JP6122689B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に記録された残有価価値を精算可能な遊技場用システムに関する。
遊技場では記録媒体に有価価値を対応付け、その有価価値を対価として遊技価値を付与している。この場合、セキュリティを考慮して記録媒体に対応付けられる有価価値を示す有価価値情報を記録媒体にそのまま記録し、その有価価値情報により有価価値を特定するのではなく、サーバにて有価価値情報を管理し、有価価値を特定することが望ましいが、有価価値を使用する端末がサーバとオフラインになることを考慮して、例えば特許文献1では、記録媒体にも有価価値情報を記録し、オンラインではサーバの有価価値情報に基づき有価価値を付与する一方、オフラインでは記録媒体の有価価値情報に基づき有価価値を付与することが提案されている。
特開2010−227434号公報
さて、記録媒体に対応付けられた有価価値を使用する場合、端末にて記録媒体のIDや有価価値情報等の記録媒体情報を読込む必要があるが、この記録媒体情報を記録媒体が不良となること等により、読込むことが出来なくなる場合がある。この場合、従来は記録媒体に対応付けてサーバにて記録される有価価値情報を参照して対応する有価価値を特定し、新規の記録媒体にその有価価値を示す遊技価値情報を対応付けて遊技者に手渡すことで対処していたが、セキュリティの面、特に従業員の不正を考慮し、新規に記録媒体に有価価値を対応付けることに抵抗を感じる遊技場は少なくなく、例えば店長クラスの承認がない限り対応出来ないというような問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、セキュリティ面を十分に考慮しつつも、容易に記録媒体が不良となった場合に対処可能な遊技場用システムを提供することにある。
本発明の遊技場用システムは、貨幣、及び遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値の内、少なくとも一方である遊技有価価値を受付ける価値受付処理、その受付けた遊技有価価値を対価として遊技機を遊技するために消費する遊技価値を付与する対価付与処理、及び価値受付処理により受付けた遊技有価価値の内、対価付与処理による対価分を除いた遊技有価価値を示す残有価価値を記録した記録媒体であって、当該記録媒体を識別するためのIDである媒体IDを視認可能に記録した残価値記録媒体を遊技者に対して発行する発行処理を行う価値処理手段と、前記媒体IDに対応付けて前記残有価価値を示す価値情報を管理し、当該価値情報を前記価値処理手段による処理に応じて更新する価値情報管理手段と、前記価値処理手段と通信可能であり、前記媒体IDを操作入力により受付け、当該受付けた媒体IDである受付IDに対応付けて前記価値情報管理手段により管理される前記価値情報を照会し、対応する前記残有価価値を特定する価値特定手段と、前記受付IDとは異なる前記媒体IDである再発行IDが記録される記録媒体に対して、前記価値特定手段により特定された前記残有価価値を記録する残価値記録処理を行う残価値記録手段と、前記残価値記録処理が行われることを条件として、当該残価値記録処理により記録された前記残有価価値、及び前記再発行IDが記録される記録媒体を発行することで、前記受付IDに対応する残価値記録媒体の再発行処理を行う発行手段と、前記再発行処理が行われる場合に、前記価値情報管理手段により前記受付IDに対応付けて管理される前記価値情報の対応付けを、前記受付IDから前記再発行IDへと引継ぐ引継手段と、前記再発行処理を許可するための条件である許可条件を設定する設定手段と、前記許可条件が成立していることを条件として前記再発行処理を許可する許可手段と、を備え、前記許可条件は、前記受付IDが操作入力により受付けられた時期である受付時期が、前記価値情報により特定される最終の利用時期を基準として予め設けられる設定期間内であること、前記価値情報により特定される最終の利用時期から前記受付時期までの間に、前記価値処理手段と前記価値情報管理手段とが通信不能な状態であるオフライン状態となる期間内オフラインが発生した回数が予め設定される回数未満であること、前記期間内オフラインが発生した場合に、当該期間内オフラインが解消していること、前記価値特定手段により特定された前記残有価価値が許容値未満であること、及び前記価値情報の照会時に当該受付IDが前記価値処理手段にて非利用状態であることの少なくとも何れかであるものである(請求項1)。
請求項1記載の遊技場用システムにおいて、
前記遊技有価価値は少なくとも貨幣が含まれ、残有価価値に対応する貨幣を払戻す精算処理を行うことで算可能であり、前記残価値記録媒体には、前記残有価価値が貨幣に対応する場合に、前記対価付与処理が許容される第1の期限と、前記精算処理が許容される第2の期限とが予め設定されており、前記発行手段は前記精算処理を実行可能であり、前記価値特定手段により貨幣に対応する前記残有価価値が特定された場合に、前記受付IDに対応する残価値記録媒体における前記第1の期限内であることを条件として前記再発行処理を行う一方、前記第2の期限内であることを条件として前記精算処理を行うようにしても良い(請求項2)。
請求項2記載の遊技場用システムにおいて、
前記遊技有価価値は前記獲得価値が含まれ、前記残価値記録媒体には、前記獲得価値を対価とした対価付与処理が許容される第3の期限が予め設定されており、前記発行手段は、前記価値特定手段により、貨幣、及び前記獲得価値の双方に対応する残有価価値が特定された場合に、前記受付IDに対応する残価値記録媒体における前記第3の期限外であっても、前記第1の期限内であれば前記再発行処理を行い、前記引継手段は、前記価値特定手段により、貨幣、及び前記獲得価値の双方に対応する残有価価値が特定されることにより前記再発行処理が行われた場合に、貨幣だけでなく前記獲得価値についての前記価値情報の対応付けを、前記受付IDから前記再発行IDへと引継ぐようにしても良い(請求項3)。
請求項1から3の何れか一項に記載の遊技場用システムにおいて、
記再発行処理が許可されていない状態で認証用のIDを受付け、予め設定される承認IDと照合する照合手段を備え、前記許可手段は、前記照合手段による照合結果に応じて許可条件が成立していない状態であっても前記再発行処理を許可するようにしても良い(請求項4)。
請求項1から4の何れか一項に記載の遊技場用システムにおいて、
前記価値処理手段は、前記価値情報管理手段と通信可能な状態であるオンライン状態で前記価値情報を参照した上で前記対価付与処理を実行すると共に、その対価付与処理により対価となった残有価価値を特定可能な情報を前記価値情報管理手段へと送信し、前記オフライン状態では受付けた前記残記録媒体に記録される残有価価値を更新することで、前記価値受付処理、及び前記残有価価値を対価とした対価付与処理の少なくとも一方を行うと共に、オフライン状態が解消してオンライン状態へと戻った場合に前記価値情報管理手段へとオフライン状態にて変動した残有価価値を特定可能な情報を送信し、前記価値情報管理手段は、前記残価値記録媒体の最終の利用時期を特定可能に前記価値情報を管理すると共に、前記価値情報を前記価値管理手段により送信される情報により更新しても良い(請求項5)。
請求項1の発明によれば、再発行処理により店長クラスの承認がなくとも、従業員の不正を考慮しつつも記録媒体の読取不良に適切に対応可能となる。この場合、記録媒体に残有価価値が記録されることで、価値情報管理手段と価値処理手段とがオフラインになった場合や、記録媒体に不正な残有価価値が記録されていないかの照合等の処理に影響を及ぼす虞を低減出来る。
また、セキュリティレベルを確保出来る許可条件により再発行処理を許可するので、遊技場のセキュリティへの関心に応じたセキュリティレベルにて適切に再発行処理を行うことが可能となる。
請求項2の発明によれば、規則等により対価付与処理と精算処理を行う期限を相違して設定する必要がある場合に、対価付与処理の期限外であれば再発行処理を行っても記録媒体を利用することが出来ないので、無闇に記録媒体を再発行することを防止出来ると共に、再発行出来るのだから対価付与処理も行えると遊技者に誤認させる虞を防止出来る。また精算処理の期限外であれば精算処理を制限する必要があるが、対価付与処理の期限内であれば再発行処理が行われるので、記録媒体の不良により再発行処理や精算処理を行う場合であっても遊技者の利便性を考慮した上で適切に規則等を遵守出来る。
請求項3の発明によれば、再発行処理した場合に獲得価値による対価付与処理が許容されない期間であっても獲得価値を引継ぐので、再発行処理した場合に、遊技者にとっては獲得価値と残高との夫々に対応した記録媒体を持つ必要がなく、遊技場においては獲得価値に対応した記録媒体を回収出来、双方の利便性を高めた上で、対価付与処理が許容されない獲得価値について再発行処理された記録媒体により精算や保証等の対応が可能となる。
請求項4の発明によれば、再発行処理を行うために少なくとも価値特定手段が残有価価値を特定可能である状態、即ち、価値特定手段と価値情報管理手段とが所謂オンライン状態であることが条件となるが、その条件以外の許可条件を設定により加えることが可能となるので、セキュリティを重視する遊技場であっても許可条件を加えることでセキュリティが確保出来る状態であれば、店長クラスの承認を必要とせずに再発行処理が可能となる一方、確保出来なければ認証用のIDにて店長クラスの承認により再発行を行うというように遊技場のセキュリティへの関心に応じたセキュリティレベルにて再発行処理を行うことが可能となる。
請求項5の発明によれば、遊技場がセキュリティを問題視するのはオフライン中の残記録媒体に記録される残有価価値による価値受付処理を装って不正に残有価価値を増加させる不正や、オフライン中に対価付与処理により対価が発生しているにも関わらず発生していないと装って残有価価値を減少させない不正等であり、これらの不正を考慮した上で、適切に再発行処理を行うことが可能となる。
本発明の一実施形態における遊技場用システムの全体構成を示す概略図 会員DBを示す図 カード利用履歴を示す図 カード利用履歴(抽出)を示す図 番号入力画面を示す図 一般カード照会画面を示す図 会員カード照会画面を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技機装置2(価値処理手段に相当)が設置されている。これら遊技機1及び遊技機装置2は、中継装置3及びLAN4を介して管理装置5(価値情報管理手段、引継手段、設定手段に相当)と接続されている。管理装置5は、遊技機側(遊技機1、遊技機装置2等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機1毎の遊技データを管理する共に、会員登録された会員毎の個人データも管理する。
遊技場には景品交換装置(以下、POS)6及び残高精算機7(価値特定手段、残価値記録手段、発行手段、許可手段、照合手段に相当)も設置されており、LAN4を介して管理装置5と接続されている。POS6は、タッチパネル式のモニタを備えており、付属するカードリーダライタにより読取った一般カード8(記録媒体、残価値記録媒体に相当)、或いはバーコードリーダにより読取ったレシートに記録されている遊技価値(後述する持玉数、獲得価値)に基づいて特定される景品交換価値に基づいて景品交換処理を実行する。尚、POS6において一般カード8、或いはレシートに記録されている遊技価値の大きさを取扱うときは、管理装置5が一般カード8、或いはレシートに対応して予め記憶している遊技価値の大きさと照合し、真であると判定したことを条件として遊技価値の取扱いを有効とする。残高精算機7は、一般カード8がカード挿入口9に挿入されたときは、当該一般カード8に記録された残高(残金、残有価価値)を返却口10から返却すると共に当該一般カード8を回収する。
管理装置5は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード11、モニタ12、図示しないプリンタ等が接続されている。管理装置5は、遊技場内に設置された遊技機1、遊技機装置2等の稼動状況を管理すると共に、遊技機側からの信号に基づいて遊技者毎の遊技価値の大きさ(持玉数・貯玉数(会員の場合))を記憶管理する。尚、持玉とは、当日貯玉であり、前日以前に預入れた玉やメダルではなく、当日獲得した玉やメダルを意味する。貯玉と当日貯玉は管理が異なるため区別している。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置5の管理対象となっている。
図1で示す遊技機1はCR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面13に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル14、上部受皿15、下部受皿16を有すると共に、盤面13に、液晶表示部17、始動口18、大入賞口19を有する。
遊技機1は以下に示すように動作する。
(1)操作ハンドル14が操作されたことにより盤面13に発射された玉が始動口18に入賞(始動入賞)することに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部17にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)である。大当たりが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口19を開放する。尚、1Rの上限入賞数(上限数)は8個、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(3)大当たりに対応するラウンド数は5Rと16Rとがあり、その振分割合は5Rが25%であり、16Rが75%である。
(4)確変中は大当たり確率が1/30に向上する。確変は次回大当たりまで継続するため、大当たり後に通常状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、通常大当たりが発生した場合は通常状態へと戻る。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打込みや始動口18への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
・アウト信号:使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力される使用媒体数(アウト)を特定可能な信号である。回収玉(使用玉、打込玉)10個に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10をアウトとして特定する。尚、遊技機1から直接出力される信号であっても良い。アウト信号により特定されるアウトは、遊技に使用された遊技価値の量に相当する。
・セーフ信号:遊技機1から出力される払出遊技価値(払出媒体数、セーフ)を特定可能な信号である。払出玉10個に対して1パルスが出力されるので、セーフ信号数×10をセーフとして特定する。尚、補給装置(図示せす)から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。セーフ信号により特定されるセーフは、入賞により付与された遊技価値の量に相当する。
・始動入賞信号:遊技機1から出力される始動口18への入賞(始動入賞)を特定可能な信号である。始動口18への入賞1回につき1パルスが出力されるので、始動入賞信号の受信に応じて始動入賞を特定する。
・図柄変動信号(スタート信号):遊技機1から出力される始動口18への始動入賞により変動(作動)を開始する図柄変動(役物作動)を特定可能な信号である。図柄変動の確定時(終了時)に出力されるので、図柄変動信号の受信に応じて図柄変動(スタート)を特定し、スタート信号数×1を図柄変動回数(スタート回数)として特定する。尚、図柄変動の開始時に出力される信号であっても良く、更に始動入賞信号をスタート信号として採用しても良い。
・大当たり信号:遊技機1から出力される大当たり状態である期間を特定可能な信号である。大当たり状態中にレベル出力されるので、大当たり信号受信中を大当たり状態中として特定する。
・確率変動信号:遊技機1から出力される大当たりの当選確率が高い確変状態中である期間を特定可能な信号である。確変状態中にレベル出力されるので、確率変動信号受信中を確変状態中として特定する。尚、大当たり信号、及び確率変動信号の何れも受信していない期間は通常状態として特定する。
遊技機装置2は、紙幣(貨幣、遊技有価価値に相当)が投入される紙幣投入口20、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部21、貯玉を払出すための払出釦22、払出された玉が通過する払出ノズル23、一般カード8が挿入されるカード挿入口24、一般カード8を発行するための発行釦25、遊技機1の下部受皿16の下方に位置する着脱可能な計数受皿26等を備えている。
遊技機装置2は所謂各台計数機能付の貸出機であり、受付(価値受付処理に相当)けた貨幣の内、貸出(対価付与処理に相当)の対価を減じた残高(残有価価値に相当)、及び計数(価値受付処理に相当)した持玉の内、再プレイ(対価付与処理に相当)により払戻した残りの持玉(残有価価値に相当)を特定可能な一般カード8を発行(発行処理)可能な装置である。残高とは遊技者が入金した貨幣額から貸出処理を行った対価額を除いた遊技者の利用可能額を示している。持玉とは遊技者が獲得した遊技価値を示し、計数した獲得遊技価値から再プレイ処理により付与した遊技価値や交換した景品の対価となった遊技価値を除いた遊技価値を示している。
遊技機装置2は、以下に示す機能を備えている。
(1)紙幣投入口20に投入された紙幣の金額を一般カード8に記録すると共に、投入金額(残高)を液晶表示部21に表示する。
(2)遊技機1に設けられた図示しない貸出釦の操作に応じて残高の範囲内で1度数に相当する数の玉(遊技価値に相当)を遊技機1内部の払出機構から払出すCR機能を備えている。このとき、遊技機1から遊技機装置2に1度数分の125玉を払出したことを示す信号が出力されるので、液晶表示部21に表示されている残高から1度数に相当する単位金額である500円を減額すると共に売上信号を出力する。この売上信号は1度数の玉の払出し毎に1パルスが出力されるので、1パルスに相当する単位金額を売上額として特定する。
(3)遊技機1の下部受皿16から落下して計数受皿26で受けられた玉数を計数して液晶表示部21に表示する。
(4)払出釦22の操作に応じて計数玉数(持玉数)又は貯玉数(会員の場合)の範囲内で1度数ずつ払出す。
(5)遊技機1に設けられた図示しない返却釦の操作に応じて残高及び持玉数等の情報をカード挿入口24に挿入されている一般カード8に記録して発行する。会員カードが挿入されている場合は、残高を会員カードに記録して持玉数を管理装置5に送信してから会員カードを発行する。一般カード8を発行する場合は、カードID(媒体IDに相当)を含む発行情報を管理装置5へ送信し、管理装置5側にも記憶する。尚、カード挿入口24に一般カード8も会員カードも挿入されていない場合は、図示しないカードストック部にストックしている一般カード8をカード挿入口24に繰出して残高及び持玉数を記録して発行する。
(6)一般カード8がカード挿入口24に挿入された場合は、一般カード8に記録されている残高及び持玉数を読出して液晶表示部21に表示する。会員カードが挿入された場合は、会員カードに記録されている残高を読出して液晶表示部21に表示すると共に暗証番号の入力を条件として管理装置5の会員口座に会員IDに対応して記憶されている貯玉数(当日貯玉数・前日貯玉数)も表示する。当日貯玉数とは当日貯玉された貯玉数(持玉数)であり、前日貯玉数とは前日までの貯玉数である。営業終了後は、当日貯玉数は前日貯玉数に合算して記憶される。遊技者による払出操作に応じて貯玉数或いは当日貯玉数の範囲内で玉を払出ノズル23から払出す。
(7)液晶表示部21に対する操作入力に応じて対応する遊技機1或いは指定された他の遊技機1の遊技データを表示したり、遊技場からのメッセージを表示したり、遊技者が会員であることが特定された場合は遊技機1の遊技データを表示する。
管理装置5は、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、遊技機1の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービス、並びに遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を一旦貯蓄し、当日或いは後日遊技に再利用できるようにする貯玉サービスを実行可能となっている。これらのサービスを実行するために、遊技機1や遊技機装置2等から入出力部に入力される遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定して遊技機1毎に遊技情報を管理するようになっている。
尚、以下においては一般カード8と会員カードとを合わせて表現する場合は単にカードという。
さて、本実施形態では、カードに記録する情報として残高については一般カード8と会員カードの双方に直接記録するのに対して、持玉については一般カード8のみに記録し、会員カードには記録しないようになっているが、残高及び持玉を双方のカードに記録しても良いし、何れかのみを記録するようにしても良い。即ち、残高及び持玉の内、少なくとも一方をカードに記録すればどのように情報を記録しても良い。
残高や持玉等を示す価値情報をカードに記録するのには大きく分けて2つ理由があり、双方の処理を実施形態上では実施しているが、一方のみを処理対象としても良い。
1つ目の理由は管理装置5と各端末(遊技機装置2、POS6、残高精算機7等)とがオンラインの場合に、カードに記録された価値情報と管理装置5にて管理される価値情報とを照合するためであり、相違している場合は不正の虞もあるのでエラー報知することを効果として見込んでいる。
2つ目の理由は特許文献1と同様に管理装置5と各端末とがオフラインとなった場合に、カードに記録された価値情報により遊技価値の付与や精算を行うことで急場を凌ぐためである。この場合、1つ目の理由にて例示した管理装置5とカードの価値情報が相違する場合でも、オフラインとなってからオンラインに復旧したことによりカードの価値情報の方が小さい値を示していればエラー報知を抑制するような処理や、オンラインに復旧した際にオフライン中に処理した情報を管理装置5に送信して管理する値を修正する構成も想定出来る。
遊技者は、以上のように残高や持玉を対価として遊技機装置2にて遊技価値の付与(玉の払出)を受けることが可能であったり、残高及び持玉を記録したカード(会員カードの場合は残高のみ)を遊技機装置2から発行することにより台移動して遊技を継続したり、残高及び持玉を精算して遊技を終了したりすることが可能となる。
一方、管理装置5は、会員DBを管理しており、残高や持玉については一般カード8と同様に管理するが、会員特有の貯玉について説明する。
図2は会員登録した会員の会員DBの例示である。会員IDに対応付けて会員の電話番号やメールアドレス等の属性情報の他に、会員カードに対応付けられた残高、貯玉、持玉が管理されている。
貯玉も持玉と同様に遊技者の獲得価値であるが、持玉(当日貯玉)には前述した通り、利用期限が定められており、その利用期限になると貯玉(前日貯玉)へと移行される。そして、持玉は再プレイ処理する際に、貯玉よりも有利となる獲得価値で、例えば、対価として徴収する手数料を持玉は0とする一方、貯玉は125玉の再プレイ玉に対して25玉を手数料として合計の150玉を対価としたり、一日当りに再プレイに利用可能な玉数を持玉は上限を設けない一方、貯玉には例えば2500玉等と上限を設ける等、再プレイする際に遊技者にとって持玉の方が貯玉よりも有利となる。従って、遊技者は持玉が貯玉に移行される前に遊技しようとするので、遊技機の稼動率を高める効果を期待できる。勿論、単に当日に獲得した獲得価値を持玉とする一方、前日以前の獲得価値を貯玉としたり、持玉と貯玉との区分けなく管理しても良い。
さて、上述したようにカードに記録した残高は残高精算機7にて現金の精算が可能である一方、持玉はPOS6にて景品交換することで精算可能であることから、管理装置5は、精算される価値情報を照合可能とするために、遊技者による処理に対応した残高や持玉の最新の値をカード利用履歴として管理している。
図3はカードの利用履歴を示しており、処理時刻設定部27aに対象となる期間、端末設定部27bに端末の種類及び端末の号番、カードID/会員番号設定部27cに全ID/番号または指定ID/番号、及び履歴設定部27dに「プリペイド利用履歴」、持玉に関わる「持玉利用履歴」、カードの内、持玉が精算済みでない「持玉未精算履歴」、貯玉(貯玉処理や再プレイ処理)を利用した「貯玉履歴」、エラー等が発生した処理に対応する「システム履歴」の内、何れを対象とするか(全てを対象とすることも可)を入力すると、対象となる利用履歴を抽出して利用履歴欄27eに表示する。
利用履歴欄27eには、処理時刻(降順)(図面では省略)、端末名称、(端末の)号機、(パチンコやスロットマシンや貸単価や交換単価により区別される)種別(Pは貸単価4円のパチンコ)、カードID/会員番号、処理内容、残金(残高)、持玉/メダルが対応付けて表示されており、残高と持玉/メダルについては、処理前の値と処理対象となった値と処理後の値が表示されている。
処理内容は、利用履歴を作成する条件に対応しており、持玉を計数する等して増加させる「預入」、持玉を貯玉処理する「会員貯玉」、入金や残高による貸出処理を行う「返却」、持玉による再プレイ処理である「持玉遊技」、カードの残高等を合算する「合算」等があり、この条件は残高や持玉が更新されたことを特定可能な内容が予め設定されている。
図3に示す例では、カードID/会員番号として全ID/番号を選択した表示例を示している。
図4は図3においてカードID/会員番号にて指定ID/番号を選択してカードのIDを入力した上で絞り込み設定部27fをチェックして抽出した場合の利用履歴の表示例であり、入力されたIDに対応する抽出されたカードの利用履歴が処理時刻順(降順)に表示されている。
図4に示す例は、図3におけるカードID=80000020の一般カード8の利用履歴を抽出した例を示している。尚、備考欄に「明細」が記載されたレコードは図3に記載されていないレコードで、一般カード8の挿入、貸玉等の図3では特定されない他の処理を特定するものである。また、「明細」が記載されたレコードの数値は()内に表示される。
図4では、残金の記憶される最上位のレコードの残金が現在の残金となり、残玉(持玉)の記憶される最上位のレコードの残玉が現在の持玉となり、最上位のレコードがカード照会した際の最後に利用した日時に対応したレコードとなる。図4に示す例では、現在の残金2700円全てが精算され0円、現在の残玉が710玉であることを示している。
次に上記構成の作用について説明する。
遊技者が遊技機装置2から残高を記録したカードを発行し、カードに記録された残高を精算する場合は、カードを残高精算機7に挿入して精算する。
ところで、カードの表面には磁気テープが設けられており、その磁気テープにカードID等が記録されている。カードIDは一般カード8が全8桁、会員カードが全16桁で、カードに印字または刻印されて認識可能となっている。カードを携帯している状態では磁気テープに外力が作用する状態であることから、磁気テープが損傷することがあり、このような場合は、遊技機装置2や残高精算機7がカードIDを読取ることが出来ないカード不良となり返却される。カードが読取不良となった場合は、カードに記録されている残高や持玉を補償する必要があるが、従来は図4に示すような履歴情報に基づいて残高等を特定し、現金精算する等の必要があったため、店長クラスの承認がなければ対応出来なかった。この場合、カードを再発行しようとすると、オフライン中にカードに記録される残高により貸出を行うことを考慮すると、カード自体に残高を記録する必要があり、別途、入金した上でカードを発行する等、非常に手間が掛かる。
このような事情から、本実施形態では、カードが読取不良となった場合に、カードIDを残高精算機7に操作入力して管理装置5上の引継ぎを行って他のカードを発行するようにした。
即ち、残高精算機7は、カードからカードID等を読取れなくなった場合は、カードに印字または刻印等されたカードIDを入力するためのカード照会画面を表示する。
図5は番号入力画面を示している。この番号入力画面は残高精算機7における鍵(通常の鍵だけでなく電子キーであっても良い)により開閉可能な扉(前面部)を開放することにより操作可能な照会釦の操作、或いは従業員のリモコン操作、即ち、従業員の操作により表示される画面である。番号入力画面には、「カード照会」のタイトル28a、カードIDの入力を促すメッセージ28b、キーボード28cが表示される。この場合、一般カード8は全8桁のカードIDを入力し、会員カードは全16桁のカードIDの内、下8桁を入力する。つまり、上8桁は店舗IDを示すため、下8桁を入力することで当該店舗IDが上8桁に自動入力される。
図6は一般カード8、図7は会員カードのIDを夫々入力した場合の照会画面を示しており、カードIDを操作入力することで、管理装置5にて管理する値を図5の照会画面にて確認可能となる。照会画面には、入力したカードID28d、現在の残高28e、最終利用日時28f、及び最後に利用した端末ID28gが表示されると共に、「確認」釦28h、「強制精算」釦28i、「再発行」釦28jが表示される。
ここで、カードに記録された残高を直接精算することも可能であるが、カードには利用の期限(「第1の期限」に相当)と精算の期限(「第2の期限」に相当)との2つの期限が設定されており、利用の期限内であることを条件として再発行を許容し、精算の期限内であることを条件として精算処理を許容する。即ち、カードに設定された残高の利用期限について2種類あり、精算と利用の双方が可能な期限(例えば当日のみ)と、利用のみが可能な期限(例えば入金時等の最初の処理から1週間)とが設定される。残高における精算とは上述したような現金精算を示し、利用は残高を対価とした貸玉の付与を示す。つまり、精算と利用の双方が可能な期限内であれば「強制精算」釦28iと「再発行」釦28jの双方が操作可能であり、双方の処理が可能となるが、利用のみが可能な期間では「強制精算」釦28iは非活性化される等により操作不能で、「再発行」釦28jのみが操作可能となり、精算と利用の双方が不能な期間では双方の釦28i,28jが操作不能となり、双方の処理が不能となる。
また、持玉についても同様に期限(第3の期限に相当)を設定可能だが、利用、精算に共通した1種類の期限(例えば1日、尚、上記残高の何れかの期限と兼用しても良い)のみが定められており、期限内であるか否かにより釦操作による処理を抑制する。
更に一般カード8に残高と持玉とが記録されている場合、持玉が期限切れでも残高の精算と再発行との何れかが可能であればその可能な方に対応した処理を可能とするが、一般カード8により期限内であるか否かを特定可能である(図3を管理しているためカードIDを例示できるが最初の発行日時等をカードに記録しても良い)ため、利用する端末にて期限外であると特定されれば持玉の利用は不能となるが、その利用先の端末で確認可能となるように残高と持玉の双方を一般カード8に記録する。
遊技者が「確認」釦28hを押下した場合はカード照会画面の表示を終了し、「強制精算」釦28iを押下した場合には照会した残高分の貨幣が返却されることで残高が精算される。「再発行」釦28jを押下した場合は、一般カード8であれば残高精算機7にてストックしている空の(残高や持玉の対応付がされていない)一般カード8に管理装置5にて管理される残高を記録(残価値記録処理に相当)して発行(再発行処理に相当)する。このように再発行する場合は、読取不良となった一般カード8とは別の一般カード8を発行対象とする。つまり、再発行される一般カード8のカードID(再発行IDに相当)は読取不良となった一般カード8のカードIDとは異なる。このとき、管理装置5は、読取不良となった一般カード8のカードIDに対応して管理していた残高を残高精算機7から発行した一般カード8のカードIDに引継ぐ(引継ぎ処理)。また、カード照会画面で入力されたカードIDの一般カード8は残高及び持玉を示す価値情報を空扱いとする。
一方、会員カードを照会した場合は、別途、会員情報を対応付ける等の再発行処理を行って発行した新たな会員カードの挿入を促す画面が表示され、その会員カードを挿入すると、上述した一般カード8の処理と同様に会員カードに残高を記録してカードを返却する。この場合、入力したカードIDの会員カードは使用禁止状態となる。
尚、図5から図7では残高のみが対象となっているが持玉も対象とすることが可能である。
ここで、図5から図7のカード照会に基づく再発行処理は少なくとも管理装置5と残高精算機7とがオンラインであることが条件となるが、以下の再発行処理の許可条件を設定操作により有効または無効とすることが可能である。尚、許可条件が成立しないことにより再発行処理出来ない場合には「強制精算」釦28iや「再発行」釦28jが非活性化される等により操作不能となる。
追加可能な許可条件としては、
(1)最初の発行日がカード照会時と同一日(再発行処理を当日に限る)。
(2)最終利用日時がカード照会時と同一日。つまり、請求項5でいう「受付IDが操作入力により受付けられた時期である受付時期が、価値情報により特定される最終の利用時期を基準として予め設けられる設定期間内であること」に相当するものであり、本実施形態では、設定期間が1日に設定されていることになる。
(3)最終利用日時から全ての端末(少なくとも遊技機装置2が対象)がオンライン状態を継続している。つまり、請求項5でい「価値情報により特定される最終の利用時期から受付時期までの間にオフライン状態となる期間内オフラインが発生した回数が予め設定される回数未満であること」に相当するものであり、本実施形態では、「予め設定される回数」が1回に設定されている。
(4)上記(3)の条件としてオフラインとなった期間が設定期間(例えば5分)内であればオンラインが継続していると見做す(一時的なエラーや電源OFF、ONを除外するため)。
(5)上記(3)の条件として閉店時にオフラインとなってもオンラインが継続していると見做す。
(6)最終利用日時からオフラインとなった端末がある場合に、その端末からオフライン中の情報が送信されていればオンラインが継続していると見做す。つまり、請求項5でいう「期間内オフラインが発生した場合に、当該期間内オフラインが解消していること」に相当する。
(7)残高が設定値(許容値)未満。つまり、請求項5でいう「価値特定手段により特定された残有価価値が許容値未満であること」に相当する。
(8)持玉が設定値(許容値)未満。つまり、請求項5でいう「価値特定手段により特定された残有価価値が許容値未満であること」に相当する。
(9)カード照会時に対応カードが他の全ての端末にて非利用状態であること。
これらの許可条件により再発行が不能な場合は店長クラスによる承認により再発行が可能となるが、この場合、特定(店長クラス等、特定の従業員、或いはオーナー)の認証用IDを受付けること(例えば特定のリモコンからの操作)により「再発行」釦28j等を活性化することで処理を可能とする。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することが出来る。
残高や持玉を記録するカードが読取不良となった場合に、カードIDを操作入力して管理装置5上の値を特定し、その特定した値をカードに記録すると共に管理装置5上の引継ぎを行って他のカードを発行するので、管理装置5と遊技機装置2とがオフラインになった場合や、カードに不正な残高が記録されていないかの照合等の処理に影響を及ぼす虞を低減出来る。
カードに利用の期限と精算用の期限とを設定し、カードIDを操作入力した場合に、利用の期限内であることを条件として再発行処理を許可するので、無闇にカードを再発行することを防止出来ると共に、再発行出来るのだから貸出や再プレイも行えると遊技者に誤認させる虞を防止出来る。一方、精算用の期限内であることを条件として精算処理を許容するので、カードの不良により再発行処理や精算処理を行う場合であっても遊技者の利便性を考慮した上で適切に規則等を遵守出来る。
持玉の利用期限が過ぎても利用の期限内であれば、残高と持玉の双方を記録した一般カード8を発行するので、再発行処理した場合に、遊技者にとっては持玉と残高との夫々に対応した一般カード8を持つ必要がなく、遊技場においては持玉に対応した一般カード8を回収出来、双方の利便性を高めた上で、貸出が許容されない持玉について再発行処理された一般カード8により精算や保証等の対応が可能となる。
オンライン以外に再発行処理を許可する許可条件を設定可能であり、その許可条件が成立していない場合は再発行処理を許可しないが、認証用のIDを受付けることで、再発行処理を許可するので、セキュリティを重視する遊技場であっても許可条件を加えることでセキュリティが確保出来る状態であれば、店長クラスの承認を必要とせずに再発行処理が可能となる一方、確保出来なければ認証用のIDにて店長クラスの承認により再発行を行うというように遊技場のセキュリティへの関心に応じたセキュリティレベルにて再発行処理を行うことが可能となる。
再発行を許可する許可条件として、IDの操作入力時期が最終利用日と同一であること、最終利用時期からIDの操作入力時期までにオンライン状態を継続していること、オフラインが解消したことによりオフライン中のデータを管理装置5に送信していない遊技機装置2がないこと、残高や持玉が許容値未満であること等を設定したので、遊技場のセキュリティへの関心に応じたセキュリティレベルにて適切に再発行処理を行うことが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
記録媒体として残高や持玉を記録する一般カード8や会員カードを例示したが、コイン等、どのような記録媒体を対象としても良い。
価値処理手段として遊技機と1:1で対応する遊技機装置2を例示したが、例えば島端に設けられるような複数の遊技機に対応する遊技機装置を価値処理手段としても良い。
引継ぎ処理を行ってから再発行処理を行うようにしたが、再発行処理を行ってから引継ぎ処理を行っても良い。
視認可能な記録態様として印字または刻印を例示したが、他に所謂リライトカードのような熱印字や所謂電子ペーパーのような表示等、IDを視認可能であればどのような記録形態を採用しても良い。
再発行釦の操作により再発行処理を行う等、IDの操作入力以外の操作を条件として再発行処理や精算処理を行うことを例示したが、IDの操作入力に応じてそのまま再発行処理を行うようにしても良い。
例示した条件等の設定情報は、予め設定されていれば遊技場管理者が任意に設定しても、予め管理装置5の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバからダウンロードして設定しても良い
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定しても良い。また、数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。特に許可条件について当日限りを例示したが、これは設定期間が1日未満を意味しており、3日未満等適宜変更しても良いし、日付単位ではなく時間単位で条件を設定しても良い。
遊技機装置2としては、価値受付処理及び対価付与処理の少なくとも一方を行えるようにしても良い。
対象となる遊技機としては遊技価値をデータのみで管理する所謂封入式等の例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機や、スロットマシン等も採用できる。尚、所謂封入式やクレジット式を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する。
管理装置5が行う処理の一部を残高精算機7、中継装置3、或いは遊技機装置2等にて行っても良いし、遊技機装置2が行う処理の一部を中継装置3や管理装置5にて行っても良いし、残高精算機7が行う処理の一部、或いは全部を管理装置5、中継装置3、或いは遊技機装置2等にて行っても良い。
実施例や変形例にて例示した構成はどのように組合わせても良い。また、一部の構成を採用しないようにしても勿論良い。
図面中、1は遊技機、2は遊技機装置(価値処理手段)、5は管理装置(価値情報管理手段引継手段、設定手段)、7は残高精算機(価値特定手段、残価値記録手段、発行手段、許可手段、照合手段)、8は一般カード(記録媒体、残価値記録媒体)である。

Claims (5)

  1. 貨幣、及び遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値の内、少なくとも一方である遊技有価価値を受付ける価値受付処理、その受付けた遊技有価価値を対価として遊技機を遊技するために消費する遊技価値を付与する対価付与処理、及び価値受付処理により受付けた遊技有価価値の内、対価付与処理による対価分を除いた遊技有価価値を示す残有価価値を記録した記録媒体であって、当該記録媒体を識別するためのIDである媒体IDを視認可能に記録した残価値記録媒体を遊技者に対して発行する発行処理を行う価値処理手段と、
    前記媒体IDに対応付けて前記残有価価値を示す価値情報を管理し、当該価値情報を前記価値処理手段による処理に応じて更新する価値情報管理手段と、
    前記価値処理手段と通信可能であり、前記媒体IDを操作入力により受付け、当該受付けた媒体IDである受付IDに対応付けて前記価値情報管理手段により管理される前記価値情報を照会し、対応する前記残有価価値を特定する価値特定手段と、
    前記受付IDとは異なる前記媒体IDである再発行IDが記録される記録媒体に対して、前記価値特定手段により特定された前記残有価価値を記録する残価値記録処理を行う残価値記録手段と、
    前記残価値記録処理が行われることを条件として、当該残価値記録処理により記録された前記残有価価値、及び前記再発行IDが記録される記録媒体を発行することで、前記受付IDに対応する残価値記録媒体の再発行処理を行う発行手段と、
    前記再発行処理が行われる場合に、前記価値情報管理手段により前記受付IDに対応付けて管理される前記価値情報の対応付けを、前記受付IDから前記再発行IDへと引継ぐ引継手段と、
    前記再発行処理を許可するための条件である許可条件を設定する設定手段と、
    前記許可条件が成立していることを条件として前記再発行処理を許可する許可手段と、を備え、
    前記許可条件は、
    前記受付IDが操作入力により受付けられた時期である受付時期が、前記価値情報により特定される最終の利用時期を基準として予め設けられる設定期間内であること、
    前記価値情報により特定される最終の利用時期から前記受付時期までの間に、前記価値処理手段と前記価値情報管理手段とが通信不能な状態であるオフライン状態となる期間内オフラインが発生した回数が予め設定される回数未満であること、
    前記期間内オフラインが発生した場合に、当該期間内オフラインが解消していること、
    前記価値特定手段により特定された前記残有価価値が許容値未満であること、
    及び前記価値情報の照会時に当該受付IDが前記価値処理手段にて非利用状態であることの少なくとも何れかであることを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記遊技有価価値は少なくとも貨幣が含まれ、残有価価値に対応する貨幣を払戻す精算処理を行うことで算可能であり、
    前記残価値記録媒体には、前記残有価価値が貨幣に対応する場合に、前記対価付与処理が許容される第1の期限と、前記精算処理が許容される第2の期限とが予め設定されており、
    前記発行手段は前記精算処理を実行可能であり、前記価値特定手段により貨幣に対応する前記残有価価値が特定された場合に、前記受付IDに対応する残価値記録媒体における前記第1の期限内であることを条件として前記再発行処理を行う一方、前記第2の期限内であることを条件として前記精算処理を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。
  3. 前記遊技有価価値は前記獲得価値が含まれ、
    前記残価値記録媒体には、前記獲得価値を対価とした対価付与処理が許容される第3の期限が予め設定されており、
    前記発行手段は、前記価値特定手段により、貨幣、及び前記獲得価値の双方に対応する残有価価値が特定された場合に、前記受付IDに対応する残価値記録媒体における前記第3の期限外であっても、前記第1の期限内であれば前記再発行処理を行い、
    前記引継手段は、前記価値特定手段により、貨幣、及び前記獲得価値の双方に対応する残有価価値が特定されることにより前記再発行処理が行われた場合に、貨幣だけでなく前記獲得価値についての前記価値情報の対応付けを、前記受付IDから前記再発行IDへと引継ぐことを特徴とする請求項2記載の遊技場用システム。
  4. 記再発行処理が許可されていない状態で認証用のIDを受付け、予め設定される承認IDと照合する照合手段を備え、
    前記許可手段は、前記照合手段による照合結果に応じて許可条件が成立していない状態であっても前記再発行処理を許可することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技場用システム。
  5. 前記価値処理手段は、前記価値情報管理手段と通信可能な状態であるオンライン状態で前記価値情報を参照した上で前記対価付与処理を実行すると共に、その対価付与処理により対価となった残有価価値を特定可能な情報を前記価値情報管理手段へと送信し、前記オフライン状態では受付けた前記残記録媒体に記録される残有価価値を更新することで、前記価値受付処理、及び前記残有価価値を対価とした対価付与処理の少なくとも一方を行うと共に、オフライン状態が解消してオンライン状態へと戻った場合に前記価値情報管理手段へとオフライン状態にて変動した残有価価値を特定可能な情報を送信し、
    前記価値情報管理手段は、前記残価値記録媒体の最終の利用時期を特定可能に前記価値情報を管理すると共に、前記価値情報を前記価値管理手段により送信される情報により更新することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技場用システム。
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