JP6302324B2 - 記録装置、記録データの処理方法、及びプログラム - Google Patents

記録装置、記録データの処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、記録装置、記録データの処理方法、及びプログラムに関する。
記録装置は、複数の記録素子が設けられた記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送手段と、記録媒体の搬送方向と交差する方向に記録ヘッドを走査させながら各記録素子を駆動する駆動手段と、を備える。
記録装置の中には、同色のインクドットを形成するための複数の記録素子が複数の列(記録素子列)を形成するように配列された記録ヘッドを備えるものがある。該記録装置は、外部から入力された記録データを、各記録素子列に分配し、該分配された記録データに基づいて各記録素子列の各記録素子を個別に駆動して、記録媒体上にドットを形成する。このような構成によると、記録の高速化に有利である。
特開2012−16849号公報 特開2009−29123号公報
記録素子列は、列方向が記録媒体の搬送方向に並行になるように形成されるとよいが、記録ヘッドが記録装置に適切に取り付けられていない等によって、該列方向が記録媒体の搬送方向に対して傾いていることがある。このような記録素子列の傾きは、記録媒体上の対象の領域から外れた位置にドットが形成される、いわゆる記録位置ずれをもたらしうる。そのため、記録素子列が傾いている場合には、該ドットが対象の領域に形成されるように、記録データを補正する必要がある。
しかしながら、上記複数の記録素子列を有する構成では、記録データは各記録素子列に分配され、記録素子列ごとにデータ処理が為されるため、記録データの補正を行うに際して、このようなデータ処理についても考慮する必要がある。
本発明は、2以上の記録素子列が傾いているときの記録位置ずれを補正するのに有利な技術を提供することを例示的目的とする。
本発明の一つの側面は記録装置にかかり、前記記録装置は、
互いに同色のドットを記録媒体上に形成するための複数の記録素子が、mを2以上の整数として、m行および2列を形成するように配列された記録素子アレイを有する記録ヘッドと、
記録媒体を第1方向に搬送する搬送手段と、
記録データに基づいて前記記録ヘッドの各記録素子を駆動しながら、前記記録ヘッドを前記第1方向と交差する第2方向に走査させて記録を行う駆動手段と、を備える記録装置であって、
前記記録素子アレイの各列の前記m個の記録素子の駆動順序は、前記記録素子アレイの第1列と第2列との前記m個の記録素子の駆動順序の周期の位相差が180°になり、前記第1列と前記第2列との前記m個の記録素子によって記録媒体上に形成されるドットの位置が互いに相補的な関係になるように定められ、
前記記録装置は、
メモリと、
記録データを前記メモリ上に展開する展開手段と、
前記記録素子アレイの列方向と前記第1方向とが平行な場合に、位相180°に相当する前記記録によって前記第1列および前記第2列の各記録素子がm個のドットを形成する記録媒体上の領域を単位カラムとして、前記展開された記録データのうち、前記記録素子アレイの前記列方向が前記第1方向に対して傾いていることに起因して前記単位カラムから外れた位置に形成されるドットが前記記録素子アレイにおけるいずれの列のいずれの記録素子によって形成されるものであるかを特定し、該ドットに対応するデータを特定する特定手段と、
前記展開された記録データを、前記単位カラムから外れた位置に形成される前記ドットが前記特定された列とは異なる他の列の記録素子によって前記単位カラムに形成されるように、前記特定されたデータを傾き量に基づく量だけ前記メモリ上でシフトさせて補正する補正手段と、
前記補正された記録データを、前記記録素子アレイの前記第1列および前記第2列のそれぞれに対して分配して出力する出力手段と、を備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、2以上の記録素子列が傾いているときの記録位置ずれを補正するのに有利である。
記録装置の全体構成例を説明するための図。 記録装置のシステム構成例を説明するための図。 記録ヘッドの構成例を説明するための図。 記録素子列の構成例を説明するための図。 記録ヘッドの駆動方法の例を説明するための図。 記録ヘッドの駆動方法の例を説明するための図。 記録ヘッドの駆動方法の例を説明するための図。 記録ヘッドの駆動方法の例を説明するための図。 記録素子列が傾いている場合の態様を説明するための図。 記録データの補正方法の参考例を説明するための図。 記録データの補正方法の参考例を説明するための図。 記録データの補正方法の例を説明するための図。 記録データの補正方法の例を説明するための図。 本補正方法にかかるデータフローを説明するための図。 本補正方法にかかるデータフローを説明するための図。 本補正方法にかかるデータフローを説明するための図。 記録データの補正方法の例を説明するための図。 記録データの補正方法の例を説明するための図。
(1. 記録装置の構成例)
図1は、インクジェット記録方式の記録装置PAの構造を示す斜視図である。記録装置PAは、インクを吐出して記録を行う記録ヘッドPHをキャリッジ2に搭載しており、キャリッジ2を図中の矢印A方向に往復移動させることが可能である。記録装置PAは、給紙機構5によって記録紙などの記録媒体Pを給紙して所定の位置まで搬送する。このような構成により、記録装置PAは、記録ヘッドPHを走査させながら駆動して、記録ヘッドPHの吐出口から記録媒体Pにインクを吐出することによって記録を行う。
キャリッジ2には、記録ヘッドPHの他、インクカートリッジ6が搭載される。インクカートリッジ6は、記録ヘッドPHに供給するインクを貯留している。なお、インクカートリッジ6は、キャリッジ2に対して着脱自在になっている。記録装置PAはカラー印刷が可能な構成になっており、キャリッジ2には、例えばマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロ(Y)、ブラック(K)のインクを収容する4つのインクカートリッジが搭載されている。これら4つのインクカートリッジは個別に着脱されうる。
記録ヘッドPHは、熱エネルギを利用してインクを吐出するインクジェット方式を採用しており、記録素子として複数の電気熱変換素子(ヒータ)を備えている。ヒータは、記録ヘッドPHの吐出口に対応して配されている。ヒータには、記録データ(画像データ)に応じた信号が供給され、これにより、対応する吐出口からインクが吐出される。
なお、ここではインクジェット記録方式の例としてヒータを用いた構成を示したが、この構成に限られるものではなく、例えば、ピエゾ素子を用いた構成、静電素子を用いた構成、MEMS素子を用いた構成など、他の構成が採られてもよい。
図2は、記録装置PAのシステム構成例を示している。記録装置PAは、コントローラ600と、スイッチ群620と、センサ群630と、記録ヘッドPHと、その他の各ユニットを駆動するためのモータおよびドライバとを有する。
コントローラ600は、ROM602、特殊用途集積回路(ASIC)603、RAM604などを有する。ROM602は、後述する制御シーケンスに対応したプログラム、所要のテーブル、その他の固定データを格納する。RAM604は、記録データの展開領域やプログラム実行のための作業用領域等として用いられ、RAM604にはSDRAM、DRAM、SRAM等のメモリが用いられればよい。
ASIC603は、キャリッジモータM1の制御、搬送モータM2の制御の他、記録ヘッドPHを制御するための制御信号の生成を行う。また、ASIC603は、記録ヘッドPHを走査するに際して、RAM604の記憶領域に直接アクセスしながら記録ヘッドPHに対して記録素子を駆動するためのデータを転送する。
ROM602、ASIC603、RAM604(その他、不図示のユニット)は、システムバス等によって相互に接続されており、これらの間でデータの授受(書き込みや読み出し等)が為される。ASIC603は、A/D変換部606を含んでおり、該A/D変換器606は、後述するセンサ群から入力されるアナログ信号をA/D変換する。ASIC603は、該変換後のデジタル信号を処理する。
スイッチ群620は、電源スイッチ621、プリントスイッチ622、回復スイッチ623などを含む。センサ群630は、装置状態を検出するためのセンサ群を含み、例えば位置センサ631、温度センサ632などを含む。
キャリッジモータM1は、キャリッジ2を往復走査させるための駆動機構であり、キャリッジモータドライバ640は、キャリッジモータM1の駆動を制御する。搬送モータM2は、記録媒体Pを搬送するための駆動機構であり、搬送モータドライバ642は、搬送モータM2の駆動を制御する。
記録ヘッドPHは、記録ヘッド制御部644によって、記録媒体Pの搬送方向と交差する方向に走査するように駆動される。なお、記録ヘッドPHの走査方向は「主走査方向」とも称され、記録媒体Pの搬送方向は「副走査方向」とも称される。
ホスト装置610は、記録データの供給源となるコンピュータ(或いは、画像読取用のリーダやデジタルカメラなど)を含む。ホスト装置610と記録装置PAとの間では、インタフェース(以下、I/Fと呼ぶ)611を介して記録データ、コマンド、ステータス信号等の授受が為される。
以下、インクジェット記録方式の記録装置を例示して各実施形態を述べるが、記録装置は、この方式に限られるものではない。例えば、記録装置は、記録機能のみを有するシングルファンクションプリンタでもよいし、また、記録機能、FAX機能、スキャナ機能等の複数の機能を有するマルチファンクションプリンタでもよい。さらに、記録装置は、カラーフィルタ、電子デバイス、光学デバイス、微小構造物等を所定の記録方式で製造するための製造装置でもよい。
(2. 第1実施形態)
(2−1. 記録ヘッドの駆動方法の例)
図3は、記録ヘッドPHの構成例を説明するための模式図である。図中のX方向は「主走査方向」であり、Y方向は「副走査方向」である。
記録ヘッドPHは、2つの記録素子列L(LAおよびLB)を有する。記録素子列LAおよびLBは、同色のインクドット(以下、単に「ドット」と称する)を記録媒体上に形成するための複数の記録素子h(ヒータ)が2列に配列されて形成されている。図中において、記録素子列LAおよびLBはX方向で互いに隣接しており、各記録素子列LAおよびLBの記録素子hは,Y方向に沿って所定の間隔で1列に配置されている。図中の破線上の2つの記録素子は、X方向における同一ライン上にドットを形成する。
なお、ここでは説明を容易にするため、2列の記録素子列LAおよびLBを例示したが、複数色のドットを形成する構成(即ち、カラー印刷対応)の場合には、記録ヘッドPHは、他色のドットを形成するための記録素子列をさらに有する。
図4は、記録素子列LAの構成例をより詳細に示している。なお、ここでは記録素子列LAを例示するが、記録素子列LBについても同様である。記録素子列LAは、例えば128個の記録素子hが配列されて形成されている。128個の記録素子hは、いわゆる時分割駆動方式によって駆動される。具体的には、128個の記録素子hは、複数のグループに分割され、各グループにおける各記録素子が順番に駆動される。
図4では、128個の記録素子hは、16個の記録素子hを1つのグループとして8つのグループG0〜G7に分割されており、各グループの16個の記録素子hには、ブロック番号(B#0〜B#15)が割り当てられる。グループの番号は、搬送方向(副走査方向)の上流側から順にG0〜G7とする。ブロック番号は、搬送方向における上流側から順にB#0〜B#15とする。
各グループG(G0〜G7)の16個の記録素子hは、ブロック駆動テーブル等の所定の参照テーブルに基づくブロック番号の順序で、順に駆動される。駆動の順序は、例えば、B#0→1→2→3→4→5→6→7→8→9→10→11→12→13→14→15の順番もよいが、図4に例示されるようにB#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12の順番でもよい。本明細書では、上記駆動の順序を「ブロック駆動順序」と称する。
図5は、記録動作を制御するための各制御信号のタイミングチャートを示している。制御信号は、クロック信号、データ信号、ラッチ信号およびヒート信号を含む。なお、ここでは説明を容易にするため、1つの記録素子列Lに用いられる各制御信号を1つずつ示している。
クロック信号は、外部から供給される基準信号である。データ信号は、クロック信号のエッジに同期して送信される信号であり、各カラーについてデータ処理された記録データを構成する信号の他、駆動すべき記録素子hのブロック番号を特定する信号をも含みうる。ラッチ信号は、記録ヘッドPHがデータ信号をラッチするタイミングを規定する制御信号である。ヒート信号は、データ信号に基づく実際の記録動作を制御するための制御信号である。
例えば、図中の第1期間T1では、まず、ラッチ信号によって記録ヘッドPHがデータ信号をラッチする。その後の第2期間T2では、ヒート信号によって、第1期間T1でラッチされたデータ信号に基づく記録を行う。また、第2期間T2では、その後の第3期間T3で記録を行うための記録ヘッドPHがデータ信号をラッチする。第3期間T3では、ヒート信号によって、第2期間T2でラッチされたデータ信号に基づく記録を行う。第4期間T4以降についても同様である。
ここで、前述の記録素子列LAおよびLBは、これらの記録位置が互いに相補的な関係になるように駆動されうる。
例えば、前述のブロック駆動順序が、B#0→1→2→3→4→5→6→7→8→9→10→11→12→13→14→15の場合を考える。この場合、記録素子列LAは、B#0→1→2→3→4→5→6→7→8→9→10→11→12→13→14→15の順番で駆動される。これに対して、記録素子列LBは、B#8→9→10→11→12→13→14→15→0→1→2→3→4→5→6→7の順番で駆動される。
また、例えば、ブロック駆動順序が、図4に例示されるように、B#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12の場合を考える。この場合、記録素子列LAは、B#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12の順番で駆動される。これに対して、記録素子列LBは、B#2→10→7→15→3→11→4→12→0→8→5→13→1→9→6→14の順番で駆動される。
これらの例からも分かるように、記録素子列LAとLBとは、駆動の周期が互いに半周期分だけ異なるとも言える。
ここで、本明細書において、上記駆動順序のうちの前半の8ブロック分を「前半の駆動ブロック」とし、後半の8ブロック分を「後半の駆動ブロック」とする。例えば、ブロック駆動順序が、B#0→1→2→3→4→5→6→7→8→9→10→11→12→13→14→15の場合には、前半の駆動ブロックは、B#0、1、2、3、4、5、6、及び7の8ブロックである。例えば、ブロック駆動順序が、B#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12の場合には、後半の駆動ブロックは、B#2、10、7、15、3、11、4、及び12の8ブロックである。
図6は、記録素子列LAおよびLBを用いて記録媒体上にドットを形成する場合の態様を説明するための図である。図6(a)は、記録ヘッドPHの駆動タイミングチャートであり、横軸を時間とし、縦軸を記録ヘッドPHの走査速度とする。図6(b)は、時刻t1における記録媒体上のドットを示しており、図6(c)は、時刻t2における記録媒体上のドットを示している。
例えば、時刻t1では、記録ヘッドPHの走査方向(主走査方向)の下流側の記録素子列(ここでは記録素子列LA)の各記録素子を駆動する。これにより、16つのドットが形成されるべき1列分のカラムCo(単位カラム)に、前半の駆動ブロックにより8つのドット(黒丸で図示)が形成される。その後の時刻t2では、上流側の記録素子列(ここでは記録素子列LB)の各記録素子を駆動する。これにより、カラムCoに、後半の駆動ブロックにより8つのドット(白丸で図示)が形成される。このように、各ドットは、記録素子列LAの前半の駆動ブロック(又は後半の駆動ブロック)と、記録素子列LBの後半の駆動ブロック(又は前半の駆動ブロック)と、により相補的に形成される。
図7は、記録素子列LAおよびLBのうちの記録素子列LAにより記録媒体上に形成されるドットを、より詳細に示している。ここでは、ブロック駆動順序が、B#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12の場合を示している。
各記録素子hは、記録ヘッドPHを記録媒体に対して走査させながら駆動される。記録媒体上の第1カラムCo1には、記録素子列LAの各記録素子hによって、前半の駆動ブロック(B#0、8、5、13、1、9、6、14)でドットが形成される。また、第2カラムCo2には、後半の駆動ブロック(B#2、10、7、15、3、11、4、12)でドットが形成される。なお、最終的なドットの密度を600dpiとしたとき、カラムCo1〜Co2には、記録素子列LAの各記録素子hによって300dpiでドットが形成される。
同様に、第3カラムCo3には、前半の駆動ブロックでドットが形成され、第4カラムCo4には、後半の駆動ブロックでドットが形成される。
図8は、図7と同様にして、記録媒体上に形成されるドットを、記録素子列LAおよびLBの双方について、より詳細に示している。
前述のとおり、記録素子列LBの各記録素子hは、記録素子列LAの各記録素子hとは、駆動の周期が互いに半周期分だけ異なっており、それらの記録位置が互いに相補的な関係になるように駆動される。例えば、カラムCo1には、記録素子列LBの各記録素子hによって、後半の駆動ブロック(B#2、10、7、15、3、11、4、12)でドットが形成される。また、カラムCo2には、前半の駆動ブロック(B#0、8、5、13、1、9、6、14)でドットが形成される。同様に、カラムCo3には、後半の駆動ブロックでドットが形成され、カラムCo4には、前半の駆動ブロックでドットが形成される。
ここで、B#0〜15の記録素子hにより形成されるドットを、それぞれ、ドットd0〜d15とする。このとき、各カラムCoに形成されるドットd0〜d15は、記録ヘッドPHの走査方向の上流側から順に、d0及びd2、d8及びd10、d5及びd7、d13及びd15、d1及びd3、d9及びd11、d6及びd4、d14及びd12となる。
(2−2. 記録素子列の傾きに起因する記録位置ずれ)
記録素子列L(の列方向)は、副走査方向(記録媒体の搬送方向)と平行になるように配されるとよいが、記録素子列Lが副走査方向に対して傾いてしまう場合が考えられる。この例としては、記録ヘッドPHが記録装置PAに適切に取り付けられなかったために記録素子列Lが傾いている場合や、記録ヘッドPHの製造ばらつきによって記録素子列Lが傾いている場合が挙げられる。このような場合、記録媒体上のドット位置がずれてしまう。
図9は、記録素子列LAおよびLBが傾いていた場合に、各記録素子hによって記録媒体上に形成されたドットを説明するための模式図である。図9(a)は、記録素子列LAの各記録素子hによってカラムCoに形成されたドット(黒丸で図示)を示している。図9(b)は、記録素子列LAの各記録素子hによって形成されたドットに加えて、記録素子列LBの各記録素子hによってカラムCoに形成されたドット(白丸で図示)を示している。
図9(a)及び(b)に例示されるように、記録素子列LAおよびLBが傾いていると、この傾きに起因して、1つのカラムに略一列に形成されるべきドットの位置がずれてしまう。本明細書では、このようなドットの位置のずれを、「記録位置ずれ」と呼ぶ。
このような記録位置ずれは、記録素子列LAおよびLBに出力されるデータ信号を記録素子列LAおよびLBの傾き量に基づいて補正することにより、防止されうる。しかしながら、記録データは、記録素子列LAおよびLBのそれぞれに分配され、即ち、記録素子列LAには、記録データのうちの対応する一部が出力され、記録素子列LBには、対応する他の一部が出力される。そして、記録媒体上には、記録素子列LAの各記録素子hと記録素子列LBの各記録素子hとを個別に駆動することによって、記録素子列LAの各記録素子hによるドットと、記録素子列LBの各記録素子hによるドットとが個別に形成される。そのため、記録データの補正は、各記録素子列LAおよびLBのブロック駆動順序を考慮しつつ、最終的に記録媒体上に形成されるドットの抜けが生じないように為される必要がある。
なお、記録素子列LAおよびLBの傾き量は、公知の検査方法によって取得されればよく、例えば、記録ヘッドPHを駆動して記録媒体に所定のテストパターンを形成し、該テストパターンを所定の光学素子を用いて解析することによって算出されうる。
(2−3. 参考例)
図10は、記録データの補正方法の参考例を示す模式図である。S0は、記録データの補正を行わなかった場合に記録媒体上に形成されるドットを示している。図中の黒丸は、記録素子列LAの各記録素子hによって形成されるドットを示しており、白丸は、記録素子列LBの各記録素子hによって形成されるドットを示している。
本来、記録媒体上のカラムCo1〜Co9のそれぞれには、16個のドットがそれぞれ形成される。しかしながら、S0では、記録素子列LAおよびLBの傾きに起因して、各カラムに形成される16個のドットのうち、記録媒体の搬送方向の上流側の8個が、記録ヘッドPHの走査方向の上流側(領域REX)にずれている。
S0_AおよびS0_Bは、S0のドットを、記録素子列LAの各記録素子hによって形成されたドットと、記録素子列LBの各記録素子hによって形成されたドットと、に分けて個別に示している。S0_Aは、記録素子列LAの各記録素子hによって形成されたドットを示し、S0_Bは、記録素子列LBの各記録素子hによって形成されたドットを示している。
S0_Aでは、カラムCo1に形成されるべき搬送方向の上流側の4個のドットが、カラムCo1よりも走査方向の上流側の領域REXに形成されている。また、カラムCo2に形成されるべき搬送方向の上流側の4個のドットが、カラムCo1に形成されている。ここで、領域REXの4個のドットは、前半の駆動ブロックで形成され、カラムCo1の4個のドットは、後半の駆動ブロックで形成されている。カラムCo3以降の搬送方向の上流側の4個のドットについても同様である。
また、S0_Bでは、カラムCo1に形成されるべき搬送方向の上流側の4個のドットが、カラムCo1よりも走査方向の上流側の領域REXに形成されている。また、カラムCo2に形成されるべき搬送方向の上流側の4個のドットが、カラムCo1に形成されている。ここで、領域REXの4個のドットは、後半の駆動ブロックで形成され、カラムCo1の4個のドットは、前半の駆動ブロックで形成されている。カラムCo3以降の搬送方向の上流側の4個のドットについても同様である。
S1_Aは、参考例の記録データの補正を行った場合の、記録素子列LAの各記録素子hによって形成されるドットを示しており、S1_Bは、記録素子列LBの各記録素子hによって形成されるドットを示している。
前述の通り、記録データは、記録素子列LAおよびLBのそれぞれに分配される。この例では、記録素子列LAおよびLBのそれぞれに分配された記録データは、それぞれ個別に補正されている。図中の矢印は、本参考例の記録データの補正によって、ドットの記録位置がシフトされたことを示している。
例えば、カラムCo1に形成されるべき4個のドット(補正しない場合には、領域REXに形成されるドット)について考える。これら4個のドットは、同一のブロック番号の記録素子hによって記録されるように、カラムCo1と同じ前半の駆動ブロックでドットが形成されるカラムCo3に対応する位置にシフトされ、その結果、カラムCo2に形成されている。また、カラムCo3に形成されるべき4個のドットは、カラムCo5に対応する位置にシフトされ、その結果、カラムCo4に形成されている。その他、カラムCo5、Co7およびCo9の其々に形成されるべき4個のドットについても同様である。
S1は、上記参考例の記録データの補正を行った場合の記録媒体上に形成されるドットを示しており、即ち、S1_AとS1_Bとの重ね合わせのドットを示している。上記参考例によると、記録媒体上に形成される画像は、ドットの抜けph1が生じており、また、ドットの順序の入れ替わりph2が生じている。
図11は、上記参考例の記録データの補正を行った場合の、記録素子列LAの各記録素子hによって形成されるドットを、より詳細に示している。ここでは、ブロック駆動順序が、B#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12の場合を示している。
図11では、ブロック駆動順序の最初の1つのブロックで形成されるドットの記録位置が、上記記録素子列の傾きに起因して、本来形成されるべきカラムから外れてしまう場合を示している。上記参考例の記録データの補正を行わなかった場合、例えば、カラムCo1のB#0の記録素子hにより形成されるべきドット(図中において「ドットd0」とする)が、領域REXに形成される。また、例えば、カラムCo2のB#2の記録素子hにより形成されるべきドット(図中において「ドットd2」とする)が、カラムCo1に形成される。
しかしながら、上記参考例の記録データの補正によると、領域REXのドットd0は、カラムCo1の記録位置x0にはシフトせず、カラムCo2にドットd0’として形成されてしまう。また、カラムCo1のドットd2は、カラムCo2の記録位置x2にはシフトせず、カラムCo3にドットd2’として形成されてしまう。
(2−4. 記録データの補正方法の例)
再び図8を参照し、ブロック駆動順序が、B#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12の場合を考える。前述のとおり、記録素子列LAの各記録素子hと、記録素子列LBの各記録素子hとは、駆動の周期が互いに半周期分だけ異なり、それらの記録位置が互いに相補的な関係になるように駆動される。
例えば、カラムCo1には、記録素子列LAの各記録素子hの前半の駆動ブロック(B#0、8、5、・・・、14)と、記録素子列LBの各記録素子hの後半の駆動ブロック(B#2、10、7、・・・、12)と、でドットが形成される。カラムCo2には、記録素子列LBの各記録素子hの前半の駆動ブロックと、記録素子列LAの各記録素子hの後半の駆動ブロックと、でドットが形成される。
これらの関係をブロック駆動順序の周期で換言すると、記録素子列LAの各記録素子hの駆動順序を位相0°として、記録素子列LBの各記録素子hの駆動順序は位相180°である。即ち、記録素子列LAとLBとの駆動順序の周期のずれを、位相差を用いて表現することができる。各カラムCoには、位相180°分に相当する記録が為される。
上記ブロック駆動順序(B#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12)は、前述のとおり、ブロック駆動テーブル等の所定の参照テーブルによって予め設定されている。各カラムCoでの記録素子列LAおよびLBの各記録素子の駆動順序は、このブロック駆動順序と、記録素子列LAとLBとの位相差(これらの各記録素子hの駆動順序の周期のずれ)と、に基づいて定められる。
そして、本ブロック駆動順序の場合、既に図8に示されたように、各カラムCoに形成されるドットd0〜d15は、記録ヘッドPHの走査方向の上流側から順に、d0及びd2、d8及びd10、d5及びd7、・・・、d14及びd12となる。よって、記録素子列Lの傾きに起因する記録位置ずれを元の位置にするための記録データの補正は、各カラムCoに形成される上記ドットの順序に基づいて為されればよい。
図12は、本実施形態にかかる記録データの補正方法を説明するための模式図を、図10と同様に示している。S3_Aによると、記録素子列LAによりカラムCo1に形成されるべき4個のドット(補正を行わなかった場合に、領域REXに形成されてしまう搬送方向の上流側の4個のドット)は、記録素子列LBによりカラムCo1に形成される。記録素子列LB側についても同様であり、S3_Bによると、記録素子列LBによりカラムCo1に形成されるべき4個のドットは、記録素子列LAによりカラムCo1に形成される。カラムCo2以降のドットについても同様である。
即ち、記録データは、記録位置ずれとなるドットに対応するデータが、互いに相補的に駆動される記録素子列LAとLBとの間で交換されるように補正されればよい。本補正方法によると、S3に例示されるように、最終的に記録媒体上に形成されるドットの抜けやドットの順序の入れ替わりが生じない。
図13は、ブロック駆動順序をB#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12として、本補正を行った場合の記録素子列LAおよびLBの各記録素子hによって形成されるドットを示している。例えば、補正を行わなかった場合に記録素子列LAのブロック番号B#0の記録素子hにより領域REXに形成されるドットd0は、本補正方法によると、記録素子列LBのブロック番号B#0の記録素子hによりカラムCo1にドットd0’として形成される。同様に、例えば、補正を行わなかった場合に記録素子列LBのブロック番号B#2の記録素子hにより領域REXに形成されるドットd2は、記録素子列LAのブロック番号B#2の記録素子hによりカラムCo1にドットd2’として形成される。ブロック番号B#8及び10の記録素子hにより形成されるドットd8及び10についても同様である。
なお、図中の「Null」は、空データになったことを意味しており、空データの場合には記録素子は駆動されない(ドットは形成されない)。
(2−5. 記録データの補正を行うためのデータフローの例)
以下、記録装置PAにおいて上述の補正を行うためのデータフローについて述べる。図14は、ASIC603およびRAM604の構成を詳細に示し、また、これらに関連するユニットについても示している。図15は、本構成によって為される補正のデータフローを示している。
図14に例示されるように、ASIC603は、ホスト装置610からの記録データをRAM604上に展開しながらデータ処理を行う。一方で、ASIC603は、記録ヘッドPHの位置情報を示すエンコーダ信号202に基づいて、前述のヒート信号等、記録タイミングを決定する制御信号を生成する。そして、ASIC603は、データ処理が為された記録データと該制御信号とに基づいて、記録ヘッドPHを駆動する。
ASIC603は、ASIC603全体の動作を制御するCPU204と、受信I/F206と、所定の処理を行う各ブロック208、211、212、213、215および217と、メモリ214及び216と、信号生成部219と、を有する。
受信I/F206は、ホスト装置610からの記録データを受けるインタフェースである。受信I/F206は、例えば、USBやIEEE1394等のインタフェース・プロトコルにしたがって、ホスト装置610からの記録データを受信し、ASIC603に対応した形式のデータを生成する。ASIC603は、受信した記録データをRAM604の受信バッファ207に格納する。受信バッファ207に格納されたデータは、CPU204によって解析される。
データバッファ展開ブロック208は、上記解析されたデータを、例えば、カラーごとに個別に展開して、RAM604内の入力画像データバッファ209に格納する。
データ展開ブロック211は、入力画像データバッファ209に格納されたデータを、記録動作に応じたタイミングで展開し、RAM604のマスクバッファ210のマスクデータに基づいて、マスク処理ないし間引き処理等のデータ処理を行う。
傾き補正ブロック212は、ヘッド駆動ブロック217のブロック駆動テーブル218に予め設定されているブロック駆動順序を取得する。該ブロック駆動順序と、前述の記録素子列LAとLBとの位相差(駆動順序の周期のずれ)とに基づいて、各記録素子列LAおよびLBの各記録素子の駆動順序が算出される。また、各カラムCoに形成されるドットd0〜d15の記録ヘッドPHの走査方向における順序についても算出される。これにより、展開された記録データについて、いずれのドットが、いずれの記録素子列のいずれの記録素子hによって形成されるのか、が特定される。そして、傾き補正ブロック212は、上記算出結果ないし特定結果に基づいて、データ展開ブロック211により展開された記録データを補正する。
なお、上述の算出ないし特定の処理は、例えばCPU204によって為されればよいが、演算処理を行う所定の専用ブロックが個別に設けられてもよい。また、記録素子列LAとLBとの位相差(駆動順序の周期のずれ)は、ASIC603内の所定の記憶手段に該位相差を示す情報が予め格納されており、この情報を読み出すことによって得られる。該位相差を示す情報は、記録ヘッドPHの固有情報として記録ヘッドPHに設けられた不揮発性メモリに格納されていてもよい。
データ選択ブロック213は、傾き補正ブロック212からの記録データのうちの各記録素子列LAおよびLBに分配するべき部分を、各記録素子列LAおよびLBの各記録素子の駆動順序に基づいて、それぞれ選択する。選択された記録データは、メモリ214にそれぞれ格納される。
例えば、ブロック駆動順序が、B#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12の場合、記録素子列LAについては、カラムCo1では、前半の駆動ブロック(B#0、8、5、・・・、14)が用いられる。また、カラムCo2では、後半の駆動ブロック(B#2、10、7、・・・、12)が用いられる。そのため、データ選択ブロック213は、傾き補正ブロック212からの記録データから、記録素子列LAに対応する部分(前半の駆動ブロック→後半の駆動ブロックの駆動順序でドットを形成する部分)を選択し、メモリ214の一部の領域に格納する。記録素子列LBについても同様にして、上記記録データから、記録素子列LBに対応する部分(後半の駆動ブロック→前半の駆動ブロックの駆動順序でドットを形成する部分)を選択し、メモリ214の他の領域に格納する。
このようにして、各記録素子列LAおよびLBへの記録データの分配が可能になる。
駆動データ変換ブロック215は、各記録素子列LAおよびLBについてメモリ214に個別に格納されている記録データをそれぞれ読み出し、ヘッド駆動ブロック217に対応するデータ形式にそれぞれ変換し、メモリ216に格納する。
ヘッド駆動ブロック217は、メモリ216に格納された記録データを読み出し、該記録データと、信号生成部219によって生成されたヒート信号等の制御信号とに基づいて、記録ヘッドPHを駆動する。
信号生成部219は、ヒート信号の他、各ブロック(211、215等)を適切なタイミングで駆動するための制御信号をも生成し、適宜、該制御信号を各ブロックに供給することも可能である。
なお、上記メモリ214及び216は、データ処理が為された記録データを高速に書き込み又は読み出すため、ASIC603に個別に設けられうるが、メモリ214及び216の代わりにRAM604や、その他の記憶手段が用いられてもよい。
以上のようにして、記録素子列LAおよびLBの傾きに起因する記録位置ずれが補正されたドットが記録媒体上に形成される。
図15に例示されるように、上記構成によって為される補正のデータフローによると、展開された記録データは、データ展開ブロック211により読み出される(S10)。ここでは、読み出された記録データのうちのグループGk(k=0〜7の整数)に対応する部分について考える(S11)。該記録データは、データ展開ブロック211によってマスク処理ないし間引き処理等のデータ処理が為される(S12)。
一方で、予め設定されているブロック駆動順序(B#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12)がブロック駆動テーブル218から読み出される(S13)。その後、該ブロック駆動順序に基づいて、記録素子列LAおよびLBの各記録素子の駆動順序が算出され、また、各カラムCoに形成されるドットd0〜d15の記録ヘッドPHの走査方向における順序が算出される(S14)。
その後、S12およびS14の結果に基づいて、傾き補正ブロック212により、記録データの補正が為される(S15)。ここでは、記録データの一部が1つずつ右側にシフトされた態様を示している。なお、図中の「Null」は、該データのシフトによって空データになったことを意味している。補正された記録データは、データ選択ブロック213によって読み出され、各記録素子列LAおよびLBのそれぞれに分配される(S16)。
図16は、本データフローにしたがう記録データの処理の態様を、より具体的に説明するための模式図である。ここでは、上記グループGkのブロック番号B#0〜15に対応する記録データ(4カラム分)を示している。S12およびS14は、図14と同様である。S15では、各記録素子列LAおよびLBについて最初に駆動される2ブロック分(計4ブロック分)が、1カラム分だけ右へのデータシフトが為されている。なお、データシフトが為されるブロックの数量およびそのシフト量は、記録素子列LAおよびLBの傾き量に基づいて決定され、また、いずれのグループGかによっても異なる。
その後、S15の補正された記録データを受けて、データ選択ブロック213は、該記録データを、記録素子列LAに対応する部分と、記録素子列LBに対応する部分とをそれぞれ選択する(S16)。記録素子列LAについては、前半の駆動ブロック→後半の駆動ブロックでのドットの形成が繰り返し為され、記録素子列LBについては、後半の駆動ブロック→前半の駆動ブロックでのドットの形成が繰り返し為される。よって、記録素子列LAについては、第1列目および第3列目では前半の駆動ブロックに対応する記録データが選択され、第2列目および第4列目では後半の駆動ブロックに対応する記録データが選択される。同様に、記録素子列LBについては、第1列目および第3列目では後半の駆動ブロックに対応する記録データが選択され、第2列目および第4列目では前半の駆動ブロックに対応する記録データが選択される。該選択された記録データは、その後、記録ヘッドPHにそれぞれ出力される。
(2−6. 本実施形態のまとめ)
本実施形態によると、記録素子列LAの各記録素子hと、記録素子列LBの各記録素子hとは、駆動の周期が互いに半周期分だけ異なっている。即ち、記録素子列LAの各記録素子hの駆動順序と、記録素子列LBの各記録素子hの駆動順序との位相差は180°である。これにより、記録素子列LAの各記録素子hと、記録素子列LBの各記録素子hとは、それらの記録位置が互いに相補的な関係になるように駆動される。
そして、記録装置PAでは、受けた記録データがRAM604等のメモリ上に展開されて解析され、該記録データのうち、記録素子列LAおよびLBが傾いていることに起因して、対象のカラムから記録位置が外れてしまうドットに対応するデータが特定される。ここで、各記録素子列LAおよびLBの各記録素子の駆動順序に基づいて、該ドットがいずれの列のいずれの記録素子によって形成されるものであるかが特定される。そして、記録データは、記録素子列LAおよびLBが傾き量に基づいて補正され、上記対象のカラムから記録位置が外れてしまうドットが、他の列の記録素子によって形成されるように、該特定されたデータのデータシフトが為される。補正された記録データは、各記録素子列LAおよびLBのそれぞれに分配され、それぞれ出力される。
本実施形態によると、記録データは、記録位置ずれとなるドットに対応するデータが、互いに相補的に駆動される記録素子列LAとLBとの間で交換されるように補正され、最終的に記録媒体上に形成されるドットの抜けやドットの順序の入れ替わりが生じない。
なお、本明細書では、発明の理解を容易にするため、対象のカラムから記録位置が外れてしまうドットが直接的に特定される態様を例示した。しかしながら、本発明は上記態様に限られるものではなく、記録媒体上のドットd0〜d15の記録ヘッドPHの走査方向の上流側からの順序がブロック駆動順序に基づいて算出されれば、上記記録データの補正を行うことができる。即ち、記録素子列LAおよびLBの傾き量が分かっている場合、ドットd0〜d15の上記上流側からの順序が得られることは、対象のカラムから記録位置が外れてしまうドットが特定されることと等価である。そして、記録データの補正は、上記上流側からの順序が算出されたドットd0〜d15に対応するデータのうち、記録素子列LAおよびLBの傾きに対応する一部が記録素子列LAとLBとの間で交換されるように、為されればよい。
なお、本明細書では説明の容易化のため、上述のブロック駆動順序は固定情報である場合を考えたが、印刷条件等に応じて、上述のブロック駆動順序とは異なるブロック駆動順序が採用されてもよい。
(3. 第2実施形態)
前述の第1実施形態では説明を容易にするため、記録素子が2列に配列された構成を例示して本発明を述べたが、該アレイは3列以上の記録素子アレイでもよい。本実施形態では、4つの記録素子列LA〜LDを有する構成について述べる。本構成の場合、各記録素子列LA〜LDの各記録素子は、各記録素子列LA〜LDの駆動の周期が4分の1周期ずつ異なる。これらの関係をブロック駆動順序の周期で換言すると、記録素子列LAの各記録素子hの駆動順序を位相0°として、記録素子列LBの各記録素子hの駆動順序は位相90°である。記録素子列LCの各記録素子hの駆動順序は位相180°である。また、記録素子列LDの各記録素子hの駆動順序は位相270°である。
各記録素子列LA〜LDの各記録素子の駆動順序は、前述の第1実施形態と同様にして、予め設定されているブロック駆動順序と、各記録素子列LA〜LDの位相差(駆動順序の周期のずれ)と、に基づいて算出される。
図17は、図8と同様に、記録媒体上に形成されるドットを、記録素子列LAからLDの全てについて、示している。
ブロック駆動順序が、前述のB#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12の場合について考える。この場合、記録素子列LAは、B#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12の順番で駆動される。記録素子列LBは、B#1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12→0→8→5→13の順番で駆動される。記録素子列LCは、B#2→10→7→15→3→11→4→12→0→8→5→13→1→9→6→14の順番で駆動される。記録素子列LDは、B#3→11→4→12→0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15の順番で駆動される。
この場合、例えば、カラムCo1には、記録素子列LAについては、ブロック番号B#0、8、5及び13の記録素子によってドットが形成される。記録素子列LBについては、ブロック番号B#1、9、6及び14の記録素子によってドットが形成される。記録素子列LCについては、ブロック番号B#2、10、7及び15の記録素子によってドットが形成される。また、記録素子列LDについては、ブロック番号B#3、11、4及び12の記録素子によってドットが形成される。
図中では、B#0、8、5及び13(第1の駆動ブロック)を「1Q」と示している。同様に、B#1、9、6及び14(第2の駆動ブロック)、B#2、10、7及び15(第3の駆動ブロック)、並びに、B#3、11、4及び12(第4の駆動ブロック)を、それぞれ「2Q」〜「4Q」と示している。なお、各カラムCoに形成されるドットd0〜d15は、記録ヘッドPHの走査方向の上流側から順に、d0〜d3、d8〜d11、d4〜d7、及び、d12〜d15となる。
図18は、図13と同様に、ブロック駆動順序をB#0→8→5→13→1→9→6→14→2→10→7→15→3→11→4→12として、本補正を行った場合の記録素子列LA〜LDの各記録素子hによって形成されるドットを示している。本実施形態によると、各カラムCoにおいて、記録ヘッドPHの走査方向の上流側の4つのドットd0〜d3のそれぞれは、記録位置が互いに相補的な関係になるように駆動される他の記録素子列の記録素子によって、ドットd0’〜d3’として形成される。
本実施形態によっても、記録データは、記録位置ずれとなるドットに対応するデータが、互いに相補的に駆動される記録素子列LA〜LDの間で交換されるように補正され、最終的に記録媒体上に形成されるドットの抜けやドットの順序の入れ替わりが生じない。
以上では、記録素子が4列に配列された構成を例示したが、記録素子列の数量がさらに多い場合にも適用可能である。例えば、nを2以上n以下の整数として、n列の記録素子アレイの場合には、第1列と第k列との各記録素子の駆動順序の周期の位相差が(k−1)×360°/nになるように各列の各記録素子を駆動すればよい。但し、kは、2以上n以下の整数とする。これにより、第1列から第n列の各記録素子によって記録媒体上に形成されるドットの位置は、互いに相補的な関係になる。
(4. プログラムによる制御)
上述の各実施形態は、プログラムないしソフトウェアをコンピュータにより実行することによっても為されうる。具体的には、例えば、上述の各実施形態の機能を実現するプログラムが、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して、システム或いは装置に供給される。その後、システム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)は該プログラムを読み出して実行する。
(5. その他)
以上では、記録剤としてインクを記録媒体に付与して記録を行うインクジェット記録方式の構成を例示して、2つの好適な実施形態を述べた。しかし、本発明はこの態様に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜、発明の一部を変更してもよいし、上述の各実施形態を組み合わせてもよい。その他の説明を容易にするため省略した部分ついては、記録動作が適切に為されるように、各ユニットの動作ないしデータ処理が為されればよい。
また、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する記録を含む他、有意無意を問わず、広義に記録を含みうる。例えば、「記録」は、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものでなくてもよく、記録媒体上に画像、模様、パターン、構造物等を形成する記録や、媒体の加工を行う記録をも含みうる。
また、「記録剤」とは、上述の各実施形態で用いた「インク」の他、記録を行うのに用いられる消耗品を含みうる。「記録剤」は、例えば、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成に用いられるものの他、記録媒体の加工やインクの処理(例えば、記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供される液体をも含みうる。
また、「記録媒体」は、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、布、プラスチックフィルム、金属板、ガラス、セラミックス、樹脂、木材、皮革等、記録剤を受容可能なものも含みうる。
PH:記録ヘッド、LA:記録素子列、LB:記録素子列、h:記録素子、M1:キャリッジモータ、M2:搬送モータ、211:データ展開ブロック、212:傾き補正ブロック、213:データ選択ブロック、215:駆動データ変換ブロック、217:ヘッド駆動ブロック、218:ブロック駆動テーブル、219:信号生成部、603:ASIC、604:RAM。

Claims (10)

  1. 互いに同色のドットを記録媒体上に形成するための複数の記録素子が、mを2以上の整数として、m行および2列を形成するように配列された記録素子アレイを有する記録ヘッドと、
    記録媒体を第1方向に搬送する搬送手段と、
    記録データに基づいて前記記録ヘッドの各記録素子を駆動しながら、前記記録ヘッドを前記第1方向と交差する第2方向に走査させて記録を行う駆動手段と、を備える記録装置であって、
    前記記録素子アレイの各列の前記m個の記録素子の駆動順序は、前記記録素子アレイの第1列と第2列との前記m個の記録素子の駆動順序の周期の位相差が180°になり、前記第1列と前記第2列との各記録素子によって記録媒体上に形成されるドットの位置が互いに相補的な関係になるように定められ、
    前記記録装置は、
    メモリと、
    記録データを前記メモリ上に展開する展開手段と、
    前記記録素子アレイの列方向と前記第1方向とが平行な場合に、位相180°に相当する前記記録によって前記第1列および前記第2列の各記録素子がm個のドットを形成する記録媒体上の領域を単位カラムとして、前記展開された記録データのうち、前記記録素子アレイの前記列方向が前記第1方向に対して傾いていることに起因して前記単位カラムから外れた位置に形成されるドットが前記記録素子アレイにおけるいずれの列のいずれの記録素子によって形成されるものであるかを特定し、該ドットに対応するデータを特定する特定手段と、
    前記展開された記録データを、前記単位カラムから外れた位置に形成される前記ドットが前記特定された列とは異なる他の列の記録素子によって前記単位カラムに形成されるように、前記特定されたデータを傾き量に基づく量だけ前記メモリ上でシフトさせて補正する補正手段と、
    前記補正された記録データを、前記記録素子アレイの前記第1列および前記第2列のそれぞれに対して分配して出力する出力手段と、を備える
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記メモリは、前記記録素子アレイのうちの1つの列の前記m個の記録素子の駆動順序が予め定められた参照テーブルを格納しており、
    前記記録装置は、前記記録素子アレイの他の列の前記m個の記録素子の駆動順序を、前記参照テーブルに基づいて算出する算出手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記算出手段は、各列の前記m個の記録素子の駆動順序に基づいて、前記記録によって各単位カラムに形成される各ドットが、いずれの列のいずれの記録素子によって形成されるものであるかを算出し、
    前記特定手段は、前記算出手段による算出結果に基づいて、前記単位カラムから外れた位置に形成されるドットが前記記録素子アレイにおけるいずれの列のいずれの記録素子によって形成されるものであるかを特定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記記録ヘッドは、前記複数の記録素子とは異なる色のドットを記録媒体上に形成するための他の複数の記録素子が、m行および2列を形成するように配列された他の記録素子アレイを有しており、
    前記展開手段は、記録データを前記メモリ上に色ごとに展開し、
    前記特定手段および前記補正手段は、前記色ごとに展開された記録データについて、個別に前記特定を行って前記補正を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記補正された記録データを、前記出力手段に対応したデータ形式に変換する変換手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記記録ヘッドの位置を特定する第2の特定手段と、
    前記特定された前記記録ヘッドの位置に基づいて、前記記録ヘッドを駆動するための制御信号を生成する生成手段と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記展開手段は、前記生成手段により生成された制御信号に基づいて前記展開を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 互いに同色のドットを記録媒体上に形成するための複数の記録素子が、mおよびnのそれぞれを2以上の整数として、m行およびn列を形成するように配列された記録素子アレイを有する記録ヘッドと、
    記録媒体を第1方向に搬送する搬送手段と、
    記録データに基づいて前記記録ヘッドの各記録素子を駆動しながら、前記記録ヘッドを前記第1方向と交差する第2方向に走査させて記録を行う駆動手段と、を備える記録装置であって、
    前記記録素子アレイの各列の前記m個の記録素子の駆動順序は、kを2以上n以下の整数として、前記記録素子アレイの第1列と第k列との前記m個の記録素子の駆動順序の周期の位相差が(k−1)×360°/nになり、各列の各記録素子によって記録媒体上に形成されるドットの位置が互いに相補的な関係になるように定められ、
    前記記録装置は、
    メモリと、
    記録データを前記メモリ上に展開する展開手段と、
    前記記録素子アレイの列方向と前記第1方向とが平行な場合に、位相(k−1)×360°/nに相当する前記記録によって前記第1列から第n列の各記録素子がm個のドットを形成する記録媒体上の領域を単位カラムとして、前記展開された記録データのうち、前記記録素子アレイの前記列方向が前記第1方向に対して傾いていることに起因して前記単位カラムから外れた位置に形成されるドットが前記記録素子アレイにおけるいずれの列のいずれの記録素子によって形成されるものであるかを特定し、該ドットに対応するデータを特定する特定手段と、
    前記展開された記録データを、前記単位カラムから外れた位置に形成される前記ドットが前記特定された列とは異なる他の列の記録素子によって前記単位カラムに形成されるように、前記特定されたデータを傾き量に基づく量だけ前記メモリ上でシフトさせて補正する補正手段と、
    前記補正された記録データを、前記記録素子アレイの前記第1列から前記第n列のそれぞれに対して分配して出力する出力手段と、を備える
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 記録装置に入力された記録データの処理方法であって、
    前記記録装置は、
    互いに同色のドットを記録媒体上に形成するための複数の記録素子が、mを2以上の整数として、m行および2列を形成するように配列された記録素子アレイを有する記録ヘッドと、
    記録媒体を第1方向に搬送する搬送手段と、
    記録データに基づいて前記記録ヘッドの各記録素子を駆動しながら、前記記録ヘッドを前記第1方向と交差する第2方向に走査させて記録を行う駆動手段と、を備え、
    前記記録素子アレイの各列の前記m個の記録素子の駆動順序は、前記記録素子アレイの第1列と第2列との前記m個の記録素子の駆動順序の周期の位相差が180°になり、前記第1列と前記第2列との前記m個の記録素子によって記録媒体上に形成されるドットの位置が互いに相補的な関係になるように定められ、
    前記記録データの処理方法は、
    記録データを前記メモリ上に展開する工程と、
    前記記録素子アレイの列方向と前記第1方向とが平行な場合に、位相180°に相当する前記記録によって前記第1列および前記第2列の各記録素子がm個のドットを形成する記録媒体上の領域を単位カラムとして、前記展開された記録データのうち、前記記録素子アレイの前記列方向が前記第1方向に対して傾いていることに起因して前記単位カラムから外れた位置に形成されるドットが前記記録素子アレイにおけるいずれの列のいずれの記録素子によって形成されるものであるかを特定し、該ドットに対応するデータを特定する工程と、
    前記展開された記録データを、前記単位カラムから外れた位置に形成される前記ドットが前記特定された列とは異なる他の列の記録素子によって前記単位カラムに形成されるように、前記特定されたデータを傾き量に基づく量だけ前記メモリ上でシフトさせて補正する工程と、
    前記補正された記録データを、前記記録素子アレイの前記第1列および前記第2列のそれぞれに対して分配して出力する工程と、を有する
    ことを特徴とする記録データの処理方法。
  10. コンピュータに、請求項9に記載の記録データの処理方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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