JP6251559B2 - 試料支持装置 - Google Patents

試料支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6251559B2
JP6251559B2 JP2013254300A JP2013254300A JP6251559B2 JP 6251559 B2 JP6251559 B2 JP 6251559B2 JP 2013254300 A JP2013254300 A JP 2013254300A JP 2013254300 A JP2013254300 A JP 2013254300A JP 6251559 B2 JP6251559 B2 JP 6251559B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
height
measurement
sensor
sample support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013254300A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014194521A (ja
Inventor
井上 広
広 井上
小川 力
力 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nuflare Technology Inc
Original Assignee
Nuflare Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nuflare Technology Inc filed Critical Nuflare Technology Inc
Priority to JP2013254300A priority Critical patent/JP6251559B2/ja
Priority to US14/185,333 priority patent/US9207189B2/en
Priority to KR1020140022591A priority patent/KR101582239B1/ko
Publication of JP2014194521A publication Critical patent/JP2014194521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6251559B2 publication Critical patent/JP6251559B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/956Inspecting patterns on the surface of objects
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/01Arrangements or apparatus for facilitating the optical investigation

Landscapes

  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、試料支持装置に関する。
大規模集積回路(Large Scale Integration;LSI)の高集積化および大容量化に伴い、半導体素子に要求される回路寸法は狭小化の一途を辿っている。半導体素子は、回路パターンが形成された原画パターン(マスクまたはレチクルを指す。以下では、マスクと総称する。)を用い、いわゆるステッパまたはスキャナと呼ばれる縮小投影露光装置でウェハ上にパターンを露光転写して回路形成することにより製造される。
多大な製造コストのかかるLSIの製造にとって、歩留まりの向上は欠かせない。一方、最近の代表的なロジックデバイスでは、数十nmの線幅のパターン形成が要求される状況となってきている。ここで、歩留まりを低下させる大きな要因として、マスクのパターン欠陥や、露光転写時におけるプロセス諸条件の変動が挙げられる。半導体ウェハ上に形成されるLSIパターン寸法の微細化に伴い、マスクのパターン欠陥も寸法が微細化している。また、マスクの寸法精度を高めることで、プロセス諸条件の変動を吸収しようとしてきたこともあり、マスク検査においては、極めて小さなパターンの欠陥を検出することが必要になっている。こうしたことから、LSI製造に使用される転写用マスクの寸法を検査する検査装置に対しては、高い分解能による高い検査精度が要求されている。
検査装置は、検査対象であるマスクのパターンの光学像を画像センサで撮像して検査する検査装置が知られている。
このような検査装置において、光源から出射された光は、光学系を介して検査対象であるマスクに照射される。マスクはテーブル上に載置されており、テーブルが移動することによって照射された光がマスク上を走査する。マスクを透過または反射した光は、レンズを介して画像センサ上に結像し、画像センサで撮像された光学画像は、測定データとして比較部へ送られる。比較部では、測定データと参照データとが、適切な検査アルゴリズムにしたがって比較される。そして、これらのデータが一致しない場合には、欠陥ありと判定される(例えば、特許文献1参照)。
マスク上に形成されるパターンの微細化に対応して、パターンの光学画像を撮像するための検査光学系における高倍率化と高NA化が進められている。このため、光学系とマスクとの距離の許容範囲である焦点深度が深くなり、光学系とマスクとの距離が僅かに変化しただけで、フォーカスを合わせることができなくなり、パターン像がぼやけ、欠陥検出処理に支障を来すようになってきた。こうしたことから、光学系とマスクとの距離が常に一定になるようにしてフォーカスが合った状態を維持できるオートフォーカス機構が用いられている。
特許文献2には、検査用光学系の焦点位置をマスクの表面に合わせるオートフォーカス機構が開示されている。それによると、光源からの光がマスクに照射されると、マスクで反射した光は光センサに入射する。次いで、入射した光の電気信号は、デジタル変換された後、高さ測定回路に入力される。高さ測定回路では、入力されたオフセット値と目標とする高さに対する差分信号が出力される。この差分信号は、ZテーブルをZ方向(高さ方向)に駆動するためのZテーブル駆動回路に入力される。すると、Zテーブル駆動回路は、差分信号にしたがってZテーブルを駆動する。これにより、光学系とマスクとの距離を一定にしてフォーカスの合った状態を維持することが可能となる。
特開2008−112178号公報 特開2003−294420号公報
近年、検査対象であるマスクのパターンは微細化しており、パターンの線幅やピッチが、検査装置の光学系で使用する光の波長以下になる場合が多くなっている。パターンの線幅やピッチが、欠陥検出のための光学系の光の波長以下のなると、パターンで回折光が発生して、正しいフォーカス位置を検出できない場合がある。特に、検査対象となるマスクのパターンの線幅が光学的な解像度限界以下になる場合、パターンが解像しないため、パターンに対してフォーカスを合わせることができないことがあった。その結果、試料の検査において、フォーカス精度を保障できない場合があった。
また、試料の予め決められた箇所にフォーカス用のフォーカス測定面を設けてフォーカスを合わせ、それに基づいて、マスクのパターン内の検査位置のフォーカスを合わせる方法がある。しかしながら、検査時においては、試料をX方向やY方向(水平方向)に移動させるときに生じる機械的なZ方向(高さ方向)の位置(Z位置)の変動や、試料の重力によるたわみ、または、温度や気圧変動によるフォーカス変動等の影響がある。そのため、試料にフォーカス用のフォーカス測定面を設けてそれを用いるのみでは、実際の試料の検査において、フォーカス精度を保障できない場合があった。
本発明は、こうした点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、試料の検査位置を高いフォーカス精度で検査できるように、試料の高さ(Z)位置を目標とする位置に高い精度で調整できる試料支持装置を提供することである。
本発明の他の目的および利点は、以下の記載から明らかとなるであろう。
本発明は、高さの基準となるZ基準面上に、XYテーブルと高さ方向に沿って移動するZテーブルを配置し、該Zテーブルで試料を支持して該試料を所定の高さ位置に配置する試料支持装置であって、
Zテーブルの移動を制御する高さ補正部を有し、
Z基準面上に設けられてそのZ基準面からの高さを測定するZセンサを有するとともに、試料の測定位置に対して同一軸上に測定面を設け、Z基準面からの測定面の高さをZセンサにより測定し、その高さ測定値に従い高さ補正部がZテーブルを移動させ、試料を所定の高さ位置に配置するよう構成されたことを特徴とする試料支持装置に関する。
本発明において、試料の測定位置の同一軸上に設けられた測定面は、その試料のその測定位置を挟む第1の測定面と第2の測定面とからなり、
Zセンサは、それぞれZ基準面上に設けられた第1のZセンサと第2のZセンサとからなり、
Z基準面からの第1の測定面の高さを第1のZセンサにより測定し、第2の測定面の高さを第2のZセンサにより測定して、それぞれの高さ測定値に従い高さ補正部がZテーブルを移動させ、試料を所定の高さ位置に配置するよう構成されることが好ましい。
本発明において、Zテーブルは、試料を3点で支持するように構成され、
さらに、測定試料表面の互いに離間する4つ以上の基準位置で光を順次照射して反射された光を受光してその4つ以上の基準位置のそれぞれの高さを順次測定し、試料表面の高さ分布を示すZマップを作成する測定機構を有し、
Zセンサによる高さ測定値と、測定機構によるZマップに従い、高さ補正部がZテーブルを移動させ、試料を所定の高さ位置に配置するよう構成されることが好ましい。
本発明において、高さ補正部は、試料の重力たわみおよびZテーブルの高さ方向の変位を考慮して、Zマップを補正し、試料を所定の高さ位置に配置するよう構成されることが好ましい。
本発明において、測定機構は、光を順次集光するためのレンズとそのレンズを保持する保持機構とを有し、かつ、Zセンサを載置してそのZセンサをZ基準面上の設置するための台座を有し、
高さ補正部は、保持機構の熱膨張の影響によって発生するレンズの焦点位置の変動、および台座の熱膨張によるZセンサの設置位置の変動に従い、Zマップを補正し、試料を所定の高さ位置に配置するよう構成されることが好ましい。
本発明において、高さ補正部は、気圧の変化による空気の屈折率変動の影響によって発生するレンズの焦点位置の変動に従い、Zマップを補正し、試料を所定の高さ位置に配置するよう構成されることが好ましい。
本発明において、Zセンサは、静電容量センサ、電磁誘導センサおよび光学的センサのうちの少なくとも1種であることが好ましい。
本発明によれば、試料の高さ(Z)位置を目標とする位置に高い精度で調整できる試料支持装置を提供することができる。
本発明の実施形態の試料支持装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態の試料支持装置の模式的な上面図である。 試料を模式的に示す斜視図である。 試料のZ(高さ)マップを説明する図である。 試料を3点に支持した場合の重力たわみによる試料面の高さ(Z高さ)変位を模式的に示す図である。 試料を4点支持した場合の重力たわみによる試料面の高さ(Z高さ)変位を模式的に示す図である。 試料に対して第1のZセンサを有する第1の測定面と、第2のZセンサを有する第2の測定面との関係を模式的に説明する図である。 試料と本発明の実施形態の試料支持装置の要部構成とを模式的に説明する断面図である。 Z方向の変位と第1の測定面と第2の測定面とを用いたZ位置の補正を説明する図である。 Zマップを補正せずに用いる試料の高さ(Z)補正の制御方法を説明するブロック図である。 Zマップを補正して用いる試料の高さ(Z)補正の制御方法を説明するブロック図である。
図1は、本発明の実施形態の試料支持装置の構成を示す図である。
図1に示す本発明の実施形態の試料支持装置1は、試料位置を調整する装置であり、光学的に検査対象である試料2の光学像を拡大して検査を行う検査装置(図示されない)に組み込まれての使用が可能である。試料支持装置1は、検査装置が、試料2の検査位置を高いフォーカス精度で検査できるように、試料2の高さ(Z)位置を所望とする位置に高い精度で調整することができる。
図1に示す試料支持装置1は、平坦な台部3を有して構成される。台部3は、その上面が試料支持装置1の高さの基準となるZ基準面4となる。尚、図1において、Z基準面4は、厚みを有する台部3の部分として示されているが、これは便宜的な記載であり、実際には厚みを有しない1つの面となる。
そして、台部3の、試料支持装置1の高さの基準となるZ基準面4上に、Yテーブル5とXテーブル6とがこの順で順次配置され、Xテーブル6の上にZテーブル7が配置される。Zテーブル7は、高さ(Z高さ)方向に沿って上下(垂直)に動くよう構成され、また、Yテーブル5とXテーブル6とにより、水平方向の移動が可能である。
図1に示すように、Zテーブル7は、その上部に試料支持部8を有し、この試料支持部8には支持体9が設けられ、試料2を支持できるように構成されている。
図2は、本発明の実施形態の試料支持装置の模式的な上面図である。
図1および図2に示すように、Zテーブル7の試料支持部8は、中央付近にくり抜き部分となる開口部が設けられた平板状の形状を有する。この開口部は、試料支持部8の長手方向の側辺を切り欠いて形成した切り欠き部分として設けることも可能である。そして、試料支持部8は、その開口部の周囲に3つの支持体9を配置し、この3つの支持体9により、試料2の下方からの3点支持が可能となるように構成されている。
支持体9は、例えば、試料2に触れる頭面が球状のボールポイントを用いて構成される。3つの支持体9のうちの2つは、試料2の四隅のうちの対角でない、隣接する二隅で試料2に接する。3つの支持体9のうちの残る1つは、他の2つが配置されていない二隅の間の領域に配置される。
ここで、試料2は、例えば、板状の形状を備える。そして、試料2は、外周部よりも中央部分が突出したメサ構造を有する構造とすることができる。試料2の検査対象となるパターン(図示されない)は、矩形状のメサ部(ランド部とも称す)の上に形成される。例えば、試料2としては、ナノインプリント技術で用いられるレプリカテンプレート等が挙げられる。本実施形態において、試料2の、パターンの形成されたメサ部は、試料支持装置1の下方側となる、台部3のZ基準面4側を向くように下方に向けて配置される。
尚、本実施形態の試料支持装置1は、試料2について、上述のメサ部を設けずに、検査対象となるパターン(図示されない)が形成された板状形状のものについても適用が可能である。
また、Zテーブル7は、試料2を4点で支持する構成とすることも考えられるが、試料2を4点で支持する場合には、支持体9に対して高精度の高さ調整が必要となる。また、高さ調整が不十分であると、試料2が変形するおそれがある。これに対して、試料支持装置1においては、上述したように、Zテーブル7によって試料2の3点支持が可能とされている。3点支持によれば、試料2の変形を最小限に抑えながら、試料2を支持することができる。
そして、図2に示すように、Zテーブル7は、試料支持部8で支持体9の配置に対応するように、3つのZ駆動機構15を配置して有している。Zテーブル7では、Z駆動機構15により試料支持部8を高さ方向に沿って、上下に移動させることができる。
尚、Zテーブル7の3つのZ駆動機構15は、後述する高さ補正部10の制御による、それぞれ独立した駆動が可能であり、試料支持部8のZ駆動機構15設置部分を上下に動かすことができる。したがって、3つの支持体9に支持される試料2が変形することがないように、試料支持部8、ひいては支持体9それぞれの高さを調整することで、試料2の高さを調整するとともに、試料2のパターン形成面を水平面に一致させるように試料2を傾かせることも可能である。
そして、試料支持装置1は、高さ補正部10を有し、Zテーブル7の動き制御することができる。
また、Z基準面4上には、試料支持装置1における高さ、すなわち、Z基準面4からの高さを測定するためのZセンサ11が設けられている。そして、試料支持装置1では、試料2の検査位置となる測定位置に対して同一軸上に測定面12が設けられている。
試料支持装置1の測定面12は、Zテーブル7に設けられる。より具体的には、Zテーブル7の試料支持部8のZ基準面4と対向する面に第1の測定面12aと第2の測定面12bとからなる2つの測定面12が設けられている。第1の測定面12aと第2の測定面12bとは、試料2の検査位置となる測定位置を挟んで、それらが同一軸上となるように設けられる。尚、図1において、第1の測定面12aおよび第2の測定面12bは、厚みを有する試料支持部8の部分として示されているが、これは便宜的な記載であり、それらはいずれも厚みを有しない面となる。
したがって、Zセンサ11も、第1の測定面12aおよび第2の測定面12bの配置に対応するように、それぞれZ基準面4上に設けられた第1のZセンサ11aと第2のZセンサ11bとを有して構成される。
第1のZセンサ11aおよび第2のZセンサ11bはそれぞれ、高さが既知の台座13a、13b上に載置された状態で、Z基準面4上に設けられる。そして、Z基準面4と第1のZセンサ11aおよび第2のZセンサ11bとの間の距離を測定する。第1のZセンサ11aおよび第2のZセンサ11bと台座13a、13bの高さ寸法(Z高さ方向の寸法)はそれぞれ既知である。したがって、それらの値を用い、また、Z基準面4からの第1の測定面12aの高さを第1のZセンサ11aにより測定することによって、第2の測定面12bの高さを第2のZセンサ11bにより測定することができる。
具体的には、第1のZセンサ11aおよび第2のZセンサ11bから出力された信号は、それらにそれぞれ接続するZ測定部21において、内蔵するI/V変換アンプで電流値から電圧値に変換される。その後、非反転増幅アンプによって適切な電圧レベルに増幅された後、A/D変換部でデジタルデータに変換され、第1の測定面12aおよび第2の測定面12bそれぞれの高さに関する高さデータが作成される。
試料支持装置1において、Zセンサ11、すなわち、第1のZセンサ11aおよび第2のZセンサ11bには、静電容量センサ、電磁誘導センサおよび光学的センサのうちの少なくとも1種を用いることができる。Zセンサ11に、そうしたセンサを用いることで、試料支持装置1は、Z基準面4からの測定面12の高精度の高さ測定を行うことができる。すなわち、試料支持装置1では、Z基準面4からの第1の測定面12aおよび第2の測定面12bの高さを高精度に測定することができる。
図1において、Z測定部21において作成された第1の測定面12aの高さデータおよび第2の測定面12bの高さデータはそれぞれ、Z測定部21に接続する上述の高さ補正部10に送られ、上述したZテーブル7の移動の制御に用いられる。
次に、図1に示す本発明の実施形態の試料支持装置1においては、試料2の下方に、光学系24が配置されている。光学系24は、試料支持装置1を用いて検査装置を構成する場合に、光学的に試料2の検査を行うためのものである。そして、光学系24の一部の構成要素は、試料2の高さの測定用にも用いられる。共通する光学系24を用いることで、試料支持装置1においては、試料2の高さ(Z高さ)位置を、目標とする位置に高い精度で調整可能とするともに、試料支持装置1を組み込んだ検査装置において、試料2の検査位置を高いフォーカス精度で検査できるようにする。
すなわち、光学系24は、第1の光源25が、試料2に対して、欠陥検査用の光を照射する。第1の光源25から出射された光は、レンズ26を透過し、ミラー27によって向きを変えた後、レンズ28a、28bによって試料2の上の検査位置に集光される。尚、試料支持装置1は、レンズ26、28a、28bおよびミラー27を保持する保持機構(図示されない)を有し、それらが所定の位置に設置されるように構成されている。
また、試料2の下方には、ミラー41、レンズ42、TDI(Time Delay and Integration)センサ43、A/D変換回路44、欠陥検出回路45等が配置され、試料2で下方側に反射された光はTDIセンサ43に集光されて結像し、検査装置において検査に用いられる光学画像が生成される。
検査装置において、光学画像は、測定データとして検査装置の比較部へ送られる。比較部では、測定データと参照データとが、適当なアルゴリズムにしたがって比較される。そして、これらのデータが一致しない場合には、検査結果として、欠陥ありと判定される。
また、光学系24において、第2の光源29は、試料2に対して、高さ測定用の光を照射する。第2の光源29から出射された光は、ミラー30によって向きを変えて、試料2の上の検査位置に照射される。次いで、この光は、試料2上で反射した後、ミラー31によって傾き測定部32に入射する。尚、図1では、第2の光源29から出射された光を試料2上に収束させる投光レンズと、試料2上で反射した光を受けて収束させる受光レンズを省略している。
傾き測定部32は、図示されない受光素子を有している。受光素子としては、例えば、位置検出素子(Position Sensitive Detector;PSD)が用いられる。これは、PIN型フォトダイオードと同様の構造であって、光起電力効果により光電流を測定して、受光した光の重心位置計測を実現するものである。
傾き測定部32において、受光素子から出力された信号は、I/V変換アンプで電流値から電圧値に変換される。その後、非反転増幅アンプによって適切な電圧レベルに増幅された後、A/D変換部でデジタルデータに変換され、受光素子で検出した光の位置に応じた試料2の表面の高さデータが作成される。
高さデータの作成方法の具体例を挙げる。
第2の光源29から出射した光は、投光レンズによって試料2の表面上に収束する。収束した光は、試料2の表面で反射して受光レンズに入射した後、傾き測定部32のPSDに収束する。PSDへスポット光が入射すると、入射位置には光エネルギーに比例した電荷が発生し、均一な抵抗値を持つ抵抗層(P層)を通り、PSD上の2端面に設置された電極へと流れる。このときの電流量は、電極までの距離に反比例して分割されたものとなる。一方の端面に設置された電極からの出力電流をIとし、他方の端面に設置された電極からの出力電流をIとすれば、スポット光のPSD中心からの重心位置Xは、式(1)で求めることができる。但し、Lは受光面の長さである。PSDの受光強度を示す全光電流は、IとIの和で得られる。
Figure 0006251559
入射した光の重心位置は、2つの微弱な電流変化量を計測することにより求められる。このため、通常は、I/V変換回路を構成し、PSDからの出力電流変化(I,I)を出力電圧変化(V,V)として個々に変換して、光の重心位置の計測を行う。このとき、受光素子の暗電流、回路上の漏洩電流およびI/V変換アンプのオフセット電流が製作上の誤差として存在するため、これらの電流量の総和が、回路全体のオフセット電圧(V10,V20)として出力電圧に作用する。すなわち、電圧変換後の出力電圧をV、Vとすると、測定される高さZは式(2)で表される。ここで、αは試料高さの測定範囲と、PSD上での光の重心移動範囲とから決定される係数である。
Figure 0006251559
但し、オフセット電圧を考慮すると、実際に測定される高さZ’は、式(3)で表される。式(3)において、V10、V20は、それぞれオフセット電圧である。
Figure 0006251559
傾き測定部32は、Zマップ測定部(図示されない)を有して構成されている。傾き測定部32のZマップ作成部は、この高さデータを基に、試料2の試料面の傾き状態や捩じれやうねり状態を表す高さ分布を示すものとして、Zマップ(Z高さのマップ)を作成する。
図1に示す本発明の実施形態の試料支持装置1において、光学系24の構成要素である第2の光源29、レンズ28b、ミラー30、31、(図示されない)投光レンズと受光レンズ、および、傾き測定部32は、試料2の高さ測定のための測定機構を構成する。
図3は、試料を模式的に示す斜視図である。
試料2は、上述したように、その表面にメサ部2aを有し、これが試料2の検査領域となる。この試料2のメサ部2aの四隅にある4つの矢印は、互いに離間する4つの基準位置を表し、レンズ28bによって第2の光源29からの光が集光され、高さ測定が行われる高さ測定位置となる。また、各矢印の長さの差は、各高さ測定位置における高さデータの差を反映したものとなっている。
ここで、高さ測定位置は、周縁部であれば四隅に限られるものではなく、測定数も4点に限られるものではない。すなわち、高さ測定位置は、周縁部であれば四隅に限られるものではなく、四隅以上とすることが可能であり、それに対応して、測定数も4点以上とすることができる。こうすることで、より複雑な試料2の表面の高さ分布に対して好適に対応することができる。
また、試料2が、メサ部2aを有しない場合であっても、パターンが形成された検査領域周縁の、例えば、四隅を基準位置として、Zマップを作成することができる。
傾き測定部32の有するZマップ作成部では、傾き測定部32で作成された検査領域であるメサ部2aの四隅の高さデータを線形補間して、メサ部2aの傾き状態を示すZマップを作成する。
図4は、試料のZ(高さ)マップを説明する図である。
図4に示される黒丸は、傾き測定部32で測定された高さデータである。一方、図4の白丸は、測定値を基に線形補間によって得られた高さデータである。そして、四隅で測定した高さデータと、線形補間によって得られた高さデータとを結んだ点線がZマップである。
図1において、傾き測定部32のZマップ作成部で作成されたZマップのデータは、傾き測定部32に接続する、上述した高さ補正部10へ送られる。また、高さ補正部10へは、図示されないレーザ干渉計等によって測定されたYテーブル5およびXテーブル6の位置情報も、それぞれ送られる。
高さ補正部10には、図1の傾き測定部32のZマップ作成部からZマップのデータが入力される。Zマップを用いて、高さ補正をすることにより、試料2のメサ部2aのパターン面が水平面に対して一方向に傾いている傾き状態を示す場合や、パターン面が捩れている状態を示す場合であっても、光学系24と試料2との距離が一定になるように調整することができる。
すなわち、Yテーブル5およびXテーブル6のXY位置情報から、Zマップを用いて試料2の検査位置の目標となる高さ(Zマップ目標値)のデータが得られ、高さ補正部10に接続するZ高さ制御部34に送られる。そして、Z高さ制御部34は、高さ補正部10からの高さデータに基づいてZテーブル7の各Z駆動機構15を制御して、試料2の高さを目標となる高さに調整する。
また、上述したように、高さ補正部10へは、図1のZ測定部21において作成された第1の測定面12aの高さデータおよび第2の測定面12bの高さデータがそれぞれ送られる。
このとき、測定面12の高さ、すなわち、第1の測定面12aの高さおよび/または第2の測定面12bの高さが、試料支持装置1において予め定められた値からずれている場合、併せて、高さ補正部10による補正が行われる。すなわち、高さ補正部10によってZマップの補正がなされて、Zマップ目標値が補正される。その結果、Z高さ制御部34は、高さ補正部10からの補正された高さデータに基づいてZテーブル7の各Z駆動機構15を制御して、試料2の高さを調整する。
このようにすることで、試料2の検査時において、試料2をX方向やY方向(水平方向)に移動させたときにZ方向(高さ方向)の位置(Z位置)の変動があっても、試料の高さ(Z高さ)位置を目標とする位置により高い精度で調整することができ、試料2の検査位置を高いフォーカス精度で検査できる。
また、Zマップ目標値の補正については、上述の測定面12の高さ位置に対するもののみではない。
例えば、試料2の重力たわみや、Zテーブル7の試料支持部8の重力たわみ等によるZ方向の変位の影響についても、Zマップ目標値を補正する際に考慮されることが好ましい。
尚、本発明において、Zテーブル7の重力たわみや、測定面12の面精度や、取付時の傾き、試料2をX方向やY方向(水平方向)に移動させたときに機械的な要因で生じる変動等の意図しないZ方向の変動を上述のように「Z方向の変位」または「高さ方向の変位」と称し、試料2のZテーブルによる意図されたZ方向の移動とは区別して用いる。
図5および図6は、重力たわみによる試料面の高さ変位を模式的に説明する図である。
すなわち、図5は、試料を3点に支持した場合の重力たわみによる試料面の高さ(Z高さ)変位を模式的に示す図である。
また、図6は、試料を4点支持した場合の重力たわみによる試料面の高さ(Z高さ)変位を模式的に示す図である。
図5および図6では、Z高さを表す等高線を模式的に示し、支持体9によって支持された試料2がたわむ状況を模式的に示している。図5および図6に示すように、支持体9によって支持された試料2は、中央部付近が下方側(Z基準面4側)に凹むようにたわむことがわかる。
図5および図6に示す、支持体9による試料2の3点支持または4点支持により発生する試料2の重力たわみの影響、すなわち各部の高さの変位は、公知の構造計算によって算出することができる。その場合、4点支持では、4点が均等に支持されることは、試料2のZ高さ方向の形状ばらつきや、支持体9の高さ調整精度のばらつきにより困難な場合がある。したがって、3点支持のほうが、支持体9による均等な支持が実現できて、試料2の重力たわみの影響を評価する上で好適となる。
尚、試料2の個体差により試料2自体の剛性にばらつきがある場合には、たわみ量はそれぞれ異なるものとなるため、その場合には、実際に支持された試料2の中央部分のZ高さを測定し、Zマップ目標値の補正に用いることもできる。
このように、重力たわみの影響を考慮してZマップの目標値を予め補正しておくことで、Z位置の精度をすることができ、試料2の検査位置を高いフォーカス精度で検査できる。することができる。
図7は、試料に対して第1のZセンサを有する第1の測定面と、第2のZセンサを有する第2の測定面との関係を模式的に説明する図である。
図7において、試料2で対物レンズの中心位置、つまり検査している位置(以下、測定位置と記す)の高さ(Z高さ)方向の位置については、上述したように、試料2の四隅(図7中、四隅測定位置として示される。)の高さ測定によるZマップ作成が行われる。そして、図示されないYステージ5およびXステージ6の制御によって決まる測定位置のXY位置から、Zマップを用い、目標となるZ高さ(Zマップ目標値)のデータが得られる。
そして、測定位置を挟んで同一軸上に配置された、第1の測定面12aに取り付けられた第1のZセンサ11aで測定した第1の測定面12aにおける測定位置と対応する位置の高さ(Z1)と、第2の測定面12bに取り付けられた第2のZセンサ11bで測定した第2の測定面12bにおける測定位置と対応する位置の高さ(Z2)とから、試料2の測定位置のZ高さが算出される。具体的には、測定位置のZ高さは、{(Z1+Z2)/2}で表される。このZ高さのデータは、上述したように、試料2の検査時等において、試料2をX方向やY方向(水平方向)に移動させたときに機械的な要因でZ方向(高さ方向)の位置(Z位置)の変動(Z方向の変位)があった場合等において、Zマップ目標値を補正するときに用いられる。
図8は、試料と本発明の実施形態の試料支持装置の要部構成とを模式的に説明する断面図である。
図8は、試料2と、図1に示した本実施形態の試料支持装置1の要部構成を示す。すなわち、図8には、試料2と、支持体9を用いて試料2を支持するZテーブル7の試料支持部8と、試料支持部8に設けられた第1の測定面12aおよび第2の測定面12bと、第1の測定面12aおよび第2の測定面12bの配置に対応するようにそれぞれ設けられた第1のZセンサ11aおよび第2のZセンサ11bとが示されている。そして、図8は、それらの関係を示している。
図9は、Z方向の変位と第1の測定面と第2の測定面とを用いたZ位置の補正を説明する図である。
図9は、図8に示した、試料2と、支持体9、試料支持部8、第1の測定面12a、第2の測定面12b、第1のZセンサ11aおよび第2のZセンサ11bとにおいて、Z方向の変位が生じた場合の状態を示している。
すなわち、試料2をX方向やY方向に移動させたときに、例えば、図8に示した状態から、機械的な要因でZ方向(高さ方向)の位置(Z位置)の変動、すなわち、Z方向の変位があって、例えば、図9に示すように、第2の測定面12bの高さが変化することがある。このようなZ方向の変位があったしても、測定位置を挟んで同一軸上に配置された、第1の測定面12aに取り付けられた第1のZセンサ11aで測定した第1の測定面12aにおける測定位置と対応する位置の高さ(Z1)と、第2の測定面12bに取り付けられた第2のZセンサ11bで測定した第2の測定面12bにおける測定位置と対応する位置の高さ(Z2)とから、試料2の測定位置のZ高さが算出することができる。すなわち、上述したように、{(Z1+Z2)/2}を算出することで、測定位置のZ高さを求めることができる。
このとき、図7に示されるように、図示されないZテーブル7の試料支持部8上の第1の測定面12aおよび第2の測定面12bにもそれぞれ、測定面の面精度や、取付時の傾き、また重力によるたわみの影響により、測定面自体にZ方向の変位が発生することがある。このような測定面12自体のZ方向の変位の影響は、予めパターンが描画されていない基準のプレートを使って、測定面12で必要な検査領域に相当する範囲で測定しておけば、それらを補正値として算出することができる。測定の方法は、例えば、基準のプレートを、従来の光オートフォーカス(AF)を用いて焦点合わせをしながら、測定面12でのZセンサ11の値を複数回測定して基準データを作成すればよい。その際、基準プレートの重力たわみの影響を取り除けば、重力たわみのない仮想的なZ基準面に対して、測定面12で必要な検査領域に相当する範囲の、測定面12のZ位置の補正テーブルを作成することができる。そうすれば、測定面12自体の高さ補正を行うことができる。
したがって、測定面12に対するZ方向の変位の影響を補正値(Z1補正値およびZ2補正値)として、上述の第1の測定面12aの高さZ1と第2の測定面12bの高さZ2をそれぞれ補正し、より高精度の測定位置のZ高さを求めることができる。具体的には、測定位置のZ高さは、〔{(Z1+Z1補正値)+(Z2+Z2補正値)}/2〕で表すことができる。そして、〔{(Z1+Z1補正値)+(Z2+Z2補正値)}/2〕から目標とするZマップ目標値を差し引くことで、Z位置の補正量を算出することができる。尚、実際には、Z測定面12でのZ測定値は、取付位置から決まる一定のZオフセットを持つため、そのZオフセットの値を予め考慮しておくことが必要である。
尚、図7に示したように、重力たわみの影響は、試料2においても発生する。このような試料2への重力たわみの影響は、上述したように、公知の構造計算によって算出される。そして、Zたわみ補正値として、測定位置のZマップ目標値を補正し、より高精度の測定位置のZマップ目標値を求めることができる。その場合、上述した測定面自体の高さ補正と合わされて、補正の量は、「〔{(Z1+Z1補正値)+(Z2+Z2補正値)}/2〕−Zマップ目標値+Zたわみ補正値」で表すことができる。
さらに、検査装置による試料支持装置1を用いた検査において、気圧や温度が変化すると、試料2のメサ部2aの測定位置に照射される光の焦点位置が変わり、試料2の表面の高さデータが変動する。
例えば、気圧が変化すると、空気の屈折率が変化する。これにより、物体の結像面、すなわち、焦点位置が変化してフォーカス変位を生じる。このため、上述の方法によってZマップを作成し、それに従って、試料2の検査位置の高さ設定を行ってフォーカス変位量を一定にしようとしても、気圧の変化でフォーカス変位量が変動してしまう。そこで、気圧の変化量を測定し、その値からフォーカス変位量を求めて、Zマップを補正する必要がある
ここで、気圧変化とフォーカス変位の変化との間には相関性があることがわかっている。したがって、気圧変化を測定することで、フォーカス変位量を予測することができる。そこで、図示されない気圧計を試料支持装置1に設け、気圧計の測定結果を気圧情報として、高さ補正部10で処理し、気圧情報からフォーカス変位量を求める。次いで、このフォーカス変位量を用いて、気圧補正量を求め、測定位置のZマップ目標値を補正し、さらに高い精度の測定位置のZマップ目標値を求めることができる。その場合、上述した他の補正と合わされて、補正の量は、「〔{(Z1+Z1補正値)+(Z2+Z2補正値)}/2〕−Zマップ目標値+Zたわみ補正値+気圧補正量」で表すことができる。
さらに、温度変化については、温度が変化すると、例えば、第2の光源29からの光を試料2の4つの基準位置に集光するレンズ28bの保持機構が熱膨張または熱収縮し、焦点位置が変化してフォーカス変位を生じる。また、Zセンサ11の台座13が熱膨張または熱収縮し、焦点位置が変化してフォーカス変位を生じる。
このため、上述の方法によってZマップを作成し、それに従って、試料2の検査位置の高さ設定を行ってフォーカス変位量を一定にしようとしても、温度の変化でフォーカス変位量が変動してしまう。このとき、温度変化によるレンズ28bの保持機構やZセンサ11の台座13の熱膨張または熱収縮量は、予め構成材料の物性値等から計算し、または、実際に計測して、温度と熱膨張の関係をデータ化しておくことが可能である。
そこで、温度の変化を測定し、予めデータ化されている熱膨張による保持機構や台座13の寸法変化を参照し、フォーカス変位量を求めて、Zマップ目標値を補正することができる。
したがって、温度変化を測定することで、フォーカス変位量を予測することができる。そこで、図示されない温度計を試料支持装置1に設け、温度計での測定結果を温度情報として、高さ補正部10で処理し、温度情報からフォーカス変位量を求める。次いで、このフォーカス変位量を用いて、温度補正量を求め、測定位置のZマップ目標値を補正し、さらに高い精度の測定位置のZマップ目標値を求めることができる。その場合、上述した他の補正と合わされて、補正の量は、「〔{(Z1+Z1補正値)+(Z2+Z2補正値)}/2〕−Zマップ目標値+Zたわみ補正値+気圧補正量+温度補正量」で表すことができる。
以上より、試料支持装置1の高さ補正部10によりZテーブル駆動機構を制御して行われる、試料2の高さ位置の調整についてまとめると図8および図9に示すものとなる。
図10および図11は、試料支持装置の高さ補正部による試料の高さ(Z)補正の制御方法を説明するブロック図である。
すなわち、図10は、Zマップを補正せずに用いる試料の高さ(Z)補正の制御方法を説明するブロック図である。
また、図11は、Zマップを補正して用いる試料の高さ(Z)補正の制御方法を説明するブロック図である。
図10および図11は、試料支持装置1の高さ補正部10の機能を説明するものとなっており、試料支持装置1が試料2を目標とする高さ位置に調整する方法を説明している。
試料2は、図1に示すようにZテーブル7上に載置される。Zテーブル7は、Yテーブル5およびXテーブル6により、水平方向に移動可能である。Yテーブル5およびXテーブル6の移動位置は、図示されないレーザ干渉計等によって測定され、XY情報のデータとして、高さ補正部10に送られる。
図10に示すように、試料支持装置1の高さ補正部10は、Yテーブル5およびXテーブル6のXY位置情報から、Zマップを用いて試料2の検査位置となる測定位置の目標となる高さ(Zマップ目標値)のデータを得る。そして、高さ補正部10は、その高さデータに基づいて、Z高さ制御部34を用いてZテーブル7のZ駆動機構15を制御し、試料2の高さを目標となる高さ(Zマップ目標値)に調整する。
そして、試料2の高さ(Z)位置を目標とする位置により高い精度で調整しようとする場合には、図11に示す、Zマップ目標値の補正と、それに基づく試料2のZ高さの調整が行われるが行われる。
すなわち、その場合にも、図10に示した場合と同様、試料2は、図1に示すようにZテーブル7上に載置される。Zテーブル7は、Yテーブル5およびXテーブル6により、水平方向に移動可能であり、Yテーブル5およびXテーブル6の移動位置は、図示されないレーザ干渉計等によって測定され、XY情報のデータとして、高さ補正部10に送られる。
そして、図11に示すように、試料支持装置1の高さ補正部10は、Yテーブル5およびXテーブル6のXY位置情報から、Zマップを用いて試料2の検査位置となる測定位置の目標となる高さ(Zマップ目標値)のデータを得る。その上で、そのZマップ目標値の補正が行われる。
すなわち、補正の1つとして、図1に示す測定面12を用いた補正が行われる。
まず、高さ補正部10の有する、図示されない演算回路により、測定面12となる、Zテーブル7の第1の測定面12aにおける、測定位置と対応する位置の高さ(Z1)と、第1の測定面12aに対する重力たわみの影響を考慮した補正値(Z1補正値)とが加算される。同様に、Zテーブル7の第2の測定面12bにおける、測定位置と対応する位置の高さ(Z2)と、第2の測定面12bに対する重力たわみの影響を考慮した補正値(Z2補正値)とが加算される。そして、高さ補正部10の図示されない演算回路により、それら第1の測定面12aに関する補正値と第2の測定面12bに関する補正値の平均値(測定面12に関する補正値と言う)が算出され、測定面12を用いた補正の補正量とされる。
そして、別の補正として、上述したように、試料2の重力たわみを考慮したZたわみ補正値が算出される。
さらに別の補正として、上述したように、気圧補正量や温度補正量等が算出される。
これら測定面12を用いた補正の量、Zたわみ補正値、気圧補正量および温度補正量等は、高さ補正部10に有する、図示されない演算回路により加算されて、補正データが算出される。
そして、高さ補正部10では、それが有する演算回路によって、試料2の測定位置のZマップ目標値のデータと、上述の補正データとの間で差分が求められ、補正されたZマップ目標値を得ることができる。
その結果、図11に示すように、高さ補正部10は、その補正されたZマップ目標値に基づいて、Z高さ制御部34を用いてZテーブル7のZ駆動機構15を制御し、試料2の高さを目標となる高さに高精度に調整する。これにより、試料支持装置1を備えた検査装置では、光学系24と試料2とが一定の好ましい距離に保たれた状態で検査を行うことができる。
すなわち、図1に示すように、第1の光源25から照射されて試料2で反射した光は、試料2の下方に配置されたフォトダイオードアレイ(例えば、TDIセンサ43)に光学像として結像する。
そして、フォトダイオードアレイ上に結像したパターンの像は、フォトダイオードアレイによって光電変換され、さらにセンサ回路(図1のA/D回路44)によってA/D(アナログデジタル)変換される。フォトダイオードアレイには、画像センサが配置されている。画像センサとしては、例えば、撮像素子としてのCCDカメラを一列に並べたラインセンサが用いられる。ラインセンサの例としては、TDI(Time Delay Integration)センサ43が挙げられる。検査装置では、例えば、図1のXテーブル6がX軸方向に連続的に移動しながら、TDIセンサ43によって試料2のパターンを撮像する。
試料支持装置1を有する検査装置で得られた光学画像は、それが有する欠陥検出回路45へ送られる。より具体的には、その光学画像は、欠陥検出回路45を構成する比較回路へ送られる。また、試料2の設計パターンデータも、検査装置の有する欠陥検出回路45へ送られる。より具体的には、欠陥検出回路45を構成する展開回路および参照回路により参照画像データに変換されて比較回路に送られる。
比較回路では,センサ回路(A/D回路44)から送られた光学画像と、参照回路で生成した参照画像とが、適切な比較判定アルゴリズムを用いて比較され、誤差が所定の値を超えた場合にその箇所は欠陥と判定される。次いで、欠陥の座標と、欠陥判定の根拠となった光学画像および参照画像とが、検査結果として、検査装置の有する磁気ディスク装置に保存される。こうして、試料支持装置1を有する検査装置は、試料2の検査位置を高いフォーカス精度で検査することができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。
また、上記各実施の形態では、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要としない部分についての記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができることは言うまでもない。その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更し得る全ての検査方法または検査装置は、本発明の範囲に包含される。
以下に、本願出願当初の特許請求の範囲に記載の発明を付記する。
[C1]
高さの基準となるZ基準面上に、XYテーブルと高さ方向に沿って移動するZテーブルを配置し、該Zテーブルで試料を支持して該試料を所定の高さ位置に配置する試料支持装置であって、
前記Zテーブルの移動を制御する高さ補正部を有し、
前記Z基準面上に設けられて該Z基準面からの高さを測定するZセンサを有するとともに、前記試料の測定位置に対して同一軸上に測定面を設け、前記Z基準面からの前記測定面の高さを前記Zセンサにより測定し、その高さ測定値に従い前記高さ補正部が前記Zテーブルを移動させ、前記試料を前記所定の高さ位置に配置するよう構成されたことを特徴とする試料支持装置。
[C2]
前記試料の測定位置の同一軸上に設けられた前記測定面は、該試料の該測定位置を挟む第1の測定面と第2の測定面とからなり、
前記Zセンサは、それぞれ前記Z基準面上に設けられた第1のZセンサと第2のZセンサとからなり、
前記Z基準面からの前記第1の測定面の高さを前記第1のZセンサにより測定し、前記第2の測定面の高さを前記第2のZセンサにより測定して、それぞれの高さ測定値に従い前記高さ補正部が前記Zテーブルを移動させ、前記試料を前記所定の高さ位置に配置するよう構成されたことを特徴とする[C1]に記載の試料支持装置。
[C3]
前記Zテーブルは、前記試料を3点で支持するように構成され、
さらに、測定試料表面の互いに離間する4つ以上の基準位置で光を順次照射して反射された光を受光して該4つ以上の基準位置のそれぞれの高さを順次測定し、前記試料表面の高さ分布を示すZマップを作成する測定機構を有し、
前記Zセンサによる高さ測定値と、前記測定機構による前記Zマップに従い、前記高さ補正部が前記Zテーブルを移動させ、前記試料を前記所定の高さ位置に配置するよう構成されたことを特徴とする[C1]または[C2]に記載の試料支持装置。
[C4]
前記高さ補正部は、前記試料の重力たわみおよび前記Zテーブルの高さ方向の変位を考慮して、前記Zマップを補正し、前記試料を前記所定の高さ位置に配置するよう構成されたことを特徴とする[C1]〜[C3]のいずれか1項に記載の試料支持装置。
[C5]
前記測定機構は、前記光を順次集光するためのレンズと該レンズを保持する保持機構とを有し、かつ、前記Zセンサを載置して該Zセンサを前記Z基準面上の設置するための台座を有し、
前記高さ補正部は、前記保持機構の熱膨張の影響によって発生する前記レンズの焦点位置の変動、および前記台座の熱膨張による前記Zセンサの設置位置の変動に従い、前記Zマップを補正し、前記試料を前記所定の高さ位置に配置するよう構成されたことを特徴とする[C3]または[C4]に記載の試料支持装置。
[C6]
前記高さ補正部は、気圧の変化による空気の屈折率変動の影響によって発生する前記レンズの焦点位置の変動に従い、前記Zマップを補正し、前記試料を前記所定の高さ位置に配置するよう構成されたことを特徴とする[C3]〜[C5]のいずれか1項に記載の試料支持装置。
[C7]
前記Zセンサは、静電容量センサ、電磁誘導センサおよび光学的センサのうちの少なくとも1種であることを特徴とする[C1]〜[C6]のいずれか1項に記載の試料支持装置。
1 試料支持装置
2 試料
2a メサ部
3 台部
4 Z基準面
5 Yテーブル
6 Xテーブル
7 Zテーブル
8 試料支持部
9 支持体
10 高さ補正部
11 Zセンサ
11a 第1のZセンサ
11b 第2のZセンサ
12 測定面
12a 第1の測定面
12b 第2の測定面
13、13a、13b 台座
15 Z駆動機構
21 Z測定部
24 光学系
25 第1の光源
26、28a、28b、42 レンズ
27、30、31、41 ミラー
29 第2の光源
32 傾き測定部
34 Z高さ制御部
43 TDIセンサ
44 A/D変換回路
45 欠陥検出回路

Claims (7)

  1. 検査対象の試料としてパターンを露光転写するためのマスクを支持するための試料支持装置であって、
    高さの基準となるZ基準面上に配置された水平方向への移動のためのXYテーブルと高さ方向に沿っ移動のためのZテーブルと
    XYテーブルとZテーブルで支持され、該試料を所定の高さ位置に配置するために、開口または切欠きと、前記開口または切欠きの周囲に配置され、該試料を前記開口または切欠き上に支持するための支持体とを有する試料支持部と
    前記Zテーブルの移動を制御する高さ補正部
    前記Z基準面上に設けられて該Z基準面からの高さを測定するための測定部と、
    を有
    前記試料支持部には、前記Z基準面と対向する面上に、前記試料の検査位置を挟んで同一軸上にある少なくとも2つの測定面設けられ
    前記Z測定部は、前記Z基準面からの前記少なくとも2つの測定面の高さを測定するために用いられ
    前記高さ補正部は、前記試料を前記所定の高さ位置に配置するために、前記少なくとも2つの測定面の測定された高さに従い前記Zテーブルを移動させることにより、前記試料支持部の前記Z基準面からの高さを調整するよう構成される、
    ことを特徴とする試料支持装置。
  2. 前記試料支持部において前記試料の検査位置を挟んで同一軸上に設けられた前記少なくとも2つの測定面は、該試料の該検査位置を挟む第1の測定面と第2の測定面とからなり、
    前記Z測定部は、それぞれ前記Z基準面上に設けられた第1のZセンサと第2のZセンサを備え、前記Z基準面からの前記第1の測定面の高さを前記第1のZセンサにより測定し、前記第2の測定面の高さを前記第2のZセンサにより測定し
    前記高さ補正部は、それぞれの高さ測定値に従い前記Zテーブルを移動させる、
    よう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の試料支持装置。
  3. 前記試料支持部の前記支持体は、前記試料を少なくとも3点で支持するように構成され、
    さらに、検査対象となる前記試料表面の互いに離間する4つ以上の基準位置で光を順次照射し反射された光を受光して該4つ以上の基準位置のそれぞれの高さを順次測定し、前記試料表面の高さ分布を示すZマップを作成するよう構成される測定機構を有し、
    前記高さ補正部は、前記試料を前記所定の高さ位置に配置するために、前記Z測定部による前記少なくとも2つの測定面の測定された高さと、前記測定機構による前記Zマップに従い、前記Zテーブルを移動させるよう構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の試料支持装置。
  4. 前記高さ補正部は、前記試料を前記所定の高さ位置に配置するために、前記試料の重力たわみおよび前記試料支持部の高さ方向の変位を考慮して、前記Zマップを補正するよう構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の試料支持装置。
  5. 前記測定機構は、前記光を順次集光するためのレンズと該レンズを保持する保持機構とを有し、かつ、前記Zセンサを載置して該Zセンサを前記Z基準面上設置するための台座を有し、
    前記高さ補正部は、前記試料を前記所定の高さ位置に配置するために、前記保持機構の熱膨張の影響によって発生する前記レンズの焦点位置の変動、および前記台座の熱膨張による前記Zセンサの設置位置の変動に従い、前記Zマップを補正するよう構成されたことを特徴とする請求項3に記載の試料支持装置。
  6. 前記高さ補正部は、前記試料を前記所定の高さ位置に配置するために、気圧の変化による空気の屈折率変動の影響によって発生する前記レンズの焦点位置の変動に従い、前記Zマップを補正するよう構成されたことを特徴とする請求項5に記載の試料支持装置。
  7. 前記Z測定部は、静電容量センサ、電磁誘導センサおよび光学的センサのうちの少なくとも1種を備えることを特徴とする請求項1に記載の試料支持装置。
JP2013254300A 2013-02-28 2013-12-09 試料支持装置 Active JP6251559B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013254300A JP6251559B2 (ja) 2013-02-28 2013-12-09 試料支持装置
US14/185,333 US9207189B2 (en) 2013-02-28 2014-02-20 Sample support apparatus
KR1020140022591A KR101582239B1 (ko) 2013-02-28 2014-02-26 시료 지지 장치

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013039637 2013-02-28
JP2013039637 2013-02-28
JP2013254300A JP6251559B2 (ja) 2013-02-28 2013-12-09 試料支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014194521A JP2014194521A (ja) 2014-10-09
JP6251559B2 true JP6251559B2 (ja) 2017-12-20

Family

ID=51387814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013254300A Active JP6251559B2 (ja) 2013-02-28 2013-12-09 試料支持装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9207189B2 (ja)
JP (1) JP6251559B2 (ja)
KR (1) KR101582239B1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6025419B2 (ja) 2012-06-27 2016-11-16 株式会社ニューフレアテクノロジー 検査方法および検査装置
JP6043583B2 (ja) * 2012-10-23 2016-12-14 株式会社ニューフレアテクノロジー 焦点位置検出装置、検査装置、焦点位置検出方法および検査方法
JP6379937B2 (ja) * 2014-09-30 2018-08-29 大日本印刷株式会社 ステージ制御方法、修正テンプレートの製造方法、およびテンプレート観察修正装置
US10005229B2 (en) 2015-08-31 2018-06-26 Xerox Corporation System for using optical sensor focus to identify feature heights on objects being produced in a three-dimensional object printer
US9993977B2 (en) 2015-10-01 2018-06-12 Xerox Corporation System for using an optical sensor array to monitor color fidelity in objects produced by a three-dimensional object printer
US10011078B2 (en) * 2015-10-01 2018-07-03 Xerox Corporation System for using multiple optical sensor arrays to measure features on objects produced in a three-dimensional object printer
US10276455B2 (en) * 2016-07-29 2019-04-30 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. System and method for measurement of semiconductor device fabrication tool implement
JP6732680B2 (ja) * 2017-03-08 2020-07-29 株式会社ニューフレアテクノロジー マップ作成方法、マスク検査方法およびマスク検査装置
CN107917698A (zh) * 2017-11-07 2018-04-17 东华大学 一种基于电容式位移传感器和图像处理的小物件检测***
JP2019113329A (ja) * 2017-12-21 2019-07-11 株式会社ニューフレアテクノロジー 変位計測装置及び電子ビーム検査装置
EP3859424B1 (en) 2018-09-27 2024-05-22 FUJIFILM Corporation Observation system and observation method and observation system control program
JP7198731B2 (ja) * 2019-07-19 2023-01-04 レーザーテック株式会社 撮像装置、及びフォーカス調整方法
WO2021229772A1 (ja) * 2020-05-14 2021-11-18 株式会社島津製作所 質量分析方法及び質量分析装置
JP7489829B2 (ja) 2020-05-21 2024-05-24 キヤノン株式会社 処理装置、計測方法および物品製造方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2815010B2 (ja) * 1997-04-07 1998-10-27 株式会社ニコン 投影光学装置および結像特性調整方法
JP2000114141A (ja) * 1998-10-02 2000-04-21 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法およびそれに用いる半導体製造装置
JP2000243693A (ja) * 1999-02-23 2000-09-08 Nikon Corp ステージ装置及び露光装置
JP2003125411A (ja) 2001-10-15 2003-04-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像符号化装置、画像復号装置並びにその方法及び画像符号化プログラム、画像復号プログラム
JP2003294420A (ja) 2002-03-28 2003-10-15 Toshiba Corp 試料面高さ調整装置とオートフォーカス装置
JP3677263B2 (ja) * 2002-09-30 2005-07-27 株式会社東芝 試料面の高さ位置調整方法
US6842247B1 (en) * 2003-09-25 2005-01-11 Asml Netherlands B.V. Reticle independent reticle stage calibration
JP4927338B2 (ja) 2005-02-21 2012-05-09 住友重機械工業株式会社 ステージ装置及びガントリ型ステージ装置及びステージ装置の制御方法
JP2007248086A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Hitachi High-Technologies Corp 欠陥検査装置
US7800735B2 (en) 2006-04-21 2010-09-21 Kla-Tencor Technologies Corporation Z-stage with dynamically driven stage mirror and chuck assembly
JP5646533B2 (ja) 2006-04-21 2014-12-24 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 動的に駆動されるステージミラー及びチャック組立体を有するzステージを備えた基材支持装置
JP5013941B2 (ja) * 2007-04-19 2012-08-29 キヤノン株式会社 ステージ装置、露光装置、及びデバイス製造方法
CN101755188A (zh) * 2007-07-18 2010-06-23 株式会社尼康 测量方法、载台装置、及曝光装置
JP2008112178A (ja) 2007-11-22 2008-05-15 Advanced Mask Inspection Technology Kk マスク検査装置
JP2012078164A (ja) 2010-09-30 2012-04-19 Nuflare Technology Inc パターン検査装置
JP6025419B2 (ja) * 2012-06-27 2016-11-16 株式会社ニューフレアテクノロジー 検査方法および検査装置
JP6043583B2 (ja) * 2012-10-23 2016-12-14 株式会社ニューフレアテクノロジー 焦点位置検出装置、検査装置、焦点位置検出方法および検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR101582239B1 (ko) 2016-01-04
KR20140108144A (ko) 2014-09-05
US20140240700A1 (en) 2014-08-28
JP2014194521A (ja) 2014-10-09
US9207189B2 (en) 2015-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6251559B2 (ja) 試料支持装置
JP6025419B2 (ja) 検査方法および検査装置
JP5832345B2 (ja) 検査装置および検査方法
JP5793093B2 (ja) 検査装置および検査方法
KR101640914B1 (ko) 초점 위치 조정 방법 및 검사 방법
KR101281454B1 (ko) 측정장치 및 이의 보정방법
WO2018216277A1 (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
US10282635B2 (en) Pattern inspection apparatus
JP6431786B2 (ja) 線幅誤差取得方法、線幅誤差取得装置および検査システム
JP2009071103A (ja) 露光システムおよび半導体装置の製造方法
JP2013034127A (ja) 撮像装置
JP2009010139A (ja) 露光装置及びデバイス製造方法
JP6732680B2 (ja) マップ作成方法、マスク検査方法およびマスク検査装置
JP2019135464A (ja) パターン検査方法およびパターン検査装置
JP4106836B2 (ja) 検査装置
US11822233B2 (en) Image pickup apparatus and focus adjustment method using bending correction to adjust focusing
KR20130022415A (ko) 측정장치 및 이의 보정방법
JP2004146670A (ja) マスクのパターン位置の誤差測定方法及びこれに使用される露光装置
JP5922927B2 (ja) 位置を求める方法、情報処理装置、リソグラフィ装置及び物品の製造方法
JP2023176100A (ja) 撮像装置及びフォーカス調整方法
JP2021128119A (ja) 検査装置及び検査方法
JP2020148615A (ja) 参照画像生成方法およびパターン検査方法
JP2016080374A (ja) 保持装置、検査装置および検査方法
JP2019020274A (ja) パターン検査方法およびパターン検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160712

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160722

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6251559

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250