JP6308711B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に関する。
本願は、2015年3月9日に、日本に出願された特願2015−046231号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
エンジンのクランクシャフトに取り付けられて、クランクシャフトとともに回転するロータと、エンジンのクランクケースに取り付けられたステータと、を備えた発電機と、発電機のステータの発電電力を整流制御する発電制御部と、を備えた車両が開示されている(特許文献1参照)。
日本国特開2010−226926号公報
しかしながら、発電機は、発電する際にステータに流れる電流によって発熱する。
また、発電制御部においては、ステータの発電電力を整流制御する際に内蔵されるFET(電界効果トランジスタ)等の電気素子が発熱する。そのため、発電機および発電制御部に生じた熱を冷却する必要があるが、個々に冷却構造を設けると部品点数を増加させるという課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、部品点数の増加を抑えた上で発電機および発電制御部に生じた熱を冷却可能な車両を提供することを目的とする。
(1)本発明の態様に係る車両は、発電機と、前記発電機を覆うカバー部材と、前記発電機を制御する発電制御部と、を備え、前記発電機と前記発電制御部とを結線するバスバーを備え、前記バスバーは、前記カバー部材にインサート成形され、前記発電制御部は、前記発電制御部を前記カバー部材に固定するための固定部を備え、前記カバー部材は、前記発電制御部と前記バスバーとを結線するコネクタ部と、前記固定部を支持する支持部と、を備え、前記固定部を前記支持部に締結したとき、前記発電制御部が前記コネクタ部に差し込まれ、前記発電機は、ロータと、ステータと、を備え、前記ロータは、前記カバー部材が取り付くエンジンの駆動軸に固定され、前記ステータは、前記カバー部材に固定され、前記バスバーは、前記ステータに結線される。
(2)上記(1)に記載の車両では、前記コネクタ部の接触端子は、前記バスバーの一部で構成されてもよい。
(5)上記(1)又は(2)に記載の車両は、車体カバーを備え、
前記車体カバーには、前記発電制御部の前方の通風孔と、前記通風孔から入った風を前記発電制御部へ導く通風路と、が形成されてもよい。
(6)上記(1)、(2)、及び(5)の何れか一項に記載の車両では、前記バスバーは、前記カバー部材の壁に沿って延びる部位を備てもよい。
本発明の上記(1)に記載の車両によれば、発電機を覆うカバー部材にインサート成形されたバスバーを通じて、発電機及び発電制御部の間で熱が伝わりやすくなり、かつカバー部材にも熱が伝わりやすくなるため、部品点数を抑えた上で発電機及び発電制御部の冷却性を向上させることができる。
本発明の上記(2)に記載の車両によれば、発電機を覆うカバー部材において、発電制御部とバスバーとを結線するコネクタ部の接触端子がバスバーの一部で構成されるため、発電機の発熱を発電制御部へ伝えやすくするとともに、バスバーとは別の部材を用いた場合と比べて部品点数を削減することができる。
本発明の上記(1)に記載の車両によれば、コネクタ部とは別に発電制御部をカバー部材に固定する固定部を備えることで、発電制御部とカバー部材との固定を安定的にすることができ、かつコネクタ部におけるバスバーと発電制御部との結線を強固に固定することができる。
本発明の上記(1)に記載の車両によれば、ステータをカバー部材に固定することで、ステータにバスバーを容易に結線することができ、かつステータ及びカバー部材の組立体をエンジン側に取り付けることで、カバー部材の取り付けとともに発電機を組み立てることができるため、発電機の組み付け作業性を向上させることができる。
本発明の上記(5)に記載の車両によれば、車両の走行中に通風孔から通風路に入った走行風を発電制御部へ導くことができ、発電制御部を効果的に冷却することができる。
本発明の上記(6)に記載の車両によれば、バスバーにおけるカバー部材の壁に沿って延びる部位がカバー部材にインサートされるため、単にカバー部材の壁を貫通するようにバスバーがインサートされる場合と比べて、バスバーの固定強度を高めることができる。
本発明の一実施形態における自動二輪車を右前方から見た斜視図である。 自動二輪車のパワーユニットの軸方向に沿う断面図である。 パワーユニットのクランク右側の発電機を軸方向からカバー部材を透かして見た側面図である。 発電機を覆うカバー部材の斜視図である。 カバー部材の図3同様の側面図である。 図5のVI−VI断面図である。 発電制御部の取り付けの変形例を示す図6に相当する断面図である。 発電機等の分解斜視図である。 図8の状態から発電機及びカバー部材を組み付けて第一組立体とした斜視図である。 図9の状態から第一組立体に発電制御部を組み付けて第二組立体とした斜視図である。 第一組立体をエンジン側に組み付ける際の第一段階を示す軸方向に沿う断面図である。 第一段階に続く第二段階を示す断面図である。 第二段階に続く第三段階を示す断面図である。 自動二輪車の発電機等が取り付く部位を右前下方から見た斜視図である。 図1のXV−XV断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。図中線CLは車両左右中心を示す。
図1に示すスクータ型の自動二輪車(車両)1は、バーハンドル2によって操向される前輪3と、スイング式のパワーユニット10によって駆動される後輪4と、を備える。バーハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム5前端のヘッドパイプ5aに操向可能に枢支される。車体フレーム5の下部後側には、パワーユニット10の前部が上下揺動可能に枢支される。
前輪3と後輪4との間には、運転者が足を置くステップフロア7が設けられる。ステップフロア7の前方にはレッグシールド12bが設けられ、ステップフロア7の後方でレッグシールド12bに対向する位置には運転者が座るシート9が設けられる。バーハンドル2とシート9との間であってステップフロア7の上方空間は、運転者が車体を跨ぐ際の跨ぎ空間9sとされる。
自動二輪車1の車体は、車体カバー12で覆われる。車体カバー12は、車体フレーム5の前部を覆うフロントカバー12aと、運転者の脚の前方を覆うレッグシールド12bと、ステップフロア7と、ステップフロア7の側縁の下方を覆うロアサイドカバー12cと、ステップフロア7の後部の左右内側から上方に延びるリヤセンターカバー12dと、リヤセンターカバー12dの左右後方に連なる左右リヤサイドカバー12eと、を備える。
図2に示すように、パワーユニット10は、その前部のエンジン8と後部左側の動力伝達機構とを一体に備える。エンジン8は、クランク回転中心軸線C1を左右方向(車幅方向)に沿わせた空冷単気筒エンジンであり、クランクケース16の例えば前端部からシリンダ20を略水平に前方へ突出させる。シリンダ20は、クランクケース16の前端部に取り付けられるシリンダ本体21と、シリンダ本体21の前端部に取り付けられるシリンダヘッド22と、シリンダヘッド22の前端部に取り付けられるヘッドカバー22aと、を有する。
クランクケース16内には、クランクシャフト17が回転自在に支持される。クランクケース16の左側部には、後方に延出する伝動ケース23が一体に設けられる。
伝動ケース23内には、ベルト式無段変速機構24が収容される。ベルト式無段変速機構24は、クランクシャフト17の左端部に同軸配置されたドライブプーリー24a、及びその後方に配置された不図示のドリブンプーリーにVベルト24bを巻き掛けて構成される。
ドライブプーリー24aの左側面には、冷却ファン25が一体に設けられる。冷却ファン25は、伝動ケース23におけるドライブプーリー24aの左側方を覆うプーリーカバー23a内に臨む。プーリーカバー23aにはダクト23bが接続され、このダクト23bがシリンダ20の周囲を覆うシリンダカバー20aに接続される。これにより、エンジン8の運転時には、冷却ファン25によりシリンダカバー20a内に冷却風が供給され、シリンダ20が冷却される。
クランクシャフト17の右端部には、交流発電機(以下、単に発電機という。)30が同軸支持される。
図3、図6を併せて参照し、発電機30は、アウターロータ型であり、複数のコイル31を有してエンジン8のクランクケース16の右端部を覆うカバー部材34に固定されるステータ32と、ステータ32のコイル31に径方向で対向する複数のマグネット44を有してエンジン8のクランクシャフト17に一体回転可能に固定されるカップ状のロータ33と、を備える。発電機30は、エンジン8の始動時にはスタータモータとして機能し、エンジン8の始動後には発電機として機能する。発電機30は、クランクケース16の油室の外側に配置される。
発電機30の車幅方向外側には、カバー部材34を介して発電制御部35aが配置される。発電制御部35aは、カバー部材34の車幅方向外側に取り付けられる。発電制御部35aは、直方体状のケース36内に不図示の各種電子素子を内蔵する。
発電制御部35aは、エンジン8の始動時には、所定のタイミングでコイル31の通電を制御し、ロータ33とともにクランクシャフト17を回転させる。発電制御部35aは、エンジン8の始動後には、ロータ33の回転に伴う発電電力を不図示の車載電源に充電し、又はライト等の機器類に直接使用する。
ステータ32は、電磁鋼板を積層して形成されるステータ鉄心37を備える。ステータ鉄心37は、クランクシャフト17と同軸の環状部37aと、環状部37aの外周に放射状に突設されてコイル31が独立して巻装される複数のティースコア38と、を備える。環状部37aには、ステータ鉄心37をカバー部材34に固定するためのネジ61を挿通するネジ挿通孔37bが複数(例えば3つ)形成される。カバー部材34の内側でネジ挿通孔37bに対向する部位には、ネジ穴34bを有する支持部34aが形成される。ステータ32の外周部で周方向の所定位置には、ロータ33の回転位置を検出する位置検出センサ39が配置される。
各コイル31は、所定の線径の導線を所定の巻き数でティースコア38に巻装する。各コイル31は、3系統に纏められた後に、3個のバスバー40を通じてコネクタ部41aに電気的に接続される。
ロータ33は、断面視略T字形状に形成されるフライホイール42と、断面視門形状に形成されてフライホイール42に取り付けられるロータヨーク43と、ロータヨーク43の内周部において円周方向に互い違いの極性を有して取り付けられるマグネット44と、を備える。フライホイール42の中央部は、クランクシャフト17の右端部に外嵌する筒部42aとされる。
図4、図5に示すように、カバー部材34は、例えば、ポリプロピレン(polypropylene)等の樹脂材料を用いてドーム形状に形成される。カバー部材34は、天板部(壁)45及び周板部46、並びにコネクタ部41aを一体形成する。天板部45には、ボス形状に形成されてネジ穴48を有する支持部47が、例えば中心部を挟んで一対に設けられる。なお、支持部47は、一対に代えて例えば3個以上の複数個であってもよい。周板部46には、外周側に突設されてネジ挿通孔50を有する固定部49が、周方向の複数個所(例えば3箇所)に設けられる。
カバー部材34は、芯金部材51をインサートして形成される。芯金部材51は、例えば線状の金属部材を複数組み合わせて構成される。芯金部材51は、天板部45においては放射状に配置された複数の線材及びこれらを適宜連結する複数の円周状の線材を含む天板インサート部52とされ、周板部46においては天板インサート部52の放射状の線材に連なる複数の屈曲線材を含む周板インサート部53とされる。芯金部材51は、カバー部材34の外周部及び固定部49の内部にもインサートして形成されている。カバー部材34は、天板インサート部52と、周板インサート部53と、の組み合わせによって、剛性を高めて撓みを抑え、カバー部材34に固定するステータ32のエンジン8側への組付け精度を高める。
図8を併せて参照し、発電制御部35aは、カバー部材34に対する複数(例えば2つ)の固定部57をケース36に有する。複数の固定部57は、それぞれネジ挿通孔58を有し、カバー部材34の複数の支持部47にそれぞれ対向するように設けられる。本実施形態においては、発電制御部35aの取り付け状態でコネクタ部41aの両側に支持部47及び固定部57が一対づつ設けられているが、固定部57の数は、カバー部材34の支持部47に対応する数であれば一対に限らない。発電制御部35aのケース36のカバー部材34側には、カバー部材34のコネクタ部41aに差し込まれる小コネクタ部60aが形成される。
図6に示すように、カバー部材34のコネクタ部41aは、内蔵される接触端子54をバスバー40の一端部で構成する。バスバー40は、導電部材によって帯状に成形され、一端部をコネクタ部41a内の接触端子54とし、他端部をステータ接続部55とする。バスバー40における一端部と他端部との間は、カバー部材34の天板部45に沿って延びる延出部(部位)56とされる。延出部56は、例えば天板部45の厚さ内にインサートされる。なお、バスバー40を位置検出センサ39用にも使用したり位置検出センサ39用の導体を別途インサートしたりしてもよい。
発電制御部35aは、厚さ方向を左右方向に向けた偏平状をなし、その上部の左右方向内側に設けられた小コネクタ部60aが、カバー部材34の上部に左右方向外側を向いて設けられたコネクタ部41aに、左右方向外側から差し込まれる。
図7は、カバー部材34の上端部に上方を向いて設けられたコネクタ部41bと、厚さ方向を上下方向に向けた偏平状をなす発電制御部35bとを示す。発電制御部35bの左右方向内側の下部に設けられた小コネクタ部60bは、コネクタ部41bに上方から差し込まれる。
次に、カバー部材34、ステータ32及び発電制御部35aの組み付けについて図8〜図10を参照して説明する。
まず、ステータ32のステータ鉄心37の環状部37aのネジ挿通孔37bにネジ61を挿通し、このネジ61をカバー部材34内側の支持部34aのネジ穴34bにねじ込むことで、ステータ32をカバー部材34に固定する。このとき、バスバー40のステータ接続部55がステータ32のステータ鉄心37の環状部37aの接続部37cに軸方向で差し込まれる。
バスバー40のステータ接続部55は、ステータ鉄心37の接続部37cに、例えば超音波溶着等の接合手段によって電気的に接続される。ステータ32とカバー部材34とを一体に組み付けることで、第1組立体71が構成される(図9参照)。なお、ステータ32に、バスバー40のステータ接続部55を軸方向で差し込むだけで電気的に接続可能な受端子部を設けてもよい。この場合、カバー部材34をステータ32に被着させるだけで、バスバー40のステータ32への電気接続が可能となる。
発電制御部35aは、各固定部57のネジ挿通孔58にネジ59を挿通し、このネジ59をカバー部材34の各支持部47のネジ穴48にねじ込むことで、カバー部材34に固定される。発電制御部35aの各固定部57をカバー部材34の各支持部47に締結したとき、発電制御部35aの小コネクタ部60aがカバー部材34のコネクタ部41aに差し込まれ、バスバー40が発電制御部35aに電気的に接続される。
第1組立体71のカバー部材34に対して上述の如く発電制御部35aを取り付けることで、バスバー40を介してステータ32と発電制御部35a内の電子素子とを通電させた第2組立体72が構成される(図10参照)。
次に、エンジン8側に対するカバー部材34、ステータ32及び発電制御部35aの組み付けについて図11〜図13を参照して説明する。
まず、予めステータ32をカバー部材34に組み付けてこれらを第1組立体71とする。また、エンジン8側においては、予めロータ33をクランクシャフト17に組み付けておく。
本実施形態では、エンジン8側のロータ33に対する第1組立体71のステータ32の芯出しの工夫として、カバー部材34の天板部45の中央部に芯出し用の開口部62を形成し、この開口部62にキャップ63を着脱可能に取り付ける構成を例示する。この場合、芯金部材51は、開口部62を囲う環状部分と放射状部分とを連結して形成される。
エンジン8に対し、クランクシャフト17の延長方向に、段付き円柱状の芯出し治具Zを同軸配置する。芯出し治具Zは、クランクシャフト17に対して進退動可能である。芯出し治具Zとエンジン8との間には、第1組立体71を配置する。第1組立体71のカバー部材34からは、キャップ63を予め取り外しておく。
この状態で、芯出し治具Zをカバー部材34の開口部62に挿入することで、クランクシャフト17及びロータ33に対して、第1組立体71のカバー部材34及びステータ32が同軸に芯出しされた状態となる。この後、第1組立体71とともに芯出し治具Zをクランクシャフト17に対して接近させることで、少ないクリアランスでありながらロータ33内にステータ32を容易かつ確実に進入させることができる。
そして、カバー部材34をクランクケース16の右端に当接させることで、クランクケース16に対するカバー部材34の軸方向の組み付け位置が規定され、かつロータ33に対するステータ32の軸方向の組み付け位置が規定される。この状態で、カバー部材34の固定部49のネジ挿通孔50にネジ65を挿通し、このネジ65をクランクケース16の右端部の周囲に有するネジ穴66にねじ込むことで、カバー部材34がクランクケース16の右端部に固定される。
カバー部材34をクランクケース16に固定した後、芯出し治具Zを退避させるとともに、開口部62にキャップ63を装着することで、第1組立体71のエンジン8側への組み付けが完了する。この後、カバー部材34に発電制御部35aを取り付け、前述の如くバスバー40を介してステータ32と発電制御部35aとを電気的に接続することで、発電機30及び発電制御部35aのエンジン8への取り付けが完了する。
図14、図15に示すように、自動二輪車1は、例えば右ロアサイドカバー12cの内側に、ロアサイドカバー12cに沿って前後に延びる通風路28を備える。
通風路28は、ロアサイドカバー12cの前端で車両前方に向けて開口する冷却風入口(通風孔26)より走行風を導入する。通風路28に導入された走行風は、ロアサイドカバー12cにおける発電制御部35aの車幅方向外側まで延びる後端部で車幅方向内側(発電制御部35a側)に向けて開口する冷却風出口(排風孔27)より発電制御部35aに向けて供給される。
発電制御部35aは露出状態にあるため、通風路28を経ない走行風によっても冷却されるが、発電制御部35aに向けて積極的に走行風を導く導風構造を設けることで、発電制御部35aが効率よく冷却され、かつこれに伴い発電機30も冷却される。このような導風構造を車体カバー12(ロアサイドカバー12c)に一体形成することで、部品点数及び組み立て工数の削減が図られる。なお、通風路28は管状に限らず溝及び壁等により走行風を案内するものでもよい。このとき、通風孔26及び排風孔27は孔形状でなくてもよい。
以上説明したように、上記実施形態における自動二輪車1によれば、発電機30を覆うカバー部材34にインサート成形されたバスバー40を通じて、発電機30及び発電制御部35aの間で熱が伝わりやすくなり、かつカバー部材34にも熱が伝わりやすくなるため、部品点数を抑えた上で発電機30及び発電制御部35aの冷却性を向上させることができる。
また、前記自動二輪車1は、発電機30を覆うカバー部材34において、発電制御部35aとバスバー40とを結線するコネクタ部41aの接触端子54がバスバー40の一部で構成されるため、発電機30の発熱を発電制御部35aへ伝えやすくするとともに、バスバー40とは別の部材を用いた場合と比べて部品点数を削減することができる。
また、前記自動二輪車1は、コネクタ部41aとは別に発電制御部35aをカバー部材34に固定する固定部57を備えることで、発電制御部35aとカバー部材34との固定を安定的にすることができ、かつコネクタ部41aにおけるバスバー40と発電制御部35aとの結線を強固に固定することができる。
また、前記自動二輪車1は、ステータ32をカバー部材34に固定することで、ステータ32にバスバー40を容易に結線することができ、かつステータ32及びカバー部材34の第1組立体71をエンジン8側に取り付けることで、カバー部材34の取り付けとともに発電機30を組み立てることができるため、発電機30の組み付け作業性を向上させることができる。
また、前記自動二輪車1は、走行中に通風孔26から通風路28に入った走行風を発電制御部35aへ導くことができ、発電制御部35aを効果的に冷却することができる。
また、前記自動二輪車1は、バスバー40におけるカバー部材34の天板部45に沿って延びる部位がカバー部材34にインサートされるため、単にカバー部材34の天板部45を貫通するようにバスバー40がインサートされる場合と比べて、バスバー40の固定強度を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、上記実施形態ではスクータ型の自動二輪車を例に説明したが、これに限らず、特に運転者が車体を跨いで乗車する鞍乗り型車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(車両)
8 エンジン
12 車体カバー
17 クランクシャフト(駆動軸)
26 通風孔
27 排風孔
28 通風路
30 発電機
32 ステータ
33 ロータ
34 カバー部材
35a 発電制御部
35b 発電制御部
40 バスバー
41a コネクタ部
41b コネクタ部
45 天板部(壁)
47 支持部
54 接触端子
56 延出部(部位)
57 固定部

Claims (4)

  1. 発電機と、
    前記発電機を覆うカバー部材と、
    前記発電機を制御する発電制御部と、
    を備え、
    前記発電機と前記発電制御部とを結線するバスバーを備え、
    前記バスバーは、前記カバー部材にインサート成形され、
    前記発電制御部は、前記発電制御部を前記カバー部材に固定するための固定部を備え、
    前記カバー部材は、前記発電制御部と前記バスバーとを結線するコネクタ部と、前記固定部を支持する支持部と、を備え、
    前記固定部を前記支持部に締結したとき、前記発電制御部が前記コネクタ部に差し込まれ、
    前記発電機は、ロータと、ステータと、を備え、
    前記ロータは、前記カバー部材が取り付くエンジンの駆動軸に固定され、
    前記ステータは、前記カバー部材に固定され、
    前記バスバーは、前記ステータに結線されることを特徴とする車両。
  2. 前記コネクタ部の接触端子は、前記バスバーの一部で構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両。
  3. 車体カバーを備え、
    前記車体カバーには、前記発電制御部の前方の通風孔と、前記通風孔から入った風を前記発電制御部へ導く通風路と、が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両。
  4. 前記バスバーは、前記カバー部材の壁に沿って延びる部位を備えることを特徴とする請求項1、2、及び5の何れか一項に記載の車両。
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