JP6248209B2 - 鞍乗型車両のフレーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は鞍乗型車両のフレーム構造に関し、特に、ヘッドパイプ後方のメインフレームにプレスフレームを採用した鞍乗型車両のフレーム構造に関する。
従来の鞍乗型車両のフレーム構造において、例えば、特許文献1に開示されているように、メインフレームが左右一対の左右フレームを有し、この左右フレームが板部材を貼り合せて中空フレームとしたプレスフレームにて形成された構造である。
日本国特開2011−162018号公報
特許文献1に記載されたプレスフレームにおいては、左右フレームがヘッドパイプに対して個別に溶接されている。すなわち、左右フレームのヘッドパイプに対する接続部では、平面視においてヘッドパイプを左右から挟むような配置なっており、左右フレーム夫々の前端部の全周がヘッドパイプに溶接固定されている。また、ヘッドパイプ近傍においては、左右フレーム間を繋ぐと共にヘッドパイプにも繋げられた下板部材が溶接され、更に、左右フレーム間を繋ぐクロスパイプが溶接されていることで、接続部分の補強が図られた構造となっている。
このように、特許文献1に記載された構造では、ヘッドパイプとメインフレームとの接続において、左右フレームの夫々全周が溶接され、かつ下板部材を左右フレームに溶接し、更にヘッドパイプにも溶接するなど、溶接する部分が非常に多く、加工工程における作業時間がかかる問題がある。また、この作業時間の増大に伴って、コストが増大するという問題があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車体フレームの加工工程の溶接における作業工程を少なくできコストを抑えることのできる鞍乗型車両のフレーム構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
ヘッドパイプから後方へ左右に離間して延びる左フレームおよび右フレーム有するメインフレームを備え、
前記左フレームが、車両幅方向の外側の左外板部材と車両幅方向の内側の左内板部材との貼り合せにより中空フレームとして構成され、
前記右フレームが、車両幅方向の外側の右外板部材と車両幅方向の内側の右内板部材との貼り合せにより中空フレームとして構成された鞍乗型車両のフレーム構造において、
前記左フレームにおける前記左内板部材と前記左外板部材は、前記ヘッドパイプの近傍で相互に当接され、且つ前記左内板部材の左内板部材前縁並びに前記左外板部材の左外板部材前縁が前記ヘッドパイプに溶接固定されており、
前記右フレームにおける前記右内板部材と前記右外板部材は、前記ヘッドパイプの近傍で相互に当接され、且つ前記右内板部材の右内板部材前縁と前記右外板部材の右外板部材前縁が前記ヘッドパイプに溶接固定されており、
更に、前記ヘッドパイプ近傍において、前記左外板部材が、車幅内側方向に延出された左延出部を備え、前記右外板部材が、車幅内側方向に延出された右延出部を備えると共に、前記左延出部と前記右延出部とがヘッドパイプ後方で溶接固定されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、
前記左延出部と前記右延出部が溶接される接続部は、前記左延出部と前記右延出部が上下に重なった状態で溶接されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の構成に加えて、
前記左内板部材の左内板部材前縁および前記左外板部材の左外板部材前縁は、前記ヘッドパイプとの溶接固定の位置を、略同じ左側固定線上に形成されており、
前記右内板部材の右内板部材前縁および前記右外板部材の右外板部材前縁は、前記ヘッドパイプとの溶接固定の位置を、略同じ右側固定線上に形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の構成に加えて、
前記左内板部材と前記右内板部材は、前記ヘッドパイプに溶接された部位から車両後方に向かって略一定間隔を保って対面する平行対面部を備え、更に、前記左延出部と前記右延出部は、車体内側面において前記平行対面部の上下何れかの一端が当接していることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の構成に加えて、
前記左外板部材の左外板部材前縁および前記右外板部材の右外板部材前縁には、前記ヘッドパイプとの間で隙間部を形成するように車両後方に後退した後退縁部が形成され、
前記左内板部材の前記左内板部材前縁および前記右内板部材の前記右内板部材前縁は、側面視で前記隙間部と重なる位置で前記ヘッドパイプに当接するように配置されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の構成に加えて、
前記メインフレームの上面側には、前記左延出部と前記右延出部が形成されており、
前記メインフレームの下面側には、前記左延出部と前記右延出部に略対面位置に前記左フレームと前記右フレームを繋ぐと共に前記ヘッドパイプにも繋げられたブラケットが設けられていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の構成に加えて、
前記ヘッドパイプと、前記左内板部材と、前記右内板部材と、前記左延出部と、前記右延出部と、前記ブラケットとで囲まれた空間に、電装部品の少なくとも一部が配置されていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6または7に記載の構成に加えて、
前記左延出部の延出部前縁と、前記右延出部の延出部前縁と、前記左外板部材の左外板部材前縁と、前記右外板部材の右外板部材前縁と、前記左内板部材の左内板部材前縁と、前記右内板部材の右内板部材前縁と、前記ブラケットのブラケット前縁とで形成されるメインフレーム前縁部が前記ヘッドパイプに当接していることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の構成に加えて、
前記左外板部材から車幅内側方向に延びる前記左延出部と前記右外板部材から車幅内側方向に延びる前記右延出部は、前記メインフレームの下側に形成されている
ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、左フレームにおける左内板部材と左外板部材は、ヘッドパイプの近傍で当接され、且つ左内板部材前縁と左外板部材前縁がヘッドパイプ後方で溶接固定されており、また、右フレームにおいても右内板部材と右外板部材は、ヘッドパイプの近傍で当接され、且つ右内板部材前縁と右外板部材前縁がヘッドパイプ後方で溶接固定されていることから、左右フレームは、共にフレーム先端部分が閉じられた状態でヘッドパイプと溶接されているので、左右フレームは共にフレーム自体が強度アップされた状態でヘッドパイプに固定され、フレーム強度を高めることができる。
更に、ヘッドパイプ近傍において、左右外板部材が、車幅内側方向に延出されて互いに接する左右延出部を備えると共に、左右延出部同士が溶接固定されていることで、メインフレームの左右フレームを架け渡す補強用の別部材のブリッジ部材を設けなくても強度を保つことができ、同時に部品点数の削減ならびに溶接部分の削減をすることができる。
請求項2の発明によれば、左右延出部同士が溶接される接続部は、左右延出部が上下に重なった状態で溶接固定されているので、接続部の強度を増すことができる。
請求項3の発明によれば、左内板部材前縁および左外板部材前縁は、ヘッドパイプとの溶接固定の位置を、略同じ左側固定線上に形成されており、右内板部材前縁および右外板部材前縁は、ヘッドパイプとの溶接固定の位置を、略同じ右側固定線上に形成されていることにより、左右フレームにおけるヘッドパイプに対する溶接箇所がフレーム厚みを最小限にした二つの直線状に形成されるので、ヘッドパイプとメインフレームの溶接固定部分の周辺のスペースを作ることができる。
請求項4の発明によれば、左内板部材と右内板部材は、ヘッドパイプに溶接された部位から車両後方に向かって略一定間隔を保って対面する平行対面部を備え、更に、左右延出部は、車体内側において平行対面部の上下何れかの一端が当接していることから、左右延出部は、左右内板部材により略等間隔で支えられた構造となるので、メインフレームの強度を上げることができる。
請求項5の発明によれば、左右外板部材前縁とヘッドパイプとの間で隙間部が形成されるように後退縁部が形成されると共に、左右内板部材前縁が、側面視で隙間部と重なる位置でヘッドパイプに当接するように配置されていることで、ヘッドパイプにメインフレームを溶接する際に、隙間部を埋めるように溶接することができる。この結果、左右外板部材と左右内板部材を、ヘッドパイプに対して一度の溶接作業で同時に溶接固定することができる。
請求項6の発明によれば、メインフレームの上面側に、左右延出部が形成されており、メインフレームの下面側に、左右延出部と略対面位置に左右フレームを繋ぐと共にヘッドパイプにも繋げられたブラケットが設けられていることで、ヘッドパイプ近辺の接続強度が強固にすることができる。
請求項7の発明によれば、ヘッドパイプと、左右内板部材と、左右延出部と、ブラケットとによって囲まれた空間が形成され、この空間に雨や衝撃に比較的弱い電装部品の一部を配置することができるので、電装部品の保護機能を高めることができる。
請求項8の発明によれば、左右延出部の延出部前縁と、左右外板部材の外板部材前縁と、左右内板部材の内板部材前縁と、ブラケットのブラケット前縁とで形成されるメインフレーム前縁部がヘッドパイプに当接していることで、メインフレームの前部側を構成する全ての構成部材をヘッドパイプに溶接することができるので、ヘッドパイプとメインフレームとの固定強度を高めることができる。
請求項9の発明によれば、左右外板部材から車幅内側方向に延びる左右延出部は、メインフレームの下側に形成されていることで、メインフレームの左右フレームを架け渡す別部材のブリッジ部材を設けなくても強度を保つことができ、同時に部品点数の削減ならびに溶接部分の削減をすることができる。また、ヘッドパイプ近傍において、左右フレームに挟まれる領域の下側を補強する構造であることから、上側を開放する構造にでき、電装部品等の部品設置がし易い構造にできる。
本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両において車体カバーを取り外した状態の左側面図である。 図1に示す鞍乗型車両におけるメインフレームの要部斜視図である。 図2に示すメインフレームを、前方下方側(矢印V1方向)から見た状態を示す要部斜視図である。 図2におけるA−A線に沿った位置で左フレームを切断した概略断面である。 第1実施形態におけるメインフレームのヘッドパイプへの当接状態を示すための斜視図であって、ヘッドパイプを取り除いた状態で車両前方の斜め上方側から見たメインフレームの前部の斜視図である。 図2に示すメインフレームを、車両後方上側(矢印V2方向)から見た状態を示す要部斜視図である。 図2におけるB−B線に沿った位置でメインフレームを切断した概略断面である。 図2に示すメインフレームにワイヤガイドが装着された状態を示す要部斜視図である。 図8におけるヘッドパイプ近傍のC−C線に沿った位置のメインフレームの横断断面である。 メインフレームのヘッドパイプへの溶着前の当接状態を示し、図6における車両右斜め前方方向(矢印V3方向)から見た要部斜視図である。 図3に示すメインフレームとヘッドパイプとの溶接部分におけるE−E断面を示す要部断面図である。 本発明の第2実施形態における斜視図であって、メインフレームを、前方下方側の方向(第1実施形態における矢印V1と同じ方向)から見た要部斜視図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両である自動二輪車について、図1〜図11を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、操縦者から見た方向に従い記載し、また、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1に示すように、自動二輪車1における骨格部である車体フレーム5は、ヘッドパイプ6から後方へ左右に離間して延びる一対の左右フレーム17,27(図2参照)を有するメインフレーム7と、メインフレーム7の後部から上方に延びて運転者が跨るためのシート37を支持する左右一対のシートレール12と、エンジン40近傍に配置されるピボットプレート14と、シートレール12の後部とピボットプレート14とを繋ぐ左右一対のサポートフレーム13等により構成される。また、左右フレーム17,27は、エンジン40の上側付近において、クロスメンバ7g(図2参照)により連結されている。また、ヘッドパイプ6には、車両前部の各種部品を保持するためのヘッドパイプブラケット6Bが設けられている。
ヘッドパイプ6の後方且つメインフレーム7の上方には、電線11やワイヤ21などを支持するワイヤガイド10が取り付けられている(図8参照)。また、ヘッドパイプ6の後方且つメインフレーム7の下方には、エアクリーナケース50が設けられ、エアクリーナケース50よりも後方で且つメインフレーム7の下方には、エンジン40が設けられている。そして、エンジン40は、シリンダ43がクランクケースから略水平に前方へ延出された構造を有しており、シリンダ43の上部のスロットルボディ45がコネクティングチューブ46を介してエアクリーナケース50に繋げられ、シリンダ43の下部の排気ポートには排気管47を介して後方のマフラー48に繋げられている。
前輪FWの懸架操舵機構は、ヘッドパイプ6に操舵自在に取付けられたフロントフォーク4と、このフロントフォーク4のステアリング軸26の上端に取付けられたバーハンドル3とを有する。
ピボットプレート14には、ピボット支持部51に上下揺動可能に支持されたスイングアーム52が取付けられている。このスイングアーム52の後端側の支持軸に後輪RWが支持されている。そして、スイングアーム52の後端側と、シートレール12のシート37下部近傍との間にリアクッション28が設けられている。なお、後輪RWは、エンジン側のドライブスプロケット(不図示)と後輪RW側に支持されたドリブンスプロケット(不図示)間に掛け回されたドライブチェーン(不図示)により駆動力が伝達される。
本実施形態におけるメインフレーム7およびその周辺構造については、図2以降の拡大図を参照して詳細に説明する。
メインフレーム7は、前述のごとくヘッドパイプ6から後方へ左右に離間して延びる一対の左右フレーム17,27を有するが、この左右フレーム17,27は、図2および図3に示すように、ヘッドパイプ6に対して左右両側の溶接部6W,6W、上側の溶接部77tW(図6参照)および下側の溶接部68Wを介して溶接・固定されている。また、左フレーム17は、その長手方向において上下に溶接部17W,17Wが形成されており、右フレーム27においても、長手方向に上下に溶接部27W,27Wが形成されている。すなわち、左右フレーム17,27は、共に車両幅方向の外側の左右外板部材17b,27bと車両幅方向の内側の左右内板部材17a,27aとの貼り合せにより中空フレームとして構成されている。
中空フレームとしての左フレーム17の断面を図4に示す。なお、右フレーム27については、左フレーム17と左右対称の断面形状(図8参照)であるので詳細については省略する。
図4に示すように、左フレーム17は、車両左右方向の内側に位置して車両内側へ膨出する左内板部材17aと外側に位置して車両外側に膨出する左外板部材17bとを有し、その上下端には、上下方向に延出された接合部18Aが、面接触した状態で上下の溶接部17W,17Wにおいて溶接されている。また、右フレーム27においても、内側の右内板部材27aと外側の右外板部材27bとを、上下の接合部18Aにおいて、溶接部27W,27Wにて溶接された構造となっている。したがって、接合部18Aは、図2および図3に示すように、メインフレーム7全体にわたってメインフレーム長手方向に沿って設けられている。
左フレーム17の接合部18Aにおいては、図4に示すように、左内板部材17aの内壁面17aiと左外板部材17bの内壁面17biとが接触するように合わせられており、接合部18Aが比較的大きく突出して、接合面が大きく且つ簡易な接合形状となっている。更に、接合部18Aにおける左内板部材17aの先端17aeと左外板部材17bの先端17beとは突出高さが異なる段差形状を有するようにして合わされている。この段差形状により、両先端17ae,17beの溶接部17Wにおける溶接ビードの溶着面を大きくする溶着構造を有している。この溶接構造は、右フレーム27においても左フレーム17と左右対称で同様に構成されている。
ここで、メインフレーム7の前部の溶接前の状態を図5および図6に示す。
図5に示すように、左フレーム17において、左内板部材17aと左外板部材17bとは、ヘッドパイプ6の近傍で相互に当接され(図7参照)、さらに、左内板部材17aの左内板部材前縁17af並びに左外板部材17bの左外板部材前縁17bfがヘッドパイプ6に当接されている。また、右フレーム27における右内板部材27aと右外板部材27bにおいても、ヘッドパイプ6の近傍で相互に当接され、且つ右内板部材27aの右内板部材前縁27afと右外板部材27bの右外板部材前縁27bfがヘッドパイプ6に当接されている。
なお、左外板部材前縁17bfには後述する後退縁部17bfgが形成されているので、左外板部材前縁17bfのヘッドパイプ6への実際の当接は、上下端側のみとなる。右外板部材前縁27bfにおいても、後述する後退縁部27bfgが形成されているので、右外板部材前縁27bfのヘッドパイプ6への実際の当接は、上下端側のみとなる(図10参照)。
また、ヘッドパイプ6近傍においては、図5および図6に示すように、左外板部材17bは、車幅内側方向に延出された左延出部17btを備えており、右外板部材27bは、車幅内側方向に延出された右延出部27btを備えている。そして、この左延出部17btの車体内側端部17teと右延出部27btの車体内側端部27teは、接続部19にて当接されている。そして、左延出部17btの延出部前縁17btfおよび右延出部27btの延出部前縁27btfは、ヘッドパイプ6に当接されている。
このように、メインフレーム7の上面側に、左右延出部17bt,27btが形成されている一方、メインフレーム7の下面側には、左右延出部17bt,27btと略対面する位置に左右フレーム17,27を連結すると共にヘッドパイプ6に対してそのブラケット前縁8fを当接するブラケット8が設けられている。このブラケット8は、例えば、エアクリーナケース50(図1参照)を取付けるように構成されている。
本実施形態では、ヘッドパイプ6に対して、メインフレーム7ならびにブラケット8が上述のように当接された状態で、前述のように、メインフレーム7の左右両側の溶接部6W,6W、上側の溶接部77tW(図6参照)および下側の溶接部68Wにて溶接固定されている。
このように、ヘッドパイプ6近傍における左右フレーム17,27は、フレーム先端部分が閉じられた状態でヘッドパイプ6と当接し溶接固定されている。また、ヘッドパイプ6近傍において、左右外板部材17b,27bが、車幅内側方向に延出されて互いに接する左右延出部17bt,27btを備え、この左右延出部17bt,27bt同士が連結されている。この結果、メインフレーム7の左右フレーム17,27を架け渡す補強用のブリッジ部材を設けない構造となっている。
前述の左右延出部17bt,27bt同士の接続部19は、左延出部17btの車体内側端部17teが右延出部27btの車体内側端部27teの下側になるように上下に重なった状態(図5および図6参照)となっている。すなわち、両車体内側端部17te,27teが、上下に重なった状態で溶接部19Wにて溶接固定されている。このように、溶接部19Wにおいて、両車体内側端部17te,27teの重なり合い構造で溶接されていることで、強固な接続となっている。
また、図5および図6に示すように、左内板部材17aの左内板部材前縁17afおよび左外板部材17bの左外板部材前縁17bfのヘッドパイプ6との当接位置は、略同じ左側固定線LL上の位置に形成されている。また、右内板部材27aの右内板部材前縁27afおよび右外板部材27bの右外板部材前縁27bfのヘッドパイプ6との当接位置においても、略同じ右側固定線RL上に形成されている。このように、左右フレーム17,27のヘッドパイプ6との当接位置が、平行な左右両側固定線LL,RL上に形成されており、フレーム厚みが最小限に構成されている。
本実施形態においては、図5に示すように、左右延出部17bt,27btの延出部前縁17btf,27btfと、左右外板部材17b,27bの左右外板部材前縁17bf,27bfと、左右内板部材17a,27aの左右内板部材前縁17af,27afと、ブラケット8のブラケット前縁8fとで構成されるメインフレーム前縁部7fは、その全てがヘッドパイプ6に当接して、ヘッドパイプ6と直接連結される。
本実施形態において、メインフレーム7をヘッドパイプ6に溶接するときは、例えば、左フレーム17の内外板部材17a,17bには、位置決め孔17ah,17bhが設けられており、また、右フレーム27の内外板部材27a,27bには、位置決め孔27ah,27bhが設けられており、この位置決め孔17ah,17bh,27ah,27bhを利用して正確かつ確実な溶接位置を保証することができる。
また、図7に示すように、ブラケット8には、左右一対の位置決め孔8h,8hが設けられており、この位置決め孔8h,8hに対応するように、内外板部材17a,17bには、円弧切欠き81ah,81bhが、内外板部材27a,27bには、円弧切欠き82ah,82bhが設けられている。したがって、これらの位置決め孔8h,8hおよび円弧切欠き81ah,81bh,82ah,82bhを利用して正確な位置決めができる。
また、図7に示すように、左内板部材17aと右内板部材27aは、ヘッドパイプ6に溶接された部位から車両後方に向かって略一定間隔を保って対面する左右平行対面部17ap,27apを備えている。また、図9に示すように、左延出部17btと右延出部27btは、車体内側面において、左延出部17btに対しては左側の平行対面部17apの上側端17cbが当接され、右延出部27btに対しては右側の平行対面部27apの上側端27cbが当接されている。そして、左延出部17btとは、上側端17cbに形成される溶接部17cbWを介して固定され、右延出部27btと平行対面部27apは、上側端27cbに形成される溶接部27cbWを介して固定される。したがって、左右延出部17bt,27btは、左右平行対面部17ap,27apにより略等間隔で支えられた構造となっている。
図8に示すように、本実施形態におけるメインフレーム7には、例えば、電線11やワイヤ21等を適宜保持できるワイヤガイド10が取り付けられる。このワイヤガイド10は、メインフレーム7の左右フレーム17,27のフレーム上面7uに被せる共にヘッドパイプ6に接するように装着されている。なお、ワイヤガイド10は、例えば、左右フレーム17,27に設けられた複数の取付け部17k,27kを介して適宜固定されている。
また、ワイヤガイド10には、図8および図9に示すように、例えば、電線11の分岐接続可能なカプラ15やエンジン制御等を行う制御装置等の電装部品20を保持するカプラ保持部10gや制御装置保持部10iが設けられている。特に、雨や衝撃に比較的弱い制御装置のごとき電装部品20は、その一部を、ヘッドパイプ6と、左右内板部材17a,27aと、左右延出部17bt,27btと、ブラケット8とで囲まれた空間SPに位置するように配置されている。
また、本実施形態においては、図5および図10に示すように、左右外板部材17b,27bの左右外板部材前縁17bf,27bfに、ヘッドパイプ6との間で隙間部17s,27sを形成するように車両後方に後退した後退縁部17bfg,27bfgが形成されている。すなわち、左右内板部材17a,27aの左右内板部材前縁17af,27afは、側面視で隙間部17s,27sと重なる位置でヘッドパイプ6に当接するように配置されている。したがって、ヘッドパイプ6にメインフレーム7を溶接するとき、側面方向から見て、隙間部17s,27sの内側に、左右内板部材17a,27aの左右内板部材前縁17af,27afが見える状態となっている。この状態において、側面側から隙間部17s,27sを埋めるように溶接処理をすると、図11に示すように、隙間部17s(27s)が溶接部6Wの溶接ビードによって埋められる。この結果、左内板部材前縁17af(右内板部材前縁27af)、左外板部材前縁17bf(右外板部材前縁27bf)およびヘッドパイプ6の三つの部材が同時に溶接される。
このように本実施形態においては、左フレーム17における左内板部材17aと左外板部材17bは、ヘッドパイプ6の近傍で当接され、且つ左内板部材17aの左内板部材前縁17afと左外板部材17bの左外板部材前縁17bfがヘッドパイプ6に溶接固定されており、また、右フレーム27においても右内板部材27aと右外板部材27bは、ヘッドパイプ6の近傍で当接され、且つ右内板部材27aの右内板部材前縁27afと右外板部材27bの右外板部材前縁27bfがヘッドパイプ6に溶接固定されていることから、左右フレーム17,27は、共にフレーム先端部分が閉じられた状態でヘッドパイプ6と溶接されているので、左右フレーム17,27は共にフレーム自体が強度アップされた状態でヘッドパイプ6に固定され、フレーム強度を高めることができる。
更に、ヘッドパイプ6近傍において、左右外板部材17b,27bが、車幅内側方向に延出されて互いに接する左右延出部17bt,27bt備えると共に、左右延出部17bt,27bt同士が溶接固定されていることで、メインフレーム7の左右フレーム17,27を架け渡す別部材のブリッジ部材を設けなくても強度を保つことができ、同時に部品点数の削減ならびに溶接部分の削減をすることができる。
また、本実施形態においては、左右延出部17bt,27bt士が溶接される接続部19は、左右延出部17bt,27btの車体内側端部17te,27teが上下に重なった状態で溶接固定されているので、接続部19の強度を増すことができる。
また、本実施形態においては、左内板部材17aの左内板部材前縁17afおよび左外板部材17bの左外板部材前縁17bfは、ヘッドパイプ6との溶接固定の位置を、略同じ左側固定線LL上に形成されており、右内板部材27aの右内板部材前縁27afおよび右外板部材27bの右外板部材前縁27bfは、ヘッドパイプ6との溶接固定の位置を、略同じ右側固定線RL上に形成されていることにより、左右フレーム17,27におけるヘッドパイプ6に対する溶接箇所がフレーム厚みを最小限にした二つの直線状に形成されるので、ヘッドパイプ6とメインフレーム7の溶接固定部分の周辺のスペースを作ることができる。
また、本実施形態においては、左内板部材17aと右内板部材27aは、ヘッドパイプ6に溶接された部位から車両後方に向かって略一定間隔を保って対面する左右平行対面部17ap,27apを備え、更に、左右延出部17bt,27btは、その上側端17cb,27cbにおいて左右平行対面部17ap,27apの上下何れかの一端が当接し溶接されていることから、左右延出部17bt,27btは、左内板部材17aと右内板部材27aとにより略等間隔で支えられた構造となるので、メインフレーム7の強度を上げることができる。
また、本実施形態においては、左右外板部材17b,27bの左右外板部材前縁17bf,27bfとヘッドパイプ6との間で隙間部17s,27sが形成されるように後退縁部17bfg,27bfgが形成されると共に、左右内板部材17a,27aの左右内板部材前縁17af,27afが、側面視で隙間部17s,27sと重なる位置でヘッドパイプ6に当接するように配置されていることで、ヘッドパイプ6にメインフレーム7を溶接する際に、隙間部17s,27sを埋めるように溶接することができるので、左右外板部材17b,27bと左右内板部材17a,27aを、ヘッドパイプ6に対して一度の溶接作業で同時に溶接固定することができる。
また、本実施形態においては、メインフレーム7の上面側に、左右延出部17bt,27btが形成されており、メインフレーム7の下面側に、左右延出部17bt,27btと略対面位置に左右フレーム17,27を繋ぐと共にヘッドパイプ6にも繋げられたブラケット8が設けられていることで、ヘッドパイプ6近辺の接続強度が強固にすることができる。
また、本実施形態においては、ヘッドパイプ6と、左右内板部材17a,27aと、左右延出部17bt,27btと、ブラケット8とで囲まれて強固に構成された空間SPを形成し、この空間SPに雨や衝撃に比較的弱に電装部品20を配置することができるので、電装品の保護機能を高めることができる。
また、本実施形態においては、左右延出部17bt,27btの延出部前縁17btf,27btfと、左右外板部材17b,27bの左右外板部材前縁17bf,27bfと、ブラケット8のブラケット前縁8fとで形成されるメインフレーム前縁部7fがヘッドパイプ6に当接していることで、メインフレーム7の前部側を構成する全ての構成部材をヘッドパイプ6に溶接することができるので、ヘッドパイプ6とメインフレーム7との固定高度を高めることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態におけるメインフレームついて、図12を参照して説明する。なお、図12は、メインフレームを、前方下方側(第1実施形態における矢印V1と同じ方向)から見た状態を示す要部斜視図である。また、図12に示す構成以外は、第1実施形態と同じ構成であるので、同符号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、図12に示すように、左外板部材17bから車幅内側方向に延びる左延出部17buと、右外板部材27bから車幅内側方向に延びる右延出部27buが、左右フレーム17,27の下側に形成されている。この両左右延出部17bu,27buは、第1実施形態における車体内側端部17te,27te(図6参照)と同様の車体内側端部が、上下に重なり合って接続部29を形成している。そして、この接続部29の外側に溶接部29Wが形成されて連結されている。また、左右延出部17bu,27buの左右延出部前縁17buf,27bufは、ヘッドパイプ6と溶接部77uWにて連結されている。
また、本実施形態においては、左右外板部材17b,27bから車幅内側方向に延びる左右延出部17bu,27buは、左右フレーム17,27の下側に形成されていることで、第1実施形態同様に、メインフレーム7の左右フレーム17,27を架け渡す別部材のブリッジ部材を設けなくても強度を保つことができ、同時に部品点数の削減ならびに溶接部分の削減をすることができる。
また、本実施形態においては、ヘッドパイプ6近傍において、左右フレーム17,27に挟まれる領域の下側を補強する構造であることから、上側を開放する構造にでき、例えば、制御装置などの電装部品20の設置がし易い構造となっている。
以上、本発明の第1および第2実施形態について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、適宜変更できる。例えば、第1各実施形態においては、左右フレーム17,27の上部側に左右延出部17bt,27btが設けられ、第2実施形態においては、左右フレーム17,27の下部側に左右延出部17bu,27buが設けられたが、この左右延出部を、上下両側に設ける構造であってもよい。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
6 ヘッドパイプ
7 メインフレーム
7f メインフレーム前縁部
8 ブラケット
8f ブラケット前縁
10 ワイヤガイド
17 左フレーム
17a 左内板部材
17af 左内板部材前縁
17ap,27ap 平行対面部
17b 左外板部材
17bf 左外板部材前縁
17bfg,27bfg 後退縁部
17btf,27btf 延出部前縁
17bu,27bu 左右延出部
17cb,27cb 上側端
17s,27s 隙間部
19 接続部
20 電装部品
27 右フレーム
27a 右内板部材
27b 右外板部材
27bt 右延出部
LL 左側固定線
RL 右側固定線
SP 空間

Claims (9)

  1. ヘッドパイプ(6)から後方へ左右に離間して延びる左フレーム(17)および右フレーム(27)有するメインフレーム(7)を備え、
    前記左フレーム(17)が、車両幅方向の外側の左外板部材(17b)と車両幅方向の内側の左内板部材(17a)との貼り合せにより中空フレームとして構成され、
    前記右フレーム(27)が、車両幅方向の外側の右外板部材(27b)と車両幅方向の内側の右内板部材(27a)との貼り合せにより中空フレームとして構成された鞍乗型車両(1)のフレーム構造において、
    前記左フレーム(17)における前記左内板部材(17a)と前記左外板部材(17b)は、前記ヘッドパイプ(6)の近傍で相互に当接され、且つ前記左内板部材(17a)の左内板部材前縁(17af)並びに前記左外板部材(17b)の左外板部材前縁(17bf)が前記ヘッドパイプ(6)に溶接固定されており、
    前記右フレーム(27)における前記右内板部材(27a)と前記右外板部材(27b)は、前記ヘッドパイプ(6)の近傍で相互に当接され、且つ前記右内板部材(27a)の右内板部材前縁(27af)と前記右外板部材(27b)の右外板部材前縁(27bf)が前記ヘッドパイプ(6)に溶接固定されており、
    更に、前記ヘッドパイプ(6)近傍において、前記左外板部材(17b)が、車幅内側方向に延出された左延出部(17bt)を備え、前記右外板部材(27b)が、車幅内側方向に延出された右延出部(27bt)を備えると共に、前記左延出部(17bt)と前記右延出部(27bt)とがヘッドパイプ後方で溶接固定されている
    ことを特徴とする鞍乗型車両(1)のフレーム構造。
  2. 前記左延出部(17bt)と前記右延出部(27bt)が溶接される接続部(19)は、前記左延出部(17bt)と前記右延出部(27bt)が上下に重なった状態で溶接されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両(1)のフレーム構造。
  3. 前記左内板部材(17a)の左内板部材前縁(17af)および前記左外板部材(17b)の左外板部材前縁(17bf)は、前記ヘッドパイプ(6)との溶接固定の位置を、略同じ左側固定線(LL)上に形成されており、
    前記右内板部材(27a)の右内板部材前縁(27af)および前記右外板部材(27b)の右外板部材前縁(27bf)は、前記ヘッドパイプ(6)との溶接固定の位置を、略同じ右側固定線(RL)上に形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両(1)のフレーム構造。
  4. 前記左内板部材(17a)と前記右内板部材(27a)は、前記ヘッドパイプ(6)に溶接された部位から車両後方に向かって略一定間隔を保って対面する平行対面部(17ap,27ap)を備え、更に、前記左延出部(17bt)と前記右延出部(27bt)は、車体内側面において前記平行対面部(17ap,27ap)の上下何れかの一端が当接している
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(1)のフレーム構造。
  5. 前記左外板部材(17b)の左外板部材前縁(17bf)および前記右外板部材(27b)の右外板部材前縁(27bf)には、前記ヘッドパイプ(6)との間で隙間部(17s,27s)を形成するように車両後方に後退した後退縁部(17bfg,27bfg)が形成され、
    前記左内板部材前縁(17af)および前記右内板部材前縁(27af)は、側面視で前記隙間部(17s,27s)と重なる位置で前記ヘッドパイプ(6)に当接するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(1)のフレーム構造。
  6. 前記メインフレーム(7)の上面側には、前記左延出部(17bt)と前記右延出部(27bt)が形成されており、
    前記メインフレーム(7)の下面側には、前記左延出部(17bt)と前記右延出部(27bt)に略対面位置に前記左フレーム(17)と前記右フレーム(27)を繋ぐと共に前記ヘッドパイプ(6)にも繋げられたブラケット(8)が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(1)のフレーム構造。
  7. 前記ヘッドパイプ(6)と、前記左内板部材(17a)と、前記右内板部材(27a)と、前記左延出部(17bt)と、前記右延出部(27bt)と、前記ブラケット(8)とで囲まれた空間(SP)に、電装部品(20)の少なくとも一部が配置されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両(1)のフレーム構造。
  8. 前記左延出部(17bt)の延出部前縁(17btf)と、前記右延出部(27bt)の延出部前縁(27btf)と、前記左外板部材(17b)の左外板部材前縁(17bf)と、前記右外板部材(27b)の右外板部材前縁(27bf)と、前記左内板部材(17a)の左内板部材前縁(17af)と、前記右内板部材(27a)の右内板部材前縁(27af)と、前記ブラケット(8)のブラケット前縁(8f)とで形成されるメインフレーム前縁部(7f)が前記ヘッドパイプ(6)に当接している
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の鞍乗型車両(1)のフレーム構造。
  9. 前記左外板部材(17b)から車幅内側方向に延びる前記左延出部(17bt)と前記右外板部材(27b)から車幅内側方向に延びる前記右延出部(27bt)は、前記メインフレーム(7)の下側に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(1)のフレーム構造。
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