタ部44でシアン(C),マゼンタ(M),イエロ
ー(Y),ブラック(Bk)の4色のインクジェットヘ
ッドにより記録紙に画像の記録を行っている。
【0021】以下、動作の詳細を説明する。
【0022】リーダ部24は部材または部分1〜23か
らなり、プリンタ部44は部材または部分25〜43か
ら成る。本構成においては、図1の左上側が前面となっ
ている。
【0023】プリンタ部44は、インク吐出により記録
を行うインクジェットヘッド(記録ヘッド)32を備
え、この記録ヘッド32は吐出口が図1の左右方向(後
述する副走査方向)に例えば63.5μmピッチで12
8個並んでおり、一度に8.128ミリメートルの幅を
記録することができる構成になっている。従って、紙,
OHPフィルムその他の記録媒体(以下記録紙という)
に記録する場合は、一旦記録紙の搬送を止めて8.12
8幅で必要距離だけ記録を行った後、次に記録紙を8.
128ミリメートルだけ送って止め、次の8.128ミ
リメートルを記録するという動作を繰り返すことにな
る。この記録方向を主走査方向、紙送り方向を副走査方
向と呼ぶ。本実施例の構成では、主走査方向は図1に対
して直交する方向、副走査方向は左右方向である。
【0024】またリーダ部24は、プリンタ部44に対
応して原稿2を8.128ミリメートルの幅で読取るこ
とを繰り返すが、読取り方向を主走査方向、次の読取り
のために移動する方向を副走査方向と呼ぶ。本構成で
は、主走査方向は図1の左右方向とし、副走査方向は図
1に対して直交する方向とする。
【0025】リーダ部24の動作を説明すると以下の様
である。
【0026】原稿台ガラス1上の原稿2は、主走査キャ
リッジ7上のランプ3により照射され、その画像は例え
ばロッドレンズアレイ4を通して受光素子5(CCDラ
インセンサ)に導かれる。主走査キャリッジ7は副走査
ユニット9上の主走査レール8にスライド可能に係合し
ている。さらに、主走査キャリッジ7は図示していない
係合部材で、主走査ベルト17と連結しており、主走査
モータ16の回転によって、図1上で左右方向に移動
し、主走査動作を行なう。
【0027】副走査ユニット9は光学枠10に固定され
た副走査レール11にスライド可能に嵌合している。さ
らに、副走査ユニット9は図示していない係合部材で副
走査ベルト18と連結しているので、副走査モータ19
の回転により図1上で前奥方向に移動し、副走査動作を
行なう。
【0028】こうして、CCD5により読取られた画像
信号はループ状の信号ケーブル13によって副走査ユニ
ット9に伝えられる。信号ケーブル13は主走査キャリ
ッジ7上で、その一端がくわえ部14にくわえられてお
り、他端は、副走査ユニットの底面20に部材21によ
って固定されて、副走査ユニット9とプリンタ部44の
電装ユニット26とを結ぶ副走査信号ケーブル23に結
合されている。ここで、信号ケーブル13は主走査キャ
リッジ9の動きに追従し、副走査信号ケーブル23は副
走査ユニット9の動きに追従している。
【0029】次に、プリンタ部44の動作を説明すると
以下のようである。
【0030】記録紙カセット25から図示されない動力
源によって駆動された給紙ローラ27によって1枚ずつ
送り出された記録紙は、ローラ28および29のローラ
対と、ローラ30および31のローラ対との間で記録ヘ
ッド32によって記録される。記録ヘッド32はインク
タンク33と一体に構成され、プリンタ主走査キャリッ
ジ34上に着脱可能に載置されている。プリンタ主走査
キャリッジ34は、プリンタ主走査レール35に嵌合し
ていてスライド可能になっている。
【0031】さらに、プリンタ主走査キャリッジ34は
図示していない係合部材で主走査ベルト36と連結して
いるので、主走査モータ37の回転によって、図1に直
交する方向に移動して主走査動作を行なう。
【0032】プリンタ主走査キャリッジ34には、アー
ム部38があり、記録ヘッド32に信号を伝えるプリン
タ信号ケーブル39が固定されている。プリンタ信号ケ
ーブル39の他端は、プリンタ中板40に部材41によ
って固定され、更に電装ユニット26に結合されてい
る。このプリンタ信号ケーブル39は、プリンタ主走査
キャリッジ34の動きに追従し、なおかつ上部の光学枠
10に接することが無いように構成されている。
【0033】プリンタ部44の副走査は、ローラ対28
−29および30−31を図示しない動力源によって回
転させ、記録紙を8.128mmだけ動かすことによっ
て行なう。42はプリンタ部44の底板、45は外装
板、46は原稿圧着板、47は排紙トレーそして48は
操作部の電装である。
【0034】図2は実施例のCCDラインセンサ5の詳
細を示す図である。このラインセンサ5は498個の受
光セルをライン状に備え、RGBの3画素で1画素を構
成しているため、実質的に166画素を読取ることがで
きる。このうち有効な画素数は144画素で、この画素
数からなら画素幅はほぼ9mmとなる。
【0035】図3は図1のプリンタ部の斜視図であり、
図面中の参照番号は図1に対応させて示している。なお
図中、ヘッドカートリッジ32′は図の右側よりブラッ
ク用ヘッド32′K,シアン用ヘッド32′C,マゼン
タ用ヘッド32′M,イエロー用ヘッド32′Yの順で
搭載される。なお、図3では図示を省略しているが、キ
ャリッジ34には図15,図16につき後述するセンサ
ユニットが搭載されている。
【0036】図4は本実施例のカラー複写機のプリンタ
部44におけるヘッドカートリッジの外観形状を示す図
である。また図5は図4のプリント板85の詳細を示す
図である。
【0037】図4において、32はインクジェット記録
ヘッド、33はインクタンク部、85はプリント板であ
り、これらが一体となってヘッドカートリッジ32′を
構成し、これがキャリッジ34に着脱可能である。
【0038】図5において、851はプリント基板、8
52はアルミ放熱板、853は発熱素子とダイオードマ
トリクスからなるヒータボード、854は濃度むら情報
を予め記憶しているEEPROM等の不揮発性メモリ、
855は本体とのジョイント部となる接点電極である。
なお、ここではライン状に配列される吐出口群は図示さ
れていない。
【0039】このように、本例ではインクジェット記録
ヘッド32の発熱素子や駆動制御部を含むプリント基板
851上に、各々の記録ヘッド固有の濃度むら情報を記
憶するためのEEPROM854を実装している。この
EEPROM854には、ヘッド生産時に個々のヘッド
の濃度むらを測定して、その測定データに基づいた、各
吐出口またはいくつかの吐出口を単位として、それに対
応した濃度むらデータもしくは濃度むらを補正するため
のデータが記憶されている。
【0040】これにより、本体装置にヘッドカートリッ
ジ32が装着されると、本体装置は記録ヘッド33から
濃度むらに関する情報を読出し、この情報に基づいて濃
度むら改善のための所定の制御を行う。これにより、良
質な画像品位を確保することが可能となる。
【0041】図6(A)および(B)は図5のプリント
基板851上の要部回路構成を示す図である。ここで、
一点鎖線の枠内がヒータボード853内の回路構成であ
り、このヒータボード853は発熱素子857と電流の
回り込み防止用のダイオード856の直列接続回路のN
×Mのマトリクス構造で構成されている。すなわち、こ
れらの発熱素子857は、図7に示すように各ブロック
毎に時分割で駆動され、その駆動エネルギの供給量の制
御はセグメント(seg)側に印加されるパルス信号の
幅(T)を変更設定することにより実現される。
【0042】図6(B)は図5のEEPROM854の
一例を示す図であり、本実施例に関する濃度むら情報が
記憶されている。この濃度むら情報は、本体装置側から
の要求信号(アドレス信号)D1に応じてシリアル通信
により本体側装置へ出力される。
【0043】さて、本実施例の理解を容易にするため、
まず最初に濃度むら発生の基本的要因について説明す
る。
【0044】図8(A)は理想的な記録ヘッド32での
記録状態を拡大して示した図である。61はインクの吐
出口を示し、この記録ヘッド32で記録した場合には均
一なドロップ径(液滴径)でのインクスポット60が用
紙上に整列して並ぶ。なお、同図ではいわゆる全吐状態
(全吐出口がONの状態)の場合を示したが、例えば5
0%出力の様なハーフトーンの場合でも濃度むらは発生
しない。
【0045】それに対し、図8(B)に示したケースで
は、2番目および(n−2)番目の吐出口のドロップ6
2,63の径が平均より小さく、また(n−2)番目と
(n−1)番目については中心よりもずれた位置に記録
されている。すなわち(n−2)番目のドロップ63は
中心よりも右上方に、また(n−1)番目のドロップ6
4中心よりも左下方に偏って記録されている。
【0046】このように記録された結果として、図8
(B)に示したA領域は薄い筋となって現われ、またB
領域も(n−1)番目と(n−2)番目の中心間距離が
ドロップ間の平均距離l0 よりも大きくなるため、結果
的に他の領域によりも薄い筋となって現われる。一方、
C領域は(n−1)番目とn番目の中心間距離が平均距
離l0 よりも狭くなるため、他の領域よりも濃い筋とな
って現われることになる。
【0047】以上述べたように、濃度むらは主としてド
ロップ径のばらつきと中心位置からのずれ(これを一般
に「よれ」と称する)に起因して現われる。
【0048】次に、このような濃度むらの発生の要因の
一つであるドロップ径のばらつきの補正方法の具体例に
ついて述べる。
【0049】図9は、記録ヘッド32の吐出口のヒータ
(発熱素子)853に加えるインクを吐出するために利
用される駆動エネルギと、その時吐出されるインクのド
ロップ径との関係を示す図である。この図9の特性曲線
から分るように、ある駆動エネルギの範囲でドロップ径
はエネルギの増加に伴い大きくなっていく傾向を示し、
その後はほとんど頭打ち状態となる。但し、径の大きい
吐出口の場合と、径の小さい吐出口の場合とでは、駆動
エネルギに対するこれらのドロップ径の値に大きな隔た
りがあることが分かる。
【0050】ここで、径の異なる吐出口間でドロップ径
の大きさを揃えるため、図9を参照すると、例えばドロ
ップ径を同一のl0 の値に制御するためには、小さい径
の吐出口の駆動エネルギをE2 とするのに対し、大きい
径の吐出口の駆動エネルギをE1 (E2 >E1 )とすれ
ばよいことが分る。このような方法で各吐出口の実際の
ドロップ径の大きさに対応させて適当な駆動エネルギを
求め、その駆動エネルギの値、又はその駆動エネルギの
値に対応する識別情報を図5に示す不揮発性メモリ(E
EPROM)854に書込めば、少なくとも各吐出口間
のドロップ径の差に起因する濃度むらは取り除くことが
できる。
【0051】また、各吐出口ごとに駆動エネルギを可変
制御することが、本体側での回路規模の増大となる場合
には、例えば図6(A)に示したようにマトリクス駆動
をする様な記録ヘッド32の場合には、各ブロックを最
小単位として(同図では各コモン端子COM1〜COM
Nに接続される吐出口群を最小単位としている)、これ
らの吐出口のドロップ径の平均値を求め、その平均値に
基づいた駆動エネルギを上述と同様に不揮発性メモリ8
54に書込むことにより、ブロック単位の濃度むら制御
が実施でき、回路的に簡素化が実現できる。
【0052】ここで、上述した駆動エネルギの識別情報
としては、制御パルス幅や駆動電圧、駆動電流などが考
えられる。
【0053】次に、濃度むらのもうひとつの原因であ
る、前述した「よれ」に対する対応手段について説明す
る。
【0054】この「よれ」は、吐出口の加工精度の限界
により基本的に吐出口から吐出されるインクの吐出方向
が偏向していることがその原因であり、この偏向を正規
に修正することは実際上困難である。そこで、この「よ
れ」による濃度むらを解決する具体的方法としては、既
に述べたドロップ径と「よれ」とを区別するのではな
く、この記録ヘッドにより記憶された、ある領域内の画
像濃度を製品出荷前に検出する。そして、その検出値に
基づいた制御データを不揮発性メモリ854に記憶し
て、その領域内へのインク打込み量を制御するという方
法を採用する。
【0055】例えば、図10(A)に示すように理想的
な記録ヘッドによる50%のハーフトーン記録に対し、
図10(B)に示すようなドロップ径の“ばらつき”や
“よれ”のある記録ヘッドによる記録において、濃度む
らが目立たないように実現するには次のようにする。す
なわち、図10(B)に示す破線a内領域での合計ドッ
ト面積を、図10(A)の領域aの合計ドット面積に近
づけることにより、図10(B)に示すような特性を有
する記録ヘッドによる記録においても、肉眼では図10
(A)と同等の濃度に感じられるようになる。
【0056】また、図10(B)のb領域についても同
様に行うことにより、濃度むらが実際上解消される。こ
のような濃度補正制御は、以下に述べるようにリーダ部
24の画像処理において実現される。
【0057】なお、図10(B)は、説明を簡略化する
ために、濃度補正制御の処理結果をモデル化して示した
もので、αおよびβは補正用のドットを示している。ま
た、以下で述べる画像の2値化処理として一般に知られ
る方法としては、ディザ法、誤差拡散法、平均濃度法な
どが知られている。しかし、これらの方法については本
発明の要旨ではないので、その説明は省略する。
【0058】本実施例の濃度補正処理は、図11に示す
ようなリーダ部24の信号処理の流れの中で、例えばγ
補正制御処理として実施することができる。図11の回
路について簡単に説明すると、固体撮像素子の1つであ
るCCDセンサ5から読み込まれた画像信号は、シェー
ディング補正回路91でそのセンサ感度が補正され、L
OG変換回路92で光の3原色のR(レッド),G(グ
リーン),B(ブルー)から色(印刷色)の3原色のC
(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)に変換さ
れる。次にC,M,Y信号はBk生成/UCR回路93
においてC,M,Yの3色混合で生成されるBk(ブラ
ック)の部分を共通成分として抽出され、あるいは共通
成分の一部を黒成分として抽出され、C,M,Y,Bk
信号としてγ変換回路94に入力される。
【0059】γ変換回路94は、例えば図12に示すよ
うに、入力データに対する出力データを算出するための
数段階の関数を通常有しており、色毎の濃度バランスや
使用者の色合いの好みに応じて適切な関数が選択され
る。また、この関数曲線はインクの特性や記録紙の特性
に応じて決定される。
【0060】次に、γ補正処理の具体例について説明す
る。
【0061】γ補正回路95はγ変換回路94からの出
力信号を入力信号とし、図13に示すような数多くの補
正関数を有している。例えば、#3で示した関数は傾き
45°の直線であって、入力信号をそのまま出力信号と
して出力するものである。これに対し、#1,#2の関
数では、入力信号に1より小さい定数を掛けて出力して
いる。この関数#1,#2は例えば記録ヘッド32の濃
度の高い部分に対応させると、入力画像データを実際よ
りも薄い濃度に補正することになる。
【0062】一方、#4〜#6で示す関数では、入力デ
ータに1よりも大きな係数を掛けることで、入力画像を
実際よりも濃く補正することになる。従って、この場合
は記録ヘッド32の薄い濃度部分に有効となる。
【0063】このようにして本実施例では、記録ヘッド
32の吐出口の1つ1つに、図13に示した複数の特性
(実際にはもっと多くの種類を用意する)のうちの1つ
の関数を対応させる。すなわち、図5の不揮発性メモリ
854には、個々の吐出口に対応させて図13に示すよ
うな補正関数の識別番号を記録しておく。そして、これ
ら識別番号を参照することにより、各吐出口に対応し
て、画像信号がγ補正回路95でγ補正され、その補正
結果が図11の2値化処理回路96へ送られる。2値化
回路96は各画素の持つ多値情報(図13では8ビット
で示した)を最終的には“1”か“0”かの2値に変換
する機能を有し、前述したようなディザ法、誤差拡散
法、平均濃度法などを用いて2値化する。本実施例では
一例として誤差拡散法を採用するものとし、その処理結
果の2値出力として、図10(B)に示すような出力結
果をプリンタ部44で得ることができる。
【0064】なお、100はマイクロコンピュータ形態
のCPUであり、ROM102に格納した図20につき
後述する処理手順に対応したプログラムその他に従って
以上の各部を制御する。104は作業用のRAMであ
る。
【0065】図14は図11のγ補正回路95の詳細な
回路構成例を示すブロック図である。
【0066】ここで、120はカウンタ、121はデコ
ーダであり、色信号T1,T2に応じて後段のRAM1
22〜125のいずれかを選択している。RAM122
〜125は、各色に対応する色変換データを記憶してい
る。126はγ補正用のROMであり、γ補正データを
記憶している。
【0067】γ変換回路94から供給される色信号T
1,T2は、“00”,“01”,“10”,“11”
の組合せが考えられる2ビットの信号であり、画像デー
タの色識別を行なうため、上記の2ビットの内容は、そ
れぞれC,M,Y,Bkの順で対応している。この2ビ
ットの色信号の下位ビットの信号T2が入力されるカウ
ンタ120は、デコーダ121の出力がBk(CS−B
K)で信号T2の立上がりでカウントアップする。言い
換えれば、カウンタ120はC信号の最初で+1される
ことになる。そして、C,M,Y,Bkの1組が1画素
情報を意味するので、カウンタ120は画素単位でカウ
ントアップされる。このカウンタ120の出力は4個の
RAM122〜125のアドレス入力端子に接続されて
いる。
【0068】これらのRAM122〜125内には、当
初予め各記録ヘッド内の不揮発性メモリ854の内容が
中央演算処理部であるCPU(図示しない)を介して転
送されて書込まれている。デコーダ121の出力は、色
信号T1,T2に同期して順次RAM122〜125の
アドレスを指定してアクセスして行き、その結果アクセ
スされたRAMの内容が選択的に出力され、γ補正用R
OM126の上位アドレスとして入力される。
【0069】すなわち、カウンタ120の出力は、その
時点における画像データに対応する記録ヘッド32の吐
出口番号を示し、RAM122〜125の吐出番号をア
ドレスとする場所に、その吐出口のγ補正曲線の番号
(図13の特性曲線の番号#1〜#6)が記録されてい
る。従って、γ補正用ROM126は上位アドレスでテ
ーブル番号を判別し、下位アドレスでγ変換回路94か
ら出力された画像データをそのまま取り込み、図13の
γ補正曲線の中から選択された1つの関数に従い、入力
画像データを補正し、次の2値化回路96へ渡してい
る。
【0070】なお、図15は本例におけるプリンタ部の
模式図であり、前述のように、本例では4色(ブラッ
ク,シアン,マゼンタ,イエロー)のヘッドカートリッ
ジ32′を乗せたキャリッジ34が記録媒体200上を
矢印方向に移動して、図中の記録領域において記録媒体
上にインクを吐出することにより画像を記録する。この
キャリッジの移動を主走査と定義する。その一主走査が
終了すると、記録媒体200は図1に示したローラ対2
8−29,30−31を含む紙送り機構によりプラテン
201上を所定距離分(本例では約8mm)紙面に直交
する方向に搬送される。次にキャリッジ34は再度図1
5に示すホームポジションまで後退し、そして再度前述
した動作を繰り返し、記録媒体の長さに見合った記録を
行う。
【0071】ここで、プラテン201は例えば黒色塗装
が施された金属板で形成されており、記録媒体200が
プラテン201上に至ったときにキャリッジ34ないし
センサユニット204を走査して記録媒体200とプラ
テン201との反射光量の差異から記録媒体200の幅
を検出する処理を行うようにしている。また、プラテン
201の所定部位には開口203を設けるとともに、そ
の開口203の内方に例えばNiめっきを施した反射板
を設け、センサユニット204が受光する反射光量か
ら、記録媒体がコート紙であるかあるいはOHP用の透
明フィルムであるか等の判定に供することができる。こ
れらの技術は、本出願人により提案された特願平4−1
40561号に開示されたものを用いることができる。
【0072】そして、本実施例ではかかるセンサユニッ
ト204を適切に構成し、濃度むら補正のためのテスト
パターンの読取りに兼用できるようにする。
【0073】図16は本実施例でキャリッジ34に取り
付けたセンサユニットの具体的な構成を示す。ここで、
210はランプ214およびそのランプ214からの光
を記録媒体200上の点Pに集光するためのレンズ21
1,絞り213、および外筒212により構成される発
光ユニットである。215は受光ユニットであり、受光
レンズ216と、レッド(R),グリーン(G),ブル
ー(B)の波長をそれぞれ吸収する複数のセンサを含む
受光センサ219(以下カラーセンサと称する)と、絞
り217と、外筒218とから構成されている。
【0074】図17(A)および(B)は、それぞれ、
受光センサ219の外観構成例および内部回路構成例を
示す。これら図に示すように、受光センサ219は、記
録媒体からの反射光を受光する窓219Wおよびその内
方に設けた各色センサ219Sを有する本体219A
と、各センサ219Sに図17(B)に示すように施さ
れた配線に対し信号を入出力するためのピン219Pと
を有している。
【0075】図18は本例装置によるテストパターンの
記録およびその読取りを説明するための説明図である。
301〜316はテストパターンであり、各インクに対
応して同形のパターン、すなわち所定数所定領域の吐出
口群からインク吐出を行って形成する第1,第3ライン
目と、全吐出口からインク吐出を行って形成する中央部
の第2ライン目の部分とからなるテストパターン(特開
平4−201349号参照)を複数記録する。但し、こ
れらのパターンは一気に連続して記録するのではなく、
例えば図19に示すような手順にてテストパターンを記
録しつつ濃度むら補正を行ってゆく。
【0076】図19に示す手順は、例えばCPU100
が有するタイマの割り込みによってまたは所定枚数の記
録毎に定期的に起働されるものとすることができる。本
手順が起働されると、まずステップS101にて最初に
ブラックのテストパターン301を記録し、センサユニ
ット204でこのパターンを照明走査して(実際には記
録紙を搬送して)濃度むらを判定し、この濃度むらを補
正するように前述した図14の各吐出口に対応するむら
補正テーブル番号を格納するRAM125の内容を変更
するステップS103の処理を行う。次に、こうして変
更した内容によって、再度テストパターン302を記録
すべく紙送りを行い(ステップS107)、上述の処理
を繰り返す。パターン303および304についても同
様である。このようにして、1色につき複数回むら補正
処理を実施することにより最終的には濃度の均一なテス
トパターンが得られ、本例装置を利用したイメージ出力
画像或いはCAD出力画像に対しても濃度むらの無い高
品位画質を提供できる。尚、本実施例ではブラックの濃
度むら検出には、グリーンのカラーセンサを使用した。
【0077】さて、ブラックインク以外のテストパター
ンに対する処理に対しても基本的には同様であり単に濃
度むらを検出するための受光センサが、シアンの場合は
レッド、マゼンタの場合にはグリーン、イエローの場合
にはブルーと異なるだけである。従って、ブラックの濃
度むら処理が終了次第(ステップS105)、ローラ対
28−29,30−31により記録媒体を再度シアンヘ
ッド32Cによるテストパターン305が記録できる位
置まで逆方向に搬送させる(ステップS109)。その
後、前述したブラックのテストパターンについてのステ
ップS101〜S107と同様の処理を行なう(ステッ
プS111)。マゼンタおよびイエローに関しても同様
である(ステップS113〜S119)。
【0078】あるいは、上述のシーケンスとは異なり、
最初のブラックのテストパターン301,シアンのテス
トパターン305,マゼンタのテストパターン309お
よびイエローのテストパターン313を記録し、それぞ
れの場合の濃度むら補正演算を行ない、次いでそれぞれ
2回目のテストパターン302,306,310および
314を記録し、以降同様の処理を繰り返すようにして
もよい。
【0079】図20(A)および(B)は、それぞれ、
本実施例の濃度むらサンプリングの態様およびその後の
演算処理内容を表した図であり、図18の各テストパタ
ーンに対応する。図中An の記号で示すnは記録ヘッド
の吐出口の番号を示し、本例で使用した記録ヘッドは図
6(A)に示したように16デジット×8セグメントの
128吐出口により構成されるために、n=0〜127
が吐出口の1番から128番に対応する。従ってAn
n+1番吐出口のサンプリング濃度を意味する。また、
n<0およびn>127で示すサンプリング値は図18
に示した各テストパターンの前後端部(第1,第3ライ
ン部分)であり、具体的にA-1は吐出口の128番に、
-2は吐出口の127番に、またA128 は吐出口の1番
に、A129 は吐出口の2番にそれぞれ対応する。本実施
例では、このようにして得たサンプリングデータを更に
周辺データとの重みづけ平均することによりスムージン
グしている。
【0080】図20(B)は周辺データの重みを表わし
ている。
【0081】図21は前述の重みづけ平均処理を含む本
例の濃度むら補正演算処理手順の一例である。
【0082】ステップS1は図19に示した周辺吐出口
の濃度データを含む移動平均演算処理である。ステップ
S2は128吐出口分の移動平均データの平均値算出処
理であり、ステップS3はステップS2で求めた平均値
とS1で求めた各移動平均値との比率αn 1演算処理であ
る。ステップS4は現状の濃度比率αn 0に対し、ステッ
プS3で求めた濃度比率αn 1を乗算し、新たな濃度比率
係数αn を求める。そして、ステップS5でこのαn
利用して各吐出口に対応する新たなシェーディング曲線
(図13)を選択する。こうして求めたシェーディング
曲線の識別番号をステップS6でRAM122〜125
(図14)に書込み、RAM内のデータを更新する。
【0083】以上述べた図21のフローを図18の各テ
ストパターンのサンプリングごとに実施する。すなわ
ち、図18に示す本実施例では各色ごとに4つのテスト
パターンを使用するので、シェーディング曲線は各吐出
口に対し4回更新される。
【0084】本実施例では、4回むら補正処理を繰り返
すことにより、濃度むらがほぼ解消された。
【0085】なお、本実施例では図18に示した様にブ
ラック,シアン,マゼンタおよびイエローのすべてのテ
ストパターンを記録したが、必ずしもこれに限定され
ず、例えばブラックヘッドだけが新たに交換された場合
にはブラックのテストパターンのみを記録して前述のむ
ら補正処理を施すようにしてもよい。
【0086】また、本例によれば、定期的に、例えば所
定枚数の記録ごとに、あるいはヘッドの非使用状態が所
定時間を超過した場合に、あるいは両者の組み合わせ制
御により、濃度むら補正処理を自動的に実施することが
できる。
【0087】さらに、本例ではユーザが濃度むら補正処
理を要望した場合に、操作部からのキー入力(図示せ
ず)によりこれを実施することも可能である。
【0088】以上の実施例では、むら補正テーブル番号
を格納するRAM125の内容を変更することによっ
て、すなわち画像処理条件の一部を変更することによっ
て濃度むらの補正を行うようにしたが、各吐出口のイン
ク吐出量を調整することにより濃度むらを補正するよう
にすることもできる。
【0089】図22および図23はかかる実施例を説明
するための図である。本実施例では、図22に示すよう
にヘッドの吐出口単位に吐出量ランクを設け(本実施例
では3ランク)、吐出量の大きい順にランク1,ランク
2,ランク3と分類する。ここで吐出量の目標制御値を
0 とすると、ランク1ではT1 、ランク2ではT2
ランク3ではT3 のパルス幅にて目標の吐出量を達成す
る。また、吐出量をΔQ変化させるために、ランク1で
はΔt1 、ランク2ではΔt2 、ランク3ではΔt3
けパルス幅を変化させる。ここで、これらの間にはΔt
1 <Δt2 <Δt3 の関係がある。
【0090】また吐出量と濃度の関係は、所定のハーフ
トーンの2値化パターンに関しては、図23に示すよう
な関係がある。すなわち図21の吐出量制御範囲内では
濃度はほぼリニアに増加する。従って、図21に示した
前述の実施例と同様にステップ4までを実行した後、図
22の吐出量−濃度(および吐出量−係数α)の関係よ
りΔαn (=αn −1.0)に対応する吐出量変化ΔQ
n を求め、図22より各ランクに応じてΔQn に相当す
るパルス幅変化ΔTを求め、各吐出口内方の発熱素子に
対応するパルス制御幅Tを更新する。
【0091】以上述べた制御を前述の実施例と同様図1
8の各テストパターンについて実行し、パルス制御幅の
複数回の更新の後に、濃度むらをほぼ解消する。
【0092】この実施例は、前述した濃度むらの主要因
である吐出口ごとの吐出量ばらつきおよびよれのうち、
特に後者の影響が少ない記録ヘッドに対して有効であ
る。
【0093】(他の実施例)図24はキャリッジ34に
取り付けたセンサユニット204の他の構成例を示す。
この図24は図3の要部を示したものである。図3では
図示を省略した部材としては例えばSUS板50があ
り、これは記録媒体200の画像形成中における浮きを
防止すべくこれを押さえつける役割を果し、紙送りの際
には不図示の機構により適切に押圧力を解除することが
できる。211〜213は本例において使用される反射
型センサであり、その内部にはそれぞれレッド,グリー
ンおよびブルーのLEDを発光源として有する。
【0094】図24は反射型センサの光学系の模式図を
示す。反射型センサ内には発光素子221および受光素
子222が備えられており、ケース220にはスリット
223および224が形成されている。ここで、発光素
子であるLED221から発光された光はスリット22
3により指向されて、記録媒体200に照射され、その
表面で乱反射される。記録媒体の表面は図25に示すよ
うに紙の繊維等で凹凸があるからである。また、本例で
も前述した実施例と同様に、記録媒体200上には図1
8に示したようなテストパターンTPが記録される。
【0095】上述したように、反射センサ211の発光
源はレッドの波長を有するLEDであり、反射センサ2
12の発光源はグリーンの波長を有するLEDである。
反射センサ213の発光源はブルーの波長を有するLE
Dである。これらの波長を有する光は、その補色の関係
にあるパターンにより主に反射され、それ以外では吸収
される。従って、図18のテストパターンにおいて、シ
アンのテストパターン305〜308に関してはレッド
のLEDを有するセンサ211により、マゼンタのテス
トパターン309〜312に関してはグリーンのLED
を有するセンサ212により、そしてイエローのテスト
パターン313〜316に関してはブルーのLEDを有
するセンサ213によりその濃度むらを検出する。
【0096】また、本実施例では、ブラックのテストパ
ターン301〜304の濃度むら検出に関しては、グリ
ーンのLEDを有するセンサ212を使用した。しかし
白色光源を利用すること、またはレッドのLEDを利用
することもでき、あるいはレッドおよびグリーンの投光
部を用いて両者の平均や重みづけを施して演算を行う方
法などを使用することもできる。
【0097】イエローについては、ブルーのLEDを有
するセンサ213を使用して濃度むらの検出を行うよう
にしたが、ブルーのLEDが十分な実用レベルに到達し
ていなければLEDの代りに他の発光源もしくは色フィ
ルタを用いてもよく、あるいは、イエローの濃度むらは
他の色に比較して目立たないため、センサ213の配設
ないしは補正を省略してもよい。
【0098】図26はセンサ211〜213を使用した
濃度むら検知のための周辺回路の構成例を示す。センサ
内の発光源であるLED221より特定の波長の光が発
光され、記録媒体200よりその一部が受光素子222
に受容される。次に、受光素子、本実施例においてはフ
ォトトランジスタ222の発生した光電流はトランジス
タQ1により電流増幅され、その出力が出力端子V0
り得られる。VR1は出力V0 のレベル調整用のボリュ
ームである。
【0099】本実施例においても、前述した実施例と同
様図18に示したテストパターンを形成し、その読取り
ないし補正を行うことができる。
【0100】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0101】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0102】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0103】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0104】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0105】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0106】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0107】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シリアルプリンタ形態の画像形成装置に搭載される記録
ヘッドの経時変化等に起因して発生する濃度むらに対
し、記録ヘッドを走査させるためのキャリッジに搭載し
たセンサにより読取り、これに基づいて自動的に濃度む
ら補正処理を実施することにより、操作者の手を煩わす
ことなく濃度むらを解消することができ、以て高品位な
画質を提供することが可能となる。
【0109】また、そのセンサを記録媒体の幅や種類を
判別するためにも用いることによって、シリアルプリン
タ形態の画像形成装置の構成をより簡易なものとするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例として、イン
クジェット記録装置を用いて構成した複写機の断面を示
す図である。
【図2】その複写機に搭載したCCDラインセンサの形
状とその画像読取りデータを説明するための図である。
【図3】図1の装置の記録部の斜視図である。
【図4】記録部のインクジェット記録ヘッドの外観構成
例を示す図である。
【図5】実施例のインクジェット記録ヘッドの基板の構
成を示す図である。
【図6】(A)および(B)は、それぞれ、実施例のイ
ンクジェット記録ヘッドのヒータボードの回路構成例を
示す図、およびそれに搭載されるEEPROMの外観図
である。
【図7】図6に示した回路の駆動信号のタイミング図で
ある。
【図8】記録ヘッドの吐出口と記録されたドットの関係
を示す説明図であり、(A)は理想的な状態を示す図、
(B)は実際の記録ドットの状態を示す図である。
【図9】記録ヘッドの発熱素子に加えられるインク吐出
に利用される駆動エネルギと吐出されるインクのドロッ
プ径との関係を示す特性図である。
【図10】(A)は理想的な記録ヘッドによる50%ハ
ーフトーン記録結果を示す図、(B)は実際の記録ヘッ
ドによる濃度補正処理後のハーフトーン記録結果を示す
図である。
【図11】本実施例の画像処理回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】図11のγ変換回路の入力信号と出力信号の
関係を示す特性図である。
【図13】図11のγ補正回路の入力信号と出力信号の
関係を示す特性図である。
【図14】図11のγ補正回路の回路構成例を示すブロ
ック図である。
【図15】本実施例のセンサユニットの配置を説明する
ための図である。
【図16】そのセンサユニットの構成例を示す模式的断
面図である。
【図17】(A)および(B)は、それぞれ、センサユ
ニットに設けられるカラーセンサの外観図および内部回
路図である。
【図18】濃度むら読取りのためのテストパターンおよ
びその読取りを説明するための図である。
【図19】濃度むら補正手順の概要を示すフローチャー
トである。
【図20】(A)および(B)は、それぞれ、そのテス
トパターンのサンプリングを説明するための図、および
周辺データとの重みづけ平均をする際の周辺データへの
重みづけを示す図である。
【図21】詳細な濃度むら補正処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図22】濃度むら補正の他の実施例を説明するため
に、パルス幅とインク吐出量の関係を示した図である。
【図23】インク吐出量と濃度との関係を示す図であ
る。
【図24】本発明の他の実施例によるセンサユニットの
配置を説明するための模式的斜視図である。
【図25】そのセンサユニットの構成例を示す模式的断
面図である。
【図26】そのセンサユニットに読取られた濃度むらの
検出回路の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
24 リーダ部 32 記録ヘッド 34 キャリッジ 44 プリンタ部 61 インク吐出口 95 γ補正回路 96 2値化処理回路 97 濃度むら測定部 100 CPU 200 記録媒体 201 プラテン 202 反射板 203 窓 204 センサユニット 210 発光ユニット 215 受光ユニット 221 LED 222 受光素子 301〜316 テストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 剛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を配列した記録ヘッド
    と、 該記録ヘッドを搭載し、前記複数の記録素子の配列の方
    向とは異なる方向に走査する搭載部材と、 記録媒体の被記録面を照明する投光部および反射光を受
    光する受光部を有し、前記搭載部材に搭載されたセンサ
    と、 前記記録ヘッドにより前記記録媒体上にテストパターン
    を記録させる手段と、 該テストパターンを前記センサの前記投光部により照明
    し、その反射光量を前記受光部により検出することによ
    り前記テストパターンの濃度むらを判定する手段と、 当該判定に応じて記録の濃度むらを改善するべく、記録
    に係る画像の処理条件または前記記録ヘッドの駆動条件
    を変更する手段と、 を具えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記センサを前記記録媒体の有無、種類
    または有効記録幅の検出に兼用したことを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは、カラー記録を行うた
    めに色を異にする記録剤に対応して複数設けられ、前記
    テストパターンをそれぞれの色で記録するとともに、前
    記センサは、処理に係るテストパターンの色と補色の関
    係にある反射光を受光する受光部を複数有することを特
    徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは、カラー記録を行うた
    めに色を異にする記録剤に対応して複数設けられ、前記
    テストパターンをそれぞれの色で記録するとともに、前
    記センサは、処理に係るテストパターンの色と補色の関
    係にある光を投光する投光部を複数有することを特徴と
    する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記投光部は、レッド光を投光する発光
    ダイオードおよびグリーン光を投光する発光ダイオード
    を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記変更された画像処理条件または記録
    ヘッドの駆動条件の変更の後に、前記テストパターンを
    前記記録媒体上に記録し、当該テストパターンの濃度む
    らを判定し、当該濃度むらを改善するように前記画像処
    理条件または前記記録ヘッドの駆動条件を変更する一連
    の処理を実行させる制御手段を具えたことを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記一連の処理を複数
    回繰返し行わせることを特徴とする請求項6に記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記テストパターンの記録ないし前記画
    像処理条件または前記記録ヘッドの駆動条件の変更を行
    う処理を定期的に実行するようにしたことを特徴とする
    請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは、前記記録剤としてイ
    ンクを用い、該インクを吐出するインクジェット記録ヘ
    ッドであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記インクジェット記録ヘッドは、イ
    ンクを吐出するために利用されるエネルギとしてインク
    に膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有す
    ることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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