JP2016215857A - 車両用ドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドドアとスイングドアとがロックされていない状態では、スイングドアを開くことができないようにする車両ドア構造を提供する。
【解決手段】車両用ドア構造1は、スライドドア6の全開位置以外の位置においては、スイングドア7を車体2に対してロックし、スライドドア6の全開位置においては、スライドドア6をスイングドア7に対してロックし且つスイングドア7の車体2に対するロックを解除するロック機構60を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両用ドア構造に関する。
従来の車両用ドア構造としては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の車両用ドア構造は、後部ドア開口部の前側領域を開閉するスライドドアと、後部ドア開口部の後側領域をスライドドアと共に開閉するスイングドアとを備えている。スライドドアは、スライド機構を介して車体の前後にスライド移動する。スイングドアは、全開のスライドドアと重なった状態において、ヒンジ機構を介して車体に対して揺動する。また、車両用ドア構造は、スイングドアが全閉状態であるときに、スイングドアと車体とをロックするスイングドア開閉規制機構と、スライドドアが全開状態となったときに、スライドドアとスイングドアとをロックするスライド規制機構と、を備えている。
特開2011−46271号公報
しかしながら、上記従来技術の車両用ドア構造においては、スライドドアとスイングドアとがロックされていない状態でスイングドアを開く操作を行うと、スライドドアががたついたり、スイングドアの揺動中にスライドドアがスイングドアに対して移動したりする可能性がある。
本発明は、スライドドアとスイングドアとがロックされていない状態では、スイングドアを開くことができないようにする車両ドア構造を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用ドア構造は、車体に設けられたドア開口部の第1領域を開閉するスライドドアと、ドア開口部の第2領域をスライドドアと共に開閉するスイングドアと、を備えた車両用ドア構造であって、スライドドアの全開位置以外の位置においては、スイングドアを車体に対してロックし、スライドドアの全開位置においては、スライドドアをスイングドアに対してロックし且つスイングドアの車体に対するロックを解除するロック機構を備える。
この車両用ドア構造では、ロック機構は、スライドドアの全開位置以外の位置においては、スイングドアを車体に対してロックし、スライドドアの全開位置においては、スライドドアをスイングドアに対してロックし且つスイングドアの車体に対するロックを解除する。これにより、スライドドアが全開位置に位置してスライドドアに対してロックされたときにのみ、スイングドアの車体に対するロックが解除され、スイングドアの開閉が可能となる。そのため、スライドドアが全開位置に到達していない状態では、スイングドアが開かない。したがって、スイングドアが開いた状態においてスライドドアがスライドすることを防止できる。その結果、車両用ドア構造では、スライドドアとスイングドアとがロックされていない状態では、スイングドアを開くことができないようにできる。
一実施形態においては、ロック機構は、スライドドアの前端部に設けられた第1被係止部と、スイングドアの全閉位置での前端部側において車体に設けられた第2被係止部と、スイングドアに設けられ、全開位置以外の位置においては第2被係止部と係合すると共に、全開位置においては第1被係止部と係合し且つ第2被係止部との係合を解除する係合体と、を有していてもよい。この構成により、ロック機構では、スライドドアの全開位置以外の位置においては、スイングドアを車体に対してロックし、スライドドアの全開位置においては、スライドドアをスイングドアに対してロックし且つスイングドアの車体に対するロックを解除できる。
一実施形態においては、係合体は、スライドドアの移動に伴う第1被係止部の進入及び退出に応じて回転可能に設けられており、第1被係止部の進入により一方向に回転して当該第1被係止部と係合すると共に第2被係止部との係合を解除し、第1被係止部の退出により一方向とは反対の他方向に回転して当該第1被係止部との係合を解除すると共に第2被係止部と係合してもよい。この構成により、ロック機構では、スライドドアの移動に応じて、スライドドアの車体に対するロック及びそのロックの解除と、スライドドアのスイングドアに対するロック及びそのロックの解除とを行うことが可能となる。
一実施形態においては、係合体は、第1被係止部と係合する第1係合部と、第2被係止部と係合する第2係合部と、を有し、第2係合部は、スライドドアが全開位置以外のときに第2被係止部が位置する第1部分と、スライドドアが全開位置のときに第2被係止部が位置する第2部分と、を有し、第2部分は、スライドドアが全開位置のときに車体と対向してもよい。この構成により、係合体では、スライドドアの全開位置において車体に設けられた第2被係止部との係合を解除できる。これにより、車両用ドア構造では、スライドドアが全開位置のときに、スイングドアの開閉が可能となる。
一実施形態においては、スイングドアが開かれたときに、スライドドアをスイングドアに対してロックするロック部を備え、ロック部は、スイングドアに設けられ、スイングドアが開かれたときに車体側に突出する突出部と、スライドドアに設けられ、スライドドアの全開位置において車体とスイングドアとの間に位置し、突出部に係止される被係止部と、を有していてもよい。この構成により、スイングドアが開いたときには、被係止部が突出部に係止され、スイングドアの開く方向への移動が規制される。したがって、スイングドアが開いているときに、スライドドアを開く操作がハンドルで行われたとしても、スライドドアが開かない。その結果、スイングドアが開いているときにスライドドアが開くことを確実に防止できる。
一実施形態においては、スライドドアの全開位置において第2被係止部が第2部分に位置していない場合に、スライドドアの開閉を制御するハンドルの操作を無効にする無効機構を備えていてもよい。この構成により、第2被係止部が第2部分に位置していない、すなわちスイングドアが開かれているときには、ハンドルの操作が無効になる。そのため、スイングドアが開いているときに、スライドドアのロックが解除されることを防止できる。その結果、スイングドアが開いているときにスライドドアが開くことを確実に防止できる。
本発明によれば、スライドドアとスイングドアとがロックされていない状態では、スイングドアを開くことができないようにする。
図1は、一実施形態に係る車両用ドア構造を備える車両の側面図である。 図2は、図1に示されたスライドドア及びスイングドアを開く様子を示す斜視図である。 図3は、スライドドアロックユニットを示す斜視図である。 図4は、スライドドアロックユニットの動作を説明する図である。 図5は、ロックユニットを示す図である。 図6(a)は、第1ストライカを示す斜視図であり、図6(b)は、第2ストライカを示す斜視図である。 図7は、ロックユニットの動作を説明する図である。 図8は、ロックユニットの動作を説明する図である。 図9は、ロックユニットの動作を説明する図である。 図10は、ロックユニットの動作を説明する図である。 図11は、他の実施形態に係る車両用ドア構造のロックユニットを示す図である。 ロックユニットの動作を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、一実施形態に係る車両用ドア構造を備える車両の側面図である。図1に示されるように、車両用ドア構造1は、車体2の側部に適用されている。車体2の側部には、前部座席の側方に位置する前部ドア開口部3と、前部座席の後方に配置された荷室の側方に位置する後部ドア開口部4とが設けられている。前部ドア開口部3は、フロントドア5により開閉される。
後部ドア開口部4は、スライド開閉式のスライドドア6とスイング開閉式のスイングドア7とにより開閉される。スライドドア6は、図2(a)及び図2(b)に示されるように、車体2の前後方向にスライドして、後部ドア開口部4の前側領域4a(第1領域)を開閉可能である。スライドドア6は、図2(c)に示されるように、全開状態(全開位置)になると、スイングドア7の外側に位置してスイングドア7と重なる。
スイングドア7は、図2(c)に示されるように、スライドドア6と重なった状態になると、車体2に対して揺動して、後部ドア開口部4の後側領域4b(第2領域)をスライドドア6と共に開閉可能である。
スライドドア6の外側面にはスライドドア用アウターハンドル8が設けられ、スライドドア6の内側面にはスライドドア用インナーハンドル9が設けられている。スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9は、スライドドア6を開閉する操作を行うためのハンドルである。スイングドア7の前端部には、スイングドア7を開く操作を行うためのスイングドア用ハンドル10が設けられている。詳細には、スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9は、スライドドア6の全閉状態においてスライドドア6が開く方向に操作された場合には、後述するスライドドア全閉ロックユニット30のロック状態を解除する。また、スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9は、スライドドア6の全開状態においてスライドドア6が閉まる方向に操作された場合には、後述する係止バー68を揺動させてロックユニット60の係合体67の係合を解除する。
車両用ドア構造1は、スライドドア6を車体2の前後方向にスライド可能(開閉可能)に支持するスライドドア支持ユニット11A,11B,11Cと、スイングドア7を車体2に対して揺動可能(開閉可能)に支持するスイングドア支持ユニット12と、を備えている。
スライドドア支持ユニット11Aは、車体2の上部に車体2の前後方向(スライドドア6の開閉方向)に延びるように取り付けられ、スライドドア6を車体2に対してスライドさせるための上部スライドレール13と、スライドドア6の前端上部に取り付けられ、スライドドア6のスライド時に上部スライドレール13に案内される案内体14と、を有している。案内体14は、スライドドア6が全開位置に到達すると、上部スライドレール13から離脱し、車幅方向に移動可能な状態となる。具体的には、案内体14は、図3に示されるように、ローラーRを有しており、ローラーRが、上部スライドレール13から離脱する。ローラーRは、ベースBに回転可能に支持されている。ベースBは、スライドドア6の前端部で且つ上部に配置されている。
スライドドア支持ユニット11Bは、車体2の下部に車体2の前後方向に延びるように取り付けられ、スライドドア6を車体2に対してスライドさせるための下部スライドレール15と、スライドドア6の前端下部に取り付けられ、スライドドア6のスライド時に下部スライドレール15に案内される案内体16と、を有している。案内体16は、スライドドア6が全開位置に到達すると、下部スライドレール15から離脱し、車幅方向に移動可能な状態となる。
スライドドア支持ユニット11Cは、スイングドア7の外側面の中央部付近に取り付けられ、スライドドア6をスイングドア7に対してスライドさせるための中間スライドレール17と、スライドドア6の後端部に取り付けられ、スライドドア6のスライド時に中間スライドレール17に案内される案内体18と、を有している。
スイングドア支持ユニット12は、車体2の後端部に設けられたリアピラー19と、スイングドア7をリアピラー19に揺動可能に連結する上下2つのヒンジ20と、を有している。
上記構成を有する車両用ドア構造1は、スライドドア全閉ロックユニット30と、スイングドアロックユニット40と、スライドドアロックユニット(ロック部)50と、ロックユニット(ロック機構)60と、を備えている。
スライドドア全閉ロックユニット30は、スライドドア6が全閉状態となったときに、スライドドア6をスイングドア7に対してロック(固定)する。図1に示されるように、スライドドア全閉ロックユニット30は、スライドドア6の後端部に取り付けられたロック部材32と、スイングドア7の前端部に取り付けられ、ロック部材32のラッチ部(図示しない)と係合するストライカ34と、を有している。スライドドア全閉ロックユニット30では、スライドドア6を全閉状態にすると、ロック部材32のラッチ部とストライカ34とが係合することで、スライドドア6とスイングドア7とがロック状態となる。
ロック部材32は、スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9とケーブル(図示しない)により接続されている。スライドドア全閉ロックユニット30によるスライドドア6とスイングドア7とのロック状態の解除は、スライドドア用アウターハンドル8又はスライドドア用インナーハンドル9によるスライドドア6を開ける操作によって行われる。
スイングドアロックユニット40は、スイングドア7が全閉状態となったときに、スイングドア7を車体2に対してロックする。スイングドアロックユニット40は、スイングドア7の上下のそれぞれに設けられている(2つ設けられている)。スイングドアロックユニット40は、スイングドア7に取り付けられた閂型のロック部材42と、車体2に取り付けられ、ロック部材42と係合するストライカ44と、を有している。スイングドアロックユニット40では、スイングドア7を全閉状態にすると、ばね(図示しない)の付勢力によりロック部材42がスイングドア7から車体2側に突き出てストライカ44と係合することで、スイングドア7と車体2とがロック状態となる。
ロック部材42は、スイングドア用ハンドル10とケーブル(図示しない)により接続されている。スイングドアロックユニット40によるスイングドア7と車体2とのロック状態の解除は、スイングドア用ハンドル10によるスイングドア7を開ける操作によって行われる。
スライドドアロックユニット50は、スライドドア6をスイングドア7に対してロックする。スライドドアロックユニット50は、スイングドア7が開かれたときに、スライドドア6をスイングドア7に対してロックする。スライドドアロックユニット50は、スイングドア7に設けられる係止部(突出部)51と、スライドドア6に設けられる被係止部52と、を有している。
係止部51は、スイングドア7の前方の上端部に設けられている。係止部51は、検知ピン53と、スイングフック54と、ばね55と、を有している。
検知ピン53は、スイングドア7の閉状態において車体2のボディ面2aに当接する。検知ピン53は、略円柱状を成す部分を有しており、スイングドア7が閉じた状態で、その先端が車体2のボディ面2aに当接する位置に配置されている。つまり、検知ピン53は、スイングドア7が開けられると、車体2のボディ面2aから離間する。
スイングフック54は、被係止部52を係止する部材である。スイングフック54は、略L字形状を呈しており、基体部54aと、基体部54aの一端部側に設けられたフック部54bと、を有している。基体部54aは、他端部側から一端部側に向かって先細りとなるテーパー形状を呈している。
基体部54aの他端部は、軸心が車体2の上下方向に沿った軸によりスイングドア7に軸支されている。これにより、スイングフック54は、軸中心に、水平面に沿って揺動可能に設けられている。スイングフック54は、連結部材54c(図3参照)により、検知ピン53と連結されており、検知ピン53と同期して動作する。すなわち、スイングフック54は、検知ピン53の動作に連動して揺動する。フック部54bの先端は、検知ピン53の先端よりも短い。また、検知ピン53は、フック部54bより軸中心に近い位置に連結されている。
ばね55は、スイングフック54が揺動する方向にスイングフック54を付勢する部材であり、スイングフック54を車体2のボディ面2a側に付勢する。ばね55は、例えばねじりばねであり、スイングフック54の基体部54aの他端部側に配設されている。ばね55により、スイングフック54は、時計回りに揺動するように常に付勢されている。
このような構成により、係止部51では、スイングドア7が開けられると、検知ピン53が車体2のボディ面2aから離間し、これと同時にスイングフック54がばね55の付勢力により車体2側に揺動する。係止部51では、スイングドア7が開けられると、スイングフック54がスライドドア6のベースBに向かって(車体2側に)自動で突出する。
被係止部52は、案内体14のベースBに設けられている。ベースBは、スライドドア6に固定されており、後述する第1ストライカ62などを搭載している。被係止部52は、例えば、ベースBの一部を切り欠いて形成された凹部であり、ベースBの下方に開口している。被係止部52は、スイングフック54が揺動したときのフック部54bの軌跡上に設けられている。
上述の構成を有するスライドドアロックユニット50の動作について、図4を参照しながら説明する。スイングドア7が閉位置の状態では、図4(a)に示されるように、検知ピン53が車体2のボディ面2aと当接している。また、スライドドア6が全開位置の状態では、ベースBの被係止部52がフック部54bの車体2側に位置している。
この状態からスイングドア7が開かれると、図4(b)に示されるように、検知ピン53が車体2のボディ面2aから離間する。このとき、検知ピン53に連動するスイングフック54は、ばね55の付勢により時計周りに揺動し、フック部54bがスライドドア6、すなわちベースBに向かって突出する。そして、スイングフック54が被係止部52に進入し、フック部54bがベースBの被係止部52を係止する。これにより、スライドドアロックユニット50では、スライドドア6をスイングドア7に対してロックする。
ロックユニット60は、スライドドア6とスイングドア7、及び、スイングドア7と車体2とをロックする。ロックユニット60は、スライドドア6の全開位置以外の位置においては、スイングドア7を車体2に対してロックし、スライドドア6の全開位置においては、スライドドア6をスイングドア7に対してロックし且つスイングドア7の車体2に対するロックを解除する。図5又は図6に示されるように、ロックユニット60は、第1ストライカ(第1被係止部)62と、第2ストライカ(第2被係止部)64と、係合機構66と、を有している。
第1ストライカ62は、スライドドア6に設けられている。図6(a)に示されるように、第1ストライカ62は、ベース部62aと、ループ体62bと、を有している。ベース部62aは、鋼板等の高強度材料で形成されており、略矩形状を呈している。ループ体62bは、鋼棒等の高強度材料を屈曲成形することで形成されており、略U字状を呈している。ループ体62bは、ベース部62aに立設された一対の立設部63aと、一対の立設部63aの端部のそれぞれを連結する連結部63bと、を有している。
第1ストライカ62は、スライドドア6に設けられたベースBに配置されている。すなわち、第1ストライカ62は、スライドドア6の前端部で且つ上部に配置されている。第1ストライカ62は、ベース部62aがベースBに固定(ボルト締結、溶接等)されることにより、ベースBに取り付けられている。ループ体62bは、立設部63aが車体2の前後方向に延在すると共に、連結部63bが車体2の高さ方向に延在している。第1ストライカ62は、スライドドア6(案内体14)のスライドと共に移動する。
第2ストライカ64は、車体2に設けられている。図6(b)に示されるように、第2ストライカ64は、ベース部64aと、ループ体64bと、を有している。ループ体64bは、ベース部64aに立設された一対の立設部65aと、立設部65aの端部を連結する連結部65bと、を有している。
第2ストライカ64は、スイングドア7の全閉位置での前端部側の上部に対応する位置に配置されている。第2ストライカ64は、ベース部64aがボディ面2aに固定されることにより、ボディ面2aに取り付けられている。ループ体64bは、立設部65aが車体2の幅方向に沿ってボディ面2aから外側に向かって突出するように延在すると共に、連結部65bが車体2の高さ方向に延在している。
係合機構66は、第1ストライカ62及び第2ストライカ64と係合する。係合機構66は、係合体67と、係止バー68と、を有している。
係合体67は、板状の部材で形成されている。係合体67は、スイングドア7に設けられている。具体的には、係合体67は、スイングドア7の前端部で且つ上部に配置されている。より詳細には、係合体67は、スライドドアロックユニット50の係止部51よりも上方に配置されている。係合体67は、軸67aを中心に回転可能に設けられている。軸67aは、スイングドア7に固定されており、車体2の高さ方向に延在している。これにより、係合体67は、水平面に沿って回転する。
係合体67は、第1ストライカ62と係合する第1係合部70と、第2ストライカ64と係合する第2係合部72と、を有している。係合体67は、スライドドア6の移動に伴う第1ストライカ62(連結部63b)の進入及び退出に応じて回転する。係合体67は、第1ストライカ62の進入により回転して第1ストライカ62と係合すると共に第2ストライカ64との係合を解除し、第1ストライカ62の退出により回転して第1ストライカ62との係合を解除すると共に第2ストライカ64と係合する。
第1係合部70は、第1ストライカ62が進退可能に設けられている。第1係合部70は、第1ストライカ62が進入及び退出する開口部71を有している。開口部71は、第1係合部70のその他の部分よりも幅広に形成されている。第1係合部70の開口部71の一部は、平坦に形成されている。
第2係合部72は、第2ストライカ64が進退可能に設けられている。第2係合部72は、第2ストライカ64が進入及び退出する開口部73を有している。また、第2係合部72は、第1部分72aと、第2部分72bと、を有している。第1部分72aは、スライドドア6が全開位置以外のときに、第2ストライカ64が位置する。第2部分72bは、スライドドア6が全開位置のときに、第2ストライカ64が位置する。第2係合部72は、第2ストライカ64が第2部分72bの位置しているとき以外には第2ストライカ64が退出(離脱)しない形状とされている。つまり、第2係合部72は、第2ストライカ64が第2部分72bに位置したときにのみ、第2ストライカ64が係合体67から抜ける(退出)ことを許可する。
係合体67は、係止突起74を更に有している。係止突起74は、係合体67の外縁から外側に突出している。具体的には、係止突起74は、係合体67において、第1係合部70の開口部71側の位置に設けられている。係止突起74は、後述する係止バー68を係止する。
係止バー68は、係合体67の回転を規制する。係止バー68は、棒状の部材である。係止バー68は、その長手方向の一端が軸68aにより支持されており、軸68aを中心に揺動可能に設けられている。軸68aは、スイングドア7に固定されており、車体2の高さ方向に延在している。係止バー68は、水平面に沿って揺動する。
係止バー68は、図示しない付勢部材(例えば、ばね)により、反時計回りの方向に付勢されている。係止バー68は、所定位置において、反時計回り方向への揺動が規制されている。所定位置は、図5に示されるように、係止バー68が係合体67の第1係合部70の開口部71に当接している位置であり、係止バー68は、図示しない当接部材に当接することにより、揺動が規制されている。係止バー68は、スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9とケーブル(図示しない)により接続されている。係止バー68は、スライドドア用アウターハンドル8又はスライドドア用インナーハンドル9の操作により、時計回りに揺動する。
係止バー68は、所定位置において、係合体67の第1係合部70の開口部71に当接する。これにより、係止バー68は、第2ストライカ64が係合体67の第2係合部72の第1部分72aに位置しているときの係合体67の回転を規制している。係止バー68は、係合体67の係止突起74に係止される(引っ掛かる)(図8(c)参照)。これにより、係止バー68は、第2ストライカ64が係合体67の第2係合部72の第2部分72bに位置しているとき、又は、第2ストライカ64が第2係合部72から退出しているときの係合体67の回転を規制する。
続いて、ロックユニット60の動作について説明する。最初に、スライドドア6を開けてスイングドア7と車体2とのロックを解除するときのロックユニット60の動作について説明する。
図7(a)に示されるように、スライドドア6が移動中で全開位置に到達していない状態では、第2ストライカ64は、係合体67における第2係合部72の第1部分72aに位置している。これにより、係合体67は、スライドドア6を車体2に対してロックしている。また、係止バー68は、第1係合部70の開口部71に当接している。これにより、係合体67の反時計回り方向への回転が規制されている。
図7(b)に示されるように、スライドドア6が更に開かれると、スライドドア6に設けられた第1ストライカ62が係止バー68に接触する。第1ストライカ62は、スイングドア7の移動に伴い係止バー68を時計回り方向に揺動させると共に、係合体67の第1係合部70に進入する。図7(c)に示されるように、係止バー68が揺動すると、係止バー68による係合体67の回転の規制が解除され、係合体67の回転が可能となる。係合体67は、第1係合部70への第1ストライカ62に進入により一方向(反時計回り方向)に回転する。これにより、第2ストライカ64は、係合体67における第2係合部72の第1部分72aから離脱する。
続いて、図8(a)に示されるように、係合体67が更に回転すると、係合体67に当接する係止バー68が更に揺動する。そして、図8(b)に示されるように、係合体67が所定角度回転すると、係止バー68が開口部71の頂部を乗り越え、スライドドア6が全開位置に到達すると、図8(c)に示されるように、係止バー68は、係合体67の係止突起74に係止される。このとき、係止バー68は、付勢部材の付勢力により、反時計回りの方向に付勢されている。そのため、係止バー68と係止突起74との係合状態が維持される。この状態において、第2ストライカ64は、係合体67の第2係合部72の第2部分72bに位置する。このとき、第2部分72bは、車体2と対向する。これにより、第2ストライカ64は、係合体67から退出可能となる。すなわち、スライドドア6と係合体67とのロックが解除され、スイングドア用ハンドル10の操作により、スライドドア6を開くことが可能となる。また、係合体67の回転が規制されるため、スライドドア6がスイングドア7に固定される。これにより、スライドドア6が開く方向への移動が規制される。この状態でスイングドア用ハンドル10を操作することによって閂型のロック部材42とストライカ44との係合を解除すると、スイングドア7を開くことができる。
続いて、スライドドア6を閉め、スイングドア7と車体2とをロックするときのロックユニット60の動作について説明する。
図9(a)に示されるように、スイングドア7が閉められた状態において、スライドドア用アウターハンドル8又はスライドドア用インナーハンドル9が操作されると、その操作に連動して、係止バー68が時計回り方向に揺動する。これにより、係止バー68と係合体67の係止突起74との係合が解除され、係合体67の回転が可能となる。図9(b)に示されるように、この状態でスライドドア6が閉まる方向に移動させられると、スライドドア6の移動に伴い係合体67が他方向(時計回り方向)に回転する。これにより、第2ストライカ64は、係合体67の第2係合部72の第2部分72bから離脱する。
図10(a)に示されるように、スライドドア6が更に閉まる方向に移動させられると、係合体67も回転し、これに伴い、係止バー68も付勢部材の付勢力により反時計回りに揺動する。図10(b)に示されるように、第1ストライカ62が係合体67の第1係合部70から退出すると(抜けると)、係止バー68は、所定の位置で揺動が停止し、第1係合部70の開口部71と当接する。これにより、係合体67の回転が係止バー68により規制される。このとき、第2ストライカ64は、係合体67の第2係合部72の第1部分72aに位置する。これにより、係合体67は、スイングドア7を車体2に対してロックする。
以上説明したように、本実施形態に係る車両用ドア構造1では、ロックユニット60を備えている。ロックユニット60は、スライドドア6の全開位置以外の位置においては、スイングドア7を車体2に対してロックし、スライドドア6の全開位置においては、スライドドア6の閉まる方向への移動を規制し且つスイングドア7の車体2に対する当該ロックユニット60のロックを解除する。これにより、スライドドア6が全開位置に位置して閉まる方向への移動が規制されたときにのみ、スイングドア用ハンドル10の操作によってスイングドア7のロックが解除され、スイングドア7の開閉が可能となる。そのため、スライドドア6が全開位置に到達していない状態では、スイングドア7が開かない。その結果、車両用ドア構造1では、スライドドア6とスイングドア7とがロックされていない状態では、スイングドア7を開くことができないようにできる。
本実施形態では、ロックユニット60は、スライドドア6の前端部に設けられた第1ストライカ62と、スイングドア7の全閉位置での前端部側において車体2に設けられた第2ストライカ64と、スイングドア7に設けられ、全開位置以外の位置においては第2ストライカ64と係合すると共に、全開位置においては第1ストライカ62と係合し且つ第2ストライカ64との係合を解除する係合体67と、を有していてもよい。この構成により、ロックユニット60では、スライドドア6の全開位置以外の位置においては、スイングドア7を車体2に対してロックし、スライドドア6の全開位置においては、スライドドア6をスイングドア7に対してロックし且つスイングドア7の車体2に対するロックを解除できる。また、ロックユニット60は、第1ストライカ62、第2ストライカ64及び係合体67(係合機構66)の部品で構成されるため、構成の簡易化を図ることができる。
本実施形態では、係合体67は、スライドドア6の移動に伴う第1ストライカ62の進入及び退出に応じて回転可能に設けられており、第1ストライカ62の進入により一方向に回転して当該第1ストライカ62と係合すると共に第2ストライカ64との係合を解除し、第1ストライカ62の退出により他方向に回転して当該第1ストライカ62との係合を解除すると共に第2ストライカ64と係合する。この構成により、ロックユニット60では、スライドドア6の移動に応じて、スライドドア6の車体2に対するロック及びそのロックの解除と、スライドドア6のスイングドア7に対するロック及びそのロックの解除とを行うことが可能となる。
本実施形態では、係合体67は、第1ストライカ62と係合する第1係合部70と、第2ストライカ64と係合する第2係合部72と、を有している。第2係合部72は、スライドドア6が全開位置以外のときに第2ストライカ64が位置する第1部分72aと、スライドドア6が全開位置のときに第2ストライカ64が位置する第2部分72bと、を有している。第2部分72bは、スライドドア6が全開位置のときに車体2と対向する。この構成により、係合体67では、スライドドア6の全開位置において車体2に設けられた第2ストライカ64との係合を解除できる。これにより、車両用ドア構造1では、スライドドア6が全開位置のときに、スイングドア7の開閉が可能となる。
本実施形態では、車両用ドア構造1は、スイングドア7が開かれたときに、スライドドア6をスイングドア7に対してロックするスライドドアロックユニット50を備えている。スライドドアロックユニット50は、スイングドア7に設けられ、スイングドア7が開かれたときに車体2側に突出する係止部51と、スライドドア6に設けられ、スライドドア6の全開位置において車体2とスイングドア7との間に位置し、係止部51に係止される被係止部52と、を有している。この構成により、スイングドア7が開いたときには、被係止部52が係止部51に係止され、スイングドア7の開く方向への移動が規制される。したがって、スイングドア7が開いているときに、スライドドア6を開く操作がスライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9で行われたとしても、スライドドア6が開かない。その結果、車両用ドア構造1では、スイングドア7が開いているときにスライドドア6が開くことを確実に防止できる。
本発明は、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、スライドドアロックユニット50を備える形態を一例に説明したが、スライドドアロックユニット50は備えられていなくてもよい。この場合、スライドドアロックユニット50に代えて、以下のような機構を備えていてもよい。
図11は、他の実施形態に係る車両用ドア構造のロックユニットを示す図である。図11に示されるように、ロックユニット60Aは、検出部80と、空振り機構(無効機構)82と、を備えている。検出部80は、第2ストライカ64を検出する。具体的には、検出部80は、第2ストライカ64が係合体67の第2係合部72において第2部分72bに位置しているか否かを検出する。検出部80は、例えば、第2ストライカ64が第2部分72bに位置しているときに当接する当接部80aを有している。当接部80aは、第2ストライカ64に向かって付勢されており、図12(a)に示されるように、第2ストライカ64と当接している状態では付勢力に抗する状態が維持されており、図12(b)に示されるように、第2ストライカ64と離間すると付勢力により第2ストライカ64側に突出する。
検出部80は、空振り機構82に接続されている。空振り機構82は、スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9に接続されており、スライドドア6の全開位置において第2ストライカ64が第2部分72bに位置していない(当接部80aが突出した)場合に、スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9の操作を無効にする。空振り機構82は、検出部80において第2ストライカ64が第2部分72bに位置していないことが検出された場合、スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9の操作を無効にする。具体的には、空振り機構82は、検出部80の当接部80aにケーブル等により機械的に接続されており、当接部80aの動作が伝達される。空振り機構82は、当接部80aの動作に応じて、スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9の閉じる操作、すなわち係止バー68の揺動の無効化と有効化とを切り替える。空振り機構82は、既知の機構を用いることができ、ここでの詳細な説明は省略する。
ロックユニット60Aでは、第2ストライカ64が第2部分72bに位置していない、すなわちスイングドア7が開かれているときには、スライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9の操作が空振り機構82により無効になる。そのため、スイングドア7が開いているときに、スライドドア6のロックが解除されることを防止できる。その結果、スイングドア7が開いているときにスライドドア6が開くことを確実に防止できる。なお、検出部80及び空振り機構82は、電気的に制御される形態であってもよい。具体的には、検出部80は、光学式のセンサ等であってもよい。この場合、検出部80は、検出信号を空振り機構82に出力し、空振り機構82は、検出信号を受信したことに応じてスライドドア用アウターハンドル8及びスライドドア用インナーハンドル9の操作を無効にする。
上記実施形態では、ロックユニット60は、第1ストライカ62がスイングドア7の案内体14に設けられ、第2ストライカ64及び係合機構66がスイングドア7の上部及び車体2の上部に配置されている形態を一例に説明した。しかし、ロックユニット60の各部の配設位置はこれに限定されない。例えば、ロックユニット60は、第1ストライカ62が案内体16に設けられ、第2ストライカ64及び係合機構66がスイングドア7の下部及び車体2の下部に配置されていてもよい。
上記実施形態では、係合体67は、スライドドア6の移動に伴う第1ストライカ62の進入及び退出に応じて回転可能に設けられており、第1ストライカ62の進入により回転して第1ストライカ62と係合すると共に第2ストライカ64との係合を解除し、第1ストライカ62の退出により回転して第1ストライカ62との係合を解除すると共に第2ストライカ64と係合する形態を一例に説明した。しかし、係合体は、スライドドア6の全開位置以外の位置においては第2ストライカ64と係合すると共に、スライドドア6の全開位置においては第1ストライカ62と係合し且つ第2ストライカ63との係合を解除する構成であれば、その形態は限定されない。
上記実施形態では、車両用ドア構造1を車体2の一方の側部に適用した形態を一例に説明したが、車両用ドア構造1は、車体2の両側部に適用してもよいし、車体2の後部に適用してもよい。
1…車両用ドア構造、4…後部ドア開口部、4a…前側領域(第1領域)、4b…後側領域(第2領域)、6…スライドドア、7…スイングドア、50…スライドドアロックユニット(ロック部)、51…係止部(突出部)、52…被係止部、60,60A…ロックユニット(ロック機構)、62…第1ストライカ(第1被係止部)、64…第2ストライカ(第2被係止部)、67…係合体、70…第1係合部、72…第2係合部、72a…第1部分、72b…第2部分、82…空振り機構(無効機構)。

Claims (6)

  1. 車体に設けられたドア開口部の第1領域を開閉するスライドドアと、前記ドア開口部の第2領域を前記スライドドアと共に開閉するスイングドアと、を備えた車両用ドア構造であって、
    前記スライドドアの全開位置以外の位置においては、前記スイングドアを前記車体に対してロックし、前記スライドドアの前記全開位置においては、前記スライドドアを前記スイングドアに対してロックし且つ前記スイングドアの前記車体に対するロックを解除するロック機構を備える、車両用ドア構造。
  2. 前記ロック機構は、
    前記スライドドアの前端部に設けられた第1被係止部と、
    前記スイングドアの全閉位置での前端部側において前記車体に設けられた第2被係止部と、
    前記スイングドアに設けられ、前記全開位置以外の位置においては前記第2被係止部と係合すると共に、前記全開位置においては前記第1被係止部と係合し且つ前記第2被係止部との係合を解除する係合体と、を有する、請求項1に記載の車両用ドア構造。
  3. 前記係合体は、前記スライドドアの移動に伴う前記第1被係止部の進入及び退出に応じて回転可能に設けられており、前記第1被係止部の進入により一方向に回転して当該第1被係止部と係合すると共に前記第2被係止部との係合を解除し、前記第1被係止部の退出により前記一方向とは反対の他方向に回転して当該第1被係止部との係合を解除すると共に前記第2被係止部と係合する、請求項2に記載の車両用ドア構造。
  4. 前記係合体は、前記第1被係止部と係合する第1係合部と、前記第2被係止部と係合する第2係合部と、を有し、
    前記第2係合部は、前記スライドドアが前記全開位置以外のときに前記第2被係止部が位置する第1部分と、前記スライドドアが前記全開位置のときに前記第2被係止部が位置する第2部分と、を有し、
    前記第2部分は、前記スライドドアが前記全開位置のときに前記車体と対向する、請求項3に記載の車両用ドア構造。
  5. 前記スイングドアが開かれたときに、前記スライドドアを前記スイングドアに対してロックするロック部を備え、
    前記ロック部は、
    前記スイングドアに設けられ、前記スイングドアが開かれたときに前記車体側に突出する突出部と、
    前記スライドドアに設けられ、前記スライドドアの前記全開位置において前記車体と前記スイングドアとの間に位置し、前記突出部に係止される被係止部と、を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用ドア構造。
  6. 前記スライドドアの前記全開位置において前記第2被係止部が前記第2部分に位置していない場合に、前記スライドドアの開閉を制御するハンドルの操作を無効にする無効機構を備える、請求項4に記載の車両用ドア構造。
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