JP6252498B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

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本発明は、車両用ドア構造に関する。
従来の車両用ドア構造としては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の車両用ドア構造は、後部ドア開口部の前側領域を開閉するスライドドアと、後部ドア開口部の後側領域をスライドドアと共に開閉するスイングドアとを備えている。スライドドアは、スライド機構を介して車体の前後にスライド移動する。スイングドアは、全開のスライドドアと重なった状態において、ヒンジ機構を介して車体に対して回動する。また、車両用ドア構造は、スイングドアが全閉状態であるときに、スイングドアと車体とをロックするスイングドア開閉規制機構と、スライドドアが全開状態となったときに、スライドドアとスイングドアとをロックするスライド規制機構とを備えている。
特開2011−46271号公報
しかしながら、上記従来技術の車両用ドア構造においては、スライドドアとスイングドアとがロックされていない状態でスイングドアを開く操作を行うと、スライドドアががたついたり、スイングドアの回動中にスライドドアがスイングドアに対して移動する可能性がある。
本発明の目的は、スライドドアとスイングドアとがロックされていない状態では、スイングドアを開くことができないようにする車両用ドア構造を提供することである。
本発明は、車体に設けられたドア開口部の第1領域を開閉するスライドドアと、ドア開口部の第2領域をスライドドアと共に開閉するスイングドアとを備えた車両用ドア構造において、スイングドアが全閉状態であるときに、スイングドアと車体とをロックする第1ロックユニットと、スライドドアが全開状態であるときに、スライドドアとスイングドアとをロックする第2ロックユニットと、第2ロックユニットによりスライドドアとスイングドアとがロックされていない状態では、スイングドアと車体とを係止し、第2ロックユニットによりスライドドアとスイングドアとがロックされると、スイングドアと車体との係止を解除する係止ユニットとを備えることを特徴とする。
このような本発明の車両用ドア構造においては、第2ロックユニットによりスライドドアとスイングドアとがロックされていない状態では、係止ユニットによりスイングドアと車体とが係止される。このため、第1ロックユニットによるスイングドアと車体とのロックが解除されても、スイングドアを開けることができない。
係止ユニットは、スイングドアに取り付けられたフック部と、車体に設けられ、フック部が引っ掛けられるフック受け部とを有してもよい。
この場合には、フック部をフック受け部に引っ掛けることにより、スイングドアと車体とを簡単に係止することができる。
第2ロックユニットは、スイングドアに回動可能に取り付けられたラッチ部と、スライドドアに取り付けられ、ラッチ部と係合するストライカと、ラッチ部を付勢する付勢部材とを有し、ラッチ部がストライカと係合することで、スライドドアとスイングドアとをロックし、フック部は、ラッチ部と一体化されており、付勢部材は、フック部をフック受け部に引っ掛ける方向にラッチ部を付勢してもよい。
このような構成においては、ラッチ部がストライカと係合していないことで、スライドドアとスイングドアとがロックされていない状態では、付勢部材の付勢力によりフック部がフック受け部に引っ掛かることで、スイングドアと車体とが係止される。一方、ラッチ部がストライカと係合することで、スライドドアとスイングドアとがロックされた状態では、付勢部材の付勢力に抗してフック部がフック受け部から外れることで、スイングドアと車体との係止が解除される。この場合には、第2ロックユニット及び係止ユニットの構造を簡素化することができる。
ラッチ部は、スイングドアにラッチベースを介して回動可能に取り付けられており、第2ロックユニットは、ラッチ部が回動してストライカをラッチベースと協働して挟み込むことで、スライドドアとスイングドアとをロックし、係止ユニットは、ラッチ部がラッチベースと協働してストライカを挟み込むときにフック部がフック受け部から外れることで、スイングドアと車体との係止を解除する。
この場合には、第2ロックユニットによりスライドドアとスイングドアとを確実にロックすることができる。また、スライドドアとスイングドアとがロックされた状態では、スイングドアと車体との係止を確実に解除することができる。
本発明によれば、スライドドアとスイングドアとがロックされていない状態では、スイングドアを開くことができないようにする車両用ドア構造が提供される。
本発明に係る車両用ドア構造の一実施形態を備えた車両を示す側面図である。 図1に示されたスライドドア及びスイングドアを開く様子を示す斜視図である。 図1に示されたスライドドア全開ロックユニットを係止ユニットと共に示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明に係る車両用ドア構造の一実施形態を備えた車両を示す側面図である。同図において、本実施形態の車両用ドア構造1は、車体2の側部に適用されている。車体2の側部には、前部座席の側方に位置する前部ドア開口部3と、前部座席の後方に配置された荷室の側方に位置する後部ドア開口部4とが設けられている。前部ドア開口部3は、フロントドア5により開閉される。
後部ドア開口部4は、スライド開閉式のスライドドア6とスイング開閉式のスイングドア7とにより開閉される。スライドドア6は、図2(a)、(b)に示されるように、車体2の前後方向にスライドして、後部ドア開口部4の前側領域4a(第1領域)を開閉可能である。スライドドア6は、全開状態になると、スイングドア7の外側に位置してスイングドア7と重なる(図2(b)参照)。
スイングドア7は、図2(c)に示されるように、スライドドア6と重なった状態になると、車体2に対して回動して、後部ドア開口部4の後側領域4b(第2領域)をスライドドア6と共に開閉可能である。
スライドドア6の外側面にはスライドドア用アウターハンドル8が設けられ、スライドドア6の内側面にはスライドドア用インナーハンドル9が設けられている。スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9は、スライドドア6を開閉する操作を行うためのハンドルである。スイングドア7の前端部には、スイングドア7を開く操作を行うためのスイングドア用ハンドル10が設けられている。
車両用ドア構造1は、スライドドア6を車体2の前後方向にスライド可能(開閉可能)に支持するスライドドア支持ユニット11A〜11Cと、スイングドア7を車体2に対して回動可能(開閉可能)に支持するスイングドア支持ユニット12とを備えている。
スライドドア支持ユニット11Aは、車体2の上部に車体2の前後方向(スライドドア6の開閉方向)に延びるように取り付けられ、スライドドア6を車体2に対してスライドさせるための上部スライドレール13と、スライドドア6の前端上部に取り付けられ、スライドドア6のスライド時に上部スライドレール13に案内される案内体14とを有している。案内体14は、スライドドア6が全開すると、上部スライドレール13から離脱し、車幅方向に移動可能な状態となる。
スライドドア支持ユニット11Bは、車体2の下部に車体2の前後方向に延びるように取り付けられ、スライドドア6を車体2に対してスライドさせるための下部スライドレール15と、スライドドア6の前端下部に取り付けられ、スライドドア6のスライド時に下部スライドレール15に案内される案内体16とを有している。案内体16は、スライドドア6が全開すると、下部スライドレール15から離脱し、車幅方向に移動可能な状態となる。
スライドドア支持ユニット11Cは、スイングドア7の外側面の中央部付近に取り付けられ、スライドドア6をスイングドア7に対してスライドさせるための中間スライドレール17と、スライドドア6の後端部に取り付けられ、スライドドア6のスライド時に中間スライドレール17に案内される案内体18とを有している。
スイングドア支持ユニット12は、車体2の後端部に設けられたリアピラー19と、スイングドア7をリアピラー19に回動可能に連結する上下2つのヒンジ20とを有している。
また、車両用ドア構造1は、スライドドア6が全閉状態となったときに、スライドドア6とスイングドア7とをロックするスライドドア全閉ロックユニット21と、スライドドア6が全開状態となったときに、スライドドア6とスイングドア7とをロックする上下2つのスライドドア全開ロックユニット22(第2ロックユニット)と、スイングドア7が全閉状態となったときに、スイングドア7と車体2とをロックする上下2つのスイングドアロックユニット23(第1ロックユニット)とを備えている。
スライドドア全閉ロックユニット21は、スライドドア6の後端部に取り付けられたロック部材24と、スイングドア7の前端部に取り付けられ、ロック部材24のラッチ部(図示せず)と係合するストライカ25とを有している。スライドドア6を全閉状態にすると、ロック部材24のラッチ部とストライカ25とが係合することで、スライドドア6とスイングドア7とがロック状態となる。
ロック部材24は、スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9とケーブル(図示せず)により接続されている。そして、スライドドア全閉ロックユニット21によるスライドドア6とスイングドア7とのロック状態の解除は、スライドドア用アウターハンドル8またはスライドドア用インナーハンドル9によるスライドドア6を開ける操作によって行われる。
スライドドア全開ロックユニット22は、スイングドア7の前端上部及び前端下部にそれぞれ取り付けられたロック部材26と、スライドドア6の前端上部及び前端下部にそれぞれ取り付けられ、ロック部材26のラッチ部35(図3参照)と係合するストライカ27とを有している。スライドドア6を全開状態にすると、ロック部材26のラッチ部35とストライカ27とが係合することで、スライドドア6とスイングドア7とがロック状態となる。なお、スライドドア全開ロックユニット22については、後で詳述する。
ロック部材26は、スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9とケーブル(図示せず)により接続されている。そして、スライドドア全開ロックユニット22によるスライドドア6とスイングドア7とのロック状態の解除は、スライドドア用アウターハンドル8またはスライドドア用インナーハンドル9によるスライドドア6を閉める操作によって行われる。
スイングドアロックユニット23は、スイングドア7に取り付けられた閂型のロック部材28と、車体2に取り付けられ、ロック部材28と係合するストライカ29とを有している。スイングドア7を全閉状態にすると、バネ(図示せず)の付勢力によりロック部材28がスイングドア7から車体2側に突き出てストライカ29と係合することで、スイングドア7と車体2とがロック状態となる。
ロック部材28は、スイングドア用ハンドル10とケーブル(図示せず)により接続されている。そして、スイングドアロックユニット23によるスイングドア7と車体2とのロック状態の解除は、スイングドア用ハンドル10によるスイングドア7を開ける操作によって行われる。
さらに、車両用ドア構造1は、スライドドア全開ロックユニット22によりスライドドア6とスイングドア7とがロックされていない状態では、スイングドア7と車体2とを係止し、スライドドア全開ロックユニット22によりスライドドア6とスイングドア7とがロックされると、スイングドア7と車体2との係止を解除する係止ユニット30を備えている。係止ユニット30は、スイングドア7の上部及び車体2の上部に配置されている。係止ユニット30については、後で詳述する。
スライドドア全開ロックユニット22は、図3に示されるように、上記のロック部材26と、上記のストライカ27とを有している。ストライカ27は、スライドドア6の前端部の内側面に固定された取付用突起31に取り付けられている。取付用突起31は、スライドドア6の内側面から車体2側に突出している。取付用突起31の先端部には、上記の案内体14が支持体32を介して取り付けられている。ストライカ27は、例えば棒状部材をU字型に折り曲げた構造を有している。
ロック部材26は、スイングドア7の前端部の上部に取り付けられたラッチベース33と、このラッチベース33に回動軸34を介して回動可能に取り付けられ、ストライカ27及びラッチベース33と協働してスライドドア6をスイングドア7に対してロックするためのラッチ部35と、このラッチ部35を付勢するバネ36(付勢部材)とを有している。
ラッチベース33には、ストライカ27が入り込む凹状部33aが設けられている。ラッチ部35には、スライドドア6が全開状態になったときにラッチベース33と協働してストライカ27を挟み込むための凹状部35aが設けられている。ラッチ部35は、バネ36によって凹状部35aの開口方向がラッチベース33の凹状部33aの開口方向に近づくように付勢されている。
また、ロック部材26は、特に図示はしないが、ラッチベース33に回動可能に取り付けられ、スライドドア6がスイングドア7に対してロックされた状態を維持するようにラッチベース33に対するラッチ部35の回動を規制するポールを有している。ポールと上記のスライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9とは、ケーブル(図示せず)により接続されている。
係止ユニット30は、図3に示されるように、スイングドア7の上部に取り付けられたロック部材26のラッチ部35と一体化され、スイングドア7を車体2に対して係止するためのフック部37と、車体2の上部の側面部に設けられ、フック部37が引っ掛けられるフック受け部38とを有している。
ロック部材26のバネ36は、フック部37をフック受け部38に引っ掛ける方向にラッチ部35を付勢する。つまり、バネ36は、ラッチ部35を回動軸34を中心にして反時計回りに回動させるように付勢する。
なお、係止ユニット30は、スイングドア7の下部及び車体2の下部には配置されていない。従って、スイングドア7の下部に取り付けられたロック部材26は、ラッチ部35がフック部37と一体化されていないこと以外は、スイングドア7の上部に取り付けられたロック部材26と同じ構造を有している。
スライドドア6が全開状態まで開いていないときは、図3(a)に示されるように、ストライカ27がラッチ部35と係合しないため、スライドドア6とスイングドア7とがロックされない。その状態では、バネ36の付勢力によりフック部37がフック受け部38に引っ掛かるため、スイングドア7と車体2とが係止された状態となる。従って、スイングドア用ハンドル10によりスイングドア7を開く操作を行うことで、スイングドアロックユニット23によるスイングドア7と車体2とのロック状態を解除しても、スイングドア7を開けることができない。
一方、スライドドア6を全開状態まで開くと、図3(b)に示されるように、ストライカ27がラッチベース33の凹状部33a及びラッチ部35の凹状部35aに入り込み、ラッチ部35がストライカ27に押されることで、バネ36の付勢力に抗してラッチ部35が回動軸34を中心にして時計回りに回動し、ストライカ27がラッチベース33及びラッチ部35に挟み込まれる。このとき、ポール(図示せず)によりラッチ部35の回動が規制される。これにより、スライドドア6とスイングドア7とがロック状態となる。なお、本実施形態では、ストライカ27がラッチ部35を押し込んだときに、スライドドア6が全開状態となり、スライドドア6とスイングドア7とがロック状態となる。
このとき、ラッチ部35が回動軸34を中心にして時計回りに回動することで、フック部37がフック受け部38から外れ、スイングドア7と車体2との係止状態が解除される。従って、スイングドア用ハンドル10によりスイングドア7を開く操作を行うことで、スイングドアロックユニット23によるスイングドア7と車体2とのロック状態が解除されると、スイングドア7を開けることが可能となる。
ところで、本実施形態では、スイングドア7を閉じるときに、上部スライドレール13と案内体14との接触、下部スライドレール15と案内体16との接触を避けるために、スライドドア6が全開状態となる前に、上部スライドレール13から案内体14が離脱すると共に下部スライドレール15から案内体16が離脱するように、上部スライドレール13及び下部スライドレール15の後端部の位置が設定されている(図3(b)参照)。このとき、上記の係止ユニット30が具備されていない場合には、上部スライドレール13から案内体14が離脱すると共に下部スライドレール15から案内体16が離脱しても、スライドドア6を全開状態まで開いていないためにスライドドア6とスイングドア7とがロックされていない状態では、スライドドア6はスイングドア7に中間スライドレール17のみで支持されることとなる。その状態で、スイングドア用ハンドル10を操作してスイングドア7を開けると、スライドドア6のがたつきが生じる可能性がある。
これに対し本実施形態では、スライドドア全開ロックユニット22によりスライドドア6とスイングドア7とがロックされていない状態では、係止ユニット30によりスイングドア7と車体2とが係止されるため、スイングドアロックユニット23によるスイングドア7と車体2とのロック状態が解除されても、スイングドア7を開けることができない。これにより、スライドドア6のがたつきを防ぐことができる。
また、本実施形態では、スイングドア7に取り付けられたフック部37を、車体2に設けられたフック受け部38に引っ掛けることにより、スイングドア7と車体2とを簡単に係止することができる。
また、本実施形態では、フック部37はラッチ部35と一体化されており、バネ36は、フック部37をフック受け部38に引っ掛ける方向にラッチ部35を付勢している。このような構成においては、ラッチ部35がストライカ27と係合していないことで、スライドドア6とスイングドア7とがロックされていない状態では、バネ36の付勢力によりフック部37がフック受け部38に引っ掛かる。一方、ラッチ部35がストライカ27と係合することで、スライドドア6とスイングドア7とがロックされた状態になると、バネ36の付勢力に抗してフック部37がフック受け部38から外れる。この場合には、スライドドア全開ロックユニット22及び係止ユニット30の構成を簡単化することができる。
さらに、本実施形態では、スライドドア全開ロックユニット22は、ラッチ部35が回動してストライカ27をラッチベース33と協働して挟み込むことで、スライドドア6とスイングドア7とをロックする。これにより、スライドドア全開ロックユニット22によりスライドドア6とスイングドア7とを確実にロックすることができる。また、係止ユニット30は、ラッチ部35がラッチベース33と協働してストライカ27を挟み込むときにフック部37がフック受け部38から外れることで、スイングドア7と車体2との係止を解除する。これにより、スライドドア6とスイングドア7とがロックされた状態では、スイングドア7と車体2との係止を確実に解除することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、ロック部材26のラッチ部35とストライカ27とが係合することで、スライドドア6とスイングドア7とがロック状態となると共に、ラッチ部35と一体化されたフック部37がフック受け部38に引っ掛かることで、スイングドア7と車体2とが係止されるが、スライドドア全開ロックユニット22及び係止ユニット30の構成としては、特にそれには限られない。例えば、スライドドア6とスイングドア7とのロックを検知する電気スイッチと、フック部37を回転駆動させるアクチュエータとを備え、スライドドア6とスイングドア7とのロックが検知されないときは、フック部37をフック受け部38に引っ掛けるように回転させ、スライドドア6とスイングドア7とのロックが検知されたときは、フック部37をフック受け部38から外すように回転させてもよい。
また、上記実施形態では、フック部37がスイングドア7に取り付けられ、フック受け部38が車体2に設けられているが、特にそれには限られず、フック部37が車体2に取り付けられ、フック受け部38がスイングドア7に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、係止ユニット30がスイングドア7の上部及び車体2の上部に配置されているが、特にそれには限られず、係止ユニット30がスイングドア7の下部及び車体2の下部に配置されていてもよい。
さらに、上記実施形態では、スライドドア6が後部ドア開口部4の前側領域を開閉するように構成され、スイングドア7が後部ドア開口部4の後側領域をスライドドア6と共に開閉するように構成されているが、本発明は、スライドドア6が後部ドア開口部4の後側領域を開閉するように構成され、スイングドア7が後部ドア開口部4の前側領域をスライドドア6と共に開閉するように構成されている車両用ドア構造にも適用可能である。また、本発明は、車体2の後部に設けられたドア開口部を開閉するスライドドア及びスイングドアを有する車両用ドア構造にも適用可能である。
1…車両用ドア構造、2…車体、4…後部ドア開口部、4a…前側領域(第1領域)、4b…後側領域(第2領域)、6…スライドドア、7…スイングドア、22…スライドドア全開ロックユニット(第2ロックユニット)、23…スイングドアロックユニット(第1ロックユニット)、27…ストライカ、30…係止ユニット、33…ラッチベース、35…ラッチ部、36…バネ(付勢部材)、37…フック部、38…フック受け部。

Claims (1)

  1. 車体に設けられたドア開口部の第1領域を開閉するスライドドアと、前記ドア開口部の第2領域を前記スライドドアと共に開閉するスイングドアとを備えた車両用ドア構造において、
    前記スライドドアを開閉する操作を行うためのスライドドア用ハンドルと、
    前記スイングドアを開く操作を行うためのスイングドア用ハンドルと、
    前記スイングドアが全閉状態であるときに、前記スイングドアと前記車体とをロックする第1ロックユニットと、
    前記スライドドアが全開状態であるときに、前記スライドドアと前記スイングドアとをロックする第2ロックユニットと、
    前記第2ロックユニットにより前記スライドドアと前記スイングドアとがロックされていない状態では、前記スイングドアと前記車体とを係止し、前記第2ロックユニットにより前記スライドドアと前記スイングドアとがロックされると、前記スイングドアと前記車体との係止を解除する係止ユニットとを備え
    前記係止ユニットは、前記スイングドアに取り付けられたフック部と、前記車体に設けられ、前記フック部が引っ掛けられるフック受け部とを有し、
    前記第1ロックユニットは、前記スイングドア用ハンドルによる前記スイングドアを開く操作によって前記スイングドアと前記車体とのロックを解除し、
    前記第2ロックユニットは、前記スイングドアに回動可能に取り付けられたラッチ部と、前記スライドドアに取り付けられ、前記ラッチ部と係合するストライカと、前記ラッチ部を付勢する付勢部材とを有し、前記ラッチ部が前記ストライカと係合することで、前記スライドドアと前記スイングドアとをロックし、
    前記フック部は、前記ラッチ部と一体化されており、
    前記付勢部材は、前記フック部を前記フック受け部に引っ掛ける方向に前記ラッチ部を付勢し、
    前記ラッチ部は、前記スイングドアにラッチベースを介して回動可能に取り付けられており、
    前記第2ロックユニットは、前記ラッチ部が回動して前記ストライカを前記ラッチベースと協働して挟み込むことで、前記スライドドアと前記スイングドアとをロックし、
    前記係止ユニットは、前記ラッチ部が回動することで前記ラッチベースと協働して前記ストライカを挟み込むときに前記フック部が前記フック受け部から外れることで、前記スイングドアと前記車体との係止を解除することを特徴とする車両用ドア構造。
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