JP6288110B2 - 弾性波装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電薄膜を用いた弾性波装置に関し、特に、支持基板上に圧電薄膜と他の層とを含む多層膜が積層されている弾性波装置に関する。
共振子や帯域フィルタとして弾性表面波装置が広く用いられている。下記の特許文献1では、支持基板上に高音速膜、低音速膜及びLiTaOからなる圧電薄膜を含む多層膜をこの順序で積層してなる弾性波装置が開示されている。低音速膜は、圧電薄膜を伝搬するバルク波の音速よりも伝搬するバルク波の音速が低速である膜であり、高音速膜は、圧電薄膜を伝搬する弾性波の音速よりも伝搬するバルク波の音速が高速である膜である。上記支持基板の材料としては、ガラスやシリコンなどを用いることができると記載されている。
WO2012/086639 A1
特許文献1に記載の弾性波装置では、圧電薄膜が、LiTaOなどの圧電単結晶からなるため、外力による割れや欠けが生じ易い。
従って、特許文献1に記載の弾性波装置においてバンプなどの外部接続端子を接合する工程において、上記多層膜に力が加わると圧電薄膜の割れや欠けが生じることがあった。
他方、上記弾性波装置は、マザーの構造体からダイシングにより分割することにより得られている。このダイシング時の力によっても、上記圧電薄膜の割れや欠けが生じることがあった。
さらに、上記外部接続端子の接続やダイシングに際し、圧電薄膜を含む多層膜における界面剥離が生じ、それによって特性が劣化するおそれもあった。
本発明の目的は、圧電薄膜の割れや欠けが生じ難く、特性の劣化が生じ難い、弾性波装置を提供することにある。
本発明に係る弾性波装置は、支持基板と、上記支持基板上に設けられており、圧電薄膜と、上記圧電薄膜以外の層とを含む多層膜と、上記圧電薄膜の一方面に設けられたIDT電極と、上記IDT電極に電気的に接続された外部接続端子とを備え、平面視において、上記IDT電極が設けられている領域の外側の領域において上記多層膜が部分的に除去されており、上記多層膜が除去された領域の少なくとも一部において上記支持基板上に設けられた第1の絶縁層をさらに備える。
本発明に係る弾性波装置のある特定の局面では、上記第1の絶縁層が樹脂からなる。
本発明に係る弾性波装置の他の特定の局面では、上記支持基板が導体または半導体であり、上記外部接続端子の下方に上記第1の絶縁層が位置している。
好ましくは、上記第1の絶縁層が樹脂からなる。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、上記IDT電極に接続された配線電極と、上記IDT電極に上記配線電極を介して連ねられている電極パッドと、上記電極パッド上に接合された前記外部接続端子とを備える。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、上記第1の絶縁層が上記電極パッドの下方に位置している。
本発明に係る弾性波装置の別の特定の局面では、上記第1の絶縁層が、上記多層膜が除去された領域から、上記多層膜が設けられている領域に至る絶縁層延長部を有する。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、上記絶縁層延長部が上記圧電薄膜の一部を覆っている。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、上記配線電極が、上記多層膜の上面から多層膜の側面を経て、上記電極パッドに連ねられている。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、上記多層膜の上記配線電極が設けられている上記側面が、上記支持基板の上面に対して直交する方向から傾斜している傾斜面であり、上記傾斜面は、下方から上方に行くにつれて、上記IDT電極側に近づいている。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、上記多層膜の上記傾斜面に段差が設けられている。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、上記第1の絶縁層が、上記傾斜面の少なくとも一部を覆うように設けられている。
本発明に係る弾性波装置の別の特定の局面では、上記圧電薄膜の一方面に設けられた上記IDT電極として複数のIDT電極が設けられており、隣り合うIDT電極同士を接続する接続配線をさらに備えられている。
本発明に係る弾性波装置の他の特定の局面では、上記接続配線と、上記支持基板との間に、上記多層膜の少なくとも一部の層が設けられている。
本発明に係る弾性波装置の別の特定の局面では、上記支持基板と上記接続配線との間に上記第1の絶縁層と同じ材料からなる第2の絶縁層が設けられている。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、上記多層膜と上記支持基板との間に第3の絶縁層がさらに設けられている。
本発明に係る弾性波装置の他の特定の局面では、上記第1の絶縁層が、上記第3の絶縁層上に設けられており、かつ上記多層膜の側面と上記電極パッドとの間に設けられている。
本発明に係る弾性波装置の別の特定の局面では、上記第1の絶縁層が、上記電極パッドの下方に位置している高さ位置から、上記多層膜の上記側面を介して上記多層膜の上面に至っており、上記多層膜の上記側面上の上記第1の絶縁層の外表面が、上記支持基板の上面と直交する方向から傾斜しており、下方から上方に行くにつれて上記IDT電極側に近づく傾斜面とされている。
本発明に係る弾性波装置の別の特定の局面では、上記多層膜が、上記圧電薄膜を伝搬する弾性波の音速よりも伝搬するバルク波の音速が高速である高音速膜と、上記高音速膜上に積層されており、上記圧電薄膜を伝搬するバルク波音速よりも伝搬するバルク波音速が低速である低音速膜とを他の層として有し、上記低音速膜上に上記圧電薄膜が積層されている。
本発明に係る弾性波装置の別の特定の局面では、上記圧電薄膜の下面に接するように設けられた、伝搬する横波の音速が相対的に遅い低音速膜を有し、上記支持基板は、上記低音速膜の下面に積層されており、伝搬する横波の音速が相対的に高い高音速支持基板である。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、上記外部接続端子が金属バンプである。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、上記IDT電極が設けられている領域を囲むように設けられた枠状の支持部材と、上記枠状の支持部材により形成された開口部を閉成するように上記支持部材上に固定された蓋材とをさらに備える。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、上記外部接続端子がアンダーバンプメタル層及びアンダーバンプメタル層に接合された金属バンプを有する。
本発明に係る弾性波装置によれば、ダイシング時や外部接続端子を接合する際の力により圧電薄膜の割れや欠けが生じ難い。また、多層膜における界面剥離も生じ難く、特性の劣化も生じ難い。よって、信頼性に優れ、特性のばらつきの少ない弾性波装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置を得る工程を説明するための正面断面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の正面断面図である。 図3は、第1の実施形態の弾性波装置の支持基板上の構造を示す模式的平面図である。 図4は、本発明の第2の実施形態に係る弾性波装置を得る工程を説明するための正面断面図である。 図5は、本発明の第3の実施形態の弾性波装置を得る工程を説明するための正面断面図である。 図6は、実施例及び比較例の弾性波装置の減衰量周波数特性を示す図である。 図7は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る弾性波装置の正面断面図である。 図8は、本発明の第1の実施形態の他の変形例に係る弾性波装置の正面断面図である。 図9は、本発明の第3の実施形態の変形例の弾性波装置を得る工程を説明するための正面断面図である。 図10は、本発明の第2の実施形態に係る弾性波装置の変形例を説明するための正面断面図である。 図11は、本発明の第4の実施形態に係る弾性波装置の正面断面図である。 図12は、第4の実施形態の弾性波装置の電極構造を説明するための模式的平面図である。 図13は、本発明の第5の実施形態に係る弾性波装置を説明するための部分切欠正面断面図である。 図14は、本発明の第6の実施形態に係る弾性波装置の模式的正面断面図である。 図15は、本発明の第7の実施形態に係る弾性波装置の模式的正面断面図である。 図16は、本発明の第8の実施形態に係る弾性波装置の模式的正面断面図である。 図17は、本発明の第9の実施形態に係る弾性波装置の模式的正面断面図である。 図18は、本発明の第10の実施形態に係る弾性波装置を説明するための部分切欠正面断面図である。 図19は、本発明の第11の実施形態に係る弾性波装置を説明するための模式的正面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の正面断面図であり、図3は、その支持基板上の構造を示す模式的平面図である。
弾性波装置1は、支持基板2を有する。支持基板2上に多層膜3が積層されている。多層膜3は、下から順に、高音速膜4、低音速膜5及び圧電薄膜6を積層することにより形成されている。高音速膜4は、圧電薄膜6を伝搬する弾性波音速よりも、伝搬するバルク波音速が高速である膜からなる。また、低音速膜5は、圧電薄膜6を伝搬するバルク波音速よりも、伝搬するバルク波音速が低速である膜からなる。圧電薄膜6は、本実施形態では、LiTaOまたはLiNbOなどの圧電単結晶からなる。
なお、圧電薄膜6は、上記圧電単結晶の薄膜からなるが、その厚みは、IDT電極の周期により決まる弾性波の波長をλとした場合、1.5λ以下程度である。従って、外力等により割れや欠けが生じ易い。しかしながら、本実施形態では、後述するように、圧電薄膜6の割れや欠けを効果的に抑制することができる。
本実施形態によれば、高音速膜4により、弾性波を圧電薄膜6及び低音速膜5が積層されている部分に閉じ込めることができる。従って、弾性波が高音速膜4より下の構造に漏れることが抑制される。
上記高音速膜4は、上記弾性波を閉じ込め得る限り、適宜の材料により形成することができる。このような材料としては、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、DLC、ダイヤモンドなどを挙げることができる。またこれらの材料を主成分とする混合材料を用いてもよい。
低音速膜5についても、上記バルク波音速が低い適宜の材料により形成することができる。このような材料としては、酸化ケイ素、ガラス、酸窒化ケイ素、酸化タンタル、酸化ケイ素にフッ素、炭素もしくはホウ素などを加えた化合物などを挙げることができる。また、低音速膜5についても、これらの材料を主成分とする混合材料により形成されてもよい。
上記圧電薄膜6と、支持基板2との間に高音速膜4及び低音速膜5を配置した構成は、前述した特許文献1に開示されており、Q値を高めることができる。
なお、本実施形態では、圧電薄膜6と他の層としての高音速膜4及び低音速膜5とにより多層膜3が形成されている。本発明においては、多層膜3の構造はこれに限定されない。従って、圧電薄膜以外の1または2以上の他の層は、高音速膜4や低音速膜5に限らず、密着性改善膜、温度補償用膜などの他の機能を有する膜であってもよい。また、他の層を構成する材料についても、適宜の誘電体や絶縁体などを用いることができ、特に限定されない。
なお、高音速膜4に代えて図7に示す変形例のように高音速支持基板4Aを用いて、弾性波を圧電薄膜6及び低音速膜5が積層されている部分に閉じ込めてもよい。すなわち、高音速支持基板4Aの上に低音速膜5、圧電薄膜6を積層する構造としても同様の効果が得られる。ここで、高音速支持基板の材料としてはガラスやシリコン、アルミナ、LiTaOまたはLiNbOなどの圧電単結晶などが用いられる。
支持基板2は、本実施形態ではシリコンからなり、半導体基板である。もっとも、支持基板2は、シリコンなどの半導体に限らず、導体であってもよい。また、支持基板2は、ガラスや合成樹脂などの絶縁性材料により形成されていてもよい。
圧電薄膜6上には、IDT電極7が形成されている。IDT電極7に電気的に接続されるように、配線電極8,9が設けられている。配線電極8,9に連ねられるように、電極パッド8a,9aが設けられている。
配線電極8,9は、圧電薄膜6上から圧電薄膜6が設けられている領域の外側に至っている。本実施形態では、圧電薄膜6を含む多層膜3が設けられている領域の外側に、すなわちIDT電極7が設けられている部分よりも外側の領域に第1の絶縁層10,11が設けられている。言い換えれば、平面視において、IDT電極7が設けられている領域の外側の領域において、多層膜3が部分的に除去されており、該多層膜3が除去された領域の少なくとも一部において、第1の絶縁層10,11が設けられている。なお、多層膜3は完全に除去されていなくてもよい。すなわち、実質的に除去されていれば、本発明の効果を得ることができる。
本実施形態では、第1の絶縁層10,11は、多層膜3の側面に接触するように設けられている。もっとも、多層膜3の側面と隙間を隔てて第1の絶縁層10,11が設けられてもよい。
好ましくは、本実施形態のように、第1の絶縁層10,11は、多層膜3の側面と接するように形成されることが望ましい。それによって、配線電極8,9の支持基板2への接触をより確実に防止することができる。
第1の絶縁層10,11を構成する材料については、絶縁性の材料である限り特に限定されない。もっとも、好ましくは、前述した外部接続端子接合時の応力を緩和する作用が高いためポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、SOGなどの樹脂材料を用いることが望ましい。
もっとも、アルミナなどの絶縁性セラミックスにより第1の絶縁層10,11を形成してもよい。
配線電極8,9は、上記圧電薄膜6上から多層膜3の側面を経て、上記第1の絶縁層10,11上に至っている。この第1の絶縁層10,11上に至っている部分において、配線電極8,9と一体に電極パッド8a,9aが設けられている。
上記IDT電極7、配線電極8,9、電極パッド8a,9aは、Al、Cu、Ag、Pt、W、Au、Ag−Pd、Al−Cu、Ti、Ni,NiCrなどの適宜の金属またはこれらの金属を含む合金を用いて形成することができる。また、これらの電極は、複数の積層膜を積層してなる積層金属膜により形成されてもよい。
上記配線電極8,9及び電極パッド8a,9aは、上記第1の絶縁層10,11上に至っており、支持基板2には接触していない。従って、支持基板2が半導体や導体で形成されていても、配線電極8,9間が導通することはない。
なお、支持基板2が絶縁性材料からなる場合には、配線電極8,9の一部が支持基板2に接触してもよい。
上記電極パッド8a,9a上に、枠状の支持部材12が設けられている。支持部材12はポリイミド樹脂などの適宜の合成樹脂からなる。支持部材12は矩形枠状の平面形状を有する。この矩形枠状の支持部材12は、上記IDT電極7が設けられている部分、すなわち、多層膜3が設けられている部分を囲むように配置されている。それによって、IDT電極7を有する弾性表面波励振部が臨む空間13が設けられている。上記空間13の上方の開口部を閉成するように蓋材14が支持部材12に固定されている。蓋材14は、エポキシ樹脂などの適宜の合成樹脂により形成することができる。もっとも、絶縁性セラミックスなどの他の絶縁性材料により形成されていてもよい。
また、上記支持部材12及び蓋材14を貫通する貫通孔が設けられている。この貫通孔内に、アンダーバンプメタル層15,16が設けられている。アンダーバンプメタル層15,16は、Au、Ag、Cu、Ni、Pd、Sn、Alなどの適宜の金属もしくは合金からなる。アンダーバンプメタル層15,16の一端が電極パッド8a,9aに接合されている。また、アンダーバンプメタル層15,16上には、金属バンプ17,18が接合されている。金属バンプ17,18は、蓋材14から上方に突出するように設けられている。従って、弾性波装置1は、金属バンプ17,18が設けられている側から、回路基板上に表面実装することができる。
本実施形態では、アンダーバンプメタル層15,16及び金属バンプ17,18が、外部接続端子を構成している。
ところで、本実施形態の弾性波装置1では、電極パッド8a,9aの下方に第1の絶縁層10,11が位置している。従って、アンダーバンプメタル層15,16及び金属バンプ17,18を接合する際に電極パッド8a,9a側に力が加わったとしても、該力を緩和することができる。また、上記多層膜3は、上記外部接続端子が接合される部分の下方には存在しない。従って、圧電薄膜6は、外部接続端子としての金属バンプ17,18が接合される部分の下方には存在しない。従って、金属バンプ17,18等の外部接続端子を形成する工程において、圧電薄膜6の割れや欠けが生じ難い。また、多層膜3における界面剥離も生じ難い。
他方、弾性波装置1の製造に際しては、通常、マザーの構造体を作製し、マザーの構造体をダイシングにより切断することにより、弾性波装置1を得る。より具体的には、図1に示すように、複数の弾性波装置1が一体化されたマザーの構造体20を得る。このマザーの構造体20を、一点鎖線で示すダイシングラインAに沿ってダイシングする。ダイシングは、ダイシング刃を用いて行われるが、本実施形態では、ダイシングする部分に、多層膜3が存在しない。従って、ダイシングの際にも、多層膜3の界面剥離や、圧電薄膜6の割れもしくは欠けが生じない。
よって、本実施形態によれば、圧電薄膜の割れや欠けを効果的に抑制することができ、弾性波装置1の特性の劣化を抑制することができる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る弾性波装置を製造する工程を説明するための正面断面図である。図4に示すマザーの構造体21をダイシングラインAに沿って分割することにより、弾性波装置23,23を得ることができる。第2の実施形態の弾性波装置23は、第1の絶縁層10A,11Aの形成位置が第1の実施形態の弾性波装置1と異なる。第1の絶縁層10A,11Aは、多層膜3が設けられている領域に至る絶縁層延長部10a,11aを有する。絶縁層延長部10a,11aは、圧電薄膜6の一部を覆っている。もっとも、圧電薄膜6の上面においては、IDT電極7が設けられている領域の外側、すなわち励振部外側部分に至るように第1の絶縁層10A,11Aが設けられている。
第2の実施形態の弾性波装置23は、その他の点については第1の実施形態の弾性波装置1と同様であるため、第1の実施形態の説明を援用することにより省略する。
第2の実施形態においても、第1の絶縁層10A,11Aが設けられているため、第1の実施形態と同様に、圧電薄膜6の割れや欠けを抑制でき、多層膜3の界面剥離を抑制することができる。
なお、図10に示す第2の実施形態の変形例のように、第1の絶縁層10A,11Aを厚くしてもよい。図10では、第1の絶縁層10A,11Aの上面が、圧電薄膜6の上面よりも上方に位置している。配線電極8,9は、この第1の絶縁層10A,11Aの上面に設けられている。そして、配線電極8,9は、内側端において、第1の絶縁層10A,11Aの側面を経て下方の圧電薄膜6上に至っている。
本変形例においても、その他の点については、上記第2の実施形態の弾性波装置23と同様であるため、圧電薄膜6の割れや欠けを抑制することができる。また、多層膜3の界面剥離を抑制することができる。
第1及び第2の実施形態は、上記支持部材12と蓋材14とを有するウエハレベルパッケージ(WLP)構造を有する。
図5は、本発明の第3の実施形態の弾性波装置を得る工程を示す正面断面図である。第3の実施形態では、上記WLP構造ではなく、チップサイズパッケージ(CSP)構造の弾性波装置31が構成されている。図5はマザーの構造体30を示す。このマザーの構造体30をダイシングラインAに沿って切断することにより、弾性波装置31,31が得られる。
弾性波装置31は、パッケージ構造を除いては第1の実施形態と同様である。すなわち、支持基板32上に、多層膜3が積層されている。多層膜3の圧電薄膜6上にはIDT電極7が形成されている。そして、IDT電極7に電気的に接続されるように、配線電極8,9が設けられている。また、第1の絶縁層10,11が支持基板32上に設けられている。配線電極8,9は電極パッド8a,9aに連なっている。ここまでの構造は、第1の実施形態と同様である。従って、各構成の詳細な説明を援用することにより省略する。
本実施形態では、電極パッド8a,9a上に、外部接続端子として金属バンプ33,34が直接に接合されている。金属バンプ33,34は、本実施形態では、Auからなるスタッドバンプである。この金属バンプ33,34を用いて、他の回路基板上に表面実装することができる。
本実施形態においても、多層膜3の外側の領域に、第1の絶縁層10,11が設けられている。そして、第1の絶縁層10,11が、電極パッド8a,9aの下方に位置しているため、外部接続端子としての金属バンプ33,34の接合時に、圧電薄膜6を含む多層膜3には力が加わらない。よって、多層膜3の界面剥離や圧電薄膜6の割れや欠けが生じ難い。
第1の絶縁層10,11は、好ましくは、樹脂からなる。その場合には、上記金属バンプ33,34接合時の応力を緩和することができる。もっとも、第1の絶縁層10,11は、絶縁性セラミックスなどの他の絶縁性材料により形成されていてもよい。
本実施形態においても、ダイシングラインAが多層膜3から隔てられている。従って、ダイシングに際しても、多層膜3の界面剥離や、圧電薄膜6の割れもしくは欠けが生じ難い。
なお、第1〜第3の実施形態では、第1の絶縁層10,11,10A,11AはダイシングラインAに至らないように設けられていたが、第1の絶縁層10,11,10A,11Aがダイシング領域に至るように設けられていてもよい。もっとも、ダイシング時の剥がれ等を防止するためには、上記実施形態のようにダイシングラインに至らないように第1の絶縁層10,11,10A,11Aを設けることが望ましい。
また、本実施形態では、1つのIDT電極7が設けられていたが、圧電薄膜6上のIDT電極を有する弾性波励振部の電極構造は、用途に応じて適宜の構成とすることができる。また、第1及び第2の実施形態においては、多層膜構造が上から順に圧電薄膜/低音速膜/高音速膜の積層構造を有していたが、これに限定されない。図8に示す変形例や図9に示す変形例のように、高音速膜4と支持基板2の間に誘電体などからなる接合層19が設けられていてもよい。
次に、具体的な実験例につき説明する。
第1の実施形態に従って、弾性波装置1を形成した。ただし、IDT電極7を含む電極構造については、バンドパスフィルタを構成するように設計した。圧電薄膜6としては、0.6μmの厚みのLiTaO単結晶膜を用いた。それによって、通過帯域が1850MHz〜1950MHzの帯域通過型フィルタを実施例として作成した。それに際しては、マザーの構造体を用意した後、ダイシングラインに沿って分割し、実施例の弾性波装置を得た。
比較のために、上記第1の絶縁層10,11が設けられていないことを除いては、上記実施例と同様にして弾性波装置を作成した。この実施例と比較例の弾性波装置の減衰量周波数特性を図6に示す。
図6から明らかなように、比較例に比べ実施例によれば、通過帯域内における挿入損失が非常に小さくなっており、かつ帯域外減衰量も十分大きくなっていることがわかる。これは、シリコン基板を通じた電極パッド8a,9a間の電流が、実施例では、第1の絶縁層10,11により確実に遮断されているためと考えられる。
図11は、本発明の第4の実施形態に係る弾性波装置の正面断面図である。また図12は、第4の実施形態の弾性波装置の電極構造を説明するための模式的平面図である。
第4の実施形態の弾性波装置41では、支持基板2上に多層膜3が積層されている。多層膜3は下から順に、高音速材としての高音速膜4、低音速膜5及び圧電薄膜6を有する。支持基板2及び多層膜3を構成する材料は、前述した第1の実施形態と同様である。
弾性波装置41が、図2に示した弾性波装置1と異なるところは、圧電薄膜6上に、複数のIDT電極7,7,7が設けられていること、並びに多層膜3の側面3a,3aが支持基板2の上面に対して直交する方向から傾斜している傾斜面とされていることにある。
配線電極8は、多層膜3の上面、すなわち圧電薄膜6の上面から、側面3aの一部を経由して第1の絶縁層10上に至っている。配線電極9側においても、配線電極9が、圧電薄膜6の上面から側面3aを経由して、第1の絶縁層11上に至っている。
上記第1の絶縁層10,11は、側面3a,側面3aに接触している。
すなわち、第1の絶縁層10,11の内側面が、側面3aの一部と接触している。第1の絶縁層10、11の上面は、多層膜3のうちの低音速膜5の中間高さ位置に位置している。
電極パッド8a,9aの下面は、第1の絶縁層10,11の上面と接触している。よって、電極パッド8a,9aの下面の高さが十分に高いため、並びに側面3aに沿うように配線電極8が設けられているため、図11の矢印Aで示す部分の変化を和らげることができる。従って、矢印Aで示す部分における配線電極8の断線が生じ難い。
なお、図12では、IDT電極が形成されている領域を矩形の枠で模式的に示している。図12のB−B線に沿う断面に相当する図が、図11である。
ところで、隣り合うIDT電極7,7同士は、接続配線42により電気的に接続されている。接続配線42は、配線電極8,9と同じ金属材料で構成されている。もっとも、接続配線42は、他の金属により形成されていてもよい。
本発明においては、弾性波装置41のように、圧電薄膜6上に、複数のIDT電極7,7,7を形成し、それによってフィルタ回路を形成してもよい。すなわち、圧電薄膜6上に形成されるIDT電極7の数は2以上であってもよい。
接続配線42は、圧電薄膜6上に設けられている。弾性波装置41のその他の構成は、図2に示した弾性波装置1とほぼ同様であるため、同一部分については、同一の参照番号を付することにより、その説明を省略する。
弾性波装置41においても、第1の実施形態と同様に、圧電薄膜6が設けられている領域の外側の領域において、多層膜3が部分的に除去されており、該多層膜3が除去された領域の少なくとも一部において、第1の絶縁層10,11が設けられている。よって、ダイシング時や外部接続端子を接合する際の力による、圧電薄膜の割れや欠けが生じ難い。また、多層膜3における界面剥離も生じ難い。従って、電気的特性の劣化も生じ難い。
加えて、本実施形態においても、第1の絶縁層10,11が樹脂からなり、弾力性を有する。従って、外部接続端子を接合する際、並びに外部接続端子を利用して実装基板等に実装するに際の応力をより一層効果的に吸収することができる。加えて、前述したように、第1の絶縁層10,11の存在により、配線電極8,9の断線も生じ難い。
図13は、本発明の第5の実施形態に係る弾性波装置の部分切欠正面断面図である。第5の実施形態の弾性波装置51は、第4の実施形態の弾性波装置41の変形例に相当する。図13に示すように、弾性波装置51では、第1の絶縁層10が多層膜3の側面3aを超えて、多層膜3の上面に至っている。図11では、第1の絶縁層10は、平坦な膜状であったが、弾性波装置51では、第1の絶縁層10は、支持基板2上に位置している部分から、多層膜3の側面3aの上端に至り、さらに多層膜3の上面に至っている。従って、配線電極8は、上記第1の絶縁層10の外側の傾斜面10b上を経て、第1の絶縁層10の上面10c上に至っている。傾斜面10bは、上方に行くにつれて、IDT電極7側に近づくように傾斜している。そのため、配線電極8の矢印A1で示す部分の変化が緩やかとされている。そのため、矢印A1で示す部分における配線電極8の断線をより一層効果的に抑制することができる。
好ましくは、上記傾斜面10bの支持基板2の上面に対する角度である傾斜角度Cが85°以下、より好ましくは80°以下、さらに好ましくは60°以下とすることが望ましい。それによって、上記断線をより効果的に抑制することができる。
図14は、本発明の第6の実施形態に係る弾性波装置の模式的正面断面図である。弾性波装置61は、第5の実施形態の弾性波装置とほぼ同様に構成されている。異なるところは、IDT電極7同士を接続している接続配線62の下方において、多層膜3が除去されており、かつ支持基板2の上面と接続配線62との間に第2の絶縁層63が設けられていることにある。
第2の絶縁層63は適宜の絶縁性材料を用いて形成することができる。このような絶縁性材料としては、第1の絶縁層10,11に用いた材料と同様の材料を用いることができる。好ましくは、第2の絶縁層63,63は、第1の絶縁層10,11と同じ絶縁性材料からなることが望ましい。その場合には多層膜3の一部を除去した後に、同一工程により、第1の絶縁層10,11と第2の絶縁層63,63とを形成することができる。
なお、第2の絶縁層63,63が形成される領域においては、必ずしも、多層膜3の全体を除去する必要はない。すなわち,圧電薄膜6のみを除去し、圧電薄膜が除去されている部分に第2の絶縁層を形成してもよい。好ましくは、少なくとも圧電薄膜6を除去して、第2の絶縁層63を形成することが望ましい。それによって、圧電薄膜6の割れや割れの広がり等を抑制することができる。
加えて、多層膜3の高音速膜4の中間高さ位置や、低音速膜5の中間高さ位置に至るように、多層膜3を上方からエッチング等により除去してもよい。その場合には、第2の絶縁層63は、上記エッチングにより除去された部分に設けられることになる。
第6の実施形態は、その他の構成は第5の実施形態と同様であるため、同一の参照番号を付することにより、その詳細な説明を省略する。
第6の実施形態の弾性波装置61においても、その他の構成は第4及び第5の実施形態と同様であるため、第4,第5の実施形態の弾性波装置41,51と同様の効果を奏する。
図15は、本発明の第7の実施形態に係る弾性波装置の模式的正面断面図である。弾性波装置71は、1)多層膜3が、高音速膜4及び低音速膜5の側面に位置している第1の側面部分3a1と、圧電薄膜6の側面に位置している第2の側面部分3a2とを有し、第1の側面部分3a1と第2の側面部分3a2とが段差を介して隔てられていること、並びに2)上記段差となる低音速膜5の上面部分5a上に、第1の絶縁層10が至っていることにある。
その他の構成は、弾性波装置71は、弾性波装置41と同様である。従って、同一部分については同一の参照番号を付することにより、その詳細な説明を省略する。
弾性波装置71では、第1の側面部分3a1と、第2の側面部分3a2とを有するように、多層膜3の側面が階段状とされている。そして、第1の絶縁層10は、段差を形成している略水平方向に延びる平坦面部に至るように設けられている。このように、第1の絶縁層10は、多層膜3の側面の全体を覆わなくともよく、側面の中間高さ位置に至っていても良い。
さらに、第1の側面部分3a1を下方から上方に向かって覆うように、第1の絶縁層10が設けられている。従って、第1の絶縁層中の上面の矢印Dで示す部分の変化が緩やかにされている。そのため、配線電極8の矢印Eで示す部分の変化も緩やかとされている。よって、配線電極8の断線を効果的に抑制することができる。
なお、上記平坦面部は必ずしも水平方向に延びておらずともよい。側面の他の部分よりも傾斜が緩ければよい。
本実施形態においても、外部端子接合時の応力等が圧電薄膜6に加わり難いため、上述してきた第1〜第6の実施形態と同様に、圧電薄膜6の割れや剥がれを抑制することができる。
図16は、本発明の第8の実施形態に係る弾性波装置の模式的正面断面図である。弾性波装置81は、接続配線42の下方に、圧電薄膜6が存在しないことを除いては、弾性波装置71と同様に構成されている。すなわち、本発明においては、接続配線42の下方においては、多層膜3のうち、圧電薄膜6のみが除去されていてもよい。また、この構造において、圧電薄膜6だけでなく、低音速膜5の少なくとも一部の層が除去されていてもよい。さらに、圧電薄膜6及び低音速膜5に加えて、高音速膜4の少なくとも一部の層まで除去されていてもよい。
さらに、支持基板2が導電性を有しない場合には、接続配線42の下方において多層膜3の全ての層が除去されていてもよい。また、オーバーエッチングなどにより、支持基板2の上面に凹部が形成され、該凹部に至るように接続配線42が形成されていてもよい。
第8の実施形態の弾性波装置81はその他の構成は、弾性波装置71と同様であるため、同様の効果を奏する。
図17は、第9の実施形態に係る弾性波装置の模式的正面断面図である。弾性波装置91では、第1の絶縁層10A,11Aが、無機絶縁性材料からなる。同様に、接続配線42,42の下方にも無機絶縁性材料からなる第2の絶縁層63A,63Aが設けられている。すなわち、接続配線42の下方において、多層膜3が除去され、第2の絶縁層63A,63Aが形成されている。
上記第1の絶縁層10A,11A及び第2の絶縁層63Aを形成する無機絶縁性材料としては、適宜の無機絶縁性材料を用いることができる。このような無機絶縁性材料としては、酸化ケイ素、窒化ケイ素、アルミナ、酸窒化ケイ素などを挙げることができる。本実施形態のように、第1,第2の絶縁層は、合成樹脂などの樹脂材料に限らず、無機絶縁性材料により形成してもよい。
この場合においても、第1の絶縁層10A,11Aを、第2の絶縁層63Aと同じ材料で構成することが好ましい。その場合には、同一工程で、第1の絶縁層10A,11Aと、第2の絶縁層63Aとを、形成することができる。なお、IDT電極7を覆うように保護膜65が形成されている。保護膜65は、第1の絶縁層および第2の絶縁層と同じ材料で構成されている。なお、保護膜65は、必須ではない。
第9の実施形態は、その他の構成は弾性波装置71,81と同様であるため、同様の効果を奏する。
図18は、本発明の第10の実施形態に係る弾性波装置を説明するための部分切欠正面断面図である。弾性波装置101は、図14に示した弾性波装置61の変形例に相当する。すなわち、図14に示した弾性波装置61に加えて、支持基板2上に設けられた第3の絶縁層102がさらに備えられている。第3の絶縁層102は、支持基板2の上面の全面に形成されている。この第3の絶縁層102上に弾性波装置61と同様の構造が設けられている。従って、同一部分については、同一の参照番号を付することにより、その詳細な説明を省略する。
第3の絶縁層102は適宜の絶縁性材料からなる。このような絶縁性材料としては、樹脂や無機絶縁性材料を用いることができる。本実施形態では、酸化ケイ素などの無機絶縁性材料により、第3の絶縁層102が形成されている。このように、第3の絶縁層102上に、第1の絶縁層10が設けられていてもよい。
第3の絶縁層102を形成することにより、例えば接続配線62の下方に設けられた第2の絶縁層63を省略することも可能である。すなわち、支持基板2が導電性を有する場合であっても、第3の絶縁層102を設けることにより、接続配線62と支持基板2との短絡を防止することができる。
弾性波装置101は、その他の構成は弾性波装置61と同様であるため、弾性波装置61と同様の効果を奏する。
図19は、本発明の第11の実施形態に係る弾性波装置の模式的正面断面図である。弾性波装置111では、第3の絶縁層102上に、配線電極8の電極パッド8aが増設されている。従って、外部端子接合時の応力等が、第3の絶縁層102により緩和される。よって、この場合には、第3の絶縁層102は、柔軟性を有する樹脂からなることが望ましい。
他方、多層膜3の側面3aは、支持基板2の上面と直交する方向に延びている。従って、配線電極8の矢印Fで示す部分の変化を和らげるために、第1の絶縁層104が設けられている。第1の絶縁層104は、側面3aに接触しており、側面3aとは外側の面104aが傾斜面とされている。この傾斜面は、支持基板2の上面と直交する方向から傾斜しており、上方に行くにつれてIDT電極に近づいている。従って、配線電極8の矢印Fで示す部分の変化が和らげられている。よって、配線電極8の断線を効果的に抑制することが可能とされている。弾性波装置111のその他の構成は、弾性波装置71と同様であるため、同様の効果を奏する。
1…弾性波装置
2…支持基板
3…多層膜
3a…側面
3a1…第1の側面部分
3a2…第2の側面部分
4…高音速膜
4A…高音速支持基板
5…低音速膜
6…圧電薄膜
7…IDT電極
8,9…配線電極
8a,9a…電極パッド
10,11…第1の絶縁層
10A,11A…第1の絶縁層
10a,11a…絶縁層延長部
12…支持部材
13…空間
14…蓋材
15,16…アンダーバンプメタル層
17,18…金属バンプ
19…接合層
20,21…マザーの構造体
23…弾性波装置
30…マザーの構造体
31…弾性波装置
32…支持基板
33,34…金属バンプ
41,51,61,71,81,91,101,111…弾性波装置
42,62…接続配線
63,63A…第2の絶縁層
65…保護膜
102…第3の絶縁層
104…第1の絶縁層
104a…外側の面

Claims (22)

  1. 支持基板と、
    前記支持基板上に設けられており、圧電薄膜と前記圧電薄膜以外の層とを含む多層膜と、
    前記圧電薄膜の一方面に設けられたIDT電極と、
    前記IDT電極に電気的に接続された配線電極と、
    前記配線電極に連ねられた電極パッドと、
    前記電極パッドの上方に位置し、前記IDT電極に電気的に接続された外部接続端子と、を備え、
    平面視において、前記IDT電極が設けられている領域の外側の領域において前記多層膜が部分的に除去されており、
    前記多層膜が除去された領域の少なくとも一部において前記支持基板上に設けられた第1の絶縁層をさらに備え
    前記第1の絶縁層の少なくとも一部は、前記電極パッドの下方に位置している、弾性波装置。
  2. 前記第1の絶縁層が樹脂からなる、請求項1に記載の弾性波装置。
  3. 前記支持基板が導体または半導体であり、前記外部接続端子の下方に前記第1の絶縁層が位置している、請求項1に記載の弾性波装置。
  4. 前記第1の絶縁層が樹脂である、請求項3に記載の弾性波装置。
  5. 前記外部接続端子は、前記電極パッド上に接合されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  6. 前記第1の絶縁層が前記電極パッドの下方に位置している、請求項5に記載の弾性波装置。
  7. 前記第1の絶縁層が、前記多層膜が除去された領域から、前記多層膜が設けられている領域に至る絶縁層延長部を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  8. 前記絶縁層延長部が前記圧電薄膜の一部を覆っている、請求項7に記載の弾性波装置。
  9. 前記配線電極が、前記多層膜の上面から多層膜の側面を経て、前記電極パッドに連ねられている、請求項5に記載の弾性波装置。
  10. 前記多層膜の前記配線電極が設けられている前記側面が、前記支持基板の上面に対して直交する方向から傾斜している傾斜面であり、前記傾斜面は、下方から上方に行くにつれて、前記IDT電極側に近づいている、請求項9に記載の弾性波装置。
  11. 前記多層膜の前記傾斜面に段差が設けられている、請求項10に記載の弾性波装置。
  12. 前記第1の絶縁層が、前記傾斜面の少なくとも一部を覆うように設けられている、請求項10または11に記載の弾性波装置。
  13. 前記圧電薄膜の一方面に設けられた前記IDT電極として複数のIDT電極が設けられており、隣り合うIDT電極同士を接続する接続配線をさらに備える、請求項1〜12のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  14. 前記接続配線と、前記支持基板との間に、前記多層膜の少なくとも一部の層が設けられている、請求項13に記載の弾性波装置。
  15. 前記支持基板と前記接続配線との間に前記第1の絶縁層と同じ材料からなる第2の絶縁層が設けられている、請求項14に記載の弾性波装置。
  16. 前記多層膜と前記支持基板との間に第3の絶縁層がさらに設けられている、請求項1〜15のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  17. 前記第1の絶縁層が、前記第3の絶縁層上に設けられており、かつ前記多層膜の側面と前記電極パッドとの間に設けられている、請求項16に記載の弾性波装置。
  18. 前記第1の絶縁層が、前記電極パッドの下方に位置している高さ位置から、前記多層膜の前記側面を介して前記多層膜の上面に至っており、前記多層膜の前記側面上の前記第1の絶縁層の外表面が、前記支持基板の上面と直交する方向から傾斜しており、下方から上方に行くにつれて前記IDT電極側に近づく傾斜面とされている、請求項1〜17のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  19. 前記多層膜が、前記圧電薄膜を伝搬する弾性波の音速よりも伝搬するバルク波の音速が高速である高音速膜と、前記高音速膜上に積層されており、前記圧電薄膜を伝搬するバルク波音速よりも伝搬するバルク波音速が低速である低音速膜とを他の層として有し、前記低音速膜上に前記圧電薄膜が積層されている、請求項1〜18のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  20. 前記圧電薄膜の下面に接するように設けられた、伝搬する横波の音速が相対的に遅い低音速膜を有し、前記支持基板は、前記低音速膜の下面に積層されており、伝搬する横波の音速が相対的に高い高音速支持基板である、請求項1〜18のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  21. 前記外部接続端子が金属バンプである、請求項1〜20のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  22. 前記IDT電極が設けられている領域を囲むように設けられた枠状の支持部材と、前記枠状の支持部材により形成された開口部を閉成するように前記支持部材上に固定された蓋材とをさらに備える、請求項1〜20のいずれか1項に記載の弾性波装置。
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