JP6255221B2 - 搬送装置 - Google Patents

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本発明は、板状ワークを搬送する搬送装置に関し、特に、直径の異なる板状ワークをそれぞれ搬送することができる搬送装置に関する。
半導体ウェーハ等の板状ワークを研削加工する研削装置では、研削中に板状ワークを保持するチャックテーブルの中心と板状ワークの中心とを一致させることが求められる。このため、研削加工の前に、位置出しテーブルで板状ワークの位置出しを行い、位置出しされた板状ワークをチャックテーブルに搬送することで、チャックテーブルの中心と板状ワークの中心とを一致させている(例えば、特許文献1参照)。
かかる搬送に利用される搬送装置としては、特許文献2に開示されたものが知られている。特許文献2の搬送装置は、板状ワークを吸引保持する保持機構と、保持機構を移動させる移動機構とを備えている。保持機構は、ボルトを介して移動機構のアームと連結されている。保持機構は、チューブからなる吸引管を介して吸引源と連通しており、この連通によって吸引源から吸引力が供給される。
特開2013−71230号公報 特開2004−91196号公報
ところで、研削装置においては、板状ワークとなる半導体ウェーハの直径が200mmや300mmと変化する場合がある。また、研削加工条件によって、板状ワークに略同一形状のガラス基板を貼り付けたり、粘着テープを介してリングフレームの内側に板状ワークを支持させたりして研削を行っている。従って、搬送装置において、搬送対象となる板状ワークは、半導体ウェーハだけでなくリングフレームを含む場合があり、これによっても、板状ワークの直径が変化することとなる。
このような変化に対応するため、特許文献2の搬送装置における保持機構を複数用意し、それぞれの直径を板状ワークに応じて異なるようにすることが考えられる。この場合、搬送する板状ワークの直径が変化したときに、移動手段のアームに装着される保持機構を交換するため、保持機構の脱着作業が必要となる。ところが、特許文献2では、吸引管の一端が保持機構に接続され、吸引管の他端が吸引源に接続されるので、保持機構の脱着作業とは別に吸引管の接続や接続解除作業が行われる。このため、作業が煩雑で長時間化するだけでなく、吸引管の接続ミスの原因になるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、搬送する板状ワークの直径が変化しても、かかる変化に伴う作業負担を軽減することができる搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の搬送装置は、板状ワークを吸引保持する2つ以上の保持機構と、2つ以上の保持機構を選択的に連結機構で連結させて保持機構を移動させる移動機構とを備え、2つ以上の保持機構は、連結機構による移動機構との連結により吸引源に接続され、保持機構は、板状ワークの一方の面に接触して吸引保持する吸引保持部と、吸引保持部に一方の端を接続する第1の吸引管と、第1の吸引管の他方の端に接続される第1の接続口と、を備え、移動機構は、第1の接続口に対応する第2の接続口と、第2の接続口に一方の端を接続し、他方の端を吸引源に接続する第2の吸引管と、を備え、連結機構は、保持機構に設けられた第1の連結部と、移動機構に設けられた第2の連結部と、を備え、保持機構と移動機構とを第1の連結部と第2の連結部とにより連結させることで、第1の接続口と第2の接続口とが接続されて吸引保持部を吸引源に連通させ、第2の連結部は、保持機構が保持する板状ワークに対して垂直に配設される回転軸と、回転軸に直交して接続される連結バーと、を備え、第1の連結部は、第2の連結部を挿入する挿入口と、挿入口から第2の連結部を挿入したときに、回転軸の回転によって連結バーと接触することで保持機構と移動機構との連結状態を維持する斜面を含む連結バー回転孔と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、連結機構によって保持機構を移動機構に脱着することで、保持機構と吸引源との接続及び接続解除を行うことができる。つまり、連結機構による移動機構と保持機構とを脱着する作業とは別に、保持機構と吸引源との接続及び接続解除作業を行うことを省略することができる。これにより、搬送する板状ワークの直径の変化に応じ、2つ以上の保持機構を選択的に連結する場合、その作業に要する時間を短縮して作業負担の軽減を図ることができ、従来のように吸引源に対する接続ミスが発生することを防止することができる。また、回転軸の回転によって連結バーと連結バー回転孔の斜面とを接触させることで、保持機構を移動機構に押し当てる方向の力を発生させることができ、保持機構と移動機構との連結状態を良好に維持することができる。
また、本発明の搬送装置では、移動機構は、保持機構の傾きを可変させる傾き可変機構を備えるとよい。この構成によれば、板状ワークを載置したテーブルが傾いている場合でも、この傾きに応じて保持機構を傾けることができる。
本発明によれば、搬送する板状ワークの直径が変化しても、かかる変化に伴う作業負担を軽減することができる。
第1の実施の形態に係る搬送装置の分解断面模式図である。 第1の実施の形態に係る第1の保持機構の平面図である。 第1の実施の形態に係る第2の保持機構の平面図である。 第1の実施の形態に係る第1の保持機構を移動機構に連結する直前の断面模式図である。 第1の実施の形態に係る第1の保持機構が移動機構に連結された状態の断面模式図である。 第1の実施の形態に係る第2の保持機構を移動機構に連結する直前の断面模式図である。 第1の実施の形態に係る第2の保持機構が移動機構に連結された状態の断面模式図である。 第2の実施の形態に係る第1の保持機構と移動機構との分解断面模式図である。 第2の実施の形態に係る第1の保持機構が移動機構に連結された状態の断面模式図である。 第2の実施の形態に係る第1の保持機構が板状ワークを保持する状態の断面模式図である。
以下、本発明の実施の形態に係る搬送装置について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、搬送装置は、板状ワークを研削する研削装置に適用でき、また、直径の異なる2つ以上の板状ワークの搬送を行う他の加工装置にも適用することが可能である。
(第1の実施の形態)
図1を参照して、第1の実施の形態に係る搬送装置の構成について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る搬送装置の分解断面模式図である。図1に示すように、搬送装置1は、2つの保持機構3,4と選択的に連結される移動機構5を備えて構成されている。なお、以下の説明において、図1中左側に図示された保持機構を第1の保持機構3とし、右側に図示された保持機構を第2の保持機構4とする。
図2は、第1の保持機構の平面図である。図1及び図2に示すように、第1の保持機構3は、円板状となる本体31と、本体31の下面側に嵌め込まれた吸引保持部32とを有している。吸引保持部32は、例えば、ポーラスセラミック材で構成され、概して円板形状に構成される。第1の保持機構3は、本体31の上面に凹状に形成された複数の第1の接続口33を備えている。第1の接続口33は、本実施の形態では、平面視で後述する挿入口63を中心とする円周方向90°間隔毎に4箇所形成されている。本体31において、吸引保持部32と各第1の接続口33との間には、上下方向に直線的に延びる第1の吸引管34が形成されている。第1の吸引管34の一方の端(下端)は、吸引保持部32に接続されている一方、第1の吸引管34の他方の端(上端)は、第1の接続口33に接続されている。
図3は、第2の保持機構の平面図である。図1及び図3に示すように、第2の保持機構4は、第1の保持機構3の本体31より大きい直径寸法となる円板状の本体41を備えている。本体41の下面における外周側には、吸盤状に形成された吸引保持部42が設けられ、吸引保持部42は、本体41の外周方向90°間隔毎となる4箇所位置に配設されている。第2の保持機構4は、本体41の上面に形成された複数の第1の接続口43を備えている。各第1の接続口43は、第1の保持機構3における第1の接続口33と同形状となる凹状をなす。各第1の接続口43と後述する挿入口63との相対位置は、第1の保持機構3における第1の接続口33と挿入口63との相対位置と同様に設定されている。本体41において、吸引保持部42と第1の接続口43との間には、断面視でクランク状に延びる第1の吸引管44が形成されている。第1の吸引管44の一方の端(下端)は、吸引保持部42の中心に形成された流路42a(図1では不図示)に接続されている一方、第1の吸引管44の他方の端(上端)は、第1の接続口43に接続されている。
図1に示すように、移動機構5は、昇降手段51によって昇降するアーム52と、アーム52の下面側に設けられた第2の接続口53とを備えている。アーム52は、不図示の回転手段に接続され、図1中左端を先端として回動可能に構成されている。第2の接続口53は、第1及び第2の保持機構3,4の両方の第1の接続口33,43に対応して重なる4箇所位置(図1では2箇所図示省略)に設けられている。また、第2の接続口53は、第1の接続口33,43の内部に受容され得る大きさの吸盤状に形成されている。アーム52において、アーム52の上面に配設されたアダプタ54と第2の接続口53との間には、第2の吸引管55が形成されている。第2の吸引管55の一方の端(下端)は、第2の接続口53の中心に形成された流路(不図示)に接続されている一方、第2の吸引管55の他方の端(上端)はアダプタ54及びチューブ等からなる管体56を介して吸引源57に接続されている。
第1の保持機構3と第2の保持機構4とは連結機構6によって連結されている。連結機構6は、第1の保持機構3及び第2の保持機構4にそれぞれ設けられた第1の連結部61と、移動機構5に設けられた第2の連結部62とを備えている。
第1の保持機構3に設けられた第1の連結部61と、第2の保持機構4に設けられた第1の連結部61とは同様の形状に形成されている。第1の連結部61は、本体31,41の上面から下方に延びる挿入口63と、挿入口63の下端に連なる連結バー回転孔64とを有している。挿入口63は、平面視で、図2及び図3中上下方向に延びるスロット穴状に形成されている。連結バー回転孔64は、図1中上端から下方に向かうに従って大径となる円錐台形状に形成された斜面64aと、斜面64aの下方に連なる凹陥部64bとを備えている。
第2の連結部62は、アーム52に軸受を介して回転可能に支持される回転軸62aと、回転軸62aの下端に接続され、回転軸62aに直交する方向に延在する連結バー62bとを備えている。回転軸62aは、図1中上下方向に向けられ、後述する搬送動作で各保持機構3,4に保持される板状ワークW1,W2(図5及び図7参照)に対して垂直方向に配設される。回転軸62aの上端にはハンドル62cが固定され、このハンドル62cを図1中矢印R方向に回転操作することで、回転軸62aを回転して連結バー62bの向きを変更可能となっている。連結バー62bは、挿入口63に挿入可能で、且つ、凹陥部64bに受容可能な長さ及び大きさに形成されている(図5及び図7参照)。ハンドル62cとアーム52の上面との間には、コイルばねからなる付勢部材62dが設けられている。付勢部材62dは、ハンドル62cを押し下げたときに、この押し下げに抗してハンドル62c、回転軸62a及び連結バー62bを上昇させる弾性力を発揮する。
続いて、図4及び図5を参照し、移動機構5に第1の保持機構3を連結する作業及び連結を解除する作業について説明する。図4は、第1の保持機構を移動機構に連結する直前の断面模式図であり、図5は、移動機構に第1の保持機構が連結された状態の断面模式図である。
移動機構5への第1の保持機構3の連結作業は、先ず、図4に示すように、アーム52の下側に第1の保持機構3の本体31を配置し、挿入口63に第2の連結部62の連結バー62b及び回転軸62aを挿入する。そして、かかる挿入を行いながら、第1の接続口33の内部への第2の接続口53の受容も行う。この状態から、ハンドル62cを付勢部材62dの弾性力に反して押し下げながら、ハンドル62cを回転操作し、回転軸62a及び連結バー62bを回転する。すると、図5に示すように、連結バー62bの上端と斜面64aとが擦れるように接触し、この接触によって、アーム52に本体31を押し当てる力が作用する。これにより、アーム52と本体31とが離れることが規制され、第1の保持機構3と移動機構5との連結状態が維持される。この状態では、付勢部材62dの弾性力も作用しており、この弾性力によってもアーム52に本体31を押し当てるようになる。第1の保持機構3と移動機構5との連結と同時に、吸盤状の各第2の接続口53が第1の接続口33の底部に密着することとなる。これにより、第1の接続口33と第2の接続口53とを接続して吸引保持部32を吸引源57に連通し、吸引保持部32で第1の板状ワークW1を吸引保持可能な状態となる。
一方、移動機構5と第1の保持機構3との連結を解除する作業では、図5に示す状態から、ハンドル62cを回転操作して連結バー62bを回転する。そして、アーム52に対して第1の保持機構3を下降して挿入口63から連結バー62b及び回転軸62aを抜き出し、この抜き出しによって、第1の接続口33から第2の接続口53が離脱される。これにより、移動機構5と第1の保持機構3との連結が解除され、これと同時に、第1の接続口33と第2の接続口53との接続も解除される。
図6は、第2の保持機構を移動機構に連結する直前の断面模式図であり、図7は、移動機構に第2の保持機構が連結された状態の断面模式図である。図4乃至図7に示すように、第1及び第2の保持機構3,4には同じ構成の第1の連結部61が形成され、第1の保持機構3における第1の接続口33と、第2の保持機構4における第1の接続口44とは同一構成となっている。従って、移動機構5に第2の保持機構4を連結する作業及び連結を解除する作業は、上記の第1の保持機構3を連結及び連結解除する作業と同様に行うことができる。従って、第2の保持機構4の連結及び連結解除作業については、説明が重複した内容となるので、記載を省略する。
次に、搬送装置1の搬送動作について説明する。ここで、第1の保持機構3は、図5に示す第1の板状ワークW1を保持するために利用されるものであり、第2の保持機構4は、図7に示す第2の板状ワークW2を保持するために利用される。図5に示すように、第1の板状ワークW1は、研削用に半導体ウェーハWfの下面にワックスを介してサブストレートSを貼付したものである。従って、第1の保持機構3の吸引保持部32の平面形状は、半導体ウェーハWfより若干小さい円形に形成される。一方、図7に示すように、第2の板状ワークW2は、粘着テープTpを介して半導体ウェーハWfをリングフレームRの内側に支持したものである。従って、第2の保持機構4の4つの吸引保持部42は、リングフレームRの上面上に同時に配置可能な位置に設けられる。
第1の板状ワークW1を搬送する場合、図5に示すように、移動機構5に第1の保持機構3を連結する。そして、不図示の吸引源に接続されるテーブルTに吸引保持された第1の板状ワークW1の直上位置に第1の保持機構3を位置付けする。その後、第1の保持機構3を下降し、吸引保持部32が第1の板状ワークW1における半導体ウェーハWfの上面に接触した状態とする。この状態で、吸引源57による吸引力が、連通した管体56、第2の吸引管55、第2の接続口53、第1の接続口33、第1の吸引管34及び吸引保持部32を通じて吸引保持部32に接触する第1の板状ワークW1に作用する。これにより、第1の保持機構3に第1の板状ワークW1が吸引保持され、この状態でアーム52を移動することで、不図示の他のテーブル等に第1の板状ワークW1を搬送することができる。
第2の板状ワークW2を搬送も、第1の板状ワークW1の搬送と同様に行われる。念のために申し述べると、図7に示すように、移動機構5に第2の保持機構4を連結し、テーブルTに吸引保持された第2の板状ワークW2の直上位置に第2の保持機構4を位置付けする。その後、第2の保持機構4を下降し、各吸引保持部42が第2の板状ワークW2におけるリングフレームRの上面に接触した状態とする。この状態で、吸引源57による吸引力が、連通した管体56、第2の吸引管55、第2の接続口53、第1の接続口43、第1の吸引管44及び各吸引保持部42を通じて各吸引保持部42に接触する第2の板状ワークW2に作用する。これにより、第2の保持機構4に第2の板状ワークW2が吸引保持され、この状態でアーム52を移動することで、不図示の他のテーブル等に第2の板状ワークW2を搬送することができる。
以上のように、本実施の形態に係る搬送装置1によれば、第1及び第2の保持機構3,4の何れであっても、移動機構5に着脱すると同時に、第1の接続口33,43と第2の接続口53との接続及び接続解除を行うことができる。従って、搬送する板状ワークW1,W2が変更になり、移動機構5に連結する保持機構3,4を交換する作業を行う場合でも、かかる作業を迅速かつ簡単に行うことができる。これにより、板状ワークW1,W2の直径の変化に伴う作業の負担軽減を図ることができ、従来のように吸引源に対する接続ミスが発生することを回避することができる。
また、連結バー回転孔64に斜面64aを形成したので、回転する連結バー62bと斜面64aとの接触によって、アーム52と本体31,41とを圧接させることができ、それらの連結状態を良好に維持することができる。
(第2の実施の形態)
次いで、第1の実施の形態とは異なる第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と共通する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8は、第2の実施の形態に係る第1の保持機構と移動機構との分解断面模式図である。図9は、第1の保持機構が移動機構に連結された状態の断面模式図であり、図10は、第1の保持機構が板状ワークを保持する状態の断面模式図である。図8乃至図10に示すように、第2の実施の形態に係る搬送装置101は、第1の実施の形態に係る搬送装置1の移動機構5の構成を変えたものである。ここで、第2の実施の形態の搬送装置101は、第1の実施の形態の搬送装置1と同一構成の第1及び第2の保持機構3,4を備えており、図8乃至図10では、第2の保持機構4の図示を省略する。
第2の実施の形態に係る移動機構105は、昇降手段51によって昇降するアーム152と、アーム152の先端(左端)側に設けられた傾き可変機構156とを備えている。傾き可変機構156は、アーム152の先端側に形成された段付き穴152aに挿入されるボルト等からなる雄ねじ部材156aと、雄ねじ部材156aによってねじ結合されるプレート状の調整部材156bとを備えている。調整部材156bには、第1の実施の形態と同様の第2の連結部62、第2の接続口53、アダプタ54、第2の吸引管55が設けられている。従って、調整部材156bは、第1及び第2の連結部61,62を介して第1の保持機構3と連結され、この連結状態で第1及び第2の接続口33,53が接続される。なお、アーム152における第2の連結部62の上方領域には、開口152bが形成されている。
雄ねじ部材156aは、調整部材156bの外周側の複数箇所に配設されている。雄ねじ部材156aは、軸回りに回転操作されることで調整部材156bに形成されたねじ穴156dから進退可能とされ、この進退よって、雄ねじ部材156a付近でのアーム152と調整部材156bとの離間距離を調整可能に設けられる。
雄ねじ部材156aは、コイルばねからなる付勢部材156cを貫通しており、付勢部材156cは、アーム152と調整部材156bとの間に介在している。付勢部材156cは、常時はアーム152と調整部材156bとが離れる方向の弾性力を発揮する。付勢部材156cは、第1の板状ワークW1に吸引保持部32を接触させるときに、上下長さが縮むように弾性変形し、第1の板状ワークW1に加わる衝撃を緩和することができる。
ここで、例えば、図10に示すように、テーブルTの載置面(上面)が水平方向に対して傾いていると、テーブルTに載置される第1の板状ワークW1も同様に傾いた状態となる。本実施の形態では、傾き可変機構156によって、傾いた第1の板状ワークW1の上面に対し、吸引保持部32の下面を平行にする調整を行うことができる。この調整は、複数の雄ねじ部材156aの少なくとも1つを回転操作することによって行われる。これにより、各雄ねじ部材156aのねじ穴156dに対する進退量が相違し、各雄ねじ部材156a付近におけるアーム152と調整部材156bとの離間距離も相違する。この結果、調整部材156b及びこれに連結される第1の保持機構3の傾きが可変することとなり、各雄ねじ部材156aの進退量を適宜調整することで、吸引保持部32の下面を第1の板状ワークW1と平行にすることができる。
従って、第2の実施の形態によれば、テーブルTが傾いている場合でも、この傾きに応じて吸引保持部32を傾け、吸引保持部32と第1の板状ワークW1とが面接触するよう調整することができる。これにより、第1の板状ワークW1に吸引保持部32を接触させるときに、第1の板状ワークW1に局所的に集中した負荷が生じることを防止することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記の各実施の形態では、搬送装置1が2つの保持機構(第1及び第2の保持機構3,4)を有する場合説明したが、連結機構6によって移動機構5に連結し得る保持機構を増設して3つ以上にしてもよい。
また、板状ワークは、研削対象となるウェーハやこれを保持する部材だけでなく、保持機構によって吸引保持し得る板状の各種加工材料や搬送対象物としてもよい。
以上説明したように、本発明は、直径の異なる2つの板状ワークを搬送する装置に適用され、搬送する板状ワークの直径が変わっても、板状ワークの直径の変化に伴う作業負担を軽減することができるという効果を有る。
1,101 搬送装置
3 第1の保持機構
4 第2の保持機構
5,105 移動機構
6 連結機構
32,42 吸引保持部
33,43 第1の接続口
34,44 第1の吸引管
53 第2の接続口
55 第2の吸引管
57 吸引源
61 第1の連結部
62 第2の連結部
63 挿入口
64 連結バー回転孔
64a 斜面
156 傾き可変機構
W1 板状ワーク(第1の板状ワーク)
W2 板状ワーク(第2の板状ワーク)

Claims (2)

  1. 板状ワークを吸引保持する2つ以上の保持機構と、該2つ以上の保持機構を選択的に連結機構で連結させて該保持機構を移動させる移動機構とを備え、
    該2つ以上の保持機構は、該連結機構による該移動機構との連結により吸引源に接続され
    該保持機構は、板状ワークの一方の面に接触して吸引保持する吸引保持部と、該吸引保持部に一方の端を接続する第1の吸引管と、該第1の吸引管の他方の端に接続される第1の接続口と、を備え、
    該移動機構は、該第1の接続口に対応する第2の接続口と、該第2の接続口に一方の端を接続し、他方の端を該吸引源に接続する第2の吸引管と、を備え、
    該連結機構は、該保持機構に設けられた第1の連結部と、該移動機構に設けられた第2の連結部と、を備え、該保持機構と該移動機構とを該第1の連結部と該第2の連結部とにより連結させることで、該第1の接続口と該第2の接続口とが接続されて該吸引保持部を該吸引源に連通させ、
    該第2の連結部は、該保持機構が保持する該板状ワークに対して垂直に配設される回転軸と、該回転軸に直交して接続される連結バーと、を備え、
    該第1の連結部は、該第2の連結部を挿入する挿入口と、該挿入口から該第2の連結部を挿入したときに、該回転軸の回転によって該連結バーと接触することで該保持機構と該移動機構との連結状態を維持する斜面を含む連結バー回転孔と、を備えた搬送装置。
  2. 該移動機構は、該保持機構の傾きを可変させる傾き可変機構を備えた請求項記載の搬送装置。
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