JP6287880B2 - 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムに係り、特にアプリケーション機能追加に適した画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムに関する。
従来より、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral,MFP)やプリンター等の画像形成装置においては、様々なアプリケーション(Application Software)をインストールし実行することが可能なものが存在する。
なお、アプリケーションには、PDF作成、名刺管理、帳簿管理等の機能をもたらすものがある。また、アプリケーションには、カメラ等の機器との連携をもたらすものもある。
ところで、これらのアプリケーションをインストールし実行させるためには、画像処理装置に搭載されているOS(Operating System)の基本的な機能を利用できるように、それぞれのアプリケーションを開発する必要がある。
また、アプリケーションの開発に際しては、開発コストがかからないように、効率良く行うことも必要となってくる。
このような課題を解消するようにしたものとして、特許文献1では、プリンター、コピーまたはファクシミリなどの各ユーザーサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションを複数搭載可能としている。また、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制御並びに画像形成処理をおこなう共通システムサービス、複数のアプリケーションと前記共通システムサービスとの間に介在してアプリケーションに対応するジョブの生成を行うアプリサービス、及び汎用OSとを備えたプラットフォームを設ける構成としている。このプラットフォームを設けることで、ユーザーが各ユーザーサービスのアプリケーションを作成する場合には、プラットフォーム以外の部分を作成すればよいので、アプリケーションを効率よく開発できる。
特開2002−82806号公報
しかし、特許文献1の画像形成装置、画像形成方法およびプログラムでは、プラットフォームが提供するサービスに含まれる複数の機能を組み合わせて用いるアプリケーションを作成することができない。このため、このようなアプリケーションが必要となったときには、アプリケーションとプラットフォームの両方のインターフェイスを拡張しなければならないので、アプリケーションの開発工数が増加するという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決できる画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、ハードウェア資源やユーザー認証に関わるサービスを提供するユーザー認証サービスを利用するためのプラットフォームサービスインターフェイス部を有する機器制御プラットフォームと、前記機器制御プラットフォームで管理された前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用する標準アプリケーションを実行する標準アプリケーション実行部と、前記標準アプリケーション実行部により実行される前記標準アプリケーションの機能を利用させる標準機能サービス、前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用させる拡張機能サービス及び前記標準機能サービス並びに前記拡張機能サービスをそれぞれ呼び出し可能な拡張アプリケーションを管理し実行させる拡張アプリケーション管理部を有する拡張アプリケーションプラットフォームとを備え、前記標準アプリケーションは、ユーザー認証に関わるアプリケーションであり、前記ユーザー認証サービスが提供する複数の機能としての複数の認証方式から所望の認証方式を選択して用い、前記ユーザー認証サービスが提供する複数の認証方式は、互いに独立しており、前記ユーザー認証サービスは、前記標準アプリケーションから出力に基づき、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を起動し、前記所望の認証方式が複数の認証方式の場合、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を単独で取り出して順次、起動することを特徴としている。
また、本発明の画像形成装置の前記ユーザー認証サービスが提供する機能は、ICカード方式とパスワード方式のユーザー認証であることを特徴としている。
本発明の画像形成方法は、ハードウェア資源やユーザー認証に関わるサービスを提供するユーザー認証サービスを利用するためのプラットフォームサービスインターフェイス部を有する機器制御プラットフォームを備えた画像形成装置による画像形成方法であって、前記機器制御プラットフォームによりハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用するためのプラットフォームサービスインターフェイスを管理する工程と、標準アプリケーション実行部により前記機器制御プラットフォームで管理された前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用する標準アプリケーションを実行する工程と、前記標準アプリケーション実行部により実行される前記標準アプリケーションの機能を利用させる標準機能サービス、前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用させる拡張機能サービス及び前記標準機能サービス並びに前記拡張機能サービスをそれぞれ呼び出し可能な拡張アプリケーションを管理し実行させる拡張アプリケーション管理部を管理する工程とを備え、前記標準アプリケーションは、ユーザー認証に関わるアプリケーションであり、前記ユーザー認証サービスが提供する複数の機能としての複数の認証方式から所望の認証方式を選択して用い、前記ユーザー認証サービスが提供する複数の認証方式は、互いに独立しており、前記ユーザー認証サービスは、前記標準アプリケーションから出力に基づき、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を起動し、前記所望の認証方式が複数の認証方式の場合、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を単独で取り出して順次、起動することを特徴としている。
また、本発明の画像形成方法の前記ユーザー認証サービスが提供する機能は、ICカード方式とパスワード方式のユーザー認証であることを特徴としている。
本発明の画像形成プログラムは、画像形成を行う画像形成装置を制御するためのコンピューターで実行される画像形成プログラムであって、機器制御プラットフォームによりハードウェア資源やユーザー認証に関わるサービスを提供するユーザー認証サービスを利用するためのプラットフォームサービスインターフェイスを管理する工程と、標準アプリケーション実行部により前記機器制御プラットフォームで管理された前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用する標準アプリケーションを実行する工程と、前記標準アプリケーション実行部により実行される前記標準アプリケーションの機能を利用させる標準機能サービス、前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用させる拡張機能サービス及び前記標準機能サービス並びに前記拡張機能サービスをそれぞれ呼び出し可能な拡張アプリケーションを管理し実行させる拡張アプリケーション管理部を管理する工程とを前記コンピューターに実行させ、前記標準アプリケーションは、ユーザー認証に関わるアプリケーションであり、前記ユーザー認証サービスが提供する複数の機能としての複数の認証方式から所望の認証方式を選択して用い、前記ユーザー認証サービスが提供する複数の認証方式は、互いに独立しており、前記ユーザー認証サービスは、前記標準アプリケーションから出力に基づき、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を起動し、前記所望の認証方式が複数の認証方式の場合、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を単独で取り出して順次、起動することを特徴としている。
また、本発明の画像形成プログラムの前記ユーザー認証サービスが提供する機能は、ICカード方式とパスワード方式のユーザー認証であることを特徴としている。
本発明は、プラットフォームにより提供される各サービスを独立した複数の機能として構成し、アプリケーションがこれらの複数の機能から所望の機能を選択して組み合わせて用いることで、プラットフォームのインターフェイスを拡張しないで拡張されたアプリケーションを提供できるようになり、アプリケーションの開発工数を削減することができる画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムを提供できる。
実施の形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置によるICカードのユーザー認証を行う手順を説明する図である。 図1に示す画像形成装置によるICカードとパスワードのユーザー認証を行う手順を説明する図である。
<実施の形態>
〔画像形成装置1のシステム構成〕
次に、図1により、画像形成装置1のシステム構成について説明する。なお、以下の説明において、アプリとはアプリケーション(Application Software)のことである。
実施の形態の画像形成装置は、それぞれ独立した複数のユーザー認証の機能を提供できるプラットフォームのユーザー認証サービスから必要な機能を呼び出して組み合わせることができる標準アプリケーション(以下、「標準アプリ」という)のユーザー認証アプリを拡張するように更新してユーザー認証を行うものである。しかも、この拡張されたユーザー認証アプリは、変更可能な構成となっている。
画像形成装置1は、画像処理部11、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部14、ネットワーク送受信部15、操作パネル部16、画像形成部17、FAX送受信部18、及び記憶部19等が、制御部10に接続されている。各部は、制御部10によって動作制御される。
制御部10は、GPP(General Purpose Processor)、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサー)等の情報処理部である。
制御部10は、記憶部19のROMやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各部として動作させられる。また、制御部10は、図示しない外部の端末や操作パネル部16から入力された指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
画像処理部11は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の制御演算部である。画像処理部11は、各種の画像データに対して特定の画像処理を実行する。画像処理部11は、例えば、拡大縮小、濃度調整、階調調整、画像改善等の各種画像処理を行う。
画像処理部11は、原稿読取部12で読み取られた画像を、記憶部19に印刷データとして記憶する。この際、画像処理部11は、印刷データをPDFやTIFF等のフォーマットのファイル単位に変換することも可能である。
原稿読取部12は、セットされた原稿を読み取る(スキャン)。
原稿給送部13は、原稿読取部12で読み取られる原稿を搬送する。
搬送部14は、給紙カセットから記録紙を搬送し、画像形成部17で画像形成させ、その後にスタックトレイへ搬送する。
画像形成部17は、ユーザーの出力指示により、記憶部19に記憶され、原稿読取部12で読み取られ、又は外部の端末から取得されたデータから記録紙への画像形成を行わせる。
ネットワーク送受信部15は、LAN、無線LAN、WAN、携帯電話網等の外部ネットワークに接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続部である。
ネットワーク送受信部15は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
ネットワーク送受信部15は、ネットワークを介して、図示しないPC(Personal Computer)やスマートフォンやPDA(Personal Data Assistant)や携帯電話等の外部の端末、サーバー等に接続されていてもよい。
操作パネル部16は、LCD等の表示部と、テンキー、スタート、キャンセル、コピー(複写)、FAX送信、スキャナー等の動作モードの切り換えボタンと、選択された文書の印刷、送信、保存、記録等に関するジョブの実行に係る指示を行うためのスタートボタン若しくはタッチパネル等の入力部とを備えている。
操作パネル部16は、ユーザーの指示を取得する。このユーザーの指示は、後述する拡張アプリ400(図2)(Application Software、アプリケーション)のインストールや使用の指示を含む。また、ユーザーの指示により、各ユーザーの情報を入力、変更することも可能である。このため、操作パネル部16は、専用の制御部とROMやRAM等の記憶媒体を備えて、制御部10と連携してGUI(Graphical User Interface)の制御を行ってもよい。拡張アプリ400のインストールや使用時の操作パネル部16の制御の詳細については後述する。
また、操作パネル部16には、ICカードの情報を読み取るICカードリーダー(図示せず)を接続するための接続部が設けられ、画像形成装置1にはICカードリーダーが接続されている。
また、操作パネル部16には、USBメモリーやフラッシュメモリーカードの記憶媒体や記憶媒体を内蔵した外部機器を接続するための接続部が備えられていてもよい。
FAX送受信部18は、ファクシミリの送受信を行うFAXボード等である。
FAX送受信部18は、原稿読取部12で読み取られた画像データやネットワーク送受信部15から受信したファイル等を描画してファクシミリ送信する。また、FAX送受信部18は、記憶部19に記憶され、ファクシミリ受信された画像データを画像形成部17で画像形成させ、ネットワーク送受信部15から外部の端末へ送信する。
記憶部19は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリー等の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体と、このコントローラー等を含む。
記憶部19のROMやフラッシュメモリーやHDDには、画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラム及びデータが記憶されている。これらの制御プログラム及びデータは、ファームウェアのような形式で提供されていてもよい。また、これらの制御プログラムとデータとは、実行時にRAM等に展開されて、制御部10により実行される。
また、記憶部19は、ユーザーのICカード情報、ユーザー名とパスワード、及びユーザーのメールアドレスなどのアカウント情報を記憶している。
また、記憶部19は、各種ジョブデータ、原稿読取部12でスキャンされた画像データ、画像処理部11で画像処理された画像データ、他の端末(図示せず)から送信された印刷文書等のファイル、接続された記憶媒体から読み出された各種ファイル、サムネイル画像のデータ等を記憶してもよい。
また、記憶部19には、ユーザー毎の文書ボックスの領域が含まれていてもよい。
なお、画像形成装置1において、制御部10及び画像処理部11は、GPU内蔵CPU等やチップ・オン・モジュールパッケージのように、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部10及び画像処理部11は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
〔画像形成装置1の制御構成〕
次に、図2により、画像形成装置1の制御構成について説明する。
画像形成装置1は、三つの階層的なブロック構造として、標準アプリ実行部(標準アプリケーション実行部)100、機器制御プラットフォーム200、拡張アプリプラットフォーム(拡張アプリケーションプラットフォーム)300を備え、更に、拡張アプリプラットフォーム300上に配置された拡張アプリ400を備えている。制御部10が本発明の制御プログラムを実行することにより、標準アプリ実行部100、機器制御プラットフォーム200、拡張アプリプラットフォーム300が実現される。更に、制御部10は、図2に示す制御構成に基づいて、拡張アプリ400、標準アプリ120、汎用OS230を実行することができる。
標準アプリ実行部100は、機器制御プラットフォーム200で管理されるハードウェア資源や機器制御プラットフォーム200により提供される各種サービスを利用する標準アプリ120を実行する。標準アプリ実行部100は、機器制御プラットフォーム200上にインストールされた標準アプリ120と、この標準アプリ120に対応する標準アプリサービスIF部110を備えている。標準アプリ実行部100の詳細については、後述する。
機器制御プラットフォーム200は、汎用OS230(Operating System、オペレーティングシステム)上で、画像形成装置1全体のハードウェア資源を管理し、また各種サービスを提供し、機能単位で各部を制御する。
機器制御プラットフォーム200は、標準アプリ120の実行基盤となるAPI(Application Programming Interface)やミドルウェアやランタイムやリンカー等(以下、「API等」という。)、汎用OS230上のサービス(Service、Daemon、以下「サービス等」という。)、スクリプト言語や中間言語の翻訳や実行を行うインタプリター(Interpreter)やJIT(Just In Time compiler)やバーチャルマシン等(以下、「バーチャルマシン等」という。)を含むプログラムやデータである。また、拡張アプリプラットフォーム300自体も、汎用OS230上で動作している。機器制御プラットフォーム200の詳細については、後述する。
拡張アプリプラットフォーム300は、標準アプリ120を呼び出して機能を利用し、機器制御プラットフォーム200を呼び出してハードウェア資源や各種サービスを利用し、拡張アプリ400を管理し実行させる。
拡張アプリプラットフォーム300は、拡張アプリ400の実行基盤となるAPI等やサービス等やバーチャルマシン等を含むプログラムやデータである。また、拡張アプリプラットフォーム300自体も、汎用OS230上で動作している。
拡張アプリプラットフォーム300は、標準機能サービス310、拡張機能サービス320、OSインストールサービス330(オペレーティングシステムインストールサービス)、及び拡張アプリ管理部340を備えている。
標準機能サービス310は、標準アプリサービスIF部110に対応した標準アプリ120の機能を拡張アプリ400に利用させるサービス等である。
拡張機能サービス320は、プラットフォームサービスIF部210に対応したハードウェア資源を拡張アプリ400に利用させるサービス等である。
拡張アプリ管理部340は、標準機能サービス310及び拡張機能サービス320を呼び出し、拡張アプリ400を管理し実行する。
OSインストールサービス330は、汎用OS230等に機能を追加するためのサービスである。
OSインストールサービス330は、汎用OS230上にデバイスドライバーやスクリプト等の制御プログラムをインストールする。
また、OSインストールサービス330は、機能の追加があった新たなコピーアプリ121、プリンターアプリ122、FAXアプリ123、ユーザー認証アプリ124、各種標準アプリ125等に対応する新たな拡張サービスを機能単位でインストールすることができる。
拡張アプリ400は、拡張アプリプラットフォーム300上で各種処理を行うアプリのプログラム及びデータである。
拡張アプリ400は、拡張アプリプラットフォーム300上で実行されるアプリケーションのプログラム及びデータである。拡張アプリ400は、標準機能サービス310を呼び出して標準アプリ120の機能を利用し、拡張機能サービス320を呼び出して画像形成装置1の各部の機能を利用し、又はOSインストールサービス330を呼び出して汎用OS230への追加の機能をインストールする等の処理を実行することが可能である。このため、拡張アプリ400により、画像形成装置1単体では使用できない各種処理を行わせることが可能となる。
次に、標準アプリ実行部100の詳細について説明する。標準アプリ実行部100は、標準アプリ120、及び標準アプリサービスIF部110(標準アプリケーションサービスインターフェイス部)を備えている。
標準アプリ120は、機器制御プラットフォーム200上で各種処理を行うアプリのプログラム及びデータである。
標準アプリ120は、ユーザーの指示を取得し、このユーザーの指示により画像形成装置の各種機能を利用する。また、標準アプリ120は、例えば、Java(登録商標)等の中間言語のアプリや、各種スクリプト言語等で記載されていてもよい。
標準アプリ120は、例えば、コピーアプリ121、プリンターアプリ122、FAXアプリ123、ユーザー認証アプリ124、各種標準アプリ125等が、工場出荷状態で既にインストールされていてもよい。
コピーアプリ121は、操作パネル部16からのユーザーによるコピーの指示を取得すると、原稿読取部12から原稿を読み取って、画像形成部17により画像形成させる。
プリンターアプリ122は、外部の端末(図示せず)からの指示等により、ネットワーク送受信部15で受信したPDL(Page Description Language)等のファイルを描画して、画像形成部17により画像形成させる。また、プリンターアプリ122は、操作パネル部16によるユーザーの指示により、記憶部19の文書ボックス内のファイル等を描画して、画像形成部17により画像形成させてもよい。
FAXアプリ123は、ユーザーの操作パネル部16からのファクシミリ送信の指示を取得すると、原稿読取部12から原稿を読み取って、FAX送受信部18によりファクシミリ送信する。また、FAXアプリ123は、外部の端末から受信したファイル等を描画して、FAX送受信部18により送信してもよい。また、FAXアプリ123は、FAX送受信部18により受信されたファクシミリの画像データを、画像形成部17により画像形成させる。また、FAXアプリ123は、受信されたファクシミリの画像データを記憶部19の文書ボックスに記憶してもよい。
ユーザー認証アプリ124は、ユーザーがICカードリーダーにICカードをタッチすると、ICカードリーダーが読み取った情報によりユーザー認証を行う。また、ユーザー認証アプリ124は、ユーザーが操作パネル部16からユーザー名とパスワードを入力すると、ユーザー名とパスワードによりユーザー認証を行う。
各種標準アプリ125は、コピーアプリ121、プリンターアプリ122、FAXアプリ123、及びユーザー認証アプリ124以外の標準としてインストールされているアプリである。
なお、画像形成装置1の使用開始後に標準アプリ120がインストールされてもよい。つまり、例えば、FAX送受信部のFAXボードが取り付けられた際に、FAXアプリ123がインストールされる等の処理が行われてもよい。
また、ハードウェアの構成に関わらず、独自の標準アプリ120をユーザーがインストールすることも可能である。
コピーアプリ121、プリンターアプリ122、FAXアプリ123、ユーザー認証アプリ124、及び各種標準アプリ125等にあっては、ユーザーの要望に応じて機能の追加が行われることがある。
すなわち、コピーアプリ121にあっては、例えば、原稿を継ぎ足し、複数枚の原稿を読み込ませてコピーするなど機能を追加することが考えられる。
また、プリンターアプリ122にあっては、例えば、画像形成部17により画像形成された画像データを、ネットワーク送受信部15を介して図示しないファイル管理サーバーへ送信するなど機能を追加することが考えられる。
また、FAXアプリ123にあっては、例えば、原稿読取部12によって読み取られた原稿の画像データを、上記同様に、ネットワーク送受信部15を介して図示しないファイル管理サーバーへ送信するなどの機能を追加することが考えられる。
また、ユーザー認証アプリ124にあっては、例えば、ユーザーの生体情報を生体読み取り装置から読み取り、生体情報によりユーザー認証を行うなど機能を追加することが考えられる。
また、各種標準アプリ125にあっては、例えば、送信した原稿を控えとして印刷するなどの機能を追加することが考えられる。
また、それぞれの機能の追加は、それぞれ機能の追加を行ったコピーアプリ121、プリンターアプリ122、FAXアプリ123、ユーザー認証アプリ124、及び各種標準アプリ125等をインストールすることで実現される。
この場合、既存のコピーアプリ121、プリンターアプリ122、FAXアプリ123、ユーザー認証アプリ124、及び各種標準アプリ125等の内容は、機能の追加があった新たなコピーアプリ121、プリンターアプリ122、FAXアプリ123、ユーザー認証アプリ124、及び各種標準アプリ125等の内容に更新される。
なお、機能の追加があった新たなコピーアプリ121、プリンターアプリ122、FAXアプリ123、ユーザー認証アプリ124、及び各種標準アプリ125等のインストールにあっては、例えば、後述のOSインストールサービス330によって行われるようにしてもよい。
標準アプリサービスIF部110は、標準アプリ実行部100の外部から標準アプリ120の機能を利用するためのインターフェイスを提供する。
標準アプリサービスIF部110は、例えば、Java(登録商標)等のクラス、Java(登録商標)言語上のインターフェイス、ルーチン、関数、ヘッダーファイル、オブジェクト、ライブラリー等として提供されていてもよい。
また、標準アプリサービスIF部110は、汎用OS230上のサービス等として提供されていてもよい。また、標準アプリサービスIF部110は、標準アプリ120毎に異なるインターフェイスを提供していてもよい。
また、標準アプリサービスIF部110は、標準アプリ120の実行、インストール、設定の変更、削除等を行うことも可能である。
次に、機器制御プラットフォーム200の詳細について説明する。機器制御プラットフォーム200は、プラットフォームサービスIF部(プラットフォームサービスインターフェイス部)210、各部制御用サービス220、及び汎用OS230を備えている。
プラットフォームサービスIF部210は、機器制御プラットフォーム200の外部からハードウェア資源や各種サービスを利用するためのインターフェイスを提供する。
プラットフォームサービスIF部210は、各部制御用サービス220を呼び出して、画像形成装置1の各部のハードウェア資源や各種サービスを利用させる。プラットフォームサービスIF部210は、例えば、API等、又は汎用OS230上のサービス等として提供されていてもよい。また、プラットフォームサービスIF部210は、C言語の構造体、C++言語のクラス、その他のオブジェクト、ルーチン、関数、ヘッダーファイル、オブジェクト、ライブラリー等(以下、「クラス等」という。)として提供されていてもよい。また、プラットフォームサービスIF部210は、例えば、Java(登録商標)等の中間言語で提供されていてもよい。
各部制御用サービス220は、画像形成装置1の機能に対応する各部を適切な方式で制御する各種サービスである。
各部制御用サービス220は、例えば、プラットフォームサービスIF部210からの呼び出しに対応して、画像処理部11、操作パネル部16、FAX送受信部18、ネットワーク送受信部15等を操作する。また、各部制御用サービス220は、コピー機能、ネットワークスキャン機能、ユーザー認証機能、文書ボックス機能等を呼び出すことができる。
また、各部制御用サービス220は、製品系列別に、異なるサービス等、API等、クラス等を組み合わせたものがファームウェアに含まれていてもよい。
各部制御用サービス220は、画像処理サービス221、デバイス操作サービス222、ネットワーク通信サービス223、及びユーザー認証サービス224を含んでいる。
画像処理サービス221は、画像処理のデータの作成や変換や出力に関するサービスを提供する。画像処理サービス221は、例えば、原稿読取部12で解像度や色等を設定して原稿を読み取った画像データを記憶部19に記憶させ、画像処理部11に記憶部19の画像データや文書データ(図示せず)を画像処理させる。また、画像処理サービス221は、ファイル等から、画像形成部17で画像形成する画像データを描画する。
デバイス操作サービス222は、各部のデバイスを制御するためのサービス等を提供する。デバイス操作サービス222は、例えば、原稿読取部12から取得した画像データを記憶部19に記憶し、操作パネル部16の表示部に表示されるブラウザー上に画像を描画し、描画された画像データを画像形成部17に送信して画像形成させ、記憶部19に記憶された画像データをFAX送受信部18でファクシミリ送信させる。
また、デバイス操作サービス222は、画像形成装置1にオプション機器、例えばフィニッシャーが存在した場合は製本やステープル等、カメラが存在した場合はカメラ画像の取得や視線検出等の各機能を呼び出すことも可能である。また、デバイス操作サービス222は、例えば搬送部のモーターの一つを駆動させるといった、より機器のハードウェアの構成に近い制御を行ってもよい。また、デバイス操作サービス222は、各部の状態の取得等の処理も行ってもよい。
ネットワーク通信サービス223は、ネットワークの送受信に関するサービス等を提供する。ネットワーク通信サービス223は、例えば、ネットワーク送受信部15(図1)から、TCP/IPやUDPの各種プロトコルにより、他の画像形成装置(図示せず)やサーバーや端末等の間でファイル等の送受信を行う。ネットワーク通信サービス223は、スキャンした画像データ、文書ボックスのファイル等を送受信することも可能である。なお、ネットワーク通信サービス223は、FAX送受信部18によるファクシミリ送受信の画像データの送受信、カメラが存在した場合は映像データの送受信等を行うことも可能である。また、ネットワーク通信サービス223は、画像形成装置1の各部の状態、各部の機能の呼び出しの結果等についても、送受信可能である。
ユーザー認証サービス224は、ユーザー認証に関するユーザー認証機能を提供する。ユーザー認証サービス224は、指定された1つ以上のユーザー認証機能によりユーザー認証を行う。ユーザー認証サービス224は、ユーザー情報を入力すると、記憶部19に記憶されているアカウント情報と照合し、照合した結果により正当なユーザーであるか否かを判断し、判断した結果を出力する。
各部制御用サービス220に含まれる各サービス221〜224には、標準アプリ121〜125の機能の追加に対応できるように、それぞれ複数の機能が他の機能とは独立して取り出せるように分割して予め格納されている。
汎用OS230は、画像形成装置1の各部を制御する。汎用OS230としては、例えば、Linux(登録商標)等の汎用OS、組み込み(Embedded)向けのOS、リアルタイムOS等を使用することができる。また、汎用OS230のカーネルやコア等のスケジュール管理や基本ハードウェアを管理するプログラムやデータ等はファームウェアに含まれていてもよい。また、汎用OS230は、別途、デバイスドライバーやスクリプト等の制御プログラムを追加可能であってもよい。このデバイスドライバーは、パフォーマンスを重視した言語であるC言語、C++言語、アセンブラ言語等で作成されていてもよい。
なお、図2に示す各部は、記憶部19のHDDやフラッシュメモリー等に記憶された制御プログラムをRAM等に読み出して、制御部10が実行することで実現することが可能である。
また、図2に示す各部は、図1に示すハードウェア資源である各部にアクセスして制御し、各種データの読み書き、送受信等を行うことが可能である。
〔画像形成装置1によるユーザー認証処理〕
次に、機能拡張前のICカードによるユーザー認証を例にとり、その手順について、図3を用いてステップ順に説明する。なお、ユーザー認証アプリ124とユーザー認証サービス224との間のデータの入出力はプラットフォームIF部210を経由して行われるが、図3に示すICカードによるユーザー認証を行う手順においては、プラットフォームIF部210を省略する。また、ユーザー認証サービス224には、ICカードによるユーザー認証サービス機能とパスワードによるユーザー認証サービス機能がそれぞれ単独で取り出せるように予め格納されている。但し、機能拡張前のユーザー認証アプリ124は、パスワードによる認証サービス機能を使用しない。
(ステップS101)
まず、ユーザーは、ICカードリーダーにICカードをタッチする操作を行うと、ICカードリーダーがICカードのICカード情報を読み込み、操作パネル部16に出力する。
(ステップS102)
次いで、操作パネル部16は、ICカード情報を入力すると、ICカード情報を格納したサービス開始通知をユーザー認証アプリ124に出力する。
(ステップS103)
次いで、ユーザー認証アプリ124は、サービス開始通知を入力すると、サービス開始通知からICカード情報を取り出し、ICカード方式とICカード情報を格納したユーザー認証通知をユーザー認証サービス224に出力する。
(ステップS104)
次いで、ユーザー認証サービス224は、ユーザー認証通知を入力すると、ユーザー認証通知からICカード方式とICカード情報があることを確認し、ICカード情報の正当性を判断するためにICカードによるユーザー認証サービス機能を起動する。ユーザー認証サービス224は、ICカードによるユーザー認証サービス機能により、ユーザー認証通知からICカード情報を取り出し、また、記憶部19からアカウント情報を取り出して、正当なユーザーであるかを判断する。
(ステップS105)
次いで、ユーザー認証サービス224は、正当なユーザーであると判断すると、認証成功通知をユーザー認証アプリ124に出力する。また、正当なユーザーでないと判断すると、認証失敗の要因を格納した認証失敗通知をユーザー認証アプリ124に出力する。
(ステップS106)
次いで、ユーザー認証アプリ124は、認証成功通知を入力すると、ログイン確立処理を開始し、ログイン確立処理の終了を検出するとログイン確立終了をサービス終了通知に格納する。また、ユーザー認証アプリ124は、認証失敗通知を入力すると、認証失敗通知から取り出した、認証失敗の要因をサービス終了通知に格納する。
(ステップS107)
次いで、ユーザー認証アプリ124は、サービス終了通知を操作パネル部16に出力する。
(ステップS108)
次いで、操作パネル部16は、サービス終了通知を入力すると、サービス終了通知に格納されているログイン確立終了または認証失敗の要因を取り出す。ログイン確立終了が取り出されたときには、ログイン確立成功のメッセージを表示する。認証失敗の要因が取り出されたときには、ログイン確立失敗と認証失敗の要因のメッセージを表示する。
次に、画像形成装置によるICカードとパスワードの拡張されたユーザー認証を行う手順について、図4を用いてステップ順に説明する。この場合、ユーザー認証アプリ124は、ICカードによる認証及びパスワードによる認証の両方が実行できるように拡張アプリプラットフォーム300のOSインストールサービス330により更新されているものとする。なお、ユーザー認証アプリ124とユーザー認証サービス224との間のデータの入出力はプラットフォームIF部210を経由して行われるが、図4に示すICカードとパスワードのユーザー認証を行う手順においては、プラットフォームIF部210を省略する。また、ユーザー認証サービス224には、ICカードによるユーザー認証サービス機能とパスワードによるユーザー認証サービス機能がそれぞれ単独で取り出せるように予め格納されている。この拡張されたユーザー認証アプリ124では、ICカードによる認証サービス機能とパスワードによる認証サービス機能の両方を使用する。
(ステップS201)
まず、ユーザーは、ICカードリーダーにICカードをタッチする操作を行うと、ICカードリーダーがICカードのICカード情報を読み込み、操作パネル部16に出力する。
(ステップS202)
次いで、操作パネル部16は、ICカード情報を入力すると、ICカード情報を格納したサービス開始通知をユーザー認証アプリ124に出力する。
(ステップS203)
次いで、ユーザー認証アプリ124は、サービス開始通知を入力すると、サービス開始通知にICカード情報が格納されているときにはICカード情報を取り出し、パスワード入力画面データを格納したパスワード入力画面通知を操作パネル部16に出力する。
(ステップS204)
次いで、操作パネル部16がパスワード入力画面通知を入力すると、パスワード入力画面通知からパスワード入力画面データを取り出す。そして、操作パネル部16がパスワード入力画面を表示すると、ユーザーがパスワード入力画面にパスワードを入力する。
(ステップS205)
次いで、操作パネル部16は、パスワード入力画面からパスワードを取り出すと、パスワードを格納したサービス開始通知をユーザー認証アプリ124に出力する。
(ステップS206)
次いで、ユーザー認証アプリ124は、サービス開始通知を入力すると、サービス開始通知にパスワードが格納されているときにはパスワードを取り出す。そして、ユーザー認証アプリ124は、ICカード方式とICカード情報を格納したユーザー認証通知をユーザー認証サービス224に出力する。
(ステップS207)
次いで、ユーザー認証サービス224は、ユーザー認証通知を入力すると、ユーザー認証通知からICカード方式とICカード情報があることを確認し、ICカード情報の正当性を判断するためにICカードによるユーザー認証サービス機能を起動する。ユーザー認証サービス224は、ICカードによるユーザー認証サービス機能により、ユーザー認証通知からICカード情報を取り出し、また、記憶部19からアカウント情報を取り出すと、正当なユーザーであるかを判断する。
(ステップS208)
次いで、ユーザー認証サービス224は、正当なユーザーであると判断すると、認証成功通知をユーザー認証アプリ124に出力する。また、正当なユーザーでないと判断すると、認証失敗の要因を格納した認証失敗通知をユーザー認証アプリ124に出力する。
(ステップS209)
次いで、ユーザー認証アプリ124は、認証失敗通知を入力すると、ステップS213に進む。
(ステップS210)
次いで、ユーザー認証アプリ124は、認証成功通知を入力すると、パスワード方式、ステップS203でサービス開始通知から取り出したICカード情報のユーザー名、及びステップS206でサービス開始通知から取り出したパスワードを格納したユーザー認証通知をユーザー認証サービス224に出力する。
(ステップS211)
次いで、ユーザー認証サービス224は、ユーザー認証通知を入力すると、ユーザー認証通知からパスワード方式、ユーザー名、及びパスワードがあることを確認し、パスワードの正当性を判断するためにパスワードによるユーザー認証サービス機能を起動する。ユーザー認証サービス224は、パスワードによるユーザー認証サービス機能により、ユーザー認証通知からパスワード方式、ユーザー名、及びパスワードを取り出し、また、記憶部19からアカウント情報を取り出すと、正当なユーザーであるかを判断する。
(ステップS212)
次いで、ユーザー認証サービス224は、正当なユーザーであると判断すると、認証成功通知をユーザー認証アプリ124に出力する。また、正当なユーザーでないと判断すると、認証失敗の要因を格納した認証失敗通知をユーザー認証アプリ124に出力する。
(ステップS213)
次いで、ユーザー認証アプリ124は、認証成功通知を入力すると、ログイン確立処理を開始し、ログイン確立処理の終了を検出するとログイン確立終了をサービス終了通知に格納する。また、ユーザー認証アプリ124は、認証失敗通知を入力すると、認証失敗通知から取り出した、認証失敗の要因をサービス終了通知に格納する。
(ステップS214)
次いで、ユーザー認証アプリ124は、サービス終了通知を操作パネル部16に出力する。
(ステップS215)
次いで、操作パネル部16は、サービス終了通知を入力すると、サービス終了通知に格納されているログイン確立終了または認証失敗の要因を取り出す。ログイン確立終了が取り出されたときには、ログイン確立成功のメッセージを表示する。認証失敗の要因が取り出されたときには、ログイン確立失敗と認証失敗の要因のメッセージを表示する。
以上により、ユーザー認証アプリ124は、ICカード方式によるユーザー認証と、ICカード方式及びパスワード方式によるユーザー認証との両方を行うことができる。このように、両方のユーザー認証を行うためには、ユーザー認証アプリ124はICカード情報やパスワードを入力するためにインターフェイスの拡張が必要となる。しかし、ユーザー認証サービス224は、予め複数のユーザー認証の機能を備えるようにし、各機能は単独で処理可能とし、各機能は他から独立し、及び拡張アプリ400で拡張機能サービス320に必要な各機能を独立して追加できるようにすることで、機器制御プラットフォーム200のインターフェイスの拡張を行うことなく、ICカード方式やパスワード方式などの様々なユーザー認証方式の拡張に対応できるようになる。
つまり、ICカード方式、パスワード方式、及び生体認証方式などの様々なユーザー認証方式に対応するようなアプリケーションを開発するためには、ユーザー認証アプリ124のインターフェイスの拡張を行う必要があるが、ユーザー認証サービス224のインターフェイスの拡張を行う必要がない。従って、ユーザー認証アプリ124は、ユーザー認証サービス224の汎用的なインターフェイスを呼び出すだけで、ユーザー認証サービスの機能の拡張を行うことができる。
なお、ユーザー認証アプリ124がユーザーの生体情報を生体読み取り装置から読み取り、生体情報によりユーザー認証を行うなど機能を追加する場合において、ユーザー認証サービス224が生体認証によるユーザー認証の機能を有しているときには、ユーザー認証アプリ124が生体の情報を入力するためにインターフェイスの拡張を行うだけで生体認証方式によるユーザー認証が可能となるが、ユーザー認証サービス224が生体認証によるユーザー認証の機能を有していない場合は、OSインストールサービス330により、生体認証によるサービス認証の機能を拡張機能サービス320にインストールすることで、機器制御プラットフォーム200のインターフェイスを拡張することなくこの拡張アプリ400を実行することができる。
なお、実施の形態では、画像形成装置1において、機器制御プラットフォーム200が提供するユーザー認証サービス224のインターフェイスを汎用的なものにした実施例について説明したが、ユーザー認証サービス224のインターフェイスに限定されない。例えば、ログイン条件の変更やログイン情報として扱う内容の追加などが可能な汎用的なインターフェイスを有するログインサービスを機器制御プラットフォーム200が提供し、また、これらを組み合わせるようにしたアプリケーションがログインサービスを呼び出すようにすることで、個別製品仕様に対応するためのアプリケーションの開発を効率よく行うことができる。
また、実施の形態では、ユーザー認証サービスの実施例224について説明したが、ユーザー認証サービス224に限定されることなく、画像処理サービス221、デバイス操作サービス222、ネットワーク通信サービス223やその他のサービスについても同様に実施することができる。
また、実施の形態では、操作パネル部16から入力されたユーザー情報と記憶部19に記憶しているアカウント情報とをユーザー認証サービス224が照合することで、ユーザーの正当性を判断したが、これに限定されない。例えば、記憶部19でなく外部サーバーに記憶しているアカウント情報にユーザー認証サービス224がネットワーク通信サービス223によりアクセスして、ユーザー情報と外部サーバーに記憶しているアカウント情報とを照合することも可能である。また、記憶部19でなく機器制御プラットフォーム200が記憶しているアカウント情報にユーザー認証サービス224がアクセスして、ユーザー情報と機器制御プラットフォーム200に記憶しているアカウント情報とを照合することも可能である。但し、アカウント情報については、画像形成装置1の管理者などにより予め記憶しておく。
このような本発明の画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムによれば、プラットフォームにより提供される各サービスを独立した複数の機能として構成し、アプリケーションがこれらの複数の機能から所望の機能を選択して組み合わせて用いることで、プラットフォームのインターフェイスを拡張しないで拡張されたアプリケーションを提供できるようになり、アプリケーションの開発工数を削減することができる。
以上、具体的な実施の形態により本発明を説明したが、上記実施の形態は本発明の例示であり、この実施の形態に限定されないことは言うまでもない。
本発明の画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラムは、拡張機能サービスを備えるあらゆる装置、方法及びプログラムに適用できる。
1 画像形成装置
10 制御部
11 画像処理部
12 原稿読取部
13 原稿給送部
14 搬送部
15 ネットワーク送受信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
18 FAX送受信部
19 記憶部
100 標準アプリ実行部
110 標準アプリサービスIF部
120 標準アプリ
121 コピーアプリ
122 プリンターアプリ
123 FAXアプリ
124 ユーザー認証アプリ
125 各種標準アプリ
200 機器制御プラットフォーム
210 プラットフォームサービスIF部
220 各部制御用サービス(各種サービス)
221 画像処理サービス
222 デバイス操作サービス
223 ネットワーク通信サービス
224 ユーザー認証サービス
230 汎用OS
300 拡張アプリプラットフォーム
310 標準機能サービス
320 拡張機能サービス
330 OSインストールサービス
340 拡張アプリ管理部
400 拡張アプリ

Claims (6)

  1. ハードウェア資源やユーザー認証に関わるサービスを提供するユーザー認証サービスを利用するためのプラットフォームサービスインターフェイス部を有する機器制御プラットフォームと、
    前記機器制御プラットフォームで管理された前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用する標準アプリケーションを実行する標準アプリケーション実行部と、
    前記標準アプリケーション実行部により実行される前記標準アプリケーションの機能を利用させる標準機能サービス、前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用させる拡張機能サービス及び前記標準機能サービス並びに前記拡張機能サービスをそれぞれ呼び出し可能な拡張アプリケーションを管理し実行させる拡張アプリケーション管理部を有する拡張アプリケーションプラットフォームとを備え、
    前記標準アプリケーションは、ユーザー認証に関わるアプリケーションであり、前記ユーザー認証サービスが提供する複数の機能としての複数の認証方式から所望の認証方式を選択して用い
    前記ユーザー認証サービスが提供する複数の認証方式は、互いに独立しており、
    前記ユーザー認証サービスは、前記標準アプリケーションから出力に基づき、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を起動し、前記所望の認証方式が複数の認証方式の場合、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を単独で取り出して順次、起動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ユーザー認証サービスが提供する機能は、ICカード方式とパスワード方式のユーザー認証であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ハードウェア資源やユーザー認証に関わるサービスを提供するユーザー認証サービスを利用するためのプラットフォームサービスインターフェイス部を有する機器制御プラットフォームを備えた画像形成装置による画像形成方法であって、
    前記機器制御プラットフォームによりハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用するためのプラットフォームサービスインターフェイスを管理する工程と、
    標準アプリケーション実行部により前記機器制御プラットフォームで管理された前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用する標準アプリケーションを実行する工程と、
    前記標準アプリケーション実行部により実行される前記標準アプリケーションの機能を利用させる標準機能サービス、前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用させる拡張機能サービス及び前記標準機能サービス並びに前記拡張機能サービスをそれぞれ呼び出し可能な拡張アプリケーションを管理し実行させる拡張アプリケーション管理部を管理する工程とを備え、
    前記標準アプリケーションは、ユーザー認証に関わるアプリケーションであり、前記ユーザー認証サービスが提供する複数の機能としての複数の認証方式から所望の認証方式を選択して用い、
    前記ユーザー認証サービスが提供する複数の認証方式は、互いに独立しており、
    前記ユーザー認証サービスは、前記標準アプリケーションから出力に基づき、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を起動し、前記所望の認証方式が複数の認証方式の場合、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を単独で取り出して順次、起動することを特徴とする画像形成方法。
  4. 前記ユーザー認証サービスが提供する機能は、ICカード方式とパスワード方式のユーザー認証であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成方法。
  5. 画像形成を行う画像形成装置を制御するためのコンピューターで実行される画像形成プログラムであって、
    機器制御プラットフォームによりハードウェア資源やユーザー認証に関わるサービスを提供するユーザー認証サービスを利用するためのプラットフォームサービスインターフェイスを管理する工程と、
    標準アプリケーション実行部により前記機器制御プラットフォームで管理された前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用する標準アプリケーションを実行する工程と、
    前記標準アプリケーション実行部により実行される前記標準アプリケーションの機能を利用させる標準機能サービス、前記ハードウェア資源や前記ユーザー認証サービスを利用させる拡張機能サービス及び前記標準機能サービス並びに前記拡張機能サービスをそれぞれ呼び出し可能な拡張アプリケーションを管理し実行させる拡張アプリケーション管理部を管理する工程とを前記コンピューターに実行させ、
    前記標準アプリケーションは、ユーザー認証に関わるアプリケーションであり、前記ユーザー認証サービスが提供する複数の機能としての複数の認証方式から所望の認証方式を選択して用い、
    前記ユーザー認証サービスが提供する複数の認証方式は、互いに独立しており、
    前記ユーザー認証サービスは、前記標準アプリケーションから出力に基づき、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を起動し、前記所望の認証方式が複数の認証方式の場合、前記標準アプリケーションに用いられる認証方式を単独で取り出して順次、起動することを特徴とする画像形成プログラム。
  6. 前記ユーザー認証サービスが提供する機能は、ICカード方式とパスワード方式のユーザー認証であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成プログラム。
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