JP6260717B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの制御装置に関する。
特許文献1は、エレベータの制御装置を開示する。当該制御装置は、かごの移動とともに回転する回転体の回転に基づいて検知したかごの相対位置に基づいてかごの設定速度を変える。このため、短いストロークの緩衝器を適用することができる。
日本特開2003−104646号公報
二重系の安全装置として、かご側絶対位置検知装置および昇降路側絶対値検知装置とが設けられる。かご側絶対位置検知装置および昇降路側絶対値検知装置とは、回転体の回転とは独立してかごの絶対位置を検知する。
かごの絶対位置が適切に検知されない場合、かごが緩衝器に衝突する際の速度が過大となり得る。このため、かご側絶対位置検知装置および昇降路側絶対値検知装置との故障判定が行われる。例えば、故障判定は、かごの絶対位置と相対位置との比較により行われる。この際、かごの相対位置が適切に検知されていないと、かご側絶対位置検知装置および昇降路側絶対値検知装置の故障が誤判定される。
この発明は、上述の課題を解決するためになされた。この発明の目的は、かご側絶対位置検知装置および昇降路側絶対位置検知装置の故障が誤判定されることを防止できるエレベータの制御装置を提供することである。
この発明に係るエレベータの制御装置は、エレベータのかごに取り付けられたロープが巻き掛けられたシーブの回転数に基づいて前記かごの累積走行距離に比例する累積誤差を有する前記かごの相対位置を認識する相対位置認識部と、前記シーブの回転数に基づいて前記かごの累積走行距離を認識する累積走行距離認識部と、前記シーブの回転数に基づいて前記かごの一方向の走行距離を認識する一方向走行距離認識部と、前記かごに設けられたかご側絶対位置検知装置と前記エレベータの昇降路に設けられた昇降路側絶対位置検知装置とのうちの一方による他方の検知結果に基づいて前記かごの絶対位置が検知されてからの前記かごの累積走行距離が第1閾値未満の場合は予め設定された前記昇降路側絶対位置検知装置の位置と前記かごの相対位置との差が第2閾値以上のときに前記かご側絶対位置検知装置および前記昇降路側絶対位置検知装置の少なくとも一方が故障であると判定し、前記かごの絶対位置が検知されてからの前記かごの累積走行距離が前記第1閾値以上の場合は予め設定された隣接した昇降路側絶対位置検知装置の間隔と前記かごの一方向の走行距離との差が第3閾値以上のときに前記かご側絶対位置検知装置および隣接した昇降路側絶対位置検知装置の少なくとも一つが故障であると判定する故障判定部と、を備えた。
この発明によれば、かごの累積走行距離が第1閾値以上の場合は、第1故障判定が行われない。このため、かご側絶対位置検知装置および昇降路側絶対位置検知装置の故障が誤判定されることを防止できる。
この発明の実態の形態1におけるエレベータの制御装置が適用されたエレベータの構成図である。 この発明の実態の形態1におけるエレベータの制御装置による第1故障判定の手順を説明するためのフローチャートである。 この発明の実態の形態1におけるエレベータの制御装置による第2故障判定の手順を説明するためのフローチャートである。 この発明の実態の形態1におけるエレベータの制御装置が適用されたエレベータのかごの位置と速度とを示す図である。 この発明の実態の形態1におけるエレベータの制御装置に設定された第1閾値と第2閾値と第3閾値との関係を説明するための図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実態の形態1におけるエレベータの制御装置が適用されたエレベータの構成図である。
図1において、エレベータの昇降路1は、建築物の各階を貫く。巻上機2は、昇降路1の上部に設けられる。図示しないシーブは、巻上機2に設けられる。主ロープ3は、巻上機2のシーブに巻き掛けられる。かご4は、昇降路1の内部に設けられる。かご4は、主ロープ3の一側に吊るされる。かご4は、利用者が乗り得るように設けられる。釣合いおもり5は、昇降路1の内部に設けられる。釣合いおもり5は、主ロープ3の他側に吊るされる。
調速シーブ6は、昇降路1の上部に設けられる。調速ロープ7は、調速シーブ6に巻き掛けられる。調速ロープ7の一部は、かご4の下部に取り付けられる。かご移動量検知装置8は、調速シーブ6に設けられる。例えば、かご移動量検知装置8は、エンコーダからなる。かご側絶対位置検知装置9は、かご4の上部に設けられる。複数の昇降路側絶対位置検知装置は、昇降路1の側壁に設けられる。例えば、4つの昇降路側絶対位置検知装置10a〜10dは、鉛直方向に並ぶ。
例えば、制御装置11は、マイクロコンピュータ等の計算機を備える。例えば、制御装置11は、昇降路1の上部に設けられる。制御装置11は、図示しない制御ケーブルを介して巻上機2に接続される。制御装置11は、制御ケーブルを介してかご移動量検知装置8に接続される。制御装置11は、制御ケーブルを介してかご側絶対位置検知装置9に接続される。
制御装置11の計算機は、相対位置認識部11aと相対位置補正部11bと累積走行距離認識部11cと一方向走行距離認識部11dと故障判定部11eとを備える。
制御装置11は、回転指令を巻上機2に出力する。巻上機2は、回転指令に基づいて回転する。主ロープ3は、巻上機2のシーブの回転に追従して移動する。かご4と釣合いおもり5とは、主ロープ3の移動に追従して昇降する。
調速ロープ7は、かご4の昇降に追従して移動する。調速シーブ6は、調速ロープ7の移動に追従して回転する。かご移動量検知装置8は、調速シーブ6の回転数に基づいてかご4の移動量を検知する。例えば、かご移動量検知装置8は、調速シーブ6の回転数に対応したパルス出力に基づいてかご4の移動量を検知する。かご側絶対位置検知装置9は、昇降路側絶対位置検知装置10a〜10dのいずれかを検知することによりかご4の絶対位置を離散的に検知する。
相対位置認識部11aは、かご移動量検知装置8の検知結果に基づいてかご4の相対位置を認識する。例えば、かご移動量検知装置8によりかご4が上方向に5mだけ移動したことが検知された場合、相対位置認識部11aは、かご4の相対位置を上方向へ5mだけ増加させる。
相対位置補正部11bは、昇降路側絶対位置検知装置10a〜10dの位置を記憶する。相対位置補正部11bは、かご側絶対位置検知装置9が昇降路側絶対位置検知装置10a〜10dのいずれかを検知した際にかご4の相対位置を補正する。例えば、昇降路側絶対位置検知装置10cが検知された場合、相対位置補正部11bは、かご4の相対位置を昇降路側絶対位置検知装置10cの最下階からの距離に補正する。
累積走行距離認識部11cは、かご移動量検知装置8の検知結果に基づいてかご4の累積走行距離を認識する。かご4の累積走行距離は、かご4の走行方向に関係なく走行した距離の総和である。例えば、かご4が上方向に5mだけ移動した後に下方向に7mだけ移動した場合、かご4の累積走行距離は12mと認識される。かご4の累積走行距離は、かご側絶対位置検知装置9が昇降路側絶対位置検知装置10a〜10dのいずれかを検知した際にリセットされる。
一方向走行距離認識部11dは、かご移動量検知装置8の検知結果に基づいてかご4の一方向の走行距離を認識する。例えば、かご4が上方向に7mだけ移動した場合、かご4の一方向の走行距離は7mと認識される。その後、かご4が下方向に5mだけ移動した場合、かご4の一方向の走行距離は5mと認識される。例えば、かご4が上方向に7mだけ移動した場合、かご4の一方向の走行距離は7mと認識される。その後、かご4が上方向に8mだけ移動した場合は、かご4の一方向の走行距離は15mと認識される。かご4の一方向の走行距離は、かご側絶対位置検知装置9が昇降路側絶対位置検知装置10a〜10dのいずれかを検知した際にリセットされる。
故障判定部11eは、第1故障判定部11fと第2故障判定部11gとを備える。
第1故障判定部11fは、かご4の累積走行距離が第1閾値未満の場合はかご4の相対位置に基づいてかご側絶対位置検知装置9と昇降路側絶対位置検知装置10a等に対する第1故障判定を行う。
第1故障判定部11fは、かご4の累積走行距離が第1閾値以上の場合はかご4の相対位置に基づいてかご側絶対位置検知装置9と昇降路側絶対位置検知装置10a等に対する第1故障判定を行わない。
第1閾値は、第1故障判定部11fに予め記憶される。例えば、第1閾値は、調速シーブ6の径の温度変動量に基づいて設定される。例えば、第1閾値は、調速シーブ6と調速ロープ7とのすべり量による累積誤差とかご4の累積走行距離との関係に基づいて設定される。例えば、かご4の累積走行距離が1000mの際に調速シーブ6の径の変動およびすべり量の影響でかご4の相対位置が最大50mmずれるという関係が予め確認されている場合は、第1閾値は1000mに設定される。
第2故障判定部11gは、かご4の累積走行距離が第1閾値以上の場合にかご4の一方向の走行距離に基づいてかご側絶対位置検知装置9と昇降路側絶対位置検知装置10a等に対する第2故障判定を行う。
一例として、かご4が昇降路側絶対位置検知装置10bと昇降路側絶対位置検知装置10cとの間において昇降路側絶対位置検知装置10cの付近から昇降路側絶対位置検知装置10bを上方向へ通過する場合を考える。この際、昇降路側絶対位置検知装置10bが故障しているとする。
かご側絶対位置検知装置9が昇降路側絶対位置検知装置10bまたは10cを検知してからのかご4の累積走行距離が第1閾値未満の場合、昇降路側絶対位置検知装置10bと昇降路側絶対位置検知装置10cとの間において、かご4の走行頻度は低い。このため、かご4の相対位置の累積誤差は小さい。この場合、かご4が昇降路側絶対位置検知装置10bを通過した際にかご4の相対位置と昇降路側絶対位置検知装置10bの位置との差が第2閾値以上となる。この際、第1故障判定部11fは、かご側絶対位置検知装置9および昇降路側絶対位置検知装置10bの少なくとも一方の故障であると判定する。
第2閾値は、第1故障判定部11fに予め記憶される。例えば、第2閾値は、かご4の走行時におけるかご側絶対位置検知装置9の検知遅れとかご4の縦振動の影響による検知位置のずれ量にかご4が第1閾値の距離を走行した際の累積誤差を加えた値に設定される。例えば、第2閾値は、検知位置のずれ量500mmにかご4が第1閾値である1000mの距離を走行した際の累積誤差50mmを加えた値である550mmに設定される。
かご側絶対位置検知装置9が昇降路側絶対位置検知装置10bまたは10cのいずれを検知してからのかご4の累積走行距離が第1閾値以上の場合、昇降路側絶対位置検知装置10bと昇降路側絶対位置検知装置10cとの間において、かご4の走行頻度は高い。このため、かご4の相対位置の累積誤差は大きい。この場合、かご4が昇降路側絶対位置検知装置10bを通過して昇降路側絶対位置検知装置10aの付近まで走行した際に予め設定された昇降路側絶対位置検知装置10bと昇降路側絶対位置検知装置10cとの間隔とかご4の一方向の走行距離との差が第3閾値以上になる。この際、第2故障判定部11gは、かご側絶対位置検知装置9および昇降路側絶対位置検知装置10bの少なくとも一方の故障を判定する。


第3閾値は、第2故障判定部11gに予め記憶される。例えば、第3閾値は、かご4の走行時における2つの昇降路側絶対位置検知装置10a等の検知遅れおよびかご4の縦振動の影響による検知位置のずれ量に設定される。例えば、第3閾値は、検知位置のずれ量500mmの2倍である1000mmに設定される。
次に、図2を用いて、第1故障判定の手順を説明する。
図2はこの発明の実態の形態1におけるエレベータの制御装置による第1故障判定の手順を説明するためのフローチャートである。
図2のフローは、第1故障判定部11fにおいて予め設定された周期で実行される。ステップS1では、第1故障判定部11fは、かご4の累積走行距離が第1閾値以上か否かを判定する。
ステップS1でかご4の累積走行距離が第1閾値未満の場合は、ステップS2に進む。ステップS2では、第1故障判定部11fは、昇降路側絶対位置検知装置10a等の位置とかご4の相対位置との差が第2閾値以上か否かを判定する。
ステップS2で当該差が第2閾値未満の場合は、ステップS3に進む。ステップS3では、第1故障判定部11fは、かご側絶対位置検知装置9および昇降路側絶対位置検知装置10a等が正常であると判定する。
ステップS2で当該差が第2閾値以上の場合は、ステップS4に進む。ステップS4では、第1故障判定部11fは、かご側絶対位置検知装置9および昇降路側絶対位置検知装置10a等の少なくとも一方が故障であると判定する。
ステップS1でかご4の累積走行距離が第1閾値以上の場合は、第1故障判定部11fは、故障判定を保留する。
次に、図3を用いて、第2故障判定の手順を説明する。
図3はこの発明の実態の形態1におけるエレベータの制御装置による第2故障判定の手順を説明するためのフローチャートである。
図3のフローは、第2故障判定部11gにおいて予め設定された周期で実行される。ステップS11では、第2故障判定部11gは、かご4の累積走行距離が第1閾値以上か否かを判定する。
ステップS11でかご4の累積走行距離が第1閾値未満の場合は、故障判定部11eは、故障判定を保留する。
ステップS11でかご4の累積走行距離が第1閾値以上の場合は、ステップS12に進む。ステップS12では、第2故障判定部11gは、隣接した昇降路側絶対位置検知装置10a等の間隔とかご4の一方向の走行距離との差が第3閾値以上か否かを判定する。
ステップS12で当該差が第3閾値未満の場合は、ステップS13に進む。ステップS13では、第2故障判定部11gは、かご側絶対位置検知装置9および隣接した昇降路側絶対位置検知装置10a等が正常であると判定する。
ステップS12で当該差が第3閾値以上の場合は、ステップS14に進む。ステップS14では、故障判定部11eは、かご側絶対位置検知装置9および隣接した昇降路側絶対位置検知装置10a等の少なくとも一つが故障であると判定する。
次に、図4を用いて、図示しない終端階強制減速装置に対する第2閾値の影響を説明する。
図4はこの発明の実態の形態1におけるエレベータの制御装置が適用されたエレベータのかごの位置と速度とを示す図である。図4の横軸はかごの速度(監視速度)である。図4の縦軸はかごの位置である。
終端階強制減速装置が設けられる場合、昇降路側絶対位置検知装置10aと昇降路側絶対位置検知装置10bとの間は、制限速度区間に設定される。この際、第2閾値は、昇降路側絶対位置検知装置10aと昇降路側絶対位置検知装置10bとの間の距離の許容ずれとして設定される。この場合、制限速度区間の範囲は、昇降路側絶対位置検知装置10aよりも第2閾値の分だけ最上階に近づく。
この際、最上階での安全を担保するため、制限速度は、VLVLからVLVL´に下げられる。かご4の速度がVLVL´を超えると、終端階強制減速装置が動作する。その結果、かご4が緊急停止する。このため、第2閾値およびVLVL´は、かご4の通常走行時においてかご4が緊急停止しないように設定される。第1閾値は、第2閾値に加える累積誤差が極力小さくなるように設定される。
次に、図5を用いて、第1閾値と第2閾値と第3閾値との関係を説明する。
図5はこの発明の実態の形態1におけるエレベータの制御装置に設定された第1閾値と第2閾値と第3閾値との関係を説明するための図である。
かご4の相対位置の累積誤差は、かご4の累積走行距離に比例する。図5の左側に示すように、かご4の累積走行距離が第1閾値に対して小さい場合、かご4の相対位置の累積誤差は、第2閾値に対して大きな影響を与えない。
しかしながら、第1閾値は、かご4の相対位置の累積誤差の影響が無視できなくなる際のかご4の累積走行距離に基づいて設定される。このため、図5の右側に示すように、かご4の累積走行距離が第1閾値に対して大きい場合、かご4の相対位置の累積誤差は、第2閾値に対して大きな影響を与える。
一方、かご4の一方向の走行距離の累積誤差は、かご4の走行から停止までの短距離の測定値の累積で設定される。この際、かご4の一方向の走行距離の累積誤差は、かご4の累積走行距離の大きさに無関係である。このため、かご4の一方向の走行距離の累積誤差は、第3閾値に対して大きな影響を与えない。
以上で説明した実施の形態1によれば、かご4の累積走行距離が第1閾値以上の場合は、第1故障判定が行われない。このため、かご側絶対位置検知装置9および昇降路側絶対位置検知装置10a等の故障が誤判定されることを防止できる。その結果、故障の誤判定によるかご4の停止等、エレベータのサービス性が悪化することを防止できる。
また、かご4の累積走行距離が第1閾値以上の場合は、第2故障判定がかご4の一方向の走行距離に基づいて行われる。かご4の一方向の走行距離においては、調速シーブ6の温度変動等に起因する累積誤差の影響が少ない。このため、かご4の走行による累積誤差の影響を排除して、かご側絶対位置検知装置9および昇降路側絶対位置検知装置10a等の故障判定を行うことができる。
なお、かご4の一方向の走行距離14は、第2故障判定の開始からかご4の累積走行距離が再び第1閾値以上となるまでの値とすればよい。例えば、かご4の上方向に7mだけ移動した後に上方向に8mだけ移動した場合、一方向の走行距離14を15mと認識される。
第2故障判定部11gは、第2故障判定の開始からかご4の累積走行距離が再び第1閾値以上となった際にかご4の一方向の走行距離をリセットしてから再び第2故障判定を行えばよい。この場合、かご4が短距離走行を繰り返して調速シーブ6の温度変動等に起因する累積誤差が増加しても、かご4の累積走行距離の誤差の影響を排除して、かご側絶対位置検知装置9および昇降路側絶対位置検知装置10a等の故障判定を継続することができる。
また、主ロープ3が巻き掛けられたシーブの回転数に基づいてかご4の相対位置を認識してもよい。
また、かご4の絶対位置は、昇降路側絶対位置検知装置10a等から制御装置11へ出力してもよい。
以上のように、この発明に係るエレベータの制御装置は、かご側絶対位置検知装置および昇降路側絶対位置検知装置の故障が誤判定されることを防止するシステムに利用できる。
1 昇降路、 2 巻上機、 3 主ロープ、 4 かご、 5 釣合いおもり、 6
調速シーブ、 7 調速ロープ、 8 かご移動量検知装置、 9 かご側絶対位置検知装置、 10a〜10d 昇降路側絶対位置検知装置、 11 制御装置、 11a 相対位置認識部、 11b 相対位置補正部、 11c 累積走行距離認識部、 11d
一方向走行距離認識部、 11e 故障判定部、 11f 第1故障判定部、 11g
第2故障判定部

Claims (1)

  1. エレベータのかごに取り付けられたロープが巻き掛けられたシーブの回転数に基づいて前記かごの累積走行距離に比例する累積誤差を有する前記かごの相対位置を認識する相対位置認識部と、
    前記シーブの回転数に基づいて前記かごの累積走行距離を認識する累積走行距離認識部と、
    前記シーブの回転数に基づいて前記かごの一方向の走行距離を認識する一方向走行距離認識部と、
    前記かごに設けられたかご側絶対位置検知装置と前記エレベータの昇降路に設けられた昇降路側絶対位置検知装置とのうちの一方による他方の検知結果に基づいて前記かごの絶対位置が検知されてからの前記かごの累積走行距離が第1閾値未満の場合は予め設定された前記昇降路側絶対位置検知装置の位置と前記かごの相対位置との差が第2閾値以上のときに前記かご側絶対位置検知装置および前記昇降路側絶対位置検知装置の少なくとも一方が故障であると判定し、前記かごの絶対位置が検知されてからの前記かごの累積走行距離が前記第1閾値以上の場合は予め設定された隣接した昇降路側絶対位置検知装置の間隔と前記かごの一方向の走行距離との差が第3閾値以上のときに前記かご側絶対位置検知装置および隣接した昇降路側絶対位置検知装置の少なくとも一つが故障であると判定する故障判定部と、
    を備えたエレベータの制御装置。
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