JP6252260B2 - 衛生用紙の製造方法 - Google Patents

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本発明は、サイズ剤を添加した衛生用紙の製造方法に関する。
トイレットロールなどの水解性の衛生用紙においては、サイズ剤を添加することによって水分の裏抜けを抑制すると共に水分の浸透速度を遅らせ、破れにくくなるように配慮したものが特許文献1などで知られている。通常、このような衛生用紙に用いられるサイズ剤は、抄紙時に紙料にあらかじめ添加されるか、あるいは抄紙直後の薄葉紙の表面に添加される。
特許第4776989号公報
サイズ剤は、周知のように硬化後にその効果が現れるという特性を持っており、一般的には衛生用紙の抄紙後、2,3日経過しないとその効果を発現させることができない。このため、抄紙直後に製造した衛生用紙が1,2日の内に一般ユーザーの手に渡ると、サイズ剤の効果が充分に発現していないことも想定される。
本発明の目的は、サイズ剤を加熱することによって、その硬化が促進されるという特性に着目し、製造側の都合の如何にかかわらず、サイズ剤の効果を確実に発現させた状態の衛生用紙を一般ユーザーに提供し得る衛生用紙の製造方法を提供する。
通常、衛生用紙は、その抄紙時にドライパートのヤンキードライヤーのシリンダーに接する側の面がその反対側の面よりも平滑性が高くなる傾向にある。つまり、ヤンキードライヤーのシリンダーに接する側の面は、その反対側の面よりも効率よく加熱されて高温となり、ここに介在するサイズ剤の効果の発現が短時間で現れる傾向を持つ。すなわち、サイズ剤を加熱すると、サイズ剤の硬化が促進されてサイズ剤の効果を迅速に発現させることができる。通常、サイズ剤の効果は抄紙時から2〜3日経過後に発現するが、加熱した場合には5分程度でその効果を発現させることが可能となる。このため、サイズ剤の硬化が促進されてサイズ剤の効果を迅速に発現させることができる。
上述したサイズ剤としては、抄紙分野にて一般的に用いられるロジンエマルジョン系サイズ剤,アルキルケテンダイマー系サイズ剤,アルケニル無水コハク酸系サイズ剤,スチレン系ポリマーなどを利用することができる。しかしながら、これらのサイズ剤に限定されない。これらのうちの少なくとも1種類を抄紙するための紙料に含まれるパルプ成分に対して0.05〜0.2重量%となるように添加することが好ましい。サイズ剤の添加率が0.05重量%未満の場合、サイズ剤を使用したことによる効果を得られず、衛生用紙の水解性が良すぎて手を濡らしてしまう可能性がある。逆に、原料パルプに対するサイズ剤の添加率が0.2重量%を超えると、衛生用紙の吸水速度が遅すぎて濡れた皮膚を迅速に払拭することが困難になる。
本発明の形態は、サイズ剤が添加された衛生用紙を製造するための方法であって、サイズ剤を添加した第1の紙料をワイヤーパートのワイヤーに供給するステップと、サイズ剤を含まないか、または前記第1の紙料よりもサイズ剤を少ない割合で添加した第2の紙料をワイヤーパートの前記ワイヤーに供給し、この第2の紙料と前記第1の紙料とを積層状態にさせるステップと、前記第1の紙料側がドライパートのヤンキードライヤーのシリンダーに接するように、積層状態の第1および第2の紙料を搬送するステップとを具えたことを特徴とするものである。
第1および第2の紙料にそれぞれ添加するサイズ剤の割合を同じにした場合、ヤンキードライヤーのシリンダーに接しない側の衛生用紙の面に介在するサイズ剤の効果の発現が遅れてしまう。本発明においては、衛生用紙に対するサイズ剤の分散性がやや不均一になる傾向を持つけれども、サイズ剤を使用したことによる効果が短時間で迅速に発現する。従って、第2の紙料にサイズ剤を添加しない方が本発明の効果をより大きく発揮させることができるけれども、第2の紙料にサイズ剤を全く添加しないことに限定するわけではなく、可能な限り最小限に止めるべきであろう。
本発明の形態による衛生用紙の製造方法において、第2の紙料と第1の紙料とを積層状態にさせるステップは、第2の紙料が第1の紙料に対して重力方向上側に位置するように、紙料をワイヤーパートのワイヤーに供給するステップを含むことが好ましい。第1の紙料が広葉樹パルプを含み、第2の紙料が針葉樹パルプを含むことが好ましい。
第2の紙料が風合い調整剤を含むことが好ましい。この場合、風合い調整剤が水溶性柔軟剤または水溶性保湿剤であってよい。水溶性柔軟剤として、具体的には水溶性オルガノポリシロキサンおよびこの水溶性オルガノポリシロキサンの水溶性誘導体のうちの少なくとも1つを採用することができる。また、水溶性保湿剤として、具体的には多価アルコールおよび糖類およびアミノ酸系化合物のうちの少なくとも1つを採用することができる。
本発明の衛生用紙によると、製造時にヤンキードライヤーのシリンダーに接する平滑性が高い方の面に介在するサイズ剤の割合が反対側の面に介在するサイズ剤の割合よりも高く設定されているので、サイズ剤による効果を迅速に発現させることができる。
平滑性が高い方の面側に広葉樹パルプを配すると共に反対側の面に針葉樹パルプを配した場合、針葉樹パルプよりも繊維間の空隙が密となった広葉樹パルプ側にてサイズ剤により均一に分散させることができる。
本発明の衛生用紙の製造方法によると、サイズ剤を添加した第1の紙料側がドライパートのヤンキードライヤーのシリンダーに接するようにしたので、サイズ剤を使用したことによる効果を短時間で迅速に発現させることができる。
第2の紙料が第1の紙料に対して重力方向上側に位置するように、これらの紙料をワイヤーパートのワイヤーに供給する場合、第1の紙料に含まれるサイズ剤の第2の紙料側への拡散を抑えることができる。
第1の紙料が広葉樹パルプを含み、第2の紙料が針葉樹パルプを含む場合、針葉樹パルプの方が広葉樹パルプよりも繊維間の隙間が大きいので、サイズ剤の分散性を向上させることができる。
第2の紙料が風合い調整剤を含む場合、特にこの風合い調整剤が水溶性柔軟剤または水溶性保湿剤である場合、一般的に粘性を有するサイズ剤の添加によって生ずる衛生用紙の風合いの低下を抑制することができる。
本発明による衛生用紙の抄紙設備の一実施形態を模式的に表す概念図である。 図1に示した実施形態におけるワイヤーパートの部分の抽出拡大概念図である。
本発明による衛生用紙を水解性のトイレットロールに応用した実施形態について、図1および図2を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、本発明はこのような実施形態に限らず、サイズ剤が添加されるどのような衛生用紙に対しても適用可能である。
ティシュペーパーの原紙を製造するための抄紙設備を模式的に図1に示し、そのワイヤーパートの部分を抽出拡大して模式的に図2に示す。すなわち、この抄紙設備は、ワイヤーパートPと、プレスパートPと、ドライパートPと、カレンダーパートPと、リールパートPとを具えている。
ワイヤーパートPでは、水分を大量に含むあらかじめ成分が調製された紙料を後述するフォーミングユニット11a,11bに供給し、ティシュペーパーの原型となる二層抄き合わせの紙層Cを形成させる。紙料に含まれる大量の水分がここで脱水され、後述する広葉樹パルプ層A,針葉樹パルプ層Bならびに紙層Cがフォーミングユニット11a,11bの後述するワイヤー12a,12b,13a,13bにて形成され、紙層A〜Cの地合いが整えられる。
プレスパートPでは、ワイヤーパートPにて形成された二層抄き合わせの紙層Cに圧力を掛け、この紙層Cに含まれる水分が搾り取られる。ここでは、紙層Cの表面を平滑にすると同時に紙層Cの主要部を構成するパルプ成分の密度を高め、強固な紙層Cを形成する。
ドライパートPでは、プレスパートPを経て湿った状態にある紙層Cの余分な水分をヤンキードライヤー14によって加熱することにより、強制的に蒸発させ、これによって紙層Cを乾燥させる。ヤンキードライヤー14のシリンダー15に巻き付けられて乾燥した紙層Cは、ドクターブレード16によってシリンダー15の表面から剥離され、カレンダーパートPへと搬出される。
カレンダーパートPでは、ほぼ完成された状態の紙を一対のカレンダーロール17の間を通すことにより、紙Cの表面を平滑に仕上げてその密度および強度を高める。
リールパートPでは、できあがった紙C、つまり一枚のティシュペーパーとなる原紙Cをロール状に巻き取る。この工程を経て得られたティシュペーパーの原紙を別な工程にて個々のログに巻き直して所定の幅寸法に切断することにより、一般にみられるようなティシュペーパーが得られる。
なお、このような抄紙設備の詳細に関しては特開2010−275646号公報などで周知であり、本発明と直接関係のあるワイヤーパートP以外の詳細については説明を省略する。
本実施形態におけるワイヤーパートPの詳細に関しては、例えば特表2003−528990号公報などで周知であるが、以下に簡単に説明する。このワイヤーパートPには、それぞれツインワイヤー式の第1フォーミングユニット11aと、第2フォーミングユニット11bとが配されている。
フォーミングユニット11a,11bは、フォーミングロール18a,18bと、無端の内側ワイヤー12a,12bおよび外側ワイヤー13a,13bと、ヘッドボックス19a,19bと、駆動ロール20a,20bと、複数の案内ロール21a,21bと、テンションロール22a,22bとを具えている。駆動ロール20a,20bに与えられた駆動力は、図示しない動力伝達機構を介してフォーミングロール18a,18b,案内ロール21a,21b,テンションロール22a,22bに伝達される。そして、これらが同期回転することにより、ワイヤー12a〜13bを同速度にて走行させる。ワイヤー12a〜13bは、フォーミングロール18a,18bの外周の一部を取り囲むようにそれぞれ巻き掛けられている。これにより、内側ワイヤー12a,12bと外側ワイヤー13a,13bとで挟まれる広葉樹パルプ層Aおよび針葉樹パルプ層Bの初期脱水および抄造のための湾曲した初期フォーミング領域Z,Zがそれぞれ形成される。第1フォーミングユニット11aの外側ワイヤー13aは、第2フォーミングユニット11bを介してプレスパートPに接続している。
ヘッドボックス19a,19bは、この初期フォーミング領域Z,Zに向けて紙料を噴射する。ヘッドボックス19aには図示しない調成設備にて得られた広葉樹パルプおよびサイズ剤を含む紙料が供給され、ヘッドボックス19bには図示しない調成設備にて得られた針葉樹パルプおよび風合い調整剤を含む紙料が供給される。つまり、サイズ剤は、広葉樹パルプを含む紙料にのみ添加され、従って広葉樹パルプ層となる部分にサイズ剤が含まれることとなる。同様に、風合い調整剤は、針葉樹パルプを含む紙料にのみ添加され、従って針葉樹パルプ層となる部分に風合い調整剤が含まれることとなる。ここで重要なのは、ヘッドボックス19bに供給される針葉樹パルプを含む紙料にはサイズ剤が全く含まれていないか、含まれるとしても可能な限り少なくすることである。このように構成することにより、第1フォーミングユニット11aではサイズ剤を含む広葉樹パルプ層Aが形成され、第2フォーミングユニット11bでは風合い調整剤を含む針葉樹パルプ層Bが形成される。
サイズ剤は、紙が水に濡れたときに紙力の低下を抑えるための薬剤である。水に対してバラバラにほぐれやすいパルプ繊維にサイズ剤が定着することで、水に濡れてもパルプ繊維間の結合を保持してほぐれにくくし、破れにくくするなど、ある程度の強度を高めるような効果が得られる。このサイズ剤として、ロジンエマルジョン系サイズ剤,アルキルケテンダイマー系サイズ剤,アルケニル無水コハク酸系サイズ剤,スチレン系ポリマーなどが一般に用いられる。これは広葉樹パルプに対してほぼ0.05〜0.2重量%の割合で添加され、広葉樹パルプと共に紙料の一部を構成する。
一方、風合い調整剤は紙の風合い、つまり柔軟性を向上させるための薬剤であって、針葉樹パルプに対してほぼ0.1重量%となるような割合で添加され、針葉樹パルプと共に第2の紙料の一部を構成する。この風合い調整剤として、水溶性柔軟剤として、具体的には水溶性オルガノポリシロキサンや、この水溶性オルガノポリシロキサンの水溶性誘導体などの水溶性柔軟剤や、多価アルコールおよび糖類およびアミノ酸系化合物などの水溶性保湿剤を一般に採用することができる。
このワイヤーパートPには、第1真空移送装置23aと、第2真空移送装置23bと、第3真空移送装置24とがさらに組み込まれている。第1真空移送装置23aは、広葉樹パルプ層Aを第1フォーミングユニット11aの内側ワイヤー12aから外側ワイヤー13aへと移すように配されている。第2真空移送装置23bは、針葉樹パルプ層Bを第2フォーミングユニット11bの内側ワイヤー12bから外側ワイヤー13bへと移すように配されている。第3真空移送装置24は、広葉樹パルプ層Aと針葉樹パルプ層Bとの二層を抄き合わせてティシュ原紙層Cを形成するため、針葉樹パルプ層Bを第2フォーミングユニット11bの外側ワイヤー13bから広葉樹パルプ層A上に移載するように配されている。本実施形態の場合、これらの真空移送装置23a,23b,24は、パルプ層A,Bを一方のワイヤー12a,12b,13bから他方のワイヤー13a,13b,13aへと移載する役割を有するだけである。
従って、ワイヤーパートPの第1フォーミングユニット11aのヘッドボックス19aから初期フォーミング領域Zに向けて広葉樹パルプおよびサイズ剤を含む第1の紙料が噴射される。そして、ワイヤー12a,13aの間に広葉樹パルプ層Aとなる部分を形成した後、この広葉樹パルプ層Aが第1真空移送装置23aによって外側ワイヤー13aへと引き寄せる。外側ワイヤー13aへと引き寄せられた広葉樹パルプ層Aは、第2フォーミングユニット11bとの合流部Zへ向けて外側ワイヤー13a上を搬送される。
一方、ワイヤーパートPの第2フォーミングユニット11bのヘッドボックス19bから初期フォーミング領域Zに向けて針葉樹パルプおよび風合い調整剤を含む第2の紙料が噴射され、ワイヤー12b,13bの間に針葉樹パルプ層Bとなる部分が形成される。次いでこの針葉樹パルプ層Bが第2真空移送装置23bによって外側ワイヤー13bに引き寄せられ、第1フォーミングユニット11bの外側ワイヤー13aとの合流部Zに向けて搬送される。
この合流部Zでは、第1フォーミングユニット11aの外側ワイヤー13a上を搬送される広葉樹パルプ層Aに第2フォーミングユニット11bにて形成された針葉樹パルプ層Bが重ね合わされる。すなわち、第2フォーミングユニット11bの外側ワイヤー13bに保持された針葉樹パルプ層Bが真空移送装置24によって第1フォーミングユニット11aの外側ワイヤー13a上に移され、ここで二層抄き合わせ状態となった紙層Cが形成される。この紙層Cは、プレスパートPへ向けて外側ワイヤー13a上を搬送される。
このような構成のため、広葉樹パルプ層Aに含まれるサイズ剤は、針葉樹パルプ層Bへと浸透しにくくなることが理解し得よう。また、針葉樹パルプ層Bに含まれる風合い調整剤が広葉樹パルプ層A側へと比較的浸透しやすくなる。しかしながら、広葉樹パルプ層A自体は、その紙料を構成する広葉樹パルプおよびサイズ剤などで飽和状態となっているため、広葉樹パルプ層A側への風合い調整剤の浸透割合はほとんど無視できる程度となる。従って、得られるティシュペーパーの原紙Cは、針葉樹パルプと広葉樹パルプとの割合が原紙Cの一方の表面Cでは針葉樹パルプがほぼ100%となるのに対し、他方の表面Cでは広葉樹パルプがほぼ100%となる。
本実施形態では、紙層Cを構成するサイズ剤を添加した広葉樹パルプ層A側が先のドライパートPに配されたヤンキードライヤー14のシリンダー15の表面に巻き付けられるため、紙層Cに含まれるサイズ剤の大部分が効率よく加熱される結果、サイズ剤の硬化が急速に促進されてその効果を迅速に発現させることが可能となる。しかも、この広葉樹パルプ層Aの表面C側がシリンダーと15との接触によって平滑化されるため、風合い調整剤の添加によって風合いが改善される針葉樹パルプ層Bの表面C側と相俟って、紙層Cの両面C,C共に肌触りを良好に保つことが可能となる。
上述した実施形態では、2つのヘッドボックス19a,19bから2種類の紙料を別々にワイヤーパートPに供給するようにしたが、1つのヘッドボックスから2種類の紙料を同時に供給することも可能である。このような構造のワイヤーパートの詳細については、特公昭62−38480号公報などで周知である。
なお、本発明はその特許請求の範囲に記載された事項のみから解釈されるべきものであり、上述した実施形態においても、本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が記載した事項以外に可能である。つまり、上述した実施形態におけるすべての事項は、本発明を限定するためのものではなく、本発明とは直接的に関係のないあらゆる構成を含め、その用途や目的などに応じて任意に変更し得るものである。
ワイヤーパート
プレスパート
ドライパート
カレンダーパート
リールパート
11a,11b フォーミングユニット
12a,12b 内側ワイヤー
13a,13b 外側ワイヤー
14 ヤンキードライヤー
15 シリンダー
16 ドクターブレード
17 カレンダーロール
18a,18b フォーミングロール
19a,19b ヘッドボックス
20a,20b 駆動ロール
21a,21b 案内ロール
22a,22b テンションロール
23a 第1真空移送装置
23b 第2真空移送装置
24 第3真空移送装置
A 広葉樹パルプ層
B 針葉樹パルプ層
C 紙層(原紙)
,C 紙層(原紙)の表面
,Z 初期フォーミング領域
合流部

Claims (5)

  1. サイズ剤が添加された衛生用紙を製造するための方法であって、
    サイズ剤を添加した第1の紙料をワイヤーパートのワイヤーに供給するステップと、
    サイズ剤を含まないか、または前記第1の紙料よりもサイズ剤を少ない割合で添加した第2の紙料をワイヤーパートの前記ワイヤーに供給し、この第2の紙料と前記第1の紙料とを積層状態にさせるステップと、
    前記第1の紙料側がドライパートのヤンキードライヤーのシリンダーに接するように、積層状態の第1および第2の紙料を搬送するステップと
    を具えたことを特徴とする衛生用紙の製造方法。
  2. 前記第2の紙料と前記第1の紙料とを積層状態にさせる前記ステップは、前記第2の紙料が前記第1の紙料に対して重力方向上側に位置するように、ワイヤーパートの前記ワイヤーに供給するステップを含むことを特徴とする請求項に記載の衛生用紙の製造方法。
  3. 前記第1の紙料が広葉樹パルプを含み、前記第2の紙料が針葉樹パルプを含むことを特徴とする請求項または請求項に記載の衛生用紙の製造方法。
  4. 前記第2の紙料が風合い調整剤を含むことを特徴とする請求項から請求項の何れかに記載の衛生用紙の製造方法。
  5. 前記風合い調整剤が水溶性柔軟剤または水溶性保湿剤であることを特徴とする請求項に記載の衛生用紙の製造方法。
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