JP6260305B2 - トラクタ - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタ等の走行車両のキャビンの天井部を構成するルーフに関する。
従来、トラクタのキャビンの天井部のルーフには、当該ルーフに付着した雨水をキャビンの窓ガラスに付着させないために、当該ルーフの下面に堰部(凹部)が形成された構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−273070号公報
しかしながら、特許文献1に示すトラクタでのルーフでは、下面がフラットなときであれば、凹部でも効果を発揮するが、下面が傾斜面であるときには、雨水が流下する勢いで凹部を乗り越えてしまい、雨水がキャビンの窓ガラス側に落下して付着するという課題があった。
本発明、従来の上記課題に鑑みて、ルーフの下面が傾斜面であっても、雨水が窓ガラスに付着しにくいトラクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
左右一対のドアガラス(16L,16R)を配置したキャビン(20)の天井部(13)にアウタールーフ(200)を設け、
前記アウタールーフ(200)は、前記キャビン(20)の左右側の窓枠上部(400)からそれぞれ外側に向かって張り出した張り出し部(210L,210R)を有し、かつ、ブロー成形金型により作成される樹脂成形部材であって、前記ブロー成形金型の分割面に沿ってパーティングライン(210PL)が形成されており、
前記張り出し部(210L,210R)の下面は、
前記張り出し部の外縁部(210Ld,210Rd)から前記キャビン(20)に向けて下り勾配を成す張り出し部傾斜面(210Lc,210Rc)と、
前記パーティングライン(210PL)より下側の面である前記張り出し部傾斜面から下方に突き出し、かつ、前記外縁部(210Ld,210Rd)近傍において、前記ドアガラス(16L,16R)の前後方向の幅に対応して連続して形成された凸部(100L,100R)と、を有している、
ことを特徴とするトラクタである。
これにより、ルーフの表面に添って流下する雨水が凸部で落下するので、キャビンの窓ガラスに雨水が付着し難い。
また、第2の本発明は、
アウタールーフ(200)は、キャビン(20)の四隅において上下方向に配置された支柱部材(20a〜20d)の内の後方の支柱部材(20b,20c)の上方を覆う構成とし、前記凸部(100L,100R)の後端部は前記後方の支柱部材(20b,20c)の近傍まで延びる構成とした、ことを特徴とする上記第1の本発明のトラクタである。
また、第3の本発明は、
前記凸部(100L,100R)の下端部は、前方側から後方側に向けて下り勾配を成している、ことを特徴とする上記第2の本発明のトラクタである。
これにより、凸部を伝って雨水をキャビンの後ろ側に落下させることが出来きる。
また、第4の本発明は、
前記凸部(100L,100R)の後端部(100Lb,100Rb)の下方への突出し長さ(100Ha)は、前記後端部(100Lb,100Rb)より前側の突き出し長さ(100Hb)より大きく形成した、ことを特徴とする上記第2又は第3の本発明のトラクタである。
また、第5の本発明は、
前記天井部(13)の後方にエアコンユニット(30)を搭載し、前記エアコンユニット(30)を上側から覆うべく、前記アウタールーフ(200)の後端部には、後方に突き出したアウタールーフ側エアコンカバー部(200a1)を形成し、前記エアコンユニット(30)を下側から覆うべく、インナールーフ側エアコンカバー部(300a1)を形成し、前記アウタールーフ側エアコンカバー部(200a1)の下方であって、且つ、前記インナールーフ側エアコンカバー部(300a1)の左右両横で、前記アウタールーフ側エアコンカバー部(200a1)及び前記インナールーフ側エアコンカバー部(300a1)の最後端ライン(200BL)から後方に飛び出さない位置に、作業灯(470)を後方に向けて配置した、ことを特徴とする上記第1から第4のいずれかの本発明のトラクタである。
本発明によれば、ルーフの下面が傾斜面であっても、雨水が窓ガラスに付着しにくいトラクタを提供することが出来る。
本発明にかかる実施の形態1におけるトラクタの側面図 本発明にかかる実施の形態1におけるトラクタの内、主としてキャビンの天井部を示す平面図 図2に示す天井部のA−A’概略断面図 図2に示すトラクタの天井部のB−B’概略断面拡大図 本実施の形態1におけるトラクタの天井部の右側面図 (a):本実施の形態1におけるトラクタの天井部を右側前方から左側後方を見上げた概略斜視図、(b):図6(a)のP部拡大図 本実施の形態1におけるアウタールーフの下面側について、左下前方から後方を見上げた斜視図であって、概ね左側半分を示した図 本発明にかかる実施の形態1の変形例として、第2の右側凸部の形成位置を説明するための、図3に対応する図 本実施の形態1におけるトラクタのキャビンの後端下部を示す概略斜視図 本実施の形態1におけるトラクタの背面を下方から斜め上方に見上げた斜視図 本実施の形態1におけるトラクタのキャビンを後方から見た概略図 本実施の形態1におけるトラクタのキャビンの左側面図 本実施の形態1におけるトラクタの製造工程においてキャビン吊り冶具を用いて、キャビンを吊り下げた状態を示す斜視図
以下に、図面を参照しながら本発明の走行車両のキャビンにかかる一実施の形態のトラクタのキャビンについて説明する。
(実施の形態1)
まず、図1を用いて、本実施の形態1のトラクタ10についてその概略構成を説明する。
図1は、本発明にかかる実施の形態1におけるトラクタ10の側面図である。
図1に示す通り、本実施の形態1のトラクタ10は、
車体前側部のボンネット1内部にエンジン7を備え、このエンジン7の回転動力をミッションケース2内の各種変速装置を経由して、左右一対の後輪3R、3Rへ伝達して二輪駆動で走行したり、あるいは、左右一対の前輪3F、3F及び左右一対の後輪3R、3Rへ伝達して四輪駆動で走行するように構成されている。また、左右一対の後輪3R、3Rの上方には、フェンダー17が設けられている。
また、エンジン7の回転動力を利用して、エンジン7の前方に配置されたバッテリ4へ電気を充電したり、後述するキャビン20内部の空調を行うエアコンユニット30の冷媒を循環するように構成されている。
また、エンジン7の後方には、ハンドル5や操縦席6を配置した操縦室としてのキャビン20が設けられている。
キャビン20は、操縦室の内部の冷房及び暖房を行うエアコンユニット30が、その後方に内臓された天井部13で上部が覆われており、ハンドル5の左右側には、それぞれ左右一対のドアガラス16L、16Rが開閉自在に取り付けられている。また、操縦席6の前方には、フロントガラス14が取り付けられ、操縦席6の左右側にはそれぞれ左右一対の窓ガラス15L、15Rが取り付けられて、更に、操縦席6の後方にはリアガラス11Rが取り付けられている。
また、左右一対のドアガラス16L、16Rの下方には、オペレータが操縦室に上り下りするためのステップ8が設けられている。
また、キャビン20の左右前方両外側には左右一対のサイドミラー18が配置されている。
次に、図2、図3を用いて、天井部13の構成及び、天井部13に形成された土手状の凸部について説明する。
図2は、トラクタ10の内、主としてキャビン20の天井部13を示す平面図である。
また、図3は、図2に示す天井部13のA−A’概略断面図である。
図3に示す通り、天井部13の外形構造は、互いに対向配置されたアウタールーフ200と、インナールーフ300により構成されている。
アウタールーフ200は、キャビン20の外側に配置され、内部に中空部200bを有し、上面側アウタールーフ200aと下面側アウタールーフ200cから構成された二重構造を呈している。本実施の形態のアウタールーフ200は、本発明のルーフの一例にあたる。
尚、アウタールーフ200は、例えば、ブロー成型金型により作成される、樹脂成形部材である。
また、アウタールーフ200は、キャビン20の左右側のそれぞれの窓枠上部400から、右方向外側に張り出した右張り出し部210Rと、左方向外側に張り出した左張り出し部210L(図7参照)とを有している。
一方、インナールーフ300は、キャビン20の内側に配置され、操縦席6の上方に位置する平面視で略四角形状のインナールーフ中央部300Aにおいて、上方に向けて、即ち、下面側アウタールーフ200cに向けて凹んで形成されている。つまり、インナールーフ300は、インナールーフ中央部300Aの周縁部において、下面側アウタールーフ200cとの間に所定の空間を隔てて配置されている。例えば、エアコンユニット30は、インナールーフ中央部300Aの後方における上記所定の空間に配置されている(図1参照)。
また、右張り出し部210R(図3参照)の下面は、右張り出し部210Rの外縁部210Rdから窓枠上部400に向けて下り勾配を成す右張り出し部傾斜面210Rcと、右張り出し部傾斜面210Rcの下り勾配が開始される外縁部210Rd近傍において下方に突き出した土手状の右側凸部100Rとが形成されている。
また、左張り出し部210L(図7参照)の下面は、左張り出し部210Lの外縁部210Ldから窓枠上部400(図3参照)に向けて下り勾配を成す左張り出し部傾斜面210Lcと、左張り出し部傾斜面210Lcの下り勾配が開始される外縁部210Ld近傍において下方に突き出した土手状の左側凸部100Lとが形成されている。右側凸部100Rと左側凸部100Lは左右対称形状を成している。
次に、図4〜図7を用いて、主として右側凸部100Rを中心に更に説明する。
尚、左側凸部100Lは、右側凸部100Rと同じ構造であるので、その説明は省略する。
図4は、図2に示すトラクタ10の天井部13のB−B’概略断面拡大図であり、図5は、トラクタ10の天井部13の右側面図である。
図6(a)は、トラクタ10の天井部13を右側前方から左側後方を見上げた概略斜視図であり、図6(b)は図6(a)のP部拡大図である。図7は、アウタールーフ200の下面側について、左下前方から後方を見上げた斜視図であって、概ね左側半分を示した図である。
図4に示す通り、右側凸部100Rは、成型金型の分割面に沿って生じるパーティングライン210PLより下側の面であって、右張り出し部傾斜面210Rcの内、下り勾配が開始される外縁部210Ld近傍において、キャビン20の右側の窓、即ち、右ドアガラス16Rと右窓ガラス15Rの前後方向の幅に対応して、連続した土手状に形成されている。
また、右側凸部100Rの断面形状は、下方に凸の逆三角形であり、その逆三角形の先端部、即ち、右側凸部100Rの下端部100Rdは、右側凸部100Rの前端部100Rf(図5参照)から後端部100Rbに向けて下り勾配を成している。
尚、図4では、この下り勾配を分かりやすく示すために、右側凸部100Rの後端部100Rbの下方への突き出し長さ100Haが、右側凸部100Rの断面100S近傍の下方への突き出し長さ100Hbより大きくなる様に描いてある。
そして、右側凸部100Rの後端部100Rbは、キャビン20の四隅において上下方向に配置された支柱部材20a〜20dの内、右後方の支柱部材20bの上端近傍に取り付けられた、その外側先端が天井部13の外側に突き出したV型フック40の上方まで延びている(図5、図6参照)。また、これと同様のV型フック40は、左後方の支柱部材20cの上端近傍にも取り付けられている。また、V型フック40は、板状部材がV字状に折り曲げられた形状を成しており、そのV字の開いた部分が上方を向き、V字の閉じた部分が下方を向く姿勢で、左右の支柱部材20b、20cに固定されている。
尚、これらのV型フック40は、トラクタ10の製造時の組み立て工程において、キャビン20を吊り上げるときに利用される。この点については更に後述する。
上記構成により、アウタールーフ200の上面から右下面側に流下した雨水が、右張り出し部傾斜面210Rcに沿って流下することなく、下り勾配が開始される外縁部210Rd近傍に設けられた土手状の右側凸部100Rにおいて一旦堰き止められた後、その雨水は、右側凸部100Rの前端部100Rfから後端部100Rbに向けて形成されている勾配に沿って後方に向けて案内されて、最後は、後端部100Rbから落下して、右側斜め後方に張り出したV型フック40により受け止められて、右ドアガラス16R及び右窓ガラス15Rから離れて位置する後輪3R側に確実に滴下する。
また、上記と同様に、アウタールーフ200の上面から左下面側に流下した雨水が、左張り出し部傾斜面210Lc(図7参照)に沿って流下することなく、下り勾配が開始される外縁部210Ld近傍に設けられた土手状の左側凸部100Lにおいて一旦堰き止められた後、その雨水は、左側凸部100Lの前端部100Lfから後端部100Lbに向けて形成されている勾配に沿って後方に向けて案内されて、最後は、後端部100Lbから落下して、左側斜め後方に張り出したV型フック40により受け止められて、左ドアガラス16L及び左窓ガラス15Lから離れて位置する後輪3L側に確実に滴下する。
これにより、キャビン20のアウタールーフ200の上面から左右下面側に流下した雨水は、左右両側に設けられた左側凸部100L、右側凸部100Rを伝って、車体後ろ側に落下するので、雨水がキャビン20の左右側のガラスに付着することを低減出来る。また、左右のドアや窓を開けた時に、雨水がキャビン20の操縦室内に垂れることを低減出来る。
尚、上記実施の形態では、左右両側に設けられた左側凸部100Lと、右側凸部100Rが、左張り出し部傾斜面210Lcの下り勾配が開始される外縁部210Ld近傍と、右張り出し部傾斜面210Rcの下り勾配が開始される外縁部210Rd近傍に設けられた構成について説明したが、これに限らず例えば、図8に示す通り、第2の右側凸部100R’の下方への突き出し高さが十分に確保されているときであれば、右張り出し部傾斜面210Rcの下り勾配が終了する傾斜終了位置210Rc1(図8参照)に、第2の右側凸部100R’が設けられていても良い。このとき、第2の右側凸部100R’の下方への突き出し高さが十分に確保されているので、右張り出し部傾斜面210Rcを流下してきた雨水が、その流下の勢いで第2の右側凸部100R’の下端部を乗り越えて、窓ガラス側に雨水を滴下することは無い。左側凸部についても同様のことが言える。図8は、第2の右側凸部100R’の形成位置を説明するための、上記実施の形態の図3に対応する図である。
次に、図9を用いて、左右一対の後部反射器451L、451Rについて説明する。
図9は、本実施の形態のトラクタ10のキャビン20の後端下部を示す概略斜視図である。
図9に示す通り、キャビン20の左右一対の後部マウント部460L、460Rに、補強を兼ねた左右一対のプレート450L、450Rを設け、その一部に左右一対の後部反射器451L、451Rを設置した。
これにより、後部マウント部460L、460Rの強度向上、及び後部反射器451L、451Rの取り付け位置を確保出来る。
次に、図2、図10を用いて、作業灯やナンバープレート用ステーの設置について説明する。
図10は、トラクタ10の背面を下方から斜め上方に見上げた斜視図である。
図10に示す通り、天井部13の後方にエアコンユニット30が搭載されており、そのエアコンユニット30を上側から覆うべく、アウタールーフ200の上面側アウタールーフ200aの後端部には、後方に突き出したアウタールーフ側エアコンカバー部200a1が形成されている(図2参照)と共に、そのエアコンユニット30を下側から覆うべく、インナールーフ300の後端部には、後方に突き出したインナールーフ側エアコンカバー部300a1が形成されている。
これにより、天井部13の後方のデッドスペースを有効活用出来る。
また、アウタールーフ側エアコンカバー部200a1の下方であって、且つ、インナールーフ側エアコンカバー部300a1の左右両横に(図10参照)、即ち、アウタールーフ側エアコンカバー部200a1及びインナールーフ側エアコンカバー部300a1の最後端ライン200BL(図2参照)から後方に飛び出さない位置に、作業灯470が4つ後方に向けて配置されている(図10参照)。
これにより、作業灯470による後方の照射範囲が拡大する。
また、インナールーフ側エアコンカバー部300a1の後部中央にはナンバープレート固定用ステー480が設置されている。
これにより、視認容易な場所にナンバープレート481を設置出来る。
次に、図11、図12を用いて、ナンバープレート481の取り付け位置等について更に説明する。
図11は、トラクタ10のキャビン20を後方から見た概略図であり、図12は、キャビン20の左側面図である。
ナンバープレート481は、当該ナンバープレート481の上端部が、アウタールーフ側エアコンカバー部200a1の上面より下に位置するべく配置されている。
また、ナンバープレート固定用ステー480には、ナンバープレート481を後方下方側から照らすための番号灯490が取り付けられている。
これにより、視認性の良い位置にナンバープレート481を取り付けることが出来る。
次に、図13を用いて、トラクタ10の製造工程においてキャビン吊り冶具25を用いて、キャビン20を吊り下げるための吊り下げフックについて説明する。
図13は、トラクタ10の製造工程においてキャビン吊り冶具25を用いて、キャビン20を吊り下げた状態を示す斜視図である。
図13に示す通り、キャビン20の左右前側の支柱部材20a、20dの上端部には、左右一対のサイドミラー18を取り付けるためのブラケット45が突き出して取り付けられている。
また、本実施の形態では、上述した通り、トラクタ10の製造時の組み立て工程において、キャビン20を吊り上げるときに利用されるフックが、単なる板状ではなくV字型に折り曲げられており、強度アップが図られている。
これにより、図13に示す通り、左右一対のブラケット45と左右一対のV型フック40を利用して、トラクタ10の製造時の組み立て工程において、キャビン20を吊り上げるときにおいて、フックが変形することを防止出来る。
尚、上記実施の形態では、右側凸部100Rがキャビン20の右ドアガラス16Rと右窓ガラス15Rの前後方向の幅に対応して形成され、且つ、左側凸部100Lがキャビン20の左ドアガラス16Lと左窓ガラス15Lの前後方向の幅に対応して形成されている構成について説明したが、これに限らず例えば、右側凸部100Rがキャビン20の右ドアガラス16Rと右窓ガラス15Rの前後方向の幅より短い幅で土手状に形成されていても良いし、或いは、左側凸部100Lがキャビン20の左ドアガラス16Lと左窓ガラス15Lの前後方向の幅より短い幅で土手状に形成されていても良いし、若しくは、右側凸部100Rがキャビン20の右ドアガラス16Rと右窓ガラス15Rの前後方向の幅より短い幅で土手状に形成され、且つ、左側凸部100Lがキャビン20の左ドアガラス16Lと左窓ガラス15Lの前後方向の幅より短い幅で土手状に形成されていても良い。
また、上記実施の形態では、右側凸部100Rの下端部100Rdは、右側凸部100Rの前端部100Rf(図5参照)から後端部100Rbに向けて下り勾配を成しており、且つ、左側凸部100Lの下端部は、左側凸部100Lの前端部100Lf(図7参照)から後端部100Lbに向けて下り勾配を成している構成について説明したが、これに限らず例えば、右側凸部100Rの下端部100Rdは、右側凸部100Rの前端部100Rf(図5参照)から後端部100Rbに亘り水平であり、或いは、左側凸部100Lの下端部は、左側凸部100Lの前端部100Lf(図7参照)から後端部100Lbに亘り水平であっても良いし、左右両側の凸部とも水平であっても良い。
また、上記実施の形態では、アウタールーフ200が、内部に中空部200bを有する二重構造であるときについて説明したが、これに限らず例えば、内部に中空部を有さない板状の構造であっても良い。
また、上記実施の形態では、走行車両としてトラクタを例にとり説明したが、これに限らず例えば、キャビンを備えた走行車両であればトラクタには限定されず、どの様な車両であっても良い。
本発明の走行車両のキャビンによれば、ルーフの下面が傾斜面であっても、雨水が窓ガラスに付着しにくいという効果を発揮し、トラクタ等の走行車両のキャビンの天井部を構成するルーフとして有用である。
1 ボンネット
2 ミッションケース
3R、3R 左右一対の後輪
3F、3F 左右一対の前輪
4 バッテリ
7 エンジン
13 天井部
20 キャビン
30 エアコンユニット
100L 左側凸部
100R 右側凸部
100Rd 右側凸部の下端部
200 アウタールーフ
210R 右張り出し部
210Rc 右張り出し部傾斜面
210Rd 外縁部
300 インナールーフ

Claims (5)

  1. 左右一対のドアガラス(16L,16R)を配置したキャビン(20)の天井部(13)にアウタールーフ(200)を設け、
    前記アウタールーフ(200)は、前記キャビン(20)の左右側の窓枠上部(400)からそれぞれ外側に向かって張り出した張り出し部(210L,210R)を有し、かつ、ブロー成形金型により作成される樹脂成形部材であって、前記ブロー成形金型の分割面に沿ってパーティングライン(210PL)が形成されており、
    前記張り出し部(210L,210R)の下面は、
    前記張り出し部の外縁部(210Ld,210Rd)から前記キャビン(20)に向けて下り勾配を成す張り出し部傾斜面(210Lc,210Rc)と、
    前記パーティングライン(210PL)より下側の面である前記張り出し部傾斜面から下方に突き出し、かつ、前記外縁部(210Ld,210Rd)近傍において、前記ドアガラス(16L,16R)の前後方向の幅に対応して連続して形成された凸部(100L,100R)と、を有している、
    ことを特徴とするトラクタ。
  2. アウタールーフ(200)は、キャビン(20)の四隅において上下方向に配置された支柱部材(20a〜20d)の内の後方の支柱部材(20b,20c)の上方を覆う構成とし、前記凸部(100L,100R)の後端部は前記後方の支柱部材(20b,20c)の近傍まで延びる構成とした、ことを特徴とする請求項1記載のトラクタ。
  3. 前記凸部(100L,100R)の下端部は、前方側から後方側に向けて下り勾配を成している、ことを特徴とする請求項2記載のトラクタ。
  4. 前記凸部(100L,100R)の後端部(100Lb,100Rb)の下方への突出し長さ(100Ha)は、前記後端部(100Lb,100Rb)より前側の突き出し長さ(100Hb)より大きく形成した、ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のトラクタ。
  5. 前記天井部(13)の後方にエアコンユニット(30)を搭載し、前記エアコンユニット(30)を上側から覆うべく、前記アウタールーフ(200)の後端部には、後方に突き出したアウタールーフ側エアコンカバー部(200a1)を形成し、前記エアコンユニット(30)を下側から覆うべく、インナールーフ側エアコンカバー部(300a1)を形成し、前記アウタールーフ側エアコンカバー部(200a1)の下方であって、且つ、前記インナールーフ側エアコンカバー部(300a1)の左右両横で、前記アウタールーフ側エアコンカバー部(200a1)及び前記インナールーフ側エアコンカバー部(300a1)の最後端ライン(200BL)から後方に飛び出さない位置に、作業灯(470)を後方に向けて配置した、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のトラクタ。
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