JP6322104B2 - 車両乗降用自動二段ステップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ負荷低減機構部を備え、自動展開と自動格納をモータ減速駆動機構部により作動する車両乗降用自動二段ステップ装置に関するものである。
特許文献1には、第1段ステップ10と第2段ステップ20がそのサイドフレーム12、22を介して平行リンク31、32により連結されている。第2段ステップはスライドレール41に取り付けられている。固定側ブラケット46には駆動モータ47で駆動されるピニオンギア、セクタギア50が設けられ、セクタギアと一体のレバー51が第2段ステップのステップ板21と裏面で連結されて、駆動モータの回転により第2段ステップ板がスライドレール41にそって移動する。これにより、第2段ステップを収納位置から車体外方へ進出させるとともに第1段ステップを展開して2段ステップが得られる。折り畳まれたときのユニットの高さが、従来のリンク式1段の装置と同じで小型に構成され、狭いスペースにも装着できる自動車用昇降装置が開示される。
特許文献2には、固定したベースブラケット20に、下段ステップ23が平行リンク21、22を介して支持されるとともに、上段ステップ25が軸24により回動可能に取り付けられ、下段ステップ23と上段ステップ25とが連動レバー26により連結されている。ステップ部12に収納されたときは、そのままステップとして使用される。必要に応じて、下段ステップ23が引き出されたときは、ステップ部12より下方に位置決めされ、上段ステップ25が連動レバー26によりステップ部12上に位置決めされるので、下段ステップ23と上段ステップ25とにより2段のステップが形成される車両用昇降装置が開示されている。
特許文献3には、車室内に既設された車両ステップS上の格納位置Xと、車両ステップS前方下部の張出位置Yとの間を往復動自在に設けた踏板1であって、該踏板1は、左右に支柱3を垂直立設し、各支柱3と車両ステップSとの間に前記張出位置Yで支柱3を懸垂する左右一対のアーム5の夫々を枢着連結し、各アーム5の適所にベルクランク7の屈曲部を枢着し、該ベルクランク7の一端と支柱3との間、及びベルクランク7の他端と車両ステップSとの間の夫々にリンク8、9を枢着連結し、踏板1を格納位置Xと張出位置Yで水平に配置させ、且つ、一定の軌道上を往復動する様に制御する車室内格納式補助ステップが開示されている。
特許文献4には、フラップ先端がサイドシルのラバーに当接する手前又はフラッパ基端がステップ本体先端に当接する手前に達したことを検出スイッチが検出した検出時点Aの前後で車両用ステップを異なる実効電圧で駆動する。この検出時点Aから駆動を停止する停止時点Cまでを複数のフェーズ101,102に分割することで、駆動モータへの実効電圧を各フェーズ101,102で異なる値V2,V3に設定可能とする車両用ステップ制御装置が開示されている。
特許文献5には、PWM信号のduty比を「X=α+βN」の演算式で求め(S1)、演算した仮DUTYXがDn(70%)以上であった場合には、duty比Dを、Dn(70%)に設定して(S3)、メインルーチンでduty比が70%のPWM信号をモータへ出力する。仮DUTYXがDmin(50%)未満であった場合、duty比Dを、Dmin(50%)に設定し(S4)、duty比が50%のPWM信号をモータへ出力する。仮DUTYXがDmin(50%)以上であってDn(70%)未満の場合、演算結果Xをduty比Dに設定し(S5)、メインルーチンで演算結果Xのduty比のPWM信号をモータへ出力する車両用乗降補助装置が開示されている。
実開平7−24654号公報 実開平9−39666号公報 特開2010−188840号公報 特開2010−137619号公報 特開2011−213134号公報
特許文献1は、手動によるセット機構の第1段ステップ板10と駆動モータの回転によるセット機構の第2段ステップ20とからなるから、第1段ステップ板10を駆動モータによるセット機構に変換して全自動化が期待されるものである。
特許文献2は、ベースブラケット20と下段ステップ23とがガススプリング27により連結され、常時収納位置に付勢されているため下段ステップ23の収納が小さい力できるが手動であるため、同じく全自動化が期待されるものである。
特許文献3は、車室内格納状態でも自由に乗降でき、乗降時に二つ折りリンクのような踏板支持部材の邪魔がなく、側方からでも安全に乗降ができ、駆動装置に連繋して全自動化が容易な車室内格納式補助ステップであるが駆動装置の動力軽減には着目しないものである。
特許文献4は、車両用ステップのフラップ先端の格納作動を、検出時点Aから駆動モータの駆動を開始し、停止時点Cまでを複数のフェーズに分割し、駆動モータへの実効電圧を各フェーズで異なる値に設定可能とし、駆動時での実効電圧を自由に設定することができ、作動速度及び駆動力を自由に制御できる車両用ステップ制御装置が提供できる効果がある。
特許文献5は、モータの回転数とモータの駆動力を任意に設定でき、通常駆動時の作動速度を犠牲にすることなく、過負荷による回転数低下時には、駆動力を抑制する等の制御が可能である。負荷状態が低減した場合でも、回転数が一定以上とならないように制御し、摺動抵抗に起因して回転数が低下した際には、一定の回転数領域において駆動力を一定に保つといった制御も可能である等の効果を発揮する車両用乗降補助装置である。
駆動モータ機構部に減速機構を使用しても、基端の支点を中心に先端側に第1段ステップ板及び第2段ステップが迫り出す車両乗降用自動二段ステップ装置では、格納時には大きなトルクが必要となる。このため本発明は、駆動モータの折畳み駆動時に駆動トルクを補助するモータ負荷低減機構部を配備し、使用電力の軽減と格納作動の円滑な格納作動を目的としてなされたものである。
基端部が車両に軸支され、直立状態の折畳み格納位置と横に張り出すステップ位置との間を回動する第1段ステップ板と、該第1段ステップ板の左側部と右側部との夫々上方に対向して夫々の基端部が車両に軸支され、直立状態の折畳み格納位置と横に張り出すステップ位置との間を回動する第1左アッパーアームと第1右アッパーアームと、該第1左アッパーアームと第1右アッパーアームの先端部に、夫々の上端部が軸支され、その夫々の下方の中間部が、前記1段ステップ板の先端寄り左外側面の中間部と同右外側面の中間部に夫々軸支される左第1連絡アームと右第1連絡アームと、基端部が前記左第1連絡アームの下端部と右第1連絡アームの下端部に夫々軸支され、基端部から前方側中間部の左外側面と右外側面に、夫々の上端部が前記第1段ステップ板の先端より前方へ延設される左延設側部の先端部と右延設側部の先端部に夫々軸支される左第2連絡アームの下端部と右第2連絡アームの下端部が夫々軸支される第2段ステップ板とから構成され、前記第1左アッパーアームの基端部と第1右アッパーアームの基端部の少なくとも一方が扇形歯部に設けられてモータ減速駆動機構の出力ピニオンと噛合し、モータ減速駆動機構の回転方向により二段ステップの自動伏倒展開と自動起立格納を作動する車両乗降用自動二段ステップ装置において、前記第2右延長アッパーアームと、前記第2段ステップ板の右側部と、前記第1右連絡アームと、前記第2右連絡アームにより構成される第2段右四辺形リンクにガススプリングによるモータ負荷低減機構部が配備されてなる車両乗降用自動二段ステップ装置にある。
前記ガススプリングの上端部を前記第2右延長アッパーアームの先端部と前記第2右連絡アームの上端部を軸支する支軸に軸支し、前記ガススプリングの下端部を前記第1右連絡アームの下端寄り部分が前方側に膨出されて形成された右側下段支部に設けた支軸に軸支し配備されてガススプリングによるモータ負荷低減機構部が配備されてなるものとしてもよいものである。
基端部が車両に軸支され、直立状態の折畳み格納位置と横に張り出すステップ位置との間を回動する第1段ステップ板と、該第1段ステップ板の左側部と右側部との夫々上方に対向して夫々の基端部が車両に軸支され、直立状態の折畳み格納位置と横に張り出すステップ位置との間を回動する第1左アッパーアームと第1右アッパーアームと、該第1左アッパーアームと第1右アッパーアームの先端部に、夫々の上端部が軸支され、その夫々の下方の中間部が前記1段ステップ板の先端寄り左外側面の中間部と、同右外側面の中間部に夫々軸支される左第1連絡アームと右第1連絡アームと、基端部が前記左第1連絡アームの下端部と第1右連絡アームの下端部に夫々軸支され、基端部から前方側の中間部の左外側面と右外側面に、夫々の上端部が前記第1段ステップ板の先端より前方へ延設される左延設側部の先端部と右延設側部の先端部に軸支される第2左連絡アームと第2右連絡アームの下端部が夫々軸支される第2段ステップ板とから構成され、前記第1段ステップ板の基端部を軸支する支軸、前記第1左アッパーアームの基端部又は第1右アッパーアームの基端部を軸支する支軸の一方が少なくとも駆動軸に設けられてモータ減速駆動機構に連繋し、モータ減速駆動機構の回転方向により二段ステップの自動伏倒展開と自動起立格納を作動する車両乗降用自動二段ステップ装置において、前記第2左延長アッパーアームと、前記第2段ステップ板の左側部と、前記第1左連絡アームと、前記第2左連絡アームにより構成される第2段左四辺形リンクにガススプリングによるモータ負荷低減機構部が配備されてなる車両乗降用自動二段ステップ装置としてもよいものである。
前記ガススプリングの上端部を第2左延長アッパーアームの先端部と第2左連絡アームの上端部を軸支する支軸に軸支し、ガススプリングの下端部を第1左連絡アームの下端寄り部分が前方側に膨出されて形成された左側下段支部に設けた支軸に軸支し配備されてガススプリングによるモータ負荷低減機構部が配備されてなるものとしてもよいものである。
前記モータ減速駆動機構は、モータギヤを備えるモータを搭載するモータブラケットが上下に昇降自在に配備され、そのモータギヤに噛合い回転を減速伝動する第1減速歯車と、第2減速歯車とからなると共に第2減速歯車に出力ピニオンを備えてなるものとしてもよいものである。
前記モータ減速駆動機構の第1減速歯車は大径歯車部と小径歯車部とから設けられ、大径歯車部は前記モータギヤに対向し、モータブラケットが下降時にモータギヤと噛合して回転が伝動され、モータブラケットが上昇時にモータギヤと噛合いがなくなり、モータ減速駆動機構の回転が開放され、前記第1減速歯車の小径歯車に常時噛合し、前記第2減速歯車は大径歯車部と小径歯車部である出力ピニオンとから設けられ、第2減速歯車の大径歯車部は前記第1減速歯車の小径歯車に常時噛合し、第1減速歯車の回転を伝動し、出力ピニオンを回転してなるものとしてもよいものである。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置は、堅牢に設けることができ、路面に対して乗降の段差を小さく、動揺が少なく、老齢者を含めて誰もが安心して利用できるものである。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置は、車両にコンパクトに設置し、第1段ステップ板及び第2段ステップ板の自動展開と自動格納が円滑に行え、老齢化が進む社会の交通ニーズに対応するものである。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置は、起立格納時の前後巾が縮小され、かつ高さも抑制されて低位に納めることができ、全体をコンパクトに収容するできる。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置は、展開時に第1段ステップ板及び第2段ステップ板を乗降負荷に対して安定して支えることができる。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置のモータ負荷低減機構部は、ガススプリングを使用するので、小さいトルクのモータを使用でき、装置全体の軽量化を図ることができる。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置におけるモータ減速駆動機構部は、前記のようにガススプリングを使用するので、減速比を小さくすることができ、構造が簡単、堅牢で、高い安全性を確保し、コストも低減であり、利便性と経済効果をもたらすものである。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置の実施例の全展開状態を示す斜視図である。 同じく、全展開状態を示す右側面図である。 同じく、全展開状態を示す左側面図である。 同じく、モータの回転を駆動アームに伝達の回転を減速して伝達するモータ減速駆動機構部と車両乗降用自動二段ステップ装置と関連を示す全展開状態の左側面図である。 モータ軸のピニオンと第1減速歯車の噛合いを解除して車両乗降用自動二段ステップ装置の手動起伏を可能とするモータ減速駆動機構部の実施例を示す内部側面図である。 モータ軸のピニオンから回転を第1減速歯車及び第2減速歯車から起伏駆動アーム基部の歯車部に伝達するモータ減速駆動機構部を示す側面図である。 本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置の第1段ステップ板及び第2段ステップの起立格納時と伏倒展開時を検出する両リミットスイッチの配置状況を示す部分右側面図である。 本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置の第1段ステップ板及び第2段ステップの起立格納時におけるモータ負荷低減機構部のガススプリングの伸長状態を示す右側面図である。 同じく、本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置の第1段ステップ板及び第2段ステップが中間展開時におけるモータ負荷低減機構部のガススプリングの伸長状態を示す右側面図である。 本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置の第1段ステップ板及び第2段ステップの全展開状態において、モータ負荷低減機構部のガススプリングの軽減力を説明する説明右側面図である。 本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置のギヤボックスの蓋部を取外した状態の部分斜視図である。
基端部が車両に軸支され、直立状態の折畳み格納位置と横に張り出すステップ位置との間を回動する第1段ステップ板と、該第1段ステップ板の左側部と右側部との夫々上方に対応して、夫々の基端部が車両の床面の側縁に軸支され、直立状態の折畳み格納位置と横に張り出すステップ位置との間を回動する第1左アッパーアームと第1右アッパーアームと、該第1左アッパーアームと第1右アッパーアームの先端部に、夫々の上端部が軸支され、その夫々の下方の中間部が、前記第1段ステップ板の先端寄り左外側面の中間部と同右外側面の中間部に夫々軸支される左第1連絡アームと右第1連絡アームと、基端部が前記左第1連絡アームの下端部と右第1連絡アームの下端部に夫々軸支され、基端部から前方側中間部の左外側面と右外側面に、夫々の上端部が前記第1段ステップ板の先端より前方へ延設される左延設側部の先端部と右延設側部の先端部に夫々軸支される左第2連絡アームの下端部と右第2連絡アームの下端部が夫々軸支される第2段ステップ板とから構成され、前記第1左アッパーアームの基端部と第1右アッパーアームの基端部の少なくとも一方が扇形歯部に設けられてモータ減速駆動機構の出力ピニオンと噛合し、モータ減速駆動機構の回転方向により二段ステップの自動伏倒展開と自動起立格納を作動する車両乗降用自動二段ステップ装置において、前記第2右延長アッパーアームと、前記第2段ステップ板の右側部と、前記第1右連絡アームと、前記第2右連絡アームにより構成される第2段右四辺形リンクにガススプリングによるモータ負荷低減機構部が配備されてなる車両乗降用自動二段ステップ装置。
以下、本発明のモータ負荷低減機構部を備えた車両乗降用自動二段ステップ装置を図面に示す実施例のモータ負荷低減機構部を備えた車両乗降用自動二段ステップ装置1を、構成要素である車両乗降用二段ステップ部2、モータ3によるモータ減速駆動機構部4及びモータ負荷低減機構部5により説明する。
先ず、車両乗降用二段ステップ部2のベースフレーム6は、例えば、ワンボックスタイプの自動車のサイドドアの内側室内の凹陥設置部7の設置面7aに設置される。
前記ベースフレーム6は、底板6aの両端上面に左端部軸受支板8aと右端部軸受支板8bが立設され、該左端部軸受支板8aと右端部軸受支板8bには、ベースフレーム6の底板6aの両端上面から同じ高さであって、かつ左右同一軸線上に対向して左軸受孔(図示しない。)と右軸受孔(図示しない。)が開設され、該左軸受孔(図示しない。)と右軸受孔(図
示しない。)には、第1段ステップ板9の基端部の両外側面より突出する第1段ステップ板左基端支軸10aと第1段ステップ板右基端支軸10bとが嵌挿され、第1段ステップ板9が起伏自在に軸受される。
前記左軸受孔と右軸受孔は前記第1段ステップ板左基端支軸10aと第1段ステップ板右基端支軸10bに変えて設け、前記第1段ステップ板左基端支軸10aと第1段ステップ板右基端支軸10bを前記左軸受孔と右軸受孔に設け、対応する支軸と軸受孔を嵌めるものでもよいものである。
前記第1段ステップ板9の下面の右側面寄りにおいて、第1段ステップ板左基端支軸10aと第1段ステップ板右基端支軸10bの軸線より先端側に下方に突出する脚部11が設けられ、この第1段ステップ板9が第1段ステップ板左基端支軸10aと第1段ステップ板右基端支軸10bの軸線を中心に伏倒した時、設置面7aに設置された緩衝座12に接触し、支承されるように設けられている。
前記左端部軸受支板8aの左側には、右側面に軸受壁板13を配備したギヤボックス14が、その間に第1左アッパーアーム15aを配備する空間Fを存して配備され、ベースフレーム6の底板6aの両端上面から、前記左軸受孔(図示しない。)と右軸受孔(図示しない。)より高位であって、かつ同じ高さの左右同一軸線上に対向して高位左軸受孔(図示しない。)が左端部軸受支板8aに、高位右軸受孔(図示しない。)が右端部軸受支板8bに夫々開設される。
前記高位左軸受孔(図示しない。)には、第1左アッパーアーム15aの基端部に一体に設けた第1左アッパーアーム基端支軸16aが嵌挿されて第1左アッパーアーム15aが回動自在に配備される。前記高位右軸受孔(図示しない。)には、第1右アッパーアーム15bの基端部に一体に設けた第1右アッパーアーム基端支軸16bが嵌挿されて第1右アッパーアーム15bが回動自在に配備される。
前記高位左軸受孔(図示しない。)と高位右軸受孔(図示しない。)は、前記第1左アッパーアーム基端支軸16aと第1右アッパーアーム基端支軸16bに変えて設けたものでもよく、その場合は、前記第1左アッパーアーム15aと第1右アッパーアーム15bの基端部は、夫々軸受孔が設けられ、第1左アッパーアーム基端支軸16a及び第1右アッパーアーム基端支軸16bに回動自在に支承されるものでもよいものである。
第1左連絡アーム17aは、その上端部が第1左上端支軸18aにより前記第1左アッパーアーム15aの先端部の内側面に回動自在に連結され、その先端部寄り中間部が第1左中間支軸19aにより前記第1段ステップ板9の先端部寄り中間部の左外側面に回動自在に連結され、その下端部が第2段ステップ板20の基端部の左外側面に配備される第2左基端支軸21aに回動自在に連結される。
第1右連絡アーム17bは、その上端部が第1右上端支軸18bにより前記第1右アッパーアーム15bの先端部の内側面に回動自在に連結され、その先端部寄り中間部が第1右中間支軸19bにより前記第1段ステップ板9の先端部寄り中間部の右外側面に回動自在に連結され、その下端部が第2段ステップ板20の基端部の右外側面に配備される第2右基端支軸21bに回動自在に連結される。
前記第1段ステップ板9の基端部の第1段ステップ板左基端支軸10aと先端部寄り中間部の第1左中間支軸19aの間の長さと、前記第1左アッパーアーム15aの基端部の第1左アッパーアーム基端支軸16aと先端部の第1左上端支軸18aの間の長さは同一である。また、第1段ステップ板9の基端部の第1段ステップ板左基端支軸10aと第1左アッパーアーム15aの基端部の第1左アッパーアーム基端支軸16aとの上下間の長さは、第1段ステップ板9の先端部寄り中間部の第1左中間支軸19aと第1左アッパーアーム15aの先端部の第1左上端支軸18aの上下間の長さと同一に構成されるから、前記第1左連絡アーム17aと第1左アッパーアーム15aと第1段ステップ板9と左端部軸受支板8aにより第1段左四辺形リンク22aが構成される。
前記第1段ステップ板9の基端部の第1段ステップ板右基端支軸10bと先端部寄り中間部の第1右中間支軸19bの間の長さと、前記第1右アッパーアーム15bの基端部の第1右アッパーアーム基端支軸16bと先端部の第1右上端支軸18bの間の長さは同一である。また、第1段ステップ板9の基端部の第1段ステップ板右基端支軸10bと第1右アッパーアーム15bの基端部の第1右アッパーアーム基端支軸16bとの上下間の長さは、第1段ステップ板9の先端部寄り中間部の第1右中間支軸19bと第1右アッパーアーム15bの先端部の第1右上端支軸18bの上下間の長さと同一に構成されるから、前記第1右連絡アーム17bと第1右アッパーアーム15bと第1段ステップ板9と右端部軸受支板8bにより第1段右四辺形リンク22bが構成される。
前記第1段左四辺形リンク22aと第1段右四辺形リンク22において、左右に対応する支軸の軸線は同一に設けられること勿論である。
前記第1段ステップ板9の左外側板9aは、第1段ステップ板9の前縁より前方へ所要長さ延長されて第2左延長アッパーアーム23aが設けられ、その先端部の左外側面に、前記第1左中間支軸19aより前方へ所要間隔を存して配備される第2左上端支軸24aにより第2左連絡アーム25aの上端部が軸支され、該第2左連絡アーム25aは下端部が、前記第1左中間支軸19aと第2左基端支軸21aと同じ間隔をもち、かつ前記第1左中間支軸19aと第2左上端支軸24aとの間隔と同じ間隔をもって第2左基端支軸21aより前方の第2段ステップ板20の中間部の左外側面に突出して配備される第2左前側支軸26aにより第2段ステップ板20の中間部の左外側面が連結される。
前記第1段ステップ板9の右外側板9bは、第1段ステップ板9の前縁より前方へ前記第2左延長アッパーアーム23aと同じ長さ延長されて第2右延長アッパーアーム23bが設けられ、その先端部の右外側面に、前記第1左中間支軸19aと第2左上端支軸24aの間隔と同じ間隔をもって第2右上端支軸24bにより第2右連絡アーム25bの上端部が軸支され、該第2右連絡アーム25bは下端部が、前記第1左中間支軸19aと第2左基端支軸21aとの間隔と同じ間隔をもち、かつ前記第1左中間支軸19aと第2左上端支軸24aとの間隔と同じ間隔をもって第2段ステップ板20の中間部の右外側面に突出して配備される第2右前側支軸26bにより第2段ステップ板20の中間部の右外側面が連結される。
前記第1左中間支軸19aと第2左上端支軸24aの間の第2左延長アッパーアーム23aと、第2左基端支軸21aと第2左前側支軸26aの間の第2段ステップ板20の左外側部と、第1左中間支軸19aの第2左基端支軸21aの間の第1左連絡アーム17aと、第2左上端支軸24aと第2左前側支軸26aの間の第2左連絡アーム25aにより第2段左四辺形リンク27aが構成される。
前記第1右中間支軸19bと第2右上端支軸24bの間の第2右延長アッパーアーム23bと、第2右基端支軸21bと第2右前側支軸26bの間の第2段ステップ板20の右側部と、第1右中間支軸19bと第2右基端支軸21bの間の第1右連絡アーム17bと、第2右上端支軸24bと第2右前側支軸26bの間の第2右連絡アーム25bにより第2段右四辺形リンク27bが構成される。
前記第2段左四辺形リンク27aと第2段右四辺形リンク27bにおいて、左右に対応する支軸の軸線は同一に設けられること勿論である。
本発明の図面に示す実施例の車両乗降用二段ステップ2は、前述のように、第1段ステップ板9と第2段ステップ板20が第1段左四辺形リンク22aと第1段右四辺形リンク22b及び第2段左四辺形リンク27aと第2段右四辺形リンク27bとに連結されて構成される。
実施例として、前記第1左アッパーアーム15aの基端部が、第1左アッパーアーム基端支軸16aを中心とする扇型の歯車部28に形成され、該扇型の歯車部28はモータ減速駆動機構部4のギヤボックス14に配備される出力ピニオン29が噛合う実施例の構成では、出力ピニオン29の回転に従い第1左アッパーアーム15aは基端部を支承する第1左アッパーアーム基端支軸16aを、第1右アッパーアーム15bは基端部を支承する第1右アッパーアーム基端支軸16bを中心に夫々回動する。そして、例えば、第1段ステップ板9、第2段ステップ板20を起立した状態から、図1〜図3に示すように、第1段ステップ板9及び第2段ステップ板20を車両の側方に突出させて、車両乗降用二段ステップ部2を配備するものである。そして、出力ピニオン29の反対回転により第1左アッパーアーム15a及び第1右アッパーアーム15bを起立し、第1段ステップ板9、第2段ステップ板20を起立状態に格納するものである。
前記モータ減速駆動機構部4のギヤボックス14には、モータギヤ30を備えるモータ3を搭載するモータブラケット31が上下に昇降自在に配備され、そのモータギヤ30に噛合い回転を減速伝動する第1減速歯車32及び第2減速歯車33が配備される。
前記モータ減速駆動機構部4の第1減速歯車32は、大径歯車部32aと小径歯車部32bとから設けられ、大径歯車部32aは、前記モータギヤ30に対向し、モータブラケット31が下降時にモータギヤ30と噛合して回転が伝動される。モータブラケット31が上昇時にモータギヤ30と噛合がなくなり、モータ減速駆動機構部4の回転が開放される。
前記モータ減速駆動機構部4の第2減速歯車33は、大径歯車部33aと小径歯車部である出力ピニオン29とから設けられ、大径歯車部33aは、前記第1減速歯車32の小径歯車部32bと常時噛合し、第1減速歯車32の回転を伝動し、小径歯車部である出力ピニオン29を回転し、前記第1左アッパーアーム15aの扇型の歯車部28に回転を伝動する。
前記モータ減速駆動機構部4のギヤボックス14には、ネジ軸35と一体のノブ34が回転自在に配備され、前記ノブ34の回転によりネジ軸35を上下させ、ネジ軸35に支架する前記モータブラケット31を、そのモータブラケット31に設けたガイド孔36a、36bが、ギヤボックス14に固定されたガイド軸37a、37bに沿って上下に移動するものである。
前記ギヤボックス14は、ノブ34をカバーする蓋部14aが取外し自在に設けられ、故障時には、図11に示すように、蓋部14aを取外して前述のように手動回転する。
モータブラケット31を上昇させたとき、モータギヤ30と第1減速歯車32の大径歯車部32aの噛合をなくし、車両乗降用二段ステップ部2の第1左アッパーアーム15aをフリーにして第1段ステップ板9及び第2段ステップ板20を手動で操作し、格納することができる。格納した後、ノブ34を回転することによってモータギヤ30と第1減速歯車32の大径歯車部32aを噛合させると、モータギヤ30を回転することができないので、すなわち、第1左アッパーアーム15aと第1右アッパーアーム15bを手動操作してモータ減速駆動機構部4を回転することができないので、第1左アッパーアーム15aと第1右アッパーアーム15bを起立状態にロックすることがきる。
車両乗降用二段ステップ部2の第1右アッパーアーム15bの基端部外周には、起立操作子38aと伏倒操作子38bが約180度齟齬して突出配備され、その第1右アッパーアーム15bの起立格納回動位置と伏倒展開回動位置に対応して起立検出リミットスイッチ39aと伏倒検出リミットスイッチ39bとが前記右端部軸受支板8bの外側面に配備される。
図示しないが、前記第1左アッパーアーム15aを支承する第1左アッパーアーム基端支軸16a又は前記第1右アッパーアーム15bを支承する第1右アッパーアーム基端支軸16bを第1左アッパーアーム15a又は第1右アッパーアーム15bと一体に設け、該第1左アッパーアーム基端支軸16a又は第1右アッパーアーム基端支軸16bを前記第2減速歯車33に連繋することによりモータ3からの回転を伝達し、前記第1左アッパーアーム15aを作動させて車両乗降用二段ステップ部2の全体の起立格納又は伏倒展開を行うこととしてもよいものである。
前記第1左アッパーアーム基端支軸16a又は第1右アッパーアーム基端支軸16bを前記第2減速歯車33に連繋する実施例として、図示しないが、第1左アッパーアーム基端支軸16a又は第1右アッパーアーム基端支軸16bに歯車を取付け、該歯車と前記第2減速歯車33の出力ピニオン29と噛合うものとしてもよいものである。
また、第1段ステップ板9の基端部を軸支する第1段ステップ板左基端支軸10a又は第1段ステップ板右基端支軸10bの少なくとも一方を第1段ステップ板9と一体に設け、該一体に設けた第1段ステップ板左基端支軸10a又は第1段ステップ板右基端支軸10bと前記第2減速歯車33に連繋することによりモータ3からの回転を伝達し、前記第1ステップ9を作動させて車両乗降用二段ステップ部2の全体の起立格納又は伏倒展開を行うこととしてもよいものである。
前記第1段ステップ板左基端支軸10a又は第1段ステップ板右基端支軸10bを前記第2減速歯車33に連繋する実施例として、図示しないが、第1段ステップ板左基端支軸10a又は第1段ステップ板右基端支軸10bに歯車を取付け、該歯車と前記第2減速歯車33の出力ピニオン29と噛合うものとしてもよいものである。
前記第1右アッパーアーム15bが起立する格納時には起立操作子38aが起立検出接点板40aに接触して起立検出リミットスイッチ39aを入力し、モータ3への給電回路を開放して停止し、車両乗降用二段ステップ部2は格納状態を維持する。また、第1右アッパーアーム15bが伏倒する展開時には伏倒操作子38bが伏倒検出接点板40bに接触して伏倒検出リミットスイッチ39bを入力し、モータ3への給電回路を開放して停止し、展開した車両乗降用二段ステップ部2は、二段ステップ状態を路面41に対して維持する。
前記モータ負荷低減機構部5は、ガススプリング42が第2段右平行四辺形リンク27bの右外側面の上下に配備される。
実施例では、上端部を右上端支軸24bに、上端部寄り中間を第1右中間支軸19bより回動自在に連結される第1右連絡アーム17bの下端寄り部分が前方側に膨出されて右側下段支部17b1が形成され、その右側下段部17b1に右側面側突出する右下端側中間支軸43が固設される。
前記第2右延長アッパーアーム23bの先端部に配備され、第2右連絡アーム25bの上端部を軸支する第2右上端支軸24bは、第2右連絡アーム25bの右外側面に突出する突出軸部24b1が配備され、該突出軸部24b1と前記右下端側中間支軸43とにガススプリング42の上端部と下端部が連結されて配備される。
図10に示すように、減速機を使用しても、各基端支軸10a、10b、16a、16bを中心に先端側に第1段ステップ板9及び第2段ステップ板20が迫り出しているため、その格納時には大きなトルクが必要となる。このため、本発明はモータ負荷低減機構部5としてガススプリング42を用いるものである。
ガススプリング42は、圧縮によりバネ力(反力)が得られ、そのバネ力(反力)は長いストロークにわたりほぼ一定である。
前記ガススプリング42を第2段右四辺形リンク27bの第1右連絡アーム17bと第2右連絡アーム25bの間に配備している。ガススプリング42は延び方向の力Fを出す。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置は、堅牢に設けることができ、路面に対して乗降の段差を小さく、動揺が少なく、老齢者を含めて誰もが安心して利用できるものである。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置は、車両にコンパクトに設置し、第1段ステップ板及び第2段ステップ板の自動展開と自動格納が円滑に行え、老齢化が進む社会の交通ニーズに対応するものである。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置は、起立格納時の前後巾が縮小され、かつ高さも抑制されて低位に納めることができ、全体をコンパクトに収容するできる。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置は、展開時に第1段ステップ板及び第2段ステップ板を乗降負荷に対して安定して支えることができる。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置のモータ負荷低減機構部は、ガススプリングを使用するので、モータの駆動力を定常的に補助し、小さいトルクのモータを使用でき、装置全体の軽量化を図ることができる。
本発明の車両乗降用自動二段ステップ装置におけるモータ減速駆動機構部は、前記のようにガススプリングを使用するので、減速段数を可及的少数段にすることができ、構造が簡単、堅牢で、高い安全性を確保し、コストも低減であり、利便性と経済効果をもたらすものである。
1 車両乗降用自動二段ステップ装置
2 車両乗降用二段ステップ部
3 モータ
4 モータ減速駆動機構部
5 モータ負荷低減機構部
6 ベースフレーム
6a 底板
7 凹陥設置部
7a 設置面
8a 左端部軸受支板
8b 右端部軸受支板
9 第1段ステップ板
9a 左外側板
9b 右外側板
10a 第1段ステップ板左基端支軸
10b 第1段ステップ板右基端支軸
11 脚部
12 緩衝座
13 軸受壁板
14 ギヤボックス
14a 蓋部
15a 第1左アッパーアーム
15b 第1右アッパーアーム
16a 第1左アッパーアーム基端支軸
16b 第1右アッパーアーム基端支軸
17a 第1左連絡アーム
17b 第1右連絡アーム
17b1 右側下段支部
18a 第1左上端支軸
18b 第1右上端支軸
19a 第1左中間支軸
19b 第1右中間支軸
20 第2段ステップ板
21a 第2左基端支軸
21b 第2右基端支軸
22a 第1段左四辺形リンク
22b 第1段右四辺形リンク
23a 第2左延長アッパーアーム
23b 第2右延長アッパーアーム
24a 第2左上端支軸
24b 第2右上端支軸
24b1 突出軸部
25a 第2左連絡アーム
25b 第2右連絡アーム
26a 第2左前側支軸
26b 第2右前側支軸
27a 第2段左四辺形リンク
27b 第2段右四辺形リンク
28 扇型の歯車部
29 出力ピニオン
30 モータギヤ
31 モータブラケット
32 第1減速歯車
32a 大径歯車部
32b 小径歯車部
33 第2減速歯車
33a 大径歯車部
34 ノブ
35 ネジ軸
36a ガイド孔
36b ガイド孔
37a ガイド軸
37b ガイド軸
38a 起立操作子
38b 伏倒操作子
39a 起立検出リミットスイッチ
39b 伏倒検出リミットスイッチ
40a 起立検出接点板
40b 伏倒検出接点板
41 路面
42 ガススプリング
43 右下端側中間支軸

Claims (6)

  1. 基端部が車両に軸支され、直立状態の折畳み格納位置と横に張り出すステップ位置との間を回動する第1段ステップ板と、該第1段ステップ板の左側部と右側部との夫々上方に対向して夫々の基端部が車両に軸支され、直立状態の折畳み格納位置と横に張り出すステップ位置との間を回動する第1左アッパーアームと第1右アッパーアームと、該第1左アッパーアームと第1右アッパーアームの先端部に、夫々の上端部が軸支され、その夫々の下方の中間部が、前記1段ステップ板の先端寄り左外側面の中間部と同右外側面の中間部に夫々軸支される左第1連絡アームと右第1連絡アームと、基端部が前記左第1連絡アームの下端部と右第1連絡アームの下端部に夫々軸支され、基端部から前方側中間部の左外側面と右外側面に、夫々の上端部が前記第1段ステップ板の先端より前方へ延設される左延設側部の先端部と右延設側部の先端部に夫々軸支される左第2連絡アームの下端部と右第2連絡アームの下端部が夫々軸支される第2段ステップ板とから構成され、前記第1左アッパーアームの基端部と第1右アッパーアームの基端部の少なくとも一方が扇形歯部に設けられてモータ減速駆動機構の出力ピニオンと噛合し、モータ減速駆動機構の回転方向により二段ステップの自動伏倒展開と自動起立格納を作動する車両乗降用自動二段ステップ装置において、前記第2右延長アッパーアームと、前記第2段ステップ板の右側部と、前記第1右連絡アームと、前記第2右連絡アームにより構成される第2段右四辺形リンクにガススプリングによるモータ負荷低減機構部が配備されてなる車両乗降用自動二段ステップ装置。
  2. 前記ガススプリングの上端部を前記第2右延長アッパーアームの先端部と前記第2右連絡アームの上端部を軸支する支軸に軸支し、前記ガススプリングの下端部を前記第1右連絡アームの下端寄り部分が前方側に膨出されて形成された右側下段支部に設けた支軸に軸支し配備されてガススプリングによるモータ負荷低減機構部が配備されてなる請求項1の車両乗降用自動二段ステップ装置。
  3. 基端部が車両に軸支され、直立状態の折畳み格納位置と横に張り出すステップ位置との間を回動する第1段ステップ板と、該第1段ステップ板の左側部と右側部との夫々上方に対向して夫々の基端部が車両に軸支され、直立状態の折畳み格納位置と横に張り出すステップ位置との間を回動する第1左アッパーアームと第1右アッパーアームと、該第1左アッパーアームと第1右アッパーアームの先端部に、夫々の上端部が軸支され、その夫々の下方の中間部が前記1段ステップ板の先端寄り左外側面の中間部と、同右外側面の中間部に夫々軸支される左第1連絡アームと右第1連絡アームと、基端部が前記左第1連絡アームの下端部と第1右連絡アームの下端部に夫々軸支され、基端部から前方側の中間部の左外側面と右外側面に、夫々の上端部が前記第1段ステップ板の先端より前方へ延設される左延設側部の先端部と右延設側部の先端部に軸支される第2左連絡アームと第2右連絡アームの下端部が夫々軸支される第2段ステップ板とから構成され、前記第1段ステップ板の基端部を軸支する支軸、前記第1左アッパーアームの基端部又は第1右アッパーアームの基端部を軸支する支軸の一方が少なくとも駆動軸に設けられてモータ減速駆動機構に連繋し、モータ減速駆動機構の回転方向により二段ステップの自動伏倒展開と自動起立格納を作動する車両乗降用自動二段ステップ装置において、前記第2左延長アッパーアームと、前記第2段ステップ板の左側部と、前記第1左連絡アームと、前記第2左連絡アームにより構成される第2段左四辺形リンクにガススプリングによるモータ負荷低減機構部が配備されてなる車両乗降用自動二段ステップ装置。
  4. 前記ガススプリングの上端部を第2左延長アッパーアームの先端部と第2左連絡アームの上端部を軸支する支軸に軸支し、ガススプリングの下端部を第1左連絡アームの下端寄り部分が前方側に膨出されて形成された左側下段支部に設けた支軸に軸支し配備されてガススプリングによるモータ負荷低減機構部が配備されてなる請求項3の車両乗降用自動二段ステップ装置。
  5. 前記モータ減速駆動機構は、モータギヤを備えるモータを搭載するモータブラケットが上下に昇降自在に配備され、そのモータギヤに噛合い回転を減速伝動する第1減速歯車と、第2減速歯車とからなると共に第2減速歯車に出力ピニオンを備えてなる請求項1〜4のいずれか1の車両乗降用自動二段ステップ装置。
  6. 前記モータ減速駆動機構の第1減速歯車は大径歯車部と小径歯車部とから設けられ、大径歯車部は前記モータギヤに対向し、モータブラケットが下降時にモータギヤと噛合して回転が伝動され、モータブラケットが上昇時にモータギヤと噛合いがなくなり、モータ減速駆動機構の回転が開放され、前記第1減速歯車の小径歯車に常時噛合し、前記第2減速歯車は大径歯車部と小径歯車部である出力ピニオンとから設けられ、第2減速歯車の大径歯車部は前記第1減速歯車の小径歯車に常時噛合し、第1減速歯車の回転を伝動し、出力ピニオンを回転してなる請求項5の車両乗降用自動二段ステップ装置。
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