JP6271514B2 - 生産設備 - Google Patents

生産設備 Download PDF

Info

Publication number
JP6271514B2
JP6271514B2 JP2015507864A JP2015507864A JP6271514B2 JP 6271514 B2 JP6271514 B2 JP 6271514B2 JP 2015507864 A JP2015507864 A JP 2015507864A JP 2015507864 A JP2015507864 A JP 2015507864A JP 6271514 B2 JP6271514 B2 JP 6271514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
component
substrate
lens
electronic component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015507864A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014155658A1 (ja
Inventor
神藤 高広
高広 神藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2014155658A1 publication Critical patent/JPWO2014155658A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6271514B2 publication Critical patent/JP6271514B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/026Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness by measuring distance between sensor and object
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/081Integration of optical monitoring devices in assembly lines; Processes using optical monitoring devices specially adapted for controlling devices or machines in assembly lines
    • H05K13/0812Integration of optical monitoring devices in assembly lines; Processes using optical monitoring devices specially adapted for controlling devices or machines in assembly lines the monitoring devices being integrated in the mounting machine, e.g. for monitoring components, leads, component placement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、種々の製品の生産に用いられる生産設備に関するものである。
生産設備として、例えば特許文献1のように、基板に電子部品を実装する部品実装機が知られている。このような生産設備においては、製品の品質向上などを目的として、生産を行う機械動作の制御の高精度化が望まれている。例えば、部品実装機においては、生産用の材料である基板の変形状態や電子部品の供給位置のばらつきなどが実装制御の精度に影響することになる。そこで、特許文献1では、レーザ測長器などのセンサを用いて基板や電子部品の高さを測定する構成としている。そして、この測定の結果を実装制御に反映させることで、精度向上を図っている。
特開2004−071641号公報
このように、生産設備において対象物までの距離を測定する場合には、センサなどを対応する位置に増設する必要がある。また、生産設備は、小型化などの要請によってセンサなどの機器の設置が制約されることがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、従来とは異なる構成により、対象物までの距離を測定し、機械動作の制御の精度向上を図ることができる生産設備を提供することを目的とする。
本発明の生産設備は、水平方向に移動可能に設けられた移動台と、前記移動台に取り付けられ、電子部品を吸着する吸着ノズルを昇降可能に保持し、基板への前記電子部品の実装に用いられる実装ヘッドと、前記基板を上方から撮像可能に前記移動台に設けられ、前記移動台の移動によって前記実装ヘッドと一体的に移動されるカメラと、前記カメラの撮像による画像に含まれる情報と、予め記憶されている制御プログラムとに基づいて前記基板に前記電子部品を装着する装着動作を制御する制御装置と、を備える生産設備であって、前記カメラは、印加電圧に応じて焦点距離を変動可能な可変焦点レンズと、前記可変焦点レンズの透過光を電気信号に変換する撮像素子と、を有し、前記生産設備は、前記カメラの視野に部品供給装置により複数の部品供給位置において供給される複数の前記電子部品が収まる位置に前記移動台を停止させた状態において、前記撮像素子の前記電気信号を変換して取得された画像に対する画像処理の結果に基づいて前記可変焦点レンズへの印加電圧を調整して、複数の前記電子部品に対する前記可変焦点レンズの焦点合わせをそれぞれ行う焦点制御部と、前記可変焦点レンズへの印加電圧と対象物から前記カメラまでの距離との関係を示すレンズ特性を予め記憶する記憶部と、前記焦点制御部が複数の前記電子部品に対して焦点を合わせた際の前記可変焦点レンズへの印加電圧と前記レンズ特性とに基づいて複数の前記電子部品までの距離を部品高さとして測定する距離測定部と、を備え、前記制御装置は、前記距離測定部の測定により取得した前記部品高さに基づいて前記電子部品の吸着動作を制御する
本発明の生産設備は、水平方向に移動可能に設けられた移動台と、前記移動台に取り付けられ、電子部品を吸着する吸着ノズルを昇降可能に保持し、基板への前記電子部品の実装に用いられる実装ヘッドと、前記基板を上方から撮像可能に前記移動台に設けられ、前記移動台の移動によって前記実装ヘッドと一体的に移動されるカメラと、前記カメラの撮像による画像に含まれる情報と、予め記憶されている制御プログラムとに基づいて前記電子部品を吸着した前記吸着ノズルを所定の下降位置まで下降させて前記基板に前記電子部品を装着する装着動作を制御する制御装置と、を備える生産設備であって、前記カメラは、印加電圧に応じて焦点距離を変動可能な可変焦点レンズと、前記可変焦点レンズの透過光を電気信号に変換する撮像素子と、を有し、前記生産設備は、前記カメラの視野に前記基板の複数の部位が収まる位置に前記移動台を停止させた状態において、前記撮像素子の前記電気信号を変換して取得された画像に対する画像処理の結果に基づいて前記可変焦点レンズへの印加電圧を調整して、前記基板上の前記複数の部位に対する前記可変焦点レンズの焦点合わせをそれぞれ行う焦点制御部と、前記可変焦点レンズへの印加電圧と対象物から前記カメラまでの距離との関係を示すレンズ特性を予め記憶する記憶部と、前記焦点制御部が前記基板上の前記複数の部位に対して焦点を合わせた際の前記可変焦点レンズへの印加電圧と前記レンズ特性とに基づいて前記基板上の前記複数の部位までの各距離を測定する距離測定部と、を備え、前記制御装置は、前記装着動作において、前記距離測定部により測定された前記基板上の前記複数の部位までの各距離に基づいて前記基板の変形状態を取得し、前記基板の変形状態に応じて前記吸着ノズルの前記下降位置を補正する。
このような構成によると、生産用の材料に貼付等された情報を読み取るために材料を撮像するカメラを用いて、対象物からカメラまでの距離を測定することができる。つまり、既存のカメラを流用することができるので、センサなどの機器を増設することなく、機械動作の制御に利用可能な対象物までの距離の測定が可能となる。これにより、機械動作の制御の精度向上を図ることができる。
実施形態における部品実装機(生産設備)を示す全体図である。 部品実装機の基板カメラ、制御装置を示すブロック図である。 基板カメラの液晶レンズの構成を示す平面図である。 液晶レンズのレンズ特性である距離テーブルを示す図である。 基板カメラを用いた距離測定と基板の変形状態を示す図である。 部品供給装置における各フィーダの部品高さを示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の生産設備を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。実施形態においては、生産設備が部品実装機である構成を例示する。部品実装機は、例えば、集積回路の製造工程において、回路基板上に複数の電子部品を配置(実装)する装置である。この回路基板は、例えばスクリーン印刷機により電子部品の装着位置にクリームハンダを塗布され、複数の部品実装機を順に搬送されて電子部品を装着される。その後に、電子部品を装着された回路基板は、リフロー炉に搬送されてハンダ付けされることにより回路基板製品として集積回路を構成する。また、上記の回路基板、電子部品、およびクリームハンダは、生産設備である部品実装機における生産用の材料に相当する。
(部品実装機の全体構成)
部品実装機1は、基板搬送装置10と、部品供給装置20と、部品移載装置30と、部品カメラ50と、基板カメラ60と、制御装置70とを備えて構成される。各装置10,20,30および各カメラ50,60は、部品実装機1の基台2に設けられ、制御装置70により制御される。また、図1に示すように、部品実装機1の水平幅方向(図1の左上から右下に向かう方向)をX軸方向、部品実装機1の水平長手方向(図1の右上から左下に向かう方向)をY軸方向、鉛直高さ方向(図1の上下方向)をZ軸方向とする。
基板搬送装置10は、回路基板Bを部品実装機1のX軸方向に搬送する装置であり、回路基板Bを所定位置に位置決めして保持する基板保持装置を兼ねる。この基板搬送装置10は、部品実装機1のY軸方向に並設された第一搬送機構11と第二搬送機構12とにより構成されたダブルコンベアタイプの装置である。第一搬送機構11は、一対のガイドレール11a,11bと、図示しないコンベアベルトなどにより構成されている。
第一搬送機構11の一対のガイドレール11a,11bは、基台2の上部にX軸方向に平行に配置され、コンベアベルトに載置されて搬送される回路基板Bを案内する。また、第一搬送機構11には、所定位置まで搬送された回路基板Bを基台2側から押し上げてクランプすることで、回路基板Bを位置決めするクランプ装置が設けられている。第二搬送機構12は、第一搬送機構11と同様に構成されているため、詳細な説明を省略する。
部品供給装置20は、回路基板Bに実装される電子部品を供給する装置である。部品供給装置20は、部品実装機1のY軸方向の前部側(図1の左前側)に配置されている。この部品供給装置20は、本実施形態において、複数のカセット式のフィーダ21を用いたフィーダ方式としている。フィーダ21は、基台2に対して着脱可能に取り付けられるフィーダ本体部21aとフィーダ本体部21aの後端側に設けられたリール収容部21bとを有する。フィーダ21は、リール収容部21bにより部品包装テープが巻回された供給リール22を保持している。
上記の部品包装テープは、電子部品が所定ピッチで収納されたキャリアテープと、このキャリアテープの上面に接着されて電子部品を覆うトップテープとにより構成される。フィーダ21は、図示しないピッチ送り機構により供給リール22から引き出された部品包装テープをピッチ送りする。そして、フィーダ21は、キャリアテープからトップテープを剥離して電子部品を露出させている。これにより、フィーダ21は、フィーダ本体部21aの前端側に位置する部品供給位置Psにおいて、部品移載装置30が電子部品を吸着可能となるように電子部品の供給を行っている。
部品移載装置30は、電子部品を部品供給位置Psから回路基板Bの実装位置に移載する装置である。本実施形態において、部品移載装置30は、基板搬送装置10および部品供給装置20の上方に配置された直交座標型としている。この部品移載装置30は、Y軸方向に延在する一対のY軸レール31a,31bにY軸方向に移動可能にY軸移動台32が設けられている。Y軸移動台32は、ボールねじ機構を介してY軸サーボモータ33の動作により制御される。また、Y軸移動台32には、X軸移動台34がX軸方向に移動可能に設けられている。X軸移動台34は、図示しないボールねじ機構を介してX軸サーボモータ35の動作により制御される。
また、部品移載装置30のX軸移動台34には、ヘッド保持装置40が取り付けられている。このヘッド保持装置40は、ケース41をX軸移動台34に固定され、当該ケース41に対して昇降軸体42をZ軸方向に昇降可能に支持している。昇降軸体42は、ケース41に収容されているZ軸サーボモータ43の動作によりZ軸方向への移動を制御される。また、昇降軸体42の下端部には、交換可能に実装ヘッド44が取り付けられている。
実装ヘッド44は、部品供給装置20により供給された電子部品を吸着する吸着ノズル45を、部品実装機1のZ軸と平行な回転軸線回りに回転可能に保持する。この吸着ノズル45は、ケース41に収容されているθ軸サーボモータ46の動作により実装ヘッド44に対する回転角度を制御される。また、吸着ノズル45は、ヘッド保持装置40における図示しない吸着機構を構成し、制御される空気圧の負圧によって電子部品を吸着可能としている。
部品カメラ50および基板カメラ60は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を有するデジタルカメラである。部品カメラ50および基板カメラ60は、通信可能に接続された制御装置70による制御信号に基づいて視野に収まる範囲の撮像を行い、当該撮像により取得した画像データを制御装置70に送出する。また、部品カメラ50および基板カメラ60の「視野」とは、各カメラ50,60のレンズユニットや撮像素子によって定まる撮像可能な範囲をいう。
部品カメラ50は、光軸がZ軸方向となるように基台2に固定され、吸着ノズル45に吸着された状態の電子部品を撮像可能に構成されている。この部品カメラ50から画像データを取得した制御装置70は、画像処理により吸着ノズル45による電子部品の吸着状態を認識する。これにより、制御装置70は、吸着状態に応じて吸着ノズル45の位置および角度を補正することで、実装制御の精度向上を図っている。
基板カメラ60は、光軸がZ軸方向となるようにX軸移動台34に固定され、回路基板Bを撮像可能に構成されている。より詳細には、基板カメラ60は、基板搬送装置10によって所定位置に搬入された回路基板Bに設けられた基板マーク(フィデューシャルマークとも称される)を撮像する。そして、制御装置70は、基板カメラ60の撮像による画像データを取得して、画像に含まれる画像処理により基板マークの位置を認識する。これにより、制御装置70は、基板マークの実際の位置に基づいてY軸移動台32およびX軸移動台34を位置補正して実装を行うように制御する。このように、制御装置70は、基板カメラ60の撮像による画像に含まれる情報(回路基板Bの位置情報)を用いることにより、実装制御の精度向上を図っている。
また、この基板カメラ60は、本実施形態において、回路基板Bおよび電子部品を対象物として、当該対象物までの距離を測定する際のカメラとして兼用される。詳細には、部品実装機1は、回路基板Bを撮像する目的の他に、レンズユニットに含まれる可変焦点レンズの動作制御の制御値を利用した距離測定に基板カメラ60を用いている。この基板カメラ60は、図2に示すように、固定レンズ61と、液晶レンズ62(本発明の「可変焦点レンズ」に相当する)と、撮像素子63と、撮像部64と、焦点制御部65とを有する。固定レンズ61および液晶レンズ62は、撮像素子63の光軸と同軸となるように配置されている。固定レンズ61は、レンズユニットの最外部に配置された対物レンズであって、ユニット内部への異物の侵入等を防護する機能を有する。
液晶レンズ62は、印加電圧に応じて焦点距離を変動可能な可変焦点レンズである。本実施形態では、可変焦点レンズとして、2つの電極間に液晶層を配置された液晶レンズを採用している。詳細には、液晶レンズ62は、図3に示すように、外形が矩形状からなる第一電極61aと、円形状からなる第二電極61bとを有する。第一電極61aおよび第二電極61bは、平行に配置された一対の透明基板に設けられた2つの電極をそれぞれ有し、2つの電極間に同一の液晶層を介在させている。
このような構成からなる液晶レンズ62は、第一電極61aおよび第二電極61bにそれぞれ異なる電圧が印加されると、電界の方向に応じて液晶分子の配向状態が変化してレンズとして作用する。また、第一電極61aへの印加電圧Vaよりも第二電極61bへの印加電圧Vbを高くすることで(Va<Vb)、液晶レンズ62は、実質的に凸レンズとして機能する。また、印加電圧Va,Vbの振幅を一定とした場合には、印加電圧Va,Vbの差分により液晶レンズ62の焦点距離を制御することができる。
撮像素子63は、固定レンズ61および液晶レンズ62の透過光を電気信号に変換する。撮像部64は、外部入力される制御信号および図示しないメモリに記憶されている設定値等に基づいて、焦点制御部65を介してレンズユニットを制御するとともに、撮像素子63により変換された電気信号をデジタル信号に変換して被写体を撮像する。そして、撮像部64は、撮像により取得した画像を制御装置70に転送する。
焦点制御部65は、撮像部64がレンズユニットを制御する際に、撮像素子63の電気信号に基づいて液晶レンズ62の焦点合わせを行う。具体的には、焦点制御部65は、撮像部64により変換されたデジタル信号を画像処理して、レンズユニットの焦点が合っているか否かを判定する。そして、焦点制御部65は、レンズユニットの焦点が合っていない場合には、液晶レンズ62の動作制御の制御値である印加電圧を調整して、液晶レンズ62の焦点距離を変動させることで焦点合わせを行う。
本実施形態においては、焦点制御部65は、上記の画像処理においてコントラスト検出方式を採用している。即ち、焦点制御部65は、画像における一または複数の所定領域について算出したコントラストの値に基づいて、焦点が合っているか否かを判定している。また、焦点制御部65は、液晶レンズ62への印加電圧を調整する際には、第一電極61aへの印加電圧を一定に維持した状態で、第二電極61bへの印加電圧を昇圧または降圧させる構成としている。
このような構成からなる基板カメラ60は、上記のようにヘッド保持装置40とともにX軸移動台34に固定されていることから、ヘッド保持装置40が電子部品を吸着する際には、部品供給装置20の部品供給位置Psの上方に位置する。そのため、基板カメラ60は、部品移載装置30の移動制御によって部品供給装置20の複数のフィーダ21が視野に収まるように移動され、それぞれの部品供給位置Psにある電子部品を撮像可能となっている。また、基板カメラ60を用いた距離測定の詳細について後述する。
制御装置70は、主として、CPUや各種メモリ、制御回路により構成され、部品カメラ50および基板カメラ60の撮像により取得した画像データに基づいて実装ヘッド44の動作を制御する。この制御装置70は、図2に示すように、実装制御部71、画像処理部72、距離測定部74、および記憶部73に、バスを介して入出力インターフェース75が接続されている。入出力インターフェース75には、モータ制御回路76および撮像制御回路77が接続されている。
実装制御部71は、モータ制御回路76を介して実装ヘッド44の位置や吸着機構の動作を制御する。より詳細には、実装制御部71は、部品実装機1に複数設けられた各種センサから出力される情報や、各種の認識処理の結果を入力する。そして、実装制御部71は、記憶部73に記憶されている制御プログラム、各種センサによる情報、画像処理や認識処理の結果に基づいて、モータ制御回路76に制御信号を送出する。画像処理部72は、撮像制御回路77を介して部品カメラ50および基板カメラ60の撮像による画像データを取得して、用途に応じた画像処理を実行する。この画像処理には、例えば、画像データの二値化、フィルタリング、色相抽出などの加工処理などが含まれる。
記憶部73は、ハードディスク装置などの光学ドライブ装置、またはフラッシュメモリなどにより構成される。この記憶部73には、部品実装機1を動作させるための制御プログラム、バスや通信ケーブルを介して部品カメラ50および基板カメラ60から制御装置70に転送された画像データ、画像処理部72による処理の一時データ、距離測定処理に用いられるレンズ特性などが記憶される。
ここで、レンズ特性とは、液晶レンズ62への印加電圧と、対象物から基板カメラ60までの距離との関係を示すものである。本実施形態では、液晶レンズ62に対応するレンズ特性として、図4に示すように、第一電極61aへの印加電圧Va、第二電極61bへの印加電圧Vbにより定まる対象物−基板カメラ60間の距離を示すマップとしている。また、対象物−基板カメラ60間の距離は、液晶レンズ62への印加電圧により変動する焦点距離と相関がある。そのため、レンズ特性としては、印加電圧と焦点距離との関係を示すものとしてもよい。
距離測定部74は、基板カメラ60を用いて対象物までの距離を測定する。詳細には、距離測定部74は、先ず焦点制御部65が対象物に対して焦点を合わせた際の液晶レンズ62に対する印加電圧を入力する。次に、距離測定部74は、記憶部73に予め記憶されているレンズ特性を取得する。そして、距離測定部74は、入力した印加電圧とレンズ特性に基づいて対象物までの距離を測定する。また、距離測定部74は、レンズ特性が印加電圧と焦点距離との関係を示す場合には、当該焦点距離に基づいて対象物−基板カメラ60間の距離を測定するようにしてもよい。ここで、「対象物−基板カメラ60間の距離」とは、対象物の表面から撮像素子63の撮像面までの距離としている。
入出力インターフェース75は、CPUや記憶部73と各制御回路76,77との間に介在し、データ形式の変換や信号強度を調整する。モータ制御回路76は、実装制御部71による制御信号に基づいて、Y軸サーボモータ33、X軸サーボモータ35、Z軸サーボモータ43、およびθ軸サーボモータ46を制御する。これにより、実装ヘッド44が各軸方向に位置決めされるとともに、吸着ノズル45が所定角度となるように制御される。また、モータ制御回路76は、制御対象の各軸モータの位置情報などに基づいて、部品カメラ50に対して撮像の制御信号を送出可能としている。これにより、例えば、予め設定されている位置を吸着ノズル45が通過する際に、適正なタイミングで部品カメラ50による撮像が行われるようにしている。
撮像制御回路77は、制御装置70のCPUまたはモータ制御回路76による撮像の制御信号に基づいて、部品カメラ50および基板カメラ60による撮像を制御する。また、撮像制御回路77は、部品カメラ50および基板カメラ60の撮像による画像データを取得して、入出力インターフェース75を介して記憶部73に記憶させる。さらに、撮像制御回路77は、距離測定部74の要求に応じて基板カメラ60の焦点制御部65に対して、対象物に対する液晶レンズ62の焦点合わせを行うように制御信号を送出する。そして、焦点制御部65により焦点合わせがされると、液晶レンズ62への印加電圧の値を取得して距離測定部74に出力する。
(回路基板を対象物とした距離測定)
部品実装機1における回路基板Bを対象物とした距離測定について、図面を参照して説明する。この距離測定は、上記のように、基板搬送装置10により搬送され所定位置に位置決めして保持された回路基板Bを対象物としている。つまり、部品実装機1は、回路基板Bに電子部品を装着する際に、回路基板Bから基板カメラ60までの距離を測定し、当該測定の結果を利用した装着動作を行っている。
より詳細には、先ず、基板搬送装置10は、回路基板Bを所定位置まで搬送するとともに、回路基板Bを位置決めしてクランプすることにより保持する。そして、制御装置70により各軸モータが駆動され、実装ヘッド44に保持された吸着ノズル45の先端部が部品供給装置20における部品供給位置Psまで移動される。吸着ノズル45は、ヘッド保持装置40の吸着機構が作動されると、部品供給装置20により供給されている電子部品を先端部に吸着する。
次に、部品移載装置30の動作により、実装ヘッド44が回路基板B上の定められた座標位置まで移動される。このとき、実装ヘッド44は、部品カメラ50の上方であって、部品カメラ50の視野内を経由して移動される。そして、部品カメラ50は、制御装置70から送出される制御信号に基づいて撮像を行い、画像データを制御装置70に送信する。制御装置70は、取得した画像データに基づいて、吸着ノズル45に対する電子部品の位置および角度などの吸着状態を認識する。
続いて、基板カメラ60は、視野Fv内に回路基板Bが収まるように移動され、制御装置70から送出される制御信号に基づいて回路基板Bの撮像を行い、画像データを制御装置70に送信する。制御装置70は、取得した画像データを画像処理部72が画像処理することにより、回路基板Bの二隅に設けられた基板マークFM(図5参照)の位置を認識する。そして、制御装置70は、2つの基板マークFMの位置関係に基づいて、回路基板Bのクランプ状態を認識する。制御装置70は、予め記憶されている制御プログラムによる装着動作の制御において、回路基板Bのクランプ状態に基づいて補正を行う。
また、部品実装機1は、回路基板Bの撮像を行う際に、並行して回路基板Bの高さ(基板高さHb)の算出および回路基板Bの変形状態の取得を行っている。詳細には、制御装置70が基板カメラに対して制御信号を送出すると、基板カメラ60は、視野Fv内に収まっている回路基板Bを対象物として焦点制御部65が液晶レンズ62への印加電圧を調整して焦点合わせを行う。このとき、焦点制御部65は、視野Fvの中央部に位置する部位P1を基準として焦点合わせを行う。そして、制御装置70は、焦点制御部65が焦点を合わせた際の液晶レンズ62の第一電極61aおよび第二電極61bへの印加電圧Va,Vbを入力する。
距離測定部74は、入力した部位P1に対応する印加電圧Va,Vbと、レンズ特性(図4参照)と、に基づいて対象物である回路基板B(部位P1)までの距離を測定する。そして、制御装置70は、この測定結果と基板カメラ60が固定されているヘッド保持装置40の現在の位置情報とに基づいて、部品実装機1における基準面Sから回路基板Bの表面までの基板高さHbを算出する。
さらに、焦点制御部65は、基準の部位P1の焦点合わせを行う際に、部位P1から回路基板Bの長手方向に離間して設定された複数の部位P2,P3についても焦点合わせを行う。距離測定部74は、基準の部位P1と同様に、部位P2,P3に対して焦点を合わせた際の液晶レンズ62への印加電圧Va,Vbと、レンズ特性とに基づいて複数の部位P2,P3までの各距離を測定する。
そして、制御装置70は、これらの測定結果に基づいて回路基板Bの変形状態を取得する。この変形状態は、図5に示すように、回路基板の反りに起因するものであり、少なくとも3点の距離を測定することで、曲線状の変形状態を把握することが可能である。さらに、距離測定の部位を増加することで、変形状態をより詳細に取得することができる。また、回路基板Bの変形状態を取得することで、距離の測定を行っていない部位についても基準面Sからの基板高さを推定することが可能となる。
制御装置70は、電子部品の装着動作において、取得した基板高さHbおよび回路基板Bの変形状態に応じて吸着ノズル45の下降位置を補正する。これにより、制御装置70は、電子部品の装着位置における回路基板Bの変形量を勘案して、吸着ノズル45を適正な下降端まで移動させている。このようにして、制御装置70は、回路基板Bのクランプ状態や変形状態に起因して、吸着ノズル45の移動量の過不足が生じることを防止し、装着動作の制御の精度向上を図っている。
(複数の電子部品を対象物とした距離測定)
部品実装機1における複数の電子部品を対象物とした距離測定について、図面を参照して説明する。距離測定は、上記のように、部品供給装置20により部品供給位置Psに供給された複数の電子部品を対象物としている。つまり、部品実装機1は、電子部品を吸着する際に、複数の電子部品から基板カメラ60までの距離をそれぞれ測定し、当該測定の結果を利用した吸着動作を行っている。
より詳細には、先ず、制御装置70により各軸モータが駆動され、実装ヘッド44に保持された吸着ノズル45の先端部が部品供給装置20における部品供給位置Psの上方まで移動される。このとき、基板カメラ60は、ヘッド保持装置40とともに移動され、図6に示すように、視野Fv内に収まる複数の部品供給位置Psにある電子部品Tを撮像可能な状態となる。基板カメラ60は、制御装置70から送出される制御信号を入力すると、焦点制御部65により複数の電子部品Tを対象物として焦点合わせをそれぞれ行う。
このとき、基板カメラ60が視野Fv内において焦点合わせを行う位置については、例えば以下のような方法で指定される。先ず、基板カメラ60の現在の位置で撮像された画像データを画像処理して複数の電子部品Tの位置を認識する。そして、基板カメラ60の視野Fvにおいて、複数の電子部品Tの位置が含まれる領域について焦点合わせを行う領域として指定する。上記の画像処理および領域の指定については、基板カメラ60または制御装置70の何れで行うようにしてもよい。
このように、基板カメラ60による複数の電子部品Tに対して焦点合わせが行われると、制御装置70は、複数の電子部品Tに対して焦点制御部65が焦点を合わせた際の液晶レンズ62の第一電極61aおよび第二電極61bへの印加電圧Va,Vbをそれぞれ入力する。そして、距離測定部74は、印加電圧Va,Vbとレンズ特性(図4参照)とに基づいて対象物である複数の電子部品Tから基板カメラ60までの各距離を測定する。この距離測定の方法については、上記のように対象物を回路基板Bとした場合と同様であるため、詳細な説明を省略する。
制御装置70は、この測定結果と基板カメラ60が固定されているヘッド保持装置40の現在の位置情報とに基づいて、部品実装機1における基準面Sから各電子部品Tの表面までの部品高さHp1〜Hp8を算出する。そして、制御装置70は、取得した部品高さHp1〜Hp8に基づいて電子部品Tの吸着動作を制御する。つまり、制御装置70は、電子部品Tの吸着動作において、対応する部品高さHp1〜Hp8に応じて吸着ノズル45の下降位置を補正する。
これにより、部品供給装置20の部品供給位置Psにおけるばらつきを勘案して、吸着ノズル45を適正な下降端まで移動させている。このようにして、制御装置70は、部品供給装置20の各フィーダ21の設置状態や電子部品Tの寸法や包装状態に起因して、吸着ノズル45の移動量の過不足が生じることを防止し、吸着動作の制御の精度向上を図っている。
(本実施形態の構成による効果)
上述した部品実装機1によると、生産用の材料である回路基板Bに付された基板マークFMを読み取るために回路基板Bを撮像する基板カメラ60を用いて、対象物(回路基板B、電子部品T)から基板カメラ60までの距離を測定するものとした。これにより、既存の基板カメラ60を流用することができるので、センサなどの機器を増設することなく、装着動作や吸着動作の制御に利用可能な対象物までの距離の測定が可能となる。よって、部品実装機1は、測定結果を利用して機械動作の制御を行うことで、当該制御の精度向上を図ることができる。
また、焦点制御部65が回路基板Bにおける複数の部位P1〜P3に対する焦点合わせを行い、距離測定部74が回路基板Bに設定された複数の部位P1〜P3までの各距離を測定するものとした。これにより、当該測定の結果に基づいて回路基板Bの変形形状を把握することができる。また、本実施形態のように、同一の視野Fvにおいて、液晶レンズ62への印加電圧を変動させることで、一連の測定動作によって複数箇所の基板高さHb1〜Hb3を把握できる。よって、測定箇所が複数ある場合でも、効率的に距離測定を行うことができる。
さらに、制御装置70は、基板カメラ60を用いて測定した複数の部位P1〜P3の距離に基づいて、回路基板Bの変形状態を取得するものとした。これにより、制御装置70は、装着動作における吸着ノズル45の昇降を高精度に制御することができる。よって、個々に異なる回路基板Bの反りに対応し、電子部品の持ち帰りや過剰な押し付けなどに起因する装着不良の発生を防止することができる。従って、回路基板製品の品質向上を図ることができるとともに、吸着ノズル45の破損などを防止できる。
ここで、部品供給装置20の部品供給位置Psにある各電子部品Tは、各フィーダ21の設置状態、電子部品Tの寸法や包装状態によって、部品高さがそれぞれ異なることがある。そうすると、電子部品Tの吸着動作に影響することがある。これに対して、本実施形態では、複数の電子部品Tまでの各距離を測定し、当該測定の結果に基づいて各電子部品Tの部品高さHp1〜Hp8を算出するものとした。そして、部品高さHp1〜Hp8に応じて吸着ノズル45の下降端を制御できるので、吸着動作の制御の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、可変焦点レンズに液晶レンズ62を採用した。可変焦点レンズとしては、液体レンズと液晶レンズが考えられる。ここで、液晶レンズは、液体レンズと比較すると、温度誤差などが生じにくく、耐久性の観点からも有利である。また、焦点変化速度が速いので、焦点合わせに要する時間を短くすることができる。また、印加電圧の昇圧および降圧に伴う焦点距離のヒステリシス特性がない、または微小であることから、測定精度を向上させることができる。このようなことから、本実施形態のようにマップを用いた距離測定においては、液晶レンズを採用することは特に有用である。
<実施形態の変形態様>
本実施形態において、対象物までの距離の測定に用いられる焦点制御部65、記憶部73、および距離測定部74は、基板カメラ60または制御装置70に設けられるものとした。これに対して、例えば基板カメラ60が記憶部および距離測定部を有する構成としてもよい。これにより、基板カメラ60が距離測定装置として動作するので、制御装置70の処理負荷および制御装置70との通信量を低減することができる。
また、記憶部73に予め記憶されているレンズ特性として、対象物−基板カメラ60間の距離を示すマップを例示した。これに対して、レンズ特性としては、マップの他に、印加電圧と対象物からカメラまでの距離との関係を示す数式としてもよい。このような構成においても同様の効果を奏する。
本実施形態では、生産設備として、回路基板Bに電子部品Tを実装する部品実装機1を例示した。これに対して、生産設備は、生産用の材料を撮像して機械動作を制御するものであればよく、本実施形態と同様の回路基板製品の生産ラインにおけるスクリーン印刷機や、部品を被組立体に組み付ける組立機などとしてもよい。この場合に、回路基板やクリームはんだ、スクリーンマスク、組立部品、被組立体等が生産用の材料に相当し、これらを撮像するカメラが可変焦点レンズおよび撮像素子を有することで、距離測定装置を構成することが可能である。このような構成により、例えば、印刷動作や組立動作に対象物までの距離を反映した制御が可能となり、精度向上を図ることができる。
また、可変焦点レンズは、第一電極61aおよび第二電極61bを有する液晶レンズ62を例示した。液晶レンズは、用途などに応じて電極の数量を含めて種々の特性を有するものがある。このような場合でも、予めレンズ特性を取得しておくことで、本実施形態のように対象物までの距離の測定に用いることができる。なお、可変焦点レンズとしては、液体レンズを採用してもよい。
1:部品実装機(生産設備)
10:基板搬送装置、 20:部品供給装置、 30:部品移載装置
50:部品カメラ、 60:基板カメラ
62:液晶レンズ、 62a:第一電極、 62b:第二電極
63:撮像素子、 65:焦点制御部
70:制御装置
73:記憶部、 74:距離測定部
B:回路基板、 Ps:部品供給位置、 T:電子部品
Hb1〜Hb3:基板高さ、 Hp1〜Hp8:部品高さ

Claims (4)

  1. 水平方向に移動可能に設けられた移動台と、
    前記移動台に取り付けられ、電子部品を吸着する吸着ノズルを昇降可能に保持し、基板への前記電子部品の実装に用いられる実装ヘッドと、
    前記基板を上方から撮像可能に前記移動台に設けられ、前記移動台の移動によって前記実装ヘッドと一体的に移動されるカメラと、
    前記カメラの撮像による画像に含まれる情報と、予め記憶されている制御プログラムとに基づいて前記基板に前記電子部品を装着する装着動作を制御する制御装置と、を備える生産設備であって、
    前記カメラは、
    印加電圧に応じて焦点距離を変動可能な可変焦点レンズと、
    前記可変焦点レンズの透過光を電気信号に変換する撮像素子と、を有し、
    前記生産設備は、
    前記カメラの視野に部品供給装置により複数の部品供給位置において供給される複数の前記電子部品が収まる位置に前記移動台を停止させた状態において、前記撮像素子の前記電気信号を変換して取得された画像に対する画像処理の結果に基づいて前記可変焦点レンズへの印加電圧を調整して、複数の前記電子部品に対する前記可変焦点レンズの焦点合わせをそれぞれ行う焦点制御部と、
    前記可変焦点レンズへの印加電圧と対象物から前記カメラまでの距離との関係を示すレンズ特性を予め記憶する記憶部と、
    前記焦点制御部が複数の前記電子部品に対して焦点を合わせた際の前記可変焦点レンズへの印加電圧と前記レンズ特性とに基づいて複数の前記電子部品までの距離を部品高さとして測定する距離測定部と、を備え、
    前記制御装置は、前記距離測定部の測定により取得した前記部品高さに基づいて前記電子部品の吸着動作を制御する生産設備。
  2. 水平方向に移動可能に設けられた移動台と、
    前記移動台に取り付けられ、電子部品を吸着する吸着ノズルを昇降可能に保持し、基板への前記電子部品の実装に用いられる実装ヘッドと、
    前記基板を上方から撮像可能に前記移動台に設けられ、前記移動台の移動によって前記実装ヘッドと一体的に移動されるカメラと、
    前記カメラの撮像による画像に含まれる情報と、予め記憶されている制御プログラムとに基づいて前記電子部品を吸着した前記吸着ノズルを所定の下降位置まで下降させて前記基板に前記電子部品を装着する装着動作を制御する制御装置と、を備える生産設備であって、
    前記カメラは、
    印加電圧に応じて焦点距離を変動可能な可変焦点レンズと、
    前記可変焦点レンズの透過光を電気信号に変換する撮像素子と、を有し、
    前記生産設備は、
    前記カメラの視野に前記基板の複数の部位が収まる位置に前記移動台を停止させた状態において、前記撮像素子の前記電気信号を変換して取得された画像に対する画像処理の結果に基づいて前記可変焦点レンズへの印加電圧を調整して、前記基板上の前記複数の部位に対する前記可変焦点レンズの焦点合わせをそれぞれ行う焦点制御部と、
    前記可変焦点レンズへの印加電圧と対象物から前記カメラまでの距離との関係を示すレンズ特性を予め記憶する記憶部と、
    前記焦点制御部が前記基板上の前記複数の部位に対して焦点を合わせた際の前記可変焦点レンズへの印加電圧と前記レンズ特性とに基づいて前記基板上の前記複数の部位までの距離を測定する距離測定部と、を備え
    前記制御装置は、前記装着動作において、前記距離測定部により測定された前記基板上の前記複数の部位までの各距離に基づいて前記基板の変形状態を取得し、前記基板の変形状態に応じて前記吸着ノズルの前記下降位置を補正する生産設備。
  3. 記焦点制御部は、前記カメラの視野に部品供給装置により供給される複数の前記電子部品が収まる位置に前記移動台を停止させた状態において、複数の前記電子部品に対する焦点合わせをそれぞれ行い、
    前記距離測定部は、複数の前記電子部品に対して焦点を合わせた際の前記可変焦点レンズへの印加電圧と前記レンズ特性とに基づいて複数の前記電子部品までの各距離を部品高さとして測定し、
    前記制御装置は、前記距離測定部の測定により取得した前記部品高さに基づいて前記電子部品の吸着動作を制御する、請求項2の生産設備。
  4. 前記可変焦点レンズは、2つの電極間に液晶層を配置された液晶レンズであり、
    前記焦点制御部は、前記2つの電極への印加電圧の差分を調整することにより前記対象物に対する前記液晶レンズの焦点合わせを行う、請求項1〜の何れか一項の生産設備
JP2015507864A 2013-03-29 2013-03-29 生産設備 Active JP6271514B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/059484 WO2014155658A1 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 生産設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014155658A1 JPWO2014155658A1 (ja) 2017-02-16
JP6271514B2 true JP6271514B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=51622723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015507864A Active JP6271514B2 (ja) 2013-03-29 2013-03-29 生産設備

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2981162B1 (ja)
JP (1) JP6271514B2 (ja)
CN (1) CN105103668B (ja)
WO (1) WO2014155658A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017148423A1 (zh) * 2016-03-02 2017-09-08 上海三思电子工程有限公司 Led探照灯及led探照灯控制***
JP6804905B2 (ja) * 2016-09-09 2020-12-23 ヤマハ発動機株式会社 基板作業装置
CN108508031A (zh) * 2017-02-28 2018-09-07 上海微电子装备(集团)股份有限公司 一种双面检测装置及检测方法
CN110547057A (zh) * 2017-03-03 2019-12-06 株式会社富士 作业机及安装方法
US11867499B2 (en) * 2020-02-19 2024-01-09 Faro Technologies, Inc. System and method for verifying a position of a component on an object

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05223565A (ja) * 1992-02-12 1993-08-31 Ricoh Co Ltd 距離測定装置
US6435808B1 (en) * 1993-10-06 2002-08-20 Tdk Corporation Chip-type circuit element mounting apparatus
JPH10260016A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Fujitsu Ltd 画像認識装置
JP2003279307A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Citizen Watch Co Ltd 表面変位測定器及びその測定器を用いた測定方法
JP2004071641A (ja) 2002-08-01 2004-03-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 部品実装方法及び部品実装装置
JP2007115820A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Juki Corp 部品搭載方法及び装置
JP4887205B2 (ja) * 2007-04-26 2012-02-29 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ 電子部品装着方法及び電子部品装着装置
US8213022B1 (en) * 2009-03-04 2012-07-03 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Spatially smart optical sensing and scanning
JP5365419B2 (ja) * 2009-08-28 2013-12-11 株式会社Jvcケンウッド 3次元形状センサ
JP2011066041A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Juki Corp 電子部品実装装置
JP5387540B2 (ja) * 2010-10-27 2014-01-15 パナソニック株式会社 電子部品実装用装置および電子部品実装用の作業実行方法
JP5688564B2 (ja) * 2011-06-20 2015-03-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子部品実装用装置および電子部品実装用の作業実行方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014155658A1 (ja) 2014-10-02
CN105103668B (zh) 2018-09-18
EP2981162A1 (en) 2016-02-03
EP2981162B1 (en) 2019-04-24
EP2981162A4 (en) 2016-10-19
JPWO2014155658A1 (ja) 2017-02-16
CN105103668A (zh) 2015-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6212134B2 (ja) 組立機
JP6271514B2 (ja) 生産設備
JP6298064B2 (ja) 部品実装機
JP6174677B2 (ja) 部品実装装置および部品実装装置における校正方法
KR101605587B1 (ko) 다이 본더 및 그 본드 헤드 장치와 콜릿 위치 조정 방법
JP6333250B2 (ja) 部品保持状態検出方法および部品実装装置
JP6267200B2 (ja) 撮像装置および生産設備
JP6640214B2 (ja) 部品実装機の制御装置および制御方法
JP2010050418A (ja) 電子部品実装装置の制御方法
WO2014174598A1 (ja) 部品実装装置、実装ヘッド、および制御装置
JP6147016B2 (ja) 組立機
CN107852857B (zh) 元件安装装置
US8701275B2 (en) Surface mounting apparatus
JP6309962B2 (ja) 組立機
JP5988839B2 (ja) 部品実装機
JP6475264B2 (ja) 部品実装機
JP6580419B2 (ja) カメラ用の測定装置および測定方法
JP2009253185A (ja) ボンディング装置およびボンディング装置に用いられるボンディング領域の位置認識方法及びプログラム
JP2009152461A (ja) 実装基板製造方法
CN106937525B (zh) 图像生成装置、安装装置及图像生成方法
JP6056059B2 (ja) 部品実装装置、位置補正方法、基板の製造方法及び情報処理装置
JP5981996B2 (ja) 実装システム
JP2018186116A (ja) 対基板作業装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170711

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6271514

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250