JP6289732B2 - ロープ損傷診断検査装置およびロープ損傷診断検査方法 - Google Patents

ロープ損傷診断検査装置およびロープ損傷診断検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、エレベータのカゴを吊るすロープの破断あるいは減径を検査するエレベータのロープ損傷診断検査装置およびエレベータのロープ損傷診断検査方法に関する。
E字形状の鉄心を用いて、ロープ損傷を検出する従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1におけるE字形状の鉄心(3)は、3つの脚部(31、32、33)を有し、それらの底面には、U字形状の溝(31U、32U、33U)が形成されている。また、鉄心(3)には励磁用コイル(41、42)が巻回され、脚部(33)には検出用コイル(43)が巻回されている。
検査時において、溝(31U、32U、33U)には、検査対象であるワイヤロープ(2)が嵌めこまれ、励磁用コイル(41、42)に交流電源が接続された状態で、鉄心(3)をワイヤロープ(2)に沿って移動させる。そして、脚部(33)がワイヤロープ(2)の損傷部(21)を通過するとき、検出コイル(43)に電圧が発生することで、損傷部(21)を検出することができる。
この特許文献1では、鉄心は、交流電源により励磁されるので、鉄心が停止しても、その部分のワイヤロープに着磁が生じることはなく、精度のよい、信頼性の高い探傷ができる。
特開平10−19852号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1において、検出用コイルから生じる出力は、損傷の形状の他に、ロープの磁気特性により変化する。そのため、損傷の検知はできるものの、ロープの磁気特性のバラツキにより、損傷以外も検知してしまうおそれがある。
換言すると、このような従来技術は、ロープの形状異常(素線破断、減径)ではなく、ロープの磁気特性のバラツキを検出してしまうおそれがある。その結果、検出精度が低下してしまう、あるいは、損傷度合いの定量化が困難である、といった問題があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、磁気特性のばらつきに依存せずに、ロープの形状異常を定量的に、かつ、従来技術よりも高精度に検出することのできるロープ損傷診断検査装置およびロープ損傷診断検査方法を得ることを目的とする。
本発明に係るロープ損傷診断検査装置は、エレベータのかごを吊すロープの形状異常を検査するロープ損傷診断検査装置であって、ロープに装着され、ロープを磁気飽和状態とするための磁界をロープに対して印加する第1のヨークと、振幅および周波数が一定の交流電流を出力する第1の交流電流源と、軸方向コイルを有して構成され、第1の交流電流源から軸方向コイルに振幅および周波数が一定の交流電流が供給されることで、ロープの軸方向に対して交流磁界を印加し、ロープ内に渦電流および渦電流磁界を発生させる交流磁界印加器と、交流磁界の印加中におけるロープの漏れ磁束を計測する漏れ磁束計測器と、交流磁界の印加中における軸方向コイルの電圧を測定する第1の電圧測定器と、第1のヨークにより磁気飽和状態となったロープに対して、交流磁界印加器を制御することで交流磁界を印加させ、漏れ磁束計測器により計測された漏れ磁束の大きさからロープの破断の有無を検出し、第1の電圧測定器により測定された電圧から、電圧に比例する値としてロープの断面積を算出し、破断の有無および断面積からロープの形状異常を検査するコントローラとを備えるものである。
また、本発明に係るロープ損傷診断検査方法は、エレベータのかごを吊すロープの形状異常を検査するロープ損傷診断検査方法であって、ロープを磁気飽和状態とするための磁界をロープに対して印加する第1ステップと、磁気飽和状態となったロープに対して、交流磁界を印加させる第2ステップと、交流磁界の印加中におけるロープの漏れ磁束を計測する第3ステップと、計測された漏れ磁束の大きさからロープの破断の有無を検出する第4ステップと、交流磁界の印加中において、ロープの軸方向に発生する渦電流磁界により変動する電圧を測定する第5ステップと、測定された電圧に比例する値としてロープの断面積を算出する第6ステップと、第4ステップによる破断の有無の検出結果、および第6ステップによる断面積の算出結果から、ロープの形状異常を判断する第7ステップとを有するものである。
本発明によれば、磁気飽和状態となったロープに対して交流磁界を印加し、交流磁界の印加中において、ロープの漏れ磁束の大きさの計測結果からロープの破断の有無を検出し、ロープの軸方向に発生する渦電流磁界により変動する電圧の計測結果からロープの断面積を算出し、破断の有無および断面積からロープの形状異常を検査する構成を備えている。この結果、磁気特性のばらつきに依存せずに、ロープの形状異常を定量的に、かつ、従来技術よりも高精度に検出することのできるロープ損傷診断検査装置およびロープ損傷診断検査方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるロープ損傷診断検査装置の構成図である。 本発明の実施の形態1における断線検出の原理を説明するための図である。 本発明の実施の形態1におけるロープの第1の磁気特性を示した図である。 本発明の実施の形態1におけるロープの第2の磁気特性を示した図である。 本発明の実施の形態1において、ロープが無磁界の状態での、渦電流のロープ1内への侵入と、磁界の強さとの関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態1において、ロープが強磁界の状態での、渦電流のロープ1内への侵入と、磁界の強さとの関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態2におけるロープ損傷診断検査装置の構成図である。 本発明の実施の形態2における断線検出の原理を説明するための図である。 本発明の実施の形態2における破断検出および断面積計測の一連処理を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態3におけるロープ損傷診断検査装置の構成図である。 本発明の実施の形態3における軸方向コイルの斜視図である。
以下、本発明のロープ損傷診断検査装置およびロープ損傷診断検査方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるロープ損傷診断検査装置の構成図である。本実施の形態1におけるロープ損傷診断検査装置は、第1ヨーク10、第2ヨーク20、軸方向コイル30、磁気センサアレイ40、交流電流源50、および電圧測定器60を備えて構成されている。
第1ヨーク10は、検査対象であるロープ1に装着されることで、ロープ1に対して第1磁界を印加するためのヨークであり、磁石11を備えている。磁石11として永久磁石11aを用いた場合には、第1ヨーク10を介して、ロープ1には第1磁界として直流磁界が印加されることとなり、これにより、ロープ1を磁気飽和させることができる。
なお、磁石11として電磁石11bを用いた場合には、第1ヨーク10を介して、ロープ1には第1磁界としてパルス磁界が印加されることとなり、これによっても、ロープ1を磁気飽和させることができる。以下では、直流磁界を印加する場合を例に、説明する。
第2ヨーク20は、ロープ1に対して交流磁界を印加するためのヨークである。具体的には、第2ヨーク20に巻回された軸方向コイル30に対して、交流電流源50から交流の一定電流を供給することで、第2ヨーク20を介して、ロープ1に交流磁界を印加させることができる。この結果として、ロープ1内には、渦電流が発生するとともに、渦電流による渦電流磁界も発生する。
磁気センサアレイ40は、第2ヨーク20を介した交流磁界印加時に、ロープ1の破断部からの渦電流磁界の漏れ磁束を計測し、破断を検出する漏れ磁束計測器である。ここで、磁気センサアレイ40を用いて検出する磁界の方向は、径方向だけでなく、軸方向、周方向でもよい。破断検出の原理の詳細については、後述する。
なお、このような漏れ磁束計測器としては、磁気センサアレイ40の代わりに、ホール素子、磁気抵抗素子(AMR、GMR、TMR)、またはコイルを使用することができる。さらに、漏れ磁束計測器としてコイルを使用する場合には、単一コイルでもよい。
電圧測定器60は、第2ヨーク20を介した交流磁界印加時に、渦電流磁界により変動する軸方向コイル30の電圧Vを測定し、電圧Vに比例するロープ1の断面積Sを計測する。断面積計測の原理の詳細については、後述する。
なお、図1には図示していないが、本実施の形態1におけるロープ損傷診断検査装置は、コントローラ70を有している。そして、コントローラ70は、交流電流源50からの出力を制御するとともに、磁気センサアレイ40および電圧測定器60による計測結果に基づいて、破断検出処理および断面積計測処理を実行する。
次に、本実施の形態1におけるロープ損傷診断検査装置で実行される破断検出の原理、および断面積計測の原理について、図面を用いて詳細に説明する。
<破断検出の原理について>
図2は、本発明の実施の形態1における断線検出の原理を説明するための図であり、具体的には、磁気センサアレイ40により、渦電流磁界の変化を検出する状態を示した説明図である。
第2ヨーク20を介してロープ1に交流磁界が印加されることで、電磁誘導により、ロープ1の周方向には、渦電流が流れる。そして、図2の中央部に「A部」として示したようなロープ1の破断箇所がある場合には、渦電流の流路が変わることとなる。この結果、渦電流により生じる磁界に相当する「渦電流磁界」が変動する。
そこで、本発明の実施の形態1におけるコントローラ70は、磁気センサアレイ40により、この渦電流磁界の変化を計測し、変化量の大きさが許容値を逸脱した場合には、その箇所で、ロープ1の破断が発生していることを検出することができる。
<断面積計測の原理について>
軸方向コイル30によるロープ1内の交流磁束は、ロープ断面積とロープの透磁率μに比例する。ここで、ロープ1は、主に鉄でできており、製造時の温度、材料、圧延などにより、磁気特性が変化する。また、ロープにかかる張力によっても、磁気特性が変化する。
図3は、本発明の実施の形態1におけるロープ1の第1の磁気特性を示した図である。具体的には、この図3に示した第1の磁気特性は、横軸を印加磁界H、縦軸をロープ1内の磁界としたB−Hカーブによる磁気特性である。
また、図4は、本発明の実施の形態1におけるロープ1の第2の磁気特性を示した図である。具体的には、この図4に示した第2の磁気特性は、横軸を印加磁界H、縦軸を透磁率μとしたμ−Hカーブによる磁気特性である。なお、透磁率μは、図3に示したB−Hカーブの傾きに相当する。
従来技術の課題として上述したように、図4に示した印加磁界H1における透磁率μは、ロープ1毎の磁気特性の影響を受けて、ばらつきが大きくなってしまう。このような課題を解決するために、本実施の形態1では、直流磁界を印加することでロープ1の内部磁束を飽和させ、図4に示した印加磁界H2の状態としている。この結果、コントローラ70は、透磁率μのばらつきが少なく、ロープ1毎で異なる磁気特性の影響を抑制した状態で、断面積の計測を行うことができる。
そこで、本実施の形態1では、まず始めに、第1ヨーク10を介してロープ1に直流磁界を印加し、ロープ1の内部磁束Bを飽和状態とする。これにより、ロープ1の磁気特性、寸法にかかわらず、磁束Bの微分値に相当する透磁率μが、先の図4で示したように、ほぼ一定とすることができる。
次に、コントローラ70は、軸方向コイル30に関する以下の計算式(1)から、断面積Sを求めることができる。
L=n×φ=n×μHrf×S (1)
ここで、nは、単位長さあたりのコイル巻数であり、Hrfは、交流磁界である。
本実施の形態1では、コントローラ70の働きにより、第2ヨーク20に巻回された軸方向コイル30に対して、交流電流源50から交流の一定電流が供給されるように制御される。この結果、上式(1)における
n×μHrf
は、既知の一定値とすることができる。従って、コントローラ70は、電圧測定器60により、軸方向コイル30の電圧Vを測定することで、断面積Sに比例した値を計測することが可能となる。
なお、直流磁界を印加させてロープ1の内部磁束Bを飽和状態とすることは、断面積Sの計測を可能にするばかりでなく、渦電流磁界の変化の計測結果に基づくロープ1の破断検出を行う際の検出精度の向上にも寄与することを、次に説明する。
渦電流磁界は、軸方向コイル30による励磁磁界の電磁誘導作用により生じるため、この励磁磁界を打ち消す方向で生じる。従って、ロープ1の内部に届く励磁磁界は、渦電流磁界により、ロープ内部程、小さくなる。結果として、ロープ1の内部ほど、渦電流は、小さくなる。
そして、渦電流の大きさが、ロープ表面の値から1/eに減少する深さ(表皮深さ)δは、下式(2)で表される。
δ=1/√(π×μ×σ×f) (2)
ここで、上式(2)における各係数は、以下のものである。
π:円周率
μ:透磁率
σ:電気伝導率
f:励磁磁界の周波数
従って、上式(2)からも明らかなように、渦電流は、透磁率μが小さい程、より深くロープ1の内部に侵入できる。図5は、本発明の実施の形態1において、ロープ1が無磁界の状態での、渦電流のロープ1内への侵入と、磁界の強さとの関係を説明するための図である。一方、図6は、本発明の実施の形態1において、ロープ1が強磁界の状態での、渦電流のロープ1内への侵入と、磁界の強さとの関係を説明するための図である。
図5に示すように、無磁界中においては、透磁率μが大きいため、上式(2)で求まる表皮深さδは、浅くなってしまう。この結果、交流磁界、渦電流が、ロープ1の内部にまで侵入できず、欠陥位置まで渦電流が届かない状態が発生するおそれがある。
これに対して、図6に示すように、強磁界中においては、透磁率μが小さいため、上式(2)で求まる表皮深さδは、先の図5の場合と比較して、より深くなる。この結果、交流磁界、渦電流が、ロープ1の内部まで侵入でき、欠陥位置まで渦電流が届く状態となる。従って、直流磁界を印加させてロープ1の内部磁束Bを飽和状態とさせておくことで、渦電流磁界の漏れ磁束の計測結果に基づくロープ1の破断検出精度を高めることが可能となる。
以上の説明から、本願発明の技術的特徴をまとめると、以下の2点となる。
(特徴1)ロープ1に直流磁界を印加することにより、ロープ1の磁気特性のバラツキを抑えることができ、断面積の計測を高精度に行うことができる。
(特徴2)ロープ1に直流磁界を印加することにより、ロープ1の透磁率μを下げることができ、この結果、交流磁界がロープ内部に侵入しやすくなり、ロープ1の破断検出精度を高めることが可能となる。
以上のように、実施の形態1によれば、ロープの形状異常を検出する際に、ロープに対して直流磁界を印加し、ロープの内部磁束を飽和状態としている。そして、この飽和状態のロープに対して交流磁界を印加することで、ロープの破断検出および断面積計測を実行している。この結果、個々で異なる磁気特性を有するロープに対して、磁気特性の違いによる影響を抑制した上で、破断検出および断面積計測の精度向上を実現できる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、先の実施の形態1とは異なる構成により、上述した特徴1、特徴2を実現するロープ損傷診断検査装置について説明する。
図7は、本発明の実施の形態2におけるロープ損傷診断検査装置の構成図である。本実施の形態2におけるロープ損傷診断検査装置は、第1ヨーク10、第2ヨーク20、軸方向コイル30、周方向コイル41、交流電流源50、51、および電圧測定器60、61を備えて構成されている。なお、図7においても、コントローラ70は、図示を省略している。
先の実施の形態1との構成上の違いとして、本実施の形態2におけるロープ損傷診断検査装置は、磁気センサアレイ40の代わりに周方向コイル41を備えるとともに、交流電流源51および電圧測定器61を新たに備えている。そして、本実施の形態2では、断面積計測に関しては、先の実施の形態と同様であるが、破断検出に関しては、ロープ1の近傍に配置された周方向コイル41を用いて行っており、以下、図面を用いて詳細に説明する。
先の実施の形態1において、コントローラ70は、交流電流源50、軸方向コイル30、第2ヨーク20により発生させた交流磁界をロープ1に対して印加し、磁気センサアレイ40により漏れ磁束を計測することで、破断検出を行っていた。
これに対して、本実施の形態2において、コントローラ70は、交流電流源51、周方向コイル41により発生させた交流磁界をロープ1に対して印加し、周方向コイル41により漏れ磁束の計測を行うことで、破断検出を行っている。
<実施の形態2における破断検出の原理について>
図8は、本発明の実施の形態2における断線検出の原理を説明するための図であり、具体的には、周方向コイル41により、交流磁界2を発生させるとともに、渦電流磁界の変化を検出する状態を示した説明図である。
本実施の形態2において、コントローラ70は、破断検出を行う際には、交流電流源51、周方向コイル41により、交流磁界2を発生させ、ロープ1に印加し、断面積計測を行う際には、先の実施の形態1と同様に、交流電流源50、軸方向コイル30、第2ヨーク20により交流磁界1を発生させ、ロープ1に印加している。
そこで、本実施の形態2では、破断検出動作を行うために周方向コイル41で交流磁界2を印加中の場合には、軸方向コイル30は、動作させず、軸方向コイル30に電流を流さないように、コントローラ70によって制御される。逆に、断面積計測を行うために軸方向コイル30で交流磁界1を印加中の場合には、周方向コイルは、動作させず、周方向コイル41に電流を流さないように、コントローラ70によって制御される。
本実施の形態2において断線検出を行う際には、コントローラ70は、図8に示すように、周方向に交流磁界2を印加させることにより、軸方向に渦電流を流す。そして、コントローラ70は、電圧測定器61により周方向コイル41の電圧V2を読み取ることで、破断箇所(A部)での渦電流磁界の変化を検出する。
図9は、本発明の実施の形態2における破断検出および断面積計測の一連処理を示したフローチャートである。この図9における一連処理は、ロープ損傷診断検査装置が有しているコントローラ70によって実行されるものである。また、図9では、破断検出→断面積計測の順で行っているが、順番は、逆でも問題ない。また、図9の動作は、ロープ1の内部磁束が、直流磁界あるいはパルス磁界の印加により、飽和状態となっていることが前提である。
まず始めに、ステップS901において、コントローラ70は、交流電流源51から周方向コイル41に対して交流の一定電流を供給させることで、ロープ1に対して交流磁界2を印加させる。
次に、ステップS902において、コントローラ70は、周方向コイル41の電圧V2を、電圧測定器61を介して検出することで、破断検出を実行する。具体的には、コントローラ70は、電圧V2が、渦電流磁界の許容変化量に相当する電圧レベルを超えている場合には、破断が発生していると判断する。
次に、ステップS903において、コントローラ70は、交流電流源51から周方向コイル41に対して交流の一定電流を供給することを停止し、破断検出処理を終了し、ステップS911以降の断面積計測処理に移行する。
そして、ステップS911において、コントローラ70は、交流電流源50から軸方向コイル30に対して交流の一定電流を供給させることで、ロープ1に対して交流磁界1を印加させる。
次に、ステップS912において、コントローラ70は、軸方向コイル30の電圧V1を、電圧測定器60を介して検出することで、断面積計測を実行する。具体的には、コントローラ70は、上述した数式(1)に基づいて、断面積を計測する。
次に、ステップS913において、コントローラ70は、交流電流源50から軸方向コイル30に対して交流の一定電流を供給することを停止し、断面積計測処理を終了し、ステップS901以降の破断処理に戻る。
ロープ1の破断による欠損は、周方向で発生するため、軸方向の渦電流を妨げやすくなる。この結果、周方向コイル41を活用する本実施の形態2による破断検出処理によれば、磁気センサアレイ40を活用して破断処理を行っていた先の実施の形態1よりも、破断による渦電流の流路変化が大きくなって現れるため、電圧V2の出力がより大きくなる。この結果、破断検出精度のさらなる向上を図ることができる。
以上のように、実施の形態2によれば、ロープの形状異常を検出する際に、ロープに対して直流磁界を印加し、ロープの内部磁束を飽和状態としている。そして、この飽和状態のロープに対して交流磁界を印加することで、ロープの破断検出および断面積計測を実行している。この結果、個々で異なる磁気特性を有するロープに対して、磁気特性の違いによる影響を抑制した上で、破断検出および断面積計測の精度向上を実現できる。さらに、破断検出を行う際に、周方向コイルを用いている。この結果、先の実施の形態1と比較して、破断の検出精度をさらに向上させることが可能になる。
実施の形態3.
本実施の形態3では、先の実施の形態1、2とは異なる構成により、上述した特徴1、特徴2を実現するロープ損傷診断検査装置について説明する。
図10は、本発明の実施の形態3におけるロープ損傷診断検査装置の構成図である。本実施の形態3におけるロープ損傷診断検査装置は、第1ヨーク10、軸方向コイル31、磁気センサアレイ40、交流電流源50、および電圧測定器60を備えて構成されている。
先の実施の形態1との構成上の違いとして、本実施の形態3におけるロープ損傷診断検査装置は、第2ヨーク20に巻回されていた軸方向コイル30の代わりに、ロープ1の周囲に配置された軸方向コイル31を備えている。
破断検出、および断面積計測に関する具体的な原理、手法は、先の実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
本実施の形態3では、軸方向コイル31をロープ1の周囲に配置した構成とすることで、第2ヨーク20を不要としている。この結果、ヨークによる直流磁界の吸収を排除することができ、透磁率μのばらつきを抑えることができる。
図11は、本発明の実施の形態3における軸方向コイル31の斜視図である。この図11とともに、先の図10の右側にも示したように、軸方向コイル31は、2分割構成とすることで、ロープ1に対する着脱を容易に行うことが可能となる。
以上のように、実施の形態3によれば、軸方向コイルをロープ周囲に配置し、交流磁界を印加するための第2ヨークを不要とした構成を備えている。この結果、ヨークによる直流磁界の吸収を排除し、透磁率μのばらつきの影響を抑制することができ、破断検出および断面積計測のさらなる精度向上を実現できる。

Claims (9)

  1. エレベータのかごを吊すロープの形状異常を検査するロープ損傷診断検査装置であって、
    前記ロープに装着され、前記ロープを磁気飽和状態とするための磁界を前記ロープに対して印加する第1のヨークと、
    振幅および周波数が一定の交流電流を出力する第1の交流電流源と、
    軸方向コイルを有して構成され、前記第1の交流電流源から前記軸方向コイルに振幅および周波数が一定の交流電流が供給されることで、前記ロープの軸方向に対して交流磁界を印加し、前記ロープ内に渦電流および渦電流磁界を発生させる交流磁界印加器と、
    前記交流磁界の印加中における前記ロープの漏れ磁束を計測する漏れ磁束計測器と、
    前記交流磁界の印加中における前記軸方向コイルの電圧を測定する第1の電圧測定器と、
    前記第1のヨークにより前記磁気飽和状態となった前記ロープに対して、前記交流磁界印加器を制御することで前記交流磁界を印加させ、前記漏れ磁束計測器により計測された前記漏れ磁束の大きさから前記ロープの破断の有無を検出し、前記第1の電圧測定器により測定された前記電圧から、前記電圧に比例する値として前記ロープの断面積を算出し、前記破断の有無および前記断面積から前記ロープの形状異常を検査するコントローラと
    を備えたロープ損傷診断検査装置。
  2. 前記交流磁界印加器は、前記軸方向コイルが巻回された第2のヨークとして構成され、前記コントローラによる制御に基づいて前記軸方向コイルに対して前記第1の交流電流源から振幅および周波数が一定の交流電流が供給されることで、前記ロープに装着された前記第2のヨークを介して前記ロープに対して前記交流磁界を印加する
    請求項1に記載のロープ損傷診断検査装置。
  3. 前記交流磁界印加器は、前記ロープに対して前記軸方向コイルを巻回するように装着して構成され、前記コントローラによる制御に基づいて前記軸方向コイルに対して前記第1の交流電流源から振幅および周波数が一定の交流電流が供給されることで、前記ロープに対して前記交流磁界を印加する
    請求項1に記載のロープ損傷診断検査装置。
  4. 前記軸方向コイルは、2分割されたコイルで構成されている
    請求項3に記載のロープ損傷診断検査装置。
  5. 前記漏れ磁束計測器は、磁気センサアレイで構成され、前記ロープの径方向、軸方向、周方向のいずれかの方向における前記漏れ磁束を計測するように配置されている
    請求項1から4のいずれか1項に記載のロープ損傷診断検査装置。
  6. 前記漏れ磁束計測器は、周方向コイルで構成され、
    前記周方向コイルに対して振幅および周波数が一定の交流電流を出力するために第2の交流電流源と、
    前記周方向コイルの電圧を測定する第2の電圧測定器と
    をさらに備え、
    前記交流磁界印加器は、
    前記軸方向コイルが巻回された第2のヨークを有し、前記断面積を測定する際に、前記コントローラによる制御に基づいて前記第1の交流電流源から前記軸方向コイルに振幅および周波数が一定の交流電流が供給されることで、前記ロープに装着された前記第2のヨークを介して前記ロープに対して前記交流磁界として第1交流磁界を印加する第1交流磁界印加器と、
    前記破断の有無を判断する際に、前記コントローラによる制御に基づいて前記第2の交流電流源から前記周方向コイルに振幅および周波数が一定の交流電流が供給されることで、前記ロープに対して前記交流磁界として第2交流磁界を印加する第2交流磁界印加器と
    を含んで構成され、
    前記コントローラは、
    前記断面積を測定する際には、前記第1のヨークにより前記磁気飽和状態となった前記ロープに対して、前記第1交流磁界印加器を制御することで前記第1交流磁界を印加させ、前記第1の電圧測定器により測定された電圧から、前記電圧に比例する値として前記ロープの断面積を算出し、
    前記破断の有無を判断する際には、前記第1のヨークにより前記磁気飽和状態となった前記ロープに対して、前記第2交流磁界印加器を制御することで前記第2交流磁界を印加させ、前記第2の電圧測定器により測定された電圧から前記ロープの破断の有無を検出する
    請求項1に記載のロープ損傷診断検査装置。
  7. 前記第1のヨークは、永久磁石を有し、前記ロープに対して直流磁界を印加する
    請求項1から6のいずれか1項に記載のロープ損傷診断検査装置。
  8. 前記第1のヨークは、電磁石を有し、前記ロープに対してパルス磁界を印加する
    請求項1から6のいずれか1項に記載のロープ損傷診断検査装置。
  9. エレベータのかごを吊すロープの形状異常を検査するロープ損傷診断検査方法であって、
    前記ロープを磁気飽和状態とするための磁界を前記ロープに対して印加する第1ステップと、
    前記磁気飽和状態となった前記ロープに対して、交流磁界を印加させる第2ステップと、
    前記交流磁界の印加中における前記ロープの漏れ磁束を計測する第3ステップと、
    計測された前記漏れ磁束の大きさから前記ロープの破断の有無を検出する第4ステップと、
    前記交流磁界の印加中において、前記ロープの軸方向に発生する渦電流磁界により変動する電圧を測定する第5ステップと、
    測定された前記電圧に比例する値として前記ロープの断面積を算出する第6ステップと、
    前記第4ステップによる前記破断の有無の検出結果、および前記第6ステップによる前記断面積の算出結果から、前記ロープの形状異常を判断する第7ステップと
    を有するロープ損傷診断検査方法。
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