JP6277425B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータに関する。
例えば、特許文献1には、コネクタ部に開口しケーシング本体内と外部とを連通する呼吸孔を有するモータが記載されている。特許文献1のモータには、コネクタ部の内部に露出する一対のターミナルが設けられている。
特開2013−211978号公報
上記のようなモータのコネクタ部は、ケーシング本体の外部(モータ本体部の外部)に設けられることが多い。そのため、コネクタ部とコネクタ部に接続される外部電源との間には、シール性が求められる。
ところで、上記のようなモータのコネクタ部を、金型を用いて成形する場合、金型には、例えば、呼吸孔を成形するための金型ピンが設けられる。金型ピンは削り出すことが困難であるため、金型本体部と別部材として設けられる場合が多い。金型を別部材とする場合、金型ピンを金型本体部に固定する方法として、例えば、金型ピンを溶接によって金型本体部に固定する方法、または、金型ピンを金型本体部に設けられた凹部に差し込む方法を採用することができる。
例えば、特許文献1に記載されたモータのように、コネクタ部に複数のターミナル(外部接続端子)が設けられる場合には、呼吸孔が比較的コネクタ部の外縁近傍に設けられやすい。呼吸孔が比較的コネクタ部の外縁近傍に設けられる場合において、金型本体部の凹部に金型ピンを差し込む構成を採用する場合には、凹部を金型本体部の外縁近傍に設ける必要がある。そのため、凹部が設けられた部分において金型本体部の厚みが薄くなり、金型の強度が低下する問題があった。これにより、呼吸孔が比較的コネクタ部の外縁近傍に設けられている場合においては、コネクタ部を成形する金型における金型本体部と金型ピンとを溶接によって固定する場合が多い。
しかし、金型本体部に金型ピンを溶接によって固定する場合、溶接部分によって金型本体部に凹凸が設けられる場合がある。この場合、金型本体部に設けられた凹凸によって、成形されるコネクタ部に凹凸が設けられる。この凹凸によって、コネクタ部に接続される外部電源とコネクタ部との間のシール性が低下する虞があった。
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて、外部電源とコネクタ部との間のシール性が低下することを抑制できる構造を有するモータを提供することを目的の一つとする。
本発明のモータの一つの態様は、一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、前記ロータと前記ステータと前記第1の軸受と前記第2の軸受とを収容する収容空間を有するハウジングと、を有するモータ本体部と、前記モータ本体部に設けられるコネクタ部と、前記モータ本体部と電気的に接続される配線部材と、を備え、前記コネクタ部は、前記モータ本体部の外部に露出する露出面を有し、前記配線部材は、外部電源と接続され前記コネクタ部の前記露出面から突出する複数の外部接続端子を有し、前記コネクタ部には、前記露出面から前記収容空間に向かって延び、前記モータ本体部の外部と前記収容空間とを連通する貫通孔が設けられ、前記貫通孔の少なくとも一部は、前記露出面の法線方向に視た際に、前記複数の外部接続端子で構成される外部接続端子群の外縁の内側に位置し、前記モータ本体部は、前記コネクタ部と接続される本体部を有し、前記本体部は、前記第2の側に前記本体部の外形に沿って設けられる溝部を有し、前記本体部の外側面と前記ハウジングの内側面との間には第1の側封止部材が配置され、前記溝部には第2の側封止部材がはめ込まれ、軸方向において、前記貫通孔が、第1の側封止部材と第2の側封止部材との間に位置する。
本発明の一つの態様によれば、外部電源とコネクタ部との間のシール性が低下することを抑制できる構造を有するモータが提供される。
図1は、第1実施形態のモータを示す断面図である。 図2は、第1実施形態のモータの部分を示す断面図である。 図3は、第1実施形態のコネクタ部を示す図である。 図4は、第1実施形態のバスバーアッシーを成形するための金型を示す断面図である。 図5は、第1実施形態における空気孔と外部接続端子群との配置関係の他の例を示す模式図である。 図6は、第2実施形態のコネクタ部を示す図である。 図7は、第2実施形態のバスバーアッシーを成形するための金型を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、図1に示す中心軸Jの軸方向(一方向)と平行な方向とする。X軸方向は、図1に示すバスバーアッシー60の長さ方向と平行な方向、すなわち、図1の左右方向とする。Y軸方向は、バスバーアッシー60の幅方向と平行な方向、すなわち、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側,第2の側)を「リア側」と呼び、Z軸方向の負の側(−Z側,第1の側)を「フロント側」と呼ぶ。なお、リア側及びフロント側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係や方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周り(θ方向)を単に「周方向」と呼ぶ。
なお、本明細書において、軸方向に延びる、とは、厳密に軸方向(Z軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
また、本明細書において、径方向に延びる、とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Z軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態のモータ10を示す断面図である。図2は、本実施形態のモータ10の部分を示す図であって、図1の部分拡大断面図である。図3は、コネクタ部63を示す図である。図3は、後述するコネクタ凹部63aの底面63bの法線方向(X軸方向)方向に視た図である。
なお、以下の説明において、法線方向とは、特に断りの無い限り、底面63bの法線方向(X軸方向)を意味する。
本実施形態のモータ10は、ブラシレスモータである。モータ10は、図1に示すように、ハウジング20と、シャフト31を有するロータ30と、ステータ40と、フロントベアリング(第1の軸受)51と、リアベアリング(第2の軸受)52と、回路基板71を有する制御装置70と、バスバーアッシー60と、フロント側Oリング81と、リア側Oリング82と、オイルシール80と、を備える。バスバーアッシー60は、コネクタ部63を有する。
本実施形態においては、モータ10のうちバスバーアッシー60のコネクタ部63を除いた部分をモータ本体部11と呼ぶ。すなわち、モータ10は、モータ本体部11を備える。モータ本体部11は、ハウジング20と、ロータ30と、ステータ40と、フロントベアリング51と、リアベアリング52と、制御装置70と、コネクタ部63を除いたバスバーアッシー60と、フロント側Oリング81と、リア側Oリング82と、オイルシール80と、を有する。
ハウジング20は、モータ本体部11の各部品を収容している。バスバーアッシー60は、ロータ30及びステータ40のリア側(+Z側)に設けられている。バスバーアッシー60のうちコネクタ部63は、ハウジング20の外部に露出している。バスバーアッシー60は、リアベアリング52を保持する。フロントベアリング51は、ハウジング20に保持されている。シャフト31は、フロントベアリング51とリアベアリング52とによって軸方向(Z軸方向)の両側を支持されている。以下、各部品について詳細に説明する。
[ハウジング]
ハウジング20は、ロータ30とステータ40とフロントベアリング51とリアベアリング52とを収容する収容空間ARC1を有する。ハウジング20の材質は、例えば、金属である。ハウジング20は、ハウジング本体21と、カバー22と、を有する。
なお、本明細書において、収容空間に収容される、とは、収容される対象の全体が収容空間内に位置する場合に加えて、収容される対象の一部が収容空間の外部に位置した状態で対象が収容空間の内部に保持される場合も含む。
(ハウジング本体)
ハウジング本体21は、ステータ40とフロントベアリング51とを保持する筒状の部材である。本実施形態においてハウジング本体21は、両端が開口した多段の円筒形状である。
ハウジング本体21は、フロント側フランジ部23と、バスバーアッシー挿入部21aと、ステータ保持部21bと、フロントベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dと、を軸方向(Z軸方向)に沿って、リア側(+Z側)からフロント側(−Z側)へと、この順に有する。バスバーアッシー挿入部21aと、ステータ保持部21bと、フロントベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dとは、それぞれ同心の円筒形状であり、直径はこの順に小さくなる。
フロント側フランジ部23は、バスバーアッシー挿入部21aのリア側(+Z側)の端部から径方向外側に拡がる。
バスバーアッシー挿入部21aは、バスバーアッシー60のフロント側(−Z側)の端部を中心軸Jの径方向外側から囲む。
ステータ保持部21bには、ステータ40が保持されている。
フロントベアリング保持部21cには、フロントベアリング51が保持されている。
オイルシール保持部21dには、オイルシール80が保持されている。
(カバー)
カバー22は、ハウジング本体21のリア側(+Z側)に取り付けられている。カバー22は、カバー筒状部22aと、蓋部22bと、リア側フランジ部24と、を有する。
カバー筒状部22aは、フロント側(−Z側)に開口する筒状である。カバー筒状部22aは、バスバーアッシー60のリア側(+Z側)の端部を径方向外側から囲む。カバー筒状部22aは、フロント側フランジ部23及びリア側フランジ部24を介して、ハウジング本体21におけるバスバーアッシー挿入部21aのリア側の端部と連結されている。
蓋部22bは、カバー筒状部22aのリア側(+Z側)の端部に接続されている。本実施形態において蓋部22bは、平板状である。
リア側フランジ部24は、カバー筒状部22aのフロント側(−Z側)の端部から径方向外側に拡がる。
ハウジング本体21とカバー22とは、フロント側フランジ部23とリア側フランジ部24とが重ね合わされて接合されている。
[ロータ]
ロータ30は、シャフト31と、ロータコア32と、ロータマグネット33と、を有する。
シャフト31は、一方向(Z軸方向)に延びる中心軸Jを中心とする。シャフト31は、フロントベアリング51とリアベアリング52とによって、軸周り(±θ方向)に回転可能に支持されている。シャフト31のフロント側(−Z側)の端部は、ハウジング本体21の外部に突出している。オイルシール保持部21dにおいてシャフト31の軸周りには、オイルシール80が設けられている。
ロータコア32は、シャフト31を軸周り(θ方向)に囲んで、シャフト31に固定されている。
ロータマグネット33は、ロータコア32の軸周りに沿った外側面に固定されている。
ロータコア32及びロータマグネット33は、シャフト31と一体となって回転する。
[ステータ]
ステータ40は、ロータ30を軸周り(θ方向)に囲み、ロータ30を中心軸J周りに回転させる。ステータ40は、コアバック部41と、ティース部42と、コイル43と、ボビン44と、を有する。
コアバック部41の形状は、シャフト31と同心の円筒状である。
ティース部42は、コアバック部41の内側面からシャフト31に向かって延びている。ティース部42は、複数設けられ、コアバック部41の内側面の周方向に均等な間隔で配置されている。
コイル43は、導電線43aが巻き回されて構成される。コイル43は、ボビン44に設けられている。
ボビン44は、各ティース部42に装着されている。
[フロントベアリング及びリアベアリング]
フロントベアリング51は、ステータ40のフロント側(−Z側)に配置されている。フロントベアリング51は、ハウジング本体21のフロントベアリング保持部21cに保持されている。
リアベアリング52は、ステータ40のフロント側(−Z側)と反対のリア側(+Z側)に配置されている。リアベアリング52は、後述するバスバーホルダ61のリアベアリング保持部65に保持されている。
フロントベアリング51とリアベアリング52とは、ロータ30のシャフト31を支持している。
フロントベアリング51及びリアベアリング52の構成は、特に限定されず、いかなる公知のベアリングを用いてもよい。
[オイルシール]
オイルシール80は、オイルシール保持部21dの内部に、シャフト31の軸周り(θ方向)に装着される。オイルシール80は、ハウジング本体21のオイルシール保持部21dとシャフト31との間からハウジング本体21内に水や油等が侵入することを抑制する。オイルシール80の構成は、特に限定されず、いかなる公知のオイルシールを用いてもよい。
[バスバーアッシー]
バスバーアッシー60は、ステータ40に駆動電流を供給するユニットである。バスバーアッシー60は、バスバーホルダ61と、モータ本体部11と電気的に接続される複数の配線部材と、を有する。すなわち、モータ10は、バスバーホルダ61と、モータ本体部11と電気的に接続される配線部材と、を備える。
本実施形態において配線部材は、図3に示すように、複数のバスバー(配線部材)91a,91b,91cと、複数の回路基板接続部材(配線部材)92a,92b,92c,92d,92e,92fと、を含む。
バスバー91a〜91cは設けられる位置が異なる点を除いて同様の構成であるため、以下の説明においては、代表してバスバー91bについてみ説明する場合がある。
また、回路基板接続部材92a〜92fは設けられる位置が異なる点を除いて同様の構成であるため、以下の説明においては、代表して回路基板接続部材92dについてのみ説明する場合がある。
(バスバーホルダ)
バスバーホルダ61は、図1に示すように、バスバー91b及び回路基板接続部材92dを保持する樹脂製のホルダである。バスバーホルダ61のリア側(+Z側)は、カバー22のカバー筒状部22aに収容されている。バスバーホルダ61のフロント側(−Z側)は、ハウジング本体21のバスバーアッシー挿入部21aに収容されている。
バスバーホルダ61を構成する材料は、絶縁性を有する樹脂である範囲において特に限定されない。バスバーホルダ61は、例えば、後述する金型83を用いた射出成形によって、単一の部材として製造される。
バスバーホルダ61は、本体部62と、コネクタ部63と、接続端子保持部64と、リアベアリング保持部65と、回路基板支持部67と、連結部68と、凸部69と、を有する。すなわち、モータ10は、コネクタ部63を備える。また、上述したようにモータ本体部11は、コネクタ部63を除いたバスバーアッシー60を有する。すなわち、モータ本体部11は、凸部69を有する。
本体部62は、リア側(+Z側)に開口部62aを有し、中心軸Jを周方向(θ方向)に囲む筒状である。本体部62は、ロータ30のリア側の端部及びステータ40のリア側の端部を、周方向に囲んでいる。本体部62の外側面には、フロント側Oリング保持部62eが設けられている。フロント側Oリング保持部62eには、フロント側Oリング81が嵌め込まれている。本体部62は、本体部62の外側面に設けられたフロント側Oリング81を介してハウジング本体21から径方向内側に力を受け、ステータ40のコアバック部41に押し付けられている。これにより、本体部62はステータ40に対して固定される。
本体部62のリア側の本体部リア面62cには、溝部62fがある。溝部62fは、開口部62aを囲む本体部62の外形に沿って設けられている。溝部62fには、リア側Oリング82が嵌め込まれる。
本体部62は、コネクタ連結部66を有する。コネクタ連結部66は、本体部62のうちコネクタ部63と接続されている部分である。コネクタ連結部66には、後述する空気孔63cの一部が設けられている。
コネクタ部63は、図示しない外部電源と接続される部分である。コネクタ部63は、モータ本体部11に設けられている。より詳細には、コネクタ部63は、本体部62におけるコネクタ連結部66の外側面の一部から、中心軸Jの径方向外側(+X側)に向かって延びている。すなわち、コネクタ部63は、モータ本体部11から径方向外側に突出している。本実施形態においてコネクタ部63の全体は、ハウジング20の外部に露出している。
例えば、コネクタ部63が軸方向(Z軸方向)に延びる場合、バスバー91a〜91cの後述する外部接続端子93a〜93c及び回路基板接続部材92a〜92fをコネクタ連結部66内において折り曲げて設ける必要が生じやすい。その場合、バスバーアッシー60を成形する際に、バスバー91a〜91cの外部接続端子93a〜93c及び回路基板接続部材92a〜92fと、後述する金型ピン85bとが、干渉する虞がある。
これに対して、コネクタ部63が中心軸Jの径方向外側(+X側)に向かって延びる場合、バスバー91a〜91cの外部接続端子93a〜93c及び回路基板接続部材92a〜92fを、コネクタ連結部66内において直線的に延びる構成を採用しやすい。そのため、バスバーアッシー60を成形する際に、バスバー91a〜91cの外部接続端子93a〜93c及び回路基板接続部材92a〜92fと、後述する金型ピン85bとが、干渉することを抑制できる。
コネクタ部63には、図2に示すように、モータ本体部11の外部に開口するコネクタ凹部63aがある。コネクタ凹部63aの底面(露出面)63bは、モータ本体部11の外部に露出している。すなわち、コネクタ部63は、モータ本体部11の外部に露出する露出面として、コネクタ凹部63aの底面63bを有している。コネクタ凹部63aの底面63bには、バスバー91bと、回路基板接続部材92dと、が径方向外側に突出して設けられている。コネクタ凹部63aの側面63fは、例えば、円筒面である。
なお、本明細書において、モータ本体部11の外部とは、ハウジング20の外部を含む。
コネクタ部63には、空気孔(貫通孔)63cが設けられている。空気孔63cは、コネクタ凹部63aの底面63bから収容空間ARC1に向かって延びている。本実施形態において空気孔63cは、例えば、底面63bの法線方向(X軸方向)に沿って延びている。空気孔63cは、コネクタ連結部66を底面63bの法線方向に貫通している。空気孔63cは、モータ本体部11の外部に露出する底面63bに開口する外側開口部63dと、収容空間ARC1に開口する内側開口部63eと、を有する。これにより、空気孔63cは、モータ本体部11の外部と収容空間ARC1とを連通している。
空気孔63cの外側開口部63dは、例えば、底面63bの中央に設けられている。本実施形態において外側開口部63dの形状は、特に限定されず、例えば、円形状であっても、半円形状であっても、矩形状であっても、多角形状であってもよい。図3の例では、空気孔63cの外側開口部63dの形状は、例えば、円形状である。
空気孔63cの内側開口部63eは、図1に示すように、例えば、回路基板71よりもフロント側(−Z側)に位置している。内側開口部63eの形状は、外側開口部63dと同様にして、特に限定されない。図示は省略するが、本実施形態において内側開口部63eの形状は、例えば、円形状である。
本実施形態において空気孔63cにおける、空気孔63cが延びる方向(X軸方向)に直交する断面の形状は、いずれの位置においても同じである。すなわち、本実施形態において空気孔63cにおける、空気孔63cが延びる方向に直交する断面の形状は、例えば、円形状である。
なお、以下の説明においては、空気孔63cにおける、空気孔63cが延びる方向に直交する断面を、単に空気孔63cの断面と呼ぶ。
図3に示すように、本実施形態において空気孔63cの少なくとも一部は、底面63bの法線方向(X軸方向)に視た際に、後述する複数の外部接続端子で構成される外部接続端子群99の外縁OEの内側に位置している。本実施形態においては、空気孔63cの全体が、底面63bの法線方向に視た際に、外部接続端子群99の外縁OEの内側に位置している。
なお、以下の説明においては、空気孔が、外部接続端子群が突出する底面(露出面)の法線方向に視た際において、外部接続端子群の外縁の内側または外側に位置することを、単に、空気孔が外部接続端子群の外縁の内側または外側に位置する、と表現する場合がある。
接続端子保持部64は、図1に示すように、後述する回路基板接続端子95を保持する部分である。接続端子保持部64は、本体部62の本体部内側面62bから径方向内側に突出する略直方体形状の部分である。より詳細には、接続端子保持部64は、コネクタ連結部66の内側面から、コネクタ部63が延びる向きと逆向き(−X向き)に延びている。
リアベアリング保持部65は、本体部62の径方向内側に設けられている。リアベアリング保持部65は、リアベアリング52を保持する。
回路基板支持部67は、回路基板71を支持する部分である。回路基板支持部67は、例えば、複数設けられている。回路基板支持部67は、例えば、連結部68のリア側(+Z側)の面、またはリアベアリング保持部65のリア側の面からリア側に突出している。
連結部68は、本体部62と、本体部62の内側に設けられたリアベアリング保持部65と、を連結する。連結部68は、例えば、複数設けられている。複数の連結部68は、リアベアリング保持部65の周りに、周方向に間隔を空けて配置されている。周方向に隣り合う連結部68同士の間には、間隙68aが設けられている。
凸部69は、図2に示すように、接続端子保持部64のフロント側(−Z側)の面から、フロント側に突出して設けられている。凸部69は、空気孔63cの内側開口部63eと対向する。凸部69は、底面63bの法線方向(X軸方向)に視た際に、内側開口部63eの全体と重なる。
(バスバー)
バスバー91bは、図1に示すように、ステータ40と電気的に接続され、ステータ40に駆動電流を供給する。バスバー91bは、バスバー本体部97と、外部接続端子93bと、ステータ接続端子96と、を有する。同様にして、図3に示すように、バスバー91aは、外部接続端子93aを有する。バスバー91cは、外部接続端子93cを有する。
図2に示すバスバー本体部97は、図示は省略するが、例えば、円環状である。バスバー本体部97は、例えば、収容空間ARC1を周方向に囲んでいる。バスバー本体部97は、バスバーホルダ61に保持されている。バスバー本体部97は、例えば、バスバーホルダ61の本体部62に埋め込まれている。
外部接続端子93bは、バスバー本体部97から径方向外側に直線的に延びている。本実施形態において外部接続端子93bの延びる方向は、底面63bの法線方向(X軸方向)である。外部接続端子93bの径方向外側の端部は、コネクタ部63のコネクタ凹部63aの底面63bから突出して設けられている。すなわち、外部接続端子93bは、コネクタ部63の底面63bから突出している。これにより、外部接続端子93bの一部、すなわち、径方向外側の端部は、モータ本体部11の外部に露出している。モータ本体部11の外部に露出した外部接続端子93bの部分には、図示しない外部電源が接続される。
図1に示すステータ接続端子96は、図示は省略するが、例えば、一つのバスバー91bに2つずつ設けられている。より詳細には、ステータ接続端子96は、例えば、一つのバスバー本体部97から2つずつ延びている。本実施形態においてバスバーはバスバー91a〜91cの3つが設けられているため、ステータ接続端子は合計で6つ設けられている。
ステータ接続端子96は、バスバー本体部97の径方向内側に設けられている。本実施形態においてステータ接続端子96は、バスバーホルダ61から突出している。ステータ接続端子96は、ステータ40のコイル43とステータ接続端子96とを繋ぐコイル配線98を把持している。コイル配線98は、間隙68aを介して、コイル43とステータ接続端子96とを接続する。これにより、バスバー91bは、ステータ40と電気的に接続される。コイル配線98は、コイル43を構成する導電線43aの一部であってもよいし、コイル43を構成する導電線43aとは別の部材であってもよい。
(回路基板接続部材)
回路基板接続部材92dは、バスバーホルダ61に、部分的に埋め込まれて保持されている。回路基板接続部材92dは、図示しない外部電源と回路基板71とを電気的に接続する。回路基板接続部材92dは、外部接続端子94dを有する。同様にして、図3に示すように、回路基板接続部材92aは、外部接続端子94aを有する。回路基板接続部材92bは、外部接続端子94bを有する。回路基板接続部材92cは、外部接続端子94cを有する。回路基板接続部材92eは、外部接続端子94eを有する。回路基板接続部材92fは、外部接続端子94fを有する。
外部接続端子94a〜94fは、設けられる位置が異なる点を除いて同様の構成であるため、以下の説明においては、代表して外部接続端子94dについてのみ説明する場合がある。
外部接続端子94dは、図2に示すように、バスバーホルダ61から露出している。より詳細には、外部接続端子94dは、コネクタ部63の底面63bから突出している。すなわち、外部接続端子94dは、モータ本体部11の外部に露出している。外部接続端子94dは、図示しない外部電源と接続される。
回路基板接続部材92dは、図1に示すように、回路基板71と接続される回路基板接続端子95を有する。回路基板接続端子95は、バスバーホルダ61から収容空間ARC1に露出している。回路基板接続端子95は、接続端子保持部64の径方向内側の保持部内側面64aから径方向内側に突出している。回路基板接続端子95は、回路基板71のリア側(+Z側)の回路基板リア面71aに接続されている。
以上に説明したように、本実施形態においては、複数の配線部材、すなわち、バスバー91a〜91c及び回路基板接続部材92a〜92fが設けられている。バスバー91a〜91cは、外部接続端子93a〜93cを有している。回路基板接続部材92a〜92fは、外部接続端子94a〜94fを有している。すなわち、配線部材は、複数の外部接続端子93a〜93c,94a〜94fを有している。
なお、本明細書において、配線部材が複数の外部接続端子を有する、とは、一つあるいは複数の配線部材が有するすべての外部接続端子の数が、複数であることを含む。すなわち、本明細書において、配線部材が複数の外部接続端子を有する、とは、配線部材が複数設けられ、各配線部材が一つあるいは複数の外部接続端子を有することと、配線部材が一つのみ設けられ、配線部材が複数の外部接続端子を有することと、を含む。
図3に示すように、外部接続端子93a〜93cと外部接続端子94a〜94fとは、2列に並んで配置されている。具体的には、回路基板接続部材92b〜92fの外部接続端子94b〜94fは、Y軸方向に沿って並んで配置されている。回路基板接続部材92aの外部接続端子94aとバスバー91a〜91cの外部接続端子93a〜93cとは、回路基板接続部材92b〜92fの外部接続端子94b〜94fのフロント側(−Z側)において、Y軸方向に沿って並んで配置されている。
バスバー91a〜91cの外部接続端子93a〜93cと、回路基板接続部材92a〜92fの外部接続端子94a〜94fとは、外部接続端子群99を構成している。すなわち、外部接続端子群99は、複数の外部接続端子で構成されている。本実施形態において、外部接続端子群99の外縁OEは、長方形状である。
なお、本明細書において、外部接続端子群の外縁とは、外部接続端子が突出する面の法線方向に視た際に、各外部接続端子の外縁の一部と、各外部接続端子の外縁同士を結ぶ直線と、によって囲まれる領域のうち最大の面積となる領域の外形線を含む。
[制御装置]
図1に示す制御装置70は、モータ10の駆動を制御する。制御装置70は、回路基板71と、回転センサ72と、センサマグネット保持部材73aと、センサマグネット73bと、を備える。すなわち、モータ本体部11は、回路基板71を有する。
(回路基板)
回路基板71は、シャフト31のリア側(+Z側)の延長上に配置されている。回路基板71は、軸方向(Z軸方向)において、リアベアリング52とカバー22との間に配置されている。すなわち、回路基板71は、リアベアリング52よりもリア側に設けられている。回路基板71は、バスバーホルダ61に設けられた複数の回路基板支持部67によって支持されている。
回路基板71の主面、すなわち、フロント側(−Z側)の回路基板フロント面71b及びリア側(+Z側)の回路基板リア面71aは、軸方向(Z軸方向)と交差する。本実施形態においては、回路基板71の主面は、軸方向と直交する。回路基板71の回路基板リア面71aは、カバー22のカバーフロント面22cと対向している。
回路基板71の主面の少なくとも一方には、図示しないプリント配線が設けられている。回路基板71のリア側(+Z側)の回路基板リア面71aには、回路基板接続端子95が接続されている。回路基板71は、モータ駆動信号を出力する。
(センサマグネット保持部材)
センサマグネット保持部材73aは、例えば、円環状の部材である。センサマグネット保持部材73aは、中央の孔がシャフト31のリア側(+Z側)の端部の小径部分に嵌合されることで、シャフト31に取り付けられている。センサマグネット保持部材73aは、シャフト31とともに回転可能である。
(センサマグネット)
センサマグネット73bは、例えば、円環状であり周方向にN極とS極とが交互に配置されている。センサマグネット73bは、センサマグネット保持部材73aの外周面に嵌合されている。これにより、センサマグネット73bは、リアベアリング52のリア側(+Z側)において、シャフト31にセンサマグネット保持部材73aを介して間接的に保持される。センサマグネット73bは、シャフト31とともに回転可能である。
(回転センサ)
回転センサ72は、回路基板71のフロント側(−Z側)の回路基板フロント面71bに取り付けられている。回転センサ72は、センサマグネット73bと軸方向(Z軸方向)に対向する位置に設けられている。回転センサ72は、センサマグネット73bの磁束の変化を検出する。回転センサ72は、図示は省略するが、例えば、3つ設けられている。
[フロント側Oリング及びリア側Oリング]
フロント側Oリング81は、ハウジング本体21の内側に設けられている。フロント側Oリング81は、バスバーホルダ61のフロント側Oリング保持部62eに保持されている。フロント側Oリング81は、ハウジング本体21の内側面と、本体部62の外側面とに一周に亘り接触している。
リア側Oリング82は、カバー22の内側に設けられている。リア側Oリング82は、本体部62の溝部62fに嵌め込まれている。リア側Oリング82の全周は、カバー22の蓋部22bのフロント側(−Z側)のカバーフロント面22cと接触している。
フロント側Oリング81及びリア側Oリング82の構成は、特に限定されず、いかなる公知のOリングを用いてもよい。本実施形態においては、フロント側Oリング81及びリア側Oリング82は、例えば、丸断面を有する細長いシリコンゴムをリング状に加工して製造されている。
モータ10には、コネクタ部63を介して、外部電源が接続される。接続された外部電源は、コネクタ部63が有するコネクタ凹部63aの底面63bから突出するバスバー91a〜91c及び回路基板接続部材92a〜92fと電気的に接続される。これにより、バスバー91a〜91c及び回路基板接続部材92a〜92fを介して、ステータ40のコイル43及び回転センサ72に駆動電流が供給される。コイル43に供給される駆動電流は、例えば、回転センサ72によって計測されるロータ30の回転位置に応じて制御される。コイル43に駆動電流が供給されると、磁場が発生し、この磁場によってシャフト31を有するロータ30が回転する。このようにして、モータ10は、回転駆動力を得る。
次に、本実施形態のバスバーアッシー60を成形する方法について説明する。
本実施形態においてバスバーアッシー60は、金型83を用いたインサート成形によって成形される。
図4は、本実施形態のバスバーアッシー60を成形する金型83を示す断面図である。
本実施形態の金型83は、図4に示すように、リア側金型84と、コネクタ部金型85と、フロント側金型86と、を有する。
リア側金型84は、バスバーアッシー60のリア側(+Z側)の部分を成形する金型である。リア側金型84のフロント側(−Z側)の面には、バスバーアッシー60のリア側の形状を反転させた凹凸が設けられている。
フロント側金型86は、バスバーアッシー60のフロント側(−Z側)の部分を成形する金型である。フロント側金型86のリア側(+Z側)の面には、バスバーアッシー60のフロント側の形状を反転させた凹凸が設けられている。
コネクタ部金型85は、リア側金型84とフロント側金型86との軸方向(Z軸方向)の間に設けられている。コネクタ部金型85は、金型本体部85aと、金型ピン85bと、を有する。すなわち、金型83は、金型本体部85aと、金型ピン85bと、を有する。
金型本体部85aは、コネクタ部63のコネクタ凹部63aを成形する部分である。金型本体部85aは、コネクタ凹部63aの内部空間の形状と同じ形状を有する。金型本体部85aの形状は、例えば、円柱形状である。金型本体部85aの径方向内側の金型内側面85cは、コネクタ部63の底面63bを成形する。金型本体部85aの金型側面85hは、コネクタ部63の側面63fを成形する。
金型本体部85aの金型内側面85cは、金型ピン差込凹部(凹部)85dと、配線差込凹部85e,85fと、が設けられている。言い換えると、金型本体部85aは、金型ピン85bが延びる方向(X軸方向)、すなわち本実施形態では径方向と直交する金型内側面85cに金型ピン差込凹部85dを有する。
金型ピン差込凹部85dには、金型ピン85bの径方向外側の端部が差し込まれている。配線差込凹部85eには、バスバー91bの外部接続端子93bが差し込まれている。配線差込凹部85fには、回路基板接続部材92dの外部接続端子94dが差し込まれている。図示は省略するが、金型本体部85aには、バスバー91bと同様にして、バスバー91a,91cの外部接続端子93a,93cが差し込まれている。金型本体部85aには、回路基板接続部材92dと同様にして、回路基板接続部材92a〜92c,92e,92fの外部接続端子94a〜94c,94e,94fが差し込まれている。金型ピン差込凹部85dは、径方向外側、すなわち、法線方向における金型内側面85cと反対側(+X側)の端部に、直径が大きくなる凹部拡径部88を有する。
金型ピン85bは、空気孔63cを成形する部分である。すなわち、金型ピン85bは、空気孔63cの内部空間と同じ形状を有する。本実施形態において金型ピン85bは、例えば、金型内側面85cの法線方向(X軸方向)、すなわち、本実施形態においては径方向に延びる円柱形状である。金型ピン85bは、径方向外側、すなわち、法線方向における金型内側面85cと反対側(+X側)の端部に、直径が大きくなる金型ピン拡径部87を有する。
金型ピン85bは、金型本体部85aと別部材である。金型ピン85bは、金型ピン差込凹部85dに差し込まれている。具体的に金型ピン85bは、例えば、金型本体部85aに対して、法線方向における金型内側面85cと反対側(+X側)から差し込まれる。金型ピン85bの金型ピン拡径部87は、金型ピン差込凹部85dの凹部拡径部88に嵌め合わされている。これにより、金型ピン85bは、金型本体部85aの金型内側面85c側(−X側)に抜けなくなっている。したがって、金型ピン85bが後述する成形空間ARF1内に落下することを防止できる。
図示は省略するが、例えば、金型本体部85aは、金型ピン拡径部87の径方向外側(+X側)に金型ピン85bを径方向外側から支持する壁部を有している。本実施形態においては、金型ピン85bを支持する壁部は、例えば、取り外し可能である。これにより、金型ピン85bは、金型本体部85aから取り外し可能である。金型ピン85bを取り外す場合には、例えば、金型ピン85bを支持する壁部を取り外し、金型ピン85bを径方向外側(+X側)に引き抜く。これにより、金型ピン85bを金型本体部85aから取り外すことができる。
金型ピン85bの金型本体部85aと反対側(−X側)の端部は、フロント側金型86によってフロント側(−Z側)から支持されている。金型ピン85bの金型本体部85aと反対側の先端面85gとフロント側金型86との間には、隙間AR1が設けられている。すなわち、金型ピン85bの先端面85gは、金型ピン85bが延びる方向(X軸方向)において、フロント側金型86と離れている。
リア側金型84とコネクタ部金型85とフロント側金型86とが組み合わされることによって、金型83の内側に成形空間ARF1が設けられる。成形空間ARF1内には、金型本体部85aに差し込まれたバスバー91a〜91cおよび回路基板接続部材92a〜92fにおける、バスバーホルダ61に埋め込まれる部分が位置する。すなわち、バスバー91a〜91c及び回路基板接続部材92a〜92fは、金型83にインサートされている。
この状態で、成形空間ARF1内に樹脂が流し込まれることによって、バスバー91a〜91c及び回路基板接続部材92a〜92fが保持されたバスバーアッシー60が成形される。すなわち、コネクタ部63は、金型83に樹脂を流し込むことによって成形される。より詳細には、本実施形態においてコネクタ部63は、金型83にバスバー91a〜91c及び回路基板接続部材92a〜92fをインサートするインサート成形によって成形される。このとき、金型ピン85bとフロント側金型86との間に設けられた隙間AR1に樹脂が流れ込むことによって、凸部69が成形される。
例えば、金型ピン85bを金型内側面85cの外縁近傍に固定する場合、金型本体部85aに金型ピン差込凹部85dを設けると、金型本体部85aの金型側面85hと金型ピン差込凹部85dとの距離が小さくなる。そのため、金型本体部85aの厚みが薄い部分が生じ、金型本体部85aの強度が低下する問題がある。そのため、金型ピン85bを金型内側面85cの外縁近傍に固定する場合には、例えば、金型ピン85bを金型本体部85aの金型側面85hに埋め込み、溶接することで金型ピン85bを金型本体部85aに固定する場合が多い。しかし、この場合、溶接によって金型側面85hに凹凸が生じ、成形されるコネクタ部63におけるコネクタ凹部63aの側面63fに凹凸が生じる場合がある。その結果、コネクタ凹部63aを介してコネクタ部63に接続される外部電源とコネクタ部63、より詳細にはコネクタ凹部63aの側面63fとの間に隙間が生じて、シール性が低下する虞があった。
本実施形態によれば、空気孔63cの少なくとも一部が、底面63bの法線方向に視た際に、外部接続端子群99の外縁OEの内側に設けられている。そのため、底面63bの法線方向に視た際に、空気孔63cが、底面63bの外縁から比較的離れた位置に設けられやすい。これにより、金型本体部85aにおける金型ピン85bが差し込まれる位置、すなわち、金型ピン差込凹部85dの位置を、金型内側面85cの外縁から比較的離れた位置としやすい。したがって、金型側面85hと金型ピン差込凹部85dとの間の厚みが小さくなることを抑制しつつ、コネクタ部63を成形するコネクタ部金型85の構成として、金型ピン85bが金型本体部85aに差し込まれた構成を採用できる。
その結果として、上述した金型ピン85bが金型本体部85aに溶接される構成を採用する必要がないため、コネクタ部金型85に金型ピン85bが金型本体部85aに溶接された際に生じる凹凸が設けられない。これにより、コネクタ部金型85によって成形されるコネクタ部63に、金型ピン85bが金型本体部85aに溶接されることに起因した凹凸が生じることがない。
以上により、本実施形態によれば、外部電源とコネクタ部63との間のシール性が低下することを抑制できる構造を有するモータが得られる。
また、本実施形態によれば、空気孔63cの全体が、底面63bの法線方向に視た際に、外部接続端子群99の外縁OEの内側に設けられている。そのため、金型ピン差込凹部85dの位置を、金型内側面85cの外縁からより離れた位置とできる。これにより、金型ピン85bが金型本体部85aに差し込まれた構成を採用した際に、金型本体部85aの外側面と金型ピン差込凹部85dとの間の厚みが小さくなることをより抑制できる。
また、本実施形態によれば、空気孔63cの内側開口部63eと対向する凸部69が設けられている。そのため、コネクタ部63、すなわちバスバーアッシー60を成形する際に、金型ピン85bの先端面85gとフロント側金型86との間に、隙間AR1を設けた構成を採用できる。そのため、金型83に寸法誤差が生じた場合でも、コネクタ部金型85とフロント側金型86とを組み立てる際に、金型ピン85bの先端面85gが、フロント側金型86と接触することがない。したがって、本実施形態によれば、コネクタ部63、すなわち、バスバーアッシー60を成形する際に、金型83を組み立てやすい。
また、空気孔63cの形状は、例えば、本実施形態のように直線的に延びる形状であることが好ましい。空気孔63cを成形する金型ピン85bを製造することが容易なためである。
ここで、空気孔63cを直線的に延びる形状とする場合において、例えば、空気孔63cの内側開口部63eが回路基板71よりもリア側に位置すると、コネクタ部63全体がステータ40に対してよりリア側に配置されやすい。そのため、モータ10が軸方向に大型化する虞がある。
これに対して、本実施形態によれば、空気孔63cの内側開口部63eが回路基板71よりもフロント側に位置する。そのため、空気孔63cの形状を直線的に延びる形状としつつ、コネクタ部63をステータ40に対して軸方向に近づけて配置しやすい。これにより、本実施形態によれば、空気孔63cを成形する金型ピン85bの製造を容易にしつつ、モータ10が軸方向に大型化することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、コネクタ部63は、金型83に樹脂を流し込むことで成形される。そのため、コネクタ部63の製造を容易にできる。また、コネクタ部63の製造コストを低減できる。
また、本実施形態によれば、コネクタ部63は、金型83に配線部材、すなわち、バスバー91b及び回路基板接続部材92dをインサートするインサート成形によって成形される。そのため、バスバー91b及び回路基板接続部材92dをバスバーホルダ61に埋め込んで配置することが容易である。
また、本実施形態によれば、金型ピン85bは、金型本体部85aと別部材である。金型ピン85bは、金型本体部85aの金型ピン差込凹部85dに差し込まれている。そのため、コネクタ部金型85を単一の部材として製造する場合に比べて、コネクタ部金型85の製造が容易である。また、金型ピン85bと金型本体部85aとが溶接で固定されないため、上述したように、コネクタ部63のシール性が低下することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、金型ピン85bは、金型本体部85aから取り外し可能である。そのため、金型ピン85bが損傷した場合等に、金型ピン85bを交換することができる。これにより、金型ピン85bのみが損傷した場合に、コネクタ部金型85全体を交換する必要がなく、コストを低減できる。
なお、本実施形態においては、以下の構成を採用することもできる。
上記説明においては、配線部材として、3つのバスバー91a〜91cと、6つの回路基板接続部材92a〜92fと、が設けられる構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、外部接続端子が複数設けられていれば、配線部材の数、すなわち、本実施形態ではバスバーの数及び回路基板接続部材の数は、特に限定されない。
本実施形態においては、例えば、バスバーの外部接続端子が複数設けられていれば、回路基板接続部材は設けられていなくてもよいし、回路基板接続部材の外部接続端子が複数設けられていれば、バスバーは設けられていなくてもよい。また、配線部材としてバスバー及び回路基板接続部材以外の部材が設けられ、その部材が複数の外部接続端子を有していれば、バスバー及び回路基板接続部材は設けられていなくてもよい。
また、上記説明においては、各バスバー91a〜91c及び各回路基板接続部材92a〜92fは、それぞれ一つずつ外部接続端子を有する構成としたが、これに限られない。各バスバー91a〜91c及び各回路基板接続部材92a〜92fは、それぞれ、複数の外部接続端子を有していてもよい。その場合においては、配線部材としてバスバーが一つのみ設けられる構成であってもよいし、配線部材として回路基板接続部材が一つのみ設けられる構成であってもよい。
また、本実施形態においては、空気孔63cと複数の外部接続端子との配置関係は、図3の例に限られない。本実施形態においては、例えば、図5(A)〜図5(G)に示すような配置であってもよい。
図5(A)〜図5(G)は、空気孔63cと複数の外部接続端子、すなわち、外部接続端子群との配置関係の他の例を示す模式図である。図5(A)〜図5(G)において、各外部接続端子群の外縁は、二点鎖線で示している。図5(A)〜図5(G)は、コネクタ凹部63aの底面63bの法線方向(X軸方向)に視た図である。
図5(A)に示す外部接続端子群99Aは、6つの外部接続端子90で構成されている。図5(B)に示す外部接続端子群99Bは、4つの外部接続端子90で構成されている。図5(C)に示す外部接続端子群99Cは、6つの外部接続端子90で構成されている。図5(D)に示す外部接続端子群99Dは、7つの外部接続端子90で構成されている。図5(E)に示す外部接続端子群99Eは、9つの外部接続端子90で構成されている。図5(F)に示す外部接続端子群99Fは、12つの外部接続端子90で構成されている。図5(G)に示す外部接続端子群99Gは、8つの外部接続端子90で構成されている。
図5(A)〜図5(G)のいずれの例においても、空気孔63cの全体は、外部接続端子群の外縁の内側に位置している。図5(C)及び図5(E)に示すように、空気孔63cの外側開口部63dは、底面63bの中央に設けられていなくてもよい。図5(C)の例では、外側開口部63dは、底面63bの中央から−Y側にずれた位置に設けられている。図5(E)の例では、外側開口部63dは、底面63bの中央からフロント側(−Z側)にずれた位置に設けられている。
また、本実施形態においては、空気孔63cの少なくとも一部は、底面63bの法線方向に視た際に、外部接続端子群99の外縁OEの内側に位置する構成を採用できる。すなわち、本実施形態においては、空気孔63cの一部が、外縁OEの内側に位置する構成であってもよい。
空気孔63cの一部が外縁OEの内側に位置する構成は、空気孔63cの断面のすべてが、それぞれ一部分のみ外縁OEの内側に位置する構成を含む。また、空気孔63cの一部が外縁OEの内側に位置する構成は、空気孔63cの断面が、全体が外縁OEの外側に位置する断面と少なくとも一部が外縁OEの内側に位置する断面とを含む構成を含む。
また、本実施形態においては、例えば、空気孔63cの外側開口部63dの少なくとも一部が、外縁OEの内側に位置している構成を採用できる。この構成においては、例えば、空気孔63cの外側開口部63d以外の部分が外縁OEの外側に位置していてもよい。
また、本実施形態においては、空気孔63cは、例えば、曲線的に延びる形状であってもよいし、一箇所以上で折れ曲がる形状であってもよい。
また、上記説明においては、コネクタ部63は、モータ本体部11から径方向外側に延びる構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、コネクタ部63は、例えば、モータ本体部11から軸方向のリア側またはフロント側に延びる構成であってもよいし、その他の方向に延びる構成であってもよい。
また、本実施形態においては、凸部69は設けられていなくてもよい。
また、本実施形態においては、回路基板71は設けられていなくてもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態に対して、空気孔の形状が異なる。
なお、第1実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図6は、本実施形態のモータ110の一部を示す断面図である。
モータ110は、図6に示すように、バスバーアッシー160を備える。
バスバーアッシー160は、バスバーホルダ161と、モータ本体部111と電気的に接続される複数の配線部材と、を有する。モータ本体部111は、モータ110のうち後述するバスバーアッシー160のコネクタ部163を除いた部分である。
本実施形態において複数の配線部材は、回路基板接続部材92dと、バスバー(配線部材)191bと、を含む。図示は省略するが、回路基板接続部材は、図3に示した例と同様に、例えば、6つ設けられている。図示は省略するが、バスバーは、図3に示した例と同様に、例えば、3つ設けられている。
バスバー191bは、バスバー本体部197と、外部接続端子193bと、を有する。バスバー本体部197は、第1実施形態のバスバー本体部97と同様である。外部接続端子193bは、バスバー本体部197のフロント側(−Z側)に接続されている。外部接続端子193bは、バスバー本体部197から径方向外側に直線的に延びている。外部接続端子193bは、コネクタ部163の底面63bから突出している。バスバー191bのその他の構成は、第1実施形態のバスバー91bの構成と同様である。
バスバーホルダ161は、本体部162と、コネクタ部163と、凸部169と、を有する。本体部162は、第1実施形態の本体部162と同様である。
コネクタ部163は、第1実施形態のコネクタ部63に対して、空気孔163cの形状が異なる。空気孔163cは、基部163fと、幅狭部163gと、を有する。
基部163fは、モータ本体部111の外部に開口する外側開口部163dを有する。外側開口部163dは、第1実施形態の外側開口部63dと同様である。基部163fの断面形状は、第1実施形態の空気孔63cと同様に特に限定されず、例えば、円形状である。本実施形態において基部163fは、底面63bの法線方向(X軸方向)、すなわち、本実施形態では径方向に延びている。
幅狭部163gは、基部163fの収容空間ARC2側(−X側)、すなわち、本実施形態では径方向内側の端部に接続されている。本実施形態において幅狭部163gは、底面63bの法線方向(X軸方向)、すなわち、本実施形態では径方向に延びている。幅狭部163gの断面積、より詳細には延びる方向と直交する断面の面積は、コネクタ凹部63aの底面63bにおける空気孔163cの開口面積、すなわち、外側開口部163dの面積よりも小さい。幅狭部163gの断面形状は、特に限定されず、例えば、半円形状である。幅狭部163gは、収容空間ARC2に開口する内側開口部163eを有する。
幅狭部163gのリア側(+Z側)の端部は、基部163fのリア側の端部と、軸方向(Z軸方向)において同じ位置に設けられている。これにより、基部163fと幅狭部163gとの接続箇所のフロント側(−Z側)には、段差部163hが設けられる。段差部163hは、外側開口部163dから内側開口部163eまで辿る間に、フロント側からリア側に凸となる段差である。
凸部169は、内側開口部163eと対向する。凸部169は、第1実施形態の凸部69と同様である。
その他のモータ110の構成は、第1実施形態のモータ10の構成と同様である。
次に、本実施形態のバスバーアッシー160を成形する方法について説明する。
本実施形態においてバスバーアッシー160は、金型183を用いたインサート成形によって成形される。
図7は、本実施形態のバスバーアッシー160を成形する金型183を示す断面図である。
本実施形態の金型183は、図7に示すように、リア側金型84と、コネクタ部金型185と、フロント側金型186と、を有する。フロント側金型186は、第1実施形態のフロント側金型86と同様である。リア側金型84とコネクタ部金型185とフロント側金型186とが組み合わされることによって、成形空間ARF2が設けられる。
コネクタ部金型185は、金型本体部85aと、金型ピン185bと、を有する。
金型ピン185bは、空気孔163cを成形する部分である。すなわち、金型ピン185bは、空気孔163cの内部空間と同じ形状を有する。金型ピン185bは、ピン基部185iと、ピン幅狭部185jと、を有する。
ピン基部185iは、金型本体部85aの金型ピン差込凹部85dに差し込まれている。ピン基部185iのうち成形空間ARF2に露出する部分は、空気孔163cの基部163fを成形する部分である。ピン基部185iは、例えば、金型本体部85aの金型内側面85cの法線方向(X軸方向)に延びる円柱形状である。
ピン幅狭部185jは、ピン基部185iの金型本体部85aとは反対側(−X側)の端部に接合されている。ピン幅狭部185jは、空気孔163cの幅狭部163gを成形する部分である。ピン幅狭部185jの断面積は、ピン基部185iの断面積よりも小さい。ピン幅狭部185jは、例えば、金型内側面85cの法線方向(X軸方向)に延びる半円柱形状である。ピン幅狭部185jの先端面185gと、フロント側金型186との間には、隙間AR2が設けられる。
ピン幅狭部185jのリア側(+Z側)の端部は、ピン基部185iのリア側の端部と、軸方向(Z軸方向)において同じ位置に設けられている。これにより、ピン基部185iとピン幅狭部185jとの接合箇所のフロント側(−Z側)には、段差部185kが設けられている。段差部185kは、ピン基部185iからピン幅狭部185jまでを辿る間にリア側に凹となる段差である。
金型ピン185bのその他の構成は、第1実施形態の金型ピン85bと同様である。
第1実施形態と同様に、成形空間ARF2にバスバー191b及び回路基板接続部材92dがインサートされた状態で、成形空間ARF2内に樹脂が流し込まれることによって、バスバーアッシー160が成形される。コネクタ部金型185とフロント側金型186との間に設けられた隙間AR2に樹脂が流れ込むことによって、凸部169が成形される。
例えば、バスバーの一部が、バスバーの外部接続端子のうちモータ本体部の外部に露出する部分よりも空気孔が設けられる側に位置する場合がある。具体的には、例えば、図6に示すようにバスバー191bのバスバー本体部197が、外部接続端子193dよりもリア側に設けられている場合である。このような場合においては、バスバーアッシーをインサート成形する際に、バスバーの一部が金型ピンに近づいた位置に設けられる。このとき、バスバーの一部が金型ピンと接触している場合には、成形されるコネクタ部において、空気孔にバスバーの一部が露出する問題があった。また、バスバーの一部が金型ピンと接触していない場合であっても、バスバーの一部と金型ピンとの隙間が小さくなると、バスバーの一部と金型ピンとの隙間に樹脂が流れ込みにくくなる。これにより、バスバーの一部が空気孔に露出する虞があった。
これに対して、本実施形態によれば、空気孔163cは、幅狭部163gを有する。そのため、図7に示すようなピン幅狭部185jを有する金型ピン185bを用いてコネクタ部163を成形できる。これにより、例えば、図7の例では、バスバー本体部197と金型ピン185b、すなわちピン幅狭部185jとの隙間を大きくできる。したがって、本実施形態によれば、空気孔163cにバスバー191bが露出することを抑制できる。なお、本効果は、回路基板接続部材92dについても同様に得られる。
なお、第1実施形態および第2実施形態において説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10,110…モータ、11,111…モータ本体部、20…ハウジング、30…ロータ、31…シャフト、40…ステータ、51…フロントベアリング(第1の軸受)、52…リアベアリング(第2の軸受)、62,162…本体部、62a…開口部、63,163…コネクタ部、63b…底面(露出面)、63c…空気孔(貫通孔)、63e,163e…内側開口部、69,169…凸部、71…回路基板、83,183…金型、85a…金型本体部、85b,185b…金型ピン、85d…金型ピン差込凹部(凹部)、90,93a,93b,93c,94a,94b,94c,94d,94e,94f,193b,193d…外部接続端子、91a,191b…バスバー(配線部材)、92a…回路基板接続部材(配線部材)、99,99A,99B,99C,99D,99E,99F,99G…外部接続端子群、163g…幅狭部、ARC1,ARC2…収容空間、J…中心軸、OE…外縁

Claims (9)

  1. 一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、
    前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、
    前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、
    前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、
    前記ロータと前記ステータと前記第1の軸受と前記第2の軸受とを収容する収容空間を有するハウジングと、
    を有するモータ本体部と、
    前記モータ本体部に設けられるコネクタ部と、
    前記モータ本体部と電気的に接続される配線部材と、
    を備え、
    前記コネクタ部は、前記モータ本体部の外部に露出する露出面を有し、
    前記配線部材は、外部電源と接続され前記コネクタ部の前記露出面から突出する複数の外部接続端子を有し、
    前記コネクタ部には、前記露出面から前記収容空間に向かって延び、前記モータ本体部の外部と前記収容空間とを連通する貫通孔が設けられ、
    前記貫通孔の少なくとも一部は、前記露出面の法線方向に視た際に、前記複数の外部接続端子で構成される外部接続端子群の外縁の内側に位置し、
    前記モータ本体部は、前記コネクタ部と接続される本体部を有し、
    前記本体部は、前記第2の側に前記本体部の外形に沿って設けられる溝部を有し、
    前記本体部の外側面と前記ハウジングの内側面との間には第1の側封止部材が配置され、
    前記溝部には第2の側封止部材が配置され、
    軸方向において、前記貫通孔が、第1の側封止部材と第2の側封止部材との間に位置する、モータ。
  2. 前記貫通孔の全体は、前記露出面の法線方向に視た際に、前記外部接続端子群の前記外縁の内側に位置する、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記貫通孔は、前記コネクタ部の前記モータ本体部側に設けられた幅狭部を有し、
    前記幅狭部の断面積は、前記露出面における前記貫通孔の開口面積よりも小さい、請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記貫通孔は、前記収容空間に開口する内側開口部を有し、
    前記モータ本体部は、前記内側開口部と対向する凸部を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のモータ。
  5. 前記モータ本体部は、前記第2の軸受よりも前記第2の側に設けられた回路基板を有し、
    前記貫通孔は、前記収容空間に開口する内側開口部を有し、
    前記内側開口部は、前記回路基板よりも前記第1の側に位置する、請求項1から4のいずれか一項に記載のモータ。
  6. 前記コネクタ部は、金型に樹脂を流し込むことで成形される、請求項1から5のいずれか一項に記載のモータ。
  7. 前記コネクタ部は、前記金型に前記配線部材をインサートするインサート成形によって成形される、請求項6に記載のモータ。
  8. 前記金型は、金型本体部と、前記貫通孔を成形する金型ピンと、を有し、
    前記金型ピンは、前記金型本体部と別部材であり、
    前記金型本体部は、前記金型ピンの延びる方向と直交する面に凹部を有し、
    前記金型ピンは、前記凹部に差し込まれている、請求項6または7に記載のモータ。
  9. 前記金型ピンは、前記金型本体部から取り外し可能である、請求項8に記載のモータ。
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