JP6954008B2 - 画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法 - Google Patents

画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法に関する。
プロダクションプリンティングでは、印刷装置により出力された印刷物の品質を検査することが行われている。このような検査方法として、例えば、品質の基準となる印刷物をスキャナ等で読み取って得られる基準画像と、検査対象となる印刷物をスキャナ等で読み取って得られる被検査画像とを比較する方法が知られている。
ここで、プリントオンデマンドと呼ばれる印刷形態では、例えばオフセット印刷等の印刷形態と異なり、印刷する内容が毎ページ異なる場合がある。このため、品質の基準となる印刷物をスキャナ等で読み取って基準画像を得ることは困難である。そこで、原稿画像を基準画像とすることが考えられる。
原稿画像を基準画像とした場合、印刷プロセスや用紙等に起因する発色や形状の違い、ノイズ等により、基準画像と被検査画像とを直接比較することができないことがある。これに対して、予め定められたチャートが印刷された用紙を読み取った読取画像とチャート画像との差分から補正パラメータを算出し、検査対象となる印刷物を読み取った際に発生する位置ずれや倍率誤差等を補正する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。このように、予め定められたチャートを用いて補正パラメータを算出する技術が知られている。
しかしながら、補正対象の数が増えた場合には、補正パラメータを算出するためのチャートの種類も増えてしまう。このため、補正対象の数が多い場合には、ユーザは、これらの補正対象に対応する複数のチャートから複数の読取画像をそれぞれ作成する必要があった。したがって、補正対象の数が多い場合には、補正パラメータの算出に手間を要していた。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、チャートから効率的に補正パラメータを算出することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態は、複数種類の補正パラメータを算出するためのチャート画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第1の読取画像を生成する第1の読取画像生成部と、前記第1の読取画像生成部が生成した第1の読取画像と、前記チャート画像とに基づいて、前記複数種類の補正パラメータを算出する補正パラメータ算出部と、検査対象となる画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第2の読取画像を生成する第2の読取画像生成部と、前記補正パラメータ算出部が算出した複数種類の補正パラメータを用いて、前記画像を補正することで基準画像を生成する基準画像生成部と、前記基準画像生成部が生成した基準画像と比較することで、前記第2の読取画像生成部が生成した第2の読取画像を検査する検査部と、を有することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、チャートから効率的に補正パラメータを算出することができる。
第一の実施形態に係る画像形成システムの全体構成の一例を示す図である。 第一の実施形態に係る検査装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態に係るプリントエンジン及び検査装置の機械的な構成及び用紙の搬送経路の一例を示す図である。 第一の実施形態に係るRIP画像と読取画像とを直接比較できない場合の一例を説明するための図である。 補正パラメータを算出するための各種チャートの一例を示す図である。 補正パラメータを算出する方法の一例を説明するための図である。 補正パラメータを算出するための統合チャートの一例を示す図である。 第一の実施形態に係るエンジンコントローラ、プリントエンジン及び検査装置の機能構成の一例を示す図である。 用紙特性情報の一例を示す図である。 第一の実施形態に係る基準画像生成部の詳細な機能構成の一例を示す図である。 第一の実施形態に係る用紙特性情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。 第一の実施形態に係る画像検査処理の一例を示すフローチャートである。 第一の実施形態に係る基準画像の生成処理の一例を示すフローチャートである。 補正パラメータを算出するための統合チャートの他の例(その1)を示す図である。 補正パラメータを算出するための統合チャートの他の例(その2)を示す図である。 補正パラメータを算出する方法の他の例(その1)を説明するための図である。 補正パラメータを算出するための統合チャートの他の例(その3)を示す図である。 補正パラメータを算出する方法の他の例(その2)を説明するための図である。 第二の実施形態に係るRIP画像と読取画像とを直接比較できない場合の一例を説明するための図である。 補正パラメータ(トリミング幅)を算出するためのトリムチャートの一例を示す図である。 補正パラメータ(トリミング幅)を算出する方法の一例を説明するための図である。 第二の実施形態に係るエンジンコントローラ、プリントエンジン及び検査装置の機能構成の一例を示す図である。 トリミング幅情報の一例を示す図である。 第二の実施形態に係る基準画像生成部の詳細な機能構成の一例を示す図である。 第二の実施形態に係るトリミング幅情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。 第二の実施形態に係る画像検査処理の一例を示すフローチャートである。 第二の実施形態に係る基準画像の生成処理の一例を示すフローチャートである。 補正パラメータ(トリミング幅)の算出において汚れがある場合について説明するための図である。 補正パラメータ(トリミング幅)を算出するためのトリムチャートの他の例を示す図である。 補正パラメータ(トリミング幅)の算出において汚れがない場合と汚れがある場合とについて説明するための図である。 第二の実施形態に係るトリミング幅情報の生成処理の他の例を示すフローチャートである。 第二の実施形態に係る補正パラメータの算出処理の一例を示すフローチャートである。 補正パラメータ(トリミング幅)の算出におけるロバスト性の比較について説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一の実施形態]
<画像形成システム1の全体構成>
まず、本実施形態に係る画像形成システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システム1には、DFE(Digital Front End)10と、エンジンコントローラ20と、プリントエンジン30と、検査装置40と、ユーザ端末50とが含まれる。
DFE10は、受信した印刷ジョブに基づいてRIP(Raster Image Processor)処理を行って、印刷対象の画像データ(すなわち、ビットマップデータ)を生成し、生成した画像データをエンジンコントローラ20に出力する画像処理装置である。以降では、DFE10により生成されたビットマップデータを「RIP画像」とも表す。
エンジンコントローラ20は、DFE10から受信したRIP画像に基づいて、プリントエンジン30を制御して画像形成出力を実行させる。また、エンジンコントローラ20は、DFE10から受信したRIP画像を、検査装置40に送信する。
プリントエンジン30は、エンジンコントローラ20の制御に従い、RIP画像に基づいて、記録媒体である用紙への画像形成出力を実行する画像形成装置である。なお、記録媒体としては、上述した用紙の他、フィルム、プラスチック等のシート状の材料で、画像形成出力の対象物となるものであれば採用可能である。
検査装置40は、エンジンコントローラ20から受信したRIP画像に基づいて、プリントエンジン30による画像形成出力の結果を検査するための基準となる画像(基準画像)を生成する。また、検査装置40は、プリントエンジン30による画像形成出力の結果である印刷用紙を読み取ることで読取画像を生成する。そして、検査装置40は、基準画像と読取画像とを比較することで、プリントエンジン30による画像形成出力の結果を検査する。
なお、検査装置40は、プリントエンジン30による画像形成出力の結果に欠陥があると判定した場合、欠陥があると判定されたページに関する情報をエンジンコントローラ20に通知する。これにより、欠陥があると判定されたページの再印刷制御がエンジンコントローラ20により実行される。
ただし、欠陥があると判定されたページを再印刷しなくても良い。例えば、欠陥があると判定されたページに関する情報をユーザ端末50に表示させても良いし、欠陥があると判定されたページに関する情報をエンジンコントローラ20や検査装置40等が保持するに留めておいても良い。
ユーザ端末50は、例えば、検査に用いられるパラメータをユーザが指定したり、検査装置40による検査結果をユーザが確認したりするための情報処理端末である。
<検査装置40のハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る検査装置40のハードウェア構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る検査装置40のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係る検査装置40は、一般的なPC(Personal Computer)やサーバ等の情報処理装置と同様のハードウェア構成を有する。すなわち、本実施形態に係る検査装置40には、CPU(Central Processing Unit)41と、RAM(Random Access Memory)42と、ROM(Read Only Memory)43と、HDD(Hard Disk Drive)44と、I/F45とが含まれる。これらは、バス49を介して接続されている。また、I/F45には、LCD(Liquid Crystal Display)46と、操作部47と、専用デバイス48とが接続されている。
CPU41は、ROM43やHDD44等の記憶装置からプログラムやデータをRAM42上に読み出して処理を実行することで、検査装置40全体の制御や機能を実現する演算装置である。RAM42は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。ROM43は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。
HDD44は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。HDD44に格納されるプログラムやデータには、検査装置40全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、OS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア等がある。
なお、検査装置40は、HDD44に代えて又はHDD44と共に、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を有していても良い。
I/F45は、バス49と、各種のハードウェアやネットワーク等とを接続するインタフェースである。LCD46は、ユーザが検査装置40の処理結果等を確認するためのユーザインタフェースである。操作部47は、例えばキーボードやマウス等、ユーザが検査装置40に各種情報を入力するためのユーザインタフェースである。
専用デバイス48は、専用の機能を実現するためのハードウェアである。専用デバイス48には、高速に画像処理を行うためのASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の演算装置、紙面上に出力された画像を読み取る読取装置等が挙げられる。
本実施形態に係る検査装置40は、図2に示すハードウェア構成を有することで、後述する各種処理を実現することができる。
<プリントエンジン30及び検査装置40の機械的な構成及び用紙の搬送経路>
次に、本実施形態に係るプリントエンジン30及び検査装置40の機械的な構成及び用紙の搬送経路について、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係るプリントエンジン30及び検査装置40の機械的な構成及び用紙の搬送経路の一例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン30には、ユーザインタフェースを提供する操作装置61が接続されている。プリントエンジン30は、搬送ベルト71に沿って各色の感光体ドラム72Y、72M、72C及び72K(以降、各色を区別しないときは「感光体ドラム72」と表す。)が並べられている。すなわち、給紙トレイ63から給紙される用紙(記録媒体の一例)に転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルトである搬送ベルト71に沿って、当該搬送ベルト71の搬送方向の上流側から順に感光体ドラム72Y〜72Kが配列されている。
各色の感光体ドラム72の表面においてトナーにより現像された各色の画像が、搬送ベルト71に重ね合わせられて転写されることによりフルカラーの画像が形成される。搬送ベルト71上に形成されたフルカラー画像は、図中に破線で示す搬送経路上を搬送されてきた用紙の紙面上に転写ローラ73の機能により転写される。
紙面上に画像が形成された用紙は更に搬送され、定着ローラ74にて画像を定着させた後、検査装置40に搬送される。なお、両面印刷の場合は、片面上に画像が形成及び定着された用紙が反転パス75に搬送され、反転された上で、再度、転写ローラ73による転写位置に搬送される。
読取装置81は、検査装置40内部の搬送経路において用紙の紙面を読み取って、読取画像を生成する。なお、両面印刷の場合は、読取装置81及び82により用紙の両面を読み取って、読取画像を生成する。
そして、紙面が読み取られた用紙は、検査装置40内部を更に搬送され、スタッカ62に搬送される。その後、スタッカ62に搬送された用紙は、排紙トレイ64に排出される。
<基準画像と読取画像との比較>
上述したように、本実施形態に係る検査装置40は、基準画像と読取画像とを比較することで、プリントエンジン30による画像形成出力の結果を検査する。
ここで、RIP画像は、例えばCMYKの4色で表され、画像サイズ等は印刷ジョブの設定に従って描画される。一方で、読取画像は、例えばRGBで表現される。また、読取画像は、用紙によって発色特性が異なるため、RIP画像上で同じ色であっても用紙の種類が異なれば異なる色となることがある。更に、RIP画像が用紙に印刷される際に、プリントエンジン30での加圧・加熱、搬送位置の変動等といった様々な要因により、平行移動や変倍、スキュー等の形状変化が発生し、これらの形状変化が読取画像にも反映されてしまう。
例えば、図4(a)に示すように、RIP画像がCMYKの4色で表され、画像サイズがx×yであったとする。このRIP画像を印刷した用紙を読み取ることで生成される読取画像は、図4(b)に示すように、RGBの3色で表され、平行移動(m,l)、変倍(p,q)、スキュー(θ)等が反映されてしまう。この場合、例えば、RIP画像上の点P(a,b)は、読取画像上では点P´(a´,b´)となる。
このため、RIP画像を基準画像として、基準画像と読取画像とを比較することで、プリントエンジン30による画像形成出力の結果を検査することができない。そこで、本実施形態に係る検査装置40は、チャートから算出した補正パラメータでRIP画像を補正することで生成した基準画像と、読取画像とを比較することで、プリントエンジン30による画像形成出力の結果を検査する。補正パラメータは、専用のチャートを印刷することで得られるRIP画像及び読取画像から算出することができる。なお、トリミング量は、読取画像のみから算出することができる。
<補正パラメータを算出するためのチャート>
ここで、補正パラメータを算出するためのチャートについて説明する。補正パラメータを算出するためのチャートとして、図5(a)〜図5(c)に示す各種チャートが従来から知られている。
図5(a)に示すカラーチャートC110には、カラーパッチC111と、位置把握用マーカC112とが配置されている。
カラーチャートC110には、CMYK各色について濃度0%から100%まで8段階のカラーパッチC111が配置される。カラーパッチC111により用紙の発色特性を補正するための補正パラメータを算出することができる。すなわち、カラーチャートC110のRIP画像と、読取画像とでそれぞれカラーパッチC111を測色し、同じカラーパッチの測色地を対応付けることで、発色特性を補正するための補正パラメータを算出することができる。なお、カラーチャートC110に配置された位置把握用マーカC112により、画像の回転を把握することができる。
図5(b)に示す形状チャートC120には、形状把握用マーカC121が配置されている。なお、形状把握用マーカC121の描画色は、用紙の色とは十分に大きい差を有する色とする。
形状把握用マーカC121により、伸縮(変倍)や位置変動(平行移動)、回転(スキュー)等の形状特性を補正するための補正パラメータを算出することができる。すなわち、形状チャートC120のRIP画像と、読取画像とのそれぞれにおける形状把握用マーカC121間の距離の変化から変倍率を補正するための補正パラメータを算出することができる。例えば、左上の形状把握用マーカC121と右上の形状把握用マーカC121との間の距離の変化と、左上の形状把握用マーカC121と左下の形状把握用マーカC121との間の距離の変化とから変倍を補正するための補正パラメータを算出することができる。
また、形状チャートC120のRIP画像と、読取画像との対応する形状把握用マーカC121同士の位置ずれ量から平行移動を補正するための補正パラメータを算出することができる。例えば、RIP画像における左上の形状把握用マーカC121と、読取画像における左上の形状把握用マーカC121との間の位置ずれ量から平行移動を補正するための補正パラメータを算出することができる。
更に、形状チャートC120のRIP画像と、読取画像との間で形状把握用マーカC121全体の回転角からスキューを補正するための補正パラメータを算出することができる。
形状チャートC120から補正パラメータを算出するためには、読取画像中の形状把握用マーカC121の位置を特定する必要がある。形状把握用マーカC121の位置を特定するには、例えば、図6(a)に示すように、読取画像の隅(頂点)を起点として、45度の斜線状に画素を探索していけば良い。そして、形状把握用マーカC121が見つからないまま画像の左辺に突き当ったら、起点を右に1画素ずらして同様の探索を行うことを繰り返せば良い。形状把握用マーカC121が存在しなければ用紙色であるため探索方向に画素値の変化は少なく、形状把握用マーカC121の角に突き当たると画素値が用紙色から大きく変化することを利用して、形状把握用マーカC121を特定することができる。
図5(c)に示すトリムチャートC130は、上下左右の削除幅(トリミング幅)を特定するために、全体をべた塗している。これにより、トリミング幅を補正するための補正パラメータを算出することができる。
トリムチャートC130から補正パラメータを算出するためには、読取画像中のトリミング幅を特定する必要がある。トリミング幅を特定するには、例えば、図6(b)に示すように、読取画像の辺を起点として、読取画像の中央に向かって画素を探索していけば良い。トリミングされた箇所は用紙色であるため探索方向に画素値の変化は少なく、べた塗した部分に突き当たると画素値が用紙色から大きく変化することを利用して、トリミング幅を特定することができる。
ここで、上述したように、発色特性を補正するための補正パラメータを算出するにはカラーチャートC110を用いる必要がある。同様に、平行移動や変倍、スキューを補正するための補正パラメータを算出するには形状チャートC120を用いる必要がある。また、同様に、トリミング幅を補正するための補正パラメータを算出するにはトリムチャートC130を用いる必要がある。このように、補正パラメータを算出するには、当該補正パラメータの種類に応じたチャートを用いる必要がある。
そこで、本実施形態に係る検査装置40は、例えば図7に示す統合チャートC200を用いることで、複数の種類の補正パラメータを1つのチャートで算出する。図7に示す統合チャートC200は、カラーチャートC110と、形状チャートC120と、トリムチャートC130とを統合したチャートである。
図7に示す統合チャートC200には、カラーパッチC210と、位置把握用マーカC220と、形状把握用マーカC230と、トリミング幅特定用領域C240とが配置されている。
図7に示す統合チャートC200では、カラーパッチC210を中央付近に配置し、カラーパッチC210の外側に形状把握用マーカC230を配置している。また、形状把握用マーカC230は、左上、左下及び右上に配置し、右下には位置把握用マーカC220が配置されている。右下に位置把握用マーカC220を配置することで、位置把握用マーカC220で右下の形状把握用マーカC230を代替することができる。
また、図7に示す統合チャートC200では、トリミング幅特定用領域C240を各辺外周部の中央に配置する。トリミング幅特定用領域C240を各辺外周部の中央に配置することで、位置把握用マーカC220の特定や形状把握用マーカC230の特定に影響を与えることがない。すなわち、図7に示す統合チャートC200では、他の補正パラメータの算出に影響を与えないように、補正パラメータを算出するための各チャート要素が配置される。
図7に示す統合チャートC230を用いることで、カラーパッチC210及び位置把握用マーカC220により、発色特性を補正するための補正パラメータを算出することができる。また、形状把握用マーカC230により、変倍や平行移動、スキュー等の形状特性を補正するための補正パラメータを算出することができる。更に、トリミング幅特定用領域C240により、トリミング幅を補正するための補正パラメータを算出することができる。
このように、図7に示す統合チャートC230を用いることで、1つのチャートで複数の種類の補正パラメータを算出することができるようになる。なお、図7に示す統合チャートC230は、カラーチャートC110と、形状チャートC120と、トリムチャートC130との3種類のチャートを統合したものであるが、これに限られず、任意の種類のチャートを統合しても良い。
<エンジンコントローラ20、プリントエンジン30及び検査装置40の機能構成>
次に、本実施形態に係るエンジンコントローラ20、プリントエンジン30及び検査装置40の機能構成について、図8を参照しながら説明する。図8は、本実施形態に係るエンジンコントローラ20、プリントエンジン30及び検査装置40の機能構成の一例を示す図である。
≪エンジンコントローラ20≫
図8に示すように、本実施形態に係るエンジンコントローラ20は、データ取得部201と、エンジン制御部202と、RIP画像送信部203とを有する。これら各機能部は、エンジンコントローラ20にインストールされた1以上のプログラムが、CPUに実行させる処理により実現される。
データ取得部201は、DFE10からRIP画像を受信する。また、データ取得部201は、受信したRIP画像をエンジン制御部202及びRIP画像送信部203に出力する。
エンジン制御部202は、データ取得部201から入力されたRIP画像に基づいて、プリントエンジン30に画像形成出力を実行させる。
RIP画像送信部203は、データ取得部201から入力されたRIP画像を検査装置40に送信する。
≪プリントエンジン30≫
図8に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン30は、印刷処理部301を有する。当該機能部は、プリントエンジン30にインストールされた1以上のプログラムが、CPUに実行させる処理により実現される。
印刷処理部301は、エンジンコントローラ20から入力されたRIP画像を取得し、用紙に対して画像形成出力を実行する。そして、印刷処理部301は、画像形成出力された用紙(すなわち、印刷済の用紙である印刷用紙)を出力する。なお、本実施形態に係る印刷処理部301は、電子写真方式により画像形成を行うものとするが、例えば、インクジェット方式等の他の方式であっても良い。
≪検査装置40≫
図8に示すように、本実施形態に係る検査装置40は、読取部401と、用紙特性情報生成部402と、基準画像生成部403と、差分画像生成部404と、比較検査部405とを有する。これら各機能部は、検査装置40にインストールされた1以上のプログラムが、CPU41に実行させる処理により実現される。
また、本実施形態に係る検査装置40は、用紙特性情報記憶部410を有する。用紙特性情報記憶部410は、例えばHDD44を用いて実現可能である。
読取部401は、プリントエンジン30により出力された印刷用紙(すなわち、印刷処理部301により画像形成出力された印刷用紙)の紙面上に形成された画像を読み取り、読取画像を生成する。読取部401は、例えば、検査装置40内部に設けられた読取装置81や読取装置82等により実現される。読取部401により生成された読取画像は、用紙の種類毎の補正パラメータが含まれる用紙特性情報を生成する場合には用紙特性情報生成部402に出力される。一方で、読取画像を検査する場合には差分画像生成部404に出力される。
用紙特性情報生成部402は、エンジンコントローラ20から受信したRIP画像(すなわち、例えば統合チャートC200のRIP画像)と、読取部401から入力された読取画像とから、用紙の種類毎の補正パラメータが含まれる用紙特性情報を生成する。なお、ここでの読取画像は、例えば統合チャートC200のRIP画像が用紙上に画像形成出力された印刷用紙を読取部401が読み取ることで生成したが画像である。
そして、用紙特性情報生成部402は、生成した用紙特性情報を用紙特性情報記憶部410に保存する。
基準画像生成部403は、エンジンコントローラ20から受信したRIP画像と、用紙特性情報記憶部410に記憶されている用紙特性情報とから基準画像を生成する。すなわち、基準画像生成部403は、用紙特性情報に含まれる補正パラメータを用いて、受信したRIP画像を補正することで、基準画像を生成する。生成された基準画像は、差分画像生成部404に出力される。
差分画像生成部404は、基準画像生成部403から入力された基準画像と、読取部401から入力された読取画像との差分を示す差分画像を生成する。すなわち、差分画像生成部404は、基準画像と読取画像との位置合わせを行った上で、基準画像と読取画像との各画素の差分を、各画素の画素値とする差分画像を生成する。
比較検査部405は、差分画像生成部404により生成された差分画像の各画素値と、予め設定された閾値との大小関係に基づき、読取画像における欠陥の有無を判定する。そして、比較検査部405は、判定結果をユーザ端末50に送信する。また、比較検査部405は、読取画像に欠陥があると判定された場合には、判定結果をエンジンコントローラ20に送信する。
用紙特性情報記憶部410は、用紙特性情報生成部402により生成された用紙特性情報を記憶する。ここで、用紙特性情報記憶部410に記憶されている用紙特性情報について、図9を参照しながら説明する。図9は、用紙特性情報の一例を示す図である。
図9に示すように、用紙特性情報は、用紙名と、補正パラメータとが関連付けられている。補正パラメータには、一例として、主走査方向変倍率と、副走査方向変倍率と、主走査方向平行移動量と、副走査方向平行移動量と、スキュー量と、トリミング量と、色変換LUT(ルックアップテーブル)ファイル名とが含まれる。
これらのうち、主走査方向変倍率と、副走査方向変倍率とが変倍率を補正するための補正パラメータである。主走査方向平行移動量と、副走査方向平行移動量とが平行移動量を補正するための補正パラメータである。スキュー量がスキューを補正するための補正パラメータである。トリミング量がトリミング幅を補正するための補正パラメータである。色変換LUTファイル名により示される電子ファイルが発色特性を補正するための補正パラメータである。
なお、補正パラメータには、上記以外にも、任意の特性(例えば、ドットゲインや画像の解像度等)を補正するための補正パラメータが含まれても良い。
このように、用紙特性情報は、用紙の種類を示す用紙名(例えば「普通紙 A4 LEF」等)毎に、この用紙名で印刷した場合に生じる特性(例えば発色特性や形状特性等)を補正するための補正パラメータが関連付けられている。
ここで、一例として、補正対象の特性が「変倍」、「平行移動」、「トリミング幅」、「色」及び「スキュー」である場合における基準画像生成部403の詳細な機能構成について、図10を参照しながら説明する。図10は、本実施形態に係る基準画像生成部403の詳細な機能構成の一例を示す図である。
図10に示すように、本実施形態に係る基準画像生成部403は、色変換部411と、平行移動部412と、変倍部413と、トリミング部414と、回転部415と、画像出力部416とを有する。
色変換部411は、用紙特性情報に含まれる色変換LUTファイル名により示される電子ファイルを参照して、RIP画像の色空間(CYMK色空間)を、読取画像と同じ色空間(RGB色空間)に変換する。また、このとき、色変換部411は、用紙の発色特性も反映した色変換を行う。すなわち、色変換部411は、用紙特性情報に含まれる色変換LUTファイル名により示される電子ファイルを参照して、発色特性が読取画像と同一となるようにRIP画像を補正する。
なお、色変換は、色変換LUT以外の任意の方法を用いても良い。また、RIP画像の色空間のCYMK色空間に限られず、同様に、読取画像の色空間もRGB色空間に限られない。
平行移動部412は、用紙特性情報に含まれる主走査方向平行移動量及び副走査方向平行移動量からRIP画像を平行移動する。すなわち、平行移動部412は、用紙特性情報に含まれる主走査方向平行移動量及び副走査方向平行移動量を用いて、形状特性のうち、用紙搬送等によって発生する平行移動が読取画像と同一となるようにRIP画像を補正する。
変倍部413は、用紙特性情報に含まれる主走査方向変倍率及び副走査方向変倍率からRIP画像を変倍する。すなわち、変倍部413は、用紙特性情報に含まれる主走査方向変倍率及び副走査方向変倍率を用いて、形状特性のうち、用紙の伸縮等によって発生する変倍が読取画像と同一となるようにRIP画像を補正する。
トリミング部414は、用紙特性情報に含まれるトリミング量からRIP画像をトリミングする。すなわち、トリミング部414は、用紙特性情報に含まれるトリミング量を用いて、電子写真方式等の印刷方式によって発生するトリミング幅が読取画像と同一となるようにRIP画像を補正する。
回転部415は、用紙特性情報に含まれるスキュー量からRIP画像を回転させる。すなわち、回転部415は、用紙特性情報に含まれるスキュー量を用いて、形状特性のうち、用紙搬送等によって発生するスキューが読取画像と同一となるようにRIP画像を補正する。
画像出力部416は、上記の色変換部411〜回転部415により補正されたRIP画像を基準画像として出力する。
なお、基準画像生成部403の構成は一例であって、補正対象の特性によって異なる。例えば、RIP画像の解像度が補正対象である場合には、基準画像生成部403には、解像度変換部が含まれる。また、例えば、平行移動やスキューが補正対象でない場合には、基準画像生成部403には、平行移動部412や回転部415が含まれない。
<用紙特性情報の生成処理>
次に、図7に示す統合チャートC200を用いて、用紙特性情報を生成する処理について、図11を参照しながら説明する。図11は、本実施形態に係る用紙特性情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。以降では、図7に示す統合チャートC200のRIP画像がエンジンコントローラ20から検査装置40に送信されたと共に、当該RIP画像を印刷処理部301が用紙に画像形成出力した印刷用紙が出力されたものとする。
まず、用紙特性情報生成部402は、例えばユーザ端末50でユーザにより用紙名が指定された用紙名を取得する(ステップS1101)。なお、用紙特性情報生成部402は、例えばプリントエンジン30の操作装置61で指定された用紙名を取得しても良い。
次に、用紙特性情報生成部402は、エンジンコントローラ20から送信されたRIP画像を取得する(ステップS1102)。
次に、読取部401は、プリントエンジン30により出力された印刷用紙(すなわち、図7に示す統合チャートC200のRIP画像を画像形成出力した印刷用紙)を読み取り、読取画像を生成する(ステップS1103)。
次に、用紙特性情報生成部402は、読取部401により生成された読取画像を取得する(ステップS1104)。
次に、用紙特性情報生成部402は、上記のステップS1102で取得したRIP画像と、上記のステップS1104で取得した読取画像とから補正パラメータを算出する(ステップS1105)。
すなわち、用紙特性情報生成部402は、図7に示す統合チャートC200のカラーパッチC210及び位置把握用マーカC220から色変換LUTファイル名を特定する。また、用紙特性情報生成部402は、図7に示す統合チャートC200の位置把握用マーカC220から、主走査方向変倍率及び副走査方向変倍率と、主走査方向平行移動量及び副走査方向平行移動量と、スキュー量とを算出する。更に、用紙特性情報生成部402は、図7に示す統合チャートC200のトリミング幅特定用領域C240からトリミング量を算出する。
次に、用紙特性情報生成部402は、上記のステップS1101で取得した用紙名と、上記のステップS1105で算出した補正パラメータとを関連付けることで用紙特性情報を生成する(ステップS1106)。
次に、用紙特性情報生成部402は、上記のステップS1106で生成した用紙特性情報を用紙特性情報記憶部410に保存する(ステップS1107)。
以上により、ユーザにより指定された用紙名に対する用紙特性情報が生成され、用紙特性情報記憶部410に保存される。このとき、本実施形態では、図7に示す統合チャートC200を用いることで、複数の種類の補正パラメータを1組のRIP画像と読取画像とから算出することができる。このため、ユーザは、後述する画像検査において複数の種類の補正パラメータが必要な場合であっても、1種類又は少ない種類のチャートから必要な補正パラメータを効率的に算出することができるようになる。
したがって、本実施形態に係る検査装置40によれば、補正パラメータの算出に要するユーザの手間等を軽減することができる。また、1種類又は少ない種類のチャートから複数の種類の補正パラメータを算出することができるため、補正パラメータの算出するために必要なトナー量等も削減することができる。
<画像検査処理>
次に、用紙特性情報を用いて、画像検査を行う場合の処理について、図12を参照しながら説明する。図12は、本実施形態に係る画像検査処理の一例を示すフローチャートである。以降では、検査対象の原稿画像であるRIP画像がエンジンコントローラ20から検査装置40に送信されたと共に、当該RIP画像を印刷処理部301が用紙に画像形成出力した印刷用紙(検査対象)が出力されたものとする。
まず、基準画像生成部403は、エンジンコントローラ20から送信されたRIP画像を取得する(ステップS1201)。
次に、基準画像生成部403は、用紙特性情報記憶部410に記憶されている用紙特性情報のうち、上記のステップS1201で取得したRIP画像が印刷された用紙の種類を示す用紙名の用紙特性情報を取得する(ステップS1202)。
次に、基準画像生成部403は、上記のステップS1202で取得した用紙特性情報を用いて、RIP画像から基準画像を生成する(ステップS1203)。なお、基準画像を生成する処理の詳細については後述する。
次に、差分画像生成部404は、上記のステップS1203で生成された基準画像を取得する(ステップS1204)。
次に、読取部401は、プリントエンジン30により出力された印刷用紙(すなわち、検査対象である印刷用紙)を読み取り、読取画像を生成する(ステップS1205)。
次に、差分画像生成部404は、上記のステップS1205で生成された読取画像を取得する(ステップS1206)。
次に、差分画像生成部404は、上記のステップS1204で取得した基準画像と、上記のステップS1206で取得した読取画像とから差分画像を生成する(ステップS1207)。すなわち、差分画像生成部404は、基準画像と読取画像との位置合わせを行った上で、基準画像と読取画像との各画素の差分を、各画素の画素値とする差分画像を生成する。
次に、比較検査部405は、差分画像生成部404により生成された差分画像の各画素値と、予め設定された閾値との大小関係に基づき、読取画像における欠陥の有無を判定する(ステップS1208)。すなわち、比較検査部405は、例えば、差分画像の画素の中に、予め設定された閾値よりも大きい(又は小さい)画素値の画素が存在する場合、読取画像に欠陥が存在すると判定する。
そして、比較検査部405は、判定結果をユーザ端末50に送信する。また、比較検査部405は、読取画像に欠陥があると判定された場合には、判定結果をエンジンコントローラ20に送信する。
以上のように、検査対象の原稿画像であるRIP画像を補正パラメータにより補正することで、検査対象を読み取ることで生成した読取画像と同一特性の基準画像を生成することができる。これにより、本実施形態に係る検査装置40では、例えばプリントオンデマンド等においても、ページ単位で検査対象の検査を行うことができる。なお、複数ページある場合は、上記のステップS1201〜ステップS1208の処理をページ単位で繰り返せば良い。
ここで、上記のステップS1201における基準画像の生成処理について、図13を参照しながら説明する。図13は、本実施形態に係る基準画像の生成処理の一例を示すフローチャートである。
まず、基準画像生成部403の色変換部411は、用紙特性情報に含まれる色変換LUTファイル名により示される電子ファイルを参照して、RIP画像の色空間を、読取画像と同じ色空間に変換する(ステップS1301)。
次に、基準画像生成部403の平行移動部412は、用紙特性情報に含まれる主走査方向平行移動量及び副走査方向平行移動量からRIP画像を平行移動する(ステップS1302)。
次に、基準画像生成部403の変倍部413は、用紙特性情報に含まれる主走査方向変倍率及び副走査方向変倍率からRIP画像を変倍する(ステップS1303)。
次に、基準画像生成部403のトリミング部414は、用紙特性情報に含まれるトリミング量からRIP画像をトリミングする(ステップS1304)。
次に、基準画像生成部403の回転部415は、用紙特性情報に含まれるスキュー量からRIP画像を回転させる(ステップS1305)。
次に、基準画像生成部403の画像出力部416は、上記のステップS1301〜ステップS1305の補正が行われたRIP画像を基準画像として出力する(ステップS1306)。これにより、用紙の種類に応じて、読取画像と同一特性の基準画像が生成される。
<統合チャートの他の例>
ここで、複数の種類の補正パラメータを効率的に算出可能なチャート(統合チャート)の他の例について説明する。
≪統合チャートの他の例(その1)≫
図14に示す統合チャートC300は、カラーパッチの数が多いために、1ページ目の統合チャートC310と、2ページ目の統合チャートC320とで構成されている。1ページ目の統合チャートC310には、淡色のカラーパッチC311が配置されている。一方で、2ページ目の統合チャートC320には、濃色のカラーパッチC321が配置されている。
ここで、1ページ目の統合チャートC310には、トリミング幅を特定するためのトリミング幅特定用領域C312が副走査方向にのみ配置されている。これは、淡色のカラーパッチC311と、トリミング幅特定用領域C312との濃度差が大きいために、読取時にトリミング幅特定用領域C312のフレアの影響で淡色のカラーパッチC311を正確に測色できない場合があるためである。なお、読取装置がラインスキャナであり、フレアの発生が懸念されるのは主走査方向のみであるため、副走査方向のトリミング幅特定用領域C312は配置されている。
一方で、2ページ目の統合チャートC320には、主走査方向及び副走査方向のトリミング幅特定用領域C322が配置されている。
なお、カラーパッチの数が更に多い場合には、統合チャートC300は、3ページ以上のページ数で構成されても良い。
≪統合チャートの他の例(その2)≫
図15に示す統合チャートC400は、トリミング幅を特定するためのトリミング幅特定用領域C410が4隅に配置されている。トリミング幅特定用領域C410を4隅に配置することで、例えば、各辺の中央付近には、他の補正パラメータを算出するための各種マーカ等を配置することが可能になる。
なお、トリミング幅特定用領域C410を4隅に配置した場合、トリミング幅特定用領域C410が障害となり、図6(a)で説明したような方法で形状把握用マーカC420を探索することができない。そこで、この場合、形状把握用マーカC420の探索においては、図16に示すように、トリミング幅特定用領域C410の周囲の領域C411を除いた範囲で、形状把握用マーカC420を探索すれば良い。
≪統合チャートの他の例(その3)≫
図17に示す統合チャートC500は、電子写真方式で印刷するプリントエンジン30で発生する主走査方向の色ムラ(主走査偏差)を補正するための主走査偏差特定用領域C510が配置されている。主走査偏差特定用領域C510は、カラーパッチやトリミング幅特定用領域等と重ならないように配置される。
主走査偏差を特性するためには、図18に示すように、複数の領域C511を主走査偏差特定用領域C510に設定した上で、これら複数の領域C511毎に色を測色することで色ムラを特定すれば良い。
なお、特定された主走査偏差(色ムラ)は、例えば、トナー濃度の調整や画像の画素値調整によって均一になるように調整すれば良い。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態について説明する。プリントオンデマンドで良く用いられる電子写真方式による印刷では、一般に用紙のフチ部分を印刷することができない。そのため、電子写真方式による印刷では、フチ部分に対応する画像領域をトリミングしている。ここで、読取画像の検査を行う場合、原稿画像であるRIP画像にも同様のトリミングを施すことで基準画像を生成することが考えられる。
しかしながら、用紙の搬送やトナー定着等による平行移動、変倍等によって、読取画像と基準画像とでトリミング幅が一致しない場合がある。このため、読取画像が欠陥を有すると誤判定されることがある。
そこで、第二の実施形態では、トリミング幅を基準画像にも正しく反映することで、画像検査の誤判定を防止する場合について説明する。なお、第二の実施形態では、主に、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の構成要素については、適宜、その説明を省略するものとする。
<基準画像と読取画像との比較>
上述したように、本実施形態に係る検査装置40は、基準画像と読取画像とを比較することで、プリントエンジン30による画像形成出力の結果を検査する。
ここで、RIP画像は、印刷ジョブの設定に従った画像サイズで表される。一方で、読取画像は、プリントエンジン30で印刷される際にフチ部分がトリミングされる。
例えば、図19(a)に示すように、RIP画像は印刷ジョブの設定に従った画像サイズで表される。一方で、読取画像は、上部分が幅tt、下部分が幅tb、左部分が幅tl、右部分が幅trだけトリミングされている。
このように、読取画像でトリミングされた部分においてRIP画像と読取画像とで差異が生じる。このため、RIP画像を基準画像として、基準画像と読取画像とを比較することで、プリントエンジン30による画像形成出力の結果を検査することができない。そこで、本実施形態に係る検査装置40は、チャートから算出したトリミング幅を示す補正パラメータでRIP画像を補正することで生成した基準画像と、読取画像とを比較することで、プリントエンジン30による画像形成出力の結果を検査する。補正パラメータは、専用のチャートを印刷した印刷用紙を読み取ることで得られる読取画像から算出することができる。
<補正パラメータを算出するためのチャート>
ここで、トリミング幅を示す補正パラメータを算出するためのチャートについて説明する。本実施形態に係る検査装置40は、例えば図20に示すトリムチャートC600を用いることで、上下左右のトリミング幅を示す補正パラメータを算出する。
図20に示すトリムチャートC600には、上下左右のトリミング幅を特定するためのトリミング幅特定用領域C610が配置されている。
トリムチャートC600から補正パラメータ(上下左右のトリミング幅)を算出するためには、読取画像中のトリミング幅を特定する必要がある。トリミング幅を特定するには、例えば、図21に示すように、読取画像の辺を起点として、読取画像の中央に向かって画素を探索していけば良い。トリミングされた箇所は用紙色であるため探索方向に画素値の変化は少なく、トリミング幅特定用領域C610に突き当たると画素値が用紙色から大きく変化することを利用して、トリミング幅を特定することができる。
<エンジンコントローラ20、プリントエンジン30及び検査装置40の機能構成>
次に、本実施形態に係るエンジンコントローラ20、プリントエンジン30及び検査装置40の機能構成について、図22を参照しながら説明する。図22は、本実施形態に係るエンジンコントローラ20、プリントエンジン30及び検査装置40の機能構成の一例を示す図である。なお、エンジンコントローラ20及びプリントエンジン30の機能構成は第一の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
≪検査装置40≫
図22に示すように、本実施形態に係る検査装置40は、読取部401と、基準画像生成部403と、差分画像生成部404と、比較検査部405と、トリミング幅情報生成部406とを有する。これら各機能部は、検査装置40にインストールされた1以上のプログラムが、CPU41に実行させる処理により実現される。
また、本実施形態に係る検査装置40は、トリミング幅情報記憶部420を有する。トリミング幅情報記憶部420は、例えばHDD44を用いて実現可能である。
なお、読取部401と、差分画像生成部404と、比較検査部405とは、第一の実施形態と略同様であるため、その説明を省略する。
トリミング幅情報生成部406は、読取部401から入力された読取画像から、上下左右のトリミング幅を示す補正パラメータが含まれるトリミング幅情報を生成する。なお、ここでの読取画像は、例えばトリムチャートC600のRIP画像が用紙上に画像形成出力された印刷用紙を読取部401が読み取ることで生成したが画像である。
そして、トリミング幅情報生成部406は、生成したトリミング幅情報をトリミング幅情報記憶部420に保存する。
基準画像生成部403は、エンジンコントローラ20から受信したRIP画像と、トリミング幅情報記憶部420に記憶されているトリミング幅情報とから基準画像を生成する。すなわち、基準画像生成部403は、トリミング幅情報に含まれる補正パラメータを用いて、受信したRIP画像を補正することで、基準画像を生成する。
トリミング幅情報記憶部420は、トリミング幅情報生成部406により生成されたトリミング幅情報を記憶する。ここで、トリミング幅情報記憶部420に記憶されているトリミング幅情報について、図23を参照しながら説明する。図23は、トリミング幅情報の一例を示す図である。
図23に示すように、トリミング幅情報は、用紙名と、補正パラメータとが関連付けられている。補正パラメータには、上トリミング幅と、下トリミング幅と、左トリミング幅と、右トリミング幅とが含まれる。
このように、トリミング幅情報は、用紙の種類を示す用紙名(例えば「普通紙 A4」等)毎に、この用紙名で印刷した場合に生じる上下左右のトリミング幅を補正するための補正パラメータが関連付けられている。
ここで、補正対象のトリミング幅が上下左右である場合における基準画像生成部403の詳細な機能構成について、図24を参照しながら説明する。図24は、本実施形態に係る基準画像生成部403の詳細な機能構成の一例を示す図である。
図24に示すように、本実施形態に係る基準画像生成部403は、色変換部411と、トリミング部414と、画像出力部416とを有する。
色変換部411は、第一の実施形態の実施と同様に、RIP画像の色空間(CYMK色空間)を、読取画像と同じ色空間(RGB色空間)に変換する。また、このとき、色変換部411は、用紙の発色特性も反映した色変換を行う。
なお、色変換部411は、第一の実施形態と同様に色変換LUTを用いても良いし、色変換LUT以外の方法を用いても良い。また、RIP画像の色空間のCYMK色空間に限られず、同様に、読取画像の色空間もRGB色空間に限られない。
トリミング部414は、トリミング幅情報に含まれる上下左右のトリミング幅からRIP画像をトリミングする。すなわち、トリミング部414は、トリミング幅情報に含まれる上下左右のトリミング幅を用いて、電子写真方式等の印刷方式によって発生するトリミング幅が読取画像と同一となるようにRIP画像を補正する。
画像出力部416は、上記の色変換部411及びトリミング部414により補正されたRIP画像を基準画像として出力する。
なお、基準画像生成部403の構成は一例であって、補正対象の特性によって異なる。例えば、RIP画像の解像度が補正対象である場合には、基準画像生成部403には、解像度変換部が含まれる。また、例えば、発色特性が補正対象でない場合には、基準画像生成部403には、色変換部411が含まれない。
<トリミング幅情報の生成処理>
次に、図20に示すトリムチャートC600を用いて、トリミング幅情報を生成する処理について、図25を参照しながら説明する。図25は、本実施形態に係るトリミング幅情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。以降では、図20に示すトリムチャートC600のRIP画像を印刷処理部301が用紙に画像形成出力した印刷用紙が出力されたものとする。
まず、トリミング幅情報生成部406は、例えばユーザ端末50でユーザにより用紙名が指定された用紙名を取得する(ステップS2501)。なお、トリミング幅情報生成部406は、例えばプリントエンジン30の操作装置61で指定された用紙名を取得しても良い。
次に、読取部401は、プリントエンジン30により出力された印刷用紙(すなわち、図20に示すトリムチャートC600のRIP画像を画像形成出力した印刷用紙)を読み取り、読取画像を生成する(ステップS2502)。
次に、トリミング幅情報生成部406は、読取部401により生成された読取画像を取得する(ステップS2503)。
次に、トリミング幅情報生成部406は、上記のステップS2503で取得した読取画像から補正パラメータ(すなわち、上下左右のトリミング幅)を算出する(ステップS2504)。すなわち、トリミング幅情報生成部406は、主走査方向及び副走査方向のトリミング幅特定用領域C610から上下左右のトリミング幅を特定する。
次に、トリミング幅情報生成部406は、上記のステップS2501で取得した用紙名と、上記のステップS2504で算出した補正パラメータとを関連付けることでトリミング幅情報を生成する(ステップS2505)。
次に、トリミング幅情報生成部406は、上記のステップS2505で生成したトリミング幅情報をトリミング幅情報記憶部420に保存する(ステップS2506)。
以上により、ユーザにより指定された用紙名に対するトリミング幅情報が生成され、トリミング幅情報記憶部420に保存される。このとき、本実施形態では、図20に示すトリムチャートC600を用いることで、上下左右のトリミング幅を示す補正パラメータを算出することができる。
<画像検査処理>
次に、トリミング幅情報を用いて、画像検査を行う場合の処理について、図26を参照しながら説明する。図26は、本実施形態に係る画像検査処理の一例を示すフローチャートである。以降では、検査対象の原稿画像であるRIP画像がエンジンコントローラ20から検査装置40に送信されたと共に、当該RIP画像を印刷処理部301が用紙に画像形成出力した印刷用紙(検査対象)が出力されたものとする。
まず、基準画像生成部403は、エンジンコントローラ20から送信されたRIP画像を取得する(ステップS2601)。
次に、基準画像生成部403は、トリミング幅情報記憶部420に記憶されているトリミング幅情報のうち、上記のステップS2601で取得したRIP画像が印刷された用紙の種類を示す用紙名のトリミング幅情報を取得する(ステップS2602)。
次に、基準画像生成部403は、上記のステップS2602で取得したトリミング幅情報を用いて、RIP画像から基準画像を生成する(ステップS2603)。以降のステップS2604〜ステップS2608の処理は、図12のステップS1204〜ステップS1208の処理とそれぞれ同様であるため、その説明を省略する。
以上により、検査対象の原稿画像であるRIP画像を補正パラメータ(上下左右のトリミング幅)により補正することで、検査対象を読み取ることで生成した読取画像と同一トリミング幅となる基準画像を生成することができる。なお、複数ページある場合は、上記のステップS2601〜ステップS2608の処理をページ単位で繰り返せば良い。
ここで、上記のステップS2603における基準画像の生成処理について、図27を参照しながら説明する。図27は、本実施形態に係る基準画像の生成処理の一例を示すフローチャートである。
まず、基準画像生成部403の色変換部411は、RIP画像の色空間を、読取画像と同じ色空間に変換する(ステップS2701)。
次に、基準画像生成部403のトリミング部414は、トリミング幅情報に含まれる上下左右のトリミング幅から、RIP画像をトリミングする(ステップS2702)。すなわち、トリミング部414は、RIP画像の上辺から、上トリミング幅分の領域を削除する。同様に、トリミング部414は、RIP画像の下辺から、下トリミング幅分の領域を削除する。また、同様に、トリミング部414は、RIP画像の左辺から、左トリミング幅分の領域を削除する。更に、同様に、トリミング部414は、RIP画像の右辺から、右トリミング幅分の領域を削除する。
次に、基準画像生成部403の画像出力部416は、上記のステップS2701〜ステップS2702の補正が行われたRIP画像を基準画像として出力する(ステップS2703)。これにより、用紙の種類に応じて、読取画像と同一のトリミング幅となる基準画像が生成される。
<読取画像に汚れがある場合>
例えば、印刷や読取時等において印刷用紙に汚れが付着することがある。このため、この汚れがそのまま読取画像に付着し、正確なトリミング幅を特定できないことがある。したがって、この場合、画像検査で誤判定が発生することがある。
例えば、図28に示すように、読取画像G600に汚れG610が付着しているとする。この場合、実際にトリミングされた幅よりも小さい幅tlが左トリミング幅と算出されることがある。
そこで、図29に示すトリムチャートC700を用いることで、汚れに対するロバスト性を高めることができる。図29に示すトリムチャートC700には、上トリミング幅を特定するためのトリミング幅特定用領域C711〜C713と、下トリミング幅を特定するためのトリミング幅特定用領域C721〜C723とが配置されている。また、図29に示すトリムチャートC700には、左トリミング幅を特定するためのトリミング幅特定用領域C731〜C733と、右トリミング幅を特定するためのトリミング幅特定用領域C741〜C743とが配置されている。
これにより、例えば、図30(a)に示すように、トリミング幅特定用領域C711〜C713からそれぞれトリミング幅tl1〜tl3を特定することができる。したがって、この場合、左トリミング幅をtl1と、tl2と、tl3との平均値とすれば良い。
一方で、例えば、図30(b)に示すように、汚れがある場合には、1つのトリミング幅tl2が他のトリミング幅tl1及びtl3に対して外れ値となる。したがって、この場合、例えば、外れ値tl2を除いた上で、左トリミング幅をtl1と、tl3との平均値とすれば良い。
このように、1つの辺に対してトリミング幅特定用領域を複数配置することで、汚れに対するロバスト性を高めることができる。なお、図29に示すトリムチャートC700では、各辺に対して3本のトリミング幅特定用領域が配置されているが、配置されるトリミング幅特定用領域は3本に限られず、任意の本数のトリミング幅特定用領域が配置されても良い。一般に、1つの辺に対して配置されるトリミング幅特定用領域の本数を増やすことで、汚れに対するロバスト性を高めることができる。
<トリミング幅情報の生成処理の他の例>
次に、図29に示すトリムチャートC700を用いて、トリミング幅情報を生成する処理について、図31を参照しながら説明する。図31は、本実施形態に係るトリミング幅情報の生成処理の他の例を示すフローチャートである。以降では、図29に示すトリムチャートC700のRIP画像を印刷処理部301が用紙に画像形成出力した印刷用紙が出力されたものとする。なお、ステップS3101〜ステップS3103の処理は、図25のステップS2501〜ステップS2503の処理とそれぞれ同様であるため、その説明を省略する。
ステップS3103に続いて、トリミング幅情報生成部406は、読取画像の各辺のトリミング幅を特定する(ステップS3104)。すなわち、トリミング幅情報生成部406は、読取画像の左辺でトリミング幅tl1、tl2及びtl3を特定する。同様に、トリミング幅情報生成部406は、読取画像の右辺でトリミング幅tr1、tr2及びtr3を特定する。同様に、トリミング幅情報生成部406は、読取画像の上辺でトリミング幅tt1、tt2及びtt3を特定する。同様に、トリミング幅情報生成部406は、読取画像の下辺でトリミング幅tb1、tb2及びtb3を特定する。
次に、トリミング幅情報生成部406は、上記のステップS3104で特定されたトリミング幅から、各辺の補正パラメータ(すなわち、上トリミング幅、下トリミング幅、左トリミング幅及び右トリミング幅)を算出する(ステップS3105)。なお、本ステップにおける補正パラメータの算出処理の詳細については後述する。
次に、トリミング幅情報生成部406は、上記のステップS3105で補正パラメータが算出されなかった辺があるか否かを判定する(ステップS3106)。
ステップS3106において、補正パラメータが算出されなかった辺がないと判定された場合、トリミング幅情報生成部406は、用紙名と、補正パラメータとを関連付けることでトリミング幅情報を生成する(ステップS3107)。
次に、トリミング幅情報生成部406は、上記のステップS3107で生成したトリミング幅情報をトリミング幅情報記憶部420に保存する(ステップS3108)。
一方、ステップS3105において、補正パラメータが算出されなかった辺があると判定された場合、トリミング幅情報生成部406は、処理を終了させる。この場合、トリミング幅情報は生成されない。
ここで、上記のステップ3105における補正パラメータの算出処理について、図32を参照しながら説明する。図32は、本実施形態に係る補正パラメータの算出処理の一例を示すフローチャートである。なお、以降で説明するステップS3201〜ステップS3205の処理は、読取画像の各辺に対して実行される。すなわち、ステップS3201〜ステップS3205の処理は、読取画像の上辺、下辺、左辺及び右辺に対して実行される。
まず、トリミング幅情報生成部406は、該当の辺で特定されたトリミング幅に外れ値があるか否かを判定する(ステップS3201)。
例えば、トリミング幅情報生成部406は、上辺で特定されたトリミング幅tt1、tt2及びtt3に外れ値があるが否かを判定する。他の辺についても同様である。
外れ値があるか否かは、トリミング幅同士の値を比較し、予め決められた閾値th以上となるものが存在するか否かで判定することができる。すなわち、例えば、|tt2−tt1|>th、|tt1−tt3|>th、|tt3−tt2|>thのいずれも満たさない場合、外れ値がないと判定される。一方で、上記の少なくとも1つを満たす場合、外れ値があると判定される。
ステップS3201において、外れ値がないと判定された場合、トリミング幅情報生成部406は、該当の辺で特定されたトリミング幅の平均値を算出する。そして、トリミング幅情報生成部406は、算出した平均値を補正パラメータとする(ステップS3202)。
例えば、トリミング幅情報生成部406は、上辺で特定されたトリミング幅tt1、tt2及びtt3の平均値(tt1+tt2+tt3)/3を算出して、当該平均値を上トリミング幅とする。他の辺についても同様である。
一方、ステップS3201において、外れ値があると判定された場合、トリミング幅情報生成部406は、「(トリミング幅の特定数−外れ値数)>外れ値数」であるか否かを判定する(ステップS3203)。トリミング幅の特定数は、該当の辺で、図31のステップS3104で特定されたトリミング幅の数である。外れ値数は、トリミング幅の特定数のうち、外れ値であるトリミング幅の数のである。
ステップS3203において、「(トリミング幅の特定数−外れ値数)>外れ値数」であると判定された場合、トリミング幅情報生成部406は、外れ値を除くトリミング幅の平均値を算出する。そして、トリミング幅情報生成部406は、算出した平均値を補正パラメータとする(ステップS3204)。
一方、ステップS3203において、「(トリミング幅の特定数−外れ値数)>外れ値数」でないと判定された場合、トリミング幅情報生成部406は、処理を終了させる。この場合、該当の辺の補正パラメータは算出されない。
このように、トリミング幅情報生成部406は、該当の辺において、「(トリミング幅の特定数−外れ値数)>外れ値数」を満たす場合に、当該辺の補正パラメータを算出する。言い換えれば、トリミング幅情報生成部406は、「(トリミング幅の特定数−外れ値数)>外れ値数」を満たす限り、汚れの付着等による外れ値が存在する場合でも、補正パラメータを算出することができる。
<ロバスト性の比較例>
上述したように、読取画像の各辺に対して複数のトリミング幅特定用領域を配置することで、汚れの付着等に対するロバスト性を高めることができる。これ以外にも、複数のトリミング幅特定用領域間の幅を広げることでもロバスト性を高めることができる。
例えば、図33(a)に示すように、トリミング幅特定用領域間の幅がdである読取画像G700に、2つのトリミング幅特定用領域に跨る汚れG710が付着していたとする。この場合、上述した「(トリミング幅の特定数−外れ値数)>外れ値数」を満たさない。このため、左トリミング幅を示す補正パラメータは算出することができない。
一方で、例えば、図33(a)に示すように、トリミング幅特定用領域間の幅がd´(>d)である読取画像G800に、上記と同様の汚れG810が付着していたとする。この場合、上述した「(トリミング幅の特定数−外れ値数)>外れ値数」を満たす。このため、左トリミング幅を示す補正パラメータを算出することができる。
このように、複数のトリミング幅特定用領域間の幅を広げることで、汚れが複数のトリミング幅特定用領域に跨るような事態を防止することができ、ロバスト性を高めることができる。
本発明は、具体的に開示された上記の各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
(付記1)
複数種類の補正パラメータを算出するためのチャート画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第1の読取画像を生成する第1の読取画像生成部と、
前記第1の読取画像生成部が生成した第1の読取画像と、前記チャート画像とに基づいて、前記複数種類の補正パラメータを算出する補正パラメータ算出部と、
検査対象となる画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第2の読取画像を生成する第2の読取画像生成部と、
前記補正パラメータ算出部が算出した複数種類の補正パラメータを用いて、前記画像を補正することで基準画像を生成する基準画像生成部と、
前記基準画像生成部が生成した基準画像と比較することで、前記第2の読取画像生成部が生成した第2の読取画像を検査する検査部と、
を有することを特徴とする画像検査装置。
(付記2)
前記補正パラメータ算出部は
前記第1の読取画像と、前記チャート画像とに基づいて、前記記録媒体の種類に応じて前記複数種類の補正パラメータを算出する、ことを特徴とする付記1に記載の画像検査装置。
(付記3)
前記チャート画像は、
前記複数種類の補正パラメータをそれぞれ算出するための複数のチャート要素が配置され、かつ、それぞれの補正パラメータの算出に互いに影響を与えないように前記複数のチャート要素が配置されている、ことを特徴とする付記1又は2に記載の画像検査装置。
(付記4)
前記複数のチャート要素には、
前記チャート画像の形状特性を前記第1の読取画像と同一に補正する補正パラメータを算出するための第1のチャート要素と、前記チャート画像の色特性を前記第1の読取画像と同一に補正する補正パラメータを算出するための第2のチャート要素と、前記チャート画像に対して前記第1の読取画像と同一領域をトリミングする補正パラメータを算出するための第3のチャート要素とが含まれる、ことを特徴とする付記3に記載の画像検査装置。
(付記5)
前記検査部は、
前記基準画像と、前記第2の読取画像との差分を示す差分画像を生成し、生成した差分画像の各画素値と、所定の閾値とを比較することで、前記第2の読取画像を検査する、付記1乃至4の何れか一項に記載の画像検査装置。
(付記6)
複数種類の補正パラメータを算出するためのチャート画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第1の読取画像を生成する第1の読取画像生成部と、
前記第1の読取画像生成部が生成した第1の読取画像と、前記チャート画像とに基づいて、前記複数種類の補正パラメータを算出する補正パラメータ算出部と、
検査対象となる画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第2の読取画像を生成する第2の読取画像生成部と、
前記補正パラメータ算出部が算出した複数種類の補正パラメータを用いて、前記画像を補正することで基準画像を生成する基準画像生成部と、
前記基準画像生成部が生成した基準画像と比較することで、前記第2の読取画像生成部が生成した第2の読取画像を検査する検査部と、
を有することを特徴とする画像検査システム。
(付記7)
複数種類の補正パラメータを算出するためのチャート画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第1の読取画像を生成する第1の読取画像生成手順と、
前記第1の読取画像生成手順が生成した第1の読取画像と、前記チャート画像とに基づいて、前記複数種類の補正パラメータを算出する補正パラメータ算出手順と、
検査対象となる画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第2の読取画像を生成する第2の読取画像生成手順と、
前記補正パラメータ算出手順が算出した複数種類の補正パラメータを用いて、前記画像を補正することで基準画像を生成する基準画像生成手順と、
前記基準画像生成手順が生成した基準画像と比較することで、前記第2の読取画像生成手順が生成した第2の読取画像を検査する検査手順と、
をコンピュータが実行することを特徴とする画像検査方法。
(付記8)
トリミング幅を算出するためのチャート画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第1の読取画像を生成する第1の読取画像生成部と、
前記第1の読取画像生成部が生成した第1の読取画像から、前記画像形成出力においてトリミングされたトリミング幅を算出するトリミング幅算出部と、
検査対象となる画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第2の読取画像を生成する第2の読取画像生成部と、
前記トリミング幅算出部が算出したトリミング幅を用いて、前記画像をトリミングすることで基準画像を生成する基準画像生成部と、
前記基準画像生成部が生成した基準画像と比較することで、前記第2の読取画像生成部が生成した第2の読取画像を検査する検査部と、
を有することを特徴とする画像検査装置。
(付記9)
前記チャート画像は、
前記画像形成出力においてトリミングされる前記チャート画像の上部におけるトリミング幅、下部におけるトリミング幅、左部におけるトリミング幅、及び右部におけるトリミング幅をそれぞれ算出するためのチャート要素が配置されている、ことを特徴とする付記8に記載の画像検査装置。
(付記10)
前記トリミング幅算出部は、
前記第1の読取画像の各辺から前記チャート要素までの画素値の変化を探索することで、前記トリミング幅を算出する、ことを特徴とする付記8又は9に記載の画像検査装置。
(付記11)
前記チャート画像は、
前記上部におけるトリミング幅、前記下部におけるトリミング幅、前記左部におけるトリミング幅、及び前記右部におけるトリミング幅をそれぞれ算出するためのチャート要素がそれぞれ複数配置されている、ことを特徴とする付記9に記載の画像検査装置。
(付記12)
前記トリミング幅算出部は、
前記第1の読取画像の各辺から前記複数のチャート要素までの画素値の変化を探索することで、前記チャート要素毎の前記辺から該チャート要素までの幅を算出し、算出した前記幅の平均を算出することで、前記トリミング幅を算出する、ことを特徴とする付記11に記載の画像検査装置。
(付記13)
前記トリミング幅算出部は、
前記第1の読取画像の各辺から前記複数のチャート要素までの画素値の変化を探索することで、前記チャート要素毎の前記辺から該チャート要素までの幅を算出し、算出した前記幅のうち、外れ値となっている幅を除いた平均を算出することで、前記トリミング幅を算出する、ことを特徴とする付記12に記載の画像検査装置。
(付記14)
トリミング幅を算出するためのチャート画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第1の読取画像を生成する第1の読取画像生成手順と、
前記第1の読取画像生成手順が生成した第1の読取画像から、前記画像形成出力においてトリミングされたトリミング幅を算出するトリミング幅算出手順と、
検査対象となる画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第2の読取画像を生成する第2の読取画像生成手順と、
前記トリミング幅算出手順が算出したトリミング幅を用いて、前記画像をトリミングすることで基準画像を生成する基準画像生成手順と、
前記基準画像生成手順が生成した基準画像と比較することで、前記第2の読取画像生成手順が生成した第2の読取画像を検査する検査手順と、
をコンピュータが実行することを特徴とする画像検査方法。
(付記15)
トリミング幅を算出するためのチャート画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第1の読取画像を生成する第1の読取画像生成部と、
前記第1の読取画像生成部が生成した第1の読取画像から、前記画像形成出力においてトリミングされたトリミング幅を算出するトリミング幅算出部と、
検査対象となる画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第2の読取画像を生成する第2の読取画像生成部と、
前記トリミング幅算出部が算出したトリミング幅を用いて、前記画像をトリミングすることで基準画像を生成する基準画像生成部と、
前記基準画像生成部が生成した基準画像と比較することで、前記第2の読取画像生成部が生成した第2の読取画像を検査する検査部と、
を有することを特徴とする画像検査システム。
1 画像形成システム
10 DFE
20 エンジンコントローラ
30 プリントエンジン
40 検査装置
50 ユーザ端末
401 読取部
402 用紙特性情報生成部
403 基準画像生成部
404 差分画像生成部
405 比較検査部
410 用紙特性情報記憶部
特許第4301020号公報

Claims (5)

  1. 複数種類の補正パラメータを算出するためのチャート画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第1の読取画像を生成する第1の読取画像生成部と、
    前記第1の読取画像生成部が生成した第1の読取画像と、前記チャート画像とに基づいて、前記複数種類の補正パラメータを算出する補正パラメータ算出部と、
    検査対象となる画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第2の読取画像を生成する第2の読取画像生成部と、
    前記補正パラメータ算出部が算出した複数種類の補正パラメータを用いて、前記検査対象となる画像を補正することで基準画像を生成する基準画像生成部と、
    前記基準画像生成部が生成した基準画像と比較することで、前記第2の読取画像生成部が生成した第2の読取画像を検査する検査部と、
    を有し、
    前記チャート画像は、
    前記複数種類の補正パラメータをそれぞれ算出するための複数のチャート要素が配置され、かつ、それぞれの補正パラメータの算出に互いに影響を与えないように前記複数のチャート要素が配置されており、
    前記複数のチャート要素には、
    前記チャート画像の形状特性を前記第1の読取画像と同一に補正する補正パラメータを算出するための第1のチャート要素と、前記チャート画像の色特性を前記第1の読取画像と同一に補正する補正パラメータを算出するための第2のチャート要素と、前記チャート画像に対して前記第1の読取画像と同一領域をトリミングする補正パラメータを算出するための第3のチャート要素とが含まれる、ことを特徴とする画像検査装置。
  2. 前記補正パラメータ算出部は
    前記第1の読取画像と、前記チャート画像とに基づいて、前記記録媒体の種類に応じて前記複数種類の補正パラメータを算出する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 前記検査部は、
    前記基準画像と、前記第2の読取画像との差分を示す差分画像を生成し、生成した差分画像の各画素値と、所定の閾値とを比較することで、前記第2の読取画像を検査する、請求項1又は2に記載の画像検査装置。
  4. 複数種類の補正パラメータを算出するためのチャート画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第1の読取画像を生成する第1の読取画像生成部と、
    前記第1の読取画像生成部が生成した第1の読取画像と、前記チャート画像とに基づいて、前記複数種類の補正パラメータを算出する補正パラメータ算出部と、
    検査対象となる画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第2の読取画像を生成する第2の読取画像生成部と、
    前記補正パラメータ算出部が算出した複数種類の補正パラメータを用いて、前記検査対象となる画像を補正することで基準画像を生成する基準画像生成部と、
    前記基準画像生成部が生成した基準画像と比較することで、前記第2の読取画像生成部が生成した第2の読取画像を検査する検査部と、
    を有し、
    前記チャート画像は、
    前記複数種類の補正パラメータをそれぞれ算出するための複数のチャート要素が配置され、かつ、それぞれの補正パラメータの算出に互いに影響を与えないように前記複数のチャート要素が配置されており、
    前記複数のチャート要素には、
    前記チャート画像の形状特性を前記第1の読取画像と同一に補正する補正パラメータを算出するための第1のチャート要素と、前記チャート画像の色特性を前記第1の読取画像と同一に補正する補正パラメータを算出するための第2のチャート要素と、前記チャート画像に対して前記第1の読取画像と同一領域をトリミングする補正パラメータを算出するための第3のチャート要素とが含まれる、ことを特徴とする画像検査システム。
  5. 複数種類の補正パラメータを算出するためのチャート画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第1の読取画像を生成する第1の読取画像生成手順と、
    前記第1の読取画像生成手順が生成した第1の読取画像と、前記チャート画像とに基づいて、前記複数種類の補正パラメータを算出する補正パラメータ算出手順と、
    検査対象となる画像が画像形成出力された記録媒体を読み取ることで第2の読取画像を生成する第2の読取画像生成手順と、
    前記補正パラメータ算出手順が算出した複数種類の補正パラメータを用いて、前記検査対象となる画像を補正することで基準画像を生成する基準画像生成手順と、
    前記基準画像生成手順が生成した基準画像と比較することで、前記第2の読取画像生成手順が生成した第2の読取画像を検査する検査手順と、
    をコンピュータが実行し、
    前記チャート画像は、
    前記複数種類の補正パラメータをそれぞれ算出するための複数のチャート要素が配置され、かつ、それぞれの補正パラメータの算出に互いに影響を与えないように前記複数のチャート要素が配置されており、
    前記複数のチャート要素には、
    前記チャート画像の形状特性を前記第1の読取画像と同一に補正する補正パラメータを算出するための第1のチャート要素と、前記チャート画像の色特性を前記第1の読取画像と同一に補正する補正パラメータを算出するための第2のチャート要素と、前記チャート画像に対して前記第1の読取画像と同一領域をトリミングする補正パラメータを算出するための第3のチャート要素とが含まれる、ことを特徴とする画像検査方法。
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