JP2007210327A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1色のインクに対して複数のライン型インクジェット記録ヘッドを用い、画像データを複数の記録ヘッドに対応して分割して画像を形成するインクジェット記録装置において、一の記録ヘッドに吐出不良のノズルが生じた場合にも、記録速度の大幅な低下を来たすことなく、簡単な構成で補完的な記録動作を行い得るようにする。
【解決手段】一の記録ヘッド(102)にインク吐出不良のノズルがある場合、そのノズルが担当する記録動作を、他の記録ヘッド(例えば補助記録ヘッド114)の対応するノズルで補完させる。このとき、上記一の記録ヘッドと、上記他の記録ヘッドとに、同じ分割画像データを供給するとともに、上記一の記録ヘッドに対しては、吐出不良のノズルが駆動されるタイミングでのみ記録動作を無効とし、上記他の記録ヘッドに対しては、対応するノズルが駆動されるタイミングでのみ記録動作を有効とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、搬送される記録媒体の幅に対応した範囲にわたってノズルを配列してなるインクジェット記録ヘッド(以下ラインヘッドともいう)を用いるインクジェット記録装置(以下ライン型インクジェット記録装置または単にインクジェット記録装置ともいう)に関する。
1色のインクに対して1つのラインヘッドを用いる一般的なライン型インクジェット記録装置に対し、1色のインクに対して複数のラインヘッドを用い、画像データを複数のラインヘッドに対応して分割して画像を形成するライン型インクジェット記録装置がある。かかるライン型インクジェット記録装置においては、複数のラインヘッドが分担して画像形成を行うことになる。従って、1つのラインヘッドが持つ最大駆動周波数を超える記録動作、すなわちラインヘッドの個数に比例した速度の記録が可能となるので、記録の高速化を実現できるものとなっている。
ライン型インクジェット記録装置においては、何らかの原因により1つのラインヘッドにインク吐出を正常に行えない吐出不良のノズル(以下、不良ノズルともいう)が発生する場合がある。その場合、一般的なライン型インクジェット記録装置に対しては、記録品質を保証できない状態で記録を継続させるか、あるいは記録を中断させてラインヘッドを交換するという対応が行われることになる。これに対し、1色のインクに対して複数のラインヘッドを用いるライン型インクジェット記録装置では、それらのような対応を行うほか、不良ノズルのない正常なラインヘッドのみを用いて記録を継続するという対応が可能となる。また、不良ノズルが検知された場合に、1色のインクに対応した複数のラインヘッド間で補完を行うこと、すなわち複数のラインヘッドの各々における正常なノズルが用いられるようにしてインク吐出動作を補完し合う技術もある(特許文献1)。
特開平10−6488号公報
しかしながら、1色のインクに対して複数のラインヘッドを用いるライン型インクジェット記録装置は、そもそも高速記録の要求に対応して構成されるものである。しかし正常なラインヘッドのみを用いて記録を継続するという対応では、記録速度を正常なヘッドの個数に比例した速度まで低下させなければならず、高速記録の要求を満たすことができなくなってしまう。また、不良ノズルが検知された場合に特許文献1に開示の技術を適用することを考えると、補完的な吐出動作を正常なラインヘッド間で行うために、記録データの再展開ないしはマスクデータの生成を行う必要が生じ、さらに生成したマスクデータを記憶する手段が必要となる。従って、制御の態様や制御系の構成が複雑化し、記録装置の回路規模が大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、1色のインクに対して複数のラインヘッドを用い、画像データを複数のラインヘッドに対応して分割して画像を形成するライン型インクジェット記録装置において生じる以上の問題に鑑みてなされたものである。そして本発明は、不良ノズルが発生しても、記録速度の低下を極力抑制し、かつ簡単な構成で補完的な記録動作を行い得るようにすることを目的とする。
そのために、本発明は、インク吐出を行うためのノズルが記録媒体の搬送方向と交差する方向に配列されたインクジェット記録ヘッドを、同色のインクについて複数、前記搬送方向に並置してなり、該複数のインクジェット記録ヘッドに対し、画像データを前記ノズルの配列に対応して分割した分割画像データを供給して記録を行うことが可能なインクジェット記録装置であって、
一の前記インクジェット記録ヘッドにインク吐出不良のノズルがある場合には、該ノズルが担当する記録動作を、他の前記インクジェット記録ヘッドの対応するノズルで補完させる補完手段を具え、
該補完手段は、前記一のインクジェット記録ヘッドと、前記他のインクジェット記録ヘッドとに、同じ前記分割画像データを供給するとともに、前記一のインクジェット記録ヘッドに対しては、前記インク吐出不良のノズルが駆動されるタイミングでのみ記録動作を無効とし、前記他のインクジェット記録ヘッドに対しては、前記対応するノズルが駆動されるタイミングでのみ記録動作を有効とすることを特徴とする。
ここで、前記他のインクジェット記録ヘッドは、前記補完を行うために用意されたものとすることができる。
または、前記他のインクジェット記録ヘッドは、前記対応するノズル以外のノズルがインク吐出不良となっているインクジェット記録ヘッドとすることができる。
本発明によれば、一の記録ヘッド(ラインヘッド)に吐出不良ノズルが発生した場合、そのラインヘッドと他のラインヘッドとに同じ分割画像データ(ラスタデータ)が供給される。そして、上記一のラインヘッドに対しては、その不良ノズルが駆動されるタイミング(例えば不良ノズルを含むブロックの時分割駆動のタイミング)でのみ記録動作が無効とされ、上記他のラインヘッドに対しては、対応するノズルが駆動されるタイミング(例えば対応するブロックの時分割駆動のタイミング)でのみ記録動作が有効とされる。これにより、吐出不良ノズルの補完動作を行うためのマスクデータの生成や、マスクデータの記憶手段の配設等が不要となる。ここで、上記他のラインヘッドが補完を行うために用意されたものであれば、記録速度の低下を来たすことなく、品質の高い記録を維持できる。また、上記他のラインヘッドが前記対応するノズル以外のノズルに不良ノズルがあるラインヘッドであれば、上記一のラインヘッドおよび他のラインヘッド間で補完が行われるので、その双方を除外して記録を行う場合のような記録速度の大幅な低下を来たすことがない。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明を適用可能な記録システムの概略構成例を示す概念図である。かかるシステムは、記録媒体への記録動作を行うライン型インクジェット記録装置107と、このインクジェット記録装置107との間で種々のデータの授受を行うホストコンピュータ106とからなる。このホストコンピュータ106とインクジェット記録装置107とは通信ケーブル108を介して接続されている。そして、ホストコンピュータ106にて処理された画像データやクリーニングコマンド等の各種データをインクジェット記録装置107へと送信することにより、インクジェット記録装置107において記録その他所要の動作が行われる。また、インクジェット記録装置107のエラー情報などのプリンタステータスをホストコンピュータ106に送信することにより、ホストコンピュータ106にてインクジェット記録装置の状態を認識できるように構成されている。
本実施形態に係るインクジェット記録装置では、搬送される記録媒体の幅に対応した範囲にわたってノズルを配列してなる4本の長尺のインクジェット記録ヘッド(ラインヘッド)101〜104が記録媒体搬送方向に並置され、通常はこれらを用いて記録が行われる。これらのラインヘッドはいずれもブラックのインクを吐出するものである。そして、同色(ブラック)の画像データがラインヘッドのノズル配列に対応したラスタ単位で分割されて記録データ(分割画像データ)として供給されることで、モノクローム(ブラック)の画像を分担して形成する。本実施形態では、さらにもう1本のラインヘッド114が配置されており、ラインヘッド101〜104に不良ノズルが生じた場合に、これを補完するインク吐出を行うために用いられる(以下、このラインヘッドを補助ラインヘッドともいう)。なお、ラインヘッド101〜104および補助ラインヘッド114としては、例えば、インクを吐出するために利用されるエネルギとして、通電に応じインクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換素子(吐出ヒータ)を用いたものとすることができる。
記録媒体109は、モータによって駆動される無端の搬送ベルトあるいは搬送ローラなどからなる搬送ユニット110によって、各ラインヘッド101〜104および114の下方を通過する所定の搬送経路に沿って搬送される。この搬送動作において、記録媒体109の前端部がラインヘッド101より搬送方向上流側に配置された記録媒体センサ111によって検出されると、その検出時を基準として所定のタイミングで記録媒体109への記録動作が開始される。
ラインヘッド101〜104および114の一側部および他側部には、それぞれ、発光部112および受光部113が設けられ、これらは不良ノズル検知装置を構成している。発光部112および受光部113は、ラインヘッド101〜104および114に対応して配列された発光素子および受光素子を有している。発光素子は、ヘッド下面においてノズルの吐出口配列に沿った方向に投光し、対応する受光素子がこの光を受けることができるように配置される。そして、不良ノズルの検知動作に際しては、発光素子から受光素子に向かう光路を形成する一方、例えばヘッド一側部に位置するノズルから他側部に位置するノズルまで、順次にインク吐出動作を行わせ、遮光状態が生じたか否かを受光部113により検出する。ここで、各ノズルの駆動(吐出)タイミングと遮光が生じたか否かの検出タイミングとから、各ノズルが正常に吐出動作を行ったか否かを判定することができる。さらに、不吐出が検出された場合には、インク吐出性能を良好な状態にするためのクリーニング動作を行い、その後さらに不良ノズル検知を行って、クリーニング動作によっても不吐出が解消されない場合にはそのノズルを不良ノズルと判定することも可能である。
なお、クリーニング動作としては、例えば、ヘッドのノズル形成面をキャッピング可能なキャップを設け、当該キャッピング状態においてヘッドへのインク供給系に適切な圧力を付与することでノズルからインクを強制排出させるものとすることができる。
また、不良ノズル検知の態様としては、上述のような不良ノズル検知装置を用いて自動的に行われるものでなくてもよい。例えば、所定のテストパターンを印刷し、ユーザがその印刷結果を目視して不良ノズルを特定し、これを記録システムに設定するものであってもよい。
また、図1の記録装置は、記録媒体が連続紙の形態であっても、カットシートの形態であっても記録対象として選択が可能である。さらに、記録媒体は、台紙と、これに担持されるラベルまたはタグシートとからなるものなどであってもよい。
図2は、本実施形態に係るライン型インクジェット記録装置の制御系の概略構成例を示すブロック図である。
図において、制御部201は、CPU202、ROM203、RAM204、通信コントローラ208、イメージメモリ205、ヘッド駆動回路209、モータドライバ210、入出力部(I/O)211および制御回路212等を有している。
CPU202は、図7につき後述する処理手順等に従って種々の演算、判定および制御などの処理を行う。ROM203は、CPU202が実行する処理手順に対応した制御プログラムその他の固定データを格納している。RAM204は、CPU202による各種データ処理時のワークエリアや、送受信バッファとして使用される領域を有している。通信コントローラ208は通信ケーブル108を介しホストコンピュータ106と記録装置107との間で所要のデータを送受信するものであり、例えばUSBコントローラが用いられる。ホストコンピュータ106から記録装置107に通信される情報としては記録すべき画像データや記録(印刷)の実行を指示するためのコマンド等があり、記録装置107からホストコンピュータ106に通信される情報としては記録装置107のステータスなどがある。
イメージメモリ205は、記録(印刷)すべき画像データの展開部として使用される。ヘッド駆動回路209は、画像データに従い、記録媒体搬送時の規定のタイミングでラインヘッド101〜104および補助ラインヘッド114の電気熱変換素子を駆動する。モータドライバ210は、ラインヘッド101〜104および補助ラインヘッド114に対するクリーニング動作や、記録動作に要する所要の駆動を行うための駆動源をなす各種モータ206を駆動する。I/O211は、記録媒体の送給および搬送を行う搬送ユニット110に対する搬送制御インターフェース(I/F)部207に接続され、搬送ユニット110の発停信号の出力や、記録媒体センサ111からの検出信号を入力する。
制御回路212は、これらイメージメモリ205、ヘッド駆動回路209、モータドライバ210およびI/O211の制御を行うほか、不良ノズル検知装置を構成する発光部112および受光部113の動作を制御する。また、制御回路212は、ユーザに対し記録装置107のステータスやエラーの報知を行うべく配置される表示部213を制御する。
図3を用い、上記構成を有するインクジェット記録装置の通常時の記録動作、すなわち分割された画像データについてのラインヘッド101〜104による分担記録動作を説明する。なお、図3においては、説明のために各ラインヘッドについては側方から、記録媒体については上方から見たものとして示している。これは、後述する図8および図9についても同様である。
記録媒体109への記録は、記録媒体109の先端の検出信号と搬送とに同期した水平同期信号に基づいて行われる。ここで、水平同期信号は、各ラインヘッドの順次の駆動タイミングを定めるために利用される信号である。
水平同期信号が検出されると、記録媒体搬送方向における最上流側に位置するラインヘッド101に対し、イメージメモリ205に格納されている1ラスタ分のデータが転送され、1ラスタの画像301が記録される。次に水平同期信号が検出されると、イメージメモリ205から読み出された次の1ラスタ分の画像データがラインヘッド102に転送されて画像302が形成される。さらに次の水平同期信号が検出されると、イメージメモリ205から読み出された次の1ラスタ分の画像データがラインヘッド103に転送されてラスタ画像303が形成される。さらに次の水平同期信号が検出されると、イメージメモリ205から読み出された次の1ラスタ分の画像データがラインヘッド104に転送されてラスタ画像304が形成される。以降、同様にラインヘッド101〜104を順次使用し、ラスタ単位に分割された画像データが記録されて行く。
このように、本実施形態においては、ブラックインクを吐出する4本のラインヘッドがすべて適正な状態でインクを吐出し得る状態にあるときは、補助ラインヘッド114は記録に使用されない。すなわち、イメージメモリ205の連続領域に展開されたモノクロームの画像データを、水平同期信号に同期してラスタ単位で順次読み出し、4本のラインヘッド101〜104に順次供給・設定し、モノクロームの画像の分担記録が行われる。これにより、モノクローム画像は、1本のラインヘッドが持つ最大駆動周波数の最大4倍の周波数で記録されることになり、その結果、1本のラインヘッドを用いて記録動作を行う場合の4倍の記録スループットが得られる。
本実施形態において、各ラインヘッド内では、所定個数のノズルを単位としてまとめられたブロック毎の時分割駆動(ブロック駆動)が実施される。ここで、かかるブロック駆動のための構成および制御の態様について説明する。
本実施形態におけるラインヘッド101〜104および補助ラインヘッド114はそれぞれ、ラスタ方向に配列された2560個のノズルを備えている(以下、一側部に位置するノズルから他側部に位置するノズルまで、seg1〜seg2560の符号を与えて参照する)。一つのヘッドは、ノズルseg1〜seg640、ノズルseg641〜seg1280、ノズルseg1281〜seg1960およびノズルseg1961〜seg2560を単位とした4つの区画から構成されている。そして、各区画内で、最大消費電力低減や、ラインヘッド内の電圧降下低減等を目的としたブロック単位の時分割駆動が行われる。
図4は、一つのヘッドにおけるノズルseg1〜seg640を含む区画の電気熱変換素子およびその駆動回路の電気的構成例を、図5はその各部信号のタイミングチャートを示す。また、図6はブロック駆動を行うための信号とノズルseg1〜seg640との対応を示している。これらの構成等はノズルseg641〜seg1280、ノズルseg1281〜seg1960およびノズルseg1961〜seg2560をそれぞれ含む他の区画についても同様であり、他の区画であっても同じブロック駆動信号で指示されるノズルは同じタイミングにて駆動される。
図4において、222はノズルseg1〜seg640に備えられる電気熱変換素子の駆動電源(VH)ラインに、電気熱変換素子とともに接続される電力供給制御用のトランジスタアレイであり、各電気熱変換素子の導通をオン/オフする。
デコーダ224はブロック選択のタイミングを規定する信号を発生するもので、3本の入力信号(3ビット並列信号)BENB0〜BENB2に応じ、8個のタイミング信号を順次出力し、その出力はトランジスタアレイ222に接続される各アンドゲート223の4入力端の1つに供給される。ODDおよびEVENは奇数番目のノズルおよび偶数番目のノズルを選択する信号であり、それぞれに対応したアンドゲート223の4入力端の他の1つに供給される。すなわち、640個の電気熱変換素子は、BENB0〜BENB2に応じて生成される8個のタイミング信号と、ODD/EVEN選択信号とによって、電気熱変換素子40個毎の16個のブロック(BLK1〜BLK16;図6)に分けられて、時分割駆動される。なお以下では、BENB0〜BENB2に応じて生成される8個のタイミング信号とODD/EVEN選択信号とからなり、ブロック選択を行う信号を「ブロック選択信号」と称する。
ラインヘッドに対応して分割された1ラスタ分の画像データ(2560ビットのデータ)DATAは、クロック信号DCLKに同期して、各区画に配されて直列接続されたシフトレジスタ226にシリアルに転送される。そして、ノズルに対応したデータ整列が完了した時点で、ラッチ信号DLTに応じてラッチ回路225にラッチされる。当該ラッチされたデータはアンドゲート223の4入力端のさらに他の1つに送られる。
図4において、*PHX、*PHAおよび*MH1(*は負論理であることを示す)はヒート信号のパルスであり、ブロック選択信号の論理状態で規定されるタイミングで、電気熱変換素子に通電を行う時間を規定するものである。これらの信号はオアゲート227に入力され、さらにそのオア出力がアンドゲート223の4入力端のさらに他の1つに送られる。なお、信号*MH1はノズルseg1〜seg640に対応したものである。他の区画のノズルseg641〜seg1280、ノズルseg1281〜seg1960およびノズルseg1961〜seg2560には、それぞれ、*MH2、*MH3および*MH4が供給される(図5)。そして、各ノズルの電気熱変換素子は、吐出動作を行うためのデータがある場合、先行するヒートパルス(プレパルス)*PHAと、後続のパルス(メインパルス)*MH1〜*MH4のいずれかの信号とによるダブルパルス駆動が行われる。また、吐出動作を行うためのデータがない場合には、吐出動作が生じない程度の駆動時間を規定するヒートパルス*PHXが供給され、吐出動作を行うノズルとの温度差を低減し、画像ムラの発生を抑制するようにしている。
上記のブロック選択信号およびヒート信号は、図2の制御回路212からラインヘッド101〜104および補助ラインヘッド114のそれぞれに個別に供給され、独立して制御が可能である。そして、各ノズルの電気熱変換素子は、ブロック選択信号によって選択された場合に、データの有無に応じ、かつヒートパルスに規定される時間、通電されることになる。また、本実施形態では、1ラスタを16回に分割して吐出動作を行うようにしているので、一つのラインヘッドあたりの最大同時駆動ノズル数は160個となる。
次に、以上の構成を用い、不良ノズルが生じた場合の補完動作について説明する。本実施形態の補完動作は、補助ラインヘッド114を用い、上述のように分割されたブロック単位で行うものである。
図7は、不良ノズル検知時に実行される補完動作手順の一例を示すフローチャートである。上記不良ノズル検知装置により不良ノズルが検知された場合(ステップS601)、補助ラインヘッド114を用いた補完が可能であるかの判定を行う(ステップS606)。当該判定は、例えば次のような段階によって行うことができる。
すなわち、まず発生した不良ノズルが含まれるラインヘッドのブロックに対応する補助ラインヘッド114内のブロックに属するノズルがすべて正常に吐出可能か否かを判断する。正常に吐出可能であれば補助ラインヘッド114を用いた補完が行われるようにする。しかし補助ラインヘッドの当該ブロックにおいても不良ノズルが存在する場合には、その不良ノズルが属する補助ラインヘッドの区画と、不良ノズルが属するラインヘッドの区画とが対応するかを判断する。そして、対応しない場合には補助ラインヘッド114を用いた補完が行われるようにし、一方対応している場合には補助ラインヘッド114を用いた補完を不可とする。つまり、あるラインヘッドにおいて不良ノズルが検知された場合、そのノズルが属するブロックおよび区画の双方が、補助ラインヘッドにおける不良ノズルが属するブロックおよび区画の双方と重なっているかを判断し、重なっている場合にのみ、補助ラインヘッド114を用いた補完を不可とする。
補助ラインヘッド114を用いた補完が可能であれば、後述するような補完処理を実施するための設定を行い(ステップS607)、本手順を終了する。一方、補助ラインヘッド114を用いた補完が不可であれば、記録を実行可能であるか否かの判定を行う(ステップS608)。当該判定は、次のように行うことができる。すなわち、すべてのラインヘッドにおいて不良ノズルがあり、なおかつ、そのすべての不良ノズルが対応する(搬送方向において重なる)ブロックおよび区画に属する場合は不可と判定し、それ以外の場合は可能と判定するようにする。
記録実行が可能であれば、正常に記録を行い得る残りのラインヘッドの個数に対応して、記録媒体の搬送速度低減の要否を判定する(ステップS603)。減速の必要があるのは、例えば使用できるラインヘッドが4本未満の場合であり、この場合にはその残りのラインヘッドと、各ラインヘッドの最大駆動周波数とに対応した搬送速度を設定する。そして、搬送速度低減の要否にかかわりなく、残りのラインヘッドの個数に対応した画像データの分割数変更処理を行い、本手順を終了する。
一方、ステップS608において記録実行が不可能であると判定された場合には、記録動作を停止し、インクジェット記録装置の表示部213を駆動してエラー表示を行うと共に、ホストコンピュータ106側にエラー信号を送信してホストコンピュータ106側のディスプレイにてエラー表示を行う(ステップS609)。この際、不良ノズルが生じたラインヘッドの位置など、詳しいエラー情報を提示するようにすることもでき、またユーザに対しどのような対処を行うかの指示などを含めることも可能である。また、ステップS603において記録媒体の搬送速度低減が必要であると判定された場合に、インクジェット記録装置の表示部213やホストコンピュータ106側のディスプレイを介して搬送速度低減すなわち記録速度低減が生じる旨を通知することも可能である。さらに、そのような記録速度低減が生じる場合に、ユーザがこれを容認できるか否かを問合せ、容認できる場合には記録を継続し、そうでない場合にはエラーメッセージを提示するようにすることも可能である。
次に、不良ノズルを検知した際の補完動作をより具体的に説明する。ここでは、ラインヘッド102において不良ノズルが検知され、かつその不良ノズルがseg1〜seg640の区画のBLOCK1に属するseg65のものであるとする(図6参照)。
この場合、補助ラインヘッド114においてseg1〜seg640の区画のBLOCK1内に不良ノズルが無ければ、補助ラインヘッド114の当該区画のBLOCK1に属するノズル群を使用して補完が可能であると判断できる。また、補助ラインヘッド114においてseg1〜seg640の区画のBLOCK1内に不良ノズルがあれば、補助ラインヘッド114を用いる補完は不可であると判断される。
図8は補助ラインヘッド114を用いる補完動作の説明図、図9および図10は、それぞれ、不良ノズルが検知されたラインヘッドおよび補助ラインヘッドにおける各部信号のタイミングチャートである。
記録媒体110の搬送動作が開始され、記録媒体先端が記録媒体センサ111で検知されると、記録媒体搬送に同期した水平同期信号が送出開始される。水平同期信号は搬送路に備えた不図示の手段、例えばロータリエンコーダの出力信号が変換されて生成されるもので、例えば記録ヘッドの分解能が600ドット/インチ(参考値)であればドット間ピッチと同じ寸法、つまり記録媒体110が42.3(μm)進む毎に水平同期信号が1パルス送出される。そして記録媒体センサ111から最上流側に位置するラインヘッド101までの距離の設計値が2インチであれば、記録媒体先端が記録媒体センサ111で検知されてからラインヘッド101に到達するまで1200パルスの水平同期信号が送出される。
さらに進んで記録開始位置が、ラインヘッド101の下側に到達すると、イメージメモリ205に格納されている先頭部1ラスタ分のデータが転送され、先頭ラスタの画像が記録される。その後ラインヘッド101では水平同期信号が4パルス分進む毎に1ラスタの記録を行うというように間欠的な画像記録を行う。
続いて先頭から2番目のラスタ位置がラインヘッド102の下側に到達すると、先頭から2番目のラスタの画像が記録される。もし各ラインヘッド間の距離の設計値が1インチであれば、ラインヘッド101での記録開始から数えて水平同期信号が約600パルス分送出された後、ラインヘッド102による記録が開始されることになる。その後ラインヘッド102ではやはり水平同期信号が4パルス分進む毎に1ラスタの記録を行うというように間欠的な画像記録を行う。
以下同様に水平同期信号が約600パルス分送出される毎に、下流側のラインヘッド103、104、および114の順に間欠ラスタ部への記録が埋められて画像が完成され始める。
画像記録がさらに進んだ途中のラスタ701〜704の部分に着目して説明する。
ラスタ702位置が記録ヘッド102の下部に到達すると、該当ラスタの画像データがイメージメモリ205から読み出され、ラインヘッド102へ転送される。この際、ブロック選択信号とヒート信号とを適切に制御することにより、seg1〜seg640の区画のBLOCK2〜16に属するノズルの駆動と、seg641〜seg1280、seg1281〜seg1960およびseg1961〜seg2560の区画のBLOCK1〜16に属する全ノズルの駆動とを有効にする。すなわち、ラインヘッド102のBE0=0、BE1=0、BE2=0、ODD=1、EVEN=0のタイミングで、メインパルスMH1のみを無効とするようにする(図9)。これにより、当該ラスタの部分702(黒丸で示すドット群)が形成される。この時点で不良ノズルが存在する該当ブロック705の記録はされないまま進んでいくが、当該ラスタ702が記録ヘッド102を通過後、水平同期信号が約1800パルス分送出された時点で補助ラインヘッド114下部に到達する。
補助ラインヘッド114には記録ヘッド102用に読み出された画像データと同じデータが同じ順序で予め読み出されているので、当該ラスタ702の画像データがイメージメモリ205から読み出され、補助ラインヘッド114へ転送される。
この際、ブロック選択信号とヒート信号とを適切に制御することにより、seg1〜seg640の区画のBLOCK1に属するノズルの駆動のみを有効にする。すなわち、補助ラインヘッド114のBE0=0、BE1=0、BE2=0、ODD=1、EVEN=0のタイミングで、メインパルスMH1のみを有効とする(図10)。これにより、ラスタ画像部分(ハッチを付したドット)705が形成され画像補完される。
次に、補助ラインヘッド114においてseg1〜seg640の区画のBLOCK1内に不良ノズルがあり、補助ラインヘッド114を用いる補完が不可であると判断された場合の動作について説明する。
ここで、残りのラインヘッド101、103および104は不良ノズルを含んでおらず、これら3本のラインヘッドにより記録継続が可能であると判断されたとする。この場合は、水平同期信号の周期より、現在の記録媒体109の搬送速度が残りの3本のラインヘッドによる記録が可能なものであるかを判断する。そして、記録不可能な速度であれば、搬送速度を記録可能な速度まで落とすよう制御する。なお、記録可能な最大搬送速度は記録ヘッドの個数に比例しており、予め制御プログラムにおいて各記録ヘッドの個数に対応した最大記録可能速度をテーブル設定しておき、適宜読み出して用いればよい。記録可能な速度が設定された後には、画像データの分割数を「4」から「3」へと変更する。
図11に画像記録途中のラスタ801〜803の部分を記録可能な3本のラインヘッド101、103および104によって記録した結果を示す。
記録開始位置が、ラインヘッド101の下側に到達すると、イメージメモリ205に格納されている先頭部1ラスタ分のデータが転送され、先頭ラスタの画像が記録される。その後ラインヘッド101では水平同期信号が3パルス分進む毎に1ラスタの記録を行うというように間欠的な画像記録を行う。
続いて先頭から2番目のラスタ位置がラインヘッド103の下側に到達すると、先頭から2番目のラスタの画像が記録される。各ラインヘッド間の距離の設計値を1[inch] としているので、ラインヘッド101での記録開始から数えて水平同期信号が約1200パルス分送出された後、ラインヘッド103による記録が開始されることになる。その後ラインヘッド103ではやはり水平同期信号が3パルス分進む毎に1ラスタの記録を行うというように間欠的な画像記録を行う。
さらに水平同期信号が約600パルス分送出されたら、ラインヘッド104の記録によって画像は完成され始める。
以上のように、補助ラインヘッド114を用いる補完動作が不可である場合、残りの、つまり不良ノズルのない正常なラインヘッドを用いて記録を実行することで、記録速度の低下は生じるものの、記録品質を低下させることなく画像が形成されていく。
以上のように、本実施形態では、補助ラインヘッドを用い、ブロック選択信号のタイミングに基き、空間的に対応する、すなわち搬送方向において位置的に対応する区画内のブロックの単位で補完を行うようにした。これにより、イメージメモリに展開されたラスタ単位の画像データの読み出しおよび転送の制御と、ヒート信号(メインヒートパルス)の信号状態の制御とを行えば補完動作が可能となる。従って、不良ノズルの補完動作を行うための画像データの再展開やマスクデータの生成、およびマスクデータの記憶手段等が不要となり、記録速度の低下を来たすことなく、簡単な構成で品質の高い記録を維持できる効果が得られる。
また、本実施形態では、補助ラインヘッドによる補完が不可である場合でも、記録動作を実行可能なラインヘッドの個数に対応して画像データの分割数を変更し、かつ当該個数に対応した適切な記録媒体搬送速度を設定するようにした。これにより、記録速度の低下を最小限に抑えつつ、記録品質を低下させることのない画像形成が可能となる。
上記実施形態においては、補助ラインヘッド以外の1本のラインヘッドで不良ノズルを検知した際の動作を説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。補助ラインヘッド以外の2本以上の記録ヘッドで不良ノズルを検知した際にも、不良ノズルが発生したブロックが重ならなければ、補助ラインヘッドを用いることで記録速度を低下させることなく品質の高い記録を行うことが可能である。
また、上例では通常の記録時に用いるラインヘッドを4本とし、補助ラインヘッドを1本としたが、これらの数値は例示であり、それぞれ適宜の個数を用い得ることは勿論である。
加えて、上述の実施形態では固定的に専用の補助ラインヘッドを設けたが、複数のラインヘッドについて、補助ラインヘッドとして機能させるものを適宜変更するようにしてもよい。すなわち、例えばある量の画像記録毎に、複数のラインヘッドのうち補助ラインヘッドとして用いるものがサイクリックまたはランダムに用意されるようにすることも可能である。あるいは、1つのラインヘッドで不良ノズルが発生した場合、次回の記録時にはこれを補助ラインヘッドとして設定し、それまで補助ラインヘッドとして用意されていたものを通常記録に用いるラインヘッドに切換えるようにすることも可能である。その後、さらにいずれかのラインヘッドで不良ノズルが発生した場合には、その不良ノズルが発生したブロックと、補助ラインヘッドとして設定されたものの不良ノズルが属するブロックとの比較を行って、上記と同様の処理を行うことができる。
(第2の実施形態)
図12は、本発明の第2の実施形態に係る記録システムの概略構成例を示す概念図である。ここで、第1の実施形態と同様に構成される各部については、対応箇所に同一符号を付してある。この図から明らかなように、本実施形態に係るシステムには、補助ラインヘッドが設けられておらず、記録に際して通常に使用される4本のラインヘッド101〜104のみが設けられている。
かかるシステムの制御系も、図2と同様に構成される。しかしこれは、補助ラインヘッド114をもたないことに対応したものとなる。
また、記録システムの通常時の記録動作も、第1の実施形態において図3を用いて説明した動作、すなわち補助ラインヘッド114が使用されない状態で行われるラインヘッド101〜104による分担記録動作と同様となる。
そして、本実施形態においても、各ラインヘッド内では上記ブロック駆動が実施され、そのための構成および、通常記録時における制御の態様は、図4〜図6を用いて説明した第1の実施形態と同様である。
次に、以上の構成を用い、不良ノズルが生じた場合の補完動作について説明する。本実施形態の補完動作は、上述のように分割されたブロック単位で行われるものである。
図13は、不良ノズル検知時に実行される補完動作手順の一例を示すフローチャートである。上記不良ノズル検知装置により不良ノズルが検知された場合(ステップS701)、不良ノズルの発生したラインヘッドが1本のみであるかを判定する(ステップS702)。
1本のみであれば、正常に記録を行い得る残りの3本のラインヘッドを用いて記録を実行し、その個数(3本)に対応して、記録媒体の搬送速度低減の要否を判定する(ステップS703)。すなわち、不良ノズルを含まないラインヘッドの数が減少した場合には、その残りのラインヘッドによって記録できる最大記録可能周波数に応じて、4本のラインヘッドで記録を行う場合の最高記録速度よりも低い速度としなければならない。そのため、現在設定されている搬送速度のままで記録動作を実行できるかどうかを判断する。減速の必要があるのは、最高記録速度が当初に設定されていた場合であり、この場合には残りのラインヘッドと、各ラインヘッドの最大駆動周波数とに対応した搬送速度を設定する。その後、搬送速度低減の要否にかかわりなく、使用するラインヘッドの個数に対応した画像データの分割数変更処理を行い(ステップS705)、本手順を終了する。
ステップS702で不良ノズルの生じたラインヘッドが2本以上ある場合には、ラインヘッド相互間の関係を用いた補完が可能であるかの判定を行う(ステップS706)。当該判定は、例えば次のような段階によって行うことができる。
すなわち、まず不良ノズルが含まれるラインヘッドのそれぞれの関係において、不良ノズルが含まれるブロックが重なっているか否かを判断する。重なっていなければ直ちに補完が可能であると判断する。一方、重なっている場合には、その不良ノズルが属する区画同士が対応するかを判断する。そして、対応しない場合には補完が行われるようにし、対応している場合には補完を不可とする。つまり、2本以上のラインヘッドにおいて不良ノズルが検知された場合、そのノズルが属するブロックおよび区画の双方が重なっているかを判断し、重なっている場合にのみ、補完を不可とする。
補完が可能であれば、後述するような補完処理を実施するための設定を行い(ステップS707)、本手順を終了する。一方、補完が不可であれば、記録を実行可能であるか否かの判定を行う(ステップS708)。当該判定は、次のように行うことができる。すなわち、すべてのラインヘッドにおいて不良ノズルがあり、かつ、その不良ノズルが対応する(搬送方向において重なる)ブロックおよび区画に属する場合は不可と判定し、それ以外の場合は可能と判定するようにする。
ステップS708で可能と判定された場合にはステップS703に移行し、搬送速度の低減処理等を実行する。一方、ステップS708において記録実行が不可能であると判定された場合には、記録動作を停止し、インクジェット記録装置の表示部213を駆動してエラー表示を行うと共に、ホストコンピュータ106側にエラー信号を送信してホストコンピュータ106側のディスプレイにてエラー表示を行う(ステップS709)。この際、不良ノズルが生じたラインヘッドの位置など、詳しいエラー情報を提示するようにすることもでき、またユーザに対しどのような対処を行うかの指示などを含めることも可能である。また、ステップS603において記録媒体の搬送速度低減が必要であると判定された場合に、インクジェット記録装置の表示部213やホストコンピュータ106側のディスプレイを介して搬送速度低減すなわち記録速度低減が生じる旨を通知することも可能である。さらに、そのような記録速度低減が生じる場合に、ユーザがこれを容認できるか否かを問合せ、容認できる場合には記録を継続し、そうでない場合にはエラーメッセージを提示するようにすることも可能である。
次に、不良ノズルを検知した際の記録動作をより具体的に説明する。ここでは、ラインヘッド102においてのみ不良ノズルが検知され、残りのラインヘッド101、103および104は不良ノズルを含んでいないものとする。
この場合は、水平同期信号の周期より、現在の記録媒体109の搬送速度が残りの3本のラインヘッドによる記録が可能なものであるかを判断する。そして、記録不可能な速度であれば、搬送速度を記録可能な速度まで落とすよう制御する。なお、記録可能な最大搬送速度は記録ヘッドの個数に比例しており、予め制御プログラムにおいて各記録ヘッドの個数に対応した最大記録可能速度をテーブル設定しておき、適宜読み出して用いればよい。記録可能な速度が設定された後には、画像データの分割数を「4」から「3」へと変更する。
この後、記録可能な3本のラインヘッド101、103および104によって、記録動作が行われる。これは、例えば第1の実施形態において図11を用いて説明した動作、すなわち補助ラインヘッド114が使用されない状態で行われるラインヘッド101、103および104による分担記録動作と同様となる。
つまり本実施形態では、不良ノズルが発生したラインヘッドが1本のみであれば、残りの3本のラインヘッドを用いて記録を実行する。この場合、4本のラインヘッドを用いた最高記録速度が当初設定されている場合には、その速度からの記録速度の低下は生じるものの、不良ノズルを含まない正常なラインヘッドを用いてラスタ単位の記録が行われるため、記録品質を低下させることなく画像が形成されて行く。
しかしその後、例えばラインヘッド103においても不良ノズルが検知されたとする。この場合、上述したステップS706において、不良ノズルが生じたラインヘッド102および103の相互の関係において、補完が可能であるか否かが判断される。ここでは、ラインヘッド102およびラインヘッド103において検知された不良ノズルが属する区画およびブロックが重なっていないものとする。すると、ラインヘッド102およびラインヘッド103における不良ノズルの補完動作は、それぞれの駆動を適切に制御することで実施可能となる。
図14は不良ノズルの生じたラインヘッド相互の関係を用いる補完動作の説明図である。不良ノズルの生じたラインヘッド102および103における各部信号のタイミングチャートは、それぞれ、第1実施形態において参照した図10および図9と同じである。ここでは、ラインヘッド103において検知されていた不良ノズルがseg1〜seg640の区画のBLOCK1に属するseg65のものであり(図6参照)、それら区画およびブロックはラインヘッド102において検知されていた不良ノズルが属する区画およびブロックと重なっていないものとする。
水平同期信号が検出されると、記録媒体搬送方向における最上流側に位置するラインヘッド101に対し、イメージメモリ205に格納されている1ラスタ分のデータが転送され、1ラスタの画像901が記録される。
次に、水平同期信号が検出されると、イメージメモリ205から読み出された次の1ラスタ分の画像データがラインヘッド102へ転送される。この際、ブロック選択信号とヒート信号とを適切に制御することにより、seg1〜seg640の区画のBLOCK1に属するノズルの駆動のみを有効にする。すなわち、ラインヘッド102のBE0=0、BE1=0、BE2=0、ODD=1、EVEN=0のタイミングで、メインパルスMH1のみを有効とする(図10参照)。これにより、ラスタ902の部分(ハッチを付したドット)905が形成される。これは、ラインヘッド103が記録を行い得ない部分である。またこの際、当該ブロック以外の区画およびブロックに属するノズルは、ラインヘッド102において生じていた不良ノズルが属する区画およびブロックを含めて駆動されない。
さらに次の水平同期信号が検出されると、ラインヘッド102へ転送した1ラスタ分のデータと同じデータがラインヘッド103に転送される。この際、ブロック選択信号とヒート信号とを適切に制御することにより、seg1〜seg640の区画のBLOCK2〜16に属するノズルの駆動と、seg641〜seg1280、seg1281〜seg1960およびseg1961〜seg2560の区画のBLOCK1〜16に属する全ノズルの駆動とを有効にする。すなわち、ラインヘッド102のBE0=0、BE1=0、BE2=0、ODD=1、EVEN=0のタイミングで、メインパルスMH1のみを無効とするようにする(図9参照)。これにより、ラスタの部分902(黒丸で示すドット群)が形成され、ラインヘッド102が記録を行い得ない部分を含めた補完が行われる。
さらに次の水平同期信号が検出されると、イメージメモリ205から読み出された次の1ラスタ分の画像データがラインヘッド104に転送されてラスタ画像903が形成される。
以降、同様にラインヘッド101〜104を使用し、記録品質および記録速度を大きく低下させることなく画像が形成されていく。
以上のように、本実施形態では、不良ノズルが生じたラインヘッド相互の関係を用い、ブロック選択信号のタイミングに基き、空間的に対応する、すなわち搬送方向において位置的に対応する区画内のブロックの単位で補完を行うようにした。これにより、イメージメモリに展開されたラスタ単位の画像データの読み出しおよび転送の制御と、ヒート信号(メインヒートパルス)の信号状態の制御とを行えば補完動作が可能となる。従って、不良ノズルの補完動作を行うための画像データの再展開やマスクデータの生成、およびマスクデータの記憶手段等が不要となり、簡単な構成で品質の高い記録を維持できる効果が得られる。
また、本実施形態では、以上のように、2本のラインヘッドで不良ノズルが発生した場合、正常なブロックのノズル同士で補完し合って1ラスタの画像データの記録を行い、4本のラインヘッドで3ラスタずつの記録を行うことになる。従って、2本のラインヘッドで不良ノズルが発生しても、3本のラインヘッドが正常である場合と同じ記録速度で記録を実行できる。すなわち、従来のように一意的に記録速度を正常なヘッドの個数に比例した速度まで記録速度を低下させることなく、つまり記録速度の大幅な低下を生じることなく、記録を継続できる効果が得られる。
なお、上記実施形態においては、2本のラインヘッドで不良ノズルを検知した際の動作を説明した。しかし3本以上の記録ヘッドで不良ノズルを検知した際にも、不良ノズルが発生したブロックが重ならなければ、記録が全くできなくなったり、あるいは記録速度が大幅に低下したりすることなく、品質の高い記録を行うことが可能である。つまり、4本のラインヘッドすべてで不良ノズルがあっても、その不良ノズルが発生したブロックがすべてのラインヘッドで重なっていない限り記録を継続することが可能である。例えば、すべてのラインヘッドで不良ノズルが発生したブロックが異なっている場合や、2本のラインヘッド間でのみ不良ノズルが発生したブロックが重なっている場合では、不良ノズルが発生したブロックが重なっていない一対のラインヘッド同士の関係を利用して、2本のラインヘッドが正常である場合と同じ記録速度で記録を実行できる。
また、不良ノズルが生じたラインヘッド同士の関係において補完を行うようにしたが、1本のラインヘッドに不良ノズルが生じた場合に、正常な他のラインヘッドを利用し、上述と同様の補完動作が行われるようにしてもよい。
さらに、上述の実施形態では当初1本のラインヘッドにおいて不良ノズルが発生しており、その後他の1本のラインヘッドで不良ノズルが発生した場合の処理について説明した。しかし当初から2本以上のラインヘッドにおいて不良ノズルが検知されていた場合には、その時点で補完動作に伴う記録媒体搬送速度の設定を行うようにすることができる。
加えて、上例では通常の記録時に用いるラインヘッドを4本としたが、この数値は例示であり、それぞれ適宜の個数を用い得ることは勿論である。
(その他)
なお、第1の実施形態では補助ラインヘッドを用意し、通常記録に用いるラインヘッドに不良ノズルが発生した場合には、そのラインヘッドの記録動作を補助ラインヘッドによって補完させるものとした。そしてその補完が不可である場合は、正常なラインヘッドのみを用いて記録が継続されるようにした。また、第2の実施形態では補助ラインヘッドを用意することなく、不良ノズルのある2つのラインヘッド同士の関係を用いて1ラインヘッド分の記録動作を補完させるものとした。しかしこれらの実施形態を適宜組み合わせることも可能である。例えば、補助ラインヘッドを用意する一方、あるラインヘッドに不良ノズルが発生した場合、その記録動作を補助ラインヘッドによって補完することができなければ、他のラインヘッドを用いて補完が行われるようにすることができる。
また、上述の各実施形態に係るインクジェット記録装置では、搬送される記録媒体の幅に対応した範囲にわたってノズルを配列してなるラインヘッドを用いるものとした。しかし、ノズルの配列範囲はこれに限られず、記録媒体の幅の少なくとも一部を満たすものでもよい。また、ノズルの配列方向についても、記録媒体搬送方向と交差する方向であればよい。
さらに、上例では、各ラインヘッド内では、所定個数のノズルを単位としてまとめられたブロック毎の時分割駆動(ブロック駆動)が実施されるものとした。しかし、補完に際し、一の記録ヘッドと、他の記録ヘッドとに、同じ分割画像データを供給するとともに、一の記録ヘッドに対しては、吐出不良のノズルが駆動されるタイミングでのみ記録動作を無効とし、他の記録ヘッドに対しては、対応するノズルが駆動されるタイミングでのみ記録動作を有効とするという本発明の思想に照らせば、ノズルが時分割駆動されるものであればよく、必ずしも所定個数のノズルを単位としてまとめたブロック駆動を行うものでなくてもよい。換言すれば、1ブロックに含まれるノズルの個数は適宜定め得るものである。
また、上記実施形態では、ブラックインクを用いてモノクローム画像を記録する場合を説明したが、ブラックインク以外のインクについてもラインヘッドを複数配設し、画像データを適切に分割しながらカラー画像を記録する場合にも本発明は適用可能である。またこの際、用いる色の種類数についても適宜定め得ることは勿論である。
さらに加えて、上述の実施形態では、インクを吐出するために利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する電気熱変換素子を有するインクジェット記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置について説明した。しかし本発明は、その他のエネルギ、例えば機械的エネルギを発生するピエゾ素子などを有するインクジェット記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置にも適用可能であることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態を適用可能な記録システムの概略構成例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係るライン型インクジェット記録装置の制御系の概略構成例を示すブロック図である。 図2に示すインクジェット記録装置の通常時の記録動作を説明するための概念図である。 図2に示すインクジェット記録装置の一つのヘッドにおける、所定の区画内の電気熱変換素子およびその駆動回路の電気的構成例を示す回路図である。 図4に示す回路のブロック駆動を行うための各部信号のタイミングチャートである。 ブロック駆動を行うための信号とノズルとの対応を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態において、不良ノズル検知時に実行される補完動作手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態において、不良ノズル検知時に実行される補助ラインヘッドを用いた補完動作を説明するための概念図である。 不良ノズルが検知されたラインヘッドにおける各部信号のタイミングチャートである。 補助ラインヘッドにおける各部信号のタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態において、不良ノズル検知時に補助ラインヘッドを用いずに記録を行う場合の動作を説明するための概念図である。 本発明の第2の実施形態を適用可能な記録システムの概略構成例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態において不良ノズル検知時に実行される補完動作手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態において、不良ノズル検知時に実行される補完動作を説明するための概念図である。
符号の説明
101〜104 ラインヘッド
105 イメージメモリ
106 ホストコンピュータ
107 記録装置
109 記録媒体
110 搬送ユニット
111 記録媒体検知センサ
112 不良ノズル検知装置の発光部
113 不良ノズル検知装置の受光部
114 補助ラインヘッド
201 制御部
202 CPU
205 イメージメモリ
206 各種モータ
207 搬送制御インターフェース
209 ヘッド駆動回路
210 モータドライバ
211 入出力部(I/O)
212 制御回路
301〜304、701〜705、801〜803、901〜903 ラスタ画像

Claims (6)

  1. インク吐出を行うためのノズルが記録媒体の搬送方向と交差する方向に配列されたインクジェット記録ヘッドを、同色のインクについて複数、前記搬送方向に並置してなり、該複数のインクジェット記録ヘッドに対し、画像データを前記ノズルの配列に対応して分割した分割画像データを供給して記録を行うことが可能なインクジェット記録装置であって、
    一の前記インクジェット記録ヘッドにインク吐出不良のノズルがある場合には、該ノズルが担当する記録動作を、他の前記インクジェット記録ヘッドの対応するノズルで補完させる補完手段を具え、
    該補完手段は、前記一のインクジェット記録ヘッドと、前記他のインクジェット記録ヘッドとに、同じ前記分割画像データを供給するとともに、前記一のインクジェット記録ヘッドに対しては、前記インク吐出不良のノズルが駆動されるタイミングでのみ記録動作を無効とし、前記他のインクジェット記録ヘッドに対しては、前記対応するノズルが駆動されるタイミングでのみ記録動作を有効とすることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記他のインクジェット記録ヘッドは、前記補完を行うために用意されたものであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記分割画像データの記録に際し、前記インクジェット記録ヘッドを、複数のノズルを含む複数のブロックに分割して時分割に駆動する駆動手段を具え、
    前記補完手段は、前記一のインクジェット記録ヘッドに対しては、前記インク吐出不良のノズルを含むブロックの前記時分割駆動のタイミングでのみ記録動作を無効とし、前記他のインクジェット記録ヘッドに対しては、前記対応するノズルを含むブロックの時分割駆動のタイミングでのみ記録動作を有効とするよう、前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記他のインクジェット記録ヘッドは、前記対応するノズル以外のノズルがインク吐出不良となっているインクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記分割画像データの記録に際し、前記インクジェット記録ヘッドを、複数のノズルを含む複数のブロックに分割して時分割に駆動する駆動手段を具え、
    前記補完手段は、前記一のインクジェット記録ヘッドに対しては、前記インク吐出不良のノズルを含むブロックの前記時分割駆動のタイミングでのみ記録動作を無効とし、前記他のインクジェット記録ヘッドに対しては、前記対応するノズルを含むブロックの時分割駆動のタイミングでのみ記録動作を有効とするよう、前記駆動手段を制御し、
    前記他のインクジェット記録ヘッドにおいて吐出不良となっているノズルは、前記対応するノズルが含まれるブロック以外のブロックに含まれていることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記インク吐出を生じさせるための駆動信号の供給の有無によって前記記録動作を有効または無効とすることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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