JP6298171B2 - 水ポンプユニット - Google Patents

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Description

本発明は、動力伝達側装置に取付けられる水ポンプユニットに関する。
内燃機関のクランクケースのオイルパン部の竪壁外面に水ポンプユニットを取付け、オイルパン部内部に設けられたオイルポンプの駆動軸と同軸に接続した水ポンプユニットの駆動軸で水ポンプユニットを駆動するものが、例えば下記特許文献1に示されている。
しかしながら、下記特許文献1に示されるものにおいては、オイルパン部の竪壁に、水ポンプユニットのハウジングの一部を挿通させる開口を設ける等、接合部が大きくなるとともに、水ポンプユニットの駆動軸の一部をクランクケース内に配置することとなり、水ポンプユニットの組付けが煩雑であった。
特開2000−161058号公報(図2、図11、図12)
本発明は、かかる従来技術に鑑みてなされたものであり、動力伝達側装置に取付けられる水ポンプケースの接合面を小さくでき、動力伝達側装置の開口を小さくでき、さらに、水ポンプユニットの組付けが容易となる水ポンプユニットを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、水ポンプケースに、インペラを駆動する駆動軸と、動力伝達側装置の動力を前記駆動軸に伝達する伝達部材とを備えた水ポンプユニットにおいて、前記水ポンプケースは、前記駆動軸を収容して支持し、前記伝達部材は、前記駆動軸を介して前記水ポンプケースに支持され、その一部が同水ポンプケースから突出し、前記水ポンプケースの、動力伝達側装置に取付けられる接合面が、前記伝達部材に沿って形成されたことを特徴とする水ポンプユニットである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の水ポンプユニットにおいて、前記伝達部材は、前記動力伝達側装置の動力で駆動される従動ギヤであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の水ポンプユニットにおいて、前記従動ギヤは、前記駆動軸に支持され、径方向の大きさが、同駆動軸方向の大きさよりも大きいことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の水ポンプユニットにおいて、前記動力伝達側装置は内燃機関を備えたパワーユニットであり、前記水ポンプユニットは、同パワーユニットのクランクケースに取付けられたものであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の水ポンプユニットにおいて、前記水ポンプユニットを前記パワーユニットのクランクケースに締結する締結ボルトの軸方向が、前記水ポンプユニットの駆動軸に対して直交していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明の水ポンプユニットによれば、動力伝達側装置に取付けられる水ポンプケースの接合面が、伝達部材の外形に沿って形成されるため、接合面を小さくすることができ、動力伝達側装置の開口を小さくすることができ、動力伝達側装置の剛性の確保に寄与する。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、伝達部材として円板状の従動ギヤを動力伝達側装置内に挿入することで、動力伝達側装置側の水ポンプ駆動ギヤと噛合させて連結することができるので、チェーン駆動よりも水ポンプユニットの組付け作業が良好であり、容易となる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、水ポンプユニットの動力伝達側装置に対する接合面は、伝動部材としての従動ギヤに沿って形成されるが、従動ギヤは駆動軸方向より径方向が大きく形成されているので、駆動軸方向に直交する直線状に延びる接合面となり、水ポンプユニットの駆動軸方向の張り出しを小さくでき、水ポンプユニットの駆動により水ポンプユニットに応力が生じたとしても、駆動軸方向の接合面の距離が小さいため、ひずみを小さくすることができる。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、水ポンプケースと接合するクランクケースの水ポンプ接合面が、従動ギヤの外形に沿って形成されるため、水ポンプ接合面を小さくすることができ、水ポンプ接合面においてクランクケースに設けられる開口は従動ギヤに合わせて小さくすることができるので、クランクケースの剛性の維持が容易である。
請求項5の発明によれば、請求項4の発明の効果に加え、水ポンプユニット側の従動ギヤとパワーユニット側の水ポンプ駆動ギヤとの噛み合いを、容易に精度良く設定することができる。
本発明の一実施形態に係る水ポンプユニットを取付けたパワーユニットを備えた自動二輪車の要部右側面図である。 図1中II−II矢視による、パワーユニットの前面図であり、パワーユニットに取付けられた状態で水ポンプユニットの前面が示される。 図2中III−III矢視による、本実施形態のパワーユニットの上面図であり、図示上方がパワーユニットの前方を示し、本実施形態の水ポンプユニットを上面前部に取付けた状態である。 本実施形態の水ポンプユニットの上面図であり、図示上方がパワーユニットに取付けた状態の前方を示す。 図4中V−V矢視による、水ポンプユニットの後面図である。 図5中VI−VI矢視による、水ポンプユニットの底面図である。 図4中VII−VII矢視による、水ポンプユニットの前面図である。 図3中の水ポンプユニットを取付けたパワーユニットの、前部要部拡大上面図であり、水ポンプユニットの水ポンプケースは、外形を二点鎖線で示すのみで省略図示し、水ポンプケースに締結された水ポンプカバーと、水ポンプケースに支持された駆動軸と従動ギヤを示す。
図1から図8に基づき、本発明の一実施形態に係る水ポンプユニットにつき説明する。
特許請求の範囲および本明細書の説明における前後左右上下等の向きは、本実施形態の水ポンプユニットを取付けたパワーユニットを備えた車両の向きに従うものとする。本実施形態において車両は鞍乗型車両であり、具体的には自動二輪車である。
図中矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、UPは車両上方を、それぞれ示す。
図1は、本発明の一実施形態に係る水ポンプユニット7を取付けたパワーユニット3を備えた自動二輪車1の要部右側面図である。
図1において、自動二輪車1は、車体カバー10が2点鎖線で簡略に一部省略して示されるほか、吸気系、排気系、燃料系等が図示省略され、要部のみが示される。
自動二輪車1の車体フレーム2は、前輪11を軸支するフロントフォーク12を操向可能に支承するヘッドパイプ20と、ヘッドパイプ20から後ろ下がりに延びるメインフレーム21と、メインフレーム21の後端上部から後ろ上がりに延びるシートレール22と、メインフレーム21の後端下部とシートレール22の後部寄りの間を結ぶバックステイ23とを備える。
フロントフォーク12の上部には操向ハンドル13が連結される。またメインフレーム21の後端部にはスイングアーム14の前端部が上下に揺動可能に支承されており、スイングアーム14の後端部には駆動輪である後輪15が軸支される。
さらにメインフレーム21の後端上部とスイングアーム14の間には図示しないリヤクッションユニットが設けられ、シートレール22上には、乗車用シート16が取付けられる。
メインフレーム21の下方空間には、後輪15を駆動するパワーユニット3が配置されており、パワーユニット3は、複数のハンガ部材17を介してメインフレーム21に支持される。
パワーユニット3の出力軸32は、スイングアーム14に沿って取り付けられたドライブシャフト33を介して後輪15に接続し、回転動力を後輪15に伝達する。
図2は、図1中II−II矢視によるパワーユニット3の前面図である。
図1、図2に示すように、パワーユニット3は、4ストロークサイクル水冷6気筒の水平対向型の内燃機関4と、内燃機関4の回転動力を変速するとともに回転方向を逆転するリバース用の伝達系を備えた変速機5とで構成されている。
内燃機関4の殻体は、自動二輪車1の走行方向前方を向いた状態で左側に配置される左クランクケース42Lと、走行方向前方を向いた状態で右側に配置される右クランクケース42Rとからなるクランクケース42と、左および右クランクケース42L、42Rの両外端にそれぞれ結合される左および右シリンダヘッド43L、43Rと、左および右クランクケース42L、42Rに結合されるリヤカバー44を備える(図1参照)。
リヤカバー44は自動二輪車1の走行方向に沿う左、右クランクケース43L、43Rの後部を塞ぐように結合される。
なお、左および右シリンダヘッド43L、43Rの両外端には、それぞれ左および右シリンダヘッドカバー45L、45Rが締結され、左および右シリンダヘッド43L、43R内に設けられた左、右の動弁機構とそのカム軸61L、61Rの従動スプロケット62L、62Rを覆っている。
左、右クランクケース42L、42Rは、相互に締結されるとともに、その合わせ面において、自動二輪車1の前後方向にその軸線を沿わせたクランク軸31を回転自在に支持して、その周囲にクランク室30を画成する。
そして、左、右クランクケース42L、42Rは、クランク室30の左、右に、それぞれ左、右のシリンダブロック部46L、46Rを内蔵し、左、右のシリンダブロック部46L、46Rにはそれぞれ、クランク軸31に図示しないコンロッドを介して共通に連結される図示しない各ピストンを挿通させるシリンダボアが互いに平行に3つ形成されている。
左、右クランクケース42L、42Rのクランク室30の下方には、クランク軸31と平行で車両前後方向を指向する変速機5のメイン軸51とカウンタ軸52が支持され、変速機室50が画成される。左、右クランクケース42L、42Rの変速機室50のさらに下方には、オイルパン部47が形成される。
リヤカバー44の後面には、変速機5のメイン軸51と同心に配置される図示しないクラッチ機構を覆うクラッチカバー53が取り付けられ、パワーユニット3の出力軸32が後方に向けてリヤカバー44から突出している(図1参照)。
出力軸32は、スイングアーム14に沿って延在し後輪15と接続するドライブシャフト33(図1参照)と接続して、内燃機関4の回転動力を後輪15に伝達する。
図2は、図1中II−II矢視によるパワーユニット3の前面図である。
図2に示すように、クランク軸31の周囲において左および右クランクケース42L、42Rに結合されクランク室30の前部を塞ぐようにカムチェーン室カバー48が備えられるとともに、クランク軸31の下方に配置される変速機5のメイン軸51とカウンタ軸52、およびシフトドラム54等(図2においてその中心軸位置が示される)の周囲において左および右クランクケース42L、42Rに結合され変速機室50の前部を塞ぐようにミッションホルダ49が備えられる。
ミッションホルダ49から左および右クランクケース42L、42Rの内部にかけては変速機室50が形成され、変速機5が収納される。
左、右クランクケース42L、42Rには、それぞれのシリンダブロック部46L、46Rの前側(図2図示手前側)に沿って、左、右シリンダヘッド43L、43R内に連通する左、右のカムチェーン室63L、63Rが画成されており、カムチェーン室カバー48は左、右のカムチェーン室63L、63Rを覆う前方壁の一部となっている。
なお、図2において、カムチェーン室カバー48は左側部(図示右側)を一部切り欠いて示しており、切欠き部の図示奥側に左のシリンダブロック部46Lと、その図示手前の左のカムチェーン室63Lが示され、カムチェーン室63L内に渡された左のカムチェーン65Lの一部が示される。
カムチェーン室カバー48の右側部(図示左側)においても同様に、右のシリンダブロック部46Rと、右のカムチェーン室63Rと、右のカムチェーン65Rが配置されている。
クランク軸31の前端側に嵌装された左のカム軸61用の駆動スプロケット64Lと、左の動弁機構のカム軸61Lの従動スプロケット62Lとの間にはカムチェーン65Lが、左のカムチェーン室63Lを通して懸け回されている。
また、クランク軸31の前端側に嵌装された右のカム軸61R用の駆動スプロケット64Rと、右の動弁機構のカム軸61Rの従動スプロケット62Rとの間にはカムチェーン65Rが、右のカムチェーン室63Rを通して懸け回されている。
それらによって左、右の動弁機構が駆動され、クランク軸31の回転に同期して所定のタイミングで、図示しない各シリンダボアに対するそれぞれの吸気弁、排気弁が開閉される。
なお、クランク軸31の前端側には、さらに後述の水ポンプ駆動ギヤ31aが嵌装される。
本実施形態のパワーユニット3の内燃機関4は、4ストロークサイクル水冷6気筒の水平対向型であり、冷却水の送給のための水ポンプユニット7を備えている。
水ポンプユニット7は、図1に示されるようにパワーユニット(本発明における「動力伝達側装置」)3の左、右クランクケース42L、42Rが接合されたクランクケース上面42aの前部に締結されて取付けられている。
図2には、パワーユニット3の左、右クランクケース42L、42Rの接合された上面前部、すなわちクランクケース上面42aの前部に取付けられた状態の水ポンプユニット7の前面が示されており、図2中III−III矢視によるパワーユニット3の上面図である図3には、同状態のクランクケース上面42aと水ポンプユニット7の上面が示されている。
両図に示されるように、水ポンプユニット7は、クランクケース上面42aに取付けられた状態で、図示しないインペラを駆動する駆動軸71の軸線Yを、クランク軸31の軸線Xの鉛直上方に平行に配して駆動軸71を支持し、クランクケース上面42aに締結される水ポンプケース72と、水ポンプケース72に前方から締結され、図示しないインペラを収容しポンプ室70を形成する水ポンプカバー73を備えている。
図7、図8も参照して、水ポンプケース72には、駆動軸71が収容されて軸受71aを介して回転自在に支持され、パワーユニット3の動力を駆動軸71に伝達する伝達部材としての従動ギヤ74(本発明における「伝達部材」)が駆動軸71を介して支持されている。
従動ギヤ74は、その一部が水ポンプケース72から下方に突出して(図5参照)、クランクケース上面42aの設けられた後述のクランクケース側開口(本発明における「開口」)42b(図8参照)からクランクケース42の内部に挿入され、クランク軸31に嵌装された水ポンプ駆動ギヤ31aと噛合している。
そのため、水ポンプケース72の下面には、動力伝達側装置としてのパワーユニット3のクランクケース42に取付けられる後述のクランクケース接合面(本発明における「接合面」)72c(図6参照)が設けられ、パワーユニット3のクランクケース上面42aには後述の水ポンプ接合面42c(図8参照)が設けられて、相互に従動ギヤ74を挿通させるため、クランクケース接合面72cは、従動ギヤ74に沿って水ポンプ側開口72b(図6参照)を備えて形成されるとともに、水ポンプ接合面42cは従動ギヤ74に沿ってクランクケース側開口42b(図8参照)を備えて形成されている。
水ポンプ接合面42cは、クランク軸31の軸線Xと平行な面をなし、且つ左右は水平方向に配向される。
一方、水ポンプユニット7の駆動軸71の軸線Yは、水ポンプユニット7がクランクケース上面42aに取付けられた状態でクランク軸31の軸線Xの鉛直上方に平行に配されるから、クランクケース接合面72cは、水ポンプユニット7の駆動軸71の軸線Yと平行な面をなす。
図4に示されるように、水ポンプユニット7は、駆動軸71の軸芯Y方向の後側を水ポンプケース72とし、前側に水ポンプケース73を前方からの締結ボルト75で締結している。
ポンプケース72に収容、支持された駆動軸71の前端は、水ポンプカバー73内のポンプ室70に延在し図示しないインペラが嵌装されている。
駆動軸71に嵌装された従動ギヤ74の上部は、水ポンプケース72に形成された上方に向けて円弧状の膨出部76に覆われている。
水ポンプケース72において、膨出部76の左方には、水ポンプカバー73内のポンプ室70に連通する左吐出通路80Lが形成され、後方に延在後、下方に向けて左吐出口81Lを備えている。また、膨出部76の右方には、水ポンプカバー73内のポンプ室70に連通する右吐出通路80Rが形成され、後方に延在後、下方に向けて右吐出口81Rを備えている。
水ポンプケース72がクランクケース42に締結されると、左吐出口81Lは、左クランクケース42Lのシリンダブロック部46L(図2参照)内のウォータジャケットに通ずる左冷却水入口35L(図8参照)と接続する。また、右吐出口81Rは、右クランクケース42Rのシリンダブロック部46R(図2参照)内のウォータジャケットに通ずる右冷却水入口35R(図8参照)と接続する。
また、水ポンプユニット7の前面図である図7に示されるように、水ポンプカバー73において、ポンプ室70に連通するように、左方に向けて設けられるのは、図示しない左ラジエータからの冷却水の左戻り口77Lであり、右方に向けて下側に設けられるのは、図示しない右ラジエータからの冷却水の右戻り口77Rであり、右方に向けて上側に設けられるのは、図示しないサーモスタットからの冷却水のバイパス戻り口78である。
水ポンプユニット7の下面図である図6に示されるように、水ポンプユニット7には、後部側の水ポンプケース72の下面に、クランクケース上面42aに取付けられるクランクケース接合面72cが形成されており、クランクケース接合面72cには、水ポンプ側開口72bと、左吐出口81Lと右吐出口81Rが形成されている。
クランクケース接合面72cに形成される水ポンプ側開口72bは、従動ギヤ74を挿通させるため、従動ギヤ74の外形に沿って配置されているので、クランクケース接合面72cも従動ギヤ74の外形に沿って形成されて比較的小さく形成され、それに対応して、従動ギヤ74を挿通させるクランクケース42のクランクケース側開口42bを小さくすることができ、クランクケース42の剛性の確保に寄与している。
水ポンプ側開口72bに挿通される従動ギヤ74は、径方向の大きさが駆動軸71の軸線Y方向の大きさよりも大きい円板状であるため、クランクケース接合面72cは、駆動軸71方向に直交する直線状に延びる接合面となり、水ポンプユニット7の駆動軸71の軸線Y方向の張り出しを小さくできる。そのため、水ポンプユニット7の駆動により水ポンプユニット7に応力が生じたとしても、駆動軸71の軸線Y方向の接合面の距離が小さいため、ひずみを小さくすることができる。
図8は、水ポンプユニット7を取付けたパワーユニット3の、前部要部拡大上面図であり、パワーユニット3のクランクケース上面42aの、水ポンプ接合面42cおよびクランクケース側開口42bを示す。
また、水ポンプユニット7の水ポンプケース72は、外形を二点鎖線で示すのみで省略図示し、水ポンプケース72に締結された水ポンプカバー73と、水ポンプケースに支持された駆動軸71と従動ギヤ74、および駆動軸71の軸受71aを示す。
なお、図8において水ポンプユニット7側の部材は、目視容易のため、点ハッチングを付して示される。
図8に示されるように、水ポンプケース72と接合するクランクケース42の水ポンプ接合面42cも、水ポンプケース72の従動ギヤ74の外形に沿って形成されるため、水ポンプ接合面42cを小さくすることができ、水ポンプ接合面42cにおいてクランクケース42に設けられるクランクケース側開口42bは従動ギヤ74に合わせて小さくすることができるので、クランクケース42の剛性の維持が容易である。
動力伝達側装置の後面図である図5に示されるように、伝動部材としての円板状の受動ギヤ74は、水ポンプケース72からクランクケース接合面72cの下方に、その一部を突出させている。
したがって、図8に示されるように、水ポンプケース72のパワーユニット3への取付けにあたっては、突出した従動ギヤ74を、パワーユニット3のクランクケース上面42aに設けられたクランクケース側開口42b内に挿入していくだけで、従動ギヤ74を、パワーユニット3側のクランク軸31に嵌装された水ポンプ駆動ギヤ31aと噛合させて連結させることができ、例えばチェーン駆動の場合と比べて、水ポンプユニット7の組付け作業が良好で、容易となる。
また、図4に示されるように、水ポンプケース72には、膨出部76の前後に2か所ずつ、左吐出口81Lの周囲に2か所、右吐出口81Rの周囲に2か所、クランクケース上面42aへの締結のための締結孔79が設けられているが、締結孔79の軸方向、すなわち締結ボルト79a(図8参照。その一部の頭部を2点鎖線で示す。)の軸方向が、クランクケース接合面72cに直交し、且つ駆動軸71の軸方向Yと直交している。
したがって、締結ボルト79aの締め代によって、水ポンプユニット7側の従動ギヤ74とパワーユニット3側の水ポンプ駆動ギヤ31aとの噛み合いを、容易に精度良く設定することができる。
以下、本実施形態の水ポンプユニット7の特徴的構成と、その作用効果を述べる。
すなわち、水ポンプケース72に、インペラを駆動する駆動軸71と、動力伝達側装置としてのパワーユニット3の動力を駆動軸71に伝達する伝達部材としての従動ギヤ74とを備えた水ポンプユニット7において、水ポンプケース72は、駆動軸71を収容して支持し従動ギヤ74は、駆動軸71を介して水ポンプケース72に支持され、その一部が水ポンプケース72から突出し、水ポンプケース72の、パワーユニット3に取付けられるクランクケース接合面72cは、従動ギヤ74に沿って配置される水ポンプ側開口72bを備えるので、クランクケース接合面72cも従動ギヤ74の外形に沿って形成されている。
そのように、パワーユニット3に取付けられる水ポンプケース72のクランクケース接合面72cが、従動ギヤ74の外形に沿って形成されることで、クランクケース接合面72cを小さくすることができ、パワーユニット3のクランクケース側開口42bを小さくすることができ、動力伝達側装置であるパワーユニット3の剛性の確保に寄与する。
また、伝達部材を、動力伝達側装置としてのパワーユニット3の動力で駆動される従動ギヤ74としたので、伝達部材として円板状の従動ギヤ74をパワーユニット3内に挿入することで、パワーユニット3側の水ポンプ駆動ギヤ31aと噛合させて連結することができるため、チェーン駆動よりも水ポンプユニット7の組付け作業が良好であり、容易となる。
また、従動ギヤ74は、駆動軸71に支持され、径方向の大きさが、駆動軸71方向の大きさよりも大きいので、水ポンプユニット7の動力伝達側装置としてのパワーユニット3に対するクランクケース接合面72cは、従動ギヤ74に沿って形成されるが、駆動軸71の軸線Y方向に直交する直線状に延びる接合面となり、水ポンプユニット7の駆動軸71の軸線Y方向の張り出しを小さくでき、水ポンプユニット7の駆動により水ポンプユニット7に応力が生じたとしても、駆動軸71の軸線Y方向のクランクケース接合面72cの距離が小さいため、ひずみを小さくすることができる。
また、動力伝達側装置を、内燃機関4を備えたパワーユニット3としたので、水ポンプユニット7は、パワーユニット3のクランクケース42に取付けられたものとなり、水ポンプケース72と接合するクランクケース42の水ポンプ接合面42cが、従動ギヤ74の外形に沿って形成されるため、水ポンプ接合面42cを小さくすることができ、水ポンプ接合面42cにおいてクランクケース42に設けられるクランクケース側開口42bは従動ギヤ74に合わせて小さくすることができるので、クランクケース42の剛性の維持が容易である。
そして、水ポンプユニット7をパワーユニット4のクランクケース42に締結する締結ボルト79aの軸方向が、水ポンプユニット7の駆動軸71に対して直交しているので、水ポンプユニット7側の従動ギヤ74とパワーユニット4側の水ポンプ駆動ギヤ31aとの噛み合いを、容易に精度良く設定することができる。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明の態様が上記実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むことは勿論である。
たとえば、動力伝達側装置は、請求項1ないし請求項3において内燃機関を備えたパワーユニットに限定されず、伝達部材は請求項1において従動ギヤに限定されない。
請求項4、請求項5において内燃機関を備えたパワーユニットの内燃機関は、実施形態の6気筒の水平対向型の内燃機関に限定されない。
なお、パワーユニットおよび水ポンプユニットの各部分の構成配置は、説明の便宜上、実施形態において図示の左右方向配置に特定して記載したが、本発明においては、左右逆の配置のものであってもよい。
3…パワーユニット(本発明における「動力伝達側装置」)、4…内燃機関、7…水ポンプユニット、31…クランク軸、31a…水ポンプ駆動ギヤ、42…クランクケース、42a…クランクケース上面、42b…クランクケース側開口(本発明における「開口」)、42c…水ポンプ接合面、42L…左クランクケース、42R…右クランクケース、70…ポンプ室、71…駆動軸、71a…軸受、72…水ポンプケース、72b…水ポンプ側開口、72c…クランクケース接合面(本発明における「接合面」、73…水ポンプカバー、74…従動ギヤ(本発明における「伝達部材」)、77L…左戻り口、77R…右戻り口、78…バイパス戻り口、79…締結孔、79a…締結ボルト、80L…左吐出通路、80R…右吐出通路、81L…左吐出口、81R…右吐出口、X…クランク軸31の軸線、Y…水ポンプユニット7の駆動軸71の軸線

Claims (4)

  1. 水ポンプケース(72)に、インペラを駆動する駆動軸(71)と、動力伝達側装置(3)の動力を前記駆動軸(71)に伝達する伝達部材(74)とを備え、
    前記伝達部材(74)は、前記動力伝達側装置(3)の動力で駆動される従動ギヤ(74)であり、
    前記水ポンプケース(72)は、前記駆動軸(71)を収容して支持するとともに、前記動力伝達側装置(3)のクランクケース(42)に取り付けられ、
    前記従動ギヤ(74)は、前記駆動軸(71)に支持され、該駆動軸(71)を介して前記水ポンプケース(72)に支持される水ポンプユニット(7)において、
    前記クランクケース(42)は、クランクケース側開口(42b)が形成された平面状の上面(42a)を有し、前記水ポンプケース(72)は、水ポンプ側開口(72b)が形成された平面状接合面(72c)を有し、
    前記水ポンプケース(72)の前記接合面(72c)が前記クランクケース側開口(42b)に合致する状態で、前記クランクケース(42)の上面(42a)に前記水ポンプケース(72)の接合面(72c)が接合され、
    前記従動ギヤ(74)は、その一部が、前記水ポンプケース(72)の前記水ポンプ側開口(72b)および前記クランクケース(42)の前記クランクケース側開口(42b)を貫通し、それら開口(72b,42b)に沿って前記クランクケース(42)の内部に挿入されて、従動ギヤ(74)が前記動力伝達側装置(3)に噛合し、
    前記従動ギヤ(74)の径方向の大きさは、該従動ギヤ(74)の前記駆動軸(71)方向の大きさよりも大きいことを特徴とする水ポンプユニット。
  2. 前記水ポンプユニット(7)を前記パワーユニット(3)のクランクケース(42)に締結する締結ボルト(79a)を備え、該締結ボルト(79a)の軸方向が、前記水ポンプユニット(7)の前記駆動軸(71)に対して直交していることを特徴とする請求項1に記載の水ポンプユニット。
  3. 前記駆動軸(71)は、前記水ポンプケース(72)に支持された複数の軸受(71a)に支持され、前記従動ギヤ(74)は前記軸受(71a)の間に支持されることを特徴とする請求項1または5に記載の水ポンプユニット。
  4. 前記従動ギヤ(74)は円板形状をなし、前記水ポンプ側開口(72b)および前記クランクケース側開口(42b)は、従動ギヤ(74)の前記円板形状に沿う形状をなすことを特徴とする請求項1、5または6に記載の水ポンプユニット。
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