JP6256620B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベーター装置に関するものである。
従来、エレベーターの昇降路内を走行するかごと、かごとは逆方向に昇降路内を昇降する釣合い重りとを備え、少なくとも、複数の一定速度とともに複数の加減速度となる、可変最高速度及び可変加減速度でかごを駆動するエレベーター装置において、昇降路ピットに設けたかご用緩衝器及び釣合い重り用緩衝器を、かごの最大最高速度に基づいて設定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、エレベーターの昇降路内を走行するかごと、かごとは逆方向に昇降路内を昇降する釣合い重りとを備え、少なくとも、複数の一定速度とともに複数の加減速度となる、可変最高速度及び可変加減速度でかごを駆動するエレベーター装置において、かごが昇降路の終端から一定距離以内を走行する際の最高速度を昇降路終端部における最高速度に変更する強制減速手段を設け、昇降路ピットに設けたかご用緩衝器及び釣合い重り用緩衝器を、かごの昇降路終端部における最高速度に基づいて設定するものも従来において知られている(例えば、同じく特許文献1参照)。
日本特開2005−280934号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来のエレベーター装置においては、昇降路ピットすなわち昇降路の底部に設置する緩衝器の仕様を最大最高速度に合わせて設定するため、最大最高速度を速くするほど長い緩衝ストロークを持つ長尺な緩衝器が必要となる。そして、緩衝器を収めるためには昇降路底部のピットを深く掘り下げる必要があり、建物におけるエレベーター装置の専有スペースが拡大してしまう。
また、強制減速手段によりかごが昇降路の終端から一定距離以内を走行する際の最高速度を低く制限した場合、短い緩衝ストロークを持つ緩衝器を適用可能となる一方で、運行効率への影響が大きい最高速度を低くするため、運行効率の低下及び利便性の低下を招いてしまう。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、かごが終端階(最上階又は最下階)へと向かって昇降路の終端部を走行する際の最高速度に特段の制限を課すことなく、短い緩衝ストロークを有する緩衝器を適用可能とすることができ、運行効率の低下及び利便性の低下を抑制し、かつ、建物におけるエレベーター装置の専有スペースの拡大を抑制することができるエレベーター装置を得るものである。
この発明に係るエレベーター装置においては、エレベーターの昇降路内を互いに相反する方向に昇降するかご及び釣合い重りと、前記かごの走行時における最高速度及び加減速度を変化可能である可変最高速度及び可変加減速度で前記かごの昇降を制御する制御手段と、前記昇降路の底部に設けられ、前記かごの前記底部への衝突を防止するためのかご用緩衝器と、前記昇降路の前記底部に設けられ、前記釣合い重りの前記底部への衝突を防止するための重り用緩衝器と、前記昇降路の上下の終端部から予め定められた一定距離以内の前記かごの速度が過速度基準以上となったことを検知した場合に前記かごを強制的に減速させる終端階強制減速手段と、前記かごの速度が前記可変最高速度の最大値に基づいて設定された既定速度以上であることを検知する調速機と、を備え、前記過速度基準は、前記昇降路の上下の前記終端部からの前記かごの距離が短くなるほど小さくなるように設定され、前記制御手段は、前記昇降路の上下の終端部から前記一定距離以内の前記かごの位置及び速度に基づいて、前記かごの速度が前記過速度基準以下となる下限減速度を決定する下限減速度決定手段と、前記下限減速度決定手段により決定された前記下限減速度より大きい範囲で、前記昇降路の上下の終端部から前記一定距離以内の前記かごの減速度を制御する減速度制御手段と、を備え、前記過速度基準の最大値は、前記既定速度に等しい構成とする。
この発明に係るエレベーター装置においては、かごが終端階(最上階又は最下階)へと向かって昇降路の終端部を走行する際の最高速度に特段の制限を課すことなく、短い緩衝ストロークを有する緩衝器を適用可能とすることができ、運行効率の低下及び利便性の低下を抑制し、かつ、建物におけるエレベーター装置の専有スペースの拡大を抑制することができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベーター装置の全体構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベーター装置が備える終端階強制減速装置の過速度基準の設定を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベーター装置の全体構成を模式的に示す図である。
この発明を添付の図面に従い説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示しており、その重複説明は適宜に簡略化又は省略する。
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベーター装置の全体構成を模式的に示す図、図2はエレベーター装置が備える終端階強制減速装置の過速度基準の設定を示す図である。
図1に示すように、エレベーターの昇降路内には、かご1が設置されている。かご1は、図示しないガイドレールに案内されて昇降路内を昇降する。かご1の上端には主ロープ3の一端が連結されている。主ロープ3の他端は釣合い重り2の上端に連結されている。釣合い重り2は昇降路内に昇降自在に設置されている。
主ロープの中間部は、昇降路の頂部に設置された巻上機4の駆動綱車に巻き掛けられている。このようにして、かご1及び釣合い重り2は、主ロープ3によって昇降路内で互いに相反する方向に昇降するつるべ状に吊持されている。
巻上機4はモータ5及びブレーキ6を備えている。モータ5は、巻上機4の駆動綱車の駆動トルクを発生するためのものである。逆に、ブレーキ6は、巻上機4の駆動綱車の制動トルクを発生するためのものである。
かご1の昇降すなわち走行及び停止を制御するために、制御装置10は、モータ5及びブレーキ6の動作を制御する。制御装置10は、可変最高速度及び可変加減速度でかご1の昇降を制御する。可変最高速度とは、かご1の走行時における最高速度を変化可能であるということである。また、可変加減速度とは、かご1の走行時における加減速度を変化可能であるということである。
すなわち、制御装置10は、かご1に作用している負荷と、かご1の現在位置から次の停止階までのかご1の走行距離及び走行方向とに基づいて、モータ5の駆動許容範囲内でかご1の最高速度と加減速度をそれぞれ最適な値に設定し、モータ5の駆動制御を行う。例えば、かご1に作用する負荷が小さく、次の停止階までの走行距離が長い場合には、許容される範囲内で最高速度を大きくする。また、別の例として、走行距離が短く最高速度に達する前に減速する必要がある場合には、加減速度を大きくして走行時間の短縮を図る。
昇降路の底部には、かご用緩衝器7及び重り用緩衝器8が設置されている。かご用緩衝器7は、何らかの理由によってかご1が最下部の停止位置を通過した場合に、かご1が昇降路の底部へ衝突することを防止するためのものである。かご用緩衝器7は、昇降路の底部におけるかご1の昇降経路の延長上に配置される。また、重り用緩衝器8は、何らかの理由によってかご1が最上部の停止位置を通過した場合、すなわち、釣合い重り2が最下部の停止位置を通過した場合に、釣合い重り2が昇降路の底部へ衝突することを防止するためのものである。重り用緩衝器8は、昇降路の底部における釣合い重り2の昇降経路の延長上に配置される。
昇降路の頂部又は昇降路上方の機械室には、調速機20が設置されている。調速機20は、かご1の速度が既定速度以上であることを検知して、かご1を非常停止させるためのものである。昇降路の底部には張り車21が設置されている。調速機20のシーブと張り車21との間には、無端状の調速機ロープ22が巻き掛けられている。
また、かご1には、非常止め装置23が取り付けられている。そして、調速機ロープ22の一部は、非常止め装置23の作動レバーを介してかご1に連結されている。したがって、かご1が昇降すると、このかご1の昇降に連動して調速機ロープ22が移動する。調速機ロープ22が移動すると、調速機20のシーブが回転する。調速機20は、このシーブの回転速度を検出し、シーブの回転速度に基づいてかご1の走行方向及び走行速度を常時検出している。
この際、調速機20のシーブと調速機ロープ22との間で滑りが発生してしまうと、かご1の速度の調速機20のシーブの回転速度への正しい反映が妨げられてしまう。そこで、張り車21は、調速機20のシーブと調速機ロープ22との間で滑りが発生しないように、調速機ロープ22に適切な張力を付与する役割を担う。
調速機20が検知する前記既定速度は、可変最高速度の最大値、すなわち、かご1の最高速度の可変範囲における最大値に基づいて設定される。また、こうして設定される前記既定速度には、第1の既定速度Vos及び第2の既定速度Vtrの2種類がある。これらの第1の既定速度Vos及び第2の既定速度Vtrは、いずれも、可変最高速度の最大値に基づいて、可変最高速度の最大値より大きい値に設定される。さらに、第2の既定速度Vtrは、第1の既定速度Vosより大きい値に設定される。
調速機20は、かご1の速度が第1の既定速度Vosより大きくなったことを機械的に検知すると、制御装置10へと速度超過信号を出力する。制御装置10は、この信号に基づいてモータ5への駆動回路を遮断し、ブレーキ6を作動させて、かご1を電気的に非常停止させる。
また、調速機20は、かご1の速度が第2の既定速度Vtrより大きくなったことを機械的に検知すると、調速機ロープ22の移動を拘束する。すると、かご1と調速機ロープ22とが相対的に移動しようとするため、非常止め装置23の作動レバーが動かされ、非常止め装置23が作動する。非常止め装置23が作動すると、かご1の下降を阻止する方向の制動力が発生し、かご1が非常制動される。
終端階強制減速装置30は、昇降路の上下の終端部から予め定められた一定距離以内のかご1の速度が過速度基準以上となったことを検知した場合にかご1を強制的に減速させるためのものである。終端階強制減速装置30は、制御装置10に依存することなく、昇降路の上下の終端部から前記一定距離以内におけるかご1の速度を監視している。そして、かご1の速度が過速度基準以上となったことを検知した場合には、制御装置10を介することなく、直接にブレーキ6へと作動指令を出力する。
終端階強制減速装置30によりかご1の速度が過速度基準以上となったことが検知されると、かご1及び釣合い重り2は、ブレーキ6の制動により、強制的に減速させられる。この強制的な減速により、かご1又は釣合い重り2が、かご用緩衝器7又は重り用緩衝器8に衝突する際の速度を、それぞれの緩衝器により許容されている許容速度以下にする。
ここで、かご1の速度が大きいほど、許容速度以下にまで減速するのに必要な距離は長くなる。そこで、終端階強制減速装置30により強制減速させる前記過速度基準は、昇降路の上下の終端部からのかご1の距離に応じて設定される。より詳しくは、前記過速度基準は、昇降路の上下の終端部からのかご1の距離に応じて、かご用緩衝器7にかご1が衝突する時のかご1の速度をかご用緩衝器7の許容速度以下に低減できるように設定される。また、釣合い重り2についても同様で、前記過速度基準は、昇降路の上下の終端部からのかご1の距離に応じて、重り用緩衝器8に釣合い重り2が衝突する時の釣合い重り2の速度を重り用緩衝器8の許容速度以下に低減できるように設定される。
なお、ここで、前述したように、かご1と釣合い重り2とは主ロープ3により連結されているため、互いに相反する方向に同じ速度で走行する。したがって、かご1の位置及び速度が分かれば釣合い重り2の位置及び速度も分かる。そこで、ここでは、釣合い重り2の位置及び速度をかご1の位置及び速度から求めることを想定している。しかしながら、もちろん釣合い重り2の位置及び速度を直接的に求めてもよい。
次に、図2を参照しながら、前記過速度基準(Vets)の例について説明する。図2において、横軸はかご1の位置(x)であり、昇降路の上下の終端部からのかご1の距離を示している。また、縦軸は速度である。この図2においては、過速度基準(Vets)の設定例を3つ示している。それぞれの過速度基準(Vets)は、かご1の位置(x)の関数として表すことができる。
いずれの設定例においても、かご1がかご用緩衝器7と衝突する位置では過速度基準(Vets)はかご用緩衝器7の許容速度に等しくなる。そして、かご1の位置(x)がかご用緩衝器7から遠くなるにつれ、換言すれば、昇降路の終端部からのかご1の距離が遠くなるにつれ、過速度基準(Vets)は大きくなるように設定される。これを逆に言えば、過速度基準(Vets)は、昇降路の上下の終端部からのかご1の距離(x)が短くなるほど小さくなるように設定される。
ただし、過速度基準(Vets)は、調速機20の第1の既定速度Vosを超えることはない。すなわち、過速度基準(Vets)は、昇降路の終端部からのかご1の距離が遠くなるにつれ、第1の既定速度Vosに近づいていく滑らかな曲線を描く。そして、いずれの設定例においても、過速度基準(Vets)の最大値は、この第1の既定速度Vosに等しい。
終端階強制減速装置30が実際の過速度判定に用いる過速度基準は、この図2に示したようなVetsとxとの関係の設定のうちから、当該エレベーターの仕様に基づいて最適なものが選択されて用いられる。
具体的に例えば、ブレーキ6によって制動された際のかご1の減速度が比較的大きい仕様のエレベーターにおいては、かご1の位置(x)に対する過速度基準(Vets)の値の変化がより急である、換言すれば、図2のグラフにおいて、昇降路のより終端部側に軌跡が配置される過速度基準(Vets)が選択される。逆に、ブレーキ6によって制動された際のかご1の減速度が比較的小さい仕様のエレベーターにおいては、かご1の位置(x)に対する過速度基準(Vets)の値の変化がより緩やかである、換言すれば、図2のグラフにおいて、昇降路のより中間階側に軌跡が配置される過速度基準(Vets)が選択される。
また、かご用緩衝器7及び重り用緩衝器8に、より長い緩衝ストロークを持つものを使用している場合には、かご1の位置(x)に対する過速度基準(Vets)の値の変化がより急である、換言すれば、図2のグラフにおいて、昇降路のより終端部側に軌跡が配置される過速度基準(Vets)が選択される。逆に、かご用緩衝器7及び重り用緩衝器8に、より短い緩衝ストロークを持つものを使用している場合には、かご1の位置(x)に対する過速度基準(Vets)の値の変化がより緩やかである、換言すれば、図2のグラフにおいて、昇降路のより中間階側に軌跡が配置される過速度基準(Vets)が選択される。
すなわち、緩衝器への衝突速度を許容速度以下に低減することがより容易である仕様であれば、選択される過速度基準(Vets)は、かご1の位置(x)に対する過速度基準(Vets)の値の変化がより急であり、図2のグラフにおいて昇降路のより終端部側に軌跡が配置されるものとなる。逆に、緩衝器への衝突速度を許容速度以下に低減することがより困難である仕様であれば、選択される過速度基準(Vets)は、かご1の位置(x)に対する過速度基準(Vets)の値の変化がより緩やかであり、図2のグラフにおいて昇降路のより中間階側に軌跡が配置されるものとなる。
終端階強制減速装置30には、このようにして選択して設定された過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係が予め記憶されている。この際、終端階強制減速装置30には、当該終端階強制減速装置30が適用されるエレベーターの仕様に合わせた1つの過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係が記憶されていれば十分である。
ただし、終端階強制減速装置30に、図2に例示したような複数の過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係を予め記憶させておいてもよい。この場合には、終端階強制減速装置30を設置する際に、作業員が、当該終端階強制減速装置30が設置されるエレベーターの仕様に基づいて最適な過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係を選択して設定しておく。このようにすることで、終端階強制減速装置30を、複数の仕様のエレベーターに対して適用することができる。
再び図1を参照しながら説明を続ける。昇降路内には、上端側昇降路スイッチ31及び下端側昇降路スイッチ32が設置されている。上端側昇降路スイッチ31は、昇降路の上側の終端部から前記一定距離以内にかご1が接近したことを検出するためのものである。かご1には、スイッチ用レール33が取り付けられている。そして、かご1が昇降路の上側の終端部から前記一定距離の位置に達した時に、スイッチ用レール33が上端側昇降路スイッチ31に接触して、上端側昇降路スイッチ31を開閉するようになっている。
また、下端側昇降路スイッチ32は、昇降路の下側の終端部から前記一定距離以内にかご1が接近したことを検出するためのものである。かご1が昇降路の下側の終端部から前記一定距離の位置に達した時に、スイッチ用レール33が下端側昇降路スイッチ32に接触して、下端側昇降路スイッチ32を開閉するようになっている。
終端階強制減速装置30は、これら上端側昇降路スイッチ31及び下端側昇降路スイッチ32の開閉信号から、かご1が昇降路の上下の終端部から前記一定距離の位置を通過したことを検出することができる。なお、かご1の終端部への接近を確実に検出するため、上端側昇降路スイッチ31及び下端側昇降路スイッチ32は強制開離機構を備えたスイッチを使用するのが望ましい。
調速機20には、エンコーダ34が設けられている。エンコーダ34は、調速機20のシーブの回転量あるいは回転速度に応じて検出信号を出力する。前述したように調速機20のシーブの回転はかご1の走行に連動している。したがって、調速機20のシーブの回転量にはかご1の走行距離が反映される。
終端階強制減速装置30は、まず、上端側昇降路スイッチ31及び下端側昇降路スイッチ32からの信号に基づいて、かご1が昇降路の上下の終端部から前記一定距離の位置を通過した時点を特定する。次に、終端階強制減速装置30は、この時点以降のかご1の移動量をエンコーダ34の検出信号から算出する。そして、終端階強制減速装置30は、かご1が終端部から前記一定距離の位置を通過した後の移動量に基づいて、終端部からのかご1の位置(x)を算出する。こうして、終端階強制減速装置30は、かご1が昇降路の上下の終端部から前記一定距離の位置を通過した後の任意の時点におけるかご1の位置(x)を求めることができる。
具体的には、終端階強制減速装置30は、上端側昇降路スイッチ31からの信号とエンコーダ34からの検出信号とを用いて、かご用緩衝器7にかご1が衝突する位置を基準とした現在のかご1の位置を求める。同様に、終端階強制減速装置30は、下端側昇降路スイッチ32からの信号とエンコーダ34からの検出信号とを用いて、重り用緩衝器8に衝突する位置に釣合い重り2がある時におけるかご1の位置を基準とした現在のかご1の位置を求める。
そして、終端階強制減速装置30は、予め記憶されている過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係と、上述のようにして求めた現在のかご1の位置(x)とから、当該時点において判断に用いる過速度基準(Vets)の値を求める。また、終端階強制減速装置30は、エンコーダ34からの検出信号を演算処理することにより、当該時点におけるかご1の速度を算出する。次に、終端階強制減速装置30は、当該時点におけるかご1の速度と当該時点において判断に用いる過速度基準(Vets)とを比較する。そして、当該時点におけるかご1の速度が当該時点において判断に用いる過速度基準(Vets)以上であれば、かご1の速度が過速度基準(Vets)以上であることを検知する。
かご1の速度が過速度基準(Vets)以上であることを検知した終端階強制減速装置30は、前述したように、ブレーキ6へと直接に作動指令を出力する。そして、この作動指令を受けてブレーキ6が作動し、かご1を強制的に減速させる。
なお、かご1が上側の終端部へと接近して釣合い重り2が下側の終端部に接近する場合、釣合い重り2と重り用緩衝器8との距離をかご1の位置から把握するようにしてもよいし、直接的に釣合い重り2の位置を検出することで把握するようにしてもよい。
終端階強制減速装置30と制御装置10とは、通信可能に接続されている。そして、終端階強制減速装置30は、自身に記憶され、現在選択されている過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係についての情報を制御装置10へと送信する。
制御装置10には、下限減速度決定部11及び減速度制御部12が備えられている。下限減速度決定部11は、昇降路の上下の終端部から前記一定距離以内のかご1の位置及び速度に基づいて、かご1の速度が過速度基準(Vets)以下となる下限減速度(Dets)を決定する。
すなわち、まず、下限減速度決定部11は、終端階強制減速装置30から送信された過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係についての情報を取得する。次に、昇降路の上下の終端部から前記一定距離以内にかご1が入ると、下限減速度決定部11は、現時点のかご1の位置及び速度から、この後、終端階にかご1が停止するまでの間にかご1の速度が過速度基準(Vets)を上回ることがないような最小の減速度を求め、この求めた最小の減速度を下限減速度(Dets)に決定する。
この下限減速度(Dets)は、かご1の位置(x)により値が変化するようにしてもよい。すなわち、下限減速度(Dets)をかご1の位置(x)の関数として求めてよい。あるいは、下限減速度(Dets)は、かご1の位置(x)によらず一定値としてもよい。
なお、この下限減速度決定部11による下限減速度(Dets)の決定は、特にかご1の次の停止階が終端階(最上階又は最下階)である場合に行われる。また、下限減速度決定部11は、かご1が昇降路の終端部から前記一定距離以内に入る前から行うようにしてもよい。
減速度制御部12は、このようにして下限減速度決定部11により決定された下限減速度(Dets)より大きい範囲で、昇降路の終端部から前記一定距離以内のかご1の減速度を制御する。なお、ここでいう「下限減速度(Dets)より大きい範囲」とは、正確には、減速度の絶対値が下限減速度(Dets)の減速度より大きい範囲を意味している。
前述したように、制御装置10は、かご1に作用している負荷と、かご1の現在位置から次の停止階までのかご1の走行距離及び走行方向とに基づいて、モータ5の駆動許容範囲内でかご1の最高速度と加減速度をそれぞれ最適な値に設定し、モータ5の駆動制御を行う。この際、次の停止階が終端階である場合には、特にかご1が昇降路の終端部から前記一定距離以内に入った後は、制御装置10は、減速度制御部12により制御された減速度に従ってモータ5の駆動制御を実施する。
すなわち、かご1が昇降路の終端部から前記一定距離以内に入った後は、制御装置10は、下限減速度(Dets)より大きい範囲で最適な減速度でかご1を減速させて終端階にかご1を停止させる。したがって、かご1の最高速度については特別な制限を課すことなく、かご1の速度が終端階強制減速装置30の過速度基準(Vets)以上とならない状態を保ってかご1を終端階に停止させることができる。
以上のように構成されたエレベーター装置は、エレベーターの昇降路内を互いに相反する方向に昇降するかご1及び釣合い重り2と、かご1の走行時における最高速度及び加減速度を変化可能である可変最高速度及び可変加減速度でかご1の昇降を制御する制御手段である制御装置10と、昇降路の底部に設けられ、かご1の底部への衝突を防止するためのかご用緩衝器7と、昇降路の底部に設けられ、釣合い重り2の底部への衝突を防止するための重り用緩衝器8と、昇降路の上下の終端部から予め定められた一定距離以内のかご1の速度が過速度基準以上となったことを検知した場合にかごを強制的に減速させる終端階強制減速手段である終端階強制減速装置30と、を備えている。
そして、前記過速度基準は、昇降路の上下の終端部からのかご1の距離が短くなるほど小さくなるように設定され、制御装置10は、昇降路の上下の終端部から前記一定距離以内のかご1の位置及び速度に基づいて、かご1の速度が前記過速度基準以下となる下限減速度を決定する下限減速度決定手段である下限減速度決定部11と、下限減速度決定部11により決定された前記下限減速度より大きい範囲で、昇降路の上下の終端部から前記一定距離以内のかご1の減速度を制御する減速度制御手段である減速度制御部12と、を備えている。
このため、かごが終端階(最上階又は最下階)へと向かって昇降路の終端部を走行する際の最高速度に特段の制限を課すことなく、終端に近づくにつれ低くなる過速度基準以上にかごの速度がならない状態を保ってかごを終端階に停止させることができ、緩衝ストロークを有する緩衝器が適用可能となる。したがって、運行効率の低下及び利便性の低下を抑制するという効果と、建物におけるエレベーター装置の専有スペースの拡大を抑制することができるという効果とを両立させることができる。
また、かごの速度が前記可変最高速度の最大値に基づいて設定された既定速度以上であることを検知する調速機20を備え、前記過速度基準の最大値を、前記既定速度に等しくすることで、かごの最高速度の可変範囲及び加減速度の可変範囲を最大限に広くとることが可能であり、サービス向上に繋げることができる。
さらに、昇降路の終端部においてかごの速度を緩衝器の許容速度以下に抑えるための主要な機能を終端階強制減速装置に集約しているため、信頼性の確保を低コストで実現することが可能である。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係るもので、エレベーター装置の全体構成を模式的に示す図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成において、終端階強制減速装置30は、過速度基準(Vets)を、かごの負荷及び昇降路の終端部からのかご1の距離に応じて、緩衝器にかご又は釣合い重りが衝突する時の速度を許容速度以下に低減できるように設定するようにしたものである。
この実施の形態2においては、図3に示すように、かご1には、秤装置35が設けられている。秤装置35は、かご1の負荷を検出するかご負荷検出手段である。秤装置35により検出されたかご1の負荷の信号は、終端階強制減速装置30に入力される。
終端階強制減速装置30には、当該終端階強制減速装置30が適用されるエレベーターの仕様が予めパラメーターとして入力されている。入力されるパラメーターは、具体的には、かご1の定格積載質量、システム全体の可動部の慣性、かご用緩衝器7及び重り用緩衝器8の許容衝突速度及びブレーキ6の制動能力等である。また、終端階強制減速装置30には、実施の形態1の図2で例示したような複数の過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係が予め記憶されている。
そして、終端階強制減速装置30は、過速度基準(Vets)を、秤装置35により検出されたかご1の負荷及び昇降路の上下の終端部からのかご1の距離(x)に応じて、かご用緩衝器7にかご1が衝突する時のかご1の速度を許容速度以下に低減でき、また、重り用緩衝器8に釣合い重り2が衝突する時の釣合い重り2の速度を許容速度以下に低減できるように設定する。
この過速度基準(Vets)の設定についてより詳しく説明する。まず、終端階強制減速装置30は、予め記憶されている前記パラメーターと秤装置35によるかご1の負荷の検出信号とを用いて、ブレーキ6が動作したときに発生するかご1の減速度を算出する。この減速度が、終端階強制減速装置30によりかご1の速度が過速度基準(Vets)であることが検知された際の強制的な減速度である。
次に、終端階強制減速装置30は、算出した減速度に基づいて、予め記憶されている複数の過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係の中から、かご用緩衝器7にかご1が衝突する時のかご1の速度を許容速度以下に低減できるもののうち、最大の過速度基準の値を持つ過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係を選択する。
また、同様に、終端階強制減速装置30は、算出した減速度に基づいて、予め記憶されている複数の過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係の中から、重り用緩衝器8に釣合い重り2が衝突する時の釣合い重り2の速度を許容速度以下に低減できるもののうち、最大の過速度基準の値を持つ過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係を選択する。
そして、終端階強制減速装置30は、このようにして選択した過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係と、現在のかご1の位置(x)とから、当該時点において判断に用いる過速度基準(Vets)の値を求める。次に、終端階強制減速装置30は、当該時点におけるかご1の速度と当該時点において判断に用いる過速度基準(Vets)とを比較する。そして、当該時点におけるかご1の速度が当該時点において判断に用いる過速度基準(Vets)以上であれば、かご1の速度が過速度基準(Vets)以上であることを検知する。
かご1の速度が過速度基準(Vets)以上であることを検知した終端階強制減速装置30は、前述したように、ブレーキ6へと直接に作動指令を出力する。そして、この作動指令を受けてブレーキ6が作動し、かご1を強制的に減速させる。
また、終端階強制減速装置30は、前述したようにして現在選択されている過速度基準(Vets)とかご1の位置(x)との関係についての情報を制御装置10へと送信する。そして、実施の形態1と同様にして、下限減速度決定部11は、昇降路の上下の終端部から前記一定距離以内のかご1の位置及び速度に基づいて、かご1の速度が現在選択されている過速度基準(Vets)以下となる下限減速度(Dets)を決定する。また、減速度制御部12は、下限減速度決定部11により決定された下限減速度(Dets)より大きい範囲で、昇降路の終端部から前記一定距離以内のかご1の減速度を制御する。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。
以上のように構成されたエレベーター装置は、実施の形態1と同様の効果を奏することができるのに加えて、さらに、終端階強制減速装置30が検知する過速度の基準をかご1の負荷の変化に応じて適切に設定することができる。このため、可変加減速度の制御において、終端階に向かって減速する際に設定できる減速度の範囲をさらに大きくすることができ、ひいては、緩衝器の小型化及び昇降路の底部のピット深さの省スペース化を実現しつつ、高いサービス性を確保できる。
この発明は、かごの走行時における最高速度及び加減速度を変化可能である可変最高速度及び可変加減速度でかごの昇降を制御し、昇降路の底部に緩衝器が設けられ、昇降路の終端部から予め定められた一定距離以内のかごの速度が過速度基準以上となったことを検知した場合にかごを強制的に減速させる終端階強制減速手段を備えたエレベーター装置に利用できる。
1 かご、 2 釣合い重り、 3 主ロープ、 4 巻上機、 5 モータ、 6 ブレーキ、 7 かご用緩衝器、 8 重り用緩衝器、 10 制御装置、 11 下限減速度決定部、 12 減速度制御部、 20 調速機、 21 張り車、 22 調速機ロープ、 23 非常止め装置、 30 終端階強制減速装置、 31 上端側昇降路スイッチ、 32 下端側昇降路スイッチ、 33 スイッチ用レール、 34 エンコーダ、 35 秤装置

Claims (3)

  1. エレベーターの昇降路内を互いに相反する方向に昇降するかご及び釣合い重りと、
    前記かごの走行時における最高速度及び加減速度を変化可能である可変最高速度及び可変加減速度で前記かごの昇降を制御する制御手段と、
    前記昇降路の底部に設けられ、前記かごの前記底部への衝突を防止するためのかご用緩衝器と、
    前記昇降路の前記底部に設けられ、前記釣合い重りの前記底部への衝突を防止するための重り用緩衝器と、
    前記昇降路の上下の終端部から予め定められた一定距離以内の前記かごの速度が過速度基準以上となったことを検知した場合に前記かごを強制的に減速させる終端階強制減速手段と、
    前記かごの速度が前記可変最高速度の最大値に基づいて設定された既定速度以上であることを検知する調速機と、を備え、
    前記過速度基準は、前記昇降路の上下の前記終端部からの前記かごの距離が短くなるほど小さくなるように設定され、
    前記制御手段は、
    前記昇降路の上下の終端部から前記一定距離以内の前記かごの位置及び速度に基づいて、前記かごの速度が前記過速度基準以下となる下限減速度を決定する下限減速度決定手段と、
    前記下限減速度決定手段により決定された前記下限減速度より大きい範囲で、前記昇降路の上下の終端部から前記一定距離以内の前記かごの減速度を制御する減速度制御手段と、を備え
    前記過速度基準の最大値は、前記既定速度に等しいエレベーター装置。
  2. 前記過速度基準は、前記昇降路の上下の前記終端部からの前記かごの距離に応じて、前記かご用緩衝器に前記かごが衝突する時の前記かごの速度を許容速度以下に低減でき、前記重り用緩衝器に前記釣合い重りが衝突する時の前記釣合い重りの速度を許容速度以下に低減できるように設定される請求項1に記載のエレベーター装置。
  3. 前記かごの負荷を検出するかご負荷検出手段を備え、
    終端階強制減速手段は、前記過速度基準を、前記かご負荷検出手段により検出された前記かごの負荷及び前記昇降路の上下の前記終端部からの前記かごの距離に応じて、前記かご用緩衝器に前記かごが衝突する時の前記かごの速度を許容速度以下に低減でき、前記重り用緩衝器に前記釣合い重りが衝突する時の前記釣合い重りの速度を許容速度以下に低減できるように設定する請求項1に記載のエレベーター装置。
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